JP2024045698A - 容器詰飲料及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
その理由は幾つかあり、その一つとして、工業製品としての容器詰飲料(RTD)は、一定程度の長期に亘っての保存を前提とするため加熱殺菌処理が法律上要請されるが、このような加熱殺菌処理をすると、加熱劣化や経時劣化を生じるため、一般家庭や店舗(ジューススタンド)で提供するものと似ても似つかぬものとなってしまうことが挙げられる。
例えば、特許文献1には、果汁含有率が10wt%未満であっても、リンゴらしい酸味の付与と、後味のキレの向上が可能なリンゴ風味を付与するリンゴ風味食品組成物が開示されている。
タンニン類量を10.0mg/100mL~40.0mg/100mLに調整すると共に、クエン酸量の比率(クエン酸/有機酸)を0.50~0.95に調整することを特徴とする、容器詰飲料の製造方法を提案する。
本発明の容器詰料飲料は、紅茶液成分と果実成分とを少なくとも含有するものである。
ここで、当該容器詰飲料は、該飲料を容器詰めして法令等により要請される加熱殺菌処理をしたものをいう。
また、容器詰飲料は、法令等の要請により容器やラベル等の包装材に品名を記載する必要がある。本発明の容器詰飲料の品名は、特に限定されるものではない。但し、紅茶液成分と果実成分とを少なくとも含有するものであるから、紅茶飲料、果汁飲料、果汁入り飲料、清涼飲料等であってよい。
また、本発明の容器詰飲料は、開栓したら希釈せずそのまま飲用できる態様(所謂シングルストレングス)であるのが好ましい。
本発明において紅茶液成分とは、紅茶葉由来の成分を含む液体成分の意味であり、例えば、紅茶葉を抽出して得られる液(紅茶葉抽出液)や、紅茶葉抽出液を濃縮して得られる濃縮液(紅茶葉濃縮液)や、紅茶葉抽出液を乾燥して得られる乾燥物(紅茶葉乾燥物)や、紅茶葉濃縮液を乾燥して得られる乾燥物(紅茶葉濃縮乾燥物)などを挙げることができ、必要に応じて、これらの1種又は2種以上を用いてよい。
また、これらを調製するにあたり、各種の公知技術、例えば固液分離、活性炭処理、酵素処理などの1種又は2種以上を適宜選択して実施してよい。
なお、本発明の容器詰飲料は、食品に香りや味の一部を付与する食品添加物(フレーバー)の使用を排除するものではない。しかしながら、消費者における添加物を忌避する昨今の傾向から、このような食品添加物(フレーバー)を使用しないのが好ましい。
紅茶葉の茶期、産地、品種、等級、および発酵条件などは特に限定するものではない。例えば中国種(var.sinensis)であっても、アッサム種(var.assamica)であっても、2種以上の茶葉をブレンドしたものでもよい。
また、これらに加えて、紅茶液に通常含まれる各種成分、例えばテアフラビン、テアルビジン、タンニン類などが分析等により検出できるかにより判断することもできる。
通常の紅茶液は、テアフラビン、テアルビジン、プロアントシアニジンポリマー、テアニン及びカフェインを含んでいるから、これらの成分を含んでいるか否かを判断すれば、さらに確実に判断することができる。後述する実施例で調製した容器詰飲料はいずれも、これらの成分を含んでいるものであった。
本発明において果実成分とは、果実に由来する成分を意味するものであり、例えば、果実を抽出、搾汁、粉砕などの加工したものの一部又は全部を配合することなどを挙げることができる(以下、これらを総称して「果実抽出物」ともいう)。
なお、果実抽出物を濃縮処理や乾燥処理などをしたもの(果実濃縮物、果実乾燥物)を、果実抽出物に代えて又は果実抽出物と併用してもよく、これらはいずれも本発明における「果実成分」に該当する。
果実抽出物等に由来する果実は、青果、青果を冷凍したもの、青果を乾燥したもののいずれか又はこれらを組み合わせて用いることができる。特に好ましくは、青果、青果を冷凍したものであって、具体的には40℃以上に加熱処理されていない果物を抽出、搾汁若しくは粉砕して得られた成分であることが好ましく、果肉片などの固体であっても、果汁などの液体であってもよい。但し、容器詰とする際に行われる加熱殺菌による加熱は前記加熱処理に含まれない。
また、これらに加えて、果実に通常含まれる各種成分、例えばクエン酸、有機酸などが分析等により検出できるかにより判断することもできる。
本発明の容器詰飲料には、紅茶液成分と果実成分以外に、必要に応じて、容器詰飲料に用いることができる各種成分が含まれていてもよい(例えば、『最新・ソフトドリンクス』,全国清涼飲料工業会他監修,光琳,2003年を参照)。例えば砂糖、果糖などの糖類、クエン酸及びその塩、炭酸水素ナトリウム等のpH調整剤、ビタミンC等の酸化防止剤、甘味料、香料、色素成分、保存料、調味料、酸味料、ビタミン、アミノ酸等を含有してもよい。但し、先述のとおり、消費者における添加物を忌避する昨今の傾向から、これら成分を極力含まない方が好ましく、例えば香料などを使用しない方が好ましい。
なお、本発明の容器詰飲料は、アルコール含有量が1質量%未満であること、すなわち、非アルコール性飲料であることが好ましい。
本発明の容器詰飲料において、タンニン類量は、10.0mg/100mL~40.0mg/100mLであるのが好ましい。タンニン類量が、10.0mg/100mLを下回ると、トップの紅茶感が弱まってしまうため好ましくなく、40.0mg/100mLを上回ると、舌触りの強さが弱まってしまうため好ましくない。
かかる観点から、本発明の容器詰飲料のタンニン類量は10.0mg/100mL以上であるのが好ましく、中でも15.0mg/100mL以上、その中でも20.0mg/100mL以上であるのがさらに好ましい。他方、40.0mg/100mL以下であるのが好ましく、中でも35.0mg/100mL以下、その中でも30.0mg/100mL以下であるのがさらに好ましい。
本発明におけるタンニン類量とは、発酵茶に含まれる縮合型タンニン類の量であり、酒石酸鉄法(茶業研究報告71(1990)43-74)により測定することができる。
本発明の容器詰飲料において、有機酸量に対するクエン酸量の比率(クエン酸/有機酸)は0.50~0.95であるのが好ましい。
有機酸量に対するクエン酸量の比率(クエン酸/有機酸)が0.50を下回ると、後味の余韻が弱くなってしまうため好ましくなく、0.95を上回ると、舌触りの強さが弱まってしまうため好ましくない。
かかる観点から、本発明の容器詰飲料の当該比率(クエン酸/有機酸)は0.50以上であるのが好ましく、中でも0.70以上、その中でも0.80以上であるのがさらに好ましい。他方、0.95以下であるのが好ましく、中でも0.93以下、その中でも0.90以下であるのがさらに好ましい。
また、果実種については、特に限定されるものではないことは上述のとおりであり、例えば上述の果実種のうち1種又は2種以上であってもよい。
また、前記果実抽出物、果実濃縮物、果実乾燥物からなる群から選ばれる1種又は2種以上を調製するにあたり、各種の公知技術、例えば固液分離、活性炭処理、酵素処理などの1種又は2種以上を適宜選択して実施してよい。さらには、市販のクエン酸製剤や有機酸製剤を併用して用いることもできる。
また、酸度調整剤を添加することでも、当該比率を調整することもできる。酸度調整剤としては、酸味料としては、例えば、クエン酸、クエン酸三ナトリウム、アジピン酸、グルコン酸、コハク酸、酒石酸、乳酸、フマル酸、リンゴ酸、又はそれらの塩類を挙げることができる。
但し、当該比率の調整方法をこれらの方法に限定するものではない。
有機酸量及びクエン酸量は、高速液体クロマトグラム(HPLC)などを用い、検量線法などによって測定することができる。
本発明の容器詰飲料におけるクエン酸量は、0.80mg/100mL~58.0mg/100mLであるのが好ましく、中でも0.90mg/100mL以上或いは55.0mg/100mL以下であるのがさらに好ましく、その中でも1.00mg/100mL以上或いは50.0mg/100mL以下であるのがさらに好ましく、その中でも5.00mg/100mL以上或いは40.0mg/100mL以下であるのがより好ましく、その中でも10.0mg/100mL以上或いは30.0mg/100mL以下であるのが特に好ましい。
本発明の容器詰飲料における有機酸量は、0.60mg/100mL~116.0mg/100mLであるのが好ましく、中でも0.80mg/100mL以上或いは100.0mg/100mL以下であるのがより好ましく、その中でも1.0mg/100mL以上或いは80.0mg/100mL以下であるのがさらに好ましく、その中でも5.0mg/100mL以上或いは70.0mg/100mL以下であるのがより好ましく、その中でも10.0mg/100mL以上或いは50.0mg/100mLであるのが最も好ましい。
本発明の容器詰飲料において、クエン酸量に対するタンニン類量の比率(タンニン類/クエン酸)は、特に限定されるものではない。しかしながら、本発明の容器詰飲料における舌触りの強さを鑑みると、0.2~40.0であるのが好ましく、中でも0.5以上、その中でも1.0以上、さらにその中でも1.5以上であるのが好ましい。また、同様の理由から、中でも20.0以下、その中でも10.0以下、さらにその中でも5.0以下であるのが好ましい。
本発明の容器詰飲料において、クエン酸量に対するタンニン類量の比率(タンニン類/クエン酸)の調整は、上述のタンニン量の調整方法とクエン酸の調整方法を併用することにより実施できる。
本発明の容器詰飲料において、エピ体カテキン量に対するタンニン類量の比率(タンニン類/エピ体カテキン)が8.6~30.0であれば、紅茶の風味が感じられながらも果実の風味を損なわないため、好ましい。
かかる観点から、本発明の容器詰飲料の当該比率(タンニン類/エピ体カテキン)は
8.6以上であるのが好ましく、中でも10.0以上、その中でも12.0以上であるのがさらに好ましい。他方、30.0以下であるのが好ましく、中でも25.0以下、その中でも20.0以下であるのがさらに好ましい。
エピ体カテキン量に対するタンニン類量の比率(タンニン類/エピ体カテキン)を前記範囲に調整する手段としては、茶葉の種類もしくは抽出条件の調整などすればよい。但し、この方法に限定するものではない。
エピ体カテキン量は、高速液体クロマトグラム(HPLC)などを用い、検量線法など公知の方法でもって測定することができる。
エピ体カテキン類量は、加熱されると徐々に非エピ体カテキン類、すなわちカテキン、カテキンガレート、ガロカテキン、ガロカテキンガレートに夫々変化することが知られている。このため、エピ体カテキン類量は、原料調製、飲料調製、殺菌工程などの加熱する各種工程における熱履歴を管理することにより、適宜調整することができる。但し、この方法に限定するものではない。
本発明の容器詰飲料において、エピ体カテキン類量は0.1mg/100mL~8.0mg/100mLであるのが好ましい。
エピ体カテキン類量が0.1mg/100mL~8.0mg/100mLであれば、保存時の沈殿の発生が抑制できるから好ましい。
かかる観点から、本発明の容器詰飲料のエピ体カテキン類量は0.1mg/100mL以上であるのが好ましく、中でも0.3mg/100mL以上、その中でも0.7mg/100mL以上であるのがさらに好ましい。他方、8.0mg/100mL以下であるのが好ましく、中でも5.0mg/100mL以下、その中でも3.5mg/100mL以下であるのがさらに好ましい。
本発明の容器詰飲料において、カフェイン量に対するタンニン類量の比率(タンニン類/カフェイン)は、2.9~11.5であるのが好ましい。紅茶由来の苦渋味が好適な強さとなるからである。その中でも3.5以上、さらにその中でも4.5以上であるのがさらに好ましい。他方、11.5以下であるのが好ましく、中でも10.0以下、その中でも8.0以下であるのがさらに好ましい。
カフェイン量に対するタンニン類量の比率(タンニン類/カフェイン)を前記範囲に調整する手段としては、抽出条件の調整などすればよい。但し、この方法に限定するものではない。
本発明の容器詰飲料において、カフェイン量は15.0mg/100mL以下であるのが好ましい。カフェイン量が15.0mg/100mL以下であれば、保存時の果実の香味が保持されるから好ましい。
かかる観点から、本発明の容器詰飲料のカフェイン量は15.0mg/100mL以下であるのが好ましく、中でも11.0mg/100mL以下、その中でも10.5mg/100mL以下であるのがさらに好ましい。他方、0.1mg/100mL以上であるのが好ましく、中でも1.0mg/100mL以上、その中でも2.0mg/100mL以上であるのがさらに好ましい。
本発明の容器詰飲料において、テアニン量に対するタンニン類量の比率(タンニン類/テアニン)が、12.0~50.0であれば、後味の渋さと旨味が適度となるから、好ましい。
かかる観点から、本発明の容器詰飲料の当該比率(タンニン類/テアニン)は12.0以上であるのが好ましく、その中でも15.0以上、その中でも20.0以上であるのがさらに好ましく、他方、50.0以下であるのが好ましく、中でも45.0以下、その中でも40.0以下であるのがさらに好ましい。
テアニン量に対するタンニン類量の比率(タンニン類/テアニン)を前記範囲に調整する手段としては、抽出条件の調整などすればよい。但し、この方法に限定するものではない。
本発明の容器詰飲料において、テアニン量は0.4mg/100mL~5.0mg/100mLであるのが好ましい。
テアニン量が0.4mg/100mL~5.0mg/100mLであれば、容器詰飲料を保存した時の紅茶の香味を保持できるから好ましい。
かかる観点から、本発明の容器詰飲料のテアニン量は0.4mg/100mL以上であるのが好ましく、中でも0.5mg/100mL以上、その中でも0.6mg/100mL以上であるのがさらに好ましい。他方、5.0mg/100mL以下であるのが好ましく、中でも3.5mg/100mL以下、その中でも2.5mg/100mL以下であるのがさらに好ましい。
本発明の容器詰飲料において、クエン酸量に対するエピ体カテキン量の比率(エピ体カテキン/クエン酸)が0.08~0.30であれば、後味のキレが良好であるから、好ましい。
かかる観点から、本発明の容器詰飲料の当該比率(エピ体カテキン/クエン酸)は0.08以上であるのが好ましく、その中でも0.13以上、その中でも0.15以上であるのがさらに好ましく、他方、0.30以下であるのが好ましく、中でも0.23以下、その中でも0.25以下であるのがさらに好ましい。
クエン酸量に対するエピ体カテキン量の比率(エピ体カテキン/クエン酸)を前記範囲に調整する手段としては、茶葉の使用量や抽出条件の調整などすればよい。但し、この方法に限定するものではない。
本発明の容器詰飲料において、クエン酸量に対するカフェイン量の比率(カフェイン/クエン酸)が0.2~0.9であれば、後味の苦さが適度であるから、好ましい。
かかる観点から、本発明の容器詰飲料の当該比率(カフェイン/クエン酸)は0.2~0.9であるのが好ましく、その中でも0.3以上、その中でも0.4以上であるのがさらに好ましく、他方、0.9以下であるのが好ましく、中でも0.8以下、その中でも0.7以下であるのがさらに好ましい。
クエン酸量に対するカフェイン量の比率(カフェイン/クエン酸)を前記範囲に調整する手段としては、抽出条件の調整などすればよい。但し、この方法に限定するものではない。
ミネラルの含有用量に関しては、本発明の容器詰飲料において、ナトリウム(Na)含有量は、5.0mg/100mL~17.0mg/100mLであるのが好ましく、中でも6.0mg/100mL以上或いは15.0mg/100mL以下、その中でも7.0mg/100mL以上或いは14.0mg/100mL以下であるのがさらに好ましい。
カリウム(K)含有量は、3.0mg/100mL~15.0mg/100mLであるのが好ましく、中でも4.0mg/100mL以上或いは12.0mg/100mL以下、その中でも5.0mg/100mL以上或いは10.0mg/100mL以下であるのがさらに好ましい。
カルシウム(Ca)含有量は、0.1mg/100mL~1.0mg/100mLであるのが好ましく、中でも0.2mg/100mL以上或いは0.9mg/100mL以下、その中でも0.3mg/100mL以上或いは0.8mg/100mL以下であるのがさらに好ましい。
マグネシウム(Mg)含有量は、0.1mg/100mL~1.0mg/100mLであるのが好ましく、中でも0.2mg/100mL以上或いは0.9mg/100mL以下、その中でも0.3mg/100mL以上或いは0.8mg/100mL以下であるのがさらに好ましい。
容器詰飲料におけるミネラル含有量は、ICP発光分光分析装置により測定することができる。
本発明の容器詰飲料において、タンニン類量に対するナトリウム(Na)含有量の比率(ナトリウム/タンニン類)は、特に限定されるものではない。しかしながら、本発明の第二の目的である、紅茶と果実の香味保持性(バランスの良さ)を鑑みると、タンニン類量に対するナトリウム(Na)含有量の比率(ナトリウム/タンニン類)は、2.0以下であるのが好ましく、中でも1.0以下であるのが好ましく、その中でも0.8以下であるのが好ましく、さらにその中でも0.5以下であるのが好ましく、0.3以下であるのが最も好ましい。
本発明の容器詰飲料において、上記比率(ナトリウム/タンニン類)を上記範囲に調整するには、上述したタンニン類量の調整方法及びミネラル含有量の調整を組み合わせて調整すればよい。
本発明において、果実成分由来ポリフェノール類とは、果実中に含まれる成分であって、当該成分の分子内に複数のフェノール性ヒドロキシ基(ベンゼン環、ナフタレン環などの芳香環に結合したヒドロキシ基)を持つものをいう。より具体的には、柑橘類に含まれるヘスペリジン(配糖体)に代表されるフラバノン類や、ブドウやブルーベリー等に含まれ、アントシアニンやディルフィニジンに代表されるアントシアニジン類や、リンゴのプロシアニジン及びピーチ類に含まれるフラバノール類や、プルーン等に含まれるクロロゲン酸類や、イチゴやザクロ等に含まれるエラグ酸等を挙げることができる。
なお、果実成分由来ポリフェノール類は、フォーリン・デニス法によって測定することができる(例えば「五訂 日本食品標準成分表 分析マニュアルの解説」を参照)。
本発明の容器詰飲料において、果汁Brix/紅茶Brixは、特に限定されるものではない。例えば6~90であるのが好ましく、特に14以上或いは50以下、その中でも特に20以上或いは35以下であるのがさらに好ましい。
容器詰飲料の果汁Brixは、果汁の種類、含有量から調整することができる。これに対して、紅茶由来のBrixは、茶葉の種類、抽出温度、抽出時間等により調整することができる。但し、これらの方法に限定するものではない。
なお、本発明において果汁Brixとは、本発明の容器詰飲料に含まれる、果汁のショ糖換算したときの果汁の濃度をいい、紅茶Brixとは、ビタミンCなどの添加物を含まない、ショ糖換算した時の紅茶の濃度をいう。
本発明の容器詰飲料の固形量(Bx)は、特に限定されるものではないが、6.0%以下であれば、甘味が強すぎず香味的に好ましい。かかる観点から、6.0%以下であるのが好ましく、中でも5.5%以下、その中でも5.0%以下であるのがさらに好ましい。
なお、固形量(Bx)の下限値については、2.0%以上であれば、甘味があり、本格的な果汁感が得られ好ましい。かかる観点から、2.0%以上であるのが好ましく、中でも2.5%以上、その中でも3.0%以上であるのがさらに好ましい。
容器詰飲料の固形量(Bx)は、市販のBx測定器を用いることにより測定できる。
固形量(Bx)を前記範囲に調整する手段としては、果実の種類、果実成分乃至果汁の含有量、糖類の量により調整することができる。但し、これらの方法に限定するものではない。
本発明の容器詰飲料は、そのpHが4.0以上7.0未満であれば、紅茶本来の風味が余韻に感じられるため、好ましい。
かかる観点から、本発明の容器詰飲料のpHは4.0以上であるのが好ましく、中でも4.3以上、その中でも4.5以上であるのがさらに好ましく、他方、7.0未満であるのが好ましく、中でも6.5以下、その中でも6.0以下であるのがさらに好ましい。
容器詰飲料のpHは、市販のpH測定器を用いることにより測定できる。
容器詰飲料のpHを前記範囲に調整する手段としては、果汁の使用量もしくはpH調整剤の使用量の調整などすればよい。但し、この方法に限定するものではない。
本発明の容器詰飲料は、その透過率(T%)が50以上90未満であれば、舌触りの強さがより良好となるから、好ましい。
かかる観点から、本発明の容器詰飲料の透過率(T%)は50以上であるのが好ましく、中でも53以上、その中でも55以上であるのがさらに好ましい。他方、90未満であるのが好ましく、中でも80以下、その中でも70以下であるのがさらに好ましい。
容器詰飲料の透過率(T%)を調整する手段としては、果汁の使用量の調節などすればよい。但し、これらの方法に限定されるものではない。
本発明の容器詰飲料の酸度は0.001%~0.050%であるのが好ましい。
酸度がかかる範囲であれば、後味のキレが良好であるから、好ましい。
かかる観点から、本発明の容器詰飲料における酸度は0.001%以上であるのが好ましく、中でも0.005%以上、その中でも0.010%以上であるのがさらに好ましい。他方、0.050%以下であるのが好ましく、中でも0.040%以下、その中でも0.030%以下であるのがさらに好ましい。
なお、容器詰飲料の酸度は、主に果汁の種類と含有量、酸味料の種類と添加量等によって調整することができる。但し、これらの方法に限定されるものではない。
本発明の容器詰飲料に関しては、甘辛度が1.50~2.50であれば、十分な飲みごたえを感じながらも後味のキレが良好であるから、好ましい。
かかる観点から、本発明の容器詰飲料の甘辛度は1.50以上であるのが好ましく、中でも1.70以上、その中でも1.90以上であるのがさらに好ましい。他方、2.50未満であるのが好ましく、中でも2.30以下、その中でも2.10以下であるのがさらに好ましい。
なお、甘辛度とは、糖度(固形分)と酸度で表される指標であって、甘辛度=0.86×固形量(Bx)-1.16×酸度-1.31の式から算出される値である。
容器詰飲料の甘辛度を前記範囲に調整する手段としては、例えば糖類(砂糖・果糖)の種類と量、果汁の種類と量、酸味料の添加量などによって調整することができる。但し、これらの方法に限定されるものではない。
本発明の容器詰飲料の製造方法として、紅茶液成分と果実成分とを含有する容器詰飲料の製造方法であって、タンニン類量を10.0mg/100mL~40.0mg/100mLに調整すると共に、クエン酸量の比率(クエン酸/有機酸)を0.50~0.95に調整することを特徴とする、容器詰飲料の製造方法を挙げることができる。
また、有機酸量に対するクエン酸量の比率(クエン酸/有機酸)は0.50~0.95であるのが好ましい。有機酸量に対するクエン酸量の比率(クエン酸/有機酸)が、0.50を下回ると、後味の余韻が弱くなってしまうため好ましくなく、0.95を上回ると、舌触りの強さが弱まってしまうため好ましくない。
原料とする紅茶葉の茶期や形状、産地等の紅茶の種類は、特に限定するものではない。
本発明において生果実とは、40℃以上の熱を加えられていない果実を意味し、例えば、果実そのもののほか、皮付きの果実を裁断、粉砕、搾汁などの加工を施して得られたもの、皮を除いた果実を裁断、粉砕、搾汁などの加工を施して得られたものを包含する。中でも、皮付きの果実を裁断したもの、具体的には皮付きのオレンジを裁断した皮付きオレンジスライスなどである。なお、かかる生果実は、他の成分と共に配合される工程又はそれ以降の工程において、法令上要請される加熱殺菌処理をする。
紅茶葉(「原料茶」とも称する)及び生果実の抽出は、例えば、常法に従ってニーダーと呼ばれる抽出装置を用いて、原料茶に対して5~100倍量、10~100℃の湯水で約1分~40分間、必要に応じて1回~数回攪拌して、常圧で抽出を行えばよい。適度な香味を維持しつつ、液色変化抑制を図る観点によると、10~90℃、特に20~80℃、中でも30~70℃、中でも60℃以下、その中でも50℃以下で抽出を行うのが好ましい。
但し、抽出方法及び抽出条件等を特に限定するものではなく、例えば加圧抽出を行うこともできる。
抽出に用いる湯水は、純水、硬水、軟水、イオン交換水、天然水などのほか、アスコルビン酸含有水溶液及びpH調製水等を例示することができる。
湯水にアスコルビン酸ナトリウム等の有機酸又は有機酸塩類を添加してもよい。
また、必要に応じて、さらに遠心分離や珪藻土濾過を行ってもよい。
「果汁」とは、果物を搾汁等の加工をすることにより得られる液体成分を意味する。例えば、果物を適当な大ききに破砕し、当該破砕物を搾汁することにより、果汁を得ることができる。果汁は特に限定されず、濃縮や希釈などの処理が行われていないストレート果汁、ストレート果汁に加熱濃縮法や冷凍濃縮法などによって果汁中の水分を取り除き濃度を高めた濃縮果汁、濃縮果汁を水等で希釈したもの(例えば計算上、ストレート果汁と同等の濃度となるように希釈した濃縮還元果汁)を挙げることができる。
前記生果実における果実の種類と、果汁における果実の種類は同じあっても、異なるものであってもよい。
本発明の容器詰飲料の製造方法の具体的な一態様として、例えば、生のオレンジスライスを紅茶と一緒に抽出し(「生オレンジ抽出製法」)、皮まで丸ごと搾ったオレンジ果汁すなわち皮付きのオレンジをそのまま搾汁して得られたオレンジ果汁を加えることによる製法を挙げることができる。この製法においては、香料を使用しないことが好ましい。
前記抽出工程で得られた抽出液に対して、必要に応じて、例えば甘味料、酸味料、酒石酸やその他の配合物、例えば水(純水、硬水、軟水、イオン交換水、天然水その他)、アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、重曹、糖類、デキストリン、香料、乳化剤、安定剤、或いはその他の呈味原料などのいずれか或いはこれらのうち二種以上の組み合わせを添加し、主にpH調整、濃度調整、味の調整を行うようにすればよい。
上記のように調整した抽出液は、常法によって殺菌乃至容器詰めするのが好ましい。充填容器としては、金属製の缶、紙製パック、プラスチックボトルなどを挙げることができる。この際、例えばプラスチック容器を用いる場合は、25℃、湿度55%RHにおける容器の酸素透過量(cc/Day/500mLボトル)が、0.01~0.10であるのが好ましく、中でも0.015以上或いは0.08以下、その中でも0.02以上或いは0.06以下であるのが更に好ましい。
紅茶液成分と果実成分とを含有する容器詰飲料において、少なくとも、当該容器詰飲料のタンニン類量を10.0mg/100mL~40.0mg/100mLとし、且つ、有機酸量に対するクエン酸量の比率(クエン酸/有機酸)を0.50~0.95とするように容器詰飲料を製造すれば、特に呈味の向上させることができる。ここで、呈味の向上とは、トップの紅茶感、後味の余韻及び舌触りの強さからなる群から選ばれる1種又は2種以上をいう。
すなわち、かかる製造方法は、容器詰飲料の呈味の向上方法として提供することができる。この点につき、本発明は特に限定されるものではないが、紅茶葉と生果実とを合わせて一緒に抽出する工程を有することもでき、さらに、生果実が、加熱処理していない果実をスライスしたものであってよい。例えば、紅茶葉と、皮付きの生のオレンジスライスとを合わせて一緒に抽出することもできる。
なお、本発明の容器詰飲料は、実施例に記載されるように、紅茶の香味保持性や果実の香味保持性において効果を奏するものである。したがって、前記製造方法は、容器詰飲料の紅茶の香味保持方法や果実の香味保持方法としても提供することができる。
本明細書において「X~Y」(X,Yは任意の数字)と表現する場合、特にことわらない限り「X以上Y以下」の意と共に、「好ましくはXより大きい」或いは「好ましくはYより小さい」の意も包含する。
また、「X以上」(Xは任意の数字)或いは「Y以下」(Yは任意の数字)と表現した場合、「Xより大きいことが好ましい」或いは「Y未満であることが好ましい」旨の意図も包含する。
実施例及び比較例で調製した容器詰緑茶飲料(サンプル)の各物性値は次のように測定した。
タンニン量類の定量は、阿南他(茶業研究報告71(1990)43-74)による酒石酸鉄法に準じて実施した。なお、測定に使用するリン酸緩衝液のpHは、5.5に変更して行った。
LC-10ADvp(株式会社 島津製作所)を用いて、HPLC法に基づいてクエン酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸、ギ酸及び酢酸の含有量を測定し、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸、ギ酸及び酢酸の合計含有量を有機酸量とした。
サンプル調整法:
サンプルを適量測りとり、蒸留水に懸濁後、フィルターろ過して分析に供した。
HPLC測定条件:
検出器:紫外可視吸光光度計 SPD-20AV(株式会社 島津製作所)
カラム:Shodex RSpak KC-811×2、φ8mm×300mm(昭和電工株式会社)
カラム温度:40℃
移動相:3mmol/L過塩素酸
反応液:0.2mmol/Lブロムチモールブルー含有
15mmol/Lりん酸水素二ナトリウム溶液
流量:移動相0.5ml/min、反応液0.5ml/min
測定波長:445nm
エピ体カテキン類量は、Allianceシステム(Waters株式会社製)を用いて高速液体クロマトグラフィ(HPLC)を以下の条件で操作し、検量線法により定量して測定した。
カラム:wakosil 3C18HG φ3.0×100mm(和光純薬工業株式会社製)
カラム温度:40℃
移動相:A相5%アセトニトリル(リン酸0.1%含有)
B相:50%アセトニトリル(リン酸0.1%含有)
流速:0.43mL/min
注入量:5μL
検出:UV230nm
グラジエントプログラム:表1
カフェイン量は、Allianceシステム(Waters株式会社製)を用いて高速液体クロマトグラフィ(HPLC)を以下の条件で操作し、検量線法により定量して測定した。
カラム:wakosil 3C18HG φ3.0×100mm(和光純薬工業株式会社製)
カラム温度:40℃
移動相:A相
5%アセトニトリル(リン酸0.1%含有)
B相:50%アセトニトリル(リン酸0.1%含有)
流速:0.43mL/min
注入量:5μL
検出:UV230nm
グラジエントプログラム:表1
Allianceシステム(Waters株式会社製)を用いて高速液体クロマトグラフィ(HPLC)を以下の条件で操作し、検量線法により定量して測定した。
サンプル調整法:
サンプルを適量測りとり、蒸留水に懸濁後、フィルターろ過して分析に供した。
HPLC測定条件:
カラム:XBridge Shield RP18 3.0×100mm
温度:40℃
注入量:5μL
移動相A:50mM酢酸ナトリウムバッファー(pH6.0)
移動相B:アセトニトリル
検出器:Waters 2475マルチ波長蛍光検出器
検出波長:励起335nm エミッション450nm
グラジエントプログラム:表2
pHメーターをpH標準溶液による校正を実施し、実施例及び比較例で得られた容器詰飲料(サンプル)をビーカーに採取し、pHメーターのガラス電極をサンプル中に挿入し、測定(機器の表示値を記録)した。
容器の光透過散乱部における全光線透過率およびヘーズ値は、「ヘーズメーターHM-150型(株式会社村上色彩技術研究所製)」を用い、CIE標準光源D65にて透過率(T%)を測定した。波長660nmの透過率は「紫外可視分光光度計UV-1800(島津製作所)」を用いて測定した。
測定装置の温度を所定の温度に調整し、測定装置(屈折計)を校正し、実施例及び比較例で得られた容器詰飲料(サンプル)を測定装置のプリズム上に薄く塗布し、可溶性固形量(Bx)を測定した。
実施例及び比較例で得られた容器詰飲料(サンプル)を、並びに果汁に純水を加えた後、電位差滴定法により0.1mol/L水酸化ナトリウム溶液でpH8.3まで測定した。水酸化ナトリウム溶液の滴定量から酸度(クエン酸換算)を算出した。算出は測定機器により実施し、機器の表示値を酸度として記録した。
上記の方法で測定した固形量と酸度とから、次の式で甘辛度を算出した。
甘辛度=0.86×固形量(Bx)-1.16×酸度-1.31
紅茶(茶葉種類:ウバ、ダージリンを4:1で使用)35gに、皮付きオレンジスライス(厚さ1~10mm)2gを加え、さらに純水1050mL(30倍)を加え、80℃で5分間抽出した。その際、1分毎に各15秒間ずつ撹拌しながら抽出し、抽出液を得た。
得られた抽出液を20℃まで冷却した後、遠心分離を用いて微細濾過し、濾過して得られた抽出液に、オレンジ濃縮混濁果汁10g(ストレート換算)、ビタミンC(「VC」)3gを加えたほか、クエン酸、グラニュー糖を加え、pH5.0になるように重炭酸ナトリウムを加え、7000gになるように純水でメスアップした。
このように調合した紅茶飲料を、UHT殺菌機で136℃・30秒殺菌した後、PETボトル容器に充填し冷却して、容器詰飲料(サンプル)を得た。
実施例1において、紅茶を9gに変更した以外は、実施例1と同様にして容器詰飲料を得た。
実施例1において、紅茶を27g使用し、オレンジ濃縮混濁果汁を100gに変更した以外は、実施例1と同様にして、容器詰飲料を得た。
実施例1において、紅茶を18g使用し、オレンジ濃縮混濁果汁を200gに変更した以外は、実施例1と同様にして、容器詰飲料を得た。
実施例1において、オレンジ濃縮混濁果汁を500gに変更した以外は、実施例1と同様にして、容器詰飲料を得た。
実施例1において、紅茶を9g使用し、オレンジ濃縮混濁果汁を500gに変更した以外は、実施例1と同様にして、容器詰飲料を得た。
実施例1において、紅茶を40g使用し、オレンジ濃縮混濁果汁を7gに変更した以外は、実施例1と同様にして、容器詰飲料を得た。
実施例1において、紅茶を6g使用し、オレンジ濃縮混濁果汁を7gに変更した以外は、実施例1と同様にして、容器詰飲料を得た。
実施例1において、紅茶を40g使用し、オレンジ濃縮混濁果汁を600gに変更した以外は、実施例1と同様にして、容器詰飲料を得た。
実施例1において、紅茶を6g使用し、オレンジ濃縮混濁果汁を600gに変更した以外は、実施例1と同様にして、容器詰飲料を得た。
実施例2において、皮付きオレンジスライスを皮付きレモンスライスに変更し、オレンジ濃縮混濁果汁をレモン濃縮混濁果汁に変更した以外は、実施例2と同様にして、容器詰飲料を得た。
実施例3において、皮付きオレンジスライスを皮付きレモンスライスに変更し、オレンジ濃縮混濁果汁をレモン濃縮混濁果汁に変更した以外は、実施例3と同様にして、容器詰飲料を得た。
実施例5において、皮付きオレンジスライスを皮付きレモンスライスに変更し、オレンジ濃縮混濁果汁をレモン濃縮混濁果汁に変更した以外は、実施例5と同様にして、容器詰飲料を得た。
実施例2において、皮付きオレンジスライスを皮付きりんごスライスに変更し、オレンジ濃縮混濁果汁をりんご濃縮混濁果汁に変更した以外は、実施例2と同様にして、容器詰飲料を得た。
実施例3において、皮付きオレンジスライスを皮付きりんごスライスに変更し、オレンジ濃縮混濁果汁をりんご濃縮混濁果汁に変更した以外は、実施例3と同様にして、容器詰飲料を得た。
実施例5において、皮付きオレンジスライスを皮付きりんごスライスに変更し、オレンジ濃縮混濁果汁をりんご濃縮混濁果汁に変更した以外は、実施例5と同様にして、容器詰飲料を得た。
実施例2において、皮付きオレンジスライスを皮付きももスライスに変更し、オレンジ濃縮混濁果汁をもも濃縮混濁果汁に変更した以外は、実施例2と同様にして、容器詰飲料を得た。
実施例3において、皮付きオレンジスライスを皮付きももスライスに変更し、オレンジ濃縮混濁果汁をもも濃縮混濁果汁に変更した以外は、実施例3と同様にして、容器詰飲料を得た。
実施例5において、皮付きオレンジスライスを皮付きももスライスに変更し、オレンジ濃縮混濁果汁をもも濃縮混濁果汁に変更した以外は、実施例5と同様にして、容器詰飲料を得た。
実施例3において、皮付きオレンジスライス及びオレンジ濃縮混濁果汁を配合しなかったこと以外は、実施例3と同様にして、容器詰飲料を得た。
実施例1において、紅茶をウバのみに変更した以外は、実施例1と同様にして、容器詰飲料を得た。
実施例1において、紅茶をウバとダージリンの使用割合を9:1に変更した以外は、実施例1と同様にして、容器詰飲料を得た。
実施例1において、紅茶をウバとダージリンの使用割合を1:1に変更した以外は、実施例1と同様にして、容器詰飲料を得た。
実施例1において、紅茶をウバとダージリンの使用割合を2:3に変更した以外は、実施例1と同様にして、容器詰飲料を得た。
実施例1において、紅茶を70g使用し、抽出条件を40℃、20分間に変更した以外は、実施例1と同様にして、容器詰飲料を得た。
実施例1において、紅茶を50g使用し、抽出条件を60℃、10分間に変更した以外は、実施例1と同様にして、容器詰飲料を得た。
実施例1において、紅茶をダージリンのみとし、45g使用し、抽出条件を95℃、2分間に変更した以外は、実施例1と同様にして、容器詰飲料を得た。
実施例1において、紅茶をダージリンのみとし、50g使用し、抽出条件を97℃、2分間に変更した以外は、実施例1と同様にして、容器詰飲料を得た。
実施例1において、紅茶をダージリンのみとし、20g使用し、抽出条件を95℃、10分間に変更した以外は、実施例1と同様にして、容器詰飲料を得た。
実施例1において、紅茶をダージリンのみとし、25g使用し、抽出条件を95℃、10分間に変更した以外は、実施例1と同様にして、容器詰飲料を得た。
実施例1において、紅茶をダージリンのみとし、100g使用し、抽出条件を30℃、40分間に変更した以外は、実施例1と同様にして、容器詰飲料を得た。
実施例1において、紅茶をダージリンのみとし、120g使用し、抽出条件を25℃、40分間に変更した以外は、実施例1と同様にして、容器詰飲料を得た。
実施例1~15及び比較例1~5で得られた容器詰飲料(サンプル)について、5人の審査官(パネラー)が、トップの紅茶感、後味の余韻、舌触りの強さの3項目について以下の基準で1~5の5段階で点数を付け、5人の平均点が4.1以上を「◎」、3.0以上4.1未満であり、且つ「1」及び「2」の評価がないものを「○」、2.0以上3.0未満であり、且つ「1」の評価がないものを「△」、2.0未満、もしくは評価に「1」があるものを「×」として、総合評価した。
なお、陰性対照品と陽性対照品は、以下のとおり調製した。
紅茶(茶葉種類:ウバ)35gに、純水1050mL(30倍)を加え、80℃で5分間抽出した。その際、1分毎に各15秒間ずつ撹拌しながら抽出し、抽出液を得た。
得られた抽出液を20℃まで冷却した後、遠心分離を用いて微細濾過し、濾過して得られた抽出液に、オレンジ濃縮透明果汁1.0g(ストレート換算)、ビタミンC(「VC」)3g、クエン酸4g、グラニュー糖50gを加え、pH3.8になるように重炭酸ナトリウムを加え、7000gになるように純水でメスアップした。
このように調合した紅茶飲料を、95℃達温まで加熱して殺菌した後、PETボトル容器に充填し冷却して、容器詰飲料(サンプル)を得た。
紅茶(茶葉種類:ウバ)2.5gに、純水125mL(50倍)を加え、95℃で2.5分間抽出した。その際、撹拌は行なわず蓋をして静置し、抽出液を得た。
得られた抽出液を5℃まで急冷した後、砂糖10g、手絞りのオレンジ果汁30mLを加え、冷水で250gになるようにメスアップした。
5:紅茶の渋味が適度であり、トップの紅茶感が非常に良好である(陽性対照と同等)。
4:紅茶の渋味があり、トップの紅茶感が良好である(陽性対照よりはわずかに弱い/強い)。
3:紅茶の渋味があり、トップの紅茶感が良好である(陰性対照よりは良好だが、陽性対照より明らかに弱い/強い)。
2:紅茶の渋味が弱く/強く、トップの紅茶感を感じない(陰性対照と同等)。
1:紅茶の渋味が非常に弱く/強く、トップの紅茶感を感じない(陰性対照よりも弱い/強い)。
5:果実の香味のキレが適度であり、果実由来の後味の余韻が非常に良好である(陽性対照と同等)。
4:果実の香味のキレがあり、果実由来の後味の余韻が良好である(陽性対照よりはわずかに弱い/強い)。
3:果実の香味のキレがあり、果実由来の後味の余韻が良好である(陰性対照よりは良好だが、陽性対照より明らかに弱い/強い)。
2:果実の香味のキレが弱く/強く、果実由来の後味の余韻を感じない(陰性対照と同等)。
1:果実の香味のキレが非常に弱く/強く、果実由来の後味の余韻を感じない(陰性対照よりも弱い/強い)。
5:舌触りが非常に良好である(陽性対照と同等)。
4:舌触りが良好である(陽性対照よりはわずかに弱い/強い)。
3:舌触りが良好である(陰性対照よりは良好だが、陽性対照より明らかに弱い/強い)。
2:舌触りが弱い/強い(陰性対照と同等)。
1:舌触りが非常に弱い/強い(陰性対照よりも弱い/強い)。
実施例3及び16~27で得られた容器詰飲料(サンプル)を3ヶ月間、25℃の暗室に保管し、保管後のサンプルを評価することによって、保管後の性状及び香味の保持性を検証した。5人の審査官(パネラー)が、沈殿、紅茶の香味保持性、果実の香味保持性の3項目について以下の基準で1~3の3段階で点数を付け、5人の平均点が2.5以上を「◎」、2.0以上2.5未満を「○」、2.0未満を「△」として総合評価した。
なお、コントロールとしては、実施例16~27と同様のサンプルを、官能審査当日に再度製造したサンプルを採用した。
3:濁りがありつつも沈殿が見られず、長期保存に適する(コントロールと同等)。
2:沈殿が見られるが、長期保存に適する。
1:沈殿が多く、底部にリング状の堆積が見られ、長期保存に適さない。
3:紅茶の香味が十分に感じられ、長期保存に適する(コントロールと同等)。
2:紅茶の香味を感じ、長期保存に適する。
1:紅茶の香味が感じられず、長期保存に適さない。
3:果実の香味が十分に感じられ、長期保存に適する(コントロールと同等)。
2:果実の香味を感じ、長期保存に適する(コントロールよりは弱く感じる)。
1:果実の香味が感じられず、長期保存に適さない。
上記実施例及びこれまで本発明が行ってきた様々な試験結果から、紅茶液成分と果実成分とを含有する容器詰飲料に関しては、タンニン類量が10.0mg/100mL~40.0mg/100mLであり、且つ、有機酸量に対するクエン酸量の比率(クエン酸/有機酸)が0.50~0.95であれば、トップの紅茶感、及び、後味の余韻及び舌触りの強さが、従来の容器詰飲料(RTD)と比較して高評価が得られ、ジューススタンドなどで提供されるフルーツティーらしさが感じられることが分かった。
Claims (20)
- 紅茶葉と生果実を共存下で湯水で抽出して得られる抽出成分を含有する容器詰飲料であって、
タンニン類量が10.0mg/100mL~40.0mg/100mLであり、且つ、有機酸量に対するクエン酸量の比率(クエン酸/有機酸)が0.50~0.95であることを特徴とする、容器詰飲料。 - 皮付きオレンジ、皮付きレモン、皮付きりんご又は皮付きももを湯水で抽出して得られる抽出成分と、紅茶葉の抽出成分とを含有する容器詰飲料であって、
タンニン類量が10.0mg/100mL~40.0mg/100mLであり、且つ、有機酸量に対するクエン酸量の比率(クエン酸/有機酸)が0.50~0.95であることを特徴とする、容器詰飲料。 - さらに果汁を含有する、請求項1又は2に記載の容器詰飲料。
- クエン酸量に対するタンニン類量の比率(タンニン類/クエン酸)が、0.2~40.0であることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の容器詰飲料。
- クエン酸量が、0.8mg/100mL~58.0mg/100mLであることを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載の容器詰飲料。
- 有機酸量が、0.60mg/100mL~116.0mg/100mLであることを特徴とする、請求項1~5のいずれか一項に記載の容器詰飲料。
- カフェイン量に対するタンニン類量の比率(タンニン類/カフェイン)が、2.9~11.5であることを特徴とする、請求項1~6のいずれか一項に記載の容器詰飲料。
- クエン酸量に対するカフェイン量の比率(カフェイン/クエン酸)が、0.2~0.9であることを特徴とする、請求項1~7のいずれか一項に記載の容器詰飲料。
- カフェイン量が、15.0mg/100mL以下であることを特徴とする、請求項1~8のいずれか一項に記載の容器詰飲料。
- テアニン量に対するタンニン類量の比率(タンニン類/テアニン)が、12.0~50.0であることを特徴とする、請求項1~9のいずれか一項に記載の容器詰飲料。
- テアニン量が、0.4mg/100mL~5.0mg/100mLであることを特徴とする、請求項1~10のいずれか一項に記載の容器詰飲料。
- エピ体カテキン類量に対するタンニン類量の比率(タンニン類/エピ体カテキン類)が、8.6~30.0であることを特徴とする、請求項1~11のいずれか一項に記載の容器詰飲料。
- クエン酸量に対するエピ体カテキン類量の比率(エピ体カテキン類/クエン酸)が、0.08~0.30であることを特徴とする、請求項1~12のいずれか一項に記載の容器詰飲料。
- エピ体カテキン類量が、0.1mg/100mL~8.0mg/100mLであることを特徴とする、請求項1~13のいずれか一項に記載の容器詰飲料。
- 固形量が6.0%以下であることを特徴とする、請求項1~14のいずれか一項に記載の容器詰飲料。
- pHが4.00以上7.00未満であることを特徴とする、請求項1~15のいずれか一項に記載の容器詰飲料。
- 透過率(T%)が50以上90未満であることを特徴とする、請求項1~16のいずれか一項に記載の容器詰飲料。
- 甘辛度が1.50~2.50であることを特徴とする、請求項1~17のいずれか一項に記載の容器詰飲料。
- 紅茶飲料又は果汁飲料であることを特徴とする、請求項1~18のいずれか一項に記載の容器詰飲料。
- 非アルコール性飲料であることを特徴とする、請求項1~19のいずれか一項に記載の容器詰飲料。
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