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JP2024081358A - 照明装置及び測距装置 - Google Patents

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JP2024081358A
JP2024081358A JP2022194925A JP2022194925A JP2024081358A JP 2024081358 A JP2024081358 A JP 2024081358A JP 2022194925 A JP2022194925 A JP 2022194925A JP 2022194925 A JP2022194925 A JP 2022194925A JP 2024081358 A JP2024081358 A JP 2024081358A
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高志 小林
Takashi Kobayashi
みどり 金谷
Midori Kanetani
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Sony Semiconductor Solutions Corp
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Abstract

Figure 2024081358000001
【課題】例えば、照射対象物へ極力隙間が生じないように光を照射する照明装置を提供する。
【解決手段】アレイ状に配列された複数の発光部を有する発光素子と、発光部から出射される光ビームの出射方向に配置され、隣接する発光部からの光ビームとの隙間を低減し、光ビームの光強度を均一化する、発光素子の近傍に配置される第1光学部材と、第1光学部材からの発散光を略平行にする第2光学部材と、を有する、照明装置である。
【選択図】図10

Description

本開示は、照明装置及び測距装置に関する。
光の空間伝搬時間計測(ToF: Time of Flight)による距離の測定や物体の形状認識などの用途に利用され、自動車の自動運転システムに不可欠なLiDAR(Laser Imaging Detection And Ranging)方式に適用される照明装置に関する開発が進んでいる。係る照明装置の光源として下記の特許文献1には面発光半導体レーザが記載されている。
特開2011-61083号公報
このような分野では、照明装置から出射された光ビームが対象物に照射する際に、当該対象物に対して極力隙間がないように光ビームが照射することが望まれる。
本開示は、対象物に対して極力隙間がないように光ビームを照射することが可能な照明装置、及び、当該照明装置を備える測距装置を提供することを目的の一つとする。
本開示は、例えば、
アレイ状に配列された複数の発光部を有する発光素子と、
発光部から出射される光ビームの出射方向に配置され、隣接する発光部からの光ビームとの隙間を低減し、光ビームの光強度を均一化する、発光素子の近傍に配置される第1光学部材と、
第1光学部材からの発散光を略平行にする第2光学部材と、
を有する、
照明装置である。
本開示は、例えば
アレイ状に配列された複数の発光部を有する発光素子と、
発光素子近傍に、発光部毎に発光領域を広げ、発光部間の非照射領域を低減する光学機能部材を有する照明装置である。
本開示は、上述した照明装置を有する測距装置であってもよい。
本開示で考慮すべき問題についての説明がなされる際に参照される図である。 本開示で考慮すべき問題についての説明がなされる際に参照される図である。 本開示で考慮すべき問題についての説明がなされる際に参照される図である。 本開示で考慮すべき問題についての説明がなされる際に参照される図である。 実施形態に係る測距装置の構成例を説明するための図である。 実施形態に係る発光部の構成例を説明するための図である。 実施形態に係る発光部の駆動回路の構成例を説明するための図である。 A及びBは、実施形態に係る発光部の駆動回路の構成例を説明するための図である。 第1の実施形態に係る照明装置の構成例を説明する際に参照される図である。 第1の実施形態に係る照明装置の構成例を説明する際に参照される図である。 第1の実施形態に係る照明装置によって得られる効果の一例を説明する際に参照される図である。 第1の実施形態の変形例を説明する際に参照される図である。 第1の実施形態の変形例を説明する際に参照される図である。 第1の実施形態の変形例を説明する際に参照される図である。 第2の実施形態に係る照明装置の構成例を説明する際に参照される図である。 第2の実施形態に係る照明装置の構成例を説明する際に参照される図である。 第2の実施形態の変形例を説明する際に参照される図である。 第3の実施形態に係る照明装置の構成例を説明する際に参照される図である。 第3の実施形態に係る照明装置の作用の一例を説明する際に参照される図である。 第3の実施形態に係る照明装置の作用の他の例を説明する際に参照される図である。 第3の実施形態に係る照明装置の変形例を説明する際に参照される図である。 第3の実施形態に係る照明装置の変形例を説明する際に参照される図である。 第4の実施形態に係る照明装置の構成例を説明する際に参照される図である。 自由曲面レンズの一例を示す図である。 第4の実施形態に係る照明装置の変形例を説明する際に参照される図である。 第4の実施形態に係る照明装置の変形例を説明する際に参照される図である。 第5の実施形態に係る照明装置の構成例を説明する際に参照される図である。 第5の実施形態に係る照明装置の変形例を説明する際に参照される図である。 第5の実施形態に係る照明装置の変形例を説明する際に参照される図である。 第6の実施形態に係る照明装置の構成例を説明する際に参照される図である。 第6の実施形態に係る照明装置の変形例を説明する際に参照される図である。 第6の実施形態に係る照明装置の変形例を説明する際に参照される図である。 第6の実施形態に係る照明装置の変形例を説明する際に参照される図である。 車両制御システムの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 車外情報検出部及び撮像部の設置位置の一例を示す説明図である。
以下、本開示の実施形態等について図面を参照しながら説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
<本開示で考慮すべき問題>
<各実施形態で共通する構成>
<第1の実施形態>
<第2の実施形態>
<第3の実施形態>
<第4の実施形態>
<第5の実施形態>
<第6の実施形態>
<変形例>
<応用例>
なお、以下に説明する実施形態等は本開示の好適な具体例であり、本開示の内容がこれらの実施形態等に限定されるものではない。なお、以下の説明において、実質的に同一の機能構成を有するものについては同一の符号を付し、重複説明を適宜省略する。また、図示が煩雑になることを防止するために、一部の構成のみに参照符号を付す場合や、図示を簡略化したり、拡大/縮小する場合もある。
<本開示で考慮すべき問題>
始めに、本開示の理解を容易とするために、図1、図2、図3及び図4を参照しつつ、本開示で考慮すべき問題について説明する。図1は、一般的な照明装置(照明装置1)の構成例を示す図である。照明装置1は、例えば、複数の発光部3を有する発光素子2と、発光部3から出射された光ビームLBの進行方向に配置されるコリメータレンズ4と、を有する。なお、図1において光ビームLBは灰色によって示されており、色が濃くなる箇所は、複数の光ビームLBが重なり合うことを示している。光ビームLBの色が濃いほど重なりの程度が大きい、すなわち、光強度が大きいことを示す。また、発光部3の略中心から出射方向に延在するラインOAは、光ビームLBの光軸を示す。このことは、図1以外にも当てはまる。
各発光部3から出射された光ビームLBは、コリメータレンズ4により略平行光にされた後、集光される。各光ビームLBは、集光された後、照射対象物1000に対して照射される。
図2は、照射対象物1000に対して、各発光部3から出射された光ビームLBが照射された様子を模式的に示した図である。図3は、図2の一部を拡大して示した図である。図3に示すように、各光ビームLBに対応する照射領域IA間には、光ビームLBが照射されない領域である隙間GAが生じている。係る隙間GAは、照明装置1が測距装置として使用される場合には、測距の精度が悪化する要因となり得る。
そこで、光ビームLBをデフォーカスさせて照射対象物1000に照射することで、隙間GAを小さくする方法が考えられる。ここで、デフォーカスとは、例えば、非照射領域の角度(例えば、図1に示す方向から視た角度)をΔθとしたときに、コリメータレンズからの光ビーム(照射ビーム)の発散角度ΔωがΔθ/2を超えた状態を意味する。図4に示すように、光ビームLBをデフォーカスさせた場合でも、照射領域IA間には隙間GAが生じ、この隙間GAに均一に光を照射することができない。また、光ビームLBをデフォーカスさせることで照射対象物1000に対する一様照射(隙間GAが極力無い照射)を行おうとすると、光照射領域外への光広がりが大きくなり光の利用効率が悪くなる。そして、光の利用効率の悪化を防ぐために高い光出力が必要となり、照明装置の大型化、高コスト化、高消費電力化を招来する虞があり、且つ、照明装置の信頼性に対する負荷が大きくなる。また、光照射領域の光強度が下がることで、測距レンジが低下する虞がある。さらに、光照射領域の光強度均一性が下がることで、測距レンジが光照射領域内で異なる虞がある。以上の点を考慮しつつ、本開示について実施形態を参照して詳細に説明する。
<各実施形態で共通する構成>
それぞれの実施形態について説明する前に、各実施形態で共通する構成について説明する。
[測距装置の構成例]
図5は、実施形態に係る照明装置(照明装置10)が適用可能な測距装置(測距装置100)の構成例を示すブロック図である。測距装置100は、照射対象物1000に対して照明光を照射して、その反射光を受光することにより、照射対象物1000との距離(測距距離)を測定する装置である。測距装置100は、例えば、ToF方式、又は、Structured Light方式を採用している。ToF方式は、測距装置から照射した光ビームが照射対象物で反射され、測距装置に戻ってくるまでの時間から距離を算出する方式である。Structured Light方式は、測距装置から照射対象物に光ビームのパターンを照射し、反射され測距装置に戻ってきた光ビームのパターンの歪みから距離を算出する方式である。
測距装置100は、照明装置10と、照明装置10を制御する制御部200と、受光部210と、測距部220とを備える。照明装置10は、制御部200からの矩形波の発光制御信号CLKpに同期して照射光を発生するものである。この発光制御信号CLKpは、周期信号であればよく、矩形波に限定されるものではない。例えば、発光制御信号CLKpは、サイン波であってもよい。
照明装置10は、発光素子110を有している。また、発光素子110は、複数の発光部120を有している。詳細は後述するが、複数の発光部120は、例えば、発光素子110が有する基板の第1主面上にアレイ状に配列されている。
受光部210は、照射対象物1000から反射した反射光を受光して、垂直同期信号VSYNCの周期が経過するたびに、その周期内の受光量を検出するものである。この受光部210には、複数の画素回路が例えば二次元格子状に配置される。この受光部210は、これらの画素回路の受光量に応じた画像データ(フレーム)を測距部220に供給する。なお、受光部210は、マルチパスによる測距誤差を補正する機能を有していてもよい。
制御部200は、照明装置10及び受光部210を制御するものである。この制御部200は、発光制御信号CLKpを生成して、照明装置10および受光部210に供給する。
測距部220は、画像データに基づいて、照射対象物1000までの距離をToF方式等により測定するものである。この測距部220は、画素回路毎に距離を測定して画素毎に物体までの距離を階調値で示すデプスマップを生成する。このデプスマップは、例えば、距離に応じた度合いのぼかし処理を行う画像処理や、距離に応じてフォーカスレンズの合焦点を求めるオートフォーカス(AF)処理、車載LiDARにおける対象物までの距離測定等に用いられる。勿論、本開示に係る照明装置の用途が上述した用途に限定されるものではない。
[発光部の構成例]
次に、発光部120の構成例について説明する。実施形態に係る発光部120は、例えば面発光レーザであり、より詳しくは、垂直共振器型面発光レーザ(以下、VCSELとも適宜、称する)である。
発光部120は、図6に示すように、第1多層膜反射鏡152を含む第1構造S1と、第2多層膜反射鏡157を含む第2構造S2と、第1及び第2構造S1、S2の間に配置された活性層154と、第1構造S1と電気的に接続された第1電極e1と、第2構造S2と電気的に接続された第2電極e2と、を備える。発光部120は、例えばドライバ(不図示)により駆動される。
第1構造S1は、さらに、第1多層膜反射鏡152の活性層154側とは反対側に配置された基板150と、該基板150と第1多層膜反射鏡152との間に配置されたコンタクト層151と、第1多層膜反射鏡152と活性層154との間に配置された第1クラッド層153とを含む。
第2構造S2は、さらに、第2多層膜反射鏡157と活性層154との間に配置された第2クラッド層155を備える。第2クラッド層155内には、酸化狭窄層156が設けられている。
第1及び第2構造S1、S2と活性層154とを含んで、共振器が構成されている。
第1構造S1の一部、第2構造S2及び活性層154により第2構造S2に頂部を有するメサMが構成されている。メサMは、発光部の少なくとも一部を構成する。メサMは、一例として、第1多層膜反射鏡152、第1クラッド層153、活性層154、酸化狭窄層156を含む第2クラッド層155及び第2多層膜反射鏡157を含んで構成されている。メサMは、例えば多角柱形状であるが、略円柱形状、略楕円柱形状、多角柱形状、円錐台形状、楕円錐台形状、多角錐台形状等の他の形状であってもよい。メサMの高さ方向は、発光部120の積層方向(上下方向)に略一致する。メサMの直径は、例えば1μm~500μmである。
発光部120は、一例として、基板150の裏面(下面)側からレーザ光を出射する。すなわち、発光部120は、一例として裏面出射型のVCSELである。勿論、実施形態に係る発光部120は、表面出射型のVCSELであってもよい。
(基板)
基板150は、一例として、第1導電型(例えばn型)の半導体基板(例えばGaAs基板)からなる。基板150の裏面(下面)には、ARコート膜として発光部120の出射光(発光部120の発振波長λの光)を吸収しない又はほとんど吸収しない薄膜が成膜されている。
(コンタクト層)
コンタクト層151は、一例として第1導電型(例えばn型)の半導体層(例えばGaAs層)からなる。コンタクト層151は、基板150よりも不純物のドープ濃度が高く低抵抗である。
(第1多層膜反射鏡)
第1多層膜反射鏡152は、一例として、半導体多層膜反射鏡である。多層膜反射鏡は、分布型ブラッグ反射鏡(Distributed Bragg Reflector)とも呼ばれる。多層膜反射鏡(分布型ブラッグ反射鏡)の一種である半導体多層膜反射鏡は、光吸収が少なく、高反射率及び導電性を有する。詳述すると、第1多層膜反射鏡152は、一例として、第1導電型(例えばn型)の半導体多層膜反射鏡であり、屈折率が互いに異なる複数種類(例えば2種類)の半導体層が発振波長の1/4波長の光学厚さで交互に積層された構造を有する。第1多層膜反射鏡152の各屈折率層は、第1導電型(例えばn型)のAlGaAs系化合物半導体からなる。第1多層膜反射鏡152は、第2多層膜反射鏡157よりも反射率が僅かに低く設定されている。
(第1クラッド層)
第1クラッド層153は、一例として、第1導電型(例えばn型)のAlGaAs系化合物半導体からなる。
(活性層)
活性層154は、一例として、AlGaAs系化合物半導体からなる障壁層及び量子井戸層を含む量子井戸構造を有する。この量子井戸構造は、単一量子井戸構造(QW構造)であってもよいし、多重量子井戸構造(MQW構造)であってもよい。活性層154は、後述する、酸化狭窄層156の非酸化領域156a(電流通過部)に対応する領域が発光領域となる。なお、活性層154は、トンネルジャンクションを介して積層された複数のQW構造又は複数のMQW構造を有していてもよい。
(第2クラッド層)
第2クラッド層155は、一例として、第2導電型(例えばp型)のAlGaAs系化合物半導体からなる。
(酸化狭窄層)
酸化狭窄層156は、一例として、AlAsからなる非酸化領域156aと、その周囲を取り囲むAlAsの酸化物(例えばAl)からなる酸化領域156bとを有する。非酸化領域156aが電流・光通過部として機能し、酸化領域156bが電流・光閉じ込め部として機能する。
(第2多層膜反射鏡)
第2多層膜反射鏡157は、一例として、半導体多層膜反射鏡である。詳述すると、第2多層膜反射鏡157は、一例として、第2導電型(例えばp型)の半導体多層膜反射鏡であり、屈折率が互いに異なる複数種類(例えば2種類)の半導体層が発振波長の1/4波長の光学厚さで交互に積層された構造を有する。第2多層膜反射鏡157の各屈折率層は、第2導電型(例えばp型)のAlGaAs系化合物半導体からなる。
(第1及び第2電極)
第1及び第2電極e1、e2は、互いに絶縁された状態で第2構造S2に設けられている。図6において、第1電極e1は一点鎖線で囲まれた領域であり、第2電極e2は二点鎖線で囲まれた領域である。第1電極e1は、カソード電極として機能し、例えばドライバの陰極(負極)に電気的に接続される。第2電極e2は、アノード電極として機能し、例えばドライバの陽極(正極)に電気的に接続される。
第1及び第2電極e1、e2は、一例として、第2構造S2の活性層154側(下側)とは反対側(上側)に配置されている。詳述すると、第1及び第2電極e1、e2は、一例として、第2構造S2上に積層方向(上下方向)に並べて配置されている。
第2電極e2は、一例として、第2構造S2の活性層154側とは反対側の表面(詳しくはは第2多層膜反射鏡157の上面)に設けられている。第1及び第2電極e1、e2は、絶縁膜159を介して積層されている。詳述すると、第1電極e1は、絶縁膜159を介して第2電極e2上に配置されている。
第1電極e1は、一例として、第2電極e2よりも小さい。一例として、第2電極e2はメサMの頂部の外縁部を除く全域に設けられ、第1電極e1はメサMの頂部の一端部上に設けられている。一例として、第2電極e2は平面視略円形状であり、第1電極e1は平面視略矩形状である。第1電極e1及び第2電極e2の露出した領域は、例えばドライバとフリップチップで接続するための接続領域となる。
第1電極e1は、一部が第1構造S1と接続された配線160の他部(例えば端部)である。配線160は、絶縁膜158、159を介してメサMに沿って設けられている。すなわち、配線160は、第2構造S2と絶縁されている。配線160の一部は、第1構造S1のメサMの周辺に露出する面(詳しくはコンタクト層151のメサMの周辺に露出する面)に接している。
(配線)
配線160は、一例として、第1コンタクトメタル160a、第1パッドメタル160b及び第1メッキメタル160cがこの順に積層された積層構造(例えば3層構造)を有する。
第1コンタクトメタル160aは、コンタクト層151のメサMの周辺に露出する面に接して設けられている。第1コンタクトメタル160aは、例えばAuGe層、Ni層、Au層がコンタクト層151側からこの順に積層された積層構造(例えば3層構造)を有する。該AuGe層の厚さは例えば2nm~300nmである。該Ni層の厚さは例えば2nm~300nmである。該Au層の厚さは例えば100nm~500nmである。
第1パッドメタル160bは、例えばTi層、Pt層及びAu層が第1コンタクトメタル160a側及びメサM側からこの順に積層された積層構造(例えば3層構造)を有する。該Ti層の厚さは例えば2nm~100nmである。該Pt層の厚さは例えば2nm~300nmである。該Au層の厚さは例えば100nm~1000nmである。
第1メッキメタル160cは、例えばAu層で構成される。該Au層の厚さは、例えば1000nm~5000nmである。第1メッキメタル160cは、例えば第1パッドメタル160bを厚く形成することにより第1パッドメタル160bの断切れを防止でき、且つ、低抵抗化できるのであれば設けられていなくてもよい。
(絶縁膜)
絶縁膜158、159は、例えばSiO、SiN、SiON等の誘電体からなる。各絶縁膜の膜厚は、例えば10~300nmである。
(第2電極)
第2電極e2は、一例として、第2コンタクトメタル161a、第2パッドメタル161b及び第2メッキメタル161cがこの順に積層された積層構造(例えば3層構造)を有する積層電極161の面内方向の少なくとも一部(例えば全部)である。
第2コンタクトメタル161aは、一例として、第2多層膜反射鏡157の活性層154側とは反対側の面(上面)に接して設けられている。第2コンタクトメタル161aは、例えばTi層、Pt層及びAu層が第2多層膜反射鏡157側からこの順に積層された積層構造(例えば3層構造)を有する。該Ti層の厚さは、例えば2nm~100nmである。該Pt層の厚さは、例えば2nm~300nmである。該Au層の厚さは、例えば100nm~500nmである。
第2パッドメタル161bは、例えばTi層、Pt層及びAu層が第2コンタクトメタル161a側からこの順に積層された積層構造(例えば3層構造)を有する。該Ti層の厚さは、例えば2nm~100nmである。該Pt層の厚さは、例えば2nm~300nmである。該Au層の厚さは、例えば100nm~1000nmである。
第2メッキメタル161cは、例えばAu層で構成される。該Au層の厚さは、例えば1000nm~5000nmである。第2メッキメタル161cは、例えば第2パッドメタル111bを厚く形成することにより第2パッドメタル161bの断切れを防止でき、且つ、低抵抗化できるのであれば設けられていなくてもよい。
発光部120の動作例について説明する。発光部120では、例えばドライバの陽極側から供給され第2電極e2(アノード電極)から流入した電流は、第2多層膜反射鏡157を経て酸化狭窄層156で狭窄されて活性層154に注入される。このとき、活性層154が発光し、その光が第1及び第2多層膜反射鏡152、157の間を活性層154で増幅され且つ酸化狭窄層156で閉じ込められつつ往復し、発振条件を満たしたときに、基板150の裏面からレーザ光として射出される。活性層154を経た電流は、第1クラッド層153、第1多層膜反射鏡152及びコンタクト層151を介して第1電極e1(カソード電極)へ至り、該第1電極e1から例えばドライバの陰極側へ流出される。
[発光部の駆動回路の構成例]
図7は、実施形態に係る発光部20の駆動回路(駆動回路110A)の構成例を示す回路図である。
図7は、2次元アレイ状に配置された複数の発光部120と、これらの発光部120に電気的に接続された複数のトランジスタ230とを示している。これらのトランジスタ230は、例えば、N型のMOSトランジスタである。図7は、一例として、9×9個の発光部120と、9×9個のトランジスタ230とを示している。勿論、発光部120及びトランジスタ230の数は上記の例に限定されるものではない。
本実施形態の駆動回路110Aはさらに、図7に示すように、第1アノード配線231と、第2アノード配線232と、第3アノード配線233と、複数の第1コンデンサ244と、複数の第2コンデンサ245と、複数の第3コンデンサ246と、第1選択回路247と、第2選択回路248と、第3選択回路249と、複数のカソード配線251と、複数のゲート配線252とを備えている。
第1アノード配線231は、横方向(X方向)に延びる複数の第1横配線231aと、縦方向(Y方向)に延びる複数の第1縦配線231bとを含んでいる。同様に、第2アノード配線232は、横方向に延びる複数の第2横配線232aと、縦方向に延びる複数の第2縦配線232bとを含んでいる。同様に、第3アノード配線233は、横方向に延びる複数の第3横配線233aと、縦方向に延びる複数の第3縦配線233bとを含んでいる。図7は、一例として、5本の第1横配線231aと、5本の第1縦配線231bと、5本の第2横配線232aと、5本の第2縦配線232bと、5本の第3横配線233aと、5本の第3縦配線233bとを示している。
第1選択回路247は、トランジスタ247a、247bを含んでいる。同様に、第2選択回路248は、トランジスタ248a、248bを含んでいる。同様に、第3選択回路249は、トランジスタ249a、249bを含んでいる。トランジスタ247a、248a、249aは、例えばP型のMOSトランジスタである。トランジスタ247b、248b、249bは、例えばN型のMOSトランジスタである。
図7では、第1~第3アノード配線231~233を互いに区別するため、第1アノード配線231を太い実線で示し、第2アノード配線232を太い破線で示し、第3アノード配線233を細い実線で示している。
第1アノード配線231は、複数の第1横配線231aおよび複数の第1縦配線231bがメッシュ状に配置された構造を有している。これらの第1横配線231aおよび第1縦配線231bは、第1横配線231aと第1縦配線231bとが交差する地点で、互いに電気的に接続されている。同様に、第2アノード配線232は、互いに電気的に接続された複数の第2横配線232aおよび複数の第2縦配線232bを含み、第3アノード配線233は、互いに電気的に接続された複数の第3横配線233aおよび複数の第3縦配線233bを含んでいる。一方、第1~第3アノード配線231~233は、互いに電気的に絶縁されている。
第1~第3横配線231a~233aは、X方向(横方向)に延び、Y方向(縦方向)に互いに隣接している。第1~第3横配線231a~233aは、図7ではX方向に直線状に延びているが、X方向に曲線状に延びていてもよい。即ち、第1~第3横配線231a~233aは、折れ曲がり部分を含んでいてもよい。
一方、第1~第3縦配線231b~233bは、Y方向に延び、X方向に互いに隣接している。第1~第3縦配線231b~233bは、図7ではY方向に直線状に延びているが、Y方向に曲線状に延びていてもよい。即ち、第1~第3縦配線231b~233bも、折れ曲がり部分を含んでいてもよい。
図7は、5組の第1~第3横配線231a~233aを示している。図7では、1組目、2組目、3組目、4組目、および5組目の第1~第3横配線231a~233aが、上から下に順に並んでいる。各組では、第1横配線231aと、第2横配線232aと、第3横配線233aが、上から下に順に並んでいる。1組目の第1~第3横配線231a~233aと、5組目の第1~第3横配線231a~233aは、9×9個の発光部120を挟むように配置されている。2~4組目の第1~第3横配線231a~233aの各々は、1行(9個)の発光部120に沿って配置されている。
図7はさらに、5組の第1~第3縦配線231b~233bを示している。図7では、1組目、2組目、3組目、4組目、および5組目の第1~第3縦配線231b~233bが、左から右に順に並んでいる。各組では、第1縦配線231bと、第2縦配線232bと、第3縦配線233bが、左から右に順に並んでいる。1組目の第1~第3縦配線231b~233bと、5組目の第1~第3縦配線231b~233bは、9×9個の発光部120を挟むように配置されている。2~4組目の第1~第3縦配線231b~233bの各々は、1列(9個)の発光部120に沿って配置されている。
各発光部120のアノード(上述した第2電極e2)は、第1~第3縦配線231b~233bのいずれかに電気的に接続されている。例えば、最も左の列の発光部120は、2組目の第1~第3縦配線231b~233b内の第1縦配線231bに電気的に接続されている。また、最も右の列の発光部120は、4組目の第1~第3縦配線231b~233b内の第3縦配線233bに電気的に接続されている。なお、各発光部120のアノードは、第1~第3縦配線231b~233bのいずれかに電気的に接続される代わりに、第1~第3横配線231a~233aのいずれかに電気的に接続されてもよい。
各カソード配線251は、X方向に延びており、3つの発光部120のカソード(上述した第1電極e1)に電気的に接続されている。具体的には、各カソード配線251は、第1縦配線231bに電気的に接続された1つの発光部120と、第2縦配線232bに電気的に接続された1つの発光部120と、第3縦配線233bに電気的に接続された1つの発光部120とに電気的に接続されている。これら3つの発光部120は、X方向に互いに隣接している。図7は、81個の発光部120用の27本のカソード配線251を示している。
各発光部120は、対応するアノード配線、即ち、第1~第3アノード配線231~233のうちのいずれか1本と、対応するカソード配線、即ち、複数のカソード配線251のうちのいずれか1本との間に設けられている。各発光部120は、対応するアノード配線と対応するカソード配線との間に電流が流れることで、光を出射する。
各ゲート配線252は、X方向に延びており、3つのトランジスタ230のゲートに電気的に接続されている。これら3つのトランジスタ230のソースは、接地配線(GND)に電気的に接続されており、これら3つのトランジスタ230のドレインは、同じ1本のカソード配線251に電気的に接続されている。これら3つのトランジスタ230は、1つの駆動回路Eを形成している。図7は、81個のトランジスタ230用の27本のゲート配線252を示している。
各駆動回路Eは、1本のカソード配線251を介して、3つの発光部120のカソードに電気的に接続されている。各駆動回路(出力段)Eは、発光部120を駆動させて、発光部120から光を発生(出力)させるために用いられる。例えば、ある発光部120から光を発生させる場合には、この発光部120用の駆動回路Eのゲート配線252に所定の信号を印加する。これにより、この駆動回路E内の各トランジスタ230のソースとドレインとが導通し、この発光部120に電流を流すことが可能となる。この発光部120に電流が流れると、この発光部120から光が発生する。図7に示す駆動回路110Aは、81個の発光部120用に27個の駆動回路Eを備えている。
第1~第3選択回路247~249はそれぞれ、第1~第3アノード配線231~233の第1~第3横配線231a~233aに電気的に接続されている。第1選択回路247は、第1アノード配線231に電気的に接続された発光部120を、光を発生させる発光部120として選択するために用いられる。第2選択回路248は、第2アノード配線232に電気的に接続された発光部120を、光を発生させる発光部120として選択するために用いられる。第3選択回路249は、第3アノード配線233に電気的に接続された発光部120を、光を発生させる発光部120として選択するために用いられる。第1~第3選択回路247~249はそれぞれ、第1~第3アノード配線231~233の第1~第3横配線231a~233aの代わりに、第1~第3アノード配線231~233の第1~第3縦配線231b~233bに電気的に接続されていてもよい。
第1~第3選択回路247~249によって適宜な発光部120が選択されることで、複数の発光部120の発光の切替が、個別の発光部120毎、又は、所定の領域に属する発光部120毎に可能となる。
第1選択回路247は、電源配線(VDD)に電気的に接続されたソースを有するトランジスタ247aと、接地配線に電気的に接続されたソースを有するトランジスタ247bとを含んでいる。トランジスタ247aのドレインと、トランジスタ247bのドレインは、第1アノード配線231に電気的に接続されている。第1選択回路247は、第1アノード配線231を介して、各第1コンデンサ244に電気的に接続されている。
トランジスタ247aは、各第1コンデンサ244に電荷を蓄積するために用いられる。トランジスタ247bは、各第1コンデンサ244から電荷を放電するために用いられる。トランジスタ247aのゲートに所定の信号を印加すると、各第1コンデンサ244に電荷が蓄積される。トランジスタ247bのゲートに所定の信号を印加すると、各第1コンデンサ244から電荷が放電される。よって、本実施形態によれば、第1選択回路247により第1~第3コンデンサ244~246のうちの第1コンデンサ244に電荷を選択的に蓄積することで、第1アノード配線231に電気的に接続されている各発光部120に電流を流すことができる。
第2および第3選択回路248、249の構造は、図7に示すように、第1選択回路247の構造と同様である。よって、本実施形態によれば、第2選択回路248により各第2コンデンサ245に電荷を蓄積することで、第2アノード配線232に電気的に接続されている各発光部120に電流を流すことができる。さらに、本実施形態によれば、第3選択回路249により各第3コンデンサ246に電荷を蓄積することで、第3アノード配線233に電気的に接続されている各発光部120に電流を流すことができる。
第1~第3コンデンサ244~246はそれぞれ、第1~第3アノード配線231~233に電気的に接続されている。各第1コンデンサ244は、第1アノード配線231と電気的に接続された発光部120に供給する電荷を蓄積する。各第2コンデンサ245は、第2アノード配線232と電気的に接続された発光部120に供給する電荷を蓄積する。各第3コンデンサ246は、第3アノード配線233と電気的に接続された発光部120に供給する電荷を蓄積する。本実施形態によれば、第1~第3コンデンサ244~246から各発光部120に電荷を供給することで、各発光部120に電流を流すことができる。第1~第3コンデンサ244~246の各々は、第1~第3アノード配線231~233のいずれかに電気的に接続された一方の電極と、接地配線に電気的に接続された他方の電極とを備えている。
図7に示す駆動回路110Aは、2次元アレイ状に配置された9×9個の発光部120を含む。発光部120は、図7に示すように、平面視でおおむね正方形となっている。図7に示す駆動回路110Aは、この正方形の4辺の付近に、4組の第1~第3コンデンサ244~246を備えている。具体的には、正方形の上辺付近に1組目の第1~第3コンデンサ244~246を備え、正方形の右辺付近に2組目の第1~第3コンデンサ244~246を備え、正方形の下辺付近に3組目の第1~第3コンデンサ244~246を備え、正方形の左辺付近に4組目の第1~第3コンデンサ244~246を備えている。
1組目や3組目の第1~第3コンデンサ244~246はそれぞれ、第1~第3アノード配線231~233の第1~第3横配線231a~233aに電気的に接続されている。一方、2組目や4組目の第1~第3コンデンサ244~246はそれぞれ、第1~第3アノード配線231~233の第1~第3縦配線231b~233bに電気的に接続されている。その結果、図7に示す第1~第3コンデンサ244~246はそれぞれ、第1~第3アノード配線231~233に電気的に接続されている。
各組では、第1~第3コンデンサ244~246が、時計周りに順に並んでいる。例えば、1組目の第1コンデンサ244、第2コンデンサ245、および第3コンデンサ246はそれぞれ、正方形の上辺付近で左側、中央、および右側に配置されている。また、2組目の第1コンデンサ244、第2コンデンサ245、および第3コンデンサ246はそれぞれ、正方形の右辺付近で上側、中央、および下側に配置されている。その結果、図7に示す4組の第1~第3コンデンサ244~246は、正方形の中心に対し対称に配置されている。正方形の中心はおおむね、9×9個の発光部120のうちの5行目かつ5列目の発光部120の位置に位置している。図7では、4組の第1~第3コンデンサ244~246の配置が、4回回転対称(90度回転対称)となっている。
本実施形態によれば、各発光部120と、対応する4つコンデンサとの平均距離を、別の発光部120と、対応する4つのコンデンサとの平均距離と近い値に設定することが可能となる。
例えば、左上端の発光部120は、上側の第1コンデンサ244には近いが、下側の第1コンデンサ244からは遠い。一方、右下端の発光部120は、右側の第3コンデンサ246には近いが、左側の第3コンデンサ246からは遠い。よって、左上端の発光部120と4つの第1コンデンサ244との平均距離は、右下端の発光部120と4つの第3コンデンサ246との平均距離と近い値となる。これは、その他の79個の発光部120についても同様である。これにより、各発光部120と、対応する4つのコンデンサとの間のアノード配線に関し、異なる発光部120の配線間のインピーダンスの差を小さくすることが可能となる。
本実施形態の駆動回路110Aは、正方形の4辺のうちの1辺、2辺、または3辺付近のみに、第1~第3コンデンサ244~246を備えていてもよい。ただし、この場合の第1~第3コンデンサ244~246も、正方形の中心に対し対称または対称に近い形状に配置することが望ましい。そのため、本実施形態の駆動回路110Aは、正方形の4辺のうちの2辺以上に、第1~第3コンデンサ244~246を備えていることが望ましい。例えば、正方形の上辺および下辺付近に2組の第1~第3コンデンサ244~246を配置することで、2回回転対称(180度回転対称)の配置を実現することが可能となる。
図8A及び図8Bは、実施形態に係る駆動回路110Aの構造を示す断面図および平面図である。図8A及び図8Bにおいて、本実施形態の駆動回路110Aは、チップ261と、ドライバ262と、実装基板263と、4組の第1~第3コンデンサ244~246とを備えている。ドライバ262は、駆動回路110Aの構成要素を駆動するドライバである。
実装基板263は、例えば、上述した基板150に対応する基板である。より詳しくは、実装基板263は、例えば、絶縁基板271と、絶縁膜272と、配線層273と、絶縁膜274と、配線層275と、複数の配線(ビア)276とを含んでいる。図8Aに示すドライバ262は、例えば、絶縁基板271内に設けられている。絶縁膜272及び配線層273は、絶縁基板271の上面に順に形成されている。絶縁膜274および配線層275は、絶縁基板271の下面に順に形成されている。図8Aに示すチップ261は、配線層273上に設けられている。各配線276は、絶縁基板271、絶縁膜272、及び、配線層273内に形成されており、チップ261とドライバ262とを電気的に接続している。
第1~第3コンデンサ244~246の各々は、複数の半田ボール277を介して配線層273上に配置されており、これらの半田ボール277および配線層273を介してチップ261及びドライバ262と電気的に接続されている。
図8Bでは、チップ261およびドライバ262の形状が、平面視で正方形となっている。図8Bに示す駆動回路110Aは、チップ261の平面形状である正方形の4辺の付近に、4組の第1~第3コンデンサ244~246を備えている。これら第1~第3コンデンサ244~246は、この正方形の中心に対し対称に配置されている。なお、図8Bに示す駆動回路110Aは、この正方形の4辺のうちの1辺、2辺、または3辺付近のみに、これら第1~第3コンデンサ244~246を備えていてもよい。ただし、この場合の第1~第3コンデンサ244~246も、この正方形の中心に対し対称または対称に近い形状に配置することが望ましい。そのため、図8Bに示す駆動回路110Aは、この正方形の4辺のうちの2辺以上に、これら第1~第3コンデンサ244~246を備えていることが望ましい。
図8A及び図8Bでは、複数の発光部120、複数のトランジスタ230、および第1~第3選択回路247~249(図7参照)が例えば、チップ261内またはドライバ262内に設けられている。例えば、発光部120は、チップ261内に設けられている。一方、トランジスタ230と第1~第3選択回路247~249は、チップ261内に設けられていてもよいし、ドライバ262内に設けられていてもよい。なお、第1~第3コンデンサ244~246は、チップ261上または実装基板263上に配置されていてもよい。
以上説明した発光部120の構成例や駆動回路110Aの構成例は一例であり、構成が異なる発光部や駆動回路を照明装置10に適用することも可能である。
<第1の実施形態>
次に、照明装置10の複数の構成例について説明する。照明装置10は、例えば、アレイ状に配列された複数の発光部120を有する発光素子110と、発光部120から出射される光ビームの出射方向に配置され、隣接する発光部120からの光ビームとの隙間を低減し、光ビームの光強度を均一化する、発光素子110の近傍に配置される第1光学部材と、第1光学部材からの発散光を略平行にする第2光学部材と、を有する。第1光学部材は、また、第1光学部材は、発光部120毎に発光領域を広げ、発光部120間の非照射領域を低減する光学機能部材としても機能し得る。なお、発光素子110の近傍とは、例えば、発光素子110に対して2mm以下、より好ましくは1mm以下の位置である。
図9及び図10を参照して、第1の実施形態に係る照明装置(照明装置10A)の構成例について説明する。図9は、アレイ状に配列された発光部120、及び、当該発光部120を有する発光素子110の一例を示す。図示の例では、発光部120が矩形状を成すように配置されているが、これに限定されるものではない。発光部120が円形状、楕円形状、多角形状を成すように配置されてもよい。また、図示の発光部120の個数も一例であり、発光部120の個数は図示された例に限定されるものではない。
図10に示すように、照明装置10Aは、アレイ状に配列された複数の発光部120を有する発光素子110の他に、第1マイクロレンズアレイ311と、第2マイクロレンズアレイ312と、コリメータレンズ313とを有する。第1マイクロレンズアレイ311及び第2マイクロレンズアレイ312が第1光学部材の一例であり、コリメータレンズ313が第2光学部材の一例である。より詳しくは、第1マイクロレンズアレイ311が第1レンズ部の一例であり、第2マイクロレンズアレイ312が第2レンズ部の一例である。図10に示すように、発光素子110から近い順に、第1マイクロレンズアレイ311、第2マイクロレンズアレイ312、及び、コリメータレンズ313が順に配置される。なお、図10では7個の発光部120が図示されているが、発光部120の数は適宜な数とすることができる。このことは他の実施形態についてもあてはまる。
本実施形態に係る発光部120は、例えば、表面出射型のVCSELである。第1マイクロレンズアレイ311は、発光部120から出射される光ビームLBを集光する。第2マイクロレンズアレイ312は、第1マイクロレンズアレイ311の集光後に発散する光ビームLBを略平行にする。コリメータレンズ313は、第2マイクロレンズアレイ312からの発散光を略平行にする。コリメータレンズ313を通過した光ビームLBは、焦点で集光された後に発散し照射対象物1000に照射される。
第1マイクロレンズアレイ311及び第2マイクロレンズアレイ312によって、光ビームLBによって形成される像の倍率(横倍率)を拡大させることができる。これによって、中間像位置(中間像位置IP)における光ビームLB間の隙間をなくすことができ、コリメータレンズ313より先の照射対象物1000への光照射では隙間をなくすことができる。なお、中間像位置IPとは、テレセントリックな位置とも称される位置であり、第1光学部材により形成される位置であり、より具体的には、図10における-Z方向にコリメータレンズ313の焦点距離の分、離れた位置である。
第1マイクロレンズアレイ311による作用(横倍率を拡大させる作用)によって、発光部120の発光面積と中間像位置での像の比率が変わる(後者が大きくなる)。その分、第2マイクロレンズアレイ312の焦点距離を第1マイクロレンズアレイ311の焦点距離よりも大きくする。すなわち、本実施形態に係る第1マイクロレンズアレイ311及び第2マイクロレンズアレイ312の光学的な特性は異なっている。
図11は、照明装置10Aから出射された光ビームLBが照射対象物1000に照射された状態を模式的に示した図である。図11では、黒又は灰色の箇所が、光が照射対象物1000に照射していることを示している。図11では、理解を容易とするため、第1マイクロレンズアレイ311及び第2マイクロレンズアレイ312がない場合の、個々の発光部120による照射領域IAを点線で示している。第1マイクロレンズアレイ311及び第2マイクロレンズアレイ312の作用によって照射範囲を拡大させることができ、照射領域IA間に存在した隙間(例えば、図3に示した隙間GA)を低減する(0若しくは領域の大きさが所定以下とする)ことができる。所定以下とは、例えば、照明装置10Aが測距装置に対して適用された場合に、照射対象物1000までの距離を正確に測定できる程度に隙間GAの領域の大きさが小さいことを意味する。例えば、本実施形態によれば、非照射範囲の角度(図1等の方向から視た角度)をΔθとした場合、第1光学部材によってそれぞれの光ビームの片側の照射範囲をそれぞれΔθ/2程度広げることが可能となる。
すなわち、光ビームをデフォーカスさせることなく照射領域IA間に存在した隙間を低減できる。これにより、光照射領域外への光広がりが抑制されるので光の利用効率が向上する。これにより、光出力を高くする必要がなくなり、照明装置の大型化、高コスト化、高消費電力化を抑制でき、照明装置10Aに対する負荷が大きくなってしまうことを抑制できる。また、光照射領域の光強度の低下を抑制できるので、測距レンジの低下や測距レンジのばらつきを抑制できる。なお、これらの効果は、以下に説明する他の実施形態でも同様に得られる。
[第1の実施形態の変形例]
(変形例1)
次に、第1の実施形態の変形例について説明する。図12は、変形例1に係る照明装置(照明装置10B)の構成例を説明するための図である。図12に示すように、変形例1に係る照明装置10Bは、第1光学部材の一例としてレンズ部材314を有する。レンズ部材314は、発光素子110の近傍に配置される。レンズ部材314は、一方の主面に上述した第1マイクロレンズアレイ311が形成され、他方の主面に第2マイクロレンズアレイ312が形成されることで、第1、第2マイクロレンズアレイ311、312が一体化されたレンズ部材314である。その他の構成要素については、第1の実施形態と同様である。本変形例によれば、第1の実施形態で説明した効果の他に、部品点数を削減できる利点が得られる。
(変形例2)
図13は、変形例2に係る照明装置(照明装置10C)の構成例を説明するための図である。図13に示すように、照明装置10Cが有する発光素子110は、表面出射型のVCSELではなく、裏面出射型のVCSELである実施形態である。例えば、発光素子110の基板150の第1主面150A側に発光部120が形成される。そして、発光部120からの光ビームLBが第1主面150Aとは反対側の第2主面150B側から出射される。
第2主面150B側には、第1マイクロレンズアレイ311が形成される。第1マイクロレンズアレイ311は、基板150に対してオンチップレンズとして一体的に形成される。照明装置10Cによっても第1の実施形態及び変形例1で説明した効果を得ることができる。
(変形例3)
図14は、変形例3に係る照明装置(照明装置10D)の構成例を説明するための図である。照明装置10Dは、中間像位置IPに拡散板315が配置されている点が照明装置10Cと異なる。
第1マイクロレンズアレイ311及び第2マイクロレンズアレイ312により形成されるリレー光学系を用いることで、発光部120からの光ビームLBの遠視野像(FFP(Far Field Pattern))が狭くなる。これにより、同じ光出力における、人の目に対するレーザ安全性が下がる虞がある。
本変形例に係る照明装置10Dでは、第2マイクロレンズアレイ312とコリメータレンズ313との間、より詳しくは中間像位置IPに、拡散板315が配置される。拡散板315が配置されることでFFPを広げることができ、レーザ安全性を向上させることができる。また、照明装置10Dの発光素子110付近を人が覗いてしまった場合でも、拡散板315が配置されることで、人が発光素子110を直接視てしまうことを防止できる。これにより照明装置10Dの安全性を向上させることができる。
なお、図14に示した例は、第2マイクロレンズアレイ312と拡散板315とが分離していたが、第2マイクロレンズアレイ312と拡散板315とが基材の両面に形成された1つの光学部品となっていてもよい。
本実施形態に係る拡散板315は回折格子であってもよい。係る回折格子としては、例えば、ガラス等の平面に細かい平行スリットを設けた回折格子(Grating)を用いることができる。回折格子により、第2マイクロレンズアレイ312を通過した光ビームLBが分割して出射される。
(変形例4)
第1マイクロレンズアレイ311及び第2マイクロレンズアレイ312を構成するマイクロレンズや、コリメータレンズ313は、メタレンズ(微小なナノ構造で構成されるデバイス)であってもよい。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態について説明する。なお、第2の実施形態の説明において、上述した説明における同一または同質の構成については同一の参照符号を付し、重複した説明が適宜、省略される。また、特に断らない限り、第1の実施形態で説明した事項は第2の実施形態に対して適用することができる。
図15は、第2の実施形態に係る照明装置(照明装置10E)の構成例を説明するための図である。照明装置10Eは、発光素子110及びコリメータレンズ313の他に、発光素子110の近傍に配置されるロッドレンズアレイ320(本実施形態における第1光学部材)を有する。ロッドレンズアレイ320は、発光部120からの光ビームLBの光強度を略均一にする。
図16に示すように、ロッドレンズアレイ320は、例えば、柱状のロッドレンズ320Aを2次元状に貼り合わせた形状を有する。ロッドレンズ320Aの数は発光部120の数に対応している。すなわち、所定の発光部120から出射された光ビームLBは、対応するロッドレンズ320Aの一方の端面から入射するように構成されている。
ロッドレンズ320A内に入射した光ビームLBは、ロッドレンズ320Aで反射を繰り返した後、入射端面とは反対側の端面から出射される。発光部120から出射された光ビームLBは、ロッドレンズ320A内で反射を繰り返すことで、ランダムで且つ不均一性が改善された(均一化)された光ビームとなる。ロッドレンズアレイ320を経由した光ビームLBがコリメータレンズ313を介して照射対象物1000に照射される。ロッドレンズアレイ320を経由した光ビームLBはランダム且つ均一化された光ビームLBとなるので、照射対象物1000に対して隙間なく光を照射することができる。
[第2の実施形態の変形例]
(変形例1)
図17は、第2の実施形態の変形例1に係る照明装置(照明装置10F)の構成例を説明するための図である。照明装置10Fは、上述した照明装置10Eと同様に、発光素子110の近傍に配置されるロッドレンズアレイ320を有する。また、ロッドレンズアレイ320とコリメータレンズ313との間であり、且つ、照明装置10Fのロッドレンズアレイ320の近傍に、拡散板321が配置される。
拡散板321を配置することで、ロッドレンズアレイ320だけでなく、拡散板321によっても光ビームLBの照射範囲を広げることができる。これにより、ロッドレンズアレイ320の長さ(光路長)を短くすることができ、照明装置10Fの小型化が可能となる。また、拡散板321を配置することで、照明装置10Fの安全性を向上させることができる。
なお、図17に示した例は、ロッドレンズアレイ320と拡散板321とが分離していたが、ロッドレンズアレイ320の出射面側に拡散板315が設けられた1つの光学部品となっていてもよい。
本実施形態に係る拡散板321は回折格子であってもよい。係る回折格子としては、例えば、ガラス等の平面に細かい平行スリットを設けた回折格子(Grating)を用いることができる。
<第3の実施形態>
図18は、第3の実施形態に係る照明装置(照明装置10G)の構成例を説明するための図である。照明装置10Gは、発光素子110の近傍に配置される回折格子330(本実施形態における第1光学部材)を有する。回折格子330は、発光部120からの光ビームLBを回折することで広げる。回折格子330の作用により発光素子110の光強度分布が大きい場合であっても、照明装置10Gとしては均一な光強度を実現することができる。
回折格子330は、1つの発光部120に対応するゾーン内で、回折特性が異なる小領域を有している。例えば、図19に示すように、ある発光部120に対応する回折格子330のゾーンが5つの小領域(小領域AR1、AR2、AR3、AR4、及び、AR5)に分かれており、各小領域の回折特性が異なっている。回折格子330は、各小領域によって所定数(本例では5)分割され、当該小領域を通過した光ビームLBが中間像位置IPで重なりあうような回折特性を有する。
回折格子330としては、例えば、フレネルレンズを用いることができる。中央の小領域AR3では、照射範囲を全体的に拡大させるフレネルレンズを用いることができる。そして、端部にいくほど、例えば、小領域AR1では、光ビームLBの広がり方向が図面に向かって下向きに向かう回折特性を有する、偏心したフレネルレンズが用いられる。また、例えば、小領域AR5では、光ビームLBの広がり方向が上向きに向かう回折特性を有する、偏心したフレネルレンズが用いられる。
本実施形態によれば、発光部120の発光領域内の光ビームLB強度の不均一性が生じても、照射対象物1000に照射される光ビームLBは均一となり、測距レンジの不均一性を抑制することが可能となる。
本実施形態において、中間像位置IPにおいて、それぞれの発光部120からの光照射領域が他の発光部120からの光照射領域と重なるようになっていてもよい。これにより、例えば、図20に示すように、1つおきの発光部120が発光する制御が行われた場合であっても、照射対象物1000に隙間なく光ビームLBを照射することが可能となる。係る構成によれば、あるグループに属する発光部120の発光と、別のグループに属する発光部120の発光とを切り替えた場合であっても照射対象物1000に隙間なく光ビームLBを照射することが可能となるとともに、フレームレートを向上させることができる。また、仮に1つの発光部120が故障して発光しない場合でも、隣り合う発光部120が発光することで、非照射領域が生じることを防ぐこともできる。
[第3の実施形態の変形例]
(変形例1)
図21は、第3の実施形態の変形例1に係る照明装置(照明装置10H)の構成例を説明するための図である。図21に示すように、発光素子110は、裏面出射型のVCSELであってもよい。この場合、上述した回折格子330は、発光素子110の基板150の第2主面150B側にオンチップレンズとして形成されてもよい。
(変形例2)
図22は、第3の実施形態の変形例2に係る照明装置(照明装置10I)の構成例を説明するための図である。図22に示すように、図21に示す構成において、回折格子330とコリメータレンズ313との間に位置する中間像位置IPに、拡散板331が配置されてもよい。係る構成によれば、各小領域からの光ビームLBの出射方向を均一化することが可能となり、また、レーザ安全性を向上できる。なお、図示はしないが、回折格子330と拡散板331とが基材の両面に形成された1つの光学部品となっていてもよい。
<第4の実施形態>
図23は、第4の実施形態に係る照明装置(照明装置10J)の構成例を説明するための図である。照明装置10Jは、発光素子110の近傍に配置される自由曲面レンズ340(本実施形態における第1光学部材)を有する。
図24は、自由曲面レンズ340の一例を示す。自由曲面レンズとは、例えば、結像のために光を屈折させる面が非円弧状で且つ回転対称ではないレンズである。図24に示すように、自由曲面レンズ340の光を屈折させる面には、所望の屈折特性を得るように凹部が形成されている。凹部が形成されることで、光を屈折させる面には凸部が局所的に形成される。上述した回折格子330と同様に、自由曲面レンズ340は、各小領域毎の屈折特性が異なっている。
発光部120からの光ビームLBが自由曲面レンズ340によって屈折される。これにより第1の実施形態等と同様に、照射対象物1000に対する隙間のない照射が可能となる。
[第4の実施形態の変形例]
(変形例1)
図25は、第4の実施形態の変形例1に係る照明装置(照明装置10K)の構成例を説明するための図である。図25に示すように、発光素子110は、裏面出射型のVCSELであってもよい。この場合、上述した自由曲面レンズ340は、発光素子110の基板150の第2主面150B側にオンチップレンズとして形成されてもよい。
(変形例2)
図26は、第4の実施形態の変形例2に係る照明装置(照明装置10L)の構成例を説明するための図である。図26に示すように、図25に示す構成において、自由曲面レンズ340とコリメータレンズ313との間に位置する中間像位置IPに拡散板341が配置されてもよい。係る構成によれば、各小領域からの光ビームLBの出射方向を均一化することが可能となり、また、レーザ安全性を向上できる。なお、図示はしないが、自由曲面レンズ340と拡散板341とが基材の両面に形成された1つの光学部品となっていてもよい。また、拡散板341は回折格子であってもよい。
<第5の実施形態>
図27は、第5の実施形態に係る照明装置(照明装置10M)の構成例を説明するための図である。照明装置10Mは、発光素子110の近傍に配置されるメタマテリアル350(本実施形態における第1光学部材)を有する。ここで、メタマテリアルとは、人工的に設計された、自然界では存在しない特性を有した物質を意味し、本実施形態では光に対するメタマテリアルを意味する。上述した回折格子330と同様に、メタマテリアル350は、各小領域毎の屈折特性が異なっている。
発光部120からの光ビームLBは、メタマテリアル350のメタマテリアル面で屈折される。これにより、第1の実施形態等と同様に照射範囲を広げることができる。
(変形例1)
図28は、第5の実施形態の変形例1に係る照明装置(照明装置10N)の構成例を説明するための図である。図28に示すように、本実施形態に係る発光素子110は、裏面出射型のVCSELであってもよい。この場合、上述したメタマテリアル350は、発光素子110の基板150の第2主面150B側にオンチップレンズとして形成されてもよい。
(変形例2)
図29は、第5の実施形態の変形例2に係る照明装置(照明装置10P)の構成例を説明するための図である。図29に示すように、図28に示した構成例において、中間像位置IPに拡散板351が配置されてもよい。係る構成によれば、各小領域からの光ビームLBの出射方向を均一化することが可能となり、また、レーザ安全性を向上できる。なお、図示はしないが、メタマテリアル350と拡散板351とが基材の両面に形成された1つの光学部品となっていてもよい。拡散板351は、回折格子であってもよい。
<第6の実施形態>
図30は、第6の実施形態に係る照明装置(照明装置10Q)の構成例を説明するための図である。照明装置10Qは、発光素子110の近傍に配置される凹レンズアレイ360(本実施形態における第1光学部材)を有する。
凹レンズアレイ360は、複数の凹レンズ360Aがアレイ状に配列された構成を有する。複数の凹レンズ360Aのそれぞれは、複数の発光部120のそれぞれに対して対応するように設けられている。
発光部120からの光ビームLBは、凹レンズアレイ360の凹レンズ360Aで屈折される。これにより、第1の実施形態等と同様に照射範囲を広げることができる。
(変形例1)
図31は、第6の実施形態の変形例1に係る照明装置(照明装置10R)の構成例を説明するための図である。図31に示すように、中間像位置IPに拡散板361が配置されてもよい。係る構成によれば、各小領域からの光ビームLBの出射方向を均一化することが可能となり、また、レーザ安全性を向上できる。なお、図示はしないが、凹レンズアレイ360と拡散板361とが基材の両面に形成された1つの光学部品となっていてもよい。
(変形例2)
図32は、第6の実施形態の変形例2に係る照明装置(照明装置10S)の構成例を説明するための図である。図32に示すように、本実施形態に係る発光素子110は、裏面出射型のVCSELであってもよい。この場合、上述した凹レンズ360Aの凹レンズ面は、発光素子110の基板150の第2主面150B側にオンチップレンズとして形成されてもよい。
(変形例3)
図33は、第6の実施形態の変形例3に係る照明装置(照明装置10T)の構成例を説明するための図である。図33に示すように、中間像位置IPに拡散板361ではなく回折格子362を配置してもよい。回折格子362の場合は、拡散板361よりも、各小領域からの光ビームの出射方向を均一化するための格子パターンの微細化が容易である。これにより、回折格子362の位置ずれによる特性の変化(拡散/回折光分布の変化)が抑制できる。
回折格子362としては、例えば、発光素子110からの光ビームLBを0次とした場合に±7次の回折光を2次元の2方向のマトリックスとして、15×15ドットの回折光を生成する回折格子を挙げることができる。回折次数については、±7次や±3次、±2次など、より少ないドット数でもよい。また、正方形や長方形の回折ドットパターンに限定されるものではなく、円状の回折ドットパターンとなるようにしてもよい。円状の場合には、コリメータレンズ313のレンズ径を有効活用することができ、光利用効率の向上や、レンズの小型化につながる。
<変形例>
以上、本開示の実施形態について具体的に説明したが、本開示の内容は上述した実施形態に限定されるものではなく、本開示の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。
また、上述した実施形態の構成、方法、工程、形状、材料及び数値等は、本開示の主旨を逸脱しない限り、適宜、変更することができる。また、一実施形態で説明した複数の構成例は互いに組み合わせることや入れ替えることが可能である。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって、限定されるものではなく、また、他の効果があってもよい。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)
アレイ状に配列された複数の発光部を有する発光素子と、
前記発光部から出射される光ビームの出射方向に配置され、隣接する発光部からの光ビームとの隙間を低減し、光ビームの光強度を均一化する、前記発光素子の近傍に配置される第1光学部材と、
前記第1光学部材からの発散光を略平行にする第2光学部材と、
を有する、
照明装置。
(2)
前記第1光学部材は、それぞれの前記発光部から出射される光ビームを集光する第1レンズ部と、前記第1レンズ部の集光後に発散する光ビームを略平行にする第2レンズ部と、を有する、
(1)に記載の照明装置。
(3)
前記第1レンズ部と前記第2レンズ部とが一体化されている、
(2)に記載の照明装置。
(4)
前記発光素子は基板を有し、
前記基板の第1主面側に前記複数の発光部が形成されており、前記第1主面とは反対側の第2主面側に前記第1レンズ部が形成されている、
(2)に記載の照明装置。
(5)
前記第1光学部材は、それぞれの前記発光部からの光ビームの光強度を略均一にするロッドレンズアレイである、
(1)に記載の照明装置。
(6)
前記第1光学部材は、それぞれの前記発光部から出射される光ビームを広げる回折格子である、
(1)に記載の照明装置。
(7)
前記回折格子によって、所定の発光部から出射された光ビームが所定数分割され、前記分割された領域からの光ビームが中間像位置にて重なるようにされる、
(6)に記載の照明装置。
(8)
前記発光素子は基板を有し、
前記基板の第1主面側に前記複数の発光部が形成されており、前記第1主面とは反対側の第2主面側に前記回折格子が形成されている、
(6)又は(7)に記載の照明装置。
(9)
前記第1光学部材は、それぞれの前記発光部から出射される光ビームを広げる自由曲面レンズである、
(1)に記載の照明装置。
(10)
前記発光素子は基板を有し、
前記基板の第1主面側に前記複数の発光部が形成されており、前記第1主面とは反対側の第2主面側に前記自由曲面レンズが形成されている、
(9)に記載の照明装置。
(11)
前記第1光学部材は、それぞれの前記発光部から出射される光ビームを広げるメタマテリアルである、
(1)に記載の照明装置。
(12)
前記発光素子は基板を有し、
前記基板の第1主面側に前記複数の発光部が形成されており、前記第1主面とは反対側の第2主面側に前記メタマテリアルが形成されている、
(11)に記載の照明装置。
(13)
前記第1光学部材により形成される中間像位置に、拡散板又は回折格子が配置される、
(1)から(12)までの何れかに記載の照明装置。
(14)
前記第1光学部材は、それぞれの前記発光部から出射される光ビームを広げる凹レンズであり、
前記凹レンズと前記第2光学部材との間に拡散板が配置される、
(13)に記載の照明装置。
(15)
前記発光素子は基板を有し、
前記基板の第1主面側に前記複数の発光部が形成されており、前記第1主面とは反対側の第2主面側に前記凹レンズが形成されている、
(14)に記載の照明装置。
(16)
前記発光部は、面発光レーザである、
(1)から(15)までの何れかに記載の照明装置。
(17)
前記複数の発光部の発光の切替が、個別の発光部毎、又は、所定の領域に属する発光部毎に可能である、
(1)から(16)までの何れかに記載の照明装置。
(18)
アレイ状に配列された複数の発光部を有する発光素子と、
前記発光素子近傍に、前記発光部毎に発光領域を広げ、発光部間の非照射領域を低減する光学機能部材を有する照明装置。
(19)
(1)から(18)までの何れかに記載の照明装置を有する測距装置。
<応用例>
また、本技術に係る技術は、上述した応用例に限定されることなく、様々な製品へ応用することができる。例えば、本技術に係る技術は、自動車、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、自動二輪車、自転車、パーソナルモビリティ、飛行機、ドローン、船舶、ロボット、建設機械、農業機械(トラクター)などのいずれかの種類の移動体に搭載される装置として実現されてもよい。
図34は、本技術に係る技術が適用され得る移動体制御システムの一例である車両制御システム7000の概略的な構成例を示すブロック図である。車両制御システム7000は、通信ネットワーク7010を介して接続された複数の電子制御ユニットを備える。図34に示した例では、車両制御システム7000は、駆動系制御ユニット7100、ボディ系制御ユニット7200、バッテリ制御ユニット7300、車外情報検出ユニット7400、車内情報検出ユニット7500、及び統合制御ユニット7600を備える。これらの複数の制御ユニットを接続する通信ネットワーク7010は、例えば、CAN(Controller Area Network)、LIN(Local Interconnect Network)、LAN(Local Area Network)又はFlexRay(登録商標)等の任意の規格に準拠した車載通信ネットワークであってよい。
各制御ユニットは、各種プログラムにしたがって演算処理を行うマイクロコンピュータと、マイクロコンピュータにより実行されるプログラム又は各種演算に用いられるパラメータ等を記憶する記憶部と、各種制御対象の装置を駆動する駆動回路とを備える。各制御ユニットは、通信ネットワーク7010を介して他の制御ユニットとの間で通信を行うためのネットワークI/Fを備えるとともに、車内外の装置又はセンサー等との間で、有線通信又は無線通信により通信を行うための通信I/Fを備える。図34では、統合制御ユニット7600の機能構成として、マイクロコンピュータ7610、汎用通信I/F7620、専用通信I/F7630、測位部7640、ビーコン受信部7650、車内機器I/F7660、音声画像出力部7670、車載ネットワークI/F7680及び記憶部7690が図示されている。他の制御ユニットも同様に、マイクロコンピュータ、通信I/F及び記憶部等を備える。
駆動系制御ユニット7100は、各種プログラムにしたがって車両の駆動系に関連する装置の動作を制御する。例えば、駆動系制御ユニット7100は、内燃機関又は駆動用モータ等の車両の駆動力を発生させるための駆動力発生装置、駆動力を車輪に伝達するための駆動力伝達機構、車両の舵角を調節するステアリング機構、及び、車両の制動力を発生させる制動装置等の制御装置として機能する。駆動系制御ユニット7100は、ABS(Antilock Brake System)又はESC(Electronic Stability Control)等の制御装置としての機能を有してもよい。
駆動系制御ユニット7100には、車両状態検出部7110が接続される。車両状態検出部7110には、例えば、車体の軸回転運動の角速度を検出するジャイロセンサー、車両の加速度を検出する加速度センサー、あるいは、アクセルペダルの操作量、ブレーキペダルの操作量、ステアリングホイールの操舵角、エンジン回転数又は車輪の回転速度等を検出するためのセンサーのうちの少なくとも一つが含まれる。駆動系制御ユニット7100は、車両状態検出部7110から入力される信号を用いて演算処理を行い、内燃機関、駆動用モータ、電動パワーステアリング装置又はブレーキ装置等を制御する。
ボディ系制御ユニット7200は、各種プログラムにしたがって車体に装備された各種装置の動作を制御する。例えば、ボディ系制御ユニット7200は、キーレスエントリシステム、スマートキーシステム、パワーウィンドウ装置、あるいは、ヘッドランプ、バックランプ、ブレーキランプ、ウィンカー又はフォグランプ等の各種ランプの制御装置として機能する。この場合、ボディ系制御ユニット7200には、鍵を代替する携帯機から発信される電波又は各種スイッチの信号が入力され得る。ボディ系制御ユニット7200は、これらの電波又は信号の入力を受け付け、車両のドアロック装置、パワーウィンドウ装置、ランプ等を制御する。
バッテリ制御ユニット7300は、各種プログラムにしたがって駆動用モータの電力供給源である二次電池7310を制御する。例えば、バッテリ制御ユニット7300には、二次電池7310を備えたバッテリ装置から、バッテリ温度、バッテリ出力電圧又はバッテリの残存容量等の情報が入力される。バッテリ制御ユニット7300は、これらの信号を用いて演算処理を行い、二次電池7310の温度調節制御又はバッテリ装置に備えられた冷却装置等の制御を行う。
車外情報検出ユニット7400は、車両制御システム7000を搭載した車両の外部の情報を検出する。例えば、車外情報検出ユニット7400には、撮像部7410及び車外情報検出部7420のうちの少なくとも一方が接続される。撮像部7410には、ToF(Time Of Flight)カメラ、ステレオカメラ、単眼カメラ、赤外線カメラ及びその他のカメラのうちの少なくとも一つが含まれる。車外情報検出部7420には、例えば、現在の天候又は気象を検出するための環境センサー、あるいは、車両制御システム7000を搭載した車両の周囲の他の車両、障害物又は歩行者等を検出するための周囲情報検出センサーのうちの少なくとも一つが含まれる。
環境センサーは、例えば、雨天を検出する雨滴センサー、霧を検出する霧センサー、日照度合いを検出する日照センサー、及び降雪を検出する雪センサーのうちの少なくとも一つであってよい。周囲情報検出センサーは、超音波センサー、レーダ装置及びLIDAR(Light Detection and Ranging、Laser Imaging Detection and Ranging)装置のうちの少なくとも一つであってよい。これらの撮像部7410及び車外情報検出部7420は、それぞれ独立したセンサーないし装置として備えられてもよいし、複数のセンサーないし装置が統合された装置として備えられてもよい。
ここで、図35は、撮像部7410及び車外情報検出部7420の設置位置の例を示す。撮像部7910,7912,7914,7916,7918は、例えば、車両7900のフロントノーズ、サイドミラー、リアバンパ、バックドア及び車室内のフロントガラスの上部のうちの少なくとも一つの位置に設けられる。フロントノーズに備えられる撮像部7910及び車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部7918は、主として車両7900の前方の画像を取得する。サイドミラーに備えられる撮像部7912,7914は、主として車両7900の側方の画像を取得する。リアバンパ又はバックドアに備えられる撮像部7916は、主として車両7900の後方の画像を取得する。車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部7918は、主として先行車両又は、歩行者、障害物、信号機、交通標識又は車線等の検出に用いられる。
なお、図35には、それぞれの撮像部7910,7912,7914,7916の撮影範囲の一例が示されている。撮像範囲aは、フロントノーズに設けられた撮像部7910の撮像範囲を示し、撮像範囲b,cは、それぞれサイドミラーに設けられた撮像部7912,7914の撮像範囲を示し、撮像範囲dは、リアバンパ又はバックドアに設けられた撮像部7916の撮像範囲を示す。例えば、撮像部7910,7912,7914,7916で撮像された画像データが重ね合わせられることにより、車両7900を上方から見た俯瞰画像が得られる。
車両7900のフロント、リア、サイド、コーナ及び車室内のフロントガラスの上部に設けられる車外情報検出部7920,7922,7924,7926,7928,7930は、例えば超音波センサー又はレーダ装置であってよい。車両7900のフロントノーズ、リアバンパ、バックドア及び車室内のフロントガラスの上部に設けられる車外情報検出部7920,7926,7930は、例えばLIDAR装置であってよい。これらの車外情報検出部7920~7930は、主として先行車両、歩行者又は障害物等の検出に用いられる。
図34に戻って説明を続ける。車外情報検出ユニット7400は、撮像部7410に車外の画像を撮像させるとともに、撮像された画像データを受信する。また、車外情報検出ユニット7400は、接続されている車外情報検出部7420から検出情報を受信する。車外情報検出部7420が超音波センサー、レーダ装置又はLIDAR装置である場合には、車外情報検出ユニット7400は、超音波又は電磁波等を発信させるとともに、受信された反射波の情報を受信する。車外情報検出ユニット7400は、受信した情報に基づいて、人、車、障害物、標識又は路面上の文字等の物体検出処理又は距離検出処理を行ってもよい。車外情報検出ユニット7400は、受信した情報に基づいて、降雨、霧又は路面状況等を認識する環境認識処理を行ってもよい。車外情報検出ユニット7400は、受信した情報に基づいて、車外の物体までの距離を算出してもよい。
また、車外情報検出ユニット7400は、受信した画像データに基づいて、人、車、障害物、標識又は路面上の文字等を認識する画像認識処理又は距離検出処理を行ってもよい。車外情報検出ユニット7400は、受信した画像データに対して歪補正又は位置合わせ等の処理を行うとともに、異なる撮像部7410により撮像された画像データを合成して、俯瞰画像又はパノラマ画像を生成してもよい。車外情報検出ユニット7400は、異なる撮像部7410により撮像された画像データを用いて、視点変換処理を行ってもよい。
車内情報検出ユニット7500は、車内の情報を検出する。車内情報検出ユニット7500には、例えば、運転者の状態を検出する運転者状態検出部7510が接続される。運転者状態検出部7510は、運転者を撮像するカメラ、運転者の生体情報を検出する生体センサー又は車室内の音声を集音するマイク等を含んでもよい。生体センサーは、例えば、座面又はステアリングホイール等に設けられ、座席に座った搭乗者又はステアリングホイールを握る運転者の生体情報を検出する。車内情報検出ユニット7500は、運転者状態検出部7510から入力される検出情報に基づいて、運転者の疲労度合い又は集中度合いを算出してもよいし、運転者が居眠りをしていないかを判別してもよい。車内情報検出ユニット7500は、集音された音声信号に対してノイズキャンセリング処理等の処理を行ってもよい。
統合制御ユニット7600は、各種プログラムにしたがって車両制御システム7000内の動作全般を制御する。統合制御ユニット7600には、入力部7800が接続されている。入力部7800は、例えば、タッチパネル、ボタン、マイクロフォン、スイッチ又はレバー等、搭乗者によって入力操作され得る装置によって実現される。統合制御ユニット7600には、マイクロフォンにより入力される音声を音声認識することにより得たデータが入力されてもよい。入力部7800は、例えば、赤外線又はその他の電波を利用したリモートコントロール装置であってもよいし、車両制御システム7000の操作に対応した携帯電話又はPDA(Personal Digital Assistant)等の外部接続機器であってもよい。入力部7800は、例えばカメラであってもよく、その場合搭乗者はジェスチャにより情報を入力することができる。あるいは、搭乗者が装着したウェアラブル装置の動きを検出することで得られたデータが入力されてもよい。さらに、入力部7800は、例えば、上記の入力部7800を用いて搭乗者等により入力された情報に基づいて入力信号を生成し、統合制御ユニット7600に出力する入力制御回路などを含んでもよい。搭乗者等は、この入力部7800を操作することにより、車両制御システム7000に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりする。
記憶部7690は、マイクロコンピュータにより実行される各種プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)、及び各種パラメータ、演算結果又はセンサー値等を記憶するRAM(Random Access Memory)を含んでいてもよい。また、記憶部7690は、HDD(Hard Disc Drive)等の磁気記憶デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス又は光磁気記憶デバイス等によって実現してもよい。
汎用通信I/F7620は、外部環境7750に存在する様々な機器との間の通信を仲介する汎用的な通信I/Fである。汎用通信I/F7620は、GSM(登録商標)(Global System of Mobile communications)、WiMAX(登録商標)、LTE(登録商標)(Long Term Evolution)若しくはLTE-A(LTE-Advanced)などのセルラー通信プロトコル、又は無線LAN(Wi-Fi(登録商標)ともいう)、Bluetooth(登録商標)などのその他の無線通信プロトコルを実装してよい。汎用通信I/F7620は、例えば、基地局又はアクセスポイントを介して、外部ネットワーク(例えば、インターネット、クラウドネットワーク又は事業者固有のネットワーク)上に存在する機器(例えば、アプリケーションサーバ又は制御サーバ)へ接続してもよい。また、汎用通信I/F7620は、例えばP2P(Peer To Peer)技術を用いて、車両の近傍に存在する端末(例えば、運転者、歩行者若しくは店舗の端末、又はMTC(Machine Type Communication)端末)と接続してもよい。
専用通信I/F7630は、車両における使用を目的として策定された通信プロトコルをサポートする通信I/Fである。専用通信I/F7630は、例えば、下位レイヤのIEEE802。11pと上位レイヤのIEEE1609との組合せであるWAVE(Wireless Access in Vehicle Environment)、DSRC(Dedicated Short Range Communications)、又はセルラー通信プロトコルといった標準プロトコルを実装してよい。専用通信I/F7630は、典型的には、車車間(Vehicle to Vehicle)通信、路車間(Vehicle to Infrastructure)通信、車両と家との間(Vehicle to Home)の通信及び歩車間(Vehicle to Pedestrian)通信のうちの1つ以上を含む概念であるV2X通信を遂行する。
測位部7640は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)衛星からのGNSS信号(例えば、GPS(Global Positioning System)衛星からのGPS信号)を受信して測位を実行し、車両の緯度、経度及び高度を含む位置情報を生成する。なお、測位部7640は、無線アクセスポイントとの信号の交換により現在位置を特定してもよく、又は測位機能を有する携帯電話、PHS若しくはスマートフォンといった端末から位置情報を取得してもよい。
ビーコン受信部7650は、例えば、道路上に設置された無線局等から発信される電波あるいは電磁波を受信し、現在位置、渋滞、通行止め又は所要時間等の情報を取得する。なお、ビーコン受信部7650の機能は、上述した専用通信I/F7630に含まれてもよい。
車内機器I/F7660は、マイクロコンピュータ7610と車内に存在する様々な車内機器7760との間の接続を仲介する通信インターフェースである。車内機器I/F7660は、無線LAN、Bluetooth(登録商標)、NFC(Near Field Communication)又はWUSB(Wireless USB)といった無線通信プロトコルを用いて無線接続を確立してもよい。また、車内機器I/F7660は、図示しない接続端子(及び、必要であればケーブル)を介して、USB(Universal Serial Bus)、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface、又はMHL(Mobile High-definition Link)等の有線接続を確立してもよい。車内機器7760は、例えば、搭乗者が有するモバイル機器若しくはウェアラブル機器、又は車両に搬入され若しくは取り付けられる情報機器のうちの少なくとも1つを含んでいてもよい。また、車内機器7760は、任意の目的地までの経路探索を行うナビゲーション装置を含んでいてもよい。車内機器I/F7660は、これらの車内機器7760との間で、制御信号又はデータ信号を交換する。
車載ネットワークI/F7680は、マイクロコンピュータ7610と通信ネットワーク7010との間の通信を仲介するインターフェースである。車載ネットワークI/F7680は、通信ネットワーク7010によりサポートされる所定のプロトコルに則して、信号等を送受信する。
統合制御ユニット7600のマイクロコンピュータ7610は、汎用通信I/F7620、専用通信I/F7630、測位部7640、ビーコン受信部7650、車内機器I/F7660及び車載ネットワークI/F7680のうちの少なくとも一つを介して取得される情報に基づき、各種プログラムにしたがって、車両制御システム7000を制御する。例えば、マイクロコンピュータ7610は、取得される車内外の情報に基づいて、駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置の制御目標値を演算し、駆動系制御ユニット7100に対して制御指令を出力してもよい。例えば、マイクロコンピュータ7610は、車両の衝突回避あるいは衝撃緩和、車間距離に基づく追従走行、車速維持走行、車両の衝突警告、又は車両のレーン逸脱警告等を含むADAS(Advanced Driver Assistance System)の機能実現を目的とした協調制御を行ってもよい。また、マイクロコンピュータ7610は、取得される車両の周囲の情報に基づいて駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置等を制御することにより、運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行ってもよい。
マイクロコンピュータ7610は、汎用通信I/F7620、専用通信I/F7630、測位部7640、ビーコン受信部7650、車内機器I/F7660及び車載ネットワークI/F7680のうちの少なくとも一つを介して取得される情報に基づき、車両と周辺の構造物や人物等の物体との間の3次元距離情報を生成し、車両の現在位置の周辺情報を含むローカル地図情報を作成してもよい。また、マイクロコンピュータ7610は、取得される情報に基づき、車両の衝突、歩行者等の近接又は通行止めの道路への進入等の危険を予測し、警告用信号を生成してもよい。警告用信号は、例えば、警告音を発生させたり、警告ランプを点灯させたりするための信号であってよい。
音声画像出力部7670は、車両の搭乗者又は車外に対して、視覚的又は聴覚的に情報を通知することが可能な出力装置へ音声及び画像のうちの少なくとも一方の出力信号を送信する。図34の例では、出力装置として、オーディオスピーカ7710、表示部7720及びインストルメントパネル7730が例示されている。表示部7720は、例えば、オンボードディスプレイ及びヘッドアップディスプレイの少なくとも一つを含んでいてもよい。表示部7720は、AR(Augmented Reality)表示機能を有していてもよい。出力装置は、これらの装置以外の、ヘッドホン、搭乗者が装着する眼鏡型ディスプレイ等のウェアラブルデバイス、プロジェクタ又はランプ等の他の装置であってもよい。出力装置が表示装置の場合、表示装置は、マイクロコンピュータ7610が行った各種処理により得られた結果又は他の制御ユニットから受信された情報を、テキスト、イメージ、表、グラフ等、様々な形式で視覚的に表示する。また、出力装置が音声出力装置の場合、音声出力装置は、再生された音声データ又は音響データ等からなるオーディオ信号をアナログ信号に変換して聴覚的に出力する。
なお、図34に示した例において、通信ネットワーク7010を介して接続された少なくとも二つの制御ユニットが一つの制御ユニットとして一体化されてもよい。あるいは、個々の制御ユニットが、複数の制御ユニットにより構成されてもよい。さらに、車両制御システム7000が、図示されていない別の制御ユニットを備えてもよい。また、上記の説明において、いずれかの制御ユニットが担う機能の一部又は全部を、他の制御ユニットに持たせてもよい。つまり、通信ネットワーク7010を介して情報の送受信がされるようになっていれば、所定の演算処理が、いずれかの制御ユニットで行われるようになってもよい。同様に、いずれかの制御ユニットに接続されているセンサー又は装置が、他の制御ユニットに接続されるとともに、複数の制御ユニットが、通信ネットワーク7010を介して相互に検出情報を送受信してもよい。
以上説明した車両制御システム7000において、本技術の照明装置は、例えば、車外情報検出部に適用され得る。
10、10A~10T・・・照明装置
100・・・測距装置
110・・・発光素子
120・・・発光部
150・・・基板
150A・・・第1主面
150B・・・第2主面
311・・・第1マイクロレンズアレイ
312・・・第2マイクロレンズアレイ
313・・・コリメータレンズ
314・・・レンズ部材
315、321、331、350、361・・・拡散板
320・・・ロッドレンズアレイ
340・・・自由曲面レンズ
350・・・メタマテリアル
360・・・凹レンズアレイ
362・・・回折格子

Claims (19)

  1. アレイ状に配列された複数の発光部を有する発光素子と、
    前記発光部から出射される光ビームの出射方向に配置され、隣接する発光部からの光ビームとの隙間を低減し、光ビームの光強度を均一化する、前記発光素子の近傍に配置される第1光学部材と、
    前記第1光学部材からの発散光を略平行にする第2光学部材と、
    を有する、
    照明装置。
  2. 前記第1光学部材は、それぞれの前記発光部から出射される光ビームを集光する第1レンズ部と、前記第1レンズ部の集光後に発散する光ビームを略平行にする第2レンズ部と、を有する、
    請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記第1レンズ部と前記第2レンズ部とが一体化されている、
    請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記発光素子は基板を有し、
    前記基板の第1主面側に前記複数の発光部が形成されており、前記第1主面とは反対側の第2主面側に前記第1レンズ部が形成されている、
    請求項2に記載の照明装置。
  5. 前記第1光学部材は、それぞれの前記発光部からの光ビームの光強度を略均一にするロッドレンズアレイである、
    請求項1に記載の照明装置。
  6. 前記第1光学部材は、それぞれの前記発光部から出射される光ビームを広げる回折格子である、
    請求項1に記載の照明装置。
  7. 前記回折格子によって、所定の発光部から出射された光ビームが所定数分割され、前記分割された領域からの光ビームが中間像位置にて重なるようにされる、
    請求項6に記載の照明装置。
  8. 前記発光素子は基板を有し、
    前記基板の第1主面側に前記複数の発光部が形成されており、前記第1主面とは反対側の第2主面側に前記回折格子が形成されている、
    請求項6に記載の照明装置。
  9. 前記第1光学部材は、それぞれの前記発光部から出射される光ビームを広げる自由曲面レンズである、
    請求項1に記載の照明装置。
  10. 前記発光素子は基板を有し、
    前記基板の第1主面側に前記複数の発光部が形成されており、前記第1主面とは反対側の第2主面側に前記自由曲面レンズが形成されている、
    請求項9に記載の照明装置。
  11. 前記第1光学部材は、それぞれの前記発光部から出射される光ビームを広げるメタマテリアルである、
    請求項1に記載の照明装置。
  12. 前記発光素子は基板を有し、
    前記基板の第1主面側に前記複数の発光部が形成されており、前記第1主面とは反対側の第2主面側に前記メタマテリアルが形成されている、
    請求項11に記載の照明装置。
  13. 前記第1光学部材により形成される中間像位置に、拡散板又は回折格子が配置される、
    請求項1に記載の照明装置。
  14. 前記第1光学部材は、それぞれの前記発光部から出射される光ビームを広げる凹レンズであり、
    前記凹レンズと前記第2光学部材との間に拡散板が配置される、
    請求項13に記載の照明装置。
  15. 前記発光素子は基板を有し、
    前記基板の第1主面側に前記複数の発光部が形成されており、前記第1主面とは反対側の第2主面側に前記凹レンズが形成されている、
    請求項14に記載の照明装置。
  16. 前記発光部は、面発光レーザである、
    請求項1に記載の照明装置。
  17. 前記複数の発光部の発光の切替が、個別の発光部毎、又は、所定の領域に属する発光部毎に可能である、
    請求項1に記載の照明装置。
  18. アレイ状に配列された複数の発光部を有する発光素子と、
    前記発光素子近傍に、前記発光部毎に発光領域を広げ、発光部間の非照射領域を低減する光学機能部材を有する照明装置。
  19. 請求項1に記載の照明装置を有する測距装置。
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