JP2020137320A - 降圧コンバータ - Google Patents
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Abstract
【課題】磁気飽和を生じ難く、残留磁束が残り難いタップドインダクタ方式の非絶縁型の降圧コンバータを提供する。【解決手段】基準電位端と入力端との間に入力電圧が入力され、基準電位端と出力端との間に出力電圧が出力される降圧コンバータにおいて、入力端に一端が接続された第1のスイッチング素子と、入力端に一端が接続された第2のスイッチング素子と、第1のスイッチング素子の他端と第2のスイッチング素子の他端の間に配置されたトランスとを有し、トランスが、出力端に接続された中央タップと、中央タップにおいて接続された第1のコイルと第2のコイルとを有し、第1のコイルが第1の中間タップを具備すると共に第2のコイルが第2の中間タップを具備し、かつ、第1の中間タップと基準電位端との間に接続された第1の整流要素と、第2の中間タップと基準電位端との間に接続された第2の整流要素とを有する。【選択図】図1
Description
本発明は、DC/DCコンバータに関し、特に非絶縁型の降圧コンバータに関する。
非絶縁型の降圧コンバータにおいて、リアクトルに中間タップを設け、転流ダイオードを中間タップに接続することにより、トランス作用を利用するタップドインダクタ方式のコンバータが知られている(特許文献1、2等)。タップドインダクタ方式を採用することにより、所望する入出力電圧比及び/又は出力電流の範囲に対してデューティ比を適切な範囲に設定することが可能となる。その効果の一つとして、スイッチング素子の急峻なスイッチングを必要とする極端に小さいデューティ比での動作を回避することができる。また、大電流が想定される降圧コンバータにおいてタップドインダクタ方式を採用することにより、スイッチング素子に流れる電流量を低減し、スイッチング素子の負担を軽減できる。
通常のタップドインダクタ方式のコンバータでは、トランスのインダクタンスを大きくし、中間タップにおいて大電流を出力できるように構成されている。しかしながら、磁気飽和を生じ易くなったり、残留磁束による逆起電圧も大きくなったりするなどの問題があった。
本発明の目的は、磁気飽和を生じ難くかつ残留磁束が残り難い、タップドインダクタ方式の非絶縁型の降圧コンバータを提供することである。
上記の目的を達成するべく、本発明は、以下の構成を提供する。
・ 本発明の態様は、基準電位端と入力端との間に入力電圧が入力され、前記基準電位端と出力端との間に出力電圧が出力される降圧コンバータにおいて、
前記入力端に一端が接続された第1のスイッチング素子と、
前記入力端に一端が接続された第2のスイッチング素子と、
前記第1のスイッチング素子の他端と前記第2のスイッチング素子の他端の間に配置されたトランスとを有し、
前記トランスが、前記出力端に接続された中央タップと、前記中央タップにて接続された第1のコイルと第2のコイルとを有し、前記第1のコイルが第1の中間タップを具備すると共に前記第2のコイルが第2の中間タップを具備し、かつ、
前記第1の中間タップと前記基準電位端との間に接続された第1の整流要素と、前記第2の中間タップと前記基準電位端との間に接続された第2の整流要素とを有することを特徴とする。
・ 上記態様において、前記第1のコイルと前記第2のコイルは、互いに疎結合でありかつ前記中央タップに関して対称的に構成されていることが、好適である。
・ 上記態様において、前記第1のコイルは、前記第1の中間タップにて接続され互いに密結合である第1の部分コイルと第2の部分コイルとからなり、
前記第2のコイルは、前記第2の中間タップにて接続され互いに密結合である第3の部分コイルと第4の部分コイルとからなることが、好適である。
・ 上記態様において、前記第1の部分コイルと前記第2の部分コイルとの巻き数比は、前記第3の部分コイルと前記第4の部分コイルとの巻き数比と同じであることが、好適である。
・ 上記態様において、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子が、同じデューティ比で位相が180°異なる制御信号によりそれぞれオンオフ制御されることが、好適である。
・ 本発明の態様は、基準電位端と入力端との間に入力電圧が入力され、前記基準電位端と出力端との間に出力電圧が出力される降圧コンバータにおいて、
前記入力端に一端が接続された第1のスイッチング素子と、
前記入力端に一端が接続された第2のスイッチング素子と、
前記第1のスイッチング素子の他端と前記第2のスイッチング素子の他端の間に配置されたトランスとを有し、
前記トランスが、前記出力端に接続された中央タップと、前記中央タップにて接続された第1のコイルと第2のコイルとを有し、前記第1のコイルが第1の中間タップを具備すると共に前記第2のコイルが第2の中間タップを具備し、かつ、
前記第1の中間タップと前記基準電位端との間に接続された第1の整流要素と、前記第2の中間タップと前記基準電位端との間に接続された第2の整流要素とを有することを特徴とする。
・ 上記態様において、前記第1のコイルと前記第2のコイルは、互いに疎結合でありかつ前記中央タップに関して対称的に構成されていることが、好適である。
・ 上記態様において、前記第1のコイルは、前記第1の中間タップにて接続され互いに密結合である第1の部分コイルと第2の部分コイルとからなり、
前記第2のコイルは、前記第2の中間タップにて接続され互いに密結合である第3の部分コイルと第4の部分コイルとからなることが、好適である。
・ 上記態様において、前記第1の部分コイルと前記第2の部分コイルとの巻き数比は、前記第3の部分コイルと前記第4の部分コイルとの巻き数比と同じであることが、好適である。
・ 上記態様において、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子が、同じデューティ比で位相が180°異なる制御信号によりそれぞれオンオフ制御されることが、好適である。
本発明により、磁気飽和を生じ難く、残留磁束が残り難いタップドインダクタ方式の非絶縁型の降圧コンバータが実現される。
以下、図面を参照して本発明によるタップドインダクタ方式の非絶縁型の降圧コンバータの実施形態を説明する。以下では、例えば直流300Vを直流12Vに降圧するような入出力電圧比の比較的大きい降圧コンバータを想定して説明する。しかしながら、本発明の適用対象はこのような場合に限定されない。
(1)回路構成
図1は、本発明のタップドインダクタ方式の降圧コンバータの回路例を概略的に示した図である。
図1は、本発明のタップドインダクタ方式の降圧コンバータの回路例を概略的に示した図である。
図1の降圧コンバータは、直流電力を変換する電力変換回路である。入力端1と基準電位端3の間に直流の入力電圧が入力され、出力端2と基準電位端3の間に直流の出力電圧が出力される。基準電位端3は入力側と出力側で共通する。
この例では、基準電位端3が、入力端1及び出力端2に対して高電位である。基準電位端3を接地電位とすると、入力端1及び出力端2はいずれも負の電位となる。入力電圧が高電圧、出力電圧が低電圧である。
別の例として、入力端1及び出力端2を正の電位とする回路構成とすることもできる。
出力端2と基準電位端3の間に負荷5が接続される。負荷5には、出力電圧が印加され、出力電流が流れる。
第1のスイッチング素子S1及び第2のスイッチング素子S2が設けられている。各スイッチング素子S1、S2は、電流路と制御端を有し、制御端に印加される制御信号により電流路を導通又は遮断される。各スイッチング素子S1、S2の電流路の一端は、それぞれ入力端1に接続されている。スイッチング素子S1の電流路の他端と、スイッチング素子S2の電流路の他端との間には、トランスTRが配置されている。
スイッチング素子S1、S2は、ここでは一例としてnチャネルMOSFETである。各FETのソースが入力端1に接続されている。一方のFETのドレインにトランスTRのコイルの一端が接続され、他方のFETのドレインにトランスTRのコイルの他端が接続されている。FETに替えて、バイポーラトランジスタ又はIGBTとすることもできる。
各FETのゲートには、例えばPWM信号による制御電圧v1、v2がそれぞれ印加される。PWM信号は、所定のデューティ比を有する。PWM信号は、例えばPWMIC等を含む制御部(図示せず)により生成される。制御部は、例えば入力電圧、出力電圧及び/又は出力電流等を検知し、それらに応じてPWM信号のデューティ比を制御する。
トランスTRは、磁性体コアに巻かれたコイルを有する。コイルの途中には3つのタップが設けられている。
中央タップTcは、出力端2に接続されている。トランスTRのコイルは、中央タップTcにて接続された第1コイルN1と第2コイルN2とからなる。第1コイルN1と第2コイルN2は、中央タップTcに関して対称的に、より具体的には鏡像対称的に構成されている。好適には第1コイルN1と第2コイルN2は疎結合である。
さらに、第1コイルN1は中間タップT1を有し、中間タップT1にて第1の部分コイルn1と第2の部分コイルn2とが接続されている。好適には部分コイルn1と部分コイルn2は密結合である。同様に、第2のコイルN1は中間タップT2を有し、中間タップT2にて第3の部分コイルn3と第4の部分コイルn4とが接続されている。好適には部分コイルn3と部分コイルn4は密結合である。
2つのコイルを互いに疎結合とするには、例えば2つのコイルを離間して配置することで一方のコイルに生じる磁束の全てが他方のコイルを通過することなく、一部が漏れ磁束となるようにする。また、2つのコイルを互いに密結合とするには、例えば2つのコイルを密接して配置することで一方のコイルに生じる磁束の全てが他方のコイルを通過するようにする。
第1コイルN1と第2コイルN2は中央タップTcに関して対称的であるので、第1コイルN1と第2コイルN2は、巻数が同じであり、かつ、部分コイルn1と部分コイルn2の巻数比と、部分コイルn3と部分コイルn4の巻数比とが同じである。すなわち、部分コイルn1と部分コイルn3は巻数が同じであり、そして部分コイルn2と部分コイルn4は巻数が同じである。
さらに、第1の整流要素D1が中間タップT1と基準電位端3との間に接続され、第2の整流要素D2が中間タップT2と基準電位端3との間に接続されている。整流要素D1、D2は、ここではダイオードである。ダイオードD1は、アノードが中間タップT1に、カソードが基準電位端3に接続されている。ダイオードD2は、アノードが中間タップT2に、カソードが基準電位端3に接続されている。
整流要素D1、D2は、ダイオードに限らず、同じ機能を有する素子又は回路で置き換えることもできる。
さらに、入力端1と基準電位端3の間に平滑コンデンサ1が接続され、出力端2と基準電位端3の間に平滑コンデンサ2が接続されている。
(2)回路動作
図2〜図4を参照して、図1に示した回路の動作を説明する。図2(a)(b)は、図1の回路におけるモードI及びモードII の電流の流れを概略的に示す図である。図3(a)(b)は、図1の回路におけるモードIII及びモードIV の電流の流れを概略的に示す図である。図4は、図2及び図3に示した電流の波形例を概略的に示したタイミング図である。
図2〜図4を参照して、図1に示した回路の動作を説明する。図2(a)(b)は、図1の回路におけるモードI及びモードII の電流の流れを概略的に示す図である。図3(a)(b)は、図1の回路におけるモードIII及びモードIV の電流の流れを概略的に示す図である。図4は、図2及び図3に示した電流の波形例を概略的に示したタイミング図である。
図4(a)(b)は、スイッチング素子S1、S2の制御電圧v1、v2の一周期の波形を模式的に示している。制御電圧v1、v2は、同じデューティ比を有し、位相が互いに180°異なるPWM信号である。スイッチング素子S1とS2は、同時にオンとならないようにデッドタイムを設けられる。このため、PWM信号のデューティ比は50%未満である。従って、図1の回路の動作は、おおよそ、図4に示した4つのモードI、II、III、IVに分けられる。モードII及びモードIVが、スイッチング素子S1、S1が両方ともオフとなるデッドタイムである。
<モードIの動作>
図2(a)は、図1の回路において、スイッチング素子S1がオフからオンになり、スイッチング素子S2がオフのときの動作を示している。回路に流れる電流は、矢印付きの実線で示している(他の図でも同じ)。
図2(a)は、図1の回路において、スイッチング素子S1がオフからオンになり、スイッチング素子S2がオフのときの動作を示している。回路に流れる電流は、矢印付きの実線で示している(他の図でも同じ)。
スイッチング素子S1がオンになると、入力電圧が印加されることにより、電流i1が以下の経路で流れる(図4(c)(d)参照)。ダイオードD1は、逆バイアスである。
・基準電位端3→負荷5→出力端2→中央タップTc→第1コイルN1→入力端1
・基準電位端3→負荷5→出力端2→中央タップTc→第1コイルN1→入力端1
電流i1が第1コイルN1に流れることにより、第2コイルN2に相互誘導による起電圧が生じ、ダイオードD2は順バイアスとなる。これにより、電流i2が以下の経路で流れる(図4(f)参照)。
・基準電位端3→負荷5→出力端2→中央タップTc→第2コイルN2の部分コイルn4→ダイオードD2→基準電位端3
・基準電位端3→負荷5→出力端2→中央タップTc→第2コイルN2の部分コイルn4→ダイオードD2→基準電位端3
部分コイルn4に生じる起電圧は、第1コイルN1と部分コイルn4の巻数比に比例する。上述の通り、第1コイルN1と第2コイルN2は巻数が同じである。、また部分コイルn1とn2の巻数比と、部分コイルn3とn4の巻数比も同じである。各符号が巻数を表していると想定すると、N1=N2、n1/n2=n3/n4である。
例えば、第1コイルN1における部分コイルn1とn2の巻数比(n1/n2)が9であるとき、第2コイルN2における部分コイルn3とn4の巻数比(n3/n4)も9である。このとき、第1コイルN1と部分コイルn4の巻数比(N1/n4)は10となる。第1コイルN1に印加される電圧が400Vのとき、部分コイルn4に生じる起電圧は40Vとなる。電流i1と電流i2は、巻数比に反比例して流れるので、電流i1が1Aのとき、電流i2は10Aとなる。
電流i1は、いわゆるフォワード方式のスイッチング電源における一次電流に相当し、電流i2は、一次電流により誘導されたフォワード電流に相当する。負荷5には、電流i1と電流i2を合わせた出力電流が供給される。出力電流の一部である電流i2が、第2コイルN2の部分コイルn4を流れることにより、スイッチング素子S1に流れる電流i1を低減できる。
第2コイルN2における中間タップT2の位置は、回路設計により設定される。中間タップT2の位置を変えることにより、電流i1と電流i2の配分を変えることができる。この結果、スイッチング素子S1に流れる電流量を設定することができる。スイッチング素子S1の電流量を低減することにより、制御信号のオン期間を拡張でき、より安定なスイッチング動作を行わせることができる。また、最大出力電流をより大きく設定することができる。さらに、中間タップT2の位置を変えることにより、出力電圧の設定も変えることができる。
なお、第1コイルN1と第2コイルN2の構成は、中央タップTcについて対称的であるので、中間タップT1と中間タップT2も、同様に対称的な位置にある。よって、中間タップT1と中間タップT2の位置は同時に設定されることになる。
電流i1が流れることにより、トランスTRには磁気エネルギーが蓄積されるが、フォワード電流に相当する電流i2が流れることにより、コアに磁気エネルギーが蓄積され難い。
また、対称的な第1コイルN1と第2コイルN2は、好適には疎結合であるので、電流i2は突入的に流れることはなく、過大電流とはならない。
<モードIIの動作>
図2(b)は、図1の回路においてモードIが終わり、スイッチング素子S1がオンからオフになったときの動作を示している。スイッチング素子S2はオフのままである。
図2(b)は、図1の回路においてモードIが終わり、スイッチング素子S1がオンからオフになったときの動作を示している。スイッチング素子S2はオフのままである。
スイッチング素子S1がオンからオフになると、トランスTRに逆起電圧が生じる。スイッチング素子S2は、オフのままである。逆起電圧により、ダイオードD1は順バイアスとなり、ダイオードD2は逆バイアスとなる。これにより、電流i3が以下の経路で流れる(図4(d)参照)。
・基準電位端3→負荷5→中央タップTc→第1コイルN1の部分コイルn2→ダイオードD1→基準電位端3
・基準電位端3→負荷5→中央タップTc→第1コイルN1の部分コイルn2→ダイオードD1→基準電位端3
電流i3は、トランスTRのフライバック電流に相当する。電流i3により、モードIでトランスTRに蓄積された磁気エネルギーが放出される。
<モードIII、モードIVの動作>
モードIII及びモードIVでは、上述したモードI及びモードIIと対称的な動作がそれぞれ行われる。
モードIII及びモードIVでは、上述したモードI及びモードIIと対称的な動作がそれぞれ行われる。
図3(a)に示すように、モードIIIでは、スイッチング素子S2がオフからオンになる。スイッチング素子S1はオフのままである。この場合、入力電圧によりダイオードD2が順バイアスとなり、電流i4が以下の経路で流れる(図4(e)(f)参照)。
・基準電位端3→負荷5→中央タップTc→第2コイルN2→スイッチング素子S2→入力端1
・基準電位端3→負荷5→中央タップTc→第2コイルN2→スイッチング素子S2→入力端1
電流i4が流れることにより、相互誘導による起電圧が生じ、ダイオードD1が順バイアスとなり、電流i5が以下の経路で流れる(図4(d)参照)。
・基準電位端3→負荷5→中央タップTc→第1コイルN1の部分コイルn2→ダイオードD1→基準電位端3
・基準電位端3→負荷5→中央タップTc→第1コイルN1の部分コイルn2→ダイオードD1→基準電位端3
モードIIIの電流i4、i5はそれぞれ、モードIの電流i1、i2と対称的に流れる。
図3(b)に示すように、モードIVでは、スイッチング素子S2がオンからオフになる。スイッチング素子S1はオフのままである。この場合、逆起電圧が生じてダイオードD2が順バイアスとなり、電流i6が以下の経路で流れる(図4(f))。
・基準電位端3→負荷5→中央タップTc→第2コイルN2の部分コイルn4→ダイオードD2→基準電位端3
・基準電位端3→負荷5→中央タップTc→第2コイルN2の部分コイルn4→ダイオードD2→基準電位端3
モードIVの電流i6は、モードIIの電流i3と対称的に流れる。
上述したモードI、IIについて説明した動作の特徴は、モードIII、IVについてもそのまま該当する。モードI、IIとモードIII、IVとが繰り返されることにより、入力電圧がトランスTRに対して互いに反対向きの極性で交互に印加される。この結果、トランスTRは、磁気飽和し難くなる。このことによっても、大電流を流しやすい回路を実現できる。
スイッチング素子S1、S2の制御信号のデューティ比を変えることにより出力電流を調整し、それによって入力側から出力側に伝達する電力量を調整することが可能である。
以上に説明した本発明のタップドインダクタ方式の降圧コンバータは、図示の構成例に限られず、本発明の主旨に沿う範囲において多様な変形が可能である。
1 入力端
2 出力端
3 基準電位端
5 負荷
S1、S2 スイッチング素子(MOSFET)
TR トランス
N1 第1コイル
n1 第1の部分コイル
n2 第2の部分コイル
N2 第2コイル
n3 第3の部分コイル
n4 第4の部分コイル
D1、D2 整流要素(ダイオード)
C1、C2 平滑コンデンサ
2 出力端
3 基準電位端
5 負荷
S1、S2 スイッチング素子(MOSFET)
TR トランス
N1 第1コイル
n1 第1の部分コイル
n2 第2の部分コイル
N2 第2コイル
n3 第3の部分コイル
n4 第4の部分コイル
D1、D2 整流要素(ダイオード)
C1、C2 平滑コンデンサ
Claims (5)
- 基準電位端と入力端との間に入力電圧が入力され、前記基準電位端と出力端との間に出力電圧が出力される降圧コンバータにおいて、
前記入力端に一端が接続された第1のスイッチング素子と、
前記入力端に一端が接続された第2のスイッチング素子と、
前記第1のスイッチング素子の他端と前記第2のスイッチング素子の他端の間に配置されたトランスとを有し、
前記トランスが、前記出力端に接続された中央タップと、前記中央タップにて接続された第1のコイルと第2のコイルとを有し、前記第1のコイルが第1の中間タップを具備すると共に前記第2のコイルが第2の中間タップを具備し、かつ、
前記第1の中間タップと前記基準電位端との間に接続された第1の整流要素と、前記第2の中間タップと前記基準電位端との間に接続された第2の整流要素とを有することを特徴とする降圧コンバータ。 - 前記第1のコイルと前記第2のコイルは、互いに疎結合でありかつ前記中央タップに関して対称的に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の降圧コンバータ。
- 前記第1のコイルは、前記第1の中間タップにて接続され互いに密結合である第1の部分コイルと第2の部分コイルとからなり、
前記第2のコイルは、前記第2の中間タップにて接続され互いに密結合である第3の部分コイルと第4の部分コイルとからなることを特徴とする請求項1又は2に記載の降圧コンバータ。 - 前記第1の部分コイルと前記第2の部分コイルとの巻き数比は、前記第3の部分コイルと前記第4の部分コイルとの巻き数比と同じであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の降圧コンバータ。
- 前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子が、同じデューティ比で位相が180°異なる制御信号によりそれぞれオンオフ制御されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の降圧コンバータ。
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