JP2024119274A - 鞍乗型車両 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ヒンジにより車体に回転可能に支持されたシートを備える鞍乗型車両に関する。
従来から、車体に支持されたシートと、シートを車体に回転可能に連結するヒンジとを備えた鞍乗型車両が知られている。例えば、実公昭61-14946公報には、ヒンジにより車体に回転可能に支持されたシートを備える自動二輪車が開示されている。
自動二輪車の走行中、シートにはエンジンの振動が伝わる。車体からシートに伝わる振動を低減するために、車体とシートとの間に弾性部材が設けられる。実公昭61-14946公報に開示された自動二輪車では、シートと車体との間に、上下から圧縮される弾性部材が配置されている。弾性部材はシートと車体との間に挟まれている。
上記自動二輪車では、弾性部材がシートおよび車体に上下から挟まれているので、この弾性部材によって、車体からシートに伝わる上下方向の振動が抑制される。しかし、車体からシートに伝わる振動は、上下方向の振動に限らず、前後方向の振動が含まれる。上記自動二輪車では、前後方向の振動を十分に抑制することができない。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ヒンジにより車体に回転可能に連結されたシートを備え、車体からシートに伝わる上下方向および前後方向の振動を抑制することができる鞍乗型車両を提供することである。
ここに開示される鞍乗型車両は、車体と、前記車体に支持されるシートと、前記シートと前記車体とを連結するヒンジと、を備える。前記ヒンジは、前記車体および前記シートの一方に固定され、左右方向に延びるピンと、前記車体および前記シートの他方に固定され、前記ピンが挿入され、前記ピンに対して相対回転可能な円筒状の外筒部材と、前記外筒部材に挿入されかつ前記ピンが挿入された弾性体からなる円筒状のダンパーと、を有している。なお、ここで言う「固定」には、直接的に固定されている場合と、他の部材を介して間接的に固定されている場合との両方が含まれる。
上記鞍乗型車両によれば、車体およびシートの一方に固定されたピンと、車体およびシートの他方に固定された円筒状の外筒部材との間に、円筒状のダンパーが介在している。ダンパーにはピンが挿入されているので、ダンパーはピンの周囲を覆っている。また、ダンパーは外筒部材に挿入されているので、外筒部材はダンパーの周囲を覆っている。ダンパーの一部は、ピンおよび外筒部材に上下から挟まれ、ダンパーの他の一部は、ピンおよび外筒部材に前後から挟まれている。よって、車体からシートに伝わる上下方向および前後方向の振動がダンパーによって抑制される。上記鞍乗型車両によれば、車体からシートに伝わる上下方向および前後方向の振動を抑制することができる。
前記外筒部材の中心軸線が左右方向に延びていてもよい。
前記外筒部材の内側に前記ピンが通っていてもよい。
前記ダンパーの中心軸線が左右方向に延びていてもよい。
前記外筒部材の内側に前記ダンパーが通っており、前記ダンパーの内側に前記ピンが通っていてもよい。
前記ダンパーは外周面を有し、前記外周面に左右方向に延びる複数の溝が形成されていてもよい。
このことにより、ダンパーを外筒部材に挿入するときに、ダンパーが変形しやすくなる。ダンパーを外筒部材に比較的容易に挿入することができるので、ヒンジの組立が容易となる。また、ダンパーの振動吸収性能が向上するので、車体からシートに伝わる振動をより効果的に抑制することができる。
前記溝の本数は特に限定されないが、溝の本数が少ないと、外筒部材にダンパーを挿入する作業が容易でなくなる傾向があり、溝の本数が多いと、車体がダンパーを介してピンを安定して支持しにくくなる傾向がある。そこで、前記溝の本数は6~10本であってもよい。
前記溝は前記外周面の周方向に均等に配置されていてもよい。
このことにより、外筒部材にダンパーを挿入する作業が容易となる。
前記ダンパーは、円筒状の第1ダンパーと、前記第1ダンパーの右方に配置された円筒状の第2ダンパーと、を有していてもよい。
このことにより、外筒部材にダンパーを挿入する作業が容易となる。例えば、外筒部材の左方から第1ダンパーを挿入し、外筒部材の右方から第2ダンパーを挿入することにより、外筒部材の内側にダンパーを容易に挿入することができる。ヒンジの組立が更に容易となる。
前記第1ダンパーと前記第2ダンパーとの間に隙間が設けられていてもよい。
このことにより、外筒部材、第1ダンパー、または第2ダンパーに左右方向の寸法誤差があったとしても、外筒部材の内側に第1ダンパーおよび第2ダンパーを容易に配置することができる。よって、ヒンジの組立が容易となる。
前記第1ダンパーは、第1円筒部と、前記第1円筒部の左端から径方向の外方に延びる第1フランジ部と、を有していてもよい。前記第2ダンパーは、第2円筒部と、前記第2円筒部の右端から径方向の外方に延びる第2フランジ部と、を有していてもよい。
このことにより、第1ダンパーを外筒部材の左方から挿入し、第1フランジ部を外筒部材の左端に突き当てることにより、第1ダンパーを位置決めすることができる。同様に、第2ダンパーを外筒部材の右方から挿入し、第2フランジ部を外筒部材の右端に突き当てることにより、第2ダンパーを位置決めすることができる。よって、ヒンジの組立が更に容易となる。
前記鞍乗型車両は、前記ダンパーに挿入されかつ前記ピンが挿入された内筒部材を備えていてもよい。前記ピンおよび前記内筒部材の一方は、前記ピンおよび前記内筒部材の他方を回転可能に支持していてもよい。
このことにより、ダンパーとピンとの間に内筒部材が介在することにより、ピンおよび外筒部材の一方を他方に対して安定して回転可能に支持することができる。よって、シートを車体に安定して回転可能に支持することができる。
前記鞍乗型車両は、前記ピンと前記外筒部材とが相対的に回転することにより、前記ピンを回転軸として前記シートが前記車体に対して回転するように構成されていてもよい。
前記ダンパーは、硬度が30~60度のゴムからなっていてもよい。
このことにより、車体からシートに伝わる振動を良好に抑制できると共に、シートを車体に安定して支持することができる。
前記ダンパーの内径は7~12mmであってもよい。前記ダンパーの外径は15~24mmであってもよい。
前記ダンパーは内周面を有し、前記内周面に左右方向に延びる複数の溝が形成されていてもよい。
このことにより、ダンパーの振動吸収性能が向上するので、車体からシートに伝わる振動をより効果的に抑制することができる。
本発明によれば、ヒンジにより車体に回転可能に連結されたシートを備えた鞍乗型車両において、車体からシートに伝わる上下方向および前後方向の振動を抑制することができる。
以下、図面を参照しながら、鞍乗型車両の実施形態について説明する。図1は、鞍乗型車両の一例である自動二輪車1の側面図である。
以下の説明では特に断らない限り、前、後、左、右、上、下とは、乗員が乗車せずかつ荷物が載せられていない自動二輪車1が水平面上に直立した状態で停止している場合に、シート20に着座した仮想的な乗員から見た前、後、左、右、上、下をそれぞれ意味するものとする。図中のF、Rr、L、R、U、Dは、それぞれ前、後、左、右、上、下を表す。
自動二輪車1は、車体10と、走行用の駆動源である内燃機関(以下、エンジンという)14と、前輪16と、後輪18と、ステアリングハンドル12と、車体10に支持されるシート20とを備えている。
車体10は前輪16および後輪18に支持されている。ステアリングハンドル12は、ステアリング軸(図示せず)およびフロントフォーク7を介して前輪16に接続されている。ステアリングハンドル12を左右に回転させることにより、前輪の向きを左右に変更することができる。エンジン14は車体10に支持されている。後輪18はエンジン14に動力伝達可能に連結されている。後輪18は駆動輪であり、エンジン14の駆動力によって回転する。
シート20は、ステアリングハンドル12の後方に配置されている。シート20は、エンジン14の上方に配置されている。
図2および図3に示すように、自動二輪車1は、シート20と車体10とを連結するヒンジ30を備えている。シート20は、ヒンジ30により、車体10に対して上下に回転可能に連結されている。ヒンジ30はシート20の前端部に設けられている。本実施形態では、シート20の下方に燃料タンク11が配置されている。シート20は、ヒンジ30により、乗員が座る水平位置(図2参照)と、燃料タンク11の上方を開放する鉛直位置(図3参照)とに位置変更可能に構成されている。
図2に示すように、シート20の前端部は、ヒンジ30を介して車体10に支持されている。シート20の後部には、車体10に支持される被支持部28が設けられている。なお、シート20の前部、後部とは、それぞれシート20の前後方向の中間位置よりも前方、後方の部分を言う。本実施形態では、シート20の前部および後部が車体10に支持されている。
次に、ヒンジ30の詳細について説明する。図4はヒンジ30およびその周りの構造についての正面図である。図5はヒンジ30の側面図である。図6はヒンジ30に関する図4のVI-VI線断面図である。図7はヒンジ30に関する図5のVII-VII線断面図である。
図6に示すように、シート20の底板21には、ボルト22Aおよびナット22Bにより、連結部材23が固定されている。連結部材23は、円筒状の外筒部材23Aと、アーム部材23Bと、締結部材23Cとを有している。図4に示すように、外筒部材23Aの中心軸線は左右方向に延びている。シート20が水平位置にあるときに、アーム部材23Bは外筒部材23Aから上方に延びている。締結部材23Cには、ボルト22Aが挿通される孔(図示せず)が形成されている。ここでは、外筒部材23Aとアーム部材23Bと締結部材23Cとは一体物である。連結部材23は、鉄、ステンレス、アルミニウム等の金属からなっている。ただし、外筒部材23A、アーム部材23B、および締結部材23Cは互いに別体であってもよい。連結部材23の材料は特に限定されない。
図7に示すように、外筒部材23Aの内側には、弾性体からなる円筒状のダンパー33が挿入されている。外筒部材23Aの内側にダンパー33が通っている。ダンパー33の中心軸線は左右方向に延びている。ダンパー33は単一の物品であってもよいが、本実施形態では、ダンパー33は円筒状の2つのダンパー、すなわち第1ダンパー31および第2ダンパー32によって構成されている。図8は、第1ダンパー31の斜視図である。
第1ダンパー31は、第1円筒部31aと、第1円筒部31aの左端から径方向の外方に延びる第1フランジ部31bとを有している。第1フランジ部31bの外径は第1円筒部31aの外径よりも大きい。第1円筒部31aの外周面には、第1円筒部31aの軸線方向に延びる複数の溝33sが形成されている。本実施形態では、第1ダンパー31の軸線方向は左右方向と一致するので、溝33sは左右方向に延びている。本実施形態では、溝33sの断面形状は半円状に形成されている(図6参照)。ただし、溝33sの断面形状は特に限定されず、例えば、三角形状であってもよく、四角形状であってもよい。本実施形態では、全ての溝33sの形状が同一であるが、いずれか一の溝33sの形状が他の一の溝33sの形状と相違していてもよい。溝33sの本数は特に限定されないが、例えば6~10本である。本実施形態では、第1円筒部31aに8本の溝33sが形成されている。8本の溝33sは、第1円筒部31aの外周面の周方向に均等に配置されている。溝33sは、第1円筒部31aの軸線周りに45度毎に配置されている。
ダンパー33は振動を吸収し得る弾性体であればよく、その材料は特に限定されない。本実施形態では、第1ダンパー31は硬度が30~60度のゴムからなっている。ダンパー33の寸法は特に限定されない。ダンパー33の内径は例えば7~12mmであり、ダンパー33の外径は例えば15~24mmである。なお、ダンパー33の外径とは、フランジ部を除いた部分の外径を言う。ここでは、第1円筒部31aの内径は例えば7~12mmであり、第1円筒部31aの外径は例えば15~24mmである。
第1ダンパー31および第2ダンパー32の形状、材料、または寸法は互いに異なっていてもよいが、本実施形態では同一である。そのため、第2ダンパー32の詳細な説明は省略する。図7に示すように、第1ダンパー31と第2ダンパー32とは、互いに左右対称に配置されている。第1ダンパー31は外筒部材23Aの左側部分に挿入され、第2ダンパー32は外筒部材23Aの右側部分に挿入されている。第2ダンパー32は第1ダンパー31の右方に配置されている。第2ダンパー32は、第2円筒部32aと、第2円筒部32aの右端から径方向の外方に延びる第2フランジ部32bとを有している。第2円筒部32aの外周面には、左右方向に延びる複数の溝33sが形成されている。第2円筒部32aの外周面には、8本の溝33sが周方向に均等に配置されている(図6参照)。
図7に示すように、第1ダンパー31は外筒部材23Aに左方から挿入され、第2ダンパー32は外筒部材23Aに右方から挿入されている。第1ダンパー31の第1フランジ部31bが外筒部材23Aの左端に当接することにより、第1ダンパー31が外筒部材23Aに対して位置決めされている。同様に、第2ダンパー32の第2フランジ部32bが外筒部材23Aの右端に当接することにより、第2ダンパー32が外筒部材23Aに対して位置決めされている。第1フランジ部31bが外筒部材23Aの左端に当接し、かつ、第2フランジ部32bが外筒部材23Aの右端に当接した状態において、第1ダンパー31と第2ダンパー32とは互いに離反しており、第1ダンパー31と第2ダンパー32との間に隙間35が形成されている。
図7に示すように、ダンパー33の内側には、円筒状の内筒部材40が挿入されている。内筒部材40は左右方向に延びている。内筒部材40は外筒部材23Aの内側に配置されており、外筒部材23Aと内筒部材40との間にダンパー33が介在している。内筒部材40の材料は特に限定されないが、本実施形態では、鉄、ステンレス、アルミニウム等の金属からなっている。
内筒部材40の内側には、左右方向に延びるピン50が挿入されている。ピン50は内筒部材40の内側を通っている。内筒部材40は外筒部材23Aの内側に配置されているので、ピン50は外筒部材23Aの内側を通っている。また、内筒部材40はダンパー33に挿入されているので、ピン50はダンパー33の内側に配置されている。ピン50はダンパー33に挿入されている。ダンパー33の内側にピン50が通っている。ピン50は円筒状であってもよいが、本実施形態では円柱状に形成されている。ピン50の材料は特に限定されないが、本実施形態では、鉄、ステンレス、アルミニウム等の金属からなっている。
図5に示すように、車体10は支持ブラケット13を有している。図7に示すように、ピン50は支持ブラケット13に嵌め込まれており、支持ブラケット13に固定されている。ピン50は、内筒部材40を回転可能に支持している。内筒部材40とダンパー33と外筒部材23Aとは、一体となってピン50に対して回転可能である。ピン50は、内筒部材40、ダンパー33、および外筒部材23Aを回転可能に支持している。外筒部材23Aはピン50に対して回転可能である。
自動二輪車1は、ピン50と外筒部材23Aとが相対的に回転することにより、ピン50を回転軸としてシート20が車体10に対して回転するように構成されている。本実施形態では、シート20に固定された連結部材23の外筒部材23Aが、車体10の支持ブラケット13に固定されたピン50に対して回転する。これにより、シート20は水平位置(図2参照)と鉛直位置(図3参照)との間で上下に回転する。
以上のように、本実施形態に係る自動二輪車1によれば、車体10に固定されたピン50と、シート20に固定された外筒部材23Aとの間に、円筒状のダンパー33が配置されている。ダンパー33にはピン50が挿入されているので、ダンパー33はピン50の周囲を覆っている。また、ダンパー33は外筒部材23Aに挿入されているので、外筒部材23Aはダンパー33の周囲を覆っている。ダンパー33の一部は、ピン50および外筒部材23Aに上下から挟まれ、ダンパー33の他の一部は、ピン50および外筒部材23Aに前後から挟まれている。よって、車体10からシート20に伝わる上下方向の振動および前後方向の振動の両方が、ダンパー33によって抑制される。本実施形態に係る自動二輪車1によれば、車体10からシート20に伝わる上下方向および前後方向の振動を抑制することができる。
本実施形態によれば、ダンパー33の外周面に、左右方向に延びる複数の溝33sが形成されている(図8参照)。そのため、ダンパー33を外筒部材23Aに挿入するときに、ダンパー33が変形しやすくなる。ダンパー33を外筒部材23Aに比較的容易に挿入することができるので、ヒンジ30の組立が容易となる。また、ダンパー33の振動吸収性能が向上するので、車体10からシート20に伝わる振動をより効果的に抑制することができる。
本実施形態によれば、溝33sの本数は6~10本である。溝33sは、ダンパー33の外周面の周方向に均等に配置されている。このことにより、ダンパー33は比較的容易に変形するので、外筒部材23Aにダンパー33を挿入する作業が容易となる。また、車体10からシート20に伝わる振動をより効果的に抑制することができる。
本実施形態によれば、ダンパー33は、第1ダンパー31と第2ダンパー32とを有している(図7参照)。外筒部材23Aの左方から第1ダンパー31を挿入し、外筒部材23Aの右方から第2ダンパー32を挿入することにより、外筒部材23Aの内側にダンパー33を容易に挿入することができる。よって、ヒンジ30の組立が更に容易となる。
本実施形態によれば、第1ダンパー31と第2ダンパー32との間に隙間35が設けられている。外筒部材23A、第1ダンパー31、または第2ダンパー32に左右方向の寸法誤差があったとしても、外筒部材23Aの内側に第1ダンパー31および第2ダンパー32を容易に配置することができる。例えば、第1ダンパー31の左右方向長さが設計値よりも若干長くても、上記隙間35が小さくなるだけであり、外筒部材23Aの内側に第1ダンパー31および第2ダンパー32を容易に配置することができる。よって、ヒンジ30の組立が容易となる。
本実施形態によれば、第1ダンパー31は第1円筒部31aおよび第1フランジ部31bを有し、第2ダンパー32は第2円筒部32aおよび第2フランジ部32bを有している。第1ダンパー31を外筒部材23Aの左方から挿入し、第1フランジ部31bを外筒部材23Aの左端に突き当てることにより、第1ダンパー31を位置決めすることができる。同様に、第2ダンパー32を外筒部材23Aの右方から挿入し、第2フランジ部32bを外筒部材23Aの右端に突き当てることにより、第2ダンパー32を位置決めすることができる。よって、ヒンジ30の組立が更に容易となる。
本実施形態によれば、ヒンジ30は、ダンパー33に挿入されかつピン50が挿入された内筒部材40を備えている。ピン50は内筒部材40を回転可能に支持している。このように、ダンパー33とピン50との間に内筒部材40が介在することにより、ピン50によって外筒部材23Aを安定して回転可能に支持することができる。よって、シート20を車体10に安定して回転可能に支持することができる。
本実施形態によれば、ダンパー33は硬度が30~60度のゴムからなっている。ダンパー33は適度な硬度を有している。よって、車体10からシート20に伝わる振動を良好に抑制できると共に、シート20を車体10に安定して支持することができる。
以上、鞍乗型車両の一実施形態について説明したが、前記実施形態は一例に過ぎず、他にも様々な実施形態が可能である。以下、他の実施形態の例について簡単に説明する。
前記実施形態では、ダンパー33(第1ダンパー31および第2ダンパー32)の内周面は平滑面であるが、図9に示すように、ダンパー33の内周面に、左右方向に延びる溝33tが形成されていてもよい。これにより、ダンパー33の振動吸収性能を更に向上させることができる。よって、車体10からシート20に伝わる振動を効果的に抑制することができる。
前記実施形態では、ヒンジ30の外筒部材23Aがシート20に固定され、ピン50が車体10に固定されている。しかし、外筒部材23Aが車体10に固定され、ピン50がシート20に固定されていてもよい。この場合、ピン50が外筒部材23Aに対して回転することにより、シート20は水平位置と鉛直位置との間で上下に回転することとなる。
前記実施形態では、ヒンジ30はシート20の前端部に接続されており、シート20は水平位置から鉛直位置に移動する際に前方かつ上方に回転するように構成されている。しかし、ヒンジ30の位置はシート20の前端部に限定されない。例えば、ヒンジ30がシート20の後端部に接続され、シート20は水平位置から鉛直位置に移動する際に後方かつ上方に回転するように構成されていてもよい。
前記実施形態では、ダンパー33の外周面に複数の溝33sが周方向に均等に形成されている。ただし、溝33sは必ずしも周方向に均等に形成されていなくてもよい。
図10に示すように、ダンパー33の外周面の上部または下部の溝の本数は、前部または後部の溝の本数よりも多くてもよい。このことにより、ダンパー33の前後方向の振動吸収力が上下方向の振動吸収力よりも大きくなる。よって、前後方向の振動が上下方向の振動よりも大きい自動二輪車において、シート20に伝わる振動を効果的に抑制することができる。なお、ダンパー33の外周面の上部とは、ダンパー33の軸線から上向きに延びる鉛直線に対して前方および後方に45度未満の範囲の部分のことである。ダンパー33の外周面の下部とは、ダンパー33の軸線から下向きに延びる鉛直線に対して前方および後方に45度未満の範囲の部分のことである。ダンパー33の外周面の前部とは、ダンパー33の軸線から前向きに延びる水平線に対して上方および下方に45度未満の範囲の部分のことである。ダンパー33の外周面の後部とは、ダンパー33の軸線から後向きに延びる水平線に対して上方および下方に45度未満の範囲の部分のことである。
図11に示すように、ダンパー33の外周面の前部または後部の溝の本数は、上部または下部の溝の本数よりも多くてもよい。このことにより、ダンパー33の上下方向の振動吸収力が前後方向の振動吸収力よりも大きくなる。よって、上下方向の振動が前後方向の振動よりも大きい自動二輪車において、シート20に伝わる振動を効果的に抑制することができる。
また、ダンパー33の外周面の上部または下部における溝の平均の溝幅は、前部または後部における溝の平均の溝幅よりも大きくてもよい。このことにより、ダンパー33の前後方向の振動吸収力が上下方向の振動吸収力よりも大きくなる。よって、前後方向の振動が上下方向の振動よりも大きい自動二輪車において、シート20に伝わる振動を効果的に抑制することができる。
ダンパー33の外周面の前部または後部における溝の平均の溝幅は、上部または下部における溝の平均の溝幅よりも大きくてもよい。このことにより、ダンパー33の上下方向の振動吸収力が前後方向の振動吸収力よりも大きくなる。よって、上下方向の振動が前後方向の振動よりも大きい自動二輪車において、シート20に伝わる振動を効果的に抑制することができる。
ダンパー33の外周面の上部または下部における溝の平均の溝深さは、前部または後部における溝の平均の溝深さよりも大きくてもよい。このことにより、ダンパー33の前後方向の振動吸収力が上下方向の振動吸収力よりも大きくなる。よって、前後方向の振動が上下方向の振動よりも大きい自動二輪車1において、シート20に伝わる振動を効果的に抑制することができる。
ダンパー33の外周面の前部または後部における溝の平均の溝深さは、上部または下部における溝の平均の溝深さよりも大きくてもよい。このことにより、ダンパー33の上下方向の振動吸収力が前後方向の振動吸収力よりも大きくなる。よって、上下方向の振動が前後方向の振動よりも大きい自動二輪車1において、シート20に伝わる振動を効果的に抑制することができる。
前記実施形態では、ダンパー33の外周面に複数の溝33sが形成されているが、溝33sの本数は1本でもよい。また、ダンパー33の外周面に溝33sが無くてもよい。
前記実施形態では、ダンパー33は第1ダンパー31および第2ダンパー32を有しているが、ダンパー33は3つ以上のダンパーを有していてもよい。また、ダンパー33は、単一のダンパーであってもよい。
前記実施形態では、第1ダンパー31と第2ダンパー32との間に隙間35が設けられているが、隙間35は無くてもよい。
前記実施形態では、第1ダンパー31は第1フランジ部31bを有し、第2ダンパー32は第2フランジ部32bを有しているが、第1フランジ部31bおよび/または第2フランジ部32bは無くてもよい。ダンパー33は、その全部が外筒部材23Aの内側に配置されていてもよく、その一部が外筒部材23Aの外側に配置されていてもよい。
前記実施形態では、ダンパー33とピン50との間に内筒部材40が設けられているが、ダンパー33とピン50との相対回転が容易であれば、内筒部材40は無くてもよい。
前記実施形態では、シート20の下方に燃料タンク11が配置されているが、シート20の下方の車両部品は燃料タンク11に限定されない。例えば、シート20の下方に収納ボックスが配置されていてもよい。この場合、シート20を水平位置から鉛直位置に回転させることにより、収納ボックスの上方を開放することができ、収納ボックスに物品を出し入れすることができる。
鞍乗型車両とは、乗員が跨がって乗車する車両のことである。鞍乗型車両は自動二輪車1に限定されない。鞍乗型車両は、例えば、自動三輪車、ATV(All Terrain vehicle)、スノーモービルであってもよい。
1…自動二輪車(鞍乗型車両)、10…車体、20…シート、23A…外筒部材、30…ヒンジ、31…第1ダンパー、31a…第1円筒部、31b…第1フランジ部、32…第2ダンパー、32a…第2円筒部、32b…第2フランジ部、33…ダンパー、33s…溝、33t…溝、35…隙間、40…内筒部材、50…ピン
Claims (16)
- 車体と、
前記車体に支持されるシートと、
前記シートと前記車体とを連結するヒンジと、を備え、
前記ヒンジは、
前記車体および前記シートの一方に固定され、左右方向に延びるピンと、
前記車体および前記シートの他方に固定され、前記ピンが挿入され、前記ピンに対して相対回転可能な円筒状の外筒部材と、
前記外筒部材に挿入されかつ前記ピンが挿入された弾性体からなる円筒状のダンパーと、を有している、鞍乗型車両。 - 前記外筒部材の中心軸線が左右方向に延びている、請求項1に記載の鞍乗型車両。
- 前記外筒部材の内側に前記ピンが通っている、請求項1に記載の鞍乗型車両。
- 前記ダンパーの中心軸線が左右方向に延びている、請求項1に記載の鞍乗型車両。
- 前記外筒部材の内側に前記ダンパーが通っており、
前記ダンパーの内側に前記ピンが通っている、請求項1に記載の鞍乗型車両。 - 前記ダンパーは外周面を有し、
前記外周面に、左右方向に延びる複数の溝が形成されている、請求項1に記載の鞍乗型車両。 - 前記溝の本数は6~10本である、請求項6に記載の鞍乗型車両。
- 前記溝は、前記外周面の周方向に均等に配置されている、請求項6に記載の鞍乗型車両。
- 前記ダンパーは、円筒状の第1ダンパーと、前記第1ダンパーの右方に配置された円筒状の第2ダンパーと、を有している、請求項1に記載の鞍乗型車両。
- 前記第1ダンパーと前記第2ダンパーとの間に隙間が設けられている、請求項9に記載の鞍乗型車両。
- 前記第1ダンパーは、第1円筒部と、前記第1円筒部の左端から径方向の外方に延びる第1フランジ部と、を有し、
前記第2ダンパーは、第2円筒部と、前記第2円筒部の右端から径方向の外方に延びる第2フランジ部と、を有している、請求項9に記載の鞍乗型車両。 - 前記ダンパーに挿入されかつ前記ピンが挿入された内筒部材を備え、
前記ピンおよび前記内筒部材の一方は、前記ピンおよび前記内筒部材の他方を回転可能に支持している、請求項1に記載の鞍乗型車両。 - 前記ピンと前記外筒部材とが相対的に回転することにより、前記ピンを回転軸として前記シートが前記車体に対して回転するように構成されている、請求項1に記載の鞍乗型車両。
- 前記ダンパーは、硬度が30~60度のゴムからなっている、請求項1に記載の鞍乗型車両。
- 前記ダンパーの内径は、7~12mmであり、
前記ダンパーの外径は、15~24mmである、請求項1に記載の鞍乗型車両。 - 前記ダンパーは内周面を有し、
前記内周面に、左右方向に延びる複数の溝が形成されている、請求項1に記載の鞍乗型車両。
Priority Applications (2)
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|---|---|---|---|
| JP2023026057A JP2024119274A (ja) | 2023-02-22 | 2023-02-22 | 鞍乗型車両 |
| EP23214871.8A EP4420965B1 (en) | 2023-02-22 | 2023-12-07 | Straddled vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2023026057A JP2024119274A (ja) | 2023-02-22 | 2023-02-22 | 鞍乗型車両 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2024119274A true JP2024119274A (ja) | 2024-09-03 |
Family
ID=89122083
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2023026057A Pending JP2024119274A (ja) | 2023-02-22 | 2023-02-22 | 鞍乗型車両 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP4420965B1 (ja) |
| JP (1) | JP2024119274A (ja) |
Family Cites Families (5)
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| CN101450690B (zh) * | 2007-12-07 | 2011-06-22 | 雅马哈发动机株式会社 | 自动二轮车的座垫定位机构 |
-
2023
- 2023-02-22 JP JP2023026057A patent/JP2024119274A/ja active Pending
- 2023-12-07 EP EP23214871.8A patent/EP4420965B1/en active Active
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP4420965B1 (en) | 2025-04-23 |
| EP4420965A1 (en) | 2024-08-28 |
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