JP2025118183A - 燃料電池用膜電極構造体および燃料電池システム - Google Patents
燃料電池用膜電極構造体および燃料電池システムInfo
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Abstract
【課題】ガスの湿度交換を良好に行うことができる耐久性の高い燃料電池用膜電極構造体を提供する。
【解決手段】燃料電池用膜電極構造体は、電解質膜とその両側のガス拡散電極層とを有する膜電極接合体と、膜電極接合体が配置される内縁部を有する枠部材と、を備える。枠部材は、互いに重なり合う略板状の第1および第2枠部材を有し、電解質膜は、ガス拡散電極層の外縁よりも外側である非発電領域に延設され、第1および第2枠部材は、それぞれ非発電領域における電解質膜を挟持する第1および第2挟持部を有し、第1および第2挟持部には、平面視で互いに異なる位置に第1および第2挟持部を貫通する第1および第2貫通孔がそれぞれ設けられる。
【選択図】図4
【解決手段】燃料電池用膜電極構造体は、電解質膜とその両側のガス拡散電極層とを有する膜電極接合体と、膜電極接合体が配置される内縁部を有する枠部材と、を備える。枠部材は、互いに重なり合う略板状の第1および第2枠部材を有し、電解質膜は、ガス拡散電極層の外縁よりも外側である非発電領域に延設され、第1および第2枠部材は、それぞれ非発電領域における電解質膜を挟持する第1および第2挟持部を有し、第1および第2挟持部には、平面視で互いに異なる位置に第1および第2挟持部を貫通する第1および第2貫通孔がそれぞれ設けられる。
【選択図】図4
Description
本発明は、燃料電池用膜電極構造体および燃料電池システムに関する。
近年、より多くの人が手ごろで信頼でき、持続可能かつ先進的なエネルギへのアクセスを確保できるようにするため、エネルギの効率化に貢献する燃料電池に関する技術開発が行われている。この種の燃料電池に用いられる発電セルに関する技術として、発電領域の外側でアノード側とカソード側のガスの湿度を交換するようにした発電セルが知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1記載の発電セルでは、カソード側のガス拡散層の周囲に、アノード側のガス拡散層に重ねて略板状の樹脂フレームを配置するとともに、樹脂フレームに複数の貫通孔を設け、複数の貫通孔を介してアノード側とカソード側のガスの湿度を交換するように膜電極構造体が構成される。
しかしながら、上記特許文献1記載のように樹脂フレームに湿度交換のための複数の貫通孔を設けると、樹脂フレームの強度が低下し、十分な耐久性を得ることが難しい。
本発明の一態様である燃料電池用膜電極構造体は、電解質膜と、電解質膜の第1面に配置された第1ガス拡散電極層と、電解質膜の第1面の反対側の第2面に配置された第2ガス拡散電極層と、を積層して構成された膜電極接合体と、膜電極接合体が配置される開口を形成する内縁部を有する枠部材と、を備える。枠部材は、それぞれ内縁部を有するとともに、互いに重なり合う略板状の第1枠部材と第2枠部材とを有し、電解質膜は、第1ガス拡散電極層の外縁および第2ガス拡散電極層の外縁よりも外側である非発電領域に延設され、第1枠部材および第2枠部材は、それぞれ非発電領域における電解質膜を挟持する第1挟持部および第2挟持部を有し、第1挟持部および第2挟持部には、膜電極接合体の積層方向から視た平面視で、互いに異なる位置に第1挟持部を貫通する第1貫通孔および第2挟持部を貫通する第2貫通孔がそれぞれ設けられる。
本発明の他の態様は、上述した燃料電池用膜電極構造体を有する発電セルを積層して構成された燃料電池スタックを備える燃料電池システムであって、反応ガスはアノードガスであり、燃料電池スタックから流出したアノードガスを、燃料電池スタックに還流するガス還流部をさらに備える。
本発明によれば、膜電極構造体の十分な耐久性を確保しつつ、ガスの湿度交換を良好に行うことができる。
以下、図1~図11を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る燃料電池システム500の要部構成を概略的に示すブロック図である。燃料電池システム500は、例えば車両に搭載され、車両駆動用の電力を発生する。図1に示すように、燃料電池システム500は、複数の発電セルを積層して構成された燃料電池スタック100と、燃料ガス給排部510と、酸化剤ガス給排部520と、冷却媒体給排部530とを有する。燃料ガスおよび酸化剤ガスをそれぞれアノードガスおよびカソードガスと呼ぶこともある。
燃料ガス給排部510は、高圧の燃料ガスが貯留されたタンク511と、燃料ガスを吐出するインジェクタ512と、エジェクタ513とを有する。タンク511内の燃料ガスは、インジェクタ512、エジェクタ513および供給管路510aを介して燃料電池スタック100に供給される。燃料ガスは、水素を含むアノードガス(例えば水素ガス)である。燃料電池スタック100からは、排出管路510bを介して、水分を含む燃料ガス(燃料排ガス)が排出される。エジェクタ513では、インジェクタ512から吐出された燃料ガスの流れによって生じる負圧により、循環管路510cを介して燃料排ガスが吸引される。これにより燃料電池スタック100に燃料ガスが還流される。図示は省略するが、排出管路510bには気液分離器が介装され、気液分離器で、燃料排ガスに含まれる必要以上の水分が除去される。
酸化剤ガス給排部520は、酸化剤ガスを高圧に圧縮するコンプレッサ521を有する。コンプレッサ521で圧縮された酸化剤ガスは、供給管路520aを介して燃料電池スタック100に供給される。酸化剤ガスは、酸素を含むカソードガス(例えば空気)である。燃料電池スタック100からは、排出管路520bを介して、水分を含む酸化剤ガス(酸化剤排ガス)が排出される。供給管路520aの途中には、酸化剤ガスを加湿する加湿器522(点線)を設けてもよい。但し、本実施形態では、後述するように酸化剤ガスの加湿が促進されるため、加湿器522を省略することができる。
冷却媒体給排部530は、不図示のポンプを有し、ポンプから吐出された冷却媒体が供給管路530aを介して燃料電池スタック100に供給される。冷却媒体は、例えば水である。燃料電池スタック100からは、排出管路530bを介して冷却媒体が排出される。排出された冷却媒体は、ラジエータでの熱交換により冷却され、供給管路530aを介して燃料電池スタック100に再び供給される。
図2は、燃料電池スタック100の全体構成を概略的に示す斜視図である。以下では、便宜上、図示のように互いに直交する三軸方向を、前後方向、左右方向および上下方向と定義し、この定義に従い各部の構成を説明する。これらの方向は、車両の前後方向、左右方向および上下方向と同一であるとは限らない。例えば図1の前後方向は、車両の前後方向であってもよく、左右方向であってもよく、上下方向であってもよい。
図2に示すように、燃料電池スタック100は、複数の発電セル1を前後方向に積層して構成されたセル積層体101と、セル積層体101の前後両端部に配置されたエンドユニット102とを有し、全体が略直方体形状を呈する。図示は省略するが、セル積層体101の周囲には、前面および後面が開放された略ボックス状のケースが配置される。ケースの前端面と前側のエンドユニット102およびケースの後端面と後側のエンドユニット102は、それぞれボルトを介して締結される。
発電セル1は、電解質膜と電極とを含む膜電極接合体を有する電極アッセンブリ2と、電極アッセンブリ2の前後両側に配置され、電極アッセンブリ2を挟持する前後一対のセパレータ3,3と、を有する。電極アッセンブリ2とセパレータ3とは、前後方向に交互に配置される。電極アッセンブリ2が、膜電極構造体(UEA;Unitized Electrode Assembly)を構成する。なお、電極アッセンブリ2を、膜電極部材と呼ぶこともできる。
図3は、セル積層体101の左右方向中央部における要部断面図(図2のIII-III線に沿った断面図)である。図3に示すように、セパレータ3は、断面が波板状の前後一対の金属製の薄板である前プレート3Fと後プレート3Rとを有する。前プレート3Fは、上下左右方向に延在し、前面3Faと後面3Fbとを有する。後プレート3Rは、上下左右方向に延在し、前面3Raと後面3Rbとを有する。互いに対向する前プレート3Fの後面3Fbと後プレート3Rの前面3Raとは、外周縁部同士が溶接などにより接合される。これにより前プレート3Fと後プレート3Rとが一体に結合される。セパレータ3には耐腐食性に優れた導電性の材料が用いられ、例えばステンレス、チタン、チタン合金等を用いることができる。
前プレート3Fと後プレート3Rとによって囲まれたセパレータ3の内部、つまり前プレート3Fの後面3Fbと後プレート3Rの前面3Raとの間には、冷却媒体が流れる冷却流路PAwが形成される。冷却媒体の流れにより発電セル1の発電面が冷却される。電極アッセンブリ2に対向するセパレータ3の表面(前面3Faおよび後面3Rb)は、電極アッセンブリ2との間にガス流路を形成するようにプレス成形などによって凹凸状に構成される。より詳しくは、前プレート3Fおよび後プレート3Rはそれぞれ前方および後方の電極アッセンブリ2に向けて突出する凸部31と、凸部31に連なって凹状に構成された凹部32とを有する。
後側の凸部31は、電極アッセンブリ2の前面2aに、前側の凸部31は、電極アッセンブリ2の後面2bに当接する。セル積層体101には、燃料電池スタック100の組立時に前後方向に圧縮荷重Fが付与され、その状態で、セル積層体101の周囲のケースと前後のエンドユニット102とが締結される。したがって、燃料電池スタック100の組立完了後には、燃料電池スタック100に対する圧縮荷重Fが保持され、電極アッセンブリ2には、凸部31を介して前後方向に所定の面圧が作用する。
電極アッセンブリ2の前面2aとこの前面2aに対向するセパレータ3の後プレート3Rとの間には、凹部32により、燃料ガスが流れるアノード流路PAaが形成される。電極アッセンブリ2の後面2bとこの後面2bに対向するセパレータ3の前プレート3Fとの間には、凹部32により、酸化剤ガスが流れるカソード流路PAcが形成される。燃料ガスと酸化剤ガスとを区別せずに、これらを反応ガスと呼ぶことがある。
図4は、電極アッセンブリ2の概略構成を示す斜視図である。図4に示すように、電極アッセンブリ2は、略矩形状の接合体20と、接合体20を支持するフレーム21とを有する。図2のA部の詳細図に示すように、接合体20は、電解質膜23と、電解質膜23の前面23fに設けられたアノード電極24と、電解質膜23の後面23rに設けられたカソード電極25とを有する。
電解質膜23は、例えば固体高分子電解質膜であり、水分を含んだパーフルオロスルホン酸ポリマーの薄膜を用いることができる。フッ素系電解質膜に限らず、炭化水素系電解質膜を用いることもできる。
アノード電極24は、電解質膜23の前面23fに形成され、電極反応の反応場となる電極触媒層241と、電極触媒層241の前面に設けられ、燃料ガスを拡散して供給するガス拡散層242とを有する。カソード電極25は、電解質膜23の後面23rに形成され、電極反応の反応場となる電極触媒層251と、電極触媒層251の後面に設けられ、酸化剤ガスを拡散して供給するガス拡散層252とを有する。電極触媒層241,251とガス拡散層242,252との間に中間層(下地層)を設けることもできる。
電極触媒層241,251には、燃料ガスに含まれる水素と酸化剤ガスに含まれる酸素の電気化学反応を促進する触媒金属、プロトン伝導性を有する電解質(アイオノマーなど)、および電子伝導性を有するカーボン粒子等が含まれる。ガス拡散層242,252は、ガス透過性を有する導電性部材、例えばカーボン多孔質体により構成される。
アノード電極24では、アノード流路PAaを介して供給された燃料ガス(水素)が、触媒の作用によってイオン化され、電解質膜23を通過してカソード電極側へ移動する。このとき生じた電子は、外部回路を通過し、電気エネルギとして取り出される。カソード電極25では、カソード流路PAcを介して供給された酸化剤ガス(酸素)と、アノード電極24から導かれた水素イオンおよびアノード電極24から移動した電子とが反応し、水が生成される。生成された水(生成水と呼ぶ)は、電解質膜23に適度な湿度を与え、余剰な水はガスの流れに沿って電極アッセンブリ2の外部へ排出される。カソード側の生成水は、電解質膜23を介した逆拡散によってアノード側にも流れる。したがって、燃料ガスと酸化剤ガスの双方に生成水が含まれる。燃料ガスと酸化剤ガスには、凝縮水も含まれる。
図4に示すように、フレーム21は、略矩形状を呈する薄板であり、絶縁性およびガス不透過性を有する樹脂やゴム等により構成される。一例を挙げると、PEN(ポリエチレンナフタレート)やPPS(ポリフェニレンススフィド)などを構成材とすることができる。フレーム21の中央部には、略矩形状の開口21aが形成され、開口21aの全体を覆うように接合体20が設けられる。フレーム21は、略矩形の外縁部221と内縁部222とを有する。外縁部221とは、フレーム21の外縁とその周辺部をいい、内縁部222とは、フレーム21の内縁(開口21aの縁)とその周辺部をいう。
図4の点Pは、開口21aの上下方向および左右方向の中間を通る中心点である。フレーム21の開口21aの左側には、フレーム21を前後方向に貫通する3つの貫通孔201~203が上下方向に並んで開口される。開口21aの右側には、フレーム21を前後方向に貫通する3つの貫通孔204~206が上下方向に並んで開口される。貫通孔201~206は、便宜上、いずれも略矩形状として示すが、貫通孔201~206の形状および配置はこれに限らない。
図2に示すように、電極アッセンブリ2の前後のセパレータ3には、フレーム21の貫通孔201~206に対応する位置に、セパレータ3を前後方向に貫通する貫通孔301~306がそれぞれ開口される。貫通孔301~306は、フレーム21の貫通孔201~206にそれぞれ連通する。これら互いに連通する貫通孔201~206,301~306の集合により、セル積層体101を貫通して前後方向に延在する流路PA1~PA6(便宜上、矢印で示す)が形成される。流路PA1~PA6は、マニホールドと呼ばれることもある。流路PA1~PA6は、燃料電池スタック100の外部のマニホールドに接続される。
図示は省略するが、セル積層体101の前後のエンドユニット102は、前後方向に重ねて配置された複数のプレートをそれぞれ有する。具体的には、エンドユニット102は、セル積層体101に隣接して配置されたターミナルプレートと、ターミナルプレートの前後方向外側に配置された絶縁プレートと、絶縁プレートの前後方向外側に配置されたエンドプレートと、を有する。
ターミナルプレートは、金属製の略矩形状の板状部材であり、セル積層体101で電気化学反応により生成された電力を取り出すための端子部を有する。絶縁プレートは、非導電性を有する樹脂製またはゴム製の略矩形状の板状部材であり、ターミナルプレートとエンドプレートとを電気的に絶縁する。エンドプレートは、金属製または高強度に構成された樹脂製の板状部材である。
後側のエンドユニット102は、反応ガスと冷却媒体とが通過するウェット側エンドユニットであり、前側のエンドユニット102は、反応ガスと冷却媒体とが通過しないドライ側エンドユニットである。後側のエンドユニット102には、セル積層体101の貫通孔201~206,301~306に対応する位置に、エンドユニット102を前後方向に貫通する複数の貫通孔102a~102fが開口される。貫通孔102a~102fは、便宜上、いずれも略矩形状として示すが、貫通孔102a~102fの形状はこれに限らない。
流路PA1,PA6(実線矢印)は、それぞれ燃料ガスの供給用および排出用の流路であり、貫通孔201,206には、それぞれ図1の供給管路510aおよび排出管路510bが接続される。流路PA4,PA3(点線矢印)は、それぞれ酸化剤ガスの供給用および排出用の流路であり、貫通孔204,203には、それぞれ図1の供給管路520aおよび排出管路520bが接続される。流路PA5,PA2(一点鎖線矢印)は、それぞれ冷却媒体の供給用および排出用の流路であり、貫通孔205,202には、それぞれ図1の供給管路530aおよび排出管路530bが接続される。
セパレータ3の構成をより詳細に説明する。図5Aは、セパレータ3の後面図(後方から見た図)であり、図5Bは、正面図(前方から見た図)である。すなわち、図5Aは、電極アッセンブリ2の前面2aのアノード電極24に対向するセパレータ3(後プレート3R)の後面3Rb(図3)を示す図であり、図5Bは、電極アッセンブリ2の後面2bのカソード電極25に対向するセパレータ3(前プレート3F)の前面3Fa(図3)を示す図である。図中の領域AR1は、対向する電極アッセンブリ2の接合体20で発電が行われる領域であり、アクティブ領域(発電領域)と呼ぶ。アクティブ領域AR1の外側(左右方向および上下方向の外側)の領域AR2は、発電が行われない領域であり、非アクティブ領域(非発電領域)と呼ぶ。
図5Aに示すように、セパレータ3(後プレート3R)のアクティブ領域AR1には、一部の図示は省略するが、そのほぼ全域にわたって上下方向等間隔に、後方に向けて複数の凸部31(図3)が突設される。複数の凸部31はそれぞれ左右方向に延在し、上下方向に隣り合う凸部31,31の間に凹部32(図3)が設けられる。複数の凹部32と接合体20の前面2aとの間に、アノード流路PAaが形成される。
図5Bに示すように、セパレータ3(前プレート3F)のアクティブ領域AR1には、一部の図示は省略するが、そのほぼ全域にわたって上下方向等間隔に、前方に向けて複数の凸部31(図3)が突設される。複数の凸部31はそれぞれ左右方向に延在し、上下方向に隣り合う凸部31,31の間に凹部32(図3)が設けられる。複数の凹部32と接合体20の後面2bとの間に、カソード流路PAcが形成される。
図5Aに示すように、セパレータ3(後プレート3R)の後面3Rbには、プレス成形によって、フレーム21に向けて後方に突出したシール用の複数のビード部、すなわちメタルビードシールが設けられる。複数のビード部は、後プレート3Rの周縁に沿って延在し、貫通孔301~306の全体を包囲する外側ビード部331と、外側ビード部331の内側において貫通孔311,316とアクティブ領域AR1とを包囲する内側ビード部332と、外側ビード部331と内側ビード部332との間で貫通孔312~315を個別に包囲する端部ビード部333とを有する。ビード部331~333の頂部は、電極アッセンブリ2(フレーム21)の前面2aに密接し、これにより貫通孔311からアノード流路PAaおよび貫通孔316にかけて、燃料ガスが流れる密閉空間を形成する。シール性を高めるために、ビード部331~333の頂部にシール材を固着してもよい。
図5Bに示すように、セパレータ3(前プレート3F)の前面3Faには、プレス成形によって、フレーム21に向けて前方に突出したシール用の複数のビード部、すなわちメタルビードシールが設けられる。複数のビード部は、前プレート3Fの周縁に沿って延在し、貫通孔301~306の全体を包囲する外側ビード部334と、外側ビード部334の内側において貫通孔313,314とアクティブ領域AR1とを包囲する内側ビード部335と、外側ビード部334と内側ビード部335との間で貫通孔311,312,315、316を個別に包囲する端部ビード部336とを有する。ビード部334~336の頂部は、電極アッセンブリ2(フレーム21)の後面2bに密接し、これにより貫通孔314からカソード流路PAcおよび貫通孔316にかけて、酸化剤ガスが流れる密閉空間を形成する。シール性を高めるために、ビード部334~336の頂部にシール材を固着してもよい。
図5Aに示すように、アノード側の非アクティブ領域AR2は、内側ビード部332の内側における、貫通孔311,316とアクティブ領域AR1との間の燃料ガスが流れるガス流れ領域AR3を含む。セパレータ3には、このガス流れ領域AR3において、後方の電極アッセンブリ2に向けて略円筒形状の複数の突起部337が突設される。図5Bに示すように、カソード側の非アクティブ領域AR2は、内側ビード部335の内側における、貫通孔313,314とアクティブ領域AR1との間の酸化剤ガスが流れるガス流れ領域AR3を含む。セパレータ3には、このガス流れ領域AR3において、前方の電極アッセンブリ2に向けて略円筒形状の複数の突起部338が突設される。
このようにセパレータ3のガス流れ領域AR3には、電極アッセンブリ2に向けて複数の突起部337,338が設けられる。これにより、ガス流れ領域AR3において反応ガス(燃料ガス、酸化剤ガス)を上下方向に均等に流すことができる。このようなガス流れ領域AR3をバッファ領域と呼び、突起部337,338をバッファ部と呼ぶことがある。
燃料ガスは、貫通孔311から貫通孔316にかけて右方に流れ、酸化剤ガスは、貫通孔314から貫通孔313にかけて左方に流れる。したがって、燃料電池スタック100は、燃料ガスと酸化剤ガスとが電極アッセンブリ2を介して対向して流れるクロスフロー型である。カソード側では水が生成されるため、アクティブ領域AR1を流れる酸化剤ガスは、生成水により加湿され、流れ方向(右方)にかけて湿度が徐々に高くなる。一方、カソード側からアノード側には、カソード側との湿度勾配により電解質膜23を介して生成水が拡散する。このため、燃料ガスは逆拡散による生成水により加湿され、流れ方向(左方)にかけて湿度が徐々に高くなる。
したがって、アクティブ領域AR1の左端部近傍では、燃料ガスの湿度が酸化剤ガスの湿度よりも高くなり、右端部近傍では、酸化剤ガスの湿度が燃料ガスの湿度よりも高くなる。燃料ガスの湿度と酸化剤ガスの湿度とに差が生じると、電解質膜23を介して湿度が高い方から低い方へ水分が移動し、湿度の差が小さくなる。このような湿度が変化する現象を湿度交換と呼ぶ。
ところで、上述した発電セル1において、反応ガスの湿度が低すぎると、電解質膜23の乾燥によりプロトンの移動が抑制され、発電性能の低下をもたらす。反対に湿度が高すぎると、反応ガスの供給が抑制され、この場合にも発電性能の低下をもらす。そのため、発電セル1の発電性能を高めるためには、アノード側およびカソード側において反応ガスに適度な湿度が必要である。
この点に関し、フレーム21のガス流れ領域AR3にフレーム21を貫通する貫通孔を設け、貫通孔を介して燃料ガスと酸化剤ガスの湿度交換を行うように構成すると、湿度交換の領域がアクティブ領域AR1よりも拡大する。このため、低すぎずかつ高すぎない湿度分布となる範囲、つまり良好な湿度分布となる範囲が拡大し、発電性能を高めることができる。しかし、フレーム21のガス流れ領域AR3に貫通孔を設けると、フレーム21の強度が低下する。このため、フレーム21の前後に差圧が作用するとともに圧縮荷重F(図3)が作用するような環境下において、電極アッセンブリ2の十分な耐久性を得られないおそれがある。そこで、十分な耐久性を確保しつつ、反応ガスの湿度交換を良好に行うことができるよう、本実施形態は以下のように膜電極構造体としての電極アッセンブリ2を構成する。
図6は、フレーム21の内縁部222の近傍における電極アッセンブリ2の断面図(図4のVI-VI線に沿った断面図)である。図6の右方は、フレーム21の外縁部221側であり、左方は中心点P側である。外縁部221側を外方、中心点P側を内方と呼ぶことがある。図6に示すように、電極アッセンブリ2のカソード側の電極触媒層251はアノード側の電極触媒層241よりも外方に延在し、電極触媒層251の右端(外縁251a)は電極触媒層241の右端(外縁241a)よりも右側に位置する。
電解質膜23は、電極触媒層241,251よりも外方に延在し、電解質膜23の右端(外縁23a)は電極触媒層241,251の右端よりも右側に位置する。図4に点線で示すように、電解質膜23は、電極アッセンブリ2の積層方向から見た平面視で全体が略矩形状を呈する。より詳しくは、電解質膜23は、貫通孔201~206の左右方向内側のガス流れ領域AR3(図5A,5B)を覆うように上下左右方向に延在し、電解質膜23の外縁23aは、貫通孔201~206の左右方向内縁部の近傍に位置する。図6に示すように、アノード側のガス拡散層242の右端(外縁242a)とカソード側のガス拡散層252の右端(外縁252a)とは、電極触媒層251の外縁251aと左右方向同一位置に位置する。したがって、電解質膜23がアノード電極24およびカソード電極25よりも外方に突出する。
フレーム21は、接着層210を介して接着される前後一対のフレーム、すなわち前フレーム211と後フレーム212により構成される。前フレーム211は、接着層210を介して電解質膜23の前面23fに接着される。前フレーム211の左端部(内縁部222)は、電極触媒層241の外縁241aよりも左方(内方)に延在し、電極触媒層241と電解質膜23との間に介装される。後フレーム212の左端部(内縁部222)は、電極触媒層251の外縁251aよりも左方(内方)に延在し、電極触媒層251とガス拡散層252との間に介装される。前フレーム211の開口21a(内縁)は後フレーム212の開口21aよりも左方(内方)に位置し、前フレーム211の内縁の内側(左側)に、フレーム21を介さずにアノード電極24と電解質膜23とカソード電極25とが重なり合ったアクティブ領域AR1が形成される。
電解質膜23は、前フレーム211と後フレーム212との間に挟持される。ガス拡散層242,252の外方における電解質膜23が挟持されるフレーム211,212の部位を挟持部215,216と呼ぶ。また、挟持部215,216により電解質膜23が挟持される領域、つまりガス拡散層242,252の外縁242a、252aから電解質膜23の外縁23aまでの領域を、挟持領域AR4と呼ぶ。挟持領域AR4は、非アクティブ領域AR2に含まれ、その一部が、貫通孔201~206とアクティブ領域AR1との間のガス流れ領域AR3(図5A,5B)に重なる。
前フレーム211および後フレーム212の挟持部215,216には、それぞれフレーム211,212を貫通する複数の貫通孔213,214が開口される。貫通孔213,214は、図4に示すように、開口21aの左右両側の挟持領域AR4のうち、右側の挟持領域AR4、すなわち貫通孔204~206の左側の挟持領域AR4の全域にわたって開口される。なお、図4には、便宜上、後フレーム212の一部の貫通孔214のみが示される。右側の挟持領域AR4に加え、または右側の挟持領域AR4に代えて、左側の挟持領域AR4の全域にわたって貫通孔213,214が開口されてもよい。
図7Aは、貫通孔213,214の配置を示す電極アッセンブリ2の要部正面図(図4の矢視VII図)であり、電極アッセンブリ2の積層方向から見た平面視に相当する。図7Aに示すように、フレーム21の挟持領域AR4には、略矩形状の貫通孔213と貫通孔214とが、左右方向および上下方向に互い違いに配置される。換言すると、貫通孔213と貫通孔214とは、左右方向および上下方向において交互に配置される。したがって、貫通孔213,214は平面視で互いに重ならない。この場合、ガス拡散層242,252を、平面視で貫通孔213,214と重ねて設ける必要がないため、ガス拡散層を小型化することができ、コストを低減することができる。
このように貫通孔213,214を互い違いに設けることにより、フレーム21の前面から後面にかけて貫通孔が平面視で重なって設けられる場合に比べ、フレーム全体の強度が向上する。これにより、電極アッセンブリ2の耐久性を高めることができる。また、フレーム21の変形を抑えることができ、フレーム21とセパレータ3のビード部331~333との間の十分なシール性能を維持できる。
図6は、酸化剤ガスの上流側(燃料ガスの下流側)における電極アッセンブリ2の断面図である。酸化剤ガスは、無加湿の状態でガス流れ領域AR3に供給される。これに対し、アクティブ領域AR1の通過後の燃料ガスは、逆拡散により加湿された後である。このため、燃料ガスの湿度は酸化剤ガスの湿度よりも高い。この場合、燃料ガスに含まれる水分が、図6の矢印Aに示すように、貫通孔213、電解質膜23および貫通孔214を介してカソード側に移動する。これにより、酸化剤ガスの湿度が上昇する一方、燃料ガスの湿度が低下し、燃料ガスと酸化剤ガスとで湿度交換が行われる。
一方、燃料ガスの上流側(酸化剤ガスの下流側)においては、生成水の発生に伴い酸化剤ガスの湿度が燃料ガスの湿度よりも高い。但し、燃料ガスは、循環管路510c(図1)を介して加湿された状態でガス流れ領域AR3に供給されるため、酸化剤ガスの上流側におけるよりも、燃料ガスと酸化剤ガスとの湿度の差は小さい。このため、図4に示すように、左側の挟持領域AR4における貫通孔213,214を省略することができる。
貫通孔213,214の配置および形状は、図7Aに示したものに限らない。例えば図7Bに示すように、貫通孔213,214を上下左右方向に互い違いに配置しつつ、上下左右方向に千鳥状に配置してもよい。貫通孔213,214は、矩形状以外、例えば円形状、楕円形状、矩形以外の多角形状であってもよい。
貫通孔213,214の開口面積を、挟持領域AR4の全域にわたって一定とするのではなく、反応ガスの流れ方向にかけて変化させるようにしてもよい。図8Aは、その一例である電極アッセンブリ2の後面図(後方から視た図)である。図8Aの例では、後フレーム212の酸化剤ガス供給用の貫通孔204からその左方の接合体20にかけて複数の貫通孔214が開口される。これら貫通孔214の開口面積は、右方から左方にかけて、つまり酸化剤ガスの上流側から下流側にかけて徐々に小さくなる。したがって、右側の貫通孔214aの開口面積は左側の貫通孔214bの開口面積よりも小さい。
なお、図8Aには一部の貫通孔213のみを点線で示すが、前フレーム211にも、貫通孔214と同様、右方から左方にかけて開口面積が徐々に小さくなるように、かつ、貫通孔214と互い違いに複数の貫通孔213が開口される。図8Aでは、フレーム21の貫通孔204から開口21aにかけて貫通孔213,214を設けたが、貫通孔204~206の近傍は開口21aの近傍よりも酸化剤ガスの上流側となる。このため、貫通孔203~206から開口21aにかけて、つまり挟持領域AR4の全域にわたって、右方から左方にかけて開口面積が徐々に小さくなるように貫通孔213,214が設けられてもよい。
図8Aの構成によれば、酸化剤ガスの上流側における、酸化剤ガスと燃料ガスとの湿度交換が促進される。これにより酸化剤ガスの上流側における酸化剤ガスの湿度の上昇の程度が大きくなるとともに、燃料ガスの湿度の低下の程度が大きくなる。その結果、良好な湿度分布となる範囲を拡大することができる。
図8Bは図8Aの変形例を示す図である。図8Bの例では、フレーム21の上下両端部の近傍から上下方向中央部にかけて、つまりフレーム21の外方から内方にかけて、開口面積が徐々に小さくなるように貫通孔213,214が設けられる。貫通孔213は貫通孔214の左下方に位置するため、酸化剤ガスはガス流れ領域AR3を左方かつ下方に流れる。したがって、図8Bの例でも、貫通孔213,214は、酸化剤ガスの流れ方向にかけて(上端部の近傍から上下方向中央部にかけて)、開口面積が小さくなるように設けられる。これにより酸化剤ガスの上流側(燃料ガスの下流側)の湿度交換が促進され、良好な湿度分布となる範囲を拡大することができる。
以上では、挟持領域AR4のうち、フレーム21の貫通孔204~206と開口21aとの間の領域に貫通孔213,214を設けたが、挟持領域AR4のうちの他の領域に、貫通孔213,214を設けてもよい。図9は、その一例である電極アッセンブリ2の後面図(後方から視た図)である。図9の例では、後フレーム212の上下方向に隣り合う貫通孔204,205の間に、複数の貫通孔214が設けられる。前フレーム211にも同様に、貫通孔204,205の間に、貫通孔124と互い違いに複数の貫通孔213が設けられる。
貫通孔204,205の間だけでなく、貫通孔205,206の間に、複数の貫通孔213,214を設けることもできる。貫通孔204,205の間だけでなく、図7A~8Bと同様、貫通孔204~206と開口21aとの間の領域に貫通孔213,214を設けるようにしてもよい。図9では、電解質膜23の外縁23aが、貫通孔201~206の外方に位置する。さらに電解質膜23には、開口21aに加え、貫通孔201~206の位置および形状に対応して、打ち抜き加工等により開口231~236が設けられる。図9の構成によれば、貫通孔213,214が、図7A~8Bのものよりも左右方向外方に位置するため、挟持領域AR4における湿度交換の範囲が左右方向に拡大する。これにより、良好な湿度分布となる範囲を拡大することができる。
以上では、セパレータ3のガス流れ領域AR3に略円筒形状の突起部337,338を設けてバッファ部を構成したが(図5A,5B)、バッファ部の構成は上述したものに限らない。図10は、他のバッファ部を有するセパレータ3の後面図(後方から見た図)である。図10に示すように、セパレータ3(後プレート3R)の後面3Rbには、アクティブ領域AR1の左右両側において、燃料ガスの流れ方向に沿って複数の細長の凸部339が突設される。
より詳しくは、左側の複数の凸部339は、燃料ガス供給用の貫通孔311からアクティブ領域AR1の入口(左端部)にかけて流路面積が徐々に拡大するように右方ないし右斜め下方に延在し、ガス流れ領域AR3が平面視で略台形状を呈する。さらに右側の凸部339は、アクティブ領域AR1の出口(右端部)から燃料ガス排出用の貫通孔316にかけて流路面積が徐々に狭くなるように右方ないし右斜め下方に延在し、ガス流れ領域AR3が平面視で略台形状を呈する。
同様に、セパレータ3(前プレート3F)の前面3Faには、アクティブ領域AR1の左右両側において、酸化剤ガスの流れ方向に沿って複数の細長の凸部340が突設される。より詳しくは、右側の複数の凸部340は、酸化剤ガス供給用の貫通孔314からアクティブ領域AR1の入口(右端部)にかけて流路面積が徐々に拡大するように左方ないし左斜め下方に延在し、ガス流れ領域AR3が平面視で略台形状を呈する。さらに左側の凸部340は、アクティブ領域AR1の出口(左端部)から酸化剤ガス排出用の貫通孔313にかけて流路面積が徐々に狭くなるように左方ないし左斜め下方に延在し、ガス流れ領域AR3が平面視で略台形状を呈する。
図11は、図10のセパレータ3に対向する電極アッセンブリ2の正面図(後方から見た図)である。図11に示すように、電極アッセンブリ2のフレーム21には、アノード側(セパレータ3の後面側)のガス流れ領域AR3とカソード側(セパレータの前面側)のガス流れ領域AR3とが重なる領域(図11にハッチングで示す領域AR30)に、貫通孔213,214が開口される。この場合、電解質膜23の右端部は、貫通孔204~206よりも所定長さΔLだけ左方に位置する。これにより電解質膜23を左右方向に短尺化することができ、コストを低減することができる。
本実施形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。
(1)燃料電池用膜電極構造体としての電極アッセンブリ2は、電解質膜23と、電解質膜23の前面23fに配置されたアノード電極24と、電解質膜23の後面23rに配置されたカソード電極25と、を積層して構成された接合体20と、接合体20が配置される開口21aを形成する内縁部222を有するフレーム21と、を備える(図3,4)。フレーム21は、それぞれ内縁部222を有するとともに、互いに重なり合う略板状の前フレーム211と後フレーム212とを有する(図6)。電解質膜23は、アノード電極24の外縁241a,242aおよびカソード電極25の外縁251a,252aよりも外側である非アクティブ領域AR2(非発電領域)に延設される(図6)。前フレーム211および後フレーム212は、それぞれ非アクティブ領域AR2における電解質膜23を挟持する挟持部215,216を有する。挟持部215,216には、接合体20の積層方向から視た平面視で、互いに異なる位置に挟持部215を貫通する貫通孔213および挟持部216を貫通する貫通孔214がそれぞれ設けられる(図6,7A,7B)。
(1)燃料電池用膜電極構造体としての電極アッセンブリ2は、電解質膜23と、電解質膜23の前面23fに配置されたアノード電極24と、電解質膜23の後面23rに配置されたカソード電極25と、を積層して構成された接合体20と、接合体20が配置される開口21aを形成する内縁部222を有するフレーム21と、を備える(図3,4)。フレーム21は、それぞれ内縁部222を有するとともに、互いに重なり合う略板状の前フレーム211と後フレーム212とを有する(図6)。電解質膜23は、アノード電極24の外縁241a,242aおよびカソード電極25の外縁251a,252aよりも外側である非アクティブ領域AR2(非発電領域)に延設される(図6)。前フレーム211および後フレーム212は、それぞれ非アクティブ領域AR2における電解質膜23を挟持する挟持部215,216を有する。挟持部215,216には、接合体20の積層方向から視た平面視で、互いに異なる位置に挟持部215を貫通する貫通孔213および挟持部216を貫通する貫通孔214がそれぞれ設けられる(図6,7A,7B)。
このように電解質膜23を挟持する一対のフレーム211,212の互いに異なる位置に貫通孔213,214を開口することにより、非アクティブ領域AR2における電解質膜23を介した湿度交換が可能なフレーム21の強度が向上する。これにより電極アッセンブリ2の十分な耐久性を確保しつつ、燃料ガスと酸化剤ガスの湿度交換を良好に行うことができる。また、接合体20のうち、電解質膜23がアノード電極24とカソード電極25の外方に突出して挟持されるので、電極24,25を小型化することができ、コストを低減できる。
(2)貫通孔213および貫通孔214は、挟持部215,216に平面視で互い違いに設けられる(図7A,7B)。これにより貫通孔213,214同士が平面視で重なって位置することがなく、電極アッセンブリ2の耐久性を向上できる。
(3)フレーム21には、反応ガスが流れる貫通孔201,203,204,206が設けられる(図4)。非アクティブ領域AR2は、これら貫通孔201,203,204,206と、電解質膜23とアノード電極24とカソード電極25とが積層されたアクティブ領域AR1(発電領域)と、の間における、反応ガスが流れるガス流れ領域AR3を含む(図5A,5B)。貫通孔213、214は、ガス流れ領域AR3に設けられる(図6)。反応ガスの流れに応じて生成水が発生するため、反応ガスの流れ方向に沿って湿度が変化するが、ガス流れ領域AR3に貫通孔213,214が設けられることにより、湿度の差が大きい領域で湿度交換を良好に行うことができる。
(4)貫通孔201,203,204,206は、燃料ガスが流れる燃料ガス供給用および燃料ガス排出用の貫通孔201,206と酸化剤ガスが流れる酸化剤ガス供給用および酸化剤ガス排出用の貫通孔204,203とを含む(図4)。ガス流れ領域AR3は、アノード側の貫通孔201,206とアクティブ領域AR1との間における燃料ガスが流れるガス流れ領域AR3(第1ガス流れ領域)と、カソード側の貫通孔204,203とアクティブ領域AR1との間における酸化剤ガスが流れるガス流れ領域AR3(第2ガス流れ領域)と、を含む(図5A,5B)。貫通孔213,214は、平面視でこれらアノード側およびカソード側のガス流れ領域AR3が重なる領域AR30に設けられる(図11)。これにより電解質膜23を小型化することができ、コストを低減することができる。
(5)貫通孔213,214は、それぞれガス流れ領域AR3に設けられた複数の貫通孔である(図8A,8B)。これら複数の貫通孔213および複数の貫通孔214は、反応ガスの流れ方向にかけて開口面積が小さくなるように設けられる(図8A,8B)。これにより、反応ガスの流れ方向の上流側における湿度交換が促進され、良好な湿度分布となる範囲を拡大することができる。
(6)フレーム21には、反応ガスおよび冷却媒体が流れる複数の貫通孔201~206が設けられる(図4)。貫通孔213,214は、複数の貫通孔201~206のうち、隣り合って配置される一対の貫通孔204,205の間に設けられる(図9)。これにより、貫通孔213,214が、より左右方向外方に位置するため、挟持領域AR4における湿度交換の範囲が左右方向に拡大し、良好な湿度分布となる範囲を拡大することができる。
(7)ガス流れ領域AR3は、前フレーム211に面する燃料ガスの流れ方向と後フレーム212に面する酸化剤ガスの流れ方向とが互いに反対方向となるように形成される(図6)。つまりクロスフロー型として構成される。これにより、燃料ガスと酸化剤ガスの湿度の差が大きい領域に貫通孔213,214が設けられることになり、湿度交換を効果的に行うことができる。
(8)ガス流れ領域AR3は、燃料ガスの流れ方向上流側かつ酸化剤ガスの流れ方向下流側であり、電解質膜23を挟んで左側のガス流れ領域AR3と、燃料ガスの流れ方向下流側かつ酸化剤ガスの流れ方向上流側であり、電解質膜23を挟んで右側のガス流れ領域AR3と、を含む(図4,5A,5B)。貫通孔213,214は、これらガス流れ領域AR3のうち、右側のガス流れ領域AR3に設けられず、左側のガス流れ領域AR3に設けられる(図4)。これにより、湿度交換用の貫通孔213,214を設ける領域が最小限に抑えられ、電極アッセンブリ2の十分な強度を保つことができる。
(9)燃料電池システム500は、上述の電極アッセンブリ2を有する発電セル1を積層して構成された燃料電池スタック100を備える(図1)。燃料電池システムは、燃料電池スタック100から流出した燃料ガスを、燃料電池スタック100に還流するガス還流部として、循環管路510cおよびエジェクタ513をさらに備える(図1)。これにより燃料ガスは、循環管路510cを介して加湿された状態で燃料電池スタック100に供給されるため、酸化剤ガスの生成水により燃料ガスを積極的に加湿する必要がなく、燃料ガスの上流側の湿度交換のための貫通孔を省略することができる。
上記実施形態は種々の形態に変形することができる。以下、いくつかの変形例について説明する。上記実施形態では、枠部材としてのフレーム21を構成する前フレーム211(第1枠部材)の挟持部215(第1挟持部)および後フレーム212(第2枠部材)の挟持部216(第2挟持部)に、貫通孔213(第1貫通孔)および貫通孔214(第2貫通孔)を、平面視で互いに重ならないように設けたが、第1貫通孔と第2貫通孔の一部が平面視で重なってもよい。この場合、挟持領域AR4の中央部等、比較的剛性が高い部位で、貫通孔の一部が重なることが好ましい。
上記実施形態(図4、6~9,11)では、フレーム21の開口21aの右側(酸化剤ガスの上流側かつ燃料ガスの下流側)に湿度交換のための貫通孔213,214を設けたが、この構成に代えて、またはこの構成に加え、開口21aの左側(酸化剤ガスの下流側かつ燃料ガスの上流側)に湿度交換のための貫通孔を設けてもよい。上記実施形態では、反応ガスが流れる連通孔としての貫通孔201,203,204,206をフレーム21に設けた。より詳しくは、第1反応ガスとしての燃料ガスが流れる貫通孔201,206(第1連通孔)と、第2反応ガスとしての酸化剤ガスが流れる貫通孔203,204(第2連通孔)とを、フレーム21に設けたが、これら連通孔の位置、個数、形状、配置は上述したものに限らない。
上記実施形態では、第1反応ガスを燃料ガス(アノードガス)、第2反応ガスを酸化剤ガス(カソードガス)としたが、第1反応ガスを酸化剤ガス、第2反応ガスを燃料ガスとしてもよく、第1反応ガスと第2反応ガスの構成は上述したものに限らない。上記実施形態(図9)では、フレーム21に反応ガスおよび冷却媒体が流れる複数の貫通孔201~206(連通孔)が設けられるとともに、隣り合って配置される一対の貫通孔204,205(一対の連通孔)の間に貫通孔213,214を設けるようにしたが、隣り合って配置される他の一対の貫通孔の間に、湿度交換用の貫通孔213,214を設けるようにしてもよい。
上記実施形態では、電解質膜23の前面23f(第1面)にアノード電極24(第1ガス拡散電極層)を、後面23r(第2面)にカソード電極25(第2ガス拡散電極層)を配置するようにしたが、前面23fにカソード電極25を、後面23rにアノード電極24を配置するようにしてもよい。
上記実施形態では、燃料電池スタック100を車両に適用する例を説明したが、本発明の燃料電池用膜電極接合を有する燃料電池スタックは、航空機や船舶等の車両以外の移動体、ロボットの他、各種産業機械に適用することもできる。
以上の説明はあくまで一例であり、本発明の特徴を損なわない限り、上述した実施形態および変形例により本発明が限定されるものではない。上記実施形態と変形例の1つまたは複数を任意に組み合わせることも可能であり、変形例同士を組み合わせることも可能である。
1 発電セル、2 電極アッセンブリ、20 接合体、21 フレーム、21a 開口、23 電解質膜、23f 前面、23r 後面、24 アノード電極、25 カソード電極、100 燃料電池スタック、201~206 貫通孔、211 前フレーム、212 後フレーム、213,214 貫通孔、214a,214b 貫通孔、215,216 挟持部、222 内縁部、500 燃料電池システム、510c 循環管路、513 エジェクタ、AR1 アクティブ領域、AR2 非アクティブ領域、AR3 ガス流れ領域、AR30 領域
Claims (9)
- 電解質膜と、該電解質膜の第1面に配置された第1ガス拡散電極層と、前記電解質膜の前記第1面の反対側の第2面に配置された第2ガス拡散電極層と、を積層して構成された膜電極接合体と、
前記膜電極接合体が配置される開口を形成する内縁部を有する枠部材と、を備え、
前記枠部材は、それぞれ前記内縁部を有するとともに、互いに重なり合う略板状の第1枠部材と第2枠部材とを有し、
前記電解質膜は、前記第1ガス拡散電極層の外縁および前記第2ガス拡散電極層の外縁よりも外側である非発電領域に延設され、
前記第1枠部材および前記第2枠部材は、それぞれ前記非発電領域における前記電解質膜を挟持する第1挟持部および第2挟持部を有し、
前記第1挟持部および前記第2挟持部には、前記膜電極接合体の積層方向から視た平面視で、互いに異なる位置に前記第1挟持部を貫通する第1貫通孔および前記第2挟持部を貫通する第2貫通孔がそれぞれ設けられることを特徴とする燃料電池用膜電極構造体。 - 請求項1に記載の燃料電池用膜電極構造体において、
前記第1貫通孔および前記第2貫通孔は、前記第1挟持部および前記第2挟持部に前記平面視で互い違いに設けられることを特徴とする燃料電池用膜電極構造体。 - 請求項1または2に記載の燃料電池用膜電極構造体において、
前記枠部材には、反応ガスが流れる連通孔が設けられ、
前記非発電領域は、前記連通孔と、前記電解質膜と前記第1ガス拡散電極層と前記第2ガス拡散電極層とが積層された発電領域と、の間における、前記反応ガスが流れるガス流れ領域を含み、
前記第1貫通孔および前記第2貫通孔は、前記ガス流れ領域に設けられることを特徴とする燃料電池用膜電極構造体。 - 請求項3に記載の燃料電池用膜電極構造体において、
前記連通孔は、第1反応ガスが流れる第1連通孔と第2反応ガスが流れる第2連通孔とを含み、
前記ガス流れ領域は、前記第1ガス拡散電極層側の前記第1連通孔と前記発電領域との間における前記第1反応ガスが流れる第1ガス流れ領域と、前記第2ガス拡散電極層側の前記第2連通孔と前記発電領域との間における前記第2反応ガスが流れる第2ガス流れ領域と、を含み、
前記第1貫通孔および前記第2貫通孔は、前記平面視で前記第1ガス流れ領域と前記第2ガス流れ領域とが重なる領域に設けられることを特徴とする燃料電池用膜電極構造体。 - 請求項3に記載の燃料電池用膜電極構造体において、
前記第1貫通孔および前記第2貫通孔は、前記ガス流れ領域に設けられた複数の第1貫通孔および複数の第2貫通孔であり、
前記複数の第1貫通孔および前記複数の第2貫通孔は、前記反応ガスの流れ方向にかけて開口面積が小さくなるように設けられることを特徴とする燃料電池用膜電極構造体。 - 請求項1または2に記載の燃料電池用膜電極構造体において、
前記枠部材には、反応ガスおよび冷却媒体が流れる複数の連通孔が設けられ、
前記第1貫通孔および前記第2貫通孔は、前記複数の連通孔のうち、隣り合って配置される一対の連通孔の間に設けられることを特徴とする燃料電池用膜電極構造体。 - 請求項3に記載の燃料電池用膜電極接合体において、
前記ガス流れ領域は、前記第1枠部材に面して流れる第1反応ガスの流れ方向と前記第2枠部材に面して流れる第2反応ガスの流れ方向とが互いに反対方向となるように形成されることを特徴とする燃料電池用膜電極構造体。 - 請求項7に記載の燃料電池用膜電極構造体において、
前記ガス流れ領域は、前記第1反応ガスの流れ方向上流側かつ前記第2反応ガスの流れ方向下流側であり、前記電解質膜を挟んで一方側のガス流れ領域と、前記第1反応ガスの流れ方向下流側かつ前記第2反応ガスの流れ方向上流側であり、前記電解質膜を挟んで他方側のガス流れ領域と、を含み、
前記第1貫通孔および前記第2貫通孔は、前記一方側のガス流れ領域に設けられず、前記他方側のガス流れ領域に設けられることを特徴とする燃料電池用膜電極構造体。 - 請求項3に記載の燃料電池用膜電極構造体を有する発電セルを積層して構成された燃料電池スタックを備える燃料電池システムであって、
前記反応ガスはアノードガスであり、
前記燃料電池スタックから流出したアノードガスを、前記燃料電池スタックに還流するガス還流部をさらに備えることを特徴とする燃料電池システム。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2024013336A JP2025118183A (ja) | 2024-01-31 | 2024-01-31 | 燃料電池用膜電極構造体および燃料電池システム |
| US19/032,577 US20250246647A1 (en) | 2024-01-31 | 2025-01-21 | Membrane electrode structure for fuel cell and fuel cell system |
| CN202510102799.3A CN120413694A (zh) | 2024-01-31 | 2025-01-22 | 燃料电池用膜电极结构体和燃料电池系统 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2024013336A JP2025118183A (ja) | 2024-01-31 | 2024-01-31 | 燃料電池用膜電極構造体および燃料電池システム |
Publications (1)
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| JP2025118183A true JP2025118183A (ja) | 2025-08-13 |
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2024013336A Pending JP2025118183A (ja) | 2024-01-31 | 2024-01-31 | 燃料電池用膜電極構造体および燃料電池システム |
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| Publication number | Publication date |
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| CN120413694A (zh) | 2025-08-01 |
| US20250246647A1 (en) | 2025-07-31 |
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