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JP2025148181A - 情報処理システム、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理方法及びプログラム

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JP2025148181A
JP2025148181A JP2024048809A JP2024048809A JP2025148181A JP 2025148181 A JP2025148181 A JP 2025148181A JP 2024048809 A JP2024048809 A JP 2024048809A JP 2024048809 A JP2024048809 A JP 2024048809A JP 2025148181 A JP2025148181 A JP 2025148181A
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JP2024048809A
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圭介 川俣
Keisuke Kawamata
徹 鈴木
Toru Suzuki
直樹 曲尾
Naoki MAGARIO
明弘 西田
Akihiro Nishida
佐樹 北村
Saki Kitamura
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

【課題】認知機能に起因して生活に支障が生じることを抑制することが可能な情報処理システム等を提供する。
【解決手段】本発明の一態様によれば、情報処理システムが提供される。この情報処理システムは、少なくとも1つのプロセッサを備え、プロセッサはプログラムを読み出すことで次の各ステップを実行するように構成される。第1の取得ステップでは、ユーザの生活に関する生活情報を取得する。第2の取得ステップでは、ユーザの認知機能に関する検査の結果を含む検査情報を取得する。通知ステップでは、生活情報及び検査情報と、予め定められた参照情報とに基づいて、ユーザに医療機関の受診を推奨するための受診推奨情報を通知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
特許文献1には、ユーザに生体情報を取得するためのセンサーを装着し、身体に異常があると判定されると、この判定結果に対応する情報が送信されるシステムが開示されている。特許文献1に記載のシステムは、例えば脈拍等といったバイタル情報を用いて身体の異常を検出し、ユーザ(例えば高齢者)の生活を支援することが可能である。
特開2015-103116号公報
認知機能が低下すると生活に支障が生じ得るが、例えば特許文献1の公知技術のような脈拍等のバイタル情報のみで認知機能の低下を判定し、ユーザを支援することは難しい。
本発明では上記事情に鑑み、認知機能に起因して生活に支障が生じることを抑制することが可能な情報処理システム等を提供することとした。
本発明の一態様によれば、情報処理システムが提供される。この情報処理システムは、少なくとも1つのプロセッサを備え、プロセッサはプログラムを読み出すことで次の各ステップを実行するように構成される。第1の取得ステップでは、ユーザの生活に関する生活情報を取得する。第2の取得ステップでは、ユーザの認知機能に関する検査の結果を含む検査情報を取得する。通知ステップでは、生活情報及び検査情報と、予め定められた参照情報とに基づいて、ユーザに医療機関の受診を推奨するための受診推奨情報を通知する。
本開示によれば、受診推奨情報を通知することで、認知機能に起因して生活に支障が生じることを抑制することが可能な情報処理システム等を提供することができる。
情報処理システム1を表す構成図である。 情報処理装置2のハードウェア構成を示すブロック図である。 ユーザ端末3のハードウェア構成を示すブロック図である。 情報処理装置2のプロセッサ23の機能を示す機能ブロック図である。 情報処理システム1において用いられる各種情報の流れの一例を機能ブロックごとに示した説明図である。 情報処理システム1において実行される情報処理の流れの一例を示すアクティビティ図である。 ユーザ端末3の表示部34に表示される画面であって、医療機関への受診推奨に関する評価をするにあたって表示される画面5の一例を示している。 図7に示す画面5とは別の提示態様の一例を示しており、(a)は領域51が当初位置に配置されている状態を示し、(b)は(a)に示す領域51が(a)に示す矢印Arの方向に移動したことを示している。 ユーザ端末3の表示部34に表示される録音画面6の一例を示している。 ユーザ端末3の表示部34に表示される結果(認知機能のレベルや医療機関の受診が推奨されるかどうかの結果)が表示された画面7の一例を示している。 ユーザ端末3の表示部34に表示される、医療機関の提示画面9の一例を示している。 変形例1に係る情報処理システム1において実行される情報処理の流れの一例を示すアクティビティ図である。 変形例2に係る情報処理システム1において、発話指導がなされるときに表示される発話指導画面8の一例を示している。
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
ところで、一実施形態に登場するソフトウェアを実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体(Non-Transitory Computer-Readable Medium)として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロード可能に提供されてもよいし、外部のコンピュータで当該プログラムを起動させてクライアント端末でその機能を実現(いわゆるクラウドコンピューティング)するように提供されてもよい。
また、一実施形態に係る種々の情報処理において、入力と、入力に応じた出力とが実現されうる。ここで、入力の結果として出力が得られれば、かかる情報処理において参照される情報(以下、参照情報と称する。)の態様は、限定されない。参照情報は、例えば、データベース、ルックアップテーブル、所定の関数(統計学的手法によって構築された、回帰式等の判定式を含む。)等のルールベースの情報でもよいし、入力と出力との相関を予め学習させた学習済みモデルでもよいし、プロンプトを入力することで所望の結果を出力可能な大規模言語モデルでもよい。
また、一実施形態において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、一実施形態においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、例えば電圧・電流を表す信号値の物理的な値、0又は1で構成される2進数のビット集合体としての信号値の高低、又は量子的な重ね合わせ(いわゆる量子ビット)によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。
さらに、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、及びメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。また、プロセッサは、汎用プロセッサでもよいし、専用の回路でもよい。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
[実施形態]
1.ハードウェア構成
本節では、ハードウェア構成について説明する。
1.1 情報処理システム1
図1は、情報処理システム1を表す構成図である。情報処理システム1は、情報処理装置2と、ユーザ端末3と、集音装置4とを備える。情報処理装置2と、ユーザ端末3と、集音装置4とは、電気通信回線を通じて通信可能に構成されている。一実施形態において、情報処理システム1とは、1つ又はそれ以上の装置又は構成要素からなるものである。情報処理システム1が、例えば、情報処理装置2のみからなる場合であれば、情報処理システム1は、情報処理装置2となりうる。より詳細には、情報処理システム1は、情報処理装置2とユーザ端末3と集音装置4とからなる群より選択される要素を備えていてもよい。また、複数の情報処理装置2、ユーザ端末3又は集音装置4が用いられてもよい。選択されない要素は、情報処理システム1に含まれずとも、外部の要素として、選択された要素と電気的に接続されていてもよい。以下、これらの構成要素について説明する。
1.2 情報処理装置2
図2は、情報処理装置2のハードウェア構成を示すブロック図である。情報処理装置2は、通信バス20と、通信部21と、記憶部22と、プロセッサ23とを備える。通信部21、記憶部22、及びプロセッサ23は、情報処理装置2の内部において通信バス20を介して電気的に接続されている。
通信部21は、USB、IEEE1394、Thunderbolt(登録商標)、有線LANネットワーク通信等といった有線型の通信手段が好ましいものの、無線LANネットワーク通信、3G/LTE/5G等のモバイル通信、BLUETOOTH(登録商標)通信等を必要に応じて含めてもよい。すなわち、これら複数の通信手段の集合として実施することがより好ましい。すなわち、情報処理装置2は、通信部21及びネットワークを介して、外部から種々の情報を通信してもよい。
記憶部22は、前述の記載により定義される様々な情報を記憶する。これは、例えば、プロセッサ23によって実行される情報処理装置2に係る種々のプログラム等を記憶するソリッドステートドライブ(Solid State Drive:SSD)やソリッドステートハイブリッドドライブ(Solid State Hybrid Drive:SSHD)やハードディスクドライブ(HDD)、USB(Universal Serial Bus)フラッシュドライブ(USBメモリ)、SDメモリカード、CD、DVD、Blu-ray(登録商標) Disc(ブルーレイディスク:BD)等のストレージデバイスとして、あるいは、プログラムの演算に係る一時的に必要な情報(引数、配列等)を記憶するランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)等のメモリとして実施されうる。記憶部22は、プロセッサ23によって実行される情報処理装置2に係る種々のプログラムや変数等を記憶している。
プロセッサ23は、情報処理装置2に関連する全体動作の処理・制御を行う。プロセッサ23は、例えば不図示の中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)である。プロセッサ23は、記憶部22に記憶された所定のプログラムを読み出すことによって、情報処理装置2に係る種々の機能を実現する。すなわち、記憶部22に記憶されているソフトウェアによる情報処理が、ハードウェアの一例であるプロセッサ23によって具体的に実現されることで、プロセッサ23に含まれる各機能部として実行されうる。これらについては、次節においてさらに詳述する。なお、プロセッサ23は単一であることに限定されず、機能ごとに複数のプロセッサ23を有するように実施してもよい。またそれらの組合せであってもよい。
1.3 ユーザ端末3
ユーザ端末3は、ユーザが所持する端末である。ユーザ端末3は、医師、看護師、老人介護施設等の医療従事者(以下、医療者とも称する)が操作する端末であってもよいし、また、認知機能が評価される対象であるユーザ(被験者)が操作する端末であってもよい。ユーザ端末3は、スマートフォン、タブレット端末、コンピュータ、その他電気通信回線を通じて情報処理装置2にアクセス可能なものであれば、その形態は問わない。なお、認知機能とは認知症(軽度・中度・重度)のみではなく、軽度認知機能障害(軽度認知症の前段階)も含んだ状態を意図するものである。
図3は、ユーザ端末3のハードウェア構成を示すブロック図である。以下、ユーザ端末3を例に説明する。ユーザ端末3は、通信バス30と、通信部31と、記憶部32と、プロセッサ33と、表示部34と、入力部35と、を備える。通信部31、記憶部32、プロセッサ33、表示部34、及び入力部35は、ユーザ端末3の内部において通信バス30を介して電気的に接続されている。通信部31、記憶部32及びプロセッサ33の説明は、情報処理装置2における各部の説明と同様のため省略する。
表示部34は、ユーザが操作可能なグラフィカルユーザインターフェース(Graphical User Interface:GUI)の画面を表示する。表示部34は、ユーザ端末3筐体に含まれるものであってもよいし、外付けされるものであってもよい。具体的には、表示部34は、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、又はプラズマディスプレイ等の表示デバイスとして実施され得る。これらの表示デバイスは、ユーザ端末3の種類に応じて使い分けて実施されることが好ましい。
入力部35は、医療者又は被験者によってなされた操作入力を受け付ける。操作入力は、命令信号として通信バス30を介してプロセッサ33に転送される。プロセッサ33は、必要に応じて、転送された命令信号に基づいて所定の制御や演算を実行しうる。入力部35は、ユーザ端末3の筐体に含まれるものであってもよいし、外付けされるものであってもよい。例えば、入力部35は、表示部34と一体となってタッチパネルとして実施されてもよい。入力部35がタッチパネルとして実施される場合、医療者又はであるユーザは、入力部35に対してタップ操作、スワイプ操作等を入力することができる。入力部35としては、タッチパネルに代えて、スイッチボタン、マウス、QWERTYキーボード等が採用可能である。
1.4 集音装置4
集音装置4は、外界の音声を信号に変換可能に構成される、いわゆるマイクである。集音装置4は、集音装置4と情報処理装置2とを直接接続して設けられていてもよいが、ユーザ端末3に備えられ又は接続される。
集音装置4は、ユーザの発話を集音することで音声データを生成するように構成される。なお、音声データは、ユーザ端末内のメモリ上に一時的に格納され、記憶部32に不揮発的に記憶されなくてもよい。集音装置4により生成された音声データは、ネットワークを介して情報処理装置2に転送可能に構成される。
集音装置4は、特に限定されないが、少なくとも人の可聴領域の音声、20Hzから20,000Hzの間の周波数の音声を集音し電気的信号に変換する。音声はモノラルでもステレオ録音でもよい。音声データをデジタル処理する場合のサンプリングレートは、例えば、48000Hz、44100Hz、32000Hz、22050Hz、16000Hz、11025Hz、11000Hz、8000Hz等である。ここで例示した数値の何れかの範囲内であってもよい。サンプリングレートを高くすることで、音声の時間的タイミングの離散化を精緻に行うことができ、音声認識の精度を向上させることができる。
また、集音装置4により集音されたデータは、ユーザ端末3のプロセッサ33により適宜圧縮処理がされてもよく、このときの圧縮フォーマットは、MP3、AAC、WMA、Vorbis、AC3、MP2、FLAC、TAK等の何れでもよい。圧縮により、ユーザ端末から情報処理装置2へのデータ転送による通信トラフィックを低減することができる。
2.機能構成
本節では、機能構成について説明する。図4は、情報処理装置2のプロセッサ23の機能を示す機能ブロック図である。前述の通り、記憶部22に記憶されたソフトウェアによる情報処理がハードウェア(具体的には、プロセッサ23)によって具体的に実現されることで、プロセッサ23に含まれる各機能部として実行されうる。換言すると、情報処理システム1は、プログラムにおける各機能部を備える。
具体的には、プロセッサ23は、各機能部として、受付部231と、取得部232と、特定部233と、評価部234と、提示部235とを備える。
受付部231は、種々の情報を受け付けるように構成される。受付部231が受け付ける種々の情報には、例えば、基本情報d1と、音声情報d2と、被験者の生活に関する情報d3と、被験者が受診した医療に関わる情報d4とが含まれている。受付部231は、例えば、通信部21又は記憶部22を介してこれらの情報を受け付け、これを作業メモリに読出可能に構成される。実施形態の一例では、受付部231は、集音装置4を介して、被験者からの発話音声に関する音声情報d2の入力を受け付ける。
取得部232は、種々の情報を取得するように構成される。ここで、取得部232の取得機能は、同様の情報を受けとる機能のみであってもよいし、受け取ったデータから各種の処理をすることで所望の情報を生成する機能のみであってもよいし、これらの両方の機能であってもよい。取得部232は、生活情報取得部232aと、検査情報取得部232bとを有する。実施形態の一例では、生活情報取得部232aは、受付部231で受け付けた情報に基づいて、生活情報d31を取得するように構成され、検査情報取得部232bは、受付部231で受け付けた情報に基づいて、検査情報d21を取得するように構成されている。
特定部233は、種々の情報を特定するように構成される。具体的には、特定部233は、取得部232で取得したユーザ情報に基づき、被験者に発話を促すための指示に関する提示態様を特定する。
評価部234は、種々の特性を評価するように構成される。好ましくは、評価部234は、取得部232で取得した生活情報d31及び検査情報d21と、予め定められた参照情報drefとに基づいて、被験者(ユーザ)に医療機関の受診を推奨するための受診推奨情報drmを生成する。
提示部235は、記憶部32に記憶された種々の情報を提示対象者に把握可能な態様で提示する。提示対象者は、例えば、被験者、被験者の家族等、又は医療者である。また、被験者の家族等には、被験者の家族の他、親戚、被験者を保護・支援する立場にある者(例えば成年後見人等)が含まれ得る。例えば、提示部235は、種々の情報を含む画面等をユーザ端末3等の各種の端末に視認可能な態様で表示させてもよい。これにより、ユーザ端末3等の各種の端末を操作する者に対して種々の情報が提示される。また、提示部235は、画面、画像、アイコン、メッセージ等の視覚情報を、先述した各種の端末のディスプレイに表示させるように制御することが好ましい。提示部235は、視覚情報を上記の端末に表示させるためのレンダリング情報だけを生成するものであってもよい。また、提示部235は、種々の情報を聴覚情報として提示対象者に提示してもよい。さらに、提示部235は、種々の情報を、指に凹凸の触感を提示する凹凸情報(点字情報)として被験者に提示してもよい。この場合、ディスプレイは、点字に対応したものであることが好ましい。
3.情報処理システム1の動作について
図5は、情報処理システム1において用いられる各種情報の流れの一例を機能ブロックごとに示した説明図である。図6は、情報処理システム1において実行される情報処理の流れの一例を示すアクティビティ図である。本節では、主に図5及び図6を参照しながら、情報処理システム1が実行する情報処理方法の流れや当該情報処理方法で用いられる情報について説明する。
3.1 情報処理における情報の概要
情報処理においてやりとりされる各種の情報について、図5を参照して説明する。
基本情報d1は、被験者の個人ID、被験者の個人情報(例えば、被験者の氏名、年齢、及び性別等)である。また、基本情報d1には、指紋や網膜等の生体認証情報が含まれていてもよい。また、基本情報d1には、視覚障碍があるか否か、聴覚障碍があるか否かを示す情報が含まれていてもよい。また、基本情報d1における視覚障碍や聴覚障碍は、分類されていてもよい。例えば、視覚障碍であれば、全盲、緑内障及び白内障といった具合である。
音声情報d2は、検査情報d21を取得するための情報であり、実施形態では、集音装置4から取得する発話音声に対応している。
被験者の生活に関する情報d3は、生活情報d31を取得するための情報であり、様々な観点の情報を含み得る。情報d3の観点には、例えば、食事、歩行(歩行数)、入浴、睡眠、運動、位置(GPS)、各種生活機器(例えば給湯機器)の動作、飲酒、喫煙、動画視聴状況、睡眠時呼吸、転倒状況、服薬状況を含めることができる。情報d3は、例えば、被験者や医療者が入力部35を用いてユーザ端末3へ入力したデータを用いることができ、また、例えば、万歩計(登録商標)等の電子デバイスから通信部21を介して取得した予め定められた形式のデータを用いることもできる。
検査情報d21は、ユーザ(被験者)の認知機能に関する検査の結果を含む情報であり、音声情報d2に基づいて取得可能である。検査情報d21は、定型文(実施形態の一例では「かたま」)の発話による認知機能の検査の結果を含む。検査情報d21の検査の結果は、被験者の認知機能の程度を示すレベル情報であり、態様は特に限定されるものではなく、例えば数字で表されてもよいし、また、例えば高・中・低のように示されてもよい。なお、認知機能の診断は固定発話(定型文など)に限らず種々の発話形式等と組み合わせてもよい。さらに、歩行時の足及び腰の動きの揺らぎや視線の動き等種々の評価方法とさらに組み合わせてもよい。また既知の他の診断方法であってもよい。
生活情報d31は、ユーザ(被験者)の生活に関する情報であり、上述した情報d3に基づいて取得可能である。生活情報d31は、上述した情報d3を情報処理しやすいように調整された内容となっているが、生活情報d31は、必ずしも、この情報d3と区別されている必要はなく、同じ内容であってもよい。つまり、情報d3自体が、生活情報d31であってもよい。生活情報d31は、ユーザの日常の生活パターンに関わるパターン情報と、ユーザの嗜好又は非意図的動作に関わるリスク動作情報とを含む。
ここで、パターン情報は、食事時間情報と、歩行情報と、歯磨き情報と、入浴情報と、睡眠情報と、運動内容情報と、GPS情報と、給湯機器の使用情報と、薬の服用情報のうちの少なくとも1つを含む。
食事時間情報は、食事を開始する時間及び終了する時間といった情報の少なくとも1つを含み得る。歩行情報は、歩行を開始する時間、歩行を終了する時間、任意の1日の合計歩行時間、及び任意の1日の合計歩行数といった情報の少なくとも1つを含み得る。歯磨き情報は、歯磨きを開始する時間、歯磨きを終了する時間、歯磨きの回数の少なくとも1つを含み得る。入浴情報は、入浴を開始する時間及び入浴を終了する時間といった情報の少なくとも1つを含み得る。睡眠情報は、睡眠を開始する時間、起床した時間、総睡眠時間、及び深い眠り(浅い眠り)の総時間といった情報の少なくとも1つを含み得る。運動内容情報は、運動の開始時間、運動の終了時間、運動の種類(例えば、ランニング、水泳、サイクリング等)、運動中の平均心拍数、最大心拍数、及び合計運動時間といった情報の少なくとも1つを含み得る。GPS情報は、被験者の位置情報である。給湯機器の使用情報は、給湯機器の使用開始した時間、及び使用終了した時間といった情報の少なくとも1つを含み得る。薬の服用情報は、服用する必要がある薬を飲んだことを示す情報、及び服用する必要がある薬を飲み忘れたことを示す情報の少なくとも1つを含み得る。
また、リスク動作情報は、飲酒情報と、喫煙情報と、動画視聴状況情報と、睡眠時呼吸情報と、転倒情報とのうちの少なくとも1つを含む。
飲酒情報は、予め定められた期間における飲酒の回数(頻度)及び予め定められた期間における飲酒の量といった情報の少なくとも1つを含み得る。喫煙情報は、予め定められた期間における喫煙の回数(頻度)及び予め定められた期間における喫煙量(本数)といった情報の少なくとも1つを含み得る。動画視聴状況情報は、予め定められた期間における動画視聴回数(頻度)及び予め定められた期間における合計動画視聴時間といった情報の少なくとも1つを含み得る。睡眠時呼吸情報は、いびきに関する情報、及び睡眠時無呼吸状態を示す情報又は睡眠時の心拍数の変化といった情報の少なくとも1つを含み得る。転倒情報は、被験者が転倒した回数を示す情報を含み得る。前記転倒情報は例えば電子腕時計に付随した衝撃から転倒を検出する部分であってもよい。
受診推奨情報drmは、検査情報d21及び生活情報d31と、予め定められた参照情報drefとに基づいて取得される情報である。受診推奨情報drmは、ユーザ(被験者)に医療機関の受診を推奨するための情報である。医療機関としては、例えば、精神科、脳神経科及び老年科といった、認知機能が低下した者の診察を専門とする分野が好ましい。受診推奨情報drmは、被験者に対し、医療機関に受診することを促す情報、又は、医療機関に受診する必要がないことを示す情報として表され得る。
予め定められた参照情報drefは、検査情報d21及び生活情報d31と、受診することを促すか否かと、を対応付けるための情報である。この参照情報drefの詳細は、後段で説明する。
3.2 情報処理の概要
図5及び図6を参照して、情報処理の概要を説明する。情報処理システム1は、次に説明する情報処理方法に係る各アクティビティを実行可能に構成されている。つまり、情報処理システム1は、少なくとも1つのプロセッサ33を備え、プロセッサ33はプログラムを読み出すことで、アクティビティに対応する各ステップを実行するように構成される。換言すると、情報処理システム1で用いられるプログラムは、コンピュータ(プロセッサ33)に、情報処理システムにおける各ステップを実行させ、また、情報処理システム1における情報処理方法は、情報処理システム1におけるアクティビティに対応する各ステップを備える。なお、処理の順番は適宜入れ替えることができ、複数の処理が同時に実行されてもよいし、一部の処理が省略されてもよい。
(アクティビティA001:基本情報d1等の各種情報の受付)
受付部231は、基本情報d1(被験者の個人ID等)を受け付ける。受付部231が基本情報d1を受け付けることで、情報処理システム1が被験者の認証を実施することができる。また、受付部231は、被験者の生活に関する情報d3を受け付ける。受付部231がこれらの情報を受け付けると、これらの情報は記憶部22に格納される。なお、受付部231は、これらの情報を、例えば、通信部31を介してユーザ端末3から受け付けることが可能である。
(アクティビティA002:生活情報d31の取得)
取得部232(生活情報取得部232a)は、情報d3を用いて生活情報d31を取得する。本アクティビティA002は、第1の取得ステップの一例である。
(アクティビティA003:音声入力の指示を提示)
特定部233は、被験者に発話を促すための指示の提示態様を特定し、当該特定内容に基づいて、音声入力の指示を提示する。好ましくは、特定部233は、アクティビティA001やアクティビティA003で受け付けた情報に基づいて提示態様を特定する。提示態様とは、例えば、視覚情報として被験者に指示を提示(例えば、図7参照)するか等であるが、提示態様には各種の方法があるため、バリエーションについては後段で詳しく説明する。
(アクティビティA004:音声入力を受け付け)
受付部231は、音声情報d2を受け付ける。つまり、被験者は、アクティビティA003における指示を確認した後に、発話をする。被験者の発話音声(音声情報d2)は、集音装置4を介してユーザ端末3に取得され、受付部231は、ユーザ端末3を介して、音声情報d2を受け付ける。
(アクティビティA005:検査情報d21を取得)
取得部232(検査情報取得部232b)は、音声情報d2と予め設定された学習済みモデルとに基づいて、検査情報d21を取得(生成)する。つまり、情報処理システム1は、ある被験者に対して被験者の発話音声を解析することにより、被験者の認知機能の程度を検査する機能を有している。ここで、学習済みモデルは、所定の発話音声の特徴量と、認知機能のレベルとの関係を予め学習させたモデルである。詳細は後述する。本アクティビティA005は、第2の取得ステップの一例である。
(アクティビティA006:受診推奨情報drmを生成)
評価部234は、検査情報d21及び生活情報d31と、予め定められた参照情報drefとに基づいて受診推奨情報drmを生成する。なお、検査情報d21はアクティビティA005において取得したものが用いられ、生活情報d31はアクティビティA002において取得したものが用いられる。予め定められた参照情報drefは、記憶部22に格納されている。
(アクティビティA007,A008:結果の提示)
アクティビティA007において、提示部235は、検査情報d21及び受診推奨情報drmを被験者に提示(通知)する。なお、実施形態では、検査情報d21も提示するものとして説明しているが、検査情報d21を提示するか否かは任意である。提示の形態は、ユーザ端末3の表示部34を用いて視覚情報で提示する形態でもよいし、ユーザ端末3のスピーカを用いて聴覚情報で提示する形態でもよいし、点字を用いた形態でもよいし、これらを組み合わせた形態であってもよい。
また、受診推奨情報drmが受診を推奨する内容である場合には、アクティビティA008において、提示部235は、この受診推奨情報drmを被験者以外の提示対象者に送信する。これにより、当該提示対象者にも、受診推奨情報drmが提示(通知)されることになる。この提示では、受診推奨情報drmが予め登録された登録端末に通知(提示)されることになる。例えば、情報処理装置2の記憶部22に予め定め登録されている提示対象者のメールアドレスへの電子メールで通知することができる。また、相互にメッセージのやり取りが可能な各種の通信アプリケーションを介して通知してもよい。アクティビティA007,A008が通知ステップの一例である。
なお、実施形態では、受診推奨情報drmが受診を推奨しない場合には、アクティビティA008において、提示部235は、この受診推奨情報drmを被験者以外の提示対象者に送信しないが、これに限定されるものではなく、家族等を安心させるために、送信してもよい。
このように、アクティビティA007,A008においては、生活情報d31及び検査情報d21と、予め定められた参照情報drefとに基づいて、ユーザ(被験者)に医療機関の受診を推奨するための受診推奨情報drmを通知(提示)する。このような態様によれば、認知機能に起因して生活に支障が生じることを抑制することが可能となる。具体的には、ユーザ(被験者)の状況が悪くなる前に予め医療機関の受診を促すことができ、ユーザ(被験者)の健康に役立てることが可能である。
3.3 情報処理の詳細
前述した情報処理の詳細について、図7~図12を参照しながら説明する。
(アクティビティA002の詳細)
取得部232の取得処理は、例えば、以下のようなものを含み得る。例えば、情報d3が睡眠ログである場合、当該ログを解析して、総睡眠時間を算出する処理、深い眠り(浅い眠り)の総時間を算出する処理等を含み得る。つまり、取得処理には、情報d3を、情報処理システム1の評価部234が認知機能を判定するために必要な情報へ、調整(例えば、変更・選別・整理等)する処理(前処理)が含まれていてもよい。つまり、生活情報d31は、情報d3とは同じではなく、情報d3から所定の処理を経て取得(算出)されるものであってもよい。
なお、変更は、ある情報を解析して別の内容の情報を得るといった処理を含み得る。また、選別は、不要な情報を削除し、必要な情報を抽出するといった処理を含み得る。また、整理は、複数ある情報の順番を変更するといった処理を含み得る。
一方で、生活情報d31は、情報d3と同じであってもよい。例えば、被験者の入浴状況を計測する電子デバイスを所持していない場合も想定される。この場合には、被験者が、自己申告の入浴時間を情報d3として入力し、これを生活情報d31として用いることができる。ここでは、情報d3のうち入浴の観点について説明したが、その他の食事等についても同様にこれを適用することができる。
(アクティビティA003の詳細)
特定部233は、被験者に発話を促すための指示の提示態様を特定する。ここで、特定部233は、アクティビティA001やアクティビティA003で受け付けた情報に基づいて提示態様を特定することができる。
例えば、特定部233は、年齢に基づいて特定(決定)することができる。例えば、特定部233は、基本情報d1における年齢が予め定められた閾値より高いことを特定した場合には、視覚情報と聴覚情報の両方で指示を提示してもよいし、聴覚情報の音量や視覚情報の文字の大きさを調整してもよい。また、例えば、特定部233は、基本情報d1が視覚障碍を有する情報を含むことを特定した場合には、聴覚情報を提示態様として特定(決定)し、逆に、基本情報d1が聴覚障碍を有する情報を含むことを特定した場合には、視覚情報を提示態様として特定(決定)してもよい。
ここでは、提示態様が、視覚情報のみである場合を一例として説明する。図7は、ユーザ端末3の表示部34に表示される画面であって、医療機関への受診推奨に関する評価をするにあたって表示される画面5の一例を示している。
図7に示すように、被験者から音声情報d2を受け付けるにあたって、ユーザ端末3の表示部34には、画面5が表示される。領域51には、被験者に対する指示「かたまをなるべく早く発音してください。」が表示されている。領域52は、選択入力を被験者から受け付ける領域(オブジェクト)である。領域52が、選択される操作(例えば、領域62のクリックやタップ)がなされることで、図9に示す録音画面6に遷移する。この図7に示す画面5が表示されることで、被験者は、これから、認知機能の程度や、自身が医療機関に受診する必要があるのかどうかを把握するために用いる音声情報d2の録音(受付)が実施されることを理解することができる。
図8は、図7に示す画面5とは別の提示態様の一例を示しており、図8Aは領域51が当初位置に配置されている状態を示し、図8Bは図8Aに示す領域51が図8Aに示す矢印Arの方向に移動したことを示している。
図7では、画面5が静止画像である場合を一例として説明したが、図8に示すようにある領域が移動してもよい。緑内障や白内障といったような視覚障碍を有する者の場合、視野欠損が生じ得る。このような視覚障碍を有する場合には、例えば、「かたま」という文字が「か ま」といったように見えて、「た」が視認できないことがある(図8A参照)。そこで、特定部233が、例えば、基本情報d1が緑内障や白内障といった視野欠損の情報を有することを特定した場合には、図8A及び図8Bに示すように、画面5に表示される領域の少なくとも一部を移動させることが好ましい。これにより、指示文が動くことで、視認できなかった「た」が視野欠損の無い領域に移動し、結果として、視野欠損があっても、指示文をきちんと読み取ることができるようになる。
また、40代以上になると、緑内障を発症する可能性が高まることが知られている。このため、視野欠損が生じることについての年齢に係る閾値を設定しておいてもよい。つまり、特定部233が、視覚障碍を特定しているか否かに関わらず、年齢がこの閾値以上であることを特定した場合、図8で説明したように、ある領域を移動させるようにしてもよい。
(アクティビティA004の詳細)
図9は、ユーザ端末3の表示部34に表示される録音画面6の一例を示している。
録音画面6は、音声情報d2を受け付けるとき(録音するとき)に表示される画面の一例である。録音画面6は、領域61と、領域62と、録音ボタン63と、停止ボタン64と、領域65とを含む。
領域61は、被験者に対して発話に関する指示が表示される領域である。図9の一例では、指示「録音ボタンをタップ後、以下を発音してください」が表示されている。領域62は、被験者が発話する具体的な発話内容や指示が表示される領域であり、図9の一例では、発話内容「かたま」と指示「なるべく早く」が表示されている。アクティビティA004についても、図8を用いて説明したように、領域61や領域62が移動してもよい。
録音ボタン63は、録音を開始するためのボタンである。また、停止ボタン64は、録音を停止するためのボタンである。領域65は、被験者の音声を録音中であることが視認可能に表示される領域である。録音中は領域65が表示され続け、録音が完了する又は停止すると、表示が消える。
(アクティビティA005の詳細)
検査情報取得部232bが、音声情報d2から、認知機能に関する検査の結果を含む検査情報d21を取得する方法の一例について説明する。『かたま』の1回ごとの速さにおける回数を重ねた際の揺らぎ等を測定し評価する方法等がある。また、前記固定発話にとどまらず、種々の発話形式等と組み合わせてもよい。さらに、歩行時の足及び腰の動きの揺らぎや視線の動き等種々の評価方法と組み合わせてもよい。
(アクティビティA006の詳細)
評価部234が用いる予め定められた参照情報drefは、検査情報d21及び生活情報d31と、受診することを促すか否かと、を対応付けるためのテーブルとして構成することができる。また、予め定められた参照情報drefは、検査情報d21及び生活情報d31と、受診することを促すか否かと、を対応付けるための関数として構成することもできる。
ここで、先述したように、生活情報d31の項目には、パターン情報が含まれている。このような態様によれば、生活情報の一例として生活リズムに関する情報を用いることで、受診推奨の精度を高めることができる。また、「3.1 情報処理における情報の概要」において述べた通り、パターン情報には、食事時間情報や歩行情報等といった項目のうちの少なくとも1つが含まれている。パターン情報に基づいて受診推奨情報drmが生成されることで、具体的な生活情報に基づき、状況が悪くなる前に予め医療機関の受診を促すことができる。
生活情報d31の項目には、リスク動作情報が含まれている。このような態様によれば、生活情報の一例として嗜好品等の情報を用い、受診推奨の精度を高めることができる。また、リスク動作情報には、飲酒情報や喫煙情報等といった項目のうちの少なくとも1つが含まれている。リスク動作情報に基づいて受診推奨情報drmが生成されることで、具体的なリスク動作情報に基づき、状況が悪くなる前に予め医療機関の受診を促すことができる。
例えば、参照情報drefには、検査情報d21の結果(認知機能のレベル)及び生活情報d31(パターン情報及びリスク動作情報)のそれぞれに対して、スコアが定められたものとすることができる。そして、総スコアが閾値を超えると、評価部234は、医療機関を受診することを推奨する内容の受診推奨情報drmを生成する。この場合には、検査情報d21のスコア、生活情報d31のパターン情報のスコア、及び生活情報d31のリスク動作情報のスコアが、合計スコアによって一元化されて評価されるため、評価が容易である。
また、検査情報d21の結果と、生活情報d31のパターン情報のスコアと、生活情報d31のリスク動作情報のスコアとを独立して評価してもよい。この場合には、例えば、これら3つの結果の全てがそれぞれの予め定められた基準を満たす場合に、医療機関の受診を推奨することをせず、3つの結果のうちの少なくとも1つでも当該基準を満たさないと、医療機関の受診を推奨する、といった構成とすることができる。
生活情報d31のパターン情報のスコアの換算について説明する。医療機関を受診することの推奨は、パターン情報におけるリスク因子の大きさに基づいて決定することができる。ここで、リスク因子の大きさは、予め定められた期間におけるパターン情報の規則性に基づいて定めることができる。パターン情報には、食事時間情報等の項目が含まれているが、こういった項目の規則性が乱れると、健康を損なう可能性が高まると考えることができるので、規則性が低いほど、スコアを高く設定するとよい。例えば、GPS情報については、所望の時間において所望の位置に存在する場合には規則性の高い行動をしているとして評価し、スコアを高く設定することができる。また、薬の服用情報については、薬を毎日きちんと服用しているほど規則性の高い行動をしているとして評価し、スコアを高く設定することができ、逆に飲み忘れが多いほど、低く設定することができる。このように、パターン情報では、規則性の程度・度合いを加味してスコアリングすることができる。そして、これらの項目(食事時間情報等)のスコアを合計することで、パターン情報のスコアを算出することが可能である。このような態様によれば、生活リズムの規則性が乱れると健康を損なう可能性が高まるので、それを評価することで、受診推奨の精度を高めることができる。
生活情報d31のリスク動作情報のスコアの換算について説明する。医療機関を受診することの推奨は、リスク動作情報におけるリスク因子の大きさに基づいて決定することができる。ここで、リスク因子の大きさは、予め定められた期間におけるリスク動作情報に係る頻度又は量に基づいて定めることができる。
リスク動作情報には、飲酒情報等の項目が含まれているが、こういった項目に当てはまると(例えば、頻度が多い、量が多い)、健康を損なう可能性が高まると考えることができるので、当てはまるほど(頻度が多いほど、量が多いほど)、スコアを高く設定するとよい。例えば、睡眠時呼吸情報のいびき情報については、例えば、いびきが大きいといった場合や、睡眠時無呼吸状態にあるといった場合には健康を損なう可能性が高まるとしてスコアを高く設定するとよい。そして、これらの項目(飲酒情報等)のスコアを合計することで、リスク動作情報のスコアを算出することが可能である。このような態様によれば、嗜好(例えば、タバコ・飲酒・長時間動画)や非意図的動作(例えば、睡眠時のいびきや無呼吸状況、転倒)に頻度や量によって、健康を損なう可能性が高まるので、それを評価することで、受診推奨の精度を高めることができる。
なお、上記において、医療機関を受診することの推奨は、パターン情報におけるリスク因子の大きさに基づいていたがこれに限定されるものではなく、パターン情報におけるリスク因子の有無に基づいて決定してもよい。つまり、規則性が有ると判定された場合と、無いと判定された場合との2パターンのみのスコアがあるということである。リスク動作情報におけるリスク因子についても同様である。
(アクティビティA007の詳細)
図10は、ユーザ端末3の表示部34に表示される結果(認知機能のレベルや医療機関の受診が推奨されるかどうかの結果)が表示された画面7の一例を示している。画面7は、領域71を含む。領域71には、ユーザの認知機能に関する検査の結果を含む検査情報d21と、ユーザ(被験者)に医療機関の受診を推奨するための受診推奨情報drmとが表示される領域である。図10に示す一例では、検査情報d21が「XXXのレベルです。」と表示されており、XXXには、例えば、認知機能のレベルを示す数字が表示される。また、受診推奨情報drmが「医療機関の受診を推奨します。」と表示されており、ユーザ(被験者)に医療機関の受診が推奨されていることが分かる。なお、図10に示す領域71には表示されていないが、領域71には、以前の検査情報d21や受診推奨情報drmが合わせて表示されていてもよい。
図11は、ユーザ端末3の表示部34に表示される、医療機関の提示画面9の一例を示している。図11に示すように、画面7以外の付加的な情報が提示されてもよい。医療機関の提示画面9は、領域91と、領域92と、領域93と、操作ボタン94と、領域95と、操作ボタン96とを有している。
領域91は、ユーザに対して推奨する医療機関を示す旨の通知が表示される領域である。また領域92は、ユーザに対して推奨する医療機関及びユーザの自宅に係る位置情報に基づき生成された地図が表示される領域である。領域92は、自宅アイコン921と、医療機関アイコン922及び923とを含む。自宅アイコン921は、ユーザの自宅に係る位置情報、すなわち自宅の住所に対応する位置に表示される。医療機関アイコン922及び923は、各医療機関に係る位置情報、すなわち医療機関の住所に対応する位置に表示される。ここで、医療機関は、基本情報d1に基づいて決定することができる。
領域93及び領域95は、領域92に表示される推奨医療機関に関する情報を表示するための領域である。本実施形態において、領域93には、医療機関アイコン922に対応する医療機関に関する情報が表示されている。また、領域95には、医療機関アイコン923に対応する医療機関に関する情報が表示されている。なお、推奨医療機関として優先度合いの高い順に医療機関に関する情報が表示されてもよい。
また、操作ボタン94は、領域93に表示される医療機関における検査を予約するためのボタンである。操作ボタン96は、領域95に表示される医療機関における検査を予約するためのボタンである。
(アクティビティA008の詳細)
画面7の内容は、ユーザ端末3の表示部34に表示される他、被験者以外の提示対象者にもEメールや専用のアプリケーション等で通知(提示)される。つまり、通知ステップの一例としてのアクティビティA008では、受診推奨情報drmを予め登録された登録端末に通知する。そして、登録端末には、例えば、ユーザの家族の端末と、ユーザが利用する介護施設に係る端末とのうちの少なくとも1つが含まれる。このような態様によれば、患者本人だけでなく、家族や医療者に通知することで、受診を促しやすくすることができる。前記通知の方法は文章のみではなく例えば電話の留守電機能や、対応したSNSの専用アカウントの画像(イラスト等)での送信方法等でもよい。
なお、例えば数日おきにデイサービスに通っている高齢者が薬の飲み忘れを繰り返すようになった場合、介助者又は医療者が、その飲み忘れを、薬の服用情報としてユーザ端末3に入力しておく、といった利用方法をして情報処理システム1を活用するときに好適である。この入力情報は、ユーザ端末3から情報処理装置2に送られる。そして、被験者が、実施形態で説明した情報処理方法を実行すると、この薬の飲み忘れに関する情報が反映された受診推奨情報drmが生成され、被験者、家族等や医療者は、被験者の状況(認知機能が低下していること)を適切に把握することが可能になるためである。
提示対象者に表示される画像は、画面7と同じであってもよいし、実質的に内容は同じであるが表現が変更されたものであってもよい。また、提示対象者に通知(提示)される内容は、ユーザ端末3の画面7の情報とは異なる内容を含んでいてもよい。例えば、医療者は専門的な知識を有するため、医療者が通知(提示)を受ける検査情報d21や受診推奨情報drmには、被験者よりも詳細に説明された内容が含まれていてもよい。
4.変形例
情報処理システム1に関して、以下のような態様が採用されてもよい。
4.1 変形例1:医療情報取得部232cについて
図12は、変形例1に係る情報処理システム1において実行される情報処理の流れの一例を示すアクティビティ図である。図12に示すように、プロセッサ23の取得部232は、医療情報取得部232cを更に備えていてもよい。医療情報取得部232cは、受付部231で受け付けた情報(被験者が受診した医療に関わる情報d4)に基づいて、医療情報d41を取得するように構成されている。
医療情報d41は、例えば、実施形態で説明したアクティビティA002と並列的なアクティビティ(ここではアクティビティA002aと便宜的に称する)として取得することが可能である。つまり、アクティビティA001において、受付部231は、被験者が受診した医療に関わる情報d4を受け付けると、記憶部22に格納される。そして、アクティビティA002aにおいて、取得部232(医療情報取得部232c)は、情報d4を用いてユーザ(被験者)の医療情報d41を取得する。本アクティビティが、第3の取得ステップの一例である。
医療情報d41も、生活情報d31に関して「3.3.1.アクティビティA002の詳細」で説明したことと同様のことが適用され得る。つまり、医療情報d41の取得処理には、情報d4を、情報処理システム1の評価部234が認知機能を判定するために必要な情報へ、調整(例えば、変更・選別・整理・削除等)する処理(前処理)が含まれていてもよい。一方で、医療情報d41の一部又は全部は、情報d4と同じであってもよい。
なお、本変形例の場合、アクティビティA007,A008(通知ステップの一例)では、生活情報d31、検査情報d21及び医療情報d41と、予め定められた参照情報drefとに基づいて、受診推奨情報drmを通知(提示)することになる。このような態様によれば、例えば歯医者の受診結果を用いても、健康を損なうかどうかを把握できる可能性があるので、それを利用することで、受診推奨の精度を高めることができる。
被験者が受診した医療に関わる情報d4は、医療情報d41を取得するための情報であり、医療の分野(医療機関)については特に限定されるものではない。例えば、医療の分野(医療機関)としては、歯科、内科、外科、心療内科、精神科、脳神経科、耳鼻咽喉科、老年科である。情報d4は、例えば、高齢者施設の医療者が被験者から聞き取った内容を用いることができる。また、情報d4は、お薬手帳の内容や、医師等の医療従事者が作成したカルテの内容(受診した結果が示された内容)、処方箋の内容、及び健康診断等の各種の身体的な検査の内容を用いることもできる。これらは組み合わせてもよいし、単体でもよい。
医療情報d41は、検査情報d21に係る医療機関とは異なる医療機関の受診に基づく情報、又は、検査情報d21に対応する診療項目とは異なる診療項目の受診に基づく情報を含む。ここで、医療機関とは異なる医療機関について説明する。実施形態の一例では、検査情報d21が、認知機能に関する内容であるため、精神科、脳神経科及び老年科といった医療機関に対応する。このため、検査情報d21に係る医療機関とは異なる医療機関の受診に基づく情報とは、例えば、歯科、内科、外科、心療内科、耳鼻咽喉科の受診に基づく情報が含まれ得る。また、検査情報d21に対応する診療項目とは異なる診療項目については、認知機能以外の診療項目の受診に基づく情報である。
ここで、認知機能が低下すると(認知症又は軽度認知機能障害になると)、糖尿病を併発しやすいことや糖尿病を罹患していた患者は認知症や認知機能障害のリスクが高いことが知られている。つまり、糖尿病と認知機能との間には相関があるということである。このため、医療情報d41には、糖尿病であるという診断を受けたか否か、という内容が含まれていることが好ましい。
医療情報d41は、上述した情報d4に基づいて取得可能である。医療情報d41は、上述した情報d4が取得部232の機能によって調整した内容となっているが、医療情報d41は、必ずしも、この情報d4と区別されている必要はなく、同じ内容であってもよい。つまり、情報d4自体が、医療情報d41であってもよい。
医療情報d41における受診に基づく情報は、処方箋の服用の量に関する情報と、処方箋の服用の量の変化に関する情報と、診断内容に関する情報と、診断内容の変化に関する情報とのうちの少なくとも1つを含むことが好ましい。このような態様によれば、さらに具体的な情報に基づき、受診推奨の精度を高めることができる。
医療情報d41における受診に基づく情報は、脳のMRI情報と、PET情報と、聴力情報と、歯科情報と、口腔機能情報と、血糖値情報と、血中コレステロール情報と、骨密度情報と、骨のレントゲン情報と、嚥下障害情報と、CTデータとのうちの少なくとも1つを含むことが好ましい。このような態様によれば、さらに具体的な情報に基づき、受診推奨の精度を高めることができる。
評価部234における医療情報d41のスコアの換算について説明する。医療機関を受診することの推奨は、医療情報d41におけるリスク因子の大きさに基づいて決定することができる。リスク因子の大きさに応じてとは、例えば通知が出るタイミングは同じであっても、リスク因子に応じて、すぐに受診することを促したり、一定期間以内に受診することを促すようなものであってもよい。また、かかる通知の出るタイミングは。予め日数を設定して、設定された日数に達したもしくはその日数以下となって時に通知が出るようにしてもよい。ここで、リスク因子の大きさは、上述した医療情報d41についての各項目(例えば、処方箋の服用の量に関する情報や脳のMRI情報等)に応じて定めることができる。各項目のスコアは、予め定めておくことができるが、スコアに軽重を付けることが好ましい。例えば、脳のMRI情報の結果についてついては重く評価して、スコアを高めに設定する等である。これらの項目のスコアを合計することで、評価部234は、医療情報d41のスコアを算出することが可能である。なお、このスコアは、実施形態で説明したように、検査情報d21等と一元化されて評価されてもよいし、独立して評価されてもよい。
4.2 変形例2:検査情報d21について
(変形例2-1:発話指導画面の表示について)
図13は、変形例2に係る情報処理システム1において、発話指導がなされるときに表示される発話指導画面8の一例を示している。例えば、被験者が、例えば寒冷地出身の場合、イントネーションや口の開き方が、寒冷地以外の出身の者とは異なっていることが推測される。これは、音声情報d2の測定誤差となり、検査情報d21の精度が低下する可能性がある。このため、図13に示すように、特定部233が、基本情報d1に基づいて被験者の出身地が予め定められた地域であると特定すると、図13に示す発話指導画面8を表示するとよい。
なお、ここでは寒冷地出身の者を一例として挙げたがこれに限定されるものではなく、訛を有する場所を出身地とする者に対しても適用することができる。
発話指導画面8は、領域81と、領域82と、領域83とを含む。領域81は、指導者81aの動画が表示されており、ここでは、指導者81aが「かたま」という検査用の言葉を発話している様子を示している。領域82は、被験者82aの現在の状況を示す動画(例えば、ユーザ端末3のカメラで撮影された映像)が表示されている。領域83には、被験者に対する指示「かたまをなるべく早く発音してください。」が表示されている。
被験者は、被験者82aの動画を見て、現在の自分の口の形を確認しながら、指導者81aの口の形を確認することができ、「かたま」という予め定められた検査用の言葉を適切に発話しやすくなる。これにより、受付部231が適切な音声情報d2を受け付けることができ、より精度の高い検査情報d21を取得(生成)することが可能となる。
この図13に示す発話指導画面8は、各種のタイミングで表示することが可能である。例えば、アクティビティA004における音声入力を受け付ける場合に表示することができる。この場合、アクティビティA004において、予め定められた地域(言葉に訛がある地域)出身の者であることを検知し、図9に示す画面から図13に示す画面へ切り替わってもよい。つまり、予め定められた地域出身の者であることを検知して、発話指導を行い、「かたま」という予め定められた検査用の言葉を言い直させるということである。検知方法は、音声情報d2そのものを解析して検知してもよいし、カメラで口の形を解析して検知してもよい。
(変形例2-2:判定基準の変更)
変形例2-1で述べた通り、被験者が、予め定められた地域の出身の場合、音声情報d2に測定誤差が生じ得る。そこで、検査情報取得部232bが出力した認知機能に関するレベルに、補正を加えてもよい。例えば、被験者が予め定められた地域の出身の者であることが特定又は検知されると、検査情報取得部232bが出力した認知機能に関するレベルに対し、認知機能が良くなる方向の予め定められた補正値を追加するとよい。或いは、認知機能に関する閾値(例えば、認知機能が正常であるという検査結果と低いという検査結果とを切り分ける閾値)を変更することで対処してもよい。これによっても、補正値を追加することと同質の作用を得ることができる。
(変形例3:検査情報d21について)
実施形態では、音声情報d2を解析して検査情報d21を取得する形態を一例として説明したがこれに限定されるものではない。取得部232(検査情報取得部232b)が、情報処理システム1の外部から、検査情報d21を予め定め取得しておき、評価部234がこの検査情報d21を用いて受診推奨情報drmを生成してもよい。この場合には、検査情報取得部232bは学習済みモデルの機能を有していなくてもよい。
[その他]
実施形態で説明した生活情報d31又は医療情報d41には、被験者の視線の動きに関する情報が含まれていてもよい。認知機能が低下すると、視線の動きに特徴が表れるためである。また、実施形態で説明した生活情報d31又は医療情報d41には、歩行時の揺らぎの情報や、腰の動きの一貫性に関する情報が含まれていてもよい。認知機能が低下すると、これらについても特徴が表れるためである。
上記実施形態では、情報処理装置2が種々の記憶・制御を行ったが、情報処理装置2に代えて、複数の外部装置が用いられてもよい。すなわち、種々の情報やプログラムは、ブロックチェーン技術等を用いて複数の外部装置に分散して記憶されてもよい。
情報処理システム1に含まれる装置のうちの少なくとも1つは、日本国外に設置されていてもよい。例えば、情報処理装置2又はサーバが日本国外に設置され、ユーザ端末3が日本国内に設置されていてもよい。同様に、医療者が日本国外から自身のユーザ端末3を用いて、日本国内に設置された情報処理装置2にアクセスしていてもよい。このような態様によれば、様々な管理形態によって、より利便性の高い体験をユーザに提供することができる。
一実施形態では、受付部231、取得部232、特定部233、評価部234及び提示部235を、情報処理装置2のプロセッサ23によって実現される機能部として説明しているが、この少なくとも一部を、他のサーバによって実現される機能部として実施してもよい。あるいは、ユーザ端末3のプロセッサ33によって実現される機能部として実施してもよい。さらには、上記の例で説明した種々の情報が、情報処理装置2の記憶部22だけでなく、他の外部装置に分散的に記憶されていてもよい。
さらに、次に記載の各態様で提供されてもよい。
(1)情報処理システムであって、少なくとも1つのプロセッサを備え、前記プロセッサはプログラムを読み出すことで次の各ステップを実行するように構成され、第1の取得ステップでは、ユーザの生活に関する生活情報を取得し、第2の取得ステップでは、前記ユーザの認知機能に関する検査の結果を含む検査情報を取得し、通知ステップでは、前記生活情報及び前記検査情報と、予め定められた参照情報とに基づいて、前記ユーザに医療機関の受診を推奨するための受診推奨情報を通知する、システム。
このような態様によれば、認知機能に起因して生活に支障が生じることを抑制することが可能となる。具体的には、ユーザの状況が悪くなる前に予め医療機関の受診を促すことができ、ユーザの健康に役立てることが可能である。
(2)上記(1)に記載の情報処理システムにおいて、前記生活情報は、前記ユーザの日常の生活パターンに関わるパターン情報を含む、システム。
このような態様によれば、生活情報の一例として生活リズムに関する情報を用いることで、受診推奨の精度を高めることができる。
(3)上記(2)に記載の情報処理システムにおいて、前記パターン情報は、食事時間情報と、歩行情報と、歯磨き情報と、入浴情報と、睡眠情報と、運動内容情報と、GPS情報と、給湯機器の使用情報と、薬の服用情報のうちの少なくとも1つを含む、システム。
このような態様によれば、具体的な生活情報に基づき、状況が悪くなる前に予め医療機関の受診を促すことができる。
(4)上記(2)又は(3)に記載の情報処理システムにおいて、前記通知ステップおける前記医療機関を受診することの推奨は、前記パターン情報におけるリスク因子の大きさに基づいて決定されており、前記リスク因子の大きさは、予め定められた期間における前記パターン情報の規則性に基づいて定められている、システム。
このような態様によれば、生活リズムの規則性が乱れると健康を損なう可能性が高まるので、それを評価することで、受診推奨の精度を高めることができる。
(5)上記(1)~(4)の何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、前記生活情報は、前記ユーザの嗜好又は非意図的動作に関わるリスク動作情報を含む、システム。
このような態様によれば、生活情報の一例として嗜好品等の情報を用い、受診推奨の精度を高めることができる。
(6)上記(5)に記載の情報処理システムにおいて、前記リスク動作情報は、飲酒情報と、喫煙情報と、動画視聴状況情報と、睡眠時呼吸情報と、転倒情報とのうちの少なくとも1つを含む、システム。
このような態様によれば、具体的なリスク動作情報に基づき、状況が悪くなる前に予め医療機関の受診を促すことができる。
(7)上記(5)又は(6)に記載の情報処理システムにおいて、前記通知ステップおける前記医療機関を受診することの推奨は、前記リスク動作情報におけるリスク因子の大きさに基づいて決定されており、前記リスク因子の大きさは、予め定められた期間における前記リスク動作情報に係る頻度又は量に基づいて定められている、システム。
このような態様によれば、嗜好(例えば、タバコ・飲酒・長時間動画)や非意図的動作(例えば、睡眠時のいびきや無呼吸状況、転倒)に頻度や量によって、健康を損なう可能性が高まるので、それを評価することで、受診推奨の精度を高めることができる。
(8)上記(1)~(7)の何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、第3の取得ステップでは、前記ユーザの医療情報を取得し、前記医療情報は、前記検査情報に係る医療機関とは異なる医療機関の受診に基づく情報、又は、前記検査情報に対応する診療項目とは異なる診療項目の受診に基づく情報を含み、前記通知ステップでは、前記生活情報、前記検査情報及び前記医療情報と、前記予め定められた参照情報とに基づいて、前記受診推奨情報を通知する、システム。
このような態様によれば、例えば、歯医者の受診結果を用いても、健康を損なうかどうかを把握できる可能性があるので、それを利用することで、受診推奨の精度を高めることができる。
(9)上記(8)に記載の情報処理システムにおいて、前記受診に基づく情報は、処方箋の服用の量に関する情報と、前記処方箋の服用の量の変化に関する情報と、診断内容に関する情報と、前記診断内容の変化に関する情報とのうちの少なくとも1つを含む、システム。
このような態様によれば、さらに具体的な情報に基づき、受診推奨の精度を高めることができる。
(10)上記(8)又は(9)に記載の情報処理システムにおいて、前記受診に基づく情報は、脳のMRI情報と、PET情報と、聴力情報と、歯科情報と、口腔機能情報と、血糖値情報と、血中コレステロール情報と、骨密度情報と、骨のレントゲン情報と、嚥下障害情報と、CTデータとのうちの少なくとも1つを含む、システム。
このような態様によれば、さらに具体的な情報に基づき、受診推奨の精度を高めることができる。
(11)上記(1)~(10)の何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、前記検査情報は、定型文の発話による認知機能の検査の結果を含む、システム。
このような態様によれば、認知機能が懸念されるユーザに受診推奨を行うことができる。
(12)上記(1)~(11)の何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、前記通知ステップでは、前記受診推奨情報を予め登録された登録端末に通知し、前記登録端末には、前記ユーザの家族の端末と、前記ユーザが利用する介護施設に係る端末とのうちの少なくとも1つが含まれる、システム。
このような態様によれば、患者本人だけでなく、家族や施設の方に通知することで、受診を促しやすくすることができる。
(13)情報処理方法であって、上記(1)~(12)の何れか1つに記載の情報処理システムにおける各ステップを備える、方法。
このような態様によれば、より使いやすい受診奨励に関する技術を提供することができる。
(14)プログラムであって、コンピュータに、上記(1)~(12)の何れか1つに記載の情報処理システムにおける各ステップを実行させる、プログラム。
このような態様によれば、より使いやすい受診奨励に関する技術を提供することができる。
もちろん、この限りではない。
最後に、本開示に係る種々の実施形態を説明したが、これらは、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。当該新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。当該実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 :情報処理システム
2 :情報処理装置
20 :通信バス
21 :通信部
22 :記憶部
23 :プロセッサ
231 :受付部
232 :取得部
232a :生活情報取得部
232b :検査情報取得部
232c :医療情報取得部
233 :特定部
234 :評価部
235 :提示部
3 :ユーザ端末
30 :通信バス
31 :通信部
32 :記憶部
33 :プロセッサ
34 :表示部
35 :入力部
4 :集音装置
5 :画面
51 :領域
52 :領域
6 :録音画面
61 :領域
62 :領域
63 :録音ボタン
64 :停止ボタン
65 :領域
7 :画面
71 :領域
8 :発話指導画面
81 :領域
81a :指導者
82 :領域
82a :被験者
83 :領域
9 :提示画面
91 :領域
92 :領域
921 :自宅アイコン
922 :医療機関アイコン
923 :医療機関アイコン
93 :領域
94 :操作ボタン
95 :領域
96 :操作ボタン
Ar :矢印
d1 :基本情報
d2 :音声情報
d21 :検査情報
d3 :情報
d31 :生活情報
d4 :情報
d41 :医療情報
dref :参照情報
drm :受診推奨情報

Claims (14)

  1. 情報処理システムであって、
    少なくとも1つのプロセッサを備え、前記プロセッサはプログラムを読み出すことで次の各ステップを実行するように構成され、
    第1の取得ステップでは、ユーザの生活に関する生活情報を取得し、
    第2の取得ステップでは、前記ユーザの認知機能に関する検査の結果を含む検査情報を取得し、
    通知ステップでは、前記生活情報及び前記検査情報と、予め定められた参照情報とに基づいて、前記ユーザに医療機関の受診を推奨するための受診推奨情報を通知する、システム。
  2. 請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
    前記生活情報は、前記ユーザの日常の生活パターンに関わるパターン情報を含む、システム。
  3. 請求項2に記載の情報処理システムにおいて、
    前記パターン情報は、食事時間情報と、歩行情報と、歯磨き情報と、入浴情報と、睡眠情報と、運動内容情報と、GPS情報と、給湯機器の使用情報と、薬の服用情報のうちの少なくとも1つを含む、システム。
  4. 請求項2に記載の情報処理システムにおいて、
    前記通知ステップおける前記医療機関を受診することの推奨は、前記パターン情報におけるリスク因子の大きさに基づいて決定されており、
    前記リスク因子の大きさは、予め定められた期間における前記パターン情報の規則性に基づいて定められている、システム。
  5. 請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
    前記生活情報は、前記ユーザの嗜好又は非意図的動作に関わるリスク動作情報を含む、システム。
  6. 請求項5に記載の情報処理システムにおいて、
    前記リスク動作情報は、飲酒情報と、喫煙情報と、動画視聴状況情報と、睡眠時呼吸情報と、転倒情報とのうちの少なくとも1つを含む、システム。
  7. 請求項5に記載の情報処理システムにおいて、
    前記通知ステップおける前記医療機関を受診することの推奨は、前記リスク動作情報におけるリスク因子の大きさに基づいて決定されており、
    前記リスク因子の大きさは、予め定められた期間における前記リスク動作情報に係る頻度又は量に基づいて定められている、システム。
  8. 請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
    第3の取得ステップでは、前記ユーザの医療情報を取得し、
    前記医療情報は、前記検査情報に係る医療機関とは異なる医療機関の受診に基づく情報、又は、前記検査情報に対応する診療項目とは異なる診療項目の受診に基づく情報を含み、
    前記通知ステップでは、前記生活情報、前記検査情報及び前記医療情報と、前記予め定められた参照情報とに基づいて、前記受診推奨情報を通知する、システム。
  9. 請求項8に記載の情報処理システムにおいて、
    前記受診に基づく情報は、処方箋の服用の量に関する情報と、前記処方箋の服用の量の変化に関する情報と、診断内容に関する情報と、前記診断内容の変化に関する情報とのうちの少なくとも1つを含む、システム。
  10. 請求項8に記載の情報処理システムにおいて、
    前記受診に基づく情報は、脳のMRI情報と、PET情報と、聴力情報と、歯科情報と、口腔機能情報と、血糖値情報と、血中コレステロール情報と、骨密度情報と、骨のレントゲン情報と、嚥下障害情報と、CTデータとのうちの少なくとも1つを含む、システム。
  11. 請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
    前記検査情報は、定型文の発話による認知機能の検査の結果を含む、システム。
  12. 請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
    前記通知ステップでは、前記受診推奨情報を予め登録された登録端末に通知し、
    前記登録端末には、前記ユーザの家族の端末と、前記ユーザが利用する介護施設に係る端末とのうちの少なくとも1つが含まれる、システム。
  13. 情報処理方法であって、
    請求項1~12の何れか1つに記載の情報処理システムにおける各ステップを備える、方法。
  14. プログラムであって、
    コンピュータに、請求項1~12の何れか1つに記載の情報処理システムにおける各ステップを実行させる、プログラム。
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