JP2022035657A - 水性組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(a)界面活性剤[以下(a)成分という]を0.1質量%以上2.0質量%以下、(b)疎水性機能成分[以下(b)成分という]、(c)20℃における水への溶解度が0.01以上10以下であり、水酸基を1つ以上有する化合物[ただし(b)成分を除く][以下(c)成分という]、任意の(d)水溶性溶剤を4質量%以下、及び水を含有し、(a)成分と(b)成分の含有量の質量比(b)/(a)が0.01以上1.5以下であり、(b)成分と(c)成分の含有量の質量比(c)/(b)が0.26以上3.5以下である、水性組成物。
【選択図】なし
Description
特許文献2には、陰イオン界面活性剤と低級アルコールやグリコール溶剤を含有する香料を含むガラス用クリーニング組成物が開示されている。
特許文献3には、ジエタノールアミド型界面活性剤を含有する液体芳香消臭剤の技術が開示されている。
(b)成分、並びに下記(a)成分、(c)成分及び任意の(d)成分を、水と混合し、
(a)成分~(d)成分を、
(a)成分を、混合する成分の全量中、0.1質量%以上2.0質量%以下、
(a)成分と(b)成分を、(b)/(a)の質量比が0.01以上1.5以下、
(b)成分と(c)成分を、(c)/(b)の質量比が0.26以上3.5以下、
(d)成分を、混合する成分の全量中、4質量%以下、
の条件で用いる、
疎水性機能成分の可溶化方法に関する。
(a)成分:界面活性剤
(c)20℃における水への溶解度が0.01以上10以下であり、水酸基を1つ以上有する化合物[ただし(b)成分を除く]
(d)水溶性溶剤
例えば、同量の疎水性機能成分を可溶化する場合には、本発明では、水溶性溶剤や界面活性剤などの可溶化のための成分の使用量を低減することができる。また、水溶性溶剤や界面活性剤などの可溶化のための成分の使用量を同量とした場合には、本発明では、より多くの疎水性機能成分を安定に可溶化することができる。
本発明の水性組成物は、(a)成分の界面活性剤、(b)成分の疎水性機能成分、(c)成分である20℃における水への溶解度が0.01以上10以下であり、水酸基を1つ以上有する化合物[ただし(b)成分を除く]、及び水を含有し、任意に(d)成分の水溶性溶剤を含有する。ここで、水への溶解度は、20℃の水100gに溶解する最大量(g)であり、以下、特記しない限り、本発明での水への溶解度はこの意味である。
(a)成分は、界面活性剤である。
(a)成分としては、(a1)カチオン性界面活性剤[以下(a1)成分という]が挙げられる。(a1)成分としては、下記一般式(a1-1)で表される化合物及び一般式(a1-2)で表される化合物から選ばれるカチオン性界面活性剤が好ましい。
ジ長鎖アルキル型第4級アンモニウム塩である場合、一般式(a1-1)において、好ましくは、R1a及びR2aは、同一又は異なって、それぞれ、炭素数8以上16以下のアルキル基、アルケニル基又はヒドロキシアルキル基であり、R3a及びR4aは、同一又は異なって、それぞれ、炭素数1以上3以下のアルキル基、ヒドロキシアルキル基又は平均付加モル数10以下のポリオキシエチレン基である。
両性界面活性剤としては、洗浄力及び起泡性の観点から、アミンオキサイド、スルホベタイン及びカルボベタインから選ばれる1種以上の両性界面活性剤を含むことが好ましい。
一般式(a2-1)中、R11a及びR12aは、好ましくはメチル基である。
一般式(a2-1)で表される化合物としては、アーモンドアミドプロピルベタイン、アプリコットアミドプロピルベタイン、アボカドアミドプロピルベタイン、ババスアミドプロピルベタイン、ベヘナミドプロピルベタイン、キャノーラアミドプロピルベタイン、カプリル/カプラミドプロピルベタイン、コカミドプロピルベタイン、ココ/オレアミドプロピルベタイン、イソステアラミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルカルボベタイン、ミルクアミドプロピルベタイン、ミンクアミドプロピルベタイン、ミリスタミドプロピルベタイン、オレアミドプロピルベタイン、オリーブアミドプロピルベタイン、パルマムアミドプロピルベタイン、パルミタムアミドプロピルベタイン、リシノール酸アミドプロピルベタイン、セサミドプロピルベタイン、ソイアミドプロピルベタイン、ステアラミドプロピルベタイン、牛脂アミドプロピルベタイン、ウンデシレンアミドプロピルベタイン、及び小麦胚芽アミドプロピルベタインが挙げられる。
これらの中では、ラウラミドプロピルカルボベタイン、ミリスタミドプロピルベタイン、オレアミドプロピルベタイン、及びコカミドプロピルベタインから選ばれる1種以上が好ましい。これらは、一般式(a2-1)中のR11a及びR12aは、それぞれメチル基の化合物である。
(1)カプリルジメチルアミンオキサイド、カプリンジメチルアミンオキサイド、ラウリルジメチルアミンオキサイド、ミリスチルジメチルアミンオキサイド等のアルキル(炭素数8以上22以下)ジアルキル(炭素数1以上3以下)アミンオキサイド、
(2)ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキサイド、ミリスチン酸アミドプロピルジメチルアミンオキサイド、パルミチン酸アミドプロピルジメチルアミンオキサイド等の脂肪酸(炭素数8以上22以下)アミドプロピルジアルキル(炭素数1以上3以下)アミンオキサイドが挙げられ、洗浄力の観点から(1)アルキル(炭素数8以上22以下)ジアルキル(炭素数1以上3以下)アミンオキサイドがより好ましい。
ノニオン性界面活性剤としては、洗浄力及び起泡性の観点から、(a3-1)ポリオキシアルキレンモノアルキル又はアルケニルエーテル〔以下、(a3-1)成分という〕、(a3-2)アルキルポリグリコシド(グリコシド型ノニオン性界面活性剤)〔以下、(a3-2)成分という〕、(a3-3)ソルビタン系ノニオン性界面活性剤〔以下、(a3-3)成分という〕、(a3-4)脂肪族アルカノールアミド〔以下、(a3-4)成分という〕、(a3-5)脂肪酸モノグリセライド〔以下、(a3-5)成分という〕、及び(a3-6)蔗糖脂肪酸エステル〔以下、(a3-6)成分という〕からなる群から選ばれる1種以上が好ましく、これらは2種以上を用いても良い。
(a3-1)成分のノニオン性界面活性剤において、アルキル基又はアルケニル基の炭素数は、洗浄力の観点から、好ましくは6以上、より好ましくは8以上、更に好ましくは10以上、より更に好ましくは12以上であり、そして、同様の観点から、好ましくは22以下、より好ましくは18以下、更に好ましくは16以下、より更に好ましくは14以下である。
アルキレンオキサイドは、洗浄力の観点から、好ましくはエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、及びブチレンオキサイドから選ばれる1種以上であり、より好ましくはエチレンオキサイド、及びプロピレンオキサイドから選ばれる1種以上である。
R16aO[(C2H4O)l/(C3H6O)j]H (a3-1)
〔式中、R16aは炭素数6以上22以下の炭化水素基を示す。l、jは平均付加モル数を示し、lは0以上30以下となる数を示し、jは0以上30以下となる数を示し、lとjが同時に0になることはない。“/”はオキシエチレン基及びオキシプロピレン基が、順序に関係なく、ランダム又はブロックのいずれに付加したものであってもよいことを示す。〕
ここで、HLB値は、下記に示すグリフィンの式で定義される。
HLB値=20×Mw/M
(式中、Mはノニオン性界面活性剤の分子量であり、Mwは該ノニオン性界面活性剤の親水性部分の分子量である。)
尚、一般式(a3-1)中、親水性部分とは、オキシエチレン基とオキシプロピレン基の合計部分である。
(a3-2)成分のノニオン性界面活性剤は、下記の一般式(a3-2)で表されるノニオン性界面活性剤が好ましい。
R17a(OR18a)sGt (a3-2)
〔式中、R17aは、直鎖又は分岐鎖の炭素数8以上18以下、好ましくは12以上14以下のアルキル基、アルケニル基又はアルキルフェニル基、好ましくはアルキル基を示し、R18aは炭素数2以上4以下のアルキレン基を示し、Gは炭素数5又は6の還元糖に由来する残基を示す。sは平均付加モル数を示し、0以上5以下の数である。tはその平均値が1以上5以下となる数を示す。〕
一般式(a3-2)中、sは、洗浄力の観点から、好ましくは0以上、2以下であり、より好ましくは0である。tは、洗浄力の観点から、好ましくは1.1以上、そして、好ましくは1.5以下、より好ましくは1.4以下である。尚、tはプロトンNMR法による測定値である。
一般式(a3-2)中、Gは、それらの入手容易性及びコストの点から、グルコース及びフルクトースから選ばれる1種以上の単糖類に由来する残基が挙げられる。また、Gは、マルトース及びスクロースから選ばれる1種以上の多糖類に由来する残基が挙げられる。Gは、グルコースの単糖類に由来する残基が好ましい。
(a3-3)ソルビタン系ノニオン性界面活性剤、(a3-4)脂肪族アルカノールアミド、(a3-5)脂肪酸モノグリセライド、及び(a3-6)蔗糖脂肪酸エステルは、好ましくは炭素数8以上18以下、より好ましくは炭素数12以上14以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を有するものが好ましい。
アニオン性界面活性剤は、硫酸エステル基、リン酸エステル基、ホスホン酸基、スルホン酸基又はカルボキシ基を有するアニオン性界面活性剤が好ましい。
アニオン性界面活性剤が有する炭化水素基としては、洗浄力の観点から、炭素数が好ましくは5以上、より好ましくは6以上、更に好ましくは7以上、より更に好ましくは8以上、より更に好ましくは10以上、より更に好ましくは12以上、そして、好ましくは21以下、より好ましくは18以下、更に好ましくは16以下、より更に好ましくは14以下の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基、アルキレン基又はアリール基が好ましい。
また、硫酸エステル基及びポリオキシアルキレン基を有する前記アニオン性界面活性剤として、洗浄力の観点から、炭素数は、8以上、好ましくは10以上、そして、21以下、好ましくは18以下、より好ましくは14以下、更に好ましくは12以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を有し、炭素数2以上3以下のオキシアルキレン基の平均付加モル数が好ましくは0.1以上、より好ましくは0.3以上、更に好ましくは0.4以上、そして、好ましくは6以下、より好ましくは5以下、更に好ましくは4以下であるポリオキシアルキレン基を有するポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩が好適である。
また、スルホン酸基を有する前記アニオン性界面活性剤として、洗浄力の観点から、
(1)炭素数6以上15以下のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸塩及び、(2)炭素数8以上、好ましくは10以上、そして、21以下、好ましくは18以下、より好ましくは14以下、更に好ましくは12以下のアルカンスルホン酸塩から選ばれる1種以上のアニオン性界面活性剤が好適である。
具体的には、高級脂肪酸又はその塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸又はその塩、N-アシルアミノ酸又はその塩が挙げられる。
R19a-COOX1 (a4-3)
〔式中、R19aは炭素数8以上21以下のアルキル基又はアルケニル基を示し、X1は水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アルカノールアンモニウム又は塩基性アミノ酸を示す。〕
(b)成分は、疎水性機能成分である。機能成分は、水性組成物の用途などを考慮してある特定の機能を当該水性組成物に付与する成分であってよい。(b)成分について、疎水性とは、20℃における水への溶解度が0.01以下であることであってよい。また、(b)成分は、分子量500以下で、20℃において液状である成分であってよい。
炭素系香料としては、α-ピネン、β-ピネン、カンフェン、リモネン、ターピネオール、ターピノレン、γ-ターピネン、オレンジペラなどが挙げられる。
アルコール系香料としては、トランス-2-ヘキセノール、シス-3-ヘキセノール、3-オクタノール、リナロール、ゲラニオール、β-フェニルエチルアルコール、ネロール、シトロネロール、ロジノール、ミルセノール、ラバンジュロール、テトラヒドロリナロール、ターピネオール、l-メントール、ボルネオール、イソプレゴール、ノポール、p-t-ブチルシクロヘキサノール、o-t-ブチルシクロヘキサノール、アンブリノール、ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコール、フェノキシエタノール、ジメチルベンジルカルビノール、オイゲノール、ポリサントール、フェニルヘキサノール、ジヒドロミルセノールなどが挙げられる。
エーテル系香料としては、ネロールオキサイド、1,8-シネオール、ローズオキサイド、リメトールメントフラン、リナロールオキサイド、ブチルジメチルジヒドロピラン、セドリルメチルエーテル、メトキシシクロドデカン、1-メチル-1-メトキシシクロドデカン、アニソール、アセトアニソール、アネトール、ジヒドロアネトール、メチルオイゲノール、フェニルエチルイソアミルエーテル、β-ナフチルメチルエーテル、β-ナフチルエチルエーテル、エストラゴールなどが挙げられる。
アルデヒド系香料としては、ヘキシルアルデヒド、ノニルアルデヒド、デシルアルデヒド、ウンデシルアルデヒド、ドデシルアルデヒド、トリデシルアルデヒド、2,6-ノナジエノール、シス-4-デセナール、シトラール、シトロネラール、ヒドロキシシトロネラール、センテナール、ボロナール、セトナール、サリチルアルデヒド、ヘリオトロピン、ヘリオナール、バニリン、エチルバニリン、メチルバニリンなどが挙げられる。
ケトン系香料としては、アセトイン、ジアセチル、メチルアミルケトン、エチルアミルケトン、メチルヘキシルケトン、メチルノニルケトン、α-イオノン、β-イオノン、メチルイオノン、α-イロン、α-ダマスコン、ジヒドロジャスモン、シス-ジャスモン、アセトフェノン、p-メチルアセトフェノン、ベンジルアセトン、カローン、ラズベリーケトン、アニシルアセトン、メチルナフチルケトン、ベンゾフェノンなどが挙げられる。
エステル系香料としては、ベンジルアセテート、ギ酸エチル、ギ酸リナリル、ギ酸シトロネリル、ギ酸ゲラニル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イソアミル、酢酸ゲラニル、酢酸リナリル、酢酸ベンジル、酢酸フェニルエチル、酢酸スチラリル、酢酸シンナミル、酢酸アニシル、プロピオン酸ゲラニル、プロピオン酸リナリル、酪酸エチル吉草酸プロピル、イソ吉草酸シトロネリル、イソ吉草酸ゲラニル、桂皮酸エチル、桂皮酸ベンジル、桂皮酸シンナミル、ジャスモン酸メチル、ジヒドロジャスモン酸メチル、フルテート、シクロヘキシルサリチレートなどが挙げられる。
その他の香料としては、γ-オクタラクトン、γ-ノナラクトン、γ-デカラクトン、γ-ウンデカラクトン、δ-デカラクトン、クマリン、ジャスモノラクトン、ジャスミンラクトン、ムスコン、8-シクロヘキサデセン-1-オン(Symrise社製品名、グロバノン)、9-シクロヘプタデセン-1-オン(Firmenich社製品名、シベトン)、シクロペンタデカノン、パーライド、アンバーコア、メチルジヒドロジャスモネート、グルクロノラクトン、メントン、カルボン、ガラクソリッド、ムスクケトンなどが挙げられる。
天然香料としては、植物性や動物性の天然精油や天然抽出物が挙げられる。
これらのなかでも、植物精油が好ましく、例えば、シトラス系香料(オレンジ、レモン、ライム、ベルガモットなど)、ペチグレン、ネロリ、バニラ、マンダリン、ミント系香料(ペパーミント、スペアミントなど)、ラベンダー、ラバンジン、カモミル、ローズマリー、ユーカリ、セージ、バジル、ローズ、ロックローズ、ゼラニウム、ジャスミン、イランイラン、アニス、クローブ、ジンジャー、ナツメグ、カルダモン、セダーウッド、ヒノキ、ベチバー、グアイヤックウッド、パチュリ、レモングラス、ラブダナム、ガルバナム、オリバナム、ガージャンバルサム、フェンネルなどが挙げられる。
炭化水素系溶剤としては、炭素数5以上18以下の直鎖もしくは環式の炭化水素などを挙げることが出来る。
(c)成分は、20℃における水への溶解度が0.01以上10以下であり、水酸基を1つ以上有する化合物[ただし(b)成分を除く]である。
(c)成分は、(b)成分の可溶化に要する添加量を少なくする観点から、20℃における水への溶解度が、10以下、好ましくは5以下、より好ましくは1以下であり、そして、(c)成分そのものの可溶化の観点から、0.01以上、好ましくは0.05以上、より好ましくは、0.1以上である。
なお、本発明では、(c)成分は、(a)成分の界面活性剤には該当しないものとする。
(c)成分は、好ましくは、水酸基を1つ以上、3つ以下有する化合物である。(c)成分は、水酸基を1つまたは2つ有する化合物が好ましく、水酸基を2つ有する化合物がより好ましい。
アルキルグリセリルエーテルとしては、炭素数6以上10以下のアルキル基を有するアルキルグリセリルエーテルが挙げられる。アルキルグリセリルエーテルは、炭素数6以上10以下のアルキル基を有するアルキルモノグリセリルエーテルが好ましい。該アルキルグリセリルエーテルのアルキル基は、直鎖、分岐鎖、いずれでもよいが、分岐鎖が好ましい。前記アルキル基の炭素数は7以上9以下が好ましい。
アルキルグリコールエーテルとしては、下記一般式(c-1)で表される化合物が好ましい。
R1cO-(R2cO)n-H (c-1)
(式中、R1cは炭素数5以上8以下のアルキル基であり、R2cは炭素数2又は3のアルキレン基であり、nは1以上2以下の整数である。)
アルコールとしては、炭素数4以上10以下のアルキル基を有するアルコールが挙げられる。アルコールとしては、1価のアルコールが好ましい。アルコールのアルキル基は、直鎖が好ましい。前記アルキル基の炭素数は6以上8以下がより好ましい。
(d)成分は、水溶性溶剤である。(d)成分は任意の成分であり、本発明ではその含有量が制限される。
(d)成分について、水溶性とは、20℃における水への溶解度が10を超えることであってよい。
(d)成分としては、グリコール系溶剤、アルコール、ジオール、トリオールなどが挙げられ、グリコール系溶剤、アルコールが好ましい。
グリコール系溶剤としては、下記一般式(d-1)で表される化合物が挙げられる。
R1dO-(R2dO)n-H (d-1)
(式中、R1dは炭素数1以上4以下のアルキル基であり、R2dは炭素数2又は3のアルキレン基であり、nは1以上3以下の整数である。)
アルコールとしては、メタノール、エタノール、1-プロパノール、2-プロパノール、2-ブタノールなどが挙げられる。
本発明で含有量が制限される(d)成分は、グリコール系溶剤であってよい。
本発明の水性組成物は、(b)成分を可溶化する観点から、(a)成分の含有量が、0.1質量%以上、好ましくは0.3質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上、そして、2.0質量%以下、好ましくは1.5質量%以下、より好ましくは1.2質量%以下である。
この質量比を満たした上で、本発明の水性組成物は、(b)成分の含有量が、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.05質量%以上、更に好ましくは0.1質量%以上である。(b)/(a)を上記範囲に設定すれば、(b)成分の含有量が上記範囲であっても、水性組成物に(b)成分を安定に含有させることができる。
この質量比を満たした上で、本発明の水性組成物は、(c)成分の含有量が、好ましくは0.06質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、更に好ましくは0.2質量%以上、そして、好ましくは2.0質量%以下、より好ましくは1.5質量%以下、更に好ましくは1.0質量%以下、より更に好ましくは、0.8質量%以下、特に好ましくは、0.5質量%以下である。(c)/(b)を上記範囲に設定すれば、上記範囲の含有量で(c)成分を用いても、(b)成分を水性組成物に安定に含有させることができる。
従来技術は、疎水性機能成分は(d)成分の水溶性溶剤を多く用いることによって水性組成物に可溶化させることが一般的であるが、本発明では(c)成分を配合することで(d)成分の含有量を低減化させても、もしくは含有しなくても(b)成分を可溶化させることが可能である。
本発明の水性組成物において、水の含有量は、好ましくは50質量%以上、より好ましくは60質量%以上、更に好ましくは70質量%以上、そして、好ましくは98質量%以下、より好ましくは97質量%以下、更に好ましくは95質量%以下、更に好ましくは93質量%以下である。
本発明は、(a)成分、(b)成分、(c)成分、任意の(d)成分、及び水を混合して水性組成物を製造する、水性組成物の製造方法であって、
(a)成分の混合量を混合する全成分中0.1質量%以上2.0質量%以下、
(a)成分と(b)成分の混合量の質量比(b)/(a)を0.01以上1.5以下、
(b)成分と(c)成分の混合量の質量比(c)/(b)を0.26以上3.5以下、
(d)成分の混合量を混合する全成分中、4質量%以下、
とする、水性組成物の製造方法を提供する。この製造方法は、本発明の水性組成物の製造方法として好適である。
本発明の水性組成物の製造方法には、本発明の水性組成物で述べた事項を適宜適用することができる。本発明の水性組成物の製造方法、及び本発明の水性組成物の製造方法で製造される水性組成物において、(a)~(d)成分の具体例、好ましい例などは、前記した本発明の水性組成物と同じである。本発明の水性組成物における含有量は、混合量に置き換えて本発明の製造方法に適用できる。
製造時間を短縮する観点から、水性組成物に添加される水の一部の水と(a)~(d)成分を混合したのち、残部の水を添加する順序が好ましい。
本発明は、疎水性機能成分[(b)成分]に(a)成分、(c)成分及び(d)成分を特定条件で組み合わせることで、(b)成分を水に可溶化できることを見出したものである。本発明でいう可溶化は、溶解だけでなく分散を含んでもよい。
(b)成分、並びに(a)成分、(c)成分及び任意の(d)成分を、水と混合し、
(a)成分~(d)成分を、
(a)成分を、混合する成分の全量中、0.1質量%以上2.0質量%以下、
(a)成分と(b)成分を、(b)/(a)の質量比が0.01以上1.5以下、
(b)成分と(c)成分を、(c)/(b)の質量比が0.26以上3.5以下、
(d)成分を、混合する成分の全量中、4質量%以下、
の条件で用いる、
疎水性機能成分の可溶化方法が提供される。
本発明の可溶化方法には、本発明の水性組成物及び水性組成物の製造方法で述べた事項を適宜適用することができる。本発明の可溶化方法において、(a)~(d)成分の具体例、好ましい例などは、前記した本発明の水性組成物と同じである。本発明の水性組成物における含有量は、混合量に置き換えて本発明の可溶化方法に適用できる。
可溶化に要する時間を短縮する観点から、水性組成物に添加される水の一部の水と(a)~(d)成分、その他の任意成分を混合したのち、残部の水を添加する順序が好ましい。
・カチオン性界面活性剤:ドデシルトリメチルアンモニウムクロライド(花王株式会社製)
・アニオン性界面活性剤:ドデシル硫酸ナトリウム(商品名:SodiumDodecyl Sulfate、東京化成工業株式会社製)
・両性界面活性剤:ラウリン酸アミドプロピルベタイン(商品名:アンヒトール20AB、花王株式会社製)
(b)成分
・ミント系香料: l-メントール40質量%、メントン25質量%、カルボン20質量%、リモネン10質量%、シネオール5質量%(質量%は香料組成物中の割合)
・リモネン(富士フイルム和光純薬株式会社製)
・シクロヘキサン(富士フイルム和光純薬株式会社製)
・ミリスチン酸イソプロピル(商品名:エキセパールIPM、花王株式会社製)
(c)成分
・1-オクタノール(富士フイルム和光純薬株式会社製)
・2-エチルヘキシルグリセリルエーテル(花王株式会社製)
・1-ヘキサノール(富士フイルム和光純薬株式会社製)
・ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル(商品名:ヘキシルジグリコール、日本乳化剤株式会社製)
・1-ペンタノール(富士フイルム和光純薬株式会社製)
・1-ブタノール(富士フイルム和光純薬株式会社製)
(c’)成分
・1-ドデカノール(富士フイルム和光純薬株式会社製)
・2-ブタノール(富士フイルム和光純薬株式会社製)
・ジエチレングリコールモノブチルエーテル(商品名:ブチルジグリコール、日本乳化剤株式会社製)
(d)成分
・プロピレングリコールモノメチルエーテル(商品名:メチルプロピレングリコール、日本乳化剤株式会社製)
表3では、1-ドデカノール、2-ブタノール及びジエチレングリコールモノブチルエーテルを(c)成分の比較例として配合した。2-ブタノール及びジエチレングリコールモノブチルエーテルは(d)成分に該当する成分であるが、表3では(c’)成分と記載し、比較例3-1~3-3では(c’)成分を(c)成分とみなして(c)/(b)を計算した。
また、表3中、(c)成分又は(c’)成分の溶解度は、(c)成分又は(c’)成分の水への溶解度(20℃の水100gに溶解する最大量(g))を示し、溶解度の「∞」は、お互い任意の濃度で完全に溶解する状態(混和性)であることを意味する。
Claims (7)
- (a)界面活性剤[以下(a)成分という]を0.1質量%以上2.0質量%以下、(b)疎水性機能成分[以下(b)成分という]、(c)20℃における水への溶解度が0.01以上10以下であり、水酸基を1つ以上有する化合物[ただし(b)成分を除く][以下(c)成分という]、任意の(d)水溶性溶剤[以下(d)成分という]を4質量%以下、及び水を含有し、(a)成分と(b)成分の含有量の質量比(b)/(a)が0.01以上1.5以下であり、(b)成分と(c)成分の含有量の質量比(c)/(b)が0.26以上3.5以下である、水性組成物。
- (a)成分として、(a1)カチオン性界面活性剤[以下(a1)成分という]を含有する、請求項1記載の水性組成物。
- (a)成分の全量中、(a1)成分の割合が、60質量%以上100質量%以下である、請求項2記載の水性組成物。
- (b)成分が香料である、請求項1~3の何れか1項に記載の水性組成物。
- (c)成分が炭素数6以上10以下のアルキル基を有するアルキルグリセリルエーテルである、請求項1~4の何れか1項に記載の水性組成物。
- (d)成分がグリコール系溶剤である、請求項1~5の何れか1項に記載の水性組成物。
- 水に(b)疎水性機能成分[以下(b)成分という]を可溶化させる疎水性機能成分の可溶化方法であって、
(b)成分、並びに下記(a)成分、(c)成分及び任意の(d)成分を、水と混合し、
(a)成分~(d)成分を、
(a)成分を、混合する成分の全量中、0.1質量%以上2.0質量%以下、
(a)成分と(b)成分を、(b)/(a)の質量比が0.01以上1.5以下、
(b)成分と(c)成分を、(c)/(b)の質量比が0.26以上3.5以下、
(d)成分を、混合する成分の全量中、4質量%以下、
の条件で用いる、
疎水性機能成分の可溶化方法。
(a)成分:界面活性剤
(c)20℃における水への溶解度が0.01以上10以下であり、水酸基を1つ以上有する化合物[ただし(b)成分を除く]
(d)水溶性溶剤
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