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JP2023039082A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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JP2023039082A
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崇 福島
Takashi Fukushima
裕司 酒井
Yuji Sakai
寛志 糸川
Hiroshi Itokawa
達典 磯貝
Tatsunori Isogai
亮介 澤部
Ryosuke SAWABE
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Kioxia Corp
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Abstract

Figure 2023039082000001
【課題】良好な特性の半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】半導体記憶装置は、第1方向に並ぶ複数の導電層と、第1方向に延伸し、複数の導電層と対向する半導体層と、複数の導電層及び半導体層の間に設けられた電荷蓄積層と、第1方向と交差する第2方向において半導体層から離間して配置され、第1方向及び第2方向と交差する第3方向に延伸し、複数の導電層と対向する第1構造と、複数の導電層の第1構造との対向面を覆い、窒素(N)を含む複数の第1窒化膜と、を備える。
【選択図】図5

Description

本実施形態は、半導体記憶装置に関する。
第1方向に並ぶ複数の導電層と、第1方向に延伸し、複数の導電層と対向する半導体層と、複数の導電層及び半導体層の間に設けられた電荷蓄積層と、を備える半導体記憶装置が知られている。
特開2018-026518号公報
良好な特性の半導体記憶装置を提供する。
一の実施形態に係る半導体記憶装置は、第1方向に並ぶ複数の導電層と、第1方向に延伸し、複数の導電層と対向する半導体層と、複数の導電層及び半導体層の間に設けられた電荷蓄積層と、第1方向と交差する第2方向において半導体層から離間して配置され、第1方向及び第2方向と交差する第3方向に延伸し、複数の導電層と対向する第1構造と、複数の導電層の第1構造との対向面を覆い、窒素(N)を含む複数の第1窒化膜と、を備える。
第1実施形態に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な回路図である。 同半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な平面図である。 同半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な平面図である。 同半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な断面図である。 同半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な断面図である。 同半導体記憶装置の製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同半導体記憶装置の製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同半導体記憶装置の製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同半導体記憶装置の製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同半導体記憶装置の製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同半導体記憶装置の製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同半導体記憶装置の製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同半導体記憶装置の製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同半導体記憶装置の製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同半導体記憶装置の製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同半導体記憶装置の製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同半導体記憶装置の製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同半導体記憶装置の製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同半導体記憶装置の製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同半導体記憶装置の製造方法について説明するための模式的な断面図である。 比較例に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な断面図である。 第1実施形態に係る半導体記憶装置の変形例について説明するための模式的な断面図である。 第2実施形態に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な断面図である。 同半導体記憶装置の製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同半導体記憶装置の製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同半導体記憶装置の製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同半導体記憶装置の製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同半導体記憶装置の製造方法について説明するための模式的な断面図である。 同半導体記憶装置の変形例について説明するための模式的な断面図である。 第3実施形態に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な断面図である。 同半導体記憶装置の変形例について説明するための模式的な断面図である。 第4実施形態に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な断面図である。 同半導体記憶装置の変形例について説明するための模式的な断面図である。
次に、実施形態に係る半導体記憶装置を、図面を参照して詳細に説明する。尚、以下の実施形態はあくまでも一例であり、本発明を限定する意図で示されるものではない。また、以下の図面は模式的なものであり、説明の都合上、一部の構成等が省略される場合がある。また、複数の実施形態について共通する部分には同一の符号を付し、説明を省略する場合がある。
また、本明細書において「半導体記憶装置」と言った場合には、メモリダイを意味する事もあるし、メモリチップ、メモリカード、SSD(Solid State Drive)等の、コントローラダイを含むメモリシステムを意味する事もある。更に、スマートホン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等の、ホストコンピュータを含む構成を意味する事もある。
また、本明細書において、第1の構成が第2の構成及び第3の構成の「間に接続されている」と言った場合、第1の構成、第2の構成及び第3の構成が直列に接続され、且つ、第2の構成が第1の構成を介して第3の構成に接続されていることを意味する場合がある。
また、本明細書においては、基板の上面に対して平行な所定の方向をX方向、基板の上面に対して平行で、X方向と垂直な方向をY方向、基板の上面に対して垂直な方向をZ方向と呼ぶ。
また、本明細書においては、所定の面に沿った方向を第1方向、この所定の面に沿って第1方向と交差する方向を第2方向、この所定の面と交差する方向を第3方向と呼ぶことがある。これら第1方向、第2方向及び第3方向は、X方向、Y方向及びZ方向のいずれかと対応していても良いし、対応していなくても良い。
また、本明細書において、「上」や「下」等の表現は、基板を基準とする。例えば、上記Z方向に沿って基板から離れる向きを上と、Z方向に沿って基板に近付く向きを下と呼ぶ。また、ある構成について下面や下端と言う場合には、この構成の基板側の面や端部を意味する事とし、上面や上端と言う場合には、この構成の基板と反対側の面や端部を意味する事とする。また、X方向又はY方向と交差する面を側面等と呼ぶ。
また、本明細書において、構成、部材等について、所定方向の「幅」、「長さ」又は「厚み」等と言った場合には、SEM(Scanning electron microscopy)やTEM(Transmission electron microscopy)等によって観察された断面等における幅、長さ又は厚み等を意味することがある。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な回路図である。第1実施形態に係る半導体記憶装置は、メモリセルアレイMCAと、周辺回路PCと、を備える。
メモリセルアレイMCAは、複数のメモリブロックBLKを備える。これら複数のメモリブロックBLKは、それぞれ、複数のストリングユニットSUを備える。これら複数のストリングユニットSUは、それぞれ、複数のメモリストリングMSを備える。これら複数のメモリストリングMSの一端は、それぞれ、ビット線BLを介して周辺回路PCに接続される。また、これら複数のメモリストリングMSの他端は、それぞれ、共通のソース線SLを介して周辺回路PCに接続される。
メモリストリングMSは、ドレイン側選択トランジスタSTDと、複数のメモリセルMC(メモリトランジスタ)と、ソース側選択トランジスタSTSと、を備える。ドレイン側選択トランジスタSTD、複数のメモリセルMC、及び、ソース側選択トランジスタSTSは、ビット線BL及びソース線SLの間に直列に接続される。以下、ドレイン側選択トランジスタSTD、及び、ソース側選択トランジスタSTSを、単に選択トランジスタ(STD、STS)と呼ぶ事がある。
メモリセルMCは、電界効果型のトランジスタである。メモリセルMCは、半導体層、ゲート絶縁膜、及び、ゲート電極を備える。半導体層は、チャネル領域として機能する。ゲート絶縁膜は、電荷蓄積膜を含む。メモリセルMCのしきい値電圧は、電荷蓄積膜中の電荷量に応じて変化する。メモリセルMCは、1ビット又は複数ビットのデータを記憶する。尚、1のメモリストリングMSに対応する複数のメモリセルMCのゲート電極には、それぞれ、ワード線WLが接続される。これらワード線WLは、それぞれ、1のメモリブロックBLK中の全てのメモリストリングMSに共通に接続される。
選択トランジスタ(STD、STS)は、電界効果型のトランジスタである。選択トランジスタ(STD、STS)は、半導体層、ゲート絶縁膜、及び、ゲート電極を備える。半導体層はチャネル領域として機能する。選択トランジスタ(STD、STS)のゲート電極には、それぞれ、選択ゲート線(SGD、SGS)が接続される。1つのドレイン側選択ゲート線SGDは、1つのストリングユニットSU中の全てのメモリストリングMSに共通に接続される。1つのソース側選択ゲート線SGSは、1つのメモリブロックBLK中の全てのメモリストリングMSに共通に接続される。
周辺回路PCは、例えば、動作電圧を生成する電圧生成回路と、生成された動作電圧を選択されたビット線BL、ワード線WL、ソース線SL、選択ゲート線(SGD、SGS)等に転送する電圧転送回路と、ビット線BLに接続されたセンスアンプモジュールと、これらを制御するシーケンサと、を備える。
図2は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な平面図である。本実施形態に係る半導体記憶装置は、半導体基板100を備える。半導体基板100は、例えば、ホウ素(B)等のP型の不純物を含むP型のシリコン(Si)からなる半導体基板である。図示の例において、半導体基板100にはX方向及びY方向に並ぶ4つのメモリセルアレイ領域RMCAが設けられる。また、各メモリセルアレイ領域RMCAには、Y方向に並ぶ複数のメモリブロックBLKが設けられている。
図3は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な平面図である。図3の例において、メモリブロックBLKは、Y方向の一方側(図3ではY方向正側)からY方向の他方側(図3ではY方向負側)にかけて設けられた5つのストリングユニットSUa~SUeを備える。これら複数のストリングユニットSUa~SUeは、それぞれ、図1を参照して説明したストリングユニットSUに対応する。Y方向において隣り合う2つのストリングユニットSUの間には、酸化シリコン(SiO)等のストリングユニット間絶縁層SHEが設けられる。Y方向において隣り合う2つのメモリブロックBLKの間には、ブロック間構造STが設けられる。
図4は、図3に示す構造をB-B´線に沿って切断し、矢印の方向に沿って見た模式的な断面図である。図5は、図4に示す領域R1を拡大して示す模式的な断面図である。
図4に示す様に、メモリブロックBLKは、Z方向に並ぶ複数の導電層110と、Z方向に延伸する複数の半導体層120と、複数の導電層110及び複数の半導体層120の間にそれぞれ設けられた複数のゲート絶縁層130と、を備える。
導電層110は、X方向に延伸する略板状の導電層である。導電層110は、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、及びルテニウム(Ru)のうち少なくとも1つを含む。図5に示す様に、導電層110のY方向における側面には、窒化膜181が設けられる。また、導電層110の上下面、及び半導体層120との対向面には、窒化膜182、及び絶縁層134を含む積層膜が設けられる。尚、これら導電層110のY方向における側面、上下面、及び半導体層120との対向面に設けられた構成については後述する。Z方向に並ぶ複数の導電層110の間には、酸化シリコン(SiO)等の絶縁層101が設けられている。
複数の導電層110の下方には、図4に示す様に、絶縁層101を介して、半導体層111、半導体層113、及び半導体層112が設けられている。半導体層111及び半導体層112と、半導体層120との間には、ゲート絶縁層130の一部が設けられる。半導体層113は、半導体層120の下端部に接続されている。
半導体層113の上面は半導体層111に接続され、下面は半導体層112に接続されている。半導体層112の下面には、導電層114が設けられていても良い。半導体層111、半導体層113、半導体層112、及び導電層114は、ソース線SL(図1)として機能する。ソース線SLは、例えば、メモリセルアレイ領域RMCA(図2)に含まれる全てのメモリブロックBLKについて共通に設けられている。半導体層111、半導体層113、及び半導体層112は、例えば、リン(P)又はホウ素(B)等の不純物を含む多結晶シリコン等を含む。導電層114は、例えば、タングステン(W)等の金属、タングステンシリサイド等の導電層、又はその他の導電層を含んでいても良い。
複数の導電層110のうち、最下層に位置する一又は複数の導電層110は、ソース側選択ゲート線SGS(図1)及びこれに接続された複数のソース側選択トランジスタSTS(図1)のゲート電極として機能する。この導電層110は、メモリブロックBLK毎に電気的に独立している。
また、これよりも上方に位置する複数の導電層110は、ワード線WL(図1)及びこれに接続された複数のメモリセルMC(図1)のゲート電極として機能する。これら複数の導電層110は、それぞれ、メモリブロックBLK毎に電気的に独立している。
また、これよりも上方に位置する一又は複数の導電層110は、ドレイン側選択ゲート線SGD(図1)及びこれに接続された複数のドレイン側選択トランジスタSTD(図1)のゲート電極として機能する。これら複数の導電層110は、その他の導電層110よりもY方向の幅が小さい。また、Y方向において隣り合う2つの導電層110の間には、ストリングユニット間絶縁層SHEが設けられている。これら複数の導電層110は、それぞれ、ストリングユニットSU毎に電気的に独立している。
半導体層120は、例えば図3に示す様に、X方向及びY方向に所定のパターンで並ぶ。また、半導体層120は、例えば図4に示す様に、略有底円筒状の形状を有し、中心部分には酸化シリコン等の絶縁層125が設けられている。半導体層120の外周面は、複数の導電層110によって囲まれており、これら複数の導電層110と対向している。半導体層120は、1つのメモリストリングMS(図1)に含まれる複数のメモリセルMC及び選択トランジスタ(STD、STS)のチャネル領域として機能する。半導体層120は、例えば、多結晶シリコン(Si)等の半導体層である。
半導体層120の上端には、不純物領域121が接続されている。不純物領域121は、例えば、リン(P)等のN型の不純物を含む。不純物領域121は、コンタクトCh及びコンタクトVy等を介してビット線BLに接続される。
半導体層120の下端部には、不純物領域122が設けられている。不純物領域122は、例えば、リン(P)等のN型の不純物又はホウ素(B)等のP型の不純物を含む。
ゲート絶縁層130は、半導体層120の外周面を覆う略円筒状の形状を有する。ゲート絶縁層130は、例えば、図5に示す様に、半導体層120及び導電層110の間に積層されたトンネル絶縁膜131、電荷蓄積膜132及びブロック絶縁膜133を備える。トンネル絶縁膜131及びブロック絶縁膜133は、例えば、酸化シリコン(SiO)等の絶縁膜である。電荷蓄積膜132は、例えば、窒化シリコン(Si)等であり、電荷を蓄積可能な膜である。トンネル絶縁膜131、電荷蓄積膜132、及びブロック絶縁膜133は略円筒状の形状を有し、半導体層120の外周面に沿ってZ方向に延伸する。
尚、ゲート絶縁層130は、例えば、N型又はP型の不純物を含む多結晶シリコン等のフローティングゲートを備えていても良い。
ブロック間構造STは、例えば図3及び図4に示す様に、Z方向及びX方向に延伸する。また、ブロック間構造STは、例えば図4に示す様に、複数の絶縁層101、複数の導電層110、半導体層111、及び半導体層113をY方向に分断し、半導体層112に達する構造体である。ブロック間構造STは、酸化シリコン(SiO)等の絶縁層170、及びタングステン(W)等の導電層LIを含んでいても良い。導電層LIの下端は、半導体層112に接続されている。
[窒化膜181,182]
図5を参照して上述した通り、導電層110のY方向における側面には、窒素(N)を含む窒化膜181が設けられる。導電層110は、窒化膜181を介して、ブロック間構造STと対向する。
窒化膜181は、絶縁性を示す膜または抵抗の高い導電性を示す膜である。窒化膜181は、例えば、モリブデン(Mo)、ルテニウム(Ru)、タングステン(W)、シリコン(Si)、及びアルミニウム(Al)のうち少なくとも1つを含む。窒化膜181は、例えば、窒化モリブデン(MoN)、窒化ルテニウム(RuN)、窒化タングステン(WN)、窒化シリコン(SiN)、及び窒化アルミニウム(AlN)等であっても良い。例えば、窒化モリブデン(MoN)、窒化ルテニウム(RuN)、及び窒化タングステン(WN)は、抵抗の高い導電性を示す膜となるのが一般的である。
複数の導電層110及び窒化膜181は、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、及びルテニウム(Ru)のうち少なくとも1つを、共通に含んでいても良い。例えば、導電層110がモリブデン(Mo)を含む場合、窒化膜181は窒化モリブデン(MoN)を含んでいても良い。例えば、導電層110がタングステン(W)を含む場合、窒化膜181は窒化タングステン(WN)を含んでいても良い。例えば、導電層110がルテニウム(Ru)を含む場合、窒化膜181は窒化ルテニウム(RuN)を含んでいても良い。
また、図5を参照して上述した通り、導電層110のZ方向における一方側及び他方側の面、並びに、半導体層120との対向面には、窒素(N)を含む窒化膜182が設けられる。
窒化膜182は、絶縁性を示す膜または抵抗の高い導電性を示す膜である。窒化膜182は、モリブデン(Mo)、ルテニウム(Ru)、タングステン(W)、シリコン(Si)、及びアルミニウム(Al)のうち少なくとも1つを含む。例えば、窒化膜182は、窒化モリブデン(MoN)、窒化ルテニウム(RuN)、窒化タングステン(WN)、窒化シリコン(SiN)、及び窒化アルミニウム(AlN)等であっても良い。例えば、窒化モリブデン(MoN)、窒化ルテニウム(RuN)、及び窒化タングステン(WN)は、抵抗の高い導電性を示す膜となるのが一般的である。
複数の導電層110及び窒化膜182は、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、及びルテニウム(Ru)のうち少なくとも1つを、共通に含んでいても良い。例えば、導電層110がモリブデン(Mo)を含む場合、窒化膜182は窒化モリブデン(MoN)を含んでいても良い。例えば、導電層110がタングステン(W)を含む場合、窒化膜182は窒化タングステン(WN)を含んでいても良い。例えば、導電層110がルテニウム(Ru)を含む場合、窒化膜182は窒化ルテニウム(RuN)を含んでいても良い。
また、窒化膜181及び窒化膜182は、モリブデン(Mo)、ルテニウム(Ru)、タングステン(W)、シリコン(Si)、及びアルミニウム(Al)のうち少なくとも1つを、共通に含んでいても良い。
また、窒化膜181の膜厚T11は、窒化膜182の膜厚T12よりも大きくても良い。
また、窒化膜181の膜厚T11は、窒化膜182の膜厚T12よりも小さくても良い。
また、図5に示す様に、窒化膜182と絶縁層101との間、及び窒化膜182と半導体層120との間には、絶縁層134が設けられる。絶縁層134は、アルミニウム(Al)、ハフニウム(Hf)、ジルコニウム(Zr)、及びランタン(La)のうち少なくとも1つを含んでいても良い。絶縁層134は、例えば、酸化アルミニウム(Al)、酸化ハフニウム(HfO)、酸化ジルコニウム(ZrO)、酸化ランタン(La)等であっても良い。
[製造方法]
次に、図6~図20を参照して、第1実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法について説明する。図6~図14は、同製造方法について説明するための模式的な断面図であり、図4に対応する断面を示している。図15~図20は、同製造方法について説明するための模式的な断面図であり、図5に対応する断面を示している。
第1実施形態に係る半導体記憶装置の製造に際しては、まず、半導体基板100に、周辺回路PC(図1)を形成する。また、周辺回路PCの上方に絶縁層101を形成する。
次に、例えば図6に示す様に、絶縁層101上に、導電層114、半導体層112、酸化シリコン等の犠牲層113A、窒化シリコン等の犠牲層113B、酸化シリコン等の犠牲層113C、及び半導体層111を形成する。また、複数の絶縁層101及び複数の犠牲層110Aを交互に形成する。この工程は、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)等の方法によって行われる。
次に、例えば図7に示す様に半導体層120に対応する位置に、複数の開口MHaを形成する。開口MHaは、Z方向に延伸し、複数の絶縁層101及び複数の犠牲層110A、半導体層111、犠牲層113C、犠牲層113B、及び犠牲層113Aを貫通し、半導体層112を露出させる。この工程は、例えば、RIE(Reactive Ion Etching)等の方法によって行う。
次に、例えば図8に示す様に、最上層の絶縁層101の上面及び開口MHaの内周面に、ゲート絶縁層130、半導体層120及び絶縁層125を形成し、柱状構造MHを形成する。ゲート絶縁層130の形成に際しては、例えば、ブロック絶縁膜133、電荷蓄積膜132、及びトンネル絶縁膜131を順にCVD等により成膜する。半導体層120の形成に際しては、例えば、CVD等による成膜が行われ、柱状構造MHの内部に、アモルファスシリコン膜が形成される。また、例えば、アニール処理等によって、このアモルファスシリコン膜の結晶構造を改質する。
次に、例えば図9に示す様に、絶縁層125、半導体層120の一部を、半導体層120等の上面が最上層の絶縁層101の上下面の間となる位置まで除去する。この工程は、例えば、RIE等の方法によって行う。また、例えば図9に示す様に、柱状構造MHの上端部に、不純物領域121を形成する。この工程では、柱状構造MHの上端部に、CVD等の方法によって、例えば、リン(P)等のN型の不純物を含むアモルファスシリコン等の半導体層を形成する。
次に、例えば図10に示す様に、トレンチSTA´を形成する。トレンチSTA´は、Z方向及びX方向に延伸し、複数の絶縁層101及び犠牲層110AをY方向に分断し、半導体層111を露出させる。この工程は、例えば、RIE等の方法によって行う。また、CVD等の方法によってこのトレンチSTA´の内壁に酸化シリコン等の絶縁層161、及びアモルファスシリコン等の半導体層162を形成する。
次に、例えば図11に示す様に、トレンチSTAを形成する。トレンチSTAは、トレンチSTA´の底面から、更に、半導体層162、絶縁層161、半導体層111、及び犠牲層113C,113B,113AをY方向に分断し、半導体層112を露出させる。この工程は、例えば、RIE等によって行う。また、トレンチSTAのY方向の側面の半導体層162、及び底面に露出する半導体層112の一部を酸化し、酸化シリコン等の絶縁層163を形成する。この工程は、例えば、熱酸化等によって行う。
次に、例えば図12に示す様に、トレンチSTAを介して、犠牲層113Bを除去し、続いて犠牲層113A,113C、及びゲート絶縁層130の一部を除去して空洞CAV1を形成し、半導体層120の一部を露出させる。この工程は、例えば、ウェットエッチング等の方法によって行う。
次に、例えば図13に示す様に、トレンチSTAを介して、空洞CAV1があった場所に半導体層113を形成する。この工程は、例えば、エピタキシャル成長等の方法によって行う。また、トレンチSTAのY方向側面に設けられた半導体層162及び絶縁層161を除去する。この工程は、例えば、ウェットエッチング等の方法によって行う。
次に、例えば図14に示す様に、トレンチSTAを介して犠牲層110Aを除去し、複数の空洞CAV2を形成する。これにより、Z方向に並ぶ複数の絶縁層101と、この絶縁層101を支持する柱状構造MHと、を含む中空構造が形成される。この工程は、例えば、ウェットエッチング等の方法によって行う。
次に、例えば図15に示す様に、トレンチSTAを介して、空洞CAV2の内壁及びトレンチSTAの内壁に絶縁層134を形成する。この工程は、例えば、CVD等の方法によって行う。
次に、例えば図16に示す様に、トレンチSTAを介して、空洞CAV2の内壁に窒化膜182を形成する。この工程は、例えば、CVD等の方法によって行う。尚、この工程において、トレンチSTAの内壁にも窒化膜182と同様の窒化膜が形成されることがあるが、これら窒化膜は、例えば、RIE等により除去しても良い。
次に、例えば図17に示す様に、トレンチSTAを介して、空洞CAV2内に導電層110´を形成する。導電層110´は、例えば前述した導電層110と同じ材料を含む。この工程においては、トレンチSTAのY方向の側面にも導電層110´の一部が形成される。この工程は、例えば、CVD等の方法によって行う。
次に、例えば図18に示す様に、トレンチSTAを介して、導電層110´の一部を等方的に除去し、Z方向において離間する複数の導電層110を形成する。この工程は、例えば、フッ素(F)系のドライエッチング、又は、ウェットエッチング等によって行う。尚、このエッチング工程は、導電層110´に対してエッチングレートが高く、絶縁層134及び窒化膜182に対してはエッチングレートが遅いエッチング条件で行う。
次に、例えば図19に示す様に、トレンチSTAを介して、複数の絶縁層101及び複数の導電層110のY方向の側面に、Z方向に連続する窒化膜181´を形成する。窒化膜181´は、例えば、図5を参照して説明した窒化膜181と同じ材料を含む。この工程は、例えば、CVD等の方法によって行う。尚、窒化膜181´を形成する前に、導電層110のY方向の側面(トレンチSTAに対する露出面)に対して、水素(H)ガスによる還元処理を行っても良いし、導電層110のY方向の側面に形成された酸化層をウェットエッチング等により除去しても良い。
次に、例えば図20に示す様に、トレンチSTAを介して、窒化膜181´の一部を等方的に除去し、Z方向において離間する複数の窒化膜181を形成する。この工程は、例えば、フッ素(F)系のドライエッチング、又は、ウェットエッチング等によって行う。
次に、トレンチSTA内に絶縁層170及び導電層LIを成膜してブロック間構造STを形成し、不純物領域121に接続するコンタクトCh、及びストリングユニット間絶縁層SHE等を形成し、図4を参照して説明した構造を形成する。
[比較例]
次に、図21を参照して、比較例に係る半導体記憶装置について説明する。図21は、比較例に係る半導体記憶装置について説明するための模式的な断面図であり、図5に相当する断面を示している。
比較例に係る半導体記憶装置は、第1実施形態に係る半導体記憶装置(図5)と異なり、導電層110のブロック間構造STとの対向面に窒化膜181が設けられず、また、導電層110のZ方向における一方側及び他方側の面、並びに、半導体層120との対向面に、窒化膜182が設けられない(図21)。
比較例に係る半導体記憶装置の製造に際しては、図19及び図20を参照して説明した工程が実行されない。
この様な構成の製造に際しては、例えば図18に示す工程以降の工程において、トレンチSTA´に露出した導電層110のY方向の側面に、不純物が入り込む場合があった。この様な不純物としては、例えば、水素(H)、酸素(O)、フッ素(F)、及び塩素(Cl)等が挙げられる。この様な不純物は、点線Px1(図21)で示す様な経路を介して導電層110中を拡散し、ブロック絶縁膜133及び電荷蓄積膜132に到達することがあった。
また、この様な構成の製造に際しては、例えば図17に示す工程以降の工程において、導電層110に、上述した様な不純物が入り込む場合があった。この様な不純物は、点線Px2(図21)で示す様な経路を介して絶縁層101中及び導電層110中を拡散し、ブロック絶縁膜133及び電荷蓄積膜132へ到達してしまう場合があった。
この様に、上述した様な不純物が、ブロック絶縁膜133及び電荷蓄積膜132中に比較的多く混入された場合、ブロック絶縁膜133及び電荷蓄積膜132中に、好ましくない不純物準位等が形成され、メモリセルMCのデータ保持特性が劣化したり、チャネルリークが発生したりする場合があった。
[第1実施形態の効果]
第1実施形態に係る半導体記憶装置の製造に際しては、図19及び図20を参照して説明した工程において、導電層110のY方向の側面に、窒化膜181が形成される。ここで、窒化膜181においては、上述した様な不純物の拡散係数が、比較的小さい。従って、第1実施形態に係る半導体記憶装置の製造に際しては、図20を参照して説明した工程より後の工程において、上述した様な不純物が導電層110のY方向の側面に入り込むことを抑制することができる。
また、第1実施形態に係る半導体記憶装置の製造に際しては、図16を参照して説明した工程において、絶縁層101の上下面、及び、ゲート絶縁層130を覆う位置に、窒化膜182が形成される。ここで、窒化膜182においては、上述した様な不純物の拡散係数が、比較的小さい。従って、第1実施形態に係る半導体記憶装置の製造に際しては、図17を参照して説明した工程以降の工程において、上述した様な不純物が導電層110に入り込むことを抑制することができる。
従って、第1実施形態に係る半導体記憶装置によれば、チャネルリークの発生を防ぎ、また良好なデータ保持特性を示すメモリセルMCを提供することができる。
[第1実施形態の変形例]
次に、図22を参照して、第1実施形態に係る半導体記憶装置の変形例について説明する。図22は、本変形例に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な断面図である。
[窒化膜183]
例えば、図22に示す様に、第1実施形態の変形例に係る半導体記憶装置には、第1実施形態の様な窒化膜181(図5)は設けられない。しかしながら、第1実施形態の変形例に係る半導体記憶装置においては、複数の絶縁層101及び複数の導電層110のY方向における側面(ブロック間構造STとの対向面)に、Z方向に連続する窒化膜183が設けられる。窒化膜183は、窒素(N)を含む。
窒化膜183は、複数の導電層110に対応する複数の領域183wと、複数の絶縁層101に対応する複数の領域183sと、を含む。領域183wは、導電層110のY方向の側面(ブロック間構造STとの対向面)を覆う。領域183sは、絶縁層101のY方向の側面(絶縁層101とブロック間構造STとの対向面)を覆う。
窒化膜183は、絶縁性を示す膜または抵抗の高い導電性を示す膜である。窒化膜183は、例えば、モリブデン(Mo)、ルテニウム(Ru)、タングステン(W)、シリコン(Si)、及びアルミニウム(Al)のうち少なくとも1つを含む。窒化膜183は、例えば、窒化モリブデン(MoN)、窒化ルテニウム(RuN)、窒化タングステン(WN)、窒化シリコン(SiN)、及び窒化アルミニウム(AlN)等であっても良い。例えば、窒化モリブデン(MoN)、窒化ルテニウム(RuN)、及び窒化タングステン(WN)は、抵抗の高い導電性を示す膜となるのが一般的である。
[製造方法]
第1実施形態の変形例に係る半導体記憶装置は、基本的には第1実施形態に係る半導体記憶装置と同様に製造される。しかしながら、本変形例に係る半導体記憶装置の製造方法では、図20を参照して説明した工程に対応する工程、即ち、窒化膜181´の一部を等方的に除去して、Z方向において離間する複数の窒化膜181を形成する工程を行わない。本変形例に係る半導体記憶装置の製造方法では、絶縁層101のY方向の側面に窒化膜を残存させることにより、Z方向に連続した窒化膜183を形成する。
[第2実施形態]
次に、図23を参照して、第2実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。図23は、第2実施形態に係る半導体記憶装置について説明するための模式的な断面図である。
[窒化膜201]
第2実施形態に係る半導体記憶装置は、基本的には第1実施形態に係る半導体記憶装置と同様に構成されている。しかしながら、第2実施形態に係る半導体記憶装置は、図23に示す様に、導電層110のY方向の側面(ブロック間構造STとの対向面)に、窒化膜181(図5)ではなく、窒素(N)を含む窒化膜201が設けられる。
窒化膜201は、導電性を示す膜である。窒化膜201は、例えばチタン(Ti)等を含む。例えば、窒化膜201は、窒化チタン(TiN)等であっても良い。
また、図23に示す様に、第2実施形態に係る半導体記憶装置においては、導電層110のZ方向における一方側及び他方側の面、並びに、半導体層120との対向面に、窒素(N)を含む窒化膜202が設けられる。
窒化膜202は、導電性を示す膜である。窒化膜202は、例えば、チタン(Ti)等を含む。例えば、窒化膜202は、窒化チタン(TiN)等であっても良い。
また、窒化膜201及び窒化膜202は、チタン(Ti)等を、共通に含んでいても良い。
また、窒化膜201の膜厚T21は、窒化膜202の膜厚T22よりも大きくても良い。
また、窒化膜201の膜厚T21は、窒化膜202の膜厚T22よりも小さくても良い。
[製造方法]
次に、図24~図28を参照して、第2実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法について説明する。図24~図28は、同製造方法について説明するための模式的な断面図であり、図23に対応する断面を示している。
第2実施形態に係る半導体記憶装置は、基本的には第1実施形態に係る半導体記憶装置と同様に製造される。しかしながら、第2実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法では、図16に対応する工程において、窒化膜182ではなく、図24に示す様に、窒化膜202´を形成する。窒化膜202´は、窒化膜202と同じ材料を含む。この工程は、例えば、CVD等の方法によって行う。尚、この工程において、トレンチSTAの内壁にも窒化膜202´と同様の窒化膜が形成されることがあるが、これら窒化膜は、例えば、RIE等により除去しても良い。
次に、例えば図25に示す様に、トレンチSTAを介して、空洞CAV2内に、導電層110´を形成する。この工程は、例えば、CVD等の方法によって行う。
次に、例えば図26に示す様に、トレンチSTAを介して、導電層110´及び窒化膜202´の一部を等方的に除去し、Z方向において離間する複数の導電層110及びZ方向において離間する複数の窒化膜202を形成する。この工程は、例えば、フッ素(F)系のドライエッチング、又は、ウェットエッチング等によって行う。尚、このエッチング工程は、導電層110´及び窒化膜202´に対してエッチングレートが高く、絶縁層134に対してはエッチングレートが遅いエッチング条件で行う。
次に、例えば図27に示す様に、トレンチSTAを介して、複数の絶縁層101及び複数の導電層110のY方向の側面に、Z方向に連続する窒化膜201´を形成する。窒化膜201´は、例えば、図23を参照して説明した窒化膜201と同じ材料を含む。この工程は、例えば、CVD等の方法によって行う。尚、窒化膜201´を形成する前に、導電層110のY方向の側面に対して、図19を参照して説明した還元処理等を行っても良い。
次に、例えば図28に示す様に、トレンチSTAを介して、窒化膜201´の一部を等方的に除去し、Z方向において離間する複数の窒化膜201を形成する。この工程は、例えば、フッ素(F)系のドライエッチング、又は、ウェットエッチング等によって行う。
[第2実施形態の効果]
第2実施形態に係る半導体記憶装置によれば、第1実施形態に係る半導体記憶装置と同様に、チャネルリークの発生を防ぎ、また良好なデータ保持特性を示すメモリセルMCを提供することができる。
また、本実施形態においては、導電層110の上下面に、導電性を示す窒化膜202が設けられている。この様な構成によれば、窒化膜202をワード線WLの一部として機能させて、ワード線WLの実質的な抵抗を減らすことができる。よって、良好な特性のメモリセルMCを提供することができる。
[第2実施形態の変形例]
次に、図29を参照して、第2実施形態に係る半導体記憶装置の変形例について説明する。図29は、本変形例に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な断面図である。
[窒化膜203]
例えば、図29に示す様に、第2実施形態の変形例に係る半導体記憶装置は、複数の絶縁層101及び複数の導電層110のY方向における側面(ブロック間構造STとの対向面)を覆う窒化膜203を含む。窒化膜203は、Z方向に連続する。また、窒化膜203は、窒素(N)を含む。
窒化膜203は、複数の導電層110に対応する複数の領域203wと、複数の絶縁層101に対応する複数の領域203sと、を含む。領域203wは、窒化膜201を介して、導電層110のY方向の側面(ブロック間構造STとの対向面)を覆う。領域203sは、絶縁層101のY方向の側面(ブロック間構造STとの対向面)を覆う。
窒化膜203は、絶縁性を示す膜または抵抗の高い導電性を示す膜である。窒化膜203は、例えば、モリブデン(Mo)、ルテニウム(Ru)、タングステン(W)、シリコン(Si)、及びアルミニウム(Al)のうち少なくとも1つを含む。窒化膜203は、例えば、窒化モリブデン(MoN)、窒化ルテニウム(RuN)、窒化タングステン(WN)、窒化シリコン(SiN)、及び窒化アルミニウム(AlN)等であっても良い。例えば、窒化モリブデン(MoN)、窒化ルテニウム(RuN)、及び窒化タングステン(WN)は、抵抗の高い導電性を示す膜となるのが一般的である。
[製造方法]
第2実施形態の変形例に係る半導体記憶装置は、基本的には第2実施形態に係る半導体記憶装置と同様に製造される。しかしながら、本変形例に係る半導体記憶装置の製造方法では、図28に対応する工程、即ち、Z方向において離間する複数の窒化膜201を形成する工程の後に、複数の絶縁層101及び複数の窒化膜201のY方向の側面に、トレンチSTAを介して窒化膜203をCVD等によって形成する工程を行う。
[第3実施形態]
次に、図30を参照して、第3実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。図30は、第3実施形態に係る半導体記憶装置について説明するための模式的な断面図である。
[窒化膜301]
第3実施形態に係る半導体記憶装置は、基本的には第2実施形態に係る半導体記憶装置と同様に構成されている。ただし、第3実施形態に係る半導体記憶装置は、図30に示す様に、導電層110のY方向の側面(ブロック間構造STとの対向面)に、窒化膜201(図23)ではなく、窒素(N)を含む窒化膜301が設けられる。
窒化膜301は、絶縁性を示す膜または抵抗の高い導電性を示す膜である。窒化膜301は、例えば、モリブデン(Mo)、ルテニウム(Ru)、タングステン(W)、シリコン(Si)、及びアルミニウム(Al)のうち少なくとも1つを含む。例えば、窒化膜301は、窒化モリブデン(MoN)、窒化ルテニウム(RuN)、窒化タングステン(WN)、窒化シリコン(SiN)、及び窒化アルミニウム(AlN)等であっても良い。例えば、窒化モリブデン(MoN)、窒化ルテニウム(RuN)、及び窒化タングステン(WN)は、抵抗の高い導電性を示す膜となるのが一般的である。
複数の導電層110及び窒化膜301は、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、及びルテニウム(Ru)のうち少なくとも1つを、共通に含んでいても良い。例えば、導電層110がモリブデン(Mo)を含む場合、窒化膜301は窒化モリブデン(MoN)を含んでいても良い。例えば、導電層110がタングステン(W)を含む場合、窒化膜301は窒化タングステン(WN)を含んでいても良い。例えば、導電層110がルテニウム(Ru)を含む場合、窒化膜301は窒化ルテニウム(RuN)を含んでいても良い。
また、図30に示す様に、導電層110の上下面、並びに、半導体層120との対向面に、窒素(N)を含む窒化膜302が設けられる。
窒化膜302は、導電性を示す膜である。窒化膜302は、例えば、チタン(Ti)等を含む。窒化膜302は、例えば、窒化チタン(TiN)等であっても良い。
また、窒化膜301の膜厚T31は、窒化膜302の膜厚T32よりも大きくても良い。
また、窒化膜301の膜厚T31は、窒化膜302の膜厚T32よりも小さくても良い。
[製造方法]
第3実施形態に係る半導体記憶装置は、基本的には第2実施形態に係る半導体記憶装置と同様に製造される。しかしながら、本実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法では、図27及び図28に対応する工程において、窒化膜201ではなく、窒化膜301を形成する。
[第3実施形態の変形例]
次に、図31を参照して、第3実施形態に係る半導体記憶装置の変形例について説明する。図31は、本変形例に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な断面図である。
[窒化膜303]
例えば、図31に示す様に、第3実施形態の変形例に係る半導体記憶装置は、窒化膜301を含まない。また、第3実施形態の変形例に係る半導体記憶装置は、複数の絶縁層101及び複数の導電層110のY方向における側面(ブロック間構造STとの対向面)に設けられた窒化膜303を含む。窒化膜303は、Z方向に連続する。また、窒化膜303は、窒素(N)を含む。
窒化膜303は、複数の導電層110に対応する複数の領域303wと、複数の絶縁層101に対応する複数の領域303sと、を含む。領域303wは、導電層110のY方向の側面(ブロック間構造STとの対向面)を覆う。領域303sは、絶縁層101のY方向の側面(ブロック間構造STとの対向面)を覆う。
窒化膜303は、絶縁性を示す膜または抵抗の高い導電性を示す膜である。窒化膜303は、例えば、モリブデン(Mo)、ルテニウム(Ru)、タングステン(W)、シリコン(Si)、及びアルミニウム(Al)のうち少なくとも1つを含む。窒化膜303は、例えば、窒化モリブデン(MoN)、窒化ルテニウム(RuN)、窒化タングステン(WN)、窒化シリコン(SiN)、及び窒化アルミニウム(AlN)等であっても良い。例えば、窒化モリブデン(MoN)、窒化ルテニウム(RuN)、及び窒化タングステン(WN)は、抵抗の高い導電性を示す膜となるのが一般的である。
[製造方法]
第3実施形態の変形例に係る半導体記憶装置は、基本的には第2実施形態に係る半導体記憶装置と同様に製造される。しかしながら、本変形例に係る半導体記憶装置の製造方法では、図27に対応する工程において、窒化膜201´ではなく、窒化膜303を形成する。また、図28を参照して説明した様な工程、即ち、窒化膜の一部を等方的に除去して、Z方向において離間する複数の窒化膜201を形成する工程を行わない。
[第4実施形態]
次に、図32を参照して、第4実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。図32は、第4実施形態に係る半導体記憶装置について説明するための模式的な断面図である。
第4実施形態に係る半導体記憶装置は、基本的には第1~第3実施形態に係る半導体記憶装置と同様に構成されている。しかしながら、第4実施形態に係る半導体記憶装置は、第1~第3実施形態に係る半導体記憶装置と異なり、導電層110の上下面、並びに、半導体層120との対向に、窒素(N)を含む窒化膜が設けられない。第4実施形態に係る半導体記憶装置においては、図32に示す様に、導電層110のY方向の側面(ブロック間構造STとの対向面)に、窒素(N)を含む窒化膜401が設けられる。
窒化膜401は、導電性を示す膜である。窒化膜401は、例えば、チタン(Ti)等を含む。窒化膜401は、例えば、窒化チタン(TiN)等であっても良い。
[製造方法]
第4実施形態に係る半導体記憶装置は、基本的には第2実施形態に係る半導体記憶装置と同様に製造される。しかしながら、第4実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法では、図24に対応する工程において、窒化膜202´の形成を行わない。また、第4実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法では、図27及び図28に対応する工程において、窒化膜201ではなく、窒化膜401を形成する。
[第4実施形態の変形例]
次に、図33を参照して、第4実施形態に係る半導体記憶装置の変形例について説明する。図33は、本変形例に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な断面図である。
例えば、図33に示す様に、第4実施形態の変形例に係る半導体記憶装置は、窒化膜401を含んでおらず、そのかわりに、窒化膜403を含んでいる。
窒化膜403は、絶縁性を示す膜または抵抗の高い導電性を示す膜である。窒化膜403は、例えば、モリブデン(Mo)、ルテニウム(Ru)、タングステン(W)、シリコン(Si)、及びアルミニウム(Al)のうち少なくとも1つを含む。窒化膜403は、例えば、窒化モリブデン(MoN)、窒化ルテニウム(RuN)、窒化タングステン(WN)、窒化シリコン(SiN)、及び窒化アルミニウム(AlN)等であっても良い。例えば、窒化モリブデン(MoN)、窒化ルテニウム(RuN)、及び窒化タングステン(WN)は、抵抗の高い導電性を示す膜となるのが一般的である。
複数の導電層110及び窒化膜403は、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、及びルテニウム(Ru)のうち少なくとも1つを、共通に含んでいても良い。例えば、導電層110がモリブデン(Mo)を含む場合、窒化膜403は窒化モリブデン(MoN)を含んでいても良い。例えば、導電層110がタングステン(W)を含む場合、窒化膜403は窒化タングステン(WN)を含んでいても良い。例えば、導電層110がルテニウム(Ru)を含む場合、窒化膜403は窒化ルテニウム(RuN)を含んでいても良い。
[その他]
第1実施形態及び第3実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法においては、例えば図19に示す工程又はこれに対応する工程において、導電層110のY方向における側面に窒化膜181(図5)及び窒化膜301(図30)を形成する。しかしながら、窒化膜181及び窒化膜301は、別の製造工程によって形成しても良い。例えば、図18等に示す工程の次に、導電層110のY方向における側面(トレンチSTAに対する露出面)を、高温窒素雰囲気化で熱窒化することにより、窒化膜181及び窒化膜301を形成しても良い。
この様に、熱窒化により窒化膜181及び窒化膜301を形成する場合、例えば、導電層110がモリブデン(Mo)を含む場合、窒化膜181及び窒化膜301は窒化モリブデン(MoN)を含んでいても良い。また、例えば、導電層110がタングステン(W)を含む場合、窒化膜181及び窒化膜301は窒化タングステン(WN)を含んでいても良い。また、例えば、導電層110がルテニウム(Ru)を含む場合、窒化膜181及び窒化膜301は窒化ルテニウム(RuN)を含んでいても良い。
熱窒化により窒化膜181を形成する場合、窒化膜181の膜厚T11は、窒化膜182の膜厚T12よりも小さくても良い。また、熱窒化により窒化膜301を形成する場合、窒化膜301の膜厚T31は、窒化膜302の膜厚T32よりも小さくても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことが出来る。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
BLK…メモリブロック、SU…ストリングユニット、110…導電層、120…半導体層、130…ゲート絶縁膜、181…窒化膜、182…窒化膜。

Claims (13)

  1. 第1方向に並ぶ複数の導電層と、
    前記第1方向に延伸し、前記複数の導電層と対向する半導体層と、
    前記複数の導電層及び前記半導体層の間に設けられた電荷蓄積層と、
    前記第1方向と交差する第2方向において前記半導体層から離間して配置され、前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に延伸し、前記複数の導電層と対向する第1構造と、
    前記複数の導電層の前記第1構造との対向面を覆い、窒素(N)を含む複数の第1窒化膜と
    を備える半導体記憶装置。
  2. 前記複数の導電層は、モリブデン(Mo)、及びルテニウム(Ru)のうち少なくとも1つを含む
    請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 前記複数の第1窒化膜は、モリブデン(Mo)、ルテニウム(Ru)、タングステン(W)、シリコン(Si)、チタン(Ti)、及びアルミニウム(Al)のうち少なくとも1つを含む
    請求項1又は2記載の半導体記憶装置。
  4. 前記複数の導電層及び前記複数の第1窒化膜は、モリブデン(Mo)、及びルテニウム(Ru)のうち少なくとも1つを、共通に含む
    請求項1~3のいずれか1項記載の半導体記憶装置。
  5. 前記複数の導電層の、前記第1方向における一方側及び他方側の面、並びに、前記半導体層との対向面を覆い、窒素(N)を含む複数の第2窒化膜を備える
    請求項1~4のいずれか1項記載の半導体記憶装置。
  6. 前記複数の第2窒化膜は、モリブデン(Mo)、ルテニウム(Ru)、タングステン(W)、シリコン(Si)、チタン(Ti)、及びアルミニウム(Al)のうち少なくとも1つを含む
    請求項5記載の半導体記憶装置。
  7. 前記複数の導電層及び前記複数の第2窒化膜は、モリブデン(Mo)及びルテニウム(Ru)のうち少なくとも1つを、共通に含む
    請求項5又は6記載の半導体記憶装置。
  8. 前記複数の第1窒化膜及び前記複数の第2窒化膜は、モリブデン(Mo)、ルテニウム(Ru)、タングステン(W)、シリコン(Si)、チタン(Ti)、及びアルミニウム(Al)のうち少なくとも1つを、共通に含む
    請求項5~7のいずれか1項記載の半導体記憶装置。
  9. 前記複数の導電層のうち前記第1方向において隣りあう2つの間に設けられた第1絶縁層を備え、
    前記第1絶縁層の前記第1構造との対向面を覆い、窒素(N)を含む第3窒化膜を備える
    請求項1~8のいずれか1項記載の半導体記憶装置。
  10. 前記第3窒化膜は、モリブデン(Mo)、ルテニウム(Ru)、タングステン(W)、シリコン(Si)、及びアルミニウム(Al)のうち少なくとも1つを含む
    請求項9記載の半導体記憶装置。
  11. 前記複数の導電層と前記半導体層との間に設けられ、アルミニウム(Al)、ハフニウム(Hf)、ジルコニウム(Zr)、及びLa(ランタン)のうち少なくとも1つを含む第2絶縁層を備える
    請求項1~10のいずれか1項記載の半導体記憶装置。
  12. 前記第1窒化膜の膜厚は、前記第2窒化膜の膜厚よりも大きい
    請求項5~8のいずれか1項記載の半導体記憶装置。
  13. 前記第1窒化膜の膜厚は、前記第2窒化膜の膜厚よりも小さい
    請求項5~8のいずれか1項記載の半導体記憶装置。
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