JP2022033885A - 設計された細菌組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】細菌の生存可能個体群を含む組成物であって、前記生存可能個体群が特定の細菌種を含有し、例えば前記種の前記個体群のうちの少なくとも1つが、(i)病原微生物によって利用される1つ以上の炭素源の利用、(ii)ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)の阻害剤の産生、(iii)インドールまたは他のトリプトファン代謝物の産生、及び(iv)胆汁酸制御において機能する酵素の産生からなる群から選択される1つ以上の特徴を有する、前記組成物を提供する。
【選択図】なし
Description
本明細書に記載される「治療有効量」の設計された細菌組成物(DBC)は、個体の疾患状態、年齢、性別、及び体重などの要因、ならびにDBCが個体において所望される応答、例えば、ある障害の少なくとも1つの徴候または症状の寛解を誘発する能力(ならびに任意で、投与される任意の追加の薬剤の効果)によって異なり得る。いくつかの実施形態において、治療有効量のDBCは、ある障害の少なくとも1つの徴候または症状のリスクを予防または低減することができる。例えば、いくつかの実施形態において、DBCは、腸内菌共生バランス失調に関連する感染症の再発のリスクを低減することができる。腸内菌共生バランス失調は、コロニー形成耐性、感染症からの保護、免疫ホメオスタシスの制御、代謝機能、必須代謝物及びビタミンの合成、腸運動もしくは神経機能の調節、またはマイクロバイオーム及び腸内バリアの維持に現在関連付けられている任意の数の他の特性を非限定的に含む、健康なマイクロバイオームが宿主に与える機能の喪失を含み得る。治療有効量はまた、治療的に有益な効果がその組成物のいかなる有毒または有害効果も凌ぐ量である。本明細書に記載される組成物は一般に、治療有効量で投与される。
組成物は、少なくとも2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、18、20、25、または30の細菌型を含む。細菌型は、科、属、クレード、種、または株であり得る。一例において、組成物は、クレード86、90、101、139、195、197、206、233、238、241、244、及び290の各々に由来する少なくとも1つの種と、任意でクレード202とを含み、これらの例を下記の表2に提供する。いくつかの実施形態において、本組成物は、クレード86、90、101、139、195、197、202、206、233、238、241、244、及び290の各々に由来する少なくとも1つの種からなる。
一般に、DBC中で使用される種は、それらの16S rDNA配列(例えば、完全長配列、または1つ以上の可変領域配列(V1~V9、例えば、V4配列、もしくはV6配列))に基づいて、選択されたクレード内にあるものとして特定される。
細菌の名称及び分類は変更の可能性があり、これは文献には反映されていない可能性がある。便宜上、本明細書において、いくつかの細菌種の代替名を提供するが、これらは包括的な代替名の組であることは意図されない。いくつかの実施形態において、種は、16S rDNA配列の全てまたは一部分の配列同一性、例えば、少なくとも90%、93%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性によって特定される。
いくつかの実施形態において、クレード、動作可能分類学単位(OTU)、種、及び株は、それらの16S rDNA配列によって特定される。クレード、OTU、種、及び株の関連性は、クレード、OTU、種、及び株間の同一性パーセントによって決定することができる。参照配列と問い合わせ配列との間の同一性パーセントは、当該技術分野において既知である方法を使用して決定することができる。そのような決定のための方法の非限定的な例を、以下に提供する。本明細書で使用される場合、2つのヌクレオチド配列間の関連性は、「同一性」パラメータによって記載される。
i)ギャップが挿入される度毎のペナルティスコアの割り当て(ギャップペナルティスコア)、
ii)既存のギャップが追加の位置によって延長する度毎のペナルティスコアの割り当て(延長ペナルティスコア)、
iii)同一のアミノ酸の整列時の高いスコアの割り当て、及び
iv)非同一のアミノ酸の整列時の可変スコアの割り当てを含む。
インビボ方法
候補DBCは、腸内菌共生バランス失調に関連する疾患の動物モデルを使用して試験することができる(例えば、Hutton et al.(2014,FEMS Microbiol.Lett.352:140-149)、Best et al.(2012,Gut Microbes3:145-167)、及びChen et al.(2008,Gastroenterology135:1984-92))。1つのそのようなモデルの使用は、下記の実施例に記載される。そのようなモデルにおいて徴候または症状を改善する候補DBCは、例えば、ヒトにおける腸内菌共生バランス失調の治療のためのDBCとして有用である。
本明細書に記載されるように、DBCは一般に、インビボ及び/またはインビトロで、病原微生物の成長を阻害する能力、病原微生物を殺滅する能力、病原微生物の影響を予防もしくは寛解する能力、または他のそのような好適な活性について試験される。いくつかの実施形態において、DBC中の細菌は、組成物中、部分組成物中、または個々の細菌としてのいずれかで、それらが呈する特徴について選択される。そのような特徴の例としては、ヒストン脱アセチル化酵素を阻害する能力、胆汁酸を代謝する能力、栄養源(例えば、標的とする病原微生物によって使用される栄養源)を利用する能力、及びトリプトファンを代謝してインドール及び他のトリプトファン代謝物を産生する能力が挙げられる。これらの特徴の詳細を、以下の通り、及び以下の実施例において明記する。
ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)は、真核細胞内のDNAクロマチン構造の部分であるヒストンのN末端の特定の部位からアセチル残基を除去することができる酵素の科である(Davieにおいて概説される)。ヒストンアセチル化の定常状態は、ヒストンアセチルトランスフェラーゼ(HAT)酵素によるアセチル化と、HDACによる脱アセチル化との平衡の結果である。HDACは阻害されるが、HAT活性は継続するとき、ヒストンは高アセチル化され、故に高次のクロマチン構造を破壊し、RNAポリメラーゼIIIによる転写を刺激する。哺乳動物遺伝子の2%のみがHDAC阻害によって影響される過ぎないため、遺伝子発現におけるHDAC阻害の効果は一般化されていない。
インドール及びインドール誘導体は、宿主の生理機能に関係付けられている(Zhang and Davies,2016Genome Medicine8:46に概説される)。例えば、インドール及びインドール-3-アルデヒドは、報告によれば、IL-22発現を誘導し、Th-17活性を増加させる、アリール炭化水素受容体(AhR)のアゴニストである。インドールはまた、上皮タイトジャンクション耐性、ムチン産生、及びコロニー形成耐性を増加させることが報告されている(Bansal et al.2010Proc Nat Acad Sci107:228-233)。インドール-3-酢酸、トリプタミン、及びスカトールもまた、AhRリガンドであるため(Hubbard et al.2015.Drug Metabolism and Disposition43:1522-35)、宿主生物学において類似した役割を果たし得る。同様に共生細菌によるトリプトファン代謝の産生物であるインドール-3-プロピオン酸は、プレグナンH受容体(PXR)のリガンドである。PXR活性化は、TNFαを下方制御し、タイトジャンクションタンパク質を上方制御し、故に免疫ホメオスタシス及び腸内バリア機能の改善を促進する(Venkatesh et al.2014.Immunity41:296-310及びRomagnoli et al.2016.J Immunol196Suppl.67.10)。更に、AhRアゴニストは、マウスモデルにおいてC.difficile感染症の影響を寛解することが報告されている(Julliard et al.,Ann.Srg.PMID27280500)。更に、健康なヒトの糞便に由来する細菌芽胞を使用して、再発性C.difficile感染症を治療した研究において、トリプトファン代謝が増加することが観察され、トリプトファンの糞便濃度は低下し、いくつかのインドール誘導体の増加が存在した(データ示さず)。
病原体の存在に関連する障害の治療または予防に有用なDBCの別の有用な特徴は、炭素源競合、例えば、DBC中への、病原体、例えば、C.difficileによって使用されるものと共通する1つ以上の炭素源を使用することができる細菌の包含である。実施例3A及び3Bは、この特徴をいかに特定することができるかについての一例を提供し、例えば、CDIの治療または予防に有用であり、かつDBC中での使用に好適である細菌種の例を提供する。
いくつかの実施形態において、治療は、DBCを対象(例えば、C.difficile感染症のリスクにあるか、それが最近治療されたか、またはそれを有すると診断された患者)に投与することを含み、本組成物は、DBCと、薬学的に許容される担体とを含む。いくつかの実施形態において、DBCは、経口剤形である。いくつかの実施形態において、DBCは、1つ以上の薬学的に許容される担体(賦形剤)と組み合わせて、活性構成成分として本明細書に記載される細菌の共同体を含む。本発明の組成物の作製において、DBCは典型的には、賦形剤と混合されるか、賦形剤によって希釈されるか、または例えば、カプセル剤、小袋、紙、もしくは他の容器の形態のそのような担体内に包含される。賦形剤が希釈剤としての役割を果たすとき、それは、活性構成成分のビヒクル、担体、または培地としての役割を果たす固体、半固体、または液体材料であり得る。故に、製剤は、錠剤、丸剤、粉末、ロゼンジ、小袋、カシェ剤、エリキシル剤、懸濁液、乳剤、溶液、シロップ、エアロゾル(固体として、もしくは液体培地中で)、例えば、最大10重量%の活性構成成分を含有する軟膏剤、軟質カプセル剤、硬質カプセル剤、ジェルカプセル、錠剤、坐剤、溶液、または包装粉末の形態であり得る。好適な賦形剤としては、例えば、PBS、グリセロール、カカオバター、またはポリエチレングリコールが挙げられる。
本明細書に記載されるDBCは、例えば、腸内菌共生バランス失調を予防または治療するために、治療を必要とする対象、例えば、ヒトなどの哺乳動物への投与に有用である。いくつかの実施形態において、哺乳動物対象は、所望されない病原体もしくは所望されない分類群(Enterobacteriaceaeもしくはバンコマイシン耐性Enterococcusなど)の異常成長、1つ以上の重要な細菌分類群(BacteroidetesもしくはFirmicutesなど)またはそれ(ら)の属もしくは種の提示の低減、あるいは健康な個体との比較での微生物種の多様性の低減、嫌気性菌の全体的な存在量の低減、あるいは特定の機能(例えば、胆汁酸代謝)を実行することができる細菌の全体的な存在量の低減を含むが、これらに限定されない、腸内菌共生バランス失調の1つ以上の症状を有するヒト対象である。本明細書で使用される場合、「腸内菌共生バランス失調の治療」は、例えば、C.difficile感染症などの腸内菌共生バランス失調関連疾患の治療、再発性C.difficile感染症の予防、またはバンコマイシン耐性Enterococcus感染症(VRE)の治療もしくは予防を含む。予防とは、腸内菌共生バランス失調のリスクの低減を意味し得ることが理解される。
全ての技術的特徴は、そのような特徴の全ての可能な組み合わせで個々に組み合わせることができる。
CDIのマウス負荷モデルを使用して、試験組成物の有効性を調査した(Chen et al.,2008,Gastroenterology135:1984-1992)。マウスCDIモデルを使用して、感染症の予防を実証する。このモデルにおいて、マウスは、CDIに対する感受性を増加させる腸内での腸内菌共生バランス失調をもたらすために、抗生物質の前処置を受ける。経口投与されるC.difficile芽胞で負荷したとき、マウスは、体重減少、下痢、及び嗜眠を含むCDIの症状を呈し、疾患ピークはC.difficile接種後2~3日目である。感染症は致命的であり得、死亡は疾患ピーク中に発生する。感染症を生存するマウスにおいて、症状は主に接種後6日目までに消散した。動物は、実験期間の間、bioBubble Clean Roomまたは同等の施設内に保管した。
本出願者らは、約100の異なるDBCを試験した。そのような実験の一例において、実施例1に記載されるマウスモデルを使用して、Clostridium difficile感染症(CDI)を治療/予防するための、経口投与される様々な微生物芽胞調製物の有効性を評価した。9つの組成物を、組成物中、1つの個々の種当たり1e2~1e5の範囲の推定用量で試験した。細菌の数の推定は、芽胞コロニー形成単位(SCFU)アッセイ(すなわち、プレート上で原材料から成長した芽胞由来コロニーの数)に基づいた。典型的には、その種が成長するのに適切な発芽を含む、そのようなアッセイの実行方法は、当該技術分野において既知である。試験したいくつかの組成物を、表3(上記)に提供する。陰性対照は、PBS単独での治療、及び未処置の動物(C.difficileに感染していない)を含んだ。陽性対照は、健康なヒトの糞便(FSV)のスラリーでの治療、及びヒトの糞便に由来する細菌芽胞(HBS)の個体群での治療を含んだ。
抗生物質は、腸細菌叢を破壊し、コロニー形成耐性の喪失をもたらし、C.difficileを含む病原体による感染症の土台を作ることが周知である(Keeney et al.2014Ann Rev Microbiol,June2,2014.doi:10.1146/annurev-micro-091313-103456に概説される)。C.difficileによるコロニー形成耐性に対する栄養競合の寄与は、初期の実験において、グルコース、N-アセチルグルコサミン、及びシアル酸(N-アセチルノイラミン酸)を、他の腸生物による異化のために入手が限定的であるC.difficile炭素源として特定した連続フローモデルにおいて示唆された(Wilson and Perini,1988Infection and Immunity56:2610-14)。より最近では、マウスモデルにおいて、C.difficileによるシアル酸利用が、より高いC.difficileレベルに関連付けられた(Ng et al.2013Nature advance online publication(September1,2013).doi:10.1038/nature12503)。したがって、DBCの有用な特徴は、1つ以上のC.difficile株(例えば、毒素産生性C.difficile株)によって使用される炭素源と重複する炭素源を利用する能力を有する細菌である。
実施例3Aに記載される実験を補う実験を実行して、C.difficile株によって使用され得る炭素源、及びDBC中で有用であり得る細菌の炭素利用のレパートリーについての知識を広げた。
二次及び三次胆汁酸の産生は、特定の細菌酵素によって触媒される一連の反応を通した一次胆汁酸の連続修飾から生じる(例えば、Ridlon et al.,2006,J Lipid Res47:241-259)。疾患を引き起こすために、C.difficile芽胞はまず宿主GI管内で発芽し、C.difficile芽胞の発芽は特定の胆汁酸によって促進され得る。加えて、増殖型C.difficile成長は、特定の胆汁酸代謝物によって制限される。したがって、DBCの有用な機能的特徴は、C.difficile発芽を促進する胆汁酸プールを、C.difficileの発芽を促進しないかつ/または発芽もしくは過成長を阻害しないプールに変換するのを触媒する能力である。例えば、いくつかの実施形態において、C.difficile促進胆汁酸を、C.difficile発芽を促進しない胆汁酸に変換する酵素を発現し得る細菌が、DBC中に含まれる。そのような細菌を含む組成物は、C.difficile感染症の治療または予防、例えば、C.difficile感染症の再発の予防に有用である。一例において、DBCに選択された細菌は、胆汁酸制御において重要である少なくとも1つ、2つ、または3つの酵素活性、例えば、胆汁酸塩加水分解酵素(BSH)、水酸化ステロイド脱水素酵素(7、3、または12α-HSDH)、及び7α-デヒドロキシラーゼを発現し得る。そのような細菌の特定方法を、下記の非限定的な例に提供する。
抱合胆汁酸の脱抱合は、ヒトGI管及び動物GI管から単離されたいくつかの細菌種によって発現される、胆汁酸塩加水分解酵素(BSH)によって触媒される。Clostridia、Bacteroides、Bifidobacteria、及びLactobacilliと同等に多様な細菌種は、機能的BSHを発現し得る。脱抱合は、GIマイクロバイオームによる抱合胆汁酸の更なる処理のために必要なステップであるため、GI管の胆汁酸組成物の形成において重要な役割を果たす。いくつかの抱合胆汁酸は、C.difficile芽胞発芽を促進することが示されており、故にそれらの濃度を低下させることが有益であり得る。
細菌酵素によって触媒される反応を通して、脱抱合二次胆汁酸を、三次胆汁酸とも呼ばれるものへと、更に修飾する。これは、7-、3-、または12-ヒドロキシル基に特異的な細菌HSDH酵素の活性を通して、胆汁酸をそれらのケト形態へと酸化することを含む。HSDH酵素は、例えば、Clostridia、Ruminococci、及びEggerthellaを含む、いくつかの腸細菌種内に存在し得る(Tanaka et al.,1999,J Dairy Sci82:2530-2535、Baron et al.,1991,J Bact173:4559-4569)。
DBC中への包含のために選択された細菌候補を、上記のように成長させ、再懸濁した。7α-HSDH活性をアッセイするために、細菌懸濁液を、コール酸(cholic acid)(コール酸、CA)またはケノデオキシコール酸(chenodeoxycholic acid)(ケノデオキシコール酸、CDCA)(いずれも200μMの濃度)のいずれかとともに37℃で4時間好気的にインキュベートした。各胆汁酸を、各株によって別々に試験した。
細菌を適切な培地プレート上で24または48時間成長させて、十分なバイオマスを生成した。候補細菌株について、BHI寒天上に画線プレートを成長させた。細菌菌叢をPBS中に再懸濁して、均一な懸濁液を作製し、その後これをHSDHアッセイに使用した。3α-HSDH活性をアッセイするために、細菌懸濁液を、コール酸、デオキシコール酸(deoxycholic acid)(デオキシコール酸、DCA)、またはケノデオキシコール酸(いずれも100μMの濃度)のいずれかとともに37℃で18~24時間好気的にインキュベートした。各胆汁酸を、各株によって別々に試験した。
全体として、胆汁酸活性アッセイにおいて試験した12の細菌種のうちの10が、TLCによって、胆汁酸代謝活性の3つのクラス(すなわち、BSH、7α-HSDH、または3α-HSDH活性)のうちの少なくとも1つを示した(図5-1~図5-2)。図5-1~図5-2において、暗色欄は、示される特定の基質を代謝する活性についての陽性結果を表す。明色欄は、この方法の使用での、検出可能な陽性結果の不在を表す。本出願者らは、下記の実施例5に実証されるように、LCMSなどのより感受性の高い方法を使用することが、更により低いレベルの活性を明らかにし得ることに留意する。
TLC法と比較して、胆汁酸代謝に関連する酵素活性の検出の感受性を改善するために、液体クロマトグラフィー質量分析(LCMS)を使用する方法を使用した。胆汁酸及び他の小分子は、液体クロマトグラフィー-質量分析(LC-MS)に基づくアプローチを使用して、正確に特定し、定量化することができる(Kakiyama et al.2014J Lipid Res55:978-990)。ほとんどの胆汁酸について、TLCアッセイは10~50μM範囲内の検出下限を実証する一方で、LC-MSアプローチはこの検出下限を50~100nMまで広げ、多くの場合、感受性を100倍以上増加させる。
胆汁酸塩加水分解酵素(BSH)活性のLC-MSスクリーニング
二次及び三次胆汁酸の産生は、特定の細菌酵素によって触媒される一連の反応を通した一次胆汁酸の連続修飾から生じる。一次胆汁酸からグリシンまたはタウリン基を除去して、遊離非抱合胆汁酸の放出をもたらすこのプロセスの第1のステップは、脱抱合と呼ばれる。一次胆汁酸の脱抱合は、胆汁酸塩加水分解酵素(BSH)によって触媒される。脱抱合は、腸マイクロバイオームによる二次胆汁酸の更なる処理のために必要なステップであるため、腸の胆汁酸組成物の形成において重要な役割を果たす。
細菌酵素によって触媒される反応を通して、脱抱合二次胆汁酸を三次胆汁酸へと更に修飾する。これは、7-、3-、または12-ヒドロキシル基に特異的な細菌HSDH酵素の活性を通して、胆汁酸をそれらのケト形態へと酸化することを含む。
酸化に加えて、二次胆汁酸は、7α位のヒドロキシル基の除去によっても修飾することができ、これは、三次胆汁酸の生成をもたらす。これは、コール酸のデオキシコール酸への変換、及びケノデオキシコール酸のリトコール酸への変換を含む。7α-脱ヒドロキシル化反応は、特性評価されていないいくつかの酵素を含む複数ステッププロセスによって触媒される。
表7及び8は、様々な細菌株による胆汁酸産生についてのLC-MS分析の結果を提供する。表7は、表9で言及される株のサブセットのLC-MS胆汁酸分析の結果を列挙し、これは、LC-MSに基づくアッセイによって利用可能な感受性及び適用範囲の増加を実証する。表8は、LC-MSによる分析に基づく、いくつかの追加の株の胆汁酸活性を記載する。これらの表において、「+」は、産生物胆汁酸のレベルの50倍超の増加(強い活性を示唆)を示し、「+/-」は、産生物胆汁酸レベルの50倍以下の変化(弱い活性を示唆)を示す一方で、「-」は、試験した条件下での活性の完全な欠如を示す。既知/公表済みの活性を有する株を対照として使用して、各反応型を監視した。
実験設計
DBCの機能性を更に調査するために、選択された特徴を有するか、または有さない追加のDBCを設計した。本質的には上記のCDIのマウス負荷モデルを使用して、追加の試験組成物の有効性を調査した(Chen et al.,2008,Gastroenterology135:1984-1992)。マウスCDIモデルを使用して、感染症の予防を実証する。このモデルにおいて、マウスは、CDIに対する感受性を増加させる腸内での腸内菌共生バランス失調をもたらすために、抗生物質の前処置を受ける。経口投与されるC.difficile芽胞で負荷したとき、マウスは、体重減少、下痢、及び嗜眠を含むCDIの症状を呈し、疾患ピークはC.difficile接種後2~3日目である。感染症は致命的であり得、死亡は疾患ピーク中に発生する。感染症を生存するマウスにおいて、症状は主に接種後6日目までに消散した。動物は、実験期間の間、bioBubble Clean Roomまたは同等の施設内に保管した。
実施例2に記載されるように、本出願者らは、上記の実施例1及び2に記載されるマウスモデルを使用して追加のDBCを試験して、Clostridium difficile感染症(CDI)を治療/予防するための、経口投与される様々な微生物芽胞調製物の有効性を評価した。組成物中、1つの個々の種当たり1e5個の芽胞コロニー形成単位(SCFU)の推定用量で、24の追加の組成物をこの実施例に記載されるように試験した。これらの組成物のうち20を、10対の各々において、一方の組成物中の株全てが選択された表現型を共有する一方で、対応する組成物中で全ての株がその表現型を欠如するように、選択した。試験したいくつかの組成物を、表4に提供する。陰性対照は、PBS単独での治療、及び未処置の動物(C.difficileに感染していない)を含んだ。陽性対照は、健康なヒトの糞便(FSV)のスラリーでの治療、及び1匹のマウス当たり1E4~1E7個のSporQの用量での、ヒトの糞便に由来する細菌芽胞(SC)の個体群での治療を含んだ。
この実験の結果を表9に提示する。C.difficileで負荷した未治療のマウス群の死亡率は20%であり、それらの平均最小相対体重は0.81であった。驚くべきことに、いくつかの試験組成物が、マウスモデルにおいてCDIを阻害/予防する上で有効であることが見出され、いくつかは、健康なマウスの糞便から調製された組成物または健康なヒトの糞便から調製された細菌芽胞調製物(SC)と少なくとも同等に有効であった。一般に、試験した組成物は、それらがマウスモデルにおいてC.difficile感染症の影響(例えば、最小体重の変化、致死、臨床徴候)を寛解する能力が異なった。いくつかの実施形態において、CDIの治療または予防に有効なDBCは、0.0001未満のPBS対照に対する最小相対体重P値を有するDBCである。そのような組成物の非限定的な例としては、DBC S1、DBC S2、DBC S4、DBC S6、及びDBC S7が挙げられる。他の実施形態において、CDIの治療または予防に有効なDBCは、0.05未満のPBS対照に対する最小相対体重P値を有するDBCである。他の実施形態は、一般に低い累積死亡率スコアを有する特定の特徴を有するDBC(例えば、健康なヒトの便に由来する複合微生物芽胞調製物を受ける多重再発性CDI対象のPh1b/2研究において、高い生着率、及び健康なヒトのマイクロバイオータ(HMPコホート)において、高度な一般性を有することが報告されている細菌種で構成されるDBC S6)を含む。いくつかの実施形態において、特定の特徴、及びその特徴を欠如するDBCと比較して低い累積死亡率を有する有用なDBC、例えば、DBC S19(糖アルコール上での成長の特徴について選択)及びDBC S17(インドール産生の特徴について選択)、DBC S7(SCFA産生を示すHDAC活性について選択)、ならびにDBC S4(ClostridialクラスターXIVaにおける株)。
本出願者らは、SCFA産生を介したヒストン脱アセチル化酵素活性の阻害を、いくつかのDBCの有用な機能として特定した。したがって、本出願者らは、様々な細菌をそれらがHDAC活性を阻害する能力についてアッセイした。
市販のHDACスクリーニング系がSCFAによるHDAC阻害の試験に有用であるかどうかを決定するために、HDAC-Glo I/IIアッセイキットPromega(Halley et al.2011J Biomol Screen16:1227-35を参照されたい)を試験した。この実験では、このキットに提供されるHeLa核抽出物をHDAC酵素源として使用した。酪酸は、HDAC6及びHDAC10を除いて、ほとんどのHDAC I及びII科酵素を阻害することが報告されているため、HDAC-Glo I/IIキットを選択した(Davie2003J Nutrition133:2485S-2493S)。このアッセイにおいて、HDACによる提供される基質の脱アセチル化は、好適なプレートリーダー(Spectramax m5)を使用して検出される発光シグナルをもたらす。HDAC阻害は、阻害剤なしの対照と比較して、発光シグナルを低下させる。以下の通りの製造業者の指示書に従って、実験を実行した。アッセイの緩衝液中で1:3000に希釈した50μLのHeLa核抽出物を、50μLの阻害剤溶液と混合(アッセイ緩衝液中でのSCFAの段階希釈)し、30分間インキュベートした。100μLの展開溶液を各ウェルに添加し、室温で45分間のインキュベーション後に発光を測定した。結果(示さず)は、アッセイ条件下で、酪酸及びプロピオン酸が強力なHDAC阻害剤である(それぞれ、0.8及び2.4mMのIC50)ことを実証する。乳酸及び酢酸は、試験された最高濃度(3.75mM)で最小HDAC阻害活性を有した。
HDACアッセイとSCFAのアッセイとの間の相関性を調査するために、健康なヒトドナーに由来する12のマイクロバイオーム細菌単離物(HHD株)、及び酪酸を産生することが既知ではない2つの公的に入手可能な株(Escherichia coli及びBifidobacterium adolescentis)を、それらがHDAC活性を阻害する能力について、及びガスクロマトグラフィーによって酪酸産生について評価した。全ての株の培養物を、3連で、ペプトン酵母グルコース培地(PYG、Anaerobe Systems)中、37℃で5日間成長させた。ブランク培養物(未接種の無菌培地)及び15mMの酪酸を添加した無菌培養を、対照として含めた。5日間のインキュベーション後、遠心分離(4000rpmで15分間)によって微生物細胞を除去し、0.22μMのフィルター(Millipore)を通して上清(細菌成長培地)を濾過した。上清を、ガスクロマトグラフィーによる酪酸の測定(MRL,Woburn MAによるGC-FID)のために提出し、HDAC-Glo I/IIアッセイキット(Promega)を使用してHDAC阻害についてアッセイした。このアッセイについて、10μLの培養上清、40μLのアッセイ緩衝液、及び50μLの希釈HeLa核抽出物(1:3000の希釈)を、100μLの展開試薬の添加前に30分間インキュベートした。室温で45分後、発光を測定した。結果は、3つの株の培養上清及び15mMの酪酸を添加した上清が、これらの条件下でHDAC由来の発光の有意な低減を有し、すなわち、HDACの阻害を実証することを示した(図6)。アッセイは、生物学的複写物間の小さな標準偏差によって示されるように頑強なものである。このアッセイはいかなる特定のHDAC阻害剤にも特異的ではないため、それは細菌種または細菌組成物の一般的能力を決定するのに有用であり、例えば、非典型的なHDAC阻害剤(酪酸以外)が細菌によって産生される場合でも、この能力を特定するのに有用で有り得る。
HDAC阻害が細菌種にとって入手可能な炭素源の型及びレベルによって影響されるかどうかを決定するために、DBC中で使用した選択細菌種に由来する上清によるHDAC阻害を決定した。これらの実験において、細菌を、単糖、二糖、及び多糖、ならびにブタムチンを含む様々な炭素源中で成長させた。簡潔には、0.5%の選択炭素源で補ったペプトン/酵母抽出物培地(PY)中600μLの細菌培養物を、96深ウェルプレート内で接種し、4日間成長させ、その後、遠心分離によって微生物細胞をペレット化し、上述のHeLa核抽出物によるHDACアッセイに15μLの培養培地(上清)を使用した。HDAC活性は低pHでは低減され(Latham et al.2012Nucl Acid Res40:4794-803)、微生物培養物は5ほど低いpHを有したため、アッセイの最終pHが上清の添加によって低減されないことを確実にするために、1ウェル当たり10μLの1MのTris(pH8)溶液を添加して、最終Tris緩衝液濃度を75mMにした。故に、展開試薬の添加前に30分間プレインキュベートした15μLの上清、10μLの1MのTris(pH8)、25μLのアッセイ緩衝液、及び50μLの希釈HeLa核抽出物で、アッセイを実行した。30分後、発光を測定した。
上記のHDAC阻害アッセイに使用したものと同一の細菌培養上清を、GC-MS分析に提出して、どのSCFAが観察されたHDAC阻害の根底にあるのかを決定した。用いた方法(MSOmics,Denmark)は、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸(2-メチル-プロピオン酸)、イソ吉草酸(3-メチル-酪酸)、吉草酸(ペンタン酸)、4-メチル-ペンタン酸、カプロン酸(ヘキサン酸)、及びヘプタン酸を測定する。GC-MS結果(表11)は、HDAC阻害結果と、文献におけるHDAC阻害に関連するSCFAの産生との間に優れた相関性が存在することを実証する。表11内の数は、検出されたSCFA濃度を示す。B=酪酸、P=プロピオン酸、IB=イソ酪酸、及びIV=イソ吉草酸。
実施例6に示されるように、インドールまたはインドール誘導体を産生することができる細菌組成物は、そのようなインドールを産生しない細菌組成物と比較して、C.difficile感染症の寛解に有効であった。この発見を考慮して、本出願者らは、これらの活性について細菌を試験するために使用することができるインドール及びインドール代謝物産生のためのアッセイを開発し、活性を有する細菌種を特定することができた。そのような種は、例えば、C.difficile感染症を治療または予防するために使用することができるDBCを構築するための有用な付加である。
インドール試験について、一滴のインドール試薬(Anaerobe Systems,Morgan Hill,CA)を、2連で、8つの異なる炭素源中で成長させた細菌株の100μLの細菌培養物に添加した。試験した12の株のうち、Clostridium glycolicum及びFlavonifractor plautiiのみが、これらの条件下、インドール試験において陽性であった(データ示さず)。実施例7で利用した8つの炭素源の各々で補ったF.plautii培養物は濃青色(インドールの存在の特徴である)になった。C.glycolicumは、グルコース、ペクチン、及びFOS/イヌリンを除く全てのC供給源において赤色(この試験では異なるインドール誘導体について異なる色が記載されている(Lombard and Dowell,1983J Clin Microbiol18:609-613))になった。これらの株について、炭素源によるインドール表現型のパターンはHDAC及びSCFAの表現型のパターンと同一であり、バイオマスとは相関せず、これは重複制御を示唆する。斑点試験を使用して、上清もまた再度アッセイした(インドール、3-メチル-インドール、インドール-3-酪酸、トリプタミン、及びインドール-3-プロピオン酸(陽性対照として)とともに、インドール試薬(Anaerobe Systems,Morgan Hill,CA)を浸した紙に、4μLの上清の斑点を付けた)。インドール及びF.plautiiの上清は、明青色をもたらした一方で、C.innocuum、インドール-3-プロピオン酸、3-メチル-インドール、インドール-3-酪酸、及びトリプタミンは紫色の斑点をもたらした。これらの結果は、F.plautiiがインドール産生体である一方で、Clostridium innocuumがこの方法では特定することができないインドール誘導体の産生体であることを暗示する。免疫調節及び上皮バリア機能におけるインドールの役割の証拠は、文献に報告されている。これ及び本明細書に提示されるデータを考慮して、感染症、例えば、C.difficile感染症を治療または予防するために設計されるDBC中に、これら2つの株のうちの少なくとも一方または両方を含めることが有用である。いかなる特定の理論にも関与するものではないが、本出願者らは、DBC中へのそのような種の包含が免疫調節及び上皮バリア機能の回復に有用であると考える。
一次(第1の)エピソードのCDIと診断されたヒト対象において、DBCを使用して臨床試験を実行する。そのような試験の一例は、clinicaltrials.gov、試験番号NCT02830542に記載される。
Claims (20)
- 細菌の生存可能個体群を含む組成物であって、前記生存可能個体群が、表3のDBC1、DBC2、DBC3、DBC4、DBC5、DBC6、DBC7、DBC8、もしくはDBC9、または表4のDBC S1、DBC S2、DBC S4、DBC S5、DBC S6、DBC S7、DBC S8、DBC S9、DBC S10、DBC S11、DBC S12、DBC S13、DBC S14、DBC S15、DBC S16、DBC S17、DBC S18、DBC S19、DBC S20、DBC S21、DBC S22、DBC S23、もしくはDBC S24の細菌種を含有する、前記組成物。
- 前記DBC中の各細菌種の16S rDNAが、図1-1~図1-62の少なくとも1つの16S rDNA配列と少なくとも97%の同一性を有する、請求項1に記載の組成物。
- 前記組成物が、DBC1、DBC2、DBC3、DBC4、DBC5、DBC6、DBC7、DBC8、DBC9、DBC S1、DBC S2、DBC S4、DBC S5、DBC S6、DBC S7、DBC S8、DBC S9、DBC S10、DBC S11、DBC S12、DBC S13、DBC S14、DBC S15、DBC S16、DBC S17、DBC S18、DBC S19、DBC S20、DBC S21、DBC S22、DBC S23、またはDBC S24の細菌種の生存可能個体群からなる、請求項1に記載の組成物。
- 前記DBC中の各細菌種の前記16S rDNAが、図1-1~図1-62の少なくとも1つの16S rDNA配列と少なくとも97%の同一性を有する、請求項3に記載の組成物。
- 細菌種の前記個体群が、図4-1~図4-5に列挙される炭素源の少なくとも90%を利用することができる、請求項1~4のいずれか1項に記載の組成物。
- 少なくとも5種の生存可能細菌の個体群を含む組成物であって、前記種の前記個体群のうちの少なくとも1つが、(i)病原微生物によって利用される1つ以上の炭素源の利用、(ii)ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)の阻害剤の産生、(iii)インドールまたは他のトリプトファン代謝物の産生、及び(iv)胆汁酸制御において機能する酵素の産生からなる群から選択される1つ以上の特徴を有する、前記組成物。
- 前記病原微生物が、C.difficileであり、前記個体群が、少なくとも5つの異なるC.difficile炭素源を利用することができる1つ以上の種の生存可能細菌を含む、請求項6に記載の組成物。
- 前記C.difficile炭素源が、タウロコール酸、グリココール酸、グリコケノデオキシコール酸、タウロケノデオキシコール酸、コール酸、ケノデオキシコール酸、及びデオキシコール酸からなる群から選択される、請求項7に記載の組成物。
- 前記個体群が、酪酸、イソ吉草酸、イソ酪酸、プロピオン酸、及び2-メチル-酪酸からなる群から選択されるHDAC阻害剤を産生する1つ以上の種の生存可能細菌を含む、請求項6に記載の組成物。
- 前記個体群が、胆汁酸塩加水分解酵素(BSH)、3-α-水酸化ステロイド脱水素酵素(3-α-HSDH)、7-α-水酸化ステロイド脱水素酵素(7-α-HSDH)、及び12-α-水酸化ステロイド脱水素酵素(12-α-HSDH)からなる群から選択される1つ以上の酵素を産生する1つ以上の種を含む、請求項6に記載の組成物。
- クレード86、90、101、139、195、197、206、233、238、241、244、及び290の各々に由来する少なくとも1つの種と、任意でクレーム202に由来する種と、を含む、組成物。
- 前記組成物が、5、6、7、8、9、10、11、または12種の細菌を含む、請求項6~11のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記細菌の少なくとも75%が、芽胞である、請求項1~12のいずれか1項に記載の組成物。
- 請求項1~13のいずれか1項に記載の組成物と、薬学的に許容される賦形剤と、を含む、製剤。
- 前記薬学的に許容される賦形剤が、グリセロール、ポリエチレングリコール、またはカカオバターを含む、請求項14に記載の製剤。
- 前記製剤が、カプセル剤または錠剤中にある、請求項14または15に記載の製剤。
- 腸内菌共生バランス失調のリスクにあるか、またはそれを有すると診断された対象において、腸内菌共生バランス失調を予防または治療するための、薬学的有効量の請求項1~13のいずれか1項に記載の組成物の使用。
- 前記組成物中の細菌の総濃度が、10e1~10e9である、請求項17に記載の使用。
- 前記組成物の前記細菌が、1、2、3、4、または5つのカプセル剤中に提供される、請求項17または18に記載の使用。
- C.difficile感染症を治療するため、またはC.difficile感染症を予防するため、またはC.difficile感染症の再発を予防するための、治療有効量の請求項1~13のいずれか1項に記載の組成物の使用。
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