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JP2025079068A - 液体吐出装置 - Google Patents

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JP2025079068A
JP2025079068A JP2023191488A JP2023191488A JP2025079068A JP 2025079068 A JP2025079068 A JP 2025079068A JP 2023191488 A JP2023191488 A JP 2023191488A JP 2023191488 A JP2023191488 A JP 2023191488A JP 2025079068 A JP2025079068 A JP 2025079068A
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ink
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piston
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大輝 遠藤
Daiki Endo
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Canon Finetech Nisca Inc
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Abstract

Figure 2025079068000001
【課題】部品点数の増加やコストアップを抑制し、簡易な構成で可撓部周囲の領域を大気開放することができる液体吐出装置を提供する。
【解決手段】加圧ポンプ801のシリンダ813に大気連通部830を備える。
【選択図】図8

Description

本発明は、記録ヘッド内の液体(以下、インクともいう)を吐出する液体吐出装置に関する。
特許文献1には、可撓部を空気圧で変形させてインク流路に対して加圧を行うことが開示されている。空気圧を用いて加圧する場合、加える圧力を制御するために、可撓部周囲の気圧を調整する必要があり、調整する方法の一つとして、大気と連通させて大気圧とし、その状態から大気との連通を遮断して加圧を行う方法がある。圧力を変化させる前に可撓部周囲の気圧を大気圧にリセットし、所定の動作を行うことで、毎回略同じ圧力まで加圧することができる。
特開2010-260182号公報
しかし、特許文献1における大気開放する機構は、弁体を押し下げ開口部がシール部から離れると、空間が開口部を介して大気と連通する機構であり構成が複雑である。
また、大気開放することなく圧力を検出するセンサを設けて圧力調整を行う方法もあるが、部品点数の増加やコストアップが懸念される。
よって本発明は、簡易な構成で可撓部周囲の領域を大気開放することができる液体吐出装置を提供する。
そのため本発明の液体吐出装置は、内部に収容された液体を吐出する記録ヘッドと、可撓性部材によって形成された容積変化部と、前記容積変化部の容積を変化させ、前記記録ヘッド内を加圧可能な加圧機構と、前記加圧機構に空気を送ることで前記容積変化部の容積を変化させる加圧ポンプと、を備え、前記加圧ポンプは、シリンダ内の空気をピストンの移動によって加圧することで、前記容積変化部を介して前記記録ヘッド内を加圧する液体吐出装置であって、前記シリンダは、前記シリンダの側面に前記シリンダの内部と大気とを連通する大気連通部を有し、前記ピストンの位置によって前記シリンダの内部が大気と連通している状態と前記シリンダの内部が密閉された状態とを切り替えることが可能であることを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構成で可撓部周囲の領域を大気開放することができる液体吐出装置を提供することができる。
液体吐出装置を示した図である。 記録装置の制御系の構成例を示すブロック図である。 インク流路系の構成を示す模式図である。 インク流路系の構成の詳細図である。 加圧機構を示した図である。 加圧機構と記録ヘッドとを示した図である。 加圧ポンプを示した斜視図である。 加圧ポンプを示した図である。 変形例の加圧ポンプを示した図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態を適用可能な液体吐出装置(以下、記録装置ともいう)100を示した図である。記録装置100は、パーソナルコンピュータなどの形態のホスト装置102に接続されており、このホスト装置102から記録装置100に画像情報などが送られる。記録装置100は、ロール紙である記録媒体Pに、ブラック(Bk)、シアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)の顔料インクで記録を行う各色に対応した記録ヘッド101(101K、101C、101M、101Y)を備えている。記録ヘッド101は、記録媒体Pの搬送方向(矢印A方向)に沿って配置されている。記録ヘッド101には、後述するインクタンク107からそれぞれ対応する各色のインクが供給される。なお、本実施形態では4色に対応した例を説明するが、色の数はこれに限定するものではない。
記録ヘッド101には、電気熱変換素子(ヒータ)やピエゾ素子などの吐出エネルギ発生素子が設けられており、複数の吐出口からインクを吐出する。例えば吐出エネルギ発生素子として電気熱変換素子を用いる場合には、発熱によりインクを発泡させ、その発泡エネルギを利用して吐出口からインクを吐出する。複数の吐出口は、記録媒体Pの搬送方向と交差する方向(図面と直交する方向)に配列されている。記録ヘッド101は、所謂長尺なラインヘッドの形態を有しており、本実施形態の記録ヘッド101における吐出口の配列範囲の長さは、記録装置100において記録可能な記録媒体の最大の幅よりも長い。また、記録ヘッド101は、記録動作中は所定の記録位置に位置決めされる。
記録装置100には、記録ヘッド101のインク吐出性能を安定した状態に維持または回復する処理(以下、回復処理)を実行する回復ユニット104が設けられている。回復ユニット104には、記録ヘッド101における吐出口の形成面(以下、吐出口形成面ともいう)と当接して覆うことが可能なキャップ103が、それぞれの記録ヘッド101K、101C、101Mおよび101Yの吐出口に対向して設けられている。また回復ユニット104には、キャップ103に付随して、吐出口形成面を払拭するワイパ、そのワイパを保持するワイパ保持部材およびワイパに付着したインクを除去するインク除去部材等、公知の要素が備えられている。
記録媒体Pは、供給ユニット105から供給されて、記録装置100に組み込まれた搬送機構106によって搬送方向(矢印A方向)に搬送される。搬送機構106は、記録媒体Pを載置して搬送する搬送ベルト106a、この搬送ベルト106aを回転させる搬送モータ106bおよび搬送ベルト106aに張力を与えるローラ106cを備えている。搬送機構としては、図示の搬送機構106のような構成に限らず、搬送ローラを用いて記録媒体Pを搬送する構成であってもよく、またユニット化した一体の搬送ユニットを用いてもよい。
記録装置100は、記録媒体Pに記録する際は搬送中の記録媒体Pにおける記録開始位置が記録ヘッド101Kの下に到達した後に、記録データ(画像情報)に基づき記録ヘッド101Kの複数の吐出口を有する吐出部101Ksからインクを選択的に吐出する。同様に記録ヘッド101Cの吐出部101Cs、記録ヘッド101Mの吐出部101Msおよび記録ヘッド101Yの吐出部101Ysの順に、各色のインクを吐出することで、カラー画像を記録媒体Pに記録する。
記録装置100には、記録ヘッド101にインクを供給するタンクであるインクタンク107(107K、107C、107M、107Y)が備えられている。さらに、記録装置100には、記録ヘッド101に対するインクの供給動作および回復処理(以下、回復動作ともいう)を実行するポンプやモータなどが備えられている。
図2は、記録装置100の制御系の構成例を示すブロック図である。ホスト装置102から送信された記録データやコマンドなどの情報は、インターフェイスコントローラ201を介してCPU202に受信される。CPU202は、記録装置100の記録データの受信、記録動作、回復動作、記録媒体Pのハンドリング等の記録装置100における制御の全般を掌る演算処理装置である。CPU202は、受信したコマンドを解析した後に、記録データの各色成分のイメージデータをイメージメモリ204にビットマップ展開して記録する。
CPU202は、後述する圧力センサやフォトインタラプタを含む各種センサ217及びバッファ弁、回復弁、廃液弁を開閉させる弁駆動部214にそれぞれ接続されている。CPU202は画像を記録する場合には、まず出力ポート208とモータ駆動部209とを介してキャッピングモータ212およびヘッド昇降モータ210を駆動制御する。これによって、それぞれの記録ヘッド(101Y、101M、101C、101K)を対応するキャップ103から離して記録位置に移動させる。キャッピングモータ212は、キャップ103を図1の矢印A1、A2方向に移動させるモータであり、ヘッド昇降モータ210は、記録ヘッド101を図1の矢印B1、B2方向に昇降させるモータである。
CPU202は、出力ポート208とモータ駆動部209とを介して、記録媒体Pを送り出す不図示のロールモータおよび一定速度で記録媒体Pを搬送する搬送モータ106b等を駆動制御して、記録媒体Pを搬送方向に搬送する。一定速度で搬送される記録媒体Pに対してインクを吐出するタイミング(記録タイミング)は、不図示の先端検知センサによる記録媒体Pの先端の検出タイミングに基づいて決定される。
CPU202は、記録媒体Pの搬送と同期して、インク色毎に対応する記録データをイメージメモリ204から順次に読み出し、読み出した記録データを、記録ヘッド制御回路207を介して、対応する記録ヘッド101に転送する。CPU202は、記録処理を行う記録処理手順、回復処理を行う回復処理手順を実行する。プログラムROM203には、CPU202が実行する処理手順に対応する処理プログラムおよび固定データのテーブルなどが記憶されている。ワークRAM205は、作業用のメモリなどとして使用される。CPU202は、それぞれの記録ヘッド101の回復動作時には、出力ポート208とモータ駆動部209とを介してポンプモータ213を駆動制御し、インクの加圧および吸引等を行わせる。また、CPU202は、モータ駆動部209を介してピストンモータ810を制御して、後述する加圧機構304における圧力の調整を行う。
図3は、本実施形態におけるインク流路系の構成を示す模式図であり、図4は、インク流路系の構成の詳細図である。なお、図3は、1色のインクに関するインク流路系を示しているが、複数色(本実施形態では4色)のインクを用いる構成では、色毎に図示のようなインク流路系が構成される。
インクを貯留するインクタンク107からインク供給流路301を介して記録ヘッド101にインクが供給される。インク供給流路301には、インク供給流路301を遮断可能なリフィル弁302と、可撓性部材303を含む加圧機構304と、フィルタ305とが設けられている。インクタンク107は、上部に大気開放部107aを備えており、インクタンク107に向かうインクの流れを発生させた場合に、大気開放部107aから空気が抜けることで抵抗なくインクがインクタンク107内に流れ込む構成となっている。
記録ヘッド101は、上述した吐出部と、その吐出部に供給するインクを貯留すると共にその上部に空気を貯留する貯留室と、液面を検知するセンサ306とを備えている。記録ヘッド101内の液面すなわち貯留インク量は、電極型のセンサ306によって管理される。キャップ103は、フィルタ307および回復弁316を介してバッファ室308に接続される。キャップ103は、吐出口形成面と当接可能に設けられており、吐出口形成面がキャップ103で覆われる当接位置または吐出口形成面から離れた離隔位置に移動する。キャップ103には、接離動作に伴い、キャップ内空間に生じる急激な圧力変動を緩和するためキャップ内空間を適宜大気開放する大気開放弁309が設けられる。
バッファ室308は、後述する回復動作である加圧回復動作や吸引回復動作時に、記録ヘッド101およびキャップ103との間で流体を移送する圧力を伝播または溜める機能を果たす。またバッファ室308は、加圧回復動作や吸引回復動作等に伴って、記録ヘッド101およびキャップ103から排出されたインクを受容する機能を果たす。バッファ室308は、その上部にバッファ室308を大気と連通させる開閉可能なバッファ弁310を有するとともに、ポンプ311、廃液流路313を介して廃液タンク312に接続されている。廃液タンク312は、キャップ103から回収した廃液を貯留可能に構成されている。更に、バッファ室308には、バッファ室308内の圧力を測定可能な圧力センサ317が設けられている。
ポンプ311として、本実施形態では流路を閉塞可能なチューブポンプを採用するが、圧力を自在に発生可能なポンプであればこれに限るものではない。
このような流路系を用いて記録装置100が行う動作として、記録動作、加圧回復動作、吸引回復動作、廃液タンクへの移送動作などがある。行う動作に応じてリフィル弁302、大気開放弁309、バッファ弁310、回復弁316は適宜開閉され、キャップ103は吐出口形成面と当接または離間される。
記録動作時には、記録ヘッド101は、図1に示した位置のさらに下方の位置に移動し、少なくともリフィル弁302は開状態となる。
吸引回復動作時には、大気開放弁309、バッファ弁310、回復弁316をすべて閉状態とし、キャップ103を記録ヘッド101の吐出口形成面に当接した状態とする。そしてポンプ311を逆転駆動させてバッファ室308内を減圧し、バッファ室308内が所定の負圧となったことが圧力センサ317により検知されると、回復弁316を開状態とする。そして、キャップ103内を減圧して記録ヘッド101からインクを吸引し、キャップ103で受容する。更にキャップ103に受容したインクをバッファ室308内に導入する。吸引回復動作に伴ってバッファ室308に導入されたインクは、廃液タンク312に導かれる。その際、キャップ103と記録ヘッド101とを離間してポンプ311を駆動することでインクを廃液タンク312に導く。
ポンプ311の駆動源は、ポンプモータ213であり、ポンプモータ213の正転時は、ポンプモータ軸の回転をギア402およびギア404が受け、ポンプ311が回転する。また、ポンプモータ213の逆転駆動時には、ギア402からベルト403を介して回転を伝えることでカムプーリ405が回転する。駆動源としては、回転運動と位置制御が可能なものであれば、パルスモータでもDCモータとロータリーエンコーダを組み合わせたもの等を採用可能である。
図5は、加圧機構304を示した図である。図5(a)は、加圧機構304の斜視図であり、図5(b)は、分解図であり、図5(c)は、図5(a)のVc-Vcにおける断面図である。加圧機構304は、ケース501と、固定プレート502と、チューブジョイント部503と、変形可能な可撓性部材303とを備えている。チューブジョイント部503は、インク各色ごとに設けられたチューブ接続部505を備えており、容積変化部303bと、チューブジョイント部503に接続されたチューブとを連通させる。
可撓性部材303は、インク溜まり部である容積変化部303bと、容積変化部303bの周縁部である封止部303aとを備えており、封止部303aが固定プレート502と、チューブジョイント部503とに挟まれることで可撓性部材303が保持される。可撓性部材303は、開口部が上向きとなるように配置され、可撓性部材303に気泡が貯まることを抑制している。固定プレート502は、ケース501と接合され、固定プレート502とケース501とが溶着または接着等により接合されることで、閉空間504が形成される。閉空間504には、各色ごとの容積変化部303bを収容する凹部が形成されており、各凹部は連通しており閉空間504として1つの空間を形成している。
閉空間504は、固定プレート502に設けられた加圧接続部506と連通しており、加圧接続部506に接続されたチューブ(加圧流路314)から加圧接続部506を介して加圧ポンプ801によって閉空間504内の圧力を調整することができる。図5(c)の矢印Bは、インクタンク107からのインクの流れを示しており、矢印Cは、記録ヘッド101へのインクの流れを示している。図5(c)の矢印Dは、加圧流路314から閉空間504へ向かう気体の流れを示しており、矢印Eは、加圧された閉空間504を大気圧に戻す際の気体の流れを示している。
加圧接続部506は、加圧流路314を介して加圧ポンプ801に接続されている。ポンプ311は、閉空間504における圧力を変更可能に設けられており、加圧ポンプ801を駆動させることにより閉空間504へ気体を送り、閉空間504を加圧することができる。閉空間504が加圧されると、各色に対応した4つの容積変化部303bが同時に加圧される。
ポンプモータ213の回転数や回転時間等によるポンプ311の駆動制御により閉空間504内の圧力は制御される。なお、ポンプ311の回転数や回転時間による制御を例として説明したが、閉空間504内の圧力を圧力センサ等の圧力検出手段で直接測定しポンプ311の駆動・停止を制御する構成であってもよい。また、ここではポンプ311の回転により閉空間504へ気体を送ると説明したが、気体に限らず液体であってもよい。
図6は、加圧機構304と記録ヘッド101とを示した図である。図6(a)が記録動作時の加圧機構304と記録ヘッド101であり、図6(b)が、加圧回復動作時の加圧機構304と記録ヘッド101とを示した図である。
記録ヘッド101内のインクは、流路となるチューブから透過した気体が記録ヘッド内に入り込むことや、記録ヘッドへのインクの初期充填時の充填量の違い等により内容量が異なる。記録ヘッド101内のインクは、吐出部101Ms、101Ksにおけるメニスカスに大気圧がかかった状態であり、インクタンク107内のインク液面にかかる大気圧との関係によって吐出部101Ms、101Ksから漏れ出すことなく保持されている。ここで、図6(a)に示すように、記録ヘッド101Mと記録ヘッド101Kとのそれぞれに貯留されるインク量は異なっているが、各記録ヘッドにおける内圧は同じである(P1M=P1K)。
このように記録ヘッド内のインク量が異なった状態で、従来の方法で各記録ヘッド内に略等しい所定量のインクを供給することで記録ヘッド内の圧力を高めると、異なる広さの空間でそれぞれが所定量の空間だけ圧縮されるため、高めた後の内圧に差が生じる。記録ヘッドの内圧に差が生じた状態では、加圧時のインクの排出量に差が生じてしまい、各記録ヘッドでクリーニングの効果に差が生じてしまう。
そこで本実施形態の加圧機構304は、記録ヘッド内を加圧可能に設けられた加圧機構304によって、容積変化部303bを介して4つの記録ヘッド内に、記録ヘッド内のインク量に対応した量のインクを供給することで記録ヘッド内の加圧を行う。つまり、インク量が少ない記録ヘッドには、容積変化部303bから多くの量のインクを供給し、インク量が多い記録ヘッドには、容積変化部303bから少ない量のインクを供給する。その結果、記録ヘッドへのインクの流入後に各記録ヘッド内の圧力は増えるが、それぞれの記録ヘッドにおける内圧は略同一になる。
ここで、図を用いて本実施形態の加圧機構304における加圧方法を説明する。記録動作時を示す図6(a)では、リフィル弁302は開状態となっており、インク供給流路301から供給されたインクは容積変化部303bを介して記録ヘッド101に供給される。その間、容積変化部303bの容積は変化することなく、容積変化部303bは流路の一部となっている。
加圧回復時を示す図6(b)では、リフィル弁302は閉状態となっており、記録ヘッド101とインクタンク107との流通が遮断される。この状態でポンプ311を駆動し、加圧機構304の閉空間504内に空気を送ることで圧力を高めると、容積変化部303bは圧力を受けて容積を減らしつつ記録ヘッド101にインクを供給する(矢印C)。本実施形態では、各インクに対応した容積変化部303bが同一の閉空間504に設けられている(準備されている)ことから、4つの容積変化部303bは閉空間504で同一の圧力を受ける。この時、記録ヘッド101には、記録ヘッド内のインク量に応じたインクが容積変化部303bから供給される。
つまり、記録ヘッド内にインク量が少なく空気の占める割合が多い記録ヘッドでは、空気が圧縮され易くインクが供給され易い。これに対して、記録ヘッド内にインクの量が多く空気の占める割合が少ない記録ヘッドでは、空気が圧縮され難くインクが供給され難い。
そのため、本実施形態のような加圧機構304により各容積変化部303bに圧力を付与すると、インク量が少ない記録ヘッドには多くの量のインクが供給され、インク量が多い記録ヘッドには少ない量のインクが供給される。このような方法で記録ヘッド内を加圧することにより、加圧後の各記録ヘッド内の圧力を略同一にすることができる。その結果、加圧された各記録ヘッドからは、略等しい量のインクを排出することができ、各記録ヘッドで同様のクリーニング効果を得ることができる。
ここで記録動作時の記録ヘッド内の圧力をP1、体積をV1、加圧回復動作時の記録ヘッド内の圧力をP2、体積をV2とする。なお、ここではブラックインク(K)とマゼンタインク(M)について関係式を説明するが、他の色であるシアン(C)、イエロー(Y)についても同様である。
PV=k(一定)の関係からP1M×V1M=P2M×V2M、P1K×V1K=P2K×V2KかつP1M=P1K、P2M=P2K、P1M<P2M、P1K<P2Kとなる。
このように、本実施形態によれば、複数の記録ヘッドにおいて、各記録ヘッドの内圧に差が無い状態を維持したまま(P1M=P1K、P2M=P2K)、記録ヘッド内を加圧することができる。
図7は、加圧ポンプ801を示した斜視図である。加圧ポンプ801は、ステッピングモータであるピストンモータ810の駆動により動作し、ピストンモータ810の駆動力は複数ギア(不図示)により減速させられピニオンギア811に伝達される。ピニオンギア811は、ピストン812のラック部812aと噛み合っており、ピニオンギア811が回転することで、ピストン812をシリンダ813内で移動させることができる。ピストン812の位置は、センサ822とピストンモータ810のステップ数とで決められる。ピストン812を移動させることで、シリンダ813内の空気の出し入れを行い、加圧ポンプ801と接続される加圧機構304の閉空間504内の圧力を調整することができる。
ピストン812には、Oリング825(後述する図8(b)に図示)が設けられており、Oリング825をピストン812とシリンダ813の内壁との間に設けることで、シリンダ813内をピストン812によって閉空間とする。
図8は、本実施形態における加圧ポンプ801を示した図であり、図8(a)は、斜視図を示し、図8(b)は側面図を示す。なお、以下の加圧ポンプ801の説明は、記録ヘッド101の数とは関係しないため、記録ヘッド101が1つであることを前提に説明する。加圧ポンプ801のシリンダ813は、シリンダの側面にシリンダ813内を大気と連通させる大気連通部830を備える。大気連通部830は、シリンダ813の縁端部831からピストン812の移動方向であるX方向に延在する溝であり、シリンダ813の内部とシリンダ813の外部の大気とを連通する。
大気連通部830がシリンダ813の縁端部831からX方向に延在する長さは、Oリング825のX方向の幅寸法よりも長いため、ピストン812がシリンダ813の縁端部831に位置する状態では、シリンダ813の内部は大気連通部830を介して大気と連通する。ピストン812がシリンダ813の縁端部831からX方向に移動して、大気連通部830のX方向終端部814を越えると、シリンダ813の内部は閉空間となりシリンダ813の外部である大気との連通を遮断する。このように、ピストン812の移動によって、シリンダ813内の密閉状態と大気連通状態とを切り替えることができる。
また、待機時のピストン812は、シリンダ813の縁端部831からX方向に移動し、大気連通部830のX方向終端部814を越え、シリンダ813内を密閉状態とする位置で待機する。その理由は、シリンダ内を大気開放するためにピストン812が大気連通部830にかかった状態で待機し長時間が経過すると、ピストン812のOリング825が、長時間大気連通部830と当接することで変形し、変形部が元の状態に戻り難くなるためである。Oリング825の変形が元に戻り難くなった状態では、加圧時にシリンダ813内を密閉することができず、十分な加圧が得られない虞がある。そのため、待機時は、ピストン812が大気連通部830にかからない位置で待機し、Oリング825の部分的な変形が発生しないようにする。そして、待機状態からの加圧動作開始時には、シリンダ813内を加圧する前に、ピストン812を移動させ、シリンダ813内を大気連通してから加圧動作を開始する。
なお、待機時にシリンダ813内を密閉状態にすると、外気温の変化によりシリンダ813内の空気が膨張することがある。空気の膨張によって容積変化部303b(図5参照)が加圧されて容積が減少すると、インク流路に容積変化部303b内のインクが流れ込む。しかし、加圧機構304(図3参照)から記録ヘッド101側へのインク流路よりも、加圧機構304からインクタンク107側へのインク流路の方が、長さが短く流路抵抗が小さい。そのため、待機時にリフィル弁302(図3参照)を開いておくことで、インク流路に流れ込むインクは、記録ヘッド101側でなくインクタンク107側へ向かって流れる。そのため、記録ヘッド101に向かってインクが流れて記録ヘッド101からインク漏れが生じることは無い。
大気連通部830の終端部814は、シリンダ813の側面のどの位置に設けてもよいが、シリンダ813を密閉した状態で、容積変化部303bを変形させて記録ヘッド101内を十分に加圧できるだけの空気の容量を確保できる位置に設けることが必要である。
このように、加圧ポンプ801のシリンダ813に大気連通部830を備える。これによって部品点数の増加やコストアップを抑制し、簡易な構成で可撓部周囲の領域を大気開放することができる液体吐出装置100を提供することができる。
(変形例)
図9は、本実施形態の変形例の加圧ポンプ901を示した図であり、図9(a)は、斜視図を示し、図9(b)は側面図を示す。加圧ポンプ901のシリンダ913は、シリンダ913内を大気と連通させる大気連通部930を備える。大気連通部930は、シリンダ913に設けられた穴であり、シリンダ913の内部とシリンダ913の外部の大気とを連通する。
ピストン912が、大気連通部930に対して縁端部931側にある場合には、シリンダ813の内部は大気連通部930によって大気と連通する。また、ピストン912が、縁端部931からX方向に移動して大気連通部930を越えると、シリンダ913の内部は大気と遮断され密閉状態となる。待機時にはピストン912は、前述した実施形態と同様の理由から、大気連通部930にかからないシリンダ913を密閉する位置で待機し、不図示のOリングの部分的な変形が発生しないようにする。そして、加圧動作開始時には、ピストン912でシリンダ913内を加圧する前に、ピストン912を-X方向に移動させ、大気連通してから加圧動作を開始する。
このようにシリンダ913に、穴である大気連通部930を備える。これによって部品点数の増加やコストアップを抑制し、簡易な構成で可撓部周囲の領域を大気開放することができる液体吐出装置100を提供することができる。
本実施形態の開示は、以下の構成を含む。
(構成1)
内部に収容された液体を吐出する記録ヘッドと、
可撓性部材によって形成された容積変化部と、
前記容積変化部の容積を変化させ、前記記録ヘッド内を加圧可能な加圧機構と、
前記加圧機構に空気を送ることで前記容積変化部の容積を変化させる加圧ポンプと、
を備え、
前記加圧ポンプは、シリンダ内の空気をピストンの移動によって加圧することで、前記容積変化部を介して前記記録ヘッド内を加圧する液体吐出装置であって、
前記シリンダは、前記シリンダの側面に前記シリンダの内部と大気とを連通する大気連通部を有し、前記ピストンの位置によって前記シリンダの内部が大気と連通している状態と前記シリンダの内部が密閉された状態とを切り替えることが可能であることを特徴とする液体吐出装置。
(構成2)
前記大気連通部は、前記シリンダの縁端部から前記ピストンの移動方向に延在する溝であることを特徴とする構成1に記載の液体吐出装置。
(構成3)
前記大気連通部は、前記シリンダの側面に設けられた穴であることを特徴とする構成1に記載の液体吐出装置。
(構成4)
Oリングを前記ピストンと前記シリンダとの隙間に設け、
前記大気連通部を待機時の前記ピストンにかからない位置に設けたことを特徴とする構成1ないし3のいずれか1つに記載の液体吐出装置。
(構成5)
待機時に前記シリンダを密閉することを特徴とする構成4に記載の液体吐出装置。
(構成6)
前記加圧ポンプは、待機状態からの動作開始時は、前記シリンダ内を大気開放してから加圧することを特徴とする構成5に記載の液体吐出装置。
(構成7)
タンクに収容された液体が前記容積変化部を介して前記記録ヘッドに供給され、
前記容積変化部から前記記録ヘッドまでの流路よりも、前記容積変化部から前記タンクまでの流路の方が、流路抵抗が低いことを特徴とする構成5または6に記載の液体吐出装置。
(構成8)
前記容積変化部から前記記録ヘッドまでの流路にはフィルタが設けられることを特徴とする構成7に記載の液体吐出装置。
(構成9)
前記ピストンは、ラック部を有することを特徴とする構成1ないし8のいずれか1つに記載の液体吐出装置。
(構成10)
前記ピストンの位置をセンサで検知することを特徴とする構成1ないし9のいずれか1つに記載の液体吐出装置。
100 液体吐出装置
101 記録ヘッド
107 インクタンク
304 加圧機構
801 加圧ポンプ
812 ピストン
813 シリンダ
830 大気連通部
831 縁端部
912 ピストン
913 シリンダ
930 大気連通部
931 縁端部

Claims (10)

  1. 内部に収容された液体を吐出する記録ヘッドと、
    可撓性部材によって形成された容積変化部と、
    前記容積変化部の容積を変化させ、前記記録ヘッド内を加圧可能な加圧機構と、
    前記加圧機構に空気を送ることで前記容積変化部の容積を変化させる加圧ポンプと、
    を備え、
    前記加圧ポンプは、シリンダ内の空気をピストンの移動によって加圧することで、前記容積変化部を介して前記記録ヘッド内を加圧する液体吐出装置であって、
    前記シリンダは、前記シリンダの側面に前記シリンダの内部と大気とを連通する大気連通部を有し、前記ピストンの位置によって前記シリンダの内部が大気と連通している状態と前記シリンダの内部が密閉された状態とを切り替えることが可能であることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記大気連通部は、前記シリンダの縁端部から前記ピストンの移動方向に延在する溝であることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記大気連通部は、前記シリンダの側面に設けられた穴であることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  4. Oリングを前記ピストンと前記シリンダとの隙間に設け、
    前記大気連通部を待機時の前記ピストンにかからない位置に設けたことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  5. 待機時に前記シリンダを密閉することを特徴とする請求項4に記載の液体吐出装置。
  6. 前記加圧ポンプは、待機状態からの動作開始時は、前記シリンダ内を大気開放してから加圧することを特徴とする請求項5に記載の液体吐出装置。
  7. タンクに収容された液体が前記容積変化部を介して前記記録ヘッドに供給され、
    前記容積変化部から前記記録ヘッドまでの流路よりも、前記容積変化部から前記タンクまでの流路の方が、流路抵抗が低いことを特徴とする請求項5に記載の液体吐出装置。
  8. 前記容積変化部から前記記録ヘッドまでの流路にはフィルタが設けられることを特徴とする請求項7に記載の液体吐出装置。
  9. 前記ピストンは、ラック部を有することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  10. 前記ピストンの位置をセンサで検知することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
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