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JP2592018B2 - 撥水性薄膜の作製法 - Google Patents

撥水性薄膜の作製法

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Publication number
JP2592018B2
JP2592018B2 JP3175782A JP17578291A JP2592018B2 JP 2592018 B2 JP2592018 B2 JP 2592018B2 JP 3175782 A JP3175782 A JP 3175782A JP 17578291 A JP17578291 A JP 17578291A JP 2592018 B2 JP2592018 B2 JP 2592018B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
thin film
solution
organic
substrate
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP3175782A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05116989A (ja
Inventor
敏雄 土谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murakami Kaimeido Co Ltd
Original Assignee
Murakami Kaimeido Co Ltd
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Publication date
Application filed by Murakami Kaimeido Co Ltd filed Critical Murakami Kaimeido Co Ltd
Priority to JP3175782A priority Critical patent/JP2592018B2/ja
Publication of JPH05116989A publication Critical patent/JPH05116989A/ja
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  • Surface Treatment Of Glass (AREA)
  • Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は撥水性薄膜、特にゾル−
ゲル法によるフッ素含有SiO撥水性薄膜の作製法に
関する。
【0002】
【従来の技術】ゾル−ゲル法でコーティング膜を作製す
るには普通ディプコーティングを利用する。金属アル
コキシドあるいはその他の化合物を含む溶液を使うこと
により基板全体にわたって均一なコーティング膜を容易
に作製することができ、機械的および化学的保護、光学
的特性、電磁気特性、触媒特性のような機能特性を与え
るのに非常に有用である。この中で、化学的保護機能コ
ーティング膜についてみると、例えば溶融アルミメッキ
鋼板のごとき金属基板の耐酸化性、耐食性を向上させる
ため、オクチル酸ジルコニウムのn−BuOH溶液に少
量のフルオロアルキルシランを添加し、熱処理により薄
膜を作製し、水との接触角105度が得られたという報
告がある(K.Izumi,H.Tanaka,M.M
urakami,T.Deguchi,A.Morit
a,N.Tohgo and T,Minami, A
bst,5thIntnl.Sol−Gel Work
shop:Riode Janeiro,Brazi
l,1989 講演番号D3−6)。この報告は耐酸化
性という観点からジルコニア系薬品を用いて薄膜を作製
しており、基板が金属に限られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記報告では耐酸化
性、耐食性という観点からジルコニア系薬品を出発原料
としており、基板が金属に限られている。このような手
法を硝子基板に適用するとジルコニアの屈折率の関係か
ら無色透明の膜が得られにくく、シリカの無色透明な膜
に比べ耐久性が劣ることが知られている。本発明は硝
子、プラスチックス、金属などの各種基板上に無色透明
で強固な撥水性薄膜(水との接触角110度以上)を作
製することを目的とする。本発明は、例えば自動車用硝
子、バックミラー、ビル・建築用硝子など撥水性・防汚
性の要求される硝子や、眼鏡ガラス、プラスチックレン
ズなどにも応用が可能である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、水、溶媒、塩酸などの加水分解触媒、シリコ
ンアルコキシド、有機フルオロシリコン化合物を出発薬
品とし、ゾル−ゲル法により基板上に強固な撥水性薄膜
を作製するもので、基板をコーティング溶液にディップ
して引上げ、100℃で保持し、その後、400℃以下
で焼成することにより、 SiOの表面にフッ素結合
を有する強固な耐久性と撥水性をもつ薄膜を作製す
【0005】本発明において、シリコンアルコキシド
しては、テトラメトキシシランSi(OCH
トラエトキシシランSi(OCテトライソ
プロポキシシランSi(iso−OCテト
ラノルマルブトキシシランSi(n−OC
どの1種もしくは2種以上を使用することができ、有機
フルオロシリコン化合物としては、CFCH−CH
Si(OCH、CF(CF)nCH−C
SiCl(n=0、5、7)またはCF(CF
)nCH−CHSi(OCH(n=0、
5、7)使用できる。溶媒としては、メタノール、エ
タノール、エチレングリコール、ブタノール(4種の異
性体を含む)、プロパノール(2種の異性体を含む)、
アセトン等が使用できる。加水分解触媒としては、各種
の酸が用いられる。
【0006】成膜方法としては、ディップ法、スピンコ
ート法、超音波スプレー法などが適用できる。コーティ
ング膜を成膜するための焼成温度は、400℃以下とす
る。出発薬品の組合せにより温度設定条件は異なるが、
乾燥ゲルのTG(熱重量測定法)、DTA(示差熱分析
法)により測定したところ、例えばテトラエトキシシラ
、水、塩酸、エチレングリコール、CF(CF
nCH−CHSiClを用いた場合、100℃で
保持し、400℃1時間以内の多段階焼成とするもので
ある。
【0007】
【実施例1】プロピレンビーカーに2−ブタノール15
モル、エチレングリコール1モル、純水10モル、塩酸
0.03モルをいれ、室温で攪拌して均一にする。この
溶液を攪拌させながらテトラエトキシシラン1モルを少
しずついれ、室温で1時間攪拌した。次に溶液を攪拌さ
せながら有機フルオロシリコン化合物(CF(C
CH−CHSiCl)0.05モルを少
しずついれ、室温で1時間攪拌した。これを1日静置さ
せコーティング溶液とし、この溶液に各種基板(硝子,
金属)をディップして引上げ、100℃で1時間保持、
160℃で10分保持、200℃で1時間保持したの
ち、焼成温度である400℃まで10分〜60分かけて
熱処理して薄膜を作製した。
【0008】作製した薄膜について下記耐久試験を行っ
た。 1.煮沸試験 沸騰水中浸漬 5時間 2.耐温水試験 50℃温水浸漬 240時間 3.耐湿試験 60℃ 95%RH以上 8
00時間 4.屋外暴露試験 屋外に水平に放置する。1年
以上変化なし。 5.紫外線暴露試験 63℃(BP温度)サンシャ
インウェザーメーター1000時間 6.耐摩耗試験 荷重300g/cm2、40
往復/分(綿300番ネル布)4000往復 7.耐摩耗試験 自動車用ガラスクリーナー液
を含んだネル布2000回往復 なお、接触角の焼成温度依存性を示すと、図1のとおり
400℃以上ではC−F結合の熱分解が起って接触角は
著しく低下するが、400℃までの焼成では接触角11
0°の薄膜が得られ、初期の水との接触角110°とほ
ぼ同じであった。また、従来知られている撥水性薄膜と
比較し、本発明で得られた薄膜は格段の耐久性を有して
いた。
【0009】上記コーティング溶液を調製するときに均
一でクラックがなく、強く基板に結合したコーティング
薄膜を作製するためには、溶液全体が均一であること、
溶液中でテトラエトキシシランなどのオルトケイ酸エチ
ル中のSi−OCが加水分解して十分なSi−O
Hが存在すること、の条件が必要である。そのため、
トラエトキシシランを1度にいれてしまうと、部分的に
加水分解が進行して均一な膜は得られない。同様に、有
機フルオロシリコン化合物を少しずつ入れ十分に攪拌し
て全体が均一であるようにし、1日静置させ、加水分解
を進行させる。攪拌した直後のコーティング溶液は、加
水分解が不十分であり均一な膜はつかなかった。本実施
例では、2−ブタノールとエチレングリコールとの混合
溶媒を用いているが、これは高沸点溶媒を用いることに
より、溶液にある程度の粘性をもたせて膜付きを良くす
るとともに、溶媒を少しずつ蒸発させてやることによ
り、均一で表面のスムースな膜を作るためである。
【0010】
【発明の効果】 上記のように、本発明は水、溶媒、塩酸
などの加水分解触媒、シリコンアルコキシド、有機フル
オロシリコン化合物を出発薬品とし、ゾル−ゲル法によ
り硝子、プラスチックスなどの各種基板上に撥水性薄膜
を作製することにより、SiO の表面にフッ素結合を
有する強固な耐久性と撥水性をもつ薄膜を作製すること
ができる。基板上に成膜された撥水性薄膜は無色透明で
水との接触角110度以上の強固なものとすることがで
き、自動車用硝子、バックミラー、ビル・建築用硝子な
ど撥水性・防汚性の要求される硝子や、眼鏡ガラス、プ
ラスチックレンズなどにも応用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】接触角の焼成温度依存性を示す線図である。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水、溶媒、加水分解触媒、シリコンアル
    コキシド、有機フルオロシリコン化合物を出発薬品と
    し、ゾル−ゲル法により基板上に強固な撥水性薄膜を作
    製する方法において、シリコンアルコキシドとしてテト
    ラエトキシシランSi(OCを使用し、有機
    フルオロシリコン化合物として、CFCH−CH
    Si(OCH、CFCH−CHSiCl
    またはCF(CFCH−CHSiCl
    使用し、これらの溶液を攪伴し静置させてコーティング
    溶液とし、この溶液に基板をディップして引上げ、10
    0℃で保持し、その後、400℃以下で焼成することを
    特徴とする撥水性薄膜の作製法。
  2. 【請求項2】 水、溶媒、加水分解触媒、シリコンアル
    コキシド、有機フルオロシリコン化合物を出発薬品と
    し、ゾル−ゲル法により基板上に強固な撥水性薄膜を作
    製する方法において、シリコンアルコキシドとしてテト
    ラメトキシシランSi(OCHテトラエトキシ
    シランSi(OCテトライソプロポキシシ
    ランSi(OCテトラノルマルブトキシシ
    ランSi(OC 1種もしくは2種以上を使
    用し、有機フルオロシリコン化合物とし、CF(C
    )nCH−CHSiCl(n=0、5、7)
    またはCF(CF)nCH−CHSi(OCH
    (n=0、5、7)を使用し、これらの溶液を攪
    伴し静置させてコーティング溶液とし、この溶液に基板
    をディップして引上げ、100℃で保持し、その後、4
    00℃以下で焼成することを特徴とす撥水性薄膜の作
    製法。
  3. 【請求項3】 所定の容器に2−ブタノール、エチレン
    グリコール、水、塩酸をいれ、室温で攪拌して均一に
    し、この溶液を攪拌させながらテトラエトキシシラン
    少しずついれ、室温で1時間攪拌し、次に溶液を攪拌さ
    せながら有機フルオロシリコン化合物を少しずついれ、
    室温で1時間攪拌し、これを1日静置させコーティング
    溶液とし、この溶液に基板をディップして引上げ、10
    0℃で保持し、その後、焼成温度である400℃で10
    分〜60分かけて熱処理して薄膜を作製することを特徴
    とする請求項1記載の撥水性薄膜の作製法。
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