JP2025092944A - machine tools - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、ロボットの移動に係る座標を設定する技術に関するものである。 This disclosure relates to a technology for setting coordinates related to the movement of a robot.
下記特許文献1には、オートローダ装置を制御するローダ用プログラムを作成する技術について記載されている。特許文献1の対話入力式ローダ制御装置は、NC装置の本機とオートローダ装置の関係位置データをCRTの画面に表示し、この表示を行いながら質問に答えさせる形式で、オートローダが移動するポイントデータを受け付け、受け付けたポイントデータに基づいてローダプログラムを作成している。 The following Patent Document 1 describes a technology for creating a loader program that controls an autoloader device. The interactive input type loader control device in Patent Document 1 displays the relative position data of the NC device's main unit and the autoloader device on a CRT screen, and accepts point data for the autoloader's movement in a format in which the user answers questions while this data is being displayed, and creates a loader program based on the accepted point data.
オートローダ装置などのロボットは、複数の装置間でワークの受け渡しを実行する。工作機械には、ワーク主軸装置、タレット装置、工具主軸装置、反転装置や検測装置など、工作機械に要求される機能や性能に応じて様々な装置が設置される。ロボットの移動先をロボットポイントとして登録する場合、ロボットポイントの登録数や登録順は、工作機械の構成に応じて異なってくる。このため、ユーザが、ロボットを移動させて移動先の座標を、任意のロボットポイントの座標として設定したい場合に、設定したいロボットポイントを、登録されたロボットポイントの中から探す作業が発生する問題がある。 Robots such as autoloaders transfer workpieces between multiple devices. Machine tools are equipped with various devices, such as work spindle devices, turret devices, tool spindle devices, reversing devices, and inspection devices, depending on the functions and performance required of the machine tool. When registering the destination of the robot as a robot point, the number of robot points registered and the order in which they are registered will differ depending on the configuration of the machine tool. For this reason, when a user wants to move the robot and set the coordinates of the destination as the coordinates of an arbitrary robot point, there is a problem in that the user must search for the robot point they want to set among the registered robot points.
本開示は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、設定したいロボットポイントを見付け易くできる工作機械を提供することを目的とする。 This disclosure was made in consideration of the above-mentioned problems, and aims to provide a machine tool that makes it easy to find the robot point you want to set.
上記課題を解決するために、本明細書は、ユーザインタフェースと、ワークを搬送するロボットと、前記ロボットの移動を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記ロボットが移動する位置と座標を関連付けたロボットポイントについて、前記ロボットポイントの前記座標に基づいて前記ロボットを移動させる移動処理と、前記ユーザインタフェースに対する操作入力に基づいて前記ロボットを制御し、前記ロボットの現在位置を変更する現在位置変更処理と、前記ロボットポイントの一覧を前記ユーザインタフェースに表示する場合に、表示する複数の前記ロボットポイントのうち、前記ロボットの現在位置に近い前記ロボットポイントを、他の前記ロボットポイントとは異なる表示にする表示処理と、を実行する、工作機械を開示する。 To solve the above problems, this specification discloses a machine tool that includes a user interface, a robot that transports a workpiece, and a control device that controls the movement of the robot, and the control device executes a movement process that moves the robot based on the coordinates of a robot point that is associated with a position to which the robot moves, a current position change process that controls the robot based on an operation input to the user interface and changes the current position of the robot, and a display process that, when a list of the robot points is displayed on the user interface, displays a robot point that is close to the current position of the robot among the multiple robot points displayed, differently from the other robot points.
本開示の工作機械によれば、ロボットポイントの一覧を表示した場合に、ロボットの現在位置に近いロボットポイントを、他のロボットポイントとは異なる表示にする。このため、ユーザは、ロボットポイントの表示態様の違いを確認することで、ロボットの現在位置に近いロボットポイントを比較的容易に見つけ出すことができる。登録したい位置にロボットを移動させた後に一覧を確認することで、所望のロボットポイントを見つけ出し座標の登録を円滑に行うことができる。 According to the machine tool disclosed herein, when a list of robot points is displayed, robot points close to the robot's current position are displayed differently from other robot points. Therefore, by checking the differences in the display modes of the robot points, the user can relatively easily find robot points close to the robot's current position. By moving the robot to the position to be registered and then checking the list, the desired robot point can be found and the coordinates can be registered smoothly.
以下、本開示の工作機械を具体化した一実施例について、図を参照しつつ詳しく説明する。図1は、本実施例に係る工作機械10の正面図である。図2は、工作機械10のブロック図である。図1及び図2に示すように、本実施例の工作機械10は、例えば、本体装置11、ロボット13の他に、入口装置15、出口装置17、ワーク置台(以下、「置台」という)18等のオプション装置を装着可能となっている。また、図1は、各装置内に設けられた装置や機器(レール台26など)の一部を透過的に図示している。また、以下の説明では、図1に示すように、工作機械10を正面から見た方向を基準として、機械幅方向であって装置の設置面19に水平な左右方向をX軸方向、装置の設置面19に平行で左右方向に垂直な前後方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向に垂直な上下方向をZ軸方向と称して説明する。
An embodiment of the machine tool of the present disclosure will be described in detail below with reference to the drawings. FIG. 1 is a front view of the
工作機械10は、X軸方向において右から順番に、ワークWを搬入する入口装置15、本体装置11、加工したワークWを確認するためにワークWを配置する置台18、ワークWを排出する出口装置17の順に配置されている。本体装置11は、例えば、タレット装置21(図2参照)やワーク主軸装置22(図2参照)を装置内に備え、ワーク主軸装置22にチャックしたワークWを、タレット装置21の切削工具(バイトや回転工具など)で加工する。本体装置11の前面には、スライド扉24、操作盤25が設けられている。スライド扉24の後方には、タレット装置21やワーク主軸装置22を配置した加工スペースが設けられている。操作盤25は、例えば、タッチパネル20(図2参照)や操作部23(図2参照)等を備え、工作機械10に関する情報の表示や動作指示の受け付けなどを実行する。操作部23としては、切り替えスイッチ、ボタン、スライドスイッチ、ロータリスイッチなど様々な操作機器を採用できる。特に、本実施例では、工作機械10は、タッチパネル20によって、後述するロボットポイントの設定画面において、ロボットポイントの座標を受け付ける(図4参照)。
The
操作盤25は、本開示のユーザインタフェースの一例である。尚、本開示のユーザインタフェースは、上記した操作盤25の構成に限らない。例えば、本開示のユーザインタフェースとして、LCD、有機ELパネルなどの表示のみを実行する表示装置と、操作部23を備える構成でも良い。また、ユーザインタフェースは、ティーチングペンダントのような可搬型の装置でも良い。
The
ロボット13は、入口装置15、本体装置11のワーク主軸装置22、置台18、出口装置17の間でワークWの受け渡しを実行する。ロボット13は、例えば、ガントリ式のワーク搬送装置(ローダとも言い得る)であり、本体装置11の上部に設けられたレール台26に沿って左右方向に可動部27を移動させる。ロボット13は、例えば、可動部27に内蔵された走行用モータ28(図2参照)の出力軸に固定されたピニオンを、レール台26に設けられた走行ラックの歯部に係合させることで、可動部27をX軸方向へスライド移動させる。また、ロボット13は、可動部27を上下方向へ移動させる昇降装置29(図2参照)を備えており、昇降装置29を駆動することで可動部27をZ軸方向に移動可能となっている。また、ロボット13は、可動部27を前後方向へ移動させるスライド装置30(図2参照)を備えており、スライド装置30を駆動することで可動部27をY軸方向に移動可能となっている。尚、XYZの各軸方向へ可動部27を移動させる機構(昇降装置29やスライド装置30など)の構成は、特に限定されない。例えば、移動させる機構は、モータやラック機構などを用いた構成でも良く、レールやリニアモータを用いた構成でも良い。
The
可動部27の下端部には、例えば、一対のチャック機構31(図2参照)が取り付けられている。一対のチャック機構31の各々は、ワークWを挟持する爪などを備え、他の装置との間でワークWの受け渡しを実行する。本開示のロボットポイントの位置や座標とは、例えば、可動部27のチャック機構31が移動する位置や座標を示している。従って、以下の説明におけるロボット13の現在位置とは、例えば、チャック機構31の現在位置を意味している。尚、ロボットポイントの位置や座標の定義、ロボット13の現在位置の定義は、上記した定義に限らず、工作機械10の構成等に応じて適宜変更しても良い。
For example, a pair of chuck mechanisms 31 (see FIG. 2) are attached to the lower end of the
また、本開示のロボットの構成は、上記したロボット13の構成に限らない。例えば、ロボット13は、チャック機構31を1つだけ備える構成や、3つ以上備える構成でも良い。また、例えば、ロボット13(チャック機構31)が移動する軸は、XYZ軸方向に限らない。ロボット13が移動する軸は、例えば、X軸方向とZ軸方向の2軸方向でも良い。また、移動する軸は、スライド軸(直線駆動の軸)に限らず、X軸を中心に回転する所謂、A軸、Y軸を中心に回転する所謂、B軸、Z軸を中心に回転する所謂、C軸でも良い。従って、本開示のロボットポイントの座標として受け付ける座標の軸は、ロボット13を移動させる様々なスライド軸や回転軸を組み合わせたものを採用できる。
The configuration of the robot of the present disclosure is not limited to the configuration of the
また、入口装置15は、ワークWを把持してX軸方向へ移動する受け渡し装置32を備えている。受け渡し装置32は、扉33の後に設けられた受け取り位置において、例えば、ワークストッカ(図示略)、前工程の装置(図示略)、ユーザ等からワークWを受け取ることができる。受け渡し装置32は、受け取り位置から左方向へ移動し、左端の受け渡し位置(図3の「P02」のロボット13の受け取り位置)においてロボット13へワークWを受け渡す。また、出口装置17は、ワークWを把持してX軸方向へ移動する受け取り装置35を備えている。受け取り装置35は、扉36の後方の受け渡し位置から右方向へ移動した右端の受け取り位置(図3の「P02」のロボット13の受け渡し位置)でロボット13からワークWを受け取る。受け取り装置35は、受け取り位置でワークWを受け取った後、左方向へ移動し、受け取り扉36の後方の受け渡し位置において、後工程の装置(図示略)等にワークWを受け渡す。置台18は、本体装置11の左側に設けられフェンス38の開口38Aからスライド部材39を露出させており、スライド部材39を前方側の下方に向かって引き出されることで、仮置きされたワークWを確認可能となっている。尚、上記した工作機械10の構成は、一例である。例えば、工作機械10は、加工後のワークWの外径を計測する計測装置や、ワークWの洗浄を行う洗浄装置等を備えても良い。この場合にも、後述するロボットポイントを、各装置に移動するための目標位置として設定できる。
The
(制御装置41)
次に、本体装置11が備える制御装置41について図2を参照しつつ説明する。図2に示すように、工作機械10は、制御装置41と、上記した各装置(ロボット13、入口装置15、出口装置17、置台18、タレット装置21、ワーク主軸装置22、操作盤25)の各々を接続する複数の駆動回路43を備えている。尚、図2のブロック図の接続構成は、一例である。例えば、各装置と接続される駆動回路43を、全て本体装置11内に設置しても良い。
(Control device 41)
Next, the
制御装置41は、数値制御装置45と、PLC46を備えている。数値制御装置45は、CPU47と、記憶装置48とを備えている。記憶装置48は、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ等を備えている。尚、記憶装置48の構成は、上記した構成に限らず、HDDやSSDを備える構成でも良く、USBメモリなどの外部記憶装置、DVD-RAMなどの記憶メディアを備える構成でも良く、あるいはこれらを組み合わせた構成でも良い。
The
記憶装置48には、ワークWに対する加工においてロボット13、タレット装置21、ワーク主軸装置22等の動作を数値制御する複数のNCプログラム53が記憶されている。本実施例では、特に、ロボット13を制御するNCプログラム53について説明する。このため、以下の説明では、NCプログラム53と記載した場合は、ロボット13を制御するNCプログラム53を意味するものとする。
The
制御装置41は、上記した各装置と、駆動回路43を介して電気的に接続され、各装置を制御可能となっている。駆動回路43は、例えば、操作盤25に接続された駆動回路43であれば、操作盤25から入力した信号の増幅等を実行するアンプ回路である。また、駆動回路43は、例えば、ロボット13の走行用モータ28等のモータに接続された駆動回路43であれば、各モータ(サーボモータなど)に供給する電力(三相交流の電流など)を、制御装置41の指示信号(移動速度など)に基づいて変更するドライバ回路(サーボアンプ)である。数値制御装置45は、NCプログラム53をCPU47で実行し、NCプログラム53に記述された数値指令に従って、駆動回路43(ドライバ回路)に指示信号を出力して制御する。駆動回路43(ドライバ回路)は、例えば、各サーボモータに取り付けられたエンコーダのエンコーダ情報と、制御装置41の指示信号に基づいて三相交流の電流を変更するフィードバック制御を実行し、処理の完了等を数値制御装置45に通知する。これにより、制御装置41は、数値制御装置45による数値制御に基づいて所望の位置へロボット13(チャック機構31)をX軸、Y軸、Z軸の各軸に沿ってスライド移動させる。尚、各装置をスライド移動させる駆動源としては、サーボモータに限らず、ステッピングモータやリニアモータなどの他の駆動源を採用できる。PLC46は、Programmable Logic Controllerであり、通信バス59を介して数値制御装置45と接続されている。PLC46は、例えば、ラダープログラムを実行し、ラダー回路により各種の信号をシーケンス処理する。PLC46は、工作機械10が備える外部I/Oと、数値制御装置45との間の信号の中継(入出力)等を実行する。
The
また、記憶装置48には、NCプログラム53の他に、操作盤25の表示内容を変更するための表示制御プログラム55、ポイントデータ56、その他の加工に必要な各種のデータなど(図示略)が記憶されている。表示制御プログラム55は、操作盤25のタッチパネル20の表示内容を変更するプログラムである。表示制御プログラム55は、ポイントデータ56に登録された座標の値を受け付ける設定画面71(図4参照)を表示する表示処理等を実行する。尚、表示制御プログラム55、ポイントデータ56の記憶先は、記憶装置48に限らず、他の記憶装置、例えば、PLC46の記憶装置、工作機械10に接続された外部ストレージ、ネットワークストレージなどでも良い。
In addition to the
(ポイントデータ56について)
次に、ポイントデータ56について説明する。図3は、ポイントデータ56に登録されたデータを示している。図3に示すように、ポイントデータ56には、ロボットポイントRPに係るデータが記憶されている。ポイントデータ56には、ポイント番号63、位置64、X軸座標65X、Z軸座標65Z、Y軸座標65Yが互いに関連付けられて記憶されている。ポイントデータ56は、例えば、これらのポイント番号63等の情報を1件のレコードとして関連付け、ロボットポイントRPごとのレコードを記憶するデータベースである。
(Regarding point data 56)
Next, the
1件のレコードは、ロボット13(チャック機構31)が移動するロボットポイントRPに対応している。ロボットポイントRPとは、例えば、ロボット13を移動させる移動先の位置64と、その位置64の座標(X軸座標65X、Z軸座標65Z、Y軸座標65Y)を関連付けた情報である。尚、ロボットポイントRPは、位置と座標を関連付けた情報に限らず、例えば、ポイント番号63(数字)と座標(X軸座標65X、Z軸座標65Z、Y軸座標65Y)を関連付けた情報など、座標と、その座標を識別する情報を関連付けた他の情報でも良い。
Each record corresponds to a robot point RP to which the robot 13 (chuck mechanism 31) moves. The robot point RP is, for example, information that associates a
ポイント番号63は、位置64を識別する識別番号、即ち、ロボットポイントRPを識別可能な番号であり、位置64ごとに固有の番号が設定されている。例えば、図3に示す例では、図3の上から下に向かってP01、P02、P03、・・・の昇順にポイント番号63が設定されている。制御装置41は、例えば、ポイント番号63のP01~P50までの50個のロボットポイントRPを登録可能となっている。尚、位置64(ロボットポイントRP)を識別する情報は、番号に限らず、アルファベットなどの文字を用いたものやそれらを組み合わせたものでも良い。
The
位置64は、ポイント番号63が示すロボットポイントRPの位置及び位置の名称である。位置64は、例えば、ロボット13の初期位置である原位置(P01)、入口装置15からロボット13へワークWを受け取る受け取り位置(P02)などのワークWの受け渡しが発生する位置である。また、位置64は、例えば、ロボット13が移動方向を変えるために停止する停止位置(P05)である。あるいは、位置64は、例えば、姿勢や位相を補正するためにロボット13からワークWを取り外して仮置きする位置(P06)、チャック機構31を駆動して姿勢や位相を補正してワークWを再度把持する位置(P07)、チャック機構31の向きを変更する旋回位置(図示略)などである。従って、位置64としては、ロボット13が移動する移動先の様々な位置を採用できる。また、位置64としては、ロボット13の移動先の具体的な名称が決まっていない「ポイント8」などの名称が初期設定のポイントでも良い。また、上記したように、ロボット13が、A軸やB軸等で移動する場合、位置64は、回転方向に移動した場合の位置となる。
X軸座標65Xは、ポイント番号63が示すロボットポイントRPのX軸方向における座標である。Z軸座標65Zは、ポイント番号63が示すロボットポイントRPのZ軸方向における座標である。Y軸座標65Yは、ポイント番号63が示すロボットポイントRPのY軸方向における座標である。座標は、例えば、工作機械10の所定の基準位置に対する絶対座標である。座標の単位としては、例えば、mmを採用できる。ユーザは、このX軸座標65X、Z軸座標65Z及びY軸座標65Yを変更することで、NCプログラム53の座標(変数)を変更でき、各ロボットポイントRPへ移動した後のロボット13の位置を調整できる。例えば、ポイントデータ56は、工作機械10の設置時に、工作機械10の製造メーカの作業者によって設定され、その後、ユーザによってロボット13の位置やワークWの形状等に応じて調整される。
The X-axis coordinate 65X is the coordinate in the X-axis direction of the robot point RP indicated by
(ロボットポイントRPの座標の受け付けについて)
ここで、ロボット13の移動先は、ワークWの種類やオプション装置の構成などによって異なってくる。このため、NCプログラム53に設定された移動先の座標は、ワークWの種類やオプション装置によって異なってくる。一方で、様々な種類のワークWやオプション装置(入口装置15や置台18など)の構成に対し、ロボット13の移動先が、例えば、50種類のロボットポイントRPでほぼ網羅できる場合、工作機械10側でロボットポイントRPを管理することが有効となる。例えば、ロボットポイントRPを、NCプログラム53の移動先を示す変数と関連付けることで、NCプログラム53の座標を直接変更しなくとも、工作機械10が管理するロボットポイントRPの座標を操作盤25で変更することで、様々なNCプログラム53に対する座標の変更を一括して実行できる。
(Regarding acceptance of robot point RP coordinates)
Here, the destination of the
記憶装置48には、例えば、複数のNCプログラム53の各々に関連付けられた複数のポイントデータ56が記憶されている。複数のポイントデータ56の各々には、P01~P50のロボットポイントRPが登録されている。また、ポイントデータ56に設定されたロボットポイントRPの座標は、NCプログラム53の変数と関連付けられている。ユーザは、例えば、加工対象のワークWを変更する段取り替えに応じて加工に使用するNCプログラム53を変更する。制御装置41は、例えば、ユーザから指定されたNCプログラム53を記憶装置48から読み出すのに合わせて、読み出すNCプログラム53に関連付けられたポイントデータ56(ロボットポイントRP)を呼び出す。ユーザは、使用するロボットポイントRPの座標を適宜変更することで、NCプログラム53におけるロボットポイントRPの座標を変更できる。例えば、制御装置41の数値制御装置45は、NCプログラム53を実行する場合、変数の定義(変数にロボットポイントRPの座標を代入するルール)に従って、NCプログラム53に含まれる変数に、その変数に関連付けられたロボットポイントRPの座標を設定し実行する。例えば、数値制御装置45は、所定の変数に、所定のポイント番号63のX軸座標65Xを設定し、変数を引数としてGコードを実行する。数値制御装置45は、NCプログラム53を実行することで、ロボットポイントRPの座標にロボット13を移動させる(本開示の移動処理の一例)。これにより、長さが違うだけのワークWなど、形状が似たワークWの加工において同じNCプログラム53や類似したNCプログラム53を使用する場合、ロボットポイントRPの座標を調整するだけでワークWの変更に対応できる。また、この変更は、同じ変数を用いる複数のNCプログラム53に適用される。このため、複数のNCプログラム53の各々に設定された座標を、ロボットポイントRPによって一括して変更できる。また、複数のNCプログラム53の各々に関連付けるロボットポイントRPの座標を変更することで、同一のポイント番号63を変数で呼び出した場合に、移動先をNCプログラム53ごとに変更できる。
The
図4は、ロボットポイントRPの座標を設定する設定画面71を示している。制御装置41は、操作盤25に対する所定の操作に基づいて表示制御プログラム55を実行し、設定画面71をタッチパネル20に表示させる。また、制御装置41は、各ロボットポイントRPのX軸座標65X、Z軸座標65Z及びY軸座標65Yの変更を設定画面71で受け付ける。また、制御装置41は、表示制御プログラム55を実行し、後述する強調表示を実行する。尚、図4及び後述する図5では、図面が煩雑となるのを避けるため、全ての設定値にゼロを記載している。
Figure 4 shows a
図4に示すように、制御装置41は、例えば、設定画面71の左から順番に、ロボットポイント欄73、位置表示欄74、X座標入力部75X、Z座標入力部75Z、Y座標入力部75Y、現在位置入力ボタン78、減速距離入力部79、減速オーバライド入力部80を表示させる。制御装置41は、ポイントデータ56を記憶装置48から読み出して、ロボットポイント欄73、位置表示欄74、X座標入力部75X、Z座標入力部75Z、Y座標入力部75Yの各々に、ポイント番号63、位置64、X軸座標65X、Z軸座標65Z、Y軸座標65Yを表示する。制御装置41は、例えば、段取り替えに応じてユーザによりNCプログラム53の識別番号が指定されると、指定されたNCプログラム53に関連付けられたポイントデータ56を読み出して設定画面71に表示する。尚、制御装置41は、全てのNCプログラム53、あるいは複数のNCプログラム53で同じポイントデータ56を使用しても良い。
4, the
制御装置41は、例えば、ポイント番号63の昇順に、上から順番に各データを表示する。制御装置41は、X座標入力部75X、Z座標入力部75Z、Y座標入力部75Y(以下、座標入力部75X~75Zという場合がある)の各々において、各座標の値を受け付ける。制御装置41は、設定画面71に表示した設定ボタン81が操作されると、座標入力部75X~75Zの各々に入力された座標を各軸方向の座標(X軸座標65X等)として設定し、ポイントデータ56を更新する。尚、ポイントデータ56を更新するタイミングは、このタイミングに限らない。例えば、制御装置41は、座標入力部75X~75Zに座標が入力された時点でポイントデータ56を更新しても良い。
The
また、制御装置41は、座標入力部75X~75Zの上に、ロボット13(可動部27)の現在位置のXYZ座標を表示する現在位置表示部83X,83Z,83Yを表示する。制御装置41は、ロボット13のX座標、Y座標、Z座標の各々を、この順番に現在位置表示部83X,83Y,83Zに表示する。制御装置41は、操作盤25などが操作されロボット13の現在位置が変更されると、変更された現在位置に合わせて現在位置表示部83X,83Y,83Zの座標を変更する。制御装置41は、ロボットポイントRPを示す各行に表示した現在位置入力ボタン78のうち、任意の現在位置入力ボタン78が操作されると、操作された現在位置入力ボタン78と同じ行の座標入力部75X~75Zに現在位置表示部83X,83Z,83Yに表示したXYZ座標を入力する。即ち、現在位置入力ボタン78が操作されたロボットポイントRPの座標として、ロボット13の現在位置を入力する。
The
減速距離入力部79は、ロボット13がロボットポイントRPに向かう移動中に減速を開始する距離を入力する入力部である。減速オーバライド入力部80は、減速距離入力部79で設定した減速距離においてロボット13を減速させる割合を設定する入力部である。例えば、制御装置41は、「P01」のロボットポイントRPへロボット13を移動させる制御を実行する場合、「P01」のロボットポイントRPから「P01」の減速距離入力部79に設定された距離だけ離れた位置に到達すると、減速する制御を開始する。また、制御装置41は、「P01」の減速距離入力部79に設定された割り合で減速する。
The deceleration
また、制御装置41は、X座標入力部75Xの下にワーク間ポイントコピーボタン85を表示する。制御装置41は、ワーク間ポイントコピーボタン85が操作されると、NCプログラム53ごとに関連付けられたポイントデータ56について、任意のNCプログラム53に関連付けられたポイントデータ56(50個のロボットポイントRP)の設定(座標など)を、別のNCプログラム53に関連付けられたポイントデータ56にコピーする。制御装置41は、例えば、ワーク間ポイントコピーボタン85が操作されると、コピー元のNCプログラム53を選択する画面を表示し、選択されたNCプログラム53に関連付けられたポイントデータ56を設定画面71に表示する。これにより、データをコピーすることで、設定作業の負担を軽減できる。
The
また、図4では、例えば、5個のロボットポイントRPが設定画面71に表示されている。制御装置41は、操作盤25に対し設定画面71を表示する操作を受け付けると、ポイントデータ56に登録されたロボットポイントRPのうち、最初のロボットポイントRP「P01」から「P05」までのデータを設定画面71に表示する。即ち、初期画面として「P01」~「P05」のデータを表示する。以下の説明では、この5つのロボットポイントRPを表示した画面を、ページと記載する。本実施例では、制御装置41は、ポイントデータ56に登録された50個のロボットポイントRPを、5個ごとに複数のページに分けて表示する。
In FIG. 4, for example, five robot points RP are displayed on the
制御装置41は、設定画面71の右端に表示したスクロールボタン87A,87Bが操作されると、設定画面71に表示しきれなかった残りのロボットポイントRPを表示する。制御装置41は、スクロールボタン87Aが操作された場合は、前のページ、又は次のページを表示する。即ち、ロボットポイントRPを5個ごとに更新し新たなページを表示する。また、制御装置41は、スクロールボタン87Bが操作されると、1つ分のロボットポイントRPだけ前又は後のページを表示する。即ち、1行ずつスクロールする。
When the
ここで、例えば、ユーザは、段取り替えに合わせて、ワークWの長さに応じて「P04」のワーク主軸受け取り位置を調整する。ユーザは、操作盤25を操作しロボット13を移動させ、干渉の発生などを確認しながらロボット13の現在位置を調整する(本開示の現在位置変更処理の一例)。ユーザは、ロボット13の位置を調整した後、ロボット13の現在位置を「P04」のロボットポイントRPとして登録するために、ロボットポイントRPの一覧の中から「ワーク主軸受け取り位置」のロボットポイントRPを探す。本実施例では、図4に示すように、設定画面71の初期画面に「P04」が表示され、且つ、「ワーク主軸受け取り位置」の名称が位置64に設定されている。しかしながら、初期画面に表示されないロボットポイント、例えば、「P06」の「姿勢直し」のロボットポイントRPを設定する場合には、何番に登録されているのか探す作業が発生する。あるいは、名前の設定されていない「P8」のロボットポイントRPなど、一見して分かりにくいロボットポイントRPについては、仮に初期画面に表示されていても、直ぐに見つけれない可能性がある。また、ロボットポイントRPの登録順と、登録される位置64の関係は、工作機械10の構成、登録する作業者、使用するユーザなどに応じて異なる可能性がある。
Here, for example, the user adjusts the work spindle receiving position of "P04" according to the length of the work W in accordance with the changeover. The user operates the
そこで、本実施例の制御装置41は、ロボット13の現在位置に近いロボットポイントRPを、他のロボットポイントRPとは異なる表示にする表示処理を実行する。具体的には、制御装置41は、ロボット13の現在位置に最も近いロボットポイントRPを、他のロボットポイントRPとは異なる色で表示する。以下の説明では、異なる色で表示されたロボットポイントRPを強調されたロボットポイントRPという場合がある。また、以下の説明では、一例として、「P8」のロボットポイントRPが最も近い場合について説明する。
The
例えば、制御装置41は、ロボット13の現在位置が変更されると、ロボット13の現在位置から最も近いロボットポイントRPを検出する。制御装置41は、例えば、現在位置と、各ロボットポイントRPとのXYZ座標における直線距離を演算し、演算した直線距離が最も短いロボットポイントRP(以下、単に「最も近いロボットポイントRPという場合がある」)を強調する。尚、仮に、ロボット13がXZの2軸のロボットである場合には、最も近いロボットポイントRPは、XZ平面(上下方向及び左右方向に沿った平面)上において現在位置から直線距離で最も近いロボットポイントRPとなる。また、強調するロボットポイントRP、即ち、他のロボットポイントRPと異なる表示にするロボットポイントRPは、現在位置から最も近いロボットポイントRPに限らず、2番目や3番目に近いロボットポイントRPでも良い。また、本開示の現在位置に近いロボットポイントRPとは、直線距離で近いロボットポイントRPに限らず、ロボット13が走行する経路に沿った距離が短いロボットポイントRPでも良い。また、ロボット13がA軸、B軸、C軸などの回転軸を有する構成の場合、回転方向(回転軌道)上の距離が最も短いロボットポイントRPを、最も近いロボットポイントRPとしても良い。
For example, when the current position of the
図5は、強調されたロボットポイントRPが表示された設定画面71を示しており、「P08」のロボットポイントRPが強調された状態を示している。「P8」のロボットポイントRPが最も近い場合、制御装置41は、設定画面71を表示する操作を操作盤25で受け付けると、図4に示す初期画面を表示する。この場合、「P8」のロボットポイントRPが初期画面のページに存在しないため、全てのロボットポイントRP(P01~P05)が同じ表示となる。制御装置41は、スクロールボタン87A,87Bが操作され、「P8」のロボットポイントRPの行を表示する場合や、「P8」のロボットポイントRPを含むページを表示する場合、図5に示すように、「P8」のロボットポイントRPを強調表示する。図5に示すように、制御装置41は、「P8」のロボットポイントRPの行、即ち、左端のポイント番号63から右端の減速オーバライド入力部80までの背景に青色などの色を付けて表示し、他の行を別の色(白色や黒色)で表示する。これにより、最も近いロボットポイントRPを容易に見つけることができる。ロボットポイントRPの座標を変更する場合に、座標を変更したい位置(ワーク受け渡し位置など)にロボット13を移動させれば、座標を変更したい目的のロボットポイントRPを強調表示させ、容易に見つけることができる。
Figure 5 shows the
尚、本開示の「他のロボットポイントとは異なる表示」とは、上記した表示態様に限らない。例えば、最も近いロボットポイントRPのロボットポイント欄73や位置表示欄74だけを異なる色にしても良い。あるいは、最も近いロボットポイントRPの行を太い線や破線の枠で囲っても良い。即ち、色以外の方法で異なる表示にしても良い。
Note that "displaying differently from other robot points" in the present disclosure is not limited to the display mode described above. For example, only the
また、制御装置41は、設定画面71を表示する操作を操作盤25に対して受け付けた場合に、図4の設定画面71を表示せずに、最も近いロボットポイントRPを一覧の中に表示し強調しても良い。例えば、制御装置41は、設定画面71を表示する操作を操作盤25で受け付けた場合に、図4の設定画面71を表示せずに、図5に示す「P08」を強調した画面を初期画面として表示しても良い。これにより、ユーザは、設定画面71を表示する操作を行うだけで、最も近いロボットポイントRPを表示させることができる。この場合、強調するロボットポイントRPを一覧の一番上に表示しても良い。また、制御装置41は、設定画面71を表示する操作を受け付けた場合の動作として、図4に示す登録順の最初のロボットポイントRP「P01」から表示するモードと、図5のような最も近いロボットポイントRPを表示するモードとを切り替え可能であっても良い。
In addition, when the
また、制御装置41は、設定画面71以外のロボットポイントRPの一覧を表示する画面で強調する表示を実行しても良い。即ち、設定画面71のような座標を設定する設定画面71に限らず、ロボットポイントRPの一覧画面(ロボットポイント欄73と位置表示欄74だけの表示画面や、座標を表示するが変更できない画面)で強調する表示を実行しても良い。
The
また、図4に示すように、制御装置41は、設定画面71の左上に近接ポイントボタン91を表示する。制御装置41は、近接ポイントボタン91が操作されたことに基づいて、最も近いロボットポイントRPが表示されるページを、即ち、図5の「P08」が表示された設定画面71を表示する。これにより、近接ポイントボタン91を押すだけで最も近いロボットポイントRPを表示でき、且つ、強調して表示できる。現在位置から最も近いロボットポイントRPをより簡単に見つけることができる。尚、近接ポイントボタン91は、物理的なボタンでも良い。また、近接ポイントボタン91の機能を実現する操作部は、スイッチ等でも良い。
Also, as shown in FIG. 4, the
また、制御装置41は、近接ポイントボタン91が操作されると、図5に示すページを表示し、最も近いロボットポイントRPを一覧の一番上に表示し、且つ、最も近いロボットポイントRPを異なる色で表示する。例えば、図4の画面で近接ポイントボタン91が押されると、図5に示すように、「P08」を一番上に表示し、且つ、「P08」の行を青色等で強調する。これにより、現在位置から最も近いロボットポイントRPをより簡単に見つけることができる。尚、最も近いロボットポイントRPを一番上に表示せずに、一番下や真ん中に表示しても良い。
Furthermore, when the
また、制御装置41は、図5の設定画面71を表示した後、再度、近接ポイントボタン91が操作された場合、最も近いロボットポイントRPの次に現在位置から近いロボットポイントRPが表示されるページを表示する。例えば、設定したいロボットポイントRPの近くに他のロボットポイントRPが存在する場合、ロボット13の現在位置によっては、設定したいロボットポイントRPとは異なるロボットポイントRPが最も近くなり強調表示される可能性がある。そこで、近接ポイントボタン91が押された場合に、次に(2番目)に近いロボットポイントRPを表示することで、複数のロボットポイントRPが近くに存在する場合にも、設定したい目的のロボットポイントRPを探す作業の負担を軽減できる。
Furthermore, when the
制御装置41は、例えば、近接ポイントボタン91が押されるたびに、1番目、2番目、3番目、・・・に近いロボットポイントRPのページを表示する。制御装置41は、順番に表示するごとに、強調するロボットポイントRPをページの一番上に表示する。これにより、ユーザは、近接ポイントボタン91を複数回操作することで、目的のロボットポイントRPを見つけることができる。
For example, each time the
尚、制御装置41は、上記した近接ポイントボタン91の連続した操作が行われても、2番目や3番目のロボットポイントRPを表示せずに、最も近いロボットポイントRPだけを常に表示しても良い。また、制御装置41は、2番目や3番目のロボットポイントRPを表示した後、所定の時間が経過した場合に、最も近いロボットポイントRPのページに表示を戻しても良い。また、制御装置41は、4番目、3番目、2番目、1番目のように、逆の操作が可能なボタンを表示しても良い。
The
また、制御装置41は、図4や図5の設定画面71を表示した状態で、操作盤25などが操作されロボット13の現在位置が変更され最も近いロボットポイントRPが変更された場合、変更後のロボット13の現在位置に最も近いロボットポイントRPを強調して表示する。従って、制御装置41は、最も近いロボットポイントRPを強調して表示する処理を継続しながら、ロボット13の現在位置の変化に合わせて最も近いロボットポイントRPの判断を繰り返し実行する。これにより、強調するロボットポイントRPを、現在位置に合わせてリアルタイムに変更できる。ユーザは、現在位置と、強調されたロボットポイントRPを確認することで目的のロボットポイントRPを見つけ出すことができる。尚、制御装置41は、上記したリアルタイムなロボットポイントRPの判断を実行しなくとも良い。例えば、制御装置41は、更新ボタンを設定画面71に表示し、更新ボタンが操作された場合に、最も近いロボットポイントRPの判断を再度実行し強調するロボットポイントRPの情報を更新しても良い。
In addition, when the
また、制御装置41は、図4に示すように、一覧に表示する複数のロボットポイントRPの各々について、ロボットポイントRPの識別情報(ポイント番号63や位置64)と、座標入力部75X~75Zと、現在位置入力ボタン78とを各行に表示する。制御装置41は、任意の現在位置入力ボタン78が操作されると、操作された現在位置入力ボタン78の行の座標入力部75X~75Zに、ロボット13の現在位置(位置表示部83X~83Z)の座標を入力する。そして、制御装置41は、最も近いロボットポイントRPの行の全体を強調して表示する。これにより、最も近いロボットポイントRPに現在位置を入力するための現在位置入力ボタン78が、どのボタンであるのか分かり易くなる。ユーザは、強調された現在位置入力ボタン78を押すだけで、調整したロボット13の現在位置を目的のロボットポイントRPの座標入力部75X~75Zに入力できる。入力ミスの発生を抑制できる。さらに、本実施例では、設定画面71内の位置表示部83X~83Zに現在位置の座標を表示することで、現在位置を確認しながら入力できる。
As shown in FIG. 4, the
因みに、以下に、本実施例の用語と請求の範囲に記載した用語との対応関係について説明する。上記実施例の操作盤25は、ユーザインタフェースの一例である。ポイント番号63、位置64は、識別情報の一例である。X軸座標65X、Y軸座標65Y、Z軸座標65Zは、座標の一例である。X座標入力部75X、Y座標入力部75Y、Z座標入力部75Zは、座標入力部の一例である。
Incidentally, the correspondence between the terms used in this embodiment and those described in the claims will be explained below. The
以上、上記した本実施例では、以下の効果を奏する。
本開示の一態様である制御装置41は、ロボットポイントRPとNCプログラム53の変数を関連付け、NCプログラム53を実行することで、ロボット13を任意のロボットポイントRPへ移動させる(本開示の移動処理の一例)。制御装置41は、ロボットポイントRPの一覧表示において、最も近いロボットポイントRPに色を付けて強調して表示する(図5、本開示の表示処理の一例)。これにより、ユーザは、ロボットポイントRPの表示態様の違いを確認することで、現在位置に最も近いロボットポイントRPを比較的容易に見つけ出すことができる。
As described above, the present embodiment provides the following advantages.
The
また、本開示の内容は、上記実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。
例えば、図4に示す設定画面71の表示内容は、一例である。例えば、制御装置41は、設定画面71において、現在位置入力ボタン78、減速距離入力部79、減速オーバライド入力部80、設定ボタン81、位置表示部83X~83Z、ワーク間ポイントコピーボタン85、近接ポイントボタン91のうち、少なくとも1つを表示しなくとも良い。
また、制御装置41は、ポイント番号63の順番にロボットポイントRPを表示しなくとも良い。例えば、制御装置41は、登録順にロボットポイントRPを表示し、最も近いロボットポイントRPを強調表示しても良い。
また、制御装置41は、ソートボタンを設定画面71に表示し、ソートボタンの操作に応じて現在位置から近い順番にロボットポイントRPを並び替えて表示しても良い。
また、上記実施例では、ロボット13は、XYZの3軸方向に移動する構成であったが、XZなどの2軸に移動する構成や、A軸、B軸、C軸などの回転軸を有する構成でも良い。この場合、制御装置41は、各軸方向における座標を入力する入力部を表示し、ロボット13の現在位置に最も近いロボットポイントRPを強調表示しても良い。
Furthermore, the contents of the present disclosure are not limited to the above-described embodiments, but can be embodied in various forms with various modifications and improvements based on the knowledge of those skilled in the art.
4 is an example. For example, the
Furthermore, the
Furthermore, the
In the above embodiment, the
また、本開示のロボット13は、ローダに限らず、多関節ロボット、リニアモータなどのワークWを搬送可能な他のロボットでも良い。
また、本開示の工作機械は、旋盤に限らず、例えば、マシニングセンタ、フライス盤、ボール盤、研磨装置など、様々な構成の工作機械を採用できる。
Furthermore, the
Furthermore, the machine tool disclosed herein is not limited to a lathe, and machine tools of various configurations, such as a machining center, a milling machine, a drilling machine, and a polishing machine, can be used.
尚、本開示の内容は、請求項に記載の従属関係に限定されない。例えば、請求項4において「請求項2に記載の工作機械」を「請求項1から請求項3の何れか1項に記載の工作機械」に変更した技術思想についても、本明細書は開示している。また、例えば、請求項5において「請求項1又は請求項2に記載の工作機械」を「請求項1から請求項4の何れか1項に記載の工作機械」に変更した技術思想についても、本明細書は開示している。また、例えば、請求項6において「請求項1又は請求項2に記載の工作機械」を「請求項1から請求項5の何れか1項に記載の工作機械」に変更した技術思想についても、本明細書は開示している。また、例えば、請求項7において「請求項1又は請求項2に記載の工作機械」を「請求項1から請求項6の何れか1項に記載の工作機械」に変更した技術思想についても、本明細書は開示している。 The contents of this disclosure are not limited to the dependent relationships described in the claims. For example, this specification also discloses the technical idea of changing "the machine tool according to claim 2" in claim 4 to "the machine tool according to any one of claims 1 to 3". For example, this specification also discloses the technical idea of changing "the machine tool according to claim 1 or claim 2" in claim 5 to "the machine tool according to any one of claims 1 to 4". For example, this specification also discloses the technical idea of changing "the machine tool according to claim 1 or claim 2" in claim 6 to "the machine tool according to any one of claims 1 to 5". For example, this specification also discloses the technical idea of changing "the machine tool according to claim 1 or claim 2" in claim 7 to "the machine tool according to any one of claims 1 to 6".
10 工作機械、13 ロボット、25 操作盤(ユーザインタフェース)、41 制御装置、56 ポイントデータ、63 ポイント番号(識別情報)、64 位置(識別情報)、65X X軸座標(座標)、65Y Y軸座標(座標)、65Z Z軸座標(座標)、75X X座標入力部(座標入力部)、75Y Y座標入力部(座標入力部)、75Z Z座標入力部(座標入力部)、78 現在位置入力ボタン、91 近接ポイントボタン、RP ロボットポイント、W ワーク。 10 Machine tool, 13 Robot, 25 Operation panel (user interface), 41 Control device, 56 Point data, 63 Point number (identification information), 64 Position (identification information), 65X X-axis coordinate (coordinate), 65Y Y-axis coordinate (coordinate), 65Z Z-axis coordinate (coordinate), 75X X-coordinate input section (coordinate input section), 75Y Y-coordinate input section (coordinate input section), 75Z Z-coordinate input section (coordinate input section), 78 Current position input button, 91 Proximity point button, RP Robot point, W Work.
Claims (7)
ワークを搬送するロボットと、
前記ロボットの移動を制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
前記ロボットが移動する位置と座標を関連付けたロボットポイントについて、前記ロボットポイントの前記座標に基づいて前記ロボットを移動させる移動処理と、
前記ユーザインタフェースに対する操作入力に基づいて前記ロボットを制御し、前記ロボットの現在位置を変更する現在位置変更処理と、
前記ロボットポイントの一覧を前記ユーザインタフェースに表示する場合に、表示する複数の前記ロボットポイントのうち、前記ロボットの現在位置に近い前記ロボットポイントを、他の前記ロボットポイントとは異なる表示にする表示処理と、
を実行する、工作機械。 A user interface;
A robot that transports the workpiece;
A control device for controlling the movement of the robot;
Equipped with
The control device includes:
a movement process for moving the robot based on the coordinates of a robot point associated with a position to which the robot is to move;
a current position change process for controlling the robot based on an operation input to the user interface and changing a current position of the robot;
a display process for displaying a list of the robot points on the user interface, the display process being for displaying, among the plurality of robot points displayed, a robot point that is close to a current position of the robot differently from the other robot points;
A machine tool that performs the above.
前記移動処理において、ポイントデータに登録された前記ロボットポイントの前記座標に基づいて前記ロボットを移動させ、
前記表示処理において、前記ポイントデータに登録された複数の前記ロボットポイントを一覧にして表示し、前記ポイントデータに登録された複数の前記ロボットポイントを複数のページに分けて表示し、且つ、前記ユーザインタフェースの近接ポイントボタンが操作されたことに基づいて、前記ロボットの現在位置に近い前記ロボットポイントが表示されるページを、前記ユーザインタフェースに表示する、請求項1に記載の工作機械。 The control device includes:
In the movement process, the robot is moved based on the coordinates of the robot point registered in the point data;
2. The machine tool according to claim 1, wherein, in the display processing, a list of the multiple robot points registered in the point data is displayed, the multiple robot points registered in the point data are displayed in a plurality of pages, and, based on operation of a proximity point button in the user interface, a page displaying the robot point close to a current position of the robot is displayed in the user interface.
前記近接ポイントボタンが操作されたことに基づいて、前記ロボットの現在位置に近い前記ロボットポイントが表示されるページを、前記ユーザインタフェースに表示し、前記ロボットの現在位置に近い前記ロボットポイントを一覧の一番上に表示し、且つ、前記ロボットの現在位置に近い前記ロボットポイントを、他の前記ロボットポイントとは異なる色で表示する、請求項2に記載の工作機械。 The control device includes:
3. The machine tool according to claim 2, wherein, based on operation of the proximity point button, a page displaying the robot points close to the current position of the robot is displayed on the user interface, the robot points close to the current position of the robot are displayed at the top of a list, and the robot points close to the current position of the robot are displayed in a color different from other robot points.
前記近接ポイントボタンが操作されたことに基づいて、前記ロボットの現在位置に最も近い前記ロボットポイントが表示されるページを、前記ユーザインタフェースに表示した後、再度、前記近接ポイントボタンが操作された場合、前記ロボットの現在位置に最も近い前記ロボットポイントの次に現在位置から近い前記ロボットポイントが表示されるページを、前記ユーザインタフェースに表示する、請求項2に記載の工作機械。 The control device includes:
3. The machine tool according to claim 2, wherein, based on operation of the proximity point button, a page displaying the robot point closest to a current position of the robot is displayed on the user interface, and when the proximity point button is operated again, a page displaying the robot point next closest to the current position of the robot after the robot point closest to the current position of the robot is displayed on the user interface.
前記表示処理において、複数の前記ロボットポイントのうち、前記ロボットの現在位置に最も近い前記ロボットポイントを、他の前記ロボットポイントとは異なる表示にし、
前記現在位置変更処理により前記ロボットの現在位置が変更され前記ロボットの現在位置に最も近い前記ロボットポイントが変更された場合、変更後の前記ロボットの現在位置に最も近い前記ロボットポイントを、他の前記ロボットポイントとは異なる表示にする、請求項1又は請求項2に記載の工作機械。 The control device includes:
In the display process, the robot point that is closest to the current position of the robot among the plurality of robot points is displayed differently from the other robot points;
A machine tool as described in claim 1 or claim 2, wherein when the current position of the robot is changed by the current position change processing and the robot point closest to the current position of the robot is changed, the robot point closest to the changed current position of the robot is displayed differently from the other robot points.
前記表示処理において、一覧に表示する複数の前記ロボットポイントの各々について、前記ロボットポイントの識別情報と、前記ロボットポイントの座標を入力する座標入力部と、現在位置入力ボタンとを関連付けて表示し、
複数の前記現在位置入力ボタンのうち、任意の前記現在位置入力ボタンが操作された場合、操作された前記現在位置入力ボタンと関連付けられた前記座標入力部に、前記ロボットの現在位置の座標を入力し、
前記ロボットの現在位置に近い前記ロボットポイントの前記識別情報、前記座標入力部、及び前記現在位置入力ボタンを、他の前記ロボットポイントの前記識別情報、前記座標入力部、及び前記現在位置入力ボタンとは異なる表示にする、請求項1又は請求項2に記載の工作機械。 The control device includes:
In the display process, for each of the plurality of robot points displayed in a list, identification information of the robot point, a coordinate input section for inputting coordinates of the robot point, and a current position input button are displayed in association with each other;
When any one of the plurality of current position input buttons is operated, coordinates of the current position of the robot are input to the coordinate input unit associated with the operated current position input button;
3. The machine tool according to claim 1, wherein the identification information, the coordinate input section, and the current position input button of the robot point close to the current position of the robot are displayed differently from the identification information, the coordinate input section, and the current position input button of other robot points.
前記ロボットポイントの一覧を表示する操作を前記ユーザインタフェースに対して受け付けた場合に、前記ロボットの現在位置に近い前記ロボットポイントを一覧の中に表示し、且つ、前記ロボットの現在位置に近い前記ロボットポイントを、他の前記ロボットポイントとは異なる表示にする、請求項1又は請求項2に記載の工作機械。 The control device includes:
3. The machine tool according to claim 1, wherein, when an operation to display a list of the robot points is received on the user interface, the robot points close to the current position of the robot are displayed in the list, and the robot points close to the current position of the robot are displayed differently from the other robot points.
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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