JP2021008172A - 鞍乗型車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】スロットル弁を駆動するモータと燃料噴射弁とを有する内燃機関を備えた鞍乗型車両を小型化すること。【解決手段】内燃機関15は、クランクケース2から前方および上方に延びるシリンダボディ3と、シリンダヘッド5から上方に延びる吸気管10と、スロットル弁11を駆動するモータ13と、を有する。燃料噴射弁12の少なくとも一部は、吸気管10の前方に配置されている。モータ13の少なくとも一部は、吸気管10の後方に配置されている。燃料噴射弁12の少なくとも一部およびスロットル弁11の少なくとも一部は、モータ13の上端13aよりも下方かつ下端13bよりも上方に配置されている。【選択図】図3
Description
本発明は、スロットル弁を駆動するモータと燃料噴射弁とを有する内燃機関を備えた鞍乗型車両に関する。
従来から、シリンダ軸線がクランクケースから前方かつ上方に延びる内燃機関を備えた鞍乗型車両が知られている。また、このような内燃機関において、吸気通路内に配置されたスロットル弁を駆動するモータと、吸気通路内に燃料を噴射する燃料噴射弁とを備えたものが知られている。例えば、特許文献1の図8に、そのような内燃機関が記載されている。特許文献1に記載された内燃機関によれば、吸気通路はシリンダヘッドから上方に延びている。モータは吸気通路の前方に配置され、燃料噴射弁は吸気通路の後方に配置されている。
上記内燃機関では、シリンダ軸線は前方かつ上方に延び、吸気通路はシリンダヘッドから上方に延びている。吸気通路の上流端部はエアクリーナに接続され、吸気通路の下流端部はシリンダヘッドに接続されている。シリンダヘッドの一部およびシリンダヘッドカバーの一部は、吸気通路の前方に配置されている。そのため、吸気通路の下流端部(すなわち、シリンダヘッドとの接続部分)の前方には、スペースの余裕がない。
スロットル弁を的確に駆動し、かつ、スロットル弁の応答性を高めるために、モータはスロットル弁の近傍に配置することが好ましい。しかし、スロットル弁を駆動するモータは、比較的大型の機器である。従来の内燃機関では、吸気通路の下流端部の前方にはスペースの余裕がないため、より上流端部の方にモータを配置することとしていた。その結果、スロットル弁と燃焼室との距離が長くなっていた。このことが、内燃機関の小型化を制約する要因となっていた。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、スロットル弁を駆動するモータと燃料噴射弁とを有する内燃機関を備えた鞍乗型車両を小型化することである。
ここに開示される鞍乗型車両は内燃機関を備えている。前記内燃機関は、車幅方向に延びるクランク軸を回転自在に支持するクランクケースと、前記クランクケースから前方および上方に延びるシリンダボディと、前記シリンダボディの内部に形成されたシリンダと、前記シリンダボディに接続されたシリンダヘッドと、前記シリンダヘッドの内部に形成され、前記シリンダの内部に向けて開口する吸気口と、前記シリンダヘッドに支持され、前記吸気口を開閉する吸気弁と、前記シリンダヘッドに回転自在に支持され、前記吸気弁を駆動する吸気カムと、前記シリンダヘッドの内部に形成され、前記吸気口に繋がる吸気ポートと、前記シリンダヘッドに接続され、前記シリンダヘッドから上方に延び、前記吸気ポートに繋がる吸気管と、前記吸気管の内部に配置されたスロットル弁と、前記スロットル弁と前記吸気口との間に配置された噴射孔を有する燃料噴射弁と、前記スロットル弁に連結され、前記スロットル弁を駆動するモータと、を有する。前記燃料噴射弁の少なくとも一部は、前記吸気管の前方に配置されている。前記モータの少なくとも一部は、前記吸気管の後方に配置されている。前記燃料噴射弁の少なくとも一部および前記スロットル弁の少なくとも一部は、前記モータの上端よりも下方かつ下端よりも上方に配置されている。
上記鞍乗型車両によれば、シリンダボディおよびシリンダヘッドはクランクケースから前方かつ上方に延び、吸気管はシリンダヘッドから上方に延びているため、吸気管のうちシリンダヘッドに近い部分の前方には、スペースの余裕がない。ところが、モータの少なくとも一部を吸気管の後方に配置することとした。そのため、モータを吸気管のうちシリンダヘッドに近い部分に配置することができた。また、上記鞍乗型車両によれば、燃料噴射弁の少なくとも一部を吸気管の前方に配置することとした。これにより、燃料噴射弁とモータとの干渉がなく、燃料噴射弁をコンパクトに配置することができた。更に、上記鞍乗型車両によれば、燃料噴射弁の少なくとも一部およびスロットル弁の少なくとも一部は、モータの上端よりも下方かつ下端よりも上方に配置されているので、モータ、燃料噴射弁、およびスロットル弁の全体の上下方向寸法を抑えることができる。よって、内燃機関を小型化することができ、ひいては鞍乗型車両を小型化することができる。
好ましい一態様によれば、前記吸気カムの少なくとも一部は、前記モータの上端よりも下方かつ下端よりも上方に配置されている。
上記態様によれば、モータ、燃料噴射弁、スロットル弁、およびシリンダヘッド(詳しくは、シリンダヘッドのうち吸気カムが設けられた部分)の全体の上下方向寸法を抑えることができるので、内燃機関を更に小型化することができる。
好ましい一態様によれば、前記吸気カムの回転中心と、前記燃料噴射弁の前記噴射孔と、前記スロットル弁の回転中心とは、前記モータの上端よりも下方かつ下端よりも上方に配置されている。
上記態様によれば、モータ、燃料噴射弁、スロットル弁、およびシリンダヘッドの全体の上下方向寸法を更に抑えることができるので、内燃機関を更に小型化することができる。
好ましい一態様によれば、前記燃料噴射弁および前記スロットル弁は、前記吸気カムの回転軌跡の前端よりも後方、かつ、前記モータの後端よりも前方に配置されている。
上記態様によれば、モータ、スロットル弁、燃料噴射弁、および吸気カムの全体の前後方向寸法を抑えることができるので、内燃機関を更に小型化することができる。
好ましい一態様によれば、前記燃料噴射弁および前記スロットル弁は、前記吸気カムの回転中心よりも後方、かつ、前記モータの中心よりも前方に配置されている。
上記態様によれば、モータ、スロットル弁、燃料噴射弁、および吸気カムの全体の前後方向寸法を更に抑えることができるので、内燃機関を更に小型化することができる。
好ましい一態様によれば、前記燃料噴射弁および前記スロットル弁は、前記吸気カムの回転中心よりも後方、かつ、前記クランク軸の回転中心よりも前方に配置されている。
上記態様によれば、モータ、スロットル弁、燃料噴射弁、および吸気カムの全体の前後方向寸法を抑えることができるので、内燃機関を更に小型化することができる。
好ましい一態様によれば、車両側面視において、前記吸気カムの回転中心を通りかつ前記シリンダの軸線と垂直な直線を第1の線、前記吸気口の中心を通りかつ前記シリンダの軸線と垂直な直線を第2の線としたときに、前記燃料噴射弁の前記噴射孔と前記スロットル弁の中心と前記モータの中心とは、前記第1の線と前記第2の線との間に配置されている。
上記態様によれば、シリンダ軸線に沿った方向に関して、モータ、スロットル弁、燃料噴射弁、および吸気カムの全体の寸法を抑えることができる。内燃機関を更に小型化することができる。
好ましい一態様によれば、車両側面視において、前記燃料噴射弁の前記噴射孔と前記スロットル弁の全体と前記モータの全体とは、前記第1の線と前記第2の線との間に配置されている。
上記態様によれば、シリンダ軸線に沿った方向に関して、モータ、スロットル弁、燃料噴射弁、および吸気カムの全体の寸法を更に抑えることができる。内燃機関を更に小型化することができる。
好ましい一態様によれば、前記吸気管の中心線は、前記吸気カムの回転中心よりも後方、かつ、前記モータの後端よりも前方に位置する。
上記態様によれば、吸気管の前後方向の寸法が小さい。内燃機関を更に小型化することができる。
好ましい一態様によれば、車両側面視において、前記シリンダの軸線が水平線となす角の角度は45度以上である。
上記態様によれば、シリンダの傾きが大きいため、シリンダボディおよびシリンダヘッドと吸気管との間のスペースが小さい。そのため、モータを吸気管のうちシリンダヘッドに近い部分に配置することができる等の前述の効果が、特に顕著となる。
好ましい一態様によれば、車両側面視において、前記燃料噴射弁の軸線が水平線となす角の角度は、前記シリンダの軸線が水平線となす角の角度よりも大きい。
上記態様によれば、燃料噴射弁は、より鉛直方向に沿った姿勢に配置されている。燃料噴射弁の前後方向の寸法を抑えることができる。そのため、シリンダヘッドと吸気管との間の小さなスペースに、燃料噴射弁をコンパクトに配置することができる。
好ましい一態様によれば、前記鞍乗型車両は、前記内燃機関を支持する車体フレームを備える。前記車体フレームは、車両側面視において前記スロットル弁の少なくとも一部、前記燃料噴射弁の少なくとも一部、および前記モータの少なくとも一部と重なるサイドフレームを有している。
前記鞍乗型車両によれば、燃料噴射弁の少なくとも一部は吸気管の前方に配置され、モータの少なくとも一部は吸気管の後方に配置されている。サイドフレームを燃料噴射弁およびモータに邪魔されずに、吸気管の側方に配置することができる。上記態様によれば、スロットル弁の少なくとも一部、燃料噴射弁の少なくとも一部、およびモータの少なくとも一部をサイドフレームの側方にコンパクトに配置することができる。また、スロットル弁、燃料噴射弁、モータ、およびサイドフレームの全体の上下方向の寸法を抑えることができる。これにより、鞍乗型車両を小型化することができる。
好ましい一態様によれば、前記鞍乗型車両は、前記吸気管よりも後方に配置された燃料タンクと、前記燃料タンクと前記燃料噴射弁とに接続された燃料ホースと、を備える。前記燃料ホースの一部は、前記吸気管の側方に配置されている。
上記態様によれば、燃料ホースは吸気管の側方を通って燃料タンクから燃料噴射弁に向けて延びている。モータは吸気管の後方に配置されているので、燃料ホースとモータとの干渉を避けることができる。
前記鞍乗型車両は、前記吸気管が接続された接続口を有するエアクリーナケースを備えていてもよい。
好ましい一態様によれば、前記内燃機関は、前記シリンダ内に配置されたピストンと、前記クランク軸に設けられたクランクピンと、前記ピストンと前記クランクピンとに連結されたコンロッドと、を備える。前記エアクリーナケースの前記接続口の少なくとも一部と、前記スロットル弁の少なくとも一部と、前記モータの少なくとも一部とは、前記クランクピンの回転軌跡の前端よりも後方、かつ、後端よりも前方に位置している。
上記態様によれば、エアクリーナケースの接続口、スロットル弁、およびモータの全体の前後方向寸法を抑えることができるので、鞍乗型車両を小型化することができる。
好ましい一態様によれば、前記燃料噴射弁の少なくとも一部は、前記エアクリーナケースの前記接続口の上端よりも下方、かつ、下端よりも上方に位置している。
上記態様によれば、エアクリーナケースの接続口と燃料噴射弁との上下方向の距離が短い。鞍乗型車両を小型化することができる。
好ましい一態様によれば、車両側面視において、前記モータの中心を通りかつ前記シリンダの軸線と平行な直線は、前記エアクリーナケースと重なる。
上記態様によれば、モータはエアクリーナケースの近くに配置されている。モータおよびエアクリーナケースをコンパクトに配置することができる。
好ましい一態様によれば、前記燃料噴射弁は、噴射方向が前記燃料噴射弁の軸線から前記吸気口の方に傾いた斜流インジェクタである。
上記態様によれば、燃料を吸気口に向けて効果的に噴射することができる。
好ましい一態様によれば、前記吸気弁は、前記吸気口を塞ぐ傘部と前記傘部から延びる棒状のステムとを含むポペットバルブからなっている。前記燃料噴射弁は、前記噴射孔から噴射方向に延びる直線が前記傘部と交わるように配置されている、
上記態様によれば、燃料を吸気口に向けて効果的に噴射することができる。
本発明によれば、スロットル弁を駆動するモータと燃料噴射弁とを有する内燃機関を備えた鞍乗型車両を小型化することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施形態に係る自動二輪車50の左側面図である。
以下の説明では特に断らない限り、前、後、左、右、上、下は、乗員が乗車せずかつ燃料および荷物が積み込まれていない自動二輪車50が水平面に直立した状態で静止している場合に、シート21に座った仮想的な乗員から見た前、後、左、右、上、下をそれぞれ意味するものとする。図中の符号F、Re、L、R、U、Dは、それぞれ前、後、左、右、上、下を表す。また、特に断らない限り前方とは、車両平面視において、車両中心線に沿って前向きに延びる方向だけでなく、当該方向から左右に45度以内の角度で傾いた方向も含まれるものとする。同様に、後方とは、車両平面視において、車両中心線に沿って後向きに延びる方向だけでなく、当該方向から左右に45度以内の角度で傾いた方向も含まれるものとする。左方とは、車両平面視において、車両中心線に対して垂直に左向きに延びる方向だけでなく、当該方向から前後に45度以内の角度で傾いた方向も含まれるものとする。右方とは、車両平面視において、車両中心線に対して垂直に右向きに延びる方向だけでなく、当該方向から前後に45度以内の角度で傾いた方向も含まれるものとする。上方とは、車両側面視において、鉛直上向きの方向だけでなく、当該方向から前後に45度以内の角度で傾いた方向も含まれるものとする。下方とは、車両側面視において、鉛直下向きの方向だけでなく、当該方向から前後に45度以内の角度で傾いた方向も含まれるものとする。
図1に示すように、自動二輪車50は、車体フレーム22と、前輪23と、後輪24と、内燃機関(以下、エンジンという)15と、外装カバー35Aに覆われたエアクリーナ35(図2参照)と、燃料タンク14と、シート21とを備えている。シート21は燃料タンク14の後方に配置されている。
車体フレーム22は、ヘッドパイプ26と、ヘッドパイプ26から後方かつ車幅方向の外方に延びる左右のサイドフレーム27と、左右のサイドフレーム27の後端から下方に延びる左右のダウンフレーム28とを含んでいる。ヘッドパイプ26には、ハンドル29が固定されたステアリングシャフト(図示せず)が左右に回動可能に支持されている。ステアリングシャフトはフロントフォーク30に固定されている。
前輪23はフロントフォーク30に支持されている。後輪24は、リアアーム31の後端部に支持されている。リアアーム31の前端部は、ピボット軸32により、ダウンフレーム28に上下に揺動可能に支持されている。前輪23は従動輪である。後輪24は、エンジン15によって駆動される駆動輪である。エンジン15と後輪24とは、チェーン33によって連結されている。チェーン33は動力伝達部材の一例である。ただし、エンジン15の動力を後輪24に伝達する動力伝達部材は、チェーン33に限定されず、伝動ベルト、ドライブシャフト等であってもよい。
図2は、車体フレーム22の一部、エンジン15、エアクリーナ35、および燃料タンク14の右側面図である。図3は、エンジン15およびエアクリーナ35の断面図である。図4は、エンジン15およびエアクリーナ35の一部の拡大断面図である。なお、図3および図4は、いずれも車幅方向と直交する断面図である。
図2に示すように、エンジン15は車体フレーム22に支持されている。図3に示すように、エンジン15は、クランク軸1と、クランクケース2と、シリンダボディ3と、シリンダヘッド5と、シリンダヘッドカバー36と、を備えている。また、エンジン15は、吸気弁7と、排気弁37と、吸気カム8と、排気カム38と、吸気管10と、排気管40(図1参照)と、燃料噴射弁12と、燃料噴射弁12Bと、スロットル弁11と、スロットル弁11を駆動するモータ13と、を備えている。
クランク軸1は車幅方向に延びている。クランク軸1はクランクケース2の内部に配置されている。クランクケース2はクランク軸1を回転自在に支持している。シリンダボディ3はクランクケース2から前方および上方に延びている。シリンダボディ3の内部にはシリンダ4が形成されている。シリンダ4の内部にはピストン18が配置されている。クランク軸1にはクランクピン19が設けられている。ピストン18およびクランクピン19にはコンロッド20が連結されている。ピストン18は、コンロッド20およびクランクピン19を介して、クランク軸1に連結されている。なお、符号67はバランサギアを示し、符号68はクラッチを示している。
本実施形態のエンジン15は、シリンダ4が比較的立ち上がった形態のエンジンである。図5に示すように、シリンダ軸線4cが水平線PLとなす角の角度θ1は、45度以上である。ただし、角度θ1の値は特に限定される訳ではない。θ1は45度未満であってもよい。
図4に示すように、シリンダヘッド5はシリンダボディ3に接続されている。シリンダヘッド5は、シリンダボディ3から前方および上方に延びている。シリンダヘッドカバー36はシリンダヘッド5に接続されている。シリンダヘッドカバー36は、シリンダヘッド5から前方および上方に延びている。シリンダヘッド5の内部には、シリンダ4の内部に向けて開口する吸気口6および排気口39が形成されている。また、シリンダヘッド5の内部には、吸気口6に繋がる吸気ポート9と、排気口39に繋がる排気ポート41とが形成されている。吸気弁7は、吸気口6を閉じる傘部42および傘部42から延びる軸状のステム43を有するポペットバルブにより構成されている。排気弁37もポペットバルブにより構成されている。吸気弁7および排気弁37は、ステム43の軸線方向に移動可能なようにシリンダヘッド5に支持されている。吸気弁7は吸気口6を開閉自在に塞ぎ、排気弁37は排気口39を開閉自在に塞いでいる。
吸気カム8および排気カム38は、シリンダヘッド5に回転自在に支持されている。吸気カム8は、回転することにより吸気弁7を駆動する。排気カム38は、回転することにより排気弁37を駆動する。吸気カム8の回転中心8cは、排気カム38の回転中心38cよりも後方かつ上方に位置している。
吸気管10は、シリンダヘッド5に接続されており、吸気ポート9に繋がっている。吸気管10は、空気を吸気ポート9に導くように構成されている。図3に示すように、吸気管10はシリンダヘッド5から上方に延びている。詳しくは、吸気管10は、シリンダヘッド5から上方かつ後方に延びている。吸気管10の前後方向の寸法は比較的小さくなっている。ここでは、吸気管10の中心線10cは、吸気カム8の回転中心8cよりも後方、かつ、モータ13の後端13rよりも前方に位置している。
吸気管10は、第1吸気管10Aおよび第2吸気管10Bを含んでいる。第1吸気管10Aは第2吸気管10Bの上方に配置されている。第1吸気管10Aは第2吸気管10Bよりも上流側に配置されている。第1吸気管10Aは第2吸気管10Bに着脱可能である。自動二輪車50は、第1吸気管10Aを駆動するアクチュエータ10Kを備えている。
アクチュエータ10Kが第1吸気管10Aを下方に移動させると、第1吸気管10Aは第2吸気管10Bに接続される。この場合、空気は、第1吸気管10Aの入口10Aiから吸い込まれ、第1吸気管10Aおよび第2吸気管10Bを通過してから、吸気ポート9に流入する。アクチュエータ10Kが第1吸気管10Aを上方に移動させると、第1吸気管10Aは第2吸気管10Bから離間する。この場合、空気は、第2吸気管10Bの入口10Biから吸い込まれ、第2吸気管10Bを通過してから、吸気ポート9に吸い込まれる。
第1吸気管10Aが第2吸気管10Bに接続されると、吸気管10の長さは、第1吸気管10Aの長さと第2吸気管10Bの長さとを足した長さとなる。第1吸気管10Aが第2吸気管10Bから離間すると、吸気管10の長さは第2吸気管10Bの長さに等しくなる。このように、吸気管10は、第1吸気管10Aを第2吸気管10Bに対して着脱させることにより、長さが可変である。ただし、吸気管10は必ずしも長さが可変でなくてもよい。第1吸気管10Aと第2吸気管10Bとは常時接続されていてもよい。第1吸気管10Aと第2吸気管10Bとは一体化されていてもよい。また、第1吸気管10Aは省略されていてもよい。
スロットル弁11は吸気管10(詳しくは、第2吸気管10B)の内部に配置されている。スロットル弁11は、モータ13により駆動される。モータ13は、スロットル弁11に動力伝達可能に連結している。モータ13の少なくとも一部は、吸気管10の後方に配置されている。ここでは、モータ13の全体が吸気管10の中心線10cよりも後方に配置されている。モータ13の全体は、吸気管10よりも後方に配置されている。
図4に示すように、燃料噴射弁12は吸気管10(詳しくは、第2吸気管10B)に取り付けられている。燃料噴射弁12は吸気管10から上方に延びるように取り付けられている。燃料噴射弁12は、鉛直上向きに延びるように取り付けられていてもよいが、ここでは図6に示すように、燃料噴射弁12の軸線12cは、水平線PLおよび鉛直線VLから傾いている。燃料噴射弁12の軸線12cが水平線PLとなす角の角度θ2は、シリンダ軸線4cが水平線PLとなす角の角度θ1(図5参照)よりも大きい。θ2>θ1である。
図4に示すように、燃料噴射弁12の一部は吸気管10の外部に配置され、燃料噴射弁12の他の一部は吸気管10の内部に配置されている。燃料噴射弁12の少なくとも一部は、吸気管10の前方に配置されている。燃料噴射弁12の全体は、吸気管10の中心線10cよりも前方に配置されている(図3参照)。燃料噴射弁12の噴射孔12aは、スロットル弁11と吸気口6との間に配置されている。噴射孔12aは、スロットル弁11よりも空気の流れ方向の下流側に配置されている。
本実施形態では図6に示すように、燃料噴射弁12は、燃料の噴射方向12sが燃料噴射弁12の軸線12cから傾いた斜流インジェクタである。ここでは、燃料噴射弁12の噴射方向12sは、燃料噴射弁12の軸線12cから吸気口6の方に傾いている。なお、厳密には、噴射された燃料は噴流となって分散するため、噴射方向は一方向ではない。ここで言う燃料噴射弁12の噴射方向とは、噴流の中心線の方向のことである。本実施形態では、燃料噴射弁12の噴射孔12aは、燃料噴射弁12の軸線12cから吸気口6の方に傾いた方向に開口している。噴射孔12aから噴射方向12sに延びる直線は、吸気弁7の傘部42と交差している。
燃料噴射弁12が燃料を噴射するタイミングは特に限定されない。燃料噴射弁12は、吸気弁7が開いているときに燃料を噴射してもよく、吸気弁7が閉じているときに燃料を噴射してもよい。本実施形態では、燃料噴射弁12は、吸気弁7が閉じているときに燃料を噴射し、吸気弁7が開いているときには燃料を噴射しない。燃料噴射弁12から噴射された燃料の一部は、吸気弁7の傘部42に付着した後、蒸発して空気と混ざり合う。
図5に仮想線で示すように、燃料噴射弁12と燃料タンク14とは燃料ホース16によって接続されている。本実施形態では、燃料タンク14は吸気管10よりも後方に配置され、燃料噴射弁12の根元部分は吸気管10よりも前方に配置されているので、燃料ホース16を吸気管10の後方から前方にまで延ばす必要がある。燃料ホース16は、吸気管10の側方を通って前方に延びている。詳しくは、燃料ホース16は、吸気管10の右方を通って前方に延びている。燃料ホース16の一部は、吸気管10の側方に配置されている。
図6の直線13aLは、モータ13の上端13aを通る水平線である。直線13bLは、モータ13の下端13bを通る水平線である。燃料噴射弁12の少なくとも一部およびスロットル弁11の少なくとも一部は、モータ13の上端13aよりも下方かつ下端13bよりも上方に配置されている。なお、本明細書では特に断らない限り、スロットル弁11の位置は、スロットル弁11が全閉状態(図3〜図6参照)にあるときの位置を意味するものとする。本実施形態では、燃料噴射弁12、スロットル弁11、およびモータ13は、上下方向に関して、互いに近い位置に配置されている。燃料噴射弁12、スロットル弁11、およびモータ13の全体の上下方向の寸法は小さくなっている。燃料噴射弁12、スロットル弁11、およびモータ13は、シリンダヘッドカバー36の上端36uよりも下方に配置されている。
吸気カム8の少なくとも一部は、モータ13の上端13aよりも下方かつ下端13bよりも上方に配置されている。本実施形態では吸気カム8も、上下位置に関して、燃料噴射弁12、スロットル弁11、およびモータ13に近い位置に配置されている。燃料噴射弁12、スロットル弁11、モータ13、および吸気カム8の全体の上下方向の寸法は小さくなっている。吸気カム8の回転中心8cと、燃料噴射弁12の噴射孔12aと、スロットル弁11の回転中心11cとは、モータ13の上端13aよりも下方かつ下端13bよりも上方に配置されている。
図6において、符号8dで表される仮想線は、吸気カム8の回転軌跡を表す。符号8fは回転軌跡8dの前端を表し、直線8fLは回転軌跡8dの前端8fを通る鉛直線である。直線13rLは、モータ13の後端13rを通る鉛直線である。燃料噴射弁12およびスロットル弁11は、吸気カム8の回転軌跡8dの前端8fよりも後方、かつ、モータ13の後端13rよりも前方に配置されている。
図6において、直線8cLは、吸気カム8の回転中心8cを通る鉛直線である。直線13cLは、モータ13の中心13cを通る鉛直線である。なお、モータ13の中心13cとは、モータ13の回転子(図示せず)の回転中心のことである。燃料噴射弁12およびスロットル弁11は、吸気カム8の回転中心8cよりも後方、かつ、モータ13の中心13cよりも前方に配置されている。
図6において、直線1cLは、クランク軸1の回転中心1cを通る鉛直線である。燃料噴射弁12およびスロットル弁11は、吸気カム8の回転中心8cよりも後方、かつ、クランク軸1の回転中心1cよりも前方に配置されている。
図3に示すように車両側面視において、モータ13の少なくとも一部はサイドフレーム27と重なっている。また、車両側面視において、スロットル弁11の少なくとも一部はサイドフレーム27と重なっている。車両側面視において、燃料噴射弁12の少なくとも一部はサイドフレーム27と重なっている。車両側面視において、吸気カム8の少なくとも一部はサイドフレーム27と重なっている。ここでは、車両側面視において、燃料噴射弁12の全体がサイドフレーム27と重なり、吸気カム8の全体がサイドフレーム27と重なっている。
図6に示すように車両側面視において、吸気カム8の回転中心8cを通りかつシリンダ軸線4cと垂直な直線を第1の線L1とする。車両側面視において、吸気口6の中心6cを通りかつシリンダ軸線4cと垂直な直線を第2の線L2とする。燃料噴射弁12の噴射孔12aと、スロットル弁11の中心11cと、モータ13の中心13cとは、第1の線L1と第2の線L2との間に配置されている。ここでは車両側面視において、燃料噴射弁12の噴射孔12aと、スロットル弁11の全体と、モータ13の全体とは、第1の線L1と第2の線L2との間に配置されている。
図3に示すように、エアクリーナ35は、エアクリーナケース17と、エアクリーナケース17の内部に配置されたエレメント45とを有している。エアクリーナケース17は、空気が流入する流入口17bと、吸気管10が接続された接続口17aとを有している。吸気管10の上部は、接続口17aを通じてエアクリーナケース17の内部に挿入されている。空気は、流入口17bからエアクリーナケース17の内部に流入し、エレメント45を通過することによって浄化された後、吸気管10に吸い込まれる。
モータ13、スロットル弁11、燃料噴射弁12、および吸気カム8は、エアクリーナ35の下方に位置している。モータ13、スロットル弁11、燃料噴射弁12、および吸気カム8は、エアクリーナケース17の前端よりも後方、かつ、後端よりも前方に配置されている。
図5において、直線17uLは、エアクリーナケース17の接続口17aの上端17uを通る水平線である。直線17dLは、エアクリーナケース17の接続口17aの下端17dを通る水平線である。燃料噴射弁12の少なくとも一部は、エアクリーナケース17の接続口17aの上端17uよりも下方、かつ、下端17dよりも上方に位置している。
図5において、符号19dで表される仮想線は、クランクピン19の回転軌跡を表している。すなわち、クランク軸1の回転に伴ってクランクピン19はクランク軸1の中心周りに旋回するが、仮想線19dは、クランクピン19のうちクランク軸1の中心から最も遠い部分の輪郭が描く軌跡を表している。直線19fLは、クランクピン19の回転軌跡19dの前端19fを通る鉛直線である。直線19rLは、クランクピン19の回転軌跡19dの後端19rを通る鉛直線である。エアクリーナケース17の接続口17aの少なくとも一部と、スロットル弁11の少なくとも一部と、モータ13の少なくとも一部とは、クランクピン19の回転軌跡19dの前端19fよりも後方、かつ、後端19rよりも前方に位置している。
図5において、直線L3は、車両側面視においてモータ13の中心13cを通りかつシリンダ軸線4cと平行な直線である。車両側面視において、モータ13の中心13cを通りかつシリンダ軸線4cと平行な直線L3は、エアクリーナケース17と重なっている。
以上が自動二輪車50の構成である。次に、本実施形態に係る自動二輪車50が奏する様々な効果について説明する。
本実施形態に係る自動二輪車50によれば、図3に示すように、エンジン15のシリンダボディ3およびシリンダヘッド5はクランクケース2から前方かつ上方に延び、吸気管10はシリンダヘッド5から上方に延びている。そのため、吸気管10のうちシリンダヘッド5に近い部分の前方には、スペースの余裕がない。車両側面視において、吸気管10とシリンダヘッド5との間には、V字状の小さなスペースしかない。
ところが、本実施形態では、従来は吸気管10の前方に配置されていたモータ13を、吸気管10の後方に配置することとした。そのため、モータ13を吸気管10のうちシリンダヘッド5に近い部分に配置することができた。
また、本実施形態では、従来は吸気管10の後方に配置されていた燃料噴射弁12を、吸気管10の前方に配置することとした。これにより、燃料噴射弁12とモータ13とが干渉せず、燃料噴射弁12をコンパクトに配置することができた。
更に、本実施形態によれば、図6に示すように、燃料噴射弁12の少なくとも一部およびスロットル弁11の少なくとも一部は、モータ13の上端13aよりも下方かつ下端13bよりも上方に配置されている。モータ13、燃料噴射弁12、およびスロットル弁11の全体の上下方向寸法は小さい。よって、エンジン15を小型化することができ、ひいては自動二輪車50を小型化することができる。
本実施形態によれば、モータ13を吸気管10のうちシリンダヘッド5に近い部分に配置することができるので、モータ13とスロットル弁11との間の動力伝達経路を長くしなくても、スロットル弁11をシリンダヘッド5に近い位置に配置することができる。よって、スロットル弁11と吸気口6との間の距離を短くすることができる。これにより、エンジン15を小型化することができると共に、スロットル弁11の開度の変化に対するエンジン15の出力の応答性を高めることができ、エンジン15を高性能化することができる。
本実施形態によれば、更に、吸気カム8の少なくとも一部は、モータ13の上端13aよりも下方かつ下端13bよりも上方に配置されている。よって、モータ13、燃料噴射弁12、スロットル弁11、およびシリンダヘッド5(詳しくは、シリンダヘッド5のうち吸気カム8が設けられた部分)の全体の上下方向寸法を抑えることができるので、エンジン15を更に小型化することができる。
特に限定される訳ではないが、本実施形態によれば、吸気カム8の回転中心8cと、燃料噴射弁12の噴射孔12aと、スロットル弁11の回転中心11cとは、モータ13の上端13aよりも下方かつ下端13bよりも上方に配置されている。これにより、エンジン15を更に小型化することができる。
本実施形態によれば、燃料噴射弁12およびスロットル弁11は、吸気カム8の回転軌跡の前端8fよりも後方、かつ、モータ13の後端13rよりも前方に配置されている。特に限定される訳ではないが、燃料噴射弁12およびスロットル弁11は、吸気カム8の回転中心8cよりも後方、かつ、モータ13の中心13cよりも前方に配置されている。燃料噴射弁12およびスロットル弁11は、吸気カム8の回転中心8cよりも後方、かつ、クランク軸1の回転中心1cよりも前方に配置されている。本実施形態によれば、モータ13、スロットル弁11、燃料噴射弁12、および吸気カム8の全体の前後方向寸法は小さい。したがって、エンジン15を更に小型化することができる。
本実施形態によれば、車両側面視において、燃料噴射弁12の噴射孔12aとスロットル弁11の中心11cとモータ13の中心13cとは、吸気カム8の回転中心8cを通りかつシリンダ軸線4cと垂直な第1の線L1と、吸気口6の中心6cを通りかつシリンダ軸線4cと垂直な第2の線L2との間に配置されている。特に限定される訳ではないが、車両側面視において、燃料噴射弁12の噴射孔12aとスロットル弁11の全体とモータ13の全体とは、第1の線L1と第2の線L1との間に配置されている。本実施形態によれば、シリンダ軸線4cに沿った方向に関して、モータ13、スロットル弁11、燃料噴射弁12、および吸気カム8の全体の寸法を抑えることができる。よって、エンジン15を更に小型化することができる。
本実施形態によれば、図3に示すように、吸気管10の中心線10cは、吸気カム8の回転中心8cよりも後方、かつ、モータ13の後端13rよりも前方に位置する。本実施形態によれば、吸気管10の前後方向の寸法は小さい。よって、エンジン15を更に小型化することができる。
本実施形態によれば、図5に示すように、車両側面視において、シリンダ軸線4cが水平線PLとなす角の角度θ1は45度以上である。自動二輪車50では、シリンダ4の傾きが大きいため、シリンダボディ3およびシリンダヘッド5と吸気管10との間のスペースが小さい。そのため、モータ13を吸気管10のうちシリンダヘッド5に近い部分に配置することができる等の前述の効果が、特に顕著となる。
本実施形態によれば、図6に示すように車両側面視において、燃料噴射弁12の軸線12cが水平線PLとなす角の角度θ2は、シリンダ軸線4cが水平線PLとなす角の角度θ1(図5参照)よりも大きい。燃料噴射弁12は、より鉛直方向に沿った姿勢に配置されている。そのため、燃料噴射弁12の前後方向の寸法は小さい。よって、シリンダヘッド5と吸気管10との間のV字状の小さなスペースに、燃料噴射弁12をコンパクトに配置することができる。
本実施形態によれば、燃料噴射弁12の少なくとも一部は吸気管10の前方に配置され、モータ13の少なくとも一部は吸気管10の後方に配置されている。よって、サイドフレーム27を燃料噴射弁12およびモータ13に邪魔されずに、吸気管10の側方に配置することができる。本実施形態によれば、スロットル弁11の少なくとも一部、燃料噴射弁12の少なくとも一部、およびモータ13の少なくとも一部は、車両側面視においてサイドフレーム27と重なっており(図3参照)、サイドフレーム27の側方にコンパクトに配置されている。スロットル弁11、燃料噴射弁12、モータ13、およびサイドフレーム27の全体の上下方向の寸法は小さい。これにより、自動二輪車50を小型化することができる。
ところで、本実施形態では、燃料噴射弁12を吸気管10の前方に配置することとしたので、吸気管10の後方に配置された燃料タンク14と燃料噴射弁12とをつなぐ燃料ホース16を、吸気管10の後方から前方に延ばす必要がある。しかし、本実施形態によれば、燃料ホース16は吸気管10の側方を通って燃料タンク14から燃料噴射弁12に向けて延びている。モータ13は吸気管10の後方に配置されているので、燃料ホース16とモータ13とが干渉してしまうことを容易に避けることができる。
本実施形態によれば、図5に示すように、エアクリーナケース17の接続口17aの少なくとも一部と、スロットル弁11の少なくとも一部と、モータ13の少なくとも一部とは、クランクピン19の回転軌跡19dの前端19fよりも後方、かつ、後端19rよりも前方に位置している。エアクリーナケース17の接続口17a、スロットル弁11、およびモータ13の全体の前後方向寸法は小さい。よって、自動二輪車50を小型化することができる。
本実施形態によれば、燃料噴射弁12の少なくとも一部は、エアクリーナケース17の接続口17aの上端17uよりも下方、かつ、下端17dよりも上方に位置している。エアクリーナケース17の接続口17aと燃料噴射弁12との上下方向の距離は短い。よって、自動二輪車50を小型化することができる。
本実施形態によれば、車両側面視において、モータ13の中心13cを通りかつシリンダ軸線4cと平行な直線L3は、エアクリーナケース17と重なる。モータ13はエアクリーナケース17の近くに配置されている。モータ13およびエアクリーナケース17をコンパクトに配置することができるので、自動二輪車50を小型化することができる。
本実施形態によれば、図6に示すように、燃料噴射弁12は、噴射方向12sが燃料噴射弁12の軸線12cから吸気口6の方に傾いた斜流インジェクタである。燃料噴射弁12は、噴射孔12aから噴射方向12sに延びる直線が吸気弁7の傘部42と交わるように配置されている。そのため、燃料を吸気口6に向けて効果的に噴射することができる。
以上、一実施形態について説明したが、上記実施形態は単なる例示であり、他にも様々な実施形態が可能である。
内燃機関は、複数のシリンダ4を備えた多気筒の内燃機関であってもよく、シリンダ4を一つのみ備えた単気筒の内燃機関であってもよい。内燃機関は、水冷式の内燃機関であってもよく、空冷式の内燃機関であってもよい。
サイドフレーム27は、必ずしも車両側面視においてスロットル弁11の少なくとも一部、燃料噴射弁12の少なくとも一部、およびモータ13の少なくとも一部と重なっていなくてもよい。
燃料噴射弁12は斜流インジェクタでなくてもよい。燃料噴射弁12の噴射方向12sに延びる直線は、吸気弁7の傘部42と交わっていなくてもよい。
鞍乗型車両とは、乗員が跨がって乗車する車両のことである。自動二輪車は鞍乗型車両の一例であるが、鞍乗型車両は自動二輪車に限定されない。鞍乗型車両には、自動二輪車の他、自動三輪車、ATV(All Terrain Vehicle)などが含まれる。
ここに用いられた用語及び表現は、説明のために用いられたものであって限定的に解釈するために用いられたものではない。ここに示されかつ述べられた特徴事項の如何なる均等物をも排除するものではなく、本発明のクレームされた範囲内における各種変形をも許容するものであると認識されなければならない。本発明は、多くの異なった形態で具現化され得るものである。この開示は本発明の原理の実施形態を提供するものと見なされるべきである。それらの実施形態は、本発明をここに記載しかつ/又は図示した好ましい実施形態に限定することを意図するものではないという了解のもとで、実施形態がここに記載されている。ここに記載した実施形態に限定されるものではない。本発明は、この開示に基づいて当業者によって認識され得る、均等な要素、修正、削除、組み合わせ、改良及び/又は変更を含むあらゆる実施形態をも包含する。クレームの限定事項はそのクレームで用いられた用語に基づいて広く解釈されるべきであり、本明細書あるいは本願のプロセキューション中に記載された実施形態に限定されるべきではない。
1…クランク軸、2…クランクケース、3…シリンダボディ、4…シリンダ、5…シリンダヘッド、6…吸気口、7…吸気弁、8…吸気カム、9…吸気ポート、10…吸気管、11…スロットル弁、12…燃料噴射弁、12a…噴射孔、13…モータ、14…燃料タンク、15…内燃機関、16…燃料ホース、17…エアクリーナケース、17a…接続口、18…ピストン、19…クランクピン、20…コンロッド、22…車体フレーム、27…サイドフレーム、42…傘部、43…ステム、50…自動二輪車(鞍乗型車両)
Claims (19)
- 車幅方向に延びるクランク軸を回転自在に支持するクランクケースと、
前記クランクケースから前方および上方に延びるシリンダボディと、
前記シリンダボディの内部に形成されたシリンダと、
前記シリンダボディに接続されたシリンダヘッドと、
前記シリンダヘッドの内部に形成され、前記シリンダの内部に向けて開口する吸気口と、
前記シリンダヘッドに支持され、前記吸気口を開閉する吸気弁と、
前記シリンダヘッドに回転自在に支持され、前記吸気弁を駆動する吸気カムと、
前記シリンダヘッドの内部に形成され、前記吸気口に繋がる吸気ポートと、
前記シリンダヘッドに接続され、前記シリンダヘッドから上方に延び、前記吸気ポートに繋がる吸気管と、
前記吸気管の内部に配置されたスロットル弁と、
前記スロットル弁と前記吸気口との間に配置された噴射孔を有する燃料噴射弁と、
前記スロットル弁に連結され、前記スロットル弁を駆動するモータと、を有する内燃機関を備え、
前記燃料噴射弁の少なくとも一部は、前記吸気管の前方に配置され、
前記モータの少なくとも一部は、前記吸気管の後方に配置され、
前記燃料噴射弁の少なくとも一部および前記スロットル弁の少なくとも一部は、前記モータの上端よりも下方かつ下端よりも上方に配置されている、鞍乗型車両。 - 前記吸気カムの少なくとも一部は、前記モータの上端よりも下方かつ下端よりも上方に配置されている、請求項1に記載の鞍乗型車両。
- 前記吸気カムの回転中心と、前記燃料噴射弁の前記噴射孔と、前記スロットル弁の回転中心とは、前記モータの上端よりも下方かつ下端よりも上方に配置されている、請求項1または2に記載の鞍乗型車両。
- 前記燃料噴射弁および前記スロットル弁は、前記吸気カムの回転軌跡の前端よりも後方、かつ、前記モータの後端よりも前方に配置されている、請求項1〜3のいずれか一つに記載の鞍乗型車両。
- 前記燃料噴射弁および前記スロットル弁は、前記吸気カムの回転中心よりも後方、かつ、前記モータの中心よりも前方に配置されている、請求項1〜4のいずれか一つに記載の鞍乗型車両。
- 前記燃料噴射弁および前記スロットル弁は、前記吸気カムの回転中心よりも後方、かつ、前記クランク軸の回転中心よりも前方に配置されている、請求項1〜5のいずれか一つに記載の鞍乗型車両。
- 車両側面視において、前記吸気カムの回転中心を通りかつ前記シリンダの軸線と垂直な直線を第1の線、前記吸気口の中心を通りかつ前記シリンダの軸線と垂直な直線を第2の線としたときに、前記燃料噴射弁の前記噴射孔と前記スロットル弁の中心と前記モータの中心とは、前記第1の線と前記第2の線との間に配置されている、請求項1〜6のいずれか一つに記載の鞍乗型車両。
- 車両側面視において、前記燃料噴射弁の前記噴射孔と前記スロットル弁の全体と前記モータの全体とは、前記第1の線と前記第2の線との間に配置されている、請求項1〜7のいずれか一つに記載の鞍乗型車両。
- 前記吸気管の中心線は、前記吸気カムの回転中心よりも後方、かつ、前記モータの後端よりも前方に位置する、請求項1〜8のいずれか一つに記載の鞍乗型車両。
- 車両側面視において、前記シリンダの軸線が水平線となす角の角度は45度以上である、請求項1〜9のいずれか一つに記載の鞍乗型車両。
- 車両側面視において、前記燃料噴射弁の軸線が水平線となす角の角度は、前記シリンダの軸線が水平線となす角の角度よりも大きい、請求項1〜10のいずれか一つに記載の鞍乗型車両。
- 前記内燃機関を支持する車体フレームを備え、
前記車体フレームは、車両側面視において前記スロットル弁の少なくとも一部、前記燃料噴射弁の少なくとも一部、および前記モータの少なくとも一部と重なるサイドフレームを有している、請求項1〜11のいずれか一つに記載の鞍乗型車両。 - 前記吸気管よりも後方に配置された燃料タンクと、
前記燃料タンクと前記燃料噴射弁とに接続された燃料ホースと、を備え、
前記燃料ホースの一部は、前記吸気管の側方に配置されている、請求項1〜12のいずれか一つに記載の鞍乗型車両。 - 前記吸気管が接続された接続口を有するエアクリーナケースを備えている、請求項1〜13のいずれか一つに記載の鞍乗型車両。
- 前記内燃機関は、
前記シリンダ内に配置されたピストンと、
前記クランク軸に設けられたクランクピンと、
前記ピストンと前記クランクピンとに連結されたコンロッドと、を備え、
前記エアクリーナケースの前記接続口の少なくとも一部と、前記スロットル弁の少なくとも一部と、前記モータの少なくとも一部とは、前記クランクピンの回転軌跡の前端よりも後方、かつ、後端よりも前方に位置している、請求項14に記載の鞍乗型車両。 - 前記燃料噴射弁の少なくとも一部は、前記エアクリーナケースの前記接続口の上端よりも下方、かつ、下端よりも上方に位置している、請求項14または15に記載の鞍乗型車両。
- 車両側面視において、前記モータの中心を通りかつ前記シリンダの軸線と平行な直線は、前記エアクリーナケースと重なる、請求項14〜16のいずれか一つに記載の鞍乗型車両。
- 前記燃料噴射弁は、噴射方向が前記燃料噴射弁の軸線から前記吸気口の方に傾いた斜流インジェクタである、請求項1〜17のいずれか一つに記載の鞍乗型車両。
- 前記吸気弁は、前記吸気口を塞ぐ傘部と前記傘部から延びる棒状のステムとを含むポペットバルブからなり、
前記燃料噴射弁は、前記噴射孔から噴射方向に延びる直線が前記傘部と交わるように配置されている、請求項18に記載の鞍乗型車両。
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| EP3757382B1 (en) | 2024-10-23 |
| EP3757382A1 (en) | 2020-12-30 |
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