JP2020019091A - 工作機械のカバー装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ボルトによる固定をせず容易に着脱可能でありながら、カバーの位置ずれを防止した工作機械のカバー装置を提供する。
【解決手段】 工作機械本体に設けられた溝状の支持部7に、カバー4に設けられた取付け部8を引掛けて固定する。取付け部8は、支持部7の垂直壁7bに前側から当接する当接部11を有する第1部材9と、支持部7の垂直壁7bに後側から当接する当接部15を有する第2部材10とからなる。第1部材9および第2部材10の少なくとも一方の当接部11,15に、第1屈曲部15aおよび第2屈曲部15bからなり弾性変形することで支持部7の垂直壁7bに付勢力を及ぼす弾性変形部が設けられている。
【選択図】 図1
【解決手段】 工作機械本体に設けられた溝状の支持部7に、カバー4に設けられた取付け部8を引掛けて固定する。取付け部8は、支持部7の垂直壁7bに前側から当接する当接部11を有する第1部材9と、支持部7の垂直壁7bに後側から当接する当接部15を有する第2部材10とからなる。第1部材9および第2部材10の少なくとも一方の当接部11,15に、第1屈曲部15aおよび第2屈曲部15bからなり弾性変形することで支持部7の垂直壁7bに付勢力を及ぼす弾性変形部が設けられている。
【選択図】 図1
Description
この発明は、工作機械のカバー装置に関する。
工作機械で使用される外装の化粧カバーには、外観上の美観のため、ボルトなどがカバーの表面に出ないように工夫する要求がある。
このような化粧カバーの取付けに際し、ボルトが見えないように工夫する方法として、化粧カバーの裏側からボルトを止める構造があるが、これには、カバーの着脱が容易でないという問題がある。
ボルトを使用しない工作機械のカバー装置(41)としては、図4に示すように、カバー(4)に2つの金具(42)(43)を固定し、これらの金具(42)(43)に設けられた爪(42a)(43a)を工作機械本体に設けられたガイドレール(7)に引掛けることでカバー(4)を取り付けるものがある。
また、特許文献1には、ボルトを使用しない工作機械のカバー装置として、カバーおよびカバー支持部に、複数の固定用凹部と複数の突出部とが形成され、固定用凹部と突出部とが噛み合うようになされたものが開示されている。
図4に示したカバー装置(41)によると、ガイドレール(7)に1対の爪(42a)(43a)を引掛けて固定するようになっているが、爪(42a)(43a)同士の隙間が大きいと、カバー(4)の位置がずれるという問題がある。爪(42a)(43a)同士の隙間を小さくすることで、カバー(4)の位置ずれは小さくできるが、この場合には、カバー(4)の着脱がしにくくなるという問題が生じる。
特許文献1のカバー装置も、カバーの着脱の容易さとカバーの位置ずれの防止とを両立することはできていない。
この発明の目的は、ボルトによる固定をせず容易に着脱可能でありながら、カバーの位置ずれを防止した工作機械のカバー装置を提供することにある。
この発明による工作機械のカバー装置は、工作機械本体に設けられた溝状の支持部に、カバーに設けられた取付け部を引掛けて固定するカバー装置であって、前記取付け部は、前記支持部の垂直壁に前側から当接する当接部を有する第1部材と、前記支持部の垂直壁に後側から当接する当接部を有する第2部材とからなり、前記第1部材および前記第2部材の少なくとも一方の当接部に、弾性変形することで前記支持部の垂直壁に付勢力を及ぼす弾性変形部が設けられていることを特徴とするものである。
第1部材および第2部材の少なくとも一方の当接部に、弾性変形することで支持部の垂直壁に付勢力を及ぼす弾性変形部が設けられていることで、隙間が生じることなく、支持部の垂直壁を第1部材の当接部と第2部材の当接部とによって挟持することができ、カバーの位置ずれが防止できる。カバーの着脱は、弾性変形部からの付勢力に抗して行えばよく、付勢力の方向と着脱の方向とはほぼ直交しているので、カバーの着脱を容易に行うことができる。
弾性変形部は、第1部材または第2部材とは別の部材(例えば、圧縮コイルばね、皿ばねなど)で構成されているようにしてもよく、第1部材または第2部材を形成している板材を折り曲げることで第1部材または第2部材に一体に形成するようにしてもよい。また、弾性変形部は、第1部材および第2部材のいずれか一方の当接部に設けられていればよく、第1部材および第2部材の両方の当接部に設けられていてもよい。
弾性変形部は、板材の一部が弾性変形可能なように折り曲げられることで形成されていることが好ましい。
弾性変形部は、例えば、板材の一部が横向きV字状に折り曲げられることで形成される。このようにすると、カバーを繰り返し着脱してもがたつきが生じにくく、長期間にわたって、カバーの位置ずれの防止とカバーの着脱の容易性とを維持することができる。
この発明の工作機械のカバー装置によれば、ボルトによる固定をせず容易に着脱が可能でありながら、カバーを位置ずれすることなく固定することができる。
以下、図1から図3までを参照して、この発明の工作機械のカバー装置の実施形態について説明する。なお、以下の説明において、図1の右を前、左を後といい、図1の上下を上下というものとする。
図3は、この発明の工作機械のカバー装置(2)が使用される工作機械の外観を示している。図3において、工作機械(1)は、工作機械本体(カバー内部の構成であるため図示略)を覆うカバー(3)(4)、操作盤(5)、スライド扉(6)などを有している。
カバー(3)(4)には、通常、着脱されることがあまりない全体として箱形に形成された固定カバー(3)と、着脱される機会が比較的多い外装の化粧カバー(4)とがあり、この発明の工作機械のカバー装置(2)は、化粧カバー(4)に適用される。
この発明の工作機械のカバー装置(2)の1実施形態が図1および図2に示されている。図1はカバー(4)が取り付けられた後の状態を示し、図2はカバー(4)が取り付けられている途中の状態(カバー(4)が取り外されるときも同じ)を示している。
工作機械のカバー装置(2)は、工作機械本体に設けられたガイドレール(溝状の支持部)(7)と、前側からガイドレール(7)に取り付けられる板状のカバー(4)と、カバー(4)をガイドレール(7)に引掛けて固定するための取付け部(8)とを備えている。
ガイドレール(7)、カバー(4)および取付け部(8)は、図1および図2に示した断面形状で、紙面に直交する方向にのびている。
ガイドレール(7)は、垂直断面略U字状をなし、水平状の底壁(7a)と、垂直状の前壁(7b)と、垂直状の後壁(7c)とからなる。後壁(7c)は前壁(7b)よりも高さが高いものとされている。
取付け部(8)は、カバー(4)の後面にそれぞれ固定された第1金具(第1部材)(9)および第2金具(第2部材)(10)からなる。
第1金具(9)は、ガイドレール(7)の前壁(7b)に前側から当接する垂直状の当接部(11)と、当接部(11)よりも低い位置においてカバー(4)の後面に固定された垂直状の固定部(12)と、当接部(11)の下縁と固定部(12)の上縁とを結合する傾斜状の連結部(13)と、当接部(11)の上縁に連なり前縁がカバー(4)の後面に固定された水平状の第2金具受け部(14)とからなる。
第2金具(10)は、ガイドレール(7)の前壁(7b)に交差部が後側から当接する横向きV字状の当接部(15)と、当接部(15)よりも高い位置においてカバー(4)の後面に固定された垂直状の固定部(16)と、当接部(15)の上縁と固定部(16)の下縁とを結合する水平状の連結部(17)とからなる。
第2金具(10)の当接部(15)は、ガイドレール(7)の前壁(7b)を介して第1金具(9)の当接部(11)に対向するように形成されており、第2金具(10)の連結部(17)は、第1金具(9)の第2金具受け部(14)の上側に重なるように形成されている。
横向きV字状とされた第2金具(10)の当接部(15)は、板材を加工するに際し、連結部(17)と鋭角をなす第1屈曲部(15a)と、第1屈曲部(15a)とほぼ直角をなす第2屈曲部(15b)とを形成することで得られている。これにより、横向きV字状とされた第2金具(10)の当接部(15)は、略前後方向に弾性変形が容易なものとなっている。
第2金具(10)の横向きV字状の当接部(15)の取付け前の形状は、図1とは若干違っており、図2に示すように、ガイドレール(7)の前壁(7b)の板厚よりも小さい間隙(G)で、第1金具(9)の当接部(11)に対向している。したがって、図2の取付け前(または取外し後)の状態に対して図1の取付け状態になると、第2金具(10)の当接部(15)の第1屈曲部(15a)および第2屈曲部(15b)からなる横向きV字状の部分が弾性変形する弾性変形部として機能し、第2金具(10)の当接部(15)は後方に弾性変形し、ガイドレール(7)の前壁(7b)に付勢力を及ぼす。これにより、ガイドレール(7)の前壁(7b)は、第1金具(9)の垂直状の当接部(11)と第2金具(10)の横向きV字状の当接部(15)とによって挟持される。
図2から図1とするカバー(4)の取付けおよび図1から図2とするカバー(4)の取外しは、第2金具(10)の当接部(15)の付勢力に抗して行えばよく、第2金具(10)の当接部(15)の付勢力の方向と取付けおよび取外しの方向とはほぼ直交しているので、これらを容易に行うことができる。
こうして、上記のカバー装置(2)によると、図4に示したカバー装置(41)におけるカバー(4)の位置ずれが生じやすいという問題が解消されるとともに、位置ずれを防止する際に生じる着脱がしにくくなるという問題も防止される。
なお、図2において、第2金具(10)の当接部(15)と第1金具(9)の当接部(11)との間隙(G)は、ガイドレール(7)の前壁(7b)の板厚よりも小さいものであればよく、ゼロであってもよい。第2金具(10)の当接部(15)の形状は、横向きV字状に限定されるものではなく、例えば、第2屈曲部(15b)を省略してもよく、ガイドレール(7)の前壁(7b)に付勢力を及ぼす形状であれば種々の形状とすることが可能である。第2金具(10)の当接部をガイドレール(7)の前壁(7b)との間に間隙を有する垂直状に形成し、弾性変形部としてのばね(皿ばねなど)を第2金具(10)の当接部の前面に固定するようにしてもよい。
(2):カバー装置
(4):化粧カバー(カバー)
(5):操作盤
(7):ガイドレール(溝状の支持部)
(7b):前壁(垂直壁)
(8):取付け部
(9):第1金具(第1部材)
(10):第2金具(第2部材)
(11):当接部
(15):当接部
(4):化粧カバー(カバー)
(5):操作盤
(7):ガイドレール(溝状の支持部)
(7b):前壁(垂直壁)
(8):取付け部
(9):第1金具(第1部材)
(10):第2金具(第2部材)
(11):当接部
(15):当接部
Claims (3)
- 工作機械本体に設けられた溝状の支持部に、カバーに設けられた取付け部を引掛けて固定するカバー装置であって、
前記取付け部は、前記支持部の垂直壁に前側から当接する当接部を有する第1部材と、前記支持部の垂直壁に後側から当接する当接部を有する第2部材とからなり、前記第1部材および前記第2部材の少なくとも一方の当接部に、弾性変形することで前記支持部の垂直壁に付勢力を及ぼす弾性変形部が設けられていることを特徴とする工作機械のカバー装置。 - 前記弾性変形部は、板材の一部が弾性変形可能なように折り曲げられることで形成されていることを特徴とする請求項1の工作機械のカバー装置。
- 前記弾性変形部は、板材の一部が横向きV字状に折り曲げられることで形成されていることを特徴とする請求項1の工作機械のカバー装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2018144165A JP2020019091A (ja) | 2018-07-31 | 2018-07-31 | 工作機械のカバー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2018144165A JP2020019091A (ja) | 2018-07-31 | 2018-07-31 | 工作機械のカバー装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2020019091A true JP2020019091A (ja) | 2020-02-06 |
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ID=69588985
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2018144165A Pending JP2020019091A (ja) | 2018-07-31 | 2018-07-31 | 工作機械のカバー装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JP2020019091A (ja) |
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2018
- 2018-07-31 JP JP2018144165A patent/JP2020019091A/ja active Pending
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