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JP2025088198A - 作業機 - Google Patents

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JP2025088198A
JP2025088198A JP2023202741A JP2023202741A JP2025088198A JP 2025088198 A JP2025088198 A JP 2025088198A JP 2023202741 A JP2023202741 A JP 2023202741A JP 2023202741 A JP2023202741 A JP 2023202741A JP 2025088198 A JP2025088198 A JP 2025088198A
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eccentric
output shaft
work machine
power
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哲也 門前
Tetsuya Monzen
憲一郎 吉田
Kenichiro Yoshida
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Koki Holdings Co Ltd
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Koki Holdings Co Ltd
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Abstract

Figure 2025088198000001
【課題】小型化に寄与する、または耐久性向上に寄与する。
【解決手段】マルチツール10の偏心部50では、偏心部50の外周面が、前後一対の延在外周面54D及び動力伝達面54Cによって構成されている。偏心部50の縦断面において、延在外周面54Dが前後方向に延在されており、動力伝達面54Cが、延在外周面54Dよりも偏心部50の径方向外側へ突出すると共に、偏心部50の径方向外側へ凸となる円弧状に形成されている。これにより、円弧状の動力伝達面54Cによって、偏心部50からスイングアーム60への動力伝達を円滑に行うことができる。また、偏心部50の外周面が、動力伝達面54Cに加えて延在外周面54Dによっても構成されているため、コネクティングピース54において、延在部54Bが、動力伝達部54Aから前後方向両側へ延出して、動力伝達部54Aを補強する。よって、偏心部50の耐久性向上に寄与できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、作業機に関するものである。
下記特許文献1の作業機では、偏心軸が、前後方向に延在する軸線を中心に偏心回転する。偏心軸には、ベアリングが組付けられており、ベアリングの左右方向外側には、スイングアームのアーム部が隣接配置されている。スイングアームは、出力軸に一体回転可能に連結されている。これにより、ベアリングが偏心軸と共に偏心回転すると、スイングアームが出力軸の軸回りに揺動すると共に、出力軸部に取付けられた先端工具が揺動して、加工材に対して切削加工等を施すことができる。ここで、ベアリングのスイングアームへの動力伝達では、比較的大きな負荷がベアリングに作用する。
また、特許文献2に記載の作業機では、ニードルベアリングが偏心軸に組付けられており、ニードルベアリングの外輪の外周面が球面状に形成されている。そして、スイングアームのニードルベアリングとの係合部が凹曲面とされている。この球面(曲面)形状により、揺動するスイングアームの動作に好適に対応することができる。また、ニードル(針状コロ)を使用することで、球状のコロよりも径方向の荷重に対する耐久性を確保することができる。
特開2021-70100号公報 米国特許出願公開第2003/0220058
しかしながら、上記特許文献2の作業機のように、偏心部の外周面を球面状にすると、偏心部が大型化するという問題がある。これに対して、偏心部における転動部材を小型化すると、偏心部の耐久性が低下する可能性がある。また、偏心部の外周面を全体的に球面状にすると、外輪(コロの外側の部品)の端部に薄肉の部分が発生し、ここから摩耗や破損等が発生する恐れがある。
本発明は、上記事実を考慮して、小型化に寄与することができる、または耐久性向上に寄与することができる作業機を提供することを目的とする。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、モータと、前記モータの駆動によって所定方向に沿って延在された所定軸線を中心に偏心回転する偏心部と、前記偏心部からの動力が伝達されて駆動する出力軸と、を備え、前記出力軸は前記所定方向と交差する交差方向を軸とした揺動動作が可能に構成され、前記偏心部は、前記所定方向に延びる偏心軸と、前記偏心軸に保持される介在部と、を有し、前記介在部は、曲面として構成されて前記出力軸に前記モータの動力を伝達する動力伝達面を外周に有する動力伝達部と、前記所定方向で前記動力伝達部と接続されて前記所定方向に延在する延在部と、を有し、前記介在部は、前記動力伝達部と前記延在部の両方から前記モータの動力を受け、前記動力伝達部によって前記出力軸に動力を伝達するように構成される作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記介在部は、前記所定方向を軸方向とする筒状に形成され、前記偏心軸と前記介在部との間には、前記介在部を支持する転動部材を有する軸受部が設けられ、前記所定方向と直交する方向で、前記軸受部の少なくとも一部が前記延在部と前記偏心部の間に位置する作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記出力軸には、中継部材が一体回転可能に設けられており、前記中継部材は、前記出力軸に固定された本体部と、前記本体部から前記所定方向の他方側へ延出されたアーム部と、を含んで構成され、前記アーム部は、前記動力伝達面から動力が伝達される被伝達部を有しており、前記延在部の少なくとも一部が、前記被伝達部よりも前記所定方向の一方側に設けられている作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記出力軸は、前記中継部材から動力が伝達されることで、自身の軸線回りに往復回転し、前記アーム部は、逃げ部を有しており、前記逃げ部は、前記延在部に対して前記偏心部の径方向外側に離間して配置されており、前記被伝達部が、前記逃げ部に対して前記偏心部の径方向内側へ突出している作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記動力伝達面は、径方向の外側に凸となるような曲面となっており、前記偏心軸の軸線を含む縦断面において、中心点が前記偏心部の軸線上に位置する架空円の一部と、前記動力伝達面と、が一致しており、前記延在部の少なくとも一部が前記架空円の外側に位置している作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記動力伝達面は、径方向の内側に凹むような曲面となっており、前記偏心軸の軸線を含む縦断面において、一部が前記動力伝達面と一致する架空円よりも前記偏心軸側に前記延在部が位置している作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記偏心部の外周面には、溝部が前記偏心部の周方向に沿って形成されており、前記溝部には、潤滑剤が保持されている作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記溝部が前記動力伝達面に対して前記所定方向に隣接して配置されている作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記溝部が前記動力伝達部に設けられる作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記出力軸には、中継部材が一体回転可能に連結され、前記中継部材は、前記出力軸に固定された本体部と、前記本体部から前記所定方向の他方側へ延出されたアーム部と、を含んで構成され、前記アーム部は、前記動力伝達部から動力が伝達される被伝達部を有しており、被伝達部の一部が、前記溝部に対して前記偏心部の径方向外側に位置している作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記軸受部はニードルベアリングであり、前記転動部材は針状のコロである作業機である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態によれば、小型化に寄与することができる、または耐久性向上に寄与することができる。
本実施形態に係るマルチツールの右側から見た側面図である。 図1に示されるマルチツールの偏心部を拡大して示す断面図である。 図1に示されるマルチツールの動力伝達機構を示す上側から見た断面図(図1の3-3線断面図)である。 図3に示されるスイングアームが左側へ最も揺動した状態を示す図3に対応する断面図である。 図2に示されるコネクティングピースの変形例を示す右側から見た断面図である。 図3等に示される動力伝達部と被伝達部の変形例を示す上側から見た断面図である。 図2に示される偏心部をジグソーに適用した例を示す縦断面図である。
以下、図面を用いて、本実施形態に係る作業機としてのマルチツール10について説明する。なお、図面において適宜示される矢印UP、矢印FR、及び矢印RHは、それぞれマルチツール10の上側、前側、及び右側を示している。以下の説明において、上下、前後、左右の方向を用いて説明するときには、特に断りのない限り、マルチツール10の上下方向、前後方向、左右方向を示すものとする。
図1に示されるように、マルチツール10は、前端部に取付けられた先端工具Tを、上下方向を軸方向として揺動させて、加工材に対して切削加工等を施す電動工具である。マルチツール10は、ハウジング12と、モータ24と、出力軸30と、動力伝達機構40と、を含んで構成されている。
(ハウジング12について)
ハウジング12は、マルチツール10の外郭を構成している。ハウジング12は、全体として前後方向に延在された中空柱状に形成されている。ハウジング12の前後方向中間部における上端部には、トリガ14が設けられている。トリガ14は、前後方向にスライド可能にハウジング12に連結されると共に、ハウジング12から上側へ操作可能に露出している。ハウジング12内には、トリガ14の後側において、トリガスイッチ16が設けられており、トリガスイッチ16は、スイッチレバー18によって、トリガ14に連結されている。トリガスイッチ16は、コントローラ20に電気的に接続されており、コントローラ20は、ハウジング12の後端側部分に収容されている。トリガ14は、図1に示されるオフ位置に配置されており、トリガ14がオフ位置から前側のオン位置へスライドされることで、トリガスイッチ16がオフからオンに切替わり、後述するモータ24がコントローラ20によって駆動する。ハウジング12の後端部には、バッテリ22が上側から装着されており、バッテリ22は、ハウジング12の後側に位置している。バッテリ22は、コントローラ20に電気的に接続されている。
(モータ24について)
モータ24は、ハウジング12の前部内に設けられたモータケース26に収容されており、モータケース26によって保持されている。モータ24は、回転軸24Aを有しており、回転軸24Aは、前後方向を軸方向として配置されている。すなわち、回転軸24Aの軸線AL1が、前後方向に沿って延在されており、軸線AL1が本発明の所定軸線に対応している。回転軸24Aの後端部は、モータケース26に保持されたモータ軸受28によって回転可能に支持されている。
(出力軸30について)
出力軸30は、上下方向を軸方向とする略段付き円筒状に形成されている。具体的には、出力軸30の上端部の直径が、他の部分の直径よりも小さく設定されている。出力軸30は、ハウジング12の前端部内に設けられており、出力軸30の下端部が、ハウジング12から下側へ突出している。出力軸30の上端部が、軸受32によって回転可能に支持され、出力軸30の下端側部分が軸受34によって揺動可能に支持されている。軸受32及び軸受34は、ハウジング12内に収容されたヘッドケース36に保持されている。
出力軸30には、先端工具Tを取付けるためのクランプ機構38が設けられている。クランプ機構38は、クランプシャフト38Aと、クランプレバー38Bと、クランプ部38Cと、を含んで構成されている。クランプシャフト38Aは、上下方向を軸方向として、出力軸30の内部に配置されている。クランプシャフト38Aは、出力軸30に、上下方向に相対移動可能に且つ一体回転可能に連結されている。クランプレバー38Bは、前後方向に延在されており、クランプレバー38Bの前端部が、クランプシャフト38Aの上側において、左右方向を軸方向として回転可能にハウジング12に連結されている。クランプ部38Cは、クランプシャフト38Aの下端部に設けられている。そして、クランプレバー38Bが回転操作され、クランプレバー38Bによってクランプシャフト38Aが上下に移動することで、クランプ部38Cが、先端工具Tをクランプする状態、又は先端工具Tに対するクランプを解除する状態に切替わるようになっている。クランプ部38Cによって先端工具Tがクランプ部38Cにクランプされた状態では、先端工具Tが、出力軸30の下端部から前方側へ突出する。出力軸30は、後述する動力伝達機構40に連結されており、動力伝達機構40によって、自身の軸回りに所定回転角度内で往復回転するようになっている。これにより、マルチツール10の作動時には、クランプシャフト38Aによって、先端工具Tが左右方向に揺動して、先端工具Tによって加工材に対する切削加工等を施す。
(動力伝達機構40について)
動力伝達機構40は、ハウジング12内に収容されると共に、モータ24と出力軸30との間に位置している。動力伝達機構40は、スピンドル42と、偏心部50と、中継部材としてのスイングアーム60と、を含んで構成されている。スピンドル42は、前後方向を軸方向として配置されると共に、モータ24の回転軸24Aの前側において、回転軸24Aと同軸上に位置している。そして、回転軸24Aの前端部が、スピンドル42の後端部に一体回転可能に連結されている。スピンドル42の前後方向中間部は、軸受44によって回転可能に支持されている。軸受44は、ハウジング12内に収容された軸受ホルダ46によって保持されている。図2~図4にも示されるように、スピンドル42の前端部は、偏心軸48とされており、偏心軸48は、軸線AL1に対して偏心した位置に配置されている(図1及び図2では、偏心軸48の軸線AL2が軸線AL1に対して上側に偏心した位置で図示されている)。
偏心部50は、前述したスピンドル42の偏心軸48と、軸受部としてのニードルベアリング52と、介在部としてのコネクティングピース54と、を有している。ニードルベアリング52は、前後方向を軸方向とする略円筒状に形成されており、偏心軸48がニードルベアリング52内に挿入されている。ニードルベアリング52は、転動部材としてのコロ52Aと、コロ52Aを保持する保持器52Bと、コロ52Aによって回転可能に支持される外輪52Cを有する。
コネクティングピース54は、前後方向を軸方向とする略円筒状に形成されている。そして、ニードルベアリング52が、コネクティングピース54内に嵌入されて、ニードルベアリング52及びコネクティングピース54がユニット化されている。より詳細には、外輪52Cがコネクティングピース54の内面に圧入され、これによりコロ52Aを介して外輪52Cとコネクティングピースとが一体的に偏心軸48の周りを回転可能となっている。コネクティングピース54は、コネクティングピース54の前後方向中間部を構成する動力伝達部54Aと、コネクティングピース54の前後方向の端部を構成する延在部54Bと、を含んで構成されている。本実施形態では、前後一対の延在部54Bが、動力伝達部54Aに接続され、前後方向に延在している。動力伝達部54A及び延在部54Bの内周面は、面一にされており、動力伝達部54A及び延在部54Bによって、ニードルベアリング52を径方向外側から保持している。具体的には、ニードルベアリング52における針状のコロ52A(転動部材)の長さが、動力伝達部54Aの前後長さよりも大きく設定されており、コロ52Aによって、動力伝達部54A及び延在部54Bを径方向内側から支持している。
動力伝達部54Aの外周面は、動力伝達面54Cとされている。動力伝達面54Cは、部分的な球状(曲面形状)となっている。すなわち、動力伝達部54Aは前後方向で動力伝達面54Cが形成される範囲の部分であり、そこから前後方向に延出する部分が延在部54Bである。動力伝達面54Cは、径方向(上下左右方向)で外側に膨らむような凸形状となっている。動力伝達面54Cは、延在部54Bの外周面よりも径方向外側へ突出している。動力伝達面54Cは、偏心部50(偏心軸48)の軸線AL2を含む縦断面において、コネクティングピース54の径方向外側へ凸となる円弧状に湾曲している。具体的には、コネクティングピース54の縦断面において、中心点が偏心部50の軸線AL2上に位置する架空円CRの一部に、動力伝達面54Cが一致している(図2参照)。
延在部54Bの外周面は、延在外周面54D(広義には、延在面として把握される要素である)とされている。延在外周面54Dは、コネクティングピース54の縦断面において、前後方向に直線状に延在されており、動力伝達面54Cの端部から前後方向両側へ延出されている。すなわち、コネクティングピース54の縦断面において、延在外周面54Dが、架空円CRの外側に位置している。延在部54Bの厚み寸法(コネクティングピース54の径方向の寸法)は、マルチツール10の作動時における延在部54Bの機械的強度を確保できる最小寸法に設定されている。なお、延在部54Bの延在外周面54Dは、動力伝達面54Cと連続しない(同じ曲率で接続されない)構造であればよい。
コネクティングピース54(延在部54B)の外周部には、動力伝達面54Cと延在外周面54Dとの境界部において、溝部としての潤滑剤供給溝部54Eが形成されている。すなわち、コネクティングピース54の外周部には、前後一対の潤滑剤供給溝部54Eが形成されている。潤滑剤供給溝部54Eは、コネクティングピース54の径方向外側へ開放され、コネクティングピース54の周方向に沿って延在されると共に、コネクティングピース54の全周に亘って形成されている。潤滑剤供給溝部54Eには、グリス等の潤滑剤GR(図3及び図4参照)が、塗布されて、潤滑剤供給溝部54Eによって潤滑剤が保持されている。
スイングアーム60は、本体部としての固定筒部60Aと、左右一対のアーム部60Bと、を含んで構成されている。固定筒部60Aは、上下方向を軸方向とする略円筒状に形成されている。出力軸30の上端側部分が、固定筒部60A内に嵌入されて、固定筒部60A(スイングアーム60)が出力軸30に一体回転可能に連結されている。
一対のアーム部60Bは、固定筒部60Aの外周部から後側へ延出しており、アーム部60Bの後端部(先端部)がコネクティングピース54の左右方向外側に位置している。なお、一対のアーム部60Bの前部の間には、アーム連結部60Cが設けられている。アーム連結部60Cは、固定筒部60Aから後側へ延出されると共に、一対のアーム部60Bの基端部同士を連結している。また、アーム部60B及びアーム連結部60Cは、上下方向を厚み方向とする板状に形成されている。
アーム部60Bの後端部には、被伝達部60Dが設けられている。被伝達部60Dは、アーム部60Bから左右方向内側(コネクティングピース54側)へ突出すると共に、コネクティングピース54の動力伝達部54Aの左右方向外側(コネクティングピース54の径方向外側)に隣接配置されている。被伝達部60Dにおける動力伝達部54Aに隣接する面(被伝達面)は、動力伝達面54Cに対応して、上側から見た平面視で、左右方向内側へ開放された略円弧状に形成されると共に、架空円CRの一部と略一致するようになっている。すなわち、被伝達部60Dが動力伝達部54Aから動力を伝達される面(被伝達面)は、径方向で外側に凹むような凹曲面となっている。これにより、スピンドル42の回転によって、偏心部50が軸線AL1を中心として偏心回転すると、スイングアーム60が出力軸30の軸線AL2を中心に左右方向(時計回り、反時計回り)に揺動して、出力軸30が所定回転角度内において往復回転する。また、このときには、被伝達部60Dが動力伝達面54C上を摺動する。
アーム部60Bにおける被伝達部60Dの前後方向両端部は、コネクティングピース54の動力伝達部54Aに対して前後方向外側へ突出しており、潤滑剤供給溝部54Eの左右方向外側に位置している。そして、スイングアーム60が最も揺動した位置では、アーム部60Bの被伝達部60Dの前端部又は後端部が、潤滑剤供給溝部54E内に侵入するように設定されている(図4参照)。これにより、潤滑剤供給溝部54E内の潤滑剤GRが、被伝達部60Dと動力伝達部54Aとの間に供給される構成になっている。なお、図4では、スイングアーム60が左側へ最も揺動した状態を図示しており、右側の被伝達部60Dの前端部が潤滑剤供給溝部54E内に侵入し、左側の被伝達部60Dの後端部が潤滑剤供給溝部54E内に侵入している。
アーム部60Bにおける被伝達部60Dに対して前側部分は、逃げ部60Eとされており、被伝達部60Dが逃げ部60Eから左右方向内側に突出している。換言すると、逃げ部60Eは、被伝達部60Dに対して左右方向外側に一段下がった位置に配置されている。逃げ部60Eは、コネクティングピース54における前側の延在外周面54Dに対して左右方向外側に離間して配置されている。そして、スイングアーム60の最揺動位置において、逃げ部60Eが延在外周面54Dに干渉しないように、逃げ部60Eと延在外周面54Dとの間の離間距離が設定されている。
(作用効果)
次に、本実施の形態の作用及び効果について説明する。
上記のように構成されたマルチツール10では、トリガ14へのスライド操作によって、トリガスイッチ16がオンされると、コントローラ20によってモータ24が駆動される。モータ24が駆動すると、スピンドル42がモータ24の回転軸24Aと共に回転すると共に、偏心部50が軸線AL1を中心に偏心回転する。これにより、スイングアーム60が出力軸30の軸線AL2回りに左右方向に揺動し、出力軸30が自身の軸回りに往復回転すると共に、先端工具Tが出力軸30の軸線AL2回りに左右方向に揺動する。よって、先端工具Tによって加工材に切削可能等を施すことができる。
ここで、偏心部50では、偏心部50の外周面が、前後一対の延在外周面54D及び動力伝達面54Cによって構成されている。偏心部50の縦断面において、延在外周面54Dが前後方向に延在されており、動力伝達面54Cが、延在外周面54Dよりも偏心部50の径方向外側へ突出すると共に、偏心部50の径方向外側へ凸となる円弧状に形成されている。これにより、円弧状の動力伝達面54Cによって、偏心部50からスイングアーム60への動力伝達を円滑に行うことができる。また、偏心部50の外周面が、動力伝達面54Cに加えて延在外周面54Dによっても構成されているため、コネクティングピース54の軸方向の長さも確保することができる。すなわち、偏心部50のコネクティングピース54において、延在部54Bが、動力伝達部54Aから前後方向両側へ延出して、動力伝達部54Aを補強するように作用する。以上により、偏心部50の耐久性向上に寄与することができる。また、コネクティングピース54の外周面について、中心部分を球状(曲面状)とし、前後方向の端部を直線状としたため、コネクティングピース54の端部に薄肉部分(特に径方向の薄肉部分)が発生することを抑制でき、コネクティングピース54の耐久性を向上させることができる。
また、別の観点からすると、偏心部50(コネクティングピース54)では、外周面の一部である動力伝達面54Cが、延在外周面54Dから径方向外側へ突出している。これにより、例えば、前側の延在外周面54Dの前端及び後側の延在外周面54Dの後端を通過するように、コネクティングピース54の外周面全体を球面状に形成する場合と比較して(図3の2点鎖線にて示されるコネクティングピース54を参照)、偏心部50の外径寸法を小さくすることができる。したがって、偏心部50の小型化に寄与することができる。
また、偏心部50では、コネクティングピース54が偏心部50の径方向外側部分を構成し、ニードルベアリング52がコネクティングピース54の径方向内側に配置されている。コネクティングピース54は、動力伝達面54Cを有する動力伝達部54Aと、延在外周面54Dを有する延在部54Bと、を含んで構成されており、ニードルベアリング52のコロ52A(ニードル)によって動力伝達部54A及び延在部54Bを支持している。つまり、従来あった曲面状の動力伝達面54Cに加え、前後方向に延びる延在部54Bを設けることで、コネクティングピース54の前後方向の寸法を大きくし、内側に設けられる軸受部との接触領域を前後方向に大きくすることができる。これにより、前後方向の長さが動力伝達面54Cよりも長い軸受部(ニードルベアリング52)によって、コネクティングピース54を、軸方向の略全体に亘って支持することができる。ひいては、コロ52Aの前後方向の長さも動力伝達面54Cより大きくすることができる。このため、スピンドル42の回転力を偏心部50によってスイングアーム60に伝達するときに、軸受部(コロ52A)に生じる負荷を軸方向に分散させることができる。したがって、偏心部50の耐久性向上に一層寄与することができる。なお、本実施の形態では負荷を軸方向に分散させるべく、単一の軸受部材(ニードルベアリング)の前後方向の長さを大きくするように対応したが、複数の軸受部材を前後方向に並べて配置してもいいし、軸受部材として他の部材(例えばボールベアリング)を使用してもよい。具体的には、2つ以上のボールベアリング、あるいは内輪と外輪の間に複数のボールが介在した複列タイプのボールベアリングをコネクティングピース54の内部に圧入し、延在部54Bによってこれを支持するように構成することで、負荷を広い範囲に分散させるように構成してもよい。
また、上述のように、コネクティングピース54が、動力伝達面54Cを有する動力伝達部54Aと、延在外周面54Dを有する延在部54Bと、を含んで構成されているため、延在部54Bの厚みをコネクティングピース54の強度を確保できる最小寸法に設定することで、コネクティングピース54の内径を大きくすることができる。これにより、大径のニードルベアリング52を採用することができる。その結果、偏心部50の耐久性向上により一層寄与することができる。
また、スイングアーム60は、出力軸30に固定された固定筒部60Aと、固定筒部60Aから後側へ延出された左右一対のアーム部60Bと、を含んで構成されている。アーム部60Bの後端部には、コネクティングピース54の動力伝達面54Cから動力が伝達される被伝達部60Dが設けられている。そして、コネクティングピース54における前側の延在部54Bが、動力伝達部54Aから前側へ延出して、被伝達部60Dよりも前側に位置している。すなわち、被伝達部60Dと固定筒部60Aとの間の空間を活用して、前側の延在部54Bをコネクティングピース54に設けることができる。
また、スイングアーム60は、逃げ部60Eを有している。逃げ部60Eは、コネクティングピース54の延在外周面54Dに対して左右方向外側(偏心部50の径方向外側)に離間して配置されており、被伝達部60Dが、逃げ部60Eに対して左右方向内側(偏心部50の径方向内側)へ突出している。これにより、スイングアーム60が出力軸30の軸回りに揺動するときの、スイングアーム60とコネクティングピース54との干渉を、逃げ部60Eによって抑制することができる。
また、コネクティングピース54の縦断面において、中心点が偏心軸48の軸線上に位置する架空円CRの一部に、動力伝達面54Cが一致しており、延在外周面54Dが架空円CRの外側に位置している。これにより、コネクティングピース54の軸長を確保して、コネクティングピース54によってニードルベアリング52を良好に保持することができる。
また、コネクティングピース54の外周部には、前後一対の潤滑剤供給溝部54Eが形成されており、潤滑剤GRが、潤滑剤供給溝部54Eに塗布され、潤滑剤供給溝部54Eに保持されている。さらに、アーム部60Bの被伝達部60Dの前後方向両端部は、コネクティングピース54の動力伝達部54Aに対して前後方向外側へ突出しており、潤滑剤供給溝部54Eの左右方向外側に位置している。そして、スイングアーム60の最揺動位置では、アーム部60Bの被伝達部60Dの前端部又は後端部が、潤滑剤供給溝部54E内に侵入する。これにより、潤滑剤供給溝部54E内の潤滑剤GRが、被伝達部60Dと動力伝達部54Aとの間に供給される。したがって、コネクティングピース54及びスイングアーム60の耐久性を効果的に向上することができる。
なお、本実施の形態では、コネクティングピース54が分解不能な単一部材にて構成されているが、コネクティングピース54を2部材によって構成してもよい。例えば、図5に示されるように、コネクティングピース54を、前後方向を軸方向とする円筒状のピース本体55と、リング状のリング部材56と、によって構成し、リング部材56をピース本体55に嵌入して、ピース本体55とリング部材56とを一体化することで、コネクティングピース54を形成してもよい。そして、リング部材56の外周面を動力伝達面54Cとして構成し、ピース本体55の外周面を延在外周面54Dとして構成する。
また、本実施の形態では、動力伝達面54Cを凸曲面とし、被伝達部60Dの被伝達面を凹曲面として構成したが、この凹凸関係は逆でもよい。図6には、凹凸関係を逆にした変形例を上から見た断面視で示す。図6に示される構成では、コネクティングピース54に凹曲面の動力伝達面154Cが形成され、スイングアーム60の被伝達部160Dには凸曲面となる被伝達面が形成される。図2の架空円CRのように、断面視で前後方向と直交する方向を中心とした円で、かつ一部の円弧が動力伝達面154Cの曲面と一致する架空円を図6に2点鎖線で示す。コネクティングピース54の動力伝達面を全体的に凹曲面として構成する場合、図6の架空円のようにコネクティングピース54の前後方向端部が大型化する恐れがあるが、本変形例では延在部54Bを全体的に架空円より内側に位置させたため、大型化を抑制できている。このような変形例でも、上述した効果を奏する。
また、本実施の形態では、偏心部50を作業機としてのマルチツール10に適用したが、偏心部50を他の作業機に適用してもよい。例えば、図7に示されるように、偏心部50を作業機としてジグソー100に適用してもよい。
以下、図7を用いてジグソー100について説明する。ジグソー100では、モータの回転軸102の先端部にピニオンギヤ104が設けられており、ピニオンギヤ104がギヤ106に噛合されている。ギヤ106は、前後方向を軸方向として回転可能に構成されている。ギヤ106には、回転体108が一体回転可能に取付けられている。回転体108には、偏心軸48が設けられており、偏心軸48が、ギヤ106の軸線AL3(所定軸線)から偏心した位置に配置されている。そして、偏心部50のコネクティングピース54が偏心軸48に外挿されて、偏心部50が回転体108に設けられている。
コネクティングピース54には、コネクタ部材110が連結されている。具体的には、コネクタ部材110は、上下一対のアーム部110Aを有しており、アーム部110Aがコネクティングピース54の動力伝達面54Cの上下方向両側に隣接配置されている。コネクタ部材110は、ガイド部材112によって、上下方向に移動可能に連結されると共に、左右方向に延在された架空軸AXの軸回りに揺動可能に構成されている。コネクタ部材110には、プランジャ114が連結されており、プランジャ114がコネクタ部材110から下側へ延出されている。また、プランジャ114には、鋸刃116が取付けられており、鋸刃116はプランジャ114から下側へ延出されている。
そして、回転軸102の回転時には、偏心部50が軸線AL3を中心に偏心回転して、コネクタ部材110に連結されたプランジャ114(鋸刃116)が上下方向に往復移動する。また、プランジャ114(鋸刃116)の上下の往復移動時には、付勢部材118及び軌道調整機構120によって、プランジャ114(鋸刃116)が架空軸AXの軸回りに揺動する。すなわち、アーム部110Aがコネクティングピース54の動力伝達面54C上を摺動する。以上により、偏心部50をジグソー100に適用して、ジグソー100の耐久性向上に寄与することができる。このように、動力伝達機構において、揺動する出力軸に対応する曲面係合部を有するような作業機に本発明は適用可能である。
10 マルチツール(作業機)
24 モータ
30 出力軸
50 偏心部
52A コロ(転動部材)
54 コネクティングピース(介在部)
54A 動力伝達部
54B 延在部
54C 動力伝達面
54D 延在外周面
54E 潤滑剤供給溝部(溝部)
60 スイングアーム(中継部材)
60A 固定筒部(本体部)
60B アーム部
60D 被伝達部
60E 逃げ部
100 ジグソー(作業機)
AL1 軸線(所定軸線)
AL3 軸線(所定軸線)
CR 架空円
GR 潤滑剤

Claims (11)

  1. モータと、
    前記モータの駆動によって所定方向に沿って延在された所定軸線を中心に偏心回転する偏心部と、
    前記偏心部からの動力が伝達されて駆動する出力軸と、
    を備え、
    前記出力軸は前記所定方向と交差する交差方向を軸とした揺動動作が可能に構成され、
    前記偏心部は、
    前記所定方向に延びる偏心軸と、
    前記偏心軸に保持される介在部と、
    を有し、
    前記介在部は、曲面として構成されて前記出力軸に前記モータの動力を伝達する動力伝達面を外周に有する動力伝達部と、前記所定方向で前記動力伝達部と接続されて前記所定方向に延在する延在部と、を有し、
    前記介在部は、前記動力伝達部と前記延在部の両方から前記モータの動力を受け、前記動力伝達部によって前記出力軸に動力を伝達するように構成される作業機。
  2. 前記介在部は、前記所定方向を軸方向とする筒状に形成され、
    前記偏心軸と前記介在部との間には、前記介在部を支持する転動部材を有する軸受部が設けられ、
    前記所定方向と直交する方向で、前記軸受部の少なくとも一部が前記延在部と前記偏心部の間に位置する請求項1に記載の作業機。
  3. 前記出力軸には、中継部材が一体回転可能に設けられており、
    前記中継部材は、前記出力軸に固定された本体部と、前記本体部から前記所定方向の他方側へ延出されたアーム部と、を含んで構成され、
    前記アーム部は、前記動力伝達面から動力が伝達される被伝達部を有しており、
    前記延在部の少なくとも一部が、前記被伝達部よりも前記所定方向の一方側に設けられている請求項2に記載の作業機。
  4. 前記出力軸は、前記中継部材から動力が伝達されることで、自身の軸線回りに往復回転し、
    前記アーム部は、逃げ部を有しており、
    前記逃げ部は、前記延在部に対して前記偏心部の径方向外側に離間して配置されており、前記被伝達部が、前記逃げ部に対して前記偏心部の径方向内側へ突出している請求項3に記載の作業機。
  5. 前記動力伝達面は、径方向の外側に凸となるような曲面となっており、
    前記偏心軸の軸線を含む縦断面において、中心点が前記偏心部の軸線上に位置する架空円の一部と、前記動力伝達面と、が一致しており、前記延在部の少なくとも一部が前記架空円の外側に位置している請求項1に記載の作業機。
  6. 前記動力伝達面は、径方向の内側に凹むような曲面となっており、
    前記偏心軸の軸線を含む縦断面において、一部が前記動力伝達面と一致する架空円よりも前記偏心軸側に前記延在部が位置している請求項1に記載の作業機。
  7. 前記偏心部の外周面には、溝部が前記偏心部の周方向に沿って形成されており、前記溝部には、潤滑剤が保持されている請求項1に記載の作業機。
  8. 前記溝部が前記動力伝達面に対して前記所定方向に隣接して配置されている請求項7に記載の作業機。
  9. 前記溝部が前記動力伝達部に設けられる請求項8に記載の作業機。
  10. 前記出力軸には、中継部材が一体回転可能に連結され、
    前記中継部材は、前記出力軸に固定された本体部と、前記本体部から前記所定方向の他方側へ延出されたアーム部と、を含んで構成され、
    前記アーム部は、前記動力伝達部から動力が伝達される被伝達部を有しており、被伝達部の一部が、前記溝部に対して前記偏心部の径方向外側に位置している請求項8に記載の作業機。
  11. 前記軸受部はニードルベアリングであり、前記転動部材は針状のコロである請求項2に記載の作業機。
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