JP2022540342A - 集積オンチップ光導波路を含む光熱ガス検出器 - Google Patents
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Abstract
装置は、集積導波路構造と、第1の波長を有するプローブビームを生成するように動作可能な第1の光源とを含み、プローブビームは導波路構造の第1の端部に結合されている。第2の光源は、プローブビームの経路の近傍のごく近傍にガス分子を励起させるために第2の波長を有する励起ビームを生成するように動作可能である。光検出器は、集積導波路構造の第2の端部に結合され、プローブビームが導波路構造を通過した後にプローブビームを検出するように動作可能である。装置は、ガス分子の励起によりガス分子の温度を上昇させて、光検出器によって測定可能なプローブビームの変化を引起こすように動作可能である。
Description
開示の分野
本開示は、オンチップガス検出システムに関する。
本開示は、オンチップガス検出システムに関する。
背景
低濃度の微量ガスを検出するための非侵入型技術は、さまざまな環境用途、生物学的用途および医療用途において有用であり得る。光熱技術または光偏向技術は、たとえば、微量ガスによる別の光ビームの吸収によってもたらされる局所な屈折率勾配による光ビームの偏向に基づくものである。
低濃度の微量ガスを検出するための非侵入型技術は、さまざまな環境用途、生物学的用途および医療用途において有用であり得る。光熱技術または光偏向技術は、たとえば、微量ガスによる別の光ビームの吸収によってもたらされる局所な屈折率勾配による光ビームの偏向に基づくものである。
概要
本開示は、光熱効果に基づいてガスを検出するためのシステムであって、特徴的な波長を有する1本の光ビーム(すなわち、ポンプビームまたは励起ビーム)によってガス分子の励起が行なわれるとともに、別の光ビーム(すなわち、プローブビーム)によって測定が実行されるシステムについて記載する。
本開示は、光熱効果に基づいてガスを検出するためのシステムであって、特徴的な波長を有する1本の光ビーム(すなわち、ポンプビームまたは励起ビーム)によってガス分子の励起が行なわれるとともに、別の光ビーム(すなわち、プローブビーム)によって測定が実行されるシステムについて記載する。
たとえば、一局面では、本開示は、集積導波路構造を含む装置について記載する。当該装置はさらに、第1の波長を有するプローブビームを生成するように動作可能な第1の光源を含む。当該プローブビームは、当該導波路構造の第1の端部に結合される。第2の光源は、当該プローブビームの経路のごく近傍にガス分子を励起させるために第2の波長を有する励起ビームを生成するように動作可能である。当該装置は、当該集積導波路構造の第2の端部に結合された光検出器を含み、当該光検出器は、プローブビームが導波路構造を通過した後に当該プローブビームを検出するように動作可能である。当該装置は、ガス分子の励起によりガス分子の温度を上昇させることで、光検出器によって測定可能なプローブビームの変化を引起こすように、動作可能である。
いくつかの実現例は以下の特徴のうちの1つ以上を含む。たとえば、場合によっては、当該集積導波路構造はストリップ導波路またはリブ導波路を含む。場合によっては、当該集積導波路構造は、ファブリペロー干渉計、フォトニック結晶、またはマッハツェンダー干渉計のうち少なくとも1つを含む。
いくつかの実現例では、当該集積導波路構造は基準アームおよびプローブアームを有する。当該装置は、当該集積導波路構造が配置される基板に少なくとも1つの開口部を有し得る。これにより、当該少なくとも1つの開口部は、当該励起ビームが当該プローブビームと交差する位置におけるガスの流れを可能にする。場合によっては、当該装置は当該基板に複数の開口部を有する。この場合、当該装置は、当該プローブビームの測定部分が当該開口部のうちの第1の開口部を通って進むとともに当該プローブビームの基準部分が当該開口部のうちの第2の開口部を通って進むように、動作可能である。
いくつかの実現例では、当該装置は、当該励起ビームを制御または調整するための電子フィードバックシステムまたは光学フィードバックシステムを有する。
場合によっては、励起ビームの経路はプローブビームの経路と交差する。このため、いくつかの実現例では、当該集積導波路構造は、励起ビームの経路がプローブビームの経路と交差する感温部を含む。当該感温部の温度の変化は、光検出器によって測定可能なプローブビームの変化を引起こす。当該装置は、励起ビームの経路が集積導波路構造を通るプローブビームの経路にごく近接して追従するように配置され得る。場合によっては、励起ビームの経路は集積導波路構造の一部を通過する。励起ビームの経路は、プローブビームの自由空間伝搬中にプローブビームの経路と交差し得る。
実現例に応じて、第2の光源は、パルスモードまたは連続モードで動作可能であり得る。当該装置は、励起ビームとプローブビームとが交差する領域の方に励起ビームを向けるように動作可能な光学素子を含み得る。いくつかの実現例では、当該装置は、励起ビームを第2の光源から格子カプラに誘導するための光ガイドを含む。当該格子カプラは、励起ビームとプローブビームとが交差する領域の方に励起ビームを向けるように動作可能である。
第1の波長および第2の波長は互いに同じであってもよいが、場合によっては、励起ビームはプローブビームの波長とは異なる波長を有する。
別の局面では、本開示は、第1の波長を有するプローブビームを生成するステップと、当該プローブビームを集積導波路構造の第1の端部に結合するステップとを含む方法について記載する。当該方法はさらに、当該プローブビームの経路のごく近傍にガス分子を励起させるために第2の波長を有する励起ビームを生成するステップを含む。ガス分子の励起によりガス分子の温度を上昇させることで、当該プローブビームの位相および/または強度を変化させる。当該集積導波路構造の第2の端部に結合された光検出器は当該プローブビームの変化を測定するために用いられる。
用途に応じて当該システムを用いることで、ガス分子の存在を認識すること、特定のガス分子タイプを識別すること、および/または、検出器出力信号に基づいてガス濃度を判定すること、ができる。集積光導波路を用いることは、システムをよりコンパクトにし、より高感度にし、および/または、場合によってはより低コストで製造するのに役立ち得る。
他の局面、特徴および利点が、以下の詳細な説明、添付の図面、および添付の特許請求の範囲から明らかになるだろう。
詳細な説明
本開示は、特徴的な波長を有する第1の光ビーム(すなわち、ポンプビームまたは励起ビーム)によってガス分子の励起が行なわれるとともに、異なる波長を有する第2の光ビーム(すなわち、プローブビーム)によって測定が実行される、光熱効果に基づいてガスを検出するためのシステムについて記載する。光熱検出技術は、プローブビームがビームの伝搬方向に対して垂直な屈折率勾配を有する媒体内を進むときの当該プローブビームの偏向に依拠するものである。屈折率勾配は励起ビームによってもたらされる。ガス分子による励起ビームの吸収により温度が局所的に上昇し、これが、温度勾配をもたらし、これにより屈折率が変化する。プローブビームの偏向は吸収された励起光の量を示す。したがって、プローブ偏向は、励起光を吸収するガス分子の密度に比例している。
本開示は、特徴的な波長を有する第1の光ビーム(すなわち、ポンプビームまたは励起ビーム)によってガス分子の励起が行なわれるとともに、異なる波長を有する第2の光ビーム(すなわち、プローブビーム)によって測定が実行される、光熱効果に基づいてガスを検出するためのシステムについて記載する。光熱検出技術は、プローブビームがビームの伝搬方向に対して垂直な屈折率勾配を有する媒体内を進むときの当該プローブビームの偏向に依拠するものである。屈折率勾配は励起ビームによってもたらされる。ガス分子による励起ビームの吸収により温度が局所的に上昇し、これが、温度勾配をもたらし、これにより屈折率が変化する。プローブビームの偏向は吸収された励起光の量を示す。したがって、プローブ偏向は、励起光を吸収するガス分子の密度に比例している。
以下においてより詳細に説明するように、光熱ガス検出システムは、システムの1つ以上の部分を通じてプローブビームを誘導するのに役立つ集積オンチップ光導波路を含み得る。集積光導波路を用いることは、システムをよりコンパクトにし、より高感度にし、および/または、場合によっては、より低コストに製造するのに役立ち得る。
図1の例に示されるように、システムは、集積光導波路構造14に供給されるプローブビーム12を生成するように動作可能な第1の光源10(たとえば、レーザデバイス)を含む。たとえば、それぞれのクラッド層28、30によって囲まれたコア26を有するスラブ導波路として実現され得る導波路構造14は、シリコンまたは他の基板24上に形成され得る。コア26とクラッド28、30との相対屈折率は、プローブビーム12が全内部反射によってコア領域を通って誘導されるように(すなわち、コア26の屈折率は周囲の層28、30の屈折率よりも大きい)選択される。場合によっては、ストリップ導波路、リブ導波路、およびフォトニック結晶導波路を含む他のタイプの集積導波路構造が使用可能である。
当該システムはまた、対象となるガス分子タイプの強力な特徴吸収線と一致する波長を有するポンプビーム18を生成するように動作可能な第2の光源16を含む。場合によっては、第2の光源16は、異なるそれぞれの波長を有する複数の光ビームを生成するように調整可能である。調整可能な光源を用いることにより、異なるそれぞれの吸収線(たとえば、赤外線(infra-red:IR)など)を有する複数のガス分子タイプの存在についてテストすることが可能となる。いくつかの実現例では、第2の光源16は、狭い帯域幅を有するポンプビームであって特定のガス分子タイプの強力な吸収線と一致する中心波長を有するポンプビームを生成するように動作可能なVCSELまたは他のレーザデバイスである。VCSELまたは他のレーザデバイスは、この吸収線付近の波長範囲で調整可能であり得る。
当該システムはさらに、プローブビーム18が導波路構造14を通過した後に当該プローブビーム18を感知するための光検出器20を含む。このため、導波路構造14は、一端でプローブビーム12を受取るように、かつ、当該プローブビーム12が導波路構造14から出るときに当該プローブビーム12を光検出器20に向けるように配置されている。図1の例では、ポンプビーム18の経路は、プローブビーム12の経路および導波路構造14に対して実質的に垂直である。したがって、この場合、ポンプビーム18は導波路構造14を横断するとともにプローブビーム12と交差する。
図1に示すように、第1の光源10および光検出器20は基板24上に搭載することができる。場合によっては、光検出器は、基板内または基板上に形成されてもよい。たとえば、基板24がシリコンで構成されており、第1の光源10がプローブビーム12のための可視光を生成するように動作可能である場合、光検出器20は、基板24において少なくとも部分的に形成されるフォトダイオードとして実現されてもよい。
図1の例では、導波路構造14の少なくとも一部22は温度の変化に敏感である。たとえば、温度の変化は、感温部22の屈折率のずれをもたらし得るか、または、より長い経路長によって引起こされる熱拡張をもたらし得る。対象とされたガス分子が導波路構造14の感温部22の表面に隣接しているかまたは接触している場合、ポンプビーム18が導波路構造を通過する際に当該ガス分子が加熱される。感温部22の温度が上昇し、これに付随してその屈折率がずれると、結果として、導波路構造14内を進むプローブビーム12のエバネッセント場が影響を受ける可能性がある。このため、プローブビーム12の振幅および/または位相は、影響を受ける可能性があるとともに、光センサ20によって測定することができる。たとえば、場合によっては、プローブビーム12が分析対象のガス体積内を通過すると、感度強度のRIが変化するので、ガス分子が存在する場合には検出器20は強度変化を検出する。検出器は、プローブビームの波長範囲内で感度が良いだけでよい。このため、たとえば、吸収線が赤外線領域にあったとしても、検出器は可視光の範囲内にあり得る。これにより、検出器の製造がはるかに容易かつ安価になり得る。検出器20からの出力信号は、ガス分子の存在を認識し、特定のガス分子タイプを識別し、検出器出力信号に基づいてガス濃度を判定するように構成された電子制御ユニット(electronic control unit:ECU)32に提供され得る。好ましくは、ECU32は基板24の一体型部分であり、このためデバイスをより安価に製造することが可能となる。
いくつかの実現例では、導波路構造14の感温部22は、たとえば、フォトニック結晶として実現され得る。このような場合、検査されたガス分子はフォトニック結晶の複数の孔を通って導波路内に浸透し得るので、これらの検査済みガス分子と導波路との間の相互作用がより強くなり得る。さらに、光と屈折率が変化した媒体との相互作用を増大させることができるフォトニック結晶を用いることで低速光の概念を実現することができる。
図2に示すように、それぞれの垂直ミラー34が導波路構造14の感温部22の両側に配置されてファブリペロー干渉計を形成し得る。ファブリペロー干渉計の伝達特性が急峻であるため、結果として、小さな波長変化に対して非常に感度の高いデバイスを得ることができる。
図3に示されるように、いくつかの実現例では、感温素子を導波路構造に組込むのではなく、導波路構造14Aは、ポンプビーム18とプローブビーム12とが交差する領域に自由空間領域40を有する。このような場合、プローブビーム12の自由空間伝搬により、プローブビームが伝搬している媒体を直接加熱することが可能となる。したがって、間接的な加熱(すなわち、感温素子の加熱)は不要である。この方策は有利であり得る。なぜなら、基板24における貫通孔42により、ガスがプローブビーム12を通って流れることが可能になるとともに、ポンプビーム18により、プローブビーム12が通過するガス分子が加熱されるからである。この場合、自由空間領域40内の空気の屈折率は、ガス分子が加熱されることにより変化する。屈折率の変化は、光検出器20によって測定することができる振幅および/または位相に影響を及ぼす。
上述の例では、ポンプビーム18は、プローブビーム12に対して実質的に垂直な経路に沿って進む。他の実現例では、光源16は、ポンプビーム18が導波路構造14およびプローブビーム12に対して実質的に平行な経路に沿って進むように配置することができる。例を図4に示す。ポンプビーム18は、導波路構造14の感温部22の表面の極めて近くを通過する経路に沿って進むはずである。感温部22の近傍におけるガス分子は、ポンプビームの吸収によって加熱され、ガス分子の温度上昇は、たとえば、導波路構造14内を進むプローブビーム12のエバネッセント場に影響を及ぼす。プローブビーム12の振幅および/または位相の変化は光センサ20によって測定することができる。ポンプビーム18が導波路構造14の感温部22に対して平行に方向付けられると、検査されたガス分子が加熱される相互作用体積を増やすことができる。したがって、場合によっては、より高い感度を達成することができる。
いくつかの実現例では、集積導波路構造はマッハツェンダー干渉計(Mach-Zehnder interferometer:MZI)を組込んでいる。図5は、プローブビームと励起ビームとの間の自由空間交差の例を示しているが、MZI技術は図1、図2および図4と同様の配置でも使用可能である。図5の例に示すように、光熱ガス検出システムは、光源10からの光ビームを受ける集積導波路構造114を有するMZIを含む。この場合、光源10はコヒーレント光を生成するはずである。集積導波路構造は、光ビームを2つのビームに分割し、これらのビームを、基準アーム102およびプローブアーム104を画定するそれぞれの平行導波路に与える。基準アーム102およびプローブアーム104の各々は、検査中のガスを流すためのそれぞれのチャネル106A、106Bによって遮断されている。チャネル106A、106Bは、たとえば、MZI導波路構造が形成される基板において貫通シリコンビア(through silicon via:TSV)として形成することができる。図示される例では、活性領域はチャネル106B内にあり、ここで、励起(またはパルス)ビームはプローブビーム112と交差し、光検出器110によって吸収される。光検出器110は、たとえば、チャネル106A、106Bを互いから分離する基板の表面上に作製された格子カプラを含み得る励起光源116を制御または調整するためのフィードバックを提供するために使用され得る信号を生成するように動作可能である。格子カプラは、励起レーザ(たとえば、VCSEL)から、または光ファイバもしくは他の光ガイドから光を収集するとともに、収集された光を励起ビームおよびプローブビーム112、118が交差する領域に方向付けるように動作可能である。基準光ビーム120は、基準アーム102内を進み、チャネル106A内を通過する。
動作時、ガスは両方のチャネル106A、106B内を流れる。貫通孔106Bは、プローブアーム104を遮断することでガスがプローブビーム112内を流れることを可能にし、ポンプビーム118は、プローブビーム112が通過するガス分子を加熱する。ガス分子が加熱されることにより、チャネル106B内の空気の屈折率が変化する。屈折率の変化は、さらに、振幅および/または位相に影響を及ぼす。集光素子122は、チャネル106A、106Bの遠端に配置されて、プローブ光ビーム112および基準光ビーム120をそれぞれ収集し、これらの収集した光ビームをそれぞれの集積導波路104、102に戻すように誘導する。集光素子122は、たとえば、逆テーパ、フォトニック結晶、または平面レンズとして実現され得る。導波路構造の2つのアーム102、104は、光検出器20に結合されるMZI出力として干渉パターンを生成するようにプローブ光ビーム112と基準光ビーム120とを合流させる。ECUは、光検出器から信号を受信することができるとともに、当該信号を分析して、ガス分子の存在を認識し、特定のガス分子タイプを識別し、検出器の出力信号に基づいてガス濃度を判定することができる。
場合によっては、図5におけるような導波路アーム102、104のための2つの別個のTSV106A、106Bではなく、基板内の単一のTSV106が、図6に示されるように、ガス流とプローブビーム112および基準ビーム120との間の相互作用のためのチャネルとしての役割を果たし得る。導波路構造の基準アーム102およびプローブアーム104の各々はそれぞれのレンズまたは反射キャップ130を含み得る。それぞれのレンズまたは反射キャップ130は、たとえば金属半球で構成されてもよく、関連する光ビーム112または120を表面に向かって下方に方向付け直すものである。図6の構成は、場合によっては、プローブ領域および基準領域においてより等しいガス流をもたらし得るとともに、測定歪みを低減させ得る。さらに、図5の構成はチャネル106A、106Bを通過する光の面内結合を表わしているが、図6の構成は格子カプラによる当該光の結合を表わしている。
光検出器110は、図5に関連付けて説明されるように、たとえば、基板(たとえば、基板24)の表面上に作製された格子カプラを含み得る励起光源116を制御または調整するためのフィードバックを提供するために使用することができる信号を生成するように動作可能である。図7Aおよび図7Bに示されるように、格子カプラ300は、励起レーザ(たとえば、VCSEL)302(図7A)または光ファイバ304(図7B)から光を収集し、収集された光を励起(またはポンプ)ビームおよびプローブビーム112、118が交差する領域の方に向けるように動作可能である。
本開示に記載される光熱ガス検出システムは、用途に応じて、たとえば、さまざまな動作モードで使用することができる。場合によっては、励起光源は連続モードで動作可能であるが、他の状況では、パルスモードで動作可能である。たとえば、励起されたガス分子がプローブビームのエバネッセント場に影響を及ぼす実現例では、パルス状の動作モードが適切であり得る。パルス状の励起光の使用は、たとえば、ロックイン検出技術に有用であり得る。
本明細書に記載される主題および機能的動作(たとえば、ECUの動作)のさまざまな局面は、デジタル電子回路において、または本明細書に開示される構造およびそれらの構造的等価物を含むコンピュータソフトウェア、ファームウェア、もしくはハードウェアにおいて、またはこれらの1つ以上の組合せにおいて実現され得る。したがって、本明細書に記載される主題の局面は、1つ以上のコンピュータプログラムプロダクトとして、すなわち、データ処理装置によって実行するための、またはデータ処理装置の動作を制御するための、コンピュータ可読媒体上で符号化されるコンピュータプログラム命令の1つ以上のモジュールとして、実現され得る。コンピュータ可読媒体は、機械可読記憶デバイス、機械可読記憶基板、メモリデバイス、機械可読伝搬信号をもたらす物質の組成、またはこれらの1つ以上の組合わせであり得る。当該装置は、ハードウェアに加えて、当該コンピュータプログラムのための実行環境を作成するコード、たとえばプロセッサファームウェアを構成するコード、を含み得る。
コンピュータプログラムの実行に適したプロセッサは、例として、汎用マイクロプロセッサおよび専用マイクロプロセッサの両方、ならびに、任意の種類のデジタルコンピュータの任意の1つ以上のプロセッサを含む。概して、プロセッサは、読取り専用メモリまたはランダムアクセスメモリまたはこれら両方から命令およびデータを受信するだろう。コンピュータの必須要素は、命令を実行するためのプロセッサと、命令およびデータを格納するための1つ以上のメモリデバイスとである。コンピュータプログラム命令およびデータを格納するのに適したコンピュータ可読媒体は、例として、半導体メモリデバイス、たとえば、EPROM、EEPROM、およびフラッシュメモリデバイスと、磁気ディスク、たとえば、内蔵ハードディスクまたはリムーバブルディスクと、光磁気ディスクと、CD ROMおよびDVD-ROMディスクとを含む、あらゆる形態の不揮発性メモリ、媒体、およびメモリデバイスを含む。プロセッサおよびメモリは、専用論理回路によって補完され得るかまたは専用論理回路に組込まれ得る。
本明細書は、多くの具体的な実現例の詳細を含むが、これらは、いかなる発明または請求項にて主張され得るものの範囲に対する限定として解釈されるべきではなく、むしろ、特定の発明の特定の実施形態に特有の特徴を説明するものとして解釈されるべきである。別個の実施形態の文脈において本文書に記載されている特定の特徴は、単一の実施形態において組合わせて実現することもできる。逆に、単一の実施形態の文脈において説明されるさまざまな特徴はまた、複数の実施形態において別々に、または任意の好適な部分的組合わせで実現され得る。さらに、特徴は、特定の組合せで機能するものとして上述され得るとともに、そのように最初に主張されることもあり得るが、主張された組合せからの1つ以上の特徴が場合によってはその組合せから削除される可能性もあり、さらに、主張される組合せが、部分的な組合せまたは部分的な組合せの変形例を対象とする可能性もある。さらに、さまざまな変更が容易に明らかになるだろう。したがって、他の実現例も特許請求の範囲内にある。
Claims (20)
- 装置であって、
集積導波路構造と、
第1の波長を有するプローブビームを生成するように動作可能な第1の光源とを備え、前記プローブビームは前記集積導波路構造の第1の端部に結合されており、前記装置はさらに、
第2の光源を備え、前記第2の光源は、前記プローブビームの経路のごく近傍にガス分子を励起させるために第2の波長を有する励起ビームを生成するように動作可能であり、前記装置はさらに、
前記集積導波路構造の第2の端部に結合された光検出器を備え、前記光検出器は、前記プローブビームが前記集積導波路構造を通過した後に前記プローブビームを検出するように動作可能であり、
前記装置は、前記ガス分子の励起により前記ガス分子の温度を上昇させることで、前記光検出器によって測定可能な前記プローブビームの変化を引起こすように、動作可能である、装置。 - 前記集積導波路構造はストリップ導波路またはリブ導波路を含む、請求項1に記載の装置。
- 前記集積導波路構造は、前記励起ビームの経路が前記プローブビームの前記経路と交差する感温部を含み、前記感温部の温度の変化は、前記光検出器によって測定可能な前記プローブビームの変化を引起こす、請求項1または2に記載の装置。
- 前記励起ビームの経路は前記プローブビームの前記経路と交差する、請求項1または2に記載の装置。
- 前記励起ビームを制御または調整するための電子フィードバックシステムまたは光学フィードバックシステムを有する、請求項1に記載の装置。
- 前記励起ビームの経路が前記集積導波路構造を通る前記プローブビームの前記経路にごく近接して追従するように配置される、請求項1または2に記載の装置。
- 前記励起ビームの前記経路は前記集積導波路構造の一部を通過する、請求項6に記載の装置。
- 前記励起ビームの経路は、前記プローブビームの自由空間伝搬中に前記プローブビームの前記経路と交差する、請求項1または2に記載の装置。
- 前記集積導波路構造はファブリペロー干渉計を含む、請求項1に記載の装置。
- 前記集積導波路構造はフォトニック結晶を含む、請求項1に記載の装置。
- 前記集積導波路構造はマッハツェンダー干渉計を含む、請求項1に記載の装置。
- 前記集積導波路構造は基準アームおよびプローブアームを有する、請求項11に記載の装置。
- 前記集積導波路構造が配置される基板において少なくとも1つの開口部を有し、前記少なくとも1つの開口部は、前記励起ビームが前記プローブビームと交差する位置におけるガスの流れを可能にする、請求項12に記載の装置。
- 前記基板に複数の開口部を有し、前記装置は、前記プローブビームの測定部分が前記開口部のうちの第1の開口部を通って進み、前記プローブビームの基準部分が前記開口部のうちの第2の開口部を通って進むように動作可能である、請求項13に記載の装置。
- 前記第2の光源はパルスモードで動作可能である、請求項1に記載の装置。
- 前記第2の光源は連続モードで動作可能である、請求項1に記載の装置。
- 前記励起ビームと前記プローブビームとが交差する領域の方に前記励起ビームを向けるように動作可能な光学素子をさらに含む、請求項1に記載の装置。
- 前記励起ビームを前記第2の光源から格子カプラに誘導するための光ガイドをさらに含み、前記格子カプラは、前記励起ビームと前記プローブビームとが交差する領域の方に前記励起ビームを向けるように動作可能である、請求項1に記載の装置。
- 前記励起ビームは、前記プローブビームの波長とは異なる波長を有する、請求項1から18のいずれか1項に記載の装置。
- 方法であって、
第1の波長を有するプローブビームを生成するステップと、
前記プローブビームを集積導波路構造の第1の端部に結合するステップと、
前記プローブビームの経路のごく近傍にガス分子を励起させるために第2の波長を有する励起ビームを生成するステップとを備え、前記ガス分子の励起により前記ガス分子の温度を上昇させることで、前記プローブビームの変化を引起こし、前記方法はさらに、
前記集積導波路構造の第2の端部に結合された光検出器によって前記プローブビームの前記変化を測定するステップを備える、方法。
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