JP2020002280A - 活性エネルギー線硬化性組成物及び積層体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】酸価が10以上100以下であるビニル系単量体の重合体Aと、分子内に4つ以上6つ以下の(メタ)アクリロイル基を有する(メタ)アクリレートBと、分子内に2つ以上3つ以下の(メタ)アクリロイル基を有する(メタ)アクリレートCを含む活性エネルギー線硬化性組成物。
【選択図】 なし
Description
[2]前記活性エネルギー線硬化性組成物の総量に対して、前記重合体Aが1質量%以上20質量%以下である[1]に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
[3]前記活性エネルギー線硬化性組成物の総量に対して、前記(メタ)アクリレートBが20質量%以上60質量%以下である[1]又は[2]に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
[4]前記(メタ)アクリレートBがポリエステル(メタ)アクリレートである[1]から[3]のいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
[5]前記活性エネルギー線硬化性組成物の総量に対して、前記(メタ)アクリレートCが20質量%以上60質量%以下である[1]から[4]のいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
[6]前記(メタ)アクリレートCがエポキシ(メタ)アクリレート及びエチレンオキサイド変性(メタ)アクリレートのうちの少なくとも1つである[1]から[5]のいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
[7]さらに分子内に1つの(メタ)アクリロイル基を有する(メタ)アクリレートDを含む[1]から[6]のいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
[8]前記活性エネルギー線硬化性組成物の総量に対して、前記(メタ)アクリレートDが1質量%以上20質量%以下である[1]から[7]のいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
[9]さらに光重合開始剤Eを含む[1]から[8]のいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
[10]前記活性エネルギー線硬化性組成物の総量に対して、前記光重合開始剤Eが1質量%以上20質量%以下である[1]から[9]のいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
[11]前記活性エネルギー線硬化性組成物の25℃における粘度が500mPa・s以上5000mPa・s以下である[1]から[10]のいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
[12][1]から[11]のいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化性組成物の硬化物を含む積層体。
本発明では、酸価が10以上100以下であるビニル系単量体の重合体Aを含むことが必要である。
分子内に4つ以上6つ以下の(メタ)アクリロイル基を有する(メタ)アクリレートBは、本発明の活性エネルギー線硬化性組成物の硬化物の耐擦傷性に寄与する。また前記(メタ)アクリレートBは良好な重合活性を有するので、本発明の活性エネルギー線硬化性組成物の硬化性に寄与する。
分子内に2つ以上3つ以下の(メタ)アクリロイル基を有する(メタ)アクリレートCは、硬化性組成物の粘度を抑え、耐擦傷性と反りのバランスに優れた硬化物を形成できる。
本発明の活性エネルギー線硬化性組成物は分子内に1つの(メタ)アクリロイル基を有する(メタ)アクリレートDを含有することが好ましい。前記(メタ)アクリレートDは、活性エネルギー線硬化性組成物の粘度を低下させることができる。
前記(メタ)アクリレートDは多いほど粘度が低くなり、少ないほど耐擦傷性が高くなる。
本発明の活性エネルギー線硬化性組成物は光重合開始剤を含んでいてもよい。前記光重合開始剤は、活性エネルギー線の照射によりラジカルを発生するので、効率よく活性エネルギー線硬化性組成物の硬化物を得る目的で配合する。
また、本発明の活性エネルギー線硬化性組成物は、その他の添加剤としてレベリング剤、消泡剤、沈降防止剤、潤滑剤、研磨剤、防錆剤、帯電防止剤、増感剤、光安定剤、紫外線吸収剤、重合禁止剤、酸化防止剤、防雲剤、分散剤、増粘剤、タレ止め剤、乾燥剤、付着促進剤、皮膜改質剤、スリップ剤、擦り傷防止剤、可塑剤、艶消し剤、低収縮剤、防菌剤、防カビ剤、防汚剤、難燃剤、硬化促進剤、劣化防止剤、光重合促進剤、熱開始剤、PP付着付与剤(塩素化PP)、チキソ剤、染料、顔料、微粒子、反応性微粒子、殺菌剤等の各種の添加剤を加えることができる。レベリング剤は、ハジキ防止、塗膜の平滑性の点から本発明の活性エネルギー線硬化性組成物に添加することが好ましい。レベリング剤としては、フッ素系、シリコン系、アクリル系のものがあるが、本発明の活性エネルギー線硬化性組成物の硬化物を2層以上積層する場合には層間の密着性を高めることができるアクリル系のレベリング剤を加えることが好ましい。
本発明の活性エネルギー線硬化性組成物の粘度は、塗装する際の作業性の点から500mPa・sec以上4000mPa・sec以下が好ましく、1000mPa・sec以上2000mPa・sec以下がより好ましい。ここで粘度は、JIS K7117に準拠し、25℃でE型粘度計(東機産業社製TVE−20H型粘度計)を用いて測定した値を意味する。
本発明の積層体は、基材に本発明の活性エネルギー線硬化性組成物を塗布して硬化することで得られる。前記活性エネルギー線硬化性組成物の硬化物の膜厚は、1μm以上150μm以下の範囲とすることが好ましい。前記活性エネルギー線としては、紫外線、電子線等が挙げられる。例えば高圧水銀灯を用いて紫外線を照射する場合、照射される紫外線エネルギー量は波長340nm以上380nm以下の積算光量で25mJ/cm2以上2000mJ/cm2以下が好ましい。
(重量平均分子量)
重合体をテトラヒドロフランにて溶液濃度が0.4重量%になるよう調整した後、東ソー社製カラム(GE4000HXL及びG2000HXL)を用い東ソー社製ゲルパーミェーションクロマトグラフィ装置に注入し(注入量100μl)、流量1ml/分(溶離液テトラヒドロフラン)、カラム温度40℃にてゲルパーミエーションクロマトグラム法により、ポリスチレンを基準とし重量平均分子量を測定した。
硬化性組成物を200mlガラス瓶に入れ、22℃の温度環境下で1日静置後の状態を確認し、以下の評価基準で評価した。
「○」:静置後の活性エネルギー線硬化性組成物に分離が見られない。
「×」:静置後の活性エネルギー線硬化性組成物に分離が見られる。
JIS K7117に準拠し、E型粘度計(東機産業社製TVE−20H型粘度計)を用いて硬化性組成物の25℃における粘度を測定し、以下の評価基準で粘度を評価した。
・評価基準
「○」:1000mPa・sec以上2100mPa・sec未満。
「×」:2100mPa・sec以上4000mPa・sec未満。
活性エネルギー線硬化性組成物をアプリケーターにより、東洋紡製ポリエステルフィルムコスモシャイン(膜厚:125μm)(以下、適宜「PETフィルム」という)上に、硬化後の膜厚が20μmになるように塗布し、空気中で高圧水銀灯を用い、波長340〜380nmの積算光量が100mJ/cm2の紫外線を塗膜に照射して硬化させた。得られた硬化物を有する積層体を5cm×5cmにカットし、得られたサンプルを平面上に乗せて中心を荷重125g/cm2で押え、四隅の高さの合計値を反りとして測定した。以下の評価基準で反りを評価した。
・評価基準
「○」:反りの合計値が8mm以下。
「×」:反りの合計値が8mmを超える。
活性エネルギー線硬化性組成物をアプリケーターにより、タジマ社製コンポジションビニル床タイル半硬質CT(以下、適宜「塩ビタイル」という)上に、硬化後の膜厚が20μmになるように塗布し、空気中で高圧水銀灯を用い、波長340〜380nmの積算光量が100mJ/cm2の紫外線を塗膜に照射して硬化させた。得られた硬化物について、コーティングテスター社製平面摩擦試験機を使用し、以下の条件で耐擦傷性試験を実施した。
荷重:103g/cm2
試験方法:スチールウール#3、60mmsec、100往復
日本電色工業製変色光沢計VG−7000を使用し、試験前後の硬化物の60°反射率を測定する。以下の式で光沢保持率を計算し、光沢保持率により耐擦傷性を以下の評価基準で評価した。
光沢保持率(%)=(試験後の60°反射率)/(試験前の60°反射率)×100
・評価基準
「○」:光沢保持率が60%よりも大きい
「×」:光沢保持率が60%以下
活性エネルギー線硬化性組成物をアプリケーターにより、タジマ社製コンポジションビニル床タイル半硬質CT(以下、適宜「塩ビタイル」という)上に、硬化後の膜厚が20μmになるように塗布し、空気中で高圧水銀灯を用い、波長340〜380nmの積算光量が100mJ/cm2の紫外線を塗膜に照射して硬化させた。得られた硬化物について、1mm角×100マスの形に切り込みを入れ、セロテープ(登録商標)で剥離した際の密着性を確認し、以下の評価基準で密着性を評価した。
・評価基準
「◎」:試験後に残ったマス数が80以上
「○」:試験後に残ったマス数が70以上80未満
「×」:試験後に残ったマス数が70未満
重合体A(メチルメタクリレート/メタクリル酸=89/11の重合体(GPCによる重量平均分子量:25,000、酸価:21))を3部、4官能ポリエステルアクリレート(商品名:MIRAMER PS4140、MIWON社製)を40部、2官能エポキシアクリレート(商品名:MIRAMER PE210、MIWON社製)を10部、エチレンオキサイド3mol変性トリメチロールプロパントリアクリレート(商品名:MIRAMER M3130、MIWON社製)を40部、4−ヒドロキシブチルアクリレート(商品名:4−HBA、大阪有機化学工業社製)を7部、ベンゾフェノンを2部、メチルベンゾイルフォーメート(商品名SPEEDCURE MBF、LAMBSON社製)を2部、アクリル系レベリング剤(商品名:BYK−350、ビックケミー・ジャパン社製)を0.1部、湿潤分散剤アンチテラU−100(商品名:ANTI−TERRA−U100、ビックケミー・ジャパン社製)を0.2部、重合体系消泡剤(商品名:BYK−1790、ビックケミー・ジャパン社製)を0.1部、つや消し剤サイロホービック200(商品名:SYLOPHOBIC200、富士シリシア化学社製)を8部を混合し、30分間撹拌して均一な液状の活性エネルギー線硬化性組成物を調製した。得られた活性エネルギー線硬化性組成物について上記の各種評価を行った結果を表1に示す。
表1に示す配合比で活性エネルギー線硬化性組成物を調製した以外は、実施例1と同様にして活性エネルギー線硬化性組成物を調製して評価を行った。評価結果を表1に示す。
「重合体A」:メチルメタクリレート/メタクリル酸=89/11の重合体(GPCによる重量平均分子量:25,000、酸価:21)。
「重合体B」:メチルメタクリレート/エチルアクリレート/メタクリル酸=84/13/3の重合体(GPCによる重量平均分子量:65,000、酸価:19)。
「重合体C」:メチルメタクリレート/メタクリル酸=98/2の重合体(GPCによる重量平均分子量:25,000、酸価:11)。
「重合体D」:メチルメタクリレート/エチルアクリレート/メタクリル酸=95/4/1の重合体(GPCによる重量平均分子量:85,000、酸価:3)。
「重合体E」:メチルメタクリレート/ブチルメタアクリレート/ブチルアクリレート/スチレン/メタクリル酸=32/15/15/15/23の重合体(GPCによる重量平均分子量:50,000、酸価:150)。
「4官能ポリエステルアクリレート」:4官能ポリエステルアクリレート(商品名:MIRAMER PS4140、MIWON社製)。
「6官能ウレタンアクリレート」:6官能ウレタンアクリレート(商品名:MIRAMER PU610、MIWON社製)。
「2官能エポキシアクリレート」:2官能エポキシアクリレート(商品名:MIRAMER PE210、MIWON社製)。
「EO3mol変性TMPTA」:エチレンオキサイド3mol変性トリメチロールプロパントリアクリレート(商品名:MIRAMER M3130、MIWON社製)。
「3官能ウレタンアクリレート」:脂肪族3官能ウレタンアクリレート(商品名:MIRAMER PU340、MIWON社製)。
「2官能ウレタンアクリレート」:脂肪族2官能ウレタンアクリレート(商品名:MIRAMER PU2560、MIWON社製)。
「4−HBA」:4−ヒドロキシブチルアクリレート(商品名:4−HBA、大阪有機化学工業社製)。
「BP」:ベンゾフェノン
「MBF」:メチルベンゾイルフォーメート(商品名SPEEDCURE MBF、LAMBSON社製)。
「BYK−350」:アクリル系レベリング剤(商品名:BYK−350、ビックケミー・ジャパン社製)。
「BYK−399」:表面活性重合体系レベリング剤(商品名:BYK−399、ビックケミー・ジャパン社製)。
「アンチテラU−100」:不飽和ポリアミドアマイドと低分子量ポリエステル酸の塩からなる分散剤(商品名:ANTI−TERRA−U100、ビックケミー・ジャパン社製)。
「BYK−1790」:重合体系消泡剤(商品名:BYK−1790、ビックケミー・ジャパン社製)。
「サイロホービック200」:疎水性マイクロナイズドシリカ(商品名:SYLOPHOBIC200、富士シリシア化学社製)。
「CERAFLOUR1000」:有機変性重合体(商品名:CERAFLOUR1000、ビックケミー・ジャパン社製)。
Claims (12)
- 酸価が10以上100以下であるビニル系単量体の重合体Aと、分子内に4つ以上6つ以下の(メタ)アクリロイル基を有する(メタ)アクリレートBと、分子内に2つ以上3つ以下の(メタ)アクリロイル基を有する(メタ)アクリレートCを含む活性エネルギー線硬化性組成物。
- 前記活性エネルギー線硬化性組成物の総量に対して、前記重合体Aが1質量%以上20質量%以下である請求項1に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
- 前記活性エネルギー線硬化性組成物の総量に対して、前記(メタ)アクリレートBが20質量%以上60質量%以下である請求項1又は請求項2に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
- 前記(メタ)アクリレートBがポリエステル(メタ)アクリレートである請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
- 前記活性エネルギー線硬化性組成物の総量に対して、前記(メタ)アクリレートCが20質量%以上60質量%以下である請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
- 前記(メタ)アクリレートCがエポキシ(メタ)アクリレート及びエチレンオキサイド変性(メタ)アクリレートのうちの少なくとも1つである請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
- さらに分子内に1つの(メタ)アクリロイル基を有する(メタ)アクリレートDを含む請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
- 前記活性エネルギー線硬化性組成物の総量に対して、前記(メタ)アクリレートDが1質量%以上20質量%以下である請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
- さらに光重合開始剤Eを含む請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
- 前記活性エネルギー線硬化性組成物の総量に対して、前記光重合開始剤Eが1質量%以上20質量%以下である請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
- 前記活性エネルギー線硬化性組成物の25℃における粘度が500mPa・s以上5000mPa・s以下である請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化性組成物。
- 請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化性組成物の硬化物を含む積層体。
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