JP2020092694A - 経口組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】次の成分(A)、(B)及び(C);(A)高甘味度甘味料3〜9質量%(ショ糖換算甘味度)(B)カフェイン0.001〜0.03質量%、及び(C)アストラガリンを含有し、成分(B)と成分(C)との質量比[(C)/(B)]が0.01〜3であり、Brixが2.5以上である、経口組成物。
【選択図】なし
Description
本発明の課題は、カフェインにより低下した甘味が改善された高甘味度甘味料含有経口組成物を提供することにある。
(A)高甘味度甘味料 ショ糖換算濃度で3〜9質量%
(B)カフェイン 0.001〜0.03質量%、及び
(C)アストラガリン
を含有し、
成分(B)と成分(C)との質量比[(C)/(B)]が0.01〜3であり、
Brixが2.5以上である、
経口組成物を提供するものである。
成分(A)としては、例えば、スクラロース、アセスルファムカリウム、ステビア、アスパルテーム、サッカリン、アリテーム、チクロ、ズルチン、ネオテーム、グリチルリチン、ソーマチン、モネリン、ネオヘスペリジン等が挙げられる。成分(A)は、1種又は2種以上を使用することができる。中でも、スクラロース、アセスルファムカリウム、ステビア、ソーマチン及びアスパルテームから選ばれる1種又は2種以上が好ましく、スクラロース、アセスルファムカリウム及びステビアから選ばれる1種又は2種以上が更に好ましい。
更に、本発明の経口組成物が飲料である場合、加熱殺菌済でもよい。加熱殺菌方法としては、適用されるべき法規(日本にあっては食品衛生法)に定められた条件に適合するものであれば特に限定されるものではない。例えば、レトルト殺菌法、高温短時間殺菌法(HTST法)、超高温殺菌法(UHT法)、充填後殺菌法(パストリゼーション)等を挙げることができる。また、容器の種類に応じて加熱殺菌法を適宜選択することも可能であり、例えば、金属缶、瓶のように、飲料を容器に充填後、容器ごと加熱殺菌できる場合にあってはレトルト殺菌や充填後殺菌法(パストリゼーション)を採用することができる。また、PETボトルのようにレトルト殺菌できないものについては、飲料をあらかじめ上記と同等の殺菌条件で加熱殺菌し、無菌環境下で殺菌処理した容器に充填するアセプティック充填や、ホットパック充填等を採用することができる。
(1)スクラロース
試料を水又はエタノールで中和後、超音波抽出を行い、抽出液を固相抽出カラム(例えば、Bond Elut C18(アジレント・テクノロジー株式会社))に通液後、メタノールで洗浄する。得られた洗浄液を濃縮、乾固し、水を加えて定容する。得られた試料をサンプリングしてHPLCにて測定する。この際のHPLC測定条件は、カラム:Shodex Sugar SC1011(昭和電工(株))、カラム管:内径8.0mm、長さ300mm、カラム温度:80℃、移動相:10mM CaSO4溶液、流速:0.6mL/分、検出器:RIにて行う。
試料を0.01mol/Lリン酸二水素アンモニウム及びメタノールの混液(容量比1:1)で溶解抽出後、遠心分離する。その後、メンブランフィルターで濾過後、定容する。得られた試料をサンプリングし、高速液体クロマトグラフィ(HPLC)にて測定する。測定条件は、カラム;Cosmosil 5 NH2−MS(ナカライテスク(株))、カラム管;内径4.6mm、長さ250mm、カラム温度;40℃、移動相;アセトニトリル1vol%リン酸:リン酸混液(6:4)、流速;1.0mL/分、測定検出波長;230nmにて行う(平成12年3月30日付け衛化第15号 別添「第2版食品中の食品添加物分析法」より)。
レバウディオサイドは、アセトニトリル−水混合液によって抽出した後、NH2カラムを用いたHPLCにより分析することができる。HPLC測定条件は、カラム;Unisil Q−NH2(ジーエルサイエンス(株))、カラム管;内径4mm、長さ250mm、移動相;CH3CN:H2O(83:17)、流速;1.2mL/分、測定検出波長;210nmにて行う(食衛誌. Vol.21,No.6 「天然甘味料製剤中のステビア成分の分析法」より)。
試料中の共存タンパク質を除去する前処理をした後、高速液体クロマトグラフィ分析、MSスペクトルで分析することができる。また、モノクロナール抗体法やポリクロナール抗体法により分析することも可能であり、例えば特開2005−10104号公報を参照することができる。
メタノール溶媒を用い、HPLCで分析することができる。HPLC測定条件は、アセスルファムカリウムと同様である。
試料溶液をフィルター(0.45μm)で濾過し、高速液体クロマトグラフィ(型式SCL−10AVP)を用い、オクタデシル基導入液体クロマトグラフィ用パックドカラム(L−カラムTM ODS、4.6mmφ×250mm:財団法人 化学物質評価研究機構製)を装着し、カラム温度35℃でグラジエント法により測定した。移動相A液は酢酸を0.1mol/L含有する蒸留水溶液、B液は酢酸を0.1mol/L含有するアセトニトリル溶液とし、流速は1mL/分、試料注入量は10μL、UV検出器波長は280nmの条件で行った。グラジエント条件は以下の通りである。リテンションタイム条件は、カフェインの標準試薬を用いて設定した。
時間(分) A液濃度(体積%) B液濃度(体積%)
0 97% 3%
5 97% 3%
37 80% 20%
43 80% 20%
43.5 0% 100%
48.5 0% 100%
49 97% 3%
60 97% 3%
試料溶液をフィルター(0.45μm)で濾過し、高速液体クロマトグラフィ(型式LC−20 Prominence,島津製作所製)を用い、カラム〔Cadenza CD−C18(3μm,4.6mmφ×150mm,Imtakt)〕を装着し、カラム温度40℃にてグラジエント法により行った。移動相C液は酢酸を0.05質量%含有するアセトニトリル溶液、D液はアセトニトリル溶液とし、流速は1mL/分、試料注入量は10μL、UV検出器波長は360nmの条件で行った。なお、グラジエントの条件は、以下のとおりである。
時間(分) C液濃度(体積%) D液濃度(体積%)
0 85% 15%
20 80% 20%
35 10% 90%
50 10% 90%
50.1 85% 15%
60 85% 15%
・アストラガリン :18.2分
上記リテンションタイムで一致したピークをアストラガリンとして試料溶液中の各成分の定量を行った。
試料、及び各濃度の標準溶液1.5mLに、1N−NaOH水溶液を250μLと0.5MのPMP(3−メチル−1−フェニル−5−ピラゾロン)−メタノール溶液を500μL加え、70℃で30分加熱する。得られた溶液に対し、1N−HCl水溶液を250μLにて中和し、5mLのクロロホルムを加え分配し、水層を測定試料とする。上記操作により得られた測定試料について、高速液体クロマトグラフィ質量分析を用い、下記条件にて測定する。
・HPLC装置:型式ACQUITY UPLC、Waters製
・MS装置 :型式SYNAPT G2−S HDMS型、Waters製
・イオン化 :ESI
・質量範囲 :m/z 100−2500
・カラム :型式Unison UK−C18 UP(2.0×100mm,3μm),インタクト社製
・移動相 :E液:ギ酸0.05%水溶液、F液:アセトニトリル(%F=15→90)
・流量 :0.6mL/min
・注入量 :1μL
20℃における試料のBrixを、糖度計(Atago RX-5000、Atago社製)を用いて測定した。
ショ糖を用いて1〜20質量%まで1質量%ずつ等間隔に濃度を変え、甘味強度を20段階に調整した甘味標準水溶液を調製した。そして、専門パネル3名が甘味標準水溶液の甘味強度を指標とする官能試験を行うことを合意したうえで、次の手順で甘味強度を測定した。先ず、各専門パネルが甘味標準水溶液を低濃度から順に口に含み甘味の強さを記憶した。次いで、各専門パネルが各被験飲料を口に含み甘味の強さを認識し、甘味標準水溶液の中から最も近い甘味強度のものを決定する。そして、各専門パネルが決定した甘味強度に基づいて、協議により最終甘味強度を決定した。
表2に示す各成分を配合して飲料を調製した後、容量200mLのPETボトルに充填し加熱殺菌した(ポストミックス方式)。殺菌条件は、65℃、20分で行った。得られた飲料の分析結果及び評価結果を表2に併せて示す。なお、表2中の「(A)のショ糖換算濃度(質量%)」は、高甘味度甘味料本来の甘味強度を示す。
表3に示す各成分を配合したこと以外は、実施例1と同様の操作により容器詰飲料を調製した。得られた容器詰飲料の分析及び評価を実施例1と同様の方法により行った。その結果を表3に示す。なお、表3中の「(A)のショ糖換算濃度(質量%)」は、高甘味度甘味料本来の甘味強度を示す。
表4に示す各成分を配合したこと以外は、実施例1と同様の操作により容器詰飲料を調製した。得られた容器詰飲料の分析及び評価を実施例1と同様の方法により行った。その結果を表4に示す。なお、表4中の「(A)のショ糖換算濃度(質量%)」は、高甘味度甘味料本来の甘味強度を示す。
表5に示す各成分を配合したこと以外は、実施例1と同様の操作により容器詰飲料を調製した。得られた容器詰飲料の分析及び評価を実施例1と同様の方法により行った。その結果を表5に示す。なお、表5中の「(A)のショ糖換算濃度(質量%)」は、高甘味度甘味料本来の甘味強度を示す。
表6に示す各成分を配合したこと以外は、実施例1と同様の操作により容器詰飲料を調製した。得られた容器詰飲料の分析及び評価を実施例1と同様の方法により行った。その結果を表6に示す。なお、表6中の「(A)のショ糖換算濃度(質量%)」は、高甘味度甘味料本来の甘味強度を示す。
表7に示す各成分を配合したこと以外は、実施例1と同様の操作により容器詰飲料を調製した。得られた容器詰飲料の分析及び評価を実施例1と同様の方法により行った。その結果を表7に示す。なお、表7中の「(A)のショ糖換算濃度(質量%)」は、高甘味度甘味料本来の甘味強度を示す。
表8に示す各成分を配合したこと以外は、実施例1と同様の操作により容器詰飲料を調製した。得られた容器詰飲料の分析結果を表8に示す。なお、甘味強度の評価は、市販飲料を標準の甘味とし、市販飲料よりも甘味が弱い場合を「×」とし、「×」の飲料に対して甘味が改善されていれば「○」とすることを専門パネル3名が合意したうえで、次の手順で官能試験を行った。先ず、各専門パネルが市販飲料の甘味の強さを記憶した。次いで、各専門パネルが比較例15の容器詰飲料、実施例23の容器詰飲料の順に口に含み甘味の強さを認識した。そして、各専門パネルが決定した甘味強度に基づいて、協議により最終甘味強度を決定した。その結果を表8に示す。
表9に示す各成分を配合したこと以外は、実施例1と同様の操作により容器詰飲料を調製した。得られた容器詰飲料の分析及び評価を実施例1と同様の方法により行った。その結果を表9に示す。なお、表9中の「(A)のショ糖換算濃度(質量%)」は、高甘味度甘味料本来の甘味強度を示す。
表10に示す各成分を80℃の熱水に入れ、10分間撹拌して溶解させた。その後、それを耐熱性容器に充填し、5℃にて90分冷却して容器詰ゼリー飲料を得た。そして、得られた容器詰ゼリー飲料について分析を行った。その結果を表10に示す。なお、表10中の「(A)のショ糖換算濃度(質量%)」は、高甘味度甘味料本来の甘味強度を示す。また、甘味強度の評価は、参考例17の容器詰ゼリー飲料の甘味強度を「9」、参考例18の容器詰ゼリー飲料の甘味強度を「8」、参考例19の容器詰ゼリー飲料の甘味強度を「7」、参考例20の容器詰ゼリー飲料の甘味強度を「6」とすることを専門パネル3名が合意したうえで、次の手順で官能試験を行った。先ず、各専門パネルが参考例17〜20の容器詰ゼリー飲料の甘味の強さを、甘味強度の低いものから順に口に含み甘味の強さを記憶した。次いで、各専門パネルが各被験容器詰ゼリー飲料を口に含み甘味の強さを認識し、参考例17〜20の容器詰ゼリー飲料の中から最も近い甘味強度のものを決定した。そして、各専門パネルが決定した甘味強度に基づいて、協議により最終甘味強度を決定した。その結果を表10に示す。
Claims (4)
- 次の成分(A)、(B)及び(C);
(A)高甘味度甘味料 ショ糖換算甘味度で3〜9質量%
(B)カフェイン 0.001〜0.03質量%、及び
(C)アストラガリン
を含有し、
成分(B)と成分(C)との質量比[(C)/(B)]が0.01〜3であり、
Brixが2.5以上である、
経口組成物。 - Brixが2.5〜8.0%である、請求項1記載の経口組成物。
- 成分(A)がスクラロース、アセスルファムカリウム、ステビア、ソーマチン及びアスパルテームから選ばれる1種又は2種以上である、請求項1又は2記載の経口組成物。
- 飲食品である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の経口組成物。
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