JP2021111494A - 有機エレクトロルミネッセンス素子及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
より詳しくは、特別な素材によるバンク(堤防)を設けることを必要とせず、高コントラストの発光及び高解像度の画像表示が可能であり、輝度、寿命及び外部量子効等の特性のレベルが高い有機エレクトロルミネッセンス素子等に関する。
面で発光するという利点を活かして、薄型でフレキシブルな照明用途として、表示装置、ディスプレイ、照明光源等の面発光体として、その適用分野の検討が精力的になされている。
下層が溶出すると、有機機能層の積層によるメリットが失われるだけでなく、層厚の均一性の低減等から、有機EL素子が短絡し、電界の集中等から劣化が早くなる等といった問題があった。
しかし、この方法では、ホスト層の表面しか溶解していないため、有機EL素子の寿命の長さが不十分になるという問題があった。
すなわち、本発明に係る上記課題は、以下の手段により解決される。
少なくとも前記有機機能層を含む画像表示領域内に、発光部と非発光部を有し、
前記発光部が、発光性ドーパントを含有する発光層を有し、
前記非発光部が、発光現象を視認できる量の発光性ドーパントを含有しない非発光層を有し、かつ、
前記非発光部の前記非発光層の厚さが、前記発光部の前記発光層の厚さよりも1.5倍以上厚いことを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス素子。
関係式(1):A/B=1.5〜5.5
前記非発光部と前記発光部の形成において、
前記非発光層をインクジェット印刷法又はインクジェット印刷法以外のウェット・プロセスで形成する工程と、
発光性ドーパントを含有する前記発光層をインクジェット印刷法によって形成する工程とを有し、かつ、
前記非発光層の形成に用いる化合物含有液の溶媒の溶解度パラメーター値と前記発光層の形成に用いるインクの溶媒の溶解度パラメーター値との差が2以下であることを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法。
本発明の効果の発現機構又は作用機構については、明確にはなっていないが、以下のように推察している。
この特徴は、下記各実施形態に共通する又は対応する技術的特徴である。
また、前記非発光部の非発光層の厚さをAとし、前記発光部の前記発光層の厚さをBとしたとき、前記関係式(1)を満たすことが、コントラスト及び発光の均一性等について大きな効果を得られる点で好ましい。
さらに、前記非発光層の下に、正孔輸送層が設けられていることも、隣接する発光層への正孔輸送の点で好ましい。
上記製造法であることにより、層同士の馴染みもよく、発光層形成用の溶媒が非発光層を精度よく溶解し、所望の位置に発光性ドーパントが非発光層の溶解された部分内に分散し発光することができる点で好ましい。
本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子(以下において「有機EL素子」ともいう。)は、基板上に、陽極と、少なくとも有機機能層と、陰極とを有する有機エレクトロルミネッセンス素子であって、少なくとも前記有機機能層を含む画像表示領域内に、発光部と非発光部を有し、前記発光部が、発光性ドーパントを含有する発光層を有し、前記非発光部が、発光現象を視認できる量の発光性ドーパントを含有しない非発光層を有し、かつ、前記非発光部の前記非発光層の厚さが、前記発光部の前記発光層の厚さよりも1.5倍以上厚いことを特徴とする。
以下に、有機EL素子の基本的構成層を有する種々の構成形態例を示す。なお、下記の種々の層と、本発明に係る画像表示領域、発光部及び非発光部との関係については後述する。
(i)陽極/非発光層/発光層/陰極
(ii)陽極/正孔注入層/非発光層/発光層/電子注入層/陰極
(iii)陽極/正孔注入層/正孔輸送層/非発光層/発光層/電子輸送層/電子注入層/陰極
(iv)陽極/正孔注入層/正孔輸送層/電子阻止層/非発光層/発光層/正孔阻止層//電子輸送層/電子注入層/陰極
なお、上記基本構成は、必ずしも積層の上下関係を表しているのではなく、本発明においては、図1に示すように、非発光部の非発光層がバンクの役割を有しているので、上記構成例において、非発光層は、発光層の光発光面側の発光面上に積層されることはなく、少なくとも発光層と並列的に発光層の側面側に配置される。
「有機機能層」とは、所定の機能を発現する有機化合物を含有する層をいう。単に、「有機化合物層」又は「有機層」ともいう。
本発明の有機EL素子を構成する有機機能層としては、例えば、上記の層構成の中で、正孔輸送層、発光層、非発光層、電子輸送層等が挙げられるが、その他、正孔注入層、電子注入層等、有機EL素子の構成層に含有される有機化合物が含有されていれば、本発明に係る有機機能層として定義される。
なお、前記有機機能層には、有機EL素子の構成層に使用可能な有機EL素子材料等を含有する層も含まれる。
図1(a)に、本発明の有機EL素子1の代表的な構成の概略断面図を示す。また。図1(b)に当該有機EL素子1の画像表示領域内1Aの表面に対して垂直方向から見たとき、当該画像表示領域内1Aにドット状に前記発光部が配置されていることを表す概念図を示す。なお、複数のドットからなる線や種々の図形を描くことができるように配置されていることが画像表示の観点から好ましい。また、当該ドットは、画像表示装置における画像を通常の目視による観察法で観た場合において、ドットとして視認できないような微小な画素として形成・配置されていることも好ましい。
図1において、本発明の有機EL素子1を構成するに係る発光部6は、少なくとも発光性ドーパントを含有する発光層6aと有機機能層部6bを有する。
発光層6aは、電極又は電子輸送層から注入された電子と、電極又は正孔輸送層から注入された正孔とが再結合して発光する層である。
発光層6aは、少なくとも発光性ドーパントを含有し、好ましくは、ホスト化合物とドーパントとを含有する層であることが発光効率及び輝度の観点等から好ましい。
発光部6の有機機能層部6bは、前記発光層の表面より上側に溶媒の溶解作用によって形成された空孔部分位に有機機能層が形成された部分であることが好ましい。
すなわち、前記画像表示部領域内の表面に対して垂直方向から見たとき、図1(B)に示すように、当該画像表示部領域内にドット状に前記発光部が配置されているこが好ましい。すなわち、上述のように、複数のドットからなる線や種々の図形を描くことができるように配置されていることが画像表示の観点から好ましい。また、当該ドットは、画像表示装置における画像を通常の目視による観察法で観た場合において、ドットとして視認できないような微小な画素として形成・配置されていることも好ましい。
本発明において用いることができる発光性ドーパントとホスト化合物の詳細については後述する。
本発明に係る非発光部は、非発光層を有する。当該非発光層は、発光現象を誘起する量の発光性ドーパントを含有しない層である。当該非発光部又は非発光層は、発光層からなる画素を形成する際のバンク(堤防)の役割を持っている。当該非発光層は、後述するホスト化合物又は/及び絶縁性ポリマーを用いて形成することが好ましい。
さらに、下記関係式(1)を満たすことが、コントラスト及び発光の均一性等について大きな効果を得られる点で好ましい。
関係式(1):A/B=1.5〜5.5
前記厚さは、表面形状測定器(例えば、ULVAC製の触針式表面形状測定器(Dektak)や小型高速分光エリプソメータ等を用いて測定することができる
さらに、前記非発光層の下に正孔輸送層が設けられていることも、隣接する発光層への正孔輸送の点で好ましい。
発光層6aは、少なくとも発光性ドーパントを含有し、好ましくは、ホスト化合物と発光性ドーパントとを含有する層である。一方、非発光部を構成する非発光層は、ホスト化合物を含有する層であってもよい。
ホスト化合物は、単独で用いてもよく、又は複数種併用して用いてもよい。ホスト化合物を複数種用いることで、電荷の移動を調整することが可能であり、有機エレクトロルミネッセンス素子を高効率化することができる。
ホスト化合物の具体例等についての詳細は、後述する。
図1(a)に示す例においては、有機EL素子1の各構成要素は基材2上に設けられており、基材2側から、第1電極3、有機材料等を用いて構成された有機機能層ユニット1U、及び第2電極10をこの順に積層して構成されている。第1電極3の端部には、取り出し電極11が設けられている。第1電極3と外部電源(不図示)とは、取り出し電極11を介して、電気的に接続される。図1(a)に示す有機EL素子1においては、発生させた発光光を、少なくとも基材2側から取り出すように構成されている。
図1(a)に示すように、前記有機機能層ユニット1Uには、非発光部7と発光部6とが含まれており、図2に示すように、発光部6には非発光層を溶解したことによって得られた発光層6aが形成されている。
本発明においては、前記非発光部と前記発光部の形成において、非発光層をインクジェット印刷法又はインクジェット印刷法以外のウェット・プロセスで形成する工程と、発光性ドーパントを含有する発光層をインクジェット印刷法によって形成する工程とを有し、かつ、非発光層の形成に用いる化合物含有液の溶媒の溶解度パラメーター値(SP値)と発光層の形成に用いるインクの溶媒の溶解度パラメーター値(SP値)との差が2以下であることが好ましい。
図2において、非発光層7aをインクジェット印刷法又はインクジェット印刷法以外のウェット・プロセス、すなわち、インクジェット印刷法に限らず何らかのウェット・プロセスで形成した後に、その非発光層7aに発光性ドーパント(Dp)又は発光性ドーパントとホスト化合物の混合物(Dp/Host)のインクの液滴をインクジェット印刷法により非発光層上に注入する。
本発明に係る発光部の発光層6aと非発光層7aの厚さの関係を示す概念図を図3に示す。
また、高解像度可能という点から、ディスペンサー法、インクジェット印刷法がより好ましい。発光性ドーパントを含む溶液の体積は10μL以下、好ましくは100pL以下である。
なお、ドットの大きさは、発光層の主たる発光面側から撮影した光学顕微鏡写真(平面図)に基づいて計測した場合、円換算粒径として、30〜300μmの範囲内であることが好ましい。
「ウェット・プロセス(「湿式法」ともいう。)」とは、液状物質を用いて目的物を形成する方法又は過程をいう。
本発明で用いられるウェット・プロセスとしては、スピンコート法、キャスト法、インクジェット印刷法、ダイコート法、ブレードコート法、ロールコート法、スプレーコート法、カーテンコート法、LB法(ラングミュア−ブロジェット法)等が挙げられる。
上記方法のうち、均質な薄膜が得られやすく、かつ高生産性の点から、ダイコート法、ロールコート法、インクジェット印刷(記録)法、スプレーコート法等のロール・to・ロール方式適性の高い方法が好ましい。特に、インクジェット印刷(記録)法が好ましい。インクジェット印刷法についての詳細は後述する。
本発明に係る有機EL材料(化合物又は混合物)を溶解又は分散する液媒体としては特に制限はなく、発光層、ホスト層及びその他の機能層を形成する際の溶媒としては、下記の溶媒を用いることができる。
本発明に係る有機EL材料(化合物又は混合物)を溶解又は分散する液媒体としては特に制限はなく、例えば、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロベンゼン、ジクロロヘキサノン等のハロゲン系溶媒、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、メチルイソブチルケトン、n−プロピルメチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系溶媒、ベンゼン、トルエン、キシレン、メシチレン、シクロヘキシルベンゼン等の芳香族系溶媒、シクロヘキサン、デカリン、ドデカン等の脂肪族系溶媒、酢酸エチル、酢酸n−プロピル、酢酸n−ブチル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、γ−ブチロラクトン、炭酸ジエチル等のエステル系溶媒、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル系溶媒、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド系溶媒、メタノール、エタノール、1−ブタノール、エチレングリコール等のアルコール系溶媒、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル系溶媒、ジメチルスルホキシド、水又はこれらの混合液媒体等が挙げられる。
界面活性剤としては、溶媒に含まれる水分の影響、レベリング性、基板への濡れ性等の観点から、例えば、アニオン性又はノニオン性の界面活性剤等が挙げられる。具体的には、含フッ素系活性剤等、国際公開第08/146681号、特開平2−41308号公報等に挙げられた界面活性剤を用いることができる。
本発明に係る各溶媒の1atm、25℃における蒸気圧(kPa)は、下記の記載の方法に準じ、求めることができる。例えば、JIS K2258−1:2009のリード法やJISK2258−2:2009の3回膨張法等を挙げることができる。また、一般的な蒸気圧の測定方法として知られている、静止法、沸点法、アイソテニスコープ、気体流通法、DSC法も適用することができる。更には、公知文献、例えば、「新版 溶剤ポケットブック」(有機合成化学教会編、オーム社)に記載されている蒸気圧データを活用することもできる。
本発明に係る発光部と非発光部の形成方法においては、非発光層の形成に用いる化合物含有液の溶媒の溶解度パラメーター値(SP値)と発光層の形成に用いるインクの溶媒の溶解度パラメーター値(SP値)との差が2以下であることが好ましい。
なお、前記CEDとは、1mLのものを蒸発させるのに要するエネルギー量である。
前記溶解度パラメーター値(SP値)は、ヒルデブラント(Hildebrand)によって導入された正則溶液理論により定義され、二成分系溶液の溶解度の目安となる。
前記SP値の計算方法については諸説あるが、本発明においては一般的に用いられているFedorsの方法を用いる。
SP値(溶解パラメータ)=(CED値)1/2=(E/V)1/2 ・・・式(A)
前記式(A)において、
Eは分子凝集エネルギー(cal/mol)、
Vは分子容(cm3/mol)であり、
原子団の蒸発エネルギーをΔei、モル体積をΔviとした場合、下記式(B)、及び式(C)で示される。
E=ΣΔei・・・式(B)
V=ΣΔvi・・・式(C)
また、−CF3基等が示されていないものに関しては、R.F.Fedors,Polym.Eng.Sci.14、147(1974)を参照することができる。
以下において、本発明の有機EL素子を構成する主要な有機機能層等について順次説明する。
本発明に係る発光層は、電極又は隣接層から注入されてくる電子及び正孔が再結合し、励起子を経由して発光する場を提供する層であり、発光する部分は発光層の層内であっても、発光層と隣接層との境界面であってもよい。
発光層の厚さの総和は、特に制限はないが、形成する層の均質性や、発光時に不必要な高電圧を印加するのを防止し、かつ、駆動電流に対する発光色の安定性向上の観点から、
2nm〜1μmの範囲内に調整することが好ましく、より好ましくは2〜200nmの範囲内に調整され、さらに好ましくは3〜150nmの範囲に調整される。
有機ELの発光方式としては三重項励起状態から基底状態に戻る際に光を発する「リン光発光」と、一重項励起状態から基底状態に戻る際に光を発する「蛍光発光」の二通りがある。
有機EL素子のような電界で励起する場合には、三重項励起子が75%の確率で、一重項励起子が25%の確率で生成するため、リン光発光の方が蛍光発光に比べ発光効率を高くすることが可能で、低消費電力化を実現するには優れた方式である。
前述のとおり、リン光発光は発光効率的には蛍光発光よりも理論的には3倍有利であるが、三重項励起状態から一重項基底状態へのエネルギー失活(=リン光発光)は禁制遷移であり、また同様に一重項励起状態から三重項励起状態への項間交差も禁制遷移であるため、通常その速度定数は小さい。すなわち、遷移が起こりにくいため、リン光寿命はミリ秒から秒オーダーと長くなり、所望の発光を得ることが困難である。
ただし、イリジウムやプラチナ等の重金属を用いた錯体が発光する場合には、中心金属の重原子効果によって、前記の禁制遷移の速度定数が三桁以上増大し、配位子の選択によっては、100%のリン光量子収率を得ることも可能となる。
一般的な蛍光発光性材料は、リン光発光性材料のような重金属錯体である必要性は特になく、炭素、酸素、窒素及び水素等の一般的な元素の組み合わせから構成される、いわゆる有機化合物が適用でき、さらに、リンや硫黄、ケイ素等その他の非金属元素を用いることも可能で、また、アルミニウムや亜鉛等の典型金属の錯体も活用できる等、その多様性はほぼ無限と言える。
ただし、従来の蛍光化合物では前記のように励起子の25%しか発光に適用できないために、リン光発光のような高効率発光は望めない。
[励起三重項−三重項消滅(TTA)遅延蛍光化合物]
蛍光発光性化合物の問題点を解決すべく登場したのが遅延蛍光を利用した発光方式である。三重項励起子同士の衝突を起源とするTTA方式は、下記のような一般式で記述できる。すなわち、従来、励起子のエネルギーが、無輻射失活により、熱にしか変換されなかった三重項励起子の一部が、発光に寄与しうる一重項励起子に逆項間交差できるメリットがあり、実際の有機EL素子においても従来の蛍光発光素子の約2倍の外部取り出し量子効率を得ることができている。
一般式:T*+T*→S*+S(式中、T*は三重項励起子、S*は一重項励起子、Sは基底状態分子を表す。)
しかしながら、上式からもわかるように、二つの三重項励起子から発光に利用できる一重項励起子は一つしか生成しないため、この方式で100%の内部量子効率を得ることは原理上できない。
もう一つの高効率蛍光発光であるTADF方式は、TTAの問題点を解決できる方式である。
蛍光発光性化合物は、前記のごとく無限に分子設計できる利点を持っている。すなわち、分子設計された化合物の中で、特異的に三重項励起状態と一重項励起状態のエネルギー準位差(以下において、適宜、「ΔEST」と略記する。)が極めて近接する化合物が存在する。
このような化合物は、分子内に重原子を持っていないにもかかわらず、ΔESTが小さいために通常では起こりえない三重項励起状態から一重項励起状態への逆項間交差が起こる。さらに、一重項励起状態から基底状態への失活(=蛍光発光)の速度定数が極めて大きいことから、三重項励起子はそれ自体が基底状態に熱的に失活(無輻射失活)するよりも、一重項励起状態経由で蛍光を発しながら基底状態に戻る方が速度論的に有利である。そのため、TADFでは理論的には100%の蛍光発光が可能となる。
上記ΔESTを小さくするための分子設計について説明する。
ΔESTを小さくするためには、原理上分子内の最高被占軌道(highest occupied molecular orbital:HOMO)と最低空軌道(lowest unoccupied molecular orbital:LUMO)の空間的な重なりを小さくすることが最も効果的である。
一般に分子の電子軌道において、HOMOは電子供与性部位に、LUMOは電子吸引性部位に分布することが知られており、分子内に電子供与性と電子吸引性の骨格を導入することによって、HOMOとLUMOが存在する位置を遠ざけることが可能である。
また、化合物の基底状態と三重項励起状態との分子構造変化を小さくすることも効果的である。構造変化を小さくするための方法としては、例えば、化合物を剛直にすること等が効果的である。ここで述べる剛直とは、例えば、分子内の環と環との結合における自由回転を抑制することや、π共役面の大きい縮合環を導入する等、分子内において自由に動ける部位が少ないことを意味する。特に、発光に関与する部位を剛直にすることによって、励起状態における構造変化を小さくすることが可能である。
本発明に係る発光性ドーパントとしては、蛍光発光性化合物とリン光発光性化合物が好ましく用いられる。本発明においては、発光性ドーパントが発光層中に、5〜80質量%の範囲内で含有し、特に、20〜40質量%の範囲内で含有することが好ましい。
また、本発明で用いられる発光性化合物は、複数種を併用して用いてもよく、構造の異なる蛍光発光性化合物同士の組み合わせや、蛍光発光性化合物とリン光発光性化合物とを組み合わせて用いてもよい。これにより、任意の発光色を得ることができる。
本発明においては、1層又は複数層の発光層が、発光色の異なる複数の発光性化合物を含有し、白色発光を示すことも好ましい。
白色を示す発光性化合物の組み合わせについては特に限定はないが、例えば青と橙や、青と緑と赤の組合わせ等が挙げられる。
本発明の有機EL素子における白色とは、2度視野角正面輝度を前述の方法により測定した際に、1000cd/m2でのCIE1931表色系における色度がx=0.39±0.09、y=0.38±0.08の領域内にあることが好ましい。
蛍光発光性化合物は、上述の特定の有機化合物を用いてもよいし、有機EL素子の発光層に使用される公知の蛍光発光性化合物や遅延蛍光を発する化合物(遅延蛍光発光性化合物)の中から適宜選択して用いてもよい。
要件(A):R25及びR26は、単結合を形成する。
要件(B):R27及びR28は、置換又は無置換のベンゼン環を形成するのに必要な原子団を表す。]
本発明に係る発光性化合物は、ΔEstを小さくするという観点から、分子内においてHOMOとLUMOが実質的に分離していることが好ましい。これらHOMO及びLUMOの分布状態については、分子軌道計算により得られる構造最適化した際の電子密度分布から求めることができる。
本発明に係る発光性化合物の分子軌道計算による構造最適化及び電子密度分布の算出は、計算手法として、汎関数としてB3LYP、基底関数として6−31G(d)を用いた分子軌道計算用ソフトウェアを用いて算出することができ、ソフトウェアに特に限定はなく、いずれを用いても同様に求めることができる。
また、「HOMOとLUMOが実質的に分離している」とは、上記分子計算により算出されたHOMO軌道分布及びLUMO軌道分布の中心部位が離れており、より好ましくはHOMO軌道の分布とLUMO軌道の分布がほぼ重なっていないことを意味する。
本発明に係る発光性化合物の最低励起一重項エネルギーS1については、本発明においても通常の手法と同様にして算出されるもので定義される。すなわち、測定対象となる化合物を石英基板上に蒸着して試料を作製し、室温(25℃)でこの試料の吸収スペクトル(縦軸:吸光度、横軸:波長とする。)を測定する。この吸収スペクトルの長波長側の立ち上がりに対して接線を引き、その接線と横軸との交点の波長値に基づいて、所定の換算式から算出される。
発光性化合物の溶液(ジクロロメタン、クロロホルム等の適切な溶媒を使用)の励起(吸収)スペクトルと発光スペクトルとを、蛍光分光光度計(例えば、島津製作所製RF−5300型蛍光分光計、日立社製F−4500型蛍光分光計等)を用いて測定し、蛍光極大波長と励起(吸収)極大波長との差を「ストークスシフト」として求めることができる。
本発明に用いられるリン光発光性ドーパントは、励起三重項からの発光が観測される化合物であり、具体的には、室温(25℃)にてリン光発光する化合物であり、リン光量子収率が、25℃において0.01以上の化合物であると定義されるが、好ましいリン光量子収率は0.1以上である。
上記リン光量子収率は、第4版実験化学講座7の分光IIの398頁(1992年版、丸善)に記載の方法により測定できる。溶液中でのリン光量子収率は種々の溶媒を用いて測定できるが、本発明に用いられるリン光発光性ドーパントは、任意の溶媒のいずれかにおいて上記リン光量子収率(0.01以上)が達成されればよい。
Nature 395,151(1998)、Appl.Phys.Lett.78,1622(2001)、Adv.Mater.19,739(2007)、Chem.Mater.17,3532(2005)、Adv.Mater.17,1059(2005)、国際公開第2009/100991号、国際公開第2008/101842号、国際公開第2003/040257号、米国特許出願公開第2006/835469号明細書、米国特許出願公開第2006/0202194号明細書、米国特許出願公開第2007/0087321号明細書、米国特許出願公開第2005/0244673号明細書、Inorg.Chem.40,1704(2001)、Chem.Mater.16,2480(2004)、Adv.Mater.16,2003(2004)、Angew.Chem.lnt.Ed.2006,45,7800、Appl.Phys.Lett.86,153505(2005)、Chem.Lett.34,592(2005)、Chem.Commun.2906(2005)、Inorg.Chem.42,1248(2003)、国際公開第2009/050290号、国際公開第2002/015645号、国際公開第2009/000673号、米国特許出願公開第2002/0034656号明細書、米国特許第7332232号、米国特許出願公開第2009/0108737号明細書、米国特許出願公開第2009/0039776号明細書、米国特許第6921915号、米国特許第6687266号、米国特許出願公開第2007/0190359号明細書、米国特許出願公開第2006/0008670号明細書、米国特許出願公開第2009/0165846号明細書、米国特許出願公開第2008/0015355号明細書、米国特許第7250226号、米国特許第7396598号、米国特許出願公開第2006/0263635号明細書、米国特許出願公開第2003/0138657号明細書、米国特許出願公開第2003/0152802号明細書、米国特許第7090928号、Angew.Chem.lnt.Ed.47,1(2008)、Chem.Mater.18,5119(2006)、Inorg.Chem.46,4308(2007)、Organometallics 23,3745(2004)、Appl.Phys.Lett.74,1361(1999)、国際公開第2002/002714号、国際公開第2006/009024号、国際公開第2006/056418号、国際公開第2005/019373号、国際公開第2005/123873号、国際公開第2005/123873号、国際公開第2007/004380号、国際公開第2006/082742号、米国特許出願公開第2006/0251923号明細書、米国特許出願公開第2005/0260441号明細書、米国特許第7393599号、米国特許第7534505号、米国特許第7445855号、米国特許出願公開第2007/0190359号明細書、米国特許出願公開第2008/0297033号明細書、米国特許第7338722号、米国特許出願公開第2002/0134984号明細書、米国特許第7279704号、米国特許出願公開第2006/098120号明細書、米国特許出願公開第2006/103874号明細書、国際公開第2005/076380号、国際公開第2010/032663号、国際公開第2008140115号、国際公開第2007/052431号、国際公開第2011/134013号、国際公開第2011/157339号、国際公開第2010/086089号、国際公開第2009/113646号、国際公開第2012/020327号、国際公開第2011/051404号、国際公開第2011/004639号、国際公開第2011/073149号、米国特許出願公開第2012/228583号明細書、米国特許出願公開第2012/212126号明細書、特開2012−069737号公報、特願2011−181303号公報、特開2009−114086号公報、特開2003−81988号公報、特開2002−302671号公報、特開2002−363552号公報等である。
中でも、好ましいリン光発光性ドーパントとしてはIrを中心金属に有する有機金属錯体が挙げられる。さらに好ましくは、金属−炭素結合、金属−窒素結合、金属−酸素結合、金属−硫黄結合の少なくとも一つの配位様式を含む錯体が好ましい。
本発明に係る発光層及び非発光部の非発光層に用いられるホスト化合物は、発光層においては主に発光性化合物の分散及び電荷の移動(キャリア)を担う化合物であり、有機EL素子においてそれ自体の発光は実質的に観測されない。
ホスト化合物は、単独で用いてもよく、又は複数種併用して用いてもよい。ホスト化合物を複数種用いることで、電荷の移動を調整することが可能であり、有機エレクトロルミネッセンス素子を高効率化することができる。
本発明に用いることができるホスト化合物としては、特に制限はなく、従来有機EL素子で用いられる化合物を用いることができる。代表的にはカルバゾール誘導体、トリアリールアミン誘導体、芳香族誘導体、含窒素複素環化合物、チオフェン誘導体、フラン誘導体、オリゴアリーレン化合物等の基本骨格を有するもの、又は、カルボリン誘導体やジアザカルバゾール誘導体(ここで、ジアザカルバゾール誘導体とは、カルボリン誘導体のカルボリン環を構成する炭化水素環の少なくとも一つの炭素原子が窒素原子で置換されているものを表す。)等が挙げられる。
また、本発明においては、従来公知のホスト化合物を単独で用いてもよく、又は複数種併用して用いてもよい。ホスト化合物を複数種用いることで、電荷の移動を調整することが可能であり、有機EL素子を高効率化することができる。また、従来公知の化合物を複数種用いることで、異なる発光を混ぜることが可能となり、これにより任意の発光色を得ることができる。
特開2001−257076号公報、同2002−308855号公報、同2001−313179号公報、同2002−319491号公報、同2001−357977号公報、同2002−334786号公報、同2002−8860号公報、同2002−334787号公報、同2002−15871号公報、同2002−334788号公報、同2002−43056号公報、同2002−334789号公報、同2002−75645号公報、同2002−338579号公報、同2002−105445号公報、同2002−343568号公報、同2002−141173号公報、同2002−352957号公報、同2002−203683号公報、同2002−363227号公報、同2002−231453号公報、同2003−3165号公報、同2002−234888号公報、同2003−27048号公報、同2002−255934号公報、同2002−260861号公報、同2002−280183号公報、同2002−299060号公報、同2002−302516号公報、同2002−305083号公報、同2002−305084号公報、同2002−308837号公報、、同2016−178274号公報、米国特許出願公開第2003/0175553号、米国特許出願公開第2006/0280965号、米国特許出願公開第2005/0112407号、米国特許出願公開第2009/0017330号、米国特許出願公開第2009/0030202号、米国特許出願公開第2005/0238919号、国際公開第2001/039234号、国際公開第2009/021126号、国際公開第2008/056746号、国際公開第2004/093207号、国際公開第2005/089025号、国際公開第2007/063796号、国際公開第2007/063754号、国際公開第2004/107822号、国際公開第2005/030900号、国際公開第2006/114966号、国際公開第2009/086028号、国際公開第2009/003898号、国際公開第2012/023947号、特開2008−074939号公報、特開2007−254297号公報、欧州特許第2034538号明細書、国際公開第2011/055933号、国際公開第2012/035853号、特開2015−38941号公報、米国特許出願公開第2017/056814号である。
本発明に用いることができる絶縁性ポリマーの「絶縁性」とは、電気抵抗率が1×106Ω・m以上であり、好ましくは1×108Ω・m以上であり、さらに好ましくは1×1010Ω・m以上である。
絶縁性ポリマー単体の電気抵抗率が1×106Ω・m以上であることにより、発光層中を流れるリーク電流を抑えることができると考えられる。
絶縁性ポリマーは、2以上の互いに異なる繰り返し単位を含んでいてもよい。
本発明において、「電子輸送層」とは、電子を輸送する機能を有する材料からなり、陰極より注入された電子を発光層に伝達する機能を有していればよい。
本発明の有機EL素子の電子輸送層に用いる化合物として好ましい化合物は下記の一般式(7)で表される。
電子注入層は、駆動電圧低下や発光輝度向上のために、陰極と発光層との間に設けられる層のことであり、陰極が本発明に係る光透過性を有する電極で構成されている場合には、当該光透過性を有する電極に隣接して設けられ、「有機EL素子とその工業化最前線(1998年11月30日エヌ・ティー・エス社発行)」の第2編第2章「電極材料」(123〜166頁)に詳細に記載されている。
「正孔輸送層」とは、正孔を輸送する機能を有する正孔輸送材料からなり、広い意味で正孔注入層及び電子阻止層も正孔輸送層の機能を有する。正孔輸送層は単層又は複数層設けることができる。
正孔注入層は、駆動電圧低下や発光輝度向上のために、一方の電極である陽極に隣接して配置される層であり、「有機EL素子とその工業化最前線(1998年11月30日エヌ・ティー・エス社発行)」の第2編第2章「電極材料」(123〜166頁)に詳細に記載されている。
阻止層としては、正孔阻止層及び電子阻止層が挙げられ、上記説明したキャリア輸送機能層ユニット3の各構成層の他に、必要に応じて設けられる層である。例えば、特開平11−204258号公報、同11−204359号公報、及び「有機EL素子とその工業化最前線(1998年11月30日エヌ・ティー・エス社発行)」の237頁等に記載されている正孔阻止(ホールブロック)層等を挙げることができる。
有機EL素子(1)に適用可能な基材(2)としては、特に制限はなく、例えば、ガラス、樹脂基材等の種類を挙げることができ、好ましくは、有機EL素子にフレキシブル性を付与することができる観点からフレキシブル性樹脂基材である。
有機EL素子を構成する陽極としては、酸化物半導体又は薄膜の金属若しくは合金で構成されていることが好ましい形態であり、例えば、Ag、Au等の金属又は金属を主成分とする合金、CuI、又はインジウム・スズの複合酸化物(ITO)、SnO2及びZnO等の酸化物半導体を挙げることができる。
陰極は、有機機能層群や発光層に電子を供給するために機能する電極膜であり、金属、合金、有機又は無機の導電性化合物若しくはこれらの混合物が用いられる。具体的には、 蒸着法等の乾式形成方法を用いる場合には、金、アルミニウム、銀、マグネシウム、リチウム、マグネシウム/銅混合物、マグネシウム/銀混合物、イットリウム/銀混合物、マグネシウム/アルミニウム混合物、マグネシウム/インジウム混合物、インジウム、リチウム/アルミニウム混合物、希土類金属、ITO、ZnO、TiO2及びSnO2等の酸化物半導体等が挙げられる。
有機EL素子を封止するのに用いられる封止手段としては、例えば、フレキシブル封止部材と、陰極及び透明基材とを封止用接着剤で接着する方法を挙げることができる。
有機機能層を挟み支持基板と対向する側の前記封止膜又は前記封止用フィルムの外側に、素子の機械的強度を高めるために、保護膜又は保護板を設けてもよい。特に、封止が前記封止膜により行われている場合には、その機械的強度は必ずしも高くないため、このような保護膜、保護板を設けることが好ましい。これに使用することができる材料としては、前記封止に用いたのと同様なガラス板、ポリマー板・フィルム、金属板・フィルム等を用いることができるが、軽量かつ薄膜化ということからポリマーフィルムを用いることが好ましい。
有機EL素子は、空気よりも屈折率の高い(屈折率1.6〜2.1程度の範囲内)層の内部で発光し、発光層で発生した光のうち15〜20%程度の光しか取り出せないことが一般的に言われている。
これは、臨界角以上の角度θで界面(透明基板と空気との界面)に入射する光は、全反射を起こし素子外部に取り出すことができないことや、透明電極又は発光層と透明基板との間で光が全反射を起こし、光が透明電極又は発光層を導波し、結果として、光が素子側面方向に逃げるためである。
透明電極と透明基板の間に低屈折率の媒質を光の波長よりも長い厚さで形成すると、透明電極から出てきた光は、媒質の屈折率が低いほど、外部への取り出し効率が高くなる。
本発明は、これらの手段を組み合わせることにより、さらに高輝度又は耐久性に優れた素子を得ることができる。
また、低屈折率媒質の厚さは、媒質中の波長の2倍以上となるのが望ましい。これは、低屈折率媒質の厚さが、光の波長程度になってエバネッセントで染み出した電磁波が基板内に入り込む層厚になると、低屈折率層の効果が薄れるからである。
しかしながら、屈折率分布を二次元的な分布にすることにより、あらゆる方向に進む光が回折され、光の取り出し効率が上がる。
本発明の有機EL素子は、支持基板(基板)の光取出し側に、例えばマイクロレンズアレイ上の構造を設けるように加工すること、又は、いわゆる集光シートと組み合わせることにより、特定方向、例えば素子発光面に対し正面方向に集光することにより、特定方向上の輝度を高めることができる。
マイクロレンズアレイの例としては、基板の光取り出し側に一辺が30μmでその頂角が90度となるような四角錐を二次元に配列する。一辺は10〜100μmの範囲内が好ましい。これより小さくなると回折の効果が発生して色付く、大きすぎると厚さが厚くなり好ましくない。
また、有機EL素子からの光放射角を制御するために光拡散板・フィルムを、集光シートと併用してもよい。例えば、(株)きもと製拡散フィルム(ライトアップ)等を用いることができる。
本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法は、前記有機エレクトロルミネッセンス素子を製造する有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法であって、前記非発光部と前記発光部の形成において、前記非発光層をインクジェット印刷法又はインクジェット印刷法以外のウェット・プロセスで形成する工程と、発光性ドーパントを含有する前記発光層をインクジェット印刷法によって形成する工程とを有し、かつ、前記非発光層の形成に用いる化合物含有液の溶媒の溶解度パラメーター値と発光層の形成に用いるインクの溶媒の溶解度パラメーター値との差が2以下であることを特徴とする。
図4はインクジェット印刷法による有機EL素子の作製法を示す概念図である。
図4(A)は、本発明の有機EL素子の製造方法に適用可能なシングルパス方式(ラインヘッド方式)のインクジェット印刷装置の一例を示す模式図である。図4(A)において、100がラインヘッド型のヘッドユニットであり、それぞれ色相の異なるインク(例えば、レッド(R)、グリーン(G)及びブルー(B)色の発光をする化合物を含有するインク)を吐出するヘッド102〜104で構成され、各ヘッドのノズルピッチは360dpi程度であることが好ましい。なお、本発明でいうdpiとは、2.54cm当たりのドット数を表す。
基材2は、ロール状に積層された状態で、搬送機構101より矢印方向に繰り出される。
(4.1)有機EL素子のその他の構成
本発明に適用可能な有機EL素子の構成のその他の概要については、例えば、特開2013−157634号公報、特開2013−168552号公報、特開2013−177361号公報、特開2013−187211号公報、特開2013−191644号公報、特開2013−191804号公報、特開2013−225678号公報、特開2013−235994号公報、特開2013−243234号公報、特開2013−243236号公報、特開2013−242366号公報、特開2013−243371号公報、特開2013−245179号公報、特開2014−003249号公報、特開2014−003299号公報、特開2014−013910号公報、特開2014−017493号公報、特開2014−017494号公報等に記載されている構成を挙げることができる。
本発明に係る有機EL素子は、表示デバイス、ディスプレイ、各種発光光源として用いることができる。
発光光源として、例えば、照明装置(家庭用照明、車内照明)、時計や液晶用バックライト、看板広告、信号機、光記憶媒体の光源、電子写真複写機の光源、光通信処理機の光源、光センサーの光源等が挙げられるがこれに限定するものではないが、特に液晶表示装置のバックライト、照明用光源としての用途に有効に用いることができる。
ではない。なお、実施例において「部」又は「%」の表示を用いるが、特に断りがない限
り「質量部」又は「質量%」を表す。
《有機EL素子の作製》
〔有機EL素子1の作製〕
[1]陽極の形成
陽極として、100mm×100mm×1.1mmのガラス基板上に、ITO(酸化インジウム・スズ)を厚さ100nmの成膜を施した基板(NHテクノグラス製NA45)を用意し、その基板上にパターニングを行った。その後、このITO透明電極を設けた基板をイソプロピルアルコールで超音波洗浄し、乾燥窒素ガスで乾燥し、さらにUVオゾン洗浄を5分間行った。
[2.1]非発光層(ホスト層)の形成
上記ITO基板を窒素雰囲気下に移し、ホスト化合物(Host−1)90mgを3mlのプロピレングリコールモノメチルアセテート(PGMAC)に溶解した溶液を500rpm、120秒の条件下、スピンコート法により成膜(厚さ140nm)し、120℃で30分間加熱乾燥し、非発光層(ホスト層)とした。
次いで、下記組成の発光層形成用のインク組成物を用い、コニカミノルタ社製のピエゾ方式インクジェットプリンターヘッド「KM1024i」を用いて、インクジェット印刷法による有機EL素子の製造方法に従って、25℃で、ホスト層上に射出したのち、120℃で30分間乾燥して、発光層を形成した。
リン光発光性ドーパントDp−1を吐出注入した後、発光性ドーパント層組成物中のプロピレングリコールモノメチルアセテート(PGMAC)によりホスト層が一部溶解し、溶解した部分の底面近傍にホスト化合物と発光性ドーパントの混合層すなわち発光層が形成された。120℃で30分間加熱乾燥し、発光層とした。
なお、発光層の厚さは16nmであった。また、発光層を形成する際に、上記溶媒によって溶解されずに残ったホスト層部分(すなわち非発光部の非発光層)の厚さは130nmであり、ホスト層の厚さ/発光層の厚さの比の値は8.4であった。
リン光発光性ドーパントDp−1 0.72質量部
プロピレングリコールモノメチルアセテート(PGMAc) 100質量部
続いて、下記組成の電子輸送層形成用のインク組成物を用い、コニカミノルタ社製のピエゾ方式インクジェットプリンターヘッド「KM1024i」を用いて、インクジェット印刷法による有機EL素子の製造方法に従って、25℃で、乾燥後の層厚が30nmとなる条件で、発光層上に射出したのち、120℃で30分間乾燥して、電子輸送層を形成した。
電子輸送性化合物M−33 0.3質量部
2、2、3、3−テトラフルオロ−1−プロパノール(TFPO) 100質量部
続いて、基板を大気に曝露することなく真空蒸着装置へ取り付けた。また、モリブデン製抵抗加熱ボートにフッ化ナトリウム及びフッ化カリウムをそれぞれ入れたものを真空蒸着装置に取り付け、真空槽を4×10−5Paまで減圧した後、前記ボートに通電して加熱してフッ化ナトリウムを0.02nm/秒で前記電子輸送層上に蒸着させて層厚1nmの薄膜を形成し、続けて同様にフッ化カリウムを0.02nm/秒で当該薄膜上に蒸着させて、層厚1.5nmの電子注入層を設けた。
引き続き、市販のロールラミネート装置を用いて封止部材を接着して、有機EL素子1を作製した。
〔有機EL素子2の作製〕
上記有機EL素子1の作製方法において、発光部の発光層を形成する際に、上記発光性ドーパント含有液の代わりに、下記ホスト化合物とリン光発光性ドーパントの混合液を用いた以外は同様の方法に従って有機EL素子2を作製した。
なお、発光層の厚さは33nmであった。また、発光層を形成する際に、上記溶媒によって溶解されずに残ったホスト層部分(すなわち非発光部の非発光層)の厚さは125nmであり、ホスト層の厚さ/発光層の厚さの比の値は3.8であった。
ホスト化合物:Host−1 2.3質量部
リン光発光性ドーパントDp−1 0.7質量部
プロピレングリコールモノメチルアセテート(PGMAc) 100質量部
〔有機EL素子3の作製〕
上記有機EL素子2の作製方法において、ホスト化合物の濃度を変更して、非発光層の厚さを表Iに示した厚さにした以外は同様の方法に従って有機EL素子3を作製した。
なお、発光層の厚さは13nmであった。また、発光層を形成する際に、上記溶媒によって溶解されずに残ったホスト層部分(すなわち非発光部の非発光層)の厚さは65nmであり、ホスト層の厚さ/発光層の厚さの比の値は5.2であった。
〔有機EL素子4の作製〕
上記有機EL素子2の作製方法において、ホスト化合物の濃度を変更して、非発光層の厚さを表Iに示した厚さにした以外は同様の方法に従って有機EL素子4を作製した。
なお、発光層の厚さは54nmであった。また、発光層を形成する際に、上記溶媒によって溶解されずに残ったホスト層部分(すなわち非発光部の非発光層)の厚さは150nmであり、ホスト層の厚さ/発光層の厚さの比の値は2.8であった。
〔有機EL素子5の作製〕
上記有機EL素子2の作製方法において、非発光層(ホスト層)の下に正孔輸送層を設けた以外は、同様にして有機EL素子5を作製した。
<正孔輸送層の形成>
上記陽極に、下記組成の正孔輸送層形成用のインク組成物を用い、コニカミノルタ社製のピエゾ方式インクジェットプリンターヘッド「KM1024i」を用いて、インクジェット印刷法による有機EL素子の製造方法に従って、25℃で、乾燥後の層厚が20nmとなる条件で射出したのち、120℃で30分間乾燥して、正孔輸送層を形成した。
〈正孔輸送層形成用のインク組成物〉
正孔輸送材料HT(重量平均分子量Mw=80000) 2.5質量部
テトラリン 500質量部
〔有機EL素子6の作製〕
上記有機EL素子2の作製方法において、非発光層(ホスト層)の溶媒を酢酸nプロピルに変更した以外は、同様にして有機EL素子6を作製した。
〔有機EL素子7の作製〕
上記有機EL素子2の作製方法において、ホスト化合物とリン光発光性ドーパントの混合液の溶媒をテトラリンに変更した以外は、同様にして有機EL素子6を作製した。
〔有機EL素子8の作製〕
上記有機EL素子2の作製方法において、非発光層(ホスト層)の溶媒をシクロヘキサノールに変更した以外は、同様にして有機EL素子8を作製した。
〔有機EL素子9の作製〕
上記有機EL素子2の作製方法において、ホスト層の材料をHost−2に変更した以外は、同様にして有機EL素子9を作製した。
〔有機EL素子10の作製〕
上記有機EL素子2の作製方法において、発光層を形成する際に、インクジェット印刷法の代わりにディスペンサー法を用いた以外は、上記有機EL素子2と同様にして作製した。
〔有機EL素子11の作製〕
上記有機EL素子2の作製方法において、ホスト層の材料をポリスチレン(分子量26万)に変更した以外は、同様にして有機EL素子11を作成した。
なお、発光層の厚さは29nmであった。また、発光層を形成する際に、上記溶媒によって溶解されずに残ったホスト層部分(すなわち非発光部の非発光層)の厚さは59nmであり、ホスト層の厚さ/発光層の厚さの比の値は2.0であった。
〔有機EL素子12の作製〕
上記有機EL素子2の作製方法において、ホスト化合物の濃度を変更して、非発光層の厚さを表Iに示した厚さにした以外は同様の方法に従って有機EL素子12を作製した。
なお、発光層の厚さは19nmであった。また、発光層を形成する際に、上記溶媒によって溶解されずに残ったホスト層部分(すなわち非発光部の非発光層)の厚さは25nmであり、ホスト層の厚さ/発光層の厚さの比の値は1.3であった。
〔有機EL素子13の作製〕
上記有機EL素子5の作製方法において、非発光層であるホスト層を設けなかった以外は同様の方法に従って有機EL素子13を作製した。
上記有機EL素子1〜13について、下記評価を行った。
(ドット径の評価)
ドット径の測定は、プリンターに付いているカメラを用いて測定した。
なお、下記基準に基づき相対評価した。
〇:120μ超〜140μ
△:140μ超〜160μ
×:160μ超
各有機EL素子を室温(約23℃)、2.5mA/cm2の定電流条件下による通電を行い、発光開始直後の発光輝度(L0)(cd/m2)を測定することにより、外部取り出し量子効率(EQE)を算出した。
◎:120以上
〇:105以上、120未満
△:95以上、105未満
×:95未満
各有機EL素子を、23℃、乾燥窒素の雰囲気下で、初期輝度として1000cd/m2を与える一定電流で連続駆動し、輝度が半減(500cd/m2)するのに要した時間を測定し、これを半減寿命時間(LT50)として素子寿命の指標とした。なお、半減寿命時間(LT50)は、有機EL素子8の測定値を100とした相対値で表した。
下記基準に基づき評価した。
◎:120以上
〇:105以上、120未満
△:95以上、105未満
×:95未満
通常の実験室内の蛍光灯点灯下で、所定の台上に発光面を上にして素子を置くとともに有機EL素子に5.3Vの電圧を印加して、カメラを経由してPC画面上でドットとドット以外の場所を目視で観察した。
〇:ドット以外の場所よりもドットの方がはるかに光っている。
△:ドット以外の場所が光っており、ドットが見にくい。
×:ドット以外の場所とドットの区別がつきにくい。
表中のDp−1はリン光発光性ドーパント含有液を表し、Host−1/Dp−1、又は、Host−2/Dp−1はホスト化合物とリン光発光性ドーパントの混合液を表す。
2 基材
3 第1電極(陽極)
4 正孔注入層
5 正孔輸送層
6 発光部
6a 発光層
6b 発光部の空孔
7 非発光部
7a非発光部の非発光層(ホスト層)
8 電子輸送層
9 電子注入層
10 第2電極(陰極)
11 取り出し電極(第1電極)
12 取り出し電極(第2電極)
13 封止用接着層
14 封止基材
1A 画像表示領域
1U 有機機能層ユニット
Dp 発光性ドーパント
Dp/Host 発光性ドーパントとホスト化合物の混合物
A 非発光部の層の厚さ
B 発光層の厚さ
30 インクジェットヘッド
31、39 ポンプ
32 フィルター
33 配管分岐
34 廃液タンク
35 制御部
36、37、38A、38B タンク
Claims (9)
- 基板上に、陽極と、少なくとも有機機能層と、陰極とを有する有機エレクトロルミネッセンス素子であって、
少なくとも前記有機機能層を含む画像表示領域内に、発光部と非発光部を有し、
前記発光部が、発光性ドーパントを含有する発光層を有し、
前記非発光部が、発光現象を視認できる量の発光性ドーパントを含有しない非発光層を有し、かつ、
前記非発光部の前記非発光層の厚さが、前記発光部の前記発光層の厚さよりも1.5倍以上厚いことを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス素子。 - 前記発光部が、前記発光層の表面より上側に溶媒の溶解作用によって形成された部分を有することを特徴とする請求項1に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
- 前記非発光部の非発光層の厚さをAとし、前記発光部の前記発光層の厚さをBとしたとき、下記関係式(1)を満たすことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
関係式(1):A/B=1.5〜5.5 - 前記発光層が、ホスト化合物と発光性ドーパントとを含有する層であることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
- 前記非発光層が、ホスト化合物を含有するが、発光現象を誘起する量の発光性ドーパントを含有しない有機機能層であることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
- 前記非発光層である前記有機機能層に含有されるホスト化合物の分子量が、1000以下であることを特徴とする請求項5に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
- 前記非発光層の下に、正孔輸送層が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
- 前記画像表示部領域内の表面に対して垂直方向から見たとき、当該画像表示部領域内にドット状に前記発光部が配置されていることを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
- 請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子を製造する有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法であって、
前記非発光部と前記発光部の形成において、
前記非発光層をインクジェット印刷法又はインクジェット印刷法以外のウェット・プロセスで形成する工程と、
発光性ドーパントを含有する前記発光層をインクジェット印刷法によって形成する工程とを有し、かつ、
前記非発光層の形成に用いる化合物含有液の溶媒の溶解度パラメーター値と前記発光層の形成に用いるインクの溶媒の溶解度パラメーター値との差が2以下であることを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法。
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