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JP2578129B2 - 調光装置 - Google Patents

調光装置

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Publication number
JP2578129B2
JP2578129B2 JP62231184A JP23118487A JP2578129B2 JP 2578129 B2 JP2578129 B2 JP 2578129B2 JP 62231184 A JP62231184 A JP 62231184A JP 23118487 A JP23118487 A JP 23118487A JP 2578129 B2 JP2578129 B2 JP 2578129B2
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JP
Japan
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light control
control device
color filter
liquid crystal
planar
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Application number
JP62231184A
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English (en)
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JPS6474531A (en
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友紀 郡島
祥一 土屋
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、透明状態と散乱状態とで透過を制御する調
光装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、電界によって透明状態と散乱状態とを制御する
面状調光素子としては、誘電率異方性が負の液晶のダイ
ナミックスキャタリングモード(DSM)によるものや、
液晶とそのマトリックス媒体である高分子との間のイン
デックスマッチングによるもの等が知らている。この面
状調光素子は、透明状態と散乱状態とで調光するため、
通常は透明と白濁との変化となる。
そこで、これをカラー化することが望まれてきてい
る。まず、液晶に2色性染料を混入した場合には、単に
その2色性染料の配列により色の濃さが決まるため、色
の濃淡を示すのみとなり、面白みに欠けるものであっ
た。
また、この面状調光素子の一面にカラーフィルターを
密着させて配置することも考えられるが、観察者からみ
て表側に配置した場合には、その色は電界の状態によら
ずほぼ同じ色となってしまい意味がない。逆に、裏面に
カラーフィルターを密着配置したとしても、電界のオン
オフによって表側よりは色の変化が大きいが、やはり色
の濃淡を示すのみとなり、面白みに欠けるものであっ
た。
[発明の解決しようとする問題点] 本発明の目的は、これら従来の技術の有していた前述
の欠点を解消し、特定色の単なる濃淡でない調光装置を
得るものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、前述の課題を解決すべくなされたものであ
り、電界によって透明状態と散乱状態とを制御する面状
調光素子を用いた調光装置において、面状調光素子から
間隔を置いてカラーフィルターを配置し、得られる硬化
物の屈折率が、使用する液晶物質の常光屈折率(no)あ
るいは異常光屈折率(ne)のいずれかと一致するように
選ばれた光硬化性化合物及び液晶物質の溶解物を一対の
基板間に保持し、光露光することにより、光露光性化合
物を硬化させて液晶物質と硬化物との相分離を固定化し
た面状調光素子を使用したことを特徴とする調光装置を
提供するものである。
本発明は、これにより間隔を置いて配置したカラーフ
ィルターの色と面状調光素子の散乱状態による白濁との
間の色変化が得られるものである。
また、面状調光素子に隣接させて第2のカラーフィル
ターを配置することにより、面状調光素子が透過状態の
時には、2枚のカラーフィルターの混色が識別され、面
状調光素子が散乱状態の時には、2枚のカラーフィルタ
ーの内、面状調光素子に隣接させて配置された第2のカ
ラーフィルターの色に近い色が識別され、異なる2色の
変化となる。
第1図は、本発明の基本的な別の構成を示す断面図で
あり、第2図、第3図、第4図は、夫々カラーフィルタ
ーを2枚用いた例を示す断面図である。
第1図、第2図、第3図、第4図において、1、11、
21、31は面状調光素子、2、12、22、32は面状調光素子
から間隔lを置いて配置したカラーフィルター、13、2
3、33は面状調光素子に隣接又は間隔を置いて配置され
た第2のカラーフィルターを示している。
本発明では、このカラーフィルター2、12、22、32
は、観察者からみて裏側に間隔lを置いて配置されてい
る。この間隔lは、面状調光素子が散乱状態の時に、表
側からみてこのカラーフィルター2、12、22、32の色が
透過状態の時に比して異なって認識できる程度とされれ
ば良いが、その色がほとんど識別できない程度とされる
ことが好ましい。具体的には、1cm以上離して配置され
れば良い。
本発明のカラーフィルター、第2のカラーフィルター
は、面状のカラーフィルターであれば使用でき、フィル
ム又はガラスを染色、印刷、蒸着等で着色したフィルム
またはガラス等が使用できる。
本発明の面状調光素子とは、電界の印加により光が透
過状態と散乱状態とに変化する面状の素子であれば使用
できる。この面状とは、一般には平面状であるが、用途
によっては、曲面状であってもよいし、折れ曲がってい
てもよい。
第1図の例では、カラーフィルターは1枚用いるのみ
であり、観察者が図の右側がら見るとした場合に、観察
者からみて、面状調光素子が散乱状態の時にはほぼ白く
見え、面状調光素子が透過状態の時にはカラーフィルタ
ー2の色が見えることとなる。
第2図と第3図の例は、カラーフィルター12、22と第
2のカラーフィルター13、23を併用した例であり、第2
図では第2のカラーフィルター13が面状調光素子11の裏
面側にほぼ密着して配置され、第3図では第2のカラー
フィルター23が面状調光素子21の表面側にほぼ密着して
配置されたところを示している。
この第2の例では、観察者が図の右側から見るとした
場合に、観察者からみて、面状調光素子が散乱状態の時
には裏面側にほぼ密着して配置された第2のカラーフィ
ルター13の色が白っぽく見え、面状調光素子が透過状態
の時にはカラーフィルター1と第2のカラーフィルター
13との混色が見えることとなる。
この第2のカラーフィルター13の位置は、第2図の例
の場合には、カラーフィルター12よりも面状調光素子11
に近い位置に配置されれば良い。もっとも、第2のカラ
ーフィルター13を面状調光素子11に密着するように配置
すれば、透過散乱の切替により色の変化が大きくなるた
め好ましい。なお、散乱状態である程度色をぼかしたい
場合には第2のカラーフィルター13を面状調光素子11か
らある程度離して配置すれば良い。
また、第3図の例では、観察者が図の右側から見ると
した場合に、観察者からみて、面状調光素子が散乱状態
の時には、表面側にほぼ密着して配置された第2のカラ
ーフィルター23の色が見え、面状調光素子が透過状態の
時にはカラーフィルター22と第2のカラーフィルター23
との混色が見えることとなる。
この第2のカラーフィルター23の位置は、第3図の例
の場合には、面状調光素子21のカラーフィルター22とは
反対側に配置されれば良く、密着していても、また間隔
を置いていてもよい。
この第2のカラーフィルター23と面状調光素子21との
間隔を、カラーフィルター22と面状調光素子21とほぼ同
じとした場合には、両面から異なった色を観察すること
ができる。この例を第4図で説明する。
第4図の例は、両側に観察者がいる場合に適した例で
あり、第2のカラーフィルター33は面状調光素子31のカ
ラーフィルター32が配置された面と反対側の面に間隔を
置いて配置される。
この第2のカラーフィルター33と面状調光素子31との
間隔は、通常は面状調光素子31とカラーフィルター32と
の間隔とほぼ同じとすれば良い。もっとも両カラーフィ
ルターの色によっては散乱状態での見え方が異なるた
め、異なる間隔とされる場合もある。
この場合には、観察者が図の右側から見るとした場合
に、観察者からみて、面状調光素子が散乱状態の時には
右側に間隔を配置された第2のカラーフィルター33の色
が見え、面状調光素子が透過状態の時にはカラーフィル
ター32と第2のカラーフィルター33との混色が見えるこ
ととなり、観察者が図の左側から見るとした場合に、観
察者からみて、面状調光素子が散乱状態の時には左側に
間隔を置いて配置されたカラーフィルター32の色が見
え、面状調光素子が透過状態の時にはカラーフィルター
32と第2のカラーフィルター33との混色が見えることと
なる。
なお、この第2のカラーフィルターが面状調光素子に
密着して用いられる場合には、面状調光素子の基板を兼
用していてもよい。
本発明の面状調光素子とは、前述の如く電界の印加に
より光が透過状態と散乱状態とに変化する面状の素子で
あれば使用できる。
具体的には、液晶を用いた透過散乱制御素子の従来例
として、液晶がポリビニルアルコールの媒体に封入さ
れ、マイクロカプセル状に形成されたものや、樹脂の多
孔質マトリックス中に液晶が含浸されたようなものがあ
る。これに対して、本発明は上述したように光硬化性化
合物と液晶との溶解物から素子を形成する。
本発明においては光硬化性化合物を用いる。
この光硬化性とは、赤外線、可視光線、紫外線、電子
線によって硬化する化合物であればよい。その光の作用
も、硬化を促進するものであれば何でもよく、光子、電
子、熱のいずれによってでもよい。
従って、光硬化性化合物は、ビニル重合、付加重合、
縮合重合、カチオン重合、アニオン重合、リビング重合
等何れであってもよいが、水分、腐食性物質等の液晶物
質を劣化させるおそれのある物質を発生する縮合重合は
一般的にみて好ましくない。
また、重合の系は、均一、不均一系を問わない。例え
ば、光硬化性化合物と液晶との混合物であってもよい
し、光硬化性化合物と液晶をポリビリルアルコール等と
混合しマイクロカプセル化したものでもよい。
この光硬化性化合物としては、光硬化性ビニル系化合
物の使用が好ましく、その硬化速度を速めたいなら、光
硬化開始剤を加えるなどしてよく、ラジカル種により光
硬化可能なものであれば、外観品位、信頼性にすぐれた
素子を作成することができる。この光硬化ビニル系化合
物は化合物自身が光反応性をもつもの、光照射によって
生成し物質により硬化が誘起されるものであってもよ
く、大別すると、光照射によって分解硬化するものと、
重合硬化するものに分類される。重合硬化するものは、
さらに光二量化するものと重合高分子化するものに分け
られる。前者はビニル基の中でも、シンナモイル基やシ
ンナミリデン基をもつものが多く、例えばポリケイ皮酸
ビニル、ポリシンナミリデン酢酸ビニル、フェニレンジ
アクリル酸エステルなどが例示される。後者は、モノマ
ーやオリゴマーが光により活性化されて、相互にあるい
は他のポリマーやオリゴマー、モノマーと重合硬化する
ものであり、ビニル基の中でもアクリロイル系、アリル
系、スピラン系、ビニルベンゼン系のモノマー、オリゴ
マー、ポリマーなどがあげられる。具体的には、モノア
クリレート、N−置換アクリルアミド、N−ビニルピロ
リドン、スチレン及びの誘導体、ポリオールアクリレー
ト、ポリエステルアクリレート、ウレタンアクリレー
ト、エポキシアクリレート、シリコーンアクリレート、
フロロアルキルアクリレート、ポリブタジエン骨格を有
するポリアクリレート、イソシアヌル酸骨格を有するポ
リアクリレート、ヒダントイン骨格を有するアクリレー
ト、不飽和シクロアセタールなどに代表される単官能及
び多官能ビニル基を有する化合物が例示される。
これらの光硬化性ビニル系化合物の中でも、特にアク
リロイル系化合物を使用することが、光露光後の液晶と
硬化物の相分離状態及びその均一性にすぐれているこ
と、また、光露光による硬化速度が速く硬化物が安定で
あることから好ましい。
なお、ここでいうアクリロイル系化合物のアクリロイ
ル基は、α位、β位の水素がフェニル基、アルキル基、
ハロゲン原子、シアノ基等で置換されていてもよい。
特に、アルキル基がメチル基であるメタクリロイル系
化合物は耐光性が良いので好ましい。
また、光硬化性化合物の場合に使用される光硬化開始
剤は、ベンゾインエーテル系、ベンゾフェノン系、アセ
トフェノン系、チオキサントン系、アゾビス系、過酸化
物質などが例示される。
付加重合においては、光の有する性質の内、特に熱源
のしての性質を利用して、ジエポキシ化合物とジアミン
との反応、ジエポキシ化合物と酸無水物との反応等がな
される。また、ジエポキシ化合物の光カチオン重合によ
って光硬化させることもできる。また、ジイソシアネー
トとジアミンまたはジイソシアネートとポリオールとの
熱反応も使用できる。
これらの光硬化性化合物は、単官能性でも良いし、二
官能性、多官能性でも良い。
また、この光硬化性化合物は、単独もしくは複数混合
で用いてもよく、素子作成に必要な改質剤、作成した素
子の改質剤などを含んでいてもよい。具体的には、架橋
剤、界面活性剤、希釈剤、増粘剤、消泡剤、接着性付与
剤、安定剤、吸収剤、色素、重合促進剤、連鎖移動剤、
重合禁止剤などを含んでいてよい。
この光硬化性化合物は、前述の要件を満たした種々の
材料の中から、液晶の屈折率、液晶との溶解性を勘案し
て選択すればよい。
これで使用される液晶物質は、種々の液晶物質が使用
できるが、調光装置の使用温度において、ネマチック相
を示すものやスメクチックA相を示すものが反応性が速
く好ましい。
また、これらの相が施光性を示すものであってもよ
い。また、その誘電異方性は正のものがDSM効果等を生
じないので、より高信頼性の素子が得られ好ましい。
この液晶物質は、単独で用いても組成物を用いても良
いが、動作温度範囲、動作電圧など種々の要求性能を満
たすには組成物を用いた方が有利といえる。
また、使用される液晶は、光硬化性化合物に均一に溶
解し、光露光後の硬化物とは、溶解しない、もしくは困
難なものが必要であり、組成物を用いる場合は、個々の
液晶物質の溶解度ができるだけ近いものが望ましい。
さらに、これに2色性色素や単なる色素を添加しても
良い。
この素子を製造する際、調製する光硬化性化合物と液
晶物質との混合物は液状であっても粘稠物であっても均
一に溶解していれば良く、素子の製造方法によって最適
なものを選べば良い。たとえば、In2O3−SnO2,SnO2等の
透明電極付のガラス基板が、相対向するように配して周
辺をシールしたセルには、液状で注入した方が一般に便
利であり、透明電極付のガラス、プラスチック等の基板
に塗布し、対向する基板を重ね合わせようとする場合に
は、一般に粘稠状態の方が便利である。
基板間ギャップは、5〜100μmにて動作することが
できるが、印加電圧、オン・オフ時のコントラストを配
慮すれば、10〜40μmに設定することが適当である。
この基板は、第2のカラーフィルターを密着して用い
る場合には、色の付いたカラーフィルター基板としてカ
ラーフィルターを兼用しても良い。
このようにして、基板に保持した混合物を、光露光に
より、液晶と硬化物との相分離状態で固定化する。光露
光前には、基板に保持された内容物は均一に溶解してい
るため無色透明であるが、得られた硬化物の屈折率と使
用した液晶の常光屈折率(no)とが一致するように選定
しておけば、光露光または熱処理御は一定方向に配列し
ていないネマチック液晶と硬化物による屈折率散乱のた
め白濁状態となる。
即ち、この硬化により硬化物が網目状にマトリックス
を形成し、この空隙部に液晶が封じ込められた構造をと
る。これにより、電圧を印加しない状態で、液晶はマト
リックスの硬化物の面に対して特定の配向を取る。具体
的には、正の誘電率異方性のネマチック液晶を用いた場
合には、液晶分子はほぼ網目状のマトリックス硬化物の
面に対して平行に配列する傾向がある。このため、ある
広い範囲で見れば液晶分子は種々の方向を向いているこ
ととなり、周囲のマトリックスの硬化物の屈折率と、種
々の方向を向いている液晶の屈折率とが異なることによ
り、散乱を生じ、白濁してみえることとなる。
ここで電圧を印加すると、液晶分子が基板に垂直の方
向に揃って配列し、周囲のマトリックスの硬化物の屈折
率と、一定の方向を向いている液晶の屈折率とが一致す
ることにより、光が透過することとなる。
この効果は、マトリックスの硬化物が網目状で連通し
た空隙を形成するのでなく、夫々独立した空隙を形成す
るようにされた場合でも同様である。
なお、この硬化の際に、この際特定の配向を生じせし
めたい部分のみに電圧を印加しつつ、光露光により硬化
性化合物の硬化を行なうことにより、部分的に特定の配
向を生ぜしめて、その部分のみ電界の印加状態にかかわ
らず常に透過状態とすることもできる。その例を光硬化
性化合物を例にとって説明する。
具体的には、特定の部分のパターンに対応する電極を
配置し、その間に電圧を印加しつつ、全体に光を当てて
硬化させたり、特定の部分を除く部分に遮光性のマスク
を形成し、少なくとも特定の部分に電圧を印加しつつ、
全体に光を当てて特定の部分のみを硬化させ、次いで、
遮光性のマスクを除去して残りの部分を硬化させたり、
レーザー等を走査しながら必要の部分には電圧を印加し
て特定の部分にのみ特定の配向を形成させたりすればよ
い。
また、これらの方向を組み合わせたり、特定の部分を
除いた部分を先に硬化させるように工程を逆転させても
よい。
さらに、前述のごとく、硬化させる際の電圧をしきい
値電圧付近で段階的に変化させたり、光の照射時間、硬
化温度等を制御してして白濁度が低いが電圧により透過
率が変化する中間調の透過部分を形成してもよい。
この面状調光素子は、基板がプラスチックや薄いガラ
スの場合にさらに保護のためにプラスチックやガラスを
積層したり、基板を強化ガラス、合せガラス、線入りガ
ラス等にしてもよい等種々の応用が可能である。
以下、例により、本発明を具体的に説明する。例1〜
例5が参考例であり、例6〜12が本発明の実施例であ
る。
例1 面状調光素子としてIn2O3−SnO2(ITO)付のポリエチ
レンテレフタレートフィルムの間に誘電率異方性のネマ
チック液晶(BDH社製E−8)をポリビニルアルコール
マイクロカプセルに封入したものを使用した。基板間隙
は20μmとした。
第1図に示すように、この面状調光素子の観察者から
みて裏の面から3cm離して緑色のポリエチレンテレフタ
レートフィルムを配置した。
この調光装置の面状調光素子に電圧を印加しない時に
は、面状調光素子は散乱状態であり、観察者側からは薄
い緑色に見えるが、50V50Hzの交流電圧を印加した時に
は面状調光素子は透明となり、鮮やかな緑色に見えた。
例2 例1の面状調光素子を用い、第2図に示すように2枚
のカラーフィルターを配置した。この面状調光素子の観
察者からみて裏の面から3cm離して配置したカラーフィ
ルターは青色とし、裏面に密着して配置した第2のカラ
ーフィルターは黄色とした。
この調光装置の面状調光素子に電圧を印加しない時に
は、面状調光素子は散乱状態であり、観察者側からは若
干薄い黄色に見えるが、50V50Hzの交流電圧を印加した
時には面状調光素子は透明となり、2枚のカラーフィル
ターの混色の鮮やかな緑色に見えた。
例3 例2の第2のカラーフィルターを観察者側に密着配置
した外は、例2と同様にして調光装置を得た。
この調光装置の面状調光素子に電圧を印加しない時に
は、面状調光素子は散乱状態であり、観察者側からはほ
ぼ黄色に見えるが、50V50Hzの交流電圧を印加した時に
は面状調光素子は透明となり、2枚のカラーフィルター
の混色の鮮やかな緑色に見えた。
例4 例3の第2のカラーフィルターを面状調光素子の観察
者側の面から3cm離して配置した外は、例3と同様にし
て調光装置を得た。
この調光装置の面状調光素子に電圧を印加しない時に
は、面状調光素子は散乱状態であり、青色の第1のカラ
ーフィルター側の観察者側からはほぼ青色に見え、反対
側の黄色の第2のカラーフィルター側の観察者側からは
ほぼ黄色に見えるが、50V5Hzの交流電圧を印加した時に
は面状調光素子は透明となり、どちら側からも2枚のカ
ラーフィルターの混色の鮮やかな緑色に見えた。
例5 例1でカラーフィルターを面状調光素子に密着状態
(0cm)、その裏面から0.5cm、1cm、2cm、3cmと位置を
変えて、観察者側が明るい状態で、面状調光素子が散乱
状態の場合のカラーフィルターの見え易さを測定した。
この結果、密着状態では色がやや白っぽくなるがほと
んどそのカラーフィルターの色が見えてしまい、0.5cm
離しても色が薄くなってくるが、かなり見える状態であ
った、これに対し、1cm以上離した場合には、色がほと
んど見えない状態となった。
例6〜9 面状調光素子を次のようにして製造した。n−ブチル
アクリレート1部及び2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト5部に液晶(BDH社製E−8)を18部、光硬化開始剤
としてベンゾインイソプロピルエーテル0.12部を均一に
溶解し、25μmのセルギャップをもった全面にITO付の
ガラス基板セルに注入した。
注入孔を封止した後、紫外線照射装置(東芝:トスキ
ュアー400)により、約60秒露光した。
この面状調光素子を例1〜4で使用した面状調光素子
に変えて、同様に調光装置を得たところ、例1〜4と同
様の結果を得た。
例10 例6の混合物7部、ポリビニルアルコール3部を水に
分散後、ITO付きポリエチレンテレフタレートフィルム
上に流延し、水を揮発させたあと、ITO付きポリエチレ
ンテレフタレートフィルムを重ね合せた。そのセルギャ
ップは20μmであった。
この面上調光素子を例1で使用した面状調光素子に変
えて、同様に調光装置を得たところ、例1と同様の結果
を得た。
例11 例6のITO付のガラス基板セルを硬化させる際に、部
分的に窓を空けた黒色のマスクをその上に配置し、上下
基板間のITOに50V50Hzの交流電圧を印加しつつ紫外線照
射装置により約10秒光露光し、次いで、マスクを取り去
って、さらに約60秒光露光して面状調光素子を製造し
た。
この面状調光素子を使用した例6と同様の調光装置
は、製造工程でのマスクの窓に当たる部は電圧の印加状
態の如何に係らず常に光が透過してくるため、裏面のカ
ラーフィルターの色が見えることとなり、他の部分は電
圧の印加状態によって色が変化するものであった。
上述のように参考例に比較して実施例においては面状
調光素子の形成を極めて短時間に行うことができた。ま
た、得られた面状調光素子のセル内の構造は均一であっ
て、光学的に優れたものであった。
[発明の効果] 以上の如く、本発明は新規な調光装置を提供するもの
であり、従来に比してよりカラフルな調光装置を得るこ
とができる。
また、本発明は偏光板を必要とせず、外観品位、生産
性にすぐれた素子であり、表示用、とりわけ大面積、湾
曲状での表示に、また大面積での調光、光シャッター等
に広く利用することができる。
このように本発明は、通常の表示素子をはじめ、大型
の公衆表示素子、調光窓、調光鏡、間仕切り、メモリー
素子等種々の応用が可能であり、製品名、会社名、マー
ク、数字、その他種々の固定表示等を設けることも可能
であり、この外、本発明の効果を損しない範囲内で種々
の応用が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本的な例を示す断面図。 第2図乃至第4図は、第2のカラーフィルター用いた他
の例を示す断面図。 1、11、21、31:面状調光素子 2、12、22、32:カラーフィルター 13、23、33:第2のカラーフィルター

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電界によって透明状態と散乱状態とを制御
    する面状調光素子を用いた調光装置において、面状調光
    素子から間隔を置いてカラーフィルターを配置し、得ら
    れる硬化物の屈折率が、使用する液晶物質の常光屈折率
    (no)あるいは異常光屈折率(ne)のいずれかと一致す
    るように選ばれた光硬化性化合物及び液晶物質の溶解物
    を一対の基板間に保持し、光露光することより、光硬化
    性化合物を硬化させて液晶物質と硬化物との相分離を固
    定化した面状調光素子を使用したことを特徴とする調光
    装置。
  2. 【請求項2】硬化物が網目状で連通した空隙を形成して
    なる特許請求の範囲第1項記載の調光装置。
  3. 【請求項3】硬化物が独立した空隙を形成するようにさ
    れてなる特許請求の範囲第1項記載の調光装置。
  4. 【請求項4】面状調光素子のカラーフィルターを配置し
    た側の面に、面状調光素子に隣接させて第2のカラーフ
    ィルターを配置した特許請求の範囲第1項記載の調光装
    置。
  5. 【請求項5】面状調光素子のカラーフィルターを配置し
    た側と逆の面に第2のカラーフィルターを配置した特許
    請求の範囲第1項記載の調光装置。
  6. 【請求項6】第2のカラーフィルターが面状調光素子に
    密着して配置されている特許請求の範囲第4項または第
    5項記載の調光装置。
  7. 【請求項7】第2のカラーフィルターが面状調光素子の
    基板を兼用している特許請求の範囲第6項記載の調光装
    置。
  8. 【請求項8】第2のカラーフィルターが面状調光素子か
    ら間隔を置いて配置されている特許請求の範囲第5項記
    載の調光装置。
  9. 【請求項9】得られる硬化物の屈折率が、使用する液晶
    物質のnoと一致するように選ばれる特許請求の範囲第1
    項、第2項又は第3項記載の調光装置。
  10. 【請求項10】液晶物質の誘電率異方性が正である特許
    請求の範囲第9項記載の調光装置。
  11. 【請求項11】光硬化性化合物がビニル基を含有する光
    硬化性ビニル系化合物である特許請求の範囲第10項記載
    の調光装置。
  12. 【請求項12】使用する光硬化性ビニル系化合物が、ア
    クリロイル系化合物である特許請求の範囲第11項記載の
    調光装置。
  13. 【請求項13】使用するアクリロイル系化合物が、メタ
    クリロイル系化合物である特許請求の範囲第12項記載の
    調光装置。
  14. 【請求項14】使用する光硬化性ビニル系化合物がアク
    リル酸エステル系化合物である特許請求の範囲第12項記
    載の調光装置。
  15. 【請求項15】使用するアクリル酸エステル系化合物
    が、メタクリル酸エステル系化合物である特許請求の範
    囲第14項記載の調光装置。
  16. 【請求項16】液晶物質がネマチック相を有する液晶物
    質である特許請求の範囲第9項記載の調光装置。
  17. 【請求項17】液晶物質がスメクチックA相を有する液
    晶物質である特許請求の範囲第9項記載の調光装置。
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