JP2020029095A - バリアフィルムおよび包装材料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】バリアコート層14と、無機酸化物蒸着層13と、基材層12とをこの順に備えてなり、バリアコート層14が、アルコキシシランの加水分解生成物および水溶性高分子を含むバリアコート組成物の硬化膜であり、バリアコート層14の表面は、X線光電子分光法(XPS)により測定される珪素原子と炭素原子の比(Si/C)が、1.0以上2.5以下であるバリアフィルム11。
【選択図】図1
Description
バリアコート層と、無機酸化物蒸着層と、基材層とをこの順に備えてなる、バリアフィルムであって、
前記バリアコート層が、アルコキシシランの加水分解生成物および水溶性高分子を含むバリアコート組成物の硬化膜であり、
前記バリアコート層の表面は、X線光電子分光法(XPS)により測定される珪素原子と炭素原子の比(Si/C)が、1.0以上2.5以下である、バリアフィルムが提供される。
前記酸化アルミニウム蒸着膜中には、前記基材層の表面と前記酸化アルミニウム蒸着膜との剥離強度を規定する遷移領域が形成されており、
前記遷移領域は、飛行時間型二次イオン質量分析法(TOF−SIMS)を用いてエッチングを行うことで検出される、水酸化アルミニウムに変成する元素結合Al2O4Hを含み、
前記バリアコート層と前記酸化アルミニウム蒸着膜とをTOF−SIMSを用いてエッチングを行うことで規定される前記酸化アルミニウム蒸着膜に対する、TOF−SIMSを用いて規定される前記変成される前記遷移領域の割合により定義される遷移領域の変成率が、5%以上60%以下であることが好ましい。
135℃で40分間の湿熱殺菌処理後に、JIS K6854−2に準拠して測定された前記基材層と前記酸化アルミニウム蒸着膜との常態剥離強度が1.0N以上であることが好ましい。
本発明によるバリアフィルムは、バリアコート層と、無機酸化物蒸着層と、基材層とをこの順に備えてなる。このような層構成のバリアフィルムは、湿熱殺菌処理後でもガスバリア性が劣化し難いものとなる。このようなバリアフィルムは、湿熱殺菌処理後でもガスバリア性を要求されるレトルト包装製品用のバリア層として好適に使用することができる。
バリアフィルムの水蒸気透過度が上記数値範囲を満たせば、好適な水蒸気バリア性を有しているため、包装材料のバリア層として用いた場合に、包装材料の内容物に対する悪影響を抑制することができる。
本発明のバリアフィルムにおいて使用される基材層としては、特に限定されないが、化学的ないし物理的強度に優れ、無機酸化物の蒸着膜を製膜化する条件等に耐え、また、その膜特性を損なうことなく良好に保持し得ることができる樹脂のフィルム(以下、基材フィルムとも称する)を使用することができる。具体的には、例えば、ポリエチレン系樹脂あるいはポリプロピレン系樹脂等のポリオレフィン系樹脂、環状ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合体(AS樹脂)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、エチレン−ビニルエステル共重合体ケン化物、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンフラノエート等のポリエステル系樹脂、各種のナイロン等のポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、アセタール系樹脂、セルロース系樹脂等の各種の樹脂のフィルムを使用することができる。本発明においては、上記の樹脂のフィルムの中でも、特に、ポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、または、ポリアミド系樹脂のフィルムを使用することが好ましいものである。なお、基材層は、上記樹脂の未延伸フィルムや一軸方向または二軸方向に延伸した樹脂のフィルム等のいずれのものでも使用することができる。
ポリブチレンテレフタレートフィルムは、熱変形温度が高く、機械的強度、電気的特性にすぐれ、成型加工性も良いことなどから、食品等の内容物を収容する包装袋に用いると、レトルト処理を施す際に包装袋が変形したり、その強度が低下したりすることを抑制することができる。ポリブチレンテレフタレートフィルムは、主成分としてポリブチレンテレフタレート(以下、PBTとも記す)を含むフィルムであり、好ましく、60質量%以上のPBTを含む樹脂フィルムである。
バイオマス由来のポリエステルフィルムは、ジオール単位とジカルボン酸単位とからなるポリエステルを主成分として含んでなる樹脂組成物からなり、前記樹脂組成物が、ジオール単位がバイオマス由来のエチレングリコールである。バイオマス由来のポリエステルフィルムは、ジカルボン酸単位が化石燃料由来のジカルボン酸であるポリエステルを、樹脂組成物全体に対して、好ましくは50〜95質量%、より好ましくは50〜90質量%含むものであってもよい。
本発明において、「バイオマス度」とは、バイオマス由来成分の重量比率を示すものである。PETを例にとると、PETは、2炭素原子を含むエチレングリコールと8炭素原子を含むテレフタル酸とがモル比1:1で重合したものであるため、エチレングリコールとしてバイオマス由来のもののみを使用した場合、PET中のバイオマス由来成分の重量比率は31.25%であるため、バイオマス度は31.25%となる(バイオマス由来のエチレングリコール由来の分子量/ポリエステルの重合1単位の分子量=60÷192)。
また、化石燃料由来のポリエステルのバイオマス由来成分の重量比率は0%であり、化石燃料由来のポリエステルのバイオマス度は0%となる。本発明において、基材層中のバイオマス度は、5.0%以上であることが好ましく、10.0%以上であることがより好ましい。また、基材層中のバイオマス度は、30.0%以下であることが好ましい。
メカニカルリサイクルによりリサイクルされたポリエチレンテレフタレートを含むポリエチレンテレフタレートフィルムで、具体的には、PETボトルをメカニカルリサイクルによりリサイクルしたPETを含み、このPETは、ジオール成分がエチレングリコールであり、ジカルボン酸成分がテレフタル酸およびイソフタル酸を含む。イソフタル酸成分の含有量は、PETを構成する全ジカルボン酸成分中に、0.5モル%以上5モル%以下であることが好ましく、1.0モル%以上2.5モル%以下であることがより好ましい。
本発明によるバリアフィルムを構成する蒸着層は、化学気相成長法(CVD法)または物理気相成長法(PVD法)により形成される無機酸化物の蒸着膜である。
前処理ローラー30は、前処理ローラー内を循環させる温度調節媒体の温度を調整することにより、−20℃から100℃の間で、一定温度に調節することが可能であることが好ましい。
それにより、該空隙の空間にプラズマ供給ノズル32a〜32cを開口させてプラズマを基材表面に向かって噴射し、該空隙内をプラズマ形成領域とし、さらに、前処理ローラー30と基材フィルムSの表面近傍にプラズマ密度の高い領域を形成することで、基材フィルムSの片面にプラズマ処理面を形成する酸素プラズマ前処理が行えるように構成されている。
そのノズル開口は前処理ローラー30上の基材フィルムSに向けられ、基材フィルムSの表面全体に均一に酸素プラズマPを拡散、供給させることが可能となるように配置、構成され、基材フィルムSの大面積の部分に均一なプラズマ前処理が可能となる
混合比率を1/1〜6/1とすることで、基材フィルム上での蒸着アルミニウムの膜形成エネルギーが増加し、さらに3/2.5〜3/1とすることで、水酸化アルミニウムの形成が基材の界面近傍で形成される、すなわち該遷移領域の変成率が低下する。また、混合比率を3/2.5〜3/1とすることで、プラズマ放電を安定させることができる。
本発明で採用する単位面積あたりのプラズマ強度として50〜8000W・sec/m2であり、50W・sec/m2未満では、プラズマ前処理の効果がみられず、また、8000W・sec/m2を超えると、基材の消耗、破損着色、焼成等プラズマによる基材の劣化が起きる傾向にある。特に、酸化アルミウム蒸着膜の遷移領域の変成率とするため酸素プラズマ前処理のプラズマ強度としては、100〜500W・sec/m2が好ましい。基材フィルムに垂直にバイアス電圧を持ち上記プラズマ強度を与えることにより、安定的に酸化アルミニウム蒸着膜との常態密着性および耐水密着性を従来法より強化される。
したがって、マグネットケースと電極は電気的に絶縁されており、マグネットケースを減圧チャンバ22内に設置、固定しても電極は電気的にフローティングレベルとすることが可能である。
マグネット31は、電極兼プラズマ供給手段であるプラズマ供給ノズル32a〜32cからの酸素プラズマPが基材フィルムSに集中して適用するために設けられる。マグネット31を設けることにより、基材表面近傍での反応性が高くなり、良好なプラズマ前処理面を高速で形成することが可能となる。
蒸着膜成膜手段34は抵抗加熱方式であり、アルミニウムを蒸発源としてアルミニウムの金属線材を用い、酸素を供給ししてアルミニウム蒸気を酸化しつつ、基材フィルムSの表面に酸化アルミニウム蒸着膜を成膜させる。
本発明によるバリアフィルムを構成するバリアコート層は、ガスバリア性を有する層であり、アルコキシシランの加水分解生成物および水溶性高分子を含むバリアコート組成物の硬化膜であり、バリアコート組成物はシランカップリング剤をさらに含んでもよい。本発明においては、バリアコート層表面において、X線光電子分光法(XPS)により測定される珪素原子と炭素原子の比(Si/C)を、1.0以上2.5以下に調節することで、優れたバリア性能を実現できる。Si/Cが1.0未満であると、アルコキシシランの加水分解生成物および水溶性高分子を含むバリアコート組成物の硬化膜において、アルコキシシランの加水分解生成物に対して水溶性高分子の割合が多いために、135℃で40分間の湿熱殺菌処理によって、水溶性高分子の膨潤劣化をアルコキシシランの脱水縮合物で抑制することができなくなるため、水蒸気バリア性が劣化する恐れがある。また、Si/Cが2.5を超えると、水溶性高分子に対してアルコキシシランの加水分解生成物の割合が多いために、膜が疎になって脆くなり、膜にクラックを生じたり、バリア性が劣ったりする恐れがある。
ガスバリア性塗布膜は、高温多湿環境下でのガスバリア性を保持する塗膜であり、一般式R1 nSi(OR2)m(ただし、式中、R1、R2は、炭素数1〜8の有機基を表し、nは、0以上の整数を表し、mは、1〜4の整数を表し、n+mは、4である。)で表される少なくとも1種以上のアルコキシシランと、水溶性高分子とを含有し、さらに、ゾルゲル法触媒、酸、水、および、有機溶剤の存在下に、ゾルゲル法によって重縮合してなるバリアコート組成物からなる塗布膜である。
本発明による包装材料は、ヒートシール層と、中間層と、上記のバリアフィルムからなるバリア層とをこの順に備えてなる。本発明の包装材料はこのような層構成であるため、湿熱殺菌処理後でもガスバリア性が劣化し難い。そのため、本発明の包装材料は、湿熱殺菌処理後でもガスバリア性を要求されるレトルト包装製品用の包装材料として好適に用いることができる。
本発明の包装材料において、包装材料としての耐久性や耐屈曲性等を付与するための中間層として各種の樹脂層や樹脂フィルムを用いることができる。例えば、中間層としては、ポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、または、ポリアミド系樹脂を用いることができ、ポリアミド系樹脂を用いることが好ましい。ポリアミド系樹脂としては、ポリカプロアミド(ナイロン6)、ポリ−ω−アミノヘプタン酸(ナイロン7)、ポリ−9−アミノノナン酸(ナイロン9)、ポリウンデカンアミド(ナイロン11)、ポリラウリンラクタム(ナイロン12)、ポリエチレンジアミンアジパミド(ナイロン2,6)、ポリテトラメチレンアジパミド(ナイロン4,6)、ポリヘキサメチレンジアジパミド(ナイロン6,6)、ポリヘキサメチレンセバカミド(ナイロン6,10)、ポリヘキサメチレンドデカミド(ナイロン6,12)、ポリオクタメチレンアジパミド(ナイロン8,6)、ポリデカメチレンアジパミド(ナイロン10,6)、ポリデカメチレンセバカミド(ナイロン10,10)、ポリドデカメチレンドデカミド(ナイロン12,12)、メタキシレンジアミン−6ナイロン(MXD6)等のナイロン類を挙げることができる。また、ナイロン6とナイロン6,6との共重合体であるナイロン6−6,6、ナイロン6とナイロン6−12との共重合体であるナイロン6−12等も用いることができる。これらのナイロン類を用いることで、包装材料に耐屈曲性を付与することができる。中間層の形成方法は、特に限定されず、従来公知の方法により形成することができる。例えば、中間層は、樹脂を押出成形により形成してもよいし、樹脂フィルムを用いてもよい。
本発明の包装材料において、ヒートシール層としては熱可塑性樹脂を用いることができる。具体的には、熱可塑性樹脂としては、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン、メタロセン触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、メチルペンテンポリマー、ポリブテンポリマー、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、これらのポリオレフィン系樹脂をアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等の不飽和カルボン酸で変性した酸変性ポリオレフィン樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂等を使用することができる。
本発明の包装材料において、包装材料は、バリア層と中間層の間、中間層とヒートシール層の間に、それぞれ接着層をさらに備えてもよい。接着層としては、接着性樹脂層や接着剤層等が挙げられる。包装材料は接着層を備えることにより、各層の界面のラミネート強度を向上させることができる。
<バリアフィルムおよび包装材料の製造>
[実施例1−1]
基材層として、厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(以下、PETフィルム)を準備した。該PETフィルムの無機酸化物蒸着層を形成する面にプラズマ前処理を施し、連続してプラズマ処理面上に下記条件において真空蒸着法の加熱手段として反応性抵抗加熱方式により、厚さ12nmの酸化アルミニウム蒸着膜(無機酸化物蒸着層)を形成した。
(酸化アルミニウム成膜条件)
・真空度:8.1×10−2Pa
バリアコート組成物の組成を表1の記載の配合に変更した以外は、実施例1−1と同様にして、バリアフィルムを得た。
バリアコート組成物の組成を表1の記載の配合に変更した以外は、実施例1−1と同様にして、バリアフィルムを得た。
バリアコート組成物の組成を表1の記載の配合に変更した以外は、実施例1−1と同様にして、バリアフィルムを得た。
バリアコート組成物の組成を表1の記載の配合に変更した以外は、実施例1−1と同様にして、バリアフィルムを得た。
バリアコート組成物の組成を表1の記載の配合に変更した以外は、実施例1−1と同様にして、バリアフィルムを得た。
バリアコート組成物の組成を表1の記載の配合に変更した以外は、実施例1−1と同様にして、バリアフィルムを得た。
ガスバリア性組成物の組成を表1の記載の配合に変更した以外は、実施例1−1と同様にして、バリアフィルムを得た。
上記の実施例1−1〜1−6および比較例1−1〜1−2で製造したバリアフィルムについて、下記の測定を行った。
上記の実施例1−1〜1−6および比較例1−1〜1−2で製造したバリアフィルムについて、X線光電子分光法(XPS)により、下記の測定条件のナロースキャン分析で、バリアコート層表面に存在するSi元素とC元素の比を測定した。測定結果を表2に示した。
[測定条件]
使用機器:「ESCA−3400」(Kratos製)(株式会社島津製作所)
[1]スペクトル採取条件
入射X線:MgKα(単色化X線、hν=1486.6eV)
X線出力:150W(10kV・15mA)
測定面積:6mmφ
光電子取込角度:90度
[2]イオンスパッタ条件
イオン種:Ar+
加速電圧:0.2(kV)
エミッション電流:20(mA)
etch範囲:10mmφ
イオンスパッタ時間(※): 30秒+30秒+60秒(トータル120s)で実施し、スペクトルを採取。
上記の実施例1−1〜1−6および比較例1−1〜1−2で製造したバリアフィルムについて、酸素透過度測定装置(モダンコントロール(MOCON)社製〔機種名:オクストラン(OX−TRAN)2/21〕)を用いて、酸素供給側がバリアフィルムの基材層面となるようにセットし、23℃、90%RH雰囲気下の測定条件で、JIS K7126法に準拠して、酸素透過度(cc/m2・day)を測定した。測定結果を表2に示した。
上記の実施例1−1〜1−2および比較例1−1〜1−2で製造したバリアフィルムについて、200(mm)×100(mm)にカットし、両面テープ(No.766 #40寺岡製作所製)を張り付けた金尺(TZ−1341 KOKUYO製)を未処理面側に金尺間距離が150mmとなるように張り付けた。
続いて、引張試験機(株式会社島津製作所製[機種名:AG−X])を用いて、チャック間距離が150mmとなるようチャックし、試験速度10m/minで元の寸法から2%延伸したサンプルを作成した。
得られたサンプルについて、上記と同様にして、酸素透過度(cc/m2・day)を測定した。測定結果を表2に示した。
上記の実施例1−1〜1−6および比較例1−1〜1−2で製造したバリアフィルムについて、水蒸気透過度測定装置(モコン(MOCON)社製の測定機〔機種名、パーマトラン(PERMATRAN)3/33〕)を用いて、センサー側がバリアフィルムの基材層面となるようにセットし、40℃、100%RH雰囲気下の測定条件で、JIS K7129法に準拠して、水蒸気透過度(g/m2・day)を測定した。測定結果を表2に示した。
上記の実施例1−1〜1−6および比較例1−1〜1−2で製造した包装材料を袋状(容量:500ml)に成型し、中に200mlの水を入れて密封した後、135℃で40分間の湿熱殺菌処理を行った。その後、当該袋の一部を切り出して、試験サンプルを得て、下記の測定を行った。
上記の試験サンプルについて、酸素透過度測定装置(モダンコントロール(MOCON)社製〔機種名:オクストラン(OX−TRAN)2/21〕)を用いて、酸素供給側が試験サンプルのシーラント層(CPPフィルム)面となるようにセットし、23℃、90%RH雰囲気下の測定条件で、JIS K7126法に準拠して、酸素透過度(cc/m2・atm・day)を測定した。測定結果を表2に示した。
上記の試験サンプルについて、水蒸気透過度測定装置(モコン(MOCON)社製の測定機〔機種名、パーマトラン(PERMATRAN)3/33〕)を用いて、センサー側が試験サンプルのシーラント層(CPPフィルム)面となるようにセットし、40℃、100%RH雰囲気下の測定条件で、JIS K7129法に準拠して、水蒸気透過度(g/m2・day)を測定した。測定結果を表2に示した。
特に、実施例1−3〜1−6では、湿熱殺菌処理(レトルト処理)後には、包装材料のバリア性も加味された状態が維持されて、バリアフィルム単体よりも良い水蒸気バリア性を示した。特に、実施例1−3〜1−5は、湿熱殺菌処理(レトルト処理)後の包装材料の水蒸気バリア性が極めて良好であった。
また、実施例1−1〜1−2では、バリアフィルは、引張試験後であっても、優れた酸素バリア性を示した。
[実施例2−1]
<酸化アルミニウム蒸着膜の形成>
まず、基材層である厚さ12μmの化石燃料由来のPETフィルムを巻き取ったロールを準備した。
次に、このPETフィルムの無機酸化物蒸着層を設ける面に、酸素プラズマ前処理装置を配置した前処理区画と成膜区画を隔離した連続蒸着膜成膜装置を用いて、前処理区画において下記条件下でプラズマ供給ノズルからプラズマを導入し、搬送速度400m/minで酸素プラズマ前処理を施し、連続搬送した成膜区画内で、酸素プラズマ処理面上に、下記条件において真空蒸着法の加熱手段として反応性抵抗加熱方式により、厚さ12nmの酸化アルミニウム蒸着膜(無機酸化物蒸着層)をPETフィルム上に形成した。
(酸素プラズマ前処理条件)
・プラズマ強度:200W・sec/m2
・プラズマ形成ガス比:酸素/アルゴン=2/1
・前処理ドラム−プラズマ供給ノズル間印加電圧:340V
・前処理圧力:3.8Pa
(酸化アルミニウム成膜条件)
・真空度:8.1×10−2Pa
・搬送速度:400m/min
・酸素ガス供給量:20000sccm
水385g、イソプロピルアルコール67gおよび0.5N塩酸9.1gを混合し、pH2.2に調整した溶液に、金属アルコキシドとしてテトラエトキシシラン175gと、シランカップリング剤として3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン9.2gを10℃となるよう冷却しながら混合させて溶液Cを調製した。
水溶性高分子として、ケン価度99%以上の重合度2400のポリビニルアルコール14.7g、水324g、イソプロピルアルコール17gを混合した溶液Dを調製した。
C液とD液を重量比6.5:3.5となるよう混合して得られた溶液をバリアコート組成物とした。
上記のPETフィルムの酸化アルミニウム蒸着膜上に、上記で調製したバリアコート組成物をスピンコート法によりコーティングした。
その後、180℃で60秒間、オーブンにて加熱処理して、厚さ約400nmのバリアコート層を酸化アルミニウム蒸着膜上に形成して、バリアフィルムを得た。
酸素プラズマ前処理において、プラズマ強度を100W・sec/m2に変更したこと以外は、実施例2−1と同様にして、バリアフィルムを得た。
基材層として厚さ12μmのバイオマス由来のPETフィルムを使用したこと、および酸素プラズマ前処理において、プラズマ強度を150W・sec/m2に変更したこと以外は、実施例2−1と同様にして、バリアフィルムを得た。
なお、バイオマス由来のPETフィルムは以下の方法により得られたものである。
次いで得られたポリエチレンテレフタレートを60質量部と、リサイクルPET(フィルム製膜時の耳ロス等の製造工程内ロス部分をリペレットしたもの)30質量部と、滑剤として平均粒子径0.9μmの多孔性シリカを200ppm含む化石燃料由来のポリエチレンテレフタレートマスターバッチ10質量部とを乾燥した後押出機に供給し、285℃で溶融し、Tダイよりシート状に押し出し、冷却ロールにて冷却固化させて未延伸シートを得た。次いでこの未延伸シートを、低速側駆動ロールの速度を6.5m/min、高速側駆動ロールの速度を22m/minとして、縦方向に3.5倍の倍率で延伸し、さらに、テンターにて横方向に3.5倍の倍率で延伸して厚みが12μmである二軸延伸PETフィルム(バイオマス度:18.8%)を得た。
基材層として厚さ12μmの化石燃料由来のポリブチレンテレフタレートフィルム(以下、PBTフィルム)を使用したこと、酸化アルミニウム蒸着膜の厚さを10nmに変更したこと、および酸素プラズマ前処理において、プラズマ強度を150W・sec/m2に変更したこと以外は、実施例2−1と同様にして、バリアフィルムを得た。
高湿度下で長期保管することで含水率の高まった、厚さ12μmの化石燃料由来のPETフィルムを用いたこと、および酸化アルミニウム蒸着膜の厚さを14nm変更したこと以外は、実施例2−1と同様にして、バリアフィルムを得た。
酸化アルミニウム蒸着膜の厚さを10nm変更したこと以外は、実施例2−1と同様にして、バリアフィルムを得た。
酸化アルミニウム蒸着膜の厚さを14nm変更したこと以外は、実施例2−1と同様にして、バリアフィルムを得た。
酸化アルミニウム蒸着膜の厚さを10nm変更したこと以外は、実施例2−3と同様にして、バリアフィルムを得た。
酸化アルミニウム蒸着膜の厚さを14nm変更したこと以外は、実施例2−3と同様にして、バリアフィルムを得た。
酸素プラズマ前処理を行わなかった以外は、実施例2−1と同様にしてバリアフィルムを得た。
酸素プラズマ前処理において、プラズマ形成ガス比を、酸素/アルゴン=4/1にしたこと以外は、実施例2−1と同様にして酸素プラズマ前処理を行った。プラズマ放電が安定せず、酸素プラズマ前処理ができなかった。
酸素プラズマ前処理において、前処理圧力を50Paにしたこと以外は、実施例2−1と同様にして酸素プラズマ前処理を行った。プラズマ放電が安定せず、酸素プラズマ前処理ができなかった。
酸素プラズマ前処理において、プラズマ強度を1200W・sec/m2にしたこと以外は、実施例2−1と同様にして酸素プラズマ前処理を行った。PETフィルムが着色した。
上記の実施例2−1〜2−10に示した条件下で製造したバリアフィルムを測定用のサンプルとし、バリアコート層表面の元素分析、蒸着膜の遷移領域の変成率、酸素透過度、水蒸気透過度、および密着性について、下記の方法を用いて測定した。評価結果を表4に示す。
また、上記の実施例2−1と、PETフィルムが着色した上記参考例2-1については、色味の測定を行った。評価結果を表5に示す。
なお、比較例2−1および2−2については、酸素プラズマ前処理ができなかったため、上記評価項目の測定は行わなかった。
バリアフィルムについて、X線光電子分光法(XPS)により、下記の測定条件のナロースキャン分析で、バリアコート層表面に存在するSi元素とC元素の比を測定した。
[測定条件]
使用機器:「ESCA−3400」(Kratos製)(株式会社島津製作所)
[1]スペクトル採取条件
入射X線:MgKα(単色化X線、hν=1486.6eV)
X線出力:150W(10kV・15mA)
測定面積:6mmφ
光電子取込角度:90度
[2]イオンスパッタ条件
イオン種:Ar+
加速電圧:0.2(kV)
エミッション電流:20(mA)
etch範囲:10mmφ
イオンスパッタ時間(※): 30秒+30秒+60秒(トータル120s)で実施し、スペクトルを採取。
蒸着膜の遷移領域の変成率は、バリアフィルムのバリアコート層表面にCs(セシウム)イオン銃により一定の速度でソフトエッチングを繰り返しながら、飛行時間型二次イオン質量分析法(TOF−SIMS)を用いて、バリアコート層由来のイオンと、無機酸化物蒸着層由来のイオンと、基材層に由来するイオンを測定することにより図2のグラフ解析図が得られる。ここで、グラフの縦軸の単位(intensity)は、測定されたイオンの強度、横軸の単位(cycle)は、エッチングの回数である。
上記TOF−SIMSに用いられる飛行時間型二次イオン質量分析計としてはION TOF社製、TOF.SIMS5を用い、下記測定条件で測定を行なった。
・一次イオン種類:Bi3 ++(0.2pA,100μs)
・測定面積:150×150μm2
・エッチング銃種類:Cs(1keV、60nA)
・エッチング面積:600×600μm2
・エッチングレート:3sec/Cycle
なお、測定対象となる酸化アルミニウム由来のイオンを測定するためにイオン銃としては、通常、複数ある酸化アルミニウム由来のイオンの中から他の成分由来のイオンとの切り分けが必要であり、且つ十分な強度を有するものを選択する必要があることおよび、特に元素結合Al2O4Hの濃度分布に近似換算できる深さ分布を得る目的から、Csイオンを選択することとした。
次に、測定された元素結合Al2O4H(質量数118.93)を表すグラフにおけるピークを求め、そのピークから界面までを遷移領域とし、求めることができる。
ただし、バリアコート層の成分がAl2O4H(質量数118.93)と同じ質量数の材料で構成させる場合、118.93の波形を分離する必要がある。
今回のケースでは、バリアコート層と酸化アルミニウム蒸着膜の界面に、バリアコート層との界面に生じる反応物AlSiO4と、水酸化物Al2O4Hが生じるため、それらとフィルム界面に存在するAl2O4Hを分離する。これはバリアコート層の材料によって適宜対応する。
波形分離の方法例を以下に示す。TOF−SIMSで得られた、質量数118.93のプロファイルを、Gaussian関数を用いて非線形のカーブフィッティングを行い最小二乗法Levenberg Marquardt アルゴリズムを使用して重複ピークの分離を行う。
以上の操作を行い、酸化アルミニウム蒸着膜の遷移領域の変成率を(元素結合Al2O4Hのピークから界面までの遷移領域厚/酸化アルミニウム蒸着膜厚)×100(%)として求めた。
酸素透過度測定装置(モダンコントロール(MOCON)社製〔機種名:オクストラン(OX−TRAN)2/21〕)を用いて、測定のために作製したバリアフィルム/接着剤/ナイロンフィルム15μm/接着剤/CPP70μmの包装材料とし、酸素供給側がバリアフィルムの基材層面となるように上記試験用サンプルをセットし、23℃、90%RH雰囲気下の測定条件で、JIS K7126 B法に準拠して測定した。
測定サンプルとして、
1)レトルト処理前の複合積層フィルム
2)ハイレトルト処理条件:135℃、40分間の処理をした袋の状態にした包装材料の袋片面の包装材料
3)セミレトルト処理条件:121℃、40分間の処理をした袋の状態にした包装材料の袋片面の包装材料
を用いた。
水蒸気透過度測定装置(モコン(MOCON)社製の測定機〔機種名、パーマトラン(PERMATRAN)3/33〕)を用いて、センサー側がバリアフィルムの基材層面となるように上記試験用サンプルをセットし、40℃、100%RH雰囲気下の測定条件で、JIS K7126 B法に準拠し、測定した。
測定サンプルとして、
1)レトルト処理前の包装材料
2)ハイレトルト処理条件:135℃、40分間の処理をした袋の状態にした包装材料の袋片面の包装材料
3)セミレトルト処理条件:121℃、40分間の処理をした袋の状態にした包装材料の袋片面の包装材料
を用いた。
[剥離強度の測定(1);レトルト処理後の常態剥離強度]
バリアフィルムのバリアコート層側に2液硬化型ポリウレタン系接着剤を塗工し、乾燥処理したものと、厚さ70μmの無延伸ポリプロピレンフィルムに2液硬化型ポリウレタン系接着剤と厚さ15μmの延伸ナイロンフィルムと貼り合わせたフィルムとをドライラミネートし、包装材料を作製した。
上記包装材料を用いてB5サイズに作製した四方パウチに水100mLを注入し、135℃、40分間で熱水式レトルト処理(ハイレトルト処理)を行った。該レトルト処理後、中身の水を抜いた四方パウチから15mm幅の短冊状にカットしたサンプルを作成した。このサンプルについて、引張試験機(株式会社オリエンテック社製[機種名:テンシロン万能材料試験機])を用いてJIS K6854−2に準拠し、バリアフィルムの基材層と酸化アルミウム蒸着膜との剥離強度を測定した。なお、実施例2−4については、121℃、40分間で熱水式レトルト処理(セミレトルト処理)を行った。
測定は、まず、基材層側と無延伸ポリプロピレンフィルム側とを長辺方向において15mm剥離させた状態の矩形状の試験片を準備した。その後、基材層側および無延伸ポリプロピレンフィルム側のうち既に剥離されている部分をそれぞれ、測定器のつかみ具およびつかみ具で把持した。また、つかみ具をそれぞれ、基材層側と無延伸ポリプロピレンフィルム側とがまだ積層されている部分の面方向に対して直交する方向において互いに逆向きに(180°剥離:T字剥離法)、50mm/分の速度で引っ張り、安定領域における引張応力の平均値を測定した。引っ張りを開始する際の、つかみ具間の間隔は30mmとし、引っ張りを終了する際の、つかみ具間の間隔は60mmとした。間隔に対する引張応力の変化は、第1領域を経て、第1領域よりも変化率の小さい第2領域(安定領域)に入る。安定領域における引張応力の平均値を測定し、その値をバリアフィルムの基材層と酸化アルミウム蒸着膜との剥離強度とした。
水付け剥離強度は、以下に記載する点を除き、常態剥離強度を測定する方法と同様の方法によって測定した。水付け剥離強度の測定においては、試験片の基材層側と無延伸ポリプロピレンフィルム側とを15mm引き剥がした上で、基材層側と無延伸ポリプロピレンフィルム側との接着界面の剥離強度を測定した。また、水付け剥離強度の測定においては、剥離強度の測定を行う際に、試験片の長手方向にそってみた場合における、基材層側と無延伸ポリプロピレンフィルム側とが接合を維持している部分と、基材層側と無延伸ポリプロピレンフィルム側とが引き剥がされている部分との境界部分にスポイトで水を滴下した状態で、測定を行った。
分光側色計(コニカミノルタ株式会社製[機種名:CM−700d)を用いて、測定用のサンプル1枚(基材層/酸化アルミニウム蒸着膜/バリアコート層)のL*a*b*表色系におけるL*値、a*値およびb*値を測定した。
上記表4において、実施例2−10では、元素結合Al2O4Hピークが、ピークが小さすぎて基材層界面側に隠れ、分離できなかった為に、該遷移領域の変成率が計算できない結果(0%以下の数値)となった。実施例2−10は、実施例2−1〜2−9よりもレトルト後の常態密着性および耐水密着性は劣るものの、レトルト処理の前後において、バリア性の劣化は見られなかった。
また、上記表5において、実施例2−1は、b*値が参考例2−1よりも低い数値であることより、実施例2−1の方が参考例2−1よりも透明性に優れていることが分かる。
12 基材層
13 無機酸化物蒸着層
14 バリアコート層
S 基材フィルム
P プラズマ
20 ローラー式連続蒸着膜成膜装置
22 減圧チャンバ
22A 基材搬送室
22B プラズマ前処理室
22C 成膜室
24a〜d ガイドロール
28 原料ガス揮発供給装置
30 前処理ローラー
31 マグネット
32a〜d プラズマ供給ノズル
33 成膜ローラー
34 蒸着膜成膜手段
41 電力供給配線
42 電源
45a〜45c 隔壁
50 包装材料
51 バリア層(バリアフィルム)
52 基材層
53 無機酸化物蒸着層
54 バリアコート層
55 中間層
56 ヒートシール層
60 試験片
61,62 つかみ具
Claims (16)
- バリアコート層と、無機酸化物蒸着層と、基材層とをこの順に備えてなる、バリアフィルムであって、
前記バリアコート層が、アルコキシシランの加水分解生成物および水溶性高分子を含むバリアコート組成物の硬化膜であり、
前記バリアコート層の表面は、X線光電子分光法(XPS)により測定される珪素原子と炭素原子の比(Si/C)が、1.0以上2.5以下である、バリアフィルム。 - 前記バリアコート層の表面は、X線光電子分光法(XPS)により測定される珪素原子と炭素原子の比(Si/C)が、1.6以上2.3以下である、請求項1に記載のバリアフィルム。
- 前記バリアコート層の表面は、X線光電子分光法(XPS)により測定される珪素原子と炭素原子の比(Si/C)が、1.0以上1.6未満である、請求項1に記載のバリアフィルム。
- 前記無機酸化物蒸着層が、酸化アルミニウム蒸着膜または酸化珪素蒸着膜である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のバリアフィルム。
- 前記バリアコート組成物が、シランカップリング剤をさらに含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載のバリアフィルム。
- 前記基材層が、バイオマス由来のポリエステルフィルムである、請求項請求項1〜5のいずれか一項に記載のバリアフィルム。
- 前記無機酸化物蒸着層が、酸化アルミニウム蒸着膜であり、
前記酸化アルミニウム蒸着膜中には、前記基材層の表面と前記酸化アルミニウム蒸着膜との剥離強度を規定する遷移領域が形成されており、
前記遷移領域は、飛行時間型二次イオン質量分析法(TOF−SIMS)を用いてエッチングを行うことで検出される、水酸化アルミニウムに変成する元素結合Al2O4Hを含み、
前記バリアコート層と前記酸化アルミニウム蒸着膜とをTOF−SIMSを用いてエッチングを行うことで規定される前記酸化アルミニウム蒸着膜に対する、TOF−SIMSを用いて規定される前記変成される前記遷移領域の割合により定義される遷移領域の変成率が、5%以上60%以下である、請求項1〜6のいずれか一項に記載のバリアフィルム。 - 温度23℃および湿度90%RHの環境下でJIS K7126法に準拠して測定した酸度透過度が、0.10cc/m2・atm・day以下である、請求項1〜7のいずれか一項に記載のバリアフィルム。
- 温度40℃および湿度100%RHの環境下でJIS K7129法に準拠して測定した水蒸気透過度が、1.00g/m2・day以下である、請求項1〜8のいずれか一項に記載のバリアフィルム。
- 請求項1〜9のいずれか一項に記載のバリアフィルムを備えてなる、包装材料。
- ヒートシール層と、中間層と、前記バリアフィルムからなるバリア層とをこの順に備えてなる、請求項10に記載の包装材料。
- 135℃で40分間の湿熱殺菌処理後に、温度23℃および湿度90%RHの環境下でJIS K7126法に準拠して測定した酸度透過度が、0.50cc/m2・atm・day以下である、請求項10または11に記載の包装材料。
- 135℃で40分間の湿熱殺菌処理後に、温度40℃および湿度100%RHの環境下でJIS K7129法に準拠して測定した水蒸気透過度が、1.20g/m2・day以下である、請求項10または11に記載の包装材料。
- 請求項7に記載のバリアフィルムを備えてなる包装材料であって、
135℃で40分間の湿熱殺菌処理後に、JIS K6854−2に準拠して測定された前記基材層と前記酸化アルミニウム蒸着膜との常態剥離強度が1.0N以上である、包装材料。 - 請求項7に記載のバリアフィルムを備えてなる包装材料であって、
135℃で40分間の湿熱殺菌処理後に、JIS K6854−2に準拠して測定された前記基材層と前記酸化アルミニウム蒸着膜との水付け剥離強度が1.0N以上である、包装材料。 - レトルト包装製品用である、請求項10〜15のいずれか一項に記載の包装材料。
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