JP2021137696A - Water treatment system and water treatment method - Google Patents
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Abstract
【課題】浄化性能を維持しつつ、浄水供給量を最適化するのに有利となる水処理システムを提供する。【解決手段】水処理システム1は、原水を浄化する複数の浄化部30と、複数の浄化部30の動作を制御する制御部14とを備える。浄化部30は、原水から不純物を取り除くろ過機33と、ろ過機33を逆洗する逆洗機構36と、ろ過機33のろ過能力に関する状態を検出する圧力センサー34や水質センサー35などの第1センサーとを備える。制御部は14、第1センサーから得られたろ過能力情報と、浄化部30で生成された浄水の使用情報とに基づいて、複数の浄化部30のそれぞれが備える逆洗機構36の稼働のオン・オフを個別に切り替える。【選択図】図1PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a water treatment system which is advantageous for optimizing a purified water supply amount while maintaining purification performance. A water treatment system 1 includes a plurality of purification units 30 for purifying raw water and a control unit 14 for controlling the operation of the plurality of purification units 30. The purification unit 30 includes a filter 33 that removes impurities from raw water, a backwash mechanism 36 that backwashes the filter 33, and a first such as a pressure sensor 34 and a water quality sensor 35 that detect a state related to the filtration capacity of the filter 33. Equipped with a sensor. The control unit turns on the operation of the backwash mechanism 36 provided in each of the plurality of purification units 30 based on the filtration capacity information obtained from the first sensor and the usage information of the purified water generated by the purification unit 30. -Switch off individually. [Selection diagram] Fig. 1
Description
本開示は、水処理システムおよび水処理方法に関する。 The present disclosure relates to water treatment systems and methods.
従来、井戸、河川もしくは池等の水源の水または雨水である原水を、飲料水や生活用水として利用するために浄化する水処理システムがある。水道設備が十分に整っていない発展途上国などにおいて、このような水処理システムを一般住宅に適用する場合には、浄化性能とともに、導入時や使用時にかかるコストも重要である。例えば、水処理システムを1軒の住宅のみに適用しようとすると、1つの家庭ではコストを賄いきれなかったり、稼働時間が短ければシステム自体がオーバースペックになったりすることもあり得る。そこで、コスト面での優位性を得るとともに、水処理システムを最大限に活用するために、1つの水処理システムで浄化された水を複数の住宅に供給するという考え方がある。 Conventionally, there is a water treatment system that purifies raw water, which is water from a water source such as a well, river or pond, or rainwater, for use as drinking water or domestic water. When applying such a water treatment system to ordinary houses in developing countries where water supply facilities are not sufficiently equipped, not only purification performance but also costs at the time of introduction and use are important. For example, if an attempt is made to apply a water treatment system to only one house, one household may not be able to cover the cost, or if the operating time is short, the system itself may be over-engineered. Therefore, there is an idea of supplying water purified by one water treatment system to a plurality of houses in order to obtain an advantage in terms of cost and to make the best use of the water treatment system.
しかし、水処理システムでは、内部に含まれるろ過機を洗浄するときや、故障が発生したときなどには、配水が一旦停止される。特に、複数の住宅に浄水を供給する水処理システムにおいて配水の停止が起きるということは、断水の影響を受ける住宅が多くなることを意味し、望ましくない。 However, in the water treatment system, the water distribution is temporarily stopped when the filter contained inside is cleaned or when a failure occurs. In particular, the suspension of water distribution in a water treatment system that supplies purified water to a plurality of houses means that many houses are affected by the water outage, which is not desirable.
これに対して、例えば、複数のろ過機を設置して、1つのろ過機が稼働していなくても、それ以外のろ過機が稼働を続けることで、システム全体としての配水を停止させない水処理システムがある。特許文献1は、ろ過を行う膜ユニットを複数並設し、膜ユニットごとに洗浄を行うタイミングを異ならせるろ過装置を開示している。
On the other hand, for example, even if a plurality of filters are installed and one filter is not operating, the other filters continue to operate, so that the water distribution of the entire system is not stopped. There is a system.
特許文献1に開示されているろ過装置では、膜ユニットごとに順次タイミングをずらしながら洗浄処理が行われていく。ここで、複数の住宅に浄水を供給する水処理システムとして、このようなろ過装置が採用されたと仮定する。このとき、例えば、各住宅での浄水の使用が一時に集中してしまったとしても、水処理システムでは、通常時の運転と変わらずに、予め決められたタイミングでいずれかの膜ユニットで洗浄処理が行われる。したがって、もし膜ユニットがすべて稼働していれば、要求される浄水供給量を確保することができたとしても、この場合、要求される浄水供給量が確保されないこともあり得る。
In the filtration apparatus disclosed in
本開示は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものである。そして、本開示の目的は、浄化性能を維持しつつ、浄水供給量を最適化するのに有利となる水処理システムおよび水処理方法を提供することにある。 The present disclosure has been made in view of the problems of the prior art. An object of the present disclosure is to provide a water treatment system and a water treatment method which are advantageous for optimizing the amount of purified water supply while maintaining the purification performance.
上記課題を解決するために、本開示の一態様に係る水処理システムは、原水を浄化する複数の浄化部と、複数の浄化部の動作を制御する制御部と、を備え、浄化部は、原水から不純物を取り除くろ過機と、ろ過機を逆洗する逆洗機構と、ろ過機のろ過能力に関する状態を検出する第1センサーと、を備え、制御部は、第1センサーから得られたろ過能力情報と、浄化部で生成された浄水の使用情報とに基づいて、複数の浄化部のそれぞれが備える逆洗機構の稼働のオン・オフを個別に切り替える。 In order to solve the above problems, the water treatment system according to one aspect of the present disclosure includes a plurality of purification units for purifying raw water and a control unit for controlling the operation of the plurality of purification units. It is equipped with a filter that removes impurities from raw water, a backwash mechanism that backwashes the filter, and a first sensor that detects the state related to the filtration capacity of the filter, and the control unit is the filtration obtained from the first sensor. Based on the capacity information and the usage information of the purified water generated by the purification unit, the operation of the backwash mechanism provided in each of the plurality of purification units is individually switched on / off.
また、本開示の一態様に係る水処理方法は、原水から不純物を取り除くろ過機がそれぞれに備えられた複数の浄化部で原水を浄化する浄化工程と、複数の浄化部のそれぞれが備える逆洗機構でろ過機を逆洗する逆洗工程と、を含み、逆洗工程では、ろ過機のろ過能力に関する状態を検出する第1センサーから得られたろ過能力情報と、浄化部で生成された浄水の使用情報とに基づいて、複数の浄化部のそれぞれが備える逆洗機構の稼働のオン・オフが個別に切り替えられる。 Further, the water treatment method according to one aspect of the present disclosure includes a purification step of purifying the raw water with a plurality of purification units each equipped with a filter for removing impurities from the raw water, and a backwash provided with each of the plurality of purification units. The backwashing process includes a backwashing process in which the filter is backwashed by a mechanism. In the backwashing process, the filtration capacity information obtained from the first sensor that detects the state related to the filtration capacity of the filter and the purified water generated by the purification unit Based on the usage information of, the operation of the backwash mechanism provided in each of the plurality of purification units can be individually switched on / off.
本開示によれば、浄化性能を維持しつつ、浄水供給量を最適化するのに有利となる水処理システムおよび水処理方法を提供することができる。 According to the present disclosure, it is possible to provide a water treatment system and a water treatment method that are advantageous for optimizing the amount of purified water supply while maintaining the purification performance.
以下、本開示の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of the present disclosure will be described in detail with reference to the drawings.
図1は、一実施形態に係る水処理システム1の概略図である。水処理システム1は、被処理水としての原水を、例えば生活用水として利用可能な程度に浄化する。ここで、原水とは、井戸、河川もしくは池等の水源の水または雨水をいう。以下の説明では、一例として、原水が井戸水であるものとする。また、後述する水浄化装置10で浄化された水を浄水と表現する。さらに、水処理システム1は、浄水を複数の住宅200に供給する。なお、図1では、一例として、水処理システム1が第1住宅200a〜第10住宅200jまでの10軒の住宅200に浄水を供給するものとする。
FIG. 1 is a schematic view of a
水処理システム1は、水浄化装置10と、貯水タンク12と、制御部14とを備える。
The
水浄化装置10は、汲み上げ配管20を介して供給源100から汲み上げた原水を浄化して浄水を生成する。水浄化装置10は、複数の浄化部30を含む。複数の浄化部30は、それぞれ独立して原水を導入して浄水を生成することができる。本実施形態では、一例として、水浄化装置10が5つの浄化部30を含むものとする。この場合、水浄化装置10には、第1浄化部30a、第2浄化部30b、第3浄化部30c、第4浄化部30dおよび第5浄化部30eが含まれる。なお、図1では、描画の簡略化のために、第3浄化部30cおよび第4浄化部30dの図示を省略している。これらの浄化部30の構成は、互いに同一である。
The
浄化部30は、浄化配管31と、送水ポンプ32と、ろ過機33と、第1センサーと、逆洗機構36とを備える。
The purification unit 30 includes a
浄化配管31は、導入された原水、または、生成された浄水が流通する配管である。浄化配管31の一端は、汲み上げ配管20に接続されている。浄化配管31の他端は、後述する導出配管21に接続されている。
The
送水ポンプ32は、浄化配管31に接続され、供給源100から原水を汲み出してろ過機33に送る動力源である。送水ポンプ32の運転は、制御部14により制御される。ここで、水処理システム1の浄水供給範囲が中規模である場合、もし水浄化装置10に送水ポンプが1つしか設置されていないとすると、例えば、送水ポンプには高い耐久性が要求される。これに対して、本実施形態では、浄化部30が複数あることから、水浄化装置10には複数の送水ポンプ32が設置されているので、個々の送水ポンプ32には、必ずしも高い耐久性が要求されないという利点がある。
The
ろ過機33は、浄化配管31内を流れる原水から不純物を取り除く。本実施形態では、ろ過機33に用いられるろ材は、マンガン砂などの粒状物質である。
The
第1センサーは、ろ過機33のろ過能力に関する状態を検出する。ここで、ろ過能力に関する状態とは、予め設定された通常稼働時のろ過能力に対して現時点でのろ過能力が低下したかどうかを判断するための状態をいう。本実施形態では、浄化部30ごとに、一例として2種類の第1センサーが設けられている。
The first sensor detects a state related to the filtration capacity of the
1種目の第1センサーは、浄化配管31におけるろ過機33の上流側に設置される圧力センサー34である。この場合のろ過能力に関する状態は、ろ過機33に導入される前の原水の圧力で表される。制御部14は、圧力センサー34が計測した圧力値を、ろ過能力情報として取得する。
The first type of first sensor is a
2種目の第1センサーは、浄化配管31におけるろ過機33の下流側に設置される水質センサー35である。この場合のろ過能力に関する状態は、ろ過機33で生成された浄水の水質で表される。制御部14は、水質センサー35が計測した項目値を、ろ過能力情報として取得する。ここで、水質センサー35が計測対象とする項目としては、水質の少なくとも良または不良を判別できるものであれば、どのような項目を選択してもかまわない。
The second type of first sensor is a
なお、本実施形態では、浄化部30ごとに2種類の第1センサーを設置して利用するものとしているが、どちらか一方の第1センサーのみを設置して利用するものであってもよい。 In the present embodiment, two types of first sensors are installed and used for each purification unit 30, but only one of the first sensors may be installed and used.
逆洗機構36は、浄化配管31に連設され、ろ過機33を逆洗するユニットである。ここで、逆洗とは、ろ過機33のろ過能力を回復させるために、ろ過機33に対してろ過時とは逆方向に洗浄水を流す洗浄処理をいう。本実施形態では、逆洗機構36は、送水ポンプ32から送られてくる原水を逆洗時の洗浄水として利用する。この場合、逆洗機構36は、洗浄配管40と、排水配管41と、複数の切替弁とを備える。
The
洗浄配管40は、送水ポンプ32から送られてきた原水を洗浄水としてろ過機33に送るための配管である。洗浄配管40の一端は、洗浄水の導入口として、浄化配管31における送水ポンプ32とろ過機33との間に接続される。洗浄配管40の他端は、洗浄水の導出口として、ろ過機33の下流側に位置する浄化配管31の一部に接続される。
The cleaning
排水配管41は、逆洗に用いられた洗浄水を浄化部30の外部に排水する。排水配管41の一端は、洗浄水の導入口として、浄化配管31における洗浄配管40の導入口とろ過機33との間に接続される。排水配管41の他端は、洗浄水の排出口として、下水道などに接続される。
The
複数の切替弁は、開閉により、ろ過時と逆洗時とで原水の流路を切り替える。複数の切替弁を逆洗機構36においてどのように設置するかについては、例えば、切替弁の種類によって様々考えられる。本実施形態では、複数の切替弁は、すべて二方弁である。この場合、逆洗機構36は、例えば、第1切替弁42と、第2切替弁43と、第3切替弁44と、第4切替弁45とを含む。第1切替弁42は、浄化配管31における洗浄配管40の導入口と排水配管41の導入口との間に設置される。第2切替弁43は、浄化配管31における洗浄配管40の導出口よりも下流側に設置される。第3切替弁44は、洗浄配管40に設置される。第3切替弁44は、ろ過時に洗浄配管40内に滞留する原水の量を減らすために、洗浄配管40における導入口の近傍に設置されることが望ましい。第4切替弁45は、排水配管41に設置される。また、本実施形態では、複数の切替弁は、すべて電磁弁であり、制御部14により開閉動作が制御される。
The plurality of switching valves switch the flow path of raw water between filtration and backwashing by opening and closing. How to install the plurality of switching valves in the
ここで、浄化部30が原水のろ過を行うときには、第1切替弁42および第2切替弁43が開となり、第3切替弁44および第4切替弁45が閉となる。これにより、洗浄配管40内の原水の流通と、排水配管41を通じた原水の外部への排出とが妨げられるので、送水ポンプ32から送られてきた原水は、浄化配管31を通じてろ過機33に向かい、浄水が導出配管21へ導かれる。つまり、この状態では、逆洗機構36は、ろ過機33に対する逆洗を行うことができない。
Here, when the purification unit 30 filters the raw water, the
なお、図1、および、図1の描画に対応する以下の図2では、原水または浄水が流通する配管を実線で示し、原水または浄水が流通しない配管を破線で示している。特に図1では、すべての浄化部30が原水のろ過を行うときの状態を示している。つまり、この状態では、浄化配管31は、実線で表現され、洗浄配管40および排水配管41は、破線で表現されている。
In addition, in FIG. 1 and FIG. 2 below corresponding to the drawing of FIG. 1, the pipe through which the raw water or purified water flows is shown by a solid line, and the pipe through which the raw water or purified water does not flow is shown by a broken line. In particular, FIG. 1 shows a state in which all the purification units 30 filter the raw water. That is, in this state, the
図2は、一例として、複数の浄化部30のうち第1浄化部30aのみが逆洗工程時にあるときの水処理システムの概略図である。浄化部30が逆洗を行うときは、第1切替弁42および第2切替弁43が閉となり、第3切替弁44および第4切替弁45が開となる。まず、第1切替弁42が閉となっているので、送水ポンプ32から送られてきた原水は、浄化配管31を通じて直接的にはろ過機33に向かうことができず、洗浄配管40内を流通してろ過機33の下流側に向かう。そして、第2切替弁43が閉となっているので、ろ過機33の下流側に到達した原水は、浄化配管31内を逆流してろ過機33に向かう。最終的には、第1切替弁42が閉となっているので、ろ過機33の逆洗に用いられた原水は、排水配管41に向かい、浄化部30の外部へ排出される。
FIG. 2 is a schematic view of a water treatment system when, as an example, only the
なお、逆洗が行われるタイミングには、図2に示すように1つの浄化部30だけで逆洗が行われるタイミングのほか、複数の浄化部30から選択された2以上の浄化部30で同時に逆洗が行われるタイミングもあり得る。または、すべての浄化部30で同時に逆洗が行われるタイミングもあり得るし、いずれの浄化部30でも逆洗が行われないタイミングもあり得る。 As for the timing of backwashing, as shown in FIG. 2, in addition to the timing of backwashing performed by only one purification unit 30, two or more purification units 30 selected from a plurality of purification units 30 simultaneously perform backwashing. There may be a timing when backwashing is performed. Alternatively, there may be a timing when backwashing is performed in all the purification units 30 at the same time, and there may be a timing when backwashing is not performed in any of the purification units 30.
また、図1および図2では、逆洗機構36の構成例として、複数の切替弁がすべて二方弁であるものとして説明しているが、複数の切替弁は、これに限らず、例えば三方弁であってもよいし、二方弁と三方弁との混合であってもよい。そして、逆洗機構36では、切替弁の種類により、各配管の設置構成も適宜変更されても構わない。
Further, in FIGS. 1 and 2, as a configuration example of the
また、浄化部30は、浄化配管31におけるろ過機33よりも上流側に、原水に薬剤を供給する薬剤供給部37を備えてもよい。薬剤供給部37が供給する薬剤は、原水に含まれる不純物をろ過機33において浄化処理しやすい状態とするためのものである。薬剤は、例えば、酸化剤としてのオゾンであってもよい。オゾンは、強い酸化力を有するため、原水中に含まれる分解しづらい有機物を分解することで、ろ過機33で捕捉しやすくすることができる。または、薬剤は、例えば、凝集剤としての鉄電解処理の電極から溶出した鉄イオン等であってもよい。凝集剤は、原水に含まれるコロイド粒子状の有機物をろ過機33で捕捉することができる程度まで成長させることができる。
Further, the purification unit 30 may include a
さらに、浄化部30は、浄化配管31におけるろ過機33よりも下流側に、浄化配管31内における下流側から上流側への水の逆流を抑止する逆止弁38を備えてもよい。例えば、万が一、送水ポンプ32に異常が生じて運転を停止したとしても、逆止弁38が作用し、送水ポンプ32の下流側から上流側への水の逆流が抑止される。
Further, the purification unit 30 may be provided with a
貯水タンク12は、水浄化装置10で浄化された浄水を溜める。貯水タンク12に関連する要素として、水処理システム1は、導出配管21と、配水配管22と、配水ポンプ23と、水位センサー24とを備える。導出配管21は、水浄化装置10から貯水タンク12へ浄水を導出する。導出配管21の一端は、複数に分岐し、浄化部30ごとの浄化配管31とそれぞれ接続されている。導出配管21の他端は、貯水タンク12の内部に向けて開放される。配水配管22は、貯水タンク12からそれぞれの住宅200へ浄水を配水する。配水ポンプ23は、配水配管22に設置され、貯水タンク12から浄水を吸い上げて、住宅200側へ配水する動力源である。水位センサー24は、浄化部30に含まれる第1センサーと区別される第2センサーとして、貯水タンク12内に貯留されている浄水の水位を検出する。水位センサー24は、例えば、図中実線で示される高水位と、図中破線で示される低水位との2つの水位を検出することができる。なお、図1および図2では、貯水タンク12が1つとして表現されているが、複数あってもよい。
The
図3は、制御部14に係る制御ブロック図である。制御部14は、各種の情報に基づいて水処理システム1全体の動作を制御する。制御部14は、CPU(Central Processing
Unit)50と、ROM(Read Only Memory)51と、RAM(Random Access Memory)52とを含む。
FIG. 3 is a control block diagram related to the
A Unit) 50, a ROM (Read Only Memory) 51, and a RAM (Random Access Memory) 52 are included.
制御部14の入力側には、電源スイッチ54、情報入力部55、水位センサー24、圧力センサー34および水質センサー35が接続される。一方、制御部14の出力側には、送水ポンプ32、薬剤供給部37、複数の切替弁および表示部56が接続される。なお、これらの接続は、有線によるものであっても、無線によるものであってもよい。ここで、複数の切替弁とは、本実施形態の例では、それぞれ逆洗機構36に含まれる第1切替弁42、第2切替弁43、第3切替弁44および第4切替弁45に相当する。また、これらの構成のうち、送水ポンプ32、圧力センサー34、水質センサー35、薬剤供給部37および複数の切替弁は、複数の浄化部30ごとに含まれるものであり、図3では、それぞれ二重のブロックで示されている。
A
電源スイッチ54は、水処理システム1全体のオン・オフを設定するスイッチである。電源スイッチ54は、水浄化装置10の一部に設置されていてもよい。
The
情報入力部55は、作業者が水処理システム1の運転に係る各種情報を入力するための装置である。情報入力部55は、キーボードであってもよいし、タッチパネルであってもよい。なお、情報入力部55がタッチパネル式の入力部である場合には、後述する表示部56と兼用されてもよい。
The
表示部56は、水処理システム1全体の運転状況を表示する。表示部56は、例えば、屋内の壁に常時設置されているものであってもよいし、通信機能を備えた持ち運び可能なタブレット式であってもよい。
The
次に、水処理システム1の具体的動作について説明する。
Next, the specific operation of the
図4は、水処理システム1における水処理工程の流れを示すフローチャートである。水処理工程は、作業者が電源スイッチ54をオンとすることにより開始される。
FIG. 4 is a flowchart showing the flow of the water treatment process in the
水処理工程が開始されると、制御部14は、貯水タンク12内の浄水が低水位にあるか、具体的には、浄水が低水位を下回っているかどうかを判断する(ステップS101)。本実施形態では、制御部14は、浄水が低水位にあるかどうかを、第2センサーとしての水位センサー24が予め定める低水位信号を発しているかどうかで判断する。すなわち、ステップS101は、貯水タンク12内に新たに生成される浄水を貯留するスペースが確保されているかどうかを予め確認する工程である。
When the water treatment step is started, the
制御部14は、ステップS101において貯水タンク12内の浄水が低水位にあると判断した場合(YES)、次に、水処理工程を、複数の浄化部30で原水を浄化する浄化工程へと移行させる。ここで、水浄化装置10に含まれる複数の浄化部30のうち、浄化工程の実施に利用される浄化部30の数をどのように設定するかについては、例えば、以下の2通りの方法が考えられる。
When the
第1の設定方法として、制御部14は、図4に例示するように、ユーザーによる浄水の使用量(以下、「浄水使用量」という。)に基づいて、浄化工程の実施に利用される浄化部30の数を時間帯で変化させてもよい。
As a first setting method, as illustrated in FIG. 4, the
図5は、一例として、インドネシアの一部の地域における各家庭での1日での浄水使用量の変化を概略的に示すグラフである。例えば1日を単位期間として考えると、浄水使用量は、1日のうちの時間ごとに変化する。図5の例として取り上げた地域では、朝の5時頃から8時頃までの時間帯に起床する人が集中するため、浄水使用量が一時的に大きく増加する。以下、このように単位期間内で最も浄水使用量が多くなる時間が含まれる時間帯をピーク時間帯という。つまり、図5に示す例では、2つの破線で挟まれる朝の5時頃から8時頃までの時間帯がピーク時間帯となる。以下、水処理システム1が、図5に示すような浄水使用量の変化が見られる地域において利用されるものと想定する。
As an example, FIG. 5 is a graph schematically showing changes in the daily amount of purified water used by each household in some areas of Indonesia. For example, if one day is considered as a unit period, the amount of purified water used changes every hour of the day. In the area taken as an example of FIG. 5, the amount of purified water used increases temporarily because the number of people who wake up during the time period from about 5 to 8 in the morning is concentrated. Hereinafter, the time zone including the time when the amount of purified water used is the largest in the unit period is referred to as a peak time zone. That is, in the example shown in FIG. 5, the time zone from about 5 o'clock to 8 o'clock in the morning sandwiched between the two broken lines is the peak time zone. Hereinafter, it is assumed that the
ピーク時間帯では、住宅200ごとのユーザーにより多くの浄水が使用されることになるので、水処理システム1は、ユーザーの要求に応えるべく、ある程度の浄水供給量を維持する必要がある。ところが、例えば夜間に代表される、ピーク時間帯とは異なる時間帯では、ユーザーは、ピーク時間帯と比較してさほど多くの浄水を使用しないので、水処理システム1は、必ずしも複数の浄化部30のすべてを稼働させる必要がない場合もあり得る。そこで、例えば、ピーク時間帯と、ピーク時間帯とは異なる時間帯とを比較して、浄水使用量の差が大きい場合には、制御部14は、浄化工程の実施に利用される浄化部30の数を、ピーク時間帯よりもピーク時間帯とは異なる時間帯の方で少なくしてもよい。
During peak hours, more purified water will be used by each user in each house 200, so the
具体的には、制御部14は、ステップS101の後、現在、浄水使用量が多い時間帯であるかどうかを判断する(ステップS102)。ここでいう浄水使用量が多い時間帯は、例えばピーク時間帯である。ここで、制御部14は、現在がピーク時間帯であると判断した場合(YES)、複数の浄化部30のうちのX台で浄化工程を開始させる(ステップS103)。一方、制御部14は、現在がピーク時間帯ではないと判断した場合(NO)、複数の浄化部30のうちのY台で浄化工程を開始させる(ステップS104)。このとき、台数を示すXおよびYにはX>Yの関係が成り立つ。例えば、本実施形態では、水浄化装置10が5つの浄化部30を含むので、Xは、取り得る値の最大である「5」であってもよく、一方、Yは「3」であってもよい。つまり、水浄化装置10では、ピーク時間帯では、5台の浄化部30により通常稼働時の浄化工程が実施され、ピーク時間帯とは異なる時間帯では、3台の浄化部30により通常稼働時の浄化工程が実施される。例えば、ピーク時間帯とは異なる時間帯では、第1浄化部30a、第2浄化部30bおよび第3浄化部30cが浄化工程の実施に利用されるものとして選択され、第4浄化部30dおよび第5浄化部30eは稼働を休止してもよい。ここで、通常稼働時の浄化工程とは、その時間帯において、後述する逆洗工程を実施している浄化部30が存在せず、浄化工程の実施に利用されるすべての浄化部30により実施されている浄化工程をいう。
Specifically, after step S101, the
個々の浄化部30を稼働させるかどうかは、複数の浄化部30のそれぞれに備えられている送水ポンプ32を個々に運転させるかどうかで決定される。つまり、浄化工程の実施に利用される浄化部30の数を制御部14が決定するとは、浄化部30ごとの送水ポンプ32のうち運転させる台数を、ピーク時間帯よりもピーク時間帯とは異なる時間帯の方が少なくなるように制御部14が設定することと同義である。
Whether or not the individual purification units 30 are operated is determined by whether or not the water supply pumps 32 provided in each of the plurality of purification units 30 are individually operated. That is, when the
また、制御部14は、ステップS102での判断を行うに際して、以下のようにピーク時間帯を特定する。第1の特定方法として、制御部14は、過去の浄化部30の稼働時に水位センサー24から取得した、貯水タンク12における水位情報に基づいてピーク時間帯を特定してもよい。この場合、制御部14は、単位期間での水位情報を時間ごとにRAM52等の記憶部に蓄積する。貯水タンク12内の浄水の水位が短い時間で低くなれば、浄水使用量が増えているとみなすことができ、一方、ある程度の時間が経過しても水位の低下が抑えられていれば、浄水使用量が抑えられているとみなすことができる。つまり、制御部14は、RAM52に蓄積された水位情報を参照することで、図5に示すような単位期間での浄水使用量の変化の傾向を認識することができるので、結果として、浄水使用量の変化の傾向からピーク時間帯を特定することができる。
Further, the
または、第2の特定方法として、図5に示すような浄水使用量の変化に関するデータが予め存在している場合には、作業者が情報入力部55に対して浄水使用量の変化に関するデータを入力し、RAM52が、入力されたデータを保存しておいてもよい。制御部14は、RAM52から浄水使用量の変化に関するデータを読み出して参照することで、ピーク時間帯を特定することができる。また、これに代えて、作業者が入力するデータは、浄水使用量の変化に関するデータではなく、直接的にピーク時間帯を示す情報であってもよい。
Alternatively, as the second specific method, when data on the change in the amount of purified water used as shown in FIG. 5 exists in advance, the operator sends the data on the change in the amount of purified water used to the
なお、上記の例では、ピーク時間帯が、浄水使用量が多い時間帯に相当するものとしている。ただし、ピーク時間帯以外にも、例えば、図5に示す20時頃の時間帯のように、浄水使用量が最も少ない時間帯と比較すれば浄水使用量が多いとみなすことができる時間帯を、ステップS102でいう浄水使用量が多い時間帯と規定することもあり得る。この場合、制御部14は、図5に示す20時頃の時間帯でXを「3」と規定し、20時頃の時間帯よりも浄水使用量が少ない時間帯でYを「2」と規定してもよい。
In the above example, the peak time zone corresponds to the time zone in which the amount of purified water used is large. However, in addition to the peak time zone, for example, a time zone such as the time zone around 20:00 shown in FIG. 5 which can be regarded as having a large amount of purified water used as compared with the time zone where the amount of purified water used is the smallest. , It may be defined as a time zone in which the amount of purified water used is large in step S102. In this case, the
また、上記の例では、1日が単位期間に相当するものとしている。ただし、例えば、夜間の一定の時間帯では水処理システム1全体の運転が完全に停止されると予め決定されている場合には、1日のうちの水処理システム1が運転される時間帯を単位期間としてもよい。
Further, in the above example, one day corresponds to a unit period. However, for example, if it is determined in advance that the operation of the entire
一方、浄化工程の実施に利用される浄化部30の数をどのように設定するかについての第2の設定方法として、制御部14は、ステップS102に示すような判断を行わなくてもよい場合もあり得る。例えば、ピーク時間帯と、ピーク時間帯とは異なる時間帯とを比較して、浄水使用量の差が小さい場合には、制御部14は、単位期間中、浄化工程の実施に利用される浄化部30の数を一定としてもよい。この場合、ステップS102に加えてステップS104も不要となり、ステップS101から続く新たなステップS103として、複数の浄化部30のうち予め規定されたX台の浄化部で浄化工程が開始される。
On the other hand, as a second setting method for how to set the number of purification units 30 used for carrying out the purification step, the
ステップS103またはステップS104にて開始される浄化工程において、制御部14は、予め、第1切替弁42および第2切替弁43を開とし、第3切替弁44および第4切替弁45を閉としておく。次に、制御部14は、浄化工程の実施に利用される浄化部30でそれぞれの送水ポンプ32の運転を開始させる。併せて、浄化部30のそれぞれに薬剤供給部37が備えられている場合には、制御部14は、薬剤供給部37による薬剤の供給を開始させる。これにより、水浄化装置10内で浄化工程の実施に利用される浄化部30では、汲み上げ配管20を介して供給源100から汲み上げられた原水がろ過機33に導入され、ろ過機33で生成された浄水が導出配管21を介して貯水タンク12に貯留される。
In the purification step started in step S103 or step S104, the
次に、制御部14は、浄化工程を実施させている間、浄化工程を実施している複数の浄化部30のうち、ろ過機33の洗浄を要するものがあるかどうかを判断する(ステップS105)。ここで、ろ過機33の洗浄とは、ろ過機33のろ過能力を回復させるために、ろ過機33に対して行われる洗浄処理をいう。本実施形態では、この浄化処理として、逆洗機構36を用いたろ過機33の逆洗が行われる。
Next, the
ステップS105では、制御部14は、第1センサーから得られたろ過能力情報に基づいて、逆洗が必要なろ過機33を特定する。
In step S105, the
まず、第1センサーが、浄化配管31におけるろ過機33の上流側に設置される圧力センサー34である場合、制御部14は、浄化部30ごとに、それぞれの圧力センサー34が計測した圧力値をろ過能力情報として取得する。ここで、ろ過機33のろ過能力に大きな変化がなければ、圧力値にも大きな変化が見られないので、制御部14は、そのろ過機33では通常稼働時のろ過能力が得られているとして、逆洗は不要と判断する。一方、ろ過機33のろ過能力が低下すると、浄化配管31内での圧損が高くなるため、圧力値が上昇する。この場合、制御部14は、圧力値が上昇した圧力センサー34が存在する浄化部30内のろ過機33に逆洗が必要であると判断する。
First, when the first sensor is a
一方、第1センサーが、浄化配管31におけるろ過機33の下流側に設置される水質センサー35である場合、制御部14は、浄化部30ごとに、それぞれの水質センサー35が計測した項目値をろ過能力情報として取得する。ここで、ろ過機33のろ過能力に大きな変化がなければ、浄水の水質にも大きな変化が見られないので、制御部14は、そのろ過機33では通常稼働時のろ過能力が得られているとして、逆洗は不要と判断する。一方、ろ過機33のろ過能力が低下すると、ろ過機33で生成された浄水の水質が低下するため、計測対象の項目値に変化が生じる。この場合、制御部14は、計測対象の項目値に変化が生じた水質センサー35が存在する浄化部30内のろ過機33に逆洗が必要であると判断する。
On the other hand, when the first sensor is the
なお、図1および図2に示すように、第1センサーとして圧力センサー34および水質センサー35の2種類のセンサーを採用することで、逆洗が必要なろ過機33を特定する精度をより向上させることができる。これに対して、第1センサーとして、圧力センサー34または水質センサー35のいずれか一方を採用し、制御部14は、一方のセンサーから得られたろ過能力情報に基づいて、逆洗が必要なろ過機33を特定してもよい。
As shown in FIGS. 1 and 2, by adopting two types of sensors, a
ここで、ステップS105にて、制御部14が、ろ過機33の洗浄を要する浄化部30はないと判断したとする(NO)。この場合、次に、制御部14は、貯水タンク12内の浄水が高水位にあるか、具体的には、浄水が高水位に到達したかどうかを判断する(ステップS106)。本実施形態では、制御部14は、浄水が高水位にあるかどうかについても、低水位にあるかどうかを判断するときと同様に、第2センサーとしての水位センサー24が予め定める高水位信号を発しているかどうかで判断する。制御部14は、ステップS106にて、浄水が高水位にないと判断した場合(NO)、ステップS105に戻る。すなわち、ろ過機33の洗浄を要する浄化部30があるかどうかを判断するステップS105は、貯水タンク12内の浄水が高水位になるまで続けられることになる。
Here, it is assumed that in step S105, the
一方、ステップS105にて、制御部14が、一例として、第1浄化部30aに含まれる第1センサーから得られたろ過能力情報に基づいて、第1浄化部30a内のろ過機33に対して逆洗が必要であると判断したと想定する。この場合、制御部14は、ろ過機33の洗浄を要する浄化部30があると判断し(YES)、ステップS107へ移行する。
On the other hand, in step S105, as an example, the
次に、制御部14は、現在、浄水使用量が多い時間帯であるかどうかを判断する(ステップS107)。ただし、図4に示すように、ステップS103またはステップS104として、浄化工程の実施に利用される浄化部30の数の区別を行っている場合には、制御部14は、改めて判断することを要せず、ステップS102で行った判断結果を参照すればよい。一方、本実施形態の水処理工程にステップS102〜ステップS104が含まれない場合には、制御部14は、ステップS107として、ステップS102と同様の判断を行う。
Next, the
浄水使用量が多い時間帯は、水浄化装置10が浄水を多く生成してある程度の浄水供給量を維持しなければならない時間帯である。一方で、逆洗を要するろ過機33は、逆洗が行われている間、通常のろ過処理を行うことができない。そのため、浄水使用量が多い時間帯に、ある浄化部30においてろ過機33の逆洗を行うことは、浄水供給量の低下につながるおそれがある。そこで、制御部14は、ステップS107にて、現在、浄水使用量が多い時間帯であると判断した場合(YES)、浄水使用量が多い時間帯の例であるピーク時間帯を過ぎるまで、第1浄化部30a内のろ過機33に対する逆洗工程の開始を一旦保留する。一方、制御部14は、ステップS107にて、現在、浄水使用量が多い時間帯ではないと判断した場合(NO)、ステップS108に移行する。
The time zone in which the amount of purified water used is large is the time zone in which the
次に、制御部14は、現時点で洗浄すなわち逆洗を要するとされている第1浄化部30a内のろ過機33よりも洗浄を優先すべき他の浄化部30があるかどうかを判断する(ステップS108)。
Next, the
ここでの例では、複数の浄化部30のうち、現時点で洗浄を要するろ過機33を含む浄化部30が第1浄化部30aのみである。しかし、実際には、2台以上の浄化部30において、それぞれ近いタイミングでろ過機33の洗浄を要すると判断される場合もあり得る。この場合、ろ過機33の洗浄を要するとされるすべての浄化部30において同じ時間帯にろ過機33の逆洗を行うことも、浄水供給量の低下につながるおそれがある。そこで、制御部14は、ステップS108にて、より洗浄を優先すべきろ過機33を含む他の浄化部30があると判断した場合(YES)、優先すべきろ過機33の洗浄が終了するまで、第1浄化部30a内のろ過機33に対する逆洗工程の開始を一旦保留する。
In the example here, among the plurality of purification units 30, only the
ここで、現時点で洗浄を要するろ過機33を含む浄化部30が複数あるときに、いずれの浄化部30に含まれるろ過機33の洗浄を優先させるかについては、制御部14は、第1センサーから得られたろ過能力情報を参照して判断してもよい。例えば、第1センサーが圧力センサー34である場合、圧力値が高い方、すなわち、圧損が高い方の浄化部30にあるろ過機33が、その他の浄化部30に含まれるろ過機33よりも洗浄の優先度が高いと言える。
Here, when there are a plurality of purification units 30 including a
なお、図4に示す例では、ステップS108にて、より洗浄を優先すべきろ過機33を含む他の浄化部30があると判断された場合には、その前の工程であるステップS107に戻る。第1浄化部30a内のろ過機33に対する逆洗が保留とされたまま、洗浄を優先すべき他のろ過機33に対する逆洗の終了を待つとすると、判断時では浄水使用量が多い時間帯ではなくても、その間に浄水使用量が多い時間帯となることもあり得る。そこで、制御部14は、ステップS108に移行する前に、再度、ステップS107の判断を行う。ただし、例えば、1台の浄化部30における逆洗工程に要する時間が短く、ステップS108にて、より洗浄を優先すべきろ過機33を含む他の浄化部30があると判断された場合、ステップS107を介さずにステップS108の判断を繰り返してもよい。
In the example shown in FIG. 4, if it is determined in step S108 that there is another purification unit 30 including the
一方、制御部14は、ステップS108にて、より洗浄を優先すべきろ過機33を含む他の浄化部30はないと判断した場合(NO)、逆洗工程として、第1浄化部30a内のろ過機33に対する逆洗を実施させる(ステップS109)。このとき、制御部14が第1浄化部30a内の逆洗機構36の稼働をオンとすることで、逆洗が開始される。逆洗工程により、ろ過機33のろ材の間に存在する異物が取り除かれ、ろ過機33のろ過能力が回復する。なお、逆洗工程時の逆洗機構36の稼働については、図1および図2を参照して上記説明したとおりである。第1浄化部30a内の逆洗機構36の稼働がオフとされて、第1浄化部30aにおける逆洗工程が終了した後は、水浄化工程は、ステップS105に戻る。
On the other hand, when the
ここで、上記のステップS105の例では、第1浄化部30a内のろ過機33に対して逆洗が必要であると判断された場合を想定した。しかし、複数の浄化部30のうち、ろ過機33の洗浄を要すると判断される浄化部30は、浄化工程の間、または、繰り返される水処理工程の間で、その都度変化する。つまり、制御部14は、ろ過機33の洗浄を要すると判断された浄化部30ごとに、その浄化部30が備える逆洗機構36の稼働のオン・オフを個別に切り替えることになる。
Here, in the example of step S105 described above, it is assumed that the
次に、ステップS106に戻り、制御部14は、貯水タンク12内の浄水が高水位にあると判断した場合(YES)、送水ポンプ32の運転を停止させるとともに、薬剤供給部37からの薬剤の供給を停止させることで、浄化工程を終了させる(ステップS110)。浄化工程が終了した後、作業者が電源スイッチ54をオフとすることで、水処理工程に含まれる一連の工程が終了となる。
Next, returning to step S106, when the
さらに、ステップS101に戻り、制御部14は、水処理工程の最初の段階で、貯水タンク12内の浄水が低水位にないと判断した場合(NO)、引き続き、貯水タンク12内の浄水が高水位にあるかどうかを判断する(ステップS111)。なお、ここでの具体的な判断方法については、ステップS106と同様である。
Further, returning to step S101, when the
ここで、ステップS111にて、制御部14は、浄水が高水位にないと判断した場合(NO)、貯水タンク12には、新たに生成される浄水を貯留するスペースが残されていることになる。そこで、制御部14は、次にステップS102に移行して、水浄化装置10に対して以後の浄化工程を実施させる。
Here, in step S111, when the
一方、ステップS111にて、制御部14は、浄水が高水位にあると判断した場合(YES)、貯水タンク12には、新たに生成される浄水を貯留するスペースがもはや残されていないことになる。このとき、水浄化装置10に含まれているすべての浄化部30は、浄化工程を行わない。そのため、洗浄を要するろ過機33が存在していることが予め分かっている場合には、いずれの浄化部30も浄化工程を行っていない間に逆洗工程を実施することができ、水浄化装置10の浄水の生成能力の低下を抑えるのに有効となる。そこで、制御部14は、引き続き、ろ過機33の洗浄を要する浄化部30があるかどうかを判断する(ステップS112)。
On the other hand, when the
ステップS112に類似するステップS105では、制御部14は、浄化工程を実施させている間に判断するため、第1センサーから得られたろ過能力情報に基づいて、逆洗が必要なろ過機33を特定することができる。これに対して、ステップS112の段階では浄化工程は行われていない。そこで、制御部14は、例えば、過去に行われた浄化部30ごとの逆洗工程の履歴をRAM52等の記憶部に予め蓄積しておき、RAM52に蓄積されている逆洗工程の履歴に基づいて、逆洗が必要なろ過機33を特定してもよい。
In step S105, which is similar to step S112, the
ここで、ステップS112にて、制御部14は、ろ過機33の洗浄を要する浄化部30があると判断した場合(NO)、特定された浄化部30において、逆洗工程として、逆洗機構36にろ過機33に対する逆洗を実施させる(ステップS113)。なお、ステップS112の後の逆洗工程に関しては、多数の浄化部30に含まれるそれぞれのろ過機33の逆洗を同時に行ったとしても、水浄化装置10の浄水の生成能力の低下を引き起こすことがない。そこで、この場合の逆洗工程は、すべての浄化部30において同時に行われることもあり得る。逆洗工程が終了した後、作業者が電源スイッチ54をオフとすることで、水処理工程に含まれる一連の工程が終了となる。
Here, in step S112, when the
一方、ステップS112にて、制御部14は、ろ過機33の洗浄を要する浄化部30がないと判断した場合(YES)、そのまま逆洗工程を実施させることなく、作業者が電源スイッチ54をオフとすることで、水処理工程に含まれる一連の工程が終了となる。
On the other hand, in step S112, when the
なお、図4に示す例では、浄化工程、または、貯水タンク12内の浄水が高水位にあるときの逆洗工程の終了後に、電源スイッチ54のオフにより水処理工程が終了するものとしている。しかし、浄化工程、または、貯水タンク12内の浄水が高水位にあるときの逆洗工程の終了後、電源スイッチ54をオフとすることなく、引き続きステップS101に戻り、一連の工程を繰り返すものとしてもよい。
In the example shown in FIG. 4, it is assumed that the water treatment step is completed by turning off the
次に、水処理システム1および水処理方法の効果について説明する。
Next, the effects of the
まず、本実施形態に係る水処理システム1は、原水を浄化する複数の浄化部30と、複数の浄化部30の動作を制御する制御部14とを備える。浄化部30は、原水から不純物を取り除くろ過機33と、ろ過機を逆洗する逆洗機構36と、ろ過機33のろ過能力に関する状態を検出する第1センサーとを備える。制御部14は、第1センサーから得られたろ過能力情報と、浄化部30で生成された浄水の使用情報とに基づいて、複数の浄化部30のそれぞれが備える逆洗機構36の稼働のオン・オフを個別に切り替える。
First, the
または、本実施形態に係る水処理方法は、原水から不純物を取り除くろ過機33がそれぞれに備えられた複数の浄化部30で原水を浄化する浄化工程を含む。また、水処理方法は、複数の浄化部30のそれぞれが備える逆洗機構36でろ過機33を逆洗する逆洗工程を含む。逆洗工程では、ろ過機33のろ過能力に関する状態を検出する第1センサーから得られたろ過能力情報と、浄化部30で生成された浄水の使用情報とに基づいて、複数の浄化部30のそれぞれが備える逆洗機構36の稼働のオン・オフが個別に切り替えられる。
Alternatively, the water treatment method according to the present embodiment includes a purification step of purifying the raw water by a plurality of purification units 30 each provided with a
まず、水処理システム1では、それぞれがろ過機33を備えている複数の浄化部30を用いて原水を浄化することができる。また、複数のろ過機33のいずれかにおいて、ろ過能力の低下がみられたとする。このような場合でも、制御部14は、第1センサーから得られたろ過能力情報に基づいて逆洗機構36を稼働させることで、迅速にろ過機33のろ過能力を回復させることができる。したがって、水処理システム1は、高い浄化性能を維持することができる。
First, in the
また、水処理システム1では、複数の浄化部30のいずれかにおいて逆洗機構36を稼働させていたとしても、その他の浄化部30では逆洗機構36を稼働させないことで、水処理システム1全体として浄水の生成を中断させないようにすることができる。また、水処理システム1では、複数の浄化部30のいずれかにおいてろ過機33に故障が発生したとしても、その他の浄化部30ではろ過処理を続けることができるので、水処理システム1全体として浄水の生成を中断させないようにすることができる。
Further, in the
さらに、水処理システム1では、それぞれの逆洗機構36の稼働のオン・オフは、予め決められたタイミングで切り替えられるのではない。つまり、水処理システム1では、制御部14は、浄化部30で生成された浄水の使用情報に基づいて、それぞれの逆洗機構36の稼働のオン・オフが個別に切り替えられる。したがって、例えば、それぞれの住宅200での浄水の使用が一時に集中してしまったとしても、逆洗機構36を稼働させるタイミングをあえてずらすことで、すべての逆洗機構36を一時的に稼働させないようにすることができる。つまり、要求される浄水供給量を確保することが難しいという状況を、予め回避させることができる。
Further, in the
このように、本実施形態によれば、浄化性能を維持しつつ、浄水供給量を最適化するのに有利となる水処理システム1および水処理方法を提供することができる。
As described above, according to the present embodiment, it is possible to provide the
また、水処理システム1では、使用情報は、浄水のユーザーによる使用量のピーク時間帯に関する情報を含んでもよい。
Further, in the
ピーク時間帯は、単位期間において、それぞれの住宅200での浄水使用量が多くなる時間帯の最たるものである。制御部14が逆洗機構36の稼働のオン・オフを切り替える際に参照する使用情報をこのようなピーク時間帯に固定することで、制御部14における情報処理の簡易化を実現することができる。
The peak time zone is the peak time zone in which the amount of purified water used in each house 200 increases in a unit period. By fixing the usage information referred to when the
また、水処理システム1では、制御部14は、ピーク時間帯とは異なる時間帯に逆洗機構36を稼働させ、ピーク時間帯では逆洗機構36を稼働させないものとしてもよい。
Further, in the
このような水処理システム1によれば、特にピーク時間帯において、要求される浄水供給量を確保することが難しいという状況が予め回避されやすくなる。なお、ここでいうピーク時間帯とは異なる時間帯には、例えば夜間が含まれる。
According to such a
また、水処理システム1では、浄化部30は、原水をろ過機33に送る送水ポンプ32を備えてもよい。この場合、制御部14は、複数の浄化部30のそれぞれに備えられている送水ポンプ32のうち運転させる台数を、ピーク時間帯よりもピーク時間帯とは異なる時間帯の方が少なくなるように設定してもよい。
Further, in the
上記のとおり、ピーク時間帯では、浄水使用量が多くなるため、要求される浄水供給量も多くなる。一方で、ピーク時間帯とは異なる時間帯では、ピーク時間帯と比較してさほど浄水使用量が多くならない。このような水処理システム1によれば、制御部14は、浄化工程の実施に利用される浄化部30の数を、ピーク時間帯よりもピーク時間帯とは異なる時間帯の方で少なくすることができる。したがって、特にピーク時間帯とは異なる時間帯では、水処理システム1における各部での過剰な稼働や運転を避けることができる。これにより、例えば、水処理システム1全体としての使用寿命を延ばすことができる。
As described above, since the amount of purified water used increases during peak hours, the amount of purified water supplied also increases. On the other hand, in a time zone different from the peak time zone, the amount of purified water used does not increase so much as compared with the peak time zone. According to such a
また、水処理システム1は、浄水を溜める貯水タンク12と、貯水タンク12内に貯留されている浄水の水位を検出する第2センサーと、過去の浄化部30の稼働時に第2センサーから取得した水位情報を蓄積する記憶部とを備えてもよい。この場合、制御部14は、記憶部に蓄積されている水位情報に基づいてピーク時間帯を特定してもよい。
Further, the
ここで、第2センサーは、図1および図2に示す例では、水位センサー24に相当する。また、記憶部は、図3に示す例では、RAM52に相当する。
Here, the second sensor corresponds to the
このような水処理システム1によれば、制御部14は、予め外部からの指示がなくても、記憶部に蓄積されている水位情報に基づいて、ピーク時間帯を自動で特定することができる。
According to such a
また、水処理システム1では、制御部14は、ろ過能力情報に基づいて、複数の浄化部30のそれぞれに備えられているろ過機33のうち、逆洗が必要なろ過機33を特定してもよい。
Further, in the
このような水処理システム1によれば、制御部14は、予め外部からの指示がなくても、ろ過能力情報に基づいて、複数の浄化部30のそれぞれに備えられているろ過機33のうち、逆洗が必要なろ過機33を自動で特定することができる。
According to such a
また、水処理システム1では、第1センサーは、ろ過機33の上流側に設置される圧力センサー34であってもよい。この場合、ろ過能力情報は、圧力センサー34が計測した圧力値であってもよい。
Further, in the
または、水処理システム1では、第1センサーは、ろ過機33の下流側に設置される水質センサー35であってもよい。ろ過能力情報は、水質センサー35が計測した項目値であってもよい。
Alternatively, in the
このような水処理システム1によれば、システム全体の構成を簡易的としつつ、制御部14は、精度のよいろ過能力情報を取得することができる。
According to such a
また、水処理システム1では、ろ過機33に用いられるろ材は、粒状物質であってもよい。
Further, in the
このような水処理システム1によれば、例えば膜で構成されるろ材よりも、ろ過能力を回復させるための洗浄に要する時間を短くすることができ、また、コストが安いという利点がある。例えば、ろ材が粒状物質である場合には、1つのろ過機33に対して1回の逆洗工程に要する時間は、数分〜十数分であることが多い。したがって、浄化工程中に逆洗工程が行われたとしても、浄水供給量への影響を抑えることができる。
According to such a
さらに、水処理システム1では、浄化部30は、ろ過機33に供給される前の原水に薬剤を添加する薬剤供給部37を備えてもよい。この場合、薬剤は、酸化剤としてのオゾンガス、または、鉄電解処理を行う場合に対応した鉄系凝集剤であってもよい。
Further, in the
このような水処理システム1によれば、薬剤を供給する場合であっても、供給の頻度を抑えることができるので、作業者に生じる手間を削減することができる。
According to such a
なお、上記の説明では、水処理システム1で浄化された浄水がそれぞれの住宅200において生活用水として利用されるものとした。これに対して、水処理システム1で浄化された浄水それぞれの住宅200において飲料水として利用されるのに好適となるように、水処理システム1に改変を加えてもよい。例えば、水処理システム1は、貯水タンク12と配水ポンプ23との間に、貯水タンク12から移送された浄水をさらに飲料用にろ過するフィルタが設けられてもよい。
In the above description, it is assumed that the purified water purified by the
以上、好ましい実施形態について説明したが、本実施形態は、これに限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。 Although the preferred embodiment has been described above, the present embodiment is not limited to this, and various modifications and changes can be made within the scope of the gist thereof.
1 水処理システム
12 貯水タンク
14 制御部
24 水位センサー
30 浄化部
32 送水ポンプ
33 ろ過機
34 圧力センサー
35 水質センサー
36 逆洗機構
37 薬剤供給部
52 RAM
1
Claims (11)
複数の前記浄化部の動作を制御する制御部と、
を備え、
前記浄化部は、
前記原水から不純物を取り除くろ過機と、
前記ろ過機を逆洗する逆洗機構と、
前記ろ過機のろ過能力に関する状態を検出する第1センサーと、
を備え、
前記制御部は、前記第1センサーから得られたろ過能力情報と、前記浄化部で生成された浄水の使用情報とに基づいて、複数の前記浄化部のそれぞれが備える前記逆洗機構の稼働のオン・オフを個別に切り替える、水処理システム。 Multiple purification departments that purify raw water,
A control unit that controls the operation of the plurality of purification units,
With
The purification unit
A filter that removes impurities from the raw water,
A backwash mechanism that backwashes the filter and
The first sensor that detects the state related to the filtration capacity of the filter and
With
The control unit operates the backwash mechanism provided in each of the plurality of purification units based on the filtration capacity information obtained from the first sensor and the usage information of the purified water generated by the purification unit. A water treatment system that can be switched on and off individually.
前記制御部は、複数の前記浄化部のそれぞれに備えられている前記送水ポンプのうち運転させる台数を、前記ピーク時間帯よりも前記ピーク時間帯とは異なる時間帯の方が少なくなるように設定する、請求項2または3に記載の水処理システム。 The purification unit includes a water pump that sends the raw water to the filter.
The control unit sets the number of water pumps to be operated among the water pumps provided in each of the plurality of purification units so as to be smaller in a time zone different from the peak time zone than in the peak time zone. The water treatment system according to claim 2 or 3.
前記貯水タンク内に貯留されている前記浄水の水位を検出する第2センサーと、
過去の前記浄化部の稼働時に前記第2センサーから取得した水位情報を蓄積する記憶部と、
を備え、
前記制御部は、前記記憶部に蓄積されている前記水位情報に基づいて前記ピーク時間帯を特定する、請求項2〜4のいずれか1項に記載の水処理システム。 The water storage tank that stores the purified water and
A second sensor that detects the water level of the purified water stored in the water storage tank, and
A storage unit that stores water level information acquired from the second sensor when the purification unit was operated in the past,
With
The water treatment system according to any one of claims 2 to 4, wherein the control unit identifies the peak time zone based on the water level information stored in the storage unit.
前記ろ過能力情報は、前記圧力センサーが計測した圧力値である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の水処理システム。 The first sensor is a pressure sensor installed on the upstream side of the filter.
The water treatment system according to any one of claims 1 to 6, wherein the filtration capacity information is a pressure value measured by the pressure sensor.
前記ろ過能力情報は、前記水質センサーが計測した項目値である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の水処理システム。 The first sensor is a water quality sensor installed on the downstream side of the filter.
The water treatment system according to any one of claims 1 to 6, wherein the filtration capacity information is an item value measured by the water quality sensor.
前記薬剤は、酸化剤としてのオゾンガス、または、鉄電解処理を行う場合に対応した鉄系凝集剤である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の水処理システム。 The purification unit includes a drug supply unit that adds a drug to the raw water before being supplied to the filter.
The water treatment system according to any one of claims 1 to 9, wherein the chemical is ozone gas as an oxidizing agent or an iron-based flocculant suitable for performing an iron electrolytic treatment.
複数の前記浄化部のそれぞれが備える逆洗機構で前記ろ過機を逆洗する逆洗工程と、
を含み、
前記逆洗工程では、前記ろ過機のろ過能力に関する状態を検出する第1センサーから得られたろ過能力情報と、前記浄化部で生成された浄水の使用情報とに基づいて、複数の前記浄化部のそれぞれが備える前記逆洗機構の稼働のオン・オフが個別に切り替えられる、水処理方法。
A purification process that purifies the raw water with multiple purification units equipped with filters that remove impurities from the raw water.
A backwashing step of backwashing the filter with a backwashing mechanism provided in each of the plurality of purification units.
Including
In the backwashing step, a plurality of the purification units are based on the filtration capacity information obtained from the first sensor that detects the state of the filtration capacity of the filter and the usage information of the purified water generated by the purification unit. A water treatment method in which the operation of the backwashing mechanism provided in each of the above is individually switched on / off.
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