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JP2023123016A - 在庫管理装置、在庫管理方法、及び、在庫管理プログラム - Google Patents

在庫管理装置、在庫管理方法、及び、在庫管理プログラム Download PDF

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Abstract

Figure 2023123016000001
【課題】需要(取り扱い数)の変動等に対応した安全在庫数及び発注点で在庫管理を可能とする。
【解決手段】安全在庫数算出部は、過去の取り扱い実績に基づいて設定された、物品の最低限の在庫数を示す安全在庫数に対応する第1の係数を、所定期間における同じ物品の平均取り扱い数に乗算処理することで安全在庫数を算出する。また、発注点算出部は、過去の取り扱い実績に基づいて設定された、発注を行う在庫数を示す発注点に対応する第2の係数を、所定期間における同じ物品の平均取り扱い数に乗算処理することで発注点を算出する。これにより、需要(取り扱い数)の変動等に対応した安全在庫数及び発注点で在庫管理を行うことができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、在庫管理装置、在庫管理方法、及び、在庫管理プログラムに関する。
今日において、メーカに対して部品又は材料等の物品を提供する事業では、物品の欠品又は過剰在庫を防ぐため、物品の最低限の在庫数を示す安全在庫数及び発注を行う在庫数を示す発注点が設定される場合が多い。
この安全在庫数及び発注点に関しては、例えば特許文献1(特開2020-149468号公報)に、商品管理システムが開示されている。この商品管理システムは、商品毎に、販売、購買及び在庫管理の実績データを保持する実績テーブルと、実績データから算出した予測購買数及び予測在庫数を、商品毎に保持する予測テーブルとを有する。そして、予測対象商品をシーズン属性及びトレンド属性を含むカテゴリに基づいて分類し、予測対象商品と同じカテゴリに分類された商品の実績テーブルに格納された購買実績数に基づいて予測購買数を算出する。予測購買数は、同一カテゴリに含まれる商品の購買数の相加平均により算出し、それに基づいて予測在庫数の算出を行う。
これにより、アパレル商品のような購買数又は在庫数が、トレンド又はシーズン等の属性に大きく影響される商品に対する予測数を高い確度で算出でき、過不足のない在庫管理を行うことができる。
特開2020-149468号公報
しかし、従来は、商品毎の安全在庫数及び発注点の管理を、数量に基づいて行っていた。このため、受注の変動又は出荷の変動が生ずる毎に、安全在庫数及び発注点を管理するための数量を頻繁に変更する必要があった。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、需要の変動等に対応した安全在庫数及び発注点で在庫管理を行うことができるような在庫管理装置、在庫管理方法、及び、在庫管理プログラムの提供を目的とする。
上述の課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る在庫管理装置は、過去の取り扱い実績に基づいて設定された、物品の最低限の在庫数を示す安全在庫数に対応する第1の係数を、所定期間における同じ物品の平均取り扱い数に乗算処理することで安全在庫数を算出する安全在庫数算出部と、過去の取り扱い実績に基づいて設定された、発注を行う在庫数を示す発注点に対応する第2の係数を、所定期間における同じ物品の平均取り扱い数に乗算処理することで発注点を算出する発注点算出部と、を有する。
また、上述の課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る在庫管理方法は、安全在庫数算出部が、過去の取り扱い実績に基づいて設定された、物品の最低限の在庫数を示す安全在庫数に対応する第1の係数を、所定期間における同じ物品の平均取り扱い数に乗算処理することで安全在庫数を算出する安全在庫数算出ステップと、発注点算出部が、過去の取り扱い実績に基づいて設定された、発注を行う在庫数を示す発注点に対応する第2の係数を、所定期間における同じ物品の平均取り扱い数に乗算処理することで発注点を算出する発注点算出ステップと、を有する。
また、上述の課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る在庫管理プログラムは、コンピュータを、過去の取り扱い実績に基づいて設定された、物品の最低限の在庫数を示す安全在庫数に対応する第1の係数を、所定期間における同じ物品の平均取り扱い数に乗算処理することで安全在庫数を算出する安全在庫数算出部と、過去の取り扱い実績に基づいて設定された、発注を行う在庫数を示す発注点に対応する第2の係数を、所定期間における同じ物品の平均取り扱い数に乗算処理することで発注点を算出する発注点算出部として機能させること、を特徴とする。
本発明によれば、需要の変動等に対応した安全在庫数及び発注点で在庫管理を行うことができるという効果を奏する。
図1は、比較例となる在庫管理装置における在庫管理動作を説明するための図である。 図2は、実施の形態の在庫管理装置の在庫管理動作の概要を示す図である。 図3は、実施の形態の在庫管理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図4は、実施の形態の在庫管理装置におけるデータ連携項目及び各種マスタの関連を示す図である。 図5は、実施の形態の在庫管理装置における、商品毎の安全在庫数及び発注点の算出動作の流れを示すフローチャートである。 図6は、受注(出荷)データ、商品別月数管理マスタ及び得意先商品別月数管理マスタの一例を示す図である。 図7は、同じ商品の月別の数量(取り扱い数)の一例を示す図である。 図8は、実施の形態の在庫管理装置における、得意先毎及び商品毎の安全在庫数及び発注点の算出動作の流れを示すフローチャートである。 図9は、同じ商品の得意先毎の月別の数量(取り扱い数)の一例を示す図である。
以下、本発明を適用した実施の形態となる在庫管理装置を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
(概要)
今日における商品(物品)等の在庫管理において、需要の変動に合わせて安全在庫数及び発注点を対応させながら在庫管理を行うことが好ましい。このため、実施の形態の在庫管理装置に対する比較例となる在庫管理装置では、図1(a)に示すように、安全在庫数及び発注点を数量ベースで管理を行っていた。この図1(a)の例は、商品コードが「S001」の商品の需要である取り扱い数(受注数又は出荷数)の平均が例えば「20000個」である場合に、安全在庫数として「40000個」が設定され、発注点として「60000個」が設定された例である。
しかし、需要である取り扱い数(受注数又は出荷数)の変動があると、その都度、安全在庫数及び発注点を変更する必要があった。すなわち、取り扱い数(受注数又は出荷数)の平均が例えば「20000個」から「25000個」に増加した場合、図1(b)に示すように、安全在庫数を「40000個」から「50000個」に変更し、発注点も「60000個」から「75000個」に変更する必要がある。
このように取り扱い数の変動に応じて安全在庫数及び発注点を変更していては、取り扱い数の変動は頻繁に生ずるため、記憶部(マスタ)に記憶されている安全在庫数及び発注点を頻繁に変更する面倒な作業が必要となる問題がある。
このため、実施の形態の在庫管理装置では、図2(a)に示すように、商品毎の安全在庫数及び発注点を「定数である月数(係数)」で設定している。そして、変動する取り扱い数の平均を「変数」とし、この取り扱い数の平均に月数(係数)を乗算処理することで、商品毎の安全在庫数及び発注点を算出する。図2(a)の例は、商品コードが「S001」の商品に対する安全在庫数月数として「2(か月分)」及び発注点月数として「3(か月分)」が設定された例である。
これにより、図2(b)に示すように安全在庫数月数及び発注点月数の変更をしなくても、変数である取り扱い数の平均の変動に応じて、算出される安全在庫数及び発注点が変動する。このため、記憶部に記憶されている安全在庫数月数及び発注点月数の変更作業を大幅に軽減することができる。
(ハードウェア構成)
図1は、実施の形態の在庫管理装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。この図1に示すように在庫管理装置1は、記憶部2、制御部3、通信インターフェース部4及び入出力インターフェース部5を備えている。入出力インターフェース部5には、入力装置6及び出力装置7が接続されている。出力装置7としては、モニタ装置(家庭用テレビを含む)等の表示部を用いることができる。入力装置6としては、キーボード装置及びマウス装置、及びマイクロホン装置の他、マウス装置と協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタ装置を用いることができる。
記憶部2としては、例えばROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)等の記憶装置を用いることができる。記憶部2には、それぞれ記憶領域である、商品別月数管理マスタ11、得意先商品別月数管理マスタ12、得意先マスタ13及び商品マスタ14が形成されている。また、記憶部2には、上述の安全在庫数月数及び発注点月数に基づいて安全在庫数及び発注点の管理を行うための在庫管理プログラムが記憶されている。
商品別月数管理マスタ11には、上述の安全在庫数月数及び発注点月数が、商品別に設定されて記憶されている。得意先商品別月数管理マスタ12には、上述の安全在庫数月数及び発注点月数が、得意先別及び商品別に設定されて記憶されている。商品別月数管理マスタ11及び得意先商品別月数管理マスタ12に記憶されている安全在庫数月数及び発注点月数は、例えば過去の所定期間(例えば、所定月数)における取り扱いデータ(受注データ又は出荷データ)に基づいて算出された、保有を必要とする在庫数に対応する月数が設定されている。
得意先マスタ13には、得意先毎に付された固有のコード及び名称等が関連付けされて記憶されている。商品マスタ14には、商品毎に固有に付された商品コード及び商品名等が関連付けされて記憶されている。
(在庫管理装置の機能構成)
制御部3は、記憶部2に記憶されている在庫管理プログラムを実行することで、数量検出部21、月数検出部22、安全在庫数算出部23及び発注点算出部24として機能する。
数量検出部21は、過去数か月分の取り扱いデータ(受注データ又は出荷データ)から同じ商品の取り扱い数量を検出し、又は、同じ商品の得意先毎の取り扱い数量を検出する。月数検出部22は、商品別月数管理マスタ11から、その商品に対して設定されている安全在庫数月数(第1の係数の一例)及び発注点月数(第2の係数の一例)を検出し、又は、得意先商品別月数管理マスタ12から、その商品に対して設定されている安全在庫数月数及び発注点月数を検出する。
安全在庫数算出部23は、過去数か月分の取り扱いデータに安全在庫数月数を乗算処理することで、その商品の安全在庫数又はその商品及び得意先に対する安全在庫数を算出する。発注点算出部24は、過去数か月分の取り扱いデータに発注点月数を乗算処理することで、その商品の発注点又はその商品及び得意先に対する発注点を算出する。
図4は、データ連携項目及び各種マスタの関連を示す図である。この図4に示すように、得意先から受信する受注データ(又は出荷データ)は、得意先コード、商品コード、日付及び数量等の各種情報が含まれている。商品別月数管理マスタ11には、商品コード、安全在庫月数、及び、発注点月数がそれぞれ関連付けされて記憶されている。得意先商品別月数管理マスタ12には、得意先コード、商品コード、安全在庫月数、及び、発注点月数がそれぞれ関連付けされて記憶されている。得意先マスタ13には、得意先コードが記憶されており、商品マスタ14には、商品コードが記憶されている。
なお、一例ではあるが、安全在庫数算出部23及び発注点算出部24は、優先順位に従って、商品別月数管理マスタ11及び得意先商品別月数管理マスタ12を参照してもよい。例えば、得意先商品別月数管理マスタ12の優先順位が「1」で、商品別月数管理マスタ11の優先順位が「2」であった場合、安全在庫数算出部23及び発注点算出部24は、得意先商品別月数管理マスタ12を先に参照し、この後、商品別月数管理マスタ11を参照する等のように、優先順位に従ったマスタの参照を行うようにしてもよい。
(商品毎の安全在庫数及び発注点の算出動作)
図5のフローチャートに、実施の形態の在庫管理装置1における、商品毎の安全在庫数及び発注点の算出動作の流れを示す。制御部3は、記憶部2に記憶されている在庫管理プログラムに基づいて、この図5のフローチャートの各処理を実行する。
まず、ステップS1では、数量検出部21が、例えば過去3か月分の受注(出荷)データを参照し、同じ商品コードの商品の数量を検出する。具体的には、図6に、受注(出荷)データの一例を示す。この図6は、8月20日に得意先コードが「A001」の得意先に対して、商品コードが「S001」の商品を「300個」、受注又は出荷し、同じく8月20日に得意先コードが「A001」の得意先に対して、商品コードが「S002」の商品を「4200個」、受注又は出荷した例を示している。また、この図6は、8月20日に得意先コードが「A002」の得意先に対して、商品コードが「S002」の商品を「1800個」、受注又は出荷した例を示している。
同様に、この図6は、9月20日に得意先コードが「A001」の得意先に対して、商品コードが「S001」の商品を「500個」、受注又は出荷し、同じく9月20日に得意先コードが「A001」の得意先に対して、商品コードが「S002」の商品を「3400個」、受注又は出荷した例を示している。また、この図6は、9月20日に得意先コードが「A002」の得意先に対して、商品コードが「S002」の商品を「2200個」、受注又は出荷した例を示している。
ステップS1では、例えば現在、11月である場合、数量検出部21が、8月、9月及び10月の、過去3か月分の受注(出荷)データから、例えば「S001」等の同じ商品コードの商品の数量を検出する。図7(a)に、このように検出された8月、9月及び10月における、「S001」の商品コードの商品の数量を示す。この例の場合、「S001」の商品コードの商品は、8月に「300個」、9月に「500個」及び10月に「300個」、受注又は出荷されたことを示している。
なお、現在が、12月である場合、数量検出部21は、図7(b)に示すように、9月、10月及び11月の、過去3か月分の受注(出荷)データから、「S001」の商品コードの商品の数量を検出する。
次に、ステップS2では、月数検出部22が、商品別月数管理マスタ11を参照し、「S001」の商品コードの商品に対して設定されている安全在庫月数及び発注点月数を検出する。図6(b)に、商品別月数管理マスタ11の模式図を示す。この図6(b)の例の場合、商品別月数管理マスタ11には、「S001」の商品コードの商品の安全在庫月数として「2(か月分)」が設定され、発注点月数として「3(か月分)」が設定されている。このため、この例の場合、月数検出部22は、「S001」の商品コードの商品の安全在庫月数として「2(か月分)」を検出し、発注点月数として「3(か月分)」を検出する。
次に、ステップS3では、安全在庫数算出部23が、過去3か月分の平均数量に、安全在庫月数を乗算処理して安全在庫数を算出する。具体的には、例えば11月分の安全在庫数を算出する場合、図7(a)に示した「S001」の商品コードの商品の、8月~10月の数量を加算処理し、「3(か月)」で除算処理することで、8月~10月の平均数量を算出する。そして、この平均数量に、図6(b)を用いて説明した商品別月数管理マスタ11に設定されている安全在庫月数の「2(か月分)」を乗算処理することで、11月分の安全在庫数を算出する。
11月分の安全在庫数=((300個+500個+300個)÷3)×2≒733個
同様に、例えば12月分の安全在庫数を算出する場合、安全在庫数算出部23は、図7(b)に示した「S001」の商品コードの商品の、9月~11月の数量を加算処理し、「3(か月)」で除算処理することで、9月~11月の平均数量を算出する。そして、この平均数量に、図6(b)を用いて説明した商品別月数管理マスタ11に設定されている安全在庫月数の「2(か月分)」を乗算処理することで、12月分の安全在庫数を算出する。
12月分の安全在庫数=((500個+300個+1000個)÷3)×2=1200個
次に、ステップS4では、発注点算出部24が、過去3か月分の平均数量に、発注点月数を乗算処理して発注点を算出する。具体的には、例えば11月分の発注点を算出する場合、図7(a)に示した「S001」の商品コードの商品の、8月~10月の数量を加算処理し、「3(か月)」で除算処理することで、8月~10月の平均数量を算出する。そして、この平均数量に、図6(b)を用いて説明した商品別月数管理マスタ11に設定されている発注点月数の「3(か月分)」を乗算処理することで、11月分の発注点を算出する。
11月分の発注点=((300個+500個+300個)÷3)×3=1100個
同様に、例えば12月分の発注点を算出する場合、発注点算出部24は、図7(b)に示した「S001」の商品コードの商品の、9月~11月の数量を加算処理し、「3(か月)」で除算処理することで、9月~11月の平均数量を算出する。そして、この平均数量に、図6(b)を用いて説明した商品別月数管理マスタ11に設定されている発注点月数の「3(か月分)」を乗算処理することで、12月分の発注点を算出する。
12月分の発注点=((500個+300個+1000個)÷3)×3=1800個
このように、実施の形態の在庫管理装置1は、安全在庫数月数及び発注点月数の変更をしなくても、変数である取り扱い数の平均の変動に応じて、算出される安全在庫数及び発注点が変動する。このため、商品別月数管理マスタ11に記憶されている商品毎の安全在庫数月数及び発注点月数の変更作業を大幅に軽減することができる。また、需要の変動等に対応した安全在庫数及び発注点で商品の在庫管理を行うことができる。
(得意先別及び商品毎の安全在庫数及び発注点の算出動作)
次に、図8のフローチャートに、実施の形態の在庫管理装置1における、得意先別及び商品毎の安全在庫数及び発注点の算出動作の流れを示す。制御部3は、記憶部2に記憶されている在庫管理プログラムに基づいて、この図8のフローチャートの各処理を実行する。
まず、ステップS11では、数量検出部21が、図6に例示した過去3か月分の受注(出荷)データを参照し、同じ商品コードの商品の数量を得意先毎に検出する。例えば現在、11月である場合、数量検出部21は、図9(a)に示すように、8月、9月及び10月の、過去3か月分の受注(出荷)データから、例えば得意先コードが「A001」の得意先における、「S002」の商品コードの商品の数量を検出する。この図9(a)の例の場合、得意先コードが「A001」の得意先における、「S002」の商品コードの商品の数量は、8月分が「4200個」、9月分が「3400個」、及び、10月分が「3000個」となっている。
また、数量検出部21は、図9(a)に示すように、8月、9月及び10月の、過去3か月分の受注(出荷)データから、例えば得意先コードが「A002」の得意先における、「S002」の商品コードの商品の数量を検出する。この図9(a)の例の場合、得意先コードが「A002」の得意先における、「S002」の商品コードの商品の数量は、8月分が「1800個」、9月分が「2200個」、及び、10月分が「2000個」となっている。
なお、例えば現在、12月である場合、数量検出部21は、図9(b)に示すように、9月、10月及び11月の、過去3か月分の受注(出荷)データから、例えば得意先コードが「A001」の得意先における、「S002」の商品コードの商品の数量を検出する。この図9(b)の例の場合、得意先コードが「A001」の得意先における、「S002」の商品コードの商品の数量は、9月分が「3400個」、10月分が「3000個」、及び、11月分が「2000個」となっている。
また、数量検出部21は、図9(b)に示すように、9月、10月及び11月の、過去3か月分の受注(出荷)データから、例えば得意先コードが「A002」の得意先における、「S002」の商品コードの商品の数量を検出する。この図9(b)の例の場合、得意先コードが「A002」の得意先における、「S002」の商品コードの商品の数量は、9月分が「2200個」、10月分が「2000個」、及び、11月分が「3000個」となっている。
次に、ステップS12では、月数検出部22が、得意先商品別月数管理マスタ12を参照し、「S002」の商品コードの商品に対して、得意先毎に設定されている安全在庫月数及び発注点月数を検出する。図6(c)に、得意先商品別月数管理マスタ12の模式図を示す。この図6(c)の例の場合、得意先商品別月数管理マスタ12には、得意先コードが「A001」の得意先に対する「S002」の商品コードの商品に対しては、安全在庫月数として「2(か月分)」が設定され、発注点月数として「3(か月分)」が設定されている。このため、この例の場合、月数検出部22は、得意先コードが「A001」の得意先における、「S002」の商品コードの商品の安全在庫月数として「2(か月分)」を検出し、発注点月数として「3(か月分)」を検出する。
同様に、この図6(c)の例の場合、得意先商品別月数管理マスタ12には、得意先コードが「A002」の得意先に対する「S002」の商品コードの商品に対しては、安全在庫月数として「2(か月分)」が設定され、発注点月数として「3(か月分)」が設定されている。このため、この例の場合、月数検出部22は、得意先コードが「A002」の得意先における、「S002」の商品コードの商品の安全在庫月数として「2(か月分)」を検出し、発注点月数として「3(か月分)」を検出する。
次に、ステップS13では、安全在庫数算出部23が、過去3か月分の平均数量に、安全在庫月数を乗算処理し、得意先毎に安全在庫数を算出する。具体的には、例えば得意先コードが「A001」の得意先に対する「S002」の商品コードの商品に対する11月分の安全在庫数を算出する場合、安全在庫数算出部23は、図9(a)に示した得意先コードが「A001」の得意先に対する「S002」の商品コードの商品の、8月~10月の数量を加算処理し、「3(か月)」で除算処理する。これにより、得意先コードが「A001」の得意先に対する「S002」の商品コードの商品の8月~10月の平均数量を算出できる。そして、安全在庫数算出部23は、この平均数量に、図6(c)を用いて説明した得意先商品別月数管理マスタ12に設定されている安全在庫月数の「2(か月分)」を乗算処理することで、得意先コードが「A001」の得意先に対する「S002」の商品コードの11月分の安全在庫数を算出する。
「A001」の得意先の「S002」の商品に対する11月分の安全在庫数=((4200個+3400個+3000個)÷3)×2≒7066個
同様に、例えば得意先コードが「A002」の得意先に対する「S002」の商品コードの商品に対する11月分の安全在庫数を算出する場合、安全在庫数算出部23は、図9(a)に示した得意先コードが「A002」の得意先に対する「S002」の商品コードの商品の、8月~10月の数量を加算処理し、「3(か月)」で除算処理する。これにより、得意先コードが「A002」の得意先に対する「S002」の商品コードの商品の8月~10月の平均数量を算出できる。そして、安全在庫数算出部23は、この平均数量に、図6(c)を用いて説明した得意先商品別月数管理マスタ12に設定されている、得意先コードが「A002」の得意先の安全在庫月数である「2(か月分)」を乗算処理することで、得意先コードが「A002」の得意先に対する「S002」の商品コードの11月分の安全在庫数を算出する。
「A002」の得意先の「S002」の商品に対する11月分の安全在庫数=((1800個+2200個+2000個)÷3)×2=4000個
次に、安全在庫数算出部23は、ステップS14において、得意先毎に算出した安全在庫数を加算処理した加算値を、「S002」の商品コードの商品の安全在庫数として算出する。上述の例の場合、「A001」の得意先の「S002」の商品に対する11月分の安全在庫数は「7066個」で、「A002」の得意先の「S002」の商品に対する11月分の安全在庫数は「4000個」である。このため、安全在庫数算出部23は、「7066個+4000個=11066個」の演算を行うことで、「S002」の商品に対する11月分の安全在庫数を算出する。
また、例えば得意先コードが「A001」の得意先に対する「S002」の商品コードの商品に対する12月分の安全在庫数を算出する場合、安全在庫数算出部23は、図9(b)に示した得意先コードが「A001」の得意先に対する「S002」の商品コードの商品の、9月~11月の数量を加算処理し、「3(か月)」で除算処理する。これにより、得意先コードが「A001」の得意先に対する「S002」の商品コードの商品の9月~11月の平均数量を算出できる。そして、安全在庫数算出部23は、この平均数量に、図6(c)を用いて説明した得意先商品別月数管理マスタ12に設定されている安全在庫月数の「2(か月分)」を乗算処理することで、得意先コードが「A001」の得意先に対する「S002」の商品コードの12月分の安全在庫数を算出する。
「A001」の得意先の「S002」の商品に対する12月分の安全在庫数=((3400個+3000個+2000個)÷3)×2=5600個
同様に、例えば得意先コードが「A002」の得意先に対する「S002」の商品コードの商品に対する12月分の安全在庫数を算出する場合、安全在庫数算出部23は、図9(b)に示した得意先コードが「A002」の得意先に対する「S002」の商品コードの商品の、9月~11月の数量を加算処理し、「3(か月)」で除算処理する。これにより、得意先コードが「A002」の得意先に対する「S002」の商品コードの商品の9月~11月の平均数量を算出できる。そして、安全在庫数算出部23は、この平均数量に、図6(c)を用いて説明した得意先商品別月数管理マスタ12に設定されている、得意先コードが「A002」の得意先の安全在庫月数である「2(か月分)」を乗算処理することで、得意先コードが「A002」の得意先に対する「S002」の商品コードの12月分の安全在庫数を算出する。
「A002」の得意先の「S002」の商品に対する12月分の安全在庫数=((2200個+2000個+3000個)÷3)×2=4800個
次に、安全在庫数算出部23は、ステップS14において、得意先毎に算出した安全在庫数を加算処理した加算値を、「S002」の商品コードの商品の安全在庫数として算出する。上述の例の場合、「A001」の得意先の「S002」の商品に対する12月分の安全在庫数は「5600個」で、「A002」の得意先の「S002」の商品に対する12月分の安全在庫数は「4800個」である。このため、安全在庫数算出部23は、「5600個+4800個=10400個」の演算を行うことで、「S002」の商品に対する12月分の安全在庫数を算出する。
次に、ステップS15では、発注点算出部24が、過去3か月分の平均数量に、発注点月数を乗算処理し、得意先毎に発注点を算出する。具体的には、例えば得意先コードが「A001」の得意先に対する「S002」の商品コードの商品に対する11月分の発注点を算出する場合、発注点算出部24は、図9(a)に示した得意先コードが「A001」の得意先に対する「S002」の商品コードの商品の、8月~10月の数量を加算処理し、「3(か月)」で除算処理する。これにより、得意先コードが「A001」の得意先に対する「S002」の商品コードの商品の8月~10月の平均数量を算出できる。そして、発注点算出部24は、この平均数量に、図6(c)を用いて説明した得意先商品別月数管理マスタ12に設定されている発注点の「3(か月分)」を乗算処理することで、得意先コードが「A001」の得意先に対する「S002」の商品コードの11月分の発注点を算出する。
「A001」の得意先の「S002」の商品に対する11月分の発注点=((4200個+3400個+3000個)÷3)×3=10600個
同様に、例えば得意先コードが「A002」の得意先に対する「S002」の商品コードの商品に対する11月分の発注点を算出する場合、発注点算出部24は、図9(a)に示した得意先コードが「A002」の得意先に対する「S002」の商品コードの商品の、8月~10月の数量を加算処理し、「3(か月)」で除算処理する。これにより、得意先コードが「A002」の得意先に対する「S002」の商品コードの商品の8月~10月の平均数量を算出できる。そして、発注点算出部24は、この平均数量に、図6(c)を用いて説明した得意先商品別月数管理マスタ12に設定されている、得意先コードが「A002」の得意先の発注点月数である「3(か月分)」を乗算処理することで、得意先コードが「A002」の得意先に対する「S002」の商品コードの11月分の発注点を算出する。
「A002」の得意先の「S002」の商品に対する11月分の発注点=((1800個+2200個+2000個)÷3)×3=6000個
次に、ステップS16において、発注点算出部24は、得意先毎に算出した発注点を加算処理した加算値を、「S002」の商品コードの商品の発注点として算出する。上述の例の場合、「A001」の得意先の「S002」の商品に対する11月分の発注点は「10600個」で、「A002」の得意先の「S002」の商品に対する11月分の発注点は「6000個」である。このため、発注点算出部23は、「10600個+6000個=16600個」の演算を行うことで、「S002」の商品に対する11月分の発注点を算出する。
また、例えば得意先コードが「A001」の得意先に対する「S002」の商品コードの商品に対する12月分の発注点を算出する場合、発注点算出部24は、図9(b)に示した得意先コードが「A001」の得意先に対する「S002」の商品コードの商品の、9月~11月の数量を加算処理し、「3(か月)」で除算処理する。これにより、得意先コードが「A001」の得意先に対する「S002」の商品コードの商品の9月~11月の平均数量を算出できる。そして、発注点算出部24は、この平均数量に、図6(c)を用いて説明した得意先商品別月数管理マスタ12に設定されている発注点の「3(か月分)」を乗算処理することで、得意先コードが「A001」の得意先に対する「S002」の商品コードの12月分の発注点を算出する。
「A001」の得意先の「S002」の商品に対する12月分の発注点=((3400個+3000個+2000個)÷3)×3=8400個
同様に、例えば得意先コードが「A002」の得意先に対する「S002」の商品コードの商品に対する12月分の発注点を算出する場合、発注点算出部24は、図9(b)に示した得意先コードが「A002」の得意先に対する「S002」の商品コードの商品の、9月~11月の数量を加算処理し、「3(か月)」で除算処理する。これにより、得意先コードが「A002」の得意先に対する「S002」の商品コードの商品の9月~11月の平均数量を算出できる。そして、発注点算出部24は、この平均数量に、図6(c)を用いて説明した得意先商品別月数管理マスタ12に設定されている、得意先コードが「A002」の得意先の発注点月数である「3(か月分)」を乗算処理することで、得意先コードが「A002」の得意先に対する「S002」の商品コードの12月分の発注点を算出する。
「A002」の得意先の「S002」の商品に対する12月分の発注点=((2200個+2000個+3000個)÷3)×3=7200個
次に、ステップS16において、発注点算出部24は、得意先毎に算出した発注点を加算処理した加算値を、「S002」の商品コードの商品の発注点として算出する。上述の例の場合、「A001」の得意先の「S002」の商品に対する12月分の発注点は「8400個」で、「A002」の得意先及び「S002」の商品に対する12月分の発注点は「7200個」である。このため、発注点算出部24は、「8400個+7200個=15600個」の演算を行うことで、「S002」の商品に対する12月分の発注点を算出する。
このように、実施の形態の在庫管理装置1は、安全在庫数月数及び発注点月数の変更をしなくても、変数である取り扱い数の平均の変動に応じて、算出される安全在庫数及び発注点が変動する。このため、得意先商品別月数管理マスタ12に記憶されている得意先及び商品毎の安全在庫数月数及び発注点月数の変更作業を大幅に軽減することができる。また、需要の変動等に対応した得意先及び商品毎の安全在庫数及び発注点で商品の在庫管理を行うことができる。
(実施の形態の効果)
以上の説明から明らかなように、実施の形態の在庫管理装置1は、「商品毎」又は「商品及び得意先毎」に、安全在庫数及び発注点に対応する月数を設定し、この安全在庫数及び発注点に対応する月数を、受注又は出荷等の取り扱い数に乗算処理して、安全在庫数及び発注点を算出する。
これにより、安全在庫数月数及び発注点月数を変更しなくても、変数である取り扱い数の平均の変動に応じて、算出される安全在庫数及び発注点が変動する。このため、商品別月数管理マスタ11又は得意先商品別月数管理マスタ12に記憶されている得意先及び商品毎の安全在庫数月数及び発注点月数の変更作業を大幅に軽減することができる。また、需要(取り扱い数)の変動等に対応した得意先及び商品毎の安全在庫数及び発注点で商品の在庫管理を行うことができる。
また、図6(c)に示したように、得意先コード及び商品コードをキーとして得意先商品別月数管理マスタ12を設定することで、複数の得意先で取り扱われる同一商品の安全在庫数及び発注点の「月数」を、得意先担当者毎に設定して、在庫管理を行うことができる。
[国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)への貢献]
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標8及び目標9に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、廃棄ロス削減や、ペーパレス・電子化を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標12、目標13及び目標15に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、統制、ガバナンス強化に寄与することができるので、SDGsの目標16に貢献することが可能となる。
[他の実施の形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動的に行うこともでき、或いは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、在庫管理装置1に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも図示の如く物理的に構成されていることを要しない。
例えば、在庫管理装置1が備える処理機能、特に制御部3及び制御部3にて行われる各処理機能については、その全部又は任意の一部を、CPU(Central Processing Unit)および当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。なお、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて在庫管理装置1に機械的に読み取られる。すなわち、ROM又はHDD等の記憶部等には、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部3を構成する。
また、この在庫管理装置1の在庫管理プログラムは、在庫管理装置1に対して任意のネットワークを介して接続された他のサーバ装置に記憶されていてもよく、必要に応じてその全部又は一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するための在庫管理プログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、及び、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコード又はバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施の形態に示した在庫管理装置1において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部2は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、及び、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、在庫管理装置1は、既知のパーソナルコンピュータ装置又はワークステーション等の情報処理装置で構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された情報処理装置で構成してもよい。また、情報処理装置は、本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラム又はデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
さらに、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部又は一部を、各種の付加等に応じて又は機能付加に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、受注数の増減に応じて安全在庫数及び発注点を見直しながら在庫管理を行っている業務等に有用である。
1 在庫管理装置
2 記憶部
3 制御部
4 通信インターフェース部
5 入出力インターフェース部
6 入力装置
7 出力装置
11 商品別月数管理マスタ
12 得意先商品別月数管理マスタ
13 得意先マスタ
14 商品マスタ
21 数量検出部
22 月数検出部
23 安全在庫数算出部
24 発注点算出部

Claims (5)

  1. 過去の取り扱い実績に基づいて設定された、物品の最低限の在庫数を示す安全在庫数に対応する第1の係数を、所定期間における同じ物品の平均取り扱い数に乗算処理することで安全在庫数を算出する安全在庫数算出部と、
    過去の取り扱い実績に基づいて設定された、発注を行う在庫数を示す発注点に対応する第2の係数を、所定期間における同じ物品の前記平均取り扱い数に乗算処理することで発注点を算出する発注点算出部と、
    を有する在庫管理装置。
  2. 前記安全在庫数算出部は、得意先毎に算出した前記安全在庫数を、所定期間分、加算処理することで前記安全在庫数を算出し、
    前記発注点算出部は、得意先毎に算出した前記発注点を、所定期間分、加算処理することで前記発注点を算出すること、
    を特徴とする請求項1に記載の在庫管理装置。
  3. 前記平均取り扱い数は、所定の月数の期間における平均取り扱い数であり、
    前記第1の係数及び前記第2の係数は、所定の月数の期間における前記平均取り扱い数に基づいて設定された月数であること、
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の在庫管理装置。
  4. 安全在庫数算出部が、過去の取り扱い実績に基づいて設定された、物品の最低限の在庫数を示す安全在庫数に対応する第1の係数を、所定期間における同じ物品の平均取り扱い数に乗算処理することで安全在庫数を算出する安全在庫数算出ステップと、
    発注点算出部が、過去の取り扱い実績に基づいて設定された、発注を行う在庫数を示す発注点に対応する第2の係数を、所定期間における同じ物品の前記平均取り扱い数に乗算処理することで発注点を算出する発注点算出ステップと、
    を有する在庫管理方法。
  5. コンピュータを、
    過去の取り扱い実績に基づいて設定された、物品の最低限の在庫数を示す安全在庫数に対応する第1の係数を、所定期間における同じ物品の平均取り扱い数に乗算処理することで安全在庫数を算出する安全在庫数算出部と、
    過去の取り扱い実績に基づいて設定された、発注を行う在庫数を示す発注点に対応する第2の係数を、所定期間における同じ物品の前記平均取り扱い数に乗算処理することで発注点を算出する発注点算出部として機能させること、
    を特徴とする在庫管理プログラム。
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