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JP2020092694A - 経口組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】カフェインにより低下した甘味が改善された高甘味度甘味料含有経口組成物の提供。
【解決手段】次の成分(A)、(B)及び(C);(A)高甘味度甘味料3〜9質量%(ショ糖換算甘味度)(B)カフェイン0.001〜0.03質量%、及び(C)アストラガリンを含有し、成分(B)と成分(C)との質量比[(C)/(B)]が0.01〜3であり、Brixが2.5以上である、経口組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、経口組成物に関する。
高甘味度甘味料は、低カロリー甘味料として飲食品に広く使用されている。しかしながら、高甘味度甘味料は、砂糖に比べてボディ感やコクが不足しやすいため、高甘味度甘味料を使用した商品の味質に対して消費者の不満が多い。そこで、高甘味度甘味料の味質を改善する技術として、例えば、高甘味度甘味料に対して、馬鈴薯由来でDEが2以上5未満であるデキストリンを添加する方法が提案されている(特許文献1)。また、フルクトース、非還元性二糖類、糖アルコール、ビートオリゴ糖、甘草抽出物、ステビア抽出物、ラムノース及びソーマチンよりなる群から選択される少なくとも1種の甘味成分をスクラロースと共存させることで、スクラロースの甘味を改質できるとの報告もある(特許文献2)。
一方、カフェインは、脂質エネルギー代謝や運動機能の向上等の生理効果を有することが知られており、近年カフェインを含有する飲料の需要が拡大している。
特開2012−130336号公報 特開2014−100146号公報
本発明者らは、機能性素材としてカフェインを含有する低カロリー飲食品を開発すべく、カフェインを含有する飲食品に高甘味度甘味料を含有させたところ、高甘味度甘味料本来の甘味の強さに比べて甘味度が低下するという課題が存在することを見出した。
本発明の課題は、カフェインにより低下した甘味が改善された高甘味度甘味料含有経口組成物を提供することにある。
本発明者らは、上記課題に鑑み、鋭意研究を重ねた結果、特定量の高甘味度甘味料とカフェインを含有する経口組成物に、カフェインに対して特定のポリフェノールを特定の量比で含有させ、Brixを制御することで、カフェインにより低下した甘味を改善できることを見出した。
すなわち、本発明は、次の成分(A)、(B)及び(C);
(A)高甘味度甘味料 ショ糖換算濃度で3〜9質量%
(B)カフェイン 0.001〜0.03質量%、及び
(C)アストラガリン
を含有し、
成分(B)と成分(C)との質量比[(C)/(B)]が0.01〜3であり、
Brixが2.5以上である、
経口組成物を提供するものである。
本発明によれば、カフェインにより低下した甘味が改善された高甘味度甘味料含有経口組成物を提供することができる。
本発明の経口組成物は、成分(A)として高甘味度甘味料を含有する。ここで本明細書において「高甘味度甘味料」とは、ショ糖と比べて十倍から千倍の甘味を有し、微量の添加で飲食品に甘味を付与することができる人工又は天然の甘味料を意味する。
成分(A)としては、例えば、スクラロース、アセスルファムカリウム、ステビア、アスパルテーム、サッカリン、アリテーム、チクロ、ズルチン、ネオテーム、グリチルリチン、ソーマチン、モネリン、ネオヘスペリジン等が挙げられる。成分(A)は、1種又は2種以上を使用することができる。中でも、スクラロース、アセスルファムカリウム、ステビア、ソーマチン及びアスパルテームから選ばれる1種又は2種以上が好ましく、スクラロース、アセスルファムカリウム及びステビアから選ばれる1種又は2種以上が更に好ましい。
本発明の経口組成物中の成分(A)の含有量は、ショ糖甘味換算濃度により規定される。本明細書において「ショ糖甘味換算濃度」とは、本発明の経口組成物中の成分(A)の濃度と同一濃度の成分(A)水溶液の甘味を、ショ糖濃度に換算した値をいう。具体的には、下記の表1に示す数式のxに、本発明の経口組成物中の成分(A)の濃度(質量%)を当て嵌めることにより、成分(A)のショ糖甘味換算濃度yを算出することができる。なお、表1に示す数式は、所定濃度のショ糖水溶液の甘味と同等の甘さを有する成分(A)の濃度を決定し、その操作を繰り返して、得られたショ糖濃度と成分(A)の濃度との測定値から最小二乗法により求めたものである。なお、表1に記載のない高甘味度甘味料についても同様の操作により最小二乗法により数式を求め、被験高甘味度甘味料のショ糖甘味換算濃度を算出することができる。なお、成分(A)を2種以上含有する場合、成分(A)のショ糖甘味換算濃度は、使用する各高甘味度甘味料のショ糖甘味換算濃度の総和として求めることができる。
本発明の経口組成物中の成分(A)のショ糖甘味換算濃度は3〜9質量 %であるが、ボディ感及びコクの付与の観点から、3.5質量%以上が好ましく、4.0質量%以上がより好ましく、4.5質量%以上が更に好ましく、また後切れの良さの観点から、8.0質量%以下が好ましく、7.5質量%以下がより好ましく、7.0質量%以下が更に好ましい。かかるショ糖甘味換算濃度の範囲としては、好ましくは3.5〜8.0質量%であり、より好ましくは4.0〜7.5質量%であり、更に好ましくは4.5〜7.0質量%である。
本発明の経口組成物は、成分(B)としてカフェインを含有する。成分(B)は、原料に由来するものでも、新たに加えられたものでもよい。また、成分(B)は、飲食品の分野において通常使用されているものであれば由来は特に限定されず、例えば、化学合成品でも、天然由来品でもよい。
本発明の経口組成物中の成分(B)の含有量は0.001〜0.03質量%であるが、生理効果の観点から、0.002質量%以上が好ましく、0.0025質量%以上がより好ましく、0.003質量%以上が更に好ましく、またカフェイン由来の苦味抑制の観点から、0.025質量%以下が好ましく、0.02質量%以下がより好ましく、0.015質量%以下が更に好ましい。成分(B)の含有量の範囲としては、本発明の経口組成物中に、好ましくは0.002〜0.025質量%であり、より好ましくは0.0025〜0.02質量%であり、更に好ましくは0.003〜0.015質量%である。なお、成分(B)の含有量は、通常知られている測定法のうち測定試料の状況に適した分析法により測定することが可能であり、例えば、液体クロマトグラフィで分析することが可能である。具体的には、後掲の実施例に記載の方法が挙げられる。なお、測定の際には装置の検出域に適合させるため、試料を凍結乾燥したり、装置の分離能に適合させるため試料中の夾雑物を除去したりする等、必要に応じて適宜処理を施してもよい。
本発明の経口組成物は、成分(C)としてアストラガリンを含有する。ここで、本明細書において「アストラガリン」とは、ケンフェロールの3位にグルコースが結合した化合物である。成分(C)は、原料に由来するものでも、新たに加えられたものでもよい。また、成分(C)は、飲食品の分野において通常使用されているものであれば由来は特に限定されず、例えば、化学合成品でも、アストラガリンを含有する植物から抽出したものでもよい。
本発明の経口組成物中の成分(C)の含有量は、甘味の改善の観点から、0.0001質量%以上が好ましく、0.0002質量%以上がより好ましく、0.0003質量%以上が更に好ましく、またアストラガリン由来の渋味抑制の観点から、0.01質量%以下が好ましく、0.007質量%以下がより好ましく、0.005質量%以下が更に好ましい。成分(C)の含有量の範囲としては、経口組成物中に、好ましくは0.0001〜0.01質量%であり、より好ましくは0.0002〜0.007質量%であり、更に好ましくは0.0003〜0.005質量%である。なお、成分(C)の含有量は、通常知られている測定法のうち測定試料の状況に適した分析法により測定することが可能であり、例えば、液体クロマトグラフィで分析することが可能である。具体的には、後掲の実施例に記載の方法が挙げられる。なお、測定の際には装置の検出域に適合させるため、試料を凍結乾燥したり、装置の分離能に適合させるため試料中の夾雑物を除去したりする等、必要に応じて適宜処理を施してもよい。
また、本発明の経口組成物は、成分(B)と成分(C)との質量比[(C)/(B)]が0.01〜3であるが、甘味の改善の観点から、0.03以上が好ましく、0.06以上がより好ましく、0.09以上が更に好ましく、またアストラガリン由来の苦味抑制の観点から、2.5以下が好ましく、2.0以下がより好ましく、1.5以下が更に好ましい。かかる質量比[(C)/(B)]の範囲としては、好ましくは0.03〜2.5であり、より好ましくは0.06〜2.0であり、更に好ましくは0.09〜1.5である。
本発明の経口組成物はBrixが2.5%以上であるが、ボディ感及びコクの付与の観点から、2.6%以上が好ましく、2.8%以上がより好ましく、3.0%以上が更に好ましく、また本発明の効果を享受しやすい点から、8.0%以下が好ましく、7.0%以下がより好ましく、6.0%以下が更に好ましい。かかるBrixの範囲としては、好ましくは2.5〜8.0%であり、より好ましくは2.6〜8.0%であり、更に好ましくは2.8〜7.0%であり、殊更に好ましくは3.0〜6.0%である。ここで、本明細書において「Brix」とは、糖用屈折計を利用して測定した値であり、20℃のショ糖水溶液の質量百分率に相当する値である。具体的には、後掲の実施例に記載の方法により測定することができる。
また、本発明の経口組成物は、所望のBrixに調整するために、糖質を含有することができる。糖質としては飲食品に配合し得るものであれば特に限定されないが、例えば、果糖、ブドウ糖、ガラクトース、異性化糖等の単糖、スクロース、マルトース、ラクトース、パラチノース等の二糖、フラクトオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖等のオリゴ糖、デキストリン、でんぷん等の多糖、還元麦芽糖水飴、エリスリトール、キシリトール、マルチトール、イソマルチトール、エリスリトール、ソルビトール、マンニトール、ラクチトール、マルトトリイトール、イソマルトトリイトール、パニトール、オリゴ糖アルコール等の糖アルコール等が挙げられる。糖質は、1種又は2種以上を用いることができる。中でも、甘味の改善の観点から、多糖が好ましく、デキストリンが更に好ましい。なお、糖質の含有量は、所望のBrixとなるように、糖質の種類に応じて適宜設定することができる。
更に、本発明の経口組成物は、所望により、酸味料、甘味料、アミノ酸、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、香料、果汁、植物エキス、エステル、色素、乳化剤、乳成分、ココアパウダー、調味料、植物油脂、酸化防止剤、保存料、pH調整剤、品質安定剤、花蜜エキス、ゲル化剤、増粘剤等の添加剤を1種又は2種以上を含有することができる。添加剤の含有量は、本発明の目的を損なわない範囲内で適宜設定することができる。
本明細書において「経口組成物」とは、経口摂取に供される製品をいう。経口組成物の製品形態としては、常温(20℃±15℃)において液状でも、固形状でもよく、適宜の形態を採り得る。液状の場合、RTDのような飲料のみならず、濃縮液状、ゲル状、ゼリー状、スラリー状等の形態であっても構わない。ここで、本明細書において「RTD」とは、希釈せずにそのまま飲用できる飲料をいう。濃縮液状である場合、その固形分濃度がRTDよりも高濃度であれば適宜選択可能であり、特に限定されない。ゼリー状である場合、容器に備え付けられた吸い口やストローから飲料を吸引できれば、その固形分濃度は特に限定されず、適宜選択可能である。また、固形である場合、常温(20℃±15℃)において固体であればその形状は特に限定されず、粉末状、顆粒状、錠状、棒状、板状、ブロック状等の種々の形状とすることができる。本発明の固形経口組成物中の固形分量は、好ましくは90質量%以上、より好ましくは93質量%以上、更に好ましくは95質量%以上である。なお、かかる固形分量の上限は特に限定されず、100質量%であってもよい。ここで、本明細書において「固形分量」とは、試料を105℃の電気恒温乾燥機で3時間乾燥して揮発物を除いた残分の質量をいう。
また、本発明の経口組成物が濃縮物又は固形物である場合、所定の用法にしたがい液体で希釈して飲料を調製したときに、成分(A)のショ糖換算濃度、成分(B)の含有量、質量比[(C)/(B)]及びBrixが上記要件を満たせばよい。液体は飲料に還元できれば特に限定されず、例えば、水、炭酸水、牛乳、豆乳等が挙げられ、液体の温度は問わない。なお、希釈倍率は所定の用法にしたがえばよいが、固形飲料である場合、通常20〜600質量倍、好ましくは30〜500質量倍、より好ましくは40〜250質量倍、更に好ましくは50〜200質量倍であり、殊更に好ましくは50〜150質量倍である。また、濃縮還元飲料である場合、希釈倍率は、通常1.5〜200質量倍、好ましくは1.5〜100質量倍、より好ましくは1.8〜50質量倍、更に好ましくは2〜30質量倍である。
本発明の経口組成物としては、飲食品が好ましい。飲食品の具体例としては、例えば、飲料(RTD)、ゼリー飲料、濃縮還元飲料、インスタント飲料、乳飲料等の飲料;ヨーグルト、チーズ等の乳製品;ゼリー、グミ、キャンディー、スナック、ビスケット、チョコレート、米菓等の菓子が挙げられ、健康食品(栄養機能食品、特定保健用食品、栄養補助食品、健康補助食品、サプリメント等)とすることもできる。中でも、本発明の効果を享受しやすい点から、飲料が好ましく、飲料(RTD)、ゼリー飲料が更に好ましい。
また、本発明の経口組成物が飲料である場合、ポリエチレンテレフタレートを主成分とする成形容器(いわゆるPETボトル)、金属缶、金属箔やプラスチックフィルムと複合された紙容器、瓶等の通常の包装容器に充填して容器詰飲料として提供することができる。
更に、本発明の経口組成物が飲料である場合、加熱殺菌済でもよい。加熱殺菌方法としては、適用されるべき法規(日本にあっては食品衛生法)に定められた条件に適合するものであれば特に限定されるものではない。例えば、レトルト殺菌法、高温短時間殺菌法(HTST法)、超高温殺菌法(UHT法)、充填後殺菌法(パストリゼーション)等を挙げることができる。また、容器の種類に応じて加熱殺菌法を適宜選択することも可能であり、例えば、金属缶、瓶のように、飲料を容器に充填後、容器ごと加熱殺菌できる場合にあってはレトルト殺菌や充填後殺菌法(パストリゼーション)を採用することができる。また、PETボトルのようにレトルト殺菌できないものについては、飲料をあらかじめ上記と同等の殺菌条件で加熱殺菌し、無菌環境下で殺菌処理した容器に充填するアセプティック充填や、ホットパック充填等を採用することができる。
本発明の経口組成物は適宜の方法により製造することが可能であるが、例えば、成分(A)、成分(B)及び成分(C)、必要により他の成分を配合し、成分(A)のショ糖換算濃度、成分(B)の含有量、質量比[(C)/(B)]及びBrixを調整して製造するができる。
1.高甘味度甘味料の分析
(1)スクラロース
試料を水又はエタノールで中和後、超音波抽出を行い、抽出液を固相抽出カラム(例えば、Bond Elut C18(アジレント・テクノロジー株式会社))に通液後、メタノールで洗浄する。得られた洗浄液を濃縮、乾固し、水を加えて定容する。得られた試料をサンプリングしてHPLCにて測定する。この際のHPLC測定条件は、カラム:Shodex Sugar SC1011(昭和電工(株))、カラム管:内径8.0mm、長さ300mm、カラム温度:80℃、移動相:10mM CaSO4溶液、流速:0.6mL/分、検出器:RIにて行う。
(2)アセスルファムカリウム
試料を0.01mol/Lリン酸二水素アンモニウム及びメタノールの混液(容量比1:1)で溶解抽出後、遠心分離する。その後、メンブランフィルターで濾過後、定容する。得られた試料をサンプリングし、高速液体クロマトグラフィ(HPLC)にて測定する。測定条件は、カラム;Cosmosil 5 NH2−MS(ナカライテスク(株))、カラム管;内径4.6mm、長さ250mm、カラム温度;40℃、移動相;アセトニトリル1vol%リン酸:リン酸混液(6:4)、流速;1.0mL/分、測定検出波長;230nmにて行う(平成12年3月30日付け衛化第15号 別添「第2版食品中の食品添加物分析法」より)。
(3)ステビア
レバウディオサイドは、アセトニトリル−水混合液によって抽出した後、NH2カラムを用いたHPLCにより分析することができる。HPLC測定条件は、カラム;Unisil Q−NH2(ジーエルサイエンス(株))、カラム管;内径4mm、長さ250mm、移動相;CH3CN:H2O(83:17)、流速;1.2mL/分、測定検出波長;210nmにて行う(食衛誌. Vol.21,No.6 「天然甘味料製剤中のステビア成分の分析法」より)。
(4)ソーマチン
試料中の共存タンパク質を除去する前処理をした後、高速液体クロマトグラフィ分析、MSスペクトルで分析することができる。また、モノクロナール抗体法やポリクロナール抗体法により分析することも可能であり、例えば特開2005−10104号公報を参照することができる。
(5)アスパルテーム
メタノール溶媒を用い、HPLCで分析することができる。HPLC測定条件は、アセスルファムカリウムと同様である。
2.カフェインの分析
試料溶液をフィルター(0.45μm)で濾過し、高速液体クロマトグラフィ(型式SCL−10AVP)を用い、オクタデシル基導入液体クロマトグラフィ用パックドカラム(L−カラムTM ODS、4.6mmφ×250mm:財団法人 化学物質評価研究機構製)を装着し、カラム温度35℃でグラジエント法により測定した。移動相A液は酢酸を0.1mol/L含有する蒸留水溶液、B液は酢酸を0.1mol/L含有するアセトニトリル溶液とし、流速は1mL/分、試料注入量は10μL、UV検出器波長は280nmの条件で行った。グラジエント条件は以下の通りである。リテンションタイム条件は、カフェインの標準試薬を用いて設定した。
濃度勾配条件
時間(分) A液濃度(体積%) B液濃度(体積%)
0 97% 3%
5 97% 3%
37 80% 20%
43 80% 20%
43.5 0% 100%
48.5 0% 100%
49 97% 3%
60 97% 3%
3.アストラガリンの分析
試料溶液をフィルター(0.45μm)で濾過し、高速液体クロマトグラフィ(型式LC−20 Prominence,島津製作所製)を用い、カラム〔Cadenza CD−C18(3μm,4.6mmφ×150mm,Imtakt)〕を装着し、カラム温度40℃にてグラジエント法により行った。移動相C液は酢酸を0.05質量%含有するアセトニトリル溶液、D液はアセトニトリル溶液とし、流速は1mL/分、試料注入量は10μL、UV検出器波長は360nmの条件で行った。なお、グラジエントの条件は、以下のとおりである。
濃度勾配条件
時間(分) C液濃度(体積%) D液濃度(体積%)
0 85% 15%
20 80% 20%
35 10% 90%
50 10% 90%
50.1 85% 15%
60 85% 15%
アストラガリンの標準品を用いて濃度既知の標準溶液を調製し、上記分析条件にて高速液体クロマトグラフィ分析に供することによりリテンションタイムを測定するとともに、検量線を作成した。
・アストラガリン :18.2分
上記リテンションタイムで一致したピークをアストラガリンとして試料溶液中の各成分の定量を行った。
4.デキストリンの分析
試料、及び各濃度の標準溶液1.5mLに、1N−NaOH水溶液を250μLと0.5MのPMP(3−メチル−1−フェニル−5−ピラゾロン)−メタノール溶液を500μL加え、70℃で30分加熱する。得られた溶液に対し、1N−HCl水溶液を250μLにて中和し、5mLのクロロホルムを加え分配し、水層を測定試料とする。上記操作により得られた測定試料について、高速液体クロマトグラフィ質量分析を用い、下記条件にて測定する。
分析条件
・HPLC装置:型式ACQUITY UPLC、Waters製
・MS装置 :型式SYNAPT G2−S HDMS型、Waters製
・イオン化 :ESI
・質量範囲 :m/z 100−2500
・カラム :型式Unison UK−C18 UP(2.0×100mm,3μm),インタクト社製
・移動相 :E液:ギ酸0.05%水溶液、F液:アセトニトリル(%F=15→90)
・流量 :0.6mL/min
・注入量 :1μL
5.Brixの測定
20℃における試料のBrixを、糖度計(Atago RX-5000、Atago社製)を用いて測定した。
6.官能評価による甘味強度の測定
ショ糖を用いて1〜20質量%まで1質量%ずつ等間隔に濃度を変え、甘味強度を20段階に調整した甘味標準水溶液を調製した。そして、専門パネル3名が甘味標準水溶液の甘味強度を指標とする官能試験を行うことを合意したうえで、次の手順で甘味強度を測定した。先ず、各専門パネルが甘味標準水溶液を低濃度から順に口に含み甘味の強さを記憶した。次いで、各専門パネルが各被験飲料を口に含み甘味の強さを認識し、甘味標準水溶液の中から最も近い甘味強度のものを決定する。そして、各専門パネルが決定した甘味強度に基づいて、協議により最終甘味強度を決定した。
実施例1〜4、比較例1、2及び参考例1、2
表2に示す各成分を配合して飲料を調製した後、容量200mLのPETボトルに充填し加熱殺菌した(ポストミックス方式)。殺菌条件は、65℃、20分で行った。得られた飲料の分析結果及び評価結果を表2に併せて示す。なお、表2中の「(A)のショ糖換算濃度(質量%)」は、高甘味度甘味料本来の甘味強度を示す。
実施例5〜8、比較例3、4及び参考例3、4
表3に示す各成分を配合したこと以外は、実施例1と同様の操作により容器詰飲料を調製した。得られた容器詰飲料の分析及び評価を実施例1と同様の方法により行った。その結果を表3に示す。なお、表3中の「(A)のショ糖換算濃度(質量%)」は、高甘味度甘味料本来の甘味強度を示す。
実施例9〜12、比較例5、6及び参考例5、6
表4に示す各成分を配合したこと以外は、実施例1と同様の操作により容器詰飲料を調製した。得られた容器詰飲料の分析及び評価を実施例1と同様の方法により行った。その結果を表4に示す。なお、表4中の「(A)のショ糖換算濃度(質量%)」は、高甘味度甘味料本来の甘味強度を示す。
実施例13〜16、比較例7、8及び参考例7、8
表5に示す各成分を配合したこと以外は、実施例1と同様の操作により容器詰飲料を調製した。得られた容器詰飲料の分析及び評価を実施例1と同様の方法により行った。その結果を表5に示す。なお、表5中の「(A)のショ糖換算濃度(質量%)」は、高甘味度甘味料本来の甘味強度を示す。
実施例17〜20、比較例9〜12及び参考例9〜12
表6に示す各成分を配合したこと以外は、実施例1と同様の操作により容器詰飲料を調製した。得られた容器詰飲料の分析及び評価を実施例1と同様の方法により行った。その結果を表6に示す。なお、表6中の「(A)のショ糖換算濃度(質量%)」は、高甘味度甘味料本来の甘味強度を示す。
実施例21、22、比較例13、14及び参考例13、14
表7に示す各成分を配合したこと以外は、実施例1と同様の操作により容器詰飲料を調製した。得られた容器詰飲料の分析及び評価を実施例1と同様の方法により行った。その結果を表7に示す。なお、表7中の「(A)のショ糖換算濃度(質量%)」は、高甘味度甘味料本来の甘味強度を示す。
実施例23、比較例15及び参考例15
表8に示す各成分を配合したこと以外は、実施例1と同様の操作により容器詰飲料を調製した。得られた容器詰飲料の分析結果を表8に示す。なお、甘味強度の評価は、市販飲料を標準の甘味とし、市販飲料よりも甘味が弱い場合を「×」とし、「×」の飲料に対して甘味が改善されていれば「○」とすることを専門パネル3名が合意したうえで、次の手順で官能試験を行った。先ず、各専門パネルが市販飲料の甘味の強さを記憶した。次いで、各専門パネルが比較例15の容器詰飲料、実施例23の容器詰飲料の順に口に含み甘味の強さを認識した。そして、各専門パネルが決定した甘味強度に基づいて、協議により最終甘味強度を決定した。その結果を表8に示す。
実施例24、比較例16及び参考例16
表9に示す各成分を配合したこと以外は、実施例1と同様の操作により容器詰飲料を調製した。得られた容器詰飲料の分析及び評価を実施例1と同様の方法により行った。その結果を表9に示す。なお、表9中の「(A)のショ糖換算濃度(質量%)」は、高甘味度甘味料本来の甘味強度を示す。
実施例25〜27、比較例17〜19及び参考例17〜20
表10に示す各成分を80℃の熱水に入れ、10分間撹拌して溶解させた。その後、それを耐熱性容器に充填し、5℃にて90分冷却して容器詰ゼリー飲料を得た。そして、得られた容器詰ゼリー飲料について分析を行った。その結果を表10に示す。なお、表10中の「(A)のショ糖換算濃度(質量%)」は、高甘味度甘味料本来の甘味強度を示す。また、甘味強度の評価は、参考例17の容器詰ゼリー飲料の甘味強度を「9」、参考例18の容器詰ゼリー飲料の甘味強度を「8」、参考例19の容器詰ゼリー飲料の甘味強度を「7」、参考例20の容器詰ゼリー飲料の甘味強度を「6」とすることを専門パネル3名が合意したうえで、次の手順で官能試験を行った。先ず、各専門パネルが参考例17〜20の容器詰ゼリー飲料の甘味の強さを、甘味強度の低いものから順に口に含み甘味の強さを記憶した。次いで、各専門パネルが各被験容器詰ゼリー飲料を口に含み甘味の強さを認識し、参考例17〜20の容器詰ゼリー飲料の中から最も近い甘味強度のものを決定した。そして、各専門パネルが決定した甘味強度に基づいて、協議により最終甘味強度を決定した。その結果を表10に示す。
表2〜10から、高甘味度甘味料を含有する経口組成物にカフェインを添加すると、高甘味度甘味料本来の甘味の強さに比べて甘味度が低下するが、カフェインに対してアストラガリンを特定の量比で含有させることにより、カフェインにより低下した甘味を改善できることがわかる。

Claims (4)

  1. 次の成分(A)、(B)及び(C);
    (A)高甘味度甘味料 ショ糖換算甘味度で3〜9質量%
    (B)カフェイン 0.001〜0.03質量%、及び
    (C)アストラガリン
    を含有し、
    成分(B)と成分(C)との質量比[(C)/(B)]が0.01〜3であり、
    Brixが2.5以上である、
    経口組成物。
  2. Brixが2.5〜8.0%である、請求項1記載の経口組成物。
  3. 成分(A)がスクラロース、アセスルファムカリウム、ステビア、ソーマチン及びアスパルテームから選ばれる1種又は2種以上である、請求項1又は2記載の経口組成物。
  4. 飲食品である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の経口組成物。
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