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JP2024074341A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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JP2024074341A
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優 金内
Yu Kaneuchi
直己 小谷
Naoki Kotani
好宏 矢田
Yoshihiro Yada
真 井村
Makoto Imura
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Abstract

Figure 2024074341000001
【課題】 1枚衣類の衣類重量が低減した時のアンバランスの検知精度を高め、リトライの低減による運転時間増加を抑制や、脱水が完了せずに終了することを防ぎ、アンバランス判定時の振動増加を抑制できるドラム式洗濯機を提供することにある。
【解決手段】 筐体と、外槽と、ドラムと、モータと、給水弁と、振動センサと、脱水工程において、回転脈動判定、または、振動判定により、ドラム内での衣類のアンバランスを検知したときに、脱水をリトライするようにモータを制御する制御装置と、を備え、回転脈動判定は、ドラムの回転脈動が第1閾値を超えたときにアンバランスを検知する判定であり、振動判定は、ドラムの回転数が外槽の共振回転数であるときの外槽の振動が第2閾値を超えたときにアンバランスを検知する判定であり、第1閾値は、外槽の振動が第2閾値を超えたときのドラムの回転数が高い程、より小さい閾値に変更されるドラム式洗濯機。
【選択図】図4

Description

本発明は、ドラムを高速回転させることで、洗濯後の濡れた衣類等を脱水するドラム式洗濯機に関する。
ドラム式洗濯機の脱水工程に関する文献として、特許文献1がある。この文献では、ドラムの回転数の脈動(以下、特許文献1に倣い「回転変動」と称することもある)や外槽の振動が、ドラム内の衣類等の片寄り(以下、「アンバランス」と称する)の大きさに比例することを利用し、下記の手順でアンバランスを段階的に修正しながら脱水を実施している(同文献の段落0032~0039、図3等)。
まず、濡れた衣類が遠心力でドラム内周面に張り付くような第1回転数(ω)まで、ドラム回転数を上昇させる(同文献の図3の205)。そして、ドラム回転数が第1回転数(ω)に到達すると、その回転数を所定時間維持して(同文献の図3の206)、回転変動の大きさに基づく第1アンバランス判定を実施する(同文献の図3の207)。このときの回転変動が第1閾値より大きい場合は、衣類がドラム内に均一に広がっていないか、衣類同士が重なっているかの何れかの理由で、アンバランスが大きな状態となっていると考えられる。そのため、ドラム回転を一時停止して、ドラムに張り付いていた衣類を一旦落下させ(同文献の図3の215)、落下した衣類のほぐし動作を行い、衣類の片寄りや絡まりを解消させることで、アンバランスを修正する(同文献の図3の201)。
また、第1アンバランス判定(同文献の図3の207)での回転変動が第1閾値より小さい場合は、回転変動の大きさに基づく第2アンバランス判定を実施する(同文献の図3の208)。このときの回転変動が第2閾値(第1閾値より小さい閾値)より大きい場合は、衣類の一部が重なったことでアンバランスとなっていると考えられる。そのため、ドラム回転数を、逆回転時の回転数(ω)より高く第1回転数(ω)より低い回転数(ω)に低下させることで(すなわち、第1アンバランス判定でのアンバランス検知時とは異なる手法で)、衣類同士が重なった個所を動かしてアンバランスを修正する(同文献の図3の213)。
さらに、第2アンバランス判定での回転変動が第2閾値よりも小さい場合は、ドラム回転数を更に上昇させた後(同文献の図3の209)、外槽振動の大きさに基づく第3アンバランス判定を実施する(同文献の図3の210)。このときの外槽振動が第3閾値より大きい場合は、第1アンバランス判定でのアンバランス検知時と同様に、ドラム回転を一時停止して、ドラムに張り付いていた衣類を一旦落下させ(同文献の図3の215)、落下した衣類のほぐし動作を行い、衣類の片寄りや絡まりを解消させることで、アンバランスを修正する(同文献の図3の201)。
以上のように、特許文献1では、脱水工程で発生したアンバランスを、低速回転域でのドラムの回転変動に基づく判定(比較的大きなアンバランスを検知する、第1、第2のアンバランス判定)、または、高速回転域での外槽の振動に基づく判定(比較的小さなアンバランスを検知する、第3のアンバランス判定)で評価し、アンバランスがあるときには、ドラムの回転を停止するなどしてアンバランスを修正しながら、脱水をやり直し(以下、「リトライ」と称する)ている。
特許第2018-149219号公報
ここで、単独の衣類を洗濯した後に実行される脱水工程を考える。なお、以下では、単独で洗濯される衣類を「1枚衣類」と称する。1枚衣類がジーンズやバスマット等の、吸水性が高く、比較的小さな衣類である場合、脱水時にドラムを脱水用の回転速度で回転させても、その1枚衣類はドラム内周面に均一に張り付くほど大きくないため、多数の衣類を同時に脱水する場合(以下、「通常脱水」と称する)に比べてアンバランスが大きくなりやすい。そのため、従来は、1枚衣類の脱水工程の初期にリトライが発生しやすく、また、繰り返されるリトライによって脱水が促進される結果、脱水工程の初期段階であってもアンバランス状態が大きく変化することがあった。
上記のように、特許文献1では第1~第3のアンバランス判定毎に閾値を用意しているが、それらの閾値は脱水工程初期のリトライにより衣類重量が大きく軽減してアンバランス状態も変化しうる1枚衣類を想定した閾値ではない。そのため、特許文献1のドラム式洗濯機では、1枚衣類の脱水時に次のような不具合が考えられる。
まず、低速回転域では、リトライにより1枚衣類が軽量化しアンバランスが改善しても、その1枚衣類がドラム内周面に不均一に張り付いた状態であれば、ドラムの回転変動が第1閾値または第2閾値を超えてしまい、アンバランスと判定される可能性がある。その場合、高速回転域での脱水に移行すべき脱水状態であるにもかかわらず、本来不要なリトライを繰り返したり、低速回転域でのリトライの多発により脱水工程が異常停止したりする恐れがある。
また、高速回転域では、外槽振動に基づくアンバランス判定に用いる第3閾値が一定値であるため、過去のリトライにより脱水が促進され軽量化した1枚衣類のアンバランスを検知できたときには、ドラム回転数が相当に高まっていることになり、相当の外槽振動と騒音が発生してしまうという問題がある。
そこで、本発明は、1枚衣類を脱水する場合でも、低速回転域でのドラムの回転変動に基づくアンバランス判定と、高速回転域での外槽振動に基づくアンバランス判定を適切に実施し、リトライ回数の増加、脱水工程の異常停止、外槽の過剰な振動や騒音などの不具合を抑制するドラム式洗濯機を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のドラム式洗濯機は、筐体と、該筐体内に設置された外槽と、該外槽内に回転自在に設置され、衣類を収納可能なドラムと、該ドラムを回転させるモータと、前記ドラムに給水する給水弁と、前記外槽の振動を検出する振動センサと、脱水工程において、前記ドラムの回転脈動に基づきアンバランスの有無を判定する回転脈動判定、または、前記外槽の振動に基づきアンバランスの有無を判定する振動判定により、前記ドラム内での衣類のアンバランスを検知したときに、脱水をリトライするように前記モータを制御する制御装置と、を備えるドラム式洗濯機であって、前記回転脈動判定は、前記ドラムの回転脈動が第1閾値を超えたときにアンバランスを検知する判定であり、前記振動判定は、前記ドラムの回転数が前記外槽の共振回転数であるときの前記外槽の振動が第2閾値を超えたときにアンバランスを検知する判定であり、前記第1閾値は、前記外槽の振動が第2閾値を超えたときの前記ドラムの回転数が高い程、より小さい閾値に変更されるドラム式洗濯機とした。
本発明のドラム式洗濯機によれば、1枚衣類を脱水する場合でも、低速回転域でのドラムの回転変動に基づくアンバランス判定と、高速回転域での外槽振動に基づくアンバランス判定を適切に実施し、リトライ回数の増加、脱水工程の異常停止、外槽の過剰な振動や騒音などの不具合を抑制することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
実施例1に係るドラム式洗濯機の斜視図。 図1のドラム式洗濯機の内部構造を右側面側から見た断面図。 アンバランス不検知時の脱水工程のドラム回転動作を示す図。 アンバランス検知時の脱水工程のドラム回転動作を示す図。 実施例1に係るアンバランス判定のフローチャート図。 実施例2に係るアンバランス判定のフローチャート図。 実施例2に係るドラム回転動作を示す図。 実施例2に係るドラム回転動作を示す図。 実施例2に係るドラム回転動作を示す図。 実施例3に係るアンバランス判定のフローチャート図。
以下、図面を用いて、本発明に係るドラム式洗濯機の実施例を説明する。なお、本発明のドラム式洗濯機には、乾燥機能を備えたドラム式洗濯乾燥機も含むものとする。
まず、図1から図4を用いて、本発明の実施例1に係るドラム式洗濯機100を説明する。
図1は、本実施例のドラム式洗濯機100の斜視図であり、図2は、本実施例のドラム式洗濯機100の内部構造を右側から見た断面図である。両図に示すように、ドラム式洗濯機100の外郭は筐体1で覆われており、この筐体1は、左右の側板1a、前面カバー1b、背面カバー1c、上面カバー1d、下カバー11で構成されている。そして、上面カバー1dには、水道栓からドラム式洗濯機100に給水するための給水ホース接続口30が設けられている。
ドア2は、前面カバー1bの略中央に設けた衣類を出し入れするための投入口(図示せず)を塞ぐためのもので、前面カバー1bに設けたヒンジ(図示せず)で開閉可能に支持されている。ドア2は、ドア開放取手2aを引くことでロック機構(図示せず)が外れて開き、前面カバー1bに押し付けられることでロック機構がロックされて閉じる。前面カバー1bは、前ステー9の開口部9aおよび外槽17の開口部17aと略同心に、衣類を出し入れするための円形の開口部1baを有している。
筐体1の上部に設けた操作・表示パネル3は、電源スイッチ4および操作スイッチ5を備える。操作・表示パネル3は、筐体1の内部に備えられている制御装置13に電気的に接続している。
筐体1の内部には、水を溜める外槽17が備えられる。外槽17の下部は、下カバー11の前側の左右に固定されたサスペンション26aと、下カバー11の後側の左右に固定されたサスペンション26bの合計4本のサスペンションで防振支持されている。外槽17の上部は懸架装置12で上ステー7と接続されることで、外槽17が筐体1に吊り下げられた状態で支持される。懸架装置12は例えばコイルばねで構成される。
外槽17は、衣類を収納するためのドラム21を内包する。外槽17の後方には、ドラム21を回転させるためのモータ22が配置される。モータ22は、回転軸となるシャフト22aが外槽17を貫通し、ドラム21と結合されている。また、モータ22は、モータ回転速度を検出するためのホール素子を備えており、ホール素子で検出したモータ回転速度を制御装置13に出力する。
外槽17の下部には、外槽17の振動を検出するための振動センサ28が固定されている。この振動センサ28は、3軸振動センサであり、検出した3軸振動を制御装置13に出力する。
制御装置13は、利用者が操作・表示パネル3を介して入力した指令や、各種センサの検出値、制御プログラム等に応じて、給水弁31の開閉、排水弁34aの開閉、モータ22の回転、ヒータ(図示せず)の発熱等を適宜制御し、洗い、濯ぎ、脱水、乾燥等の各工程を実施する。これらの工程のうち、本発明に係る脱水工程の詳細は後述する。なお、制御装置13は、モータ22から入力されたモータ回転速度に基づいて、そのモータ回転速度に対応するドラム21の回転数や、ドラム回転数の脈動(回転変動)を演算する。また、制御装置13は、振動センサ28から入力された3軸振動値に基づいて、任意方向の外槽振動値を演算する。
モータ22を駆動すると、ドラム21は、正転(ドラム式洗濯機100を正面から見て時計回り)および逆転(ドラム式洗濯機100を正面から見て反時計回り)の両方向に回転駆動される。ドラム21の回転軸線Azは、ドラム式洗濯機100の前方から後方に向けて水平または、奥側が下になるように傾斜している。図2では奥側が下になるように傾斜した状態を示している。
ドラム21には、ドラム21内の洗濯水を外槽17に排水するための複数個の脱水孔21bが設けられると共に、その内周面に複数個(図2では1個のみを図示)のバッフル23が設けられている。複数個のバッフル23はドラム21の周方向に間隔をおいて設けられ、ドラム21の回転に伴ってドラム21内に投入された衣類を持ち上げる。バッフル23は、ドラム21の前後方向に延在している。
ドラム21の前端(前面側)には、円筒状の流体バランサ21cが設けられている。外槽17は、前方を開口として、後方を閉じた有底の略円筒を形成している。この外槽17の開口部と筺体1の投入口とは、前後方向に伸縮しやすいベローズ19により接続される。ベローズ19は、環状の弾性部材で成形され、ドア2を閉めることでドラム21を水封する。また、筐体1の投入口、外槽17の開口部、およびドラム21の開口部は連通しており、ドア2を開くことでドラム21内への衣類の出し入れが可能となる。なお、外槽17は、開口部を含む側と、モータ22の取り付けられる側とに分割することができる。
給水ホース接続口30の下部には、給水弁31が配置されている。給水弁31には、外槽17に給水するための給水配管32の一端が接続されている。給水弁31の弁を開くことで、給水ホース接続口30から給水配管32を介して、洗剤容器33に水が流れ、前側注水ホース35または後側注水ホース36から外槽17内に給水される。
外槽17の下部に備えられた排水ホース34の排水経路には、排水弁34aが設けられる。排水弁34aを閉じると外槽17内に給水した水が外槽17内に溜まり、排水弁34aを開くと、外槽17内の洗濯水が排水ホース34からドラム式洗濯機100の機外に排水される。
<ドラム式洗濯機100の基本動作>
次に、ドラム式洗濯機100の基本動作を説明する。ドラム式洗濯機100では、まず利用者が電源スイッチ4を押すことで、ドラム式洗濯機100が起動する。そして、利用者は、ドア開放取手2aを引き、ドア2を開いてドラム21内に衣類を投入してから、ドア2を閉じた後、操作スイッチ5を操作し、運転設定を行い、運転を開始する。
運転が開始されると、制御装置13の制御によってドラム21が回転して、注水前の衣類容量を算出する。衣類容量は、モータ22を回転させたときのモータ22の電流値に基づいて算出される。このとき、衣類容量が多い程、モータ22に負荷が加わり、電流値が大きくなるので、電流値で衣類容量を判定することができる。そして、衣類容量に基づいて、投入する洗剤量が操作・表示パネル3に表示される。このとき、算出した衣類容量が多い程、投入する洗剤量も多くなる。利用者は、操作・表示パネル3の表示を確認して、洗剤容器33内に所定量の洗剤量を投入する。その後、制御装置13は洗い工程を開始する。
洗い工程では、制御装置13は給水弁31を開き、給水ホース接続口30から供給された水を給水ホース32と洗剤容器33および前側注水ホース35または後側注水ホース36を介して、洗剤と共に外槽17内に供給する。このとき、算出した衣類容量が多い程、洗い工程での給水量が多くなる。この動作を所定時間実行した後、ドラム21を正転、停止、逆転、停止を繰り返す洗い動作を所定時間行う。このとき、衣類がバッフル23によって持ち上げられて落下する動作が繰り返されることで衣類の洗浄力が高められる。
洗い工程の後、制御装置13は脱水工程を実行する。脱水工程では、始めにドラム21に衣類が張り付かない低速回転数でドラム21を回転させる。低速回転数では、洗い工程で水を含んだ衣類がドラム21の回転時にバッフル23によって持ち上げられ、衣類が落下する際にドラム21の内周面に広げられる。衣類が広がり始めたら、ドラム21の回転数を徐々に上昇させて、ドラム21に衣類を張り付ける。ドラム21に衣類が張り付くと、ドラム21の回転数を上昇させて、外槽17の共振回転数域を通過させながら、定常回転数まで到達させて、衣類に含まれる水を遠心脱水していく。なお、外槽17の共振回転数とは、外槽17が共振する固有振動数(Hz)を回転数(rpm)に換算した値であり、本実施例の外槽17は3種類の共振回転数r1、r2、r3を持っているものとする。
脱水工程を行った後、制御装置13は濯ぎ工程を実行する。濯ぎ工程では、給水弁31を開いて、給水ホース接続口30から供給された水を給水ホース32と洗剤容器33および前側注水ホース35または後側注水ホース36を介して、外槽17内に供給する。また、洗い工程と同様に、算出した衣類容量が多い程、給水量が多くなる。濯ぎ工程では、洗い工程と同様に、ドラム21の正転、停止、逆転、停止の動作を繰り返す。このとき、バッフル23によって持ち上げられた衣類が落下する攪拌動作を所定時間行う。
その後、制御装置13は前記した脱水工程および濯ぎ工程を所定回数繰り返し、最終脱水工程に移行する。
なお、ドラム式洗濯機が乾燥機能を備えている場合、制御装置13は、最終脱水工程を行った後に乾燥工程を実行する。乾燥工程のドラム21の回転数は、洗い工程時よりもさらに低速に設定される。乾燥工程ではドラム21を低速で回転させながら、送風ユニット(図示せず)からドラム21内の衣類に温風を吹き付けて、衣類のシワを低減しながら衣類を乾燥させる。
<アンバランス判定方法>
ここで、本実施例の脱水工程の詳細を説明する前に、本実施例のアンバランス判定方法を説明する。上記したように、脱水工程は、洗い工程や濯ぎ工程の終了後に停止したドラム21の回転数を定常回転数まで徐々に上げていき、高速の定常回転数を所定時間維持することで、濡れた衣類等を脱水する工程である。ドラム21の回転数と外槽17の共振回転数が一致する領域では外槽17の振動が増幅されるため、脱水工程時にドラム21内の衣類等の配置にアンバランスがあると、過大な外槽振動や騒音が発生するだけでなく、外槽17が筐体1に衝突する恐れもある。
そこで、制御装置13は、ドラム回転数が外槽共振回転数域(図3Aの網掛け部)を超える前の、脱水工程の初期段階でアンバランスを検知すると、ドラム21の回転を一時的に停止し、低速回転でのほぐし動作を実施させた後、ドラム21の回転数を再度高めて脱水をリトライさせるように、モータ22の回転を制御する。
そのため、本実施例の制御装置13は、ドラム21の回転脈動に基づきアンバランスの有無を判定する方法(以下、単に「回転脈動判定」と称する)と、振動センサ28の検出値に基づきアンバランスの有無を判定する方法(以下、単に「振動判定」と称する)を併用して、アンバランスの有無を脱水工程初期段階で判定し、アンバランス検知時にはリトライによりアンバランスを改善してから、ドラム回転数を定常回転数まで上昇させている。
回転脈動判定は、ドラム21の回転数が比較的低い低速回転域(例えば、100rpm以下)にて利用される判定方法であり、主にドラム21の内周面に張り付いた衣類の片寄りや重なりで発生した比較的大きなアンバランスの有無を判定する。この回転脈動判定では、モータ22のホール素子の出力に基づいて算出したドラム21の回転脈動が所定の閾値Ta以上のときに、アンバランスが発生したと判定する。
ここで、回転脈動とは、ドラム21が1回転する際の回転速度の最大値と最小値の差分である。また、閾値Taは、制御装置13に予め登録された複数の値(例えば、Ta1、Ta2、Ta3(但し、Ta1>Ta2>Ta3))から選択された値である。なお、閾値Taの初期値であるTa1は最も大きい閾値であり、状況に応じて、より小さい閾値であるTa2やTa3に置換される。
振動判定は、ドラム21の回転数が比較的高い高速回転域にて利用されるアンバランス判定方法であり、比較的小さなアンバランスの有無を判定する。この振動判定では、振動センサ28が検出した外槽振動値が所定の閾値Tb以上のときに、アンバランスが発生したと判定する。ここで用いる閾値Tbは、外槽17の仕様に応じて定まる値であり、制御装置13には、ドラム21の回転数に応じて切り替える複数の閾値Tb(例えば、Tb1、Tb2、Tb3)が予め登録されている。
ここで、ドラム21の回転数に応じて閾値Tbを切り替える理由は次のとおりである。すなわち、外槽17の揺れ易い方向は共振回転数毎に異なるという特性がある。従って、本実施例の振動判定を行う場合、制御装置13は、振動センサ28から入力された3軸振動値に基づいて、現在のドラム21の回転数において最も揺れ易い方向の外槽振動量を演算し、その振動方向用の閾値Tbと比較することで、アンバランスの発生を効率良く判定できるからである。
<脱水工程>
次に、脱水工程でのドラム21の具体的な回転動作に関して、図3A、図3Bを参照して説明する。
アンバランスがない場合、本実施例の脱水工程では、図3Aに例示するように、ドラム21の回転数を段階的に上昇させて、外槽17の振動変位が増加する共振回転数域(例えば100~400rpm)を通過させた後、定常回転数(例えば900rpm)で所定時間(例えば80秒)運転させることで脱水が完了したと判断する。
この例では、100rpm以下の回転脈動判定区間で検出された回転脈動が所定の閾値Taよりも小さかったため、回転脈動判定によってはアンバランスが検知されず、リトライすることなく振動判定区間のドラム回転数に移行している。また、振動判定区間に含まれる共振回転数域では、各共振回転数での振動センサ28の検出値が所定の閾値Tbよりも小さかったため、振動判定によってもアンバランスが検知されず、リトライすることなくドラム回転数を定常回転数まで上昇させた後、脱水工程を終了している。
一方、アンバランスがある場合は、外槽17と筐体1との衝突防止や、定常回転数での振動と騒音が増大することを防止するため、本実施例の脱水工程では、図3Bに例示するように、2回のリトライを実施してアンバランスを改善した後、ドラム回転数を定常回転数まで上昇させている。具体的には、100rpm以下の回転脈動判定区間で検出された回転脈動が所定の閾値Taよりも大きかったため、回転脈動判定によってアンバランスを検知し、1回目のリトライを実施してアンバランスを改善する。また、外槽17の共振回転数域では、ある共振回転数での振動センサ28の検出値が所定の閾値Tbよりも大きかったため、振動判定によってアンバランスを検知し、2回目のリトライを実施してアンバランスを更に改善する。2回目のリトライ後は、アンバランスが十分に改善されているため、図3Aの例と同様の手順により脱水工程を終了することができる。
ここで、回転脈動判定用の閾値Taと振動判定用の閾値Tbの意義を考える。
脱水開始直後の衣類は、水を多く含む重い状態であるため、ドラム21内での衣類重量の片寄り(アンバランス)が大きくなりやすい。このような状態で厳格なアンバランス判定を行うと、安易にアンバランスありと判定され、リトライが繰り返される恐れがあるため、回転脈動判定用の閾値Taの初期値(Ta1)を大きめに設定しておき、重度のアンバランス以外であれば、比較的低速のドラム回転での脱水を継続できるようにしている。
一方、回転脈動判定区間を通過できる程度のアンバランスであっても、共振回転数での高速回転に適さない程度のアンバランスを見逃せば、外槽17と筐体1が衝突したり、振動と騒音が増大したりする恐れがあるため、軽度のアンバランスも漏れなく検知し、適切にリトライを実施する必要がある。そのため、振動判定区間用の閾値Tbを小さめに設定し、共振回転数での高速回転に適さないアンバランスを適切に検知できるようにしている。
ところで、吸水性が高く比較的小さいためアンバランスが大きくなりやすい1枚衣類の脱水時には、仮に大きめの閾値Taを用いる回転脈動判定区間を通過できても、小さめの閾値Tbを用いる振動判定区間でのアンバランス検知(および、それに続くリトライ)を繰り返しやすいという特性がある。リトライが繰り返されると、脱水工程の初期段階で脱水前よりも衣類の重量が大きく減少するため、回転脈動判定用の閾値Taを大きめに設定したことの意義が逓減していき、むしろ、回転脈動判定区間で厳格なアンバランス判定を行わないことの弊害(例えば、振動判定区間でのリトライ多発による、脱水工程の長期化や異常停止)が大きくなる。
そこで、本実施例では、リトライ前の脱水工程の進捗に応じて、回転脈動判定用の閾値Taを段階的に引き下げていくことで、1枚衣類の脱水工程のリトライ時には、引き下げた閾値Taを用いてアンバランスの有無をより適切に判定できるようにした。
<<フローチャート>>
次に、図4のフローチャートを用い、アンバランスの大きい1枚衣類を脱水するという前提で、本実施例の脱水工程の手順を詳細に説明する。
まず、ステップS11では、制御装置13は、モータ22の回転数を制御して、ドラム21の回転数を徐々に上昇させる。
次に、ステップS12では、制御装置13は、回転脈動判定区間でのドラム21の回転脈動が回転脈動判定用の閾値Taより小さいかに応じてアンバランス判定を行う。そして、要件を満たす場合は、ステップS15に進み、要件を満たさない場合は、ステップS13に進む。なお、閾値Taの初期値は閾値Ta1であり、これは複数用意された閾値Taのなかで最大のものである。
ステップS13では、制御装置13は、モータ22の回転を停止して、ドラム21の回転も停止させる。これにより、遠心力でドラム21の内面に張り付いた衣類が落下する。
ステップS14では、制御装置13は、モータ22の回転を制御して、ほぐし動作を実施し、アンバランスを修正する。その後、再度、ドラム21の回転数を上昇させる(ステップS11)。
一方、ステップS15では、制御装置13は、モータ22の回転数を制御して、ドラム21の回転数を外槽17の第1共振回転数r1(例えば180prm)に向けて徐々に上昇させる。
ステップS16では、制御装置13は、第1共振回転数r1に到達する前の外槽17の振動値が振動判定用の閾値Tb1より小さいかに応じてアンバランス判定を行う。そして、要件を満たす場合は、ステップS17に進み、要件を満たさない場合は、ステップS13に進む。なお、本ステップで用いる振動値は、第1共振回転数r1時に外槽17が最も揺れやすい方向の振動値であり、閾値Tb1は、その方向用の閾値Tbとして用意された閾値である。
ステップS17では、制御装置13は、モータ22の回転数を制御して、ドラム21の回転数を外槽17の第2共振回転数r2(例えば240rpm)に向けて徐々に上昇させる。
ステップS18では、制御装置13は、第2共振回転数r2に到達する前の外槽17の振動値が振動判定用の閾値Tb2より小さいかに応じてアンバランス判定を行う。そして、要件を満たす場合は、ステップS1aに進み、要件を満たさない場合は、ステップS19に進む。なお、本ステップで用いる振動値は、第2共振回転数r2時に外槽17が最も揺れやすい方向の振動値であり、閾値Tb2は、その方向用の閾値Tbとして用意された閾値である。
ステップS19では、制御装置13は、回転脈動判定用の閾値Taを初期値のTa1からTa2(但し、Ta1>Ta2)に引き下げた後、ステップS13に進む。これにより、以後の回転脈動判定には閾値Ta1より小さい閾値Ta2が利用される。
ステップS1aでは、制御装置13は、モータ22の回転数を制御して、ドラム21の回転数を外槽17の第3共振回転数r3(例えば360rpm)に向けて徐々に上昇させる。
ステップS1bでは、制御装置13は、第3共振回転数r3に到達する前の外槽17の振動値が振動判定用の閾値Tb3より小さいかに応じてアンバランス判定を行う。そして、要件を満たす場合は、ステップS1dに進み、要件を満たさない場合は、ステップS1cに進む。なお、本ステップで用いる振動値は、第3共振回転数r3時に外槽17が最も揺れやすい方向の振動値であり、閾値Tb3は、その方向用の閾値Tbとして用意された閾値である。
ステップS1cでは、制御装置13は、回転脈動判定用の閾値Taを従前のものからTa3(但し、Ta1>Ta2>Ta3)に引き下げた後、ステップS13に進む。これにより、以後の回転脈動判定には閾値Ta1や閾値Ta2より小さい閾値Ta3が利用される。
ステップS1dでは、制御装置13は、モータ22の回転数を制御して、ドラム21の回転数を定常回転数(例えば900rpm)に向けて徐々に上昇させる。そして、定常回転数での脱水を所定時間継続した後に脱水運転を終了する。
以上のように、本実施例では、共振回転数域でアンバランスを検知したタイミングに応じて(すなわち、リトライ前の脱水工程での脱水量を考慮して)、以後の回転脈動判定時に使用する閾値Taを段階的に引き下げるようにした。これにより、仮に閾値Taが一定であれば、ドラム回転数の高い振動判定区間でしか検知できなかったアンバランスを、ドラム回転数の低い回転脈動判定区間にて先んじて検知できるようになる。
従って、本実施例によれば、リトライにより、衣類重量が低減した1枚衣類の、低速回転域でのアンバランス検知精度を高めることができ、アンバランスが小さい時に脱水を行うことで、外槽17の共振回転数区間でのリトライの増加を抑制して、脱水が完了せずに運転が終了することを防止することができる。
次に、図5、図6A、図6Bを用いて、本発明の実施例2に係るドラム式洗濯機100を説明する。なお、実施例1との共通点は、重複説明を省略する。
本実施例は、リトライ前の脱水工程で振動判定によりアンバランスを検知した場合、リトライ時には、ドラム回転数がアンバランス検知実績のある共振回転数に到達する前に、その共振回転数よりも低い回転数でドラム21を一定時間回転させる期間を設けた点で実施例1と相違する。
本実施例のドラム式洗濯機100による具体的な脱水運転を図5のフローチャートに示す。なお、本実施例特有の処理は、図5におけるステップS25~S26、S29~S2a、S2e~S2fであり、その他の処理は、図4におけるステップS11~S1dの処理と対応するため、以下では、本実施例特有の処理の意義を詳細に説明することとする。
ステップS25は、ステップS22(ステップS12に相当)の要件を満たした場合に実施される処理である。本ステップでは、制御装置13は、リトライ前の脱水時に第1共振回転数r1用の閾値Tb1によりアンバランスが検知されたかを判定する。そして、要件を満たす場合は、ステップS26に進み、要件を満たさない場合は、ステップS27(ステップS15に相当)に進む。
ステップS26では、制御装置13は、モータ22の回転数を制御して、外槽17の共振回転数r1(例えば、180rpm)より低い回転数(例えば、160rpm)でドラム21を一定時間回転させる(図6A参照)。この期間に、衣類の水抜きが促進され、アンバランスが低減するため、ステップS28(ステップS16に相当)での閾値Tb1を用いたアンバランス判定ではアンバランスが検知されない可能性が高まる。
また、ステップS29は、ステップS28(ステップS16に相当)の要件を満たした場合に実施される処理である。本ステップでは、制御装置13は、リトライ前の脱水時に第2共振回転数r2用の閾値Tb2によりアンバランスが検知されたかを判定する。そして、要件を満たす場合は、ステップS2aに進み、要件を満たさない場合は、ステップS2b(ステップS17に相当)に進む。
ステップS2aでは、制御装置13は、モータ22の回転数を制御して、外槽17の共振回転数r2(例えば、240rpm)より低い回転数(例えば、220rpm)でドラム21を一定時間回転させる(図6B参照)。この期間に、衣類の水抜きが促進され、アンバランスが低減するため、ステップS2c(ステップS18に相当)での閾値Tb2を用いたアンバランス判定ではアンバランスが検知されない可能性が高まる。
さらに、ステップS2eは、ステップS2c(ステップS18に相当)の要件を満たした場合に実施される処理である。本ステップでは、制御装置13は、リトライ前の脱水時に第3共振回転数r3用の閾値Tb3によりアンバランスが検知されたかを判定する。そして、要件を満たす場合は、ステップS2fに進み、要件を満たさない場合は、ステップS2g(ステップS1aに相当)に進む。
ステップS2fでは、制御装置13は、モータ22の回転数を制御して、外槽17の共振回転数r3(例えば、360rpm)より低い回転数(例えば、340rpm)でドラム21を一定時間回転させる(図6C参照)。この期間に、衣類の水抜きが促進され、アンバランスが低減するため、ステップS2h(ステップS1bに相当)での閾値Tb3を用いたアンバランス判定ではアンバランスが検知されない可能性が高まる。
以上のように本実施例によれば、リトライ前に共振回転数域でアンバランスを検知した実績の有無を確認し、アンバランス検知実績があれば、アンバランス検知した共振回転数よりも低い回転数でドラム21を一定期間回転させることで、衣類の水抜きを促進し、アンバランスを低減することで、リトライ時の共振回転数での振動と騒音の増大を抑制することができる。
次に、図7を用いて、本発明の実施例3に係るドラム式洗濯機100を説明する。なお、実施例1との共通点は、重複説明を省略する。
本実施例は、アンバランスを検知したタイミングによって、ステップS35のほぐし動作(ステップS14に相当)前に実施する処理内容を切り替える点と、振動判定によりアンバランスを検知した実績の有無に応じて定常回転数での脱水時間の長さを切り替える点で、実施例1と相違するものである。
本実施例のドラム式洗濯機100による具体的な脱水運転を図7のフローチャートに示す。なお、本実施例特有の処理は、図7におけるステップS33~S34、S3g~S3iであり、その他の処理は、図4におけるステップS11~S1dの処理と対応するため、以下では、本実施例特有の処理の意義を詳細に説明することとする。
ステップS33は、ステップS32(ステップS12に相当)やステップS37(ステップS17に相当)でアンバランスを検知した場合に実施される処理である。本ステップでは、実施例1のステップS13と同様に、制御装置13は、モータ22の回転を停止して、ドラム21の回転も停止させるが、本ステップを経由する場合は、同じくドラム回転停止ステップであるステップS3bを経由する場合と異なり、ステップS35(ステップS14に相当)のほぐし動作を実施する前に、ステップS34を実施する。
ステップS34では、制御装置13は、給水弁31を開きドラム21に注水する。ステップS32やステップS37でアンバランスを検知した場合(すなわち、ドラム21の回転数が比較的低い領域でアンバランスを検知した場合)は、衣類の脱水がさほど進んでいないため、この時点でドラム21に注水しても以後の脱水に与える不利益が小さい一方、衣類の含水量が増えることで、ほぐし動作(ステップS35)時に衣類を動かしたり、衣類の絡まりを解消したりしやすくなるので、アンバランスを修正しやすくなるという大きな利点がある。
なお、ステップS39(ステップS18に相当)やステップS3d(ステップS1bに相当)でアンバランスを検知した場合に、ステップS34(ドラム注水)を経由しないのは、ステップS39やステップS3dの時点では、衣類は脱水が相当に進んでいるため、この時点でドラム21に注水すると却って脱水完了に要する時間が伸びるためである。
ステップS3gでは、制御装置13は、振動判定(ステップS37、S39、S3d)によりアンバランスを検知した実績があるかを判定する。そして、要件を満たす場合は、ステップS3iに進み、要件を満たさない場合は、ステップS3hに進む。
ステップS3iでは、制御装置13は、定常回転数での脱水時間を通常の設定値(例えば80秒)より短い設定値(例えば40秒)に変更し、この変更後の設定時間が経過した時点で、脱水運転を終了する。これは、高速回転域での脱水を繰り返した分、リトライが無かった場合に比べ脱水が進んでおり定常回転数での脱水時間を短縮しても脱水への悪影響が少ないと考えられ、また、定常回転数での脱水時間を短縮しなければ、リトライが無い場合に比べ脱水運転終了までに要する時間が大幅に長くなる可能性があるからである。
特に、脱水対象が1枚衣類である場合は、ドラム21の内周面に張り付きやすいため、通常洗濯に比べて、衣類に遠心力が働きやくす脱水しやすいという特性がある。従って、1枚衣類の脱水時に定常回転数での運転時間を短縮しても十分な脱水を行え、脱水運転時間の増加抑制を図ることができる。
一方、ステップS3hでは、制御装置13は、定常回転数での脱水時間を通常の設定値(例えば80秒)としたまま、この設定時間が経過した時点で、脱水運転を終了する。
以上のように本実施例によれば、アンバランス検知したドラム21の回転数で、アンバランスの修正方法を変更することで、1枚衣類の状態の応じたアンバランスを修正でき、リトライによる運転時間の増加を抑制できる。
100…ドラム式洗濯機、
17…外槽、
21…ドラム、
22…モータ、
28…振動センサ、

Claims (4)

  1. 筐体と、
    該筐体内に設置された外槽と、
    該外槽内に回転自在に設置され、衣類を収納可能なドラムと、
    該ドラムを回転させるモータと、
    前記ドラムに給水する給水弁と、
    前記外槽の振動を検出する振動センサと、
    脱水工程において、前記ドラムの回転脈動に基づきアンバランスの有無を判定する回転脈動判定、または、前記外槽の振動に基づきアンバランスの有無を判定する振動判定により、前記ドラム内での衣類のアンバランスを検知したときに、脱水をリトライするように前記モータを制御する制御装置と、
    を備えるドラム式洗濯機であって、
    前記回転脈動判定は、前記ドラムの回転脈動が第1閾値を超えたときにアンバランスを検知する判定であり、
    前記振動判定は、前記ドラムの回転数が前記外槽の共振回転数であるときの前記外槽の振動が第2閾値を超えたときにアンバランスを検知する判定であり、
    前記第1閾値は、前記外槽の振動が第2閾値を超えたときの前記ドラムの回転数が高い程、より小さい閾値に変更されることを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 請求項1に記載のドラム式洗濯機において、
    前記制御装置は、前記振動判定によりアンバランスを検知した場合、脱水のリトライ時には、前記外槽の振動が前記第2閾値を超えた時の前記ドラムの回転数よりも低い回転数で前記ドラムを所定時間回転させることを特徴とするドラム式洗濯機。
  3. 請求項1に記載のドラム式洗濯機において、
    前記制御装置は、アンバランス検知時の前記ドラムの回転数が低い場合は、前記ドラムに給水した後、脱水をリトライさせ、アンバランス検知時の前記ドラムの回転数が高い場合は、前記ドラムに給水せずに、脱水をリトライさせることを特徴とするドラム式洗濯機。
  4. 請求項1に記載のドラム式洗濯機において、
    前記制御装置は、前記振動判定によりアンバランスを検知した場合は、前記振動判定によりアンバランスを検知しなかった場合に比べ、脱水のリトライ時に前記ドラムを定常回転数で回転させる時間を短縮することを特徴とするドラム式洗濯機。
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