JP2023035359A - グアンファシン製剤 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】グアンファシンまたはその薬学的に許容される塩、および有機酸を含む、薬学的組成物であり、前記有機酸が、コハク酸、マレイン酸、安息香酸、グルタミン酸、アスパラギン酸およびアスコルビン酸からなる群より選択される少なくとも1種である、薬学的組成物。
【選択図】なし
Description
<1>グアンファシンまたはその薬学的に許容される塩、および有機酸を含む、薬学的組成物であり、
前記有機酸が、コハク酸、マレイン酸、安息香酸、グルタミン酸、アスパラギン酸およびアスコルビン酸からなる群より選択される少なくとも1種である、薬学的組成物。
<2>前記有機酸の含有量が、2~10重量%である、<1>に記載の薬学的組成物。
<3>さらに、カルボキシメチルエチルセルロースおよびヒプロメロース酢酸エステルコハク酸エステルからなる群より選択される少なくとも1種の腸溶性基剤を含む、<1>または<2>に記載の薬学的組成物。
<4>前記腸溶性基剤の含有量が、5~35重量%である、<3>に記載の薬学的組成物。
<5>メタクリル酸コポリマーを含み、前記メタクリル酸コポリマーの含有量が25重量%未満である、<1>~<4>のいずれかに記載の薬学的組成物。
<6><1>~<5>のいずれかに記載の薬学的組成物を含む、錠剤。
<7>グアンファシンまたはその薬学的に許容される塩を含む薬学的組成物の製造方法であって、
コハク酸、マレイン酸、安息香酸、グルタミン酸、アスパラギン酸およびアスコルビン酸からなる群より選択される少なくとも1種の有機酸を添加する工程を含む、製造方法。
<8>グアンファシンまたはその薬学的に許容される塩を含む薬学的組成物の安定化方法であって、
コハク酸、マレイン酸、安息香酸、グルタミン酸、アスパラギン酸およびアスコルビン酸からなる群より選択される少なくとも1種の有機酸を含ませることを特徴とする、方法。
本発明の一実施形態に係る薬学的組成物(以下、「本薬学的組成物」と称する。)は、グアンファシンまたはその薬学的に許容される塩、および有機酸を含む、薬学的組成物であり、前記有機酸が、コハク酸、マレイン酸、安息香酸、グルタミン酸、アスパラギン酸およびアスコルビン酸からなる群より選択される少なくとも1種であることを特徴とする。
(グアンファシンまたはその薬学的に許容される塩)
本薬学的組成物は、有効成分として、結晶またはアモルファスのグアンファシンまたはその薬学的に許容される塩を含む。グアンファシンまたはその薬学的に許容される塩の一例として、グアンファシン塩酸塩が挙げられる。グアンファシン塩酸塩は、下記の式(1)で表される化合物であり、一般に、N-アミジノ-2-(2,6-ジクロロフェニル)アセトアミドモノハイドロクロライドと呼ばれる。
本薬学的組成物は、コハク酸、マレイン酸、安息香酸、グルタミン酸、アスパラギン酸およびアスコルビン酸からなる群より選択される少なくとも1種の有機酸(以下、単に「有機酸」と称する場合がある。)を含む。本薬学的組成物が上記の有機酸を含むことにより、グアンファシンまたはその薬学的に許容される塩の安定性が改善されるとの効果を奏する。
本発明の一実施形態において、本薬学的組成物は、腸溶性基剤を含んでいてもよい。本薬学的組成物が腸溶性基剤を含むことにより、本薬学的組成物を腸溶性製剤の材料として利用できる。
本薬学的組成物は、上記以外の成分として、賦形剤、結合剤、滑沢剤、崩壊剤、界面活性剤、可塑剤、着色剤等を含んでいてもよい。
本発明の一実施形態において、〔2.薬学的組成物〕に記載の薬学的組成物を含む、錠剤を提供する。
本発明の一実施形態において、グアンファシンまたはその薬学的に許容される塩を含む薬学的組成物の製造方法であって、コハク酸、マレイン酸、安息香酸、グルタミン酸、アスパラギン酸およびアスコルビン酸からなる群より選択される少なくとも1種の有機酸を添加する工程を含む、製造方法を提供する。
本発明の一実施形態において、グアンファシンまたはその薬学的に許容される塩を含む薬学的組成物の安定化方法であって、コハク酸、マレイン酸、安息香酸、グルタミン酸、アスパラギン酸およびアスコルビン酸からなる群より選択される少なくとも1種の有機酸を含ませることを特徴とする、方法を提供する。
実施例および比較例における評価を、以下の方法で行った。
実施例および比較例で製造した薬学的組成物または錠剤の安定性を評価した。
・測定波長:UV検出器(測定波長230nm)
・カラム:内径4.6mm、長さ25cmのステンレス管に5μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル化シリカゲルを充填する。
・カラム温度:40℃
・移動相A:リン酸二水素カルシウムを水に溶かした液に、トリエチルアミンを加え、リン酸でpHを調整した溶液
・移動相B:メタノール/テトラヒドロフラン混液
・流量:1.2mL/min
・送液:移動相Aおよび移動相Bの混合比を変えて、濃度勾配を制御。
原薬(グアンファシン塩酸塩)を4mgと、腸溶性基剤である乾燥メタクリル酸コポリマーLDとを表1に記載の比率で加えて混合し、薬学的組成物を得た。
腸溶性基剤をヒプロメロース酢酸エステルコハク酸エステルとしたこと以外は実施例1と同様にして、薬学的組成物を得た。
腸溶性基剤をカルボキシメチルエチルセルロースとしたこと以外は実施例1と同様にして、薬学的組成物を得た。
原薬(グアンファシン塩酸塩)4mgに、有機酸であるコハク酸を加えて混合して、薬学的組成物を得た。
有機酸をグルタミン酸としたこと以外は実施例4と同様にして、薬学的組成物を得た。
有機酸をアスコルビン酸としたこと以外は実施例4と同様にして、薬学的組成物を得た。
原薬以外の成分を添加しなかったこと以外は実施例1と同様にして、薬学的組成物を得た。
腸溶性基剤をヒプロメロースフタル酸エステルとしたこと以外は実施例1と同様にして、薬学的組成物を得た。
有機酸をフマル酸としたこと以外は実施例4と同様にして、薬学的組成物を得た。
有機酸をクエン酸水和物としたこと以外は実施例4と同様にして、薬学的組成物を得た。
上記実施例および比較例で製造したグアンファシン塩酸塩を原薬とした薬学的組成物について、安定性試験を行った結果を図1~4および表1に示す。なお、図1~4および表1中、「Initial」は、製造直後の薬学的組成物を用いた試験結果であり、「40℃、75%RH open4W」は、前記開放条件で放置した薬学的組成物を用いた試験結果である。
表2に記載した各成分を、表2に記載の成分量にて混合した後、打錠圧力8kNで直打を行い、直径7.0mmの錠剤を得た。なお、表2中、各成分量の単位は「mg」である。
表2に記載した各成分を、表2に記載の成分量にて混合した後、打錠圧力12kNで直打を行い、直径7.8mmの錠剤を得た。なお、表2中、各成分量の単位は「mg」である。
上記実施例7~10および比較例5で製造したグアンファシン塩酸塩(平均粒度(D50):6μm)を原薬とした錠剤について、安定性試験を行った結果を表3に示す。なお、表3中、「Initial」は製造直後の錠剤の試験結果であり、「6D」、「9D」はそれぞれ6日後、9日後の試験結果を示す。また、「N.D.」は2,6-ジクロロフェニル酢酸が検出されなかったことを示す。
表4に記載した各成分を、表4に記載の成分量にて混合した後、打錠圧力12kNで直打を行い、直径7.8mmの錠剤を得る。なお、表4中の各成分の割合は、小数点第二位を四捨五入した値である。
Claims (8)
- グアンファシンまたはその薬学的に許容される塩、および有機酸を含む、薬学的組成物であり、
前記有機酸が、コハク酸、マレイン酸、安息香酸、グルタミン酸、アスパラギン酸およびアスコルビン酸からなる群より選択される少なくとも1種である、薬学的組成物。 - 前記有機酸の含有量が、2~10重量%である、請求項1に記載の薬学的組成物。
- さらに、カルボキシメチルエチルセルロースおよびヒプロメロース酢酸エステルコハク酸エステルからなる群より選択される少なくとも1種の腸溶性基剤を含む、請求項1または2に記載の薬学的組成物。
- 前記腸溶性基剤の含有量が、5~35重量%である、請求項3に記載の薬学的組成物。
- メタクリル酸コポリマーを含み、前記メタクリル酸コポリマーの含有量が25重量%未満である、請求項1~4のいずれか1項に記載の薬学的組成物。
- 請求項1~5のいずれか1項に記載の薬学的組成物を含む、錠剤。
- グアンファシンまたはその薬学的に許容される塩を含む薬学的組成物の製造方法であって、
コハク酸、マレイン酸、安息香酸、グルタミン酸、アスパラギン酸およびアスコルビン酸からなる群より選択される少なくとも1種の有機酸を添加する工程を含む、製造方法。 - グアンファシンまたはその薬学的に許容される塩を含む薬学的組成物の安定化方法であって、
コハク酸、マレイン酸、安息香酸、グルタミン酸、アスパラギン酸およびアスコルビン酸からなる群より選択される少なくとも1種の有機酸を含ませることを特徴とする、方法。
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP4292586A1 (en) | 2022-06-15 | 2023-12-20 | Sawai Pharmaceutical Co., Ltd. | Guanfacine hydrochloride containing pharmaceutical preparation |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20030158261A1 (en) * | 2001-12-20 | 2003-08-21 | Burnside Beth A. | Sustained release pharmaceutical dosage forms with minimized pH dependent dissolution profiles |
| JP2009502951A (ja) * | 2005-07-28 | 2009-01-29 | シャイア エルエルシー | 単回投与形態の連日投与に適したグアンファシンの医薬品の剤形/組成物 |
| JP2009502957A (ja) * | 2005-07-28 | 2009-01-29 | スパーナス ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド | 機械的特性の向上した徐放性錠剤配合物 |
| CN102579381A (zh) * | 2012-03-30 | 2012-07-18 | 河南中帅医药科技发展有限公司 | 盐酸胍法辛缓释制剂及其制备方法 |
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