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JP2566661B2 - 不純物拡散方法 - Google Patents

不純物拡散方法

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JP2566661B2
JP2566661B2 JP2102637A JP10263790A JP2566661B2 JP 2566661 B2 JP2566661 B2 JP 2566661B2 JP 2102637 A JP2102637 A JP 2102637A JP 10263790 A JP10263790 A JP 10263790A JP 2566661 B2 JP2566661 B2 JP 2566661B2
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inp
semiconductor
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JP2102637A
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文人 上杉
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、不純物拡散方法に関し、特にIII−V族化
合物半導体に亜鉛元素を固相拡散する方法の改良に関す
るものである。
〔従来の技術〕
化合物半導体を用いて製造されるフォトダイオード,
半導体レーザ等の光デバイスにおいて、重要な技術のひ
とつに不純物拡散技術があり、そしてInP系の半導体材
料に不純物Znを拡散させ、P型半導体領域を得る方法に
気相拡散法や固相拡散法が用いられている。
上記気相拡散法は、例えば特開昭63−20878号公報に
示されるように、基板上に拡散防止膜を選択的に形成
し、該基板を拡散不純物とともに真空容器内に封入し、
熱処理により拡散を行う方法であるが、気相拡散法で
は、上記公報にも示されているように、その拡散時の処
理温度が高いため、Zn等の不純物が拡散されるInP系の
半導体材料のPが飛び出して表面が荒れるという問題が
あり、このPの飛び出しを防止するため、半導体材料上
に形成したInGaAs等の保護膜の上から不純物の拡散を行
う等の工夫を施している。
また固相拡散法は、拡散しようとする半導体表面に不
純物あるいは不純物を含む化合物等をスパッタあるいは
電子ビーム蒸着法等によって薄膜状に形成し、その膜か
ら半導体中に不純物を供給し拡散させる方法であるが、
例えば特開昭62−98721号公報には、III−V族化合物半
導体へのZnの固相拡散法では、気相拡散法に比べて同じ
深さの拡散層をより低温の処理により形成することがで
き、特に、GaAs基板表面へのZnの固相拡散では、Zn拡散
領域の表面が鏡面状態のGaAs基板を得ることができるこ
とが示されている。
以下、III−V族化合物半導体であるInP基板にZnを固
相拡散する方法を第2図(a)を用いて説明する。
まず半絶縁性のInP基板1上に拡散源層としてのZnOス
パッタ膜3を1500Å程度の厚さに形成する。続いてSiO2
スパッタ膜4を1000Å程度の厚さに形成する。その後1
気圧程度のN2雰囲気中で550℃で1時間拡散を行う。こ
こでSiO2膜4を形成しているのは、熱処理の際拡散源の
スパッタ膜3からZnが逃げていくのを防止するためであ
る。
また第2図(b)はこの固相拡散技術によって、InP
基板1中に不純物Znを拡散させた時のキャリア濃度のデ
プスプロファイルを示している。
このプロファイルでは、表面でのキャリア濃度は約10
18cm-3であるが、キャリア濃度は深さ方向に急激に減少
しており、表面から約8μmの深さで緩やかな濃度勾配
の拡散フロントを持っている。また、拡散後のInP表面
は多数の荒れが観測された。さらに拡散温度を上げ570
℃で拡散を行うと、キャリア濃度は550℃のときとほぼ
同じであり、表面荒れはさらに進行することが認められ
た。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の固相拡散技術では、気相拡散法に比べて同じ深
さの拡散層をより低温の処理により形成することがで
き、拡散領域表面の熱によるダメージを低減できるとい
う長所があるが、例えばこの固相拡散技術によってInP
中にZnを拡散させる方法では、表面近傍でのみキャリア
濃度が高く、濃度分布は深さ方向に急激に減少する不均
一な分布となり、しかも表面が著しく荒れるというデバ
イス作製用プロセスとしては極めて不都合な問題があっ
た。さらに拡散温度を上げてもキャリア濃度は上がら
ず、1018cm-3以上の高キャリア濃度を得ることは困難で
あった。
本発明は以上のような従来の問題点を解消するために
なされたもので、拡散後の表面荒れを無くし、デバイス
作製用のプロセスとして適用可能にすることができ、ま
た、半導体材料表面部でのキャリア濃度が1018cm-3以上
と高くかつキャリア濃度分布が均一であり、しかも半導
体材料内部での拡散フロントが急峻である拡散デプスプ
ロファイルを得ることができる不純物拡散方法を得るこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本件発明者は、不純物の固相拡散方法,例えばInP表
面に直接拡散源となるZnO膜を形成し、熱処理によりZn
の拡散を行う方法では、気相拡散法に比べてプロセスが
低温化されているため、熱そのものによる拡散領域表面
のダメージは低減されているものの、拡散中、表面のリ
ン(P)と亜鉛(Zn)が合金反応を起こしZn3P2が形成
され、この合金化により著しい表面荒れを招き、また上
記合金化がInP中へのZnの拡散の障害となっていること
を見出した。
本発明は上記の知見に基づいてなされたものであり、
本発明に係る不純物拡散方法は、リン(P)またはアル
ミニウム(Al)を含む化合物半導体からなる第1の半導
体層に不純物として亜鉛(Zn)を拡散する不純物拡散方
法において、上記第1の半導体層の表面にリン(P)ま
たはアルミニウム(Al)を含まない化合物半導体からな
る第2の半導体層を形成した後、この第2の半導体層の
上に亜鉛(Zn)の拡散源となる薄膜を形成し、この後熱
処理を行って、上記第2の半導体層を介して上記第1の
半導体層に亜鉛(Zn)を拡散するようにしたものであ
る。
〔作用〕
本発明においては、PまたはAlを含む化合物半導体か
らなる第1の半導体層の表面に、PまたはAlを含まない
化合物半導体からなる第2の半導体層を形成した後、こ
の第2の半導体層の上にZnの拡散源となる薄膜を形成
し、上記第2の半導体層を介して上記第1の半導体層に
Znを拡散するようにしており、上記第1の半導体層と接
触する上記第2の半導体層はZnと合金反応を起こすP及
びAlを含まないから、この合金反応が大きく抑制され表
面の荒れをなくすことができる。また上記合金反応の抑
制により、不純物(Zn)の上記第1の半導体層への拡散
が促進されることとなり、これによりこの第1の半導体
層表面部でのキャリア濃度を高くかつ均一にでき、さら
に第1の半導体層の内部で急峻な拡散フロントを得るこ
とができる。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図について説明する。
第1図(a)は、本発明の一実施例による不純物拡散
方法を説明するための図であり、図において第2図と同
一符号は同一または相当部分を示し、2は絶縁性のInP
半導体基板1上に形成されたInGaAs層で、該InGaAs層2
上には、拡散源となるZnOスパッタ膜3及びSiO2膜4が
順次形成されている。
次に固相拡散方法について説明する。
半絶縁性のInP基板1上に有機金属気相成長法(MOCV
D)あるいは液相成長法(LPE)等によって、InGaAs層2
を厚さ0.8μm程度成長する。続いてこのInGaAs層2上
に拡散源となるZnOスパッタ膜3を厚さ1500Å程度成長
し、さらにSiO2スパッタ膜4を厚さ1000Å程度成長す
る。その後、600℃1気圧のN2雰囲気中で1時間拡散を
行う。
第1図(b)は上記固相拡散方法によって、InP基板
1中に不純物Znを固相拡散した時のキャリア濃度のデプ
スプロファイルを示しており、横軸にInP基板表面から
の拡散深さ、縦軸にキャリア濃度をとっている。
表面から約8μmの深さまでキャリア濃度が約2×10
18cm-3の均一な分布をしており、約10μmの深さで急峻
な拡散フロントが見られる。急峻な拡散フロントはデバ
イス作製上有利となる。さらに拡散後のInP基板1表面
には全くの荒れは見られない。これはInP基板1上にInG
aAs層を挿入したことにより、拡散不純物Znと基板の構
成元素Pの合金化が抑えられ、ZnがInP中に拡散し易く
なったためである。
第3図は上記固相拡散技術を用いて製造した半導体レ
ーザを示しており、図中30は半導体レーザで、InP基板3
1上にn形InPクラッド層32,InGaAsP活性層33,p形InPク
ラッド層34が順次形成してある。また該InPクラッド層3
4上には、Zn不純物と合金反応するPを含まないInGaAs
層35が形成してあり、拡散領域36は、該InGaAs層35上に
形成した拡散源層(図示せず)からのZn不純物の拡散に
より形成されている。なお37及び38はそれぞれp電極及
びn電極である。
この場合、Zn拡散層表面での不純物濃度が高くかつ均
一であるためp電極37とInPクラッド層34との間で良好
なオーミックコンタクトをとることができる。
また本実施例の固相拡散法では急峻な拡散フロントが
得られるため、これを半導体レーザの導波路の形成に用
いた場合、光の閉じ込めを効果的に行うことができる。
第4図は上記固相拡散技術を用いて製造したホトダイ
オードを示しており、40はホトダイオードで、InP基板4
1上にn形InP層42,n形InGaAs層43,及びn形InP層44が形
成してある。また該InP層44上には、Zn不純物と合金反
応するPを含まないInGaAs層45が形成してあり、拡散領
域46は、該InGaAs層45上に形成した拡散源層(図示せ
ず)からのZn不純物の拡散により形成されている。な
お、47は絶縁膜、48,49は電極である。
この場合、不純物濃度が高く均一であることから、良
好なオーミック電極を容易に形成でき、拡散フロントが
急峻であるため、PN接合部の位置を正確に制御すること
ができる。
このように本実施例では、リンを構成元素として含む
InP層表面を、リンを構成元素として含まないInGaAs層
で被覆し、該InGaAs層上に上記不純物Znを含む拡散源Zn
O層を形成し、熱処理によりZnを上記InP層に拡散するよ
うにしたので、InP層と接触する半導体層の不純物濃度
が低くなり、上記合金反応が大きく抑制され、表面の荒
れをなくすことができる。また上記合金反応の抑制によ
り、Zn不純物のInP層への拡散が促進されることとな
り、これにより該InP層表面部でのキャリア濃度を高く
かつ均一にでき、さらにInP層の内部で急峻な拡散フロ
ントを得ることができる。
なお、上記実施例ではInP中への拡散について説明し
たが、これはリンを含む三元あるいは四元の化合物半導
体、例えばInGaP,InGaAsP等にも適用できる。要する
に、拡散源層とInP層との間に挿入した層は、その組成
に亜鉛と合金反応するリンを含んでいなければ良く、そ
の膜厚も制限されない。
さらに、Znを拡散する半導体層は、リンを構成元素と
して含む半導体層に限られるものではなく、例えばAlIn
GaAs等のアルミニウムを構成元素とする化合物半導体層
であってもよい。この場合、AlとZnやOが反応すること
となるので、上記化合物半導体層表面をアルミニウムを
構成元素として含まない半導体層、例えばInGaAs層で被
覆し、その後熱処理を行って拡散する。これにより、上
記反応を抑制することができ、上記実施例と同様の効果
が得られる。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明に係る不純物拡散方法によれ
ば、PまたはAlを含む化合物半導体からなる第1の半導
体層に不純物としてZnを拡散する不純物拡散方法におい
て、上記第1の半導体層の表面にPまたはAlを含まない
化合物半導体からなる第2の半導体層を形成した後、こ
の第2の半導体層の上にZnの拡散源となる薄膜を形成
し、熱処理を行って、上記第2の半導体層を介して上記
第1の半導体層にZnを拡散するようにしたので、拡散後
の表面荒れが無く1018cm-3以上のキャリア濃度を得るこ
とができるとともに、拡散フロントの急峻なプロファイ
ルを得ることができ、この拡散方法を半導体レーザやフ
ォトダイオード等のデバイスに適用することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による不純物拡散方法を説明
するための図、第2図は従来の不純物拡散方法を説明す
るための図、第3図及び第4図はそれぞれ本発明の不純
物拡散方法を用いて作製した半導体レーザ及びホトダイ
オードの構造を示す断面図である。 1……InP基板、2……InGaAs層、3……ZnO層、4……
SiO層。 なお図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リン(P)またはアルミニウム(Al)を含
    む化合物半導体からなる第1の半導体層に不純物として
    亜鉛(Zn)を拡散する不純物拡散方法において、 リン(P)またはアルミニウム(Al)を含まない化合物
    半導体からなる第2の半導体層を上記第1の半導体層の
    表面に形成する第1の工程と、 上記第2の半導体層上に亜鉛(Zn)の拡散源となる薄膜
    を形成する第2の工程と、 熱処理を行い、上記第2の半導体層を介して上記第1の
    半導体層に亜鉛(Zn)を拡散する第3の工程とを含むこ
    とを特徴とする不純物拡散方法。
JP2102637A 1990-04-18 1990-04-18 不純物拡散方法 Expired - Lifetime JP2566661B2 (ja)

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