[go: up one dir, main page]

JP2023539275A - 新規なrho関連タンパク質キナーゼ阻害剤の調製方法およびその調製方法における中間体 - Google Patents

新規なrho関連タンパク質キナーゼ阻害剤の調製方法およびその調製方法における中間体 Download PDF

Info

Publication number
JP2023539275A
JP2023539275A JP2023513615A JP2023513615A JP2023539275A JP 2023539275 A JP2023539275 A JP 2023539275A JP 2023513615 A JP2023513615 A JP 2023513615A JP 2023513615 A JP2023513615 A JP 2023513615A JP 2023539275 A JP2023539275 A JP 2023539275A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
formula
group
alkyl
occurrence
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2023513615A
Other languages
English (en)
Inventor
ヤンピン チャオ,
ホンジュン ワン,
ズゥワン フェン,
ナナ ティエン,
ライ ウェイ,
シャンロン カオ,
ジエ チェン,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Beijing Tide Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Beijing Tide Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Beijing Tide Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Beijing Tide Pharmaceutical Co Ltd
Publication of JP2023539275A publication Critical patent/JP2023539275A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D403/00Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D401/00
    • C07D403/14Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D401/00 containing three or more hetero rings
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/395Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
    • A61K31/495Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having six-membered rings with two or more nitrogen atoms as the only ring heteroatoms, e.g. piperazine or tetrazines
    • A61K31/505Pyrimidines; Hydrogenated pyrimidines, e.g. trimethoprim
    • A61K31/506Pyrimidines; Hydrogenated pyrimidines, e.g. trimethoprim not condensed and containing further heterocyclic rings
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Abstract

Figure 2023539275000001
式Aの構造を有する新規なRho関連タンパク質キナーゼ阻害剤および調製方法における中間体を調製する方法。
【化1】
Figure 2023539275000059

【選択図】なし

Description

発明の詳細な説明
[発明の分野]
本発明は、新規なRho関連タンパク質キナーゼ阻害剤の調製方法およびその調製方法における中間体に関する。
[発明の背景]
Rho関連タンパク質キナーゼ(ROCK)は、AGCキナーゼファミリーからのセリン/トレオニンキナーゼであり、2個のアイソフォーム、ROCK1およびROCK2を含む。ROCK1およびROCK2は、特定の組織において異なって発現および調節される。例えば、ROCK1は、比較的高いレベルで遍在的に発現されるが、ROCK2は、心臓、脳および骨格筋で優先的に発現される。ROCKは、発見されたRhoタンパク質の最初の下流エフェクターであり、その生物学的機能は、下流エフェクタータンパク質をリン酸化することによって達成される(MLC、Lin-11、Isl-1、LIMK、ERM、MARCKS、CRMP-2など)。研究により、様々な疾患(例えば、肺線維症、心臓脳血管疾患、神経疾患および癌など)がROCKによって媒介される経路に関連することが示されている。このように、ROCKは、新規な薬物の開発における重要な標的であると考えられている。
本出願人は、(6-(4-((4-(1H-ピラゾール-4-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)-1-メチル-1H-インドール-2-イル)(3,3-ジフルオロアゼチジン-1-イル)メタノンが強力なRho関連タンパク質キナーゼ(ROCK)阻害剤(参照によりその全体が本明細書に組み込まれるPCT/CN2018/093713を参照されたい。)として使用できることを発見したが、この化合物をより大規模に調製するのに好適な方法はまだ報告されていない。
[発明の概要]
一態様では、本発明は、式(I)-c

(式中、
PGは、-CH(OR)Rであり、好ましくは-CH(OCHCH)CHであり、
Halは、ハロゲン、例えばF、Cl、BrまたはIであり、好ましくはClであり、
およびRa’は、各出現において、HおよびC1-6アルキルからなる群からそれぞれ独立して選択されるか、または、RおよびRa’は、それらが結合している基と一緒になって、5~10員の環系(環系は好ましくは
Figure 2023539275000003

である。)を形成し、
Rは、HおよびC1-6アルキルからなる群から選択され、
は、
Figure 2023539275000004

または
Figure 2023539275000005

であり、好ましくは
Figure 2023539275000006

であり、
、R、RおよびRは、各出現において、H、ハロゲン、-NR、-OH、C1-6アルキルおよび-ORからなる群からそれぞれ独立して選択され、
およびR10は、各出現において、H、ハロゲン、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-10環状ヒドロカルビル、3~10員ヘテロシクリル、C6-10アリール、5~14員ヘテロアリール、C6-12アラルキル、-C(=O)Rおよび-C1-6アルキレン-O(P=O)(OH)からなる群からそれぞれ独立して選択され、
上記のアルキレン、アルキル、アルケニル、環状ヒドロカルビル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリールおよびアラルキルは、各出現において、ハロゲン、C1-6アルキルおよび-ORからなる群から独立して選択される1個以上の置換基で、それぞれ任意選択で置換され、
およびRは、各出現において、H、C1-6アルキル、C3-10環状ヒドロカルビル、3~10員ヘテロシクリル、C6-10アリール、5~14員ヘテロアリールおよびC6-12アラルキルからなる群からそれぞれ独立して選択されるか、またはRおよびRは、それらが結合している原子と一緒になって、3~12員の複素環もしくはヘテロ芳香環を形成し、
mは、各出現において、それぞれ独立して、0、1、2または3の整数であり、
nは、各出現において、それぞれ独立して、0、1または2の整数である。)
の化合物を調製するための方法であって、
触媒(例えば、金属触媒、好ましくはパラジウム触媒)の触媒作用下で(好ましくは塩基の存在下で)、式(I)-aの化合物を式(I)-bの化合物と反応させて式(I)-cの化合物を得るステップを含む、方法を提供する。
別の態様では、本発明は、式(I)、

(式中、
は、HおよびC1-6アルキルからなる群から選択され、
残りの基は、上に定義した通りである。)
の化合物を調製するための方法であって、
ステップ1:触媒(例えば、金属触媒、好ましくはパラジウム触媒)の触媒作用下で(好ましくは塩基の存在下で)、式(I)-aの化合物を式(I)-bの化合物と反応させて、式(I)-cの化合物を得るステップと、
ステップ2:式(I)-cの化合物中のPG保護基を除去して、式(I)の化合物を得るステップであって、RがC1-6アルキル基である場合、Rを含有する試薬と反応させるステップがさらに含まれる、ステップと、を含む、方法を提供する。
別の態様では、本発明は、上記の方法に関与する中間体を提供する。
本発明の方法は、より少ない副生成物かつ最終生成物のより高い収率、穏やかな反応条件、より短い反応時間などの様々な利点を有し、大規模合成に好適である。
実施例1のステップ9における反応溶液のHPLCクロマトグラムである。 比較例における反応溶液のHPLCクロマトグラムである。
[発明の詳細な説明]
定義
文脈において他に定義されない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語および科学用語は、当業者によって一般に理解されるのと同じ意味を有することが意図される。本明細書で用いられる技術への言及は、当業者には明らかであろうそれらの技術の変形または同等の技術の置換を含む、当技術分野で一般的に理解されている技術を指すことを意図している。以下の用語は、当業者によって容易に理解されると考えられるが、それでもなお、以下の定義は、本発明をよりよく説明するために提示される。
「含有する(contain)」、「含む(include)」、「含む(comprise)」、「有する(have)」、または「関連する(relate to)」という用語、および本明細書で使用される他の変形例は、包括的またはオープンエンドであり、追加の列挙されていない要素または方法ステップを除外しない。
本明細書で使用される場合、「アルキレン」という用語は、飽和二価ヒドロカルビルを指し、好ましくは1、2、3、4、5または6個の炭素原子を有する飽和二価ヒドロカルビル、例えばメチレン、エチレン、プロピレンまたはブチレンを指す。
本明細書で使用される場合、「アルキル」という用語は、直鎖または分岐鎖の飽和脂肪族炭化水素として定義される。いくつかの実施形態では、アルキルは、1~12個、例えば、1~6個の炭素原子を有する。例えば、本明細書で使用される場合、「C1-6アルキル」という用語は、1~6個の炭素原子を有する直鎖または分岐鎖基(メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、n-ペンチル、イソペンチル、ネオペンチルまたはn-ヘキシルなど)を指し、これは、ハロゲン(この場合、基は「ハロアルキル」と呼ばれ得る。)などの1個以上(例えば、1~3個)の好適な置換基で任意選択で置換されている(例えば、CHF、CHF、CF、CCl、C、CCl、CHCF、CHClまたは-CHCHCFなど)。「C1-4アルキル」という用語は、1~4個の炭素原子を有する直鎖または分岐脂肪族炭化水素鎖(すなわち、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、sec-ブチルもしくはtert-ブチル)を指す。
本明細書で使用される場合、「アルケニル」という用語は、二重結合および2~6個の炭素原子を有する直鎖または分岐鎖の一価ヒドロカルビル(「C2-6アルケニル」)を指す。アルケニルは、例えば、ビニル、1-プロペニル、2-プロペニル、2-ブテニル、3-ブテニル、2-ペンテニル、3-ペンテニル、4-ペンテニル、2-ヘキセニル、3-ヘキセニル、4-ヘキセニル、5-ヘキセニル、2-メチル-2-プロペニルおよび4-メチル-3-ペンテニルである。本発明の化合物がアルケニレン基を含有する場合、化合物は、純粋なE(エンテゲン)体、純粋なZ(ツサメン)体またはそれらの任意の混合物として存在し得る。
本明細書で使用される場合、「アルキニル」という用語は、1個以上の三重結合を含有し、好ましくは2、3、4、5または6個の炭素原子を有する一価ヒドロカルビル、例えばエチニルまたはプロピニルを指す。
本明細書で使用される場合、「シクロアルキル」という用語は、飽和単環式または多環式(例えば、二環式)炭化水素環(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチルもしくはシクロノニルなどの単環式、またはスピロ、縮合もしくは架橋環系を含む二環式(例えば、ビシクロ[1.1.1]ペンチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル、ビシクロ[3.2.1]オクチルもしくはビシクロ[5.2.0]ノニル、またはデカヒドロナフタレンなど))を指し、これは、1個以上(例えば、1~3個)の好適な置換基で任意選択で置換されている。シクロアルキルは、3~15個の炭素原子を有する。例えば、「C3-6シクロアルキル」という用語は、3~6個の環形成炭素原子(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルもしくはシクロヘキシル)を有する飽和単環式または多環式(例えば、二環式)炭化水素環を指し、これは、1個以上(例えば、1~3個)の好適な置換基、例えばメチル置換シクロプロピルで任意選択で置換されている。
本明細書で使用される場合、「環状ヒドロカルビレン」、「環状ヒドロカルビル」および「炭化水素環」という用語は、例えば3~10個(好適には3~8個を有し、より好適には3~6個を有する)の環炭素原子を有する飽和(すなわち、「シクロアルキレン」および「シクロアルキル」)または不飽和(すなわち、環中に1個以上の二重結合および/または三重結合を有する)の単環式または多環式炭化水素環を指し、これは、シクロプロピル(エン)(環)、シクロブチル(エン)(環)、シクロペンチル(エン)(環)、シクロヘキシル(エン)(環)、シクロヘプチル(エン)(環)、シクロオクチル(エン)(環)、シクロノニル(エン)(環)、シクロヘキセニル(エン)(環)などが挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書で使用される場合、「ヘテロシクリル」、「ヘテロシクリレン」および「複素環」という用語は、例えば3~10個(好適には3~8個を有し、より好適には3~6個を有する。)の環原子を有する飽和(すなわち、ヘテロシクロアルキル)または部分不飽和(すなわち、環中に1個以上の二重結合および/または三重結合を有する)環式基を指し、少なくとも1個の環原子は、N、OおよびSからなる群から選択されるヘテロ原子であり、残りの環原子は、Cである。例えば、「3~10員複素環」の「3~10員ヘテロシクリル(エン)」は、2~9個(例えば、2、3、4、5、6、7、8または9個)の環炭素原子、ならびにN、OおよびSからなる群から独立して選択される1個以上(例えば、1、2、3または4個)のヘテロ原子を有する飽和または部分不飽和ヘテロシクリル(エン)または複素環を指す。ヘテロシクリレン、ヘテロシクリルおよび複素環の例としては、オキシラニル(エン)、アジリジニル(エン)、アゼチジニル(エン)、オキセタニル(エン)、テトラヒドロフラニル(エン)、ジオキソリニル(エン)、ピロリジニル(エン)、ピロリドニル(エン)、イミダゾリジニル(エン)、ピラゾリジニル(エン)、ピロリニル(エン)、テトラヒドロピラニル(エン)、ピペリジニル(エン)、モルホリニル(エン)、ジチアニル(エン)、チオモルホリニル(エン)、ピペラジニル(エン)またはトリチアニル(エン)が挙げられるが、これらに限定されない。前記基はまた、スピロ系、縮合系または架橋系(例えば、8-アザスピロ[4.5]デカン、3,9-ジアザスピロ[5.5]ウンデカン、2-アザビシクロ[2.2.2]オクタンなど)を含む二環系を包含する。ヘテロシクリレン、ヘテロシクリルおよび複素環は、1個以上(例えば、1、2、3または4個)の好適な置換基で任意選択で置換されてもよい。
本明細書で使用される場合、「アリール(エン)」および「芳香環」という用語は、共役π電子系を有する全炭素単環式または縮合環多環式芳香族基を指す。例えば、本明細書で使用される場合、「C6-10アリール(エン)」および「C6-10芳香族環」という用語は、6~10個の炭素原子を含有する芳香族基、例えばフェニル(エン)(ベンゼン環)またはナフチル(エン)(ナフタレン環)を指す。アリール(エン)または芳香環は、1個以上(1~3個など)の好適な置換基(例えば、ハロゲン、-OH、-CN、-NOおよびC1-6アルキルなど)で任意選択で、置換されている。
本明細書で使用される場合、「ヘテロアリール(エン)」および「ヘテロ芳香環」という用語は、5、6、8、9、10、11、12、13または14個の環原子、特に1または2または3または4または5または6または9または10個の炭素原子を有し、少なくとも1個のヘテロ原子(例えば、O、N、またはS)を含有する単環式、二環式または三環式芳香環系を指し、これらは同じであっても異なっていてもよい。さらに、いずれの場合も、ベンゾ縮合することができる。特に、「ヘテロアリール(エン)」または「ヘテロ芳香環」は、チエニル(エン)、フリル(エン)、ピロリル(エン)、オキサゾリル(エン)、チアゾリル(エン)、イミダゾリル(エン)、ピラゾリル(エン)、イソオキサゾリル(エン)、イソチアゾリル(エン)、オキサジアゾリル(エン)、トリアゾリル(エン)、チアジアゾリル(エン)など、およびそれらのベンゾ誘導体、またはピリジニル(エン)、ピリダジニル(エン)、ピリミジニル(エン)、ピラジニル(エン)、トリアジニル(エン)など、およびそれらのベンゾ誘導体からなる群から選択される。
本明細書で使用される場合、「アラルキル」という用語は、好ましくはアリールまたはヘテロアリール置換アルキルを意味し、アリール、ヘテロアリールおよびアルキルは、本明細書で定義される通りである。通常、アリール基は、6~14個の炭素原子を有し得、ヘテロアリール基は、5~14個の環原子を有し得、アルキル基は、1~6個の炭素原子を有し得る。例示的なアラルキル基としては、ベンジル、フェニルエチル、フェニルプロピル、フェニルブチルが挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書で使用される場合、「ハロ」または「ハロゲン」という用語は、F、Cl、BrまたはIを含むと定義される。
本明細書で使用される場合、「窒素含有複素環」という用語は、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12または13個の炭素原子および環中に少なくとも1個の窒素原子を有する飽和または不飽和単環式または二環式基を指し、これは、N、O、C=O、S、S=OおよびS(=O)2からなる群から選択される1個以上(例えば、1、2、3または4個)の環員をさらに任意選択で含み得る。窒素含有複素環は、前記窒素含有複素環中の窒素原子および任意の他の環原子を介して分子の残りに結合している。窒素含有複素環は、任意選択で、縮合しており、好ましくは、前記窒素含有複素環中の窒素原子および縮合ベンゼン環中の任意の炭素原子を介して分子の残りに結合している。
「置換された」という用語は、既存の状況下での指定された原子の通常の原子価を超えず、置換が安定な化合物をもたらすことを条件として、指定された原子上の1個以上(例えば、1、2、3、または4個)の水素が、示された群からの選択で置き換えられることを意味する。置換基および/または変数の組み合わせは、そのような組み合わせが安定な化合物をもたらす場合にのみ許容される。
置換基が「任意選択で、置換されている」と記載されている場合、その置換基は、(1)置換されなくてもよいし、(2)置換されてもよい。置換基の炭素が置換基のリストのうちの1個以上で任意選択で、置換されていると記載されている場合、炭素上の水素の1個以上(存在する限り)は、独立して選択された任意選択の置換基で別々におよび/または一緒に置き換えられてもよい。置換基の窒素が置換基のリストのうちの1個以上で任意選択で、置換されていると記載されている場合、窒素上の水素の1個以上(存在する限り)はそれぞれ、独立して選択された任意選択の置換基で置き換えられてもよい。
置換基が群から「独立して選択される」と記載されている場合、各置換基は、他と無関係に選択される。したがって、各置換基は、他の置換基と同一であっても異なっていてもよい。
本明細書で使用される場合、「1個以上」という用語は、合理的な1個以上(例えば、2、3、4、5または10個)を意味する。
本明細書で使用される場合、指定されない限り、置換基の結合点は、置換基の任意の好適な位置からのものであり得る。
置換基への結合が環中の2個の原子を接続する結合と交差することが示されている場合、そのような置換基は、置換可能なその環中の環形成原子のいずれかに結合してもよい。
本発明はまた、1個以上の原子が同じ原子番号を有するが、自然界で優勢である原子質量または質量数とは異なる原子質量または質量数を有する原子によって置き換えられていることを除いて、本発明のものと同一であるすべての同位体標識化合物を含む。本発明の化合物に含めるのに好適な同位体の例としては、H、Hなどの水素の同位体;11C、13Cおよび14Cなどの炭素;36Clなどの塩素;18Fなどのフッ素;123Iおよび125Iなどのヨウ素;13Nおよび15Nなどの窒素;15O、17Oおよび18Oなどの酸素;32Pなどのリン;ならびに35Sなどの硫黄が挙げられるが、これらに限定されない。本発明の特定の同位体標識化合物、例えば放射性同位体を組み込んだ化合物は、薬物および/または基質組織分布研究(例えば、アッセイ)に有用である。放射性同位体トリチウム、すなわちH、および炭素-14、すなわち14Cは、それらの組み込みの容易さおよび容易な検出手段の観点から、この目的に特に有用である。11C、18F、15Oおよび13Nなどの陽電子放出同位体による置換は、基質受容体占有を調べるための陽電子放射断層撮影(PET)研究において有用であり得る。本発明の同位体標識化合物は、一般に、先に使用された非標識試薬の代わりに適切な同位体標識試薬を使用することによって、添付のスキームおよび/または実施例ならびに調製物に記載されているものと類似のプロセスによって調製することができる。本発明による溶媒和物としては、結晶化の溶媒が同位体置換されてもよいもの、例えば、DO、アセトン-dまたはDMSO-dが挙げられる。
「立体異性体」という用語は、少なくとも1個の不斉中心を有する異性体を指す。1個以上(例えば、1、2、3または4個)の不斉中心を有する化合物は、ラセミ混合物、単一エナンチオマー、ジアステレオマー混合物および個々のジアステレオマーを生じ得る。特定の個々の分子は、幾何異性体(シス/トランス)として存在し得る。同様に、本発明の化合物は、急速平衡(一般に互変異性体と呼ばれる)で2個以上の構造的に異なる形態の混合物として存在し得る。互変異性体の典型例としては、ケト-エノール互変異性体、フェノール-ケト互変異性体、ニトロソ-オキシム互変異性体、イミン-エナミン互変異性体などが挙げられる。任意の割合(60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%など)のすべてのそのような異性体およびそれらの混合物が本発明の範囲内に包含されることを理解されたい。
本発明の化合物の化学結合は、本明細書では、実線(
Figure 2023539275000008

)、実線くさび(
Figure 2023539275000009

)、または点線くさび(
Figure 2023539275000010

)を使用して示すことができる。不斉炭素原子への結合を示すための実線の使用は、その炭素原子におけるすべての可能な立体異性体(例えば、特定のエナンチオマー、ラセミ混合物など)が含まれることを示すことを意味する。不斉炭素原子への結合を示すための実線または点線のくさびのいずれかの使用は、示されている立体異性体が存在することを示すことを意味する。ラセミ化合物中に存在する場合、固体および点線のくさびを使用して、絶対立体化学ではなく相対立体化学を定義する。特に明記しない限り、本発明の化合物は、シスおよびトランス異性体、RおよびSエナンチオマーなどの光学異性体、ジアステレオマー、幾何異性体、回転異性体、配座異性体、アトロプ異性体、およびそれらの混合物を含む立体異性体として存在し得ることが意図される。本発明の化合物は、2種類以上の異性を示し得、それらの混合物(ラセミ体およびジアステレオマー対など)からなり得る。
本発明は、本発明の化合物のすべての可能な結晶形態または多形を、単一の多形として、または任意の比の2個以上の多形の混合物としてのいずれかを含む。
本発明の特定の化合物は、その誘導体を含まないか、または適切な場合にはその誘導体の形態で使用できることも理解されるべきである。本発明において、誘導体としては、塩、溶媒和物が挙げられるが、これらに限定されない。したがって、本明細書で言及される「本発明の化合物」は、上記のような化合物の種々の誘導体形態も包含することを意味する。
本発明化合物の塩は、その酸付加塩および塩基付加塩を含む。
好適な酸付加塩は、薬学的に許容される塩を形成する酸から形成される。具体例としては、酢酸塩、アジピン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベシル酸塩、重炭酸塩/炭酸塩、重硫酸塩/硫酸塩、ホウ酸塩、カンファースルホン酸塩、クエン酸塩、シクラメート、エジシル酸塩、エシル酸塩、ギ酸塩、フマル酸塩、グルセプチン酸塩、グルコン酸塩、グルクロン酸塩、ヘキサフルオロリン酸塩、ヒベンズ酸塩、塩酸塩/塩化物、臭化水素酸塩/臭化物、ヨウ化水素酸塩/ヨウ化物、イセチオン酸塩、乳酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マロン酸塩、メシル酸塩、メチル硫酸塩、ナフチル酸塩、2-ナフシル酸塩、ニコチン酸塩、硝酸塩、オロト酸塩、シュウ酸塩、パルミチン酸塩、パモ酸塩、リン酸塩/リン酸水素塩/リン酸水素塩、ピログルタミン酸塩、サッカレート、ステアリン酸塩、コハク酸塩、タンニン酸塩、酒石酸塩、トシル酸塩、トリフルオロ酢酸塩、およびキシノホエート塩が挙げられる。
好適な塩基付加塩は、薬学的に許容される塩を形成する塩基から形成される。具体例としては、アルミニウム、アルギニン、ベンザチン、カルシウム、コリン、ジエチルアミン、ジオラミン、グリシン、リジン、マグネシウム、メグルミン、オラミン、カリウム、ナトリウム、トロメタミンおよび亜鉛塩が挙げられる。
好適な塩に関する総説については、StahlおよびWermuthによる「Hand book of Pharmaceutical Salts:Properties,Selection,and Use」(Wiley-VCH、2002)を参照されたい。本発明の化合物の塩を調製するための方法は、当業者に公知である。
本発明の化合物は溶媒和物(好ましくは水和物)として存在することができ、本発明の化合物は、化合物の結晶格子の構造要素として極性溶媒、特に例えば水、メタノールまたはエタノールを含む。極性溶媒、特に水の量は、化学量論比または非化学量論比で存在し得る。
本発明は、保護基を有する本発明の化合物をさらに包含する。本発明の化合物を調製するためのプロセスのいずれかの間に、関連する分子のいずれかの感受性基または反応性基を保護することが必要および/または望ましい場合があり、それにより、本発明の化合物の化学的に保護された形態が得られる。これは、従来の保護基、例えば、参照により本明細書に組み込まれるT.W.Greene&P.G.M.Wuts,Protective Groups in Organic Synthesis,John Wiley&Sons,1991に記載されているものによって達成され得る。保護基は、当技術分野で公知の方法を使用して、好都合な後の段階で除去され得る。
「約」という用語は、指定された値の±10%以内、好ましくは±5%以内、より好ましくは±2%以内の範囲を指す。
調製方法
いくつかの実施形態では、本発明は、式(I)-cの化合物を調製するための方法を提供し、

(式中、
PGは、-CH(OR)Rであり、好ましくは-CH(OCHCH)CHであり、
Halは、ハロゲン、例えばF、Cl、BrまたはIであり、好ましくはClであり、
およびRa’は、各出現において、HおよびC1-6アルキルからなる群からそれぞれ独立して選択されるか、または、RおよびRa’は、それらが結合している基と一緒になって、5~10員の環系(環系は好ましくは
Figure 2023539275000012

である。)を形成し、
Rは、HおよびC1-6アルキルからなる群から選択され、
は、
Figure 2023539275000013

または
Figure 2023539275000014

であり、好ましくは
Figure 2023539275000015

であり、
、R、RおよびRは、各出現において、H、ハロゲン、-NR、-OH、C1-6アルキルおよび-ORからなる群からそれぞれ独立して選択され、
およびR10は、各出現において、H、ハロゲン、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-10環状ヒドロカルビル、3~10員ヘテロシクリル、C6-10アリール、5~14員ヘテロアリール、C6-12アラルキル、-C(=O)Rおよび-C1-6アルキレン-O(P=O)(OH)からなる群からそれぞれ独立して選択され、
上記のアルキレン、アルキル、アルケニル、環状ヒドロカルビル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリールおよびアラルキルは、各出現において、ハロゲン、C1-6アルキルおよび-ORからなる群から独立して選択される1個以上の置換基で、それぞれ任意選択で置換され、
およびRは、各出現において、H、C1-6アルキル、C3-10環状ヒドロカルビル、3~10員ヘテロシクリル、C6-10アリール、5~14員ヘテロアリールおよびC6-12アラルキルからなる群からそれぞれ独立して選択されるか、またはRおよびRは、それらが結合している原子と一緒になって、3~12員の複素環もしくはヘテロ芳香環(好ましくは5~6員の複素環)を形成し、
mは、各出現において、それぞれ独立して、0、1、2または3の整数であり、
nは、各出現において、それぞれ独立して、0、1または2の整数である。)
の化合物を調製するための方法であって、
触媒(例えば、金属触媒、好ましくはパラジウム触媒)の触媒作用下で(好ましくは塩基の存在下で)、式(I)-aの化合物を式(I)-bの化合物と反応させて式(I)-cの化合物を得るステップを含む、方法を提供する。
いくつかの実施形態では、本発明は、式(I)の化合物を調製する方法を提供し、

(式中、
は、HおよびC1-6アルキルからなる群から選択され、
残りの基は、上に定義した通りである。)
の化合物を調製するための方法であって、
ステップ1:触媒(例えば、金属触媒、好ましくはパラジウム触媒)の触媒作用下で(好ましくは塩基の存在下で)、式(I)-aの化合物を式(I)-bの化合物と反応させて、式(I)-cの化合物を得るステップと、
ステップ2:式(I)-cの化合物中のPG保護基を除去して、式(I)の化合物を得るステップであって、RがC1-6アルキル基である場合、Rを含有する試薬と反応させるステップがさらに含まれる、ステップと、を含む、方法を提供する。
好ましい実施形態では、
Figure 2023539275000017

は、
Figure 2023539275000018

または
Figure 2023539275000019

であり、上記の基は、*と標識された位置でピリミジン環に結合しており、**と標識された位置でカルボニル基に結合している。
好ましい実施形態では、Rは、Hである。
好ましい実施形態では、Rは、Hである。
好ましい実施形態では、RおよびRは、各出現において、H、メチルおよびエチルからなる群からそれぞれ独立して選択されるか、またはRおよびRは、それらが結合している原子と一緒になって、
Figure 2023539275000020

を形成する。
好ましい実施形態では、R、R、RおよびRは、各出現において、H、F、Cl、Br、I、-NH、-OH、メチル、トリフルオロメチル、-CH-Ph、メトキシ、エトキシおよび-CHOCHからなる群からそれぞれ独立して選択される。
好ましい実施形態では、Rは、Hである。
好ましい実施形態では、Rは、Hおよびハロゲン(例えば、F、Cl、BrまたはI)からなる群から選択され、好ましくはHまたはFである。
好ましい実施形態では、Rは、Hおよびハロゲン(例えば、F、Cl、BrまたはI)からなる群から選択され、好ましくはHまたはFである。
好ましい実施形態では、Rは、Hである。
好ましい実施形態では、RおよびR10は、各出現において、H、F、Cl、Br、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、ビニル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、オキセタニル、モノフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、アセチル、-CHCHF、-CHOH、-CHOCH、-CHCHOCH、-CH-O(P=O)(OH)
Figure 2023539275000021


Figure 2023539275000022


Figure 2023539275000023

および
Figure 2023539275000024

からなる群からそれぞれ独立して選択される。
好ましい実施形態では、Rは、各出現において、H、C1-6アルキル、C3-10環状ヒドロカルビル、3~10員ヘテロシクリル、C6-10アリール、5~14員ヘテロアリールおよびC6-12アラルキルからなる群からそれぞれ独立して選択され、好ましくはHである。
好ましい実施形態では、R10は、各出現において、HおよびC1-6アルキルからなる群からそれぞれ独立して選択され、好ましくはH、メチル、エチル、n-プロピルまたはイソプロピルであり、最も好ましくはHまたはメチルである。
好ましい実施形態では、式(I)-aの化合物は、以下の構造:
Figure 2023539275000025

を有する化合物A-51であり、
式(I)-bの化合物は、以下の構造:
Figure 2023539275000026

を有する化合物A-8であり、
式(I)-cの化合物は、以下の構造:
Figure 2023539275000027

を有する化合物A-103である。
好ましい実施形態では、式(I)の化合物は、以下の構造を有する化合物Aである:
Figure 2023539275000028
好ましい実施形態では、パラジウム触媒は、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム、トリフェニルホスフィンパラジウムおよび酢酸パラジウムからなる群から選択され、好ましくは[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウムである。
好ましい実施形態では、塩基は、酢酸カリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウムおよび重炭酸カリウムからなる群から選択される無機塩基であり、好ましくは酢酸カリウムまたは炭酸カリウムである。
好ましい実施形態では、式(I)-aの化合物と式(I)-bの化合物との反応において、式(I)-aの化合物と式(I)-bの化合物とのモル比は、約1:1~1:2、好ましくは約1:1~1:1.5である。
好ましい実施形態では、式(I)-aの化合物と式(I)-bの化合物との反応において、式(I)-aの化合物とパラジウム触媒とのモル比は、約200:1~80:1、好ましくは約150:1~90:1である。
好ましい実施形態では、式(I)-aの化合物と式(I)-bの化合物との反応において、式(I)-aの化合物と塩基とのモル比は、約1:1~1:5、好ましくは約1:1~1:3である。
好ましい実施形態では、式(I)-aの化合物と式(I)-bの化合物との反応は、1~10個の炭素原子を有するアミド(例えば、N,N-ジメチルホルムアミドまたはN,N-ジメチルアセトアミド)と水との混合溶媒中であり、アミド溶媒と水との体積比は、好ましくは約10:1~1:1、より好ましくは約5:1~1:1である。
好ましい実施形態では、式(I)-aの化合物と式(I)-bの化合物との反応は、約100~20℃、好ましくは約60~50℃の温度で実施される。
好ましい実施形態では、式(I)-cの化合物中のPG保護基は、酸の存在下で除去され、酸は好ましくは塩酸である。
好ましい実施形態では、式(I)-cの化合物中のPG保護基を除去する反応は、1~10個の炭素原子を有するアルコール性溶媒中で実施され、アルコール性溶媒としては、メタノール、エタノール、1-プロパノール(n-プロパノール)、2-プロパノール(イソプロパノール)、1-ブタノール、2-ブタノールおよびtert-ブタノールが挙げられるが、これらに限定されない。
好ましい実施形態では、式(I)-cの化合物中のPG保護基を除去する反応は、約50~10℃、好ましくは約30~20℃の温度で実施される。
好ましい実施形態では、式(I)-aの化合物は、以下の方法:

に従って調製され、
Halは、ハロゲン、例えばF、Cl、BrまたはIであり、好ましくはClであり、
残りの基は、上に定義した通りである。)
の化合物を調製するための方法であって、
ステップA:式(I)-a-1の化合物にPG保護基を導入して、式(I)-a-2の化合物を得るステップと、
ステップB:還元条件下で式(I)-a-2の化合物を反応させて、式(I)-a-3の化合物を得るステップであって、RがHでない場合、Rを含有する試薬との反応をさらに含む、ステップと、
ステップC:式(I)-a-3の化合物を式(I)-a-4の化合物と反応させて、式(I)-aの化合物を得るステップと、を含み、
好ましくは、ステップAにおいて、式(I)-a-1の化合物をエチルビニルエーテルと反応させて、-CH(OCHCH)CHの保護基を導入し、式(I)-a-1の化合物とエチルビニルエーテルとのモル比は、好ましくは約1:1~1:2、好ましくは約1:1~1:1.5であり、
好ましくは、ステップAは、エーテル溶媒(例えば、3~10個の炭素原子を有するエーテル、好ましくは環式エーテル、例えばフラン(テトラヒドロフランを含む)およびジオキサン、好ましくはテトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフランまたは1,4-ジオキサン)中で実施され、
好ましくは、ステップAは、酸の存在下で実施され、酸は、好ましくは塩酸のジオキサン溶液であり、
好ましくは、ステップAは、約50~10℃、好ましくは約30~20℃の温度で実施され、
好ましくは、ステップBで使用される還元剤は、硫化ナトリウムであり、式(I)-a-2の化合物と硫化ナトリウムとのモル比は、約1:1~1:5、好ましくは約1:1~1:3であり、
好ましくは、ステップBの反応溶媒は、1~10個の炭素原子を有するアルコール性溶媒(メタノール、エタノール、1-プロパノール(n-プロパノール)、2-プロパノール(イソプロパノール)、1-ブタノール、2-ブタノールおよびtert-ブタノールが挙げられるが、これらに限定されない)、水、またはアルコール性溶媒と水との混合溶媒であり、
好ましくは、ステップBは、約100~20℃、好ましくは約80~70℃の温度で実施され、
好ましくは、ステップCにおける式(I)-a-3の化合物と式(I)-a-4の化合物とのモル比は、約1:1~1:2、好ましくは約1:1~1:1.5であり、
好ましくは、ステップCは、塩基の存在下で実施され、塩基は、好ましくはイミダゾール、トリエチルアミン、ピリジン、2,6-ルチジン、DBUおよびDIEAから選択される有機塩基、最も好ましくはDIEAであり、(I)-a-3の化合物と塩基とのモル比は、好ましくは約1:1~1:5、好ましくは約1:1~1:2であり、
好ましくは、ステップCは、1~10個の炭素原子を有するアルコール性溶媒中で実施され、アルコール性溶媒としては、メタノール、エタノール、1-プロパノール(n-プロパノール)、2-プロパノール(イソプロパノール)、1-ブタノール、2-ブタノールおよびtert-ブタノールが挙げられるが、これらに限定されず、
好ましくは、ステップCは、約120~20℃、好ましくは約80~70℃の温度で実施される。
好ましい実施形態では、式(I)-a-1の化合物は、以下の構造を有する化合物A-2である:
Figure 2023539275000030

好ましい実施形態では、式(I)-a-2の化合物は、以下の構造を有する化合物A-21である:
Figure 2023539275000031

好ましい実施形態では、式(I)-a-3の化合物は、以下の構造を有する化合物A-31である:
Figure 2023539275000032

好ましい実施形態では、式(I)-bの化合物は、以下の方法:

に従って調製され、
Halは、ハロゲン、例えばF、Cl、BrまたはIであり、好ましくはClであり、
LGは、-OHなどの脱離基、またはF、Cl、BrおよびIから選択されるハロゲンであり、
残りの基は、上に定義した通りである。)
の化合物を調製するための方法であって、
ステップI:式(I)-b-1の化合物を、R基を含有する試薬と反応させて、式(I)-b-2の化合物を得るステップと、
ステップII:R10がHである場合、ステップIIが必要ではないという条件で、式(I)-b-2の化合物を、R10基を含有する試薬と反応させて、式(I)-b-3の化合物を得るステップと、
ステップIII:触媒(例えば、金属触媒、好ましくはパラジウム触媒)の触媒作用下で(好ましくは塩基の存在下で)、式(I)-b-3の化合物をホウ酸またはホウ酸エステルと反応させて、式(I)-bの化合物を得るステップと、を含み、
好ましくは、R基を含有する試薬は、
Figure 2023539275000034

またはその塩酸塩であり、
好ましくは、ステップIにおける式(I)-b-1の化合物とR基を含有する試薬とのモル比は、約1:1~1:2、好ましくは約1:1~1:1.5であり、
好ましくは、ステップIは、カルボン酸活性化試薬(好ましくはCDI)の存在下で実施され、式(I)-b-1の化合物とカルボン酸活性化試薬とのモル比は、好ましくは約1:1~1:2、好ましくは約1:1~1:1.5であり、
好ましくは、ステップIは、1~10個の炭素原子を有するアミド溶媒(例えば、N,N-ジメチルホルムアミドまたはN,N-ジメチルアセトアミド)中で実施され、
好ましくは、ステップIは、-10℃~60℃、好ましくは10℃~30℃の温度で実施され、
好ましくは、ステップIIにおける式(I)の化合物-b-2とR10基を含有する試薬とのモル比は、約1:1~1:15、好ましくは約1:1-1:10であり、
好ましくは、R10がC1-6アルキル基である場合、R10基を含有する試薬は、アルキル化剤であり、アルキル化剤は、好ましくは、ジメチルカーボネートであり、
好ましくは、ステップIIは、1~10個の炭素原子を有するアミド溶媒(例えば、N,N-ジメチルホルムアミドまたはN,N-ジメチルアセトアミド)中で実施され、
好ましくは、ステップIIは、塩基の存在下で実施され、塩基は、好ましくは、TMED、イミダゾール、トリエチルアミン、ピリジン、2,6-ルチジン、DBUおよびDIEAから選択される有機塩基であり、最も好ましくは、TMEDであり、式(I)-b-2と塩基とのモル比は、好ましくは約5:1~1:1、好ましくは約2:1~1:1であり、
好ましくは、ステップIIは、約150~80℃、好ましくは約130~100℃の温度で実施され、
好ましくは、ステップIIIにおけるパラジウム触媒は、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム、トリフェニルホスフィンパラジウムおよび酢酸パラジウムからなる群から選択され、好ましくは[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウムであり、
好ましくは、塩基は、酢酸カリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウムおよび重炭酸カリウムからなる群から選択される無機塩基であり、好ましくは酢酸カリウムまたは炭酸カリウムであり、
好ましくは、ホウ酸エステルは、ビス(ピナコラト)ジボロンであり、
好ましくは、ステップIIIにおいて、式(I)の化合物-b-3とホウ酸またはホウ酸エステルとのモル比は、約1:1~1:2、好ましくは約1:1~1:1.5であり、
好ましくは、式(I)の化合物-b-3とパラジウム触媒とのモル比は、約200:1~80:1、好ましくは約150:1~90:1であり、
好ましくは、式(I)の化合物-b-3と塩基とのモル比は、約1:1~1:5、好ましくは約1:1~1:3であり、
好ましくは、ステップIIIは、エーテル溶媒(例えば、3~10個の炭素原子を有するエーテル、好ましくは環式エーテル、例えばフラン(テトラヒドロフランを含む)およびジオキサン、好ましくはテトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフランまたは1,4-ジオキサン)中で実施され、
好ましくは、ステップIIIは、約110~20℃、好ましくは約90~70℃の温度で実施される。
好ましい実施形態では、式(I)-b-1の化合物は、以下の構造を有する化合物A-SM3である:
Figure 2023539275000035

好ましい実施形態では、式(I)-b-2の化合物は、以下の構造を有する化合物A-6である:
Figure 2023539275000036

好ましい実施形態では、式(I)-b-3の化合物は、以下の構造を有する化合物A-7である:
Figure 2023539275000037
本発明は、上記の実施形態の任意の組み合わせを包含する。
中間体
いくつかの実施形態では、本発明は、化合物、またはその塩、立体異性体、多形、溶媒和物、もしくは同位体標識化合物を提供し、化合物は、式(I)-cの構造:
Figure 2023539275000038

(式中、各基は上に定義される通りである。)
を有し、
化合物は、好ましくは、以下の構造:
Figure 2023539275000039

を有する化合物A-103である。
本発明は、以下の実施例を参照してさらに説明されるが、これらは本発明の範囲を限定するために提供されるものではない。
化合物の構造は、核磁気共鳴スペクトル(H NMR)または質量スペクトル(MS)により確認した。
化学シフト(δ)は、百万分率(ppm)で表される。HNMRをBruker BioSpin GmbH 400分光計で記録し、試験溶媒は、重水素化メタノール(CDOD)、重水素化クロロホルム(CDCl)または六重水素化ジメチルスルホキシド(DMSO-d)であり、内部標準は、テトラメチルシラン(TMS)であった。
薄層クロマトグラフィー(TLC)は、Huanghai HSGF 254(5×20cm)シリカゲルプレートで実行し、分取薄層クロマトグラフィーは、Yantaiで製造されたGF254(0.4~0.5nm)シリカゲルプレートで実行した。
反応を薄層クロマトグラフィー(TLC)によって監視し、展開溶媒系は、ジクロロメタンおよびメタノール系、ヘキサンおよび酢酸エチル系、ならびに石油エーテルおよび酢酸エチル系を含み、分離する化合物の極性に従って調整した(溶媒の体積比を調整することによって、またはトリエチルアミンなどを添加することによって)。
別段示されない限り、実施例で使用される出発材料および試薬は市販されているか、または国際公開第2019/001572号(これは参照により本明細書に組み込まれる)に開示されている方法に従って得られた。
本発明で使用される略語は、以下の意味を有する:
実施例1。
ステップ1:(E)-N-(3-(ジメチルアミノ)-2-(4-ニトロフェニル)アリリデン)-N-メチルメタンアミニウムテトラフルオロボレート(A-11)の調製
DMF(400ml)を反応フラスコに添加し、0~10℃に冷却し、POCl(203.0g、1.32mol)を反応フラスコに滴下した。滴下終了後、反応フラスコに2-(4-ニトロフェニル)酢酸(A-SM1)(80.0g、0.44mol)を添加した。添加後、反応溶液を80℃に加温し、この温度で進行させた。TLCが出発物質が完全な反応を受けたことを示した後、反応溶液を20~30℃に冷却し、氷水(800ml)を反応溶液に滴下し、続いてNaBF(72.7g、0.66mol)の水(160ml)中溶液を滴下した。固体が沈殿した。反応系を0~10℃に冷却し、1時間撹拌した。反応溶液を濾過し、濾過ケーキを水(160ml)ですすぎ、回収した濾過ケーキを25±5℃で真空乾燥し、黄色固体135.0g、純度:100%、収率:91.2%を得た。
MSm/z(ESI):248.29M
H NMR(400 MHz,DMSO-d):δ 8.26(d,J=8.7 Hz,2H),7.79(s,2H),7.60(d,J=8.7 Hz,2H),3.28(s,6H),2.47(s,6H).
ステップ2:4-(4-ニトロフェニル)-1H-ピラゾール(A-2)の調製
エタノール(670ml)、A-11(134.0g、0.40mol)および酢酸(20ml)を反応フラスコに添加した。添加後、反応系の温度を70~80℃に加温し、55%ヒドラジン水和物(43.7g、0.48mol)を反応系に滴下した。滴下後、この温度で反応を進行させた。TLCが、出発物質が完全な反応を受けたことを示した後、反応を停止し、45±5℃に冷却した。反応系に水(1340ml)を滴下し、添加後、0~10℃に冷却し、1時間撹拌し、濾過した。濾過ケーキを水(268ml)ですすぎ、回収し、45±5℃の真空下で乾燥させて、74.0gの黄色固体、純度:99.07%、収率:約97.8%を得た。
MSm/z(ESI):190.12[M+H]
H NMR(400 MHz,DMSO-d):δ 13.20(s,1H),8.29(s,2H),8.20(d,J=8.8 Hz,2H),7.88(d,J=8.8 Hz,2H).
ステップ3:1-(1-エトキシエチル)-4-(4-ニトロフェニル)-1H-ピラゾール(A-21)の調製
THF(365ml)、A-2(73.0g、0.38mol)およびHClの1,4-ジオキサン中4M溶液(2.4ml、9.6mmol)を反応フラスコに添加した。添加後、エチルビニルエーテル(41.9g、0.579mol)を25±5℃で滴下した。滴下後、反応物を撹拌した。TLCが、出発物質が完全な反応を受けたことを示した後、反応系に重炭酸ナトリウム(1.3g、15.4mmol)を添加し、1時間撹拌した。水(365ml)および酢酸エチル(365ml)を添加し、有機相を分離して回収し、水(365ml)で1回洗浄した。有機相を回収し、約150mlに濃縮し、n-ヘプタン(365ml)を添加し、大量の固体が沈殿した。混合物を0~10℃に冷却し、1時間撹拌し、濾過した。濾過ケーキをn-ヘプタン(150ml)ですすぎ、回収し、45±5℃の真空下で乾燥させて、89.5gの淡褐色固体、純度:99.1%、収率:約88.7%を得た。
MSm/z(ESI):262.08[M+H]、190.20[M-72]
H NMR(400 MHz,DMSO-d):δ 8.65(s,1H),8.25-8.20(m,2H),8.14(s,1H),7.95-7.89(m,2H),5.58(q,J=6.0 Hz,1H),3.52-3.41(m,1H),3.31-3.23(m,1H),1.64(d,J=6.0 Hz,3H),1.06(t,J=7.04 Hz,3H).
ステップ4:4-(1-(1-エトキシエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)アニリン(A-31)の調製
エタノール(264ml)およびA-21(88.0g、0.34mol)を反応フラスコに添加し、70~80℃に加温し、NaS・9HO(222.5g、0.93mol)の水(880ml)溶液を反応フラスコに滴下した。滴下後、この温度で反応を進行させた。TLCが、出発物質が完全な反応を受けたことを示した後、反応溶液を40~50℃に冷却し、濃縮してエタノールを除去し、2-メチルテトラヒドロフラン(352ml)を反応系に添加した。有機相を分離して回収し、NaClの飽和溶液(440ml)で洗浄し、回収して約220mlに濃縮し、0~10℃に冷却し、大量の固体が沈殿した。系にn-ヘプタン(440ml)を滴下し、その後、温度を0~10℃に維持した。混合物を1時間撹拌し、濾過し、濾過ケーキをn-ヘプタン(176ml)ですすぎ、固体を回収し、真空下40~50℃で乾燥させて、73.6gの黄色固体、純度:99.2%、収率:約94.4%を得た。
MSm/z(ESI):232.29[M+H]
H NMR(400 MHz,DMSO-d):δ 8.08(s,1H),7.72(s,1H),7.29-7.23(m,2H),6.59-6.53(m,2H),5.49(q,J=6.0 Hz,1H),5.01(s,2H),3.46-3.37(m,1H),3.26-3.17(m,1H),1.60(d,J=6.0 Hz,3H),1.03(t,J=7.0 Hz,3H).
ステップ5:2-クロロ-N-(4-(1-(1-エトキシエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)フェニル)ピリミジン-4-アミン(A-51)の調製
A-31(70.0g、0.30mol)、エタノール(350ml)、2,4-ジクロロピリミジン(49.6g、0.33mol)およびDIEA(78.2g、0.60mol)を反応釜に添加した。添加後、反応溶液を75±5℃に加温し、この温度で一晩撹拌した。TLCが、出発物質が完全な反応を受けたことを示した後、反応溶液を45±5℃に冷却し、留出物が生成されなくなるまで濃縮した。酢酸エチル(350ml)および水(350ml)を系に添加し、有機相を分離して回収し、塩化ナトリウムの飽和溶液(350ml)で洗浄した。有機相を回収し、45±5℃で約210mlに濃縮し、メチルtert-ブチルエーテル(350ml)を添加し、約210mlに濃縮し、メチルtert-ブチルエーテル(700ml)を添加し、50±5℃に加熱し、1時間撹拌し、5±5℃に冷却し、1時間撹拌し、濾過した。濾過ケーキをメチルtert-ブチルエーテル(140ml)ですすぎ、回収し、45±5℃の真空下で乾燥させて、93.3gの黄色固体、純度:99.4%、収率:約91.6%を得た。
MSm/z(ESI):344.29[M+H]
H NMR(400 MHz,DMSO-d):δ 10.02(s,1H),8.32(s,1H),8.15(d,J=5.88 Hz,1H),7.91(s,1H),7.66-7.56(m,4H),6.75(d,J=5.88 Hz,1H),5.54(q,J=5.96 Hz,1H),3.50-3.39(m,1H),3.30-3.20(m,1H),1.63(d,J=6.0 Hz,3H),1.05(t,J=7.04 Hz,3H).
ステップ6:(6-ブロモ-1H-インドール-2-イル)(3,3-ジフルオロアゼチジン-1-イル)メタノン(A-6)の調製
6-ブロモ-1H-インドール-2-カルボン酸(80.0g、0.33mol)およびDMF(560ml)を反応フラスコに添加し、CDI(64.5g、0.40mol)を添加し、反応物を25~30℃で撹拌した。TLCが、出発物質が中間体に完全に変換したことを示した後、3,3-ジフルオロアゼチジン塩酸塩(47.5g、0.36mol)を反応系に添加した。TLCが、出発物質が完全な反応を受けたことを示した後、反応を停止させ、水(1120ml)を添加し、0.5時間撹拌し、濾過した。濾過ケーキを水(160ml)ですすぎ、回収し、40~50℃で乾燥させて、99.5gのオフホワイトの固体、純度99.0%、収率:約94.7%を得た。
MSm/z(ESI):315.24[M+H]
H NMR(400 MHz,DMSO-d):δ 11.80(s,1H),7.60(m,2H),7.19(m,1H),6.94(m,1H),4.73(brs,4H).
ステップ7:(6-ブロモ-1-メチル-1H-インドール-2-イル)(3,3-ジフルオロアゼチジン-1-イル)メタノン(A-7)の調製
A-6(98.0g、0.31mol)、ジメチルカーボネート(224.0g、2.49mol)、DMF(490ml)およびTMED(18.0g、0.15mol)を反応釜に添加した。添加後、反応溶液を110℃に加温し、撹拌した。TLCが、出発物質が完全な反応を受けたことを示した後、反応を停止させ、55±5℃に冷却し、留出物が生成されなくなるまで減圧下で濃縮した。反応溶液を25±5℃に冷却し、水(980ml)を添加し、次いで、0~10℃に冷却し、1時間撹拌し、濾過した。濾過ケーキを水(198ml)ですすぎ、回収し、45±5℃の真空下で乾燥させて、黄褐色固体96.2g、純度:91.0%、収率:約94.0%を得た。
MSm/z(ESI):329.27[M+H]
H NMR(400 MHz,DMSO-d):δ 7.84(s,1H),7.58(d,J=8.4 Hz,1H),7.24(dd,J=8.4 Hz,1.7 Hz,1H),7.02(s,1H),3.92(s,3H),4.67(brs,4H).
ステップ8:(3,3-ジフルオロアゼチジン-1-イル)(1-メチル-6-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-インドール-2-イル)メタノン(A-8)の調製
A-7(95.0g、0.29mol)、KOAc(70.8g、0.72mol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(80.6g、0.32mol)および1,4-ジオキサン(950ml)を反応釜に添加した。添加後、窒素の置き換えを3回実行し、Pd(dppf)Cl(2.1g、2.9mmol)を添加した。添加後、反応溶液を80℃に加温し、進行させた。TLCが、出発物質が完全な反応を受けたことを示した後、反応を停止させ、25±5℃に冷却し、濾過した。濾過ケーキを酢酸エチル(475ml)で洗浄し、濾液を回収して合わせ、濾液を10%NaCl(475ml×2)で2回洗浄した。有機相を回収し、留出物が生成されなくなるまで45±5℃で濃縮した。混合物に酢酸エチル(143ml)を添加し、50±5℃に加温して透明な溶液を得た。溶液にn-ヘプタン(760ml)を滴下し、0~10℃に冷却し、1時間撹拌し、濾過した。濾過ケーキをn-ヘプタン(190ml)ですすぎ、回収し、45±5℃の真空下で乾燥させて、81.5gの黄色固体、純度:98.0%、収率:約75.0%を得た。
MSm/z(ESI):377.22[M+H]
H NMR(400 MHz,DMSO-d):δ 7.82(s,1H),7.62(d,J=8 Hz,1H),7.41(d,J=8 Hz,1H),7.01(s,1H),4.75(brs,4H),3.91(s,3H),1.32(s,12H).
ステップ9:(3,3-ジフルオロアゼチジン-1-イル)(6-(4-((4-(1-(1-エトキシエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)-1-メチル-1H-インドール-2-イル)メタノン(A-103)の調製
A-51(60.0g、0.17mol)、A-8(72.3g、0.19mol)、炭酸カリウム(72.4g、0.52mol)、DMF(300ml)、水(60ml)を反応フラスコに添加し、窒素の置き換えを6回実行した後、Pd(dppf)Cl(1.28g、1.74mmol)を添加した。添加後、反応溶液を55±5℃に加温し、撹拌した。TLCが、出発物質が完全な反応を受けたことを示した後、HPLC分析のために反応溶液を採取した。HPLCクロマトグラムは、図1に示す通りであり、出発物質および生成物の保持時間およびピーク面積百分率を以下の表に示す:
Figure 2023539275000042

反応溶液に酢酸エチル(600ml)および水(600ml)を添加し、60±5℃で静置して相分離させた。有機相を回収した後、反応液に水(300ml)を添加した。60±5℃の温度で、水相を分離し、有機相を回収し、45±5℃で約300mlまで減圧下で濃縮した。混合物に酢酸エチル(300ml)を添加し、60±5℃に加熱して固体を溶解した。溶液にn-ヘプタン(600ml)を添加し、5±5℃に冷却し、1時間撹拌し、濾過した。濾過ケーキをn-ヘプタン(120ml)で洗浄し、回収し、45±5℃の真空下で乾燥させて、71.2gの黄色固体、純度:98.0%、収率:約73.0%を得た。
MSm/z(ESI):558.23[M+H]
H NMR(400 MHz,DMSO-d):δ 9.10(s,1H),8.58(s,1H),8.43(d,J=5.4 Hz,1H),8.37(s,1H),8.22(dd,J=8.4 Hz,1.4 Hz,1H),7.96(s,1H),7.85(d,J=8.2 Hz,2H),7.76(d,J=8.4 Hz,1H),7.69(d,J=8.3 Hz,2H),7.09(s,1H),6.74(d,J=5.8 Hz,1H),5.58(q,J=6.04 Hz,1H),4.77(brs,4H),4.07(s,3H),3.53-3.44(m,1H),3.32-3.25(m,1H),1.67(d,J=6.04 Hz,3H),1.09(t,J=7.0 Hz,3H).
ステップ10:(6-(4-((4-(1H-ピラゾール-4-イル)フェニル)アミノ)ピリミジン-2-イル)-1-メチル-1H-インドール-2-イル)(3,3-ジフルオロアゼチジン-1-イル)メタノン(A)の調製
反応フラスコにエタノール(600ml)、A-103(60.0g、0.11mol)を添加し、20~30℃の温度で濃塩酸(33.6g、0.32mol)を滴下し、撹拌した。TLCが、出発物質が完全な反応を受けたことを示した後、トリエチルアミン(43.4g、0.43mol)を反応系に添加し、1時間撹拌した。反応系に水(600ml)を添加し、0~10℃に冷却し、1時間撹拌し、濾過した。濾過ケーキを水(120ml)ですすぎ、回収し、40~50℃で真空下で乾燥させて、47.2gの黄色固体、収率:90.3%を得た。
MSm/z(ESI):486.23[M+H]
H NMR(400 MHz,DMSO-d):δ 11.12(s,1H),8.49(s,1H),8.41(d,J=6.9 Hz,1H),8.13(s,2H),7.97(d,J=8.4 Hz,1H),7.89(d,J=8.4 Hz,1H),7.76(m,4H),7.16(s,1H),6.96(d,J=7.2 Hz,1H),4.90(s,2H),4.56(s,2H),4.05(s,3H).
比較例

A-5(1.5g、4.03mmol)、A-8(1.67g、4.44mmol)、炭酸カリウム(1.71g、12.3mmol)、DMF(10ml)および水(2ml)を反応フラスコに添加し、窒素の置き換えを6回実行し、Pd(dppf)Cl(30.3mg、41.2μmol)を添加した。添加後、反応液を55±5℃に加温し、22時間撹拌した。反応物をHPLC分析に供した。HPLCクロマトグラムは、図2に示す通りであり、主ピークの保持時間およびピーク面積を以下の表に示す。
Figure 2023539275000044
HPLC分析によると、出発物質A-5は、完全な反応を受けたが、反応生成物は、非常に複雑であった。これらの中で、標的生成物A-111(保持時間:10.104分)は、25.66%のみを占め、出発物質A-5(保持時間:9.936分)の脱保護生成物(A-4)は、25.96%を占め、出発物質A-8(保持時間:14.492分)は、16.48%を占め、化合物A(保持時間:9.839分)は、0.25%を占めた。
本明細書に記載されたものに加えて、本発明の様々な修正は、前述の説明から当業者には明らかになるであろう。そのような修正は、添付の特許請求の範囲内に含まれることが意図されている。本明細書で言及されるすべての特許、出願、雑誌記事、書籍および任意の他の開示を含む各参考文献は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。

Claims (10)

  1. 式(I)-c

    (式中、
    PGは、-CH(OR)Rであり、好ましくは-CH(OCHCH)CHであり、
    Halは、ハロゲン、例えばF、Cl、BrまたはIであり、好ましくはClであり、
    およびRa’は、各出現において、HおよびC1-6アルキルからなる群からそれぞれ独立して選択され、または、RおよびRa’は、それらが結合している基と一緒になって、5~10員の環系(前記環系は好ましくは
    Figure 2023539275000046

    である。)を形成し、
    Rは、HおよびC1-6アルキルからなる群から選択され、
    は、
    Figure 2023539275000047

    または
    Figure 2023539275000048

    であり、好ましくは
    Figure 2023539275000049

    であり、
    、R、RおよびRは、各出現において、H、ハロゲン、-NR、-OH、C1-6アルキルおよび-ORからなる群からそれぞれ独立して選択され、
    およびR10は、各出現において、H、ハロゲン、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-10環状ヒドロカルビル、3~10員ヘテロシクリル、C6-10アリール、5~14員ヘテロアリール、C6-12アラルキル、-C(=O)Rおよび-C1-6アルキレン-O(P=O)(OH)からなる群からそれぞれ独立して選択され、
    前記アルキレン、アルキル、アルケニル、環状ヒドロカルビル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリールおよびアラルキルは、各出現において、ハロゲン、C1-6アルキルおよび-ORからなる群から独立して選択される1個以上の置換基で、それぞれ任意選択で置換され、
    およびRは、各出現において、H、C1-6アルキル、C3-10環状ヒドロカルビル、3~10員ヘテロシクリル、C6-10アリール、5~14員ヘテロアリールおよびC6-12アラルキルからなる群からそれぞれ独立して選択され、またはRおよびRは、それらが結合している原子と一緒になって、3~12員の複素環もしくはヘテロ芳香環を形成し、
    mは、各出現において、それぞれ独立して、0、1、2または3の整数であり、
    nは、各出現において、それぞれ独立して、0、1または2の整数である。)
    の化合物を調製するための方法であって、
    触媒(例えば、金属触媒、好ましくはパラジウム触媒)の触媒作用下で(好ましくは塩基の存在下で)、式(I)-aの化合物を式(I)-bの化合物と反応させて前記式(I)-cの化合物を得るステップを含む、方法。
  2. 前記式(I)-aの化合物が、以下の構造:
    Figure 2023539275000050

    を有する化合物A-51であり、
    前記式(I)-bの化合物が、以下の構造:
    Figure 2023539275000051

    を有する化合物A-8であり、
    前記式(I)-cの化合物が、以下の構造:
    Figure 2023539275000052

    を有する化合物A-103である、請求項1に記載の方法。
  3. 式(I)

    (式中、
    は、HおよびC1-6アルキルからなる群から選択され、
    残りの基は、請求項1に定義される通りである。)
    の化合物を調製するための方法であって、
    ステップ1:触媒(例えば、金属触媒、好ましくはパラジウム触媒)の触媒作用下で(好ましくは塩基の存在下で)、式(I)-aの化合物を式(I)-bの化合物と反応させて、式(I)-cの化合物を得るステップと、
    ステップ2:前記式(I)-cの化合物中のPG保護基を除去して、前記式(I)の化合物を得るステップであって、RがC1-6アルキル基である場合、Rを含有する試薬と反応させるステップがさらに含まれる、ステップと、
    を含む、方法。
  4. 前記式(I)-aの化合物、前記式(I)-bの化合物および前記式(I)-cの化合物が、請求項2に定義される通りであり、前記式(I)の化合物が、以下の構造:
    Figure 2023539275000054

    を有する化合物Aである、請求項3に記載の方法。
  5. 前記パラジウム触媒が、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム、トリフェニルホスフィンパラジウムおよび酢酸パラジウムからなる群から選択され、好ましくは[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウムである、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記塩基が、酢酸カリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムおよび炭酸水素カリウムからなる群から選択される無機塩基であり、好ましくは酢酸カリウムまたは炭酸カリウムである、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記式(I)-cの化合物中の前記PG保護基が、酸の存在下で除去され、前記酸が、好ましくは塩酸である、請求項3~6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記式(I)-aの化合物が、以下の方法:

    (Halは、ハロゲン、例えばF、Cl、BrまたはIであり、好ましくはClであり、
    残りの基は、請求項1に定義される通りである。)
    に従って調製され、
    前記方法が、
    ステップA:式(I)-a-1の化合物にPG保護基を導入して、式(I)-a-2の化合物を得るステップと、
    ステップB:還元条件下で前記式(I)-a-2の化合物を反応させて、式(I)-a-3の化合物を得るステップであって、RがHでない場合、Rを含有する試薬との反応をさらに含む、ステップと、
    ステップC:前記式(I)-a-3の化合物を式(I)-a-4の化合物と反応させて、前記式(I)-aの化合物を得るステップと、
    を含む、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記式(I)-bの化合物が、以下の方法:

    (Halは、ハロゲン、例えばF、Cl、BrまたはIであり、好ましくはClであり、
    LGは、-OHなどの脱離基、またはF、Cl、BrおよびIから選択されるハロゲンであり、
    残りの基は、請求項1に定義される通りである。)
    に従って調製され、
    前記方法が、
    ステップI:式(I)-b-1の化合物を、R基を含有する試薬と反応させて、式(I)-b-2の化合物を得るステップと、
    ステップII:R10がHである場合、ステップIIが必要ではないという条件で、前記式(I)-b-2の化合物を、R10基を含有する試薬と反応させて、式(I)-b-3の化合物を得るステップと、
    ステップIII:触媒(例えば、金属触媒、好ましくはパラジウム触媒)の触媒作用下で(好ましくは塩基の存在下で)、前記式(I)-b-3の化合物をホウ酸またはホウ酸エステルと反応させて、前記式(I)-bの化合物を得るステップと、
    を含む、請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 化合物、またはその塩、立体異性体、多形、溶媒和物、もしくは同位体標識化合物であって、前記化合物が、式(I)-cの構造:
    Figure 2023539275000057

    (式中、各基は、請求項1に定義される通りである。)
    を有し、
    前記化合物が、好ましくは、以下の構造:
    Figure 2023539275000058

    を有する化合物A-103である化合物、またはその塩、立体異性体、多形、溶媒和物、もしくは同位体標識化合物。
JP2023513615A 2020-08-31 2021-08-30 新規なrho関連タンパク質キナーゼ阻害剤の調製方法およびその調製方法における中間体 Pending JP2023539275A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CNPCT/CN2020/112505 2020-08-31
CN2020112505 2020-08-31
PCT/CN2021/115197 WO2022042711A1 (zh) 2020-08-31 2021-08-30 新型Rho相关蛋白激酶抑制剂的制备方法和此制备方法中的中间体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023539275A true JP2023539275A (ja) 2023-09-13

Family

ID=80354655

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023513615A Pending JP2023539275A (ja) 2020-08-31 2021-08-30 新規なrho関連タンパク質キナーゼ阻害剤の調製方法およびその調製方法における中間体

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20230303534A1 (ja)
EP (1) EP4206197A4 (ja)
JP (1) JP2023539275A (ja)
KR (1) KR20230058466A (ja)
CN (1) CN115996727B (ja)
WO (1) WO2022042711A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2022345320A1 (en) * 2021-09-18 2024-04-11 Beijing Tide Pharmaceutical Co., Ltd. Solid form of rho-associated protein kinase inhibitor or solvate thereof, preparation method and use thereof
CN115850152B (zh) * 2022-12-20 2025-10-31 河北鼎泰制药有限公司 一种杂质A-7-imp3的制备方法及其用途
CN116120292B (zh) * 2022-12-20 2025-05-06 河北鼎泰制药有限公司 一种杂质a的制备方法及其用途
WO2025017500A1 (en) 2023-07-17 2025-01-23 Graviton Bioscience Bv Formulations of rock2 inhibitors for cns disorders
WO2025017499A1 (en) 2023-07-17 2025-01-23 Graviton Bioscience Bv Formulations and uses of rock2 inhibitors for als
WO2025069008A1 (en) 2023-09-28 2025-04-03 Graviton Bioscience Bv Therapy for treating type 1 diabetes using rock2 and dyrk1 inhibitors
WO2025069009A1 (en) 2023-09-29 2025-04-03 Graviton Bioscience Bv Rock2 inhibitors in the treatment of obesity

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016210331A1 (en) * 2015-06-26 2016-12-29 Kadmon Corporation, Llc Treatment of infectious diseases with glucose uptake inhibitors
CN111320624A (zh) * 2018-12-14 2020-06-23 中国医药研究开发中心有限公司 三唑并吡啶类和咪唑并吡啶类化合物及其制备方法和医药用途
JP2020525522A (ja) * 2017-06-30 2020-08-27 ベイジン タイド ファーマシューティカル カンパニー リミテッドBeijing Tide Pharmaceutical Co., Ltd. Rho−関連プロテインキナーゼ阻害剤、それを含む医薬組成物並びにその調製方法及び使用

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2930804T3 (es) * 2017-06-30 2022-12-22 Beijing Tide Pharmaceutical Co Ltd Inhibidor de proteína cinasa asociada a RHO, composición farmacéutica que lo comprende, así como método de preparación y uso del mismo
US10323023B2 (en) * 2017-06-30 2019-06-18 Beijing Tide Pharmaceutical Co., Ltd. Rho-associated protein kinase inhibitor, pharmaceutical composition comprising the same, as well as preparation method and use thereof

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016210331A1 (en) * 2015-06-26 2016-12-29 Kadmon Corporation, Llc Treatment of infectious diseases with glucose uptake inhibitors
JP2020525522A (ja) * 2017-06-30 2020-08-27 ベイジン タイド ファーマシューティカル カンパニー リミテッドBeijing Tide Pharmaceutical Co., Ltd. Rho−関連プロテインキナーゼ阻害剤、それを含む医薬組成物並びにその調製方法及び使用
CN111320624A (zh) * 2018-12-14 2020-06-23 中国医药研究开发中心有限公司 三唑并吡啶类和咪唑并吡啶类化合物及其制备方法和医药用途

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
HETEROCYCLES, vol. 60, no. 4, JPN7025002094, 2003, pages 879 - 886, ISSN: 0005597639 *
J. ORG. CHEM., vol. 74, JPN6025019252, 2009, pages 6331 - 6334, ISSN: 0005597640 *

Also Published As

Publication number Publication date
WO2022042711A1 (zh) 2022-03-03
TW202216692A (zh) 2022-05-01
KR20230058466A (ko) 2023-05-03
WO2022042711A8 (zh) 2023-03-30
EP4206197A4 (en) 2024-09-25
CN115996727A (zh) 2023-04-21
EP4206197A1 (en) 2023-07-05
CN115996727B (zh) 2025-07-25
US20230303534A1 (en) 2023-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2023539275A (ja) 新規なrho関連タンパク質キナーゼ阻害剤の調製方法およびその調製方法における中間体
JP7716110B2 (ja) ピリミジン-4(3h)-オンヘテロ環式化合物、その調製方法、およびその医薬的使用
JP6726677B2 (ja) 抗がん剤としての置換2−h−ピラゾール誘導体
JP7168149B2 (ja) Fgfr阻害剤としてのピラジン-2(1h)-オン系化合物
CN110088099A (zh) 作为ehmt2抑制剂的胺取代的杂环化合物及其使用方法
CN113527299B (zh) 一类含氮稠环类化合物、制备方法和用途
CN113316576A (zh) 用于治疗癌症的作为HPK1抑制剂的2,3-二氢-1H-吡咯并[3,4-c]吡啶-1-酮衍生物
AU2013272701A1 (en) Imidazo[1,2-b]pyridazine derivatives as kinase inhibitors
JP7420403B2 (ja) キナーゼ阻害剤として使用される化合物およびその応用
JP2025516367A (ja) Parp1を選択的に阻害するフルオロキノキサリノン誘導体
KR20180012861A (ko) 브로모도메인 억제제로서의 스피로[사이클로부탄-1,3'-인돌린]-2'-온 유도체
JP2022504620A (ja) 甲状腺ホルモン受容体ベータアゴニスト化合物
WO2020186220A1 (en) Compounds as inhibitors of macrophage migration inhibitory factor
JP2024505732A (ja) ピリドピリミジノン系誘導体及びその製造方法と使用
JP7584623B2 (ja) キナーゼ阻害活性を有する化合物
HUE024989T2 (en) Azaindole derivatives as ABI and SRC protein kinase inhibitors
JP2023522863A (ja) Egfr阻害剤としての三環式化合物
EP4048261A1 (en) N-(heteroaryl) quinazolin-2-amine derivatives as lrrk2 inhibitors, pharmaceutical compositions, and uses thereof
KR20220113773A (ko) 사이클린 의존성 키나아제 9 억제제로서의 화합물 및 그의 용도
JP2022550641A (ja) Kv1.3カリウムシェーカーチャネル遮断薬としてのアリール複素二環式化合物
JP7050054B2 (ja) Pde4阻害剤としての縮合環系化合物
RS66733B1 (sr) Inhibitori alfa v beta6 integrina
JP7406008B2 (ja) Cdk9阻害剤としての多環式アミド系誘導体、その調製方法及び用途
CN114096533B (zh) 一种三并环类化合物,包含其的药物组合物,其制备方法及其用途
CN113166109B (zh) 氨基吡啶类化合物及其制备方法和用途

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240530

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20250410

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20250520

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20250820

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20251202