JP2025068140A - 触覚提示装置、シートシステム、及び触覚提示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】振動デバイスが取り付けられる対象物の振動によって発生する音を低減可能な触覚提示装置、シートシステム、及び触覚提示方法を提供する。
【解決手段】触覚提示装置は、対象物のユーザに触覚を提示する触覚提示装置であって、前記対象物に取り付けられた複数の振動デバイスと、前記複数の振動デバイスのうち少なくとも1つを駆動制御して振動を発生させることで前記ユーザに触覚を提示可能な制御部と、を備え、前記複数の振動デバイスのうち少なくとも1つの駆動によって前記対象物の表面から音が発生し、前記制御部は、前記複数の振動デバイスのうちの一対の振動デバイスの振動が互いに逆位相となるように駆動制御する。
【選択図】図2
【解決手段】触覚提示装置は、対象物のユーザに触覚を提示する触覚提示装置であって、前記対象物に取り付けられた複数の振動デバイスと、前記複数の振動デバイスのうち少なくとも1つを駆動制御して振動を発生させることで前記ユーザに触覚を提示可能な制御部と、を備え、前記複数の振動デバイスのうち少なくとも1つの駆動によって前記対象物の表面から音が発生し、前記制御部は、前記複数の振動デバイスのうちの一対の振動デバイスの振動が互いに逆位相となるように駆動制御する。
【選択図】図2
Description
本開示は、触覚提示装置、シートシステム、及び触覚提示方法に関する。
従来より、与える触刺激が運転者に感知されるように、シートに設けられた複数の触刺激子と、自車両の周辺に存在する移動体の移動方向を検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された移動方向に対応する前記複数の触刺激子のうちの少なくとも2つの触刺激子に、前記検出された移動方向に応じた順序で、触刺激を与えさせて、前記検出された前記移動体の移動方向を示す情報を提示する提示手段と、を含む情報提示装置がある(例えば、特許文献1参照)。
ところで、従来の情報提示装置は、触刺激子の振動によってシート(対象物)から生じる音に対する対策を行っていない。
そこで、振動デバイスが取り付けられる対象物の振動によって発生する音を低減可能な触覚提示装置、シートシステム、及び触覚提示方法を提供することを目的とする。
本開示の実施形態の触覚提示装置は、対象物のユーザに触覚を提示する触覚提示装置であって、前記対象物に取り付けられた複数の振動デバイスと、前記複数の振動デバイスのうち少なくとも1つを駆動制御して振動を発生させることで前記ユーザに触覚を提示可能な制御部と、を備え、前記複数の振動デバイスのうち少なくとも1つの駆動によって前記対象物の表面から音が発生し、前記制御部は、前記複数の振動デバイスのうちの一対の振動デバイスの振動が互いに逆位相となるように駆動制御する。
本開示の実施形態のシートシステムは、シートと、前記シートの利用者に触覚を提示する触覚提示装置とを備えるシートシステムであって、前記触覚提示装置は、前記シートに取り付けられた複数の振動デバイスと、前記複数の振動デバイスのうち少なくとも1つを駆動制御して振動を発生させることで前記利用者に触覚を提示可能な制御部と、を備え、前記複数の振動デバイスのうち少なくとも1つの駆動によって前記シートの表面から音が発生し、前記制御部は、前記複数の振動デバイスのうちの一対の振動デバイスの振動が互いに逆位相となるように駆動制御する。
本開示の実施形態の触覚提示方法は、対象物の利用者に触覚を提示する触覚提示方法であって、前記対象物に取り付けられた複数の振動デバイスのうち少なくとも1つを駆動制御して振動を発生させることで前記利用者に触覚を提示可能であり、かつ、前記複数の振動デバイスのうち少なくとも1つの駆動によって前記対象物の表面から音が発生し、前記複数の振動デバイスのうちの一対の振動デバイスの振動が互いに逆位相となるように駆動制御するステップを備える。
振動デバイスが取り付けられる対象物の振動によって発生する音を低減可能な触覚提示装置、シートシステム、及び触覚提示方法を提供することができる。
以下、本開示の触覚提示装置、シートシステム、及び触覚提示方法を適用した実施形態について説明する。
<実施形態>
図1は、車両10の車室内の構成の一例を示す図である。車両10の車室内にはシート11が配置されている。シート11は、背もたれ部(シートバック)11A、座部(シートクッション)11B、ヘッドレスト11C、及びシート生地11Dを有する。背もたれ部11A、座部11B、及びヘッドレスト11Cは、シート生地11Dに覆われている。
図1は、車両10の車室内の構成の一例を示す図である。車両10の車室内にはシート11が配置されている。シート11は、背もたれ部(シートバック)11A、座部(シートクッション)11B、ヘッドレスト11C、及びシート生地11Dを有する。背もたれ部11A、座部11B、及びヘッドレスト11Cは、シート生地11Dに覆われている。
本実施形態では、後述する触覚提示装置100が取り付けられる対象物(以下、単に「対象物」とも記載する。)の一例がシート11であり、シート11が運転席のシートである例を用いて説明する。このため、以下ではシート11の利用者は運転者である。しかしながら、シート11は、車両10に設けられるシートであればよく、例えば助手席のシートであってもよいし、後部座席のシートであってもよい。また、シート11は、車両10以外の物に設けられていてもよい。また、対象物の一例は、シート11に限られず、利用者の身体の少なくとも一部に接触した状態で利用され、触覚提示装置100によって発生される対象物の振動が身体の少なくとも一部に伝達されるものであればよい。例えば、対象物は、ウェアラブルなデバイス(例えば、リストバンドタイプ、ベルトタイプ、着用スーツタイプ等)であってもよく、聴覚障害や視覚障害を有する者を支援するデバイスであってもよく、作業支援用のパワーアシストスーツのようなデバイスであってもよい。以下では、対象物がシート11である例について説明するが、シート11から発生する音に関する説明等、シート11について説明した事項は、対象物がシート11以外である場合についても同様に成立する。
車両10には、本実施形態のシートシステム200が搭載されている。シートシステム200は、シート11及び触覚提示装置100を含む。触覚提示装置100は、アクチュエータ110及び制御装置120を含む。アクチュエータ110は、振動デバイスの一例である。図1では、アクチュエータ110を破線で示す。
触覚提示装置100は、シート11に設けられるアクチュエータ110を駆動して振動させることによって、シート11に着座する利用者に触覚を提示する装置である。触覚の提示により、例えば、利用者に車両10に関する情報を報知する。利用者に対してより確実に触覚を提示するには、アクチュエータ110の振動の加速度を大きくすればよい。しかし、アクチュエータ110の振動の加速度を大きくすると、シート11から音が発生しやすくなる。触覚提示装置100は、振動によって発生する音が打ち消されるように、一対のアクチュエータ110の振動が互いに逆位相となるように駆動制御することができる。この駆動制御により、一対のアクチュエータ110それぞれに起因するシート11の振動によって発生する音が互いに打ち消し合うので、シート11の振動によって発生する音が全体として低減する。
一例として、背もたれ部11Aと座部11Bには、それぞれ4個のアクチュエータ110が内蔵されている。すべてのアクチュエータ110は、シート生地11Dに覆われている。また、制御装置120は、一例としてダッシュボードの裏側に配置されている。以下では、図1に加えて図2を用いて説明する。
図2は、触覚提示装置100の構成の一例を示す図である。図2には、触覚提示装置100に加えてECU(Electronic Control Unit)12を示す。ECU12は、一例として車両10のナビゲーションシステムの制御を行うECUである。なお、ここではECU12がナビゲーションシステムの制御を行うECUである形態について説明するが、ECU12はナビゲーションシステムの制御を行うECU以外のECUであってもよい。また、制御装置120はECU12に含まれていてもよい。
アクチュエータ110は、通信ケーブル110Aを介して制御装置120に接続されており、制御装置120は通信ケーブル12Aを介してECU12に接続されている。アクチュエータ110の駆動制御は制御装置120によって行われる。
通信ケーブル110A及び12Aは、一例としてCAN(Controller Area Network)等の規格の通信ケーブルである。なお、アクチュエータ110及びECU12と、制御装置120との間の通信は、通信ケーブル110A及び12Aによる有線通信には限定されず、それらの一部又は全てが無線通信であってもよい。
制御装置120は、制御部121及びメモリ122を有する。制御装置120は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、入出力インターフェース、及び内部バス等を含むコンピュータによって実現される。制御部121は、制御装置120が実行するプログラムの機能(ファンクション)を機能ブロックとして示したものである。また、メモリ122は、制御装置120のメモリを機能的に表したものである。
制御部121は、ECU12からイベントが通知されると、メモリ122からイベントの種類に応じた振動パターンを読み出し、読み出した振動パターンの駆動信号をアクチュエータ110に出力する。これにより、アクチュエータ110は、発生イベントの種類に応じた振動パターンで駆動される。メモリ122は、制御部121が触覚提示装置100における触覚提示方法を実行するために利用するプログラムやデータ等を格納する。メモリ122には、イベントの種類に応じた振動パターンを表すデータ(後述する図10参照)が格納される。
<アクチュエータ110の構成及び動作>
以下では、図1及び図2に加えて図3を用いて説明する。図3は、図1のシート11のA-A矢視断面の構成の一例を示す図である。図3には、座部11Bの上に着座した利用者の臀部1を示すとともに、座部11Bの下にシート11のフレーム11Fを示す。座部11Bの座面と、臀部1との間には、隙間Gがある。隙間Gは、臀部1の左右両側に存在する。
以下では、図1及び図2に加えて図3を用いて説明する。図3は、図1のシート11のA-A矢視断面の構成の一例を示す図である。図3には、座部11Bの上に着座した利用者の臀部1を示すとともに、座部11Bの下にシート11のフレーム11Fを示す。座部11Bの座面と、臀部1との間には、隙間Gがある。隙間Gは、臀部1の左右両側に存在する。
アクチュエータ110は、図1に示すように、背もたれ部11A及び座部11Bに、それぞれ4個ずつ、2×2のマトリクス状の配置で設けられる。図3に示すように、座部11Bに設けられるアクチュエータ110は、座部11Bを上下方向に貫通する貫通孔11B1の内部で、クッション部材11B2の上に配置されている。すなわち、アクチュエータ110は、座部11Bに埋設されている。アクチュエータ110のうち、利用者に近接する部分(図3に示す座部11Bに設けられるアクチュエータ110では上端)は、シート生地11Dに覆われている。
図3に示すアクチュエータ110の上端は、座部11Bの座面に近いため、一対のアクチュエータ110の振動が互いに逆位相となるように駆動されても、一対のアクチュエータ110の各々の振動は、利用者の臀部1に伝わる。触覚提示装置100は、アクチュエータ110の振動によってシート11から発生する音が低減されるように、一対のアクチュエータ110の振動が互いに逆位相となるように駆動制御するが、シート11に着座する利用者に触覚を提示可能である。
なお、一対のアクチュエータ110の振動が同位相となるように駆動制御しても、一対のアクチュエータ110の各々の振動は利用者の臀部1に伝わるため、シート11に着座する利用者に触覚を提示することができる。また、ここでは、座部11Bのアクチュエータ110について説明したが、背もたれ部11Aのアクチュエータ110についても同様である。
アクチュエータ110は、制御装置120(図2参照)から出力される駆動信号によって駆動され、振動を発生する。アクチュエータ110を駆動することによって対象物としてのシート11が振動する。
アクチュエータ110は、図2に示すように振動体111と筐体112とを有してもよい。振動体111は、筐体112に覆われている。アクチュエータ110に駆動信号が供給されると、アクチュエータ110は、入力された駆動信号に基づいて、振動体111を振動させる。振動体111が振動すると、筐体112も振動する。アクチュエータ110の振動はシート11に伝わる。
アクチュエータ110は、駆動信号によって駆動されることで筐体112に対して振動体111を振動させる。また、アクチュエータ110は、一対のアクチュエータ110の振動が互いに逆位相となるように駆動制御することで、シート11から発生する音が全体として低減するものであればどのようなアクチュエータであってもよい。アクチュエータ110は、例えば、ボイスコイルモータ(VCM)、リニアアクチュエータ(共振タイプ・非共振タイプのいずれでもよい)、振動体としてのピエゾ素子を備えたピエゾアクチュエータ等であってもよい。筐体112は、振動体111を覆うケースであればどのような筐体であってもよいが、一例として樹脂製の箱型のケースである。アクチュエータ110は、筐体112がシート11に取り付けられることによって、シート11に固定されている。
ここで、アクチュエータ110の振動によってシート11から発生する音について説明する。アクチュエータ110が振動すると、アクチュエータ110のうち、利用者に近接する部分(図3に示すアクチュエータ110の上端)を覆うシート生地11Dも振動する。この場合、シート11の表面がスピーカの振動板として機能し、周囲の空気を振動させて音を発生させ得る。シート11から発生する音の周波数は、制御部121からアクチュエータ110に入力される駆動信号の周波数と一致する。シート11から生じる音は、シート11で固有振動が発生する場合に大きくなり得る。このように、シート11から生じる音は、アクチュエータ110の振動に伴って生じる音である。
<音圧分布のシミュレーション結果(パート1)>
図4A~図4Dは、アクチュエータ110を駆動制御したときにシート11から生じる音の音圧分布のシミュレーション結果(パート1)の一例を示す図である。図4Aには、アクチュエータ110に入力される駆動信号の周波数を50Hzに設定した場合のシミュレーション結果を示す。駆動信号の周波数が50Hzのとき、シート11から生じる音の周波数も50Hzであり、1気圧20℃の条件下での音速は約343.24m/秒なので、音波の波長は約6.8mである。図4Bには、駆動信号の周波数を100Hzに設定した場合のシミュレーション結果を示す。上記同様、駆動信号の周波数が100Hzのとき、音波の波長は約3.4mである。図4Cには、駆動信号の周波数を200Hzに設定した場合のシミュレーション結果を示す。上記同様、駆動信号の周波数が200Hzのとき、音波の波長は約1.7mである。図4Dには、駆動信号の周波数を400Hzに設定した場合のシミュレーション結果を示す。上記同様、駆動信号の周波数が400Hzのとき、音波の波長は約0.8mである。
図4A~図4Dは、アクチュエータ110を駆動制御したときにシート11から生じる音の音圧分布のシミュレーション結果(パート1)の一例を示す図である。図4Aには、アクチュエータ110に入力される駆動信号の周波数を50Hzに設定した場合のシミュレーション結果を示す。駆動信号の周波数が50Hzのとき、シート11から生じる音の周波数も50Hzであり、1気圧20℃の条件下での音速は約343.24m/秒なので、音波の波長は約6.8mである。図4Bには、駆動信号の周波数を100Hzに設定した場合のシミュレーション結果を示す。上記同様、駆動信号の周波数が100Hzのとき、音波の波長は約3.4mである。図4Cには、駆動信号の周波数を200Hzに設定した場合のシミュレーション結果を示す。上記同様、駆動信号の周波数が200Hzのとき、音波の波長は約1.7mである。図4Dには、駆動信号の周波数を400Hzに設定した場合のシミュレーション結果を示す。上記同様、駆動信号の周波数が400Hzのとき、音波の波長は約0.8mである。
人間の皮膚の感覚器が感知しやすい振動の周波数は、約50Hzから約500Hzである。このため、ここでは、駆動信号の周波数を50Hz、100Hz、200Hz、400Hzに設定した。なお、50Hz、100Hz、200Hz、400Hzの駆動信号の出力強度は、すべて同一である。
図4A~図4Dの最上段には、一対のアクチュエータ110を同位相の駆動信号で駆動した場合の音圧分布を示す。図4A~図4Dの中段には、一対のアクチュエータ110を互いに逆位相の駆動信号で駆動した場合の音圧分布を示す。図4A~図4Dの最下段では、横軸を時間、縦軸を音圧(Pa)として、一対のアクチュエータ110を駆動する駆動信号を同位相から逆位相に切り換えた場合の、後述するマイク20の位置における音圧の時間変化特性を示す。なお、図4A~図4Dの最上段と中段の音圧分布は、音圧の振幅が最大になるタイミングでの分布である。
また、図4A~図4Dの最上段と中段の音圧分布には、図3に示す座部11Bと臀部1のシミュレーションモデルと、音圧を測定したマイク20の位置を白丸で示す。マイク20の位置は、平面視における座部11Bの中心の1m上方であり、シート11に着座する利用者の耳の位置を想定したものである。なお、座部11Bの幅は、0.5mであり、一対のアクチュエータ110(図3参照)の間隔は、0.2mである。座部11Bの幅は、図4A~図4Bの最上段と中段における横方向であり、車両10の幅方向である。また、シミュレーションにおいて、音速は、1気圧20℃での音速である343.24m/秒に設定した。
また、図4A~図4Dの最上段と中段の音圧分布では、音圧が低い範囲から高い範囲を白から黒の間のグレーの濃淡(グラデーション)で段階的に示す。音圧が低い範囲は、音圧が負の値を取る範囲であり、音圧が高い範囲は、音圧が正の値を取る範囲である。音圧の中央値である0Paを含む音圧範囲は、音圧の絶対値が最も小さい範囲(以下、音圧最小範囲と称す)である。
図4Aは、0秒から約0.05秒まで同位相の駆動信号で一対のアクチュエータ110を駆動し、約0.05秒から約0.1秒までにわたって逆位相の駆動信号で一対のアクチュエータ110を駆動した結果を示す。図4Aに示すように、駆動信号が50Hzで同位相の場合には、約0.15Paの振幅で変動する音圧が得られ、逆位相に切り換えると、音圧が徐々に打ち消されて略0Paまで減衰することが確認できた。中段の図に示すように、マイク20の周囲の大部分のエリアが音圧最小範囲又は音圧最小範囲の隣り(一段上、又は、一段下)の音圧レベルの範囲になっており、音を低減できていることが分かった。また、臀部1の両側には、互いに逆位相の音波が分布していることを確認できた。
図4Bは、0秒から約0.025秒まで同位相の駆動信号で一対のアクチュエータ110を駆動し、約0.025秒から約0.05秒までにわたって逆位相の駆動信号で一対のアクチュエータ110を駆動した結果を示す。図4Bに示すように、駆動信号が100Hzで同位相の場合には、約0.17Paの振幅で変動する音圧が得られ、逆位相に切り換えると、音圧が徐々に打ち消されて音圧が略0Paまで減衰することが確認できた。中段の図に示すように、マイク20の周囲の大部分のエリアが音圧最小範囲又は音圧最小範囲の隣り(一段上、又は、一段下)の音圧レベルの範囲になっており、音を低減できていることが分かった。また、臀部1の両側には、互いに逆位相の音波が分布していることを確認できた。図4Aに示す50Hzの場合に比べて、音圧最小範囲又は音圧最小範囲の隣り(一段上、又は、一段下)の音圧レベルの範囲は少し小さくなり、逆位相に切り換えた後のマイク20の位置での音圧の振幅は少し大きく、音の打ち消し度合いが低下していることが確認できた。
図4Cは、0秒から約0.0125秒まで同位相の駆動信号で一対のアクチュエータ110を駆動し、約0.0125秒から0.025秒までにわたって逆位相の駆動信号で一対のアクチュエータ110を駆動した結果を示す。図4Cに示すように、駆動信号が200Hzで同位相の場合には、約0.3Paの振幅で変動する音圧が得られ、逆位相に切り換えると、音圧が徐々に打ち消されて約0.02Paまで減衰することが確認できた。中段の図に示すように、マイク20の周囲の大部分のエリアが音圧最小範囲又は音圧最小範囲の隣り(一段上、又は、一段下)の音圧レベルの範囲になっており、音を低減できていることが分かった。また、臀部1の両側には、互いに逆位相の音波が分布していることを確認できた。図4Bに示す100Hzの場合に比べて、音圧最小範囲又は音圧最小範囲の隣り(一段上、又は、一段下)の音圧レベルの範囲は小さくなっており、音圧最小範囲又は音圧最小範囲の隣りの音圧レベルの範囲よりも音圧の絶対値が大きい領域が分布している。また、図4Bに示す100Hzの場合に比べて、逆位相に切り換えた後の振幅は少し大きく、音の打ち消し度合いが低下していることが確認できた。
図4Dは、0秒から約0.00625秒まで同位相の駆動信号で一対のアクチュエータ110を駆動し、約0.00625秒から約0.012秒までにわたって逆位相の駆動信号で一対のアクチュエータ110を駆動した結果を示す。図4Dに示すように、駆動信号が400Hzで同位相の場合には、約0.8Pa程度の振幅で変動する音圧が得られ、逆位相に切り換えると、徐々に打ち消されて音圧が小さくなることが確認できた。中段の図に示すように、マイク20の周囲の大部分のエリアが音圧最小範囲又は音圧最小範囲の隣り(一段上、又は、一段下)の音圧レベルの範囲になっており、音を低減できていることが分かった。また、臀部1の両側には、互いに逆位相の音波が分布していることを確認できた。図4Cに示す200Hzの場合に比べて、音圧最小範囲又は音圧最小範囲の隣り(一段上、又は、一段下)の音圧レベルの範囲は小さくなっており、音圧の絶対値が大きい領域が全体的に分布している。また、図4Cに示す200Hzの場合に比べて、逆位相に切り換えた後の振幅は大きく、音の打ち消し度合いがさらに低下していることが確認できた。
音波は、周波数が高くなるほど指向性が強くなるため、400Hzの場合は、座部11Bと臀部1との隙間G(図3参照)から斜め上方に放射された音波が、臀部1の両側における、大きな逆位相の音波分布をもたらしたと考えられる。
以上のように、駆動信号の周波数が50Hz、100Hz、200Hz、400Hzの場合に、一対のアクチュエータ110を駆動する駆動信号の位相を同位相から逆位相に変化させると、音波を打ち消すことができることが分かった。このことは、上記のシミュレーションで検証した各周波数の間の領域である、50Hz超100Hz未満、100Hz超200Hz未満、200Hz超400Hz未満の周波数においても同様であり、駆動信号の周波数が50Hz~400Hzの場合に、一対のアクチュエータ110を駆動する駆動信号の位相を同位相から逆位相に変化させると、音波を打ち消すことができる。
また、駆動信号の周波数が200Hz以下の場合は、200Hzよりも高い場合に比べて、音波を打ち消す効果が大きいことが分かった。また、振動音を打ち消さずに出力させる場合には、一対のアクチュエータ110を同位相で駆動すると、1つのアクチュエータ110を駆動する場合の2倍の音圧が得られることも確認できた。
また、一対のアクチュエータ110は、同機種であることが好ましい。音の出力特性が略同一だからである。また、図4A~図4Dのシミュレーション結果は、シート11の座部11Bの左右に配置した一対のアクチュエータ110を駆動して得られたものである。シート11の構造は左右対称であるため、一対のアクチュエータ110を駆動する駆動信号の位相を逆位相にするだけで、良好な打ち消し効果が得られた。例えば、シート11の座部11Bの前後に配置する一対のアクチュエータ110を駆動する場合や、背もたれ部11Aの上下に配置する一対のアクチュエータ110を駆動する場合に、互いに逆位相にするだけでは良好な打ち消し効果が得られない場合には、駆動信号の出力を調整すればよい。
<音圧分布のシミュレーション結果(パート2)>
図5は、音圧分布のシミュレーション結果(パート2)を得るために用いたシミュレーションモデルの一例を示す図である。図5には、図3に示す座部11Bと臀部1のシミュレーションモデルと、音圧を測定した2つのマイク20A、20Bの位置を白丸で示す。マイク20Aの位置は、平面視における座部11Bの中心の1m上方であり、シート11に着座する利用者の耳の位置を想定したものである。マイク20Bは、シート11の幅方向においてマイク20Aから1mの位置にあり、助手席に着座する人の耳の位置を想定したものである。
図5は、音圧分布のシミュレーション結果(パート2)を得るために用いたシミュレーションモデルの一例を示す図である。図5には、図3に示す座部11Bと臀部1のシミュレーションモデルと、音圧を測定した2つのマイク20A、20Bの位置を白丸で示す。マイク20Aの位置は、平面視における座部11Bの中心の1m上方であり、シート11に着座する利用者の耳の位置を想定したものである。マイク20Bは、シート11の幅方向においてマイク20Aから1mの位置にあり、助手席に着座する人の耳の位置を想定したものである。
座部11Bの幅は、0.5mであり、一対のアクチュエータ110(図3参照)の間隔は、0.2mである。座部11Bの座面の高さは、0.06mである。また、シミュレーションを行った空間は、図5に示すように、座部11Bの下面から高さ1.2mで、幅方向は、座部11Bの中心から左方に0.5m、右方に1.5mの範囲の空間である。この空間は、座部11Bの中心から左方に0.5mの位置と、右方に1.5mの位置に壁があり、座部11Bの下面から高さ1.2mの位置に天井がある、左右両側の壁と天井とで囲まれた空間である。図5に示すシミュレーションモデルは、車両10の前方から後方を見た場合の配置を示し、運転席は車両10の右側に位置する。また、シミュレーションにおいて、音速は、1気圧20℃での音速である343.24m/秒に設定した。
このようなシミュレーションモデルにおいて、一対のアクチュエータ110(図3参照)を駆動する駆動信号の周波数を50Hz、100Hz、200Hz、400Hzに設定し、同位相と逆位相でシミュレーションを行った結果、図6A~図6Dに示す音圧分布を得た。
図6A~図6Dは、シミュレーション結果(パート2)の一例を示す図である。図6A~図6Dにおいて、一対のアクチュエータ110を同位相の駆動信号で駆動した場合のシート11から生じる音の音圧分布を左に示し、一対のアクチュエータ110を互いに逆位相の駆動信号で駆動した場合のシート11から生じる音の音圧分布を右に示す。図6A~図6Dでは、音圧が低い範囲から高い範囲を白から黒の間のグレーの濃淡(グラデーション)で段階的に示す。図6A~図6Dに示す音圧分布は、音圧の振幅が最大になるタイミングでの分布である。
図6Aに示すように、50Hzの駆動信号で同位相の場合には、座部11Bから離れるに従って音圧が低下する分布を示した。座部11Bの左側に壁があるため、座部11Bの右側よりも左側の方が音圧が高くなっている。助手席の人の耳の位置にあるマイク20Bの位置における音圧の絶対値は小さかった。また、逆位相の場合には、マイク20Bの位置において音圧は音圧最小範囲の隣り(一段上、又は、一段下)の音圧レベルの範囲であり、運転席側は助手席側よりも音圧の絶対値が少し高いが、打ち消し効果が十分に得られていることを確認できた。
図6Bに示すように、100Hzの駆動信号で同位相の場合には、座部11Bから離れるに従って音圧が低下する分布を示したが、50Hzの場合よりも音圧が高い範囲が広がった。助手席の人の耳の位置にあるマイク20Bの位置における音圧の絶対値は小さかった。また、逆位相の場合には、マイク20A及び20Bの位置は音圧最小範囲の隣り(一段上、又は、一段下)の音圧レベルの範囲内にあり、打ち消し効果が十分に得られていることを確認できた。
図6Cに示すように、200Hzの駆動信号で同位相の場合には、座部11Bから離れるに従って音圧が低下する分布を示したが、100Hzの場合よりも様々な音圧の範囲が分布するようになった。また、助手席の人の耳の位置にあるマイク20Bの位置においても音圧の絶対値が大きくなってきた。逆位相の場合には、マイク20A及び20Bの位置において、音圧は音圧最小範囲よりも音圧の絶対値が少し高いが、打ち消し効果が十分に得られていることを確認できた。
図6Dに示すように、400Hzの駆動信号で同位相の場合には、座部11Bから上方に向かって音圧が変化する分布が見られた。これは、周波数が高くなるほど指向性が強くなるため、上に向かって伝搬する音波が増えたためと考えられる。また、200Hzの場合よりも様々な音圧の範囲が分布するようになった。また、助手席の人の耳の位置にあるマイク20Bの位置においても音圧の絶対値が大きくなってきた。逆位相の場合には、マイク20Aの位置では、音圧の打ち消し効果が得られていることを確認できたが、400Hzでは音波の指向性が強いため、座部11Bと臀部1との隙間G(図3参照)からマイク20Bの方に向かって音波が伝搬していることが確認できた。隙間Gは、シート11の利用者の着座姿勢によって大きく変化するため、隙間Gの大きさや向きによって、助手席側における音圧レベルは変化しうることが分かった。
<音圧分布のシミュレーション結果(パート3)>
図7A~図7Dは、シミュレーション結果(パート3)の一例を示す図である。図7A~図7Dにおいて、一対のアクチュエータ110を同位相の駆動信号で駆動した場合の音圧分布を左に示し、一対のアクチュエータ110を互いに逆位相の駆動信号で駆動した場合の音圧分布を右に示す。図7A~図7Dに示す音圧分布は、音圧の振幅が最大になるタイミングでの分布である。
図7A~図7Dは、シミュレーション結果(パート3)の一例を示す図である。図7A~図7Dにおいて、一対のアクチュエータ110を同位相の駆動信号で駆動した場合の音圧分布を左に示し、一対のアクチュエータ110を互いに逆位相の駆動信号で駆動した場合の音圧分布を右に示す。図7A~図7Dに示す音圧分布は、音圧の振幅が最大になるタイミングでの分布である。
パート3のシミュレーションは、駆動信号の周波数が50Hz、100Hz、200Hz、400Hzのいずれの場合においても、同位相の場合のマイク20Aの周辺における音圧レベルが概ね同じレベルになるように、駆動信号の出力を設定した点がパート2のシミュレーションと異なる。
また、パート3のシミュレーション結果を示す図7A~図7Dでは、同位相の場合におけるマイク20Aの位置での音圧を70dBとして規格化した音圧の分布を示す。音圧が20dB~70dBの範囲を音圧が低い方から高い方にかけて、白から黒の間のグレーの濃淡(グラデーション)で段階的に示す。
図7A~図7Dの同位相の場合の音圧分布を比べると、400Hzの場合に、マイク20Aの位置における音圧が最も高くなった。周波数が高くなるほど指向性が強くなるため、上に向かって伝搬する音波が増えたためと考えられる。
また、図7A~図7Dの逆位相の場合の音圧分布を比べると、50Hzの場合にマイク20Bの位置における音圧が最も低く、400Hzの場合に音圧が最も高くなった。
図8Aは、パート3のシミュレーション結果におけるマイク20Aの位置における音圧の周波数特性を示す図である。図8Bは、パート3のシミュレーション結果におけるマイク20Bの位置における音圧の周波数特性を示す図である。図8A及び図8Bでは、同位相の駆動信号によって得られる音圧を70dBとして規格化して、逆位相の駆動信号によって得られる音圧の周波数特性を示す。
図8Aに示すように、運転手の耳の位置に相当するマイク20Aの位置では、逆位相の駆動信号で得られる音圧は、駆動信号の周波数を50Hz~500Hzの範囲で50Hzずつ変化させた場合に、50dB前後であった。このため、運転手の耳の位置での音圧は、50Hz~500Hzの全域にわたって低減されていることを確認できた。
また、図8Bに示すように、助手席の人の耳の位置に相当するマイク20Bでは、逆位相の駆動信号で得られる音圧は、駆動信号の周波数を50Hzから500Hzに向けて50Hzずつ高くして行くと、周波数の増大に従って音圧が増大した。逆位相の駆動信号による音圧の低減効果が認められたのは、50Hz~400Hzの範囲であり、450Hzでは同位相の場合と略等しい約70dBであり、500Hzでは約72dBであった。また、200Hz以下の場合に、10dB以上という有意な低減効果が得られた。助手席の人の耳の位置での音圧は、50Hz~400Hzでは低減されるが、周波数の増大に従って低減効果が弱まることを確認できた。
<一対のアクチュエータ110の選択の仕方と駆動方法>
図9A及び図9Bは、一対のアクチュエータ110の選択の仕方と駆動パターンを説明する図である。シート11は、運転席のシートであり、車両10の右側に位置する。このため、図示しない助手席は、図9A及び図9Bに示すシートの右側(車両10における左側)に位置する。
図9A及び図9Bは、一対のアクチュエータ110の選択の仕方と駆動パターンを説明する図である。シート11は、運転席のシートであり、車両10の右側に位置する。このため、図示しない助手席は、図9A及び図9Bに示すシートの右側(車両10における左側)に位置する。
図9Aに示すように、座部11Bの4つのアクチュエータ110のうちから一対(2つ)のアクチュエータ110を選択する際に、助手席側に位置する一対のアクチュエータ110を選択して、互いに逆位相の駆動信号で駆動して逆位相で振動させてもよい。図9Aにおいて、助手席側に位置する一対のアクチュエータ110に示す実線の三重の円弧と破線の三重の円弧とは、互いに逆位相で振動して逆位相の音波を出力していることを表す。
このような駆動方法にすれば、シート11の表面で発生する音を助手席側で打ち消すことができ、助手席の人に音が聞こえ難くすることができる。なお、背もたれ11Aの4つのアクチュエータ110のうちから一対(2つ)のアクチュエータ110を選択する際に、助手席側に位置する一対のアクチュエータ110を選択して、互いに逆位相の駆動信号で駆動してもよい。この場合にも同様の効果が得られる。
また、図9Bには、座部11BにX軸及びY軸を示す。X軸及びY軸は、座部11Bの座面に平行な平面内で直交する2本の軸である。X軸の延在方向であるX方向は、第1の方向の一例であり、Y軸の延在方向であるY方向は、第1の方向と交差する第2の方向の一例である。座部11Bの4つのアクチュエータ110は、X方向及びY方向のそれぞれに沿って2×2のマトリクス状に配置されている。
このような座部11Bの4つのアクチュエータ110を駆動する際に、4つのアクチュエータ110のうちのX方向及びY方向の各々において隣り合うアクチュエータ110同士の振動が互いに逆位相となるように駆動制御してもよい。図9Bにおいて、実線の三重の円弧と破線の三重の円弧とは、互いに逆位相で振動して逆位相の音波を出力していることを表す。X方向及びY方向の各々において隣り合うアクチュエータ110同士は、互いに振動が逆位相になる一対のアクチュエータ110である。
このように、X方向及びY方向の各々において隣り合うアクチュエータ110同士の振動が互いに逆位相になるように駆動すれば、シート11の周囲における音のキャンセル効果が非常に高くなる。
なお、背もたれ11Aの4つのアクチュエータ110についても、第1の方向及び第2の方向の各々において隣り合うアクチュエータ110同士の振動が互いに逆位相になるように駆動してもよい。この場合にも同様の効果が得られる。また、ここでは、2×2のマトリクス状に配置される4つのアクチュエータ110の駆動方法について説明したが、2×3又は3×2のマトリクス状に配置される6つのアクチュエータ110や、3×3のマトリクス状に配置される9つのアクチュエータ110や、さらに多くの数のマトリクス状に配置されるアクチュエータ110についても、第1の方向及び第2の方向の各々において隣り合うアクチュエータ110同士の振動が互いに逆位相になるように駆動してもよい。
<イベントに応じた振動パターンの使い分け方>
図10は、重要度と緊急度によるイベントの分類の一例を示す図である。図11A~図11Dは、振動パターンの一例を示す図である。図11A~図11Dにおいて、横軸は時間を表し、縦軸は駆動信号の振幅を表す。
図10は、重要度と緊急度によるイベントの分類の一例を示す図である。図11A~図11Dは、振動パターンの一例を示す図である。図11A~図11Dにおいて、横軸は時間を表し、縦軸は駆動信号の振幅を表す。
触覚提示装置100は、いずれか1つのアクチュエータ110を駆動して振動させることによって、又は、複数のアクチュエータ110を同位相の駆動信号で駆動して振動させることによって、シート11を振動させるとともに、シート11の表面から音を発生させることができる。このような振動と音で、運転者に情報を報知(通知)することができる。
また、触覚提示装置100は、いずれか2つの(一対の)アクチュエータ110を互いに逆位相の駆動信号で駆動して振動させることによって、シート11を振動させつつ、シート11の表面から発生する音を打ち消して全体として低減させることができる。この場合には、振動のみで運転者に情報を報知(通知)することができる。
すなわち、触覚提示装置100は、1又は複数のアクチュエータ110を駆動してシート11を振動させる際に、音の有無を選択することができる。例えば、運転者に報知(通知)する情報の重要度と緊急度とに応じて、音の有無を設定してもよい。ここでは、図10を用いて、同位相と逆位相の振動パターンの使い分け方の一例について説明する。
図10は、横軸と縦軸で4つの領域に分けられている。横軸は緊急度を表し、縦軸より右の右半分は緊急度が高く、縦軸より左の左半分は緊急度が低い。緊急度は、運転者に情報を早く知らせる必要があるかどうかの度合を表す。横軸方向において、右に行くほど緊急度が高く、左に行くほど緊急度が低い。
縦軸は、重要度を表し、横軸より上の上半分は重要度が高く、横軸より下の下半分は重要度が低い。重要度は、情報自体が重要であるかどうかの度合を表す。縦軸方向において、上に行くほど重要度が高く、下に行くほど重要度が低い。なお、横軸と縦軸が交差する点を原点と称す。
また、左上から右下にかけて原点を通って斜めに延在する破線(斜破線)は、一例として、音の有無を分ける境界である。斜破線よりも上側は、同位相の駆動信号で駆動して音を発生させる駆動方法を用いる領域であり、斜破線よりも下側は、逆位相の駆動信号で駆動して音を打ち消す駆動方法を用いる領域である。図10の右上の重要度が高く緊急度が高い領域の全体と、左上の重要度が高く緊急度が低い領域の半分と、右下の重要度が低く緊急度が高い領域の半分とが、同位相の駆動信号で駆動して音を発生させる駆動方法を用いる領域であり、残りは、逆位相の駆動信号で駆動して音を打ち消す駆動方法を用いる領域である。
図10の右上の重要度が高く緊急度が高い領域には、一例として、運転支援のうちの安全機能に関するイベントとして、運転者のシートベルト非装着、追突軽減ブレーキ、誤発進検知、歩行者・近接者検知、赤信号進入時警告、運転者の眠気検知、ブラインドスポット情報通知、アクセルペダルの踏み間違え検知(加速抑制制御)等がある。
シートベルト非装着は、助手席と後席を含んでもよい。また、追突軽減ブレーキには、ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)によるブレーキ制御の発動時も含まれる。誤発進検知は、前方又は後方に障害物や人が存在する状態でアクセルペダルを踏み込んで車両10が発進したことを運転者に通知するイベントである。歩行者・近接者検知は、車両10の周囲に歩行者や近接者が存在する場合に、存在を運転者に通知するイベントである。赤信号進入時警告は、車両10の進行方向において赤信号が検知され、かつ、停止せずに走行している場合に、その状態を運転者に通知するイベントである。運転者の眠気検知は、カメラで運転者の画像を取得し、運転者の目が閉じかけている状態を検知したときに、その状態を運転者に通知するイベントである。ブラインドスポット情報通知は、車載カメラ等で運転者に対する死角(ブラインドスポット)が検知されたときに、ブラインドスポットがあることを運転者に通知するイベントである。アクセルペダルの踏み間違え検知(加速抑制制御)は、前方又は後方に障害物や人が存在する状態でアクセルペダルを踏み込んだことを運転者に通知するイベントである。
また、イベント毎に異なる振動パターンでアクチュエータ110を振動させてもよい。例えば、誤発進検知の場合は、短い周期で振動を繰り返すことで、緊迫感を高める演出を行ってもよい。例えば、図11Aに示すように、CH(チャンネル)1、2用の2つの駆動信号で、50ms(ミリ秒)にわたって一対のアクチュエータ110を同位相で駆動にした後に50msにわたってアクチュエータ110を停止する動作を繰り返す振動パターンでシート11を振動させてもよい。誤発進検知以外のイベントについては、イベントの内容に応じて、振動パターンを設計すればよい。
これらのイベントは、安全に関するイベントのうち、緊急度が高いイベントであるため、ECU12からイベントの発生が通知されると、触覚提示装置100は、同位相の駆動信号でアクチュエータ110を駆動して振動と音を発生させる。すなわち、音ありで運転者に通知を行うことになる。
また、図10の左上には、一例として、運転者をサポートするイベントとして、自動運転から手動運転への切り替え検知、燃料残量減少通知、タイヤ空気圧減少通知がある。自動運転から手動運転への切り替え検知は、車両10に自動運転機能が搭載されている場合に、自動運転モードから、手動運転(自動運転機能を利用しないモード)に切り換えられたことを運転者に通知するイベントである。燃料残量減少通知は、燃料残量が所定値以下にまで減少したことを運転者に通知するイベントである。タイヤ空気圧減少通知は、タイヤの空気圧が所定値以下にまで減少したことを運転者に通知するイベントである。
重要度が高い自動運転から手動運転への切り替え検知は、音ありで運転者に通知を行い、重要度が比較的低い燃料残量減少通知とタイヤ空気圧減少通知は、音なしで運転者に通知を行う。車両10の室内には、ナビゲーションの音声案内や、車両10に搭載されている様々な機能の動作に伴う音の発報があるため、アクチュエータ110の振動に伴って音と発生させるのは、重要度が比較的高い場合に限るという趣旨から、重要度が比較的低い場合には、音なしで振動のみで通知を行うこととしている。
また、イベント毎に異なる振動パターンでアクチュエータ110を振動させてもよい。例えば、タイヤ空気圧減少通知の場合には、図11Bに示すCH1~CH4の4つの駆動信号を用いることができる。座部11Bの4つのアクチュエータ110(図9A及び図9B参照)について、右側の前後2つのアクチュエータ110にCH1、CH2の逆位相の駆動信号を入力し、左側の前後2つのアクチュエータ110に、CH3、CH4の逆位相の駆動信号を入力する。CH1、CH2の駆動信号と、CH3、CH4の駆動信号とは、ともに100Hzでオン/オフを繰り返す駆動信号であるが、オン/オフを繰り返す期間が互い違いになっている。このようなCH1~CH4の4つの駆動信号を用いれば、座部11Bの右側と左側とが100Hzで交互に振動するため、座部11Bが左右にぐらぐらしている感覚を表現できる。タイヤ空気圧減少通知以外のイベントについては、イベントの内容に応じて、振動パターンを設計すればよい。
また、図10の右下には、一例として、運転支援のうちの運転を補助する機能に関するイベントとして、一時停止線通知、レーン逸脱検知、法定速度超過通知、ハンズオフ注意喚起、先行車発進通知がある。一時停止線通知、レーン逸脱検知、法定速度超過通知は、ナビゲーションシステムと連動して行われる通知であり、それぞれ、前方に一時停止線があること、レーン(走行車線)を逸脱したこと、法定速度を超過したことを通知するイベントである。ハンズオフ注意喚起は、自動運転機能が車両10に搭載されている場合に、ステアリングホイールから両手を話したことが検知された場合に、注意喚起を行うイベントである。先行車発進通知は、車両10と、車両10の前にいる車両(先行車)が停止している状態から、先行車が発進したときに、先行車の発進を通知するイベントである。
これらのうち、一時停止線通知、レーン逸脱検知、法定速度超過通知は、緊急度が比較的高いため、音ありで運転者に通知を行う。また、ハンズオフ注意喚起、先行車発進通知は、緊急度が比較的低いため、音なしで運転者に通知を行う。車両10の室内では、様々な機能の動作に伴う音の発報があるため、アクチュエータ110の振動に伴って音と発生させるのは、緊急度が比較的高い場合に限るという趣旨から、緊急度が比較的低い場合には、音なしで振動のみで通知を行うこととしている。
また、イベント毎に異なる振動パターンでアクチュエータ110を振動させてもよい。例えば、先行車発進通知の場合には、背もたれ11Aの4つのアクチュエータ110(図9A及び図9B参照)のうちの一対のアクチュエータ110について、図11Cに示すように、100Hzでオン/オフを2つの期間(0秒から約0.25秒までの期間と、約0.5秒から約0.75秒までの期間)にわたって繰り返すCH1、CH2の駆動信号を逆位相で入力すればよい。CH1、CH2の駆動信号は、逆位相であるが、オン/オフを繰り返す期間が等しい。また、図11Cに示すように、オン/オフを繰り返す期間では、徐々に振幅が小さくなる。
このようなCH1、CH2の駆動信号を用いれば、背もたれ11Aの振動によって、運転者は背中が2回叩かれたような感覚になり、先行車に続いて発進するタイミングであることを振動のみで知覚できる。先行車発進通知以外のイベントについては、イベントの内容に応じて、振動パターンを設計すればよい。
また、図10の左下には、一例として、運転者に対する情報支援を行う機能に関するイベントとして、駐車支援通知、マッサージ、メール・TEL(電話)通知、合流地点注意喚起がある。駐車支援通知は、車両10を駐車スペースに駐車する際に障害物等を検知すると運転者に通知するイベントである。マッサージは、アクチュエータ110を駆動することによる振動を利用して運転者にマッサージを行うイベントである。メール・TEL(電話)通知は、電子メールの受信や電話の着信を運転者に通知するイベントである。合流地点注意喚起は、ナビゲーションシステムと連動して行われる通知であり、進行方向の前方に車線が合流する合流地点があることを運転者に通知するイベントである。
これらのイベントは、重要度が低く、かつ、緊急度も低いため、一対のアクチュエータ110を逆位相の駆動信号で駆動すればよい。車両10の室内では、様々な機能の動作に伴う音の発報があるため、重要度が低く、かつ、緊急度も低い場合には、音なしで振動のみによる通知で十分だからである。
また、イベント毎に異なる振動パターンでアクチュエータ110を振動させてもよい。例えば、メール・TEL通知の場合には、図11Dに示すCH1~CH4の4つの駆動信号を用いることができる。座部11Bの4つのアクチュエータ110(図9B参照)について、図9Bに示すように、4つのアクチュエータ110のうちのX方向及びY方向の各々において隣り合うアクチュエータ110同士の振動が逆位相となるように駆動制御すれば、音の発生を低減しつつ、座部11Bを振動させて運転者にメールの受信やTELの着信があったことを通知することができる。メール・TEL通知以外のイベントについては、イベントの内容に応じて、振動パターンを設計すればよい。
以上のような図10の要度と緊急度によるイベントの分類に含まれる各イベントの種類と、イベントの種類に応じた振動パターン(図11参照)とを関連付けたデータは、制御装置120のメモリ122に格納される。
なお、図10では、斜破線よりも上側のイベントについては同位相の駆動信号で駆動して音と振動を発生させる駆動方法を用い、斜破線よりも下側のイベントについては逆位相の駆動信号で駆動して音を打ち消して振動のみを発生させる駆動方法を用いる形態について説明した。しかしながら、同位相の駆動信号と逆位相の駆動信号とは、このような用い方に限られるものではなく、例えば、図10の右上の領域に含まれるイベントにのみ同位相の駆動信号を設定し、左上、右下、左下の領域に含まれるイベントには逆位相の駆動信号を設定してもよい。また、例えば、図10の右上、左上、右下の領域に含まれるイベントにのみ同位相の駆動信号を設定し、左下の領域に含まれるイベントには逆位相の駆動信号を設定してもよい。また、例えば、以上の説明で逆位相の駆動信号を設定したイベントについて、アクチュエータ110の駆動時間が所定時間以上になったときに同位相の駆動信号に切り替えて駆動してもよい。また、これとは逆に、以上の説明で同位相の駆動信号を設定したイベントについて、アクチュエータ110の駆動時間が所定時間以上になったときに逆位相の駆動信号に切り替えて駆動してもよい。
<フローチャート>
図12は、制御部121が実行する処理の一例を示すフローチャートである。実施形態の触覚提示方法は、触覚提示装置100において図12の処理によって実現される。
図12は、制御部121が実行する処理の一例を示すフローチャートである。実施形態の触覚提示方法は、触覚提示装置100において図12の処理によって実現される。
制御部121は、ECU12からイベントが通知されたかどうかを判定する(ステップS1)。制御部121は、イベントが通知されていない(S1:NO)と判定すると、ECU12からイベントが通知されるまでステップS1の処理を繰り返し実行する。
制御部121は、ステップS1においてイベントが通知された(S1:YES)と判定すると、メモリ122からイベントの種類に応じた振動パターンのデータを読み出す(ステップS2)。
制御部121は、読み出した振動パターンのデータを用いて駆動信号を生成し、生成した駆動信号をアクチュエータ110に出力する(ステップS3)。この結果、シート11に着座している運転者に触覚が提示される。
ステップS3の処理により、例えば、一対のアクチュエータ110が逆位相の駆動信号で駆動される場合、一対のアクチュエータ110が同位相の駆動信号で駆動される場合、又は、いずれか1つのアクチュエータ110が駆動信号で駆動される場合等がある。すなわち、制御部121は、発生イベントに応じて、一対のアクチュエータ110の振動が互いに逆位相となるように駆動制御するか、同位相となるように駆動制御するか、切り替え可能である。
制御部121は、一連の処理を終了するかどうかを判定する(ステップS4)。終了するのは、例えば、車両10のイグニッションスイッチがオフにされた場合である。
制御部121は、一連の処理を終了しない(S4:NO)と判定すると、フローをステップS1にリターンさせる。ステップS1から処理を続行するためである。一方、制御部121は、一連の処理を終了する(S4:YES)と判定すると、一連の処理を終了する(エンド)。
<効果>
以上のように、制御部121は、複数のアクチュエータ110のうちの一対のアクチュエータ110の振動が互いに逆位相となるように駆動制御する。一対のアクチュエータ110の振動によってシート11の表面から発生する音は、互いに打ち消し合って全体として低減する。
以上のように、制御部121は、複数のアクチュエータ110のうちの一対のアクチュエータ110の振動が互いに逆位相となるように駆動制御する。一対のアクチュエータ110の振動によってシート11の表面から発生する音は、互いに打ち消し合って全体として低減する。
したがって、アクチュエータ110が取り付けられるシート11等の対象物の振動によって発生する音を低減可能な触覚提示装置100、シートシステム200、及び触覚提示方法を提供することができる。
また、制御部121は、発生イベントに応じて選択された駆動周波数で複数のアクチュエータ110を駆動制御し、駆動周波数は、50Hz以上400Hz以下である。50Hz以上400Hz以下の範囲であれば、例えば図8A及び図8Bに示したように、逆位相の駆動信号で一対のアクチュエータ110を駆動した場合に、運転席及び助手席の両方で効果的に音を低減することができる。このため、シート11の振動による音が運転者及び助手席の人に感知され難く、運転者に振動で情報を報知(通知)することができる。
また、制御部121は、一対のアクチュエータ110の振動が互いに逆位相となるように、かつ、振動によってシート11等の対象物の表面から発生する音が打ち消し合うように駆動制御する。振動によってシート11等の対象物の表面から発生する音が打ち消し合って全体として低減するため、振動のみで運転者に振動で情報を報知(通知)することができる。
対象物は利用者が着座するシート11であり、複数のアクチュエータ110は、シート11に埋設されている。このため、アクチュエータ110がシート11の表面に表出せず、シート11の意匠性を保ちつつ、振動で運転者に振動で情報を報知(通知)可能である。
また、複数のアクチュエータ110は、シート11内で第1の方向及び第1の方向と交差する第2の方向のそれぞれに沿ってマトリクス状に配置され、制御部121は、複数のアクチュエータ110のうちの第1の方向及び第2の方向の各々において隣り合うアクチュエータ110同士の振動が逆位相となるように駆動制御する。このため、シート11の周囲における音のキャンセル効果が非常に高くなる。
また、制御部121は、発生イベントに応じて、一対のアクチュエータ110の振動が互いに逆位相となるように駆動制御するか、同位相となるように駆動制御するか、切り替え可能である。逆位相で振動させれば、シート11が発生する音は打ち消し合って全体として低減するため、振動のみで情報を報知することができる。また、同位相で振動させれば、シート11が発生する音は打ち消し合わないため、振動と音で情報を報知することができる。このため、発生イベントの種類に応じて、音を出す場合と、音を出さない場合とを切り換えることができる。車両10の車室内には、ナビゲーションの音声案内や、車両10に搭載されている様々な機能の動作に伴う音の発報があるため、音の有無を切替可能であることで、発生イベントに応じて適切な情報伝達が可能になる。
以上、本開示の例示的な実施形態の触覚提示装置、シートシステム、及び触覚提示方法について説明したが、本開示は、具体的に開示された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
1 臀部
10 車両
11 シート(対象物の一例)
11A 背もたれ部
11B 座部
100 触覚提示装置
110 アクチュエータ(振動デバイスの一例)
120 制御装置
121 制御部
122 メモリ
200 シートシステム
10 車両
11 シート(対象物の一例)
11A 背もたれ部
11B 座部
100 触覚提示装置
110 アクチュエータ(振動デバイスの一例)
120 制御装置
121 制御部
122 メモリ
200 シートシステム
Claims (8)
- 対象物の利用者に触覚を提示する触覚提示装置であって、
前記対象物に取り付けられた複数の振動デバイスと、
前記複数の振動デバイスのうち少なくとも1つを駆動制御して振動を発生させることで前記利用者に触覚を提示可能な制御部と、
を備え、
前記複数の振動デバイスのうち少なくとも1つの駆動によって前記対象物の表面から音が発生し、
前記制御部は、前記複数の振動デバイスのうちの一対の振動デバイスの振動が互いに逆位相となるように駆動制御する、触覚提示装置。 - 前記制御部は、発生イベントに応じて選択された駆動周波数で前記複数の振動デバイスを駆動制御し、
前記駆動周波数は、50Hz以上400Hz以下である、請求項1に記載の触覚提示装置。 - 前記制御部は、前記一対の振動デバイスの振動が互いに逆位相となるように、かつ、前記振動によって前記対象物の表面から発生する音が打ち消し合うように駆動制御する、請求項1又は2に記載の触覚提示装置。
- 前記対象物は前記利用者が着座するシートであり、
前記複数の振動デバイスは、前記シートに埋設されている、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の触覚提示装置。 - 前記複数の振動デバイスは、前記シート内で第1の方向及び前記第1の方向と交差する第2の方向のそれぞれに沿ってマトリクス状に配置され、
前記制御部は、前記複数の振動デバイスのうちの前記第1の方向及び前記第2の方向の各々において隣り合う振動デバイス同士の振動が逆位相となるように駆動制御する、請求項4に記載の触覚提示装置。 - 前記制御部は、発生イベントに応じて、前記一対の振動デバイスの振動が互いに逆位相となるように駆動制御するか、同位相となるように駆動制御するか、切り替え可能である、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の触覚提示装置。
- シートと、
前記シートの利用者に触覚を提示する触覚提示装置と
を備えるシートシステムであって、
前記触覚提示装置は、
前記シートに取り付けられた複数の振動デバイスと、
前記複数の振動デバイスのうち少なくとも1つを駆動制御して振動を発生させることで前記利用者に触覚を提示可能な制御部と、
を備え、
前記複数の振動デバイスのうち少なくとも1つの駆動によって前記シートの表面から音が発生し、
前記制御部は、前記複数の振動デバイスのうちの一対の振動デバイスの振動が互いに逆位相となるように駆動制御する、シートシステム。 - 対象物の利用者に触覚を提示する触覚提示方法であって、
前記対象物に取り付けられた複数の振動デバイスのうち少なくとも1つを駆動制御して振動を発生させることで前記利用者に触覚を提示可能であり、かつ、前記複数の振動デバイスのうち少なくとも1つの駆動によって前記対象物の表面から音が発生し、
前記複数の振動デバイスのうちの一対の振動デバイスの振動が互いに逆位相となるように駆動制御するステップ
を備える、触覚提示方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2022034694A JP2025068140A (ja) | 2022-03-07 | 2022-03-07 | 触覚提示装置、シートシステム、及び触覚提示方法 |
| PCT/JP2022/046775 WO2023171078A1 (ja) | 2022-03-07 | 2022-12-20 | 触覚提示装置、シートシステム、及び触覚提示方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2022034694A JP2025068140A (ja) | 2022-03-07 | 2022-03-07 | 触覚提示装置、シートシステム、及び触覚提示方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2025068140A true JP2025068140A (ja) | 2025-04-25 |
Family
ID=87936571
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2022034694A Pending JP2025068140A (ja) | 2022-03-07 | 2022-03-07 | 触覚提示装置、シートシステム、及び触覚提示方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2025068140A (ja) |
| WO (1) | WO2023171078A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
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| JP2026010986A (ja) * | 2024-07-10 | 2026-01-23 | ミネベアミツミ株式会社 | シート装置 |
Family Cites Families (3)
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-
2022
- 2022-03-07 JP JP2022034694A patent/JP2025068140A/ja active Pending
- 2022-12-20 WO PCT/JP2022/046775 patent/WO2023171078A1/ja not_active Ceased
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| WO2023171078A1 (ja) | 2023-09-14 |
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