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JP2020018182A - コンバイン - Google Patents

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JP2020018182A JP2018142737A JP2018142737A JP2020018182A JP 2020018182 A JP2020018182 A JP 2020018182A JP 2018142737 A JP2018142737 A JP 2018142737A JP 2018142737 A JP2018142737 A JP 2018142737A JP 2020018182 A JP2020018182 A JP 2020018182A
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耕作 野口
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俊成 西村
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Abstract

【課題】構造の複雑化を招くことなく、扱室内部のメンテナンス作業を容易に行えるようにすることが望まれていた。【解決手段】扱室23内で刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置4が備えられ、扱室23に、前後軸芯X周りで回転する扱胴31と、扱胴31の外周部に沿う状態で設けられた円弧状の受網32とが備えられ、扱室23の上部を覆う天板30が、扱胴31の回転軸芯方向に沿って着脱可能に支持されている。【選択図】図5

Description

本発明は、刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置が備えられているコンバインに関する。
従来のコンバインでは、例えば、特許文献1に示されるように、脱穀装置の点検や清掃を行うために、扱室の上部を覆う天板が横方向一端側の前後軸芯周りで上方に向けて揺動開放可能に設けられたものがあった。特許文献1に記載されたコンバインでは、脱穀処理して得られた穀粒を貯留する穀粒タンクが脱穀装置の上方に位置する状態で備えられている。
特開2013−183717号公報
上記従来構成のように、天板を上方に揺動させて扱室を外方に向けて開放させる構成では、脱穀装置の点検や清掃等のメンテナンス作業を行うにあたり、天板を上方に大きく揺動させるために、上方側に大きなスペースが必要となる。特に、脱穀装置の上方に穀粒タンクを配備する構成であれば、穀粒タンクを大きく開放させるための機構が必要であり、構造が複雑になる不利がある。又、天板を揺動させるために、作業者が高いところに登らなければならず、作業が行い難いものとなる不利もある。
そこで、構造の複雑化を招くことなく、扱室内部のメンテナンス作業を容易に行えるようにすることが望まれていた。
本発明に係るコンバインの特徴構成は、扱室内で刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置が備えられ、前記扱室に、前後軸芯周りで回転する扱胴と、前記扱胴の外周部に沿う状態で設けられた円弧状の受網とが備えられ、前記扱室の上部を覆う天板が、前記扱胴の回転軸芯方向に沿って着脱可能に支持されている点にある。
本発明によれば、扱室内部の点検や清掃等のメンテナンス作業を行うときには、扱室の上部を覆う天板を扱胴の回転軸芯方向に沿って着脱させることで対応できる。この構成であれば、天板を上方に揺動させる場合のように、作業者が高い位置まで登ることなく、機体横側の低い位置から作業を行える。又、例えば、脱穀装置の上方に穀粒タンクを配置させるようにしても、天板を開放させるために、穀粒タンクに特別な退避用の構造を備える必要はなく、支持構造を簡素なものにできる。
従って、構造の複雑化を招くことなく、扱室内部のメンテナンス作業を容易に行えるようにすることが可能となった。
本発明においては、前記天板が、回転軸芯方向に沿って分割された複数の分割天板により構成されていると好適である。
本構成によれば、分割された分割天板は天板全体に比べて小型軽量となるから、着脱作業の労力負担を軽減することができる。
本発明においては、前記扱胴に、前記回転軸芯方向一端側に位置して刈取穀稈を掻き込む掻き込み部と、前記掻き込み部の前記回転軸芯方向他端側に位置して刈取穀稈を扱き処理する扱き処理部とが備えられ、前記天板のうち前記扱き処理部に対応する箇所が前記回転軸芯方向に沿って着脱可能であり、前記天板のうち前記掻き込み部に対応する箇所が位置固定状態で設けられていると好適である。
本構成によれば、扱胴の扱き処理部においては、扱胴の外周部に扱き処理用の扱き歯が備えられ、しかも、受網との間において刈取穀稈の扱き処理が行われる。この領域では、扱き処理を良好に行うために、扱胴と天板との間も狭くなっている。その結果、脱穀処理が繰り返し行われると、脱穀処理部の接触により天板が摩耗するおそれが大きい。それに対して、扱胴の掻き込み部においては、脱穀入口から搬入される刈取穀稈を後方側に掻き込むために、例えば、扱胴の外周部に螺旋羽根等が備えられる。この領域では、刈取穀稈は螺旋羽根等によって移送されるだけであり、扱き処理部のように天板が摩耗するおそれは少ない。
そこで、扱き処理部に対応する箇所だけを着脱させることにより、摩耗し易い箇所について、修理交換等のメンテナンス作業を効率よく行える。
本発明においては、前記脱穀装置に左右両側を仕切る側壁部が備えられ、左右の前記側壁部の上端部に前記回転軸芯方向に沿って延びる側壁上端フレームが備えられ、前記天板が、左右両側の前記側壁上端フレームに対して、前記回転軸芯方向に沿って移動可能に載置支持されていると好適である。
本構成によれば、回転軸芯方向に沿って延びる左右両側の側壁上端フレームにより天板が載置支持されているので、天板を安定的に支持した状態で回転軸芯方向に沿って移動させることができる。
本発明においては、左右の前記側壁上端フレームにおける前記天板を支持する支持部に、縦向き面を有する外れ防止ガイドが備えられていると好適である。
本構成によれば、天板を移動する際に、外れ止め防止ガイドによって横方向外方側に位置ずれすることを回避でき、天板は、向きが変化したりすることがない状態で円滑に回転軸芯方向に沿って移動することができる。
本発明においては、前記天板及び前記側壁上端フレームのいずれか一方に、他方に対して接触して転動する転動体が備えられていると好適である。
本構成によれば、天板及び側壁上端フレームのいずれか一方に備えられた転動体が、他方のものに対して接触して転動することにより、天板を滑らかに移動させることができる。
本発明においては、前記天板及び前記側壁上端フレームのいずれか一方に、摺動移動を円滑化可能な滑り促進体が備えられていると好適である。
本構成によれば、天板に移動に伴って、天板と側壁上端フレームとが接触している状態で相対移動するときに、天板及び側壁上端フレームのいずれか一方に備えられた滑り促進体により、摺動移動が円滑化される。その結果、天板を滑らかに移動させることができる。
本発明においては、前記脱穀装置の上方に、前記脱穀装置にて脱粒処理されたあとの穀粒を貯留する穀粒タンクと、動力源としてのエンジンとが備えられ、前記脱穀装置の横方向両側部において、機体フレームに支持され且つ前記回転軸芯方向に沿って延びる上部フレームが備えられ、左右の前記上部フレームにより前記穀粒タンクと前記エンジンとが支持されていると好適である。
本構成によれば、脱穀装置の上方に、穀粒タンクとエンジンとが備えられる。例えば、脱穀処理能力を向上させるために脱穀装置が大型化しても、穀粒タンクやエンジンを脱穀装置の横側方に位置させる場合に比べて、機体全体の横幅方向の寸法の大型化を抑制できる。そして、機体フレームにより安定的に支持されている左右の上部フレームにより、脱穀装置の上方の高い位置にある穀粒タンクとエンジンとを良好に支持することができる。
コンバインの全体側面図である。 コンバインの全体平面図である。 脱穀装置の支持構造を示す側面図である。 脱穀装置の正面図である。 脱穀装置の縦断正面図である。 脱穀装置の左側面図である。 脱穀装置の右側面図である。 天板移動状態を示す平面図である。 別実施形態の天板の支持構造を示す平面図である。 別実施形態の天板の支持構造を示す側面図である。
以下、図面に基づいて、本発明に係るコンバインの実施形態を普通型コンバインに適用した場合について説明する。
〔全体構成〕
図1,2に示すように、コンバインは、作物を刈り取って後方に搬送する刈取搬送部1、キャビン2にて覆われた運転部3、刈取搬送部1にて刈り取られた作物の脱穀処理を行う脱穀装置4、その脱穀装置4にて脱穀処理されて得られた穀粒を貯留する穀粒タンク5、動力源としてのエンジン6を有する原動部7、操向不能で且つ回転駆動される左右一対の前車輪8、操向操作可能な左右一対の後車輪9等を備えている。穀粒タンク5の左側には、貯留している穀粒を機体外部に搬送するスクリューコンベア式の穀粒排出装置Hが備えられている。
この実施形態で、機体の前後方向を定義するときは、作業状態における機体進行方向に沿って定義し、機体の左右方向を定義するときは、機体進行方向視で見た状態で左右を定義する。すなわち、図1,2に符号(F)で示す方向が機体前側、図1,2に符号(B)で示す方向が機体後側である。図2に符号(L)で示す方向が機体左側、図2に符号(R)で示す方向が機体右側である。
刈取搬送部1は、機体の前部において、昇降用アクチュエータとしての刈取昇降シリンダ10により横向き支点P1周りで駆動昇降自在に支持されている。刈取搬送部1は、植立する作物を刈り取り、刈り取った作物を刈幅方向の中央部に寄せ集める刈取ヘッダ11と、刈り取られて中央に寄せ集められた作物を機体後方の脱穀装置4に向けて搬送するフィーダ12とを備えている。
刈取ヘッダ11には、刈取対象となる作物の穂先側を後方に向けて掻込む回転リール13、作物の株元を切断して刈り取るバリカン型の刈刃14、刈り取った作物を刈幅方向の中央部に寄せ集める横送りオーガ15等が備えられている。
フィーダ12は、図示はしないが、筒状の搬送ケース16内に、前後の輪体にわたって複数の無端回動チェーンが巻回張設され、無端回動チェーンにわたり係止搬送体を架設した搬送コンベアが備えられ、刈取ヘッダ11から受け渡された作物を後方上方に向けて搬送するように構成されている。
脱穀装置4は、機体左右方向中央部の低い位置にあり、脱穀装置4の上方において、脱穀装置4にて脱粒処理されたあとの穀粒を貯留する穀粒タンク5と、動力源としてのエンジン6とが備えられている。具体的には、機体前部側に穀粒タンク5が位置し、機体後部側にエンジン6が位置する状態で、穀粒タンク5とエンジン6とが前後方向に並ぶ方向で備えられている。脱穀装置4の左右両側外方側が外装カバー17によって覆われている。詳述はしないが、外装カバー17は、上部側箇所が前後方向に沿う枢支部18により揺動開閉自在に支持され、手動操作により解除可能な係合式ロック機構19により閉状態で位置保持可能に構成されている。
図1,3に示すように、機体下部には、機体前後方向に延びる左右一対の主フレーム20が備えられている。左右の主フレーム20は機体全体を支持しており、主フレーム20が機体フレームに相当する。
左右の主フレーム20は、断面形状が略C形のチャンネル材にて構成され、機体前部から機体後部にわたって前後方向に長く設けられている。左右の主フレーム20よりも低い位置に左右の前車輪8及び左右の後車輪9の車軸8a,9aが備えられている。左右の前車輪8及び左右の後車輪9は、左右の主フレーム20夫々の機体左右方向外方側に位置する状態で備えられ、左右の主フレーム20は左右の前車輪8及び左右の後車輪9に支持されている。
〔脱穀装置〕
次に、脱穀装置4について説明する。
図5,6,7に示すように、脱穀装置4には、脱粒処理を行う脱穀部21と、脱穀部21による脱粒処理が行われた後の処理物を選別処理する選別部22とが備えられている。脱穀部21の内部に、刈取穀稈の扱き処理が行われる扱室23が形成されている。選別部22は、詳述はしないが、周囲が壁部にて囲われた内部の空間に、脱粒処理が行われた後の処理物を揺動移送しながら穀粒、枝付き穀粒等の二番物、及び、排ワラ屑等に選別するための選別処理部24が備えられている。図1に示すように、脱穀装置4の機体後方側には、脱穀装置4にて脱穀処理された後の脱穀処理物(排ワラ屑等)を細断処理する細断処理装置25が備えられている。
脱穀部21は左右の主フレーム20に載置支持されている。脱穀部21は、上下方向に沿って延びる左右の縦向き支持部としての板状の左右の側壁部26,27、左右の側壁部26,27の後端部同士を連結する略板状の後壁部28、左右の側壁部26,27の前端部同士を連結する略板状の前壁部29、左右の側壁部26,27に亘って延びて上部を覆う天板30等により、周囲が囲われた構成となっている。前壁部29と後壁部28には、脱穀処理物が通過するための開口が形成されている。
脱穀部21は、機体前部側が上下方向に幅狭であり、機体後部側ほど上下方向に幅広となるように構成されている。そして、下端部が前後方向に沿って略水平姿勢で延びる主フレーム20に載置されている。従って、脱穀部21の上端部は後部側ほど高い位置になる後上がり傾斜姿勢となっている。
図5に示すように、扱室23には、機体前後方向に沿う軸芯X周りで回転する扱胴31が備えられ、扱胴31の下方側に、扱胴31の外周部に沿うように正面視で略円弧状に形成された受網32が備えられている。扱室23では、機体前部側から刈取穀稈が投入され、扱胴31と受網32とによって扱き処理(脱粒処理)が行われる。扱胴31は、回転軸芯Xが機体後側ほど順次高くなる斜め姿勢となるように後上がり傾斜姿勢で配備されている。受網32も扱胴31と同様に、側面視で後上がり傾斜姿勢で配備されている。
図7に示すように、左右の側壁部26,27のうち右側に位置する右側壁部26は、機体後部側ほど上下方向に幅広となるように連なる形状となっている。左側に位置する左側壁部27は、図6に示すように、機体前部側が上下方向に幅狭であり、機体後部側ほど上下方向に幅広となるように側面視略三角形状に形成された下部側壁部33と、前後方向に沿って略同一幅の上部側壁部34と、機体後側に位置して上下方向に幅広の後部側壁部35が備えられている。
右側壁部26は、壁部全体を覆う壁面を有しており、前後方向中央部にて前後方向に間隔をあけて一対の角筒状の縦フレーム36が備えられている。右側壁部26は、下端部が主フレーム20の上面に載置された状態で、主フレーム20にボルト連結されている。
左側壁部27のうち下部側壁部33及び後部側壁部35は、下端部が主フレーム20の上面に載置された状態で、主フレーム20にボルト連結されている。上部側壁部34は、扱胴31の回転軸芯方向に沿って複数(4個)に分割された構成となっており、4個の分割壁37により構成されている。分割壁37は夫々、上下両側がボルト連結されており、ボルト連結を解除すると、横側外方に取り外すことができる。
図7に示すように、右側壁部26の前端部には前側の縦向き補助フレーム40が備えられている。この前側の縦向き補助フレーム40は、角筒状に構成され、主フレーム20から上方に向けて上下方向に延びる状態で設けられている。右側壁部26の後端部には、後側の縦向き補助フレーム41が備えられている。この後側の縦向き補助フレーム41は、断面U字形に構成され、右側壁部26の上下中間部から上方に向けて上下方向に延びる状態で設けられている。そして、前後の縦向き補助フレーム40,41にわたって、右側壁部26の上端部に位置して扱胴31の回転軸芯方向に沿って延びる側壁上端フレーム42が備えられている。
図6に示すように、左側壁部27にも同様に、前端部に角筒状の前側の縦向き補助フレーム43が備えられ。この前側の縦向き補助フレーム43は、主フレーム20から上方に向けて上下方向に延びる状態で設けられている。左側壁部27の後端部には後側の縦向き補助フレーム44が備えられている。この縦向き補助フレーム44は、断面U字形に構成され、後部側壁部35の上部から上方に延びる状態で設けられている。前後の縦向き補助フレーム43,44にわたって、左側壁部27の上端部に位置して扱胴31の回転軸芯方向に沿って延びる側壁上端フレーム45が備えられている。左右の側壁上端フレーム42,45は、断面略U字状に形成され、脱穀装置4の前部から後端部に亘って長く延びている。
図示はしていないが、受網32は、扱胴31の回転軸芯方向に沿って分割されており、各分割受網は、横方向に沿って着脱可能に支持されている。受網32は、扱胴31の回転軸芯方向に沿って左側壁部27における上部側壁部34の分割壁37と同じ位置で分割されており、且つ、同じ方向に、すなわち、機体左側に向けて着脱可能である。
図5に示すように、受網32は、扱胴31の周方向に沿って分割された2個の受網構成体48,49により構成されている。右側の受網構成体48は、仕切り部材47の前後側面に取り付けられた円弧状のガイド部材50によって受止め案内され、且つ、右側端部が右側の側壁上端フレーム42に当て付ける状態で支持されている。そして、左側端部が左右の受網構成体48,49の接続箇所に設けられた中継ブラケット51にボルト連結されている。左側の受網構成体49は、右側端部が中継ブラケット51にボルト連結され、左側端部が左側の側壁上端フレーム45にボルト連結されている。また、左右中間部が仕切り部材47に対してボルト連結されている。仕切り部材47に対する連結箇所は仕切り部材47を挟んで隣接する受網構成体と共締め固定されている。
従って、左側の受網構成体49は、複数のボルトによる連結を解除することで左側外方に取り外すことができる。左側の受網構成体49を取り外したのちに、中継ブラケット51に対するボルト連結を解除することで、右側の受網構成体48を取り外すことができる。
〔天板〕
天板30は、扱胴31の外端部の回転軌跡に略沿うように、正面視で略円弧状に設けられている。図5に示すように、天板30のうち右側に位置する部分は滑らかな円弧状に形成されている。天板30のうち左側に位置する部分は平板状に形成されている。天板30は、周方向に沿って一連に連なる状態で一体的に形成されている。
天板30の左右両側端部に外方に向けて略L型に折り曲げてフランジ部52が形成され、その左右のフランジ部52が左右両側の側壁上端フレーム42,45に載置支持されている。そして、フランジ部52は、前後方向に間隔をあけた複数箇所にて側壁上端フレーム42,45にボルト連結されている。
図6,8に示すように、扱胴31には、前端側に位置して刈取穀稈を掻き込む掻き込み部53と、掻き込み部53の後方側に位置して刈取穀稈を扱き処理する扱き処理部54とが備えられている。掻き込み部53は、フィーダ12から送り込まれる刈取穀稈を、螺旋羽根55によって扱室23内に掻き込むように構成されている。扱き処理部54は、周方向に間隔をあけて、回転軸芯方向に沿って延びる複数の棒状部材56が備えられ、各棒状部材56に径方向外方に突出するように複数の棒状の扱き歯57を備えた構成となっている。
天板30のうち扱き処理部54に対応する箇所が回転軸芯方向に沿って着脱可能であり、天板30のうち掻き込み部53に対応する箇所が位置固定状態で設けられている。説明を加えると、天板30は、扱き処理部54に対応する箇所と掻き込み部53に対応する箇所とが回転軸芯方向に沿って分割されている。さらに、天板30のうち扱き処理部54に対応する箇所が回転軸芯方向に沿って2分割されている。従って、天板30は、扱胴31の回転方向に沿って3分割されており、3個の分割天板58,59,60を備えている。
3つの分割天板58,59,60のうち最前部側に位置して掻き込み部53に対応する前部側分割天板58が位置固定状態に設けられている。従って、前部側分割天板58は扱胴31の回転方向に沿って着脱することはできない。掻き込み部53に対応する領域では、刈取穀稈は螺旋羽根55により移送されるだけであるから、扱き処理部54のように天板30が摩耗するおそれは少ないからである。
3つの分割天板58,59,60のうち、扱き処理部54に対応する2つの分割天板、すなわち、前後中央に位置する中央側分割天板59と、最後部材側に位置する後部側分割天板60とが、夫々、扱胴31の回転方向に沿って機体後方側に向けて取り外すことができるように構成されている。中央側分割天板59及び後部側分割天板60は、左右両側部並びに前後両端部に連結用のフランジ部52,61が備えられ、左右両側部のフランジ部52が側壁上端フレーム42,45にボルト連結されている。又、前部側分割天板58と中央側分割天板59とが前後方向に沿ってフランジ部61同士が連結され、中央側分割天板59と後部側分割天板60も同様に前後方向に沿ってフランジ連結されている。
図5,6,7に示すように、左右両側の側壁上端フレーム42,45における天板30を支持する支持部としての横向き板部62に、縦向き面63を有する外れ防止ガイド64が備えられている。外れ防止ガイド64は、側壁上端フレーム42,45の長手方向に沿って適宜間隔をあけて複数設けられている。外れ防止ガイド64は、前後方向視で略L字状の板体からなり、側壁上端フレーム42,45における横向き板部62に対して、横向き板部62の横側端部に縦向き面63が位置するように取り付けられている。左右両側の側壁上端フレーム42,45に取り付けられた左右の外れ防止ガイド64によって、天板30が横方向に向きが変化しないように案内されて、円滑に後方に移動させることができる。
中央側分割天板59及び後部側分割天板60を取り外すときは、先ず、外装カバー17を上部軸芯周りで横側外方に揺動開放させて脱穀装置4の横側外方を開放させておく。そして、機体横側方から中央側分割天板59及び後部側分割天板60夫々の左右両側部における側壁上端フレーム42,45に対するボルト連結を解除する。次に、脱穀装置4の後壁部28を取り外したのち、後部側分割天板60を左右両側の側壁上端フレーム42,45の上面をスライドさせながら後方に取り出す(図8参照)。さらに、中央側分割天板59をスライドさせながら後方に取り出す。このように中央側分割天板59及び後部側分割天板60を取り外すと、扱胴31の上方空間が大きく開放されるので、機体後側外方あるいは機体横側外方から、扱胴31に対する修理点検や詰まったワラ屑の除去等のメンテナンス作業を容易に行える。
扱室23には、天板30の内面側に位置して、脱穀処理物を機体前部側から機体後部側に向けて移送する送塵弁74が備えられている。複数の送塵弁74は、夫々、天板30の内面に取り付けられ、扱胴31の外周側に位置する状態で略螺旋状に延びる状態で備えられている。つまり、送塵弁74は、扱胴31の周方向上手側から下手側に向けて位置が異なるほど、扱胴31の機体後方側に位置が変化するように、扱き歯57の回転に対して脱穀処理物を機体後方側に移送させるように所定の送り角度を有する状態で備えられている。
複数の送塵弁74には、夫々、天板30に位置固定状態で取り付けられた固定送塵弁部分75と、固定送塵弁部分75と周方向に隣り合い、且つ、揺動によって送り角度を変更調節可能な可動送塵弁部分76とが備えられている。図5に示すように、固定送塵弁部分75が扱胴31の回転方向上手側に位置し、可動送塵弁部分76が回転方向下手側に位置する状態で備えられている。又、固定送塵弁部分75が可動送塵弁部分76よりも処理物移送方向下手側に位置する状態で、且つ、固定送塵弁部分75と可動送塵弁部分76とが周方向に沿って重複する状態で備えられている。
図5に示すように、固定送塵弁部分75は、天板30における右側の円弧状部分30aの内面に取り付けられ、可動送塵弁部分76は、天板30における右側の平板状部分30bの内面に取り付けられている。可動送塵弁部分76は、回転方向上手側端部が天板30に対して支軸79により回動支点P2を中心にして揺動可能に支持されている。可動送塵弁部分76の回転方向下手側の端部が、調節部材80を介して手動操作にて揺動角度を変更調節できるように構成されている。
〔穀粒タンク、エンジンの支持構造〕
脱穀装置4の横方向両側部において、主フレーム20に支持され且つ扱胴31の回転軸芯方向に沿って延びる上部フレーム65,66が備えられ、左右の上部フレーム65,66により穀粒タンク5とエンジン6とが支持されている。
説明を加えると、図5,7に示すように、右側壁部26に備えられた前後一対の縦フレーム36は、主フレーム20の上端部から鉛直上方に向けて上下方向に延びる状態で備えられている。前後一対の縦フレーム36は、側壁上端フレーム42よりも上方に向けて延びている。図3,5に示すように、左側壁部27の横側方に位置する箇所に、主フレーム20から鉛直上方に向けて上下方向に延びる状態で、前後一対の縦フレーム67が備えられている。この左側の一対の縦フレーム67は角筒状に構成され、側壁上端フレーム45よりも上方に向けて延びている。又、左側の一対の縦フレーム67は、左側壁部27よりも左側外方に偏倚した位置にあり、左側壁部27から左右方向に間隔をあけて備えられている。
そして、図7に示すように、脱穀装置4の右側において、前側の縦向き補助フレーム40、一対の縦フレーム36、及び、後側の縦向き補助フレーム41夫々の上部同士に亘って上部フレーム65が備えられている。図3に示すように、脱穀装置4の左側には、前側の縦向き補助フレーム43、一対の縦フレーム67、及び、後側の縦向き補助フレーム44夫々の上部同士に亘って上部フレーム66が備えられている。
左右の上部フレーム65,66は、扱胴31の回転軸芯方向(機体前後方向)に沿って延び、後上がり傾斜姿勢に設けられている。上部フレーム65,66は、上面が左右方向に幅広となるように構成されている。この左右の上部フレーム65,66の上面に、穀粒タンク5及びエンジン6が載置支持されている。
図3に示すように、穀粒タンク5は、底面が下窄まり状に形成されており、前部側の後下がり傾斜姿勢の底面が前部側支持枠体68にて支持され、後部側の後上がり傾斜姿勢の底面が後部側支持枠体69にて支持されている。前部側支持枠体68は、脱穀装置4の左右両側部にわたって延び、且つ、左右の上部フレーム65,66に載置支持されてボルト連結されている。又、後部側支持枠体69は、前部側支持枠体68と同様に、脱穀装置4の左右両側部に亘って延び、且つ、左右の上部フレーム65,66に載置支持されている。
後部側支持枠体69は、左右両側に位置する左右のタンク用横側支持部70と、左右のタンク用横側支持部70同士を連結する左右連結部(図示せず)とが備えられている。左右のタンク用横側支持部70は夫々、側面視で略台形の枠状に形成され、左右の上部フレーム65,66に載置支持されている。
エンジン6を支持するエンジン用支持枠体72は、脱穀装置4の左右両側部にわたって延び、且つ、左右の上部フレーム65,66に載置支持されている。図3に示すように、エンジン用支持枠体72には、左右の上部フレーム65,66の上側を前後方向に沿って延びる左右の側部縦面部73とそれらを連結する横向き連結部材(図示せず)等が備えられている。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、天板30と側壁上端フレーム42,45とが摺動しながらスライド移動する構成としたが、この構成に代えて、以下に説明するような種々の構成を採用してもよい。
(1−1)
例えば、図9,10に示すように、天板30に側壁上端フレーム42,45に対して接触して転動する転動体としての転動ローラ85が備えられる構成としてもよい。転動ローラ85は、移動操作される分割天板59,60の前部側端部の左右両側に備えられ、分割天板59,60の前部側端部から前方に向けて延出されたアーム86の先端に回動可能に支持されている。この転動ローラ85は、分割天板59,60が、側壁上端フレーム42,45に全体が載置支持されているときは、側壁上端フレーム42,45における横向き板部62の表面からわずかに浮き上がった状態となっている。そして、分割天板59,60を取り外すときは、分割天板59,60の後部側端部を手動で少しだけ持ち上げて後上がり傾斜姿勢にすると、転動ローラ85が横向き板部62の表面に接当する状態になる。その状態で転動ローラ85を転動させながら移動することで、分割天板59,60を楽にスライドさせることができる。
(1−2)
分割天板59,60の左右両側に複数の転動ローラ(図示せず)を備え、その転動ローラを、分割天板の下端部よりも下方に突出する状態と、上方に引退する状態とに切り換え可能に支持する支持機構(図示せず))を備える構成でもよい。支持機構としては、カム式の昇降機構等を用いるとよい。手動操作により支持機構を突出状態に切り換えることで、分割天板を容易にスライドさせることができる。
(1−3)
上記したような転動ローラ85の代わりに、分割天板59,60及び側壁上端フレーム42,45のいずれか一方に、摺動移動を円滑化可能な滑り促進体を備える構成としてもよい。滑り促進体としては、例えば、フッ素樹脂材等を用いることができる。
(2)上記実施形態では、外れ防止ガイド64が、側壁上端フレーム42,45の長手方向に沿って適宜間隔をあけて複数設けられる構成としたが、この構成に代えて、外れ防止ガイド64が、側壁上端フレーム42,45の長手方向に沿って一連で長く延びる形態としてもよい。
(3)上記実施形態では、天板30が前後方向に分割された3個の分割天板58,59,60を備える構成としたが、この構成に限らず、天板30を2個に分割する構成、4個以上に分割する構成としてもよく、あるいは、天板30を分割することなく一体的に連なる構成としてもよい。
(4)上記実施形態では、穀粒タンク5とエンジン6とが夫々、脱穀装置4の上方に位置する状態で配備される構成としたが、この構成に代えて、穀粒タンク5やエンジン6が脱穀装置4と横並び状態で配備される構成としてもよい。
本発明は、普通型コンバインに限らず自脱型コンバインにも適用できる。
4 脱穀装置
5 穀粒タンク
6 エンジン
20 機体フレーム
23 扱室
26,27 側壁部
30 天板
31 扱胴
32 受網
42,45 側壁上端フレーム
53 掻き込み部
54 扱き処理部
58,59,60 分割天板
62 支持部
63 縦向き面
64 外れ防止ガイド
65,66 上部フレーム

Claims (8)

  1. 扱室内で刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置が備えられ、
    前記扱室に、前後軸芯周りで回転する扱胴と、前記扱胴の外周部に沿う状態で設けられた円弧状の受網とが備えられ、
    前記扱室の上部を覆う天板が、前記扱胴の回転軸芯方向に沿って着脱可能に支持されているコンバイン。
  2. 前記天板が、前記回転軸芯方向に沿って分割された複数の分割天板により構成されている請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記扱胴に、前記回転軸芯方向一端側に位置して刈取穀稈を掻き込む掻き込み部と、前記掻き込み部の前記回転軸芯方向他端側に位置して刈取穀稈を扱き処理する扱き処理部とが備えられ、
    前記天板のうち前記扱き処理部に対応する箇所が前記回転軸芯方向に沿って着脱可能であり、
    前記天板のうち前記掻き込み部に対応する箇所が位置固定状態で設けられている請求項1又は2に記載のコンバイン。
  4. 前記脱穀装置に左右両側を仕切る側壁部が備えられ、
    左右の前記側壁部の上端部に前記回転軸芯方向に沿って延びる側壁上端フレームが備えられ、
    前記天板が、左右両側の前記側壁上端フレームに対して、前記回転軸芯方向に沿って移動可能に載置支持されている請求項1から3のいずれか1項に記載のコンバイン。
  5. 左右の前記側壁上端フレームにおける前記天板を支持する支持部に、縦向き面を有する外れ防止ガイドが備えられている請求項4に記載のコンバイン。
  6. 前記天板及び前記側壁上端フレームのいずれか一方に、他方に対して接触して転動する転動体が備えられている請求項4又は5に記載のコンバイン。
  7. 前記天板及び前記側壁上端フレームのいずれか一方に、摺動移動を円滑化可能な滑り促進体が備えられている請求項4又は5に記載のコンバイン。
  8. 前記脱穀装置の上方に、前記脱穀装置にて脱粒処理されたあとの穀粒を貯留する穀粒タンクと、動力源としてのエンジンとが備えられ、
    前記脱穀装置の横方向両側部において、機体フレームに支持され且つ前記回転軸芯方向に沿って延びる上部フレームが備えられ、
    左右の前記上部フレームにより前記穀粒タンクと前記エンジンとが支持されている請求項1〜7のいずれか1項に記載のコンバイン。
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