JP2020048381A - モータ制御装置、モータシステム及びインバータ制御方法 - Google Patents
モータ制御装置、モータシステム及びインバータ制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020048381A JP2020048381A JP2018177208A JP2018177208A JP2020048381A JP 2020048381 A JP2020048381 A JP 2020048381A JP 2018177208 A JP2018177208 A JP 2018177208A JP 2018177208 A JP2018177208 A JP 2018177208A JP 2020048381 A JP2020048381 A JP 2020048381A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- energization pattern
- current
- phase
- energization
- motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02M—APPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
- H02M7/00—Conversion of AC power input into DC power output; Conversion of DC power input into AC power output
- H02M7/42—Conversion of DC power input into AC power output without possibility of reversal
- H02M7/44—Conversion of DC power input into AC power output without possibility of reversal by static converters
- H02M7/48—Conversion of DC power input into AC power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P27/00—Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of supply voltage
- H02P27/04—Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of supply voltage using variable-frequency supply voltage, e.g. inverter or converter supply voltage
- H02P27/06—Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of supply voltage using variable-frequency supply voltage, e.g. inverter or converter supply voltage using DC to AC converters or inverters
- H02P27/08—Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of supply voltage using variable-frequency supply voltage, e.g. inverter or converter supply voltage using DC to AC converters or inverters with pulse width modulation
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P6/00—Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
- H02P6/10—Arrangements for controlling torque ripple, e.g. providing reduced torque ripple
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P6/00—Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
- H02P6/28—Arrangements for controlling current
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
- Control Of Ac Motors In General (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
Abstract
【課題】モータに流れる電流の脈動を低減すること。
【解決手段】複数の通電パターンに基づいてモータを駆動するインバータと、前記インバータの直流側に流れる電流の電流値に対応する検出信号を出力する電流検出器と、前記通電パターンに基づいて前記検出信号を取得することによって、前記モータに流れる各相の相電流を検出する電流検出部と、前記各相の相電流の検出値に基づいて、前記通電パターンを生成する通電パターン生成部と、前記通電パターンの切り替えが発生する電気角を記憶する記憶部とを備え、前記通電パターン生成部は、前記記憶部に記憶された前記電気角で前記電流検出部が前記検出信号を取得するときの通電パターンを、前記電流検出部が前記検出信号を取得する直前の通電パターンと同じにする、モータ制御装置。
【選択図】図1
【解決手段】複数の通電パターンに基づいてモータを駆動するインバータと、前記インバータの直流側に流れる電流の電流値に対応する検出信号を出力する電流検出器と、前記通電パターンに基づいて前記検出信号を取得することによって、前記モータに流れる各相の相電流を検出する電流検出部と、前記各相の相電流の検出値に基づいて、前記通電パターンを生成する通電パターン生成部と、前記通電パターンの切り替えが発生する電気角を記憶する記憶部とを備え、前記通電パターン生成部は、前記記憶部に記憶された前記電気角で前記電流検出部が前記検出信号を取得するときの通電パターンを、前記電流検出部が前記検出信号を取得する直前の通電パターンと同じにする、モータ制御装置。
【選択図】図1
Description
本発明は、モータ制御装置、モータシステム及びインバータ制御方法に関する。
モータを制御するためにU,V,W各相の電流を検出する場合、インバータ回路の直流部に挿入した1つのシャント抵抗を用いて電流検出を行う技術がある。この方式で3相の全ての電流を検出するには、PWM(Pulse Width Modulation,パルス幅変調)キャリアの1周期内において、2相以上の電流を検出できるように通電パターンを発生させる必要がある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、電流検出時の通電パターンが直前の通電パターンと異なると、モータに流れる電流が脈動(ハンチングともいう)することがある。
そこで、本開示は、モータに流れる電流の脈動を低減できる、モータ制御装置、モータシステム及びインバータ制御方法を提供する。
本開示は、
複数の通電パターンに基づいてモータを駆動するインバータと、
前記インバータの直流側に流れる電流の電流値に対応する検出信号を出力する電流検出器と、
前記通電パターンに基づいて前記検出信号を取得することによって、前記モータに流れる各相の相電流を検出する電流検出部と、
前記各相の相電流の検出値に基づいて、前記通電パターンを生成する通電パターン生成部と、
前記通電パターンの切り替えが発生する電気角を記憶する記憶部とを備え、
前記通電パターン生成部は、前記記憶部に記憶された前記電気角で前記電流検出部が前記検出信号を取得するときの通電パターンを、前記電流検出部が前記検出信号を取得する直前の通電パターンと同じにする、モータ制御装置を提供する。
複数の通電パターンに基づいてモータを駆動するインバータと、
前記インバータの直流側に流れる電流の電流値に対応する検出信号を出力する電流検出器と、
前記通電パターンに基づいて前記検出信号を取得することによって、前記モータに流れる各相の相電流を検出する電流検出部と、
前記各相の相電流の検出値に基づいて、前記通電パターンを生成する通電パターン生成部と、
前記通電パターンの切り替えが発生する電気角を記憶する記憶部とを備え、
前記通電パターン生成部は、前記記憶部に記憶された前記電気角で前記電流検出部が前記検出信号を取得するときの通電パターンを、前記電流検出部が前記検出信号を取得する直前の通電パターンと同じにする、モータ制御装置を提供する。
また、本開示は、
モータと、
複数の通電パターンに基づいて前記モータを駆動するインバータと、
前記インバータの直流側に流れる電流の電流値に対応する検出信号を出力する電流検出器と、
前記通電パターンに基づいて前記検出信号を取得することによって、前記モータに流れる各相の相電流を検出する電流検出部と、
前記各相の相電流の検出値に基づいて、前記通電パターンを生成する通電パターン生成部と、
前記通電パターンの切り替えが発生する電気角を記憶する記憶部とを備え、
前記通電パターン生成部は、前記記憶部に記憶された前記電気角で前記電流検出部が前記検出信号を取得するときの通電パターンを、前記電流検出部が前記検出信号を取得する直前の通電パターンと同じにする、モータシステムを提供する。
モータと、
複数の通電パターンに基づいて前記モータを駆動するインバータと、
前記インバータの直流側に流れる電流の電流値に対応する検出信号を出力する電流検出器と、
前記通電パターンに基づいて前記検出信号を取得することによって、前記モータに流れる各相の相電流を検出する電流検出部と、
前記各相の相電流の検出値に基づいて、前記通電パターンを生成する通電パターン生成部と、
前記通電パターンの切り替えが発生する電気角を記憶する記憶部とを備え、
前記通電パターン生成部は、前記記憶部に記憶された前記電気角で前記電流検出部が前記検出信号を取得するときの通電パターンを、前記電流検出部が前記検出信号を取得する直前の通電パターンと同じにする、モータシステムを提供する。
また、本開示は、
モータを駆動するインバータの直流側に流れる電流の電流値に対応する検出信号を、複数の通電パターンに基づいて取得し、
前記検出信号を前記通電パターンに基づいて取得することによって、前記モータに流れる各相の相電流を検出し、
前記各相の相電流の検出値に基づいて、前記通電パターンを生成し、
前記通電パターンに基づいて前記インバータを通電させる、インバータ制御方法であって、
前記通電パターンの切り替えが発生する電気角を記憶部に蓄積し、前記記憶部に記憶された前記電気角で前記検出信号を取得するときの通電パターンを、前記検出信号を取得する直前の通電パターンと同じにする、インバータ制御方法を提供する。
モータを駆動するインバータの直流側に流れる電流の電流値に対応する検出信号を、複数の通電パターンに基づいて取得し、
前記検出信号を前記通電パターンに基づいて取得することによって、前記モータに流れる各相の相電流を検出し、
前記各相の相電流の検出値に基づいて、前記通電パターンを生成し、
前記通電パターンに基づいて前記インバータを通電させる、インバータ制御方法であって、
前記通電パターンの切り替えが発生する電気角を記憶部に蓄積し、前記記憶部に記憶された前記電気角で前記検出信号を取得するときの通電パターンを、前記検出信号を取得する直前の通電パターンと同じにする、インバータ制御方法を提供する。
本開示の技術によれば、モータに流れる電流の脈動を低減できる。
以下、図面を参照して、本開示に係る実施形態について詳細に説明する。
図1は、本開示に係る一実施形態のモータシステムの構成を例示する図である。図1に示されるモータシステム1は、モータ4の回転動作を制御する。モータシステム1が搭載される機器の具体例として、コピー機等のOA機器、パーソナルコンピュータ、冷蔵庫等の家電製品などが挙げられるが、当該機器は、これらに限られない。モータシステム1は、モータ4と、モータ制御装置100とを少なくとも備える。
モータ4は、複数のコイルを有する。モータ4は、例えば、U相コイルとV相コイルとW相コイルとを含む3相コイルを有する。モータ4の具体例として、3相のブラシレスモータなどが挙げられる。
モータ制御装置100は、3相ブリッジ接続された複数のスイッチング素子を2相又は3相のPWM信号を含む通電パターンに従いオンオフ制御することで、直流を3相交流に変換するインバータを介してモータを駆動する。モータ制御装置100は、インバータ23、電流検出器24、電流検出部27、通電パターン生成部35、駆動回路33、電流検出タイミング調整部34及び記憶部36を備える。
インバータ23は、直流電源21から供給される直流を複数のスイッチング素子のスイッチングによって3相交流に変換し、3相交流の駆動電流をモータ4に流すことによって、モータ4のロータを回転させる回路である。インバータ23は、通電パターン生成部35によって生成される複数の通電パターン(より具体的には、通電パターン生成部35内のPWM信号生成部32によって生成される2相又は3相のPWM信号)に基づいて、モータ4を駆動する。
インバータ23は、3相ブリッジ接続された複数のスイッチング素子25U+,25V+,25W+,25U−,25V−,25W−を有する。スイッチング素子25U+,25V+,25W+は、それぞれ、直流電源21の正極側に正側母線22aを介して接続されるハイサイドスイッチング素子(上アーム)である。スイッチング素子25U−,25V−,25W−は、それぞれ、直流電源21の負極側(具体的には、グランド側)に接続されるローサイドスイッチング素子(下アーム)である。複数のスイッチング素子25U+,25V+,25W+,25U−,25V−,25W−は、それぞれ、上述の通電パターンに含まれるPWM信号に基づいて駆動回路33から供給される複数の駆動信号のうち、対応する駆動信号に従って、オン又はオフとなる。
スイッチング素子25U+とスイッチング素子25U−との接続点は、モータ4のU相コイルの一端に接続される。スイッチング素子25V+とスイッチング素子25V−との接続点は、モータ4のV相コイルの一端に接続される。スイッチング素子25W+とスイッチング素子25W−との接続点は、モータ4のW相コイルの一端に接続される。U相コイルとV相コイルとW相コイルとのそれぞれの他端は、互いに接続されている。
スイッチング素子の具体例として、Nチャネル型のMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)やIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などが挙げられる。しかし、スイッチング素子は、これらに限られない。
電流検出器24は、インバータ23の直流側に流れる電流の電流値に対応する検出信号Sdを出力する。図1に示される電流検出器24は、負側母線22bに流れる電流の電流値に対応する検出信号Sdを発生させる。電流検出器24は、例えば、負側母線22bに配置される電流検出素子であり、より具体的には、負側母線22bに挿入されるシャント抵抗である。シャント抵抗等の電流検出素子は、自身に流れる電流の電流値に対応する電圧信号を検出信号Sdとして発生する。
電流検出部27は、通電パターン生成部35によって生成される複数の通電パターン(より具体的には、2相又は3相のPWM信号)に基づいて、検出信号Sdを取得することによって、モータ4に流れるU,V,W各相の相電流Iu,Iv,Iwを検出する。より詳細には、電流検出部27は、複数の通電パターン(より具体的には、2相又は3相のPWM信号)に同期する取得タイミングで検出信号Sdを取得することによって、モータ4に流れるU,V,W各相の相電流Iu,Iv,Iwを検出する。検出信号Sdの取得タイミングは、電流検出タイミング調整部34により設定される。
例えば、電流検出部27は、電流検出器24で発生するアナログ電圧の検出信号Sdを、電流検出タイミング調整部34により設定される取得タイミングでAD(Analog to Digital)変換器に取り込む。そして、電流検出部27は、取り込んだアナログの検出信号Sdをデジタルの検出信号SdにAD変換し、AD変換後のデジタルの検出信号Sdをデジタル処理することによって、モータ4のU,V,W各相の相電流Iu,Iv,Iwを検出する。電流検出部27により検出された各相の相電流Iu,Iv,Iwの検出値は、通電パターン生成部35に供給される。
通電パターン生成部35は、電流検出部27により検出されるモータ4の相電流Iu,Iv,Iwの検出値に基づいて、インバータ23を通電させるパターン(インバータ23の通電パターン)を生成する。インバータ23の通電パターンは、モータ4を通電させるパターン(モータ4の通電パターン)と言い換えてもよい。インバータ23の通電パターンは、例えば、モータ4が回転するようにインバータ23を通電させる2相又は3相のPWM信号を含む。
通電パターン生成部35は、例えば、電流検出部27により検出されるモータ4の相電流Iu,Iv,Iwの検出値に基づいてモータ4のロータ位置を決定し、その決定したロータ位置にモータ4のロータが追従するように複数の通電パターンを生成する。
通電パターン生成部35は、例えば、デューティ比設定部31及びPWM信号生成部32を少なくとも有する。デューティ比設定部31は、電流検出部27により検出されるモータ4の相電流Iu,Iv,Iwの検出値に基づいて、2相又は3相のPWM信号の各相のデューティ比を設定する。PWM信号生成部32は、デューティ比設定部31により設定される各相のデューティ比(各相のデューティ比の設定値)をキャリアCのレベルと比較することによって、その設定値でレベルが変化する2相又は3相のPWM信号を生成する。キャリアCとは、レベルが周期的に増減する搬送波信号である。
通電パターン生成部35は、インバータ23の通電パターンをベクトル制御により生成する場合、ベクトル制御部30、デューティ比設定部31及びPWM信号生成部32を少なくとも有する。
ベクトル制御部30は、外部からモータ4の回転速度指令ωrefが与えられると、モータ4の回転速度の測定値又は推定値と回転速度指令ωrefとの差分に基づいて、トルク電流指令Iqrefと励磁電流指令Idrefを生成する。ベクトル制御部30は、モータ4のU,V,W各相の相電流Iu,Iv,Iwに基づいて、モータ4のロータ位置θを決定し、その決定したロータ位置θを用いるベクトル制御演算により、トルク電流Iq及び励磁電流Idを算出する。ベクトル制御部30は、トルク電流指令Iqrefとトルク電流Iqとの差分に対して例えばPI制御演算を行い、電圧指令Vqを生成する。ベクトル制御部30は、励磁電流指令Idrefと励磁電流Idとの差分に対して例えばPI制御演算を行い、電圧指令Vdを生成する。ベクトル制御部30は、電圧指令Vq,Vdを上記のロータ位置θを用いてU,V,W各相の相電圧指令Vu,Vv,Vwに変換する。各相の相電圧指令Vu,Vv,Vwは、デューティ比設定部31に供給される。
デューティ比設定部31は、ベクトル制御部30から供給される各相の相電圧指令Vu,Vv,Vwに基づいて、2相又は3相のPWM信号を生成するためのデューティ比Udu,Vdu,Wduを設定する。
PWM信号生成部32は、デューティ比設定部31により設定される各相のデューティ比Udu,Vdu,WduをキャリアCのレベルと比較することによって、2相又は3相のPWM信号を含む通電パターンを生成する。PWM信号生成部32は、上アーム駆動用の2相又は3相のPWM信号を反転させた下アーム駆動用のPWM信号も生成し、必要に応じてデッドタイムを付加した後、生成したPWM信号を含む通電パターンを駆動回路33に出力する。
駆動回路33は、与えられたPWM信号を含む通電パターンに従い、インバータ23に含まれる6つのスイッチング素子25U+,25V+,25W+,25U−,25V−,25W−をスイッチングさせる駆動信号を出力する。これにより、3相交流の駆動電流がモータ4に供給され、モータ4のロータが回転する。
電流検出タイミング調整部34は、PWM信号生成部32から供給されるキャリアCと、PWM信号生成部32により生成されるPWM信号とに基づいて、電流検出部27がキャリアCの1周期内で各相の相電流のうち2相の相電流を検出するための取得タイミングを決定する。
電流検出部27は、電流検出タイミング調整部34により決定される複数の取得タイミングで検出信号Sdを取得することによって、相電流Iu,Iv,Iwを検出する。
なお、電流検出部27、通電パターン生成部35及び電流検出タイミング調整部34の各機能は、不図示の記憶装置に読み出し可能に記憶されるプログラムによってCPU(Central Processing Unit)が動作することにより実現される。例えば、これらの各機能は、CPUを含むマイクロコンピュータにおけるハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される。
図2は、PWM信号生成部32により生成される上アーム側の3相のPWM信号(U+,V+,W+)の一例を示すタイミングチャートである。図2に示すPWMカウンタにおける三角波は、キャリアカウンタのカウント値(すなわち、キャリアCのレベル)を表す。なお、2相のPWM信号は、3相のPWM信号のうち特定の1相(例えば、W相)のPWM信号がローレベルに常に固定された通電パターンとなる。
また、本実施形態では、PWM信号のアクティブレベルをハイレベルと定義する。この場合、PWM信号がハイレベルのとき、スイッチング素子はオンとなり、PWM信号がローレベルのとき、スイッチング素子はオフとなる。回路構成等に応じて、PWM信号のアクティブレベルをローレベルと定義してもよい。
本実施形態では、PWM信号生成部32は、各相で共通の一つのキャリアCを用いて、各相のPWM信号を生成する。位相tbを中心とする左右対称の三角波をキャリアCとしているため、各相のPWM信号の波形生成の回路構成を簡素化できる。キャリアカウンタは、位相taまでダウンカウント中であり、位相taから位相tbまでアップカウント中であり、位相tbからダウンカウント中である。このように、カウントアップ期間とカウントダウン期間とが繰り返される。
PWM信号生成部32は、各相のデューティ比の各設定値をキャリアCのレベルと比較する。PWM信号生成部32は、この比較結果に基づき、PWM信号のデューティ比の設定値がキャリアCのレベルよりも大きい期間に、当該PWM信号のレベルをハイレベルに設定する。一方、PWM信号生成部32は、この比較結果に基づき、PWM信号のデューティ比の設定値がキャリアCのレベルよりも小さい期間に、当該PWM信号のレベルをローレベルに設定する。
インバータ23がPWM変調された3相交流を出力している状態では、電流検出部27は、上アーム側のスイッチング素子25U+,25V+,25W+に対する通電パターンに応じて、特定の相の電流を検出できる。あるいは、インバータ23がPWM変調された3相交流を出力している状態では、電流検出部27は、下アーム側のスイッチング素子25U−,25V−,25Wに対する通電パターンに応じて、特定の相の電流を検出してもよい。
例えば図2のように、U相のPWM信号のみがハイレベルであり、V相及びW相のPWM信号が何れもローレベルである通電時間T21では、シャント抵抗等の電流検出器24の両端に発生する電圧の電圧値は正のU相電流Iu+の電流値に対応する。したがって、電流検出部27は、通電時間T21内の取得タイミングAで検出信号Sdを取得することによって、正のU相電流Iu+の電流値を検出できる。通電時間T21は、t4からt5までの時間である。電流検出タイミング調整部34は、PWM信号が他の2相と異なる論理レベルに遷移する時(この場合、U相のPWM信号がV相及びW相と同じローレベルからハイレベルに遷移するタイミングt4)から所定の遅延時間tda経過時に取得タイミングAを設定する。このとき、電流検出タイミング調整部34は、通電時間T21内に、取得タイミングAを設定する。
また、例えば図2のように、U相及びV相のPWM信号の何れもハイレベルであり、W相のPWM信号のみがローレベルである通電時間T11では、シャント抵抗等の電流検出器24の両端に発生する電圧の電圧値は負のW相電流Iw−の電流値に対応する。したがって、電流検出部27は、通電時間T11内の取得タイミングBで検出信号Sdを取得することによって、負のW相電流Iw−の電流値を検出できる。通電時間T11は、t1からt2までの時間である。電流検出タイミング調整部34は、PWM信号が他の2相と異なる論理レベルに遷移する時(この場合、W相のPWM信号がU相及びV相と同じハイレベルからローレベルに遷移するタイミングt1)から所定の遅延時間tdb経過時に取得タイミングBを設定する。このとき、電流検出タイミング調整部34は、通電時間T11内に、取得タイミングBを設定する。
同様に、電流検出部27は、他の相電流の電流値も検出できる。
このように、2相又は3相のPWM信号を含む通電パターンに応じて相電流Iu,Iv,Iwのうち2相の相電流を順次検出して記憶すれば、3相分の電流を時分割で検出することが可能となる。3相の相電流の総和が零であることから、電流検出部27は、3相変調の場合、3相の相電流うち2相の相電流を検出できれば、残り1相の相電流も検出できる。
また、各スイッチング素子がオンからオフ又はオフからオンに変化するタイミング(例えば、t1〜t6)の直後は、電流検出器24により検出される電流の波形が不安定になりやすい。そのため、電流検出器24に発生した検出信号Sdを安定した状態で取得するため、通電時間T11,T21は、それぞれ、最小安定時間(以下、最小時間τとも称する)以上の通電幅が必要である。最小時間τは、例えば4マイクロ秒である。
電流検出部27が特定の1相の電流の電流値に対応する検出信号Sdを安定的に取得するためには、3相のうちその特定の1相のPWM信号がローレベルで残りの2相のPWM信号がハイレベルの通電状態を最小時間τ以上継続させる必要がある。或いは、3相のうちその特定の1相のPWM信号がハイレベルで残りの2相のPWM信号がローレベルの通電状態を最小時間τ以上継続させる必要がある。通電時間が最小時間τ未満であると、相電流の検出誤差が大きくなりやすい。
そこで、本実施形態では、PWM信号生成部32は、各相の相電流の検出値に基づきデューティ比設定部31により設定された各相のデューティ比に基づいて、通電時間T11,T21をそれぞれ算出する。そして、PWM信号生成部32は、通電時間T11,T21の各算出値に基づいて、電流検出部27が各相の相電流のうち2相の相電流を検出可能な通電幅(最小時間τ以上の時間)に、通電時間T11,T21を調整する。通電時間T11は、キャリアCの前半の半周期期間内の第1の通電時間の一例であり、2相の相電流のうち一方の相の相電流を検出可能な期間を表す。通電時間T21は、キャリアCの後半の半周期期間内の第2の通電時間の一例であり、2相の相電流のうち他方の相の相電流を検出可能な期間を表す。
このように、PWM信号生成部32は、通電時間T11,T21の各算出値に基づいて最小時間τ以上の通電幅に通電時間T11,T21を調整することで、相電流の検出誤差の増大を抑制できる。例えば、PWM信号生成部32は、各相の相電流を検出値に基づきベクトル制御等の制御処理を経て導出された各相のデューティ比の設定値を、デューティ比設定部31から取得し、取得した各相のデューティ比の設定値から通電時間T11を算出する。そして、PWM信号生成部32は、その算出された通電時間T11が最小時間τ未満であれば、通電時間T11を最小時間τ以上の通電幅に伸ばす補正処理を行う。この補正処理により、電流検出部27は、通電時間T11内で検出可能な相電流を精度良く検出可能となる。通電時間T21の算出値に対しても同様の補正処理が可能である。したがって、キャリアCの1周期内で少なくとも2相の相電流を精度良く検出できる。
また、2相のうち一方の相電流を検出するための通電時間T11と他方の相電流を検出するための通電時間T21とが、キャリアCの1周期の前半の半周期期間と後半の半周期期間とに分かれている。そのため、キャリアCの半周期期間に2回の取得タイミングがある場合に比べて、取得タイミングAと取得タイミングBとの間の時間間隔(割込み処理の時間間隔)に余裕ができる。この余裕により、処理能力が比較的低いCPUを使用しても、取得タイミングが遅延することを抑制することができる。図3には、キャリアCの半周期期間に2回の取得タイミングがある場合の一例として、キャリアCの1周期の前半の半周期期間に、実線で示す取得タイミングBと破線で示す取得タイミングAとがある場合が示されている。
PWM信号生成部32は、例えば図3に示すように、2相又は3相のPWM信号のうち少なくとも1相のPWM信号の位相をシフトさせることによって、通電時間T11,T21を最小時間τ以上の通電幅に調整することが好ましい。特に、PWM信号生成部32は、2相又は3相のPWM信号のうち少なくとも1相のPWM信号の位相を、当該少なくとも1相のPWM信号のデューティ比を変えずにシフトさせることが好ましい。インバータ23を介してモータ4に印加する各相間の電圧は、各相間のデューティ比の差が一定であれば、PWM信号パルスの立ち上がり位置及び立ち下がり位置を同じ時間だけシフトさせても変わらないからである。各相間の電圧が変わらないため、モータ4に流れる電流のハンチングを抑制できる。
しかしながら、少なくとも1相のPWM信号のデューティ比を変えずに、その少なくとも1相のPWM信号の位相をシフトしても、通電時間T11,T21の各算出値が、最小時間τを確保できない値の場合がある。PWM信号生成部32は、このように位相をシフトしても最小時間τを確保できない場合、PWM信号の各相のデューティ比を調整することによって、通電時間T11,T21を最小時間τ以上の通電幅に調整してもよい。このように、位相のシフトのみの調整では、通電時間T11,T21の各通電幅を最小時間τ以上にできない場合でも、デューティ比も調整することによって、通電時間T11,T21の各通電幅を最小時間τ以上に調整することができる。
また、各相のデューティ比を調整しても、通電時間T11,T21の各算出値が最小時間τを確保できない値の場合がある。PWM信号生成部32は、このようにデューティ比を調整しても最小時間τを確保できない場合、電流検出部27が各相のうち2相の相電流を検出可能な固定値に各相のデューティ比を変更してもよい。このように、位相とデューティ比の両方の調整では、通電時間T11,T21の各通電幅を最小時間τ以上にできない場合でも、電流検出部27が各相のうち2相の相電流を通電時間T11,T21のそれぞれで検出できる。
また、本実施形態では、PWM信号生成部32は、デューティ比設定部31により設定された各相のデューティ比に基づいて、複数の通電パターンのうちどの通電パターンによってインバータ23の通電を制御するのかを判定する。
本実施形態では、6つの通電パターンP1〜P6が用意されている。複数の通電パターンは、キャリアCの基準位相tb(図2参照)を中心に位相遅れ側と位相進み側の両側に拡がる各相のPWM信号のオフ幅の大小関係によって区分けされている。例えば、図2に示される通電パターンP1は、オフ幅が、U相、V相、W相の順番で、小中大となっている(W相のオフ幅>V相のオフ幅>U相のオフ幅)。他の通電パターンP2〜P6は、それぞれ、オフ幅が、U相、V相、W相の順番で、小大中、中小大、中大小、大中小、大小中となっている。
ところで、電流検出部27が検出信号Sdを取得するときの通電パターンが、電流検出部27が検出信号Sdを取得する直前の通電パターンと異なると、モータ4に流れる電流が脈動(ハンチングともいう)することがある。この原因は、通電する相の変更による電流波形の変化や、通電時間T11,T21等の電流検出幅の不足を補うためのデューティ比の増加と推測される。
図4は、通電パターンの切り替わりの一例を示すタイミングチャートであり、PWM信号生成部32が、オフ幅が大中小の通電パターンP5と、オフ幅が中大小の通電パターンP4との切り替えを繰り返している状況を示す。PWM信号生成部32は、キャリアCの1周期(キャリア周期)毎に、通電パターンを設定する。図4に示されるように、電流検出部27が検出信号Sdを取得するときの通電パターンP4(中大小)が、電流検出部27が検出信号Sdを取得する直前の通電パターンP5(大中小)と異なっている場合、意図しない電流の増減が発生することがある。図4は、モータ4のU相コイルに流れる電流(U相電流)に意図しない増減が発生していることを示す。このような意図しない電流の増減は、モータ4に流れる電流の脈動として現れる。特に、PWM信号生成部32が、ベクトル演算等により得られた通電幅をデューティ比の調整により意図的に広げて、最小時間τ以上の通電幅を確保した場合に、このような脈動(意図しない電流の増減)が顕著に現れる。
そこで、本実施形態のモータ制御装置100は、通電パターンの切り替えが発生する電気角を記憶する記憶部36を備える。通電パターン生成部35は、記憶部36に記憶された"通電パターンの切り替えが発生する電気角"で電流検出部27が検出信号Sdを取得するときの通電パターンを、電流検出部27が検出信号Sdを取得する直前の通電パターンと同じにする。このように電流検出時の通電パターンが直前の通電パターンと同じ場合、電流検出時の通電パターンが直前の通電パターンと異なる場合に比べて、モータ4に流れる電流の脈動を低減できる。これは、通電する相の変更が抑えられたり、通電時間T11,T21等の電流検出幅の不足を補うためのデューティ比の増加が抑えられたりするからと考えられる。以下、"通電パターンの切り替えが発生する電気角"を、"パターン切り替え角"と称することがある。
図5は、3相変調の場合の脈動低減方法の一例を示す図である。通電パターン生成部35は、記憶部36に記憶されたパターン切り替え角で電流検出部27が検出信号Sdを取得するときに使用する通電パターンを、電流検出部27が検出信号Sdを取得する直前の通電パターンP5と同じにする(図5下段参照)。そして、通電パターン生成部35は、記憶部36に記憶されたパターン切り替え角で当該直前の通電パターンと同じにされる前に使用予定であった通電パターンP4を、当該直前の通電パターンと同じにされた通電パターンの次の通電パターンとして使用する。このように、通電パターン生成部35は、電流検出時ではなく、電流検出時の次のキャリア周期で、通電パターンを切り替える。図5に示されるように通電パターンを切り替えることによって、モータ4に流れる脈動を低減することができる。
図6は、2相変調の場合の脈動低減方法の一例を示す図である。通電パターン生成部35は、記憶部36に記憶されたパターン切り替え角で電流検出部27が検出信号Sdを取得するときに使用する通電パターンを、電流検出部27が検出信号Sdを取得する直前の通電パターンP5と同じにする(図6下段参照)。そして、通電パターン生成部35は、記憶部36に記憶されたパターン切り替え角で当該直前の通電パターンと同じにされる前に使用予定であった通電パターンP4を、電流検出部27が検出信号Sdを次に取得するときに使用する通電パターンとして使用する。このように、通電パターン生成部35は、今回の電流検出時に使用予定であった通電パターンを、次回の電流検出時に使用する。図6に示されるように通電パターンを切り替えることによって、モータ4に流れる脈動を低減することができる。
なお、図5,6に示す通電パターンの形状は、一例である。例えば図5,6において、「大」のときのオフ幅は、PWM信号の1周期内全体に亘る長さ(1周期分の長さ)でもよい。また、例えば図6には、W相がローレベルのオフ状態に固定されU相とV相がスイッチングする通電パターンが示されている。しかしながら、V相がローレベルのオフ状態に固定されU相とW相がスイッチングする通電パターンが採用されてもよいし、U相がローレベルのオフ状態に固定されV相とW相がスイッチングする通電パターンが採用されてもよい。
図7は、電流検出時の通電パターンが直前の通電パターンと異なる場合と同じ場合の電流波形の一例を示す図である。図7において、"改善前"は、電流検出時の通電パターンP4が直前の通電パターンP5と異なる場合を示し、"改善後"は、電流検出時の通電パターンP5が直前の通電パターンP5と同じ場合を示す。電流検出時の通電パターンP5が直前の通電パターンP5と同じ場合、電流検出時の通電パターンP4が直前の通電パターンP5と異なる場合に比べて、モータ4に流れる電流の脈動を低減できる。通電パターンがP5からP4に切り替わると、通電パターンの切り替え前後でモータ4への通電方向が変わってしまう。しかしながら、電流検出時直前と同じ通電パターンP5を使えば、電流検出時直前と電流検出時とで、モータ4への通電方向が変わらないので、モータ4に流れる電流の脈動を低減できる。
次に、脈動低減処理を実行する電気角の特定方法について説明する。
通電パターン生成部35は、モータ4に流れる電流の脈動低減処理を、モータ4の特定の電気角で通電パターンが切り替わる時に実行することが好ましい。通電パターンの切り替わりが発生しない電気角で脈動低減処理を行うことによって、安定した電流波形を崩れることを防止するためである。脈動の要因は、ほぼ同じ電気角で発生する。そこで、記憶部36は、通電パターンの切り替えが発生する電気角のマップデータを格納し、通電パターン生成部35は、記憶部36に格納されたマップデータに基づいて、通電パターンの切り替えが発生する電気角を特定する。通電パターン生成部35は、通電パターンの切り替えが発生しない電気角では、脈動低減処理を実行しない。
例えば、通電パターン生成部35は、通電パターンの切り替えが発生する電気角の履歴を記憶部36に蓄積する。そして、通電パターン生成部35は、記憶部36に蓄積された履歴に残る電気角で電流検出部27が検出信号Sdを取得するときの通電パターンを、電流検出部27が検出信号Sdを取得する直前の通電パターンと同じにする。
具体的には、通電パターン生成部35は、モータ4の回転数が規定回転数(例えば、600rpm)を超えた安定状態で、通電パターンの切り替えが発生する電気角を検出する。例えば、マップデータは、RAM(Random Access Memory)に定義される128個の配列データで表現される。ソフトウェア上では、電気角0°〜360°は、0〜65535の値で表現されているので、配列データへアクセスには、9bitのビットシフトが使用される。電気角360°を128分割するので、約2.8°毎に電気角が区分けされる。通電パターン生成部35は、通電パターンの切り替わりを検出するたびに、電気角に対応する配列をカウントアップすることで、通電パターンの切り替えが発生する電気角を計測する。カウント数の多い電気角は、電流の脈動の起きやすい電気角を表す。
図8は、通電パターンの切り替えの発生回数(カウント数)と、電気角との関係の一例を示す図である。通電パターン生成部35は、通電パターンの切り替えの発生回数を電気角毎に記憶部36に蓄積し、当該発生回数が規定回数を超える電気角を、電流の脈動の起きやすい電気角と特定する。これにより、通電パターン生成部35は、当該発生回数が規定回数を超える電気角で電流検出部27が検出信号Sdを取得するときの通電パターンを、電流検出部27が検出信号Sdを取得する直前の通電パターンと同じにすることができる。一方、通電パターン生成部35は、当該発生回数が規定回数以下の電気角では、電流検出部27が検出信号Sdを取得するときの通電パターンを、電流検出部27が検出信号Sdを取得する直前の通電パターンと同じにする脈動低減処理を実行しない。これにより、脈動低減処理の実行によって、電流波形がかえって乱れることを防ぐことができる。
図9は、脈動低減方法の一例を示すフローチャートである。
通電パターン生成部35は、モータ4の起動後(ステップS10)、モータ4の回転数が規定回転数を超えるまで、通電パターンの切り替えの発生回数をカウントすることを待機する(ステップS20)。
通電パターン生成部35は、モータ4の回転数が規定回転数を超え且つ当該回転数の変動量が一定範囲内の状態で、通電パターンの切り替えの発生回数を電気角毎にカウントすることを開始する(ステップS30)。通電パターン生成部35は、通電パターンの切り替えの発生回数を電気角毎に記憶部36に蓄積し、当該発生回数が規定回数を超える電気角を、電流の脈動の起きやすい電気角と特定する。通電パターン生成部35は、電流の脈動の起きやすい電気角として特定された電気角(パターン切り替え角)をマップデータ化する(ステップS40)。
通電パターン生成部35は、電流検出部27により検出される相電流の脈動(ハンチング)を監視する(ステップS50)。通電パターン生成部35は、マップデータに存在するパターン切り替え角において、電流検出時の通電パターンが直前の通電パターンと異なることを検出した場合、電流検出時の通電パターンを電流検出時直前の通電パターンに置き換える(ステップS60)。通電パターン生成部35は、次のパターン切り替え角に到達するまで、脈動低減処理を実行しない。通電幅を意図的に広げる電流検出を行うと、電流の取得値に誤差が含まれるおそれがあるため、電流検出部27は、ステップS60の脈動低減処理が施された通電パターンで検出された電流値情報を補正する(ステップS70)。例えば、電流検出部27は、通電幅拡大による電流増加分を、電流検出値から差し引く補正を行う。
以上、モータ制御装置、モータシステム及びインバータ制御方法を実施形態により説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。他の実施形態の一部又は全部との組み合わせや置換などの種々の変形及び改良が、本発明の範囲内で可能である。
例えば、インバータの直流側に流れる電流の電流値に対応する検出信号を出力する電流検出器は、正側母線に流れる電流の電流値に対応する検出信号を出力するものでもよい。また、電流検出器は、CT(Current Transformer)等のセンサでもよい。
4 モータ
21 直流電源
22a 正側母線
22b 負側母線
23 インバータ
24 電流検出器
27 電流検出部
30 ベクトル制御部
31 デューティ比設定部
32 PWM信号生成部
33 駆動回路
34 電流検出タイミング調整部
35 通電パターン生成部
36 記憶部
21 直流電源
22a 正側母線
22b 負側母線
23 インバータ
24 電流検出器
27 電流検出部
30 ベクトル制御部
31 デューティ比設定部
32 PWM信号生成部
33 駆動回路
34 電流検出タイミング調整部
35 通電パターン生成部
36 記憶部
Claims (7)
- 複数の通電パターンに基づいてモータを駆動するインバータと、
前記インバータの直流側に流れる電流の電流値に対応する検出信号を出力する電流検出器と、
前記通電パターンに基づいて前記検出信号を取得することによって、前記モータに流れる各相の相電流を検出する電流検出部と、
前記各相の相電流の検出値に基づいて、前記通電パターンを生成する通電パターン生成部と、
前記通電パターンの切り替えが発生する電気角を記憶する記憶部とを備え、
前記通電パターン生成部は、前記記憶部に記憶された前記電気角で前記電流検出部が前記検出信号を取得するときの通電パターンを、前記電流検出部が前記検出信号を取得する直前の通電パターンと同じにする、モータ制御装置。 - 前記通電パターン生成部は、前記電気角の履歴を前記記憶部に蓄積し、前記履歴に残る電気角で前記電流検出部が前記検出信号を取得するときの通電パターンを、前記直前の通電パターンと同じにする、請求項1に記載のモータ制御装置。
- 前記通電パターン生成部は、前記通電パターンの切り替えの発生回数を電気角毎に前記記憶部に蓄積し、前記発生回数が規定回数を超える電気角で前記電流検出部が前記検出信号を取得するときの通電パターンを、前記直前の通電パターンと同じにする、請求項1又は2に記載のモータ制御装置。
- 前記通電パターン生成部は、前記記憶部に蓄積された前記電気角で前記直前の通電パターンと同じにされる前に使用予定であった通電パターンを、前記直前の通電パターンと同じにされた通電パターンの次の通電パターンとして使用する、請求項1から3のいずれか一項に記載のモータ制御装置。
- 前記通電パターン生成部は、前記記憶部に蓄積された前記電気角で前記直前の通電パターンと同じにされる前に使用予定であった通電パターンを、前記電流検出部が前記検出信号を次に取得するときに使用する、請求項1から4のいずれか一項に記載のモータ制御装置。
- モータと、
複数の通電パターンに基づいて前記モータを駆動するインバータと、
前記インバータの直流側に流れる電流の電流値に対応する検出信号を出力する電流検出器と、
前記通電パターンに基づいて前記検出信号を取得することによって、前記モータに流れる各相の相電流を検出する電流検出部と、
前記各相の相電流の検出値に基づいて、前記通電パターンを生成する通電パターン生成部と、
前記通電パターンの切り替えが発生する電気角を記憶する記憶部とを備え、
前記通電パターン生成部は、前記記憶部に記憶された前記電気角で前記電流検出部が前記検出信号を取得するときの通電パターンを、前記電流検出部が前記検出信号を取得する直前の通電パターンと同じにする、モータシステム。 - モータを駆動するインバータの直流側に流れる電流の電流値に対応する検出信号を、複数の通電パターンに基づいて取得し、
前記検出信号を前記通電パターンに基づいて取得することによって、前記モータに流れる各相の相電流を検出し、
前記各相の相電流の検出値に基づいて、前記通電パターンを生成し、
前記通電パターンに基づいて前記インバータを通電させる、インバータ制御方法であって、
前記通電パターンの切り替えが発生する電気角を記憶部に蓄積し、前記記憶部に記憶された前記電気角で前記検出信号を取得するときの通電パターンを、前記検出信号を取得する直前の通電パターンと同じにする、インバータ制御方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2018177208A JP2020048381A (ja) | 2018-09-21 | 2018-09-21 | モータ制御装置、モータシステム及びインバータ制御方法 |
| PCT/JP2019/036817 WO2020059815A1 (ja) | 2018-09-21 | 2019-09-19 | モータ制御装置、モータシステム及びインバータ制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2018177208A JP2020048381A (ja) | 2018-09-21 | 2018-09-21 | モータ制御装置、モータシステム及びインバータ制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2020048381A true JP2020048381A (ja) | 2020-03-26 |
Family
ID=69888529
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2018177208A Pending JP2020048381A (ja) | 2018-09-21 | 2018-09-21 | モータ制御装置、モータシステム及びインバータ制御方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2020048381A (ja) |
| WO (1) | WO2020059815A1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2024236928A1 (ja) * | 2023-05-17 | 2024-11-21 | 日立Astemo株式会社 | インバータ装置及びモータ制御装置 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7389268B1 (en) | 2000-03-02 | 2008-06-17 | Trading Technologies International, Inc. | Trading tools for electronic trading |
| US7228289B2 (en) | 2000-03-02 | 2007-06-05 | Trading Technologies International, Inc. | System and method for trading and displaying market information in an electronic trading environment |
| US7366691B1 (en) | 2002-09-25 | 2008-04-29 | Trading Technologies International Inc. | Method and interface for presenting last traded quantity information |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3931079B2 (ja) * | 2001-12-14 | 2007-06-13 | 松下電器産業株式会社 | 電動機駆動装置及びそれを用いた冷凍装置 |
| US8605461B2 (en) * | 2009-09-28 | 2013-12-10 | Daikin Industries, Ltd. | Phase current detection device and power conversion device using the same |
| JP2012182874A (ja) * | 2011-02-28 | 2012-09-20 | Toshiba Corp | モータ制御装置 |
| JP6368187B2 (ja) * | 2014-08-04 | 2018-08-01 | 三菱重工業株式会社 | インバータ装置 |
-
2018
- 2018-09-21 JP JP2018177208A patent/JP2020048381A/ja active Pending
-
2019
- 2019-09-19 WO PCT/JP2019/036817 patent/WO2020059815A1/ja not_active Ceased
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2024236928A1 (ja) * | 2023-05-17 | 2024-11-21 | 日立Astemo株式会社 | インバータ装置及びモータ制御装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| WO2020059815A1 (ja) | 2020-03-26 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US8217602B2 (en) | Motor driving apparatus and control method thereof | |
| US7772797B2 (en) | Motor controller | |
| US11218107B2 (en) | Control device for power converter | |
| WO2020059815A1 (ja) | モータ制御装置、モータシステム及びインバータ制御方法 | |
| US12155331B2 (en) | Motor controller, motor system and method for controlling motor | |
| US11658600B2 (en) | Motor controller, motor system and method for controlling motor | |
| WO2021200845A1 (ja) | モータ制御装置、モータシステム及びモータ制御方法 | |
| JP6579195B2 (ja) | 電力制御方法、及び、電力制御装置 | |
| US11804797B2 (en) | Motor controller, motor system and method for controlling motor | |
| JP7382884B2 (ja) | モータ制御装置、モータシステム及びモータ制御方法 | |
| WO2020059814A1 (ja) | モータ制御装置、モータシステム及びインバータ制御方法 | |
| JP7407534B2 (ja) | モータ制御装置およびモータシステム | |
| JP7456834B2 (ja) | モータ制御装置、モータシステム及びモータ制御方法 | |
| JP2019154143A (ja) | モータ駆動装置 | |
| JP2012182874A (ja) | モータ制御装置 | |
| JP6647448B2 (ja) | インバーター制御装置およびインバーター制御方法 | |
| JP7534983B2 (ja) | インバータの制御装置 | |
| US11716045B2 (en) | Motor controller, motor system and method for controlling motor | |
| JP6471670B2 (ja) | 電力制御方法、及び、電力制御装置 | |
| WO2021014948A1 (ja) | モータ制御装置およびモータシステム | |
| JP2022044290A (ja) | モータ制御装置、モータシステム及びモータ制御方法 | |
| JP2013074734A (ja) | モータ制御装置 | |
| JP2015167445A (ja) | インバータ装置 |