JP2020098179A - 物理量測定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来よりも小型化が可能で、耐ノイズ性に優れた物理量測定装置を提供する。【解決手段】物理量測定装置100は、固定端である基端部111から自由端である先端部112へ突出方向Pに延びるハウジング110と、そのハウジング110に設けられて突出方向Pに交差する流れ方向Fに流れる被計測気体Aの一部を取り込む取込通路120と、その取込通路120に配置された流量計測部130と、を備えている。取込通路120は、ハウジング110の先端部112に設けられた入口開口部121を有する。物理量測定装置100は、入口開口部121に対して突出方向Pに対向し、流れ方向Fに沿う整流面151を備える。【選択図】図3
Description
本開示は、物理量測定装置に関する。
従来から、電気絶縁性を有するプラスチック製のハウジングと、ハウジング内に形成され、センサ素子を有する流路と、ハウジング内に配置されてセンサ素子を接続ピンに接続する導体経路を含む空気流量計が知られている(下記特許文献1を参照)。特許文献1に記載された従来の空気流量計において、センサ素子は、ハウジング内に配置され、流路を流れる空気の流量を検出する(同文献、第0003段落等を参照)。
上記従来の空気流量計のハウジングは、同文献の図1および図2に示されるように、円筒状の管に取り付けられ、管の内部へ向けて管の径方向に延びている。また、管の内部には、空気流量計の両側に取り付けられた平板状のフローガイド要素と、その平板状のフローガイド要素に取り付けられて管の内壁の内側に配置された円筒状のフローガイド要素が設けられている。
上記従来の空気流量計の流路は、同文献の図4に示されるように、入口から出口に向かう直線的な第1の流路と、その第1の流路の途中から分岐して出口で第1の流路に合流する曲線的な第2の流路とを有するΩ型である。センサ素子は、曲線的な第2の流路の途中に配置されている。また、この従来の空気流量計の流路の入口は、ハウジングの側面に開口し、空気の流れの方向の上流に向けて開口している。
上記従来の空気流量計は、流路が分岐したΩ型の形状を有していることから、耐ノイズ性に優れる反面、小型化が困難である。したがって、従来よりも小型化が可能で、耐ノイズ性に優れた物理量測定装置が求められている。
本開示は、従来よりも小型化が可能で耐ノイズ性に優れた物理量測定装置を提供する。
本開示の一態様は、固定端である基端部から自由端である先端部へ突出方向に延びるハウジングと、該ハウジングに設けられて前記突出方向に交差する流れ方向に流れる被計測気体の一部を取り込む取込通路と、該取込通路に配置された流量計測部と、を備えた物理量測定装置であって、前記取込通路は、前記先端部に設けられた入口開口部を有し、前記入口開口部に対して前記突出方向に対向し、前記流れ方向に沿う整流面を備えることを特徴とする物理量測定装置である。
本開示の上記一態様によれば、従来よりも小型化が可能で耐ノイズ性に優れた物理量測定装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本開示に係る物理量測定装置の実施形態を説明する。
図1は、本実施形態に係る物理量測定装置100を備えた内燃機関システム1の一例を示す模式図である。図1に示す内燃機関システム1は、たとえば自動車用の原動機として車両に搭載されるエンジンシステムである。図1に示す例において、内燃機関システム1は、燃焼室内にガソリンなどの燃料を直接噴射して点火プラグで着火する、いわゆる直噴式エンジン2を用いている。
直噴式エンジン2は、吸気側に吸気通路3が接続され、排気側に排気通路4が接続されている。吸気通路3には、吸入空気の流れ方向の上流側から下流側へ、エアクリーナ5と、エアフローセンサ6と、スロットルバルブ7が、この順に設けられている。エアフローセンサ6は、吸気通路3を通過して直噴式エンジン2の燃焼室に流入する吸入空気の流量を検出する。
排気通路4には、ガソリンパティキュレートフィルタ(GPF)8が設けられている。GPF8は、排ガスに含まれている粒子状物質(PM)を捕集する。GPF8は、二次空気通路9を介してエアクリーナ5に接続されている。GPF8は、二次空気通路9を介して、エアクリーナ5を通過した吸入空気の一部である二次空気の供給を受けることで、捕集したPMを燃焼除去する構成を有している。
二次空気通路9は、吸気通路3よりも断面積が小さい小径通路によって構成されている。二次空気通路9には、物理量測定装置100と二次エアポンプ10が配置されている。二次エアポンプ10は、二次空気をエアクリーナ5からGPF8へ向けて圧送する。これにより、二次空気は、二次空気通路9を通過して、GPF8に供給される。物理量測定装置100は、二次空気通路9を流れる二次空気の流量を検出する。
吸気通路3と排気通路4は、たとえば排気再循環(EGR)通路11を介して接続されている。EGR通路11の途中には、インタークーラー12とEGRバルブ13が設けられている。また、吸気通路3と直噴式エンジン2のエンジンケースとは、ブローバイガス通路14で接続されている。ブローバイガス通路14の途中には、PCVバルブ15が設けられている。
内燃機関システム1は、たとえば、図示を省略するエンジン制御ユニット(ECU)を備えている。ECUは、エアフローセンサ6によって計測した吸入空気の流量に基づいて直噴式エンジン2のインジェクタから燃焼室内に直接噴射される燃料噴射量を制御する。また、ECUは、物理量測定装置100によって計測した二次空気の流量に基づいて、二次エアポンプ10からGPF8に供給される二次空気の量を制御する。
図2Aは、本実施形態に係る物理量測定装置100の左側面図である。図2Bは、図2Aに示す物理量測定装置100の正面図である。図3は、図2Aに示すIII−III線に沿う物理量測定装置100の断面図である。なお、各図には、物理量測定装置100のハウジング110の厚さ方向に平行なX軸、被計測気体Aの流れ方向Fに平行なY軸、および物理量測定装置100のハウジング110の突出方向Pに平行なZ軸からなる、XYZ直交座標系を表示している。
詳細については後述するが、本実施形態の物理量測定装置100は、次の構成に特徴を有している。物理量測定装置100は、ハウジング110と、取込通路120と、流量計測部130と、を備えている。ハウジング110は、固定端である基端部111から自由端である先端部112へ突出方向P(Z軸負方向)に延びている。取込通路120は、ハウジング110に設けられ、突出方向Pに交差する流れ方向F(Y軸正方向)に流れる被計測気体Aの一部を取り込む。流量計測部130は、取込通路120に配置されている。取込通路120は、ハウジング110の先端部112に設けられた入口開口部121を有している。物理量測定装置100は、入口開口部121に対して突出方向P(Z軸負方向)に対向し、流れ方向Fに沿う整流面151を備えている。
以下、本実施形態の物理量測定装置100の各部を詳細に説明する。物理量測定装置100は、前述のハウジング110、取込通路120、および流量計測部130に加えて、たとえば、管状部140と、整流部材150と、支持部160と、温度検出部170と、チップパッケージ180とを備えている。なお、図示は省略するが、物理量測定装置100はたとえば、湿度検出部や、圧力検出部を備えていてもよい。すなわち、物理量測定装置100は、たとえば、気体の流量、温度、湿度、圧力を含む物理量を測定する。
図4Aは、図3に示す物理量測定装置100のハウジング110の左側面図である。図4Bは、図3に示す物理量測定装置100のハウジング110の正面図である。図5は、図4Aに示すV−V線に沿うハウジング110の断面図である。図6は、図4Aに示すVI−VI線に沿うハウジング110の断面図である。
ハウジング110は、全体として被計測気体Aの流れ方向Fに沿って配置された厚さの薄い板状の形状を有し、流れ方向Fを横断する厚さ方向(X軸方向)の寸法が、流れ方向F(Y軸方向)および突出方向P(Z軸方向)の寸法よりも小さくされている。ハウジング110は、固定端である基端部111にフランジ部111fを有している。
フランジ部111fは、ハウジング110の厚さ方向(X軸方向)の両側および被計測気体Aの流れ方向Fの前後に張り出している。フランジ部111fは、たとえば、ボルト、ナット等の締結部材によって、被計測気体Aの主通路である二次空気通路9または被計測気体Aの主通路の一部を構成する管状部140に固定されている。なお、図2Aおよび図2Bに示す例において、フランジ部111fは、支持部160を介して二次空気通路9または管状部140に固定されている。
ハウジング110は、固定端である基端部111から自由端である先端部112へ突出方向Pに延びている。突出方向Pは、たとえば、ハウジング110の厚さ方向(X軸方向)および二次空気通路9または管状部140の中心軸方向(Y軸方向)に直交する、二次空気通路9または管状部140の径方向(Z軸方向)である。ハウジング110は、基端部111側の部分よりも先端部112側の部分が、被計測気体Aの流れ方向Fと逆方向(Y軸負方向)に突出している。これにより、ハウジング110は、基端部111側の部分よりも先端部112側の部分において、流れ方向Fに沿う寸法が大きくなっている。
また、ハウジング110は、図4Aに示すように、基端部111側の部分よりも先端部112側の部分の厚さ方向(X軸方向)の寸法が大きく、基端部111側の部分と先端部112側の部分との間に段差が形成されている。ハウジング110の基端部111側の部分は、取込通路120の一部を画定する通路溝を有する溝形成部114と、溝形成部114の通路溝の開口部を閉鎖して、通路溝とともに取込通路120を画定するカバー115とを有している。
溝形成部114とカバー115は、たとえば、流れ方向Fを横断するハウジング110の厚さ方向(X軸方向)における取込通路120の入口開口部121の両側に、流れ方向Fに沿って流れ方向Fと逆方向(Y軸負方向)に延びる板状部を有している。この入口開口部121の両側の板状部は、二次空気通路9または管状部140を流れる被計測気体Aが入口開口部121から取込通路120内に流れ込む際に、急縮小による剥離渦の発生を緩和し、取込通路120内における被計測気体Aの流れを安定させることができる。
図6に示すように、溝形成部114は、取込通路120を画定する通路溝の流量計測部130に対向する壁面に、絞り113を有している。絞り113は、流量計測部130に向けて突出する凸部であり、流量計測部130との間に所定の流路断面積の間隙を形成している。絞り113は、取込通路120の流量計測部130に対向する壁面と流量計測部130との間を通過する被計測気体Aの流速を上昇させ、流量計測部130による被計測気体Aの計測精度を向上させる。
ハウジング110は、厚さ方向(X軸方向)および流れ方向F(Y軸方向)の寸法が拡大された先端部112側の部分よりも基端部111側に、温度検出部170が設けられている。温度検出部170は、チップパッケージ180に設けられた突起部182の先端部分に配置されている。突起部182は、流れ方向Fと逆方向(Y軸負方向)を向くハウジング110の端面から、流れ方向Fと逆方向(流れ方向Fの上流側)に突出している。この構成により、流れ方向Fに沿って流れる被計測気体Aを温度検出部170に直接的に接触させ、被計測気体Aの温度を正確に計測することができる。また、温度検出部170において、ハウジング110の基端部111からの伝熱の影響を低減することができる。
突起部182の先端部は、ハウジング110の先端部112側の部分よりも、被計測気体Aの流れ方向Fにおける下流側(前方側)に位置している。この構成により、物理量測定装置100を二次空気通路9または管状部140に取り付けるときに、ハウジング110の先端部112側の部分によって温度検出部170と二次空気通路9または管状部140との接触または衝突を防止して、温度検出部170を保護することができる。
取込通路120は、ハウジング110に設けられ、突出方向Pに交差する流れ方向Fに流れる被計測気体Aの一部を主通路から取り込む、副通路である。ここで、被計測気体Aの流れ方向Fとは、主通路である二次空気通路9や主通路の一部を構成する管状部140を流れる被計測気体Aの主な流れの方向であり、たとえば二次空気通路9や管状部140の中心軸に平行な方向(Y軸正方向)である。したがって、たとえばハウジング110の近傍において、被計測気体Aの実際の流れの方向は、必ずしも流れ方向Fに一致していない。
取込通路120は、たとえば、ハウジング110によって画定された横断面が矩形の通路である。なお、取込通路120の横断面の形状は矩形に限定されず、円形や楕円形、または、部分的に曲面を含む形状であってもよい。取込通路120は、たとえば、被計測気体Aの流れ方向Fの上流側(後方側)から下流側(前方側)へ、入口開口部121と、傾斜通路部122と、計測通路部123と、出口開口部124とを、この並び順に有している。
入口開口部121は、前述のように、ハウジング110の先端部112に設けられて被計測気体Aの流れ方向Fと逆方向(Y軸負方向)かつハウジング110の突出方向P(Z軸負方向)を向いている。すなわち、入口開口部121の開口面121aの法線は、流れ方向Fおよび突出方向Pに対して、それぞれ、0[°]を超え、90[°]未満の傾斜角α,βを有している。図3および図5に示す例において、入口開口部121の開口面121aの法線は、ハウジング110の突出方向Pに対して、たとえば20[°]以上かつ40[°]以下の傾斜角αで、流れ方向Fと逆方向に向けて傾斜している。なお、開口面121aは、入口開口部121の開口縁を含む、仮想的な平面である。
図7Aは、図5に示すハウジング110の入口開口部121の近傍の拡大断面図である。図7Bは、図7Aに示す入口開口部121の近傍の導入面IFの拡大断面図である。
傾斜通路部122は、入口開口部121から流れ方向F(Y軸正方向)かつ突出方向Pと逆方向(Z軸正方向)へ延びている。すなわち、傾斜通路部122の中心軸C1は、流れ方向Fおよび突出方向Pに対して、それぞれ、0[°]を超え、90[°]未満の傾斜角γ,δを有している。傾斜通路部122の流れ方向Fに対する傾斜角γは、たとえば25[°]以上かつ70[°]以下である。曲り損失を減少させる観点から、傾斜角γは、比較的に小さい角度であることが好ましい。図7Aに示す例において、傾斜角γは、約33[°]である。なお、傾斜通路部122の中心軸C1は、入口開口部121の中心点と傾斜通路部122の下流端である計測通路部123と間の境界面122eの中心点とを結ぶ直線である。
傾斜通路部122の上壁面122aは、ハウジング110の基端部111側に位置し、入口開口部121から傾斜通路部122の中央部まで徐々に中心軸C1に接近している。また、上壁面122aは、傾斜通路部122の中央部から計測通路部123へ向けて徐々に中心軸C1から離隔している。これにより、上壁面122aは、凸曲面形状を有している。
傾斜通路部122の下壁面122bは、ハウジング110の先端部112側に位置し、入口開口部121から傾斜通路部122の中央部まで徐々に中心軸C1に接近している。また、下壁面122bは、傾斜通路部122の中央部から計測通路部123へ向けて徐々に中心軸C1から離隔している。これにより、下壁面122bは、凸曲面形状を有している。上壁面122aは、被計測気体Aの通過時の剥離渦の発生を防止するように、下壁面122bよりも大きい曲率半径で湾曲している。
流れ方向Fにおける傾斜通路部122の下壁面122bの下流端(前端)は、突出方向Pの基端部111側に位置する入口開口部121の開口縁よりも、突出方向Pの基端部111側に位置している。この構成により、流れ方向Fに沿って流れて入口開口部121に流入した被計測気体Aの流れの方向を、傾斜通路部122によって中心軸C1に沿う方向に変更することができる。これにより、被計測気体Aに含まれる塵埃などの汚染源を、取込通路120の壁面に衝突させ、計測通路部123へ流入する汚染源を減少させることができる。したがって、計測通路部123に配置された流量計測部130の防汚性能を確保することができる。
傾斜通路部122の下壁面122bは、ハウジング110を流れ方向Fに見た場合に、被計測気体Aに対して露出して主通路である二次空気通路9または主通路の一部を構成する管状部140を流れる被計測気体Aを導入する導入面IFを有している。導入面IFは、第1湾曲面R1と、第2湾曲面R2と、傾斜面ISを有している。
第1湾曲面R1は、ハウジング110の先端部112側に位置する入口開口部121の開口縁から、ハウジング110の突出方向Pと逆方向に基端部111側へ向かうにしたがって、流れ方向Fと逆方向に突出するように、曲率半径r1で湾曲している。第2湾曲面R2は、ハウジング110の基端部111側に位置する第1湾曲面R1の端部から、基端部111側へ向かうにしたがって、流れ方向Fに移行するように、曲率半径r2で湾曲している。
傾斜面ISは、ハウジング110の基端部111側に位置する第2湾曲面R2の端部である頂点Tから流れ方向Fへ向かうしたがって、ハウジング110の先端部112側へ向かうように傾斜している。頂点Tは、入口開口部121を被計測気体Aの流れ方向Fに見た場合に露出する導入面IFに配置されている。このように、傾斜通路部122の導入面IFに頂点Tが配置されていることにより、入口開口部121から傾斜通路部122に流入した被計測気体Aを滑らかに誘導することができる。これにより、流量計測部130の耐ノイズ性を向上させ、被計測気体Aの流量の計測精度を向上させることができる。
導入面IFの第1湾曲面R1と第2湾曲面R2は、入口開口部121から傾斜通路部122内に導入された被計測気体Aを突出方向Pとその逆方向に円滑に分配する。これにより、導入面IFは、傾斜通路部122内における剥離渦の発生を抑制しつつ、被計測気体Aを傾斜通路部122内へ案内し、被計測気体A以外をハウジング110の先端部112の先端側に案内して傾斜通路部122から逃がす。したがって、入口開口部121から傾斜通路部122へ流入する異物を減少させ、流量計測部130の防汚性を向上させることができる。
導入面IFの第1湾曲面R1は、被計測気体A以外を案内するため、流量計測部130の耐ノイズ性への影響が小さい。そのため、第1湾曲面R1の曲率半径r1は、第2湾曲面R2の曲率半径r2よりも小さくすることができる。これにより、ハウジング110の突出方向P(Z軸方向)の寸法を小さくすることができる。したがって、物理量測定装置100の小型化が可能になり、物理量測定装置100を従来の主通路よりも断面積の小さい二次空気通路9または管状部140に取り付けることが可能になる。
計測通路部123は、傾斜通路部122の下流端から流れ方向F(Y軸正方向)に延び、流量計測部130が配置されている。計測通路部123は、流れ方向Fの上流端から流量計測部130の下流側まで、おおむね一定の流路断面積を有している。計測通路部123の中心軸C2は、流れ方向Fにおおむね平行であり、傾斜通路部122の下流端の中心点と出口開口部124の中心点との間を結ぶ直線である。すなわち、計測通路部123の中心軸C2に対する傾斜通路部122の中心軸C1の傾斜角は、流れ方向Fに対する傾斜通路部122の中心軸C1の傾斜角γにおおむね等しい。
また、計測通路部123は、流れ方向Fにおける流量計測部130の下流側から出口開口部124まで、計測通路部123の流路断面積を徐々に減少させる絞り部を有している。この構成により、計測通路部123を通過する被計測気体Aの流速を上昇させることができる。これにより、取込通路120を通過する被計測気体Aが、ハウジング110の周囲に形成される剥離渦流から受ける影響を低減させることができ、取込通路120を通過する被計測気体Aの流量を安定させることができる。
出口開口部124は、計測通路部123の下流端に開口している。より具体的には、出口開口部124は、流れ方向Fを向くハウジング110の端面において、突出方向Pの中央部よりも先端部112側に開口している。出口開口部124は、流れ方向Fを向いている。より詳細には、出口開口部124の開口面124aの法線は、流れ方向Fに平行である。
計測通路部123は、図3および図5に示すように、出口開口部124の近傍に、計測通路部123の中心軸C2に向けて凸の曲面部を有してもよい。計測通路部123の曲面部は、流れ方向Fに出口開口部124に至る計測通路部123の下流端の流路断面積を拡大させるように湾曲している。
流量計測部130は、たとえば、発熱抵抗体と感熱抵抗体を備えた熱式流量センサであり、チップパッケージ180に設けられている。より具体的には、流量計測部130は、図5に示すように、計測通路部123内に突出したチップパッケージ180の一部に設けられた凹溝183内に配置され、計測通路部123内に配置されている。また、前述のように、温度検出部170は、チップパッケージ180に設けられた突起部182の先端部分に配置されている。チップパッケージ180は、図6に示すように、ハウジング110の厚さ方向(X軸方向)において、計測通路部123を二分するように計測通路部123の中央部に配置され、流れ方向Fおよび突出方向Pに平行に延びている。
図8は、図5に示すチップパッケージ180の正面図である。チップパッケージ180は、たとえば、流量計測部130および温度検出部170を有し、ハウジング110の内部に組み込まれている。チップパッケージ180は、たとえば、リードフレームと、そのリードフレームに実装された複数の電子部品と、それらの電子部品を封止するモールド樹脂とによって構成されている。なお、流量計測部130は、必ずしもチップパッケージ180に設けられている必要はなく、たとえば回路基板に設けられていてもよい。
チップパッケージ180の電子部品は、たとえば、流量計測部130や温度検出部170を構成するセンサチップ、LSIなどの演算回路部品、およびコンデンサや電気抵抗体などを含む。チップパッケージ180のモールド樹脂は、たとえば熱可塑性または熱硬化性の樹脂である。また、チップパッケージ180は、たとえば、パッケージ本体181と、突起部182と、凹溝183と、複数のアウターリード184とを有している。
パッケージ本体181は、流れ方向Fおよび突出方向Pに垂直な方向(X軸方向)から見た正面視で、おおむね矩形平板状の形状を有している。突起部182は、パッケージ本体181の流れ方向Fの上流側の端部において、ハウジング110の突出方向Pの中央部に設けられ、流れ方向Fと逆方向(Y軸負方向)に突出している。突起部182の先端部には、温度検出部170が設けられている。
凹溝183は、計測通路部123内に突出するパッケージ本体181のハウジング110の突出方向Pにおける先端部112側の端部において、計測通路部123の絞り113に対向する表面に設けられ、流れ方向Fに延びている。流れ方向Fにおける凹溝183の中央部に、流量計測部130を構成する熱式の流量センサが配置され、パッケージ本体181の表面に露出している。アウターリード184は、ハウジング110の突出方向Pにおける先端部112側に位置するパッケージ本体181の端部に設けられ、外部と電気的に接続されて信号を出力できるようになっている。
管状部140は、図2A、図2Bおよび図3に示すように、たとえば円筒状の直管であり、二次空気通路9の途中に配置され、両端が二次空気通路9に接続されている。管状部140は、たとえば、被計測気体Aの主通路である二次空気通路9に接続されることで、被計測気体Aの主通路の一部を構成する。また、管状部140は、二次空気通路9を介することなく、エアクリーナ5、二次エアポンプ10、GPF8のうち、いずれか一つまたは二つに直接的に接続されていてもよい。管状部140の接続方法は、特に限定されないが、たとえばフランジ接続や溶接などを採用することができる。
なお、物理量測定装置100は、管状部140を有しなくてもよい。物理量測定装置100が管状部140を有しない場合、ハウジング110は、被計測気体Aの主通路である内燃機関システム1の二次空気通路9に取り付けられる。管状部140または二次空気通路9は、ハウジング110の計測部を挿通させる貫通孔140aまたは貫通孔9aを有している。
整流部材150は、図2Aおよび図3に示すように、たとえば、流れ方向Fに沿う板状の部材である。整流部材150は、ハウジング110の突出方向Pにおいて、ハウジング110の先端部112と、管状部140または二次空気通路9の内壁面との間に配置されている。整流部材150は、たとえば、管状部140に設けられ、ハウジング110の先端部112に対向する整流面151を有している。
また、物理量測定装置100が管状部140を有しない場合、整流面151を有する整流部材150は、被計測気体Aの主通路である二次空気通路9に設けられる。より具体的には、ハウジング110の厚さ方向(X軸方向)における整流部材150の両端部は、たとえば、管状部140または二次空気通路9に接続されている。
物理量測定装置100において、整流面151を有する整流部材150は、たとえば、ハウジング110に取り付けられていてもよい。より具体的には、たとえば、ハウジング110の先端部112の先端面に支柱を設け、この支柱によって整流部材150を支持することができる。整流部材150を支持する支柱は、流れ方向Fに流れる被計測気体Aの流れに対して流線形であることが好ましい。
なお、物理量測定装置100は、たとえば、管状部140または二次空気通路9の直径が十分に小径で、ハウジング110の先端部112と管状部140または二次空気通路9の内壁面との距離が所定の距離以下である場合には、整流部材150を有しなくてもよい。この場合、管状部140または二次空気通路9の内壁面を、物理量測定装置100の取込通路120の入口開口部121に対して突出方向Pに対向させる。これにより、管状部140または二次空気通路9の内壁面を、流れ方向Fに沿う整流面151とすることができる。
物理量測定装置100は、たとえば、次のような条件を満たしている。図3に示すように、流れ方向Fにおける整流面151の上流端と、流れ方向Fにおけるハウジング110の上流端との間の突出方向Pの距離をDとする。また、計測通路部123の突出方向Pの流路高さをHとする。このとき、距離Dと流路高さHとの比D/Hが、不等式:1/3≦D/H≦7/9を満たしている。
また、本実施形態の物理量測定装置100において、整流面151は、図3に示すように、流れ方向Fにおける入口開口部121の上流端に対して突出方向Pに対向する位置から、流れ方向Fにおける先端部112の下流端に対して突出方向Pに対向する位置まで、流れ方向Fに沿って延びている。
また、整流面151は、たとえば、突出方向Pに直交する平面である。すなわち、整流面151は、たとえば、ハウジング110の厚さ方向(X軸方向)および流れ方向F(Y軸方向)に平行な平面である。なお、ハウジング110の先端部112の先端面も、たとえば、突出方向Pに直交する平面である。すなわち、整流面151とハウジング110の先端部112の先端面とは、たとえば平行になっている。
支持部160は、図2Aおよび図2Bに示すように、管状部140または二次空気通路9の外周面と曲率が等しい部分円筒状の凹部を有し、その凹部を介して管状部140または二次空気通路9の外周面上に配置される。また、支持部160は、ハウジング110のフランジ部を支持する平坦な支持面と、ハウジング110の計測部を挿通させる貫通孔を有している。これにより、支持部160は、ハウジング110の基端部111を固定し、管状部140または二次空気通路9の内部にハウジング110が基端部111から先端部112へ向かう突出方向Pに突出するように、ハウジング110を支持している。
以下、本実施形態の物理量測定装置100の作用について説明する。
前述のように、本実施形態の物理量測定装置100は、固定端である基端部111から自由端である先端部112へ突出方向Pに延びるハウジング110と、そのハウジング110に設けられて突出方向Pに交差する流れ方向Fに流れる被計測気体Aの一部を取り込む取込通路120と、その取込通路120に配置された流量計測部130と、を備えている。取込通路120は、先端部112に設けられた入口開口部121を有している。そして、物理量測定装置100は、入口開口部121に対して突出方向Pに対向し、流れ方向Fに沿う整流面151を備えている。
この構成により、整流面151を有しない場合と比較して、主通路である二次空気通路9または主通路の一部を構成する管状部140の内部を流れ方向Fに沿って流れる被計測気体Aの一部を、入口開口部121から取込通路120内へ取り込みやすくなる。より詳細には、整流面151を有しない場合と比較して、取込通路120内を流れる被計測気体Aの流速を上昇させることができる。これにより、流量計測部130のS/N比における信号Sを増大させ、耐ノイズ性を向上させることができる。
また、本実施形態の物理量測定装置100において、入口開口部121は、流れ方向Fと逆方向かつ突出方向Pを向いている。
この構成により、入口開口部121が他の方向を向く場合と比較して、二次空気通路9または管状部140の内部を流れ方向Fに沿って流れる被計測気体Aの一部を、入口開口部121から取込通路120内へ取り込みやすくなる。これにより、取込通路120内を流れる被計測気体Aの流速をさらに上昇させ、物理量測定装置100の耐ノイズ性をさらに向上させることができる。
また、本実施形態の物理量測定装置100において、取込通路120は、入口開口部121から流れ方向Fかつ突出方向Pと逆方向へ延びる傾斜通路部122と、その傾斜通路部122の下流端から流れ方向Fに延びて流量計測部130が配置された計測通路部123と、その計測通路部123の下流端に開口する出口開口部124と、を有している。
この構成により、従来のΩ型の流路を有する空気流量計と比較して、ハウジング110の突出方向Pの寸法を低減することができる。したがって、物理量測定装置100は、従来の空気流量計と比較して、小型化が可能である。また、入口開口部121から流れ方向Fかつ突出方向Pと逆方向へ延びる傾斜通路部122を有することで、前述のように、被計測気体Aに含まれる異物が計測通路部123に流入するのを抑制することができる。したがって、物理量測定装置100の防汚性を向上させることができる。
さらに、取込通路120が、傾斜通路部122の下流端から流れ方向Fに延びる計測通路部123と、その計測通路部123の下流端に開口する出口開口部124とを有することで、従来のΩ型の流路と比較して、取込通路120の流路抵抗が低下する。これにより、取込通路120を流れる被計測気体Aの流速を上昇させ、物理量測定装置100の耐ノイズ性を向上させることができる。
また、本実施形態の物理量測定装置100において、流れ方向Fにおける整流面151の上流端と流れ方向Fにおけるハウジング110の上流端との間の突出方向Pの距離Dと、計測通路部123の突出方向Pの流路高さHとの比D/Hが、不等式:1/3≦D/H≦7/9を満たす。
この構成により、物理量測定装置100の防汚性および耐ノイズ性を向上させることができる。より詳細には、整流面151とハウジング110との距離Dが減少すると、被計測気体Aが整流面151とハウジング110との間を流れにくくなる。これにより、入口開口部121から取り込まれて取込通路120を流れる被計測気体Aの流量が増加し、流量計測部130の耐ノイズ性が向上する。その反面、被計測気体Aに含まれる異物が計測通路部123の流量計測部130に到達しやすくなり、流量計測部130の防汚性が低下する。
一方、整流面151とハウジング110との距離Dが増大すると、被計測気体Aが整流面151とハウジング110との間を流れやすくなる。これにより、入口開口部121から取り込まれて取込通路120を流れる被計測気体Aの流量が減少し、被計測気体Aに含まれる異物が計測通路部123の流量計測部130に到達しにくくなり、流量計測部130の防汚性が向上する。その反面、S/N比における信号Sが減少し、流量計測部130の耐ノイズ性が低下する。
したがって、前述のように、距離Dと流路高さHとの比D/Hが不等式:1/3≦D/H≦7/9を満たすことで、トレードオフの関係を有する防汚性および耐ノイズ性に優れた物理量測定装置100を提供することができる。たとえば、計測通路部123の流路高さHが4.5[mm]である場合、整流面151とハウジング110との距離Dは、1.5[mm]以上かつ3.5[mm]以下にすることができる。
また、本実施形態の物理量測定装置100において、整流面151は、流れ方向Fにおける入口開口部121の上流端に対して突出方向Pに対向する位置から、流れ方向Fにおける先端部112の下流端に対して突出方向Pに対向する位置まで、流れ方向Fに沿って延びている。
この構成により、整流面151の上流端を入口開口部121の上流端よりも流れ方向Fにおける上流側に配置した場合と比較して、入口開口部121の上流側を流れる被計測気体Aの圧力損失を低減させることができる。これにより、入口開口部121から取り込まれる被計測気体Aの流れを安定させることができる。また、整流面151の上流端を入口開口部121の上流端よりも流れ方向Fにおける下流側に配置した場合と比較して、入口開口部121に対してハウジング110の突出方向Pに隣接する領域における被計測気体Aの圧力損失を増大させることができる。これにより、入口開口部121から取り込まれる被計測気体Aの流れを安定させることができる。
さらに、整流面151の下流端をハウジング110の下流端よりも流れ方向Fにおける下流側に配置した場合と比較して、ハウジング110の下流端よりも下流側の領域における圧力損失を低減させることができる。これにより、取込通路120の出口開口部124から排出される被計測気体Aの流れを安定させることができる。また、整流面151の下流端をハウジング110の下流端よりも流れ方向Fにおける上流側に配置した場合と比較して、ハウジング110と整流面151との間を流れる被計測気体Aの流れの方向をより拘束しやすくなる。これにより、ハウジング110と整流面151との間を流れた被計測気体Aが、出口開口部124の近傍の被計測気体Aの流れに与える影響を低減することができる。
また、本実施形態の物理量測定装置100において、整流面151は、突出方向Pに直交する平面である。
この構成により、たとえば、流れ方向Fの下流側ほどハウジング110に接近するように整流面151が傾斜している場合と比較して、被計測気体Aの流れがハウジング110に近づくのを防止することができる。これにより、出口開口部124の近傍の圧力損失が増大するのを抑制し、被計測気体Aの流れに渦が発生するのを抑制することができる。
また、本実施形態の物理量測定装置100は、たとえば、整流面151を有し、被計測気体Aの主通路である二次空気通路9に設けられた整流部材150を備えている。
この構成により、従来よりも小型化が可能で、耐ノイズ性に優れた物理量測定装置100を提供することができる。より具体的には、二次空気通路9に設けられた整流部材150が整流面151を有しているので、二次空気通路9の内壁面を整流面151として利用するためにハウジング110の突出方向Pの寸法を増加させる必要がない。したがって、物理量測定装置100を小型化することができ、物理量測定装置100による二次空気通路9の圧力損失を低減することができる。また、整流部材150が整流面151を有することで、前述のように、物理量測定装置100の耐ノイズ性と防汚性を向上させることができる。
また、本実施形態の物理量測定装置100は、たとえば、被計測気体Aの主通路の一部を構成する管状部140と、整流面151を有し、管状部140に設けられた整流部材150と、を備えている。
この構成により、従来よりも小型化が可能で、耐ノイズ性に優れた物理量測定装置100を提供することができる。より具体的には、管状部140に設けられた整流部材150が整流面151を有しているので、管状部140の内壁面を整流面151として利用するためにハウジング110の突出方向Pの寸法を増加させる必要がない。したがって、ハウジング110を小型化することができ、ハウジング110による管状部140の圧力損失を低減することができる。また、整流部材150が整流面151を有することで、前述のように、物理量測定装置100の耐ノイズ性と防汚性を向上させることができる。また、ハウジング110と管状部140と整流部材150とを備えた物理量測定装置100をあらかじめ組み立てた状態で提供することで、内燃機関システム1に対する物理量測定装置100の取り付けを容易にすることができる。
また、本実施形態の物理量測定装置100は、たとえば、整流面151を有し、ハウジング110に取り付けられた整流部材150を備えている。
この構成により、従来よりも小型化が可能で、耐ノイズ性に優れた物理量測定装置100を提供することができる。より具体的には、ハウジング110に取り付けられた整流部材150が整流面151を有しているので、二次空気通路9の内壁面を整流面151として利用するためにハウジング110の突出方向Pの寸法を増加させる必要がない。したがって、物理量測定装置100を小型化することができ、物理量測定装置100による二次空気通路9の圧力損失を低減することができる。また、整流部材150が整流面151を有することで、前述のように、物理量測定装置100の耐ノイズ性と防汚性を向上させることができる。また、物理量測定装置100をハウジング110に整流部材150が取り付けられた状態で提供することで、二次空気通路9に対する物理量測定装置100の取り付けを容易にすることができる。
また、本実施形態の物理量測定装置100において、整流部材150は、流れ方向Fに沿う板状である。
この構成により、たとえば、整流部材150が管状部140または二次空気通路9の内壁面から突出する凸部である場合と比較して、整流部材150による管状部140または二次空気通路9の圧力損失を低減することができる。なお、整流部材150の厚さは、圧力損失の低減と強度確保の観点から、0.8[mm]以上かつ1.5[mm]以下であることが好ましい。
また、取込通路120の入口開口部121や出口開口部124に対する剥離渦の影響を抑制する観点から、ハウジング110の厚さ方向(X軸方向)における整流部材150の寸法は、ハウジング110の同方向の寸法よりも大きいことが好ましい。すなわち、ハウジング110の厚さよりも整流部材150の幅を広くすることで、整流部材150の両端に発生する剥離渦を、取込通路120の入口開口部121や出口開口部124から離隔させることができる。
さらに、ハウジング110の厚さ方向(X軸方向)における整流部材150の両端を管状部140または二次空気通路9に接続することで、整流部材150の両端に剥離渦が発生するのを防止できる。これにより、取込通路120を流れる被計測気体Aの流れに対する渦の影響を低減させて被計測気体Aの流れを安定させ、流量計測部130の耐ノイズ性を向上させることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、従来よりも小型化が可能で、耐ノイズ性に優れた物理量測定装置100を提供することができる。なお、本開示に係る物理量測定装置は、本実施形態の物理量測定装置100の構成に限定されない。
以下、図9を参照して本実施形態の物理量測定装置100の変形例を説明する。図9は、図3に示す物理量測定装置100の変形例を示す断面図である。
本変形例に係る物理量測定装置100において、整流部材150は、流れ方向Fにおける下流側の端部150bが、流れ方向Fにおける上流側の端部150aよりも、ハウジング110から突出方向Pに遠ざかるように、管状部140または二次空気通路9に取り付けられている。これにより、整流面151は、流れ方向Fの上流側の部分よりも、流れ方向Fの下流側の部分が突出方向Pに先端部112から離れるように、突出方向Pに直交する平面に対して傾斜している。
この構成により、流れ方向Fにおける上流側の整流部材150の端部150aと、ハウジング110との間の圧力損失によって、被計測気体Aを入口開口部121から取り込みやすくすることができる。したがって、取込通路120を流れる被計測気体Aの流量を上昇させることができる。
また、整流面151は、流れ方向Fの上流側の部分よりも、流れ方向Fの下流側の部分が突出方向Pに先端部112から離れるように、突出方向Pに直交する平面に対して傾斜している。これにより、被計測気体Aの入口開口部121への流入時に、入口開口部121と整流面151との間の圧力損失によって、被計測気体Aの流速を加速させることができる。さらに、加速されてハウジング110と整流面151との間を流れる被計測気体Aは、整流面151に再付着する。これにより、被計測気体Aの流れの剥離領域を有効に縮小させることができる。したがって、取込通路120を流れる被計測気体Aの流れを安定させることができる。
また、整流面151の上記傾斜により、ハウジング110と整流面151との間を流れる被計測気体Aの流れの方向が、ハウジング110から離れる方向となる。これにより、ハウジング110と整流面151との間を流れた被計測気体Aが、出口開口部124の近傍を流れる被計測気体Aに与える影響を低減することができる。したがって、出口開口部124の近傍での圧力損失の増大を防止し、被計測気体Aの渦の発生を抑制することができる。
本変形例に係る物理量測定装置100において、突出方向Pに直交する平面に対する整流面151の傾斜角θは、たとえば、2°以下であることが好ましい。
この構成により、たとえば、整流面151を有する板状の整流部材150自体の圧力損失が必要以上に増大するのを抑制することができる。また、入口開口部121の近傍の圧力損失が過剰に増大するのを抑制することができる。なお、流れ方向Fにおける整流部材150の寸法Lは、たとえば、流れ方向Fにおけるハウジング110の寸法に等しい。
以上、図面を用いて本開示に係る物理量測定装置の実施形態を詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても、それらは本開示に含まれるものである。
9 二次空気通路(主通路)
100 物理量測定装置
110 ハウジング
111 基端部
112 先端部
120 取込通路
121 入口開口部
122 傾斜通路部
123 計測通路部
124 出口開口部
130 流量計測部
140 管状部
150 整流部材
151 整流面
A 被計測気体
D 距離
F 流れ方向
H 流路高さ
P 突出方向
θ 傾斜角度
100 物理量測定装置
110 ハウジング
111 基端部
112 先端部
120 取込通路
121 入口開口部
122 傾斜通路部
123 計測通路部
124 出口開口部
130 流量計測部
140 管状部
150 整流部材
151 整流面
A 被計測気体
D 距離
F 流れ方向
H 流路高さ
P 突出方向
θ 傾斜角度
Claims (12)
- 固定端である基端部から自由端である先端部へ突出方向に延びるハウジングと、該ハウジングに設けられて前記突出方向に交差する流れ方向に流れる被計測気体の一部を取り込む取込通路と、該取込通路に配置された流量計測部と、を備えた物理量測定装置であって、
前記取込通路は、前記先端部に設けられた入口開口部を有し、
前記入口開口部に対して前記突出方向に対向し、前記流れ方向に沿う整流面を備えることを特徴とする物理量測定装置。 - 前記入口開口部は、前記流れ方向と逆方向かつ前記突出方向を向いていることを特徴とする請求項1に記載の物理量測定装置。
- 前記取込通路は、前記入口開口部から前記流れ方向かつ前記突出方向と逆方向へ延びる傾斜通路部と、該傾斜通路部の下流端から前記流れ方向に延びて前記流量計測部が配置された計測通路部と、該計測通路部の下流端に開口する出口開口部と、を有することを特徴とする請求項2に記載の物理量測定装置。
- 前記流れ方向における前記整流面の上流端と前記流れ方向における前記ハウジングの上流端との間の前記突出方向の距離Dと、前記計測通路部の前記突出方向の流路高さHとの比D/Hが、不等式:1/3≦D/H≦7/9を満たすことを特徴とする請求項3に記載の物理量測定装置。
- 前記整流面は、前記流れ方向における前記入口開口部の上流端に対して前記突出方向に対向する位置から、前記流れ方向における前記先端部の下流端に対して前記突出方向に対向する位置まで、前記流れ方向に沿って延びていることを特徴とする請求項1に記載の物理量測定装置。
- 前記整流面は、前記突出方向に直交する平面であることを特徴とする請求項1に記載の物理量測定装置。
- 前記整流面は、前記流れ方向の上流側の部分よりも前記流れ方向の下流側の部分が前記突出方向に前記先端部から離れるように、前記突出方向に直交する平面に対して傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の物理量測定装置。
- 前記整流面を有し、前記被計測気体の主通路に設けられた整流部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の物理量測定装置。
- 前記被計測気体の主通路の一部を構成する管状部と、
前記整流面を有し、前記管状部に設けられた整流部材と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の物理量測定装置。 - 前記整流面を有し、前記ハウジングに取り付けられた整流部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の物理量測定装置。
- 前記整流部材は、前記流れ方向に沿う板状であることを特徴とする請求項8から請求項10のいずれか一項に記載の物理量測定装置。
- 前記突出方向に直交する平面に対する前記整流面の傾斜角は2°以下であることを特徴とする請求項7に記載の物理量測定装置。
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