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JP2023039808A - 歯ブラシ - Google Patents

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JP2023039808A
JP2023039808A JP2021147106A JP2021147106A JP2023039808A JP 2023039808 A JP2023039808 A JP 2023039808A JP 2021147106 A JP2021147106 A JP 2021147106A JP 2021147106 A JP2021147106 A JP 2021147106A JP 2023039808 A JP2023039808 A JP 2023039808A
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郁美 香嶋
Ikumi Kashima
行紀 和田
Yukinori Wada
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Sunstar Inc
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Abstract

【課題】歯磨き時の起泡力を高めることが容易な歯ブラシを提供する。【解決手段】歯ブラシは、略棒状のハンドルと、ハンドルの先端に設けられた植毛台4と、植毛台4に植設された複数の第一毛束5と、植毛台4に植設された、第一毛束5より毛丈が短い複数の第二毛束6とを備え、複数の第一毛束5は、複数の第二毛束6の群である第二毛束群61の全周を囲む四方向のうち、三方向を囲むように配置され、他の一方向には配置されず、複数の第一毛束5によって三方向が囲まれた領域の面積Sに、第一毛束5の毛丈と第二毛束6の毛丈との毛丈差Hを乗じた体積である空間体積が、100mm3以上である。【選択図】図3

Description

本発明は、歯磨きに用いられる歯ブラシに関する。
従来より、歯磨きの際に、歯磨き剤を泡立てる起泡力の高い歯ブラシが求められている。そこで、歯ブラシのヘッド部に植毛された毛束群をハンドル長軸方向に沿う面で切断した側面輪郭形状における毛束先端の輪郭形状を、のこぎりの歯のようにギザギザにすることで、起泡力を高める技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003-250632号
しかしながら、毛束先端の輪郭形状がギザギザの歯ブラシに、ペースト状の歯磨き剤を付けた場合、ギザギザの突出している部分の毛束以外には歯磨き剤が付着しにくく、歯磨き剤の保持力が低下するという不都合があった。
本発明の目的は、歯磨き時の起泡力を高めることが容易な歯ブラシを提供することである。
本発明に係る歯ブラシは、略棒状のハンドルと、前記ハンドルの先端に設けられた植毛台と、前記植毛台に植設された複数の第一毛束と、前記植毛台に植設された、前記第一毛束より毛丈が短い複数の第二毛束とを備え、前記複数の第一毛束は、前記複数の第二毛束の群である第二毛束群の全周を囲む四方向のうち、三方向を囲むように配置され、他の一方向には配置されず、前記複数の第一毛束によって前記三方向が囲まれた領域の面積に、前記第一毛束の毛丈と前記第二毛束の毛丈との差を乗じた体積である空間体積が、100mm以上である。
この構成によれば、歯ブラシをハンドルの軸方向に沿って往復させてブラッシングすると、第二毛束群の一方向側には毛丈の長い第一毛束が設けられていないので、植毛内空間内に-方向側から空気が取り込まれる。植毛内空間に取り込まれた空気は、第二毛束群の三方向を囲む第一毛束によって抱え込まれるように保持される。さらに、植毛内空間に空気が抱え込まれた状態で、第一毛束、及び第二毛束の先端が、歯に塗布された歯磨き剤と空気とを攪拌することによって、歯磨き剤が泡立てられる。従って、第二毛束群の一方向側に空気の取り込み口が形成されることによって、空気を取り込みやすくなり、歯磨き剤と攪拌される空気量を増大させ、泡立ちやすくすることができる結果、歯磨き時の起泡力を高めることが容易となる。
さらに、前記空間体積が、314mm以下であることが好ましい。
空間体積がこの上限値以下の範囲では起泡力を高める効果が実験的に確認されており、起泡力が高まる確実性が向上する。
また、前記一方向は、前記ハンドルの後端方向であることが好ましい。
第二毛束群のハンドルの後端方向側に第一毛束を配置せず、ハンドルの後端側から空気が取り込まれるようにすると、ユーザが歯磨きする際に、口が開いている方向から空気が取り込まれることになり、植毛内空間に空気が取り込まれやすくなる結果、歯磨き時の起泡力を高めることが容易となる。
また、前記各第一毛束には、先端部が、先端に向かうに従って縮径するテーパー形状を有するフィラメントが含まれることが好ましい。
先端部がテーパー形状のフィラメントは、毛先がブラッシングに伴いしなやかに屈曲し、歯磨き剤と空気の攪拌効果が増大する。その結果、さらに起泡力が向上する。
また、前記各第一毛束のそれぞれには、前記第二毛束より長い長尺毛束と、前記第二毛束より短い短尺毛束とが含まれることが好ましい。
第一毛束内に、長尺毛束よりも短く屈曲しにくい短尺毛束を設けることによって、短尺毛束が長尺毛束を支えると共に、短尺毛束による清掃効果の向上を図ることができる。
また、前記長尺毛束は、先端部が、先端に向かうに従って縮径するテーパー形状を有するフィラメントの束であることが好ましい。
先端部がテーパー形状のフィラメントは、毛先がブラッシングに伴いしなやかに屈曲し、歯磨き剤と空気の攪拌効果が増大する。その結果、さらに起泡力が向上する。
また、前記複数の第一毛束のうち、前記植毛台の幅方向最外縁に配置される第一毛束に含まれる前記短尺毛束は、同一の前記第一毛束に含まれる長尺毛束よりも前記植毛台の幅方向外側に配置されることが好ましい。
この構成によれば、長尺毛束よりも短く屈曲しにくい短尺毛束が、長尺毛束を外側から支えることができるので、長尺毛束が外側に開いて清掃効果が低下するおそれを低減することができる。
また、前記複数の第二毛束の各フィラメントは、太さが略一定の形状を有することが好ましい。
第二毛束を、屈曲し易いテーパー形状ではなく、太さが略一定の形状を有するフィラメントとすることによって、第二毛束群による清掃効果の向上を図ることが容易となる。
また、前記各第二毛束の先端は、略同一平面内に位置することが好ましい。
各第二毛束の先端が略同一平面内に位置することにより、第二毛束群の先端が略平坦になる。その結果、前記一方向側の空気の取り込み口から取り込まれた空気が、植毛内空間の奥側へ流れ込みやすくなり、より広い範囲での泡立て効果向上を図ることが容易となる。
また、前記各第一毛束の毛丈と、前記各第二毛束の毛丈との差は、2~4mmであることが好ましい。
第一毛束と第二毛束の毛丈差は、2~4mmが好適である。
このような構成の歯ブラシは、歯磨き時の起泡力を高めることが容易となる。
本発明の一実施形態に係る歯ブラシの構成の一例を示す斜視図である。 図1に示すヘッド部の拡大斜視図である。 図1に示すヘッド部を各毛束の先端方向から見た状態で、各毛束の配置を示す概念図である。 図2に示す長尺毛束を構成する一本のフィラメントの先端付近の形状の一例を示す説明図である。 図1に示す歯ブラシを用いて歯磨きした場合の泡立ちを説明するための説明図である。 本発明の実施例に係る歯ブラシのヘッド部の構成と、実験により得られた泡エリア面積とを示す説明図である。 泡エリア面積を測定するための実験方法を示す説明図である。 図7に示すブラッシングの後、奥歯をマイクロスコープにて撮影した写真の図である。 泡エリア面積の測定方法を説明するための説明図である。 比較例に係る歯ブラシのヘッド部の構成と、実験により得られた泡エリア面積とを示す説明図である。 図6に示す実施例及び図10に示す比較例に係る実験結果を示すグラフである。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。図1は、本発明の一実施形態に係る歯ブラシの構成の一例を示す斜視図である。
図1に示す歯ブラシ1は、大略的に、略棒状のハンドル2と、ハンドル2の先端に設けられたヘッド部3とを備えている。ヘッド部3は、略平板状の植毛台4と、植毛台4に植設された複数の第一毛束5と、植毛台4に植設された、第一毛束5より毛丈が短い複数の第二毛束6及び第三毛束7とを備えている。
各図には、方向関係を明確にするために適宜XYZ直交座標軸を示している。X軸はハンドル2の軸方向と一致し、+Xがハンドル2の先端方向、-Xがハンドル2の後端方向となっている。Y軸は、X軸と直交し、植毛台4の幅方向に沿っている。Z軸は、植毛台4の、毛束が植設された面である植毛面41に対する垂直方向に沿っている。+Zが、第一毛束5、第二毛束6、及び第三毛束7の各毛束の先端方向、-Zが各毛束の基端方向となっている。
図2は、図1に示すヘッド部3の拡大斜視図である。図3は、図1に示すヘッド部3を各毛束の先端方向(+Z方向)から見た状態で、各毛束の配置を示す概念図である。図3では、第一毛束5を、半分ハッチングされた丸で、第二毛束6を白丸で、第三毛束7をX印で示している。
各毛束は、植毛面41に、例えば仮想的な正方格子の交点に対応する位置に、配置されている。第二毛束6は、植毛面41の幅方向略中央部に、例えばX軸方向に四行、Y軸方向に三列、計12束植設されている。計12束の第二毛束6によって、第二毛束群61が構成されている。
複数の第一毛束5は、第二毛束群61の全周を囲む+X,-X,+Y,-Yの四方向のうち、三方向の+X,+Y,-Y方向を囲むように配置されている。第二毛束群61の他の一方向である-X方向には、第一毛束5は配置されていない。第二毛束群61の-X方向には、第三毛束7がY軸方向に並んで三つ、配置されている。図1、図2に示す例では、第二毛束6と第三毛束7とは、毛丈が互いに等しくされている。
図3に示す、第二毛束群61を囲む第一毛束5の内面を結んだ矩形状の領域を領域Bとする。領域BのX方向の長さを長さL、Y方向の長さを幅Wとすると、領域Bの面積Sは、L×Wで得られる。図2に示す、第一毛束5の毛丈と、第二毛束6の毛丈との差を毛丈差Hとする。そうすると、第二毛束群61の先端面が並んだ領域Bを底面とし、第一毛束5の側面で三方を囲まれた、高さが毛丈差Hの略直方体状の空間である植毛内空間Cが得られる。植毛内空間Cの体積である空間体積Vは、下記の式(1)で得られる。
空間体積V=S×H=L×W×H ・・・(1)
第一毛束5は、長尺毛束51と、短尺毛束52とを含む。図3では、第一毛束5のうち、ハッチングがある部分が長尺毛束51、ハッチングがない部分が短尺毛束52を示している。長尺毛束51は第二毛束6より長く、短尺毛束52は第二毛束6より短い。長尺毛束51が第二毛束6より長いので、第一毛束5全体としては、第二毛束6より長くなっている。
複数の第一毛束5のうち、植毛台4の幅方向(Y方向)最外縁Aに配置される第一毛束5に含まれる短尺毛束52は、同一の第一毛束5に含まれる長尺毛束51よりも植毛台4の幅方向外側に配置される。
第一毛束5、第二毛束6、及び第三毛束7の各毛束は、例えば5~100本の線材が二つ折りにされて5×2本~100×2本のフィラメントが束になって構成されている。短尺毛束52、第二毛束6、及び第三毛束7の各毛束を構成するフィラメントは、直径約0.1~0.3mmとされ、太さが略一定で先端が丸い先丸毛又は先端が平坦な形状を有している。
図4は、図2に示す長尺毛束51を構成する一本のフィラメントの先端付近の形状の一例を示す説明図である。長尺毛束51のフィラメントは、先端に向かうに従って縮径するテーパー形状を有している。長尺毛束51のフィラメントは、テーパーになっている部分の長さL1が例えば1~4mm、テーパーの根本部分の直径d1が例えば0.1~0.3mm、先端部の直径d2が例えば0.002~0.05mmとなっている。
以下、図4に示すような、先端がテーパー形状を有するフィラメントを、単にテーパー毛と称する。また、太さが略一定で、先端が略平坦又は略平坦に近い曲面形状を有するフィラメントを、先丸毛と称する。テーパー毛の材質としては、飽和ポリエステルが好適である。先丸毛の材質としては、ナイロンが好適である。
図5は、歯ブラシ1を用いて歯磨きした場合の泡立ちを説明するための説明図である。図5では、第一毛束5、第二毛束6 、及び第三毛束7を、図3に示すV-V線断面から見た概念図で示している。図示を省略しているが、図5に示す歯には歯磨き剤が塗布されているものとする。
図5に示すように、歯ブラシ1をX軸方向に沿って往復させてブラッシングすると、第二毛束群61の-X方向側には毛丈の長い第一毛束5が設けられていないので、植毛内空間Cに-X方向側から空気が取り込まれる。植毛内空間Cに取り込まれた空気は、+X,+Y,-Yの三方向を囲む第一毛束5によって抱え込まれるように保持される。さらに、植毛内空間Cに空気が抱え込まれた状態で、第一毛束5、第二毛束6、及び第三毛束7の先端が、歯に塗布された歯磨き剤と空気とを攪拌することによって、歯磨き剤が泡立てられる。
このように、第二毛束群61の+X,+Y,-Yの三方向を囲む第一毛束5を備え、-X方向側に空気の取り込み口が形成されることによって、空気を取り込みやすくなり、歯磨き剤と攪拌される空気量を増大させ、泡立ちやすくすることによって、起泡力が増大する。
後述するように、本件発明者らは、空間体積Vが100mm以上の場合に良好な起泡力増大効果が得られることを見出した。
さらに、長尺毛束51のフィラメント先端がテーパー形状とされていることによって、テーパー形状部分の毛先がブラッシングに伴いしなやかに屈曲し、歯磨き剤と空気の攪拌効果が増大する。その結果、さらに起泡力が向上する。
また、テーパー形状の長尺毛束51は、屈曲し易く柔らかいため、倒れやすく清掃効果の低下を招きやすい。そこで、先丸毛等のテーパー形状ではない、従って長尺毛束51よりも強度が高い短尺毛束52を設けることによって、長尺毛束51を支えると共に、短尺毛束52による歯垢除去力等の清掃効果の向上を図ることができる。
さらに、各第二毛束6の毛丈は略同一に揃えられ、各第二毛束6の先端が略同一平面内に位置するため、第二毛束群61の先端が略平坦になる。その結果、-X方向側の空気の取り込み口から取り込まれた空気が、植毛内空間Cの奥側(+X側)へ流れ込みやすくなり、より広い範囲での泡立て効果向上を図ることができる
なお、略同一平面内とは、同一平面に対して、製造ばらつきによる誤差程度の幅を許容する趣旨である。
また、第二毛束群61のフィラメントは先丸毛等であり、テーパー形状ではないため、第二毛束群61による歯垢除去力等の清掃効果の向上を図ることができる。
なお、第一毛束5が配置されない方向は、-X方向(ハンドル2の後端方向)に限らない。複数の第一毛束5は、三方向の-X,+Y,-Y方向を囲むように配置され、+X方向(ハンドル2の先端方向)に第一毛束5が配置されない構成であってもよい。
また、第一毛束5は、長尺毛束51と、短尺毛束52とから構成される例に限らない。第一毛束5は、長尺毛束51のみから構成されていてもよい。また、長尺毛束51のフィラメントは、テーパー毛に限られず、先丸毛であってもよい。
また、最外縁Aに配置される第一毛束5に含まれる短尺毛束52は、同一の第一毛束5に含まれる長尺毛束51よりも植毛台4の幅方向外側に配置される例に限られず、第一毛束5における長尺毛束51と短尺毛束52との位置関係は、任意であってもよい。
また、第二毛束6及び第三毛束7のフィラメントは、先丸毛に限られず、テーパー毛であってもよい。また、第二毛束6及び第三毛束7は、第一毛束5よりも毛丈が短ければよく、第二毛束6及び第三毛束7の先端が略同一平面内に位置する例に限らない。また、歯ブラシ1は、第三毛束7を備えていなくてもよい。
また、歯ブラシ1は、第一毛束5が第二毛束群61の+X,+Y,-Y方向を囲むように配置され、-X方向(ハンドル2の後端方向)に第一毛束5が配置されない毛束配置の部分、及び第一毛束5が第二毛束群61の-X,+Y,-Y方向を囲むように配置され、+X方向(ハンドル2の先端方向)に第一毛束5が配置されない毛束配置の部分のうち少なくとも一方を含んでいればよく、これらの毛束配置を阻害しない範囲で付加的な毛束を備えていてもよい。
図6は、本発明の実施例1~9に係る歯ブラシ1のヘッド部3の構成と、実験により得られた泡エリア面積とを示す説明図である。
実施例1~9及び後述する比較例1~4(図10)に係る第二毛束6及び第三毛束7はナイロン、第一毛束5は飽和ポリエステルである。第二毛束6及び第三毛束7の毛丈は9mm、長尺毛束51の毛丈は、9mmに各実施例及び各比較例における毛丈差Hを加算した長さである。短尺毛束52の毛丈は7~9mm、第一毛束5の各毛束におけるフィラメント本数は46本、フィラメント径は0.178mm、テーパー毛の、テーパー部分の長さL1は3mm、根本部分の直径d1は0.178mm、先端部の直径d2は0.016mmである。第二毛束6及び第三毛束7の各毛束におけるフィラメント本数は34本、フィラメント径は0.21mmである。第一毛束5、第二毛束6及び第三毛束7の各毛束の直径は1.5mm、毛束間の軸方向(X方向)の間隔は2.55mm、毛束間の幅方向(Y方向)の間隔は2.30mmである。なお、毛束間の間隔は、毛束の中心間の距離を意味する。
また、各毛束の配置は、図6,10の植毛パターンに示すとおりである。具体的には、幅方向(Y方向)一端側の列から順に、6束、8束、8束、8束、6束となっている。このうち、第一毛束5を黒丸で示している。第二毛束6及び第三毛束7については白丸で示し、第二毛束6+第三毛束7の毛束数の欄にカッコ書きで(Y方向の束数×X方向の束数)のように記載している。
実施例1~6,8,9及び比較例1~4における、長尺毛束51一つのフィラメントは23本、短尺毛束52一つのフィラメントは23本である。実施例7における、長尺毛束51一つのフィラメントは46本、短尺毛束52はゼロである。
図6の植毛パターンでは、第一毛束5を黒丸、第二毛束6及び第三毛束7を白丸で、各毛束の配置を示す。単一の第一毛束5内での長尺毛束51と短尺毛束52の配置は、図3と同様である。図6に係る空間体積Vは、式(1)に基づき算出した。
泡エリア面積の測定方法について説明する。図7は、泡エリア面積を測定するための実験方法を示す説明図である。図7に示すように、実施例1~9及び後述の比較例1~4に係るヘッド部3を、歯模型Dの奥歯T1,T2に、それぞれ押し当て、それぞれ、荷重200g、摺動距離20mm、摺動回数10回、1秒間に1.67往復する摺動速度でブラッシングを行った。
奥歯T1,T2に塗布する試験液としては、サンスター株式会社製「当帰の力」ペーストを、ペースト:水=1:4で希釈した水溶液に、歯垢染色剤を加えたものを用いた。
図8は、図7に示すブラッシングの後、奥歯T1をマイクロスコープにて撮影した写真の図である。図8に示すように、ブラッシングにより生じた泡Eが、奥歯T1の窪みに溜まる。泡Eの量が多いほど、起泡力が高い。また、泡Eの量が多いほど、ブラッシング後の写真に写る、泡Eが拡がる面積が大きくなる。
そこで、各実施例によるブラッシング後に撮影した写真から、図9に示すハッチングの部分のように泡Eが拡がる領域を抽出し、このハッチング部分の面積を、図6、図10に示す泡エリア面積として測定した。
比較例
図10は、比較例1~4に係る歯ブラシ1のヘッド部3の構成と、実験により得られた泡エリア面積とを示す説明図である。比較例1~4についても、上述の実施例と同様の測定方法により、泡エリア面積を測定した。
比較例1は、第二毛束6の+Y及び-Y側にのみ第一毛束5が配置され、第二毛束6の+X及び-X側には第一毛束5が配置されない構成となっている。比較例2は、第一毛束5が、フィラメントが先丸毛の長尺毛束51のみで構成され、第二毛束6及び第三毛束7のフィラメントはテーパー毛である。
比較例3,4は、いずれも第二毛束6の三方を第一毛束5が囲む毛束配置にされているものの、空間体積Vが100mmに満たない。
図11は、図6に示す実施例及び図10に示す比較例に係る実験結果を示すグラフである。図11に示すグラフは、横軸が空間体積、縦軸が泡エリア面積を示している。図6に示す実施例1~9を黒丸で、図10に示す比較例1~4を白丸で示している。
図11に示す実施例1~9と、比較例1,2との比較から、第二毛束群61の三方向を囲む第一毛束5を備える実施例1~9は、第二毛束群61の三方向を第一毛束5で囲む構成を備えない比較例1,2に対して、泡エリア面積が顕著に大きく、従って起泡力が高いことが確認できた。
従って、第二毛束群61の三方向を第一毛束5で囲む構成は、起泡力を高めることが容易であることが確認できた。
また、実施例1~9と、比較例3,4との比較から、空間体積Vが100mm以上である実施例1~9は、空間体積Vが100mmに満たない比較例3,4に対して、泡エリア面積が顕著に大きく、従って起泡力が高いことが確認できた。
従って、空間体積Vを100mm以上とすることによって、起泡力を高めることが容易であることが確認できた。また、空間体積Vが314mmの実施例6において、比較例1~4よりも顕著に大きな泡エリア面積が得られることが確認できるから、少なくとも空間体積Vの上限314mm以下の範囲で起泡力の向上効果が得られることが確認できた。
また、実施例9と、比較例1~4の比較から、第一毛束5が三方向の-X,+Y,-Y方向を囲むように配置され、+X方向(ハンドル2の先端方向)に第一毛束5が配置されない実施例9の構成であっても、起泡力の向上効果が得られることが確認できた。
さらに、第一毛束5が配置されない方向以外の条件が等しい実施例5,9の比較から、+X方向(ハンドル2の先端方向)に第一毛束5が配置されない実施例9よりも-X方向(ハンドル2の後端方向)に第一毛束5が配置されない実施例5の方が、泡エリア面積が大きく、従って起泡力が高いことが確認できた。従って、+X方向(ハンドル2の先端方向)に第一毛束5が配置されない構成よりも、-X方向(ハンドル2の後端方向)に第一毛束5が配置されない構成の方が、より好ましい。
また、実施例7と、比較例1~4の比較から、第一毛束5、第二毛束6、及び第三毛束7をすべてテーパー毛とした実施例7であっても、比較例1~4に対して泡エリア面積が顕著に大きく、従って起泡力が高いことが確認できた。従って、実施例7と同様、短尺毛束52を設けることなく第一毛束5を、テーパー毛の長尺毛束51のみで構成してもよい。また、第二毛束6及び第三毛束7を、先丸毛ではなくテーパー毛としてもよい。
また、歯ブラシ1の構成によれば、背景技術のように毛束先端の輪郭形状をギザギザにする必要がないから、歯磨き剤の保持力が低下するおそれを低減することが容易である。
1 歯ブラシ
2 ハンドル
3 ヘッド部
4 植毛台
5 第一毛束
6 第二毛束
7 第三毛束
41 植毛面
51 長尺毛束
52 短尺毛束
61 第二毛束群
A 最外縁
B 領域
C 植毛内空間
D 歯模型
d1,d2 直径
E 泡
H 毛丈差
L,L1 長さ
S 面積
T1,T2 奥歯
V 空間体積
W 幅

Claims (10)

  1. 略棒状のハンドルと、
    前記ハンドルの先端に設けられた植毛台と、
    前記植毛台に植設された複数の第一毛束と、
    前記植毛台に植設された、前記第一毛束より毛丈が短い複数の第二毛束とを備え、
    前記複数の第一毛束は、前記複数の第二毛束の群である第二毛束群の全周を囲む四方向のうち、三方向を囲むように配置され、他の一方向には配置されず、
    前記複数の第一毛束によって前記三方向が囲まれた領域の面積に、前記第一毛束の毛丈と前記第二毛束の毛丈との差を乗じた体積である空間体積が、100mm以上である歯ブラシ。
  2. さらに、前記空間体積が、314mm以下である請求項1に記載の歯ブラシ。
  3. 前記一方向は、前記ハンドルの後端方向である請求項1又は2に記載の歯ブラシ。
  4. 前記各第一毛束には、先端部が、先端に向かうに従って縮径するテーパー形状を有するフィラメントが含まれる請求項1~3のいずれか1項に記載の歯ブラシ。
  5. 前記各第一毛束のそれぞれには、前記第二毛束より長い長尺毛束と、前記第二毛束より短い短尺毛束とが含まれる請求項1~4のいずれか1項に記載の歯ブラシ。
  6. 前記長尺毛束は、先端部が、先端に向かうに従って縮径するテーパー形状を有するフィラメントの束である請求項5に記載の歯ブラシ。
  7. 前記複数の第一毛束のうち、前記植毛台の幅方向最外縁に配置される第一毛束に含まれる前記短尺毛束は、同一の前記第一毛束に含まれる長尺毛束よりも前記植毛台の幅方向外側に配置される請求項5又は6に記載の歯ブラシ。
  8. 前記複数の第二毛束の各フィラメントは、太さが略一定の形状を有する請求項1~7のいずれか1項に記載の歯ブラシ。
  9. 前記各第二毛束の先端は、略同一平面内に位置する請求項1~8のいずれか1項に記載の歯ブラシ。
  10. 前記各第一毛束の毛丈と、前記各第二毛束の毛丈との差は、2~4mmである請求項1~9のいずれか1項に記載の歯ブラシ。
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