JP2582805B2 - L−スレオニンの製造法 - Google Patents
L−スレオニンの製造法Info
- Publication number
- JP2582805B2 JP2582805B2 JP26055687A JP26055687A JP2582805B2 JP 2582805 B2 JP2582805 B2 JP 2582805B2 JP 26055687 A JP26055687 A JP 26055687A JP 26055687 A JP26055687 A JP 26055687A JP 2582805 B2 JP2582805 B2 JP 2582805B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- threonine
- brevibacterium
- ethanol
- biotin
- producing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、L−スレオニンの製造法に関するものであ
る。
る。
本発明によればL−もしくはDL−アスパラギン酸又は
その塩から効率よくL−スレオニンを製造することがで
きる。
その塩から効率よくL−スレオニンを製造することがで
きる。
L−スレオニンは、必須アミノ酸として人間および動
物の栄養上重要な役割をするアミノ酸であり、医療、食
品、飼料強化剤としてその需要が近年急激に増加しつつ
ある。
物の栄養上重要な役割をするアミノ酸であり、医療、食
品、飼料強化剤としてその需要が近年急激に増加しつつ
ある。
先行技術 L−スレオニンの工業的製造法としては、他のアミノ
酸の場合と同様に立体異性体が存在する為、化学合成で
はL体のみの製造は困難であり、主に発酵法により生産
が行われている。発酵法により製造する方法としてはア
ミノ酸要求株を用いる方法(特公昭46−3319号、同46−
34193号、同46−34194号公報等)、また前駆体発酵法に
よる製造法としては、ホモセリンを前駆体とする製造法
(特公昭36−2896号、同38−6590号、同43−8715号公報
等)等が挙げられる。
酸の場合と同様に立体異性体が存在する為、化学合成で
はL体のみの製造は困難であり、主に発酵法により生産
が行われている。発酵法により製造する方法としてはア
ミノ酸要求株を用いる方法(特公昭46−3319号、同46−
34193号、同46−34194号公報等)、また前駆体発酵法に
よる製造法としては、ホモセリンを前駆体とする製造法
(特公昭36−2896号、同38−6590号、同43−8715号公報
等)等が挙げられる。
このような発酵法は、培地の滅菌等の煩雑な操作が必
要であり、また生産管理も極めて難しく、更に副生成物
の問題等があり、工業的に有利な方法とは言い難い。
要であり、また生産管理も極めて難しく、更に副生成物
の問題等があり、工業的に有利な方法とは言い難い。
また、発酵法よりも固定費等が安く、生産管理がより
容易な発酵法による製造法には、グリシンとアセトアル
デヒドを前駆体とする方法(特開昭56−121491号、同58
−116681号各公報等)などが提案されているが、これら
はアロ体のスレオニンの副生があり実用的な方法とはな
つていない。
容易な発酵法による製造法には、グリシンとアセトアル
デヒドを前駆体とする方法(特開昭56−121491号、同58
−116681号各公報等)などが提案されているが、これら
はアロ体のスレオニンの副生があり実用的な方法とはな
つていない。
この他にも酵素法による製造法には、各種の微生物菌
体を用いてDL−ホモセリンを存在させた反応液にて、L
−スレオニンを生成させることが報告されている(Amin
o Acids、第1号、P71〜74(1959))。しかしながら、
これら公知の方法では、L−スレオニンの生成量は未だ
十分ではない状況にあつた。
体を用いてDL−ホモセリンを存在させた反応液にて、L
−スレオニンを生成させることが報告されている(Amin
o Acids、第1号、P71〜74(1959))。しかしながら、
これら公知の方法では、L−スレオニンの生成量は未だ
十分ではない状況にあつた。
発明の要旨 本発明者らは、上記課題を解決すべくL−又はDL−ア
スパラギン酸又はその塩を主原料とし、酵素的製法によ
るL−スレオニンの製造法につき鋭意検討を行い本発明
を完成した。
スパラギン酸又はその塩を主原料とし、酵素的製法によ
るL−スレオニンの製造法につき鋭意検討を行い本発明
を完成した。
即ち、本発明は、微生物菌体の存在下、L−又はDL−
アスパラギン酸又はその塩を水溶液中で酵素反応させ、
該溶液中にL−スレオニンを生成せしめ、これからL−
スレオニンを採取する方法において、微生物菌体がビオ
チン要求性のブレビバクテリウム(Brevibacterium)属
に属するものであることを特徴とするL−スレオニンの
製造法を提供するものである。
アスパラギン酸又はその塩を水溶液中で酵素反応させ、
該溶液中にL−スレオニンを生成せしめ、これからL−
スレオニンを採取する方法において、微生物菌体がビオ
チン要求性のブレビバクテリウム(Brevibacterium)属
に属するものであることを特徴とするL−スレオニンの
製造法を提供するものである。
発明の効果 本発明の方法によれば、L−スレオニンが高収量で製
造できる。又、エタノール及び/又はグルコースを含む
反応液を酵素反応の水溶液として使用した場合には、L
−スレオニンが高収量に製造でき、発酵法における培地
の滅菌等の煩雑な操作が必要でなく、生産管理が極めて
容易となる。
造できる。又、エタノール及び/又はグルコースを含む
反応液を酵素反応の水溶液として使用した場合には、L
−スレオニンが高収量に製造でき、発酵法における培地
の滅菌等の煩雑な操作が必要でなく、生産管理が極めて
容易となる。
発明の具体的説明 本発明に使用されるビオチン要求性のブレビバクテリ
ウム(Brevibacterium)属に属する微生物菌体として
は、以下の様なものがあり、L−スレオニン生産菌が含
まれる。
ウム(Brevibacterium)属に属する微生物菌体として
は、以下の様なものがあり、L−スレオニン生産菌が含
まれる。
エタノール資化性のもの、例えばブレビバクテリウム
・フラバム(Brevibacterium flavum)MJ−233(FERM
BP−1497)、ブレビバクテリウム・フラバム(Brevibac
terium flavum)MJ−233−AB−41(FERM BP−1498)、
ブレビバクテリウム・フラバム(Brevibacterium flavu
m)MJ−233−ABT−11(FERM BP−1500)及びブレビバ
クテリウム・フラバム(Brevibacterium flavum)MJ−2
33−ABD−21(FERM BP−149)等がある。これらの他に
もブレビバクテリウム・アンモニアゲネス(Brevibacte
rium ammoniagenes)ATCC 6871、同13745、同13746、
ブレビバクテリウム・デバリカタム(Brevibacterium d
ivaricatum)ATCC 14020等が例示できる。
・フラバム(Brevibacterium flavum)MJ−233(FERM
BP−1497)、ブレビバクテリウム・フラバム(Brevibac
terium flavum)MJ−233−AB−41(FERM BP−1498)、
ブレビバクテリウム・フラバム(Brevibacterium flavu
m)MJ−233−ABT−11(FERM BP−1500)及びブレビバ
クテリウム・フラバム(Brevibacterium flavum)MJ−2
33−ABD−21(FERM BP−149)等がある。これらの他に
もブレビバクテリウム・アンモニアゲネス(Brevibacte
rium ammoniagenes)ATCC 6871、同13745、同13746、
ブレビバクテリウム・デバリカタム(Brevibacterium d
ivaricatum)ATCC 14020等が例示できる。
これらの微生物菌体の中でもエタノール資化性のもの
が好ましく、特にブレビバクテリウム・フラバム MJ−
233、ブレビバクテリウム・フラバム MJ−233−AB−4
1、ブレビバクテリウム・フラバム MJ−233−ABT−1
1、ブレビバクテリウム・フラバム MJ−233−ABD−21
が好ましい。
が好ましく、特にブレビバクテリウム・フラバム MJ−
233、ブレビバクテリウム・フラバム MJ−233−AB−4
1、ブレビバクテリウム・フラバム MJ−233−ABT−1
1、ブレビバクテリウム・フラバム MJ−233−ABD−21
が好ましい。
なお、上記の(FERM BP−1498)は(FERM BP−149
7)を親株としてDL−α−アミノ酪酸耐性を積極的に付
与されたエタノール資化性微生物である(特公昭59−28
398号公報3〜4欄参照)。(FERM BP−1500)は、(F
ERM BP−1497)を親株としたL−α−アミノ酪酸トラ
ンスアミナーゼ高活性変異株である(特願昭60−190609
号明細書3〜5頁参照)。また、(FERM BP−1499)は
(FERM BP−1497、特公昭57−26755号公報参照)を親
株としたD−α−アミノ酪酸デアミナーゼ高活性変異株
である(特開昭61−176607号公報参照)。
7)を親株としてDL−α−アミノ酪酸耐性を積極的に付
与されたエタノール資化性微生物である(特公昭59−28
398号公報3〜4欄参照)。(FERM BP−1500)は、(F
ERM BP−1497)を親株としたL−α−アミノ酪酸トラ
ンスアミナーゼ高活性変異株である(特願昭60−190609
号明細書3〜5頁参照)。また、(FERM BP−1499)は
(FERM BP−1497、特公昭57−26755号公報参照)を親
株としたD−α−アミノ酪酸デアミナーゼ高活性変異株
である(特開昭61−176607号公報参照)。
本発明における上記「微生物菌体」には、その固定化
物を含むものとする。ここで「固定化」は、該微生物菌
体を公知の固体化法、例えばアクリルアミド、アルギン
酸塩、カラギーナン等による包括法、DEAE−セフアデツ
クス、DEAE−セルロース等によるイオン結合法などから
適宜選択して行える。
物を含むものとする。ここで「固定化」は、該微生物菌
体を公知の固体化法、例えばアクリルアミド、アルギン
酸塩、カラギーナン等による包括法、DEAE−セフアデツ
クス、DEAE−セルロース等によるイオン結合法などから
適宜選択して行える。
本発明の方法は、微生物の増殖が起こらない条件での
酵素反応であり水溶液中で行われる。この水溶液として
は、水あるいはリン酸又はトリス塩酸等の緩衝液が用い
られるが、更に好ましくはエタノール及び/又はグルコ
ースを含有する反応液が用いられる。
酵素反応であり水溶液中で行われる。この水溶液として
は、水あるいはリン酸又はトリス塩酸等の緩衝液が用い
られるが、更に好ましくはエタノール及び/又はグルコ
ースを含有する反応液が用いられる。
この反応液は、ビオチンを含有しない窒素源、無機塩
等をさらに含有して用いることも出来る。この場合窒素
源としては、アンモニア、硫酸アンモニウム、塩化アン
モニウム、硝酸アンモニウム、尿素等が例示でき、無機
塩としては、リン酸−水素カリウム、リン酸二水素カリ
ウム、硫酸マグネシウム、硫酸鉄、硫酸マンガン等が例
示できる。
等をさらに含有して用いることも出来る。この場合窒素
源としては、アンモニア、硫酸アンモニウム、塩化アン
モニウム、硝酸アンモニウム、尿素等が例示でき、無機
塩としては、リン酸−水素カリウム、リン酸二水素カリ
ウム、硫酸マグネシウム、硫酸鉄、硫酸マンガン等が例
示できる。
上記反応液に添加されるエタノール及び/又はグルコ
ースの濃度は、エタノールでは1〜20容量%、グルコー
スでは0.5〜20重量%であり、エタノールとグルコース
併用の場合は前記範囲内でそれぞれ用いられる。
ースの濃度は、エタノールでは1〜20容量%、グルコー
スでは0.5〜20重量%であり、エタノールとグルコース
併用の場合は前記範囲内でそれぞれ用いられる。
L−又はDL−アスパラギン酸又はその塩の反応時の濃
度は、一般には0.1〜20%(wt/vol)の濃度範囲で使用
するのが適当である。又、該菌体の使用量も特に制限さ
れるものではないが、一般に1〜50%(wt/vol)の濃度
で使用することが出来る。
度は、一般には0.1〜20%(wt/vol)の濃度範囲で使用
するのが適当である。又、該菌体の使用量も特に制限さ
れるものではないが、一般に1〜50%(wt/vol)の濃度
で使用することが出来る。
酵素反応は、約20〜約50℃、好ましくは約30〜約40℃
の温度で、通常約10〜約72時間行われる。
の温度で、通常約10〜約72時間行われる。
上記のような反応方法によつて得られる反応液中に生
成したL−スレオニンの分離・精製は、イオン交換樹脂
処理法あるいは、沈澱法等により容易に行うことができ
る。
成したL−スレオニンの分離・精製は、イオン交換樹脂
処理法あるいは、沈澱法等により容易に行うことができ
る。
本発明に用いられる微生物、即ち、アスパラギン酸か
らL−スレオニンを生成する能力を有する微生物の調製
法を以下に述べる。
らL−スレオニンを生成する能力を有する微生物の調製
法を以下に述べる。
炭素源としては例えばグルコース、エタノール、メタ
ノール、溌糖蜜等が、窒素源としてはアンモニア、硫酸
アンモニウム、塩化アンモニウム、硝酸アンモニウム、
尿素等がそれぞれ単独もしくは混合して用いることが出
来る。
ノール、溌糖蜜等が、窒素源としてはアンモニア、硫酸
アンモニウム、塩化アンモニウム、硝酸アンモニウム、
尿素等がそれぞれ単独もしくは混合して用いることが出
来る。
無機塩としては、リン酸−水素カリウム、リン酸二水
素カリウム、硫酸マグネシウム等が用いられる。この他
にペプトン、肉エキス、酵母エキス、コーンステイープ
リカー、カザミノ酸、ビオチン等の各種ビタミン等の栄
養素を培地に添加して用いることが出来る。
素カリウム、硫酸マグネシウム等が用いられる。この他
にペプトン、肉エキス、酵母エキス、コーンステイープ
リカー、カザミノ酸、ビオチン等の各種ビタミン等の栄
養素を培地に添加して用いることが出来る。
培養は通気撹拌、振とう等の好気的条件下で行ない、
培養温度は20〜40℃、好ましくは25〜35℃で行なう。培
養途中のpHは5〜10、好ましくは7〜8付近にて行な
い、培養中のpHの調整には酸、アルカリを添加して行な
うことができる。
培養温度は20〜40℃、好ましくは25〜35℃で行なう。培
養途中のpHは5〜10、好ましくは7〜8付近にて行な
い、培養中のpHの調整には酸、アルカリを添加して行な
うことができる。
培養開始時のエタノール濃度は、好ましくは1〜5容
量%、更に好ましくは2〜3容量%である。培養期間は
2〜9日間、最適期間は4〜7日間である。
量%、更に好ましくは2〜3容量%である。培養期間は
2〜9日間、最適期間は4〜7日間である。
この様にして得られた培養物から菌体を集めて、水又
は適当な緩衝液で洗浄し、その洗浄菌体を本発明の酵素
反応に使用する。
は適当な緩衝液で洗浄し、その洗浄菌体を本発明の酵素
反応に使用する。
実験例 以下の実施例において、L−スレオニンの定性は、ペ
ーパークロマトグラフのRf値、電気泳動法の移動度、微
生物定量法による生物活性値により確認した。定量はロ
イコノストツク・メセンテロイデス(Leuconostoc mese
nteroides)ATCC 8042を用いるマイクロバイオアツセ
イ法と高速液体クロマトグラフイー(島津LC−5A)とを
併用して行つた。また、下記の実施例において%と表し
たのは重量%を意味する。
ーパークロマトグラフのRf値、電気泳動法の移動度、微
生物定量法による生物活性値により確認した。定量はロ
イコノストツク・メセンテロイデス(Leuconostoc mese
nteroides)ATCC 8042を用いるマイクロバイオアツセ
イ法と高速液体クロマトグラフイー(島津LC−5A)とを
併用して行つた。また、下記の実施例において%と表し
たのは重量%を意味する。
実施例−1 培地(尿素0.4%、硫酸アンモニウム1.4%、KH2PO4
0.05%、K2HPO4 0.05%、MgSO4・7H2O 0.05%、CaCl2・
2H2O 2ppm、FeSO4・7H2O 2ppm、MnSO4・4〜6H2O 2pp
m、ZnSO4・7H2O 2ppm、NaCl 2ppm、ビオチン200μg/
、チアミン・HCl 100μg/、カザミノ酸0.1%、酵母
エキス0.1%)100mlを500ml容三角フラスコに分注、滅
菌(滅菌後pH7.0)した後ブレビバクテリウム・フラバ
ム(Brevibacterium flavum)MJ−233(FERM BP−149
7)を植菌し、無菌的にエタノールを2ml加え、30℃にて
2日間振盪培養を行つた。
0.05%、K2HPO4 0.05%、MgSO4・7H2O 0.05%、CaCl2・
2H2O 2ppm、FeSO4・7H2O 2ppm、MnSO4・4〜6H2O 2pp
m、ZnSO4・7H2O 2ppm、NaCl 2ppm、ビオチン200μg/
、チアミン・HCl 100μg/、カザミノ酸0.1%、酵母
エキス0.1%)100mlを500ml容三角フラスコに分注、滅
菌(滅菌後pH7.0)した後ブレビバクテリウム・フラバ
ム(Brevibacterium flavum)MJ−233(FERM BP−149
7)を植菌し、無菌的にエタノールを2ml加え、30℃にて
2日間振盪培養を行つた。
次に、本培養培地(硫酸アンモニウム2.3%、KH2PO4
0.05%、K2HPO4 0.05%、MgSO4・7H2O 0.05%、FeSO4・
7H2O 20ppm、MnSO4・nH2O 20ppm、ビオチン200μg/、
チアミン・HCl 100μg/、カザミノ酸0.3%、酵母エキ
ス0.3%)の1000mlを2容通気撹拌槽に仕込み、滅菌
(120℃、20分間)後、エタノールの20mlと前記前培養
物の20mlを添加して、回転数1000rpm、通気量1vvm、温
度33℃ pH7.6にて48時間培養を行つた。
0.05%、K2HPO4 0.05%、MgSO4・7H2O 0.05%、FeSO4・
7H2O 20ppm、MnSO4・nH2O 20ppm、ビオチン200μg/、
チアミン・HCl 100μg/、カザミノ酸0.3%、酵母エキ
ス0.3%)の1000mlを2容通気撹拌槽に仕込み、滅菌
(120℃、20分間)後、エタノールの20mlと前記前培養
物の20mlを添加して、回転数1000rpm、通気量1vvm、温
度33℃ pH7.6にて48時間培養を行つた。
尚、エタノールは、培養中培地の濃度が2容量%を越
えないように、約1〜2時間ごと断続的に添加した。
えないように、約1〜2時間ごと断続的に添加した。
培養終了後、培養物300mlから遠心分離にて集菌後、
脱塩蒸留水にて2度洗浄した菌体を反応液〔DL−アスパ
ラギン酸2mg、ピリドキサールリン酸5μg、リン酸緩
衝液100μmoles、エタノール10mg、pH7.6を反応液1ml中
に含有〕1000mlに懸濁後、該懸濁液を2容通気撹拌槽
に仕込み、エタノール20mlを添加して、回転数300rpm、
通気量0.1vvm、温度33℃、pH7.6にて10時間反応を行つ
た。
脱塩蒸留水にて2度洗浄した菌体を反応液〔DL−アスパ
ラギン酸2mg、ピリドキサールリン酸5μg、リン酸緩
衝液100μmoles、エタノール10mg、pH7.6を反応液1ml中
に含有〕1000mlに懸濁後、該懸濁液を2容通気撹拌槽
に仕込み、エタノール20mlを添加して、回転数300rpm、
通気量0.1vvm、温度33℃、pH7.6にて10時間反応を行つ
た。
反応終了後、遠心分離(4000rpm、15分間、4℃)に
て除菌した上清液中のL−スレオニンを定量した。
て除菌した上清液中のL−スレオニンを定量した。
また、反応終了後の反応液500mlを、強酸性陽イオン
交換樹脂(H+型)のカラムに通してL−スレオニンを吸
着させ、水洗後、0.5Nアンモニア水で溶出させたのち、
L−スレオニン画分を濃縮し、冷エタノールでL−スレ
オニンの結晶を析出させ、精製した。結果を後に掲げる
第1表に示した。
交換樹脂(H+型)のカラムに通してL−スレオニンを吸
着させ、水洗後、0.5Nアンモニア水で溶出させたのち、
L−スレオニン画分を濃縮し、冷エタノールでL−スレ
オニンの結晶を析出させ、精製した。結果を後に掲げる
第1表に示した。
実施例−2 実施例−1と同様の条件にてブレビバクテリウム・フ
ラバム(Brevibacterium flavum)MJ−233−AB−41(FE
RM BP−1498)を培養し、また実施例−1と同様の条件
にて反応させた後上清液中のL−スレオニンを定量し
た。また、実施例−1と同様にしてL−スレオニンの結
晶を析出させ、精製した。結果は第2表に示した。
ラバム(Brevibacterium flavum)MJ−233−AB−41(FE
RM BP−1498)を培養し、また実施例−1と同様の条件
にて反応させた後上清液中のL−スレオニンを定量し
た。また、実施例−1と同様にしてL−スレオニンの結
晶を析出させ、精製した。結果は第2表に示した。
実施例−3 実施例−1と同様の条件にてブレビバクテリウム・フ
ラバム(Brevibacterium flavum)MJ−233−ABT−11(F
ERM BP−1500)を培養し、また実施例−1と同様の条
件にて反応させた後上清液中のL−スレオニンを定量し
た。また、実施例−1と同様にしてL−スレオニンの結
晶を析出させ、精製した。結果は第3表に示した。
ラバム(Brevibacterium flavum)MJ−233−ABT−11(F
ERM BP−1500)を培養し、また実施例−1と同様の条
件にて反応させた後上清液中のL−スレオニンを定量し
た。また、実施例−1と同様にしてL−スレオニンの結
晶を析出させ、精製した。結果は第3表に示した。
実施例−4 実施例−1と同様の条件にてブレビバクテリウム・フ
ラバム(Brevibacterium flavum)MJ−233−ABD−21(F
ERM BP−1499)を培養し、また実施例−1と同様の条
件にて反応させた後上清液中のL−スレオニンを定量し
た。また、実施例−1と同様にしてL−スレオニンの結
晶を析出させ、精製した。結果を第4表に示した。
ラバム(Brevibacterium flavum)MJ−233−ABD−21(F
ERM BP−1499)を培養し、また実施例−1と同様の条
件にて反応させた後上清液中のL−スレオニンを定量し
た。また、実施例−1と同様にしてL−スレオニンの結
晶を析出させ、精製した。結果を第4表に示した。
実施例−5 実施例−1で反応時に添加するエタノールをグルコー
スに変えた以外は実施例−1と同様の操作を実施した。
尚、グルコース濃度は、2重量%とした。反応終了後の
上清液中のL−スレオニン生成量および精製量を第5表
に示した。
スに変えた以外は実施例−1と同様の操作を実施した。
尚、グルコース濃度は、2重量%とした。反応終了後の
上清液中のL−スレオニン生成量および精製量を第5表
に示した。
実施例−6 実施例−1で反応時に用いた反応液を(NH4)2SO4 2
g/;KH2PO4 0.5g/;KH2PO4 0.5g/;MgSO4・7H2O
0.5g/;FeSO4・7H2O 20ppm;MnSO4・4〜6H2O 20ppm;
チアミン−HCl 100μg/;DL−アスパラギン酸 2g/
(pH7.6)に変えた以外は実施例−1と同様の操作を実
施した。
g/;KH2PO4 0.5g/;KH2PO4 0.5g/;MgSO4・7H2O
0.5g/;FeSO4・7H2O 20ppm;MnSO4・4〜6H2O 20ppm;
チアミン−HCl 100μg/;DL−アスパラギン酸 2g/
(pH7.6)に変えた以外は実施例−1と同様の操作を実
施した。
反応終了後の上清液中のL−スレオニン生成量および
精製量を第6表に示した。
精製量を第6表に示した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 幸江 茨城県稲敷郡阿見町中央8丁目3番1号 三菱油化株式会社中央研究所内 (72)発明者 島津 光伸 茨城県稲敷郡阿見町中央8丁目3番1号 三菱油化株式会社中央研究所内 (72)発明者 湯川 英明 茨城県稲敷郡阿見町中央8丁目3番1号 三菱油化株式会社中央研究所内
Claims (4)
- 【請求項1】微生物菌体の存在下、L−又はDL−アスパ
ラギン酸又はその塩を水溶液中で酵素反応させ、該溶液
中にL−スレオニンを生成せしめ、これからL−スレオ
ニンを採取する方法において、微生物菌体がビオチン要
求性のブレビバクテリウム(Brevibacterium)属に属す
るものであることを特徴とするL−スレオニンの製造
法。 - 【請求項2】水溶液がエタノール及び/又はグルコース
を含むことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の製
造法。 - 【請求項3】ビオチン要求性のブレビバクテリウム(Br
evibacterium)属に属する微生物菌体がエタノール資化
性のものである特許請求の範囲第1項又は第2項記載の
製造法。 - 【請求項4】ビオチン要求性のプレビバクテリウム・フ
ラバム(Brevibacterium flavum)MJ−233、ブレビバク
テリウム・フラバムMJ−233−AB−41、ブレビバクテリ
ウム・フラバムMJ−233−ABT−11、ブレビバクテリウム
・フラバムMJ−233−ABD−21から選ばれるものである特
許請求の範囲第1項又は第2項記載の製造法。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26055687A JP2582805B2 (ja) | 1987-10-15 | 1987-10-15 | L−スレオニンの製造法 |
| DE3888076T DE3888076T2 (de) | 1987-10-15 | 1988-10-14 | Verfahren zur Herstellung von L-Threonin. |
| US07/257,524 US5153123A (en) | 1987-10-15 | 1988-10-14 | Method for producing l-threonine, and plasmid and microorganism employed in the same |
| EP88117119A EP0312089B1 (en) | 1987-10-15 | 1988-10-14 | Method for producing L-threonine |
| KR1019880013479A KR890006826A (ko) | 1987-10-15 | 1988-10-15 | L-트레오닌의 제조방법과 이에 이용되는 플라스미드 및 미생물 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26055687A JP2582805B2 (ja) | 1987-10-15 | 1987-10-15 | L−スレオニンの製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01101891A JPH01101891A (ja) | 1989-04-19 |
| JP2582805B2 true JP2582805B2 (ja) | 1997-02-19 |
Family
ID=17349597
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26055687A Expired - Lifetime JP2582805B2 (ja) | 1987-10-15 | 1987-10-15 | L−スレオニンの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2582805B2 (ja) |
-
1987
- 1987-10-15 JP JP26055687A patent/JP2582805B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01101891A (ja) | 1989-04-19 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4197754B2 (ja) | 乳酸又はコハク酸の製造方法 | |
| JP2582805B2 (ja) | L−スレオニンの製造法 | |
| JP2516625B2 (ja) | L−スレオニンの製造法 | |
| JP2942995B2 (ja) | L―アラニンの製造法 | |
| JP2521095B2 (ja) | L−イソロイシンの製造法 | |
| JP2721975B2 (ja) | L−リジンの製造法 | |
| JP2582808B2 (ja) | L−イソロイシンの製造法 | |
| JPH0822234B2 (ja) | L−バリンの製造法 | |
| JP2582806B2 (ja) | L−イソロイシンの製造法 | |
| JPH0644871B2 (ja) | 発酵法によるl−ロイシンの製造法 | |
| JP2716470B2 (ja) | L−イソロイシンの製造方法 | |
| JP2582810B2 (ja) | L−イソロイシンの製造法 | |
| JP2721990B2 (ja) | L―イソロイシンの製造法 | |
| JP2716473B2 (ja) | L‐イソロイシンの製造方法 | |
| JP3012990B2 (ja) | D―アスパラギン酸の製造法 | |
| JPS58201992A (ja) | 微生物によるβ−置換プロピオン酸またはそのアミドの製造法 | |
| JP2721989B2 (ja) | L―イソロイシンの製造法 | |
| JPH0822232B2 (ja) | L−イソロイシンの製造法 | |
| JPS62265988A (ja) | 発酵法によるl−アルギニンの製造法 | |
| JPH05271147A (ja) | D−リンゴ酸の分離・回収方法 | |
| JPS6342692A (ja) | L−イソロイシンの製造法 | |
| JPH0672945A (ja) | D−リンゴ酸製造法 | |
| JPH04228085A (ja) | L−トリプトフアンの製造法 | |
| JPH0657155B2 (ja) | L−バリンの製造法 | |
| JPH02211884A (ja) | L―イソロイシンの製造法 |