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JP2020014271A - 蓄電システムおよび制御方法 - Google Patents

蓄電システムおよび制御方法 Download PDF

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JP2020014271A
JP2020014271A JP2018133103A JP2018133103A JP2020014271A JP 2020014271 A JP2020014271 A JP 2020014271A JP 2018133103 A JP2018133103 A JP 2018133103A JP 2018133103 A JP2018133103 A JP 2018133103A JP 2020014271 A JP2020014271 A JP 2020014271A
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晃喜 後藤
Akiyoshi Goto
晃喜 後藤
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Abstract

【課題】蓄電池の性能劣化を抑制すること。
【解決手段】実施形態に係る実施形態に係る蓄電システムは、蓄電池と、パワーコンディショナと、リレーと、遮断部とを具備する。パワーコンディショナは、蓄電池から供給される電力により動作するとともに、負荷に対する電力の供給を制御する。リレーは、蓄電池およびパワーコンディショナを接続する給電経路を遮断可能に設けられる。遮断部は、蓄電池の電力供給に伴う端子電圧を検出し、端子電圧が所定の条件を満たす場合に、リレーを制御して給電経路を遮断する。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、蓄電システムおよび制御方法に関する。
近年、太陽光発電技術の普及に伴い、一般家庭でも太陽光パネル等の発電設備と蓄電池とを家屋に設置して、発電および充電を行うとともに、パワーコンディショナ等の制御装置により充放電制御して、電力を利用する蓄電システムが増えている。
また、この蓄電システムでは、系統から解列して、自立運転をする場合、待機時の制御装置に対して動作維持や各種監視を行うための待機時電力を蓄電池が供給する場合がある。
「東芝 電設資材 2017-2018」、[online]、[平成30年5月25日検索]、インターネット<URL:http://page2.cextension.jp/c4089/book/>
しかしながら、従来の蓄電池システムでは、例えば、蓄電池の電池残量が限界以下となり蓄電池の保証電圧を下回った場合であっても、待機時電力の供給は行われるため、蓄電池にとって過放電の状態となり蓄電池としての性能が劣化するおそれがあった。
本発明が解決しようとする課題は、蓄電池の性能劣化を抑制することができる蓄電システムおよび制御方法を提供することを目的とする。
実施形態に係る蓄電システムは、蓄電池と、制御装置と、スイッチ素子と、遮断部とを具備する。前記制御装置は、前記蓄電池から供給される電力により動作するとともに、負荷に対する当該電力の供給を制御する。前記スイッチ素子は、前記蓄電池および前記制御装置を接続する給電経路を遮断可能に設けられる。前記遮断部は、前記蓄電池の電力供給に伴う端子電圧を検出し、当該端子電圧が所定の条件を満たす場合に、前記スイッチ素子を制御して前記給電経路を遮断する。
図1は、実施形態に係る蓄電システムの構成例を示す図である。 図2は、実施形態に係るパワーコンディショナの構成の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係るモード情報の説明図である。 図4は、実施形態に係る蓄電システムの処理の一例を示すフローチャートである。
以下で説明する実施形態に係る蓄電システムSは、蓄電池12と、パワーコンディショナ1(制御装置の一例)と、リレーSW(スイッチ素子の一例)と、遮断部32とを具備する。パワーコンディショナ1は、蓄電池12から供給される電力により動作するとともに、負荷14に対する電力の供給を制御する。リレーSWは、蓄電池12およびパワーコンディショナ1を接続する給電経路WLを遮断可能に設けられる。遮断部32は、蓄電池12の電力供給に伴う端子電圧を検出し、端子電圧が所定の条件を満たす場合に、リレーSWをオフ(制御の一例)して給電経路WLを遮断する。
以下で説明する実施形態に係る遮断部32は、端子電圧が、蓄電池12が充電不可状態となる第1閾値以上、かつ、第1閾値より高い第2閾値未満である場合、リレーSWをオフして給電経路WLを遮断する。
以下で説明する実施形態に係る蓄電システムSは、太陽光パネルPV(発電装置の一例)をさらに具備する。太陽光パネルPVは、パワーコンディショナ1に接続される。遮断部32は、太陽光パネルPVの発電に伴う発電電圧を検出し、発電電圧および端子電圧が所定の条件を満たす場合に、リレーSWをオフして給電経路WLを遮断する。
以下で説明する実施形態に係る遮断部32は、発電電圧が所定の閾値以上、かつ、端子電圧が第1閾値以上、かつ、第2閾値未満である場合、リレーSWをオン(制御の一例)して給電経路WLの接続を維持する。
以下で説明する実施形態に係る負荷14およびパワーコンディショナ1は、系統電源CPに接続される。遮断部32は、系統電源CPの電力供給に伴う系統電圧を検出し、系統電圧および端子電圧が遮断条件を満たす場合に、リレーSWをオフして給電経路WLを遮断する。
以下で説明する実施形態に係る遮断部32は、系統電圧が所定の閾値以上、かつ、端子電圧が第2閾値未満である場合、遮断条件を満たさないとして、リレーSWをオンして給電経路WLの接続を維持する。
以下で説明する実施形態に係る遮断部32は、負荷14の電力消費に伴う負荷電圧に基づいてリレーSWを制御する。
以下で説明する実施形態に係る蓄電システムSは、DCDCコンバータ11(変圧器の一例)を具備する。DCDCコンバータ11は、パワーコンディショナ1およびリレーSWの間に設けられ、電力の直流電圧を供給先に合わせて変圧する。
以下で説明する実施形態に係るスイッチ素子は、給電経路WLを遮断可能とするリレーSWである。
(実施形態)
まず、図1を用いて、実施形態に係る蓄電システムSについて説明する。図1は、実施形態に係る蓄電システムSの構成例を示す図である。図1に示すように、実施形態に係る蓄電システムSは、例えば、商用電源等の所定の系統電源CPに接続され、かかる系統電源CPから電力の供給を受ける。また、実施形態に係る蓄電システムSは、後述の太陽光パネルPVによる自家発電が可能である。このため、実施形態に係る蓄電システムSでは系統電源CPから解列して自家発電による自立運転を行うことが可能である。あるいは、実施形態に係る蓄電システムSでは、停電時等において、系統電源CPから解列して自立運転を行うことが可能である。
図1に示すように、実施形態に係る蓄電システムSは、パワーコンディショナ1と、DCDCコンバータ11と、蓄電池12と、分電盤13と、負荷14と、太陽光パネルPVと、リレーSWと、複数の電圧センサ100a〜100dを具備する。なお、蓄電システムSは、例えば、図示しないホームゲートウェイ等を経由して所定のネットワークに接続し、外部サーバとの間で情報の送受信を行ってもよい。
パワーコンディショナ1(制御装置および遮断部の一例)は、パワコン、PCS(Power Conditioning System)とも称される装置であって、太陽光パネルPVから図示しない接続箱を経由して送信される電力を、住宅H内の負荷14等で利用可能にする装置である。例えば、パワーコンディショナ1は、太陽光パネルPVから接続箱を経由して送信される電力を直流から交流に変換する。また、例えば、パワーコンディショナ1は、交流電力に変換した後、電力を住宅H内での利用や、蓄電池12への充電、系統電源CPへの売電などに対応する出力に調整する。つまり、パワーコンディショナ1は、負荷14に対する電力の供給を制御する。
また、パワーコンディショナ1は、系統電源CPや蓄電池12から供給される電力により動作する。例えば、パワーコンディショナ1は、系統電源CPからの電力供給が可能である場合、系統電源CPから供給される電力を自己の動作用電力として使用する。また、パワーコンディショナ1は、停電時においては、系統電源CPを解列し、蓄電池12から供給される電力の供給を受けて動作する。
そして、パワーコンディショナ1は、蓄電池12から電力の供給を受けている場合において、蓄電池12の端子電圧が所定の遮断条件(所定の条件の一例)を満たした場合には、蓄電池12からの電力供給を遮断するが、かかる点の詳細については後述する。
また、パワーコンディショナ1は、例えば、CAN(Controller Area Network)等の所定の通信プロトコルに従うネットワークNを介してDCDCコンバータ11および蓄電池12に接続され、DCDCコンバータ11および蓄電池12を制御する。
DCDCコンバータ11は、変圧器であり、パワーコンディショナ1(あるいはリレーSW)および蓄電池12の間に設けられる。具体的には、DCDCコンバータ11は、電力を供給する経路である給電経路WLによってパワーコンディショナ1および後述の蓄電池12それぞれに接続される。つまり、給電経路WLは、パワーコンディショナ1および蓄電池12を接続する経路であり、一方から他方への電力供給を行うための経路である。また、DCDCコンバータ11は、蓄電池12に蓄電された電力をパワーコンディショナ1や負荷14へ供給する際に、供給先に合わせて直流電圧を変圧(昇圧または降圧)する。
蓄電池12は、住宅Hで用いられる二次電池(バッテリ)である。例えば、蓄電池12は、系統電源CPから供給される電力や太陽光パネルPVにより生成された電力により充電される。また、例えば、蓄電池12は、蓄えた電力をパワーコンディショナ1の動作用として供給したり、分電盤13を経由して住宅H内の負荷14に供給する。また、蓄電池12は、BMU(Battery Management Unit)12aを具備する。BMU12aは、蓄電池12の状態を監視する制御ユニットである。例えばBMU12aは、各セルの電圧や、蓄電池12の温度等を測定して監視する。また、BMU12aは、蓄電池12の充放電時の過充電および過放電を検出する。BMU12aは、検出した蓄電池12の状態をパワーコンディショナ1へ通知する。
また、蓄電池12は、蓄電システムSが系統電源CPから解列して自立運転を行う場合、パワーコンディショナ1へ待機時電力を供給する。これにより、パワーコンディショナ1は、動作維持および各種監視機能を継続して行うことができる。
なお、蓄電池12は、充電を行うことにより電気を蓄えることができ、繰り返し充放電して使用することが出来る電池であればどのような電池であってもよい。例えば、蓄電池12としては、リチウムイオン電池や鉛電池やニッケル水素電池など、目的に応じて種々の蓄電池が適宜選択されてもよい。また、蓄電池12は、電力を蓄える機能を有すればどのような構成であってもよく、例えば、電気自動車やプラグインハイブリッド自動車等であってもよい。
分電盤13は、住宅Hの配線に電気を分ける装置である。例えば、分電盤13は、漏電遮断器や配線用遮断器等の種々の機器を含む。例えば、分電盤13は、系統電源CPや蓄電池12から供給される電力を住宅Hのそれぞれの負荷14に供給する。
負荷14は、例えば、家電機器等の電力を消費する電子機器である。
太陽光パネルPVは、パワーコンディショナ1に接続され、自然エネルギーに基づいて生成した電力をパワーコンディショナ1へ送電する発電装置の一例である。太陽光パネルPVは、例えば、太陽電池素子(セル)を必要枚数配列し、樹脂や強化ガラスなどによりパッケージ化した太陽電池モジュールであり、ソーラーパネルとも呼ばれる。なお、太陽光パネルPVに用いられるセルは、どのようなセルであってもよい。例えば、太陽光パネルPVに用いられるセルは、シリコン系のセルや化合物系のセルや有機系のセルなど、目的に応じて種々のセルが適宜選択されてもよい。また、本実施形態では、発電装置の例として太陽光パネルPVを用いて説明するが、自然エネルギーを用いて電力を生成することができるものであれば、本実施形態の発電装置は、太陽光パネルに限定されない。発電装置は、たとえば、ガス、風力、水力等を用いて電力を生成する装置であってもよい。また、ガス、風力、水力等を用いて電力を生成する装置を発電装置として用いる場合、ガス、風力、水力等による発電開始のタイミングに基づいて電源制御を行う。なお、太陽光発電装置は、PV(Photovoltaic)装置とも呼ばれる。
リレーSWは、給電経路WLを遮断可能に設けられるスイッチ素子の一例である。具体的には、リレーSWはDCDCコンバータ11および蓄電池12を接続する給電経路WLに設けられる。なお、リレーSWは、メカニカルリレーであってもよく、あるいは、トランジスタ等の半導体リレーであってもよい。また、リレーSWに限定されるものではなく、給電経路WLを遮断可能なスイッチ素子であれば任意の部材を採用可能である。
電圧センサ100aは、蓄電池12およびパワーコンディショナ1の間に設けられ、蓄電池12の電力供給に伴う端子電圧をセンサ値として検出する。なお、電圧センサ100aは、蓄電池12内に設けられてもよい。電圧センサ100bは、太陽光パネルPVおよびパワーコンディショナ1の間に設けられ、太陽光パネルPVの発電に伴う発電電圧をセンサ値として検出する。電圧センサ100cは、系統電源CPおよびパワーコンディショナ1の間に設けられ、系統電源CPの電力供給に伴う系統電圧をセンサ値として検出する。電圧センサ100dは、負荷14とパワーコンディショナ1との間に設けられ、負荷14の電力消費に伴う負荷電圧をセンサ値として検出する。なお、電圧センサ100dは、負荷14毎に設けられてもよく、分電盤13内に設けられてもよい。
ここで、従来の蓄電システムについて説明する。従来の蓄電システムは、系統電源から解列して自立運転となった場合において、蓄電池の電池残量が限界以下となり蓄電池の保証電圧を下回った場合であっても、蓄電池の待機時電力の供給は行われていた。つまり、自立運転時に蓄電池の保証電圧を下回った場合、保護動作が働き蓄電池が停止するため、系統電源または太陽光パネルPVからの給電が復帰しても蓄電池への充電が開始されない状態、すなわち自立的な通常動作への復帰が困難となったり、復帰自体が困難となることがある。このような状態は、単に通常動作への復帰が困難となるばかりか、蓄電池が過放電の状態となり、電池性能の劣化を早めるおそれがあった。
そこで、実施形態に係る蓄電システムSでは、蓄電池12が充電不可状態となる前に、リレーSWをオフにして給電経路WLを遮断する。具体的には、パワーコンディショナ1は、蓄電池12の電力供給に伴う端子電圧を検出し、端子電圧が所定の遮断条件を満たす場合に、リレーSWをオフして給電経路WLを遮断する。
例えば、パワーコンディショナ1は、系統電源CPから解列し、かつ、太陽光パネルPVの発電が行われていない場合において、端子電圧が所定の閾値未満となった場合に、リレーSWをオフする。所定の閾値は、例えば、保護動作が働く保証電圧(後述の第1閾値の一例)に所定のマージン(余裕量)を加えた電圧値(後述の第2閾値の一例)であることが好ましい。
このように、実施形態に係る蓄電システムSでは、系統電源CPおよび太陽光パネルPVの電力供給が停止した状態で、蓄電池12が充電不可状態になる前に、リレーSWをオフすることにより、蓄電池12からパワーコンディショナ1への待機時電力の供給を停止できる。これにより、蓄電池12が待機時電力の供給により過放電とならないため、電池性能の劣化を抑制することができる。
さらに、リレーSWをオフして待機時電力の供給が停止するため、蓄電システムSとしての待機時消費電力が減少し、系統電源CPの復帰や太陽光パネルPVの発電開始までの待機可能時間を長くすることができるため、蓄電システムSの安定性を向上させることができる。
なお、上述では、リレーSWの制御をパワーコンディショナ1が行ったが、例えば、パワーコンディショナ1を制御するコントローラ等の外部装置によりリレーSWの制御が行われてもよい。つまり、後述の遮断部32は、パワーコンディショナ1が有してもよく、他の外部装置が有してもよい。また、リレーSWがオンのときはパワーコンディショナ1の待機電力を蓄電池からパワーコンディショナ1に供給し、リレーSWをオフにする前、またはオフにしたときまたはオフにした後に太陽光パネルPVからパワーコンディショナ1の待機電力を供給するようにしてもよい。パワーコンディショナ1の待機電力をどこから供給するかをパワーコンディショナ1の運転モードとして設定してもよい。これによって、蓄電池から待機電力の供給が途絶えたとしてもエラー等を発生させず、運転を継続させることができる。
次に、図2を用いて、実施形態に係るパワーコンディショナ1の構成について説明する。図2は、実施形態に係るパワーコンディショナ1の構成の一例を示す図である。図2に示すように、パワーコンディショナ1は、通信部2と、制御部3と、記憶部4とを備える。
通信部2は、無線通信処理や有線通信処理を行うためのネットワークデバイスである。具体的には、通信部2は、図1に示したBMU12aの間で、無線通信により各種情報を送受信する。
記憶部4は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。かかる記憶部4は、モード情報41を記憶する。
制御部3は、検出部31と、遮断部32とを備える。制御部3は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などの電子回路やASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路であり、パワーコンディショナ1の全体制御を実行する。
検出部31は、上記した各電圧センサ100a〜100dのセンサ値に基づいて、端子電圧、発電電圧、系統電圧および負荷電圧を検出する。
遮断部32は、検出部31によって検出された各電圧が所定の遮断条件を満たす否かに基づいてリレーSWのオンおよびオフを制御する。例えば、遮断部32は、記憶部4に記憶されたモード情報41に従ってリレーSWを制御する。ここで、図3を用いて、モード情報41について説明する。
図3は、モード情報41の説明図である。図3に示すように、モード情報41は、「モードID」、「モード名称」、「電圧センサ」および「リレー」といった項目を有する。
「モードID」は、蓄電システムSの各モードを識別する識別情報である。「モード名称」は、各モードの名称を示す情報である。具体的には、モードの名称は、モードの制御内容に由来した名称である。
「電圧センサ」は、電圧センサ100a〜100dで検出される電圧の閾値を示す情報であり、上記したリレーSWを遮断するための遮断条件の一例である。具体的には、「PV」は、電圧センサ100bにより検出される発電電圧の閾値であり、「系統」は、電圧センサ100cにより検出される系統電圧の閾値であり、「負荷」は、電圧センサ100dにより検出される負荷電圧の閾値であり、「蓄電池」は、電圧センサ100aにより検出される端子電圧の閾値である。「リレー」は、リレーSWのオンまたはオフを示す情報である。なお、図3に示す「電圧センサ」の各閾値は一例であって、任意の値が設定されてよい。
また、図3に示すように、「蓄電池」は、2つの閾値(「72V」および「86V」)が設定されている。具体的には、「72V」は、第1閾値の一例であり、蓄電池12の保証電圧であり、72V未満になると、蓄電池12が充電不可状態となる。また、「86V」は、第2閾値の一例であり、第1閾値より高く、負荷14やパワーコンディショナ1への電力供給の可否を示す電圧である。つまり、「86V」以上とは、パワーコンディショナ1や負荷14に対して電力供給を行える程度の十分な電池残量を有していることを意味する。
パワーコンディショナ1の制御部3は、電圧センサ100a〜100dで検出された電圧に基づいて、図3に示すモード情報41の各モードの中から一のモードを選択して、蓄電池12の充放電や負荷14への電力供給を制御する。ここで、図3に示す各モードについて説明する。
まず、モード名称「系統連係時」とは、系統電源CPから供給される電力により制御を行うモードである。制御部3は、系統電源CPの電力を使用して、蓄電池12の充電や、負荷14への電力供給を行う。
具体的には、「系統連係時」は、系統電圧が「180V以上」、かつ、端子電圧が「72V以上」の場合に選択されるモードであり、リレーSWについては、遮断部32によりオンされることを示す。つまり、遮断部32は、系統電圧が所定の閾値(180V)以上、かつ、端子電圧が第1閾値(72V)以上である場合、遮断条件を満たさないとして、リレーSWをオンして給電経路WLの接続を維持する。これにより、制御部3は、系統電源CPの電力を使用して、蓄電池12の充電および負荷14への電力供給を行う。
また、「系統連係時」において、蓄電池12の端子電圧が72V以上、かつ、86V未満である場合、給電経路WLを介して系統電源CPから蓄電池12へ充電が行われる。つまり、遮断部32は、系統電圧が所定の閾値(180V)以上、かつ、端子電圧が第2閾値(86V)未満である場合、遮断条件を満たさないとして、リレーSWをオンして給電経路WLの接続を維持する。すなわち、給電経路WLは、蓄電池12の充電のために用いられる。
一方、「系統連係時」において、蓄電池12の端子電圧が86V以上の場合、系統電源CPの電力供給と並行して、蓄電池12から給電経路WLを介してパワーコンディショナ1や負荷14へ電力を供給する。つまり、遮断部32は、系統電圧が所定の閾値(180V)以上、かつ、端子電圧が第2閾値(86V)以上である場合、遮断条件を満たさないとして、リレーSWをオンして給電経路WLの接続を維持する。すなわち、給電経路WLは、蓄電池12からパワーコンディショナ1へ電力供給するために用いられる。これにより、蓄電池12からの電力供給が可能となるため、系統電源CPからの買電を少なくすることができる。
次に、モード名称「自立放電時」とは、停電時等において、系統電源CPを解列して、蓄電池12の電力を負荷14やパワーコンディショナ1へ供給するモードである。
具体的には、「自立放電時」は、系統電圧が「180V未満」、かつ、負荷電圧が「80V以上」、かつ、端子電圧が「86V以上」の場合に、選択されるモードであり、リレーSWについては、遮断部32によりオンされることを示す。なお、負荷電圧が「80V未満」であっても「自立放電時」のモードが選択されてもよい。つまり、遮断部32は、系統電圧が所定の閾値(180V)未満であっても、端子電圧が第2閾値(86V)以上であれば、リレーSWをオンする。
これにより、停電時に、蓄電池12から負荷14やパワーコンディショナ1へ電力を供給することで、自立運転が可能となる。なお、負荷電圧が「80V」未満とは、電力消費が少ないことを示しているため、「80V」未満の場合には、リレーSWをオフして電力の供給を停止してもよい。つまり、遮断部32は、負荷電圧に基づいてリレーSWを制御してもよい。これにより、負荷14の電力消費が比較的少ない場合に、待機時電力を完全に停止することで、負荷14への影響を最小限に抑えることができる。
なお、パワーコンディショナ1(遮断部32)がリレーSWを制御して、給電経路WLを遮断する場合、パワーコンディショナ1は、任意の電力供給元から供給された電力を用いてよい。例えば、パワーコンディショナ1は、リレーSWがオン(閉じた状態)の場合は、蓄電池12の電力を利用し、リレーがオフ(開いた状態)の場合は、系統電源CPあるいは太陽光パネルPVから供給される電力を利用して、制御を行ってもよい。また、パワーコンディショナ1は、蓄電池12、太陽光パネルPV、系統電源CPのそれぞれから供給される電力の電圧値を比較し、電圧値がより高い供給元から供給される電力を用いて、制御を行ってもよい。なお、いずれの供給元から電力の供給を受けるかの設定は、目的に応じて任意の設定が可能である。
次に、モード名称「自立停止時」とは、パワーコンディショナ1や負荷14への電力供給を完全に停止させるモードである。
具体的には、「自立停止時」とは、発電電圧が「50V未満」、かつ、系統電圧が「180V未満」、かつ、負荷電圧が「80V未満」、かつ、端子電圧「86V未満」の場合に、選択されるモードであり、リレーSWについては、遮断部32によりオフされる。つまり、遮断部32は、発電電圧が所定の閾値未満、かつ、系統電圧が所定の閾値未満、かつ、負荷電圧が所定の閾値未満、かつ、端子電圧が第2閾値未満である場合に、リレーSWをオフする。
なお、蓄電システムSがそもそも系統電源CPに接続されない、つまり、太陽光パネルPVの発電により電力を賄う自立型のシステムである場合には、発電電圧および端子電圧のみによりリレーSWを制御する。具体的には、遮断部32は、発電電圧が所定の閾値未満、かつ、端子電圧が第2閾値未満である場合に、リレーSWをオフする。
つまり、「自立停止時」とは、太陽光パネルPV、系統電源CP(省略可)および蓄電池12のいずれも電力供給を行えない場合に、リレーSWをオフするモードである。なお、「自立停止時」である場合において、系統電源CPの復帰または太陽光パネルPVによる発電のいずれかが可能となった場合には、「自立停止時」を解除して他のモードを選択し、パワーコンディショナ1や負荷14へ電力の供給を開始する。
なお、「自立停止時」には、パワーコンディショナ1の電力供給が停止するため、電圧センサ100a〜100dのセンサ値の検出、リレーSWの制御は、外部装置により行われてもよく、あるいは、電圧センサ100a〜100dのセンサ値の検出、リレーSWの制御の電力量のみ蓄電池12から供給されるようにしてもよい。
次に、モード名称「自立発電時」とは、系統電源CPを解列して、太陽光パネルPVの発電より自立的に蓄電システムSを制御するモードである。具体的には、「自立発電時」は、発電電圧が「50V以上」、かつ、系統電源CPが「180V未満」、かつ、端子電圧が「72V以上」の場合に、選択されるモードであり、リレーSWについては、遮断部32によりオンされる。
つまり、遮断部32は、発電電圧が所定の閾値(50V)以上、かつ、端子電圧が第1閾値以上である場合、遮断条件を満たさないとして、リレーSWをオンする。これにより、太陽光パネルPVで発電した電力を蓄電池12で蓄電しつつ、パワーコンディショナ1や負荷14へ電力を供給することができる。
なお、「自立発電時」において、系統電圧が「180V以上」となった場合であっても、発電電圧が「50V未満」となるまで系統電源CPに繋がなくてもよい。つまり、太陽光パネルPVによる発電が行えなくなった場合に、系統電源CPに繋いで買電してもよい。
また、図3に示すモード情報41は、一例であって、蓄電システムSにおける目的に応じて任意のモードや、条件が設定可能である。また、図3では、リレーSWを遮断するための遮断条件(「電圧センサ」の項目)を含むモード情報41を示したが、これに限定されず、モード情報41は、例えば、リレーSWを接続するための接続条件を含んでもよい。
図4は、実施形態に係る蓄電システムの処理の一例を示すフローチャートである。図4に示すように、検出部31は、電圧センサ100a〜100dにより各電圧を検出する(ステップS101)。
つづいて、遮断部32は、蓄電池12の端子電圧が所定の閾値(第2閾値)未満であるか否かを判定する(ステップS102)。遮断部32は、蓄電池12の端子電圧が所定の閾値未満であった場合(ステップS102,Yes)、系統電源CPの系統電圧が所定の閾値未満であるか否かを判定する(ステップS103)。
つづいて、遮断部32は、系統電源CPの系統電圧が所定の閾値未満である場合(ステップS103,Yes)、太陽光パネルPVの発電電圧が所定の閾値未満であるか否かを判定する(ステップS104)。
つづいて、遮断部32は、太陽光パネルPVの発電電圧が所定の閾値未満である場合(ステップS104,Yes)、負荷14の負荷電圧が所定の閾値未満であるか否かを判定する(ステップS105)。
つづいて、遮断部32は、負荷14の負荷電圧が所定の閾値未満である場合(ステップS105,Yes)、所定の遮断条件を満たすとして、リレーSWをオフにすることで給電経路WLを遮断して(ステップS106)、処理を終了する。
一方、ステップS102において、遮断部32は、蓄電池12の端子電圧が所定の閾値以上である場合(ステップS102,No)、リレーSWの接続を維持して(ステップS107)、処理を終了する。つまり、リレーSWを遮断しない。
また、ステップS103において、遮断部32は、系統電源CPの系統電圧が所定の閾値以上である場合(ステップS103,No)、処理をステップS107へ移行する。
また、ステップS104において、遮断部32は、太陽光パネルPVの発電電圧が所定の閾値以上である場合(ステップS104,No)、処理をステップS107へ移行する。
また、ステップS105において、遮断部32は、負荷14の負荷電圧が所定の閾値以上である場合(ステップS105,No)、処理をステップS107へ移行する。
上述したように、実施形態に係る蓄電システムSは、蓄電池12と、パワーコンディショナ1(制御装置の一例)と、リレーSW(スイッチ素子の一例)と、遮断部32とを具備する。パワーコンディショナ1は、蓄電池12から供給される電力により動作するとともに、負荷14に対する電力の供給を制御する。リレーSWは、蓄電池12およびパワーコンディショナ1を接続する給電経路WLを遮断可能に設けられる。遮断部32は、蓄電池12の電力供給に伴う端子電圧を検出し、端子電圧が所定の条件を満たす場合に、リレーSWをオフして給電経路WLを遮断する。これにより、蓄電池12の放電を停止し性能劣化を抑制することができる。また、リレーSWがオフの状態において、リレーSWをオンにする所定の条件か否かを判断するため一時的にリレーSWをオンしてステップS101以降のフローチャートを実行してもよい。
なお、上述した実施形態では、蓄電システムSは、1つのパワーコンディショナ1を有し、1つのパワーコンディショナ1によって太陽光パネルPVおよび蓄電池12それぞれから供給される電力を制御したが、これに限定されるものではない。例えば、蓄電システムSは、太陽光パネルPVおよび蓄電池12それぞれに専用のパワーコンディショナ1を有してもよい。
そして、蓄電池12のパワーコンディショナが上記遮断部32の処理を実行してもよく、あるいは、太陽光パネルPVのパワーコンディショナが遮断部32の処理を実行してもよい。
また、HEMS(Home Energy Management System)において負荷14を制御するホームゲートウェイ等の制御装置が遮断部32の処理を実行してもよく、あるいは、インタネット等のネットワークを介してホームゲートウェイと接続される各種の制御サーバにより、遮断部32の処理が行われてもよい。例えば、蓄電池12を含む機器が所定のプロトコルで通信をおこなうシステムを構築している場合に、所定のプロトコルで規定される電文によってリレーSWをオンオフしてもよい。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 パワーコンディショナ
2 通信部
3 制御部
4 記憶部
11 DCDCコンバータ
12 蓄電池
13 分電盤
14 負荷
31 検出部
32 遮断部
41 モード情報
100a〜100d 電圧センサ
CP 系統電源
H 住宅
PV 太陽光パネル
S 蓄電システム
SW リレー
WL 給電経路

Claims (10)

  1. 蓄電池と;
    前記蓄電池から供給される電力により動作するとともに、負荷に対する当該電力の供給を制御する制御装置と;
    前記蓄電池および前記制御装置を接続する給電経路を遮断可能に設けられるスイッチ素子と;
    前記蓄電池の電力供給に伴う端子電圧を検出し、当該端子電圧が所定の条件を満たす場合に、前記スイッチ素子を制御して前記給電経路を遮断する遮断部と;
    を具備することを特徴とする蓄電システム。
  2. 前記遮断部は、
    前記端子電圧が、前記蓄電池の充電不可状態となる第1閾値以上、かつ、前記第1閾値より高い第2閾値未満である場合、前記スイッチ素子を制御して前記給電経路を遮断すること
    を特徴とする請求項1に記載の蓄電システム。
  3. 前記制御装置に接続される発電装置;をさらに具備し、
    前記遮断部は、
    前記発電装置の発電に伴う発電電圧を検出し、当該発電電圧および前記端子電圧が前記条件を満たす場合に、前記スイッチ素子を制御して前記給電経路を遮断すること
    を特徴とする請求項2に記載の蓄電システム。
  4. 前記遮断部は、
    前記発電電圧が所定の閾値以上、かつ、前記端子電圧が前記第1閾値以上である場合、前記スイッチ素子を制御して前記給電経路の接続を維持すること
    を特徴とする請求項3に記載の蓄電システム。
  5. 前記負荷および前記制御装置それぞれは、
    系統電源に接続され、
    前記遮断部は、
    前記系統電源の電力供給に伴う系統電圧を検出し、当該系統電圧および前記端子電圧が所定の遮断条件を満たす場合に、前記スイッチ素子を制御して前記給電経路を遮断すること
    を特徴とする請求項2〜4のいずれか1つに記載の蓄電システム。
  6. 前記遮断部は、
    前記系統電圧が所定の閾値以上、かつ、前記端子電圧が前記第2閾値未満である場合、前記遮断条件を満たさないとして、前記スイッチ素子を制御して前記給電経路の接続を維持すること
    を特徴とする請求項5に記載の蓄電システム。
  7. 前記遮断部は、
    前記負荷の電力消費に伴う負荷電圧に基づいて前記スイッチ素子を制御すること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の蓄電システム。
  8. 前記制御装置および前記スイッチ素子の間に設けられ、前記電力の直流電圧を供給先に合わせて変圧する変圧器;をさらに具備する
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の蓄電システム。
  9. 前記スイッチ素子は、
    前記給電経路を遮断可能とするリレーである
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の蓄電システム。
  10. 蓄電池と;
    前記蓄電池から供給される電力により動作するとともに、負荷に対する当該電力の供給を制御する制御装置と;
    前記蓄電池および前記制御装置を接続する給電経路を遮断可能に設けられるスイッチ素子と;を具備する蓄電システムの制御方法であって、
    前記蓄電池の電力供給に伴う端子電圧を検出し、当該端子電圧が所定の条件を満たす場合に、前記スイッチ素子を制御して前記給電経路を遮断する遮断ステップ;
    を含むことを特徴とする制御方法。
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