JP2023037111A - 熱硬化性コーティング組成物および加飾フィルム - Google Patents
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Description
(a)水酸基を有する(メタ)アクリル共重合体
(b)式(1)で示されるシルセスキオキサン化合物
式(1)において、Rは炭素数1~10のアルキレンであり、少なくとも1つの-CH2-は、-O-で置き換えられてもよい。
(c)2つ以上のイソシアネート基を有する硬化剤
本発明の熱硬化性コーティング組成物は、以下の成分(a)~(c)を含有する。
(a)水酸基を有する(メタ)アクリル共重合体
(b)式(1)で示されるシルセスキオキサン化合物
式(1)において、Rは炭素数1~10のアルキレンであり、少なくとも1つの-CH2-は、-O-で置き換えられてもよい。
(c)2つ以上のイソシアネート基を有する硬化剤
本発明に用いられる水酸基を有する(メタ)アクリル共重合体(a)は、水酸基を有する付加重合性単量体とそれ以外の付加重合性単量体を共重合することによって得られる。付加重合性官能基の例としては、末端オレフィン型または内部オレフィン型のラジカル重合性官能基を有する基;ビニルエーテル、プロペニルエーテルなどのカチオン重合性官能基を有する基;およびビニルカルボキシル、シアノアクリロイルなどのアニオン重合性官能基を有する基が含まれるが、好ましくはラジカル重合性官能基が挙げられる。
本発明で用いられるシルセスキオキサン化合物は、式(1)で表される末端に水酸基を有するダブルデッカー型のシルセスキオキサン化合物である。末端に水酸基を有することで(メタ)アクリル共重合体(a)および2つ以上のイソシアネート基を有する硬化剤(c)と架橋構造を構築することができ、高い耐候性、特に基材密着性を付与することができる。
原料となる化合物は、加水分解性の基を3つ有するケイ素化合物を、アルカリ金属水酸化物の存在下、テトラヒドロフラン(以下、THF表記する)やアルコールのような含酸素有機溶剤中で加水分解し重縮合させることにより、容易に収率よく製造することができる。加水分解性の基を3つ有するケイ素化合物の多くは市販されている。市販されていない化合物は、公知の技術(例えば、ハロゲン化シランとグリニャール試薬との反応等)により合成することができる。原料となる式(2)で表される化合物はトリフェニルシランを重縮合することによって得られる。式(2)の合成は、国際公開第03/024870号に記載の方法等も参考にすることができる。
本発明で用いられる2つ以上のイソシアネート基を有する硬化剤は、1分子中に2個以上のイソシアネート基を有することで水酸基を有する(メタ)アクリル共重合体(a)とシルセスキオキサン化合物(b)との架橋構造を構築できる。例えば、芳香族イソシアネート、脂肪族イソシアネート、脂環式イソシアネートが挙げられる。中でも、屋外耐候性の観点から、脂肪族イソシアネートまたは脂環式イソシアネートを用いることが好ましい。イソシアネート基を有する硬化剤(c)は、1種類でもよく、2種類以上の硬化剤を使用してもよい。
また、レベリング剤の例として、市販のシリコーン系表面調整剤が利用でき、BYK-UV3500、BYK-UV-3570(いずれも商品名:ビックケミー・ジャパン(株)製)、TEGO Rad2100、2200N、2250、2500、2600、2700(いずれも商品名:エボニックデグサジャパン(株)製)、X-22-2445、X-22-2455、X-22-2457、X-22-2458、X-22-2459、X-22-1602、X-22-1603、X-22-1615、X-22-1616、X-22-1618、X-22-1619、X-22-2404、X-22-2474、X-22-174DX、X-22-8201、X-22-2426、X-22-164A、X-22-164C(いずれも商品名:信越化学工業(株)製)を挙げることができる。
ベンゾトリアゾール類の例として、BASF社製TINUVIN PS、TINUVIN 99-2、TINUVIN326、TINUVIN384-2、TINUVIN900、TINUVIN928、TINUVIN1130、TINUVINCarboprotect、ヒドロキシフェニルトリアジン類の例として、BASF社製TINUVIN400、TINUVIN405、TINUVIN460、TINUVIN477、TINUVIN479、ベンゾフェノン類の例として、ADEKA社製1413、住化ケムテックス社製Sumisorb130が挙げられる。
これらの紫外線吸収剤を単独で用いてもよいし、複数の紫外線吸収剤を組合せて用いてもよい。紫外線吸収剤は、吸収したい紫外線の波長に基づいて種類や組合せを適宜選択することが好ましい。
有機フィラーの例として、積水化成品工業性製テクポリマーMBXシリーズ、SBXシリーズ、根上工業製アートパール架橋アクリルビーズ、アートパール架橋ウレタンビーズ、アイカ工業製ガンツパールを挙げることができる。
これらのフィラーを単独で用いてもよいし、複数のフィラーを組合せて用いてもよい。
溶剤の具体例としては、炭化水素系溶媒(ベンゼン、トルエンなど)、エーテル系溶媒(ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジフェニルエーテル、アニソール、ジメトキシベンゼン、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルアセテートなど)、ハロゲン化炭化水素系溶媒(塩化メチレン、クロロホルム、クロロベンゼンなど)、ケトン系溶媒(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなど)、アルコール系溶媒(メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブチルアルコール、t-ブチルアルコールなど)、ニトリル系溶媒(アセトニトリル、プロピオニトリル、ベンゾニトリルなど)、エステル系溶媒(酢酸エチル、酢酸ブチル、2-ヒドロキシイソ酪酸メチルなど)、カーボネート系溶媒(エチレンカーボネート、プロピレンカーボネートなど)、アミド系溶媒(N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセトアミド)が含まれる。これらを単独で使用してもよく、二種以上を併用してもよい。
本発明の熱硬化性コーティング組成物を様々な物品の表面に塗布し、乾燥・加熱することによって、物品表面に耐候性・耐薬品性・密着性を付与する表面保護層を形成することができる。表面保護層を形成することのできる物品は特に制限されないが、特に積層フィルムは、液状の本発明の熱硬化性コーティング組成物を容易に塗布できる点で有利である。また、積層フィルムの中でも、成形性が求められる加飾フィルムは特に表面保護層を利用した物品として有用である。図1に示すように、基材層2上にコーティング材を塗布して硬化すると、成形性・耐候性・耐薬品性・密着性に優れた表面保護層1を形成することができる。
以下、表面保護層を設けた積層フィルムについて記述する。
熱硬化性コーティング組成物を硬化させるための処理としては、通常加熱エージング等の硬化処理が挙げられる。加熱エージングによる硬化処理は、水酸基を有する(メタ)アクリル共重合体(a)及びシルセスキオキサン化合物(b)とイソシアネート基を有する硬化剤(c)との反応を進行させるために必要である。なお、塗膜に溶剤を含む場合には、通常50~200℃程度の範囲内で数分、塗膜を加熱し、塗膜中に残留している溶剤を除いた後に、硬化処理を行うことが好ましい。加熱エージングによる硬化処理は、通常室温~100℃程度の環境下で1~10日間程度エージングを実施する。短時間でエージングを終了させるためにエージングの温度を100℃以上にしてもよいが、基材層への熱によるダメージを考慮し、低温でエージングすることが好ましい。表面保護層の膜厚としては、一般的には1~100μm、好ましくは2~50μm、より好ましくは3~30μmである。
基材層としては、熱可塑性樹脂で形成されたフィルムを用いることが望ましい。熱可塑性樹脂としては、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アセテート系樹脂、ポリエーテルスルホン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリアリレート系樹脂、ポリフェニレンサルファイド系樹脂、ノルボルネン系樹脂等の樹脂を挙げられ、1種または複数の種類が積層されたものを使用することができる。特に、ポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂が好ましい。これらの基材フィルムにおいても複数種類が積層されたものを使用することができ、ポリカーボネート系樹脂と(メタ)アクリル系樹脂を共押し出ししたPMMA/PC2層フィルムなども用いることができる。
基材フィルムの膜厚は特に制限するものではないが、本発明を積層体として用いる場合には、基材フィルムの膜厚は好ましくは25~1000μmであり、より好ましくは100~400μmである。基材フィルムの膜厚が25μm以上であると基材の機械的強度が充分であり、基材上に層を形成することが可能になる。また、膜厚が1000μm以下であると、積層体の厚みが厚くなりすぎることがない。
本発明の積層フィルムの製造方法は、基材層に表面保護層を塗布し、上述の方法で硬化して得られる。塗布する方法としては、グラビアコート法、バーコート法、スプレーコート法、スピンコート法、ロールコート法、ダイコート法、ナイフコート法、エアナイフコート法、ホットメルトコート法、カーテンコート法等などが挙げられる。
本発明の加飾フィルムは、プラスチック、金属その他の各種材料から得られた成形品の表面に意匠性を付与したり、表面を保護する目的で、使用することができる。上述の積層フィルムのような基材層に表面保護層を塗布したものを使用してもよいし、更に印刷層を設けることで意匠性を付与してもよい。印刷層とは金属調、文字、絵、模様等の様々な装飾を含む意である。前記基材層の表面保護層が形成された反対側の面側に設けることができる。このような加飾フィルムは例えば、フィルムインサート成形、ラミネートインジェクションプレス成形、フィルムインモールド成形、TOM成形、真空成形などに使用することができる。
合成例において使用した機器は、以下のとおりである。
<使用機器>
ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC): 日本分析工業(株)製
カラム:昭和電工(株)製 Shodex KF804L、Shodex KF805L、2本直列接続
移動相:THF
流速:0.5ml/min
温度:40℃
検出器:示差屈折(RI)
分子量標準サンプル:分子量既知のポリメタクリル酸メチル樹脂(昭和電工(株)製)
核磁気共鳴(NMR): VARIAN製
装置名:VARIAN NMR SYSTEM (500MHz)
マトリックス支援レーザー脱離イオン化法(MALDI-TOF MS): BRUKER DALTONICS製
装置名:Bruker Daltonics autoflexIII
マトリックス : 2,5-ジヒドロキシ安息香酸(2,5-DHB)
イオン化剤 :トリフルオロ酢酸ナトリウム(NaTFA)
処方(モル比): 2,5-DHB/NaTFA/Sample=100/10/1
測定: Linear Positive mode (測定範囲:m/z=1000~3000)
還流冷却器、温度計および滴下ロートを取り付けた内容積200mLの四つ口フラスコに、2-ヒドロキシエチルメタクリレート10.50g(HEMA)、メチルメタクリレート24.50g(MMA)、酢酸エチル59.66gを仕込み、窒素雰囲気下で90℃に保ったオイルバスにセットして15分間還流させた。次いで、0.53gの2,2T-アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)を5.34gの酢酸エチルに溶解させた液を投入し、還流温度を保ったまま、重合を開始した。6時間重合を継続したのち、冷却して反応を終了し、固形分約35%のアクリル共重合体(a1)の溶液を得た。アクリル共重合体(a1)は、数平均分子量15,000、重量平均分子量28,000、ガラス転移点は88℃、水酸基価は129mgKOH/gであった。
以下の方法により、式(b1)で表されるシルセスキオキサン化合物(以下、化合物(b1)と表記する)を製造した。
窒素シール下、国際公開第2004/024741号に開示されている方法により合成した式(α)で表される化合物(以下、化合物(α)と表記する)300g、脱水トルエン(関東化学(株)製)420gを反応容器に仕込み、90℃に昇温し撹拌した。そこにPT-VTSC-3.0X(ユミコアジャパン製)0.3mLを添加し、アリルアルコール(東京化成工業(株)製)69.6gを滴下した。その後反応液を5時間還流させ、フーリエ変換赤外分光光度計(FT-IR)で2140cm-1のピークが消失したことを確認後、加熱を停止し室温まで冷却した。その後、反応液に活性炭素(和光純薬工業(株)製)を15g加え一晩撹拌し、セライトを用いて活性炭素をろ過し除去した。ろ液を固形分濃度80%程度になるまでエバポレーターで濃縮し、溶液を撹拌しながらヘプタン(和光純薬工業(株)製)を750g加え、白色沈殿を得た。得られた沈殿をろ過、さらにヘプタンで十分に洗浄し、減圧乾燥し310gの化合物(b1)(白色固体)を得た。水酸基価は146mgKOH/gであった。
1H-NMR:(400 MHz、(CD3)2CO) δ = 7.27-7.57 (40H、Ph)、3.20-3.24 (12H、-OCH 2、OH)、1.36 (8H、-CH 2)、0.58 (8H、-SiCH 2)、0.08 (24H、-Si(CH 3)2)。
MALDI-TOFMS:m/z C68H92NaO18Si12[M+Na]+、1555.38。
窒素シール下、国際公開第2004/024741号に開示されている方法により合成した式(α)で表される化合物、脱水トルエン(関東化学(株)製)420gを反応容器に仕込み、95℃に昇温し撹拌溶解した。そこにPT-VTSC-3.0X(ユミコアジャパン製)を0.18mL添加し、エチレングリコールモノアリルエーテル(東京化成工業(株)製)122.4gを滴下した。112℃まで発熱したことを確認後、反応液を2時間還流させ、FT-IRで2140 cm-1 のピークが消失したことを確認後、加熱を停止し室温まで冷却した。その後、反応液に活性炭素(15g)加え一晩撹拌し、セライトを用いて活性炭素をろ過し除去した。ろ液を固形分濃度80%程度になるまでエバポレーターで濃縮し、溶液を撹拌しながらヘプタンを加え、氷浴で冷却することで白色沈殿を得た。得られた沈殿をろ過、さらにヘプタンで十分に洗浄し、減圧乾燥し378.9gの化合物(b2)(白色固体)を得た。水酸基価は127mgKOH/gであった
1H-NMR:(400MHz、(CD3)2CO)δ = 7.20-7.55(40H、Ph)、3.20-3.24 (8H、-OCH 2)、3.39 (4H,OH)、3.30(8H、-OCH 2CH2OH)、3.05(8H、-SiCH2CH2CH 2O-)、1.38 (8H、-SiCH2CH 2-)、0.56 (8H、-SiCH 2-)、0.08 (24H、-Si(CH 3)2)。
実施例1~6および比較例1、2に用いる塗工液を、以下の様に調整した。成分(a)~(c)を表1に示すように選択し、各成分を表1に示す重量比で混合した。希釈剤として、協栄ケミカル(株)製「PMA(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)」を用い、20重量%の濃度を含む塗工液に希釈した。また、表に示した重量比は全て固形質量である。
(a):アクリル共重合体(a1)
(b):シルセスキオキサン化合物(b1)、シルセスキオキサン化合物(b2)
(c):三井化学(株)製「タケネートD―170N(ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート体)」、「スタビオD-370N(ペンタメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート体)」
(d):東京化成工業(株)製 ジブチルスズジラウレート
(e):ビッグケミー・ジャパン(株)製 「BYK-342」
実施例1~6および比較例1、2の加飾フィルムを、以下の様に調整した。300μm厚みのPMMA/PC2層フィルム(ウェーブロック・アドバンスト・テクノロジー社製「AW-10FSU」)のPMMA面に、上述のそれぞれの塗工液をR.D.S.Webster社製ワイヤーバーコーターを用いて塗布し、80℃で3分間乾燥した。その後、50℃4日間エージングを行い、硬化を進行させた。こうしてPMMA/PC2層フィルムの片面上に厚み5μmの熱硬化性コーティング組成物の硬化物からなる表面保護層が形成された加飾フィルムが得られた。
上記の加飾フィルムを以下の観点・方法で評価し、その結果を表1に示す。
島津製作所社製引張試験機AGS-Xを用いて、恒温槽内での引張試験を実施した。得られた加飾フィルムからダンベル状試験片(JIS-K7113規定の2号試験片、平行部分の幅6±0.4mm、並行部分の長さ33±2mm、標線間距離25±1mm)を切り出した。次に、得られたダンベル状試験片を引張試験機にチャック間距離80mmで装着し、120℃の恒温槽内で3分保持した。その後、引張速さ50mm/minで試験を行い、試験片にクラックが発生した際の標線間距離(L1)と、初期の標線間距離(25mm)との差を測定した。下記の式より加熱時伸長度ΔLを計算した。ΔLが高いほど、加熱成形性に優れる。
ΔL(%)=100×(L1-25)/25
得られた加飾フィルムの表面保護層に対して、JIS K5600-6に従って、1mm間隔でのクロスカット試験を行った。クロスカットで形成された格子の状態を目視観察し、加飾フィルムの表面保護層とPMMA/PC基材の密着状態を以下の基準で判定した。
◎:格子内に剥離が見られず、基材と良好に密着している
〇:格子内に一部剥離があるが、5%未満である。
×;格子内に5%以上の剥離がみられる。
得られた加飾フィルムの表面保護層に対して、下記の促進耐候試験機を用いて耐候試験を行った。
装置:スガ試験機(株)製スーパーキセノンウェザーメーターSX-75Z
試料面放射照度:180W/m2連続照射
試験条件:ブラックパネル温度63℃±3℃、相対湿度50±5%、18分水噴霧102分水噴霧なしを1サイクルとして、計2500時間(1250サイクル)を実施(屋外暴露約5年に相当する積算光量)
上記の試験前と試験後の表面保護層を日本電色工業(株)製「VG-7000」を用いて、入反射角度60度における光沢値を測定し、以下の式より光沢保持率を計算した。光沢保持率が100%に近いほど、耐候性に優れる。
光沢保持率(%)=100×耐候試験後の光沢値/耐候試験前の光沢値
前述の(3)と同様に耐候試験を実施後、表面保護層にJIS K5600-6に従って、1mm間隔でのクロスカット試験を行った。クロスカットで形成された格子の状態を目視観察し、加飾フィルムの表面保護層とPMMA/PC基材の密着状態を以下の基準で判定した。
◎:格子内に剥離が見られず、基材と良好に密着している
〇:格子内に一部剥離があるが、5%未満である。
×:格子内に5%以上の剥離がみられる。
得られた加飾フィルムの表面保護層に対して、硫酸10%wt%水溶液、水酸化ナトリウム5wt%水溶液、エタノール50wt%水溶液、トルエンをそれぞれ1滴滴下し、23℃下24時間放置した。放置後、表面保護層を水洗した。その後、外観を目視で確認し以下の基準で判定した。
〇:塗膜表面に変化がない
×:塗膜表面に跡や白化等の外観の変化が確認できる。
2:基材層
3:加飾フィルム
Claims (9)
- 前記成分(a)が、水酸基価が50~200mgKOH/gであり、ガラス転移温度が50℃以上である、請求項1に記載の熱硬化性コーティング組成物。
- 前記成分(c)が脂肪族系イソシアネートまたは脂環式イソシアネートである、請求項1または2に記載の熱硬化性コーティング組成物。
- 前記成分(c)がイソシアヌル骨格を有するイソシアネートである、請求項1から3のいずれか1項に記載の熱硬化性コーティング組成物。
- 前記熱硬化性コーティング組成物において、前記成分(a)と前記成分(b)の重量比が95:5~50:50である、請求項1から4のいずれか1項に記載の熱硬化性コーティング組成物。
- 前記熱硬化性コーティング組成物において、前記成分(a)と前記成分(b)の合計の水酸基量に対し、前記成分(c)のイソシアネート基が0.5~1.5モル当量である、請求項1から5のいずれか1項に記載の熱硬化性コーティング組成物。
- 請求項1から6のいずれか1項に記載の熱硬化性コーティング組成物からなる表面保護層を備える物品。
- 請求項1から6のいずれか1項に記載の熱硬化性コーティング組成物の硬化物からなる表面保護層と、基材層を有する積層フィルム。
- 請求項8に記載の積層フィルムを用いた加飾フィルム。
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