JP2024051654A - エタノールの変換方法、炭化水素の製造方法、プロピレンの製造方法、芳香族化合物の製造方法、並びに、エタノールの変換装置 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献4及び5では、アルコールなどの含酸素化合物を原料とする発熱反応を利用した熱中和技術が開示されているが、吸熱反応を誘引するエタノールを原料とする反応では、温度制御が難しくなる。
<1>
炭素数4以上の炭化水素を含有する組成物X、及び、エタノールを含有する脱水原料を反応器内で脱水触媒により脱水反応させ、エチレンを含有する脱水反応ガスを得る脱水工程と、
前記脱水反応ガスを含む混合原料を反応器内でオレフィン変換触媒と接触させ、炭素数3以上のオレフィンを含有する反応ガスを得るオレフィン変換工程と、
を含む、エタノールの変換方法。
<2>
前記反応ガスを、炭素数1~3の炭化水素を主に含む留分Aと、炭素数4~6の炭化水素を主に含む留分Bとに分離する分離工程を含み、
前記留分Bの少なくとも一部を、前記組成物Xとして、前記脱水工程における前記反応器内へと供給する、<1>に記載のエタノールの変換方法。
<3>
前記脱水工程における、前記組成物Xと、エタノールの質量比率(組成物X/エタノール)が、0.10~4.0である、<1>又は<2>に記載のエタノールの変換方法。
<4>
前記組成物X中の炭素数4~6の炭化水素の含有量が50質量%以上である、<1>~<3>のいずれかに記載のエタノールの変換方法。
<5>
前記組成物Xの前記反応器内への供給温度が200℃~530℃である、<1>~<4>のいずれかに記載のエタノールの変換方法。
<6>
エタノール、及び、前記エタノール100質量部に対して100質量部以上の水を含有する脱水原料を反応器内で脱水触媒により脱水反応させ、エチレンを含有する脱水反応ガスを得る脱水工程と、
前記脱水反応ガスを含む混合原料を反応器内でオレフィン変換触媒と接触させ、炭素数3以上のオレフィンを含有する反応ガスを得るオレフィン変換工程と、
を含む、エタノールの変換方法。
<7>
前記混合原料におけるエチレン/(エタノール+2×ジエチルエーテル)のモル比率が0.40~3.0である、<1>~<6>のいずれかに記載のエタノールの変換方法。
<8>
前記混合原料がジエチルエーテルを含有する、<1>~<7>のいずれかに記載のエタノールの変換方法。
<9>
前記混合原料中のジエチルエーテルの含有量が10質量%以下である、<1>~<8>のいずれかに記載のエタノールの変換方法。
<10>
前記脱水反応ガス中のジエチルエーテルの含有量が10質量%以下である、<1>~<9>のいずれかに記載のエタノールの変換方法。
<11>
前記混合原料が炭素数4~6の炭化水素を含有する、<1>~<10>のいずれかに記載のエタノールの変換方法。
<12>
前記混合原料における炭素数4~6のオレフィン/エチレンのモル比が3.5以下である、<1>~<11>のいずれかに記載のエタノールの変換方法。
<13>
前記脱水工程における反応器が断熱型反応器である、<1>~<12>のいずれかに記載のエタノールの変換方法。
<14>
前記オレフィン変換工程における反応器が断熱型反応器である、<1>~<13>のいずれかに記載のエタノールの変換方法。
<15>
前記オレフィン変換工程における前記断熱型反応器が固定床一段断熱型反応器である、<14>に記載のエタノールの変換方法。
<16>
前記留分Aを、炭素数1の炭化水素を主に含む留分Cと炭素数2~3の炭化水素を主に含む留分Dとに分離する脱C1工程と、
前記留分Dを、炭素数2の炭化水素を主に含む留分Eと炭素数3の炭化水素を主に含む留分Fに分離する脱C2工程と、
前記留分Eを、エチレンを主に含む留分Gとエタンを主に含む留分Hに分離するエチレン精製工程と、
前記留分Fを、プロピレンを主に含む留分Iとプロパンを主に含む留分Jに分離するプロピレン精製工程と、
を含む、<1>~<15>のいずれかに記載のエタノールの変換方法。
<17>
前記脱水触媒が固体酸触媒である、<1>~<16>のいずれかに記載のエタノールの変換方法。
<18>
前記固体酸触媒がゼオライト含有触媒である、<17>に記載のエタノールの変換方法。
<19>
前記ゼオライト含有触媒中のゼオライトのシリカ/アルミナのモル比が20~2000である、<18>に記載のエタノールの変換方法。
<20>
前記ゼオライト含有触媒がリン及び周期表第11族に属する元素からなる群から選ばれる少なくとも1種の元素を含む、<18>又は<19>に記載のエタノールの変換方法。
<21>
前記オレフィン変換触媒が固体酸触媒である、<1>~<20>のいずれかに記載のエタノールの変換方法。
<22>
前記固体酸触媒がゼオライト含有触媒である、<21>に記載のエタノールの変換方法。
<23>
前記ゼオライト含有触媒中のゼオライトのシリカ/アルミナのモル比が20~2000である、<22>に記載のエタノールの変換方法。
<24>
前記ゼオライト含有触媒がリン及び周期表第11族に属する元素からなる群から選ばれる少なくとも1種の元素を含む、<22>又は<23>に記載のエタノールの変換方法。
<25>
前記オレフィン変換工程後、前記反応ガスを冷却し、炭素数1~6の炭化水素を主に含む留分Kと、水、炭素数7以上の炭化水素及び芳香族化合物を主に含む留分Lとに分離する冷却工程
を含む、<1>~<24>のいずれかに記載のエタノールの変換方法。
<26>
前記オレフィン変換工程後、前記反応ガスを冷却し、炭素数1~6の炭化水素を主に含む留分Kと、水、炭素数7以上の炭化水素及び芳香族化合物を主に含む留分Lとに分離する冷却工程と、
前記留分Kを、炭素数1~3の炭化水素を主に含む留分Aと、炭素数4~6の炭化水素を主に含む留分Bとに分離する分離工程と
を含む、<1>~<25>のいずれかに記載のエタノールの変換方法。
<27>
前記オレフィン変換工程における反応器が、断熱型反応器である、<26>に記載のエタノールの変換方法。
<28>
前記脱水工程における反応器が、断熱型反応器である、<27>に記載のエタノールの変換方法。
<29>
炭素数4以上の炭化水素を含有する組成物X、及び、エタノールを含有する脱水原料を反応器内で脱水触媒により脱水反応させ、エチレンを含有する脱水反応ガスを得る脱水工程と、
前記脱水反応ガスを含む混合原料を反応器内でオレフィン変換触媒と接触させ、炭素数3以上のオレフィンを含有する反応ガスを得るオレフィン変換工程と、
を含む、炭化水素の製造方法。
<30>
エタノール、及び、前記エタノール100質量部に対して100質量部以上の水を含有する脱水原料を反応器内で脱水触媒により脱水反応させ、エチレンを含有する脱水反応ガスを得る脱水工程と、
前記脱水反応ガスを含む混合原料を反応器内でオレフィン変換触媒と接触させ、炭素数3以上のオレフィンを含有する反応ガスを得るオレフィン変換工程と、
を含む、炭化水素の製造方法。
<31>
<1>~<28>のいずれかに記載のエタノールの変換方法により得られた反応ガスからプロピレンを主に含む留分を分離するプロピレン分離工程、
を含む、プロピレンの製造方法。
<32>
<1>~<28>のいずれかに記載のエタノールの変換方法により得られた反応ガスから芳香族化合物を主に含む留分を分離する芳香族化合物分離工程、
を含む、芳香族化合物の製造方法。
<33>
エタノールを含有する脱水原料を脱水触媒により脱水反応させ、エチレンを含有する脱水反応ガスを得る反応器と、
前記脱水反応ガスを含む混合原料をオレフィン変換触媒と接触させ、炭素数3以上のオレフィンを含有する反応ガスを得る反応器と、
炭素数4以上の炭化水素を含有する組成物Xを前記脱水反応ガスを得る反応器に導入する、組成物X供給ラインと、
を含む、エタノールの変換装置。
<34>
前記反応ガスを、炭素数1~3の炭化水素を主に含む留分Aと、炭素数4~6の炭化水素を主に含む留分Bとに分離する分離装置を更に含み、
前記留分Bの少なくとも一部を、前記組成物Xとして、前記組成物X供給ラインに供給する、<33>に記載のエタノールの変換装置。
<35>
前記前記反応ガスを冷却し、炭素数1~6の炭化水素を主に含む留分Kと、水、炭素数7以上の炭化水素及び芳香族化合物を主に含む留分Lとに分離する冷却器
を含む、<33>又は<34>に記載のエタノールの変換装置。
<36>
前記分離装置が、前記冷却器により分離された前記留分Kを分離する、<35>に記載のエタノールの変換装置。
<37>
前記脱水反応ガスを得る反応器が、断熱型反応器である、<33>~<36>のいずれかに記載のエタノールの変換装置。
<38>
前記炭素数3以上のオレフィンを含有する反応ガスを得る反応器が、断熱型反応器である、<33>~<37>のいずれかに記載のエタノールの変換装置。
本明細書において、「~」を用いて示された数値範囲は、「~」の前後に記載される数値をそれぞれ最小値及び最大値として含む範囲を示す。本明細書に段階的に記載されている数値範囲において、ある段階の数値範囲の上限値又は下限値は、他の段階の数値範囲の上限値又は下限値と任意に組み合わせることができる。
本実施形態に係るエタノールの変換方法は、
炭素数4以上の炭化水素を含有する組成物X、及び、エタノールを含有する脱水原料を反応器内で脱水触媒により脱水反応させ、エチレンを含有する脱水反応ガスを得る脱水工程と、
前記脱水反応ガスを含む混合原料を反応器内でオレフィン変換触媒と接触させ、炭素数3以上のオレフィンを含有する反応ガスを得るオレフィン変換工程と、
を含む。
以上の本実施形態によれば、脱水工程における反応器内温度の制御が容易であるエタノールの変換方法、炭化水素の製造方法、プロピレンの製造方法、芳香族化合物の製造方法、及び、エタノールの変換装置を提供することができる。つまり、エタノールを含有する脱水原料を脱水工程により脱水反応させエチレンとし、当該エチレンを含む原料をオレフィン変換工程に用いることで、混合原料中のエチレン/エタノールの比率を調整してオレフィン変換工程を実施することができ、オレフィン変換工程における反応の発熱と吸熱のバランスを調整することができ、温度の変動を抑制し、反応器内温度の制御が容易であり、エタノールを収率よく目的化合物へと変換することができる。加えて、脱水工程で用いる脱水原料が、炭素数4以上の炭化水素を含有する組成物Xを含むことで、脱水工程における温度変化を抑制し、反応器内温度の制御を容易とする。炭素数4以上の炭化水素を含有する組成物Xは、脱水反応を行う条件では、反応しない、又はほとんど反応しない。したがって、組成物Xは、脱水工程において反応に関与しないイナートな組成物として機能する。脱水工程においてイナートな組成物が含まれることで、吸熱反応であるエタノールの脱水反応によっても反応器内での温度が変動しにくくなり、脱水工程における反応器内温度の制御を容易とする。更に、炭素数4以上の炭化水素は、脱水反応ガスの一部として、オレフィン変換工程に送られることで、当該工程においては混合原料として、反応して目的の化合物へと変換される。
エタノール、及び、前記エタノール100質量部に対して100質量部以上の水を含有する脱水原料を反応器内で脱水触媒により脱水反応させ、エチレンを含有する脱水反応ガスを得る脱水工程と、
前記脱水反応ガスを含む混合原料を反応器内でオレフィン変換触媒と接触させ、炭素数3以上のオレフィンを含有する反応ガスを得るオレフィン変換工程と、
を含む。
以上の実施形態によれば、脱水工程における反応器内温度の制御が容易であるエタノールの変換方法、炭化水素の製造方法、プロピレンの製造方法、芳香族化合物の製造方法、及び、エタノールの変換装置を提供することができる。つまり、エタノールを含有する脱水原料を脱水工程により脱水反応させエチレンとし、当該エチレンを含む原料をオレフィン変換工程に用いることで、混合原料中のエチレン/エタノールの比率を調整してオレフィン変換工程を実施することができ、オレフィン変換工程における反応の発熱と吸熱のバランスを調整することができ、温度の変動を抑制し、反応器内温度の制御が容易であり、エタノールを収率よく目的化合物へと変換することができる。加えて、脱水工程で用いる脱水原料が、水を含むことで、脱水工程における温度変化を抑制し、反応器内温度の制御を容易とする。水は、脱水反応を行う条件では、反応しない、又はほとんど反応しない。したがって、水は、脱水工程において反応に関与しないイナートな成分として機能する。脱水工程においてイナートな成分が含まれることで、吸熱反応であるエタノールの脱水反応によっても反応器内での温度が変動しにくくなり、脱水工程における反応器内温度の制御を容易とする。
本実施形態に係る脱水工程では、エタノールを含有する脱水原料を反応器内で脱水触媒により脱水反応させ、エチレンを含有する脱水反応ガスを得る。当該工程では、エタノールからH2Oを脱離させてエチレンを得る。
脱水工程で反応器内に導入する原料を「脱水原料」と称する。脱水原料は、炭素数4以上の炭化水素を含有する組成物X、及び、エタノールを含有する。あるいは、脱水原料は、エタノール、及び、前記エタノール100質量部に対して100質量部以上の水を含有する。これにより、脱水工程における反応器内温度の制御が容易であるエタノールの変換方法、炭化水素の製造方法、プロピレンの製造方法、芳香族化合物の製造方法、及び、エタノールの変換装置を提供することができる。脱水原料が所定量以上の水を含有することで、脱水工程における反応器内温度の制御を容易とする。組成物Xは、炭素数4以上の炭化水素に加えて、窒素や水素、メタンなどの希釈用不活性ガスや水を含むことができる。
これらの中でも、脱水原料は、上述の組成物Xを含有することが好ましい。組成物Xを選択することで、水よりも反応性が低いため、触媒の劣化や、触媒の劣化に伴うジエチルエーテルの副生を抑制することができる。
脱水工程で用いる反応器(図1における反応器1)は、断熱型反応器と等温型反応器とのいずれの様式の反応器であっても使用することができる。本実施形態では、脱水工程における反応器内温度の制御が容易であるため、例えば、断熱型反応器及び等温型反応器のいずれの反応器を用いた場合であっても、いずれの反応器を用いるかによって、絶対的な値は異なるものの、反応器内での温度幅を相対的に小さくすることができる。これら中でも、反応器内の温度制御性に優れる観点では、等温型反応器を使用することが好ましく、操作性に優れる観点では、断熱型反応器を使用することが好ましい。なお、必要に応じて、原料を加熱するための加熱装置を反応器の前に設けることができる。
断熱型反応器に関しては、Adiabatic Fixed-Bed Reactors(Elsevier,2014,Ch.1,P.4,L.5~24 ISBN:978-0-12-801306-9)の記載を参照することができる。断熱型反応器の例としては、固定床断熱型反応器、移動床断熱型反応器、流動床断熱型反応器が挙げられるが、本実施形態の方法には固定床断熱型反応器が好ましい。固定床断熱型反応器の中でも固定触媒床が一段だけの固定床一段断熱型反応器がより好ましい。反応に伴い触媒上には炭素質(コーク)が蓄積するため、反応を継続しながらこの炭素質の燃焼除去が可能な多塔切り替え式の固定床一段断熱型反応器が好ましい。
等温型反応器とは、外部からの冷却あるいは加熱により、反応器内の温度を一定に保つ機能を有する反応器である。等温型反応器の例としては、固定床等温型反応器、移動床等温型反応器、流動床等温型反応器が挙げられるが、本実施形態の方法には固定床等温型反応器が好ましい。固定床等温型反応器の中でも、反応温度の制御性に優れる観点から、単管式固定床等温型反応器よりも反応器一つ当たりの径が小さくなる多管式固定床等温型反応器がより好ましい。反応に伴い触媒上には炭素質(コーク)が蓄積するため、反応を継続しながらこの炭素質の燃焼除去が可能な多塔切り替え式の固定床等温型反応器が好ましい。
脱水工程における反応温度は、触媒のコーキング劣化を抑制しつつ、エタノールの脱水反応を進行させる観点から、好ましくは200~530℃であり、より好ましくは250~500℃であり、更に好ましくは270~480℃である。
WHSV(hr-1)=エチレン換算エタノール供給流量(kg/hr)/触媒量(kg)
エチレン換算エタノール流量(kg/hr)=エタノール流量(kg/hr)×エチレン分子量(g/mol)/エタノール分子量(g/mol)
本実施形態の脱水触媒は、エタノールを脱水反応させエチレンへと変換する触媒能を示す触媒である。脱水触媒は、固体触媒であることが好ましい。このような触媒としては、ゼオライト含有触媒、ヘテロポリ酸触媒、及びアルミナ触媒が挙げられる。アルミナ触媒としては、SynDol触媒が挙げられる。これらの中でも、触媒の熱耐久性に優れる観点から、ゼオライト含有触媒が好ましい。
ゼオライト含有触媒とは、ゼオライトを活性種として含有する触媒粉又は成形体のことである。本実施形態の変換方法においては、上記のゼオライト含有触媒中のゼオライトとして、5~6Åの細孔径を有する、所謂、中間細孔径ゼオライトを用いることが好ましい。中間細孔径ゼオライトは、「細孔径の範囲が、A型ゼオライトに代表される小細孔径ゼオライトの細孔径と、モルデナイトやX型やY型ゼオライトに代表される大細孔径ゼオライトの細孔径の中間にあるゼオライト」を意味する。「中間細孔径ゼオライト」は、その結晶構造中にいわゆる酸素10員環を有する。
また、成形にはバインダーを用いることができる。バインダーとしては、特に制限されず、例えば、シリカ、アルミナ、カオリンを単独、又は、混合して使用することができる。これらのバインダーは、市販のものを使用することができる。ゼオライト/バインダーの質量比率は、好ましくは10/90~90/10の範囲であり、より好ましくは20/80~80/20の範囲である。この中でも、コーキング耐性に優れる観点から、シリカバインダーを使用することが好ましい。
脱水反応ガス中のエチレンの含有量は、好ましくは20~80質量%であり、より好ましくは25~70質量%であり、更に好ましくは25~60質量%である。
脱水反応ガス中のジエチルエーテルの含有量は、好ましくは10質量%以下であり、より好ましくは5質量%以下であり、更に好ましくは1質量%以下である。
脱水反応ガス中の炭素数4以上の炭化水素の含有量は、好ましくは10~60質量%であり、より好ましくは20~55質量%であり、更に好ましくは30~50質量%である。
本実施形態に係るオレフィン変換工程では、脱水反応ガスを含有する混合原料を、反応器内でオレフィン変換触媒と接触させ、炭素数3以上のオレフィンを含有する反応ガスを得る。脱水工程にてエタノールを脱水して、オレフィン変換工程で用いることで混合原料中の成分比率を調整し、反応器内の温度を制御しやすくなる。
本実施形態のオレフィン変換工程では、脱水反応ガスを含有する混合原料を用いる。混合原料は、脱水反応ガスに加えて、エタノールを混合してもよい。エタノールは、環境調和性に優れる観点から、バイオマス由来であることが好ましい。なお、バイオマスとは動植物を起源とする化石資源以外の有機性資源を指し、バイオマス由来とはバイオマスを原料として製造された化合物であることをいう。
混合原料中のジエチルエーテルの含有量は、好ましくは10質量%以下であり、より好ましくは5質量%以下であり、更に好ましくは1質量%以下である。
混合原料における炭素数4~6のオレフィン/エチレンのモル比は、好ましくは3.5以下であり、より好ましくは3.0以下であり、更に好ましくは1.0以下であり、より更に好ましくは0.14~1.0である。なお、上記の「オレフィン」という用語は、直鎖状、分岐状及び環状オレフィンに加え、シクロパラフィンを含むものとする。
オレフィン変換工程で用いる反応器(図1に示す反応器2)は、断熱型反応器と等温型反応器とのいずれの様式の反応器であっても使用することができる。この中でも、反応器内の温度制御性に優れる観点では、等温型反応器を使用することが好ましく、操作性に優れる観点では、断熱型反応器を使用することが好ましい。断熱型反応器及び等温型反応器については、上記で説明した通りである。
オレフィン変換工程における反応温度は、炭素数3以上のオレフィンを収率良く得る観点から、好ましくは300~600℃であり、より好ましくは400~590℃であり、更に好ましくは450~550℃である。プロピレン収率に優れる観点から、反応温度は400℃以上であることが好ましい。一方、高温で促進されるコーキング劣化加速を抑制する観点から、600℃以下が好ましい。
なお、断熱型反応器における反応温度の定義は、脱水工程と同義である。
反応圧力は、好ましくは0.01~3.0MPaGであり、より好ましくは0.01~ 1.0MPaGである。
WHSV(hr-1)=オレフィン供給流量(kg/hr)/触媒量(kg)
オレフィン供給流量(kg/hr)=エチレン流量(kg/hr)+エチレン換算エタノール流量(kg/hr)+炭素数4~6のオレフィン流量(kg/hr)
エチレン換算エタノール流量(kg/hr)=エタノール流量(kg/hr)×エチレン分子量(g/mol)/エタノール分子量(g/mol)
オレフィン変換触媒は、オレフィン及びエタノールをプロピレン等の目的化合物へと変換する触媒能を示す触媒である。オレフィン変換触媒は、好ましくは固体触媒である。このような触媒としては、触媒の熱耐久性に優れる観点から、ゼオライト含有触媒が好ましい。ゼオライト含有触媒は、上述の脱水触媒で説明した通りである。従来のゼオライトによるオレフィン製造に共通する課題として、炭化水素との反応によりゼオライト細孔内部に重質な炭素質(コーク)が蓄積し失活するコーキング劣化が挙げられる。触媒性能を再生するためには酸素分子を含有する雰囲気下でコークを燃焼除去する必要があるが、このコーク燃焼に伴いゼオライトの構造崩壊が進行し、再生不可能な触媒の永久劣化が誘引される。本実施形態の変換方法によればコークの生成を抑制することができるため、ゼオライト含有触媒を用いても活性を維持しやすくなる。
本実施形態のエタノールの変換方法では、触媒に付着したコークを燃焼させる再生工程(以下、「再生工程」ともいう。)を含んでいてもよい。触媒を、長期間反応に用いるとコークが触媒上に付着しコーキング劣化を起こす場合がある。触媒がコーキング劣化を起こした場合には、例えば、空気中、又は、空気及び/又は酸素と不活性ガスよりなる混合ガス中、好ましくは酸素濃度0.1~2.0体積%の条件下、400~700℃の温度で触媒上のコークを燃焼除去することにより、コーキング劣化を起こした触媒を再生させることができる。触媒を反応器より抜き出し反応器外で再生処理を行う反応器外再生と反応器より抜き出さずに反応器内で再生処理を行う反応器内再生のどちらの再生方法を採用してもよい。また、切り替え式反応器を採用することで反応-再生切り替え運転を行うこともできる。
反応-再生切り替え運転とは、2塔又は多塔切り替え式の反応器を用い、反応工程と再生工程とを同時に行う運転操作である。例えば、3塔切り替え式の場合は、2塔が反応工程に使用され、同時に、残りの1塔が触媒再生に使用される。その後、反応工程に使用されていたうちの1塔の反応工程を停止して触媒再生を行い、触媒再生に使用していた1塔で反応工程を行うことで、2塔分の生産能力を維持しつつ、触媒再生を行うことができる。このような反応形式をメリーゴーランド方式とも呼び、触媒再生のために製造工程を止める必要がないため、生産効率に優れる観点から好ましい。
本実施形態の変換方法では、混合原料を変換触媒と接触させることで炭素数3以上のオレフィンを含む反応ガスを得る。反応ガスは、エチレンを含んでいてもよい。反応ガスは、水素、炭素数1~3の脂肪族炭化水素、炭素数4~6の脂肪族炭化水素、芳香族化合物、及び炭素数9以上の炭化水素を含んでいてもよい。
本明細書では、炭素数1~3の脂肪族炭化水素、炭素数4~6の脂肪族炭化水素、芳香族化合物、及び炭素数9以上の炭化水素を目的化合物と称する。
本実施形態に係る変換方法では、分離工程を設けることで目的化合物の精製を効率的に実施することができる。分離工程では、上述の反応工程で得られた反応ガスを、分離装置により炭素数2~3の炭化水素を主に含む留分Aと、炭素数4~6の炭化水素を主に含む留分Bとに分離する。このように各留分に分離することで目的化合物の分離を効率的に行うことができる。分離工程において用いられる分離装置は、例えば蒸留塔である。また、分離工程を設けずに、上述の反応工程で得られた反応ガスをエチレンプラントの精製系に導入し、該精製系で反応ガスからエチレン、プロピレン、芳香族化合物等の目的化合物を分離してもよい。
本実施形態により得られる反応ガスから目的化合物を分離することで各種化学品が得られる。
本実施形態のプロピレンの製造方法は、本実施形態のエタノールの変換方法により得られる反応ガスからプロピレンを主に含む留分を分離するプロピレン分離工程を含む。プロピレン分離工程としては、蒸留などの公知のプロピレン精製方法を用いることができる。プロピレン分離工程は、反応ガスの一部又は全量をエチレンプラントの精製系に接続することで、エチレンプラントに付随する設備を使用して実施することができる。
本実施形態の芳香族化合物の製造方法は、本実施形態のエタノールの変換方法により得られる反応ガスから芳香族化合物を主に含む留分を分離する芳香族化合物分離工程を含む。芳香族化合物分離工程としては、蒸留などの公知の芳香族化合物精製方法を用いることができる。プロピレン分離工程は、反応ガスの一部又は全量をエチレンプラントの精製系に接続することで、エチレンプラントに付随する設備を使用して実施することができる。
各種物性の測定は下記に示す通り行った。
ゼオライトを水酸化ナトリウム溶液に完全に溶解した溶解液を準備した。その溶解液中に含まれるSi及びAlの量をICP(誘導結合プラズマ)発光分析装置(Rigaku製、商品名「JY138」)を用いて常法により測定し、その結果からシリカ/アルミナのモル比を導出した。測定条件は、高周波パワー:1kw、プラズマガス:13L/min、シースガス:0.15L/mim、ネブライザーガス:0.25L/min、Si測定波長:251.60nm、Al測定波長:396.152nmに設定した。
ゼオライト含有触媒中のドープ元素の含有量は、蛍光X線分析装置(Rigaku製、商品名「RIX3000」)を用いて、常法により測定した。
ゼオライト含有触媒中のゼオライトの構造タイプは、X線分析装置(Rigaku製、商品名「RINT」)を用いて、ゼオライトのX線回折パターンを測定し、公知のゼオライトの回折パターンを参照することで同定した。測定条件は以下の通りとした。
Cu陰極
管球電圧:40kV
管球電流:30mA
スキャンスピード:1deg/分
(反応器)
以下の実施例及び比較例は図2に示す固定床一段断熱型反応器1、又は、図3に示す単管式固定床等温型反応器を用いて評価を行った。
触媒床入口の温度及び触媒床出口の温度は反応器外部から挿入する熱電対によって測定を行った。具体的には、図2及び図3に示すように、流体の流れ方向に垂直な平面において、反応器の中心を0とし、反応器の中心から反応器内壁面までの距離をdとすると、0.5d~0.6dにおける温度を測定した。なお、本熱電対挿入による放熱の影響は無視できるほど小さい。また、必要に応じて、熱電対を流体の流れ方向に動かし、反応器内の最低温度を測定した。
実施例及び比較例では、エタノールと、必要に応じて、炭素数4以上の炭化水素とを混合することで脱水原料とした。
以下実施例及び比較例に従って反応を実施した。反応開始から3hごとに反応器出口ガスの一部をサンプリングし、ガスクロマトグラフ(TCD、及びFID検出器)に導入して反応ガス組成の分析を行った。反応開始から48時間後に反応を停止した。反応開始から反応停止までのGC分析結果の平均値を算出した。なお、断熱型反応器を使用する場合は触媒床入口温度と触媒床出口温度を併記し、等温型反応器を使用する場合は触媒床入口温度を反応温度として記載した。
以下の実施例では、脱水反応ガスと、必要に応じて、バイパス原料及び炭素数4以上の炭化水素とを混合することで混合原料とした。
混合原料ガスにおけるエチレン/(エタノール+2×ジエチルエーテル)のモル比及び炭素数4~6のオレフィン/エチレンのモル比は下式で算出した。
エチレン/(エタノール+2×ジエチルエーテル)のモル比(-)=エチレンのモル流量(mol/hr)/(エタノールのモル流量(mol/hr)+2×ジエチルエーテルのモル流量(mol/hr))
炭素数4~6のオレフィン/エチレンのモル比(-)=炭素数4~6のオレフィン流量(mol/hr)/エチレンのモル流量(mol/hr)
以下実施例及び比較例に従って、入出平均反応温度が540℃になるように反応を実施した。反応開始から3hごとに反応器出口ガスの一部をサンプリングし、ガスクロマトグラフ(TCD、FID検出器)に導入して反応ガス組成の分析を行った。反応開始から48時間後に反応を停止した。反応開始から反応停止までのGC分析結果の平均値を算出した。なお、入出平均反応温度は下式に従い算出し、表中では「反応温度」と表記する。
入出平均反応温度(℃)=[触媒床入口温度(℃)+触媒床出口温度(℃)]/2
以下実施例及び比較例において、反応停止後、窒素を反応器に供給して炭化水素のパージを行い、触媒床を500℃に保った。次いで、酸素濃度2容量%の空気/窒素を流通させ、触媒上のコークを燃焼除去した。この際、反応器出口ガスを定期的にサンプリングして、ガスクロマトグラフを用いて再生ガスの分析を行い、CO2、COの濃度を測定し、この値から触媒に付着していたカーボン量を求め、これをコーク量とした。ガスクロマトグラフを用いた再生ガス分析の方法については下記(ガスクロマトグラフの分析条件)に記載した。以下、実施例及び比較例におけるコーク収率は以下の式に従い、求めた。
コーク収率(wtppm)=コーク量/[オレフィン供給流量(kg/hr)×反応時間(hr)]
オレフィン供給流量(kg/hr)=エチレン流量(kg/hr)+エチレン換算エタノール流量(kg/hr)+炭素数4~6のオレフィン流量(kg/hr)
エチレン換算エタノール流量(kg/hr)=エタノール流量(kg/hr)×エチレン分子量(g/mol)/エタノール分子量(g/mol)
(再生ガス分析)
装置:島津製作所GC-8A
カラム:以下のカラム(1)とカラム(2)を並列に連結したものを使用した。
カラム(1)80~100メッシュのモレキュラーシーブ5A(富士フイルム和光純薬製)を充填したSUS製カラム(内径3mm、長さ3m)
カラム(2)80~100メッシュの米国WATERS ASSOCIATES社製Porapac-Q(内径3mm、長さ2m)及びSUS製抵抗カラム(内径3mm、長さ1m)とを直接に連結したもの
カラム温度:70℃
キャリアーガス(ヘリウム)流量:60mL/分
装置:島津製作所製GC-2030
カラム:米国SUPELCO社製カスタムキャピラリーカラムSPB-1(内径0.25mm、長さ60m、フイルム厚3.0μm)
サンプルガス量:1mL(サンプリングラインは200℃~300℃に保温)
昇温プログラム:40℃で12分間保持し、次いで5℃/分で200℃まで昇温した後、200℃で22分間保持した。
スプリット比:200対1
キャリアーガス(窒素)流量:120mL/分
FID検出器:エアー供給圧50kPa(約500mL/分)、水素供給圧60kPa(約50mL/分)
測定方法:TCD検出器とFID検出器を直列に連結して、水素はTCD検出器で検出したデータ、炭化水素やエタノールなどの含酸素物はFID検出器で検出したデータを元に組成分析を行い、検量線法を用いて反応ガス中の各成分の濃度を求め、反応により生成した時間当たりの質量を求めた。
エタノール転化率は脱水工程におけるエタノールの変換量を表し、ジエチルエーテル副生率はエタノールからジエチルエーテルへの変換率を表す。それぞれを下式で算出した。
エタノール転化率(mol%)=(1-脱水反応ガスに含まれるエタノール量(kg/hr)/脱水工程へのエタノール供給流量(kg/hr))×100
ジエチルエーテル副生率(mol%)=(2×ジエチルエーテル副生量(kmol/hr)/脱水工程へのエタノール供給流量(kmol/hr))×100
プロピレン収率はオレフィン変換工程におけるプロピレンへの選択性を表し、下式で算出した。
プロピレン収率(質量%)=オレフィン変換工程で生成した時間当たりのプロピレン質量(kg/hr)/オレフィン供給流量(kg/hr)
オレフィン供給流量(kg/hr)=エチレン流量(kg/hr)+エチレン換算エタノール流量(kg/hr)+炭素数4~6のオレフィン流量(kg/hr)
エチレン換算エタノール流量(kg/hr)=エタノール流量(kg/hr)×エチレン分子量(g/mol)/エタノール分子量(g/mol)
芳香族収率はオレフィン変換工程における芳香族化合物への選択性を表し、下式で算出した。
芳香族収率(質量%)=オレフィン変換工程で生成した時間当たりの芳香族質量(kg/hr)/オレフィン供給流量(kg/hr)
オレフィン供給流量(kg/hr)=エチレン流量(kg/hr)+エチレン換算エタノール流量(kg/hr)+炭素数4~6のオレフィン流量(kg/hr)
エチレン換算エタノール流量(kg/hr)=エタノール流量(kg/hr)×エチレン分子量(g/mol)/エタノール分子量(g/mol)
中間細孔径ゼオライトであるプロトン型ZSM-5(シリカ/アルミナのモル比40)80質量部とアルミナ20質量部より得られた粘土を混錬後、押出成形を実施し、直径1.6mm、長さ4~6mmに調整した押出成形体を得た。得られた成形体を350℃で5時間乾燥後、600℃で5時間焼成してゼオライト含有触媒1を得た。
中間細孔径ゼオライトであるプロトン型ZSM-5(シリカ/アルミナのモル比1000)70質量部とシリカ30質量部(コロイダルシリカ及びヒュームドシリカを使って水分量を調整)より得られた粘土を混錬後、押出成形を実施し、直径1.6mm、長さ4~6mmに調整した押出成形体を得た。得られた成形体を350℃で5時間乾燥後、600℃で5時間焼成してゼオライト含有触媒2を得た。
中間細孔径ゼオライトであるプロトン型ZSM-5(シリカ/アルミナのモル比280)70質量部とシリカ30質量部(コロイダルシリカ及びヒュームドシリカを使って水分量を調整)より得られた粘土を混錬後、押出成形を実施し、直径1.6mm、長さ4~6mmに調整した押出成形体を得た。得られた成形体を350℃で5時間乾燥後、得られた乾燥後、600℃で5時間焼成し、ゼオライト含有触媒3を得た。
中間細孔径ゼオライトであるプロトン型ZSM-5(シリカ/アルミナのモル比280)70質量部とシリカ30質量部(コロイダルシリカ及びヒュームドシリカを使って水分量を調整)より得られた粘土を混錬後、押出成形を実施し、直径1.6mm、長さ4~6mmに調整した押出成形体を得た。得られた成形体を350℃で5時間乾燥後、得られた乾燥品に対し、所定量のリン酸水素二アンモニウム水溶液を担持させてリン担持品を得た。得られたリン担持品を、空気雰囲気下、600℃で5時間焼成した。焼成品を反応器に充填し、水蒸気を50容量%含む水蒸気-窒素混合ガスを、圧力0.1MPaG、温度600℃の条件下で20時間供給、流通することでゼオライト含有触媒4を得た。この時、ゼオライト含有触媒中に含まれるリン元素の含有量は0.18質量%であった。
中間細孔径ゼオライトであるプロトン型ZSM-5(シリカ/アルミナのモル比1000)70質量部とシリカ30質量部(コロイダルシリカ及びヒュームドシリカを使って水分量を調整)より得られた粘土を混錬後、押出成形を実施し、直径1.6mm、長さ4~6mmに調整した押出成形体を得た。得られた成形体を350℃で5時間乾燥後、600℃で5時間焼成して触媒前駆体を得た。得られた触媒前駆体を0.1N硝酸ナトリウム水溶液中で1時間攪拌した後、ろ過洗浄し、600℃で5時間焼成することでナトリウム交換体を得た。ナトリウム交換体を0.01N硝酸銀水溶液中で1時間攪拌した後、ろ過洗浄し、600℃で5時間焼成することで銀交換体を得た。銀交換体に、水蒸気を50容量%含む水蒸気-空気混合ガスを、圧力0.1MPaG、温度600℃の条件下で20時間供給、流通することでゼオライト含有触媒5を得た。この時、ゼオライト含有触媒中に含まれる銀元素の含有量は0.16質量%であった。
中間細孔径ゼオライトであるプロトン型ZSM-5(シリカ/アルミナのモル比1000)70質量部とシリカ30質量部(コロイダルシリカ及びヒュームドシリカを使って水分量を調整)より得られた粘土を混錬後、押出成形を実施し、直径1.6mm、長さ4~6mmに調整した押出成形体を得た。得られた成形体を350℃で5時間乾燥後、得られた乾燥品に対し、所定量のリン酸水素二アンモニウム水溶液を担持させてリン担持品を得た。得られたリン担持品を、空気雰囲気下、600℃で5時間焼成した。焼成品を反応器に充填し、水蒸気を50容量%含む水蒸気-窒素混合ガスを、圧力0.1MPaG、温度600℃の条件下で20時間供給、流通することでゼオライト含有触媒6を得た。この時、ゼオライト含有触媒中に含まれるリン元素の含有量は0.05質量%であった。
(脱水工程)
実施例1で使用する93.3質量%エタノールの全量10.50kg/hrのうち、6.21kg/hrを脱水工程に供する脱水原料とし、4.29kg/hrをオレフィン変換工程に直接供するバイパス原料とした。脱水工程では、上記のエタノール6.21kg/hrと、組成物Xとして表1に示す炭素数4以上の炭化水素3.70kg/hrとを、ゼオライト含有触媒1(シリカ/アルミナのモル比:40、アルミナバインダー)が充填された固定床一段断熱型反応器にWHSV3.0、圧力0.20MPaGとなるように供給して脱水工程を実施した。この時、組成物X/エタノールの質量比は0.64であった。反応開始から24h経過時点での固定床一段断熱型反応器における触媒床の入口温度は480℃、触媒床の出口温度は285℃であった。得られた脱水反応ガス中の各成分濃度は表2に示した。なお、ジエチルエーテル副生率は6.4mol%であった。
脱水工程で得られた脱水反応ガスと上述のバイパス原料とを混合することで混合原料を調製した。混合原料中のエチレン/(エタノール+2×ジエチルエーテル)のモル比は1.06、炭素数4~6のオレフィン/エチレンのモル比率は0.26であった。
ゼオライト含有触媒2(シリカ/アルミナのモル比:1000、シリカバインダー)が充填された固定床一段断熱型反応器にWHSV2.0、圧力0.15MPaGとなるように混合原料を供給し、オレフィン変換工程を実施した。反応開始から24h経過時点での固定床一段断熱型反応器における触媒床の入口温度は534℃、触媒床の出口温度は546℃であり、入出温度差は12Kであった。反応開始から反応停止までの平均のプロピレン収率は20.8質量%、平均の芳香族収率は2.3質量%、48h運転終了後のゼオライト含有触媒2のコーク収率は238wtppmであった。反応結果及び反応条件の詳細を表3に示す。
脱水工程における脱水触媒、脱水原料の供給量、バイパス原料の供給量を表2に示すとおりに変更し、オレフィン変換工程におけるオレフィン変換触媒、及び各種条件を表3に示すとおりに変更した以外は実施例1と同様にして、反応を行った。結果を表2及び表3に示した。
実施例1~4のように、脱水工程に炭素数4以上の炭化水素を供給することで、断熱型反応器においても反応器内での温度低下を緩和し、ジエチルエーテルの副生を抑えることができた。
脱水工程において単管式固定床等温型反応器を使用し、かつ、脱水触媒、脱水原料の供給量、バイパス原料の供給量を表2に示すとおりに変更し、オレフィン変換工程におけるオレフィン変換触媒、及び各種条件を表3に示すとおりに変更した以外は実施例1と同様にして、反応を行った。結果を表2及び表3に示した。
なお、等温型反応器では断熱型反応器と比較して反応器内の温度変化が小さいため、触媒床入口温度を反応温度として表2に記載した。実施例5では、反応温度350℃に対して反応器内の最低温度が341℃であり、ジエチルエーテル副生率は0.7mol%であった。
脱水工程において組成物Xを供給しなかったこと、オレフィン変換工程における混合原料中に炭素数4以上の炭化水素を供給し、表3に示す混合原料の比率としたこと以外は実施例5と同様にして、反応を行った。結果を表2及び表3に示した。比較例1では、反応開始から24h経過時点での脱水工程における反応温度350℃に対して反応器内の最低温度が329℃であり、ジエチルエーテル副生率は3.7mol%であった。
実施例5と比較例1との比較より、等温型反応器においても組成物Xを供給することで反応器内の温度変動を抑制し、ジエチルエーテルの副生を抑えることができるとわかった。
脱水工程における脱水触媒、脱水原料の供給量、バイパス原料の供給量を表4に示すとおりに変更し、オレフィン変換工程におけるオレフィン変換触媒、及び各種条件を表5に示すとおりに変更した以外は比較例1と同様にして、反応を行った。結果を表4及び表5に示した。脱水工程において組成物Xを供給しなかったことから、等温型反応器内の温度変動幅は15℃以上であり、ジエチルエーテルの副生率はそれぞれ3.0mol%、3.6mol%であった。
脱水工程における脱水触媒、脱水原料の供給量、バイパス原料の供給量を表4に示すとおりに変更し、オレフィン変換工程におけるオレフィン変換触媒、及び各種条件を表5に示すとおりに変更した以外は実施例1と同様にして、反応を行った。結果を表4及び表5に示した。
実施例6では、炭素数4以上の炭化水素を脱水原料に含まず、93.3質量%エタノールに水を追加して反応評価を実施した。水を加えた場合も、反応開始から24h経過時点での入口温度480℃に対して出口温度326℃と断熱型反応器内での温度低下を緩和できた。一方で、脱水触媒であるゼオライトの水熱劣化に起因してジエチルエーテルの副生率が増加し、目的化合物であるプロピレンの収率が低下した。
比較例4では全量の93.3質量%エタノール10.50kg/hrを脱水工程に供する脱水原料とした。ゼオライト含有触媒1(シリカ/アルミナのモル比:40、アルミナバインダー)が充填された固定床一段等温型反応器にWHSV4.0、圧力0.20MPaGとなるように脱水原料を供給し、350℃一定の条件で脱水工程を実施した。得られた脱水反応ガス中の各成分濃度は表4に示した。この時、エタノール転化率は98.2mol%であった。なお、脱水工程で得られた脱水反応ガスをそのまま混合原料とし、オレフィン変換工程で用いた。
ゼオライト含有触媒2(シリカ/アルミナのモル比:1000、シリカバインダー)が充填された固定床一段断熱型反応器にWHSV3.0、圧力0.15MPaGとなるように混合原料を供給し、オレフィン変換工程を実施した。この時、触媒床の入口温度は419℃、触媒床の出口温度は661℃であり、入出温度差は242Kであった。比較例1では反応時間の経過に伴い触媒活性が著しく低下し、24時間時点でのプロピレン収率が6.3質量%、芳香族収率が0.5質量%となったため、反応を停止した。反応条件等は表5に示した。
実施例と比較例4との比較より、脱水工程とオレフィン変換工程とを単に接続し、オレフィン変換工程に、エタノール由来のエチレンをエタノール及びジエチルエーテルに対して過剰に供給するだけでは、断熱型反応器内の温度が制御できず、触媒の劣化を促進し、結果として目的化合物の収率が低下してしまうことがわかった。
比較例5では、脱水工程を設けず、エタノール全量を直接オレフィン変換工程に供した。ゼオライト含有触媒2(シリカ/アルミナのモル比:1000、シリカバインダー)が充填された固定床一段断熱型反応器にWHSV3.0、圧力0.15MPaGとなるように93.3質量%エタノールを供給し、オレフィン変換工程を実施した。この時、触媒床の入口温度は592℃、触媒床の出口温度は488℃であり、入出温度差は104Kであった。反応開始から反応停止までの平均のプロピレン収率は11.4質量%、平均の芳香族収率は0.9質量%、48h運転終了後のゼオライト含有触媒2のコーク収率は379wtppmであった。反応結果及び反応条件の詳細を表5に示す。
実施例と比較例5との比較より、脱水工程を設けずにオレフィン変換工程にエタノールを直接供給すると、吸熱反応により断熱型反応器内の温度が制御できず、反応器出口温度が低下し、触媒劣化が促進されることで目的化合物の収率が低下してしまうとわかった。
Claims (38)
- 炭素数4以上の炭化水素を含有する組成物X、及び、エタノールを含有する脱水原料を反応器内で脱水触媒により脱水反応させ、エチレンを含有する脱水反応ガスを得る脱水工程と、
前記脱水反応ガスを含む混合原料を反応器内でオレフィン変換触媒と接触させ、炭素数3以上のオレフィンを含有する反応ガスを得るオレフィン変換工程と、
を含む、エタノールの変換方法。 - 前記反応ガスを、炭素数1~3の炭化水素を主に含む留分Aと、炭素数4~6の炭化水素を主に含む留分Bとに分離する分離工程を含み、
前記留分Bの少なくとも一部を、前記組成物Xとして、前記脱水工程における前記反応器内へと供給する、請求項1に記載のエタノールの変換方法。 - 前記脱水工程における、前記組成物Xと、エタノールの質量比率(組成物X/エタノール)が、0.10~4.0である、請求項1に記載のエタノールの変換方法。
- 前記組成物X中の炭素数4~6の炭化水素の含有量が50質量%以上である、請求項1に記載のエタノールの変換方法。
- 前記組成物Xの前記反応器内への供給温度が200℃~530℃である、請求項1に記載のエタノールの変換方法。
- エタノール、及び、前記エタノール100質量部に対して100質量部以上の水を含有する脱水原料を反応器内で脱水触媒により脱水反応させ、エチレンを含有する脱水反応ガスを得る脱水工程と、
前記脱水反応ガスを含む混合原料を反応器内でオレフィン変換触媒と接触させ、炭素数3以上のオレフィンを含有する反応ガスを得るオレフィン変換工程と、
を含む、エタノールの変換方法。 - 前記混合原料におけるエチレン/(エタノール+2×ジエチルエーテル)のモル比率が0.40~3.0である、請求項1又は6に記載のエタノールの変換方法。
- 前記混合原料がジエチルエーテルを含有する、請求項1又は6に記載のエタノールの変換方法。
- 前記混合原料中のジエチルエーテルの含有量が10質量%以下である、請求項1又は6に記載のエタノールの変換方法。
- 前記脱水反応ガス中のジエチルエーテルの含有量が10質量%以下である、請求項1又は6に記載のエタノールの変換方法。
- 前記混合原料が炭素数4~6の炭化水素を含有する、請求項1又は6に記載のエタノールの変換方法。
- 前記混合原料における炭素数4~6のオレフィン/エチレンのモル比が3.5以下である、請求項1又は6に記載のエタノールの変換方法。
- 前記脱水工程における反応器が断熱型反応器である、請求項1又は6に記載のエタノールの変換方法。
- 前記オレフィン変換工程における反応器が断熱型反応器である、請求項1又は6に記載のエタノールの変換方法。
- 前記オレフィン変換工程における前記断熱型反応器が固定床一段断熱型反応器である、請求項14に記載のエタノールの変換方法。
- 前記留分Aを、炭素数1の炭化水素を主に含む留分Cと炭素数2~3の炭化水素を主に含む留分Dとに分離する脱C1工程と、
前記留分Dを、炭素数2の炭化水素を主に含む留分Eと炭素数3の炭化水素を主に含む留分Fに分離する脱C2工程と、
前記留分Eを、エチレンを主に含む留分Gとエタンを主に含む留分Hに分離するエチレン精製工程と、
前記留分Fを、プロピレンを主に含む留分Iとプロパンを主に含む留分Jに分離するプロピレン精製工程と、
を含む、請求項1又は6に記載のエタノールの変換方法。 - 前記脱水触媒が固体酸触媒である、請求項1又は6に記載のエタノールの変換方法。
- 前記固体酸触媒がゼオライト含有触媒である、請求項17に記載のエタノールの変換方法。
- 前記ゼオライト含有触媒中のゼオライトのシリカ/アルミナのモル比が20~2000である、請求項18に記載のエタノールの変換方法。
- 前記ゼオライト含有触媒がリン及び周期表第11族に属する元素からなる群から選ばれる少なくとも1種の元素を含む、請求項19に記載のエタノールの変換方法。
- 前記オレフィン変換触媒が固体酸触媒である、請求項1又は6に記載のエタノールの変換方法。
- 前記固体酸触媒がゼオライト含有触媒である、請求項21に記載のエタノールの変換方法。
- 前記ゼオライト含有触媒中のゼオライトのシリカ/アルミナのモル比が20~2000である、請求項22に記載のエタノールの変換方法。
- 前記ゼオライト含有触媒がリン及び周期表第11族に属する元素からなる群から選ばれる少なくとも1種の元素を含む、請求項23に記載のエタノールの変換方法。
- 前記オレフィン変換工程後、前記反応ガスを冷却し、炭素数1~6の炭化水素を主に含む留分Kと、水、炭素数7以上の炭化水素及び芳香族化合物を主に含む留分Lとに分離する冷却工程
を含む、請求項1に記載のエタノールの変換方法。 - 前記オレフィン変換工程後、前記反応ガスを冷却し、炭素数1~6の炭化水素を主に含む留分Kと、水、炭素数7以上の炭化水素及び芳香族化合物を主に含む留分Lとに分離する冷却工程と、
前記留分Kを、炭素数1~3の炭化水素を主に含む留分Aと、炭素数4~6の炭化水素を主に含む留分Bとに分離する分離工程と、
を含む、請求項1に記載のエタノールの変換方法。 - 前記オレフィン変換工程における反応器が、断熱型反応器である、請求項26に記載のエタノールの変換方法。
- 前記脱水工程における反応器が、断熱型反応器である、請求項27に記載のエタノールの変換方法。
- 炭素数4以上の炭化水素を含有する組成物X、及び、エタノールを含有する脱水原料を反応器内で脱水触媒により脱水反応させ、エチレンを含有する脱水反応ガスを得る脱水工程と、
前記脱水反応ガスを含む混合原料を反応器内でオレフィン変換触媒と接触させ、炭素数3以上のオレフィンを含有する反応ガスを得るオレフィン変換工程と、
を含む、炭化水素の製造方法。 - エタノール、及び、前記エタノール100質量部に対して100質量部以上の水を含有する脱水原料を反応器内で脱水触媒により脱水反応させ、エチレンを含有する脱水反応ガスを得る脱水工程と、
前記脱水反応ガスを含む混合原料を反応器内でオレフィン変換触媒と接触させ、炭素数3以上のオレフィンを含有する反応ガスを得るオレフィン変換工程と、
を含む、炭化水素の製造方法。 - 請求項1又は6に記載のエタノールの変換方法により得られた反応ガスからプロピレンを主に含む留分を分離するプロピレン分離工程、
を含む、プロピレンの製造方法。 - 請求項1又は6に記載のエタノールの変換方法により得られた反応ガスから芳香族化合物を主に含む留分を分離する芳香族化合物分離工程、
を含む、芳香族化合物の製造方法。 - エタノールを含有する脱水原料を脱水触媒により脱水反応させ、エチレンを含有する脱水反応ガスを得る反応器と、
前記脱水反応ガスを含む混合原料をオレフィン変換触媒と接触させ、炭素数3以上のオレフィンを含有する反応ガスを得る反応器と、
炭素数4以上の炭化水素を含有する組成物Xを前記脱水反応ガスを得る反応器に導入する、組成物X供給ラインと、
を含む、エタノールの変換装置。 - 前記反応ガスを、炭素数1~3の炭化水素を主に含む留分Aと、炭素数4~6の炭化水素を主に含む留分Bとに分離する分離装置を更に含み、
前記留分Bの少なくとも一部を、前記組成物Xとして、前記組成物X供給ラインに供給する、請求項33に記載のエタノールの変換装置。 - 前記前記反応ガスを冷却し、炭素数1~6の炭化水素を主に含む留分Kと、水、炭素数7以上の炭化水素及び芳香族化合物を主に含む留分Lとに分離する冷却器
を含む、請求項33に記載のエタノールの変換装置。 - 前記分離装置が、前記冷却器により分離された前記留分Kを分離する、請求項35に記載のエタノールの変換装置。
- 前記脱水反応ガスを得る反応器が、断熱型反応器である、請求項36に記載のエタノールの変換装置。
- 前記炭素数3以上のオレフィンを含有する反応ガスを得る反応器が、断熱型反応器である、請求項37に記載のエタノールの変換装置。
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2022
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Patent Citations (5)
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