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JP2021088012A - ハンド装置 - Google Patents

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JP2021088012A
JP2021088012A JP2019218382A JP2019218382A JP2021088012A JP 2021088012 A JP2021088012 A JP 2021088012A JP 2019218382 A JP2019218382 A JP 2019218382A JP 2019218382 A JP2019218382 A JP 2019218382A JP 2021088012 A JP2021088012 A JP 2021088012A
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深谷 直樹
Naoki Fukaya
直樹 深谷
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    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
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Abstract

【課題】種々の用途に対応できる簡素な構造のハンド装置を提供する。【解決手段】本発明の一つの実施形態に係るハンド装置は、第1の指が取り外し可能に取り付けられる取付部、を有する基体と、前記基体に接続され、前記第1の指に近づくように動くことが可能な第2の指と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、ハンド装置に関する。
例えばロボットの手として、複数の指を有するハンド装置が知られる。ハンド装置は、例えば、アクチュエータにより駆動され、互いに近付き又は離れるように移動する二つの指を有する。指の先端部は、例えば、ハンド装置が把持する物体に応じて交換することができる。
一方で、ハンド装置の全ての指が動き、全ての指の先端部が交換可能である場合、ハンド装置の構造が複雑化する虞がある。
特開平7−328869号公報
本発明が解決する課題の一例は、種々の用途に対応できる簡素な構造のハンド装置を提供することである。
本発明の一つの実施形態に係るハンド装置は、第1の指が取り外し可能に取り付けられる取付部、を有する基体と、前記基体に接続され、前記第1の指に近づくように動くことが可能な第2の指と、を備える。
図1は、第1の実施形態に係るハンド装置を概略的に示す平面図である。 図2は、第1の実施形態の第2の指を概略的に示す断面図である。 図3は、第1の実施形態の物体を把持するハンド装置の一例を概略的に示す平面図である。 図4は、第1の実施形態の物体を把持するハンド装置の他の例を概略的に示す平面図である。 図5は、第2の実施形態に係るハンド装置を概略的に示す側面図である。 図6は、第3の実施形態に係るハンド装置を概略的に示す側面図である。 図7は、第4の実施形態に係るハンド装置を概略的に示す平面図である。 図8は、第5の実施形態に係るハンド装置を概略的に示す平面図である。
(第1の実施形態)
以下に、第1の実施形態について、図1乃至図4を参照して説明する。なお、本明細書において、実施形態に係る構成要素及び当該要素の説明が、複数の表現で記載されることがある。構成要素及びその説明は、一例であり、本明細書の表現によって限定されない。構成要素は、本明細書におけるものとは異なる名称で特定され得る。また、構成要素は、本明細書の表現とは異なる表現によって説明され得る。
図1は、第1の実施形態に係るハンド装置10を概略的に示す平面図である。本実施形態のハンド装置10は、ロボット1に搭載される、いわゆるロボットハンドである。ハンド装置10は、例えば、グリッパとも称され得る。
ロボット1は、例えば、支持台からアームが延びた産業用ロボットであっても良いし、人型の体を有する人間型ロボットであっても良い。なお、ハンド装置10は、人間が装着可能な義手のような、他の装置に搭載されても良い。
本実施形態のロボット1は、制御部2と、ハンド装置10とを有する。制御部2は、ハンド装置10を制御する。制御部2は、例えば、Central Processing Unit(CPU)のような処理装置と、Random Access Memory(RAM)やRead Only Memory(ROM)のようなメモリと、Hard Disk Drive(HDD)又はSolid State Drive(SSD)のような補助記憶装置と、を有するコンピュータである。制御部2は、バッテリのような電源を有しても良い。また、電源はロボット1の外部に設けられても良い。なお、制御部2がハンド装置10に設けられなくても良い。
ハンド装置10は、駆動部11と、基体12と、第1の指13と、第2の指14と、伝達機構15とを有する。すなわち、本実施形態のハンド装置10は、第1及び第2の指13,14という二本の指を有する。なお、ハンド装置10は、この例に限られず、人間の手のように五本の指を有しても良い。第1の指13は、固定指又は受動指とも称され得る。第2の指14は、可動指又は能動指とも称され得る。
各図面に示されるように、本明細書において、便宜上、X軸、Y軸及びZ軸が定義される。X軸とY軸とZ軸とは、互いに直交する。X軸は、ハンド装置10の幅に沿って設けられる。Y軸は、ハンド装置10の長さに沿って設けられる。Z軸は、ハンド装置10の厚さに沿って設けられる。
さらに、本明細書において、X方向、Y方向及びZ方向が定義される。X方向は、X軸に沿う方向であって、X軸の矢印が示す+X方向と、X軸の矢印の反対方向である−X方向とを含む。Y方向は、Y軸に沿う方向であって、Y軸の矢印が示す+Y方向と、Y軸の矢印の反対方向である−Y方向とを含む。Z方向は、Z軸に沿う方向であって、Z軸の矢印が示す+Z方向と、Z軸の矢印の反対方向である−Z方向とを含む。
本実施形態の駆動部11は、アクチュエータ21と、駆動部品22とを有する。アクチュエータ21は、例えば、サーボモータである。なお、アクチュエータ21は、この例に限らず、ソレノイド、動力シリンダ、及びリニアアクチュエータのような、他のアクチュエータであっても良い。本実施形態のアクチュエータ21は、駆動軸21aを有する。アクチュエータ21は、駆動軸21aを、当該駆動軸21aの中心軸Axdまわりに回転駆動させることができる。
本実施形態の駆動部品22は、中心軸Axdと略直交する円盤状に形成される。なお、駆動部品22は、この例に限られず、他の形状に形成されても良い。本実施形態において、駆動部品22は、アクチュエータ21の駆動軸21aに取り付けられる。なお、駆動部品22は、他の部品に回転可能に支持されても良い。この場合、例えば、アクチュエータ21の駆動軸21aは、種々の伝達機構を介して駆動部品22を回転させる。
アクチュエータ21は、駆動軸21a及び駆動部品22を、第1の方向D1及び第2の方向D2に選択的に回転駆動させることが可能である。言い換えると、駆動部品22は、第1の方向D1と第2の方向D2とに動くことが可能である。
本実施形態において、第1の方向D1は、中心軸Axdまわりに回転する一方向である。第2の方向D2は、第1の方向D1の反対方向であり、中心軸Axdまわりに回転する他方向である。図1の例において、第1の方向D1は反時計回り方向であり、第2の方向D2は時計回り方向である。
本実施形態のアクチュエータ21は、制御部2に電気的に接続される。制御部2は、アクチュエータ21を制御するドライバを有する。例えば、制御部2がアクチュエータ21の端子に電圧を印加することで、当該電圧に応じて、アクチュエータ21が駆動軸21aを第1の方向D1又は第2の方向に回転駆動させる。
本実施形態において、基体12は、例えば、筐体31と、取付部32と、接続部33とを有する。筐体31は、略箱状に形成される。筐体31にアクチュエータ21が取り付けられるとともに、筐体31の内部に駆動軸21a及び駆動部品22が配置される。
取付部32は、+Y方向における筐体31の端部31aに設けられる。+Y方向における取付部32の端面32aに、挿入孔35が設けられる。挿入孔35は、例えば、略四角形の孔である。なお、取付部32はこの例に限られない。
接続部33は、+Y方向における筐体31の端部31aに設けられる。すなわち、取付部32及び接続部33は、筐体31の共通の端部31aに設けられる。なお、取付部32と接続部33とが、筐体31の互いに異なる部分に設けられても良い。
接続部33は、取付部32から、+X方向に離間している。取付部32と接続部33との間において、筐体31に挿通口31bが設けられる。挿通口31bは、+Y方向における筐体31の端部31aに開口し、筐体31の内部と外部とを連通する。
第1の指13は、取付部32に取り外し可能に取り付けられる。本実施形態の第1の指13は、挿入部36を有する。挿入部36は、取付部32の挿入孔35に対応する形状を有する。例えば、挿入部36は、略直方体状に形成される。挿入部36が取付部32の挿入孔35に挿入されることで、第1の指13は、取付部32に取り外し可能に取り付けられる。
本実施形態の第1の指13は、+Y方向(取り外し方向)に移動することで、挿入部36を取付部32の挿入孔35から抜くことができる。これにより、第1の指13は、取付部32から容易に取り外される。一方で、取付部32は、挿入孔35の内面で第1の指13の挿入部36に接触することで、取り外し方向と異なる方向に第1の指13が移動することを制限する。例えば、取付部32の挿入孔35の内面は、第1の指13がX方向又はY方向に移動することを制限するように、挿入部36を支持する。
第1の指13は、取付部32に、上述の方法と異なる方法で取り外し可能に取り付けられても良い。例えば、第1の指13は、取付部32に、チャック、フック、及びスクリューのような種々の手段により取り外し可能に取り付けられ得る。
第2の指14は、接続部33に接続される。本実施形態において、第2の指14は、恒常的に接続部33に接続される。第2の指14は、接続部33から取り外し可能であっても良い。しかしこの場合でも、第1の指13は、第2の指14よりも容易に基体12から取り外されることができる。例えば、第2の指14が接続部33から取り外される場合、第2の指14にネジの取り外しや分解が行われる。
図2は、第1の実施形態の第2の指14を概略的に示す断面図である。図2に示すように、本実施形態の第2の指14は、第1の部分41、第2の部分42、第3の部分43、回転板44、第1のロッド45、及び第2のロッド46を有する。第2の部分42は、第2の指の先端部の一例である。
本実施形態において、第1の部分41は、人間の指の基節骨に相当する部分を形成する。第2の部分42は、人間の指の末節骨に相当する部分を形成する。第3の部分43は、人間の指の中節骨に相当する部分を形成する。つまり、第1の部分41は、第2の指14のうち、基体12に最も近い位置にある部分である。また、第2の部分42は第2の指14の先端にあり、第3の部分43は第1の部分41と第2の部分42の間にある。
第1の部分41、第2の部分42、及び第3の部分43はそれぞれ、基端部41a,42a,43aと、先端部41b,42b,43bと、を有する。基端部41a,42a,43aは、基体12に近い第1の部分41、第2の部分42、及び第3の部分43の端部である。先端部41b,42b,43bは、基体12から遠い第1の部分41、第2の部分42、及び第3の部分43の端部である。
第3の部分43の基端部43aに、Z方向に延びる接続軸51が設けられている。第1の部分41の先端部41bは、接続軸51の中心軸Axb1まわりに回転可能に、接続軸51に接続される。すなわち、接続軸51は、第1の部分41と第3の部分43との間の関節である。
第2の部分42の基端部42aに、Z方向に延びる接続軸52が設けられる。第3の部分43の先端部43bは、接続軸52の中心軸Axb2まわりに回転可能に、接続軸52に接続される。すなわち、接続軸52は、第2の部分42と第3の部分43との間の関節である。第2の部分42は、接続軸52、第3の部分43、及び接続軸51を介して、中心軸Axb1まわりに回転可能に第1の部分41に接続されている。
第1の部分41の基端部41aに、Z方向に延びる接続軸53が設けられている。回転板44は、接続軸53の中心軸Axb3まわりに回転可能に、接続軸53に取り付けられる。また、第1の腕部44bに、Z方向に延びる接続軸54が設けられる。
回転板44は、中部44aと、第1の腕部44bと、第2の腕部44cとを有する。中部44aは、中心軸Axb3まわりに回転可能に接続軸53に取り付けられる。第1の腕部44b及び第2の腕部44cは、中部44aから、中心軸Axb3と略直交する方向に延びている。例えば、第1の腕部44bは第2の指14の甲に向かって延び、第2の腕部44cは第2の指14の腹に向かって延びる。
図1の基体12の接続部33は、接続軸53の中心軸Axb3まわりに回転可能に、接続軸53に取り付けられる。すなわち、接続軸53は、第1の部分41と基体12との間の関節である。第1の部分41及び回転板44は、接続軸53を介して、接続部33に回転可能に接続されている。
図2に示すように、第3の部分43の基端部43aに、Z方向に延びる接続軸55が設けられている。本実施形態では、接続軸55は、接続軸51よりも、第2の指14の腹に近い。第1のロッド45は、回転板44の第2の腕部44cと、接続軸55とに、回転可能に接続される。
第1の部分41の先端部41bに、Z方向に延びる接続軸56が設けられている。本実施形態において、接続軸56は、接続軸51と接続軸53との間に位置する。第2の部分42の基端部42aに、接続軸57が設けられている。本実施形態では、接続軸57は、接続軸52よりも、第2の指14の甲に近い。第2のロッド46は、接続軸56と接続軸57とに、回転可能に接続される。
本実施形態において、接続軸51〜57は、互いに略平行に延びている。このため、第1の部分41、第2の部分42、第3の部分43、回転板44、第1のロッド45、及び第2のロッド46は、共通の仮想平面上で回転可能である。
第2の指14において、回転板44の第2の腕部44cが基体12に向かって引かれると、第2の指14に、中心軸Axb3まわりの回転方向Dp1のトルクが与えられる。これにより、第2の指14は、基体12に対して回転方向Dp1に回転することができる。
また、第2の指14において、回転板44の第2の腕部44cが基体12に向かって引かれると、回転板44に、接続軸53まわりの回転方向Dp1のトルクが与えられる。回転板44が回転すると、第1の部分41に回転方向Dp1のトルクが与えられるとともに、第1のロッド45が第3の部分43を引く。これにより、第3の部分43に、接続軸51まわりの回転方向Dp2のトルクが与えられる。
第3の部分43が回転方向Dp2に回転すると、第3の部分43が第2の部分42を引く。これにより、第2の部分42に接続軸52まわりの回転方向Dp3のトルクが与えられる。第1の部分41、第2の部分42、及び第3の部分43が回転方向Dp1,Dp2,Dp3に回転することで、第2の指14が曲がる(屈曲する)。
図1に示すように、本実施形態の第2の指14に、第1の部分41を回転方向Dp1の反対方向に付勢させる弾性体58が設けられる。さらに、図2に示すように、第2の指14に、第2の部分42及び第3の部分43を回転方向Dp2,Dp3の反対方向に付勢する弾性体59が設けられる。
弾性体58,59は、例えば、コイルバネである。弾性体58は第1の部分41を回転方向Dp1の反対方向に回転させる。弾性体58は、第2の部分42及び第3の部分43を回転方向Dp2,Dp3の反対方向に回転させる。これにより、弾性体58,59が、第2の指14を伸展させる。さらに、弾性体58は、第2の指14を、第1の指13から遠ざけるように、中心軸Axb3まわりに回転させることができる。
弾性体58,59は、第2の指14を伸展させることが可能な他の弾性体であっても良い。例えば、弾性体58,59は、押しバネ、巻きバネ、又は他の形状のバネであっても良く、ゴムのような弾性体であっても良い。また、例えば伝達機構15によって第2の指14が伸展することが可能な場合、弾性体58,59が省略されても良い。また、弾性体58、59のうちどちらか一方が第2の指14を伸展させることができる場合、伸展に寄与しない弾性体58又は弾性体59は省略され得る。
本実施形態では、弾性体59が第2の部分42と第1の部分41とをつないで弾性力を予め与える。これにより、第2の指14の回転方向Dp1の回転が、第3の部分43の回転方向Dp2の回転及び第2の部分42の回転方向Dp3の回転より先に生じ得る。回転方向Dp1に回転する第2の指14が他の物体に当接し、又は所定の角度まで回転して弾性体59の弾性力を上回る力が印加されると、第3の部分43及び第2の部分42が回転する。
図3は、第1の実施形態の物体Oを把持するハンド装置10の一例を概略的に示す平面図である。図3に示すように、第2の部分42及び第3の部分43は、第1の部分41が物体Oに当接すると回転する。第2の部分42は、第3の部分43が物体Oに当接すると回転する。これにより、第2の指14は、当該第2の指14に当接する物体Oの形状に馴染んで(適応して)、複数の関節(接続軸51〜54)のうち少なくとも一つで曲がることができる。つまり、本実施形態では、複数の部分で構成された第2の指14の一部分が物体Oに当接して大まかに握った後に、第2の指14の異なる部分が曲がり物体Oに接触することで、より精密に物体を握る。また、第2の指14の基体12に近い部分でまず第1の当接を行い、次の第2の指14の先端に近い部分において第2の当接を行うことで、より物体Oに負荷をかけずに物体の形状に馴染むことが可能となる。すなわち、第2の指14と物体Oとの複数の接点において、第2の指14から物体Oへ作用する力が互いに近くなり、又は平均化される。
第2の指14は、上述のように曲がることで、第1の指13に近づく。言い換えると、第2の指14は、第1の指13に近づくように動くことができる。第1の部分41は、第1の指13に近づくように回転可能である。第2の部分42は、第1の指13に近づくように回転可能である。なお、第2の指14は、第1の指13から遠ざかるようにも動くことができ、第1の部分41及び第2の部分42は、第1の指13から遠ざかるように回転可能でもある。
基体12の取付部32と、第2の指14の第1の部分41とは、X方向に間隔を介して並べられる。X方向は、中心軸Axb1〜Axb4と直交する方向である。このため、第1の部分41、第2の部分42、及び第3の部分43は、取付部32に近づくように回転可能である。
第2の指14は、上述の構成に限られない。例えば、第2の指14は、当該第2の指14の内部で延ばされたワイヤを引っ張ることで曲がり、当該ワイヤを押すことで伸展することが可能であっても良い。また、第2の指14は、単に接続部33との接続部分(接続軸54)まわりに回転可能であっても良いし、略X方向に平行移動可能であっても良い。
図1に示すように、伝達機構15は、アクチュエータ21と、第2の指14との間で力を伝達する。本実施形態では、伝達機構15が、アクチュエータ21によって駆動される駆動部品22と、回転板44の第2の腕部44cとの間で力を伝達することにより、第2の指14が曲がり、又は伸展することができる。
伝達機構15は、単一の部材、複数のリンク、チェーン、ジョイント、又は他の種々の部品を含み得る。本実施形態では、伝達機構15は、互いに結合された複数のリンクを有する。図1は、伝達機構15を二点鎖線で模式的に示す。なお、伝達機構15は、一つの部品のみを有しても良い。
伝達機構15の一方の端部は、筐体31の内部で駆動部品22に接続される。伝達機構15の他方の端部は、筐体31の外部で回転板44の第2の腕部44cに接続される。伝達機構15は、筐体31の挿通口31bを通り、筐体31の内部と外部とに亘って延びている。
複数のリンクを含む伝達機構15は、両端が近づくことで撓むことができる。なお、伝達機構15は、剛体であっても良い。また、伝達機構15は、例えばシリンダのように、剛体を含むとともに収縮可能な機構部品を有しても良い。
アクチュエータ21が駆動部品22を第1の方向D1に回転させることで、駆動部品22が伝達機構15を引く。これにより、アクチュエータ21が、駆動部品22及び伝達機構15を介して、第2の指14の回転板44の第2の腕部44cを引く。言い換えると、伝達機構15が、駆動部品22と回転板44の第2の腕部44cとの間で引張力を伝達する。
上述のように、回転板44の第2の腕部44cが引かれると、第2の指14が曲がる。すなわち、アクチュエータ21は、動くことが可能な第2の指14を駆動させ、曲げさせる。
上述のように、本実施形態では、第2の指14は、物体Oの形状に馴染んで(適応して)曲がることができる。すなわち、第2の指14は、駆動部品22の動きに応じて、当該第2の指14に接触した物体Oの形状に適応して複数の関節のうち少なくとも一つを曲げる。このため、第2の指14と物体Oとの接触部分が多くなり、複数の第2の指14が物体Oを安定的に握る(掴む、把持する)ことができる。
本実施形態において、アクチュエータ21が駆動部品22を第2の方向D2に駆動すると、駆動部品22が伝達機構15を第2の指14に近づける。これにより、第2の指14に作用する引張力が解除され、例えば弾性体58,59のうち少なくとも一方の復元力により第2の指14が伸展する。
第1の実施形態の第1の指13は、基端部61と、延部62と、弾性体63とを有する。基端部61は、第1の指13の挿入部36を含む。すなわち、基端部61は、取付部32に取り外し可能に取り付けられる。延部62は、基端部61から、略+Y方向に延びている。第2の指14は、曲げ又は伸展により、延部62と略平行に延びることができる。
延部62は、第1の延部62aと、第2の延部62bとを有する。第1の延部62aは、基端部61に接続され、基端部61から+Y方向に延びている。第2の延部62bは、第1の延部62aの先端部に接続され、第1の延部62aから延びている。
第2の延部62bは、Z方向に延びる中心軸Axbfまわりに回転可能に、第1の延部62aに接続される。本実施形態では、第2の延部62bは、第2の指14に近づき又は遠ざかるように中心軸Axbfまわりに回転可能に、第1の延部62aに接続される。
延部62は、ストッパ62cをさらに有する。ストッパ62cは、第2の延部62bに接触することで、第2の延部62bが第1の指13から所定量より遠ざかることを制限する。ストッパ62cが第2の延部62bに接触しているとき、第1の指13は伸展している。
弾性体63は、例えば、コイルバネである。図1は、弾性体63を二点鎖線で模式的に示す。弾性体63の一方の端部は、第1の延部62aに取り付けられる。弾性体63の他方の端部は、第2の延部62bに取り付けられる。
弾性体63は、延部62が伸展するように、第2の延部62bを中心軸Axbfまわりに引く。このため、外力が作用しない自由状態において、第2の延部62bは、第1の延部62aから略+Y方向に延びるように伸展している。
第2の延部62bは、外力により、又は弾性体63の引張力により、中心軸Axbfまわりに回転する。言い換えると、第1の指13は、動くことが可能である。しかし、第1の指13は、アクチュエータ21との間で力の伝達を行わない。すなわち、第1の指13は、アクチュエータ21の駆動から独立して動くことが可能である。
第1の指13は、先端部65をさらに有する。先端部65は、第1の指13において基端部61の反対側に位置し、基体12から離間している。本実施形態では、第2の延部62bの先端部が、第1の指13の先端部65を形成する。
第2の指14において、第2の部分42が、第2の指14の先端部を形成する。第2の部分42は、腹面42cを有する。言い換えると、腹面42cは、第2の指14の先端部である第2の部分42に位置する。腹面42cは、第2の面の一例である。
第2の部分42の腹面42cは、例えば第2の指14が伸展した状態で、第1の指13の先端部65と対向可能である。また、第2の指14は、第2の部分42の腹面42cが第1の指13の先端部65に接触するように曲がること(移動)が可能である。
第1の指13は、以上説明した形状、構造、及び機能によって限定されるものではない。例えば、第1の指13は、延部62が単一の部材として形成され、第1の延部62aと第2の延部62bとが中心軸Axbfまわりに回転しない構造を有しても良い。言い換えると、第1の指13は、関節を有さなくても良い。これにより、第1の指13が簡素化され得る。
第1の指13は、第2の指14と対向して物体Oを挟む以外の機能を容易に与えられることは自明である。例えば、第1の指13は、先端部65の一部を針状で形成されることで、物体を刺して把持する機能を与えられることもできる。また、例えば、第1の指13は、先端部65の一部に磁力装置や吸盤、粘着物を設けられて第2の指14を作用させず対象の物体Oを吸引把持することもできる。この場合、先端部65は、対象の物体Oを吸着可能であり、吸着部の一例である。
図4は、第1の実施形態の物体Oを把持するハンド装置10の他の例を概略的に示す平面図である。一般的に、対象面F上の物体Oを把持する場合、物体Oに対するハンド装置10の繊細な位置調整が行われる。しかし、図4に示すように、本実施形態のハンド装置10は、対象面F上の物体Oを容易に把持することができる。
対象面Fは、例えば、床面、机の天面、又は壁面である。すなわち、図4の例において、ハンド装置10は、床面若しくは机の天面である対象面F上に載置された物体Oを把持し、又は壁面である対象面F上に貼り付けられた物体Oを把持する。
例えば、第2の指14が第1の指13から離間した状態で、第1の指13の第2の延部62bが、対象面Fに押し付けられる。これにより、第2の延部62bは、中心軸Axbfまわりに回転することで、対象面Fに沿って(適応して)曲がる。第2の延部62bが曲げられた状態でハンド装置10が移動することで、第1の指13が物体Oを掬い上げることができる。
第1の指13が物体Oに接触した状態で、アクチュエータ21が第2の指14を駆動させる。駆動された第2の指14は、物体Oを第1の指13に押し付けながら、物体Oの形状に馴染んで曲がる。これにより、ハンド装置10は、第1の指13と第2の指14とで物体Oを把持する。
図3及び図4の例に示すように、第1の指13及び第2の指14が物体Oを把持する場合、物体Oは、X方向において第1の指13と第2の指14との間の中央から偏って配置され得る。このため、物体Oに対するハンド装置10の位置の設定が容易となる。物体Oに対するハンド装置10の位置に応じて、ハンド装置10は種々の態様で物体Oを把持する。
図3及び図4の例では、第1の指13と第2の指14とが、物体Oを包むように握っている。しかし、ハンド装置10は、第1の指13の先端部65と、第2の指14の第2の部分42とで物体Oを摘まむこともできる。第2の指14は、第2の部分42が物体Oに接触し、第1の部分41及び第3の部分43が物体Oから離間している場合に、物体Oに安定的に力を作用させる。このため、ハンド装置10は、第1の指13及び第2の指14で物体Oを摘まむことで、トングのように安定的に物体Oを保持することができる。
以上説明された第1の実施形態に係るハンド装置10において、基体12の取付部32に、第1の指13が取り外し可能に取り付けられる。第2の指14は、基体12に接続され、第1の指13に近づくように動くことが可能である。すなわち、第1の指13は、用途によって交換可能である。一方、動くための複雑な機構が設けられ得る第2の指14は、基体12に恒常的に接続されている。これにより、種々の用途に対応できるハンド装置10の構造を簡素化することができ、ひいてはハンド装置10のコストを低減することができる。さらに、例えば、第1の指13がほぼ動かない場合、ハンド装置10が把持する物体Oと第1の指13との位置合わせが容易となり、ハンド装置10の制御が容易となる。
第1の指13及び第2の指14によって物体Oを把持するために、第2の指14が動くため、第1の指13は動く必要が無い。このため、第1の指13の形状についての制約は少ない。従って、第1の指13の形状は、ハンド装置10の用途に応じて種々の形状に設定され得る。
第2の指14は、第1の部分41と第2の部分42とを有する。第1の部分41は、第1の指13に近づくように回転可能に基体12に接続される。第2の部分42は、第1の指13に近づくように回転可能に第1の部分41に接続される。このように、第2の指14は、複数の関節(第1の部分41と基体12との接続部分である接続軸54、第2の部分42と第1の部分41との接続部分である接続軸51)で曲がる(屈曲する)ことが可能である。従って、第2の指14は、例えば、ハンド装置10が把持する物体Oの形状に応じて曲がることができ、物体Oをより安定的に把持することができる。
第2の部分42は、第1の指13の先端部65と対向可能である。これにより、第1の指13の先端部65と、第2の指14の第2の部分42とにより、物体Oを摘まむことができる。
取付部32と、第1の部分41とは、第1の部分41の回転の中心軸Axb4と直交する方向に並ぶ。これにより、第2の指14が第1の指13に接触するように曲がることができ、第1の指13と第2の指14とが物体Oをより安定的に把持することができる。
第2の指14は、複数の関節である接続軸51,52,53を有する。第2の指14は、当該第2の指14に接触した物体Oの形状に適応して複数の関節のうち少なくとも一つで曲がる。これにより、第2の指14が物体Oを包み込むように曲がり、第1の指13と第2の指14とが物体Oをより安定的に把持することができる。
アクチュエータ21は、第2の指14を駆動させる。第1の指13は、アクチュエータ21の駆動から独立して動くことが可能である。これにより、第1の指13が動く場合でも、ハンド装置10の構造が複雑化することが抑制される。
(第2の実施形態)
以下に、第2の実施形態について、図5を参照して説明する。なお、以下の複数の実施形態の説明において、既に説明された構成要素と同様の機能を持つ構成要素は、当該既述の構成要素と同じ符号が付され、さらに説明が省略される場合がある。また、同じ符号が付された複数の構成要素は、全ての機能及び性質が共通するとは限らず、各実施形態に応じた異なる機能及び性質を有していても良い。
図5は、第2の実施形態に係るハンド装置10を概略的に示す側面図である。図5に示すように、第2の実施形態では、第1の実施形態の第1の指13と異なる第1の指100が、基体12に取り外し可能に取り付けられる。
第2の実施形態の第1の指100は、第1の実施形態の第1の指13と同じく、挿入部36を有する。挿入部36が取付部32の挿入孔35に挿入されることで、第1の指100は、取付部32に取り外し可能に取り付けられる。第1の指100は、取付部32に、他の方法で取り外し可能に取り付けられても良い。
第2の実施形態の第1の指100は、基端部101と、複数の延部102とを有する。基端部101は、第1の指100の挿入部36を含む。すなわち、基端部101は、取付部32に取り外し可能に取り付けられる。
複数の延部102は、基端部101から、略+Y方向に延びている。言い換えると、複数の延部102は、互いに略平行に延びている。なお、複数の延部102は、互いに異なる方向に延びていても良い。第2の指14は、曲げ又は伸展により、複数の延部102と略平行に延びることができる。
図5の例において、第1の指100は、二つの延部102を有する。二つの延部102は、Z方向に互いに離間している。Z方向において、二つの延部102の間に、第2の指14が位置する。なお、第1の指100は、この例に限られない。
延部102は、第1の延部102aと、第2の延部102bとを有する。第1の延部102aは、基端部101に接続され、基端部101から+Y方向に延びている。第2の延部102bは、第1の延部102aの先端部に接続され、第1の延部102aから延びている。
第2の延部102bは、Z方向に延びる中心軸Axbfまわりに回転可能に、第1の延部102aに接続される。本実施形態では、第2の延部102bは、第2の指14に近づき又は遠ざかるように中心軸Axbfまわりに回転可能に、第1の延部102aに接続される。
第2の延部102bは、例えば外力により、中心軸Axbfまわりに回転する。言い換えると、第1の指100は、動くことが可能である。しかし、第1の指100は、アクチュエータ21との間で力の伝達を行わない。すなわち、第1の指100は、アクチュエータ21の駆動から独立して動くことが可能である。
第2の実施形態の第1の指100及び第2の指14は、第1の実施形態の第1の指13及び第2の指14と同じく、物体Oを把持することができる。第2の実施形態の第1の指100及び第2の指14は、第1の実施形態よりも、Z方向に長い物体Oを安定的に把持することができる。
第1の指100は、例えば、延部102が単一の部材として形成され、第1の延部102aと第2の延部102bとが中心軸Axbfまわりに回転しない構造を有しても良い。言い換えると、第1の指100は、関節を有さなくても良い。これにより、第1の指100が簡素化され得る。さらに、複数の第1の指100が、例えばフォークのように機能し、物体Oを指して把持しても良い。
以上説明された第2の実施形態のハンド装置10において、第1の指100は、取付部32に取り付けられる基端部101と、当該基端部101から延びる複数の延部102と、を有する。このような第1の指100が取付部32に取り付けられることにより、ハンド装置10は、実質的に指の数を増加させることができる。例えば、延部62の数が一つである第1の実施形態の第1の指13が取付部32に取り付けられる場合、ハンド装置10の指の数は二つとなる。しかし、延部102の数が二つである第2の実施形態の第1の指100が取付部32に取り付けられることで、ハンド装置10の指の数は三つとなる。例えば、物体Oに対応する数の延部102を有する第1の指100が、取付部32に取り付けられる。これにより、ハンド装置10は、物体Oを安定的に把持することができる。
(第3の実施形態)
以下に、第3の実施形態について、図6を参照して説明する。図6は、第3の実施形態に係るハンド装置10を概略的に示す側面図である。図6に示すように、第3の実施形態では、第1の実施形態の第1の指13と異なる第1の指200が、基体12に取り外し可能に取り付けられる。
第3の実施形態の第1の指200は、第1の実施形態の第1の指13と同じく、挿入部36を有する。挿入部36が取付部32の挿入孔35に挿入されることで、第1の指200は、取付部32に取り外し可能に取り付けられる。第1の指200は、取付部32に、他の方法で取り外し可能に取り付けられても良い。
第3の実施形態の第1の指200は、基端部201と、箆部202とを有する。基端部201は、第1の指200の挿入部36を含む。すなわち、基端部201は、取付部32に取り外し可能に取り付けられる。
箆部202は、基端部201から、略+Y方向に延びている。第2の指14は、曲げ又は伸展により、箆部202と略平行に延びることができる。箆部202は、基端部201から遠ざかるに従って薄くなる板状に形成される。
箆部202は、箆面202aを有する。箆面202aは、第1の面の一例である。箆面202aと、当該箆面202aの反対側の面(裏面)とは、箆部202が形成する他の面よりも広い。
箆面202aは、第1の指200の先端部に位置する。箆面202aは、第1の指200において基端部201の反対側に位置し、基体12から離間している。箆面202aは、例えば第2の指14が伸展した状態で、第2の指14の第2の部分42の腹面42cと対向可能である。第2の部分42の腹面42cも、例えば第2の指14が伸展した状態で、箆面202aと対向可能である。
箆面202aは、腹面42cよりも広い。本実施形態において、例えば、Z方向における箆面202aの長さは、Z方向における腹面42cの長さよりも長い。さらに、第2の指14が伸展した状態において、Y方向における箆面202aの長さは、Y方向における腹面42cの長さよりも長い。
箆部202は、第2の部分42よりも薄い。このため、箆部202は、物体Oと対象面Fとの間の隙間に容易に入り込むことができる。さらに、箆面202aが広いため、箆面202aは例えば扁平な物体Oを安定的に支持することができる。
以上の第1の指200は、単一の部材として形成され、関節を有さない。これにより、第1の指200が簡素化され得る。なお、第1の指200は、少なくとも一つの関節を有し、当該関節で曲がることが可能であっても良い。
駆動された第2の指14は、箆面202aに載置された物体Oの形状に馴染んで曲がる。これにより、ハンド装置10は、第1の指200と第2の指14とで物体Oを保持する。例えば、ハンド装置10は、箆面202aに載置された扁平な物体Oを保持し、ひっくり返すことができる。
以上説明された第3の実施形態のハンド装置10において、第1の指200は、当該第1の指200の先端部に位置するとともに第2の指14と対向可能な箆面202aを有する。第2の指14は、当該第2の指14の先端部である第2の部分42に位置するとともに箆面202aと対向可能な腹面42cを有する。箆面202aは、腹面42cよりも広い。このような第1の指200が取付部32に取り付けられることにより、ハンド装置10は、例えば、広い箆面202aに載置された物体Oを第2の指14で押さえることができる。従って、ハンド装置10は、第2の指14の腹面42cよりも広い物体を、安定的に保持することができる。
第1の指200は、関節を有さない。第2の指14は、複数の関節(接続軸51〜54)を有し、当該複数の関節で曲がることが可能である。これにより、第1の指200が簡素化されるとともに、第2の指14が曲がることで物体Oを保持することができる。
なお、第2の部分42の幅は、箆面202aと同じ幅であっても良く、箆面202aよりも広い幅であっても良い。また、第1の部分41及び第3の部分43の幅も同様に、箆面202aと同じ幅であっても良く、箆面202aよりも広い幅であっても良い。
(第4の実施形態)
以下に、第4の実施形態について、図7を参照して説明する。図7は、第4の実施形態に係るハンド装置10を概略的に示す平面図である。図7に示すように、第4の実施形態では、第1の実施形態の第1の指13と異なる第1の指300が、基体12に取り外し可能に取り付けられる。
第4の実施形態の第1の指300は、第1の実施形態の第1の指13と同じく、挿入部36を有する。挿入部36が取付部32の挿入孔35に挿入されることで、第1の指300は、取付部32に取り外し可能に取り付けられる。第1の指300は、取付部32に、他の方法で取り外し可能に取り付けられても良い。
第4の実施形態の第1の指300は、基端部301と、支持部302と、第1の回転軸303と、第1の回転盤304と、回転装置305とを有する。第1の指300は、関節を有さない。しかし、第1の指300は、少なくとも一つの関節を有し、当該関節で曲がることが可能であっても良い。基端部301は、第1の指300の挿入部36を含む。すなわち、基端部301は、取付部32に取り外し可能に取り付けられる。
支持部302は、基端部301から、略+Y方向に延びている。第2の指14は、曲げ又は伸展により、支持部302と略平行に延びることができる。支持部302は、第1の指300の先端部307を形成する。先端部307は、第1の指300において基端部301の反対側に位置し、基体12から離間している。
第1の回転軸303は、先端部307において、支持部302に支持される。第1の回転軸303は、当該第1の回転軸303の中心軸Axr1まわりに回転可能である。中心軸Axr1は、第1の回転中心の一例である。中心軸Axr1は、例えば、略X方向に延びている。なお、中心軸Axr1は、他の方向に延びていても良い。
第1の回転盤304は、第1の回転軸303に取り付けられる。第1の回転盤304は、X方向において、支持部302と、第2の指14との間に位置する。なお、第1の回転盤304は、他の位置にあっても良い。第1の回転盤304は、中心軸Axr1と略直交する板状に形成される。第1の回転盤304は、第1の回転軸303と一体に、中心軸Axr1まわりに回転可能である。
第1の回転盤304は、中心軸Axr1と略直交する第1の回転面304aを有する。第1の回転面304aは、第1の面の一例である。第1の回転面304aは、第1の指300の先端部307に位置する。第1の回転面304aは、例えば第2の指14が伸展した状態で、第2の指14の第2の部分42の腹面42cと対向可能である。
本実施形態の回転装置305は、例えば、モータ305a、第1のカム305b、ロッド305c、及び第2のカム305dを有する。なお、回転装置305は、例えばベルトのような他の部品を有しても良い。なお、第1のカム305b、ロッド305c、及び第2のカム305dが省略され、先端部307の近傍に配置されたモータ305aが第1の回転軸303を回転させても良い。
モータ305aの駆動軸に、第1のカム305bが接続される。第1の回転軸303に、第2のカム305dが接続される。ロッド305cの一方の端部は、モータ305aの駆動軸から偏心して、第1のカム305bに接続される。さらに、ロッド305cの他方の端部は、第1の回転軸303から偏心して、第2のカム305dに接続される。
モータ305aは、例えば、図1の制御部2に電気的に接続される。例えば、制御部2がモータ305aの端子に電圧を印加することで、当該電圧に応じて、モータ305aが第1のカム305bを回転駆動させる。第1のカム305bの回転力は、ロッド305c及び第2のカム305dを通じて、第1の回転軸303に伝達される。これにより、回転装置305は、第1の回転盤304及び第1の回転面304aを、中心軸Axr1まわりに回転させる。
第4の実施形態において、第2の指14の第2の部分42は、第2の回転軸311と第2の回転盤312とを追加的に有する。例えば、第2の回転軸311及び第2の回転盤312が第1の実施形態の第2の部分42に取り付けられても良いし、第1の実施形態の第2の部分42が第4の実施形態の第2の部分42と交換されても良い。
第2の回転軸311は、第2の部分42の腹面42cから突出する。第2の回転軸311は、当該第2の回転軸311の中心軸Axr2まわりに回転可能である。中心軸Axr2は、第2の回転中心の一例である。
中心軸Axr2が延びる方向は、第2の指14が曲がり、又は伸展することで変化する。例えば、第2の指14が伸展している状態で、中心軸Axr2は、略X方向に延びている。すなわち、中心軸Axr2は、中心軸Axr1と平行に位置することが可能である。さらに、中心軸Axr2は、中心軸Axr1と同心に位置することが可能である。なお、中心軸Axr2は、他の方向に延びていても良い。
第2の回転盤312は、第2の回転軸311に取り付けられる。第2の回転盤312は、例えば第2の指14が伸展した状態で、X方向において、腹面42cと第1の回転盤304との間に位置する。なお、第2の回転盤312は、他の位置にあっても良い。第2の回転盤312は、中心軸Axr2と略直交する板状に形成される。
本実施形態において、第2の回転軸311及び第2の回転盤312は、モータのような駆動源に接続されない。このため、第2の回転軸311及び第2の回転盤312は、第2の部分42に容易に設けられる。
第2の回転盤312は、中心軸Axr2と略直交する第2の回転面312aを有する。このため、第2の回転面312aは、第2の指14の先端部である第2の部分42に位置する。第2の回転面312aは、第2の面の一例である。第2の回転面312aは、例えば第2の指14が伸展した状態で、第1の指300の第1の回転面304aと対向可能である。
第2の回転盤312は、第2の回転軸311と一体に、中心軸Axr2まわりに回転可能である。このため、第2の回転盤312の第2の回転面312aも、中心軸Axr2まわりに回転可能である。
ハンド装置10は、第1の指300の第1の回転面304aと、第2の指14の第2の回転面312aとの間に、物体Oを摘まむことができる。回転装置305が第1の回転盤304の第1の回転面304aを中心軸Axr1まわりに回転させることにより、物体Oも中心軸Axr1まわりに回転する。
第1の回転面304aから、物体Oを介して、第2の回転面312aに回転力が伝達する。これにより、第2の回転盤312の第2の回転面312aは、中心軸Axr2まわりに受動的に回転する。中心軸Axr2が中心軸Axr1と同心、又は平行であることで、第2の回転盤312の第2の回転面312aは、滑らかに回転することができる。
以上説明された第4の実施形態のハンド装置10において、第1の指300は、当該第1の指300の先端部307に位置するとともに第2の指14と対向可能な第1の回転面304aと、第1の回転面304aと直交する中心軸Axr1まわりに当該第1の回転面304aを回転させる回転装置305と、を有する。これにより、第1の指300と第2の指14とが把持した物体Oを、中心軸Axr1まわりに回転させることができる。
第2の指14は、当該第2の指14の先端部である第2の部分42に位置するとともに第1の回転面304aと対向可能な第2の回転面312aを有する。第2の回転面312aは、中心軸Axr1と同心に位置することが可能な中心軸Axr2まわりに回転可能である。これにより、第1の指300の回転装置305による物体Oの回転を第2の指14が妨げることが抑制される。
第2の回転軸311は、第2の部分42と略Z軸まわりに回転可能なように、第2の部分42の腹面42cから突出しても良い。例えば、第1の回転盤304と第2の回転盤312との間で保持された物体Oの大きさ又は形状によって、第2の部分42の腹面42cと第1の回転盤304とが平行に対向しない場合がある。この場合、第2の回転軸311が略Z軸まわりに回転することで、第1の回転盤304と第2の回転盤312とが略平行になることが可能となる。同様に、先端部307も略Z軸回りに回転可能な構造を有することで、同様の効果を得ることも可能となる。
第1の回転盤304及び第2の回転盤312の少なくとも一方に、例えば、磁力装置、吸盤、又は粘着物が設けられても良い。この場合、第1の回転盤304は、対象の物体Oを吸着可能であり、吸着部の一例である。これにより、第1の指300及び第2の指14は、物体Oを吸引把持することができる。
(第5の実施形態)
以下に、第5の実施形態について、図8を参照して説明する。図8は、第5の実施形態に係るハンド装置10を概略的に示す平面図である。図8に示すように、第5の実施形態では、第1の実施形態の第1の指13と異なる第1の指400が、基体12に取り外し可能に取り付けられる。
第5の実施形態の第1の指400は、第1の実施形態の第1の指13と同じく、挿入部36を有する。挿入部36が取付部32の挿入孔35に挿入されることで、第1の指400は、取付部32に取り外し可能に取り付けられる。第1の指400は、取付部32に、他の方法で取り外し可能に取り付けられても良い。
第5の実施形態の第1の指400は、基端部401と、匙部402とを有する。第1の指400は、関節を有さない。しかし、第1の指400は、少なくとも一つの関節を有し、当該関節で曲がることが可能であっても良い。基端部401は、第1の指400の挿入部36を含む。すなわち、基端部401は、取付部32に取り外し可能に取り付けられる。
匙部402は、基端部401から、略+Y方向に延びている。第2の指14は、曲げ又は伸展により、匙部402と略平行に延びることができる。匙部402は、スプーン状に形成される。
匙部402は、略平坦な基面402aを有する。基面402aは、第1の指400の先端部に位置する。基面402aは、第1の指400において基端部401の反対側に位置し、基体12から離間している。
基面402aは、例えば第2の指14が伸展した状態で、第2の指14の第2の部分42の腹面42cと対向可能である。第2の部分42の腹面42cも、例えば第2の指14が伸展した状態で、基面402aと対向可能である。
匙部402に、基面402aから窪んだ凹部402bが設けられる。凹部402bは、例えば、液体又は多数の粒のような流動物を掬い、収容することができる。第2の指14の腹面42cは、凹部402bと対向可能である。
第5の実施形態において、伝達機構15は、例えば、一つの剛体であるロッドを有する。このため、アクチュエータ21及び駆動部品22は、伝達機構15を介して、第2の指14の回転板44の第2の腕部44cを引くのみならず、第2の腕部44cを押すことができる。
なお、伝達機構15は所望の動作が実施できるのであれば、他の実施例同様に、複数のリンク、チェーン、ジョイント、又は他の種々の部品を含み得る。
第5の実施形態において、第2の指14は、レバー411を追加的に有する。レバー411は、操作されることで、図2及び図8の弾性体58,59の少なくとも一方が力を作用させる位置を変更する。例えば、弾性体58,59は、第1の部分41、第2の部分42、及び第3の部分43を回転方向Dp1,Dp2,Dp3の反対方向に回転させることで、第2の指14を伸展させる。しかし、レバー411が操作されることで、弾性体59は、第3の部分43、及び第2の部分42を回転方向Dp2,Dp3に回転させることで、第2の指14を曲げる。
レバー411は、実施例の一つである。例えば、上述の動作の切り替えは、他の部品により行われても良い。また、部品を追加することなく、弾性体58,59又は他の部材の取り付け位置を変更することで、上述の動作の切り替えが行われても良い。
第5の実施形態のハンド装置10は、匙部402の凹部402bに収容された流動物を均し、当該流動物の量を摺り切り一杯に調整することができる。以下、具体的に説明する。まず、レバー411が操作されることで、弾性体59は、第2の指14を凹部402bと挿入部36との間に第2の部分42の先端が移動するように曲げる。これにより、第2の指14が第1の指400に近づき、例えば第2の部分42の腹面42cが基面402aに接触する。
次に、匙部402の凹部402bに流動物が掬われる。このとき、流動物が匙部402の基面402aから盛り上がっていることがある。
次に、アクチュエータ21が駆動部品22を第2の方向D2に回転させることで、駆動部品22が伝達機構15を押す。これにより、第2の指14が、図8の矢印で示す方向に移動して伸展する。
第2の指14は、伸展時に、凹部402bの縁に接触した状態で移動する。これにより、第2の指14は、基面402aから盛り上がっていた流動物を除去し、凹部402bに収容された流動物を均す。
第5の実施形態のハンド装置10の動作は、上述の摺り切り動作に限られない。例えば、レバー411を操作したり、弾性体又は駆動源を追加したり、第2の指14の姿勢を任意に変化したり、ハンド装置10の位置及び姿勢を調整したりすることで、ハンド装置10は種々の動作を行うことができる。
以上説明された第5の実施形態のハンド装置において、第1の指400は、当該第1の指400の先端部に位置するとともに第2の指14と対向可能な基面402aを有し、前記基面402aから窪んだ凹部402bが設けられる。第2の指14は、凹部402bの縁に接触した状態で移動することで当該凹部402bに収容された物体を均すことが可能である。これにより、ハンド装置10は、所望の量の流動物を第1の指400の凹部402bで取ることができる。
以上、第1の指13,100,200,300,400の形状及び機能が互いに異なる複数の実施形態のハンド装置10が説明された。しかし、ハンド装置10は、第1の指(上述の第1の指13,100,200,300,400、又は他の第1の指)を装着可能であれば良く、第1の指を有さなくても良い。
例えば、ハンド装置10は、第1の指を有さない状態で、ロボット1に搭載される。さらに、複数の第1の指が棚に保持される。ロボット1は、アーム等を動かすことで、ハンド装置10にいずれかの第1の指を取り付け、又はハンド装置10から第1の指を取り外すことができる。このように、ハンド装置10は、常時第1の指を有している必要は無い。第1の指が無いハンド装置10も、ハンド装置として扱われる。
以上、本開示の実施形態について詳述したが、本開示は上記した個々の実施形態に限定されるものではない。特許請求の範囲に規定された内容及びその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲において種々の追加、変更、置き換え及び部分的削除等が可能である。例えば、前述した全ての実施形態において、数値又は数式を説明に用いている場合は、一例として示したものであり、これらに限られるものではない。また、実施形態における各動作の順序は、一例として示したものであり、これらに限られるものではない。
10…ハンド装置、12…基体、13,100,200,300,400…第1の指、14…第2の指、21…アクチュエータ、32…取付部、41…第1の部分、42…第2の部分、42c…腹面、51,52,53,54…接続軸、61,101…基端部、62,102…延部、202…箆部、202a…箆面、304…第1の回転盤、304a…第1の回転面、305…回転装置、312…第2の回転盤、312a…第2の回転面、402…匙部、402a…基面、402b…凹部、Axb1,Axb2,Axb3,Axb4,Axr1,Axr2…中心軸。

Claims (13)

  1. 第1の指が取り外し可能に取り付けられる取付部、を有する基体と、
    前記基体に接続され、前記第1の指に近づくように動くことが可能な第2の指と、
    を具備するハンド装置。
  2. 前記第2の指は、第1の部分と第2の部分とを有し、
    前記第1の部分は、前記第1の指に近づくように回転可能に前記基体に接続され、
    前記第2の部分は、前記第1の指に近づくように回転可能に前記第1の部分に接続される、
    請求項1のハンド装置。
  3. 前記第2の部分は、前記第1の指の先端部と対向可能である、請求項2のハンド装置。
  4. 前記取付部と、前記第1の部分とは、前記第1の部分の回転の中心軸と直交する方向に並ぶ、請求項2又は請求項3のハンド装置。
  5. 前記第2の指は、複数の関節を有し、当該第2の指に接触した物体の形状に適応して前記複数の関節のうち少なくとも一つで曲がる、請求項1乃至請求項4のいずれか一つのハンド装置。
  6. 前記第2の指を駆動させるアクチュエータと、
    前記取付部に取り外し可能に取り付けられるとともに、前記アクチュエータの駆動から独立して動くことが可能な前記第1の指と、
    をさらに具備する請求項1乃至請求項5のいずれか一つのハンド装置。
  7. 前記取付部に取り外し可能に取り付けられる基端部と、前記基端部から延びる複数の延部と、を有する前記第1の指、をさらに具備する請求項1乃至請求項5のいずれか一つのハンド装置。
  8. 前記取付部に取り外し可能に取り付けられた前記第1の指、
    をさらに具備し、
    前記第1の指は、当該第1の指の先端部に位置するとともに前記第2の指と対向可能な第1の面を有し、
    前記第2の指は、当該第2の指の先端部に位置するとともに前記第1の面と対向可能な第2の面を有し、
    前記第1の面は、前記第2の面よりも広い、
    請求項1乃至請求項5のいずれか一つのハンド装置。
  9. 前記取付部に取り外し可能に取り付けられた前記第1の指、
    をさらに具備し、
    前記第1の指は、当該第1の指の先端部に位置するとともに前記第2の指と対向可能な第1の面と、前記第1の面と直交する第1の回転中心まわりに当該第1の面を回転させる回転装置と、を有する、
    請求項1乃至請求項5のいずれか一つのハンド装置。
  10. 前記第2の指は、当該第2の指の先端部に位置するとともに前記第1の面と対向可能な第2の面を有し、
    前記第2の面は、前記第1の回転中心と同心に位置することが可能な第2の回転中心まわりに回転可能である、
    請求項9のハンド装置。
  11. 前記取付部に取り外し可能に取り付けられた前記第1の指、
    をさらに具備し、
    前記第1の指は、当該第1の指の先端部に位置するとともに前記第2の指と対向可能な基面を有し、前記基面から窪んだ凹部が設けられ、
    前記第2の指は、前記凹部の縁に接触した状態で移動することで前記凹部に収容された物体を均すことが可能である、
    請求項1乃至請求項5のいずれか一つのハンド装置。
  12. 前記取付部に取り外し可能に取り付けられた前記第1の指、
    をさらに具備し、
    前記第1の指は、関節を有さず、
    前記第2の指は、複数の関節を有し、当該複数の関節で曲がることが可能である、
    請求項1乃至請求項4のいずれか一つのハンド装置。
  13. 前記取付部に取り外し可能に取り付けられた前記第1の指、
    をさらに具備し、
    前記第1の指は、対象物を吸着可能な吸着部を有する、
    請求項1乃至請求項6のいずれか一つのハンド装置。
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