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JP2026017160A - 測位装置 - Google Patents

測位装置

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JP2026017160A
JP2026017160A JP2024117858A JP2024117858A JP2026017160A JP 2026017160 A JP2026017160 A JP 2026017160A JP 2024117858 A JP2024117858 A JP 2024117858A JP 2024117858 A JP2024117858 A JP 2024117858A JP 2026017160 A JP2026017160 A JP 2026017160A
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JP
Japan
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signal
satellite
integrated circuit
baseband
processing unit
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Pending
Application number
JP2024117858A
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English (en)
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聡 臼倉
浩志 魚住
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
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Priority to US19/277,393 priority patent/US20260029538A1/en
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    • G01S19/01Satellite radio beacon positioning systems transmitting time-stamped messages, e.g. GPS [Global Positioning System], GLONASS [Global Orbiting Navigation Satellite System] or GALILEO
    • G01S19/03Cooperating elements; Interaction or communication between different cooperating elements or between cooperating elements and receivers
    • G01S19/10Cooperating elements; Interaction or communication between different cooperating elements or between cooperating elements and receivers providing dedicated supplementary positioning signals
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    • H04B1/0003Software-defined radio [SDR] systems, i.e. systems wherein components typically implemented in hardware, e.g. filters or modulators/demodulators, are implented using software, e.g. by involving an AD or DA conversion stage such that at least part of the signal processing is performed in the digital domain
    • H04B1/0028Software-defined radio [SDR] systems, i.e. systems wherein components typically implemented in hardware, e.g. filters or modulators/demodulators, are implented using software, e.g. by involving an AD or DA conversion stage such that at least part of the signal processing is performed in the digital domain wherein the AD/DA conversion occurs at baseband stage
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Abstract

【課題】2つの集積回路がそれぞれ衛星信号を受信してベースバンド信号を抽出するタイミングを同期させることが可能な測位装置を提供すること。
【解決手段】第1集積回路は、第1衛星信号を受信して第1中間周波数信号に変換する第1受信部と、前記第1中間周波数信号を第1ベースバンド信号に変換する第1変換部と、前記第1ベースバンド信号を処理する第1ベースバンド処理部と、を有し、第2集積回路は、第2衛星信号を受信して第2中間周波数信号に変換する第2受信部と、前記第2中間周波数信号を第2ベースバンド信号に変換する第2変換部と、前記第2ベースバンド信号を処理する第2ベースバンド処理部と、を有し、前記第1集積回路は、前記第1変換部を制御する第1タイミング信号と、前記第2集積回路の前記第2変換部を制御する第2タイミング信号と、を同期させるための同期信号を前記第2集積回路に送信する、測位装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、測位装置に関する。
特許文献1には、マスターとして機能してL1の航法データおよび衛星観測値を取得するGNSS受信回路と、スレーブとして機能してL2/L5の航法データおよび衛星観測値を取得するGNSS受信回路と、を備え、マスターのGNSS受信回路のPPSカウンタの1PPS出力の立ち上がりで、スレーブのGNSS受信回路のPPSカウンタをリセットすることにより、双方のPPSカウンタを同期化して同時刻における2周波の衛星観測値を取得し、マスターのGNSS受信回路が、自身で取得したL1の航法データおよび衛星観測値と、スレーブのGNSS受信回路から転送されたL2/L5の航法データおよび衛星観測値と、を用いて測位計算を行う、衛星測位信号受信装置が記載されている。
国際公開第2019/155703号
特許文献1に記載の衛星測位信号受信装置によれば、双方のGNSS受信回路において、衛星処理ユニットがベースバンド信号の捕捉、追尾、航法データの復号、衛星観測値の取得を行うタイミングが同期化されるが、衛星信号を受信してベースバンド信号を抽出するタイミングは同期化されない。
本発明に係る測位装置の一態様は、
第1集積回路と、
第2集積回路と、を備え、
前記第1集積回路は、
衛星から送信される第1衛星信号を受信し、前記第1衛星信号を第1中間周波数信号に変換する第1受信部と、
前記第1中間周波数信号を第1ベースバンド信号に変換する第1変換部と、
前記第1ベースバンド信号を処理する第1ベースバンド処理部と、を有し、
前記第2集積回路は、
前記衛星から送信される第2衛星信号を受信し、前記第2衛星信号を第2中間周波数信号に変換する第2受信部と、
前記第2中間周波数信号を第2ベースバンド信号に変換する第2変換部と、
前記第2ベースバンド信号を処理する第2ベースバンド処理部と、を有し、
前記第1集積回路は、前記第1変換部の動作タイミングを制御する第1タイミング信号と、前記第2集積回路の前記第2変換部の動作タイミングを制御する第2タイミング信号と、を同期させるための同期信号を前記第2集積回路に送信する。
本実施形態の測位装置の構成例を示す図。 GPSにおけるL1帯の航法メッセージの構成を示す図。 GPSにおけるL5帯の航法メッセージの構成を示す図。 GNSS受信IC10の各種信号の波形を示すタイミングチャート図。 GNSS受信IC10とGNSS受信IC20とが同期しないと仮定した場合の各種信号の波形を示すタイミングチャート図。 GNSS受信IC10,20の各種信号の波形を示すタイミングチャート図。 GNSS受信IC10の処理の手順の一例を示すフローチャート図。 GNSS受信IC20の処理の手順の一例を示すフローチャート図。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.実施形態
1-1.測位装置の構成
図1は、本実施形態の測位装置1の構成例を示す図である。測位装置1は、以下に詳細に説明するように、衛星2から送信される衛星信号を受信し、受信した衛星信号に基づいて測位を行うものである。
図1に示すように、本実施形態の測位装置1は、GNSS受信IC10,20、アンテナ11,21、TCXO30、電源IC40,50及びバッテリー60を備える。ただし、測位装置1は、図1の構成要素の一部を省略又は変更し、あるいは、他の構成要素を追加した構成としてもよい。GNSSは、Global Navigation Satellite Systemの略称である。ICは、Integrated Circuitの略称である。TCXOは、Temperature Compensated Crystal Oscillatorの略称である。
GNSS受信IC10,20は、バッテリー60から電源IC40,50をそれぞれ介して供給される電力によって動作する。すなわち、バッテリー60は、GNSS受信IC10,20によって共用される。バッテリー60は、一次電池であってもよいし、二次電池であってもよい。電源IC40は、バッテリー60の出力電圧を所定の直流電圧に変換し、当該直流電圧を電源電圧VDD1としてGNSS受信IC10に出力する。電源IC50は、バッテリー60の出力電圧を所定の直流電圧に変換し、当該直流電圧を電源電圧VDD2としてGNSS受信IC20に出力する。GNSS受信IC10は、電源電圧VDD1とグラウンド電圧VSS1とに基づいて動作し、GNSS受信IC20は、電源電圧VDD2とグラウンド電圧VSS2とに基づいて動作する。
アンテナ11,21は、複数の衛星2の各々から送信される衛星信号を含む各種の電波を受信するアンテナであり、それぞれGNSS受信IC10,20に接続されている。GNSS受信IC10,20は、それぞれアンテナ11,21を介して、複数の衛星2の各々から送信される衛星信号を受信し、受信した衛星信号に基づいて所定の演算処理を行う。
衛星2は、地球の上空の所定の軌道上を周回する人工衛星であり、GNSSの一部を構成する。GNSSとしては、例えば、GPS、QZSS、EGNOS、GLONASS、GALILEO、BeiDouなどが挙げられる。GPSは、Global Positioning Systemの略称である。QZSSは、Quasi Zenith Satellite Systemの略称である。EGNOSは、European Geostationary Navigation Overlay Serviceの略称である。GLONASSは、Global Navigation Satellite Systemの略称である。以下では、衛星2が属する衛星システムがGPSである場合を例に挙げて説明する。
衛星2は、1.57542GHzを中心周波数とするL1帯や1.22760GHzを
中心周波数とするL2帯等の複数の周波数帯の電波に航法メッセージを重畳させた衛星信号を地上に送信している。GPSでは、約30個の衛星2が存在しており、衛星信号がどの衛星2から送信されたかを識別するために、各衛星2は、1023chipの固有のパターンからなるコードをL1帯の衛星信号に重畳する。L1帯のコードは、C/Aコードと呼ばれ、各chipが+1又は-1のいずれかであり、ランダムパターンのように見え、1ms周期で繰り返される。C/Aは、Coarse/Acquisition Codeの略称である。
また、一部の衛星2は、1.17645GHzを中心周波数とするL5帯の電波に航法メッセージを重畳させた衛星信号も地上に送信している。各衛星2は、10230chipの固有のパターンからなるコードをL5帯の衛星信号に重畳する。L5帯のコードは、C/Aコードと同様、各chipが+1又は-1のいずれかであり、ランダムパターンのように見え、1ms周期で繰り返される。
本実施形態では、GNSS受信IC10とGNSS受信IC20とは、互いに異なる周波数帯の衛星信号を受信して演算処理を行う。例えば、GNSS受信IC20が受信する衛星信号の周波数帯は、GNSS受信IC10が受信する衛星信号の周波数帯よりも低くてもよい。以下では、GNSS受信IC10がL1帯の衛星信号を受信し、GNSS受信IC20がL1帯よりも低い周波数帯であるL5帯の衛星信号を受信するものとする。GNSS受信IC10は、衛星信号と各C/Aコードのパターンの相関をとることにより、L1帯の衛星信号に重畳されているC/Aコードを検出することができる。また、GNSS受信IC20は、衛星信号と各L5帯のコードのパターンの相関をとることにより、L5帯の衛星信号に重畳されているコードを検出することができる。
各衛星2が送信する衛星信号には各衛星2の軌道上の位置を示す軌道情報が含まれている。また、各衛星2は原子時計を搭載しており、衛星信号には原子時計で計時された極めて正確な時刻情報が含まれている。したがって、測位装置1は、GNSS受信IC10,20が協働して、4つ以上の衛星2からの衛星信号を受信し、各衛星信号に含まれている軌道情報及び時刻情報を用いて測位計算を行うことで、受信点であるアンテナ11,21の位置及び時刻の正確な情報が得られる。具体的には、測位装置1は、各衛星信号に含まれている軌道情報を用いて各衛星2の時刻と受信点の時刻との差を算出し、当該時刻の差に基づいて各衛星2と受信点との擬似的な距離を算出し、当該擬似的な距離を用いて受信点の3次元位置(x,y,z)及び時刻tを4つの変数とする4次元方程式を立てて、その解を求めればよい。
なお、地上のコントロールセグメントにより各衛星2に搭載されている原子時計のわずかな時刻誤差が測定されており、衛星信号にはその時刻誤差を補正するための時刻補正パラメーターも含まれており、この時刻補正パラメーターを用いて受信点の時刻を補正することで極めて正確な時刻情報が得られる。
図2は、L1帯の航法メッセージの構成を示す図である。図2に示すように、L1帯の航法メッセージは、全ビット数1500ビットのメインフレームを1単位とするデータとして構成される。メインフレームは、先頭から、それぞれ300ビットの5つのサブフレームである第1~第5サブフレームに分割されている。1つのサブフレームのデータは、各衛星2から6秒で送信される。したがって、1つのメインフレームのデータは、各衛星2から30秒で送信される。
5つのサブフレームにそれぞれ含まれる300ビットのデータは、30ビットを1ワードとして、先頭から、第1~第10ワードに分割される。各サブフレームにおいて、第1ワードはTLMワードであり、第2ワードはHOWワードである。TLMはTeLeMetryの略称であり、HOWはhand Over Wordの略称である。したがって、TLMワードやHOW
ワードは、衛星2から6秒間隔で送信される。
TLMワードには、プリアンブルデータ、TLMメッセージ、Reservedビット、パリティデータが含まれている。
HOWワードには、TOWあるいはZカウントという時刻情報が含まれている。TOWはTime Of Weekの略称である。Zカウントデータは毎週日曜日の0時からの経過時間が秒で表示され、翌週の日曜日の0時に0に戻るようになっている。つまり、Zカウントデータは、週の初めから一週間毎に示される秒単位の情報であって、経過時間が1.5秒単位で表した数となっている。ここで、Zカウントデータは、次のサブフレームデータの先頭ビットが送信される時刻情報を示す。例えば、第1サブフレームのZカウントデータは、第2サブフレームの先頭ビットが送信される時刻情報を示す。また、HOWワードには、サブフレームのIDを示す3ビットのIDコードも含まれている。すなわち、第1~第5サブフレームのHOWワードには、それぞれ「001」、「010」、「011」、「100」、「101」のIDコードが含まれている。第1サブフレームに含まれる週番号データと各サブフレームに含まれるHOWワードから、衛星2の時刻を計算可能である。
第1サブフレームの第3ワード~第10ワードには、週番号、衛星2の状態、クロック補正係数等の衛星補正データが含まれている。詳細には、週番号や衛星2の状態は第3ワードに含まれ、クロック補正係数は第8~第10ワードに含まれている。第2,第3サブフレームのそれぞれの第3~第10ワードには、衛星2の詳細な軌道情報であるエフェメリスパラメーターが含まれている。第4,第5サブフレームのそれぞれの第3~第10ワードには、すべての衛星2の概略軌道情報であるアルマナックパラメーターが含まれている。したがって、衛星補正データ、エフェメリスパラメーター、アルマナックパラメーターは、衛星2から30秒間隔で送信される。
図3は、L5帯の航法メッセージの構成を示す図である。図3に示すように、L5帯の航法メッセージは、300ビットのメッセージを1単位とするデータとして構成され、6秒で送信される。各メッセージを構成する300ビットのデータは、先頭から、8ビットのプリアンブル、6ビットの衛星番号PRN、6ビットのメッセージタイプID、17ビットのメッセージTOWカウント、1ビットのアラートフラグ、262ビットのメッセージコンテンツ、24ビットのCRCによって構成されている。CRCは、Cyclic Redundancy Checkの略称である。
メッセージTOWカウントは、17ビットに簡略化されたTOWカウントであり、6秒単位で表現される。実際のTOWカウントは、毎週日曜日の0時からの経過時間が秒で表示され、翌週の日曜日の0時に0に戻るようになっている。つまり、実際のTOWカウントは、週の初めから一週間毎に示される秒単位の情報であって、経過時間が1.5秒単位で表した数となっている。実際のTOWカウントを簡略化して17ビットで表現したものがメッセージTOWカウントである。
メッセージコンテンツは、メッセージタイプIDによって異なるが、L1帯の航法メッセージに含まれる情報と同様の情報や類似する情報を含む。
図1の説明に戻り、GNSS受信IC10は、制御端子PC1、入力端子PI1及び出力端子PO1を有し、GNSS受信IC20は、制御端子PC2、入力端子PI2及び出力端子PO2を有する。制御端子PC1は、GNSS受信IC10をマスター又はスレーブに設定するための端子であり、GNSS受信IC10は、制御端子PC1がハイレベルであればマスターに設定され、制御端子PC1がローレベルであればスレーブに設定される。制御端子PC2は、GNSS受信IC20をマスター又はスレーブに設定するための
端子であり、GNSS受信IC20は、制御端子PC2がハイレベルであればマスターに設定され、制御端子PC2がローレベルであればスレーブに設定される。制御端子PC1,PC2は、一方にハイレベルの電圧が入力され、他方にローレベルの電圧が入力される。したがって、GNSS受信IC10,20は、一方がマスターに設定され、他方がスレーブに設定される。本実施形態では、図1に示すように、制御端子PC1には、ハイレベルの電圧である電源電圧VDD1が入力され、制御端子PC2には、ローレベルの電圧であるグラウンド電圧VSS2が入力される。したがって、GNSS受信IC10は、制御端子PC1によってマスターに設定され、GNSS受信IC20は、制御端子PC2によってスレーブに設定される。
本実施形態の測位装置1では、GNSS受信IC10とGNSS受信IC20とが協働して測位を行う。そのため、GNSS受信IC10による演算処理とGNSS受信IC20による演算処理とを同期させる必要があり、マスターであるGNSS受信IC10は、出力端子PO1を介して、スレーブであるGNSS受信IC20に同期信号SyncOを送信する。このように、出力端子PO1は、同期信号SyncOをGNSS受信IC10の外部に出力する端子である。GNSS受信IC20は、入力端子PI2を介して、同期信号SyncOを同期信号SyncI2として受信し、同期信号SyncI2に同期して演算処理を行う。このように、入力端子PI2は、同期信号SyncI2がGNSS受信IC20の外部から入力される端子である。なお、GNSS受信IC20は、スレーブとして動作するので、出力端子PO2に同期信号SyncOを出力する必要はなく、出力端子PO2は使用されない端子となる。
ここで、GNSS受信IC10とGNSS受信IC20とは、図示しない配線基板に実装されるため、同期信号SyncOが、GNSS受信IC10の出力端子PO1とGNSS受信IC20の入力端子PI2とを接続する配線を伝搬することによって遅延が生じる。そのため、同期信号SyncOと同期信号SyncI2とに時間差が生じる。そこで、本実施形態では、GNSS受信IC10は、入力端子PI1を介して、同期信号SyncOを同期信号SyncI1として受信し、同期信号SyncI1に同期して演算処理を行う。このように、入力端子PI1は、同期信号SyncI1がGNSS受信IC10の外部から入力される端子である。
同期信号SyncOが、配線基板においてGNSS受信IC10の出力端子PO1と入力端子PI1とを接続する配線を伝搬することによって遅延が生じ、同期信号SyncOと同期信号SyncI1とに時間差が生じる。その結果、同期信号SyncI1と同期信号SyncI2との時間差が小さくなり、GNSS受信IC10による演算処理とGNSS受信IC20による演算処理との同期の精度が向上する。同期信号SyncOと同期信号SyncI1との時間差がゼロに近いほど同期精度が高くなるので、GNSS受信IC10の出力端子PO1とGNSS受信IC20の入力端子PI2とを接続する配線の長さが、GNSS受信IC10の出力端子PO1とGNSS受信IC10の入力端子PI1とを接続する配線の長さと等しいことが好ましい。
図1に示すように、GNSS受信IC10は、RF処理部12、DDC13、ダウンサンプリング部14、ベースバンド処理部15、タイミング信号生成部16及びCPU17を有し、TCXO30から出力されるクロック信号CKIに基づいて動作する。RFは、Radio Frequencyの略称である。DDCは、Digital Down Converterの略称である。CPUは、Central Processing Unitの略称である。クロック信号CKIの周波数は、例えば数十MHzである。図4は、GNSS受信IC10の各種信号の波形を示すタイミングチャート図であり、以下では、適宜、図4を参照して各部の機能及び動作について説明する。
CPU17は、制御端子PC1から入力される信号の論理レベルに基づいて、GNSS受信IC10をマスターとして動作させるかスレーブとして動作させるかを判断する。本実施形態では、制御端子PC1からハイレベルの電圧が入力されるので、CPU17は、GNSS受信IC10をマスターとして動作させる。具体的には、CPU17は、タイミング信号生成部16を制御して同期信号SyncOを出力させる。また、CPU17は、GNSS受信IC20のCPU27との通信においてマスターとして動作する。
タイミング信号生成部16は、CPU17の制御のもと、同期信号SyncOを出力する。図4に示すように、同期信号SyncOは、一定期間ハイレベルとなる信号であり、出力端子PO1から外部に出力され、入力端子PI1から同期信号SyncI1として入力される。図4に示すように、同期信号SyncI1は同期信号SyncOが遅延した信号である。
タイミング信号生成部16は、同期信号SyncI1に同期して、タイミング信号TXM1,Tms1を生成する。図4に示すように、タイミング信号TXM1は、所定の周期で一定期間ハイレベルとなる信号である。また、タイミング信号Tms1は、1msのタイミングを規定する信号であり、1ms毎に一定期間ハイレベルとなる信号である。タイミング信号生成部16は、図示しない内部カウンターによってタイミング信号TXM1の立ち上がりをM回カウントする毎に、タイミング信号Tms1を一定期間ハイレベルにする。タイミング信号TXM1は、ダウンサンプリング部14及びベースバンド処理部15に入力され、タイミング信号Tms1は、DDC13に入力される。
RF処理部12は、各衛星2から送信されるL1帯の衛星信号を受信し、受信した衛星信号を中間周波数信号IF1に変換する。具体的には、RF処理部12は、アンテナ11が受信した信号からバンドパスフィルターによってL1帯の衛星信号を抽出し、抽出した衛星信号をLNAによって増幅し、増幅した信号と、PLLによってクロック信号CKIを逓倍したクロック信号とをミキサーによってミキシングし、例えば数MHzの中間周波数帯の信号にダウンコンバートする。LNAは、Low Noise Amplifierの略称である。PLLは、Phase Locked Loopの略称である。そして、RF処理部12は、中間周波数帯の信号を、増幅及びローパスフィルター処理した後、ADCによってデジタル信号に変換する。例えば、ADCは、中間周波数帯の信号に対してクロック信号CKIの周期でA/D変換を行い、デジタル信号を出力する。このデジタル信号は、中間周波数信号IF1としてDDC13に入力される。
DDC13は、タイミング信号Tms1に同期して、中間周波数信号IF1を中心周波数が0Hzのデジタル信号DC1に変換する。具体的には、図4に示すように、DDC13は、タイミング信号Tms1に同期して、例えば数MHzのサイン波のデジタル信号Sinw1の生成を開始する。サイン波のデジタル信号Sinw1のサンプリングレートは、中間周波数信号IF1の中心周波数と同じである。DDC13は、中間周波数信号IF1をサイン波のデジタル信号Sinw1とミキシングした後、ローパスフィルター処理して、中心周波数が0Hzのデジタル信号DC1に変換する。デジタル信号DC1のサンプリングレートは、クロック信号CKIの周波数と一致する。
ダウンサンプリング部14は、図4に示すように、タイミング信号TXM1により、デジタル信号DC1をダウンサンプリングしてベースバンド信号BB1を出力する。ベースバンド信号BB1はベースバンド処理部15に入力される。
このように、DDC13及びダウンサンプリング部14は、中間周波数信号IF1をベースバンド信号BB1に変換する変換部18として機能する。したがって、タイミング信号Tms1,TXM1は、変換部18の動作タイミングを制御する信号である。
ベースバンド処理部15は、タイミング信号TXM1に同期して、ベースバンド信号BB1を処理する。具体的には、ベースバンド処理部15は、各C/Aコードと同一のパターンのローカルコードを発生し、ベースバンド信号BB1に含まれる各C/Aコードとローカルコードの相関をとる処理である衛星サーチを行う。衛星2は高速で移動しているため、ドップラー効果により、GNSS受信IC10が受信するL1帯の衛星信号の周波数は1.57542GHzに対して±2kHz程度の範囲で変動する。この変動分の周波数であるドップラー周波数は衛星信号の周波数オフセットとなるため、ベースバンド処理部25は、衛星信号の周波数オフセットも考慮して、衛星サーチを行う。具体的には、ベースバンド処理部15は、各ローカルコードに対する相関値がピークになるようにローカルコードの位相及びチップレートを調整し、相関値が閾値以上となる場合にはそのローカルコードをC/Aコードとする衛星2に同期、すなわち衛星2を捕捉したものと判断する。
なお、GPSでは、すべての衛星2が異なるC/Aコードを用いて同一周波数の衛星信号を送信するCDMA方式を採用している。したがって、ベースバンド処理部15は、受信した衛星信号に含まれるC/Aコードを判別することで、捕捉可能な衛星2を検索することができる。CDMAは、Code Division Multiple Accessの略称である。
ベースバンド処理部15は、ベースバンド信号BB1に基づいて衛星2を捕捉した場合、そのチップレートに基づいて衛星信号の周波数オフセットを算出し、ローカルコードの位相に基づいてコード位相を算出し、衛星信号の周波数オフセット及びコード位相を含む衛星捕捉情報を生成する。本実施形態では、ベースバンド処理部15は測位演算を行わず、GNSS受信IC20が、ベースバンド処理部15が生成した衛星捕捉情報を用いて測位演算を行う。そのため、GNSS受信IC10は、ベースバンド処理部15が生成した衛星捕捉情報をGNSS受信IC20に送信する。具体的には、GNSS受信IC10のCPU17が、ベースバンド処理部15が生成した衛星捕捉情報を取得し、取得した衛星捕捉情報をGNSS受信IC20のCPU27に送信する。
図1に示すように、GNSS受信IC20は、GNSS受信IC10と同様の構成であり、RF処理部22、DDC23、ダウンサンプリング部24、ベースバンド処理部25、タイミング信号生成部26及びCPU27を有し、TCXO30から出力されるクロック信号CKIに基づいて動作する。GNSS受信IC20の各種信号の名称は、GNSS受信IC10の各種信号の名称と異なるが類似しており、GNSS受信IC20の各種信号の波形を示すタイミングチャートは図4と同様であるため、図示を省略する。
CPU27は、制御端子PC2から入力される信号の論理レベルに基づいて、GNSS受信IC20をマスターとして動作させるかスレーブとして動作させるかを判断する。本実施形態では、制御端子PC2からローレベルの電圧が入力されるので、CPU27は、GNSS受信IC20をスレーブとして動作させる。具体的には、CPU17は、タイミング信号生成部26を制御して同期信号SyncOを同期信号SyncI2として受信させる。また、CPU27は、GNSS受信IC10のCPU17との通信においてスレーブとして動作する。
GNSS受信IC10のタイミング信号生成部16が出力した同期信号SyncOは、GNSS受信IC20の入力端子PI2から同期信号SyncI2として入力される。同期信号SyncI2は同期信号SyncOが遅延した信号であり、図4に示した同期信号SyncI1とほぼ等しいタイミングで一定期間ハイレベルとなる信号である。
タイミング信号生成部26は、同期信号SyncI2に同期して、タイミング信号TXM2,Tms2を生成する。タイミング信号TXM2は、所定の周期で一定期間ハイレベ
ルとなる信号である。また、タイミング信号Tms2は、1msのタイミングを規定する信号であり、1ms毎に一定期間ハイレベルとなる信号である。タイミング信号生成部26は、図示しない内部カウンターによってタイミング信号TXM2の立ち上がりをN回カウントする毎に、タイミング信号Tms2を一定期間ハイレベルにする。タイミング信号TXM2は、ダウンサンプリング部24及びベースバンド処理部25に入力され、タイミング信号Tms2は、DDC23に入力される。
RF処理部22は、各衛星2から送信されるL5帯の衛星信号を受信し、受信した衛星信号を中間周波数信号IF2に変換する。具体的には、RF処理部22は、アンテナ21が受信した信号からバンドパスフィルターによってL5帯の衛星信号を抽出し、抽出した衛星信号をLNAによって増幅し、増幅した信号と、PLLによってクロック信号CKIを逓倍したクロック信号とをミキサーによってミキシングし、例えば十数MHzの中間周波数帯の信号にダウンコンバートする。そして、RF処理部22は、中間周波数帯の信号を、増幅及びローパスフィルター処理した後、ADCによってデジタル信号に変換する。例えば、ADCは、中間周波数帯の信号に対してクロック信号CKIの周期でA/D変換を行い、デジタル信号を出力する。このデジタル信号は、中間周波数信号IF2としてDDC23に入力される。
DDC23は、タイミング信号Tms2に同期して、中間周波数信号IF2を中心周波数が0Hzのデジタル信号DC2に変換する。具体的には、DDC23は、タイミング信号Tms2に同期して、例えば十数MHzのサイン波のデジタル信号Sinw2の生成を開始する。サイン波のデジタル信号Sinw2のサンプリングレートは、中間周波数信号IF2の中心周波数と同じである。DDC23は、中間周波数信号IF2をサイン波のデジタル信号Sinw2とミキシングした後、ローパスフィルター処理して、中心周波数が0Hzのデジタル信号DC2に変換する。デジタル信号DC2のサンプリングレートは、クロック信号CKIの周波数と一致する。
ダウンサンプリング部24は、タイミング信号TXM2により、デジタル信号DC2をダウンサンプリングしてベースバンド信号BB2を出力する。ベースバンド信号BB2はベースバンド処理部25に入力される。
このように、DDC23及びダウンサンプリング部24は、中間周波数信号IF2をベースバンド信号BB2に変換する変換部28として機能する。したがって、タイミング信号Tms2,TXM2は、変換部28の動作タイミングを制御する信号である。
ベースバンド処理部25は、タイミング信号TXM2に同期して、ベースバンド信号BB2を処理する。具体的には、ベースバンド処理部25は、各L5帯のコードと同一のパターンのローカルコードを発生し、ベースバンド信号BB2に含まれる各コードとローカルコードの相関をとる処理である衛星サーチを行う。衛星2は高速で移動しているため、ドップラー効果により、GNSS受信IC10が受信するL5帯の衛星信号の周波数は1.17645GHzに対して±2kHz程度の範囲で変動する。この変動分の周波数であるドップラー周波数は衛星信号の周波数オフセットとなるため、ベースバンド処理部25は、衛星信号の周波数オフセットも考慮して、衛星サーチを行う。具体的には、ベースバンド処理部25は、各ローカルコードに対する相関値がピークになるようにローカルコードの位相及びチップレートを調整し、相関値が閾値以上となる場合にはそのローカルコードをL5帯のコードとする衛星2に同期、すなわち衛星2を捕捉したものと判断する。
ベースバンド処理部25は、ベースバンド信号BB2に基づいて衛星2を捕捉した場合、そのチップレートに基づいて衛星信号の周波数オフセットを算出し、ローカルコードの位相に基づいてコード位相を算出し、衛星信号の周波数オフセット及びコード位相を含む
衛星捕捉情報を生成する。また、本実施形態では、CPU27が、GNSS受信IC10のベースバンド処理部15が生成した衛星捕捉情報を取得し、取得した衛星捕捉情報をベースバンド処理部25に出力する。そして、ベースバンド処理部25は、4つ以上の衛星2を捕捉できた場合、自身が生成した衛星捕捉情報と、ベースバンド処理部15が生成した衛星捕捉情報とに基づいて、各衛星2から送信された衛星信号に重畳されている航法メッセージを復調し、測位演算を行う。具体的には、ベースバンド処理部25は、各衛星捕捉情報に含まれる衛星信号の周波数オフセット及びコード位相に基づいて、捕捉した各衛星2のL5帯のコードと同一のパターンのローカルコードとベースバンド信号BB2とを適切なタイミングでミキシングし、各衛星2の軌道情報や時刻情報を含む航法メッセージを復調する。そして、ベースバンド処理部25は、4つ以上の衛星2の軌道情報及び時刻情報を用いた公知の手法により測位を行う。GNSS受信IC10のCPU17は、GNSS受信IC20のCPU27を介して、ベースバンド処理部25による測位結果の情報を取得してもよい。
このように、本実施形態では、GNSS受信IC10はL1帯の衛星信号に対する演算処理を行い、GNSS受信IC20はL5帯の衛星信号に対する演算処理を行う。L5帯のコードのチップレートは、L1帯のコードのチップレートの10倍であるため、ベースバンド処理部25による衛星捕捉の精度はベースバンド処理部15よりも高いが、その反面、ベースバンド処理部25による衛星捕捉の演算負荷はベースバンド処理部25よりも大きい。そのため、GNSS受信IC20は、GNSS受信IC10のベースバンド処理部15が生成した衛星捕捉情報を受信し、ベースバンド処理部25が、受信した衛星捕捉情報に基づいて、ベースバンド信号BB2に含まれる航法メッセージを復調し、復調した航法メッセージに基づいて測位を行う。したがって、ベースバンド処理部25は、必要最低限の衛星捕捉を行えばよいので、衛星捕捉の演算負荷が低減される。その結果、測位装置1の消費電力が低減され、バッテリー60の持続時間が長くなる。
ただし、仮に、GNSS受信IC10,20がそれぞれ任意のタイミングで演算処理を開始した場合、例えば、図5に示すように、タイミング信号Tms1が立ち上がる時刻t1とタイミング信号Tms2が立ち上がる時刻t2とが一致せず、ベースバンド信号BB1のデータ更新タイミングとベースバンド信号BB2のデータ更新タイミングとが一致しないことになる。そのため、ベースバンド処理部25は、ベースバンド処理部15がベースバンド信号BB1に基づいて生成した衛星捕捉情報を用いて、ベースバンド信号BB2に重畳された航法メッセージを正しく復調することができない。すなわち、ベースバンド処理部25が、ベースバンド処理部15が生成した衛星捕捉情報に基づいて航法メッセージを復調することを可能にするためには、GNSS受信IC10の演算処理とGNSS受信IC20の演算処理とが同期している必要がある。
そのため、本実施形態では、図6に示すように、GNSS受信IC10が同期信号SyncOを出力し、GNSS受信IC10,20がそれぞれ同期信号SyncOを遅延させた同期信号SyncI1,SyncI2に基づいて演算処理を開始するようにしている。これにより、タイミング信号Tms1,Tms2が同じ時刻t1に立ち上がるので、ベースバンド信号BB1のデータ更新タイミングとベースバンド信号BB2のデータ更新タイミングとが一致する。そのため、ベースバンド処理部25は、ベースバンド処理部15がベースバンド信号BB1に基づいて生成した衛星捕捉情報を用いて、ベースバンド信号BB2に重畳された航法メッセージを正しく復調することができる。
図1に示すように、GNSS受信IC10とGNSS受信IC20とは同じ構成の集積回路であり、それぞれ、受信する衛星信号の周波数帯を任意の設定可能であり、GNSS受信IC10はL1帯の衛星信号を受信するように設定され、GNSS受信IC20はL5帯の衛星信号を受信するように設定されてもよい。このように、GNSS受信IC10
,20が同じ構成の集積回路である場合、GNSS受信IC10,20の開発工数が低減される。ただし、GNSS受信IC10とGNSS受信IC20とは同じ構成の集積回路でなくてもよく、GNSS受信IC10はL1帯の衛星信号の受信に特化した構成であり、GNSS受信IC20はL5帯の衛星信号の受信に特化した構成であってもよい。このように、GNSS受信IC10,20がそれぞれ所定の周波数帯の衛星信号の受信に特化した構成の集積回路である場合、各集積回路のサイズが低減される。
なお、GNSS受信IC10は「第1集積回路」の一例であり、GNSS受信IC20は「第2集積回路」の一例である。RF処理部12は「第1受信部」の一例であり、RF処理部22は「第2受信部」の一例である。変換部18は「第1変換部」の一例であり、変換部28は「第2変換部」の一例である。ベースバンド処理部15は「第1ベースバンド処理部」の一例であり、ベースバンド処理部25は「第2ベースバンド処理部」の一例である。出力端子PO1は「第1出力端子」の一例であり、入力端子PI1は「第1入力端子」の一例であり、入力端子PI2は「第2入力端子」の一例である。制御端子PC1は「第1制御端子」の一例であり、制御端子PC2は「第2制御端子」の一例である。GNSS受信IC10が受信するL1帯の衛星信号は「第1衛星信号」の一例であり、GNSS受信IC20が受信するL5帯の衛星信号は「第2衛星信号」の一例である。中間周波数信号IF1は「第1中間周波数信号」の一例であり、中間周波数信号IF2は「第2中間周波数信号」の一例である。ベースバンド信号BB1は「第1ベースバンド信号」の一例であり、ベースバンド信号BB2は「第2ベースバンド信号」の一例である。タイミング信号Tms1は「第1タイミング信号」の一例であり、タイミング信号Tms2は「第2タイミング信号」の一例である。タイミング信号TXM1は「第1タイミング信号」の他の一例であり、タイミング信号TXM2は「第2タイミング信号」の他の一例である。
1-2.測位装置の処理手順
図7は、GNSS受信IC10が行う処理の手順の一例を示すフローチャート図である。図7に示すように、まず、工程S10において、GNSS受信IC10のCPU17が、GNSS受信IC20に測位開始を指示する。次に、工程S20において、GNSS受信IC10のタイミング信号生成部16が、同期信号SyncOを送信する。
次に、工程S30において、タイミング信号生成部16が同期信号SyncI1を受信すると、工程S40において、GNSS受信IC10の変換部18が、同期信号SyncI1に基づくタイミング信号Tms1,TXM1に同期して、RF処理部12から出力される中間周波数信号IF1のベースバンド信号BB1への変換を開始する。また、工程S50において、GNSS受信IC10のベースバンド処理部15が、タイミング信号TXM1に同期して、衛星2の捕捉を開始する。
そして、工程S80において、測位装置1による測位を終了するまで、工程S60において、ベースバンド処理部15が衛星2を捕捉する毎に、工程S70において、GNSS受信IC10のCPU17が、GNSS受信IC20のCPU27に、ベースバンド処理部15が生成した衛星捕捉情報を送信する。
最後に、工程S80において、測位装置1による測位を終了する場合、工程S90において、CPU17がGNSS受信IC20のCPU27に測位の終了を指示し、GNSS受信IC10の処理が終了する。
図8は、GNSS受信IC20が行う処理の手順の一例を示すフローチャート図である。図8に示すように、まず、工程S210において、GNSS受信IC20のCPU27が、GNSS受信IC10のCPU17から測位開始の指示があるまで待機し、測位開始
の指示があった場合、工程S220において、GNSS受信IC20のタイミング信号生成部26が、同期信号SyncI2を受信するまで待機する。
そして、工程S220において、タイミング信号生成部26が同期信号SyncI2を受信すると、工程S230において、GNSS受信IC20の変換部28が、同期信号SyncI2に基づくタイミング信号Tms2,TXM2に同期して、RF処理部22から出力される中間周波数信号IF2のベースバンド信号BB2への変換を開始する。また、工程S240において、GNSS受信IC20のベースバンド処理部25が、タイミング信号TXM2に同期して、衛星2の捕捉を開始する。
そして、工程S310において、CPU27がCPU17から測位の終了の指示を受けるまで、ベースバンド処理部25は、工程S250において衛星2を捕捉する毎に、工程S260において捕捉した衛星2の数を更新する。また、工程S270において、CPU27が、GNSS受信IC10のCPU17から衛星捕捉情報を受信するごとに、工程S280において、ベースバンド処理部25が、捕捉した衛星2の数を更新する。さらに、工程S290において、捕捉した衛星2の数が4以上の場合は、工程S300において、ベースバンド処理部25が、捕捉した4つ以上の衛星2の衛星捕捉情報に基づいて、測位装置1の位置を計算する。
最後に、工程S310において、CPU27がCPU17から測位の終了の指示を受けると、GNSS受信IC20の処理が終了する。
1-3.作用効果
以上に説明したように、本実施形態の測位装置1によれば、GNSS受信IC10から出力される同期信号SyncOによって、GNSS受信IC10がL1帯の衛星信号を受信してベースバンド信号BB1を抽出するタイミングと、GNSS受信IC20がL5帯の衛星信号を受信してベースバンド信号BB2を抽出するタイミングと、を同期させることができる。具体的には、同期信号SyncOを遅延させた同期信号SyncI1,SyncI2により、変換部18がRF処理部12から出力される中間周波数信号IF1をベースバンド信号BB1に変換するタイミングと、変換部28がRF処理部22から出力される中間周波数信号IF2をベースバンド信号BB2に変換するタイミングとを同期させることができる。したがって、本実施形態の測位装置1によれば、GNSS受信IC10とGNSS受信IC20とが協働して効率的に各衛星2の探索を行うことができるので、探索時の省電力や時間の短縮が実現される。
また、本実施形態の測位装置1によれば、GNSS受信IC10の出力端子PO1とGNSS受信IC10の入力端子PI2とを接続する配線の長さと、出力端子PO1とGNSS受信IC10の入力端子PI1とを接続する配線の長さとを等しくすることにより、同期信号SyncOが出力端子PO1から出力されてから入力端子PI1,PI2に入力されるまでの時間を揃えることができるので、変換部18の動作タイミングと変換部28の動作タイミングをより正確に同期させることができる。
また、本実施形態の測位装置1によれば、L1帯の衛星信号を受信するGNSS受信IC10がマスターとなり、L5帯の衛星信号を受信するGNSS受信IC20がスレーブとなって、互いに異なる周波数帯の衛星信号を受信して効率よく衛星2を捕捉し、GNSS受信IC20が、GNSS受信IC10が生成した衛星捕捉情報を利用して短時間で測位を行うことができる。
2.変形例
本発明は本実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能であ
る。
例えば、上記の実施形態では、GNSS受信IC10はL1帯の衛星信号に対する演算処理を行い、GNSS受信IC20はL5帯の衛星信号に対する演算処理を行うものとして説明したが、GNSS受信IC10,20の演算処理の対象となる衛星信号の周波数帯はこれに限られない。例えば、GNSS受信IC10がL1帯の衛星信号に対する演算処理を行い、GNSS受信IC20がL2帯の衛星信号に対する演算処理を行ってもよいし、GNSS受信IC10,20が、同じ周波数帯の衛星信号に対する演算処理を行ってもよい。
また、上記の実施形態では、GNSS受信IC20が測位演算を行っているが、GNSS受信IC10が測位演算を行ってもよい。この場合、GNSS受信IC10は、GNSS受信IC20のベースバンド処理部25が生成した衛星捕捉情報を受信し、ベースバンド処理部15が、受信した衛星捕捉情報に基づいて、ベースバンド信号BB1に含まれる航法メッセージを復調し、復調した航法メッセージに基づいて測位を行ってもよい。
また、上記の実施形態では、GNSS受信IC10がマスターであり、GNSS受信IC20がスレーブであるが、GNSS受信IC20がマスターであり、GNSS受信IC10がスレーブであってもよい。すなわち、GNSS受信IC10の制御端子PC1がローレベルであり、GNSS受信IC20の制御端子PC2がハイレベルであってもよい。この場合、GNSS受信IC20が出力端子PO2から同期信号SyncOを出力し、当該同期信号SyncOがGNSS受信IC10の入力端子PI1及びGNSS受信IC20の入力端子PI2に入力される。また、GNSS受信IC10のCPU17とGNSS受信IC20のCPU27との通信において、CPU27がマスターとして動作し、CPU17がスレーブとして動作する。
上述した各実施形態及び変形例は一例であって、これらに限定されるわけではない。例えば、各実施形態及び変形例を適宜組み合わせることも可能である。
本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成、例えば、機能、方法および結果が同一の構成、あるいは目的および効果が同一の構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成または同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
上述した実施形態および変形例から以下の内容が導き出される。
測位装置の一態様は、
第1集積回路と、
第2集積回路と、を備え、
前記第1集積回路は、
衛星から送信される第1衛星信号を受信し、前記第1衛星信号を第1中間周波数信号に変換する第1受信部と、
前記第1中間周波数信号を第1ベースバンド信号に変換する第1変換部と、
前記第1ベースバンド信号を処理する第1ベースバンド処理部と、を有し、
前記第2集積回路は、
前記衛星から送信される第2衛星信号を受信し、前記第2衛星信号を第2中間周波数信号に変換する第2受信部と、
前記第2中間周波数信号を第2ベースバンド信号に変換する第2変換部と、
前記第2ベースバンド信号を処理する第2ベースバンド処理部と、を有し、
前記第1集積回路は、前記第1変換部の動作タイミングを制御する第1タイミング信号と、前記第2集積回路の前記第2変換部の動作タイミングを制御する第2タイミング信号と、を同期させるための同期信号を前記第2集積回路に送信する。
この測位装置によれば、同期信号によって、第1集積回路が第1衛星信号を受信して第1ベースバンド信号を抽出するタイミングと、第2集積回路が第2衛星信号を受信して第2ベースバンド信号を抽出するタイミングと、を同期させることができる。したがって、この測位装置によれば、第1集積回路と第2集積回路とが協働して効率的に衛星の探索を行うことができるので、探索時の省電力や時間の短縮が実現される。
前記測位装置の一態様において、
前記第1集積回路は、前記同期信号を外部に出力する第1出力端子と、前記同期信号が外部から入力される第1入力端子と、を有し、
前記第2集積回路は、前記同期信号が外部から入力される第2入力端子を有し、
前記第1出力端子と前記第2入力端子とを接続する配線の長さは、前記第1出力端子と前記第1入力端子とを接続する配線の長さと等しくてもよい。
この測位装置によれば、同期信号が第1集積回路から出力されてから第1集積回路及び第2集積回路に入力されるまでの時間を揃えることができるので、第1変換部の動作タイミングと第2変換部の動作タイミングをより正確に同期させることができる。
前記測位装置の一態様において、
前記第1集積回路は、マスター又はスレーブに設定するための第1制御端子を有し、前記第1制御端子によってマスターに設定され、
前記第2集積回路は、マスター又はスレーブに設定するための第2制御端子を有し、前記第2制御端子によってスレーブに設定されていてもよい。
この測位装置によれば、第1集積回路がマスターとなり、第2集積回路がスレーブとなって、第1集積回路と第2集積回路とが協働して測位を行うことができる。
前記測位装置の一態様において、
前記第2衛星信号の周波数帯は、前記第1衛星信号の周波数帯よりも低くてもよい。
この測位装置によれば、第1集積回路と第2集積回路とが、互いに異なる周波数帯の衛星信号を受信して効率よく衛星を捕捉することができる。
前記測位装置の一態様において、
前記第1ベースバンド処理部は、前記第1ベースバンド信号に基づいて、前記第1衛星信号の周波数オフセット及びコード位相を含む衛星捕捉情報を生成し、
前記第1集積回路は、前記衛星捕捉情報を前記第2集積回路に送信してもよい。
この測位装置によれば、第1集積回路と第2集積回路とが、第1集積回路が生成した衛星捕捉情報を共有することができる。
前記測位装置の一態様において、
前記第2集積回路は、前記衛星捕捉情報を受信し、
前記第2ベースバンド処理部は、前記衛星捕捉情報に基づいて、前記第2ベースバンド信号に含まれる航法メッセージを復調し、前記航法メッセージに基づいて測位を行ってもよい。
この測位装置によれば、第2集積回路が、第1集積回路が生成した衛星捕捉情報を利用して短時間で測位を行うことができる。
1…測位装置、2…衛星、10…GNSS受信IC、11…アンテナ、12…RF処理部、13…DDC、14…ダウンサンプリング部、15…ベースバンド処理部、16…タイミング信号生成部、17…CPU、18…変換部、20…GNSS受信IC、21…アンテナ、22…RF処理部、23…DDC、24…ダウンサンプリング部、25…ベースバンド処理部、26…タイミング信号生成部、27…CPU、28…変換部、30…TCXO、40…電源IC、50…電源IC、60…バッテリー

Claims (6)

  1. 第1集積回路と、
    第2集積回路と、を備え、
    前記第1集積回路は、
    衛星から送信される第1衛星信号を受信し、前記第1衛星信号を第1中間周波数信号に変換する第1受信部と、
    前記第1中間周波数信号を第1ベースバンド信号に変換する第1変換部と、
    前記第1ベースバンド信号を処理する第1ベースバンド処理部と、を有し、
    前記第2集積回路は、
    前記衛星から送信される第2衛星信号を受信し、前記第2衛星信号を第2中間周波数信号に変換する第2受信部と、
    前記第2中間周波数信号を第2ベースバンド信号に変換する第2変換部と、
    前記第2ベースバンド信号を処理する第2ベースバンド処理部と、を有し、
    前記第1集積回路は、前記第1変換部の動作タイミングを制御する第1タイミング信号と、前記第2集積回路の前記第2変換部の動作タイミングを制御する第2タイミング信号と、を同期させるための同期信号を前記第2集積回路に送信する、測位装置。
  2. 請求項1において、
    前記第1集積回路は、前記同期信号を外部に出力する第1出力端子と、前記同期信号が外部から入力される第1入力端子と、を有し、
    前記第2集積回路は、前記同期信号が外部から入力される第2入力端子を有し、
    前記第1出力端子と前記第2入力端子とを接続する配線の長さは、前記第1出力端子と前記第1入力端子とを接続する配線の長さと等しい、測位装置。
  3. 請求項1において、
    前記第1集積回路は、マスター又はスレーブに設定するための第1制御端子を有し、前記第1制御端子によってマスターに設定され、
    前記第2集積回路は、マスター又はスレーブに設定するための第2制御端子を有し、前記第2制御端子によってスレーブに設定されている、測位装置。
  4. 請求項1において、
    前記第2衛星信号の周波数帯は、前記第1衛星信号の周波数帯よりも低い、測位装置。
  5. 請求項1において、
    前記第1ベースバンド処理部は、前記第1ベースバンド信号に基づいて、前記第1衛星信号の周波数オフセット及びコード位相を含む衛星捕捉情報を生成し、
    前記第1集積回路は、前記衛星捕捉情報を前記第2集積回路に送信する、測位装置。
  6. 請求項5において、
    前記第2集積回路は、前記衛星捕捉情報を受信し、
    前記第2ベースバンド処理部は、前記衛星捕捉情報に基づいて、前記第2ベースバンド信号に含まれる航法メッセージを復調し、前記航法メッセージに基づいて測位を行う、測位装置。
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