JP2020180098A - 肌貼付用フィルム、および、転写シート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】肌貼付用フィルム10は、肌に貼り付けられる第1面10Fと、第1面10Fとは反対側の面である第2面10Rとを有する。第1面10Fは、皮脂と非相溶性を有する。肌貼付用フィルム10は、第1面10Fを構成する表面層12と、第2面10Rを構成する薄膜層11とを含む積層体である。表面層12は、水溶性材料から構成される。
【選択図】図1
Description
上記構成によれば、薄膜の積層によって皮脂と非相溶性の第1面を有する肌貼付用フィルムが形成できるため、例えば薄膜の表面改質によって第1面を形成する場合と比較して、肌貼付用フィルムの製造が容易である。
上記構成によれば、皮脂と非相溶性の第1面が好適に実現される。
上記構成によれば、額等の皮脂量の多い部位に肌貼付用フィルムを貼り付ける場合であっても、肌貼付用フィルムの第2面への皮脂の滲出が好適に抑えられる、
上記構成によれば、転写シートの保管時や移動時に、肌貼付用フィルムの第1面が保護されるため、第1面における皮脂との非相溶性が好適に維持される。また、肌貼付用フィルムが支持層に支持されていることにより、肌貼付用フィルムの変形が抑えられるとともに、肌貼付用フィルムが取り扱いやすくなる。
[肌貼付用フィルムの構成]
図1が示すように、肌貼付用フィルム10は、第1面10Fと、第1面10Fとは反対側の面である第2面10Rとを有する。第1面10Fは、肌に貼り付けられる面である。第2面10Rは、肌貼付用フィルム10が肌に貼り付けられたときに、外気に曝される面である。
図2が示すように、転写シート20は、肌貼付用フィルム10と、支持層21と、保護層22とを備えている。
なお、支持層21は、多孔質基材に限らず、内部に間隙を有さない樹脂シートや金属箔等の基材から構成されてもよい。
肌貼付用フィルム10および転写シート20の製造方法の一例を説明する。
なお、上述した肌貼付用フィルム10および転写シート20の製造が可能であれば、下記とは異なる製造方法が用いられてもよい。
詳細には、薄膜層11の材料が溶かされた塗液が、成膜用基材の表面に塗布され、その塗膜が乾燥されることによって、薄膜層11が形成される。上記塗液の溶媒としては、薄膜層11の材料の特性に応じて、プロトン性極性溶媒あるいは非プロトン性極性溶媒が用いられる。プロトン性極性溶媒としては、水、エタノール、イソプロパノール、および、酢酸等が挙げられる。非プロトン性極性溶媒としては、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸プロピル、メチルエチルケトン、アセトン、および、ジメチルスルホキシド等が挙げられる。
肌貼付用フィルム10の貼付方法、すなわち、転写シート20を用いた肌貼付用フィルム10の転写方法を説明する。以下では、支持層21として多孔質基材を用い、転写シート20を湿潤させて肌貼付用フィルム10を肌に転写する方法について説明する。
上述した肌貼付用フィルムについて、具体的な実施例および比較例を用いて説明する。
(実施例1)
DL−ポリ乳酸(武蔵野化学研究所社製)を、固形分が6%となるように酢酸エチルに溶解することにより、薄膜層の形成のための塗液を生成した。用いたポリ乳酸の平均分子量は11万である。成膜用基材としてのポリエチレンテレフタレートシート(東レ社製:ルミラー S10)に、ワイヤーバー(番手#4)を用いて上記塗液を塗布し、塗膜を形成した。オーブンを用いて塗膜を70度で60秒間加熱して乾燥・固化させることにより、薄膜層を形成した。乾燥後の薄膜層の厚さは約300nmである。
これにより、薄膜層と表面層とを備える実施例1の肌貼付用フィルムを得た。実施例1の肌貼付用フィルムの総厚は約350nmである。
表面層の形成のための塗液中のポリビニルアルコールの割合を、固形分が5%となるように変更したこと、および、乾燥後の厚さが約250nmとなるように表面層を形成したこと以外は、実施例1と同様の工程によって、実施例2の肌貼付用フィルムを得た。実施例1の肌貼付用フィルムの総厚は約550nmである。
実施例1と同様の工程によって、支持層と薄膜層との積層体を得た。
ポリビニルアルコールに代えて、カルボキシメチルセルロース(東京化成社製:重合度約1050)を用い、カルボキシメチルセルロースを、固形分が5%となるように水に溶解することにより、表面層の形成のための塗液を生成した。支持層に積層された薄膜層の上に、ワイヤーバーを用いて上記塗液を塗布し、塗膜を形成した。オーブンを用いて塗膜を70度で60秒間加熱して乾燥・固化させることにより、表面層を形成した。乾燥後の表面層の厚さは約250nmである。
これにより、実施例3の肌貼付用フィルムを得た。実施例3の肌貼付用フィルムの総厚は約550nmである。
表面層の形成のための塗液中のカルボキシメチルセルロースの割合を、固形分が2.5%となるように変更したこと、および、乾燥後の厚さが約120nmとなるように表面層を形成したこと以外は、実施例3と同様の工程によって、実施例4の肌貼付用フィルムを得た。実施例4の肌貼付用フィルムの総厚は約420nmである。
表面層を形成しないこと以外は、実施例1と同様の工程によって、比較例1の肌貼付用フィルムを得た。比較例1の肌貼付用フィルムは、薄膜層のみから構成され、その総厚は約300nmである。
表面層を形成しないこと、および、薄膜層の形成のための塗液の塗布を、番手#8のワイヤーバーを用いて行い、乾燥後の厚さが約500nmとなるように薄膜層を形成したこと以外は、実施例1と同様の工程によって、比較例2の肌貼付用フィルムを得た。比較例2の肌貼付用フィルムは、薄膜層のみから構成され、その総厚は約500nmである。
(皮脂浸透面積率)
各実施例および比較例の肌貼付用フィルムについて、上記実施形態に記載の方法によって、皮脂浸透面積率を算出した。画像処理にはImageJを利用し、大津の判別分析法を用いて2値化処理を実施した画像に基づき、皮脂浸透面積率を算出した。
各実施例および比較例の肌貼付用フィルムと支持層との積層体を、一辺が30mmの正方形状にカットした試料を用意した。洗顔した額を、水で湿した化粧用コットンパフで軽く拭き、試料における肌貼付用フィルムの第1面を接触させた。その後、支持層上から、水で湿した化粧用コットンパフで試料を軽く抑えた後、支持層を剥離して、肌貼付用フィルムを額に転写した。4時間経過後に、肌貼付用フィルムの第2面に指を押し当て、指への皮脂の付着性をテカリの程度から目視にて判断した。
各実施例および比較例の肌貼付用フィルムと支持層との積層体を、一辺が30mmの正方形状にカットした試料を用意した。洗顔した額を、水で湿した化粧用コットンパフで軽く拭き、試料における肌貼付用フィルムの第1面を接触させた。その後、支持層上から、水で湿した化粧用コットンパフで試料を軽く抑えた後、支持層を剥離して、肌貼付用フィルムを額に転写した。続いて、肌貼付用フィルムの第2面に、パウダーファンデーションをスポンジで塗布した。パウダーファンデーションは、第2面の上部の左端から右端に向かって一方向に塗布する操作を、塗布領域を下方にずらしつつ4回繰り返すことによって、第2面の全面に塗布した。4時間経過後に、パウダーファンデーション上から肌貼付用フィルムの第2面に指を押し当て、指への皮脂の付着性をテカリの程度から目視にて判断した。
表1に、各実施例および比較例についての皮脂浸透面積率と、皮脂浸透状態の評価における指への皮脂の付着程度の観察結果とを示す。
(1)肌貼付用フィルム10が、肌に貼り付けられる第1面10Fとして、皮脂と非相溶性の面を有する。そのため、肌貼付用フィルム10が肌に貼り付けられた場合に、肌貼付用フィルム10に皮脂が浸み込むことが抑えられ、その結果、肌貼付用フィルム10の第2面10Rへの皮脂の滲出が抑えられる。これにより、化粧崩れのように、生体の最表面に皮脂が存在することによる弊害が抑えられる。
(4)肌貼付用フィルム10における皮脂浸透面積率が30%以下であることにより、額等の皮脂量の多い部位に肌貼付用フィルム10を貼り付ける場合であっても、肌貼付用フィルム10の第2面10Rへの皮脂の滲出が好適に抑えられる。
上記実施形態は、以下のように変更して実施することもできる。
・皮脂と非相溶性の第1面10Fを有していれば、肌貼付用フィルム10は、薄膜層11と表面層12との積層体でなくてもよい。例えば、薄膜層11の表面を皮脂と非相溶性を有した親水性に改質することにより、皮脂と非相溶性の第1面10Fが形成されてもよい。また、表面層12は、塗液の塗布によって形成された層でなくてもよく、例えば、表面層12は蒸着によって形成された層であってもよい。また、表面層12は、皮脂と非相溶性を有した親水性の単分子層であってもよい。
Claims (5)
- 0.01g/m2以上10g/m2以下の平均質量を有する肌貼付用フィルムであって、
肌に貼り付けられる第1面と、前記第1面とは反対側の面である第2面とを有し、
前記第1面が皮脂と非相溶性を有する
肌貼付用フィルム。 - 前記第1面を構成する表面層と、前記第2面を構成する薄膜層とを含む積層体である
請求項1に記載の肌貼付用フィルム。 - 前記表面層は、水溶性材料から構成される
請求項2に記載の肌貼付用フィルム。 - 人工皮脂を浸み込ませたろ紙に前記肌貼付用フィルムの前記第1面を接触させて4時間経過させた場合において、前記第2面に人工皮脂が滲出している箇所の前記第2面に占める面積の割合は、30%以下である
請求項1〜3のいずれか一項に記載の肌貼付用フィルム。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の肌貼付用フィルムと、
前記肌貼付用フィルムの前記第1面を覆う保護層と、
前記肌貼付用フィルムの前記第2面を支持する支持層と、
を備える転写シート。
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