JP2020069998A - 車両下部構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両下部構造において、比較的簡単かつ少ない部品点数でありながら、電子部品を支持する支持部材にかかった液体がコネクタから電子部品の内部へ入ることを防止可能とする。【解決手段】車両下部構造は、水溜り部6を有する車体(フロアパネル2)と、コネクタ4bを有する電子部品4と、電子部品4を支持した状態で車体(サイドメンバ1)に固定される支持部材(ブラケット5)と、を備える。コネクタ4bは、水溜り部6よりも車両上下方向の上方に配置されている。支持部材(ブラケット5)には、浸入する液体10を電子部品4に到達する前に水溜り部6に導く溝部51が設けられている。【選択図】図1
Description
本発明は、水溜り部を有する車体と、コネクタを有する電子部品と、前記電子部品を支持した状態で前記車体に固定される支持部材と、を備える車両下部構造に関する。
例えば特許文献1には、車両に搭載された電力機器(バッテリ)を収納する電力機器ユニットのケース構造が記載されている。
このケース構造は、バッテリを収容するケースを有している。このケースは、ケース本体と、このケース本体の上部を覆う蓋部材と、この蓋部材の開口部を覆うカバー部材と、を備えている。
前記カバー部材には、外部から前記バッテリの冷却空気を取り入れるための吸気口が設けられており、また、前記吸気口から浸入する液体を受け止めて前記開口部に向かわせないようにする隔壁部が設けられている。前記蓋部材は、前記開口部を囲む筒状の周壁部を有し、この周壁部の外周には凹部が設けられており、この凹部の後端には排水路および排水口が設けられている。
そして、前記カバー部材の吸気口から液体が浸入したときに、この液体が前記隔壁部により受け止められて前記凹部に滴下されるようになり、この凹部から前記排水路を経て前記排水口に導かれて、前記カバー部材と前記蓋部材との間の空間部から外部に排出されるようになる。
上記特許文献1では、バッテリを収納するケースの上部を覆う蓋部材に上向きに開放する冷却空気導入用の開口部が設けられていて、この開口部を覆い隠すようにカバー部材が設けられていて、さらに、前記カバー部材の吸気口から浸入する液体を前記開口部に入らせないようにするために前記カバー部材に隔壁部を設けるとともに、この隔壁部で受け止めた液体を前記蓋部材の凹部と排水路を経て前記排水口に導くようにしている。このように、前記液体の浸入防止のための構造がきわめて複雑で、かつ、構成部品点数が多いことが指摘される。
このような事情に鑑み、本発明は、車両下部構造において、比較的簡単かつ少ない部品点数でありながら、電子部品を支持する支持部材にかかった液体がコネクタから電子部品の内部へ入ることを防止可能とすることを目的としている。
本発明に係る車両下部構造は、水溜り部を有する車体と、コネクタを有する電子部品と、前記電子部品を支持した状態で前記車体に固定される支持部材と、を備え、前記コネクタは、前記水溜り部よりも車両上下方向の上方に配置されており、前記支持部材には、浸入する液体を前記電子部品に到達する前に前記水溜り部に導く溝部が設けられている、ことを特徴としている。
この構成によれば、前記支持部材に液体がかかって前記電子部品に向かって流れるような状況になった場合、前記液体が前記溝部から前記電子部品に到達する前に前記水溜り部へ導かれることになる。
これにより、前記液体が前記電子部品および前記コネクタに直接かかることが防止されるようになるので、前記液体が前記コネクタから電子部品の内部へ入ることが防止されるようになる。
ところで、上記車両下部構造において、前記電子部品および支持部材は、車室内のシートと床部(フロアパネル等)との間の空間に前記床部から浮いた状態で配置される、構成とすることができる。
また、前記支持部材は、前記電子部品を支持するボディと、このボディから外向きに斜め上向き姿勢で延出されて延出端部が前記車体に固定されるアームと、を有する、構成とすることができる。
本発明に係る車両下部構造によれば、上記特許文献1に比べて簡単かつ少ない部品点数でありながら、液体がコネクタから電子部品の内部へ入ることを防止することが可能になる。
以下、本発明を実施するための最良の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1および図2に本発明の一実施形態を示している。図中、1は車体のサイドメンバ、2は車体のフロアパネル、3はシート、4は電子部品、5は支持部材としてのブラケットである。
シート3は、例えば運転席シート、助手席シートあるいは後席シートとすることができる。
フロアパネル2上においてサイドメンバ1よりも内側の領域(図1におけるシート3側の領域)が、特許請求の範囲に記載の水溜り部6となる。
電子部品4は、フロアパネル2とシート3との間の空間にブラケット5を介してフロアパネル2から浮いた状態で配置されている。
この電子部品4は、詳細に図示していないが、各種の半導体素子(不図示)等を回路基板(不図示)上に実装した構造体をケース4a内に収めた構成になっている。
この電子部品4のケース4aは、略長方体形状に形成されており、その四つの側面(あるいは周壁面とも言う)の車両上下方向に沿う寸法(厚みと言う)が天井面および底面の車両左右方向に沿う寸法(横幅と言う)および車両前後方向に沿う寸法(奥行と言う)よりもが小さくなっている。
このケース4aの一側面の中央には、コネクタ4bが設けられている。このコネクタ4bは、横長長方形のような形状に形成されており、ケース4aの開口4cから露呈している。
ブラケット5は、例えば金属製のプレートを屈曲形成することによって製作されたものであって、ボディ5aと、第1、第2アーム5b,5cと、を有している。
ボディ5aは、電子部品4が取り付けられるものであって、図2に示すように、平面視の外形形状が電子部品4の天井面の外形形状と同じように略長方形になっているが、厳密には部分的に切り欠かれることによって平面視で略H字形状に形成されている。
このボディ5aの下面に電子部品4の天井面が重ね合わされてねじ7等で締結されることにより、電子部品4がブラケット5に支持されるようになっている。
第1アーム5bは、ブラケット5のボディ5aにおける二つの短辺のうちの一方に外向きに斜め上向き姿勢で延出するように一体に連接されている。
この第1アーム5bは、図2に示すように、溝部51、傾斜部52、延出端部53を有している。
溝部51は、ボディ5aに一体に連接されている。傾斜部52は、溝部51から外向きに斜め上向き姿勢で延出されている。延出端部53は、傾斜部52の上部から車両左右方向に沿うように延出されていて、サイドメンバ1の上面に固定される。
なお、溝部51、傾斜部52、延出端部53は、この記載順に車両上下方向で段階的に高くなっていて、延出端部53および傾斜部52がボディ5aよりも車両上下方向の上方に配置されているが、溝部51の底壁51bはボディ5aよりも車両上下方向の下方に配置されるようになっている。
溝部51は、側面視略U字形に形成されていて、垂下壁51aと、底壁51bと、立ち上がり壁51cと、で構成されている。
垂下壁51aは、ボディ5aとの連接側から車両上下方向の下向きに延出している。底壁51bは、垂下壁51aの下端から車両左右方向に沿うように延出している。立ち上がり壁51cは、底壁51bから車両上下方向の上向きに延出している。
延出端部53には、ねじ挿通孔53aが設けられている。このねじ挿通孔53aから不図示のねじ等を差し入れてサイドメンバ1の上面に螺合することにより、ブラケット5の第1アーム5bがサイドメンバ1の上面に固定される。
第2アーム5cは、ブラケット5のボディ5aにおける二つの短辺のうちの残り他方に車両上下方向の下向きに延出するように一体に連接されている。
この第2アーム5cは、図2に示すように、垂下片54と、二つの取付片55と、を有している。
垂下片54は、ボディ5aの前記他方の短辺における奥行方向の中間領域に車両上下方向の下向きに延出されている。取付片55は、垂下片54の両側に設けられており、車両上下方向の下向きに延びてから車両左右方向に沿うように90度屈曲されることによって、側面視で略L字形状に形成されている。
垂下片54および二つの取付片55は、共にボディ5aよりも車両上下方向の下方に配置されており、垂下片54が取付片55よりも長くなっている。
各取付片55の先端側には、ねじ挿通孔55aが設けられている。このねじ挿通孔55aから不図示のねじ等を差し入れて不図示の車体の構成要素(例えばフロアパネル2の隆起部あるいはクロスメンバ等)に螺合することにより、ブラケット5の第2アーム5cが前記不図示の車体の構成要素に固定される。
そして、電子部品4が取り付けられたブラケット5のボディ5aを車両左右方向に沿うような横向き姿勢とした状態で、このボディ5aの車両左右方向の両側に連接される第1、第2アーム5b,5cを車体(サイドメンバ1、前記不図示の車体の構成要素)に固定することにより、電子部品4がフロアパネル2とシート3との間の空間にフロアパネル2から浮いた状態で配置されるようになる。
このような配置状態においては、電子部品4のコネクタ4bがフロアパネル2上の水溜り部6よりも車両上下方向の上方に配置されることになる。
次に、上記車両下部構造において、仮に、車室内においてシート3に座っている乗員が飲み物等の液体10をこぼしたり、雨水等の液体10が窓から車室内に入ったりすることによって、図2の太線矢印で示すように、液体10がブラケット5の延出端部53や傾斜部52上に落ちた場合を説明する。
ブラケット5の傾斜部52上に落ちた液体10は、電子部品4のコネクタ4b側へ向けて流れることになるが、この液体10は電子部品4に到達する前にブラケット5の溝部51から水溜り部6に導かれることによって排除される。これにより、液体10が電子部品4およびコネクタ4bに直接かかることを防止できるようになる。
しかも、電子部品4のコネクタ4bを水溜り部6よりも車両上下方向の上方に配置しているから、水溜り部6に液体10が溜まったとしても当該液体10がコネクタ4bから電子部品4の内部に入ることを防止できるようになる。
以上説明したように、本発明を適用した実施形態によれば、上記特許文献1に比べて簡単かつ少ない部品点数でありながら、電子部品4を支持するブラケット5に液体10がかかった場合に、当該液体10がコネクタ4bから電子部品4の内部へ入ることを防止することが可能になる。
なお、本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内および当該範囲と均等の範囲内で適宜に変更することが可能である。
(1)上記実施形態では、電子部品4およびブラケット5をフロアパネル2とシート3との間の空間に配置した例を挙げているが、本発明はこれのみに限定されるものではなく、車室内においてフロアパネル2に近い場所に配置するような構造であっても本発明を適用することができる。
(2)上記実施形態において、電子部品4、ブラケット5の形状については特に限定されるものではない。
本発明は、車両下部構造に好適に利用することが可能である。
1 サイドメンバ
2 フロアパネル
3 シート
4 電子部品
4a ケース
4b コネクタ
4c 開口
5 ブラケット(支持部材に相当)
5a ボディ
5b 第1アーム
51 溝部
51a 垂下壁
51b 底壁
51c 立ち上がり壁
52 傾斜部
53 延出端部
53a ねじ挿通孔
5c 第2アーム
54 垂下片
55 取付片
55a ねじ挿通孔
6 水溜り部
7 電子部品取り付け用のねじ
10 液体
2 フロアパネル
3 シート
4 電子部品
4a ケース
4b コネクタ
4c 開口
5 ブラケット(支持部材に相当)
5a ボディ
5b 第1アーム
51 溝部
51a 垂下壁
51b 底壁
51c 立ち上がり壁
52 傾斜部
53 延出端部
53a ねじ挿通孔
5c 第2アーム
54 垂下片
55 取付片
55a ねじ挿通孔
6 水溜り部
7 電子部品取り付け用のねじ
10 液体
Claims (1)
- 水溜り部を有する車体と、コネクタを有する電子部品と、前記電子部品を支持した状態で前記車体に固定される支持部材と、を備え、
前記コネクタは、前記水溜り部よりも車両上下方向の上方に配置されており、前記支持部材には、浸入する液体を前記電子部品に到達する前に前記水溜り部に導く溝部が設けられている、ことを特徴とする車両下部構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2018207652A JP2020069998A (ja) | 2018-11-02 | 2018-11-02 | 車両下部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2018207652A JP2020069998A (ja) | 2018-11-02 | 2018-11-02 | 車両下部構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2020069998A true JP2020069998A (ja) | 2020-05-07 |
Family
ID=70549184
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2018207652A Pending JP2020069998A (ja) | 2018-11-02 | 2018-11-02 | 車両下部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2020069998A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022125762A (ja) * | 2021-02-17 | 2022-08-29 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の電池パック防水構造 |
| WO2025009069A1 (ja) * | 2023-07-04 | 2025-01-09 | 日産自動車株式会社 | 電気機器の車両への搭載構造 |
-
2018
- 2018-11-02 JP JP2018207652A patent/JP2020069998A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022125762A (ja) * | 2021-02-17 | 2022-08-29 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の電池パック防水構造 |
| JP7631869B2 (ja) | 2021-02-17 | 2025-02-19 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の電池パック防水構造 |
| WO2025009069A1 (ja) * | 2023-07-04 | 2025-01-09 | 日産自動車株式会社 | 電気機器の車両への搭載構造 |
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