JP2563411B2 - 酸化物超電導線の製造方法 - Google Patents
酸化物超電導線の製造方法Info
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- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、酸化物超電導体を用いた超電導線の製造方
法に関する。
法に関する。
(従来の技術) 近年、Ba−La−Cu−O系の層状ペロブスカイト型の酸
化物が高い臨界温度を有する可能性のあることが発表さ
れて以来、各所で酸化物超電導体の研究が行われている
(Z.Phys.B Condensed Matter 64,189−193(198
6))。その中でもY−Ba−Cu−O系で代表される酸素
欠陥を有する欠陥ペロブスカイト型(LnBa2Cu3O7−δ
型)(δは酸素欠陥を表わし通常1以下、Lnは、Y、L
a、Sc、Nd、Sm、Eu、Gd、Dy、Ho、Er、Tm、YbおよびLu
から選ばれた少なくとも1種の元素、Baの一部はSr等で
置換可能)の酸化物超電導体は、臨界温度が90K以上と
液体窒素以上の高い温度を示すため非常に有望な材料と
して注目されている(Phys.Rev.Lett.Vol.58 No.9,908
−910)。
化物が高い臨界温度を有する可能性のあることが発表さ
れて以来、各所で酸化物超電導体の研究が行われている
(Z.Phys.B Condensed Matter 64,189−193(198
6))。その中でもY−Ba−Cu−O系で代表される酸素
欠陥を有する欠陥ペロブスカイト型(LnBa2Cu3O7−δ
型)(δは酸素欠陥を表わし通常1以下、Lnは、Y、L
a、Sc、Nd、Sm、Eu、Gd、Dy、Ho、Er、Tm、YbおよびLu
から選ばれた少なくとも1種の元素、Baの一部はSr等で
置換可能)の酸化物超電導体は、臨界温度が90K以上と
液体窒素以上の高い温度を示すため非常に有望な材料と
して注目されている(Phys.Rev.Lett.Vol.58 No.9,908
−910)。
従来、この酸化物超電導体を線材化するにあたって
は、金属管に酸化物超電導体粉末を充填して最終線径ま
で減面加工した後、金属層を除去し、しかる後焼成のた
めの熱処理および酸素導入のための熱処理を施して得て
いた。そして、このようにして得られた酸化物超電導線
は、製造時や使用時等の温度変化時に酸化物超電導体が
一様に熱膨張あるいは熱収縮するため、内部にポアやク
ラックを生じることが少ないので、高い臨界電流密度を
得ることができる。
は、金属管に酸化物超電導体粉末を充填して最終線径ま
で減面加工した後、金属層を除去し、しかる後焼成のた
めの熱処理および酸素導入のための熱処理を施して得て
いた。そして、このようにして得られた酸化物超電導線
は、製造時や使用時等の温度変化時に酸化物超電導体が
一様に熱膨張あるいは熱収縮するため、内部にポアやク
ラックを生じることが少ないので、高い臨界電流密度を
得ることができる。
しかしながら、酸化物超電導体は結晶性の酸化物であ
って延性および可撓性に乏しい。また、そのままでは機
械的応力に対して弱く、一定値以上歪むと超電導特性が
低下または消滅する。このため、上述した従来の酸化物
超電導線では、その用途によっては実用的な機械的強度
を得ることが困難であり、機械的応力に起因する歪みに
より超電導特性が低下または消滅して、所望の臨界電流
密度を得られないという問題があった。
って延性および可撓性に乏しい。また、そのままでは機
械的応力に対して弱く、一定値以上歪むと超電導特性が
低下または消滅する。このため、上述した従来の酸化物
超電導線では、その用途によっては実用的な機械的強度
を得ることが困難であり、機械的応力に起因する歪みに
より超電導特性が低下または消滅して、所望の臨界電流
密度を得られないという問題があった。
(発明が解決しようとする問題点) このように、従来の製造方法で得られる酸化物超導電
線は、その用途によっては実用的な機械的強度を得るこ
とが困難であり、所望の臨界電流密度が得られないとい
う問題がった。
線は、その用途によっては実用的な機械的強度を得るこ
とが困難であり、所望の臨界電流密度が得られないとい
う問題がった。
本発明は、かかる従来の難点を解消すべくなされたも
ので、機械的強度が改善された高臨界電流密度の酸化物
超電導線を製造する方法を提供することを目的とする。
ので、機械的強度が改善された高臨界電流密度の酸化物
超電導線を製造する方法を提供することを目的とする。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) すなわち、本発明の酸化物超導電線の製造方法は、金
属管中に金属製心材を長さ方向に配置し、この金属製心
材と金属管との間に酸化物超電導体粉末を充填し、次い
で伸線加工を施した後外周の金属層を除去し、しかる後
酸素含有雰囲気中で熱処理を施すことを特徴としてい
る。
属管中に金属製心材を長さ方向に配置し、この金属製心
材と金属管との間に酸化物超電導体粉末を充填し、次い
で伸線加工を施した後外周の金属層を除去し、しかる後
酸素含有雰囲気中で熱処理を施すことを特徴としてい
る。
本発明に用いる金属製心材は、耐熱性、熱伝導性、導
電性および延伸加工性に優れていることが好ましく、こ
のような金属としては銀、金、白金、パラジウム、ある
いはこれらの合金が例示される。
電性および延伸加工性に優れていることが好ましく、こ
のような金属としては銀、金、白金、パラジウム、ある
いはこれらの合金が例示される。
なお、心材として銅あるいは銅合金のような酸化性金
属を用いることも可能であるが、この場合には熱処理時
に酸化物超電導体表面に酸素欠損層や汚染層を生じさせ
るため、銀、金、白金、パラジウム、あるいはこれらの
合金を用いた場合に比べて、超電導特性が低下する。
属を用いることも可能であるが、この場合には熱処理時
に酸化物超電導体表面に酸素欠損層や汚染層を生じさせ
るため、銀、金、白金、パラジウム、あるいはこれらの
合金を用いた場合に比べて、超電導特性が低下する。
また、金属管はいかなる金属からなっていてもよい
が、延伸加工性および経済性の点から銅を用いることが
好ましい。ただし、伸線加工後必要に応じて仮焼する場
合には、銀、金、白金、パラジウム、あるいはこれらの
合金を用いた方が、より超電導特性の優れた線材を得る
ことができる。
が、延伸加工性および経済性の点から銅を用いることが
好ましい。ただし、伸線加工後必要に応じて仮焼する場
合には、銀、金、白金、パラジウム、あるいはこれらの
合金を用いた方が、より超電導特性の優れた線材を得る
ことができる。
本発明には各種の酸化物超電導体を用いることができ
るが、臨界温度の高い、希土類元素含有のペロブスカイ
ト型の酸化物超電導体を用いた場合に特に実用的効果が
大きい。
るが、臨界温度の高い、希土類元素含有のペロブスカイ
ト型の酸化物超電導体を用いた場合に特に実用的効果が
大きい。
上記の希土類元素を含有しペロブスカイト型構造を有
する酸化物超電導体は、超電導状態を実現できるもので
あればよく、LnBa2Cu3O7−δ系(δは酸素欠陥を表し
通常1以下の数、Lnは、Y、La、Sc、Nd、Sm、Eu、Gd、
Dy、Ho、Er、Tm、YbおよびLuから選ばれた少なくとも1
種の元素、Baの一部はSr等で置換可能)等の酸素欠陥を
有する欠陥ペロブスカイト型、Sr−La−Cu−O系等の層
状ペロブスカイト型等の広義にペロブスカイト型を有す
る酸化物が例示される。また希土類元素も広義の定義と
し、Sc、YおよびLa系を含むものとする。代表的な系と
してY−Ba−Cu−O系のほかに、YをEu、Dy、Ho、Er、
Tm、Yb、Lu等の希土類で置換した系、Sc−Ba−Cu−O
系、Sr−La−Cu−O系、さらにSrをBa、Caで置換した系
等が挙げられる。
する酸化物超電導体は、超電導状態を実現できるもので
あればよく、LnBa2Cu3O7−δ系(δは酸素欠陥を表し
通常1以下の数、Lnは、Y、La、Sc、Nd、Sm、Eu、Gd、
Dy、Ho、Er、Tm、YbおよびLuから選ばれた少なくとも1
種の元素、Baの一部はSr等で置換可能)等の酸素欠陥を
有する欠陥ペロブスカイト型、Sr−La−Cu−O系等の層
状ペロブスカイト型等の広義にペロブスカイト型を有す
る酸化物が例示される。また希土類元素も広義の定義と
し、Sc、YおよびLa系を含むものとする。代表的な系と
してY−Ba−Cu−O系のほかに、YをEu、Dy、Ho、Er、
Tm、Yb、Lu等の希土類で置換した系、Sc−Ba−Cu−O
系、Sr−La−Cu−O系、さらにSrをBa、Caで置換した系
等が挙げられる。
本発明に用いる酸化物超電導体は、たとえば以下に示
す製造方法により得ることができる。
す製造方法により得ることができる。
まず、Y、Ba、Cu等のペロブスカイト型酸化物超電導
体の構成元素を充分混合する。混合の際には、Y2O3、Cu
O等の酸化物を原料として用いることができる。また、
これらの酸化物のほかに、焼成後酸化物に転化する炭酸
塩、硝酸塩、水酸化物等の化合物を用いてもよい。さら
には、共沈法等で得たシュウ酸塩等を用いてもよい。ペ
ロブスカイト型酸化物超電導体を構成する元素は、基本
的に化学量論比の組成となるように混合するが、多少製
造条件等との関係でずれていても差支えない。たとえ
ば、Y−Ba−Cu−O系ではY1molに対しBa2mol、Cu3mol
が標準組成であるが、実用上はY1molに対して、Ba2±0.
6mol、Cu3±0.2mol程度のずれは問題ない。
体の構成元素を充分混合する。混合の際には、Y2O3、Cu
O等の酸化物を原料として用いることができる。また、
これらの酸化物のほかに、焼成後酸化物に転化する炭酸
塩、硝酸塩、水酸化物等の化合物を用いてもよい。さら
には、共沈法等で得たシュウ酸塩等を用いてもよい。ペ
ロブスカイト型酸化物超電導体を構成する元素は、基本
的に化学量論比の組成となるように混合するが、多少製
造条件等との関係でずれていても差支えない。たとえ
ば、Y−Ba−Cu−O系ではY1molに対しBa2mol、Cu3mol
が標準組成であるが、実用上はY1molに対して、Ba2±0.
6mol、Cu3±0.2mol程度のずれは問題ない。
前述の原料を混合した後、仮焼、粉砕し所望の形状に
し、850〜980℃程度で焼成する。仮焼は必ずしも必要で
はない。仮焼および焼成は充分な酸素が供給できるよう
な酸素含有雰囲気中で行うことが好ましい。所望の形状
に焼成した後、酸素含有雰囲気中で熱処理して超電導特
性を付与する。上記熱処理は、通常、酸素含有雰囲気中
300〜700℃で保持するか、焼成後600℃以下を徐冷する
ことにより行う。
し、850〜980℃程度で焼成する。仮焼は必ずしも必要で
はない。仮焼および焼成は充分な酸素が供給できるよう
な酸素含有雰囲気中で行うことが好ましい。所望の形状
に焼成した後、酸素含有雰囲気中で熱処理して超電導特
性を付与する。上記熱処理は、通常、酸素含有雰囲気中
300〜700℃で保持するか、焼成後600℃以下を徐冷する
ことにより行う。
このようにして得られた酸化物超電導体は、酸素欠陥
δを有する酸素欠陥型ペロブスカイト構造(LnBa2Cu3O
7−δ(δは通常1以下))となる。なお、BaをSr、Ca
の少なくとも1種で置換することもでき、さらにCuの一
部をTi、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Zn等で置換すること
もできる。
δを有する酸素欠陥型ペロブスカイト構造(LnBa2Cu3O
7−δ(δは通常1以下))となる。なお、BaをSr、Ca
の少なくとも1種で置換することもでき、さらにCuの一
部をTi、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Zn等で置換すること
もできる。
この置換量は、超電導特性を低下させない程度の範囲
で適宜設定可能であるが、あまりに多量の置換は超電導
特性を低下させてしまうので80mol%以下、さらに実用
上は20mol%以下程度までとする。
で適宜設定可能であるが、あまりに多量の置換は超電導
特性を低下させてしまうので80mol%以下、さらに実用
上は20mol%以下程度までとする。
本発明による酸化物超電導線の製造は、たとえば以下
のようにして行われる。
のようにして行われる。
まず、酸化物超電導体の焼成し結晶化した焼成物をボ
ールミル等の公知の手段により粉砕する。このとき、酸
化物超電導体はへき開面から分割されて微粉末となる。
粉砕は、平均粒径が1〜5μm程度、直径対厚さの比が
3〜5となるまで行なうことが望ましい。なお、必要に
応じて、粉砕した粉末を上記の範囲となるように分級し
て用いてもよい。
ールミル等の公知の手段により粉砕する。このとき、酸
化物超電導体はへき開面から分割されて微粉末となる。
粉砕は、平均粒径が1〜5μm程度、直径対厚さの比が
3〜5となるまで行なうことが望ましい。なお、必要に
応じて、粉砕した粉末を上記の範囲となるように分級し
て用いてもよい。
次に、この酸化物超電導体粉末を、管の長さ方向に金
属製心材を配置した金属管内に充填し、両端を金属材に
より封止する。封止後、金属管を温間でスェージングマ
シン等により鍛造した後、冷間で線引きして金属管の外
径を元の外径の1/10以下、好ましくは1/20以下程度とな
るまで縮径加工を施す。縮径加工後、必要に応じて圧延
加工を施してもよい。
属製心材を配置した金属管内に充填し、両端を金属材に
より封止する。封止後、金属管を温間でスェージングマ
シン等により鍛造した後、冷間で線引きして金属管の外
径を元の外径の1/10以下、好ましくは1/20以下程度とな
るまで縮径加工を施す。縮径加工後、必要に応じて圧延
加工を施してもよい。
このようにして所望の外径となったところで、必要に
応じて850〜940℃で仮焼してから、外周の金属層をエッ
チング、レーザー加工等により除去する。しかる後、酸
素含有雰囲気中850〜980℃で8〜80時間、焼成のための
熱処理を行なう。焼成後、酸素含有雰囲気中で660℃以
下を1℃/分程度の割合いで徐冷し、酸化物超電導体の
結晶構造中の酸素空席に酸素を導入して超電導特性を向
上させる。なお、酸素導入のための熱処理は、300〜700
℃で3〜50時間保持することにより行ってもよい。
応じて850〜940℃で仮焼してから、外周の金属層をエッ
チング、レーザー加工等により除去する。しかる後、酸
素含有雰囲気中850〜980℃で8〜80時間、焼成のための
熱処理を行なう。焼成後、酸素含有雰囲気中で660℃以
下を1℃/分程度の割合いで徐冷し、酸化物超電導体の
結晶構造中の酸素空席に酸素を導入して超電導特性を向
上させる。なお、酸素導入のための熱処理は、300〜700
℃で3〜50時間保持することにより行ってもよい。
(作 用) 本発明により得られる酸化物超電導線は、熱処理時の
酸化物超導電体の外周を金属により拘束しないので、酸
化物超電導体の体積収縮が円滑に行われる。このため、
酸化物超電導体が緻密化するとともに酸化物超電導体内
部にポアやクラックを生じさせることが少なく、臨界電
流密度が向上する。
酸化物超導電体の外周を金属により拘束しないので、酸
化物超電導体の体積収縮が円滑に行われる。このため、
酸化物超電導体が緻密化するとともに酸化物超電導体内
部にポアやクラックを生じさせることが少なく、臨界電
流密度が向上する。
また、線材中に金属製心材を有しているため、線材の
機械的強度が向上する。
機械的強度が向上する。
したがって、機械的強度が向上された高臨界電流密度
の酸化物超電導線を得ることができる。
の酸化物超電導線を得ることができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例について説明する。
実施例1 まず、酸化物超電導体の原料としてBaCO3粉末、Y2O3
粉末、CuO粉末を用い、これらをY:Ba:Cu=1:2:3のモル
比となるように調合し、充分に混合、粉砕した。次い
で、混合物を900℃で8時間焼成した後粉砕し、粉砕物
を大気中900℃で24時間焼成した後ボールミルを用いて
粉砕し、分級して平均粒径2μm、直径対厚さの比が3
〜5のペロブスカイト型の酸化物超電導体粉末を得た。
粉末、CuO粉末を用い、これらをY:Ba:Cu=1:2:3のモル
比となるように調合し、充分に混合、粉砕した。次い
で、混合物を900℃で8時間焼成した後粉砕し、粉砕物
を大気中900℃で24時間焼成した後ボールミルを用いて
粉砕し、分級して平均粒径2μm、直径対厚さの比が3
〜5のペロブスカイト型の酸化物超電導体粉末を得た。
次に、第1図(a)に示すように、得られた酸化物超
電導体粉末1を、管の長さ方向に直径3mm、長さ100mmの
銀製心材2を配置した外径20mm、内径15mm、長さ100mm
の一端を銅材により封止した銅管3中に充填し、他端を
銅材の栓により封止した。
電導体粉末1を、管の長さ方向に直径3mm、長さ100mmの
銀製心材2を配置した外径20mm、内径15mm、長さ100mm
の一端を銅材により封止した銅管3中に充填し、他端を
銅材の栓により封止した。
この後、常温でスェージングマシンにより、外径2mm
にまで冷間で鍛造して素線を得た。
にまで冷間で鍛造して素線を得た。
次いで、素線の外周の銀層をHNO3を用いたエッチング
により除去し、酸素含有雰囲気中950℃で24時間焼成し
た後、600℃からは1℃/分で徐冷して、第1図(b)
に示すように銀層4の外周に酸化物超電導体層5を形成
して、酸化物超電導線6を得た。
により除去し、酸素含有雰囲気中950℃で24時間焼成し
た後、600℃からは1℃/分で徐冷して、第1図(b)
に示すように銀層4の外周に酸化物超電導体層5を形成
して、酸化物超電導線6を得た。
このようにして得た酸化物超電導線の外部磁界0T、77
Kにおける臨界電流密度は5000A/cm2であった。また、20
00kgf/cm2の張力を加えたときの外部磁界0T、77Kにおけ
る臨界電流密度は4800A/cm2であり、超電導特性の低下
は僅かであった。
Kにおける臨界電流密度は5000A/cm2であった。また、20
00kgf/cm2の張力を加えたときの外部磁界0T、77Kにおけ
る臨界電流密度は4800A/cm2であり、超電導特性の低下
は僅かであった。
実施例2 第2図(a)に示すように、金属製心材として、銅管
11の内壁に密着する形状であって外周円弧長15mm、厚さ
3mm、長さ100mmの断面弓形の銀製心材12を用いた以外は
実施例1と同様にして、酸化物超電導体粉末13の充填さ
れた外径1.8mmの素線を得た。
11の内壁に密着する形状であって外周円弧長15mm、厚さ
3mm、長さ100mmの断面弓形の銀製心材12を用いた以外は
実施例1と同様にして、酸化物超電導体粉末13の充填さ
れた外径1.8mmの素線を得た。
この後、得られた素線をローラーダイスによりさらに
圧延して、第2図(b)に示すように厚さ1mm、幅2.5mm
のテープ状にした。
圧延して、第2図(b)に示すように厚さ1mm、幅2.5mm
のテープ状にした。
しかる後、外周の銅層をHNO3を用いたエッチングによ
り除去し、酸素含有雰囲気中950℃で24時間焼成した
後、600℃からは1℃/分で徐冷して、第2図(c)に
示すように酸化物超電導体層14の一側面に銀層15を有す
る酸化物超電導線を得た。なお、第2図(b)におい
て、第2図(a)と共通の部材については同じ符号を付
してある。
り除去し、酸素含有雰囲気中950℃で24時間焼成した
後、600℃からは1℃/分で徐冷して、第2図(c)に
示すように酸化物超電導体層14の一側面に銀層15を有す
る酸化物超電導線を得た。なお、第2図(b)におい
て、第2図(a)と共通の部材については同じ符号を付
してある。
このようにして得た酸化物超電導線の外部磁界0T、77
Kにおける臨界電流密度は5500A/cm2であった。また、20
00kgf/cm2の張力を加えたときの外部磁界0T、77Kにおけ
る臨界電流密度は5200A/cm2であり、超電導特性の低下
は僅かであった。
Kにおける臨界電流密度は5500A/cm2であった。また、20
00kgf/cm2の張力を加えたときの外部磁界0T、77Kにおけ
る臨界電流密度は5200A/cm2であり、超電導特性の低下
は僅かであった。
比較例 銀製ロッドを用いなかった以外は実施例1と同様にし
て、酸化物超電導線を得た。
て、酸化物超電導線を得た。
この酸化物超電導線の外部磁界0T、77Kにおける臨界
電流密度は1000A/cm2であった。また、2000kgf/cm2の張
力を加えたときの外部磁界0T、77Kにおける臨界電流密
度は10A/cm2であり、本発明の酸化物超電導線に比べて
超電導特性の低下が大きかった。
電流密度は1000A/cm2であった。また、2000kgf/cm2の張
力を加えたときの外部磁界0T、77Kにおける臨界電流密
度は10A/cm2であり、本発明の酸化物超電導線に比べて
超電導特性の低下が大きかった。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の酸化物超電導線の製造
方法により得られる酸化物超電導線は、従来の酸化物超
電導線に比べて機械的強度が向上されており、かつ臨界
電流密度も高い。
方法により得られる酸化物超電導線は、従来の酸化物超
電導線に比べて機械的強度が向上されており、かつ臨界
電流密度も高い。
したがって、本発明に用いることにより、酸化物超電
導線の用途を広げることが可能となる。
導線の用途を広げることが可能となる。
第1図は本発明により酸化物超電導線を製造する一実施
例の手順の一部を表す斜視図、第2図(a)は本発明に
より酸化物超電導線を製造する別の実施例の手順の一部
を表す斜視図、第2図(b)および第2図(c)は第2
図(a)に続く手順の一部を表す断面図である。 1、13……酸化物超電導体粉末 2、12……銀製心材 3、11……銅管 4、15……銀層 5、14……酸化物超電導体 6、16……酸化物超電導線
例の手順の一部を表す斜視図、第2図(a)は本発明に
より酸化物超電導線を製造する別の実施例の手順の一部
を表す斜視図、第2図(b)および第2図(c)は第2
図(a)に続く手順の一部を表す断面図である。 1、13……酸化物超電導体粉末 2、12……銀製心材 3、11……銅管 4、15……銀層 5、14……酸化物超電導体 6、16……酸化物超電導線
Claims (5)
- 【請求項1】金属管中に金属製心材を長さ方向に配置
し、この金属製心材と前記金属管との間に酸化物超電導
体粉末を充填し、次いで伸線加工を施した後外周の金属
層を除去し、しかる後酸素含有雰囲気中で熱処理を施す
ことを特徴とする酸化物超電導線の製造方法。 - 【請求項2】金属製心材は、銀、金、白金、パラジウ
ム、またはこれらの合金からなることを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載の酸化物超電導線の製造方法。 - 【請求項3】酸化物超電導体は、希土類元素を含有する
ペロブスカイト型の酸化物超電導体であることを特徴と
する特許請求の範囲第1項または第2項記載の酸化物超
電導線の製造方法。 - 【請求項4】酸化物超電導体は、Ln元素(Lnは、希土類
元素から選ばれた少なくとも1種の元素)、BaおよびCu
を原子比で実質的に1:2:3の割合で含有することを特徴
とする特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか1
項記載の酸化物超電導線の製造方法。 - 【請求項5】酸化物超電導体は、LnBa2Cu3O7−δ(δ
は酸素欠陥を表わす)で表わされる酸素欠陥型ペロブス
カイト構造を有することを特徴とする特許請求の範囲第
1項ないし第4項のいずれか1項記載の酸化物超電導線
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62321711A JP2563411B2 (ja) | 1987-12-19 | 1987-12-19 | 酸化物超電導線の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62321711A JP2563411B2 (ja) | 1987-12-19 | 1987-12-19 | 酸化物超電導線の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01163913A JPH01163913A (ja) | 1989-06-28 |
| JP2563411B2 true JP2563411B2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=18135580
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62321711A Expired - Lifetime JP2563411B2 (ja) | 1987-12-19 | 1987-12-19 | 酸化物超電導線の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JP2563411B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2667972B2 (ja) * | 1990-10-12 | 1997-10-27 | 科学技術庁金属材料技術研究所長 | Bi系酸化物複合超電導線材 |
-
1987
- 1987-12-19 JP JP62321711A patent/JP2563411B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01163913A (ja) | 1989-06-28 |
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