JP2025509863A - 姿勢矯正及び腰牽引機能性椅子 - Google Patents

Abstract

本発明に係る姿勢矯正及び腰牽引機能性椅子は、下部に脚が連結され、ユーザーの着席時に臀部を支える座板；前記座板の後端に回転可能に備えられる背もたれ板支持台；前記背もたれ板支持台の前方に横軸を基点にして回転可能に備えられ、ユーザーが座ったり横になった状態を維持することができ、ユーザーの肩ラインと脊椎のラインに対応するように曲面を有して形成され、上端にヘッド支え台が備えられる背もたれ板；及び前記背もたれ板が前記背もたれ板支持台に沿って移動できるように備えられる牽引駆動装置；を含む。
【選択図】図１０

Description

本発明は、姿勢矯正及び腰牽引機能性椅子に関し、より詳細には、事務用椅子、自動車椅子、航空機椅子、医療用機能性椅子及びその他の全ての椅子に適用され、着席者の首及び腰に対する姿勢矯正及び腰牽引機能性椅子に関する。

近年、４次産業革命による情報通信技術の発達に伴い、青少年と現代人達は、学校や職場でコンピューターやスマートフォンなどの情報通信メディアを日常使用しており、１日のほとんどの時間を不安定な姿勢で座っていたり、悪い姿勢で生活することになり、その結果、脊椎変形や体型不均衡をもたらし、健康に多くの問題を引き起こしている。

このような悪い姿勢により、人の身体では、首及び肩筋肉の緊張と痛み、頭痛、首及び腰ヘルニア、脊椎側弯症、五十肩（肩臂痛）、慢性疲労、消化障害などの疾患が発生しており、特に、前方に頭を下げたり、腰を曲げる悪い姿勢による重力（体重）の偏重は、脊椎が正常な曲線をなすことを妨害し、各椎骨が退きながら元の位置から離脱することによって脊椎疾患を起こす原因になり、身体の血液循環も妨げる。

ナッケムソン（Ｎａｃｈｅｍｓｏｎ）という学者の研究によると、人が正しく立っているとき、腰ヘルニアが重力によって受けた圧迫が１００である場合、正しく横になっているときの圧迫が２５と最も少なく、背もたれ板のない椅子に座っているときの圧迫が１４０で、座ったり立った状態で２０度だけ前方に曲げる姿勢を取るときの圧迫は、それぞれ１８０、１５０とほぼ２倍近く増加することが分かる。

特に、青少年達の場合、長時間机に座って生活するので、身体活動の減少、運動不足、体力低下及び姿勢の不安定による体型不均衡をもたらし、これは、腰部の痛み及び脊椎側弯症につながり、身体的及び精神的に過渡期的な青少年期の容姿に対する不満足は、自己同一性の喪失につながり、精神健康の弱化をもたらし得る。

上記のような問題を解決するための機能性椅子と関連した技術は、韓国公開実用新案第２０２１－０００１６５９号に提案されたことがある。

しかし、特許文献１は、骨盤矯正にのみ限定されるので、姿勢を正しく矯正し、脊椎疾患を改善するにはその機能や効果に限定があるという問題を有していた。

韓国公開実用新案第２０２１－０００１６５９号公報

本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、姿勢矯正及び脊椎疾患を改善し、青少年達の悪い姿勢を正しく予防・矯正し、脊椎疾患者及び一般人達の長時間の椅子生活を健康に維持できるようにした姿勢矯正及び腰牽引機能性椅子を提供することを目的とする。

上記の目的を達成するための本発明に係る姿勢矯正及び腰牽引機能性椅子は、下部に脚が連結され、ユーザーの着席時に臀部を支える座板；前記座板の後端に回転可能に備えられる背もたれ板支持台；前記背もたれ板支持台の前方に曲面を有するように形成されながら横軸を基点として回転可能に備えられ、ユーザーが座ったり横になった状態を維持することができ、上端にヘッド支え台が備えられる背もたれ板；及び前記背もたれ板が前記背もたれ板支持台に沿って移動できるように備えられる牽引駆動装置；を含むことができる。

前記ヘッド支え台は、上下に回転し、両側にヘッドバンドが着脱可能に備えられ得る。

前記背もたれ板は、側面が凹状又は凸状に形成され、上部両側を通過させた状態で肩に支持されるように曲げられ、下部両側を交差状態で通過させた両端を連結し、腰を覆うように備えられる締め付けバンド；前記締め付けバンドと隣り合った両側に形成された溝内で回転可能に備えられたり、ボルト締結又は複数の穴のうちいずれか一つへの結合により、ユーザーの両脇に位置する肩掛け台；及び前記肩掛け台の下部両側に上下に備えられた腰締め付けバンド；を含むことができる。

前記牽引駆動装置は、前記座板の両側に備えられた一側の肘掛けで着脱可能に備えられ、手動で左右に動作しながら前記背もたれ板を上下に移動させたり、自動モーターと操作スイッチによって自動的に駆動力を提供する駆動部；前記背もたれ板支持台の背面の上下に回転可能に支持されながら回転方向に沿って前記背もたれ板を上下に移動させるように連結ジョイントが螺旋締結される駆動軸；及び前記駆動部と前記駆動軸とを連結するフレキシブル軸；を含むことができる。

前記座板には、臀部及び脚を支持する複数の下体バンドを含むことができる。

前記背もたれ板は、回転時、ユーザーが横になった状態で前記牽引駆動装置によって腰椎を牽引可能であり、前記背もたれ板支持台の後面から広がった安全支持台が地面に支持されながら前記座板との間に張力測定センサーを付着し、張力を段階的に制御することができる。

前記座板は、固定座板と、前記固定座板の上側でスライディング移動可能なクッション座板とを含むことができる。

前記クッション座板の後端及びこれと隣り合った前記背もたれ板の下端に張力ベルトが連結され、前記背もたれ板によって前記クッション座板が連動し得る。

本発明によると、座板、及び座板に回転可能に備えられた背もたれ板にユーザーの上体及び下体を支持するバンドを設置し、背もたれ板を牽引駆動装置によって上昇させ、下体が固定された状態で上体が上方に引っ張られながら腰を伸ばす（牽引する）ことによって、ディスク（椎間板）の大きさを減少させ、突出したディスク（椎間板）による脊椎神経筋の圧迫を解除し、首及び腰の悪い姿勢を矯正・予防すると共に、姿勢を矯正する状態で日常的な椅子生活が可能であり、椅子に長時間座っているために発生する首及び腰疾患を予防し、首ヘルニア、亀首、一字首、脊椎側弯症、狭窄症、ヘルニアなどを予防し、痛みを緩和するという効果がある。

また、ヘッドバンドによってユーザーの顎及び額をヘッド支え台に密着させ（引っ張り）、首（頚椎）の姿勢を正しく維持するので、亀首や一字首を矯正・予防するという機能的な効果があり、このような状態で頭を上下左右に動かせるので、学習や業務を柔軟に行えるという効果がある。

また、座板が、固定座板と、固定座板の上側でスライディング移動可能なクッション座板とで構成されながらクッション座板の後端と背もたれ板の下端とが張力ベルトで連結され、背もたれ板の動作方向に沿ってクッション座板が同一の方向に動く機能を追加することによって腰の前後の動きを円滑にするという効果がある。

本発明の姿勢矯正及び腰牽引機能性椅子を示した側面図である。 本発明の姿勢矯正及び腰牽引機能性椅子におけるヘッド支え台を示した正面図及び使用状態図である。 本発明の姿勢矯正及び腰牽引機能性椅子において、背もたれ板が背もたれ板支持台で回転する状態を示した側面図である。 本発明の姿勢矯正及び腰牽引機能性椅子において、背もたれ板に締め付けバンド及び肩掛け台が備えられた状態を示した前後面図である。 本発明の姿勢矯正及び腰牽引機能性椅子において、背もたれ板が肩掛け台で回転した状態を示した側面図である。 本発明の姿勢矯正及び腰牽引機能性椅子における牽引駆動装置を示した側面図である。 本発明の姿勢矯正及び腰牽引機能性椅子に備えられた牽引駆動装置において、背もたれ板支持台と背もたれ板とを連結する連結ジョイントの結合構造を示した横断面図である。 本発明の姿勢矯正及び腰牽引機能性椅子において、背もたれ板が立てられたり横になった動作状態を示した側面図である。 本発明の姿勢矯正及び腰牽引機能性椅子において、背もたれ板が立てられたり横になった動作状態を示した側面図である。 本発明の姿勢矯正及び腰牽引機能性椅子において、座板のうちクッション座板がスライディング移動するように備えられながら、クッション座板の後端と背もたれ板の下端とが張力ベルトで連結された状態を示した側面図である。

本発明の上記のような目的、特徴及び他の長所は、添付の図面を参照して本発明の好適な実施例を詳細に説明すればさらに明らかになるだろう。以下、添付の図面を参照して、本発明の実施例に係る姿勢矯正及び腰牽引機能性椅子に対して詳細に説明する。

図１乃至図１０を参照すると、本発明の一実施例に係る姿勢矯正及び腰牽引機能性椅子１００は、座板１１０、背もたれ板支持台１２０、背もたれ板１３０及び牽引駆動装置１４０を含む。

座板１１０は、図１、図３、図８及び図９に示したように、下部に脚１１２が連結され、ユーザーの着席時に臀部を支えるように対応する面積で形成される。このとき、脚１１２の下部に車輪が具備可能であり、椅子の移動が可能である。

また、座板１１０は、両側にユーザーの肘を位置できるように肘掛け１１４が直立して位置する。

さらに、一側の肘掛け１１４の上面に溝１１４０が形成され、溝１１４０内には、牽引駆動装置１４０のうち駆動部１４２が支持された調整板１４２０が着脱可能に備えられる。

一方、座板１１０の前後には臀部と脚を支持する下体バンド１１６が備えられ、ユーザーが横になった状態で腰を牽引するとき、下体を座板１１０に固定させる機能をする。このとき、下体バンド１１６は、弾力的で且つ堅固な学生鞄の紐などと同じ材質で製作し、両端がベルクロ（登録商標）テープで仕上げられ、両端を連結又は分離させることができる。

そして、本発明は、背もたれ板１３０を上方に引き上げながら重量（体重）を減少させ、腰を牽引する機能と、姿勢を矯正（バンディング）した状態で背もたれ板１３０を前後に動作させる機能とを行うものと言えるが、背もたれ板１３０が前後に動作するときに座板が固定されており、動作効果が減少するので、これを解消するために、背もたれ板１３０の動作方向に沿って座板１１０が同一の方向に動く機能を追加し、腰の前後の動きを円滑にしようとする。

このために、他の実施例の座板１１０は、図１０に示したように、固定座板１１０ａと、固定座板１１０ａの上側でスライディング移動可能なクッション座板１１０ｂとを含む。

すなわち、座板１１０には、固定座板１１０ａとクッション座板１１０ｂとが上下に分離された状態で対向面の上下に前後方向に動くレール（図示せず）を設置し、クッション座板１１０ｂを背もたれ板１３０の動作方向に沿って自然に動作させる。

そして、クッション座板１１０ｂの後端とこれと隣り合った背もたれ板１３０の下端には張力ベルト１１１が備えられる。このとき、張力ベルト１１１は、ユーザーが横になって腰を牽引するとき（図９参照）に張力を測定する機能と、背もたれ板１３０を前後に動作させるときにクッション座板１１０ｂの動作を円滑にする機能とを行う。

また、クッション座板１１０ｂの側面には、腰の牽引時、クッション座板１１０ｂを固定座板１１０ａに位置・固定させる機能をする座板固定ジャック１１０ｃが備えられる。一方、座板固定ジャック１１０ｃは、電動モーターなどによって動作可能である。

背もたれ板支持台１２０は、図１、図３、図８及び図９に示したように、座板１１０の後端に回転可能に備えられ、前方に位置した背もたれ板１３０が回転及び／又は昇降するように進行方向を案内する。

すなわち、背もたれ板支持台１２０は、背もたれ板１３０を通じて人の体重を上方に持ち上げるときに支える支持台としての役割をし、背もたれ板１３０の連結リング１３０２と連結ジョイント１４８とを連結締め付けボルトＢで連結し、背もたれ板１３０の前後移動（例えば、２０゜～２５゜）を可能にし、連結ジョイント１４８を背もたれ板支持台１２０に挿入した後、連結ジョイント１４８を上下移動時に動かないように固定させ、駆動軸１４４を上下に固定させる機能をする。

さらに、背もたれ板支持台１２０は、底面後端の中心部に固定部１２２がボルトなどで固定され、固定部１２２の端部で横軸を基点にして前後に回転可能に備えられる。

そして、背もたれ板支持台１２０には、上下端が突出形成されながら上下の突出部内で回転する駆動軸１４４の両端を支持するベアリング１４４０が備えられ、ベアリング１４４０と干渉しない位置に横方向の締め付けボルト１２４ａ、１２４ｂが備えられる。

このとき、締め付けボルト１２４ａ、１２４ｂは、前後に回転する背もたれ板１３０の回転角度を制御可能である。すなわち、締め付けボルト１２４ａ、１２４ｂを全て後退させると、背もたれ板１３０の回転角度が大きくなり、締め付けボルト１２４ａ、１２４ｂを全て前進させると、背もたれ板１３０の回転角度が小さくなる。

したがって、背もたれ板支持台１２０の締め付けボルト１２４ａ、１２４ｂを締め付けると、背もたれ板１３０を前後に動かないように固定させ、締め付けボルト１２４ａ、１２４ｂを解除すると、背もたれ板１３０が前後（一例として、２０゜～２５゜）に動くようになる。平常時には、締め付けボルト１２４ａ、１２４ｂを解除して使用し、上体を上方に上げたり、腰を牽引するときは、締め付けボルト１２４ａ、１２４ｂを締め付けて（固定して）使用する。

そして、背もたれ板支持台１２０は、固定部１２２の端部に備えられた横軸に床に広がって支持する安全支持台１２６が回転可能に備えられる。このとき、安全支持台１２６の上側と調整スティック１２６ａとが連結される。さらに、調整スティック１２６ａは、背もたれ板支持台１２０が１８０゜だけ広がった状態で調整スティック１２６ａを引っ張り、安全支持台１２６の下端を干渉してから、弾性支持された安全支持台１２６の上端が背もたれ板支持台１２０の後面上部で回転しながら床に広がって支持する機能をする。

背もたれ板１３０は、図１乃至図５及び図７乃至図９に示したように、背もたれ板支持台１２０の前方に横軸Ｓを基点にして回転可能に備えられ、ユーザーの肩ラインと脊椎のラインに対応するように曲面を有して形成され、後面中央に連結リング１３０２が備えられる。このとき、背もたれ板１３０は、上端にヘッド支え台１３２が備えられ、締め付けバンド１３４、肩掛け台１３６及び腰締め付けバンド１３８を含む。

一方、背もたれ板１３０は、人体工学的な肩ラインと脊椎のＳラインの形態で強化プラスチック及びメッシュなどで製作し、Ｓラインの形態と大きさを人体工学的な体型別に区分する。

連結リング１３０２は、中心に溝が形成された段差構造で備えられながら横方向のホールが貫通形成され、ホールと背もたれ板１３０は、背もたれ板支持台１２０の連結ジョイント１４８に形成された水平ホールと同心の状態で連結締め付けボルトＢで連結するようになる。このように、連結締め付けボルトＢを介して連結リング１３０２に連結ジョイント１４８を連結することによって、連結部は、背もたれ板１３０を上下前後（２０゜～２５゜範囲）に移動するように回転軸としての役割をする。

ヘッド支え台１３２は、後面に備えられた連結台の一端部を基点にして上下に回転し、連結台の他端部が背もたれ板１３０の上面中心部で昇降可能に備えられ、両側にスリット構造の貫通孔１３２０が形成され、貫通孔１３２０を通じてヘッドバンド１３３０が着脱可能に備えられる。

さらに、ヘッド支え台１３２は、ヘッドバンド１３３０によってユーザーの顎及び額を密着させることによって首（頚椎）の姿勢を正しく維持し、亀首や一字首を矯正・予防するという機能的な効果を有し、このような状態で頭を上下左右に動かせるので、学習や業務を柔軟に行うことができる。

ヘッドバンド１３３０は、軟らかく且つ弾力性のある材質で製作し、両端がベルクロ（登録商標）テープで仕上げられ、両端を連結又は分離させることができ、必要時にのみヘッド支え台１３２の貫通孔１３２０に連結して（挿入して）使用可能である。

さらに、背もたれ板１３０は、締め付けバンド１３４及び腰締め付けバンド１３８が結合されるように上側両端の上中下位置にスリット構造の第１、第２及び第３貫通孔１３４ａ、１３４ｂ、１３４ｃが離隔して位置し、下側両端にスリット構造の第４貫通孔１３８ａが離隔して位置する。

締め付けバンド１３４は、１個のバンドを用いてユーザーの両肩と腰の上側が締め付けられるように備えられる。すなわち、締め付けバンド１３４は、背もたれ板１３０の第１、第２及び第３貫通孔１３４ａ、１３４ｂ、１３４ｃを順次通過し、第１及び第２貫通孔１３４ａ、１３４ｂを連結する部位に曲げられながらユーザーの肩が締め付けられるようにし、第３貫通孔１３４ｃを通過した両端によってユーザーの腰の上側が締め付けられるようにする。

肩掛け台１３６は、図５（ａ）に示したように、第２及び第３貫通孔１３４ｂ、１３４ｃの間の両側に形成された溝１３６ａ内で下端の軸１３６０を基点にして回転可能に備えられ、広げたときにユーザーの両脇に位置する。

ここで、肩掛け台１３６は、円形棒などの形状に形成され、平常時には溝１３６ａの内部に引き込ませ、使用時には９０゜回転させながら溝１３６ａから引き出し、ユーザーの上体を牽引するとき、締め付けバンド１３４及び腰締め付けバンド１３８のみでは不足する牽引力を提供する。

すなわち、肩掛け台１３６は、人体工学的な体型別に高さを区分し、背もたれ板１３０を上方に移動させるとき、締め付けバンド１３４及び腰締め付けバンド１３８である上体バンドと共に体重を支えて、上体を上方に持ち上げる中心部としての役割をする。

また、肩掛け台１３６には、肩掛け台１３６の使用時、ウレタンなどの材質で形成された保護バンド１３６’が付着（着脱）可能に備えられ、摩擦や加圧から脇を保護する。

さらに、肩掛け台１３６は、図５（ｂ）に示したように、ボルト締め付けや複数の穴１３６ａ’のうちいずれか一つへの挿入によって体型に合わせて選択して使用可能である。

腰締め付けバンド１３８は、両端が第４貫通孔１３８ａを通過した状態でユーザーの腰が締め付けられるようにする。

そして、締め付けバンド１３４及び腰締め付けバンド１３８は、弾力的で且つ堅固な学生鞄の紐などの材質で製作し、両端がベルクロ（登録商標）テープで仕上げられ、両端を連結又は分離させることができる。

牽引駆動装置１４０は、図１及び図６乃至図９に示したように、背もたれ板１３０が背もたれ板支持台１２０に沿って移動できるように備えられ、ユーザーの上体を牽引できるように備えられ、駆動部１４２、駆動軸１４４、フレキシブル軸１４６及び連結ジョイント１４８を含む。

駆動部１４２は、調整板１４２０に固定された状態で座板１１０の一側の肘掛け１１４の溝１１４０で調整板１４２０が着脱可能に備えられ、手動又は自動的に駆動力を提供する。このとき、駆動部１４２は、手動で回転させながら動力を提供する調整スティックである場合を例示する。駆動部が自動である場合、ユーザーの牽引程度を測定できる張力測定センサー（図示せず）を付着し、動作する動力は電動モーターなどで発生可能である。すなわち、ユーザーが横になった状態で腰を牽引できるが、張力測定センサーを付着し、腰牽引強度を患者の状態に合わせ、張力を段階的に制御（張力ベルトと測定センサーを付着すると可能、医療補助機器）可能である。

このとき、張力ベルト１１１及び測定センサー（図示せず）を適宜付着し、電動モーターの使用時、利用者の体重及び症状に合わせて牽引力を段階別に調節及び制御する機能をし、張力ベルト１１１を座板１１０の後端と背もたれ板１３０の下端との間に連結して付着し、測定センサーは、張力ベルト１１１の張力が加えられる程度を感知する。

駆動軸１４４は、背もたれ板支持台１２０の背面の上下に回転可能に支持された螺旋軸であって、上下端がベアリング１４４０によって回転可能に支持される。

フレキシブル軸１４６は、駆動部１４２が連結される調整板１４２０と駆動軸１４４の下端とを連結し、調整板１４２０を肘掛け１１４から分離したときにも動力が伝達される構成である。

このように、フレキシブル軸１４６は、背もたれ板１３０を１８０゜だけ後方に広げた状態で腰を牽引するときは、調整板１４２０を脱着し、楽な位置で駆動部１４２によって動作させる。

連結ジョイント１４８は、駆動軸１４４に螺旋締結されたナット構造で備えられ、駆動軸１４４の回転方向に沿って一方向又は他方向に移動しながら背もたれ板１３０を上下又は前後に移動させる。

このとき、連結ジョイント１４８は、前方に背もたれ板１３０の連結リング１３０２との凹凸結合が可能な段差構造で形成されながら、連結締め付けボルトＢが貫通するように貫通孔が横方向に形成され、後方に背もたれ板支持台１２０が結合されるように溝１４８２が形成される。溝１４８２は、端部の両側に突部が形成され、背もたれ板支持台１２０の後面両側に高さ方向に形成された段差溝に結合される。そして、連結ジョイント１４８は、中心に駆動軸１４４が螺旋締結されるように螺旋ホールが縦方向に貫通して形成される。

以下、このような本発明に係る姿勢矯正及び腰牽引機能性椅子１００の動作過程を説明する。

まず、椅子を首及び腰の姿勢矯正用途で使用するときは、ユーザーが座板１１０に着席する。

次に、駆動部１４２を左右に回転し、背もたれ板１３０のＳラインと脊椎のＳラインとを一致（密着）させ、肩掛け台１３６の高さを調節し、座ったときに肩掛け台１３６をユーザーの脇に一致させる。

次に、ユーザーの頭は、ヘッドバンド１３３０を締め付けながら（引っ張りながら）ヘッド支え台１３２に密着させる（この状態で、頭を上下左右に動かせる）。

次に、ユーザーの両肩に該当する締め付けバンド１３４と腰に該当する腰締め付けバンド１３８を締め付けながら（引っ張りながら）、背中（脊椎）を背もたれ板１３０のＳラインに密着させる（この状態で、椅子のユーザーは、上体を前後に（２０゜～２５゜範囲）動かせるので、矯正姿勢を維持しながら勉強や業務を行える）。

これと異なり、椅子を首及び腰の姿勢矯正及び腰牽引用途に使用するときは、ユーザーが座板１１０に着席する。

次に、駆動部１４２を左右に回転しながら背もたれ板１３０のＳラインと脊椎のＳラインとを一致（密着）させ、肩掛け台１３６の高さを調節し、座ったときに肩掛け台１３６をユーザーの脇に一致させる。

次に、ユーザーの頭は、ヘッドバンド１３３０を締め付けながら（引っ張りながら）ヘッド支え台１３２に密着させる（この状態で、頭を上下左右に動かせる）。

次に、ユーザーの両肩に該当する締め付けバンド１３４と腰椎に該当する腰締め付けバンド１３８を締め付けながら（引っ張りながら）、背中（脊椎）を背もたれ板１３０のＳラインに密着させる（この状態で、椅子のユーザーは、上体を前後に（２０゜～２５゜）動かせるので、矯正姿勢を維持しながら勉強や業務を行える）。

次に、肩掛け台１３６を直角に広げながらユーザーの脇に掛ける。

次に、駆動部１４２である調整スティックを左右に回転しながら背もたれ板１３０を上方に動かすと、ユーザーの上体が上方に移動しながら体重（重力）によって腰を牽引するという効果がある。すなわち、調整スティックの回転時、フレキシブル軸１４６が連動しながら駆動軸１４４を連動させ、駆動軸１４４の回転によって連結ジョイント１４８を上下に動かしながら背もたれ板１３０を上下に移動させ、これによって、人の上体を上下に動かしながら上体の荷重を半減させる。

ここで、休息時に上体が横になった状態で腰を牽引するときは、臀部及び脚を支持する下体バンド１１６を引っ張りながら座板１１０に固定する。

そして、調整スティックが固定された調整板１４２０を引っ張りながら肘掛け１１４の溝１１４０から分離した後、ユーザーが横になった状態で背もたれ板支持台１２０を９０゜回転させ、安全支持台１２６を下方に広げながら地面に当接させた後、調整スティックを左右に回転し、ユーザーの上体（背もたれ板１３０）を頭方向に引っ張りながら腰を牽引する。

最後に、一般的な椅子用途で使用するときは、ユーザーが座板１１０に着席した後、ユーザーの体型に合わせてセッティングし、これは、駆動部１４２を左右に回転させながら背もたれ板１３０のＳラインと脊椎のＳラインとを一致（密着）させ、肩掛け台１３６の高さを調節し、座ったときに肩掛け台１３６をユーザーの脇に一致させる。

以上、添付の図面を参照して本発明の各実施例を説明したが、本発明の属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、本発明がその技術的思想や必須な特徴を変更せずとも他の具体的な形態で実施可能であることを理解できるだろう。そのため、以上で記述した各実施例は、全ての面で例示的なものであって、限定的なものではないことを理解すべきである。

１００：姿勢矯正及び腰牽引機能性椅子
１１０：座板
１２０：背もたれ板支持台
１３０：背もたれ板
１４０：牽引駆動装置
１４２：駆動部
１４４：駆動軸
１４６：フレキシブル軸
１４８：連結ジョイント

Claims (6)

1. 下部に脚が連結され、ユーザーの着席時に臀部を支える座板；
   前記座板の後端に回転可能に備えられる背もたれ板支持台；
   前記背もたれ板支持台の前方に曲面を有するように形成されながら横軸を基点にして回転可能に備えられ、ユーザーが座ったり横になった状態を維持することができ、上端にヘッド支え台が備えられる背もたれ板；及び
   前記背もたれ板が前記背もたれ板支持台に沿って移動できるように備えられる牽引駆動装置；を含み、
   前記背もたれ板は、側面が凹状又は凸状に形成され、
   上部両側を通過させた状態で肩に支持されるように曲げられ、下部両側を交差状態で通過させた両端を連結し、腰を覆うように備えられる締め付けバンド；
   前記締め付けバンドと隣り合った両側に形成された溝内で回転可能に備えられたり、ボルト締結又は複数の穴のうちいずれか一つへの結合によってユーザーの両脇に位置する肩掛け台；及び
   前記肩掛け台の下部両側に上下に備えられた腰締め付けバンド；を含むことを特徴とする姿勢矯正及び腰牽引機能性椅子。
2. 前記ヘッド支え台は、上下に回転し、両側にヘッドバンドが着脱可能に備えられることを特徴とする、請求項１に記載の姿勢矯正及び腰牽引機能性椅子。
3. 下部に脚が連結され、ユーザーの着席時に臀部を支える座板；
   前記座板の後端に回転可能に備えられる背もたれ板支持台；
   前記背もたれ板支持台の前方に曲面を有するように形成されながら横軸を基点にして回転可能に備えられ、ユーザーが座ったり横になった状態を維持することができ、上端にヘッド支え台が備えられる背もたれ板；及び
   前記背もたれ板が前記背もたれ板支持台に沿って移動できるように備えられる牽引駆動装置；を含み、
   前記牽引駆動装置は、
   前記座板の両側に備えられた一側の肘掛けで着脱可能に備えられ、手動で左右に動作し、前記背もたれ板を上下に移動させたり、自動モーターと操作スイッチによって自動的に駆動力を提供する駆動部；
   前記背もたれ板支持台の背面上下に回転可能に支持されながら、回転方向に沿って前記背もたれ板を上下に移動させるように連結ジョイントが螺旋締結される駆動軸；及び
   前記駆動部と前記駆動軸とを連結するフレキシブル軸；を含むことを特徴とする姿勢矯正及び腰牽引機能性椅子。
4. 前記座板に臀部及び脚を支持する複数の下体バンドを含むことを特徴とする、請求項１に記載の姿勢矯正及び腰牽引機能性椅子。
5. 下部に脚が連結され、ユーザーの着席時に臀部を支える座板；
   前記座板の後端に回転可能に備えられる背もたれ板支持台；
   前記背もたれ板支持台の前方に曲面を有するように形成されながら横軸を基点にして回転可能に備えられ、ユーザーが座ったり横になった状態を維持することができ、上端にヘッド支え台が備えられる背もたれ板；及び
   前記背もたれ板が前記背もたれ板支持台に沿って移動できるように備えられる牽引駆動装置；を含み、
   前記背もたれ板は、回転時、ユーザーが横になった状態で前記牽引駆動装置によって腰を牽引可能であり、前記背もたれ板支持台の後面で広がった安全支持台が地面に支持されながら前記座板との間に張力測定センサーを付着し、張力を段階的に制御することを特徴とする姿勢矯正及び腰牽引機能性椅子。
6. 下部に脚が連結され、ユーザーの着席時に臀部を支える座板；
   前記座板の後端に回転可能に備えられる背もたれ板支持台；
   前記背もたれ板支持台の前方に曲面を有するように形成されながら横軸を基点にして回転可能に備えられ、ユーザーが座ったり横になった状態を維持することができ、上端にヘッド支え台が備えられる背もたれ板；及び
   前記背もたれ板が前記背もたれ板支持台に沿って移動できるように備えられる牽引駆動装置；を含み、
   前記座板は、固定座板と、前記固定座板の上側でスライディング移動可能なクッション座板と、を含み、
   前記クッション座板の後端とこれと隣り合った前記背もたれ板の下端に張力ベルトが連結され、前記背もたれ板によって前記クッション座板が連動することを特徴とする姿勢矯正及び腰牽引機能性椅子。