JP2023019704A - 操舵制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】操舵制御装置は、制限軸力を演算する制限軸力演算部82を有している。制限軸力演算部82は、操舵角保持部91、基準角演算部93、最終差分演算部94およびプレ制限軸力演算部95を有している。操舵角保持部91は、転舵輪の転舵動作が制限されたときの操舵角を保持する。基準角演算部93は、転舵輪の転舵動作が制限されている場合、操舵角保持部91により保持された操舵角を仮想エンド角に制限する制限処理を実行することにより基準角を演算する。基準角演算部93は、転舵輪の転舵動作が制限されていない場合、現在の操舵角を仮想エンド角に制限する制限処理を実行することにより基準角を演算する。最終差分演算部は、基準角と現在の操舵角との最終差分を演算する。プレ制限軸力演算部95は、最終差分の値に応じてプレ制限軸力を演算する。
【選択図】図4
Description
転舵輪の転舵動作が制限された状態でさらに転舵輪が転舵しようとするとき、タイヤの弾性変形に伴い反力が緩やかに増加する。上記の構成によれば、演算される最終差分の値が減少補正されることにより、操舵反力をより緩やかに増加させることが可能である。このため、ステアリングホイールに対して、転舵輪の転舵動作が制限された実際の状態により近似した操舵反力を付与することが可能である。
図1に示すように、車両の操舵装置10は、ステアリングホイール11に連結されたステアリングシャフト12を有している。また、操舵装置10は、車幅方向(図1中の左右方向)に沿って延びる転舵シャフト14を有している。転舵シャフト14の両端には、それぞれタイロッド15,15を介して左右の転舵輪16が連結されている。転舵シャフト14が直線運動することにより、転舵輪16の転舵角θwが変更される。ステアリングシャフト12および転舵シャフト14は車両の操舵機構を構成する。
転舵モータ41は転舵力の発生源である。転舵モータ41としては、たとえば三相のブラシレスモータが採用される。転舵モータ41の回転軸は、減速機構42を介してピニオンシャフト44に連結されている。ピニオンシャフト44のピニオン歯44aは、転舵シャフト14のラック歯14bに噛み合わされている。転舵モータ41のトルクは、転舵力としてピニオンシャフト44を介して転舵シャフト14に付与される。転舵モータ41のトルクは、転舵シャフト14に付与される駆動力である。転舵モータ41の回転に応じて、転舵シャフト14は図1中の左右方向である車幅方向に沿って移動する。
ちなみに、操舵装置10は、ピニオンシャフト13を有している。ピニオンシャフト13は、転舵シャフト14に対して交わるように設けられている。ピニオンシャフト13のピニオン歯13aは、転舵シャフト14のラック歯14aに噛み合わされている。ピニオンシャフト13を設ける理由は、ピニオンシャフト44と共に転舵シャフト14を図示しないハウジングの内部に支持するためである。すなわち、操舵装置10に設けられる図示しない支持機構によって、転舵シャフト14は、その軸方向に沿って移動可能に支持されるとともに、ピニオンシャフト13,44へ向けて押圧される。これにより、転舵シャフト14はハウジングの内部に支持される。ただし、ピニオンシャフト13を使用せずに転舵シャフト14をハウジングに支持する他の支持機構を設けてもよい。
つぎに、制御装置50の構成を説明する。
図2に示すように、制御装置50は、反力制御を実行する反力制御部50a、および転舵制御を実行する転舵制御部50bを有している。
操舵角演算部51は、回転角センサ33を通じて検出される反力モータ31の回転角θaに基づきステアリングホイール11の操舵角θsを演算する。
ピニオン角演算部61は、回転角センサ43を通じて検出される転舵モータ41の回転角θbに基づきピニオンシャフト44の実際の回転角であるピニオン角θpを演算する。転舵モータ41とピニオンシャフト44とは減速機構42を介して連動する。このため、転舵モータ41の回転角θbとピニオン角θpとの間には相関関係がある。この相関関係を利用して転舵モータ41の回転角θbからピニオン角θpを求めることができる。また、ピニオンシャフト44は、転舵シャフト14に噛合されている。このため、ピニオン角θpと転舵シャフト14の移動量との間にも相関関係がある。すなわち、ピニオン角θpは、転舵輪16の転舵角θwを反映する値である。
つぎに、操舵反力指令値演算部52の構成を説明する。
図3に示すように、操舵反力指令値演算部52は、目標操舵反力演算部71、軸力演算部72、および減算器73を有している。
つぎに、軸力演算部72の構成を詳細に説明する。
軸力演算部72は、基本軸力演算部81、制限軸力演算部82、加算器83、および換算器84を有している。
角度軸力は、たとえばピニオン角θpに応じた軸力である。基本軸力演算部81は、ピニオン角θpに基づき角度軸力を演算する。基本軸力演算部81は、ピニオン角θpの絶対値が増大するほど、また車速Vが遅いほど、より大きい値の角度軸力を演算する。ピニオン角θpの絶対値の増加に対して、角度軸力の絶対値は線形的に増加する。角度軸力は、ピニオン角θpの符号と同符号に設定される。角度軸力は、路面状態あるいは転舵輪16を介して転舵シャフト14に作用する力が反映されない軸力である。
電流軸力は、転舵モータ41の電流Ibの値に応じた軸力である。基本軸力演算部81は、転舵モータ41の電流Ibの値に基づき電流軸力を演算する。転舵モータ41の電流Ibの値は、路面摩擦抵抗などの路面状態に応じた外乱が転舵輪16に作用することに起因して目標ピニオン角θp *と実際のピニオン角θpとの間に発生する差によって変化する。すなわち、転舵モータ41の電流Ibの値には、転舵輪16に作用する実際の路面状態が反映される。このため、転舵モータ41の電流Ibの値に基づき路面状態の影響を反映した軸力を演算することが可能である。基本軸力演算部81は、たとえば車速Vに応じた係数であるゲインを転舵モータ41の電流Ibの値に乗算することにより電流軸力を演算する。電流軸力は、路面状態あるいは転舵輪16を介して転舵シャフト14に作用する力が反映される軸力である。
混合軸力は、角度軸力と電流軸力とが所定の比率で混合された軸力である。基本軸力演算部81は、車両挙動、路面状態あるいは操舵状態が反映される各種の状態変数に応じて、角度軸力および電流軸力に対する分配比率を個別に設定する。基本軸力演算部81は、角度軸力および電流軸力に対してそれぞれ個別に設定される分配比率を乗算した値を合算することにより、混合軸力を演算する。
エンド軸力は、ステアリングホイール11の操作位置がその操作範囲の限界位置に近づいたとき、あるいは転舵シャフト14がその物理的な可動範囲の限界位置に近づいたとき、反力モータ31が発生する操舵方向と反対方向のトルクを急激に増大させる観点に基づき演算される。ステアリングホイール11の操作範囲の限界位置は、たとえばステアリングホイール11に設けられるスパイラルケーブルの長さによって決まる。また、転舵シャフト14の物理的な可動範囲の限界位置とは、転舵シャフト14の端部であるラックエンドが図示しないハウジングに突き当たる、いわゆるエンド当てが生じることによって、転舵シャフト14の移動範囲が物理的に規制される位置をいう。制限軸力演算部82は、たとえばピニオン角θpあるいは操舵角θsに基づきエンド軸力を演算する。
縁石軸力は、たとえば車両が停車状態から発進する場合などにおいて、転舵輪16が縁石などの障害物に当たっている状況を運転者に操舵反力を通じて伝えるための軸力である。縁石軸力は、転舵輪16が障害物に当たっている状況下において、さらなる切り込み操舵あるいは切り返し操舵を制限するために、反力モータ31が発生する操舵方向と反対方向のトルクを急激に増大させる観点に基づき演算される。制限軸力演算部82は、転舵輪16が縁石などの障害物に当たっているかどうかを判定する。制限軸力演算部82は、転舵輪16が縁石などの障害物に当たっている旨判定されるとき、たとえば操舵角θsに基づき縁石軸力を演算する。
ここで、制限軸力演算部82として、エンド軸力としての制限軸力F2、および縁石軸力としての制限軸力F2の双方を個別に演算する構成を採用することが考えられる。しかし、この構成を採用する場合、エンド軸力と縁石軸力との調停処理が必要となるおそれがある。製品仕様などによるものの、たとえば過剰な値の最終軸力F3が演算されることを抑制するために、エンド軸力および縁石軸力のうち絶対値の大きい方の軸力を制限軸力F2として選択することが考えられる。また、より適切な操舵感触を運転者に付与するために、基本軸力F1および制限軸力F2のうち少なくとも一方の値を、操舵状態あるいは車両の走行状態に応じて調節することも考えられる。
図4に示すように、制限軸力演算部82は、判定部90、操舵角保持部91、差分演算部92、基準角演算部93、最終差分演算部94、プレ制限軸力演算部95、ゲイン演算部96、微分器97、乗算器98、および加算器99を有している。
(C2)│Ib│>Ith
(C3)│ωp│<ωth
(C4)│V│<Vth
判定条件C1において、「θp *」は、目標ピニオン角演算部62により演算される目標ピニオン角である。「θp」は、ピニオン角演算部61により演算されるピニオン角である。「Δθp」は、目標ピニオン角θp *から実際のピニオン角θpを減算することにより得られる角度差である。「θpth」は角度差しきい値である。角度差しきい値θpthは、つぎの観点に基づき設定される。すなわち、転舵輪16が障害物に当たっている場合、転舵輪16は切り増し側あるいは切り戻し側へ向けて転舵することが困難となる。この状態でステアリングホイール11が切り増し側あるいは切り戻し側へ向けて操舵されるとき、その操舵に応じて目標ピニオン角θp *が増大するのに対して、転舵角θw、ひいてはピニオン角θpは一定の値に維持される。このため、転舵輪16が障害物に当たっている状況で、さらに転舵輪16を転舵しようとするほど、目標ピニオン角θp *とピニオン角θpとの差の値が増大する。このため、角度差Δθpの絶対値が大きいときほど、転舵輪16が障害物に当たっている蓋然性が高いといえる。したがって、角度差Δθpは、転舵輪16が障害物に当たっている状況の確からしさの度合いを示す値である。この観点に基づき、角度差しきい値θpthは、回転角センサ43のノイズなどによる公差を考慮しつつ、実験あるいはシミュレーションにより設定される。
差分演算部92は、判定部90によりセットされるフラグFの値、およびピニオン角演算部61により演算されるピニオン角θpを取り込む。ピニオン角θpは、転舵輪16の転舵角θwを反映する値である。差分演算部92は、判定部90によりセットされるフラグFの値が「1」であるとき、次式(D2)に示されるように、その時点の転舵角θwを縁石判定時の転舵角θw1として保持する。ちなみに、差分演算部92は、ピニオン角θpに基づき転舵角θwを演算することができる。
差分演算部92は、判定部90によりセットされるフラグFの値が「1」であるとき、次式(D3)に示されるように、縁石判定時の転舵角θw1と現在の転舵角θwとの差分Δθwを演算する。これは、縁石判定時の転舵角θw1を基準とする転舵角θwの変化量の分だけ縁石軸力の発生開始位置、すなわち縁石判定時の操舵角θs1を更新することを意図している。
差分演算部92は、判定部90によりセットされるフラグFの値が「0」であるとき、転舵角θwの値を保持しない。また、フラグFの値が「0」であるとき、差分演算部92は、先の式(D3)に基づく差分Δθwを演算しない。
ちなみに、基準角演算部93は、縁石非判定時の操舵角θs1が取り込まれるとき、この取り込まれる操舵角θs1をそのまま基準角θholdとして設定する。これは、転舵輪16が障害物に当たっていない縁石非判定時には、先の式(D3)に基づく差分Δθwが演算されない、すなわち差分Δθwの値が「0」になるからである。
基準角演算部93は、基準角θholdの値と仮想エンド角θeの値を比較する。基準角演算部93は、基準角θholdの値が仮想エンド角θeの値を超える場合、基準角θholdの値を仮想エンド角θeの値に制限する。また、基準角演算部93は、基準角θholdの値が仮想エンド角θeの値以下である場合、式(D4)を使用して演算される基準角θholdが、そのまま最終基準角θhold1として演算される。
最終差分演算部94は、たとえば、つぎの3つの状況(E1)~(E3)に応じて差分Δθの値を補正することにより、最終基準角θhold1と現在の操舵角θsとの最終的な差である最終差分Δθ1を演算する。
最終差分演算部94は、転舵輪16が障害物に当たっている旨判定されない場合、すなわちフラグFの値が「0」である場合、次式(D7)に示されるように、先の式(D6)を使用して演算される差分Δθをそのまま最終差分Δθ1として設定する。
(E2)縁石判定有りの場合
最終差分演算部94は、転舵輪16が障害物に当たっている旨判定される場合、すなわちフラグFの値が「1」である場合、先の式(D6)を使用して演算される差分Δθをより小さい値に補正する。最終差分演算部94は、たとえば差分Δθの値を、たとえば「1/2」あるいは「1/3」の値に補正する。最終差分演算部94は、次式(D8)に示されるように、補正後の差分Δθ2を最終差分Δθ1として設定する。これは、転舵輪16が障害物に当たった状態でさらに転舵輪16が転舵しようとするとき、タイヤの弾性変形に伴い反力が緩やかに増加することを再現することを意図している。
(E3)縁石判定有り、かつエンド判定有りの場合
最終差分演算部94は、たとえば仮想エンド角θeと操舵角θsとの比較を通じてステアリングホイール11の回転位置がその仮想的な操作範囲の限界位置に達しているかどうかを判定するエンド判定を行う。
また、最終差分演算部94は、次式(D10)に示されるように、操舵角θsと仮想エンド角θeとの差を演算し、この演算される差の値を2つ目の最終差分Δθ1として仮設定する。
最終差分演算部94は、先の式(D9)を使用して演算される1つ目の最終差分Δθ1、および先の式(D10)を使用して演算される2つ目の最終差分Δθ1のうち値の大きい方を選択する。
乗算器98は、ゲイン演算部96により演算されるゲインGと、微分器97により演算される操舵角速度ωsとを乗算することにより、ダンピング用の軸力F22を演算する。ダンピング用の軸力を演算する理由は、つぎの通りである。すなわち、最終差分Δθ1に対するプレ制限軸力F21の変化の勾配が大きくなるほど、最終差分Δθ1の値の変化に対してプレ制限軸力F21の値が振動的に変化するおそれがある。このため、最終差分Δθ1に対するプレ制限軸力F21の値を安定化するために、ダンピング用の軸力F22を演算する。
つぎに、本実施の形態の作用を説明する。
ステアリングホイール11の操作位置がその操作範囲の限界位置の近傍位置に達していないとき、あるいは転舵シャフト14がその物理的な可動範囲の限界位置の近傍位置に達していないとき、制限軸力演算部82は基本的には制限軸力F2を演算しない。また、制限軸力演算部82は、転舵輪16が障害物に当たっている旨判定されないとき、制限軸力演算部82は基本的には制限軸力F2を演算しない。このため、基本軸力演算部81により演算される基本軸力F1が最終軸力F3となる。この場合、この最終軸力F3をトルクに換算したトルク換算値T2*が操舵反力指令値T*に反映されることによって、車両挙動あるいは路面状態に応じた操舵反力をステアリングホイール11に付与することが可能となる。運転者は、ステアリングホイール11を介した操舵反力を手応えとして感じることにより車両挙動あるいは路面状態を把握することが可能となる。
したがって、本実施の形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)転舵輪16の転舵動作が制限されているかどうかに応じて演算される基準角θholdと現在の操舵角θsとの差に応じて、縁石軸力としての制限軸力F2、およびエンド軸力としての制限軸力F2のうちいずれか一方が演算される。縁石軸力としての制限軸力F2は、転舵輪16の転舵動作が制限されている状況下でステアリングホイール11のさらなる操作を制限するための軸力である。エンド軸力は、ステアリングホイール11の仮想エンド角を超える操舵を制限するための軸力である。すなわち、縁石軸力としての制限軸力F2、およびエンド軸力としての制限軸力F2を演算する部分が共用化されている。このため、縁石軸力とエンド軸力とを調停する処理も不要である。したがって、縁石軸力およびエンド軸力を個別に演算する場合に比べて、演算負荷が軽減される。
なお、本実施の形態は、つぎのように変更して実施してもよい。
・制限軸力演算部82として、差分演算部92を割愛した構成を採用してもよい。この場合、基準角演算部93は、縁石判定時の操舵角θs1がそのまま基準角θholdとなる。
・操舵装置10にクラッチを設けてもよい。この場合、図1に二点鎖線で示すように、ステアリングシャフト12とピニオンシャフト13とをクラッチ21を介して連結する。クラッチ21としては、励磁コイルに対する通電の断続を通じて動力の断続を行う電磁クラッチが採用される。制御装置50は、クラッチ21の断続を切り替える断続制御を実行する。クラッチ21が切断されるとき、ステアリングホイール11と転舵輪16との間の動力伝達が機械的に切断される。クラッチ21が接続されるとき、ステアリングホイール11と転舵輪16との間の動力伝達が機械的に連結される。
12…操舵機構を構成するステアリングシャフト
14…操舵機構を構成する転舵シャフト
16…転舵輪
31…反力モータ
41…転舵モータ
50…制御装置(操舵制御装置)
81…基本軸力演算部
82…制限軸力演算部
83…加算器(最終軸力演算部)
91…操舵角保持部
92…差分演算部
93…基準角演算部
94…最終差分演算部
95…プレ制限軸力演算部(軸力演算部)
96…ゲイン演算部
98…乗算器
Claims (5)
- 転舵輪を転舵させる転舵シャフトとの間の動力伝達が分離されたステアリングホイールに付与される操舵反力を発生する反力モータを操舵状態に応じて演算される指令値に基づき制御する操舵制御装置であって、
前記ステアリングホイールが定められた操作範囲内で操作される場合、少なくとも前記転舵輪を介して前記転舵シャフトに作用する力が反映される軸力を含む基本軸力を演算する基本軸力演算部と、
前記ステアリングホイールの操作を仮想的に制限するための軸力である制限軸力を演算する制限軸力演算部と、
前記基本軸力および前記制限軸力に基づき前記指令値に反映させるべき最終的な軸力である最終軸力を演算する最終軸力演算部と、を有し、
前記制限軸力演算部は、前記転舵輪の転舵動作が制限された場合、その制限されたときの操舵角を保持する操舵角保持部と、
前記転舵輪の転舵動作が制限されている場合には前記操舵角保持部により保持された操舵角を、前記転舵輪の転舵動作が制限されていない場合には現在の操舵角を、前記ステアリングホイールの仮想的な操作範囲の限界位置に対応する仮想エンド角に制限する制限処理を実行することにより基準角を演算する基準角演算部と、
前記基準角と現在の操舵角との最終的な差である最終差分を演算する最終差分演算部と、
前記最終差分の値に応じて前記制限軸力を演算する軸力演算部と、を有している操舵制御装置。 - 前記最終差分演算部は、前記転舵輪の転舵動作が制限されている場合、演算される前記最終差分の値を減少させるように補正する請求項1に記載の操舵制御装置。
- 前記最終差分演算部は、前記転舵輪の転舵動作が制限されている場合、かつ前記ステアリングホイールの回転位置がその仮想的な操作範囲の限界位置に達している場合、前記転舵輪の転舵動作が制限されているとして演算される前記最終差分、および前記ステアリングホイールの回転位置がその仮想的な操作範囲の限界位置に達しているとして演算される前記最終差分のうち値の大きい方を使用する請求項1または請求項2に記載の操舵制御装置。
- 前記最終差分演算部により演算される前記最終差分の値に応じて前記制限軸力に対するダンピング用のゲインを演算するゲイン演算部と、
前記ゲイン演算部により演算される前記ゲインと操舵角速度とを乗算することにより前記制限軸力に反映させるダンピング用の軸力を演算する乗算器と、を有している請求項1~請求項3のうちいずれか一項に記載の操舵制御装置。 - 前記転舵輪の転舵動作が制限されている場合、前記転舵輪の転舵動作が制限されたときの前記転舵輪の転舵角と現在の転舵角との差を演算する差分演算部を有し、
前記基準角演算部は、前記転舵輪の転舵動作が制限されているとき、前記操舵角保持部により保持された操舵角を前記差分演算部により演算される前記差の値に応じて補正し、この補正後の操舵角に対して前記制限処理を実行することにより前記基準角を演算する請求項1~請求項4のうちいずれか一項に記載の操舵制御装置。
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