JP2021069068A - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は半導体装置に関し、広帯域で高効率動作が可能な半導体装置を得ることを目的とする。【解決手段】本発明に係る半導体装置は、信号を入力または出力する複数の第1パッドと、該複数の第1パッドの間に設けられ該複数の第1パッドと電気的に接続された第1高調波用パッドと、を有するトランジスタチップと、該信号を基本波に整合させる第1基本波整合回路と、第1方向にそれぞれ延び、該複数の第1パッドと該第1基本波整合回路とをそれぞれ接続する複数の第1ボンディングワイヤと、該信号に含まれる高調波を抑制する第1高調波整合回路と、該第1方向と非平行な第2方向に延び、該第1高調波用パッドと該第1高調波整合回路とを接続する第1高調波用ボンディングワイヤと、を備える。【選択図】図2
Description
本発明は、半導体装置に関する。
特許文献1には、高周波半導体増幅器が開示されている。この高周波半導体増幅器は、半導体増幅素子と、入力回路と、出力回路とを有する。出力回路は、第1の伝送線路と、第2の伝送線路と、伝送線路を含むショートスタブと、ボンディングワイヤと、を有する。第1の伝送線路は、第2の伝送線路と出力端子との間に設けられる。ショートスタブは、半導体増幅素子の出力電極に接続される。第1の伝送線路は、第1の特性インピーダンスと、中心周波数において90度である第1の電気長を有する。第2の伝送線路は、第1の特性インピーダンスよりも低い第2の特性インピーダンスと、中心周波数において90度である第2の電気長を有する。ショートスタブは、中心周波数の2倍波に対して180度となる電気長を有する。出力回路は、半導体増幅素子の容量性出力インピーダンスと外部負荷とを整合する。
特許文献1では、半導体増幅素子と第2の伝送線路を繋ぐボンディングワイヤと、半導体増幅素子とショートスタブを繋ぐボンディングワイヤは互いに平行である。この構成の場合、平行に張ったワイヤ間において相互インダクタンスによる干渉が生じる可能性がある。このため、ドレイン端から負荷側を見た場合の2倍波のインピーダンスの周波数依存性が大きくなるおそれがある。従って、広帯域での高効率動作ができない可能性がある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、広帯域で高効率動作が可能な半導体装置を得ることを目的とする。
本発明に係る半導体装置は、信号を入力または出力する複数の第1パッドと、該複数の第1パッドの間に設けられ該複数の第1パッドと電気的に接続された第1高調波用パッドと、を有するトランジスタチップと、該信号を基本波に整合させる第1基本波整合回路と、第1方向にそれぞれ延び、該複数の第1パッドと該第1基本波整合回路とをそれぞれ接続する複数の第1ボンディングワイヤと、該信号に含まれる高調波を抑制する第1高調波整合回路と、該第1方向と非平行な第2方向に延び、該第1高調波用パッドと該第1高調波整合回路とを接続する第1高調波用ボンディングワイヤと、を備える。
本発明に係る半導体装置では、第1ボンディングワイヤと第1高調波用ボンディングワイヤが非平行である。従って、ワイヤ間の相互インダクタンスによる干渉を抑制でき、広帯域で高効率動作が可能になる。
本発明の実施の形態に係る半導体装置について図面を参照して説明する。同じ又は対応する構成要素には同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る半導体装置100の等価回路図である。半導体装置100はパッケージを備える。パッケージは、内部に2つの増幅器20、50を有する。半導体装置100は、ドハティ増幅器等の高周波半導体装置である。パッケージに含まれる増幅器は1つ以上であれば良い。また、半導体装置100はドハティ増幅器に限らない。
図1は、実施の形態1に係る半導体装置100の等価回路図である。半導体装置100はパッケージを備える。パッケージは、内部に2つの増幅器20、50を有する。半導体装置100は、ドハティ増幅器等の高周波半導体装置である。パッケージに含まれる増幅器は1つ以上であれば良い。また、半導体装置100はドハティ増幅器に限らない。
増幅器20は、入力基本波整合回路21、トランジスタチップ30、出力基本波整合回路22および出力高調波整合回路40を備える。トランジスタチップ30には複数のトランジスタ31が形成される。トランジスタ31は例えばFET(Field Effect Transistor)である。図1では、便宜上トランジスタ31が1つのみ示されている。トランジスタチップ30はドハティ増幅器のうちキャリア増幅器とピーク増幅器の一方である。
トランジスタチップ30はドレインパッド33を有する。ドレインパッド33と出力基本波整合回路22の入力端は、複数のボンディングワイヤ81で接続される。図1では便宜上、ボンディングワイヤ81が1本のみ示されている。また、トランジスタチップ30は第1高調波用パッド35を有する。第1高調波用パッド35と出力高調波整合回路40の入力端は高調波用ボンディングワイヤ82で接続される。出力高調波整合回路40の出力端は接地用パタンと電気的に接続される。また、トランジスタチップ30は、ゲートパッド32を有する。ゲートパッド32と入力基本波整合回路21の出力端は、複数のボンディングワイヤ83で接続される。図1では便宜上、ボンディングワイヤ83が1本のみ示されている。
増幅器50は、入力基本波整合回路51、トランジスタチップ60、出力基本波整合回路52および出力高調波整合回路70を備える。トランジスタチップ60には複数のトランジスタ61が形成される。トランジスタ61は例えばFETである。図1では、便宜上トランジスタ61が1つのみ示されている。トランジスタチップ60はドハティ増幅器のうちキャリア増幅器とピーク増幅器の他方である。
トランジスタチップ60はドレインパッド63を有する。ドレインパッド63と出力基本波整合回路52の入力端は、複数のボンディングワイヤ91で接続される。図1では便宜上、ボンディングワイヤ91が1本のみ示されている。また、トランジスタチップ60は第1高調波用パッド65を有する。第1高調波用パッド65と出力高調波整合回路70の入力端は高調波用ボンディングワイヤ92で接続される。出力高調波整合回路40の出力端は接地用パタンと電気的に接続される。また、トランジスタチップ60は、ゲートパッド62を有する。ゲートパッド62と入力基本波整合回路51の出力端は、複数のボンディングワイヤ93で接続される。図1では便宜上、ボンディングワイヤ93が1本のみ示されている。
トランジスタチップ30、60の各々は、基板を備える。基板は、例えばSiC(Silicon Carbide)基板である。基板の上面側には半導体層が設けられる。半導体層は、例えばGaN(Gallium Nitride)を主材料とする。半導体層はエピタキシャル成長により形成される。基板には、例えばHEMT(High Electron Mobility Transistor)が形成されている。これにより、高周波特性に優れた半導体装置100を得ることができる。トランジスタチップ30、60の各々は、このような半導体基板を小片化することによって得られる。
トランジスタチップ30、60の各々は、ゲート電極、ソース電極およびドレイン電極を有する。トランジスタチップ30において、ゲート電極およびドレイン電極は、それぞれゲートパッド32およびドレインパッド33に電気的に接続される。トランジスタチップ60において、ゲート電極およびドレイン電極は、それぞれゲートパッド62およびドレインパッド63に電気的に接続される。
トランジスタチップ30、60の各々において、基板の裏面にはメタライズが形成される。ソース電極は基板を貫通するスルーホールにより基板の裏面に施されたメタライズと導通している。メタライズを介してソース電極は接地用パタンと電気的に接続される。
トランジスタチップ30、60の各々は、接合材によりパッケージに固定される。接合材ははんだ、または導電性接着剤等である。トランジスタチップ30、60の各々は、接合材を介してパッケージと電気的に接続されている。
パッケージは多層基板を有する。多層基板は例えばガラスエポキシ基板である。ガラスエポキシ基板の表層には、高周波用パタンが形成される。多層基板は、最下層に接地用電極または二次実装の為の電極を有する。多層基板の表層に設けられた高周波用パタンは、ワイヤボンド用のパッドを含む。また、多層基板の表層には、SMD(Surface Mount Device)部品を実装するためのランドが設けられている。SMD部品は例えば整合回路を構成する。増幅器20において、整合回路には入力基本波整合回路21、出力基本波整合回路22および出力高調波整合回路40が含まれる。増幅器50において、整合回路には入力基本波整合回路51、出力基本波整合回路52および出力高調波整合回路70が含まれる。
多層基板の表層または表層から連なる複数の層は、一部が取り除かれている。これにより、多層基板には表層側に窪みが形成される。窪みには、トランジスタチップ30またはトランジスタチップ60が実装される。窪みの底には、接地用パタンが形成される。接地用パタンは、べたで形成されても良い。接地用パタンは、多層基板を貫通するスルーホールによって接地されている。
パッケージの材質は、ガラスエポキシ材に限らない。パッケージは例えば電気的に低損失の材料から形成されても良い。また、多層基板は、表層と最下層との間に中間層を有しても良い。
入力基本波整合回路21、51、出力基本波整合回路22、52、出力高調波整合回路40、70の各々は多層基板のうち表層のみを用いて形成されても良い。また、入力基本波整合回路21、51、出力基本波整合回路22、52、出力高調波整合回路40、70の各々は、多層基板のうち表層および中間層を用いて形成されても良い。
入力端子10には、入力電力分配回路11を介して入力基本波整合回路21の入力端と入力基本波整合回路51の入力端が接続される。また、出力端子13には、出力電力合成回路12を介して、出力基本波整合回路22の出力端と出力基本波整合回路52の出力端が接続される。
ドレインパッド33と出力電力合成回路12の間と、ドレインパッド63と出力電力合成回路12の間の一方には、基本波に対して1/4波長の電気長を有する伝送線路が設けられる。また、ゲートパッド32と入力電力分配回路11との間と、ゲートパッド62と入力電力分配回路11との間の一方には、出力側の電気長の差を打ち消すように、基本波に対して1/4波長の電気長を有する伝送線路が設けられる。
図2は、実施の形態1に係るトランジスタチップ30、60の出力側の構成を説明する図である。トランジスタチップ30は基板34を有する。基板34の上面には、ゲートパッド32a、32b、ドレインパッド33a、33bおよび第1高調波用パッド35が設けられる。
ゲートパッド32aおよびドレインパッド33aは、トランジスタチップ30に形成された複数のトランジスタ31のうち1つのトランジスタ31のゲート電極およびドレイン電極とそれぞれ電気的に接続される。ゲートパッド32bおよびドレインパッド33bは、トランジスタチップ30に形成された複数のトランジスタ31のうち他のトランジスタ31のゲート電極およびドレイン電極とそれぞれ電気的に接続される。
複数のボンディングワイヤ81は、ボンディングワイヤ81aとボンディングワイヤ81bを含む。複数のボンディングワイヤ81a、81bは、複数のドレインパッド33a、33bと出力基本波整合回路22とをそれぞれ接続する。複数のボンディングワイヤ81a、81bは第1方向にそれぞれ延びる。ここで、第1方向は、トランジスタチップ30に対して出力基本波整合回路22が設けられた方向である。また、第1方向は、ゲートからドレインに向かう方向または基本波の導波方向であっても良い。
トランジスタチップ30では、2個のトランジスタ31が並列に接続されている。トランジスタチップ30に形成されるトランジスタ31は3個以上であっても良い。
複数のドレインパッド33a、33bの間には、第1高調波用パッド35が設けられる。第1高調波用パッド35は、トランジスタチップ30のうち複数のドレインパッド33a、33bが並ぶ方向の中央部に設けられる。第1高調波用パッド35は、複数のドレインパッド33a、33bと電気的に接続される。第1高調波用パッド35は、ドレインパッド33a、33bと接していても良い。
高調波用ボンディングワイヤ82は、第1高調波用パッド35と出力高調波整合回路40とを接続する。高調波用ボンディングワイヤ82は第2方向に延びる。第2方向は、トランジスタチップ30に対して出力高調波整合回路40が設けられた方向である。本実施の形態では、第1方向と第2方向は直交する。
トランジスタチップ60は基板64を有する。基板64の上面には、ゲートパッド62a、62b、ドレインパッド63a、63bおよび第1高調波用パッド65が設けられる。ゲートパッド62aおよびドレインパッド63aは、トランジスタチップ60に形成された複数のトランジスタ61のうち1つのトランジスタ61のゲート電極およびドレイン電極とそれぞれ電気的に接続される。ゲートパッド62bおよびドレインパッド63bは、トランジスタチップ60に形成された複数のトランジスタ61のうち他のトランジスタ61のゲート電極およびドレイン電極とそれぞれ電気的に接続される。
複数のボンディングワイヤ91は、ボンディングワイヤ91aとボンディングワイヤ91bを含む。複数のボンディングワイヤ91a、91bは、複数のドレインパッド63a、63bと出力基本波整合回路52とをそれぞれ接続する。複数のボンディングワイヤ91a、91bは第1方向にそれぞれ延びる。
トランジスタチップ60では、2個のトランジスタ61が並列に接続されている。トランジスタチップ60に形成されるトランジスタ61は3個以上であっても良い。
複数のドレインパッド63a、63bの間には、第1高調波用パッド65が設けられる。第1高調波用パッド65は、トランジスタチップ60のうち複数のドレインパッド63a、63bが並ぶ方向の中央部に設けられる。第1高調波用パッド65は、複数のドレインパッド63a、63bと電気的に接続される。第1高調波用パッド65は、ドレインパッド63a、63bと接していても良い。高調波用ボンディングワイヤ92は、第1高調波用パッド65と出力高調波整合回路70とを接続する。高調波用ボンディングワイヤ92は第3方向に延びる。第3方向は、トランジスタチップ60に対して出力高調波整合回路70が設けられた方向である。本実施の形態では、第1方向と第3方向は直交する。
次に、半導体装置100の動作を説明する。入力端子10には入力側に設けられた回路から入力信号が入力される。入力信号は入力電力分配回路11で分配され、入力基本波整合回路21、51に入力される。入力基本波整合回路21、51は、それぞれ入力信号を基本波に整合させる。入力基本波整合回路21、51の各々は、基本波の周波数において、入力端子10の入力側に接続された回路と、トランジスタチップ30、60とのインピーダンスを整合させる。
入力基本波整合回路21から出力された信号は、ゲートパッド32a、32bからトランジスタチップ30に入力される。ゲートパッド32a、32bの各々は、信号を入力するパッドである。トランジスタチップ30は、各トランジスタ31において信号を増幅する。増幅された信号は、出力信号として複数のドレインパッド33a、33bから出力される。ドレインパッド33a、33bの各々は、信号を出力するパッドである。ドレインパッド33a、33bからの出力信号は、出力基本波整合回路22に入力される。
同様に、入力基本波整合回路51から出力された信号は、ゲートパッド62a、62bからトランジスタチップ60に入力される。トランジスタチップ60は、各トランジスタ61において信号を増幅する。増幅された信号は、出力信号として複数のドレインパッド63a、63bから出力される。ドレインパッド63a、63bからの出力信号は、出力基本波整合回路52に入力される。
出力基本波整合回路22、52は、出力信号を基本波に整合させる。出力基本波整合回路22、52の各々は、基本波の周波数において、出力端子13の出力側に接続された回路と、トランジスタチップ30、60とのインピーダンスを整合させる。出力基本波整合回路22、52からの出力信号は、出力電力合成回路12で合成され、出力端子13から出力される。出力端子13には例えば負荷が接続される。
出力高調波整合回路40は、ドレインパッド33a、33bからの出力信号に含まれる高調波を抑制する。出力高調波整合回路40は、例えばドレインから負荷側を見た場合の2倍波のインピーダンスを短絡させる。出力高調波整合回路40は、例えば高調波用ボンディングワイヤ82のインダクタンスLとSMDキャパシタの容量Cから構成されるLCトラップ回路を有しても良い。これにより、高効率動作が可能になる。
同様に、出力高調波整合回路70は、ドレインパッド63a、63bからの出力信号に含まれる高調波を抑制する。出力高調波整合回路70は、例えばドレインから負荷側を見た場合の2倍波のインピーダンスを短絡させる。出力高調波整合回路40、70によって高調波が出力側に伝搬することを抑制できる。
通信容量の大容量化に伴い、広帯域で低歪みな特性を有し、小型かつ低消費電力の電力増幅器(PA、Power Amplifier)の実現が求められる傾向にある。このような電力増幅器は、例えば携帯基地局用に用いられる。電力増幅器として、上記要件を満たすことが可能なドハティ増幅器が使用されることがある。また、5Gの時代には、従来と比べて100倍以上の大容量化が必要となることが考えられる。このとき、小型化した多数の増幅器を並べてアレイアンテナとして動作させることが必要とされる場合がある。
本実施の形態では、トランジスタチップ30、60がGaNから形成される。このため、SiまたはGaAsなどの化合物半導体から形成される場合と比較して、トランジスタチップ30、60を小型化でき、高電圧または大電流での動作が可能になる。
また、本実施の形態ではトランジスタチップ30、60を多層のガラスエポキシ基板に実装して、ワイヤボンドする。ガラスエポキシ基板には、整合のための多数のインダクタ、コンデンサ等のチップ部品がはんだで実装される。また、ガラスエポキシ基板はプラスチックモールドされても良い。パッケージをモールドする場合、半導体装置100はモールドによる特性変化も考慮して設計される。このような構成は、一般に出力が数ワット程度の携帯端末など、小出力の電力増幅器に適用されることが多い。この構成によれば、半導体装置100を小型化できる。
また、増幅器の高効率動作のために、高調波処理が行われることがある。高調波処理は、例えばドレイン端から負荷側を見た場合の2倍波のインピーダンスを短絡する処理または開放する処理である。
一般に、複数セルから構成されるトランジスタチップでは、各フィンガーのばらつきによる特性低下の回避またはレイアウトの制限のために、複数のワイヤを互いに平行に張ることがある。この場合、基本波用ワイヤと2倍波用ワイヤ間の相互インダクタンスによる干渉が生じる場合がある。このとき、ドレイン端から負荷側を見た場合の2倍波のインピーダンスの周波数依存性が大きくなるおそれがある。従って、広帯域で高効率動作が実現できないおそれがある。
これに対し、本実施の形態ではボンディングワイヤ81a、81bと高調波用ボンディングワイヤ82は平面視で交差する方向に延びる。同様に、ボンディングワイヤ91a、91bと高調波用ボンディングワイヤ92は平面視で交差する方向に延びる。従って、ボンディングワイヤ81a、81bと高調波用ボンディングワイヤ82の間およびボンディングワイヤ91a、91bと高調波用ボンディングワイヤ92の間における相互インダクタンスによる干渉を抑制できる。
従って、本実施の形態では基本波と高調波の電磁結合を抑制した高調波処理回路が実現できる。これにより、高調波のインピーダンスの周波数依存性を抑制でき、広帯域で高効率動作ができる。また、ワイヤ間の干渉が抑制されるため、設計を容易にできる。本実施の形態は、広帯域での高効率動作を目的とするドハティ増幅器において特に有効である。
本実施の形態では、第1方向と第2方向および第1方向と第3方向は直交する。これにより、相互インダクタンスによる干渉の抑制の効果を効果的に得ることができる。これに限らず、ボンディングワイヤ81a、81bが延びる方向と高調波用ボンディングワイヤ82が延びる方向は非平行であれば良い。また、ボンディングワイヤ91a、91bが延びる方向と高調波用ボンディングワイヤ92が延びる方向は非平行であれば良い。
図3は、比較例に係るトランジスタチップ130、160の出力側の構成を説明する図である。比較例に係る半導体装置101はトランジスタチップ130、160を備える。トランジスタチップ130は、ドレインパッド133a、133bを有し、第1高調波用パッド35を有しない点がトランジスタチップ30と異なる。トランジスタチップ160は、ドレインパッド163a、163bを有し、第1高調波用パッド65を有しない点がトランジスタチップ60と異なる。
トランジスタチップ130において、ドレインパッド133aはボンディングワイヤ81aによって、出力基本波整合回路22と接続される。また、ドレインパッド133aはボンディングワイヤ182aによって、出力高調波整合回路140aと接続される。ドレインパッド133bはボンディングワイヤ81bによって、出力基本波整合回路22と接続される。また、ドレインパッド133bはボンディングワイヤ182bによって、出力高調波整合回路140bと接続される。
同様に、トランジスタチップ160において、ドレインパッド163aはボンディングワイヤ91aによって、出力基本波整合回路52と接続される。また、ドレインパッド163aはボンディングワイヤ192aによって、出力高調波整合回路170aと接続される。ドレインパッド163bはボンディングワイヤ91bによって、出力基本波整合回路52と接続される。また、ドレインパッド163bはボンディングワイヤ192bによって、出力高調波整合回路170bと接続される。出力高調波整合回路140a、140b、170a、170bは出力信号に含まれる高調波を抑制する回路である。
比較例に係る半導体装置101では、1つのドレインパッドに基本波用のボンディングワイヤと高調波用のボンディングワイヤが接続される。このため、基本波用のボンディングワイヤと高調波用のボンディングワイヤの干渉が大きくなるおそれがある。また、ドレインパッド毎に出力高調波整合回路が設けられる。これにより、半導体装置101が大型化するおそれがある。また、1つのトランジスタチップに3個以上のドレインパッドが設けられる場合、ワイヤ同士が交差する可能性がある。この場合、ワイヤボンディングが困難となる可能性がある。
これに対し本実施の形態では、ドレインパッド33a、33bと別個に第1高調波用パッド35が設けられる。また、ドレインパッド63a、63bと別個に第1高調波用パッド65が設けられる。これにより、基本波用のボンディングワイヤと高調波用のボンディングワイヤとの間における干渉をさらに抑制できる。
また、本実施の形態では第1高調波用パッド35、65がゲート−ドレイン方向に長く形成される。第1高調波用パッド35は、複数のドレインパッド33a、33bに対して複数のボンディングワイヤ81a、81bが引き出される側と反対側に突出する。同様に、第1高調波用パッド65は、複数のドレインパッド63a、63bに対して複数のボンディングワイヤ91a、91bが引き出される側と反対側に突出する。
高調波用ボンディングワイヤ82は、第1高調波用パッド35のうち複数のドレインパッド33a、33bから突出した部分に接続される。また、高調波用ボンディングワイヤ92は、第1高調波用パッド65のうち複数のドレインパッド63a、63bから突出した部分に接続される。このような構成によれば、基本波用のボンディングワイヤと、高調波用のボンディングワイヤの距離を確保できる。従って、さらに干渉を抑制できる。
また、このような構成によれば、ボンディングワイヤ81a、81bと高調波用ボンディングワイヤ82とが交差することを防止できる。同様に、ボンディングワイヤ91a、91bと高調波用ボンディングワイヤ92とが交差することを防止できる。従って、容易にワイヤボンディングを実施できる。
また、本実施の形態では、第1高調波用パッド35、65は、トランジスタチップ30、60にそれぞれ1つのみ設けられる。このため、半導体装置100を小型化できる。
また、第1高調波用パッド35、65は、それぞれトランジスタチップ30、60の中央部に配置される。これにより、トランジスタチップ30、60の各々において、複数のドレインパッドに対して第1高調波用パッドが1つのみ設けられる場合にも、第1高調波用パッドと各FETのドレイン電極までの距離の差を小さくできる。このため、各FETから見た2倍波のインピーダンスの差を小さくできる。従って、複数のセルの基本波と2倍波の負荷インピーダンスのばらつきを低減し、複数のセルを均一に動作させることできる。これにより、半導体装置100の出力電力、利得および効率を向上させることができる。
各トランジスタチップ30、60において、1つのトランジスタチップにドレインパッドが3つ以上設けられる場合、第1高調波用パッドは複数のドレインパッドのうち隣接する2つの間に設けられる。この場合も、第1高調波用パッドがドレインパッドの間に設けられることで、各トランジスタから見た2倍波のインピーダンスの差を小さくできる。
また、本実施の形態のトランジスタチップ30は、一対の第1辺と、第1辺の両側に設けられた一対の第2辺とを有する。第1辺の一方は、出力基本波整合回路22と対向する。第2辺の一方は、出力高調波整合回路40と対向する。第2辺の他方は、トランジスタチップ60と対向する。複数のドレインパッド33a、33bは第1辺の一方に沿って並ぶ。このような構成によれば、ボンディングワイヤ81a、81bと、高調波用ボンディングワイヤ82を容易に非平行に配線できる。
本実施の形態の変形例として、出力高調波整合回路40、70は2倍波に限らず高調波を抑制する回路であれば良い。また、本実施の形態では1つのトランジスタチップに出力基本波整合回路と入力基本波整合回路とが1つずつ設けられる。これに限らず、1つのトランジスタチップに複数の出力基本波整合回路または複数の入力基本波整合回路が設けられても良い。
これらの変形は、以下の実施の形態に係る半導体装置について適宜応用することができる。なお、以下の実施の形態に係る半導体装置については実施の形態1との共通点が多いので、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
実施の形態2.
図4は、実施の形態2に係る半導体装置200の等価回路図である。半導体装置200はパッケージを備える。パッケージは、内部に2つの増幅器220、250を有する。
図4は、実施の形態2に係る半導体装置200の等価回路図である。半導体装置200はパッケージを備える。パッケージは、内部に2つの増幅器220、250を有する。
増幅器220は、入力基本波整合回路21、トランジスタチップ230、出力基本波整合回路22および入力高調波整合回路241を備える。トランジスタチップ230には複数のトランジスタ231が形成される。増幅器220は、整合回路として出力高調波整合回路40に代えて入力高調波整合回路241を有する点が実施の形態1と異なる。
トランジスタチップ230はドレインパッド233を有する。ドレインパッド233と出力基本波整合回路22の入力端は、複数のボンディングワイヤ81で接続される。また、トランジスタチップ230は、ゲートパッド232を有する。ゲートパッド232と入力基本波整合回路21の出力端は、複数のボンディングワイヤ83で接続される。また、トランジスタチップ230は第2高調波用パッド236を有する。第2高調波用パッド236と入力高調波整合回路241の入力端は高調波用ボンディングワイヤ284で接続される。入力高調波整合回路241の出力端は接地用パタンと電気的に接続される。
増幅器250は、入力基本波整合回路51、トランジスタチップ260、出力基本波整合回路52および入力高調波整合回路271を備える。トランジスタチップ260には複数のトランジスタ261が形成される。増幅器250は、整合回路として、出力高調波整合回路70に代えて入力高調波整合回路271を有する点が実施の形態1と異なる。
トランジスタチップ260はドレインパッド263を有する。ドレインパッド263と出力基本波整合回路52の入力端は、複数のボンディングワイヤ91で接続される。また、トランジスタチップ260は、ゲートパッド262を有する。ゲートパッド262と入力基本波整合回路51の出力端は、複数のボンディングワイヤ93で接続される。また、トランジスタチップ260は第2高調波用パッド266を有する。第2高調波用パッド266と入力高調波整合回路271の入力端は高調波用ボンディングワイヤ294で接続される。入力高調波整合回路271の出力端は接地用パタンと電気的に接続される。
図5は、実施の形態2に係るトランジスタチップ230、260の入力側の構成を説明する図である。トランジスタチップ230は基板234を有する。基板234の上面には、ゲートパッド232a、232b、ドレインパッド233a、233bおよび第2高調波用パッド236が設けられる。
複数のボンディングワイヤ83は、ボンディングワイヤ83aとボンディングワイヤ83bを含む。複数のボンディングワイヤ83a、83bは、複数のゲートパッド232a、232bと入力基本波整合回路21とをそれぞれ接続する。複数のボンディングワイヤ83a、83bは第4方向にそれぞれ延びる。ここで、第4方向は、トランジスタチップ230に対して入力基本波整合回路21が設けられた方向である。また、第4方向は、ドレインからゲートに向かう方向であっても良い。
複数のゲートパッド232a、232bの間には、第2高調波用パッド236が設けられる。第2高調波用パッド236は、トランジスタチップ230のうち複数のゲートパッド232a、232bが並ぶ方向の中央部に設けられる。第2高調波用パッド236は、複数のゲートパッド232a、232bと電気的に接続される。第2高調波用パッド236は、ゲートパッド232a、232bと接していても良い。
高調波用ボンディングワイヤ284は、第2高調波用パッド236と入力高調波整合回路241とを接続する。高調波用ボンディングワイヤ284は第2方向に延びる。第2方向は、トランジスタチップ230に対して入力高調波整合回路241が設けられた方向である。本実施の形態では、第2方向と第4方向は直交する。
トランジスタチップ260は基板264を有する。基板264の上面には、ゲートパッド262a、262b、ドレインパッド263a、263bおよび第2高調波用パッド266が設けられる。
複数のボンディングワイヤ93は、ボンディングワイヤ93aとボンディングワイヤ93bを含む。複数のボンディングワイヤ93a、93bは、複数のゲートパッド262a、262bと入力基本波整合回路51とをそれぞれ接続する。複数のボンディングワイヤ93a、93bは第4方向にそれぞれ延びる。ここで、第4方向は、トランジスタチップ260に対して入力基本波整合回路51が設けられた方向である。
複数のゲートパッド262a、262bの間には、第2高調波用パッド266が設けられる。第2高調波用パッド266は、トランジスタチップ260のうち複数のゲートパッド262a、262bが並ぶ方向の中央部に設けられる。第2高調波用パッド266は、複数のゲートパッド262a、262bと電気的に接続される。第2高調波用パッド266は、ゲートパッド262a、262bと接していても良い。
高調波用ボンディングワイヤ294は、第2高調波用パッド266と入力高調波整合回路271とを接続する。高調波用ボンディングワイヤ294は第3方向に延びる。第3方向は、トランジスタチップ260に対して入力高調波整合回路271が設けられた方向である。
入力高調波整合回路241は、ゲートパッド232a、232bへの入力信号に含まれる高調波を抑制する。入力高調波整合回路241は、例えば2倍波のインピーダンスを短絡させる。同様に、入力高調波整合回路271は、ゲートパッド262a、262bからの入力信号に含まれる高調波を抑制する。入力高調波整合回路271は、例えば2倍波のインピーダンスを短絡させる。入力高調波整合回路241、271によって高調波が出力側に伝搬することを抑制できる。
本実施の形態では、ボンディングワイヤ83a、83bと高調波用ボンディングワイヤ284は平面視で交差する方向に延びる。同様に、ボンディングワイヤ93a、93bと高調波用ボンディングワイヤ294は平面視で交差する方向に延びる。従って、ボンディングワイヤ83a、83bと高調波用ボンディングワイヤ284の間およびボンディングワイヤ93a、93bと高調波用ボンディングワイヤ294の間における相互インダクタンスによる干渉を抑制できる。従って、高調波のインピーダンスの周波数依存性を抑制でき、広帯域で高効率動作ができる。
本実施の形態では、第4方向と第2方向および第4方向と第3方向は直交する。これにより、相互インダクタンスによる干渉の抑制の効果を効果的に得ることができる。これに限らず、ボンディングワイヤ83a、83bが延びる方向と高調波用ボンディングワイヤ284が延びる方向は非平行であれば良い。また、ボンディングワイヤ93a、93bが延びる方向と高調波用ボンディングワイヤ294が延びる方向は非平行であれば良い。
本実施の形態では、ゲートパッド232a、232bと別個に第2高調波用パッド236が設けられる。また、ゲートパッド262a、262bと別個に第2高調波用パッド266が設けられる。これにより、基本波用のボンディングワイヤと、高調波用のボンディングワイヤとの間における干渉をさらに抑制できる。
また、本実施の形態では第2高調波用パッド236、266がドレイン−ゲート方向に長く形成される。第2高調波用パッド236は、複数のゲートパッド232a、232bに対して複数のボンディングワイヤ83a、83bが引き出される側と反対側に突出する。同様に、第2高調波用パッド266は、複数のゲートパッド262a、262bに対して複数のボンディングワイヤ93a、93bが引き出される側と反対側に突出する。
高調波用ボンディングワイヤ284は、第2高調波用パッド236のうち複数のゲートパッド232a、232bから突出した部分に接続される。同様に、高調波用ボンディングワイヤ294は、第2高調波用パッド266のうち複数のゲートパッド262a、262bから突出した部分に接続される。このような構成によれば、基本波用のボンディングワイヤと、高調波用のボンディングワイヤの距離を確保でき、さらに干渉を抑制できる。また、基本波用のボンディングワイヤと、高調波用のボンディングワイヤとが交差することを防止できる。従って、容易にワイヤボンディングを実施できる。
また、本実施の形態では、第2高調波用パッド236、266は、トランジスタチップ230、260にそれぞれ1つのみ設けられる。このため、半導体装置200を小型化できる。
また、第2高調波用パッド236、266は、それぞれトランジスタチップ230、260の中央部に配置される。これにより、トランジスタチップ230、260の各々において、複数のドレインパッドに対して第2高調波用パッドが1つのみ設けられる場合にも、第2高調波用パッドと各FETのドレイン電極までの距離の差を小さくできる。このため、各FETから見た2倍波のインピーダンスの差を小さくできる。従って、複数のセルの基本波と2倍波の負荷インピーダンスのばらつきを低減し、複数のセルを均一に動作させることできる。これにより、半導体装置200の出力電力、利得および効率を向上させることができる。
また、本実施の形態のトランジスタチップ230の一対の第1辺のうち他方は、入力基本波整合回路21と対向する。トランジスタチップ230の一対の第2辺の一方は、入力高調波整合回路241と対向する。複数のゲートパッド232a、232bは第1辺の他方に沿って並ぶ。このような構成によれば、ボンディングワイヤ83a、83bと、高調波用ボンディングワイヤ284を容易に非平行に配線できる。
実施の形態3.
図6は、実施の形態3に係る半導体装置300の等価回路図である。半導体装置300はパッケージを備える。パッケージは、内部に2つの増幅器320、350を有する。
図6は、実施の形態3に係る半導体装置300の等価回路図である。半導体装置300はパッケージを備える。パッケージは、内部に2つの増幅器320、350を有する。
増幅器320は、入力基本波整合回路21、トランジスタチップ330、出力基本波整合回路22、入力高調波整合回路241および出力高調波整合回路40を備える。トランジスタチップ330には複数のトランジスタ331が形成される。増幅器320は、整合回路として、出力高調波整合回路40と入力高調波整合回路241の両方を有する点が実施の形態1、2と異なる。
トランジスタチップ330はドレインパッド333を有する。ドレインパッド333と出力基本波整合回路22の入力端は、複数のボンディングワイヤ81で接続される。また、トランジスタチップ330は第1高調波用パッド335を有する。第1高調波用パッド335と出力高調波整合回路40の入力端は高調波用ボンディングワイヤ82で接続される。出力高調波整合回路40の出力端は接地用パタンと電気的に接続される。
また、トランジスタチップ330は、ゲートパッド332を有する。ゲートパッド232と入力基本波整合回路21の出力端は、複数のボンディングワイヤ83で接続される。また、トランジスタチップ330は第2高調波用パッド336を有する。第2高調波用パッド336と入力高調波整合回路241の入力端は高調波用ボンディングワイヤ284で接続される。入力高調波整合回路241の出力端は接地用パタンと電気的に接続される。
増幅器350は、入力基本波整合回路51、トランジスタチップ360、出力基本波整合回路52、入力高調波整合回路271および出力高調波整合回路70を備える。トランジスタチップ360には複数のトランジスタ361が形成される。増幅器350は、整合回路として、出力高調波整合回路70と入力高調波整合回路271の両方を有する点が実施の形態1、2と異なる。
トランジスタチップ360はドレインパッド363を有する。ドレインパッド363と出力基本波整合回路52の入力端は、複数のボンディングワイヤ91で接続される。また、トランジスタチップ360は第1高調波用パッド365を有する。第1高調波用パッド365と出力高調波整合回路70の入力端は高調波用ボンディングワイヤ92で接続される。出力高調波整合回路70の出力端は接地用パタンと電気的に接続される。
また、トランジスタチップ330は、ゲートパッド362を有する。ゲートパッド362と入力基本波整合回路51の出力端は、複数のボンディングワイヤ93で接続される。また、トランジスタチップ360は第2高調波用パッド366を有する。第2高調波用パッド366と入力高調波整合回路271の入力端は高調波用ボンディングワイヤ294で接続される。入力高調波整合回路271の出力端は接地用パタンと電気的に接続される。
図7は、実施の形態3に係るトランジスタチップ330、360の入力側および出力側の構成を説明する図である。トランジスタチップ330は基板334を有する。基板334の上面には、ゲートパッド332a、332b、ドレインパッド333a、333b、第1高調波用パッド335および第2高調波用パッド336が設けられる。
複数のボンディングワイヤ81a、81bは、複数のドレインパッド333a、333bと出力基本波整合回路22とをそれぞれ接続する。複数のボンディングワイヤ83a、83bは、複数のゲートパッド332a、332bと入力基本波整合回路21とをそれぞれ接続する。
複数のドレインパッド333a、333bの間には、第1高調波用パッド335が設けられる。複数のゲートパッド332a、332bの間には、第2高調波用パッド336が設けられる。高調波用ボンディングワイヤ82は、第1高調波用パッド335と出力高調波整合回路40とを接続する。高調波用ボンディングワイヤ82は第3方向に延びる。高調波用ボンディングワイヤ284は、第2高調波用パッド336と入力高調波整合回路241とを接続する。高調波用ボンディングワイヤ284は第2方向に延びる。
トランジスタチップ360は基板364を有する。基板364の上面には、ゲートパッド362a、362b、ドレインパッド363a、363b、第1高調波用パッド365および第2高調波用パッド366が設けられる。
複数のボンディングワイヤ91a、91bは、複数のドレインパッド363a、363bと出力基本波整合回路52とをそれぞれ接続する。複数のボンディングワイヤ93a、93bは、複数のゲートパッド362a、362bと入力基本波整合回路51とをそれぞれ接続する。
複数のドレインパッド363a、363bの間には、第1高調波用パッド365が設けられる。複数のゲートパッド362a、362bの間には、第2高調波用パッド266が設けられる。高調波用ボンディングワイヤ92は、第1高調波用パッド365と出力高調波整合回路70とを接続する。高調波用ボンディングワイヤ92は第2方向に延びる。高調波用ボンディングワイヤ294は、第2高調波用パッド366と入力高調波整合回路271とを接続する。高調波用ボンディングワイヤ294は第3方向に延びる。
本実施の形態では、トランジスタチップの入力側と出力側の両方で、基本波用のボンディングワイヤと、高調波用のボンディングワイヤとの間における干渉をさらに抑制できる。従って、高調波のインピーダンスの周波数依存性をさらに抑制でき、広帯域で高効率動作ができる。
本実施の形態では、高調波用ボンディングワイヤ82と高調波用ボンディングワイヤ284は、トランジスタチップ330から互いに反対方向に延びる。同様に、高調波用ボンディングワイヤ92と高調波用ボンディングワイヤ294は、トランジスタチップ360から互いに反対方向に延びる。これにより、高調波用ボンディングワイヤ同士の干渉を抑制できる。
高調波用ボンディングワイヤ82、284、92、294の配置はこれに限らない。高調波用ボンディングワイヤ82、284はトランジスタチップ330の同じ辺から引き出されても良い。同様に、高調波用ボンディングワイヤ92、294はトランジスタチップ360の同じ辺から引き出されても良い。また、高調波用ボンディングワイヤ82、284は互いに非平行に延びるものとしても良い。同様に、高調波用ボンディングワイヤ92、294は互いに非平行に延びるものとしても良い。
また、ボンディングワイヤ81a、81bとボンディングワイヤ83a、83bはトランジスタチップ330から互いに反対方向に延びる。ボンディングワイヤ81a、81bとボンディングワイヤ83a、83bが延びる方向はこれに限らない。同様に、ボンディングワイヤ91a、91bとボンディングワイヤ93a、93bが延びる方向は図7に示されるものに限らない。また、トランジスタチップ330とトランジスタチップ360でパッドまたはボンディングワイヤの配置が異なっても良い。
なお、各実施の形態で説明した技術的特徴は適宜に組み合わせて用いても良い。
10 入力端子、11 入力電力分配回路、12 出力電力合成回路、13 出力端子、20 増幅器、21 入力基本波整合回路、22 出力基本波整合回路、30 トランジスタチップ、31 トランジスタ、32、32a、32b ゲートパッド、33、33a、33b ドレインパッド、34 基板、35 第1高調波用パッド、40 出力高調波整合回路、50 増幅器、51 入力基本波整合回路、52 出力基本波整合回路、60 トランジスタチップ、61 トランジスタ、62、62a、62b ゲートパッド、63、63a、63b ドレインパッド、64 基板、65 第1高調波用パッド、70 出力高調波整合回路、81、81a、81b ボンディングワイヤ、82 高調波用ボンディングワイヤ、83、83a、83b ボンディングワイヤ、91、91a、91b ボンディングワイヤ、92 高調波用ボンディングワイヤ、93、93a、93b ボンディングワイヤ、100、101 半導体装置、130 トランジスタチップ、133a、133b ドレインパッド、140a、140b 出力高調波整合回路、160 トランジスタチップ、163a、163b ドレインパッド、170a、170b 出力高調波整合回路、182a、182b、192a、192b ボンディングワイヤ、200 半導体装置、220 増幅器、230 トランジスタチップ、231 トランジスタ、232、232a、232b ゲートパッド、233、233a、233b ドレインパッド、234 基板、236 第2高調波用パッド、241 入力高調波整合回路、250 増幅器、260 トランジスタチップ、261 トランジスタ、262、262a、262b ゲートパッド、263、263a、263b ドレインパッド、264 基板、266 第2高調波用パッド、271 入力高調波整合回路、284、294 高調波用ボンディングワイヤ、300 半導体装置、320 増幅器、330 トランジスタチップ、331 トランジスタ、332、332a、332b ゲートパッド、333、333a、333b ドレインパッド、334 基板、335 第1高調波用パッド、336 第2高調波用パッド、350 増幅器、360 トランジスタチップ、361 トランジスタ、362、362a、362b ゲートパッド、363、363a、363b ドレインパッド、364 基板、365 第1高調波用パッド、366 第2高調波用パッド
Claims (9)
- 信号を入力または出力する複数の第1パッドと、前記複数の第1パッドの間に設けられ前記複数の第1パッドと電気的に接続された第1高調波用パッドと、を有するトランジスタチップと、
前記信号を基本波に整合させる第1基本波整合回路と、
第1方向にそれぞれ延び、前記複数の第1パッドと前記第1基本波整合回路とをそれぞれ接続する複数の第1ボンディングワイヤと、
前記信号に含まれる高調波を抑制する第1高調波整合回路と、
前記第1方向と非平行な第2方向に延び、前記第1高調波用パッドと前記第1高調波整合回路とを接続する第1高調波用ボンディングワイヤと、
を備えることを特徴とする半導体装置。 - 前記第1方向と前記第2方向は直交することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
- 前記第1高調波用パッドは、前記トランジスタチップのうち前記複数の第1パッドが並ぶ方向の中央部に設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
- 前記第1高調波用パッドは、前記複数の第1パッドに対して前記複数の第1ボンディングワイヤが引き出される側と反対側に突出し、
前記第1高調波用ボンディングワイヤは、前記第1高調波用パッドのうち前記複数の第1パッドから突出した部分に接続されることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の半導体装置。 - 前記第1高調波用パッドは、前記トランジスタチップに1つのみ設けられることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の半導体装置。
- 前記トランジスタチップは、第1辺と、前記第1辺の両側に設けられた第2辺と、を有し、
前記複数の第1パッドは前記第1辺に沿って並び、
前記第1基本波整合回路は前記第1辺と対向し、
前記第1高調波整合回路は前記第2辺の一方と対向することを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の半導体装置。 - 前記トランジスタチップからの出力信号を基本波に整合させる第2基本波整合回路と、
複数の第2ボンディングワイヤと、
前記出力信号に含まれる高調波を抑制する第2高調波整合回路と、
第2高調波用ボンディングワイヤと、
を備え、
前記複数の第1パッドには前記信号が入力され、
前記トランジスタチップは、複数の第2パッドと、前記複数の第2パッドの間に設けられ前記複数の第2パッドと電気的に接続された第2高調波用パッドと、を有し、前記信号を増幅して前記出力信号を前記複数の第2パッドから出力し、
前記複数の第2ボンディングワイヤは、第3方向にそれぞれ延び、前記複数の第2パッドと前記第2基本波整合回路とをそれぞれ接続し、
前記第2高調波用ボンディングワイヤは、前記第3方向と非平行な第4方向に延び、前記第2高調波用パッドと前記第2高調波整合回路とを接続することを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の半導体装置。 - 前記第1高調波用ボンディングワイヤと、前記第2高調波用ボンディングワイヤは、互いに反対方向に延びることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
- 前記トランジスタチップは、ドハティ増幅器のうちキャリア増幅器とピーク増幅器の一方であることを特徴とする請求項1から8の何れか1項に記載の半導体装置。
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