従来の主電源給電(mains-powered)照明システムは、少なくとも1つの照明デバイス(例えば照明器具)と、照明システムのスイッチポイントに取り付けられる少なくとも1つの従来の照明スイッチ、典型的には壁スイッチとを含むだろう。照明スイッチ及び照明器具は、電線によって、互いに接続されると共に、主電圧源(mains voltage supply)に接続され、照明スイッチは、主電圧源から引き出される電力量を調整することによって照明器具を制御する。例えば、単純なオン/オフスイッチは、照明器具を主電源に接続することによって照明器具をオンに切り替え、照明器具を主電源から切り離すことによって、照明器具をオフに切り替える。調光スイッチは、例えば位相カット調光に基づいて、照明器具によって主電源システムから引き出される(平均)電流量を変えるために使用され得る。
従来の主電源給電照明システムでは、標準的な電源ソケットなどの、一般的な電源コンセントに給電するためのあらゆる配線と異なる、それ自身の専用の電気配線を有するのが一般的である。新しい建物が建設されるとき、前記電気配線は、一般に、「第1のフィックス(the first fix)」又は「下地工事(roughing in)」と様々に呼ばれる建設の第1段階の間に、内壁が塗られ、床が敷かれる前に、相対的に早く敷設される。一般に、スイッチポイント(即ち、内側の壁における壁スイッチ用の場所)、照明ポイント(内側の天井、壁、又は更には床における、照明器具が接続するだろう場所)、及びスイッチポイントと照明ポイントとの間の関係が選ばれる必要があり、前記配線は、それに応じて敷設される必要がある。
様々な国際的な規制上の要件により、照明スイッチは、(幾つかの文脈では「生(live)」線又は「活(hot)」線と呼ばれる)所謂相線によってAC主電圧源に接続され、照明デバイスは、所謂「中性線」によって(保護接地と混同してはならない)接地に接続され、(幾つかの文脈では「切替生(switched-live)」線又は「切替活(switched-hot)」線とも呼ばれる)「切替相(switched-phase)」線が、照明スイッチを照明デバイスに接続し、この専門用語は、この電線はスイッチを閉じられているときだけ電流が流れているという事実を反映している。そのため、各スイッチポイントは、少なくとも2つの利用可能な接続を有し、一方は相線に対するものであり、他方は切替相線に対するものである。
これらの国際的な規制上の要件にもかかわらず、技術的には、照明システムを、逆に配線すること、即ち、スイッチが接地に接続され、照明デバイスがニュートラルに接続されるようにして配線することは可能である。即ち、技術的には、照明システムを、事実上、相線と中性線とが入れ替えられようにして配線することは可能である。この逆の構成では、照明ポイントをスイッチポイントに接続する電線が通電状態(hot)にあるか否かは、スイッチポイントではなく照明ポイントにおける接続に依存する。
所謂「3線式」照明システムでは、スイッチポイントにおいて、第3の接続、即ち、中性線への、従って、接地への直接接続も利用可能であるように電線が敷設される。これは図1Aに図示されており、図1Aは3線式の設備におけるスイッチポイント102及び照明ポイント104を示している。相線、中性線及び切替相線は、各々、P、N及びSPと表記されており、主電圧源は、106と表記されている。この第3の接続ポイントは、スイッチポイント102に取り付けられる装置が、照明ポイント104に取り付けられる如何なるデバイスとも無関係に主電源106から電流を引き出すことを可能にする。
対照的に、所謂「2線式」照明システム(その一例が図1Bにおいて図示されている)では、スイッチポイント112に、中性線Nへのこの第3の接続ポイントが無く、従って、接地へのその唯一の経路は、照明ポイント104を介するものである。従って、スイッチポイント112に取り付けられる如何なるデバイスも、照明ポイント104にあるデバイスが切替相線SPと中性線Nとの間に閉接続(closed connection)を供給する場合にしか、主電源106から電流を引き出すことができない。多くの国において、とりわけ、古い建物において、2線式照明システムは、3線式システムよりも一般的である。
図1A及び図1Bは、非常に概略的な回路図であり、単純化された例示的な照明システムの電気的トポロジを表していることに留意されたい。実際の照明システムは、複数のスイッチポイント及び/又は複数の照明ポイントを備える、より複雑なトポロジを有し得る。「電線」という用語は、一般に、例えば接続箱又は他の接続ノードなどにおいて接続される或る長さの電線又は複数の長さの電線などの有線接続を指すことにも留意されたい。
配線が敷設された状態で、様々に知られているように「第2のフィックス」又は「仕上げ」が済まされることができ、ここで、漆喰が塗られ、床が敷かれる。とりわけ、これは電気配線を隠す。この後にシステムを配線し直すことは可能ではあるが、これは、非常に破壊的で高価なプロセスになるおそれがあり、通常は、例えば大規模な改修の一環としてしか行われないだろう。
上記の種類の従来の照明スイッチとは対照的に、所謂スマート照明スイッチは、ZigBee、Wi-Fi、Bluetoothなどのような無線ネットワーク技術を使用して1つ以上のスマート照明デバイス(例えば、スマートランプ)を制御することができる。即ち、スマートランプ及びスマートスイッチは、照明ネットワークを形成し、スマートスイッチは、それがバインドされている1つ以上のスマートランプによって発せられる光の1つ以上の特性を制御するためにこのネットワーク内で無線でメッセージを送信する。メッセージは、照明デバイスに直接送られてもよく、又はメッセージは、照明ネットワーク内の別の照明デバイス、ゲートウェイ(例えば、ブリッジ)、又は無線ルータなどの1つ以上の他のデバイスを介して中継されてもよい。
基本的なスマートスイッチは、基本的な制御機能(例えば、オン/オフ、又は場合によっては調光)を供給するために、従来の照明スイッチの動作を忠実に反映し得る。しかしながら、照明ネットワーク内でのその役割は、それがどの照明デバイスにバインドされるか(即ち、それがどの照明デバイスを制御するか)を変更するよう容易にリコンフィギュレーションされ得る。これは、例えば、ユーザデバイス(例えば、スマートフォン)上で実行されるユーザフレンドリなアプリケーション(アプリ)、又はデバイス自体のインターフェース機構を使用して、照明スイッチ及び/又はスマートランプの1つ以上の設定が調節される単純明快なプロセスである。対照的に、従来のシステムの同等のリコンフィギュレーションは、はるかに複雑な作業になり、大規模な再配線が必要とするだろう。従って、スマートスイッチは、同等の日常機能を備える従来の主電源スイッチよりも著しく高いフレキシビリティを供給することができる。
スマート照明システムは、ユーザにとってより便利であるだけでなく、互換性の理由からもスマートスイッチを必要とし得る。なぜなら、とりわけ、発光していないスマートランプが、ユーザが選択するときに、無線命令を受信して発光を開始することができる必要があることがあり、これは、ランプへの電力が従来のスイッチで主電源から遮断されている場合には、不可能であることがあるからである。即ち、発光していないスマートランプであっても、幾らかの電力を必要とし得る。
スイッチポイントは、多くの場合、うまく選ばれた場所にあることから、同じスイッチポイントにおいて従来の壁スイッチに取って代わるレトロフィットスマートスイッチは、魅力的な選択肢である。更に、レトロフィットスマートスイッチは、そのスイッチポイントにおいて中性及び相切替接続点の間に常時接続を供給するようコンフィギュレーションされ得るので、スマート照明が、(非発光時であっても)システムと対話することができるよう常に給電されることを確実にし得る。
しかしながら、スマートスイッチは従来のスイッチとは全く異なる電力要件を有するので、問題、即ち、スマートスイッチの給電の問題が生じる。
1つの選択肢は、電池を使用するものであるが、電池の交換はユーザにとって煩わしいので、これはユーザにとって不便である。もう1つの選択肢は、環境発電を使用するものであるが、これには、価格、触覚フィードバック、及びその機能を制限するエネルギ収支などの様々な不利な点がある。
第3の解決策は、従来のスイッチの場所において利用可能である主電源を使用するものである。しかしながら、上述のように、2線式照明システムでは、中性線Nは利用できない。それ故、スマートスイッチは、双方向スイッチポイントにおいて独立して電流を引き出すことができず、それ故、無線操作に十分な電流を実際に引き出すために、前記スマートスイッチが電気的に接続されるスマートランプ内の所謂「ブリーダ」と組み合わせた特別な2線式電源を必要とする。
図1Bを参照すると、ブリーダは、ブリーダを介して主電源から動作電流を引き出すことを可能にするように照明ポイント104において切替相線SPと中性線Nとの間に永続的な電気的接続を供給するランプ内の電気回路である。動作電流は、スイッチポイント112に取り付けられるスマートスイッチがその無線送信機を介して無線メッセージを送信することを可能にするのに十分高い大きさを有する。2線式システム用のブリーダ回路を含むランプの例は、PCT特許公報WO2016062574において開示されている。しかしながら、その最も単純な形態であるブリーダは、単に、SPとNとの間の適切な電気抵抗を有する負荷であり得る。これは、オームの法則に従って連続電流を引き出す。
ブリーダと組み合わせた2線式スマートスイッチのこの解決策は、効果的ではあるが、スイッチは、多くの場合、(例えば、無線メッセージを送るために)断続的に相対的に大量の電力を必要とするだけであるにもかかわらず、常時待機電力損失を有するというマイナス面を有する。即ち、スマートスイッチ用の電源は、スイッチが使用されていない場合であっても固有の電力損失を有するだろう。
待機電力消費に関する規制がますます厳しくなっていることを踏まえると、将来の規制上の要件は、このような単純なスイッチのためのこのような高い待機損失さえも禁止するおそれがあると考えられる。
本発明は、ブリーダのこの第3の解決策を採用するが、待機電力消費の問題を解決するためにスマートランプ内の選択的に作動されるブリーダを利用する。スイッチが使用されるときにしかブリーダを作動させないことによって、過剰な待機電力損失が防止される。
スマートスイッチ内のユーザ操作可能な機械スイッチは、ユーザによって操作されるとき、その他の場合は完全に停止される2線式電力供給システムを、ブリーダを作動させることによって始動させる。ブリーダは、スマートランプによる検出のために切替相線自体においてスマートスイッチによって生成されるブリーダ作動信号によって作動される。
本発明の第1の態様は、第1電線に接続される照明デバイス(「スマートランプ」)と、第2電線に接続される照明スイッチ(「スマートスイッチ」)と、前記照明スイッチを前記照明デバイスに接続する接続電線とを有する2線式照明システムを対象にする。前記照明デバイスは、照明コントローラと、前記照明コントローラによって制御可能なブリーダとを有する。前記第1及び第2電線は、主電源システムの両端に接続される。前記照明スイッチは、無線送信機と、スイッチコントローラと、前記スイッチコントローラに接続される機械スイッチとを有する。前記スイッチコントローラは、ユーザによる前記機械スイッチの操作に応じて、前記接続電線においてブリーダ作動信号を生成するよう構成される。前記照明コントローラは、前記ブリーダ作動信号に従って前記電線中に動作電流を誘導するように前記ブリーダを作動させるよう構成される。前記スイッチコントローラは、前記動作電流を使用して前記無線送信機からメッセージを送信するよう構成される。
好ましくは、国際的な規制上の要件に従うよう、前記第1電線は中性線であり、前記第2電線は相線である。これに関連して、前記接続電線は、前述のように、切替相線と呼ばれる。
前記スイッチコントローラがこの最初のブリーダ作動信号を生成することを可能にするための十分な電力が前記スイッチコントローラに供給され得る様々なやり方がある。これは、前記ブリーダ作動信号を生成するのに必要とされる電力は、無線メッセージを送信するのに必要とされる電力よりも著しく少ないからである。
例えば、前記スイッチコントローラは、前記ブリーダが停止しているときに前記照明デバイスによって前記電線中に誘導される漏れ電流を使用して前記ブリーダ作動信号を生成するよう構成されてもよく、前記漏れ電流は、前記動作電流より小さい大きさを有する。
別の例として、前記スイッチの前記操作が、前記接続電線を介して前記照明デバイスに供給される主電源電圧のドロップアウトをもたらしてもよく、前記照明コントローラは、前記主電源のドロップアウトに応じて前記電線中に初期電流を誘導するように前記ブリーダを作動させるよう構成されてもよい。前記スイッチコントローラは、前記初期電流を使用して、前記ブリーダをアクティブなままにするよう前記ブリーダ作動信号を生成するよう構成されてもよい。換言すれば、前記機械スイッチを作動させることによって引き起こされる前記主電源のドロップアウトが、前記ブリーダを作動させ、前記ブリーダ作動信号が、前記ブリーダを作動させ続ける。
前記機械スイッチは、前記スイッチコントローラと並列に接続されてもよく、前記機械スイッチの前記操作は、前記漏れ電流又は前記初期電流を前記スイッチコントローラに供給するように前記機械スイッチを開いてもよい。
好ましくは、前記ブリーダ作動信号は、前記接続電線を介して前記照明デバイスに供給される主電源電圧における位相カットである。
前記照明スイッチは、前記機械スイッチと直列に接続される制御スイッチを更に有してもよく、前記制御スイッチは、前記スイッチコントローラによって制御可能である。
例えば、前記スイッチコントローラは、前記制御スイッチを使用して前記位相カットを作成するよう構成されてもよい。
前記照明スイッチは、前記スイッチコントローラ及び直列に接続される前記スイッチと並列に接続される第2制御スイッチを有してもよい。前記スイッチコントローラは、前記第2制御スイッチを使用して前記位相カットを作成し、前記制御スイッチを開いて前記動作電流を受け取るよう構成されてもよい。
前記位相カットを作成するためにこの追加の並列接続される第2スイッチを使用することの利点は、前記スイッチコントローラがその処理を完了する前に前記ユーザが前記機械スイッチを再度操作する状況において、更なるロバスト性を供給することである。これは、前記機械スイッチの2回目の操作は、それと直列に接続される前記制御スイッチが前記動作電流を受け取るために開いたままにされている限り、効果がないからである。
前記照明コントローラは、無線送信された前記メッセージに応じて、前記照明デバイスの少なくとも1つの発光デバイスを制御するよう構成されてもよい。
例えば、前記照明コントローラは、前記無線送信されたメッセージに応じて、前記少なくとも1つの発光デバイスによって発せられる光の光度及び/又は色度を変えるよう構成されてもよい。
他の例においては、前記照明コントローラは、前記無線送信されたメッセージに応じて、前記少なくとも1つの発光デバイスを作動又は停止させるよう構成されてもよい。
その代わりに又は加えて、前記照明システムは、例えば同等のやり方で、前記メッセージに応答するよう構成される第2照明デバイスを有してもよい。
前記コントローラの各々は、例えば、列挙されている動作を実行するよう構成される1つ以上のマイクロコントローラを含むことができる。例えば、前記動作は、そのマイクロコントローラのマイクロプロセッサ上で実行されるコードによって実施されてもよい。他の例においては、この機能の少なくとも一部は、関連するコントローラの専用回路によって実施され得る。
本発明の第2の態様は、2線式照明システム用の照明スイッチであり、相線又は中性線に接続するための第1接続と、接続電線を介して照明デバイスに接続するための第2接続と、スイッチコントローラと、前記スイッチコントローラに接続される機械スイッチと、無線送信機とを有する照明スイッチであって、前記スイッチコントローラが、ユーザによる前記機械スイッチの操作に応じて、前記接続電線においてブリーダ作動信号を生成し、結果として生じる、前記照明デバイスのブリーダによって前記電線中に誘導される動作電流を使用して、前記無線送信機からメッセージを送信するよう構成される照明スイッチを対象にする。
好ましくは、前記第1接続は、前記相線に接続するための相接続であり、前記第2接続は、(前記接続電線が切替相線である)切替相接続である。
本発明の第3の態様は、2線式照明システム用の照明スイッチを制御する方法であって、前記照明スイッチのスイッチコントローラによって、ユーザによる前記照明スイッチの機械スイッチの操作に応じて、前記照明スイッチ及び照明デバイスに接続される接続電線においてブリーダ作動信号を生成するステップと、結果として生じる、前記接続電線、及び前記照明スイッチに接続される相線又は中性線中に前記照明デバイスのブリーダによって誘導される動作電流を使用して、前記照明スイッチの無線送信機からメッセージを送信するステップとを実施することを含む方法を対象にする。
第2又は第3の態様の実施例においては、第1の態様に関して開示されている機能のうちのいずれかが実施され得る。
本発明の別の態様は、コンピュータ可読記憶媒体(例えば、磁気、光学若しくは固体記憶装置、又はそれらの任意の組み合わせ)に記憶されるコードであって、照明スイッチのスイッチコントローラにおいて実行されるときに、開示されている前記機能のいずれかを実施するよう構成されるコードを有するコンピュータプログラムを対象にする。
待機電力損失が無視できるほど小さいスマートブリーダと組み合わせて動作する2線式レトロフィットスマートスイッチ(2a、2b)の例を以下に記載する。これは、スマートスイッチ内に特別な2線式電力供給ユニットを有し、ブリーダがデフォルトで無効にされることによって、達成される。ユーザがスマートスイッチの機械スイッチを押すとき(及びそのときだけ)、スマートスイッチの電力供給ユニットが短時間作動され、これがスマートスイッチのスイッチコントローラを作動させる。
この点において、スマートランプは、機械スイッチが押されていることを検出し、それに応じて、スマートスイッチの電力供給ユニット及びスイッチコントローラを作動させるために必要とされる電力を供給するそのブリーダを作動させるようコンフィギュレーションされてもよい。他の例においては、スマートランプによって(例えば、それのEMIフィルタコンデンサを介して)引き出される小さな漏れ電流は、このポイントにあるブリーダの作動を必要とせずにスマートスイッチの電力供給ユニット及びスイッチユニットを最初に作動させるのに十分であり得る。
いずれにせよ、スイッチコントローラのマイクロプロセッサが給電されるとすぐに、マイクロプロセッサがそれ自体の電力供給の制御を引き継ぐ。マイクロプロセッサは、例えば、適切な無線メッセージを送信することによって、機械スイッチが押されたことを、ランプ、別のスマートランプ又はより広くは照明システムに通知するための、あらゆる要求される処理を実施することができるが、ソフトウェアアップデートのダウンロード及びインストールのようなより複雑な動作を実施することもできる。終了時、マイクロプロセッサは、著しい待機電力の消費を防止するために、それ自身及び2線式電力供給システム全体を再び無効にする。スマートランプには、依然として、スマートスイッチを介して主電源電圧が供給されるが、スイッチ自体の2線式電力供給ユニットは、それが待機損失を被るのを防止するために給電されないことに留意されたい。
図2は、スマートスイッチ2a及びスマートランプ4を含む2線式照明システムの概略的なブロック図を示している。スマートスイッチ2aは、図1Bのスイッチポイント112に取り付けられ、スマートランプ4は、図1Bの照明ポイント104に取り付けられる。
スマートスイッチ2aは、相接続PC、切替相接続SPC、2線式供給ユニット202、スイッチコントローラ204、機械スイッチS1(第1スイッチ)、制御スイッチS2(第2スイッチ)、及びスイッチコントローラ232に接続される無線RF(無線周波数)送信機Txを有する。この送信機Txは、例えば、スイッチが無線でメッセージの送信及び受信の両方をすることができるように無線送受信機の一部であってもよい(が、これは必須ではない)。
相接続PCは、相線Pに接続され、従って、主電圧源106に接続される。切替相接続SPCは、切替相線SPに接続され、切替相線SPにはスマートランプ4も接続される。
スイッチコントローラ204は、各々が2線式供給ユニット202の異なる電源コネクタに接続される2つの電源コネクタを有する。従って、スイッチコントローラ204は、供給ユニット202によって供給される電流を受け取るために供給ユニット202と直列に接続される。供給ユニット202は、コネクタPC及びSPCの間に接続され、従って、切替相線SPが接地に接続される場合及びときには、主電源電圧にわたって(即ち、主電圧源106と接地との間に)に接続される。従って、この状態においては、供給ユニット202は、主電源から電流を引き出すことによってスイッチコントローラ204に電力を供給することができる。スイッチコントローラ204は、例えば電流又は電圧調整を使用して、スイッチコントローラ204に供給される電力量を調整する。例えば、位相カット電圧調整を使用する。
図2Aにおいて示されているように、スイッチコントローラは、供給ユニット202及び無線送信機Txに接続されるプロセッサ(マイクロプロセッサ)232と、プロセッサ232に接続されるメモリ234とを有する。メモリ234は、プロセッサ232上で実行するためのコード236を保持する。プロセッサ232は、最初に電源が投入されるときに(即ち、スイッチコントローラ204からの電流の最初の受け取りに応じて)、コード236の一部を自動的にフェッチし、実行し、下で詳細に記載されている、コード236の一部によって規定されている或る特定の動作をそれに自動的に実施させるようにコンフィギュレーションされる。即ち、プロセッサ232に電源が投入されるとすぐにこれらの動作が自動的に実施されるようにコンフィギュレーションされる。今のところ、これらの動作は、切替相線SPにおけるブリーダ作動信号の生成を含むと言えば十分だろう。
この例においては、プロセッサ232及びメモリ234は、マイクロコントローラにおいて実施される。
図2に戻ると、第1及び第2スイッチS1、S2は、スイッチ接続PC、SPCの間に、スイッチコントローラ204及び供給ユニット202と並列に、互いに直列に接続されている。第1スイッチS1は、ユーザ8によって操作可能であり、即ち、手動操作スイッチであり、この例においては機械スイッチである。
対照的に、第2スイッチS2は、スイッチコントローラ204によって自動的に制御される。この目的のため、スイッチコントローラ204は、第2スイッチS2の制御入力に接続される制御出力を有する。第2スイッチS2は、例えば、トランジスタであってもよく、制御入力は、(FETの場合は)ゲート端子であってもよく、又は(バイポーラトランジスタの場合は)ベース端子であってもよい。従って、スイッチコントローラ204は、第2スイッチS2を自動的に開閉することができる。
第1及び第2スイッチS1、S2は、両方とも、デフォルトで閉じられるようにコンフィギュレーションされる。即ち、第1スイッチS1は、ユーザ8による操作がない場合、閉じたままであり、同様に、スイッチS2は、制御入力において如何なる制御信号もない場合(例えば、その制御入力における電圧が、論理0に対応するゼロである場合は)、閉じたままである。即ち、スイッチS1のデフォルト状態及びマイクロプロセッサ制御スイッチS2のデフォルト非給電状態は、閉じた状態である(これは、適切な構成要素の選択及び電子回路の設計によって構成され得る)。
従って、両方のスイッチS1、S2が閉じられるデフォルト状態においては、スイッチ接続PC、SPCの間にゼロ抵抗経路(即ち、短絡回路)が形成される。即ち、並列に接続される供給ユニット202の電気抵抗よりも著しく小さい、無視できるほど小さい電気抵抗しか持たない。従って、デフォルト待機モードと呼ばれるこのデフォルト状態においては、切替相線SPが接地に接続されているときであっても、供給ユニット202の両端の電圧は実質的にゼロである(即ち、無視できるほど小さい)。このように、デフォルト待機モードにおいては、スマートスイッチ2a内の2線式電力供給ユニット202は、切替相線SPが、現在、接地されているか否かにかかわらず、停止される。
スイッチコントローラ204は、無線送信機Txにも接続される。従って、スイッチコントローラ204は、そうするために利用可能な十分な電力があれば、RF信号によって搬送される無線メッセージを送信するよう無線送信機Txを制御することができる。送信機Txも、供給ユニット202によって給電されることができ、いずれにしても、最終的には、主電源106によって給電される。スイッチコントローラ204は、下記の動作を経て、必要なときに送信に必要な電力を得るよう、スマートランプ4と協働する。
スマートランプ4に目を向けると、スマートランプ4は、ドライバ212と、ドライバ212に接続される照明コントローラ214と、制御スイッチS3(第3スイッチ)、及びスイッチS3と直列に接続される負荷Lを含むブリーダ216と、好ましくはLEDである少なくとも1つの発光デバイス218と、別の制御スイッチS4(第4スイッチ)と、無線受信機Rxとを有する。この受信機Rxは、例えば、ランプ4が無線でメッセージの送信及び受信の両方をすることができるように無線送受信機の一部であってもよい(が、これは必須ではない)。
発光デバイス218は、スイッチS4が閉じられるときに、光源218が、光源218に発光させる電力をドライバ212から受け取ることができるように、スイッチS4を介してドライバ212に接続される。照明コントローラ214は、ドライバ212にも接続され、ドライバ212によって駆動され、発光デバイス218に発光を開始及び停止させるようスイッチS4を選択的に開閉することができるようにスイッチS4の制御入力に接続される制御出力を有する。照明コントローラ214は、下記の機能を実施するマイクロコントローラも含む。
照明コントローラ214は、無線受信機Rxにも接続され、故に、別のデバイスから無線で送信されたメッセージを受信することができる。
照明コントローラ214は、ブリーダ216にも接続される。照明コントローラ214は、とりわけ、ブリーダ216のスイッチS3の制御入力に接続される第2制御出力を有し、故に、ブリーダ216を停止及び作動させるようスイッチS3を選択的に開閉することができる。
スイッチS2、S3は、例えば、スイッチS1と同様のやり方で実施されるトランジスタであってもよい。
ドライバ212は、切替相線SPと中性線Nとの間に接続される。ブリーダ216も、それらの同じ電線SP、Nの間に並列に、即ち、ドライバ212と並列に接続される。
ランプ4は、デフォルトでブリーダ216が停止している(即ち、スイッチS3が開いている)ようにコンフィギュレーションされる。照明コントローラ214は、切替相線SPにも接続され、これは、スマートスイッチ2aによって切替相線SPにおいて生成されたブリーダ作動信号を照明コントローラ214が検出することを可能にする。ブリーダ作動信号は、無線メッセージの送信などの相対的に大量の電力を必要とする動作をスイッチコントローラ204が実施する必要があるときに、ブリーダ216を作動させるために、スマートスイッチ2aのスイッチコントローラ204によって生成される。
ブリーダ作動信号は、切替相線SPを介して供給されるAC主電源電圧の位相カットの形をとる。照明コントローラ214は、位相カットが存在する限り、ブリーダ216をアクティブなままにする(即ち、スイッチS3を閉じたままにする)。
ブリーダ216が停止しており(スイッチS3が開いており)、LED218が発光していない(スイッチS4が開いている)ときであっても、スマートランプ4のドライバ212は、例えばそれの1つ以上のEMIフィルタによって、(前述のように、デフォルトで閉じている)スマートスイッチ2aのスイッチS1及びS2を介して、依然として、主電源106から少量の電流を引き出すことに留意されたい。スマートランプ4によって引き出されるこの電流は漏れ電流と呼ばれる。スマートスイッチ2aに戻ると、ユーザ8がスイッチS1を押す(又はその他の場合は、作動させる)とき、スマートスイッチ2の両端の電圧が上昇し始め、2線式供給ユニット202の両端の電圧が上昇し始め、とりわけ、2線式供給ユニット202を作動させる。スイッチS1を開くことで、接続PC、SPCの間のゼロ抵抗経路が取り除かれ、それによって、スマートランプ4によって引き出される漏れ電流が供給ユニット202に供給される。これは、電力供給ユニット202を充電し、これは、電力供給ユニット202が、照明コントローラ204を作動させるのに十分な電力を供給すること可能にする。
機械スイッチS1は、ユーザが引き続き機械スイッチS1を押しているかどうかにかかわらず、数百ミリ秒以内に跳ね返る(又はその他の場合は、自動的に閉じる)ように設計される。これは、2線式電力供給ユニット202が始動することは可能にするが、スマートランプ4がドロップアウトし始めるほど長い間主電源から切り離されることは防止する。ドロップアウトは、それが機能を失い始めるほど長い間主電源から切り離されることを意味する。主電源からのこの短い、数百msの切断は、従来の機構を使用して、簡単にスマートランプ4においてバッファされることができ、故に、その機能は悪影響を受けない。
スイッチS1は、例えば、通常は照明を作動させるために短時間だけ押される機械的な押しボタンスイッチであり得る。
2線式電力供給ユニット202が初めて充電されたとき、幾つかの実施例においては、スイッチコントローラ204のマイクロコントローラが起動するだろう。前記マイクロコントローラは、それに応じて、切替相線SPを介してランプ4に供給される主電源電圧において小さな位相カットをスイッチS2を用いて自動的に作成し、それによって、機械スイッチS1が跳ね返ったときのスマートスイッチ2aのための電力供給生成を確実にするための、上述のブリーダ作動信号を生成する。位相カットとは、主電源電圧の各ゼロ交差の直前又は直後の或る期間の間、主電源電圧を(ゼロに)カットすることを指す。しかしながら、この段階ではマイクロコントローラの電源投入は必須ではない。例えば、位相カットは、マイクロコントローラと並行して動作する照明コントローラ204の他の回路によって作成されてもよい。
この位相カットは、スマートランプ4内の照明コントローラ214によって検出及び認識され、これは、それに応じて、ブリーダ216を作動させる。これは、ブリーダ216に、負荷Lを介して電流(動作電流)を引き出させ、これは、位相カット時間枠の間、即ち、位相カットが持続する限り、スイッチコントローラ204のマイクロプロセッサによって使用するのに十分な電力を供給する。
スイッチコントローラ204のマイクロプロセッサは、動作電流を使用して、任意の種類のプログラムを実行することができる、又は無線送信機Txを介して照明システムの1つ以上の(例えば、複数の)スマートランプ4、4'若しくは照明システムの制御ノード10(例えば、ブリッジ又は無線ルータ)と通信することができる。今や、スイッチコントローラ204が、それ自身の電力供給を制御しているので、前記マイクロプロセッサは、それが必要とする限り、そうすることができる。
例えば、スイッチコントローラ204は、無線送信機Txを使用してスマートランプ4にメッセージを送信してもよい。これは、前記スマートランプ4の無線受信機Rxで受信するために前記スマートランプ4に直接送信されてもよく、又は他の例においては、中央制御ノード10を介して、若しくは照明システムの1つ以上の他のスマートランプ4'を介して(例えばZigBeeを使用して)、中継されてもよい。しかしながら、スマートスイッチ2aと、スマートスイッチ2aが期せずして電気的に接続されるスマートランプ4との間の無線通信をこれを限定するものは何もないことに留意することは重要である。例えば、メッセージは、そこで処理するために中央ノード10に送信されてもよく、又はスマートスイッチ2aがバインドされている異なるスマートランプ4'に送信されてもよい。特に、スイッチが期せずして電気的に接続されるスマートランプを制御するという要件はないが、実際には、スイッチがそうすることは便利であり得る。
メッセージは、例えば、スマートランプ4及び/又は別のスマートランプ4'に、その発光デバイス218によって発せられる光の(光度又は色度などの)特性を変更させることができる、又はより簡単なケースでは、単に、その発光デバイス218を作動又は停止させることができる。
中央制御ノード10は必須ではないことに留意されたい。スイッチは、その代わりに、例えばBluetoothを使用して、ランプ4/4'と直接通信することができる。
スイッチコントローラ204のマイクロプロセッサがそれらの動作を完了したとき、前記動作が何であれ、前記マイクロプロセッサは、その電力供給を遮断するために位相カットを停止させる。これは、照明コントローラ214内のマイクロプロセッサによって認識され、これは、ブリーダ216を無効にし、それによって、動作電流を終了させて過剰な待機損失を防止する。即ち、スイッチコントローラ204は、その作業が終わるときに位相カット機構を停止させ、第1スイッチS1の開放が検出されるたびに位相カット機構を始動させる。
図3は、スマートスイッチ2bの別の例を示しており、これは、スマートスイッチ2aとほぼ同じであるが、以下に説明する幾らかの違いがある。図2/2A及び3においては対応する特徴を示すために同じ参照符号が使用されており、図2/2Aのスイッチ2aに関するそれらの特徴に関する全ての説明は、図3のスイッチ2bに等しく当てはまり、またその逆も当てはまる。
スマートスイッチ2bは追加の制御スイッチS5(第5のスイッチ)を含み、スイッチS5はまた、切替接続PC及びSPCの間に並列に、スイッチS1及びS2と並列に、且つ供給ユニット202と並列に、接続される。スイッチS5は、スイッチコントローラ204の第2制御出力に接続される制御入力を有し、故に、スイッチコントローラ204によって同じやり方で制御(開閉)されることができる。この第5スイッチS5は、スイッチS2の代わりに位相カットを制御するために使用される。
スイッチ2aと同様に、デフォルト待機モードにおいては、スマートスイッチ2b内の2線式電力供給ユニット202は停止される。機械スイッチS1のデフォルト状態及びスイッチS2のデフォルト非給電状態は、スマートスイッチ2aの場合と同様に、閉じた状態であるが、位相カットを制御するために使用されるスイッチS5は、デフォルトでは開いている(これは、電子回路の設計によって規定される)。
ユーザ8がスイッチS1を押すとき、上記のように、スマートスイッチユニットの両端の電圧が上昇し始め、特別な2線式電力供給ユニット202が作動するだろう。2線式電力供給ユニット202が初めて充電されたとき、スイッチコントローラ204のマイクロコントローラは、起動し、ユーザがスイッチS1を放す(即ち、閉じる)ことによって2線式電力供給ユニットが停止されないようにスイッチS2を開く。即ち、スイッチS1が閉じることで2線式電力供給ユニットが短絡されるのを防止するよう、スイッチS2が開かれる。
スマートスイッチ2bのマイクロプロセッサは、スイッチS2を開くのと同時に、機械スイッチS1が跳ね返ったときの電力供給生成を確実にするために、同じやり方ではあるが、スイッチS5を使用して、小さな位相カットを作成する。
PC及びSPCに直接接続されるスイッチS5の更なる利点は、ユーザ8によるスイッチS1の別の操作が、以前の操作によって引き起こされたプロセスを停止させないことである。これは、ユーザ8が、状況によっては、意図せずに、通信中の或る時点においてスイッチS1を再び押すことによって、動作を中断させることができる場合があるスイッチ2aの場合は対照的である。このように、追加のスイッチS5はスマートスイッチ2bのロバスト性を向上させる。
その後の動作は上記のとおりであり、スイッチコントローラ204は、完了時にスイッチS2を閉じてその電力供給を遮断する。
上記の実施例はほんの一例として記載されていることは理解されるであろう。当業者は、請求項に記載の発明を実施する際に、図面、明細及び添付の請求項の研究から、開示されている実施例に対する他の変形を、理解し、達成し得る。
例えば、上記の例においては、スイッチコントローラ204及び照明コントローラ214の各々の機能は、ソフトウェアで(各々のマイクロコントローラにおいて実行されるコードによって)実施されているが、その代わりに、この機能の一部又は全部が、専用ハードウェアで、例えば、当該コントローラの特定用途向け集積回路又は適切にコンフィギュレーションされたFPGAによって、実施されてもよい。
別の例として、上記では、機械スイッチS1は、動かされると自動的にその初期状態に戻るように付勢されている特別な機械的スイッチであるが、他の例においては、これは、スイッチコントローラによってユーザからの入力に応じて制御される制御スイッチでもあってもよい。例えば、漏れ電流はこれを可能にするのに十分であり得る。
請求項において、「有する」という用語は、他の要素又はステップを除外せず、単数形表記は、複数の存在を除外しない。請求項において列挙されている幾つかの要素の機能を、単一のプロセッサ又は他のユニットが果たしてもよい。単に、特定の手段が、互いに異なる従属請求項において挙げられているという事実は、これらの手段の組み合わせが有利になるように用いられることができないことを示すものではない。コンピュータプログラムは、他のハードウェアと一緒に又は他のハードウェアの一部として供給される光学式記憶媒体又は固体媒体のような適切な媒体上に記憶及び/又は分散されてもよいが、インターネット又は他の有線若しくは無線電気通信システムを介するような他の形態で分散されてもよい。請求項における如何なる参照符号も、範囲を限定するものとして解釈されてはならない。