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JP2598983B2 - 計量包装値付装置 - Google Patents

計量包装値付装置

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Publication number
JP2598983B2
JP2598983B2 JP63272527A JP27252788A JP2598983B2 JP 2598983 B2 JP2598983 B2 JP 2598983B2 JP 63272527 A JP63272527 A JP 63272527A JP 27252788 A JP27252788 A JP 27252788A JP 2598983 B2 JP2598983 B2 JP 2598983B2
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JP
Japan
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packaging
tray
film
size
product
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JP63272527A
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JPH02127213A (ja
Inventor
和彦 竹村
Original Assignee
株式会社 イシダ
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Publication date
Application filed by 株式会社 イシダ filed Critical 株式会社 イシダ
Priority to JP63272527A priority Critical patent/JP2598983B2/ja
Publication of JPH02127213A publication Critical patent/JPH02127213A/ja
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  • Basic Packing Technique (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、所定位置で水平に張設されたフィルムに
対し、その下側からトレーを押し上げてフィルムの前後
左右をトレーの裏面に折り込むようにした包装装置に計
量値付装置を組み込んで、包装動作と計量値付動作とを
連動させるようにした計量包装値付装置に関する。
〔従来の技術〕 ストレッチ包装機では、使用するトレーサイズや商品
の盛り付け具合等に応じて、例えば、フィルムのカット
長さとか、フィルムの張り強さ等の包装条件を適宜に調
整しなければならないが、これらの調整をトレーサイズ
が変わる度に行わねばならないとすると、その設定操作
が極めて煩わしくなり、また各トレーに応じた最適な包
装条件を作業者が記憶しておくことにも限界がある。
そこで、こうした難点を解消するため、これらの包装
条件を商品毎に記憶しておき、商品が指定されれば、そ
れに対応する包装条件をメモリから呼び出して、それで
包装機を制御するようにした装置が、特開昭61−287508
号で開示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、この従来装置においては、商品毎に複数の包
装条件を登録しなければならないので、登録すべき商品
が、例えば250アイテムあり、その各々に付いて複数の
包装条件を調整しながら登録する場合を想定すると、各
々の商品について4〜5回の試し包装が必要であるの
で、最適な包装条件が設定できるまでに、1000回、2000
回或いはそれ以上の操作が要求され、大変な時間と経費
が掛かると云う問題があった。
また、一つの商品については、一組の包装条件しか登
録できないので、使用トレーを変更する場合には、適合
する包装条件を改めて設定し直さなければならないとい
う問題もあった。
この発明は、こうした技術的課題に対し、包装サイズ
(いわゆるトレーサイズ)を指定することで、全ての商
品についての包装条件を設定することができ、また登録
後に包装条件の一時変更の必要性が生じても、登録内容
を変更せずに設定された包装条件をワンタッチで変更す
ることのできる計量包装値付装置を提供せんとするもの
である。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的達成のため、この発明では、商品の収納され
たトレーを計量する計量器と、トレーをフイルムで包装
する包装装置と、包装されたトレーの上面に張り付けら
れるラベルに品名・単価・重量・価格等の商品情報を印
字するラベルプリンタとを備えた計量包装値付装置にお
いて、包装サイズ別に包装条件を記憶する包装条件記憶
手段と、上記商品情報を包装サイズと共に商品別に記憶
する商品情報記憶手段とが設けられ、これら記憶手段
に、包装サイズによって規定される包装条件と商品情報
とを、包装サイズデータにより関連付けた上でそれぞれ
独立して記憶させるとともに、商品を指定する商品指定
手段と、該商品指定手段によって指定された商品の包装
サイズを上記商品情報記憶手段から読み出し、これに基
づいて当該する包装条件を上記包装条件記憶手段から読
み出す第1の読出手段と、使用トレイの包装サイズを指
定するサイズ指定手段と、該サイズ指定手段によって指
定された包装サイズの包装条件を上記包装条件記憶手段
から読み出す第2の読出手段と、これら第1または第2
の読出手段により読み出された包装条件に基づいて包装
動作を制御する制御手段とから構成される。
第1図は、従来の包装装置の説明図で、符号1はスト
レッチ包装機、2は包装条件記憶手段、3はサイズ指定
手段、4は読出手段、5は制御手段を示している。
包装条件記憶手段2は、書込み読み出しのできるRAM
で構成され、そこに包装条件として、例えば包装機内に
おけるトレーの停止位置に関する情報、フイルムの前後
左右の張り強さを加減する情報、トレーの深さサイズに
応じたフィルムの繰り出し量に関する情報、トレーサイ
ズに適合するフィルムサイズの情報、さらにはトレーの
風袋重量等が、包装サイズを指定するトレー番号別に記
憶される。
サイズ指定手段3は、トレー番号が置数できる数値キ
ーと、その置数値をトレー番号として認識させるファン
クションキーとで構成され、トレー番号が設定される
と、その信号が読出手段4に入力される。
読出手段4は、マイクロコンピュータで構成され、入
力されたトレー番号に基づいて該当する包装条件を上記
記憶手段2から読み出し、これを制御手段5に出力する
ように構成される。
制御手段5は、マイクロコンピュータで構成されると
ともに、包装機1を構成する各装置20〜90と接続され
て、入力された包装条件に基づいて各装置20〜90の動作
を制御するように構成される。例えば、トレーの停止位
置情報に基づいてトレー停止装置30を制御し、これによ
り各種サイズのトレーを張設させたフィルムのほぼ中央
直下で停止させる。またフィルムの前後左右の張り強さ
を加減する情報に基づいてフィルム挟み装置60のフィル
ム開放タイミングを制御し、これにより皺のない包装を
完成させる。またトレーの深さサイズに応じてフィルム
伸展装置50を制御し、これによりトレーの深さサイズに
応じたフィルム量を事前に繰り出して、包装時にフィル
ムとトレーとの無理な擦れ合いを防止される。さらに
は、トレーサイズに適合するフィルムサイズの情報に基
づいて、装着されているフィルムが適合するサイズのも
のであるか否かを判別し、不適合である場合には、これ
を報知してフィルム交換を喚起させる。
また、上記制御手段5には、設定された包装条件を一
時的に変更させる一時変更手段6が接続され、この操作
によって制御手段5に設定された包装条件が変更できる
ようにされる。
第2図は、この発明にかかる計量包装値付装置の説明
図で、第1図と同一符号のものは、同一のものを示して
おり、また符号4′は第1の読出手段(符号4は第2の
読出手段)を、5′は制御手段を、7は商品情報記憶手
段を、8は商品指定手段を、9は計量器を、10はラベル
プリンタをそれぞれ示している。
商品情報記憶手段7は、前述の包装条件記憶手段2と
同様にRAMで構成され、そこに商品情報として、例えば
品名、単価、有効期間、広告文等が呼出コード別に記憶
され、また包装サイズ情報として、包装サイズを指定す
るトレー番号やトレーに対する商品の盛り付け高さ(小
盛、中盛、大盛)等の情報が、各商品の呼出コードに対
応させて記憶される。
商品指定手段3は、呼出コードが置数できる数値キー
と、その置数値を呼出コードとして認識させるファンク
ションキーとで構成され、呼出コードが設定されると、
その信号が読出手段4′に入力される。
前記読出手段4′もマイクロコンピュータで構成さ
れ、入力された呼出コードに基づいて当該する商品情報
と包装サイス情報とを商品情報記憶手段7から読み出
し、読み出した商品情報は、計量器9を介してプリンタ
10に送信し、包装サイズ情報(トレー番号)は、検索キ
ーとして使用して上記包装条件記憶手段2から当該する
包装条件を読み出し、これを制御手段5′に出力するよ
うに構成される。
制御手段5′もマイクロコンピュータで構成され、包
装機1を構成する各装置20〜90と接続されて、入力され
た包装条件に基づいて各装置20〜90の動作を制御するよ
うに構成される。
またこの制御手段5′には、包装サイズを変更する場
合を考慮して、前述と同様なサイズ指定手段3と、指定
された包装サイズの包装条件を、包装条件記憶手段2か
ら読み出す読出手段4とが付設されて、包装条件が設定
された後であっても、包装サイズを指定するトレー番号
を変えることにより、目的の包装条件が自動的に設定さ
れるように構成される。
〔作 用〕
以上のように構成された計量包装値付装置では、商品
指定手段8から商品の呼出コードが設定されると、当該
商品の包装サイズを指定するトレー番号が商品情報記憶
手段7から読み出され、このトレー番号から更に対応す
る包装条件が包装条件記憶手段2から読み出されて制御
手段5′に設定される。そして、包装機1を動作させる
と、前記同様に包装機1を構成する各装置20〜90が、設
定された包装条件に基づいて所定に制御され、これによ
りトレーの上面において皺のない最適な包装が行われ
る。
また、包装サイズの変更に伴う包装条件の変更は、商
品情報記憶手段7に記憶された包装サイズを指定するト
レー番号を変えることにより、或いは、読み出されたト
レー番号を変更することにより行われ、後に後者の場合
には、上記記憶手段7の記憶内容はそのままで、包装条
件のみが一時的に変更される。
〔実施例〕
次にこの発明の一実施例を第3図〜第6図に基づいて
説明する。
第3図において、包装機1の上部前面には、ラベルプ
リンタ10と操作部11とが所定間隔をおいて並設され、そ
の下部には計量器9を下設したトレー搬入装置20が配置
されている。
前記操作部11には、CRTや液晶表示器等から構成され
る表示装置13と、トレー指定手段3や商品指定手段8を
構成する数値キー並びに各種のファンクションキーが設
けられたキーボード14と、包装条件を一時的に変更する
前述の一時変更手段6としての手動キー15とが設けら
れ、これらの操作により、包装条件や計量・値付けに要
求される各種の商品情報が設定できるようにされてい
る。またその内部には、上記操作によって設定された各
種の包装条件を記憶する包装条件記憶手段2と、商品情
報を記憶する商品情報記憶手段7と、これらとアクセス
して、指定された包装条件や商品情報を読み出すマイク
ロコンピュータからなる読出手段4、4′とが設けられ
ている。
また上記操作部11は、計量器9とラベルプリンタ10と
包装機1の制御手段5、5′とにそれぞれ接続されて、
読み出された包装条件は、包装機1を制御する制御手段
5、5′へ送信され、他方の商品情報は、計量器9を介
して計量情報、価格情報と共にラベルプリンタ10へ送信
される。
包装条件としては、例えば、第4図に示すように、ト
レー停止位置、フィルム両サイドの開放タイミングを規
定する後述ソレノイド64″,68の動作開始時間t2、フィ
ルム前後の開放タイミングを規定する後述ソレノイド6
7,64′の作動時間t1並びに動作終了時間t3、トレーの深
さサイズ、例えば浅型、深型、標準の区別、適合するフ
ィルムサイズ、トレー重量(風袋重量)等があり、これ
らが包装サイズを指定するトレー番号別に包装条件記憶
手段2に記憶されている。
また商品情報記憶手段7に記憶される情報としては、
第4図に示すように、品名、単価、有効期間、トレー番
号、トレーに対する商品の盛り付け具合の情報(例えば
小盛、中盛、大盛の情報)やその他の必要な情報があ
り、これらが所定のフォーマットで呼出コード別に記憶
されている。
一方、包装機1においては、トレー搬入装置20の後端
部にトレー停止装置30が、その下方には、トレー昇降装
置40が、それらの上段には、フィルム伸展装置50とフィ
ルム挟み装置60とフィルム切断装置70とフィルム折込装
置80とがそれぞれ設けられ、さらにその上段には、トレ
ー排出装置90が設けられている。
トレー搬入装置20は、前後に連結されたベルトコンベ
ア21、22で構成され、その両コンベア21、22は、互いの
駆動プーリ23を共通にして、同一方向に回動されるよう
になっている。また両コンベア21、22は、所定間隔で平
行に配置された複数の紐ベルト24で構成され、前側の各
紐ベルト24間には、計量器9に荷重を伝達する複数のト
レー支持枠9′が上端面を該コンベア21の搬送面より僅
かに突出させて設けられ、また後側の各紐ベルト24間に
は、トレー昇降装置40のトレー支持部材41が出没可能に
設けられている。また上記駆動プーリ23は、モータM1の
ドライブシャフトに固定された駆動プーリ25とタイミン
グベルト26を介して連結されて、制御手段5、5′によ
るモータM1のON,OFF制御を介して一方向に回転されるよ
うになっている。
トレー停止位置30は、トレーAに当接するストッパー
31と、該ストッパー31と連結されたスライダー32と、該
スライダー32の下部に固定されたラック33と、該ラック
33と噛み合うピニオン34と、該ピニオン34と噛み合うド
ライブギアーを有するモータM2とから構成されて、包装
条件記憶手段2から読み出されたトレー停止位置情報に
基づいて制御手段5、5′によるモータM2の正転逆転制
御により、ストッパー31を図の実線で示す位置から鎖線
で示す位置までの間で停止させるようになっている。即
ち、トレーサイズが大の時には、ストッパー31を後退さ
せ、トレーサイズが小の時には、ストッパー31を前進さ
せて、上方で待機するフィルムbのほぼ中央真下で種々
のサイズのトレーAを停止させるようになっている。
尚、符号35は、上記スライダー32を案内するガイド棒
であり、このガイド棒35に沿ってスライダー32の位置を
検出するセンサ(図示せず)が複数配置されている。た
だし、このセンサを使用せずに、上記モータM2をパルス
モータで構成して、上記スライダー32を任意の位置で停
止させるように構成することもできる。
トレー昇降装置40は、トレーを載荷して上昇するトレ
ー支持部材41と、該支持部材41と連結されたチェーン搬
送機構42とで構成され、制御手段5、5′によるモータ
M3の正転逆転制御により、該支持部材41を実線で示す位
置から鎖線で示す位置まで昇降させるようになってい
る。また、上記支持部材41は、昇降の際に、各紐ベルト
24と干渉しない形状に形成されている。
フィルム伸展装置50は、フィルムbの先端部を上下に
挟持するクラッチ部51と、該クラッチ部51と連結された
チェーン搬送機構52とから構成されて、制御手段5、
5′によるモータM4の正転逆転制御により、該クラッチ
部51を後部のピンチローラ53と、前側のフィルム挟み装
置60′との間で前進後退させるようになっている。また
上記クラッチ部51は、上側のフィルム送りローラ54と下
側のフィルム支持プレート55とでフィルムbの先端部を
挟持するようにされ、更に上側のフィルム送りローラ54
は、その両側の軸受部にワンウエイクラッチが内装され
て、前側の挟み装置60′へ向けて前進する際には、不回
転にされてフィルムの先端部を保持したままフィルムb
を前走させ、元の位置に復帰する際には、回転自在とな
って張設されたフィルムbを拘束しないようにされてい
る。これにより、フィルムロールBより繰り出されたフ
ィルムbの先端部は、上記クラッチ部51によって前走さ
れて前側の挟み装置60′にバトンタッチされる。
また、上記クラッチ部51は、スタート位置へ復帰する
際には、包装条件記憶手段2から読み出されたトレーの
深さサイズと、商品情報記憶手段8から読み出された小
盛、中盛、大盛等の条件とに基づくオーバーラン量だ
け、スタート位置から更に後方へオーバーランして元の
スタート位置に戻るようにされている。即ち、オーバー
ラン時は、フィルムbを拘束せずに後退し、再びスター
ト位置に戻る時には、上記クラッチ部51がフィルムbを
拘束してオーバーランした量だけフィルムを余分に繰り
出す。したがって、張設されたフィルムbには、オーバ
ーランした量のたるみが生じ、これによりトレーAがフ
ィルムbを押し上げる際のトレーAの周縁部とフィルム
bとの無理な擦れ合いが防止され、或いは、トレー内部
の商品とフィルムbとの無理な擦れ合いが防止されて、
見栄えの良い包装が実現される。
尚、張設されたフィルムの下方に適宜なブロワを設け
て、垂れ下がったフィルムを上方へ膨らませるようにす
ると、包装時に、トレーAに収納された商品(食品等)
とフィルムとの擦れ合いがなくなり、仕上がりが良好と
なる。
また、上記クラッチ部51のスタート位置と、後述する
フィルム挟み装置60との距離は、常に一定となるように
移動制御される。
フィルム挟み装置60は、前後一対の挟み装置60′60″
で構成され、前側の挟み装置60′は、装置フレームに固
定された上部クリップ61と、軸62を中心として上下に揺
動する下部クリップ63と、該下部クリップ63の後端部に
連結されて、これを揺動させるソレノイド64とから構成
されている。またこれらの上下クリップ61,63は、第5
図に示すように、フィルムbの幅方向に沿って3分割さ
れ、その内、下部クリップ63の中央クリップ63aとその
両サイドのクリッブ63bとは、それぞれ独立に作動する
中央ソレノイド64′とサイドソレノイド64″とに連結さ
れている。
尚、第3図において、上記ソレノイド64′,64″は、
紙面と直交する方向に並設されている。
一方、後側の挟み装置60″は、前記トレー停止装置30
の上部に連結されて、ストッパー31と一体となって前進
後退するように構成されているとともに、上下方向に当
接離反する上下一対のクリップ65,66と、これらのクリ
ップ65,66を図示しないリンクを介して反対方向に上下
動させるソレノイド67とから構成されている。
またこれらのクリップ65,66は、後述のフィルム切断
装置70を挟んで前後に分離され、更に前側の下部クリッ
プ66′は、第5図に示すように、フィルムbの幅方向に
沿って3分割され、その両サイドの下部クリップ66b
は、第3図に示すソレノイド68に連結されて、中央のク
リップ66aとは独立に上下動するようにされている。即
ち、両サイドの下部クリップ66bは、ソレノイド67によ
り上昇せしめられた後に、ソレノイド68で一時的に下降
せしめられるようにされ、また中央のクリップ66aは、
前記ソレノイド67の作用により上下動するようにされて
いる。
尚、第5図においては、図面を簡単にするため後側の
挟み装置60″の前側下部クリップ66′を示している。
一方、前記各ソレノイド64′,64″,67,68は、図示し
ないセンサからの信号と包装条件記憶手段2から読み出
された第4図に示す各タイミング情報t1,t2,t3とに基づ
いて、制御手段5、5′によりON,OFF制御されるように
構成されている。
第6図は、その動作タイミングを示すが、ここに示し
た前後の挟み装置60′,60″の各ソレノイド68,64″の動
作開始時間t2は、トレーAを包むフィルムの両サイドの
開放タイミングを規定し、この時間t2を長く取れば、張
り強さは増す方向に作用し、またフィルムの後側中央を
開放させるソレノイド67の作動時間t1と、フィルムの前
側中央を開放させるソレノイド64′の動作終了時間t3と
は、フィルムの前後の張り強さを規定し、これらの設定
時間を長く取れば、その張り強さは増す方向に作用す
る。したがって、これらの設定時間の調整によって、任
意の張り強さで包装できるようになっている。
第3図に戻って、フィルム切断装置70は、後側挟み装
置60″の下部クリップ66に固定されたカッターで構成さ
れ、ソレノイド67の作動によって下部クリップ66が上昇
すると、それと一体となって上昇するようにされ、そし
て、下部クリップ66,66′が上部クリップ65,65′に当接
して、下部クリップ66,66′内のスプリングが縮むと、
カッター刃が下部クリップ66,66′の上端面より上側に
突出して、上下のクリップ65,66間に挟持されたフィル
ムbを切断するようになっている。
フィルム折込装置80は、第5図に示すように、左右に
スライド自在の一対の左右折込みバー81,81と、これら
の折込みバー81,81に設けられたカム溝82に嵌合するカ
ム83を有する後ろ折込みバー84と、この後ろ折込みバー
84を所定ストローク前進後退させるチェーン搬送機構85
とで構成され、このチェーン搬送機構85が、制御手段
5、5′によるモータM5の正転逆転制御により駆動され
て、後ろ折込みバー84が前進すると、カム83とカム溝82
との作用によって、第5図に示すように、左右の折込み
バー81,81が中央へ平行移動して行き、後ろ折込みバー8
4が後退すると、逆方向へ移動して元の初期位置へ戻る
ようにされている。
トレー排出装置90は、後ろ折込みバー84の上方で前後
に移動自在にされたプッシュバー91と、このプッシュバ
ー91を所定ストローク前進後退させるチェーン搬送機構
92とで構成され、該チェーン搬送機構92が、制御手段
5、5′によるモータM6の正転逆転制御により駆動され
ると、プッシュバー91が、第5図(ニ)(ホ)に示すよ
うに、後ろ折込みバー84の後方から前進して来て、トレ
ーAを前側へ押し出すようにされ、また先端部に当接す
ると、元の初期位置へ後退するようにされている。
尚、図示はしていないが、フィルムロールBを装着す
る箇所には、フィルムサイズを検出するセンサが設けら
れ、その検出サイズと、包装条件記憶手段2から読み出
されたフィルムサイズとが、制御手段5において比較さ
れ、両者が不一致である場合には、表示装置13に包装禁
止のメッセージが表示されるようになっている。
(包装条件の登録操作) まず、操作部11のキーボード14を操作して登録モード
を設定し、次に包装サイズを指定するトレー番号の設定
に続いて、第4図に示す各種の包装条件を適当な値に設
定して試し包装を行う。そして、トレーAの包装状態を
検査し、その結果に基づいて再度包装条件を設定し直し
て試し包装を行う。こうして最適な包装条件が設定され
るまで、包装条件の調整と試し包装を繰り返す。この場
合において、包装サイズを小から、或いは大から順番に
登録していくようにすると、初回は何回か試し包装を繰
り返さなければならないが、2回目以降は、前回の包装
条件に対して若干の補正を加えるだけで済むので、トー
タルの試し包装回数は極めて少なくなる。したがって、
登録商品数と比較すると、包装サイズの種類は、せいぜ
い数10種類程度であるので、実質的な登録操作回数は、
従来のものよりも少なくなる。
(商品情報の登録操作) この場合も前述と同様に登録モードに設定し、呼出コ
ードに続いて、第4図に示す各種の商品情報と、包装サ
イズを表すトレー番号と、トレーに対する商品の盛り付
け高さを表す情報、即ち、小盛、中盛、大盛の何れかを
登録する。そして、こうした登録は、計量値付装置の各
商品の登録操作と同様であって、各商品に付いてはそれ
ぞれ1回の操作で登録される。
(使用時の操作と装置動作) (1) まず、商品指定手段8としてのキーボード14を
操作して、トレーに収納された商品の呼出コードを設定
する。すると、読出手段4′は、商品情報記憶手段7と
アクセスして、上記商品の商品情報と包装サイズ情報
(トレー番号)とを読み出し、商品情報については、こ
れを表示装置13とプリンタ10とに送信し、包装サイズ情
報については、これに基づいて更に包装条件記憶手段2
から該当する包装条件を読み出して、これを制御手段
5、5′と表示装置13に送信する。
一方、作業者は、表示された包装サイズを確認し、そ
れとは違うサイズで包装したい時は、サイズ指定手段3
としてのキーボード14を操作して設定したいトレー番号
を設定する。すると、読出手段4は、包装条件記憶手段
2とアクセスして新たに設定された包装サイズの包装条
件を読み出し、これを制御手段5、5′と表示装置13に
送信して先の設定条件を変更する。
尚、前記操作部11には、装置の動作モードを、包装モ
ード、計量・値付けモード、計量・包装・値付けモード
の3モードに切り換えることのできる図示しないモード
切り換えキーが設けられており、これを操作して計量・
値付けモードを設定すると、読み出された包装条件は無
視されて、包装動作は禁止されるようになっている。
(2) 一方、包装モードか、計量・包装・値付けモー
ドが設定された時は、制御手段5、5′は、送信された
包装条件に基づいて、まずトレー停止装置30を制御す
る。即ち、モータM2を制御して、ストッパー31、フィル
ム挟み装置60、並びに切断装置70を設定位置に移動させ
る。またこれに追従してフィルム伸展装置50のクラッチ
部51も制御手段5、5′によるモータM4の制御を介して
そのスタート位置を変更する。
(3) 次に、商品を収納したトレーAを計量器9のト
レー支持枠9′に載荷する。すると、包装モードにおい
ては、その重量変化から商品の載荷が検出され、その検
出信号でトレー搬入装置20とフィルム伸展装置50とが動
作を開始する。また計量・包装・値付けモードにおいて
は、載荷された商品の重量安定が検出されると、その信
号でトレー搬入装置20とフィルム伸展装置50とが動作を
開始する(第6図参照)。これによりトレーAは、上記
搬入装置20によって包装機1内に搬入され、フィルム先
端部は、フィルム伸展装置50のクラッチ部51に挟持され
て、後側挟み装置60″の上下に開放されたクリップ65,6
6の間を通過して前側挟み装置60′へ搬送される。
(4) そして、クラッチ部51が前側挟み装置60′へ到
達すると、そのタイミングT0で前側挟み装置60′の中央
とサイドの各ソレノイド64′,64″が作動して、フィル
ムbの先端部を挟持し、それから所定の時間をおいて上
記クラッチ部51が後退して行く(第6図参照)。
一方、トレーAは、前記ストッパー31に当接するとト
レー昇降装置40のトレー支持部材41上で強制的に停止さ
れ、トレー搬入装置20の紐ベルト24が半回転して停止す
るまで、この紐ベルト24上でスリップする。
(5) 次に、上記クラッチ部51がスタート位置まで後
退すると、そのタイミングで上記トレー支持部材41が上
昇を開始する(第6図参照)。この時、高さ方向の包装
サイズ、即ち、トレーの深さサイズや、小盛、中盛、大
盛等の条件が設定されていると、フィルム伸展装置50
は、これらの設定条件で規定された量だけ更に後方へオ
ーバーランしてスタート位置に戻る(第6図参照)。例
えば、浅型トレーに小盛の盛り付けが設定されている
と、0mm、深型トレーに小盛の盛り付けが設定されてい
ると、15mm、浅型のトレーに大盛の盛り付けが設定され
ていると、25mm、深型トレーに大盛の盛り付けが設定さ
れていると、50mmオーバーランしてスタート位置に戻る
ようにされている。
しかして、トレー昇降装置40のトレー支持部材41が上
昇すると、そこに載荷されたトレーAは、その上方で張
設されたフィルムbを下方から押し上げ、それに伴っ
て、フィルムロールBから更にフィルムbが必要量繰り
出されて、フィルムbが被せられたトレーA、フィルム
折込装置80の折込みバー81の作動レベルまで上昇する。
(6) そして、トレーAの底が上記作動レベルに到達
すると、昇降装置40が停止し、そのタイミングT1で、後
側挟み装置60″のソレノイド67が作動して、張設された
フィルムbの後端部を挟持するとともにこれを切断す
る。同時に、包装条件として設定された上記ソレノイド
67の作動時間t1が制御手段5のタイマーに設定されて計
測が開始される(第6図参照)。
(7) 続いて、T2のタイミングでフィルム折込装置80
の後ろ折込みバー84が前進を開始し、同時にカム機構を
介して左右の折込みバー81,81が移動する(第5図参
照)。同時に、包装条件として設定された前後左右のソ
レノイド64″,68の動作開始時間t2が別のタイマーに設
定されて計測が開始される (8) そして、この設定時間t2が経過すると、そのタ
イミングT3で、前後の挟み装置60′60″の各ソレノイド
64″,68が作動してフィルムbの両サイドを開放する
(第5図(ハ)の状態)。
(9) また、設定された作動時間t1がタイムアップす
ると、そのタイミングT4で、後側挟み装置60″の各ソレ
ノイド67,68の給電を停止して、フィルムbの後ろ側を
開放する(第6図参照)。
(10) そして、上昇したトレー支持部材41が、停止か
ら下降に転じるタイミングT5で、フィルム排出装置90の
プッシュバー91が前進を開始し(第6図参照)、同時
に、包装条件として設定された前側の中央ソレノイド6
4′の動作終了時間t3がタイマーに設定されて計測が開
始される。
(11) 次に、後ろ折込みバー84が前端部に到達すると
(第5図(ニ)の状態)、前記プッシュバー91がその折
込みバー84を追い越すまで停止する。
その間に、設定された動作終了時間t3がタイムアップ
すると、そのタイミングT6で、前側の中央ソレノイド6
4′の給電を停止して、フィルムbの前側を開放する
(第5図(ホ)の状態)。そして、前記プッシュバー91
がその先端部まで前進して、包装されたトレーAをヒー
トシール部100は排出すると、該プッシュバー91は、フ
ィルム折込装置80と同期してスタート位置まで後退して
行く。
これで1サイクルの包装動作が終了し、以後、トレー
Aが計量器9のトレー支持枠9′に載荷される度に、以
上の包装動作が繰り返される。
以上、この発明の一実施例を説明したが、登録される
包装条件は、この実施例に限定されるものではなく、種
々の包装機構に応じたものが採用可能である。例えば、
トレーを上昇させる前にフィルムを事前に切断しておく
機構のものでは、前述のオーバーラン量に代えて、フィ
ルムの切断長さを包装条件に加えることができる。また
前記実施例では、包装条件として設定されたフィルムサ
イズと、実際に装着されたフィルムサイズとの適合を判
別し、不適合の場合には、これを報知するようになって
いるが、それに留まらず、さらにフィルムサイズの異な
るフィルムロールを上下2段に設けておき、読み出され
たフィルムサイズによって、該当するサイズのフィルム
をフィルム伸展装置に自動的に装填するように構成する
ことも可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によると、包装サイズ
によって規定される包装条件を商品情報とは独立に登録
しておき、トレー内の商品の如何に拘わらず、その包装
サイズを特定するだけで、必要な全ての包装条件がプリ
セットでき、しかも、包装条件の種類は、商品の種類の
多さと比較すると、桁違いに少ないので、包装条件の登
録操作回数を、従来よりも桁違いに少なくすることがで
きる。したがって、登録操作に要する人件費や試し包装
のための経費の節減が可能となる。
また、使用トレーの変更によって包装条件を一時的に
変更しなければならない場合でも、その使用トレーによ
って規定される包装サイズを指定するだけで済むので、
包装条件の一時変更が極めて簡単になる。
さらには、記憶された商品情報と包装サイズとを組合
せることによって、全ての登録商品について、全ての包
装サイズの包装条件を設定することができるので、全て
の商品についての複数の包装条件を最小限の記憶容量で
記憶することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の装置の構成を示すブロック図、第2図
は、この発明にかかる計量包装値付装置の構成を示すブ
ロック図、第3図は、この発明が適用される包装機の各
機構を説明するための概略構成図、第4図は、記憶され
た商品情報並びに包装条件を説明するための図、第5図
は、トレーに被せされたフィルムをトレーの裏面に折り
込む過程を説明するための状態遷移図、第6図は、包装
機の各部の動作タイミングを表したタイミングチャート
図である。 1……包装機、2……包装条件記憶手段 3……サイズ指定手段、4、4′……読出手段 5、5′……制御手段、6……一時変更手段 7……商品情報記憶手段、8……商品指定手段 9……計量器、10……プリンタ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】商品の収納されたトレーを計量する計量器
    と、トレーをフイルムで包装する包装装置と、包装され
    たトレーの上面に張り付けられるラベルに品名・単価・
    重量・価格等の商品情報を印字するラベルプリンタとを
    備えた計量包装値付装置において、 包装サイズ別に包装条件を記憶する包装条件記憶手段
    と、上記商品情報を包装サイズと共に商品別に記憶する
    商品情報記憶手段とが設けられ、これら記憶手段に、包
    装サイズによって規定される包装条件と商品情報とを、
    包装サイズデータにより関連付けた上でそれぞれ独立し
    て記憶させるとともに、 商品を指定する商品指定手段と、該商品指定手段によっ
    て指定された商品の包装サイズを上記商品情報記憶手段
    から読み出し、これに基づいて該当する包装条件を上記
    包装条件記憶手段から読み出す第1の読出手段と、使用
    トレーの包装サイズを指定するサイズ指定手段と、該サ
    イズ指定手段によって指定された包装サイズの包装条件
    を上記包装条件記憶手段から読み出す第2の読出手段
    と、これら第1または第2の読出手段により読み出され
    た包装条件に基づいて包装動作を制御する制御手段とを
    備えたことを特徴とする計量包装値付装置。
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