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JP2022002684A - おむつ - Google Patents

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Abstract

【課題】おむつの通気性を高めつつ、ずり落ちを抑制する。【解決手段】おむつ2は、軟領域3と、軟領域3よりも硬い硬領域4と、軟領域3よりも硬く且つ硬領域4よりも柔らかい中領域5とを備えている。軟領域3は、腹側端部2f又は背側端部2rを含み、幅方向に延在する。硬領域4は、軟領域3よりも股下部側に設けられる。中領域5は、軟領域3及び硬領域4の間にわたると共に幅方向に延在する。中領域5には、長手方向に延在すると共に他部よりも補強されて梁構造をなす第一補強部6Cが設けられている。【選択図】図3

Description

本件は、通気性を向上させたおむつに関する。
従来、おむつの通気性を向上させる種々の技術が知られている。例えば、展開状態のおむつの平面視で防水フィルムを囲む全周領域を不織布のみで構成することにより、着用者の腰部及び股間周り部分の通気性を高めるようにした技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2001−95838号公報
おむつの腹側端部及び背側端部は、上記のように防水フィルムが配置されずに不織布のみで構成された場合には、防水フィルムが配置された部分よりも柔軟性が高く折れ曲がりやすいため、おむつが着用者に装着された装着状態で外側(非肌側)へ捲れることがある。腹側端部や背側端部が大きく捲れた場合は、外側の衣服(例えばズボン)との接触面積が増えることで、おむつのずり落ちを招く。従来のおむつは、このようなずり落ちを抑制するうえで改善の余地がある。
本件は、上記のような課題に鑑みて創案されたものであり、おむつの通気性を高めつつ、ずり落ちを抑制することを目的の一つとする。
本件のおむつは、腹側端部又は背側端部を含み、幅方向に延在する軟領域と、前記軟領域よりも股下部側に設けられ、前記軟領域よりも硬い硬領域と、前記軟領域及び前記硬領域の間にわたると共に幅方向に延在し、前記軟領域よりも硬く且つ前記硬領域よりも柔らかい中領域と、を備え、前記中領域には、長手方向に延在すると共に他部よりも補強されて梁構造をなす第一補強部が設けられたことを特徴としている。
本件によれば、おむつの通気性を高めつつ、ずり落ちを抑制できる。
おむつの分解斜視図である。 おむつを肌側から視た平面図である。 おむつの前身頃の要部を非肌側から視た平面図である。 おむつの後身頃の要部を非肌側から視た平面図である。 おむつの前身頃の模式的な長手方向断面図(図3のA−A矢視断面図)である。 おむつの作用を説明する模式的な長手方向断面図であり、(a)は軟領域が捲れた状態を示し、(b)は軟領域に加えて中領域も捲れた状態を示す。 変形例に係る前身頃の模式的な長手方向断面図(図5に対応する図)である。 図7の前身頃の軟領域及び中領域が捲れた状態を示す模式的な長手方向断面図である。 (a)は変形例に係るおむつの正面図(前面図)であり、(b)はその背面図(後面図)である。
本件のおむつを実施するための形態を説明する。この実施形態はあくまでも例示に過ぎず、下記の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。また、必要に応じて取捨選択でき、あるいは適宜組み合わせることができる。
[1.構成]
[1−1.全体構成]
まず、図1及び図2を参照して、本実施形態に係るおむつ2の全体構成を説明する。
本実施形態のおむつ2は、着用者に装着された装着状態において、着用者の腹部に対向する前身頃2Aと、着用者の背部に対向する後身頃2Bとが、止着テープ1(以下、単に「テープ1」という)で互いに連結されるテープ型のものである。ここでは、おむつ2として紙おむつ(いわゆる使い捨ておむつ)を例示する。なお、おむつ2には、上記の前身頃2A及び後身頃2Bに加えて、装着状態で着用者の股間に対向する股下部2Cが設けられる。股下部2Cは、おむつ2が平面状に広げられた展開状態で、前身頃2Aと後身頃2Bとの間に位置する。
以下、展開状態で前身頃2Aと後身頃2Bとを結ぶ方向を「長手方向」とする。また、捲れが生じていない通常の装着状態で、着用者の肌に向かう側を「肌側」とし、この反対側を「非肌側」とする。さらに、肌側と非肌側とを結ぶ方向を「厚み方向」とし、長手方向と厚み方向とのいずれにも直交する方向を「幅方向」とする。そのほか、厚み方向から視ることを「平面視」とする。
本実施形態のおむつ2は、幅方向の中心線Oを基準として対称に形成されている。おむつ2は、テープ1と、吸収体21と、種々のシート22〜26と、種々のギャザー27〜29とを備えている。以下、これらの構成について順に説明する。
<テープ>
テープ1は、前身頃2A及び後身頃2Bの一方における幅方向の両側に着脱不能に設けられ、前身頃2A及び後身頃2Bの他方に着脱可能に設けられる。本実施形態では、後身頃2B(前身頃2A及び後身頃2Bの一方)の幅方向の両側に設けられ、おむつ2の装着時に前身頃2A(前身頃2A及び後身頃2Bの他方)に止着されるテープ1を例示する。なお、テープ1の個数は特に限定されないが、ここではテープ1が後身頃2Bの幅方向の両側に一つずつ(合計一対)設けられた例を示す。
<吸収体>
吸収体21は、吸液性をもつマット状の部材である。吸収体21は、例えば、高吸水性樹脂(SAP;Super Absorbent Polymer)がフラッフパルプに混合されたマットを、親水性の不織布やティシュペーパ等のコアラップシートで被包することにより形成される。吸収体21は、テープ1やシート22〜26よりも厚み方向の寸法(厚み寸法)が大きい。
吸収体21は、前身頃2Aと股下部2Cと後身頃2Bとにわたって長手方向に延びる。吸収体21は、尿や便等の排泄物が着用者から排泄されうる箇所を含む領域に配置される。ここでは、おむつ2において着用者の肌に対向する肌対向面をなす後述のトップシート22に対し、非肌側かつ幅方向の中央部に設けられた吸収体21を例示する。
<シート>
シート22〜26はいずれも、展開状態で長手方向及び幅方向に沿って広がるシート状の部材である。
吸収体21の肌側には、液透過性をもつトップシート22(表面シート,肌面シート)が配置される。トップシート22は、吸収体21よりも長手方向及び幅方向に長く形成され、吸収体21を肌側から被覆するように設けられる。トップシート22は、おむつ2において肌側の表面(おもて面)に延在する。トップシート22は、例えば、織布や不織布で形成される。ここでは平面視で矩形状をなすトップシート22を例示する。
本実施形態のトップシート22は、おむつ2の長手方向の全域にわたって設けられている。すなわち、図2に示すようにトップシート22は、おむつ2の長手方向の一端部2fと他端部2rとの間にわたって延びる。以下、おむつ2の長手方向の一端部2f及び他端部2rのうち、前身頃2A側の一方で幅方向に延びる端縁を「腹側端部2f」ともいい、後身頃2B側の他方で幅方向に延びる端縁を「背側端部2r」ともいう。
本実施形態のトップシート22には、長手方向に延在する溝状の凹部6(補強部)が設けられている。凹部6は、トップシート22の肌側の表面において非肌側へ窪んだ形状であり、例えば、トップシート22にエンボス加工が施されることで形成される。ここでは、トップシート22の長手方向の全域にわたって直線状に延びた多数の凹部6が幅方向に等間隔に配置された例を示す。
凹部6は、トップシート22において凹部6以外の他部よりも補強されており、梁構造をなす。長手方向に延在する凹部6は、平面視で長手方向に交差する線(例えば幅方向に沿う線)を折れ線とする折れ曲がりに対抗する。
トップシート22の幅方向の外側には、吸収体21から幅方向の外側への液漏れを防ぐために、液不透過性をもつサイドシート23が配置される。サイドシート23は、好ましくは、通気性と柔軟性をもつ材料で形成される。サイドシート23に適用される材料としては、例えば、SMS(Spunbond Meltblown Spunbond)不織布やSMMS(Spunbond Meltblown Meltblown Spunbond)不織布が挙げられる。
サイドシート23は、トップシート22の幅方向の両側に一対設けられて長手方向に延在する。本実施形態のサイドシート23は、トップシート22と同様に、おむつ2の長手方向の全域にわたって設けられている。
図1に示すように、吸収体21の非肌側には、吸収体21から非肌側への液漏れを防ぐために、液不透過性をもつバックシート24が配置される。本実施形態のバックシート24は、トップシート22よりも長手方向に短く形成されており、腹側端部2f及び背側端部2rよりも長手方向の内側に位置する。バックシート24は、例えばフィルムで形成される。
バックシート24の非肌側には、バックシート24を補強すると共に触感(例えば手触り)を向上させるためにカバーシート25(表面シート,非肌面シート)が配置される。カバーシート25は、おむつ2において非肌側の表面(うら面)に延在する。カバーシート25は、おむつ2の腹側端部2f及び背側端部2rの間にわたって延びる。カバーシート25は、例えば、織布や不織布で形成される。
なお、カバーシート25とサイドシート23との間には、テープ1が挟装される。
カバーシート25の非肌側の表面には、テープ1が止着されるターゲットシート26(機能材)が貼り付けられる。ここでは、前身頃2A(前身頃2A及び後身頃2Bの他方)に設けられたターゲットシート26を例示する。
ターゲットシート26は、テープ1の止着先としての機能をもつシート状の部材である。本実施形態のターゲットシート26は、平面視において、長手方向の寸法よりも幅方向の寸法が大きい矩形状であり、幅方向に延在する。ターゲットシート26は、テープ1に設けられる止着材(図示略)と共にファスニング機構を構成する。このファスニング機構としては、例えば、フック材(雄部材)とループ材(雌部材)とで機械的に結合する面状ファスナーを適用できる。
<ギャザー>
ギャザー27〜29は、ゴムや伸縮フィルムやポリウレタンといった弾性部材7〜9により、サイドシート23やカバーシート25等が襞状に皴寄せられて構成される。ギャザー27〜29は、おむつ2の着用者へのフィット性を高める機能をもつ。なお、図1及び図2には、ギャザー27〜29の皺が伸ばされたおむつ2を示す。
立体ギャザー27は、サイドシート23の幅方向の内側部分が弾性部材7により長手方向に伸縮可能に皺寄せられて構成される。立体ギャザー27は、トップシート22の幅方向の両側かつ肌側に一対設けられ、長手方向に延在する。ここでは、長手方向に沿って延在する糸状の複数の弾性部材7が幅方向に間隔をあけて設けられた例を示す。立体ギャザー27は、弾性部材7が長手方向に収縮することで肌側に起立する。
レッグギャザー28は、おむつ2において着用者の脚部に沿う箇所に設けられる。レッグギャザー28は、例えば、サイドシート23とバックシート24とカバーシート25とが、長手方向に延在する弾性部材8で長手方向に伸縮可能に皺寄せられて構成される。
ウェストギャザー29は、おむつ2において着用者の腰部(臀部の上方)に対向する箇所に設けられる。ここでは、幅方向に弾性変形する弾性部材9(機能材)により、シート22〜25が幅方向に伸縮可能に皺寄せられてなるウェストギャザー29を例示する。このようにウェストギャザー29をなす弾性部材9は、着用者の腰部に対する後身頃2Bのフィット性を高める機能をもつ。ここでは、長手方向かつ幅方向に沿って配置されたシート状の弾性部材9を例示する。本実施形態の弾性部材9は、トップシート22とバックシート24との間に積層されている。
[1−2.要部構成]
以下、図3〜5を参照して、おむつ2に設けられた三種類の領域3〜5について詳述する。
おむつ2は、硬さ(柔軟性)が互いに異なる三種類の領域3〜5を備えている。本実施形態では、図3に示す前身頃2Aと、図4に示す後身頃2Bとの各々に、三種類の領域3〜5が設けられたおむつ2を例示する。
ここで、三種類の領域3〜5のうち、最も柔らかい(折れ曲がりやすい)ものを「軟領域3」ともいい、最も硬い(折れ曲がりにくい)ものを「硬領域4」ともいい、軟領域3よりも硬くて硬領域4よりも柔らかいものを「中領域5」ともいう。これらの領域3〜5は、腹側端部2f又は背側端部2rから股下部2C側へ向けて、おむつ2が段階的に硬くなるように、軟領域3,中領域5,硬領域4の順に設定される。
以下、前身頃2Aに設けられた領域3〜5を、「前軟領域3A」,「前硬領域4A」,「前中領域5A」ともいい、後身頃2Bに設けられた領域3〜5を、「後軟領域3B」,「後硬領域4B」,「後中領域5B」ともいう。
本実施形態の凹部6は、軟領域3と中領域5と硬領域4とにわたって延在している。より具体的にいえば、凹部6は、前軟領域3Aと前中領域5Aと前硬領域4Aとにわたって延在すると共に、後軟領域3Bと後中領域5Bと後硬領域4Bとにわたって延在する。以下、凹部6のうち、軟領域3に設けられた部分を軟凹部6A(第二補強部)ともいい、硬領域4に設けられた部分を硬凹部6Bともいい、中領域5に設けられた部分を中凹部6C(第一補強部)ともいう。
まず、前身頃2Aに着目して説明する。
図3及び図5に示すように、前身頃2Aには、腹側端部2fから股下部2C(長手方向の内側,図3中の下側)へ向けて、前軟領域3A,前中領域5A,前硬領域4Aがこの順に隙間なく並んで設けられている。本実施形態では、前軟領域3A,前中領域5A,前硬領域4Aが、おむつ2の幅方向の中央部に設定された例を示す。
前軟領域3Aは、腹側端部2fを含み、幅方向に延在する。本実施形態の前軟領域3Aには、トップシート22及びカバーシート25が積層されており、バックシート24や吸収体21は設けられてない。すなわち、前軟領域3Aは、バックシート24よりも腹側端部2f側でトップシート22及びカバーシート25が厚み方向に重ね合わされた領域である。なお、前軟領域3Aの幅方向の両側には、サイドシート23も設けられている。
本実施形態の前軟領域3Aには、軟凹部6Aが設けられている。軟凹部6Aが設けられた前軟領域3Aは、軟凹部6Aが設けられない場合と比べて、平面視で長手方向に交差する軸まわりの丸まりが抑制される。これにより前軟領域3Aは、略平面状の姿勢を保ったまま、前中領域5Aに対して折り返されやすくなっている。
本実施形態の前軟領域3Aは、折り返しモードを適切に設定する観点から、長手方向の寸法L1が5mm以上且つ15mm以下である。すなわち、前軟領域3Aは、腹側端部2fから股下部2C側へ5mm以上且つ15mm以下の範囲内の領域として設定されている。
また、本実施形態の前軟領域3Aは、非肌側の表面よりも肌側の表面において、摩擦係数(静摩擦係数及び動摩擦係数の双方)が小さい。したがって、前軟領域3Aでは、肌側の表面が非肌側の表面よりも滑りやすい性質をもつ。
本実施形態の前軟領域3Aは、非肌側の表面がカバーシート25で構成され、肌側の表面の大部分がトップシート22で構成されている。このため、本実施形態では、トップシート22の肌側の表面がカバーシート25の非肌側の表面よりも滑りやすく構成されることで、前軟領域3Aにおける肌側及び非肌側の表面の摩擦係数が互いに相違している。なお、このような摩擦係数(滑りやすさ)の設定は、滑剤を用いたり、トップシート22及びカバーシート25の材質や表面形状を適宜調整したりすることで、実施できる。例えば、トップシート22に凹部6を設けることで、凹部6が設けられない場合と比べて、肌側の表面における対象物との接触面積が小さくなるため、肌側の表面を滑りやすくできる。
前硬領域4Aは、前軟領域3Aよりも股下部2C側に設けられ、前軟領域3Aと離間する。本実施形態の前硬領域4Aには、トップシート22及びカバーシート25に加えて、バックシート24とターゲットシート26とが設けられている。すなわち、前硬領域4Aは、トップシート22及びカバーシート25に加えて、バックシート24とターゲットシート26とが厚み方向に重ねられた(積層された)領域である。
本実施形態の前硬領域4Aには、これらのシート22,24〜26に加えて吸収体21も配置(積層)されている。吸収体21は、上記のとおりトップシート22及びカバーシート25の間に配置(積層)されている。吸収体21は、より詳細には、厚み方向においてトップシート22とバックシート24とで挟まれている。
なお、前硬領域4Aの幅方向の両側には、サイドシート23も設けられている。ここでは、吸収体21の腹側端部2f側の縁部21aと、ターゲットシート26の腹側端部2f側の縁部26aとが、厚み方向視で重複する配置を例示する。
本実施形態の前硬領域4Aは、前軟領域3Aと比べて、厚み方向の構成要素の数(積層枚数)が多く設定されることで硬く形成されている。前硬領域4Aは、前軟領域3Aよりも、硬いことから折れ曲がれにくく、装着状態で捲れにくい性質をもつ。 なお、本実施形態の前硬領域4Aには、軟凹部6Aと同一直線上に延びる硬凹部6Bが設けられている。
前中領域5Aは、前軟領域3Aと前硬領域4Aとの間にわたると共に幅方向に延在する。本実施形態の前中領域5Aには、トップシート22及びカバーシート25に加えてバックシート24が積層されており、吸収体21やターゲットシート26は設けられていない。すなわち、前中領域5Aは、吸収体21やターゲットシート26よりも腹側端部2f側でトップシート22とカバーシート25とバックシート24とが厚み方向に重ねられた領域である。なお、前中領域5Aの幅方向の両側には、サイドシート23も設けられている。
本実施形態の前中領域5Aは、前軟領域3Aと比べて、厚み方向の構成要素の数が多く設定されることで硬く形成されている。また、前中領域5Aは、前硬領域4Aと比べて、厚み方向の構成要素の数が少なく設定されることで柔らかく形成されている。
前中領域5Aは、前軟領域3Aと比べれば、硬いことから折れ曲がれにくく、装着状態で捲れにくい性質をもつ。一方、前中領域5Aは、前硬領域4Aと比べれば、柔らかいことから折れ曲がりやすく、装着状態で捲れやすい性質をもつ。
前中領域5Aには、中凹部6Cが設けられる。中凹部6Cが設けられた前中領域5Aは、中凹部6Cが設けられない場合と比べて、平面視で長手方向に交差する軸まわりの丸まりが抑制される。これにより前中領域5Aは、略平面状の姿勢を保ったまま、前硬領域4Aに対して折り返されやすくなっている。
なお、ここでは軟凹部6A及び硬凹部6Bの各々と繋がった中凹部6Cを例示するが、中凹部6Cは軟凹部6A及び硬凹部6Bの少なくとも一方と離間して(繋がらずに)設けられてもよい。
本実施形態の前中領域5Aは、折り返しモードを適切に設定する観点から、長手方向の寸法L2が5mm以上且つ15mm以下である。すなわち、前中領域5Aは、前軟領域3Aから股下部2C側へ5mm以上且つ15mm以下の範囲内の領域として設定されている。
長手方向に互いに隣接する前軟領域3A及び前中領域5Aは、一体的な捲れを抑制する観点から、長手方向の合計の寸法La(=L1+L2)が25mm以下である。すなわち、前軟領域3A及び前中領域5Aは、腹側端部2fから股下部2C側へ25mm以下の範囲内の領域として設定されている。
本実施形態の前中領域5Aは、前軟領域3Aと同様に、非肌側の表面よりも肌側の表面において、摩擦係数(静摩擦係数及び動摩擦係数の双方)が小さい。したがって、前中領域5Aでは、肌側の表面が非肌側の表面よりも滑りやすい性質をもつ。
本実施形態の前中領域5Aは、前軟領域3Aと同じく、非肌側の表面がカバーシート25で構成され、肌側の表面の大部分がトップシート22で構成されている。このため、本実施形態では、上記のとおりトップシート22の肌側の表面がカバーシート25の非肌側の表面よりも滑りやすく構成されることで、前中領域5Aにおける肌側及び非肌側の表面の摩擦係数も互いに相違している。
図5に示すように、本実施形態の前身頃2Aでは、カバーシート25が前軟領域3Aと前中領域5Aと前硬領域4Aとにわたって平面状に延在している。これに対し、トップシート22は、前軟領域3Aから前硬領域4Aにかけて肌側へ隆起した段状をなす。具体的には、トップシート22は、前軟領域3Aから前中領域5Aにかけて、バックシート24の厚み寸法に応じて肌側へ隆起した段状をなし、前中領域5Aから前硬領域4Aにかけて、吸収体21の厚み寸法に応じて肌側に隆起した段状をなす。
このように、本実施形態の前身頃2Aでは、三つの領域3A,4A,5Aで厚み方向の構成要素の数が異なることに応じて、肌側のトップシート22が厚み方向において段状をなすように形成されている。このように、本実施形態の前身頃2Aでは、非肌側のカバーシート25が平面状をなすのに対し、肌側のトップシート22が凹凸をなす。
次に、後身頃2Bに着目して説明する。
図4に示すように、後身頃2Bには、背側端部2rから股下部2C(長手方向の内側,図4中の下側)へ向けて、後軟領域3B,後中領域5B,後硬領域4Bがこの順に隙間なく並んで設けられている。本実施形態では、後軟領域3B,後中領域5B,後硬領域4Bが、おむつ2の幅方向の中央部に設定された例を示す。
後軟領域3Bは、上記の前軟領域3Aに対し、背側端部2rを含む点が異なり、他の点が共通する。すなわち、後軟領域3Bは、バックシート24よりも背側端部2r側でトップシート22及びカバーシート25が厚み方向に重ね合わされた領域であって、幅方向に延在する。後軟領域3Bには、軟凹部6Aが設けられている。また、後軟領域3Bは、長手方向の寸法L3が5mm以上且つ15mm以下であり、非肌側の表面よりも肌側の表面において、摩擦係数(静摩擦係数及び動摩擦係数の双方)が小さい。
後硬領域4Bは、後軟領域3Bよりも股下部2C側に設けられ、後軟領域3Bから離間する。後硬領域4Bは、上記の前硬領域4Aに対し、吸収体21及びターゲットシート26に代えてウェストギャザー29を構成要素とする点が異なり、他の点が共通する。すなわち、本実施形態の後硬領域4Bには、トップシート22及びカバーシート25に加えて、バックシート24とウェストギャザー29とが設けられている。より具体的にいえば、後硬領域4Bは、トップシート22及びカバーシート25に加えて、バックシート24と弾性部材9とが厚み方向に重ねられた(積層された)領域である。
本実施形態の後硬領域4Bは、後軟領域3Bと比べて、厚み方向の構成要素の数が多く設定されることで硬く形成されている。後硬領域4Bは、後軟領域3Bよりも、硬いことから折れ曲がれにくく、装着状態で捲れにくい性質をもつ。後硬領域4Bには、硬凹部6Bが設けられている。
後中領域5Bは、上記の前中領域5Aに対し、後軟領域3Bと後硬領域4Bとの間にわたる点が異なり、他の点が共通する。すなわち、後中領域5Bは、ウェストギャザー29よりも背側端部2r側でトップシート22及びカバーシート25に加えてバックシート24が厚み方向に重ねられた(積層された)領域であって、幅方向に延在する。また、後中領域5Bは、長手方向の寸法L4が5mm以上且つ15mm以下であり、非肌側の表面よりも肌側の表面において、摩擦係数(静摩擦係数及び動摩擦係数の双方)が小さい。
本実施形態の後中領域5Bは、後軟領域3Bと比べて、厚み方向の構成要素の数が多く設定されることで硬く形成されている。また、後中領域5Bは、後硬領域4Bと比べて、厚み方向の構成要素の数が少なく設定されることで柔らかく形成されている。
後中領域5Bは、後軟領域3Bと比べれば、硬いことから折れ曲がれにくく、装着状態で捲れにくい性質をもつ。一方、後中領域5Bは、後硬領域4Bと比べれば、柔らかいことから折れ曲がりやすく、装着状態で捲れやすい性質をもつ。
後中領域5Bにも、中凹部6Bが設けられる。中凹部6Cが設けられた後中領域5Bは、中凹部6Cが設けられない場合と比べて、平面視で長手方向に交差する軸まわりの丸まりが抑制される。これにより後中領域5Bは、略平面状の姿勢を保ったまま、後硬領域4Bに対して折り返されやすくなっている。
後身頃2Bにおいても、長手方向に互いに隣接する後軟領域3B及び後中領域5Bは、長手方向の合計の寸法Lb(=L3+L4)が25mm以下である。すなわち、後軟領域3B及び後中領域5Bは、背側端部2rから股下部2C側へ25mm以下の範囲内の領域として設定されている。
なお、後軟領域3B,後硬領域4B及び後中領域5Bのいずれにおいても、幅方向の両側にはサイドシート23が設けられている。
[2.作用及び効果]
(1)おむつ2の装着状態では、腹側端部2f又は背側端部2rを含む軟領域3が、硬領域4及び中領域5よりも柔らかいことから動きやすく、着用者の肌との間に隙間を生じやすい。軟領域3と着用者の肌との間に生じた隙間は空気の通り道となることから、上記の軟領域3を備えたおむつ2によれば、通気性を高められる。
一方で、図6(a)に前身頃2Aを例に挙げて示すように、軟領域3は、硬領域4及び中領域5よりも柔らかいため、装着状態で中領域5から外側(非肌側)へ捲れる(折り返される)ことがある。例えばおむつ2の外側の衣服(ズボン等)を脱ぐのに伴い、おむつ2をずり落とす方向の力F(以下、「引き摺り力F」ともいう)が印加されておむつ2の腹側端部2fや背側端部2rが大きく捲れた場合は、外側の衣服との接触面積が増えることで、おむつ2のずり落ちを招く。
また、硬領域4よりも柔らかい軟領域3及び中領域5が例えば幅方向に沿う軸まわりに丸まった場合には、この部分の厚みが増大することで、外側の衣服の伸縮部材やベルト等からの圧力により着用者の腹部への圧迫や食い込みが生じ、着用者に違和感を与える虞がある。これにより、着用者(特に乳児や幼児)は、おむつ2を適正な装着位置から自発的にずらしてしまう可能性がある。
これに対し、おむつ2では、軟領域3よりも股下部2C側の硬領域4が、軟領域3よりも硬いことから動きにくく、着用者の肌に沿った状態に保持されやすい。
また、軟領域3及び硬領域4の間の中領域5は、軟領域3よりも硬いため、軟領域3よりも捲れにくく、外側の衣服との接触面積の増加を抑制できる。さらに、中領域5は、硬領域4よりも柔らかいため、図6(b)に示すように硬領域4から外側へ折り返された場合には、引き摺り力Fを逃がす(去なす)ことができる。
このように、おむつ2では、軟領域3及び中領域5の段階的な(本実施形態では二段階の)折り返しにより、腹側端部2fや背側端部2rの大きな捲れや位置ずれを抑制できる。よって、おむつ2のずり落ちを抑制できる。
また、中領域5で長手方向に延在して梁構造をなす中凹部6Cによれば、上記のような中領域5の捲れや丸まりを効果的に抑制できる。中領域5の捲れが抑制されることで、外側の衣服との接触面積の増加がより抑えられるため、おむつ2のずり落ちをより抑制できる。また、中領域5は、丸まりが抑制されることで硬領域4から適切に折り返されやすくなるため、引き摺り力Fをより適切に逃がすことができる。このように、中領域5が丸まらずに硬領域4に対して折り曲げられることにより、おむつ2のずり落ちを更に抑制できる。
ところで、乳児や幼児である着用者は、意図せず軟領域3や中領域5を手で捲ってしまうことがある。これに対し、おむつ2では、上記のように軟領域3及び中領域5の段階的な折り返しで引き摺り力Fを逃がせると共に、硬領域4が着用者の肌に沿った状態に保持されることで、着用者が意図せず軟領域3や中領域5を捲った場合であっても、ずり落ちを抑制できる。
なお、図6(a),(b)には前身頃2Aを例示するが、後身頃2Bでも同様の作用及び効果が得られる。
(2)軟領域3には、おむつ2の肌側の表面に延在するトップシート22と、おむつ2の非肌側の表面に延在するカバーシート25とが積層され、中領域5には、これらのシート22,25に加えて、液不透過性をもつバックシート24が積層される。このように、おむつ2に通常装備されるシート22,24,25の積層枚数を軟領域3と中領域5とで相違させることにより、中領域5を軟領域3よりも硬くできる。よって、おむつ2の構成の複雑化を抑制できると共に、コストを抑制できる。
(3)硬領域4には、所定の機能をもつシート状の機能材(本実施形態ではターゲットシート26又は弾性部材9)が設けられるため、おむつ2に所定の機能を与える機能材を利用して、軟領域3及び中領域5よりも硬領域4を硬くできる。これによっても、おむつ2の構成の複雑化を抑制できると共に、コストを抑制できる。
(4)後硬領域4Bに設けられる機能材は、幅方向に弾性変形してウェストギャザー29をなす弾性部材9であるため、おむつ2に通常装備されるウェストギャザー29の弾性部材9を利用して、軟領域3及び中領域5よりも硬領域4を硬くできる。よって、上記のとおり、おむつ2の構成の複雑化を抑制できると共にコストを抑制できる。
(5)前硬領域4Aに設けられる機能材は、テープ1が止着されるターゲットシート26であるため、テープ型のおむつ2に通常装備されるターゲットシート26を利用して、前軟領域3A及び前中領域5Aよりも前硬領域4Aを硬くできる。よって、上記のとおり、おむつ2の構成の複雑化を抑制できると共にコストを抑制できる。
(6)カバーシート25が前中領域5Aと前硬領域4Aとにわたって平面状に延在するため、カバーシート25がこれらの領域5A,4Aで段状をなす場合と比べて、カバーシート25に接する外側の衣服の引っ掛かりを抑制できる。これにより、外側の衣服の上げ下げによるカバーシート25の引き摺りが抑制されるため、おむつ2の位置ずれやずり落ちを抑制できる。また、本実施形態のようにカバーシート25が前軟領域3Aから前硬領域4Aにわたって平面状に延在する場合は、カバーシート25に接する外側の衣服の引っ掛かりが更に抑制されることから、おむつ2の位置ずれやずり落ちを更に抑制できる。
(7)軟領域3で長手方向に延在して梁構造をなす軟凹部6Aによれば、軟領域3の捲れや丸まりを効果的に抑制できる。軟領域3の捲れが抑制されることで、外側の衣服との接触面積の増加が一層抑えられるため、おむつ2のずり落ちを一層抑制できる。また、軟領域3の丸まりが抑制されることで、軟領域3が中領域5から適切に折り返されやすくなるとともに、軟領域3に隣接する中領域5の丸まりも抑制されるため中領域5が硬領域4からより適切に折り返されやすくなる。これらより、引き摺り力Fをより適切に逃がすことができる。このように、軟領域3及び中領域5が丸まらずに折り曲げられることにより、おむつ2のずり落ちを更に抑制できる。
なお、軟領域3と中領域5と硬領域4とにわたって延在する凹部6によれば、軟領域3と中領域5と硬領域4との全域で幅方向に沿う線での折れ曲がりを抑制できる。これにより、軟領域3,中領域5及び硬領域4のいずれにおいても捲れが抑制されることから、外側の衣服との接触面積の増大に起因したおむつ2のずり落ちを更に抑制できる。
また、凹部6で補強された硬領域4は、凹部6が設けられないものと比べて、着用者の肌に沿った状態に保持されやすいため、おむつ2の位置ずれを更に抑制できる。これによっても、おむつ2のずり落ちを更に抑制できる。
(8)図6(a)に示すように、軟領域3は、装着状態で上記のように外側へ捲れた場合に、肌側の表面が外側を向き、非肌側の表面が内側(肌側)を向く。この点、軟領域3は、非肌側の表面よりも肌側の表面において摩擦係数が小さいことから、上記のように外側へ捲れた場合に、外側を向く肌側の表面が、内側を向く非肌側の表面よりも滑りやすくなる。このため、外側へ捲れた軟領域3と、おむつ2の外側の衣服との摩擦を抑制できる。これにより、外側の衣服の上げ下げによる軟領域3の引き摺りが抑制されるため、おむつ2の位置ずれやずり落ちを更に抑制できる。
中領域5についても同様である。すなわち図6(b)に示すように、中領域5は、装着状態で上記のように外側へ捲れた場合に、肌側の表面が外側を向き、非肌側の表面が内側(肌側)を向く。この点、中領域5は、非肌側の表面よりも肌側の表面において摩擦係数が小さいことから、上記のように外側へ捲れた場合に、外側を向く肌側の表面が、内側を向く非肌側の表面のよりも滑りやすくなる。このため、外側へ捲れた中領域5と、おむつ2の外側の衣服との摩擦を抑制できる。これにより、外側の衣服の上げ下げによる軟領域5の引き摺りが抑制されるため、おむつ2の位置ずれやずり落ちを更に抑制できる。
(9)軟領域3及び中領域5の各々において長手方向の寸法が5mm以上に確保されることで、軟領域3及び中領域5が段階的に折り返されやすくなるため、上記の段階的な折り返しをより適切に実現できる。このような折り返しモードにより、おむつ2の腹側端部2fや背側端部2rの大きな捲れや位置ずれが確実に抑制されることから、おむつ2のずり落ちを確実に抑制できる。
また、軟領域3及び中領域5の各々は、長手方向の寸法が15mm以下に抑えられることで、外側の衣服との接触面積が抑えられる。これにより、外側の衣服の上げ下げによる軟領域3及び中領域5の引き摺りが抑制されるため、おむつ2の位置ずれやずり落ちを更に抑制できる。
(10)軟領域3及び中領域5において長手方向の合計の寸法が25mm以下に抑えられることで、軟領域3及び中領域5の一体的な捲れを抑制できる。これにより、上記の二段階の折り返しの確実性を高められる。よって、おむつ2のずり落ちを更に抑制できる。
(11)三種類の領域3〜5が前身頃2A及び後身頃2Bのそれぞれに設けられるため、前身頃2A及び後身頃2Bの双方で、上記のとおり通気性を高めつつ、おむつ2のずり落ちを抑制できる。したがって、三種類の領域3〜5が前身頃2A及び後身頃2Bのいずれか一方のみに設けられる場合と比べて、おむつ2の通気性を更に高められると共に、ずり落ちを更に抑制できる。
(12)前硬領域4Aには、吸液性をもつマット状の吸収体21が設けられるため、おむつ2に通常装備される吸収体21を利用して、前軟領域3A及び前中領域5Aよりも前硬領域4Aを厚み方向にかさ増しすることで硬くできる。よって、おむつ2の構成の複雑化を抑制できると共に、コストを抑制できる。
(13)軟領域3の肌側の表面には長手方向に延在する凹部6が設けられるため、凹部6が設けられない場合と比べて、軟領域3の肌側の表面に沿って長手方向に移動する対象物との摩擦を低減できる。したがって、装着状態で軟領域3が上記のように外側へ捲れた場合に、外側の衣服の長手方向に沿う移動を凹部6で円滑化できる。これにより、外側の衣服の上げ下げによる軟領域3の引き摺りが抑制されるため、おむつ2の位置ずれやずり落ちを抑制できる。
同様に、中領域5の肌側の表面には長手方向に延在する凹部6が設けられるため、凹部6が設けられない場合と比べて、中領域5の肌側の表面に沿って長手方向に移動する対象物との摩擦を低減できる。したがって、装着状態で中領域5が上記のように外側へ捲れた場合に、外側の衣服の長手方向に沿う移動を凹部6で円滑化できる。これにより、外側の衣服の上げ下げによる中領域5の引き摺りが抑制されるため、おむつ2の位置ずれやずり落ちを抑制できる。
[3.変形例]
[3−1.第一変形例]
上記の前身頃2Aの構成は一例である。上記の前身頃2Aに代えて、図7に示す前身頃2A′が適用されてもよい。本変形例に係る前身頃2A′は、上記の前身頃2Aに対し、トップシート22及びカバーシート25の厚み方向の形状が異なり、他の点は共通する。なお、図7及び後述の図8,9では、上記の実施形態で説明した要素と同一又は対応する要素に同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図7に示すように、本変形例の前身頃2A′では、トップシート22が前軟領域3Aと前中領域5Aと前硬領域4Aとにわたって平面状に延在し、カバーシート25が前軟領域3Aから前硬領域4Aにかけて非肌側へ隆起した段状をなす。前身頃2A′に設けられたカバーシート25は、前軟領域3Aから前中領域5Aにかけて、バックシート24の厚み寸法に応じて非肌側へ隆起した段状をなし、前中領域5Aから前硬領域4Aにかけて、吸収体21の厚み寸法に応じて非肌側に隆起した段状をなす。
このように、前身頃2A′では、三つの領域3A,4A,5Aで厚み方向の構成要素の数が異なることに応じて、非肌側のカバーシート25が厚み方向において段状をなすように形成されている。すなわち、本変形例の前身頃2A′では、肌側のトップシート22が平面状をなすのに対し、非肌側のカバーシート25が凹凸をなす。
着用者の肌に接するトップシート22が上記のように平面状に延在する場合は、トップシート22が段状をなす場合と比べて、装着状態で着用者の肌にストレスを与えにくくできる。
一方、このように肌側のトップシート22が前身頃2A′で平面状に延在すると、三つの領域3A,4A,5Aで厚み方向の構成要素の数が異なることに応じて、非肌側のカバーシート25に凹凸が生じる。外側の衣服に接するカバーシート25が上記のように段状をなす場合は、カバーシート25が平面状に延在する場合と比べて、外側の衣服がカバーシート25に引っ掛かりやすくなるため、外側の衣服の上げ下げに伴ってカバーシート25が引き摺られやすくなる。
これに対し、本変形例の前身頃2A′には上記の三つの領域3A,4A,5Aが設けられるため、上記の実施形態と同様に、着用者の肌に沿った状態に保持される前硬領域4Aと、段階的に折り返される前軟領域3A及び前中領域5Aとにより、腹側端部2fの大きな捲れや位置ずれを抑制できる。したがって、外側の衣服の上げ下げに伴いカバーシート25が引き摺られたとしても、おむつの位置ずれやずり落ちを抑制できる。
本変形例の前身頃2A′における前中領域5Aは、折り返しモードを適切に設定する観点から、長手方向の寸法L2′が前硬領域4Aの厚み寸法Tよりも大きい(L2′>T)。これにより、図8に示すように、前中領域5Aが前硬領域4Aから外側へ折り返された場合に、前軟領域3Aが前硬領域4A(吸収体21やターゲットシート26)よりも外側へ配置されて前硬領域4Aの外側に沿いやすくなる。このため、前軟領域3Aや前中領域5Aの丸まりをより確実に抑制できる。
なお、前中領域5Aの長手方向の寸法L2′は、好ましくは、前硬領域4Aの厚み寸法Tの三倍以下(L2′≦3×T)であり、より好ましくは前硬領域4Aの厚み寸法Tの二倍以下(L2′≦2×T)に設定される。シート22〜26及び吸収体21の厚み寸法が一般的な値である場合には、上記の不等式(T<L2′≦2×T)を満たす寸法L2′が5mm以上且つ15mm以下となる。
前中領域5Aの長手方向の寸法L2′が上記の上限値以下に設定されれば、前中領域5A内での折り曲げや丸まりを抑制できる。このため、前中領域5Aを前硬領域4Aに対してより適切に折り返すことができる。
そのほか、本変形例の前身頃2A′が適用されたおむつによれば、上記の実施形態と同様の構成からは同様の作用及び効果が得られる。
[3−2.第二変形例]
図9(a),(b)に示すように、上記の領域3〜5は、パンツ型のおむつ2′に適用されてもよい。ここでは、上記の実施形態で説明した要素と同一又は対応する要素に同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本変形例のおむつ2′は、前身頃2A及び後身頃2Bの幅方向の両端部が互いに連結されてなる環状の胴回り部2Dを備えている。おむつ2′における背側端部2r及び腹側端部2fは、胴回り部2Dの環状の縁部に対応する。なお、おむつ2′は、前身頃2A及び後身頃2Bの幅方向の両端部における連結が解除されて平面状に広げられた状態で、展開状態をなす。
図9(a)に示すように、本変形例の前軟領域3Aには、前身頃2Aにおいて少なくとも非肌側の表面をなす腹側表面材11が設けられている。また、前中領域5Aには、腹側表面材11に加えてバックシート24が設けられており、前硬領域4Aには、腹側表面材11及びバックシート24に加えてウェストギャザー29が設けられている。
本変形例のウェストギャザー29は、幅方向に弾性変形する糸状の弾性部材9により、腹側表面材11及びバックシート24が幅方向に皺寄せられてなる。ウェストギャザー29は、胴回り部2Dの全周にわたって設けられている。
図9(b)に示すように、本変形例の後軟領域3B,後中領域5B及び後硬領域4Bは、前軟領域3A,前中領域5A及び前硬領域4Aとそれぞれ同様に構成されている。具体的にいえば、後軟領域3Bには、後身頃2Bにおいて少なくとも非肌側の表面をなす背側表面材12が設けられており、後中領域5Bには、背側表面材12に加えてバックシート24が設けられており、後硬領域4Bには、背側表面材12及びバックシート24に加えてウェストギャザー29が設けられている。
本変形例のおむつ2′によっても、腹側端部2f又は背側端部2rから股下部2C側へ向けて段階的に硬くなる三種類の領域3〜5が設けられるため、上記の実施形態と同様に、通気性を高めつつ、ずり落ちを抑制できる。そのほか、本変形例のおむつ2′によれば、上記の実施形態と同様の構成からは同様の作用及び効果が得られる。
[3−3.その他]
領域3〜5の構成は、上記の実施形態や変形例で示したものに限定されない。領域3〜5は、上記のように段階的に硬くされればよく、例えば、構成要素の積層枚数によらず、構成要素の材質や厚み寸法に応じて硬さが調整されてもよい。また、実施形態で示したテープ型のおむつ2において、領域3〜5が前身頃2Aと後身頃2Bとで同様に構成されてもよい。すなわち、上記の前身頃2Aに設けられた三つの領域3A,4A,5Aの構成が後身頃2Bに適用されてもよいし、上記の後身頃2Bに設けられた三つの領域3B,4B,5Bの構成が前身頃2Aに適用されてもよい。あるいは、上記の前身頃2Aと後身頃2Bとで、三つの領域3〜5の構成が入れ替えられてもよい。なお、上記の変形例で示した前身頃2A′が後身頃2Bに適用されてもよい。
トップシート22に設けられた凹部6は、長手方向に延在すると共に他部よりも補強された補強部の一例である。この補強部は、上記の凹部6に代えて(あるいは加えて)、カバーシート25に設けられた溝(エンボス)で構成されてもよい。また、補強部は、中領域5のみに設けられてもよい。すなわち、上記の実施形態において、軟凹部6A及び硬凹部6Bが省略され、中凹部6Cのみが設けられてもよい。
軟領域3及び中領域5に関する上記の寸法L1〜L4,La,Lbは、上記の範囲外の値であってもよい。
中領域5は、軟領域3から硬領域4へ向けて、段階的に硬くなるように構成されてもよい。また、おむつ2,2′は、硬領域4よりも股下部2C側に、硬領域4よりも硬い領域を更に備えてもよい。すなわち、おむつ2,2′は、腹側端部2f又は背側端部2rから股下部2C側へ向けて、より多段階で硬くなるように構成されてもよい。この場合には、上記のとおり軟領域3の柔軟性により通気性を高めつつも、軟領域3以外の領域が多段階で折り返されることにより、腹側端部2fや背側端部2rの大きな捲れや位置ずれが更に抑制されるため、ずり落ちを更に抑制できる。
なお、図6(a),(b)及び図8に示した変形モードはいずれも一例である。
1 テープ(止着テープ)
2,2′ おむつ
2A,2A′ 前身頃
2B 後身頃
2C 股下部
2D 胴回り部
2f 腹側端部
2r 背側端部
3 軟領域
3A 前軟領域
3B 後軟領域
4 硬領域
4A 前硬領域
4B 後硬領域
5 中領域
5A 前中領域
5B 後中領域
6 凹部(補強部)
6A 軟凹部(第二補強部)
6B 硬凹部
6C 中凹部(第一補強部)
7 弾性部材
8 弾性部材
9 弾性部材(機能材)
11 腹側表面材
12 背側表面材
21 吸収体
21a 吸収体21の腹側端部2f側の縁部
22 トップシート(表面シート)
23 サイドシート
24 バックシート
25 カバーシート(表面シート)
26 ターゲットシート(機能材)
26a ターゲットシート26の腹側端部2f側の縁部
27 立体ギャザー
28 レッグギャザー
29 ウェストギャザー
F 引き摺り力
L1 前軟領域3Aの長手方向の寸法
L2,L2′ 前中領域5Aの長手方向の寸法
L3 後軟領域3Bの長手方向の寸法
L4 後中領域5Bの長手方向の寸法
La 前軟領域3A及び前中領域5Aの長手方向における合計の寸法
Lb 後軟領域3B及び後中領域5Bの長手方向における合計の寸法
O 幅方向の中心線
T 前硬領域4Aの厚み寸法

Claims (12)

  1. 腹側端部又は背側端部を含み、幅方向に延在する軟領域と、
    前記軟領域よりも股下部側に設けられ、前記軟領域よりも硬い硬領域と、
    前記軟領域及び前記硬領域の間にわたると共に幅方向に延在し、前記軟領域よりも硬く且つ前記硬領域よりも柔らかい中領域と、を備え、
    前記中領域には、長手方向に延在すると共に他部よりも補強されて梁構造をなす第一補強部が設けられた
    ことを特徴とする、おむつ。
  2. 前記軟領域には、肌側の表面と非肌側の表面とのそれぞれに延在する表面シートが積層され、
    前記中領域には、前記表面シートに加えて、液不透過性をもつバックシートが積層された
    ことを特徴とする、請求項1に記載のおむつ。
  3. 前記硬領域には、所定の機能をもつシート状の機能材が設けられた
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載のおむつ。
  4. 前記機能材は、幅方向に弾性変形してウェストギャザーをなす弾性部材である
    ことを特徴とする、請求項3に記載のおむつ。
  5. 前身頃及び後身頃の一方における幅方向の両側に設けられ、前記前身頃及び前記後身頃の他方に止着される止着テープを備え、
    前記機能材は、前記止着テープが止着されるターゲットシートである
    ことを特徴とする、請求項3又は4に記載のおむつ。
  6. 前記中領域には、肌側の表面に延在する肌面シートと非肌側の表面に延在する非肌面シートとが積層され、
    前記硬領域には、前記肌面シート及び前記非肌面シートに加えて、前記肌面シート及び前記非肌面シートよりも厚み寸法の大きい吸収体が前記肌面シート及び前記非肌面シートの間に積層され、
    前記非肌面シートは、前記中領域と前記硬領域とにわたって平面状に延在し、
    前記肌面シートは、前記中領域から前記硬領域にかけて前記吸収体の厚み寸法に応じて肌側に隆起した段状をなす
    ことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のおむつ。
  7. 前記中領域には、肌側の表面に延在する肌面シートと非肌側の表面に延在する非肌面シートとが積層され、
    前記硬領域には、前記肌面シート及び前記非肌面シートに加えて、前記肌面シート及び前記非肌面シートよりも厚み寸法の大きい吸収体が前記肌面シート及び前記非肌面シートの間に積層され、
    前記肌面シートは、前記中領域と前記硬領域とにわたって平面状に延在し、
    前記非肌面シートは、前記中領域から前記硬領域にかけて前記吸収体の厚み寸法に応じて非肌側に隆起した段状をなす
    ことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のおむつ。
  8. 前記軟領域には、長手方向に延在すると共に他部よりも補強されて梁構造をなす第二補強部が設けられた
    ことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載のおむつ。
  9. 前記軟領域及び前記中領域の少なくとも一方は、非肌側の表面よりも肌側の表面において、摩擦係数が小さい
    ことを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載のおむつ。
  10. 前記軟領域及び前記中領域の各々は、長手方向の寸法が5mm以上且つ15mm以下である
    ことを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載のおむつ。
  11. 前記軟領域及び前記中領域は、長手方向の合計の寸法が25mm以下である
    ことを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載のおむつ。
  12. 前記軟領域と前記硬領域と前記中領域とが、前身頃及び後身頃のそれぞれに設けられた
    ことを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載のおむつ。
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