「アルキル」及び「alk」という用語は、1〜12個の炭素原子、好ましくは1〜6個の炭素原子を含有する直鎖又は分枝鎖アルカン(炭化水素)ラジカルを指す。例示的な「アルキル」基としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、t−ブチル、イソブチルペンチル、ヘキシル、イソヘキシル、ヘプチル、4,4−ジメチルペンチル、オクチル、2,2,4−トリメチルペンチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル等が挙げられる。「(C1−C4)アルキル」という用語は、1〜4個の炭素原子を含有する直鎖又は分枝鎖アルカン(炭化水素)ラジカル、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、t−ブチル、及びイソブチルを指す。「(C1−C6)アルキル」という用語は、1〜6個の炭素原子を含有する直鎖又は分枝鎖アルカン(炭化水素)ラジカル、例えば「(C1−C4)アルキル」について例示されたものに加えて、n−ヘキシル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、4−メチルペンチル、2,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチルを指す。「置換アルキル」は、任意の利用可能な結合点において、1以上の置換基、好ましくは1〜4個の置換基で置換されたアルキル基を指す。例示的な置換基としては、以下の基:水素、ハロゲン(例えば、単一ハロゲン置換基又は複数のハロ置換基であって、後者の場合は、例えばCF3のような基又はCl3を保持するアルキル基を形成する置換基)、シアノ、ニトロ、オキソ(即ち、=O)、CF3、OCF3、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、複素環、アリール、ORa、SRa、S(=O)Re、S(=O)2Re、P(=O)2Re、S(=O)2ORe、P(=O)2ORe、NRbRc、NRbS(=O)2Re、NRbP(=O)2Re、S(=O)2NRbRc、P(=O)2NRbRc、C(=O)ORd、C(=O)Ra、C(=O)NRbRc、OC(=O)Ra、OC(=O)NRbRc、NRbC(=O)ORe、NRdC(=O)NRbRc、NRdS(=O)2NRbRc、NRdP(=O)2NRbRc、NRbC(=O)Ra、又はNRbP(=O)2Reの1以上が挙げられるが、これらに限定されず、ここで、Raはそれぞれ独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、複素環、又はアリールであり;Rb、Rc、及びRdはそれぞれ独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、複素環、アリールであるか、又はこのRb及びRcは、それらが結合しているNと一緒になって、場合により複素環を形成し;及びReはそれぞれ独立して、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、複素環、又はアリールである。上述の例示的な置換基において、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルケニル、複素環、及びアリールのような基は、それら自体が場合により置換され得る。
「アルケニル」という用語は、2〜12個の炭素原子及び少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を含有する直鎖又は分枝鎖の炭化水素ラジカルを指す。このような基の例としては、エテニル又はアリルが挙げられる。「C2−C6アルケニル」という用語は、2〜6個の炭素原子及び少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を含有する直鎖又は分枝鎖炭化水素ラジカル、例えばエチレニル、プロペニル、2−プロペニル、(E)−ブタ−2−エニル、(Z)−ブタ−2−エニル、2−メチル(E)−ブタ−2−エニル、2−メチル(Z)−ブタ−2−エニル、2,3−ジメチル−ブタ−2−エニル、(Z)−ペンタ−2−エニル、(E)−ペンタ−1−エニル、(Z)−ヘキサ−1−エニル、(E)−ペンタ−2−エニル、(Z)−ヘキサ−2−エニル、(E)−ヘキサ−2−エニル、(Z)−ヘキサ−1−エニル、(E)−ヘキサ−1−エニル、(Z)−ヘキサ−3−エニル、(E)−ヘキサ−3−エニル、及び(E)−ヘキサ−1,3−ジエニルを指す。「置換アルケニル」は、任意の利用可能な結合点で、1以上の置換基、好ましくは1〜4個の置換基で置換されたアルケニル基を指す。置換基の例としては、以下の基:水素、ハロゲン(例えば、単一ハロゲン置換基又は複数のハロ置換基であって、後者の場合は、例えばCF3のような基又はCl3を保持するアルキル基を形成する置換基)、シアノ、ニトロ、オキソ(即ち、=O)、CF3、OCF3、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、複素環、アリール、ORa、SRa、S(=O)Re、S(=O)2Re、P(=O)2Re、S(=O)2ORe、P(=O)2ORe、NRbRc、NRbS(=O)2Re、NRbP(=O)2Re、S(=O)2NRbRc、P(=O)2NRbRc、C(=O)ORd、C(=O)Ra、C(=O)NRbRc、OC(=O)Ra、OC(=O)NRbRc、NRbC(=O)ORe、NRdC(=O)NRbRc、NRdS(=O)2NRbRc、NRdP(=O)2NRbRc、NRbC(=O)Ra、又はNRbP(=O)2Reの1以上が挙げられるが、これらに限定されず、ここで、Raはそれぞれ独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、複素環、又はアリールであり;Rb、Rc、及びRdはそれぞれ独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、複素環、アリールであるか、又はこのRb及びRcは、それらが結合しているNと一緒になって、場合により複素環を形成し;及びReはそれぞれ独立して、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、複素環、又はアリールである。例示的な置換基は、それ自体、場合により置換され得る。
「アルキニル」という用語は、2〜12個の炭素原子及び少なくとも1つの炭素−炭素三重結合を含有する直鎖又は分枝鎖の炭化水素ラジカルを指す。このような基の例としては、エチニルが挙げられる。「C2−C6アルキニル」という用語は、2〜6個の炭素原子及び少なくとも1つの炭素−炭素三重結合を含有する直鎖又は分枝鎖炭化水素ラジカル、例えば、エチニル、プロパ−1−イニル、プロパ−2−イニル、ブタ−1−イニル、ブタ−2−イニル、ペンタ−1−イニル、ペンタ−2−イニル、ヘキサ−1−イニル、ヘキサ−2−イニル、ヘキサ−3−イニルを指す。「置換アルキニル」は、任意の利用可能な結合点で、1以上の置換基、好ましくは1〜4個の置換基で置換されたアルキニル基を指す。例示的な置換基としては、以下の基:水素、ハロゲン(例えば、単一ハロゲン置換基又は複数のハロ置換基であって、後者の場合は、例えばCF3のような基又はCl3を保持するアルキル基を形成する置換基)、シアノ、ニトロ、オキソ(即ち、=O)、CF3、OCF3、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、複素環、アリール、ORa、SRa、S(=O)Re、S(=O)2Re、P(=O)2Re、S(=O)2ORe、P(=O)2ORe、NRbRc、NRbS(=O)2Re、NRbP(=O)2Re、S(=O)2NRbRc、P(=O)2NRbRc、C(=O)ORd、C(=O)Ra、C(=O)NRbRc、OC(=O)Ra、OC(=O)NRbRc、NRbC(=O)ORe、NRdC(=O)NRbRc、NRdS(=O)2NRbRc、NRdP(=O)2NRbRc、NRbC(=O)Ra、又はNRbP(=O)2Reの1以上が挙げられるが、これらに限定されず、ここで、Raはそれぞれ独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、複素環、又はアリールであり;Rb、Rc、及びRdはそれぞれ独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、複素環、アリールであるか、又はこのRb及びRcは、それらが結合しているNと一緒になって、場合により複素環を形成し;及びReはそれぞれ独立して、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、複素環、又はアリールである。例示的な置換基は、それ自体、場合により置換され得る。
「シクロアルケニル」という用語は、1〜4個の環及び環あたり3〜8個の炭素を含有する部分的に不飽和の環状炭化水素基を指す。このような基の例としては、シクロブテニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル等が挙げられる。「置換シクロアルケニル」は、任意の利用可能な結合点において、1個以上の置換基、好ましくは1〜4個の置換基で置換されたシクロアルケニル基を指す。例示的な置換基としては、以下の基:水素、ハロゲン(例えば、単一ハロゲン置換基又は複数のハロ置換基であって、後者の場合は、例えばCF3のような基又はCl3を保持するアルキル基を形成する置換基)、シアノ、ニトロ、オキソ(即ち、=O)、CF3、OCF3、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、複素環、アリール、ORa、SRa、S(=O)Re、S(=O)2Re、P(=O)2Re、S(=O)2ORe、P(=O)2ORe、NRbRc、NRbS(=O)2Re、NRbP(=O)2Re、S(=O)2NRbRc、P(=O)2NRbRc、C(=O)ORd、C(=O)Ra、C(=O)NRbRc、OC(=O)Ra、OC(=O)NRbRc、NRbC(=O)ORe、NRdC(=O)NRbRc、NRdS(=O)2NRbRc、NRdP(=O)2NRbRc、NRbC(=O)Ra、又はNRbP(=O)2Reの1以上が挙げられるが、これらに限定されず、ここで、Raはそれぞれ独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、複素環、又はアリールであり;Rb、Rc、及びRdはそれぞれ独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、複素環、アリールであるか、又はこのRb及びRcは、それらが結合しているNと一緒になって、場合により複素環を形成し;及びReはそれぞれ独立して、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、複素環、又はアリールである。例示的な置換基は、それ自体、場合により置換され得る。例示的な置換基としてはまた、スピロ結合した又は縮合した環状(cylic)置換基、特にスピロ結合シクロアルキル、スピロ結合シクロアルケニル、スピロ結合複素環(ヘテロアリールを除く)、縮合シクロアルキル、縮合シクロアルケニル、縮合複素環、又は縮合アリールが挙げられ、ここで上述のシクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、及びアリール置換基は、それ自体、場合により置換され得る。
「アリール」という用語は、1〜5個の芳香環を有する環状芳香族炭化水素基、特に単環式又は二環式基、例えばフェニル、ビフェニル、又はナフチルを指す。2以上の芳香族環(二環式等)を含有する場合、アリール基の芳香族環は、単一点でつながっていてもよく(例えば、ビフェニル)、又は縮合されていてもよい(ナフチル、フェナントレニル等)。「置換アリール」は、任意の利用可能な結合点で、1以上の置換基、好ましくは1〜3個の置換基で置換されたアリール基を指す。例示的な置換基としては、以下の基:水素、ハロゲン(例えば、単一ハロゲン置換基又は複数のハロ置換基であって、後者の場合は、例えばCF3のような基又はCl3を保持するアルキル基を形成する置換基)、シアノ、ニトロ、オキソ(即ち、=O)、CF3、OCF3、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、複素環、アリール、ORa、SRa、S(=O)Re、S(=O)2Re、P(=O)2Re、S(=O)2ORe、P(=O)2ORe、NRbRc、NRbS(=O)2Re、NRbP(=O)2Re、S(=O)2NRbRc、P(=O)2NRbRc、C(=O)ORd、C(=O)Ra、C(=O)NRbRc、OC(=O)Ra、OC(=O)NRbRc、NRbC(=O)ORe、NRdC(=O)NRbRc、NRdS(=O)2NRbRc、NRdP(=O)2NRbRc、NRbC(=O)Ra、又はNRbP(=O)2Reの1以上が挙げられるが、これらに限定されず、ここで、Raはそれぞれ独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、複素環、又はアリールであり;Rb、Rc、及びRdはそれぞれ独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、複素環、アリールであるか、又はこのRb及びRcは、それらが結合しているNと一緒になって、場合により複素環を形成し;及びReはそれぞれ独立して、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、複素環、又はアリールである。例示的な置換基は、それ自体、場合により置換され得る。例示的な置換基としてはまた、縮合した環状基、特に縮合シクロアルキル、縮合シクロアルケニル、縮合複素環、又は縮合アリールが挙げられ、ここで上述のシクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、及びアリール置換基は、それ自体、場合により置換され得る。
「複素環」及び「複素環式」という用語は、完全に飽和又は部分的若しくは完全に不飽和(芳香族(即ち、「ヘテロアリール」)を含む)の環状基(例えば、4〜7員の単環式、7〜11員の二環式、又は8〜16員の三環式環系)を指し、これは少なくとも1つの炭素原子含有環に少なくとも1つのヘテロ原子を有する。ヘテロ原子を含む複素環式基の各環は、窒素原子、酸素原子、及び/又は硫黄原子から選択される1、2、3、又は4個のヘテロ原子を有していてもよく、ここで窒素及び硫黄ヘテロ原子は場合により酸化されていてもよく、窒素ヘテロ原子は、場合により四級化されていてもよい。(「ヘテロアリリウム(arylium)」という用語は、第四級窒素原子を有し、従って正電荷を有するヘテロアリール基を指す。)複素環式基は、環又は環系の任意のヘテロ原子又は炭素原子で分子の残りに結合していてもよい。例示的な単環式複素環式基としては、アゼチジニル、ピロリジニル、ピロリル、ピラゾリル、オキセタニル、ピラゾリニル、イミダゾリル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、オキサゾリル、オキサゾリジニル、イソオキサゾリニル、イソオキサゾリル、チアゾリル、チアジアゾリル、チアゾリジニル、イソチアゾリル、イソチアゾリジニル、フリル、テトラヒドロフリル、チエニル、オキサジアゾリル、ピペリジニル、ピペラジニル、2−オキソピペラジニル、2−オキソピペリジニル、2−オキソピロロジニル、2−オキソアゼピニル、アゼピニル、ヘキサヒドロジアゼピニル、4−ピペリドニル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、トリアジニル、トリアゾリル、テトラゾリル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、チアモルホリニルスルホキシド、チアモルホリニルスルホン、1,3−ジオキソラン、及びテトラヒドロ−1,1−ジオキソチエニルなどが挙げられる。例示的な二環式複素環式基としては、インドリル、イソインドリル、ベンゾチアゾリル、ベンズオキサゾリル、ベンズオキサジアゾリル、ベンゾチエニル、ベンゾ[d][1,3]ジオキソリル、2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシニル、キヌクリジニル、キノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、イソキノリニル、ベンズイミダゾリル、ベンゾピラニル、インドリジニル、ベンゾフリル、ベンゾフラザニル、クロモニル、クマリニル、ベンゾピラニル、シンノリニル、キノキサリニル、インダゾリル、ピロロピリジル、フロピリジニル(例えばフロ[2,3−c]ピリジニル、フロ[3,2−b]ピリジニル]又はフロ[2,3−b]ピリジニル)、ジヒドロイソインドリル、ジヒドロキナゾリニル(例えば、3,4−ジヒドロ−4−オキソ−キナゾリニル)、トリアジニルアゼピニル、テトラヒドロキノリニル等が挙げられる。例示的な三環式複素環式基としては、カルバゾリル、ベンジドリル、フェナントロリニル、アクリジニル、フェナントリジニル、キサンテニル等が挙げられる。
「置換複素環」及び「置換複素環」(例えば「置換ヘテロアリール」)は、任意の利用可能な結合点で1以上の置換基、好ましくは1〜4個の置換基で置換された複素環又は複素環式基を指す。例示的な置換基としては、以下の基:水素、ハロゲン(例えば、単一ハロゲン置換基又は複数のハロ置換基であって、後者の場合は、例えばCF3のような基又はCl3を保持するアルキル基を形成する置換基)、シアノ、ニトロ、オキソ(即ち、=O)、CF3、OCF3、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、複素環、アリール、ORa、SRa、S(=O)Re、S(=O)2Re、P(=O)2Re、S(=O)2ORe、P(=O)2ORe、NRbRc、NRbS(=O)2Re、NRbP(=O)2Re、S(=O)2NRbRc、P(=O)2NRbRc、C(=O)ORd、C(=O)Ra、C(=O)NRbRc、OC(=O)Ra、OC(=O)NRbRc、NRbC(=O)ORe、NRdC(=O)NRbRc、NRdS(=O)2NRbRc、NRdP(=O)2NRbRc、NRbC(=O)Ra、又はNRbP(=O)2Reの1以上が挙げられるが、これらに限定されず、ここで、Raはそれぞれ独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、複素環、又はアリールであり;Rb、Rc、及びRdはそれぞれ独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、複素環、アリールであるか、又はこのRb及びRcは、それらが結合しているNと一緒になって、場合により複素環を形成し;及びReはそれぞれ独立して、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、複素環、又はアリールである。例示的な置換基(substitutent)は、それ自体、場合により置換され得る。例示的な置換基としてはまた、任意の利用可能な結合点におけるスピロ結合した又は縮合した環状置換基、特にスピロ結合シクロアルキル、スピロ結合シクロアルケニル、スピロ結合複素環(ヘテロアリールを除く)、縮合シクロアルキル、縮合シクロアルケニル、縮合複素環、又は縮合アリールが挙げられ、ここで上述のシクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、及びアリール置換基は、それ自体、場合により置換され得る。
「アルキルアミノ」という用語は、構造−NHR’を有する基を指し、ここで、R’は本明細書に定義されるように、水素、アルキル若しくは置換アルキル、又はシクロアルキル若しくは置換シクロブチルである。アルキルアミノ基の例としては、メチルアミノ、エチルアミノ、n−プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、シクロプロピルアミノ、n−ブチルアミノ、tert−ブチルアミノ、ネオペンチルアミノ、n−ペンチルアミノ、ヘキシルアミノ、シクロヘキシルアミノ等が挙げられるが、これらに限定されない。
「ジアルキルアミノ」という用語は、構造−NRR’を有する基を指し、ここで、R及びR’はそれぞれ独立して、本明細書で定義されるように、アルキル若しくは置換アルキル、シクロアルキル若しくは置換シクロアルキル、シクロアルケニル若しくは置換シクロアルケニル、アリール若しくは置換アリール、又はヘテロシクリル若しくは置換ヘテロシクリルである。R及びR’は、ジアルキルアミノ部分において同じであってよく、異なっていてもよい。ジアルキルアミノ基の例としては、ジメチルアミノ、メチルエチルアミノ、ジエチルアミノ、メチルプロピルアミノ、ジ(n−プロピル)アミノ、ジ(イソプロピル)アミノ、ジ(シクロプロピル)アミノ、ジ(n−ブチル)アミノ、ジ(tert−ブチル)アミノ、ジ(ネオペンチル)アミノ、ジ(n−ペンチル)アミノ、ジ(ヘキシル)アミノ、ジ(シクロヘキシル)アミノ等が挙げられるが、これらに限定されない。特定の実施形態では、R及びR’は、連結して環状構造を形成する。得られる環状構造は、芳香族又は非芳香族であってもよい。環状ジアミノアルキル基の例としては、アジリジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、ピロリル、イミダゾリル、1,3,4−トリアノリル、及びテトラゾリルが挙げられるが、これらに限定されない。
本発明の化合物は、塩を形成してもよく、これらも本発明の範囲内である。本発明の化合物への言及は、他に指示がない限り、それらの塩への言及を含むと理解される。本明細書で用いられる場合「塩」という用語は、無機及び/又は有機の酸及び塩基で形成される酸性及び/又は塩基性塩を示す。加えて、本発明の化合物が、これらに限定されないがピリジン又はイミダゾール等の塩基性部分及びこれらに限定されないがカルボン酸等の酸性部分の両方を含有する場合、双性イオン(「内部塩」)が形成されてもよく、本明細書で使用される場合「塩」という用語に含まれる。薬学的に許容される(即ち、非毒性の、生理学的に許容される)塩が好ましいが、他の塩も、例えば調製中に使用され得る単離又は精製工程において有用である。本発明の化合物の塩は、例えば、式Iの化合物を、媒体中、例えば、塩が沈殿するような媒体中で、又は水性媒体中で、ある量の酸又は塩基と、例えば、当量で反応させ、続いて凍結乾燥することによって形成されてもよい。
限定されるものではないが、アミン又はピリジン又はイミダゾール環等の塩基性部分を含有する本発明の化合物は、様々な有機及び無機酸と塩を形成し得る。例示的な酸付加塩としては、酢酸塩(例えば酢酸又はトリハロ酢酸、例えばトリフルオロ酢酸を用いて形成されるもの)、アジピン酸塩、アルギン酸塩、アスコルビン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、重硫酸塩、ホウ酸塩、酪酸塩、クエン酸塩、ショウノウ酸塩、ショウノウスルホン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ジグルコン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、フマル酸塩、グルコヘプタン酸塩、グリセロリン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、ヒドロキシエタンスルホン酸塩(例えば、2−ヒドロキシエタンスルホン酸塩)、乳酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩(例えば、2−ナフタレンスルホン酸塩)、ニコチン酸塩、硝酸塩、シュウ酸塩、ペクチン酸塩(pectinate)、過硫酸塩、フェニルプロピオン酸塩(例えば、3−フェニルプロピオン酸塩)、リン酸塩、ピクリン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸塩、サリチル酸塩、コハク酸塩、硫酸塩(例えば硫酸を用いて形成されたもの)、スルホン酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、トルエンスルホン酸塩、例えばトシル酸塩、ウンデカン酸塩等が挙げられる。
限定されないが、カルボン酸等の酸性部分を含有する本発明の化合物は、様々な有機及び無機塩基と塩を形成し得る。例示的な塩基性塩としては、アンモニウム塩、アルカリ金属塩、例えば、ナトリウム、リチウム、及びカリウム塩、アルカリ土類金属塩、例えばカルシウム及びマグネシウム塩、有機塩基(例えば有機アミン)との塩、例えば、ベンザチン、ジシクロヘキシルアミン、ヒドラバミン(N,N−ビス(デヒドロアビエチル)エチレンジアミンを用いて形成される)、N−メチル−D−グルカミン、N−メチル−D−グリカミド、t−ブチルアミン、及びアルギニン、リジン等のアミノ酸との塩などが挙げられる。塩基性窒素含有基は、低級アルキルハライド(例えば、メチル、エチル、プロピル、及びブチルの塩化物、臭化物、及びヨウ化物)、硫酸ジアルキル(例えば、硫酸ジメチル、ジエチル、ジブチル、及びジアミル)、長鎖ハロゲン化物(例えば、デシル、ラウリル、ミリスチル、及びステアリルの塩化物、臭化物、及びヨウ化物)、ハロゲン化アラルキル(例えば、臭化ベンジル及び臭化フェネチル)等の剤で四級化されてもよい。
本発明の化合物のプロドラッグ及び溶媒和物もまた、本明細書において想定される。本明細書で使用される場合、「プロドラッグ」の用語は、被検体に投与する際に代謝プロセス又は化学プロセスによって化学転化を受けて本発明の化合物又はその塩及び/若しくは溶媒和物を生じる化合物を示す。本発明の化合物の溶媒和物は、例えば、水和物を含む。
本発明の化合物及びその塩若しくは溶媒和物は、それらの互変異性体の形態で(例えば、アミド又はイミノエーテルとして)存在してもよい。全てのこのような互変異性体は、本発明の一部として本明細書中で想定される。
エナンチオマー形態及びジアステレオマー形態を含む、本化合物の全ての立体異性体(例えば、様々な置換基上の不斉炭素に起因して存在し得るもの)は、本発明の範囲内であると想定される。本発明の化合物の個々の立体異性体は、例えば、(例えば、特定の活性を有する純粋又は実質的に純粋な光学異性体として)他の異性体を実質的に含まなくてもよく、又は例えばラセミ体として、又は他の全て、又は他の選択された立体異性体と混合されてもよい。本発明のキラル中心は、国際純正応用化学連合(IUPAC)の1974年勧告によって定義されたS又はR立体配置を有していてもよい。ラセミ体は物理的方法、例えば分別結晶、ジアステレオマー誘導体の分離又は結晶化、あるいはキラルカラムクロマトグラフィによる分離によって分割することができる。個々の光学異性体は、限定はしないが、例えば光学活性酸との塩形成及び続く結晶化のような従来の方法を含む任意の適切な方法によってラセミ体から得ることができる。
本発明の化合物は、それらの調製の後、90重量%以上、例えば95重量%以上、99重量%以上の純粋な(「実質的に純粋な」化合物I)の量を含有する組成物を得るために、好ましくは単離及び精製され、これを次いで本明細書に記載されるように使用し、又は処方する。本発明のこのような「実質的に純粋な」化合物もまた、本発明の一部として本明細書において想定される。
本発明の化合物の全ての立体異性体は、混合物中又は純粋な形態又は実質的に純粋な形態のいずれかで想定される。本発明の化合物の定義は、シス(Z)及びトランス(E)アルケン異性体、並びに環状炭化水素又は複素環のシス及びトランス異性体の両方を包含する。
具体的な官能基及び化学用語の定義については、以下でより詳細に記載する。本発明の趣旨上、化学元素は、元素の周期律表、CAS版、Handbook of Chemistry and Physics、第75版、内側カバーに従って同定され、具体的な官能基は一般にそこに記載されているように定義される。更に、有機化学の一般的原理、並びに具体的な官能部分及び反応性は、「Organic Chemistry」,Thomas Sorrell,University Science Books,Sausalito:1999に記載されており、その全内容は参照により本明細書に組み込まれる。
本発明の特定の化合物は、特定の幾何学的形態又は立体異性体形態で存在し得る。本発明は、本発明の範囲内にあるように、シス及びトランス異性体、R−及びS−エナンチオマー、ジアステレオマー、(D)−異性体、(L)−異性体、それらのラセミ混合物、及びそれらの他の混合物を含む全てのこのような化合物を想定する。追加の不斉炭素原子は、アルキル基等の置換基に存在してもよい。全てのそのような異性体及びそれらの混合物は、本発明に含まれることが意図されている。
様々な異性体比のいずれかを含有する異性体混合物を本発明に従って利用してもよい。例えば、2つの異性体のみが組み合わせられる場合、50:50、60:40、70:30、80:20、90:10、95:5、96:4、97:3、98:2、99:1、又は100:0の異性体比を含有する混合物が全て本発明によって想定される。当業者であれば、類似の比がより複雑な異性体混合物について想定されることを容易に理解する。
本発明はまた、1以上の原子が、通常本来見出される原子質量又は質量数とは異なる原子質量又は質量数を有する原子によって置換されるという事実を別にして、本明細書中に開示された化合物と同一である同位体標識化合物を含む。本発明の化合物に組み込むことができる同位体の例には、水素、炭素、窒素、酸素、リン、硫黄、フッ素、及び塩素の同位体、例えばそれぞれ2H、3H、13C、11C、14C、15N、18O、17O、31P、32P、35S、18F、及び36Clを含む。本発明の化合物若しくはエナンチオマー、ジアステレオマー、互変異性体又はそれらの医薬的に許容される塩若しくは溶媒和物は、上述の同位体及び/又は他の原子の他の同位体を含有し、本発明の範囲内である。本発明の特定の同位体標識された化合物、例えば3H及び14C等の放射性同位体が組み込まれたものは、薬物及び/又は基質組織分布アッセイに有用である。トリチウム化、即ち3H及び炭素−14、即ち14C同位体は、調製及び検出の容易さのために特に好ましい。更に、重水素、即ち2H等のより重い同位体での置換は、より大きな代謝安定性、例えばインビボ半減期の増加、又は必要用量の減少から生じる特定の治療上の利点をもたらすことができ、従って一部の状況によっては好ましいことがある。同位体標識化合物は、一般に、容易に入手可能な同位体標識試薬を非同位体標識試薬に置き換えることにより、以下のスキーム及び/又は実施例に開示される手順を実施することによって調製することができる。
例えば、本発明の化合物の特定のエナンチオマーが所望される場合、それは、不斉合成によって、又はキラル補助剤を用いた誘導によって調製されてもよく、ここで得られたジアステレオマー混合物を分離し、補助基を切断して、純粋な所望のエナンチオマーを提供する。あるいは、分子がアミノ等の塩基性官能基又はカルボキシル等の酸性官能基を含有する場合、ジアステレオマー塩が適切な光学活性酸又は塩基で形成され、続いてジアステレオマーが分割され、こうして当技術分野で周知の分別結晶化又はクロマトグラフィ手段によって形成され、その後の純粋なエナンチオマーの回収を含む。
本明細書に記載されるような化合物は、任意の数の置換基又は官能部分で置換されていてもよいことは理解される。一般に、用語「置換された」は、「場合により」という用語が先行するか否かに関わらず、本発明の式に含有される置換基が、特定の構造の水素ラジカルを特定の置換基のラジカルで置換することを指す。任意の所与の構造における複数の位置が、特定の基から選択される複数の置換基で置換され得る場合、置換基は、あらゆる位置で同じであってもよく又は異なっていてもよい。本明細書で使用される場合、「置換されている」という用語は、有機化合物の全ての許容可能な置換基を含むことが想定される。広範な態様では、許容される置換基には、有機化合物の非環式及び環式、分枝及び非分枝、炭素環式及び複素環式、芳香族及び非芳香族置換基が含まれる。本発明の目的のために、窒素のようなヘテロ原子は、ヘテロ原子の原子価を満たす本明細書に記載の有機化合物の水素置換基及び/又は任意の許容可能な置換基を有していてもよい。更に、本発明は、有機化合物の許容可能な置換基によっていかなる様式によっても限定されることを意図しない。本発明によって想定される置換基及び変数の組み合わせは、好ましくは、例えば感染症疾患又は増殖性障害の治療に有用な安定な化合物の形成をもたらすものである。本明細書で使用される場合、「安定な」という用語は、好ましくは、製造を可能にするのに十分な安定性を有し、検出されるのに十分な時間、好ましくは本明細書に詳述される目的に有用であるのに十分な時間、化合物の一体性を維持する化合物を指す。
本明細書に記載される実施形態のいずれかでは、xは0又は1である。本明細書に記載される実施形態のいずれかでは、xは0であってもよい。本明細書に記載される実施形態(embodfiemtns)のいずれかでは、xは1であってもよい。特定の実施形態では、WはOである。特定の他の実施形態では、WはSである。更に他の実施形態ではWはCH2である。
特定の実施形態では、m’は1である。特定の他の実施形態では、m’は2である。更に他の実施形態では、m’は3である。更に他の実施形態では、m’は4又は5である。更に他の実施形態では、m’は6、7、8、又は9である。
特定の実施形態では、pは0である。特定の他の実施形態では、pは1である。更に他の実施形態では、mは2である。更に他の実施形態では、mは3、4、又は5である。
特定の実施形態では、nは2である。特定の他の実施形態では、nは3である。更に他の実施形態では、nは4、5、又は6である。更に他の実施形態では、nは7又は8である。更に他の実施形態では、nは9又は10である。更に他の実施形態では、nは11又は12である。
特定の実施形態では、qは1である。特定の他の実施形態では、qは2である。特定の他の実施形態では、nは、独立して、6、7、8、9、10、又は11の整数である。
更なる態様では、本発明は、それを必要とする哺乳類種においてウイルス感染を治療又は予防する方法を提供し、この方法は、治療上有効な量の本明細書に記載される少なくとも1つの化合物を哺乳類種に投与することを含む。特定の実施形態では、ウイルス感染はHIV感染である。特定の他の実施形態では、ウイルス感染はHBV感染である。更に他の実施形態では、ウイルス感染はHCV感染である。更に他の実施形態では、ウイルス感染は、インフルエンザAウイルス感染、重篤な急性呼吸器症候群コロナウイルス感染、又はワクチニアウイルス感染である。
別の態様では、本発明は、それを必要とする哺乳類種においてC型肝炎ウイルス感染症を治療又は予防する方法を提供し、この方法は、治療上有効な量の本明細書に記載される少なくとも1つの化合物を哺乳類種に投与することを含む。
更に別の態様では、本発明は、それを必要とする被検体におけるシクロフィリンを阻害する方法を提供し、この方法は、有効なシクロフィリン阻害量の本明細書に記載されるような少なくとも1つの化合物を、この被検体に投与することを含む。
更に別の態様では、本発明は、それを必要とする哺乳類種においてシクロフィリンが媒介する疾患を治療又は予防する方法を提供し、この方法は、治療上有効な量の本明細書に記載されるような少なくとも1つの化合物を哺乳類種に投与することを含む。
更に別の態様では、本発明は、それを必要とする哺乳類種の疾患を治療又は予防する方法を提供し、この方法は、治療上有効な量の本明細書に記載されるような少なくとも1つの化合物を哺乳類種に投与することを含み、前記疾患が、炎症、呼吸器炎症、関節リウマチ、及びドライアイから選択される。
更に別の態様では、本発明は、それを必要とする哺乳類種の疾患を治療又は予防する方法を提供し、この方法は、治療上有効な量の本明細書に記載されるような少なくとも1つの化合物を、哺乳類種に投与することを含み、前記疾患が、神経変性疾患、例えばアルツハイマー病、パーキンソン病、ハンチントン病及びALS;外傷性脳損傷;脳卒中;並びに脳、心臓、及び腎臓における虚血再灌流傷害から選択される。
更に別の態様では、本発明は、それを必要とする哺乳類種の疾患を治療又は予防する方法を提供し、この方法は、治療上有効な量の本明細書に記載されるような少なくとも1つの化合物を哺乳類種に投与することを含み、前記疾患が、心血管疾患、血管狭窄症、アテローム性動脈硬化症、腹部大動脈瘤、心肥大、大動脈破裂、肺動脈高血圧、心筋炎及び心筋線維症、並びに虚血性心疾患から選択される。
更に別の態様では、本発明は、それを必要とする哺乳類種の疾患又は状態を治療又は予防する方法を提供し、この方法は、治療上有効な量の本明細書に記載されるような少なくとも1つの化合物を、哺乳類種に投与することを含み、前記疾患又は状態が、がん;肥満;糖尿病;筋ジストロフィー;肺及び肝臓及び腎臓疾患、並びにそれらの保護;並びに脱毛から選択される。
更に別の態様では、本発明は、それを必要とする哺乳類種の疾患又は状態を治療又は予防する方法を提供し、この方法は、治療上有効な量の本明細書に記載されるような少なくとも1つの化合物を、哺乳類種に投与することを含み、前記疾患又は状態が、アレルギー性結膜炎、アトピー性及び春季角結膜炎、アトピー性角結膜炎、前部ブドウ膜炎、ベーチェット病、眼瞼炎、ウイルス感染により引き起こされる慢性眼表面炎症、角膜移植拒絶反応、角膜又は眼の他の表面上の手術による損傷を受けた角膜感受性、マイボーム腺疾患、翼状片(ptyregia)、移植片対宿主病の眼の症状、眼のアレルギー、眼部瘢痕性類天疱瘡(ocular cicatricial pemphigoid)、スティーブン・ジョンソン症候群、春季の角結膜炎、ブドウ膜炎、単純ヘルペス性角膜炎、眼の酒さ、及び瞼裂斑から選択される。
本明細書中に開示される他の化合物は、スキーム1に開示される方法と同様の方法を用いて、及び/又は当業者に既知のそれらの任意の変更又は変異体を含む方法によって調製され得る。
最近、本発明者らは、STG−175に関する研究を発表した(Gallay,P.A.,et al,2016,PLoS One 11(4):e0152036.doi:10.1371/journal.pone.0152036,これは参照により本明細書に組み込まれる)。シクロスポリンのサルコシンの3位上のCH2−S−CH2CH2CH2CH2OHの側は、高いシクロフィリン結合(シクロフィリンAについてEC50 0.6nM)及び高い抗HCV活性(多数の遺伝子型HCV GT1a〜4aについてEC50 11.5〜38.9nM)に関して証明されている。そのウイルス複製がリバウンドするとき、Sofosbuvirと比較すると、STG−175は依然として、薬物治療の停止後にウイルス複製のリバウンドが観察されないので、HCVから細胞をクリアする。薬物用量はSofosbuvirに対して2.5倍未満であっても。加えて、それは他のシクロフィリン阻害剤又は直接的抗ウイルス剤(DAA)よりも高い障壁耐性を示し、DAAでは交差耐性は観察されない。従って、この発見によって、MeBmtの修飾位置1及び新規シクロスポリン誘導体としてのシクロスポリンのサルコシンの3位上のCH2−S−CH2CH2CH2CH2OHの側により、更に優れた誘導体を作製することが可能であると考えられる。
本明細書中で使用される場合、「薬学的に許容される担体」という語句は、対象の医薬剤を、1つの器官又は身体の一部分から別の器官へ又は身体の部分に運ぶ又は輸送することに関与する、液体又は固体の充填剤、希釈剤、賦形剤、溶媒又は封入材料のような薬学的に許容される材料、組成物、又はビヒクルを意味する。各担体は、製剤の他の成分と適合し、患者に有害でないという意味で「許容される」ものでなければならない。薬学的に許容される担体として作用し得る材料のいくつかの例には、糖、例えばラクトース、グルコース及びスクロース;デンプン、例えばコーンスターチ及びジャガイモデンプン;セルロース及びその誘導体、例えば、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、エチルセルロース、及び酢酸セルロース;粉末のトラガカント;麦芽;ゼラチン;タルク;賦形剤、例えば、カカオバター及び坐剤用ワックス;油、例えば落花生油、綿実油、ベニバナ油、ゴマ油、オリーブ油、トウモロコシ油、及び大豆油;グリコール、例えばブチレングリコール;ポリオール、例えば、グリセリン、ソルビトール、マンニトール、及びポリエチレングリコール;エステル、例えば、オレイン酸エチル、ラウリン酸エチル等;寒天;緩衝剤、例えば、水酸化マグネシウム及び水酸化アルミニウム;アルギン酸;発熱物質を含まない水;等張性生理食塩水;リンゲル溶液;エチルアルコール;リン酸緩衝液;並びに医薬製剤に使用される他の非毒性適合物質が含まれる。
上記に示したように、本医薬剤の特定の実施形態は、薬学的に許容される塩の形態で提供されてもよい。この点で「薬学的に許容される塩」という用語は、本発明の化合物の比較的非毒性の無機及び有機酸付加塩を指す。これらの塩は、本発明の化合物の最終的な単離及び精製の間にインサイチュ(in situ)で、又は遊離塩基形態の本発明の精製化合物を適切な有機又は無機酸と別々に反応させ、こうして形成された塩を単離することによって、調製できる。代表的な例としては、臭化水素酸塩、塩酸塩、硫酸塩、重硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、酢酸塩、吉草酸塩、オレイン酸塩、パルミチン酸塩、ステアリン酸塩、ラウリン酸塩、安息香酸塩、乳酸塩、リン酸塩、トシル酸塩、クエン酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、ナフチル酸塩、メシル酸塩、グルコヘプトン酸塩、ラクトビオン酸塩、及びラウリルスルホン酸塩などが挙げられる。(例えば、Berge et al.,(1977)「Pharmaceutical Salts」,J.Pharm.Sci.66:1−19を参照)。
主題化合物の薬学的に許容される塩には、例えば非毒性有機又は無機酸からの化合物の従来の非毒性塩又は第四級アンモニウム塩が含まれる。例えば、そのような従来の非毒性塩としては、無機酸、例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸、スルファミン酸、リン酸、硝酸などから誘導されるもの;有機酸、例えば酢酸、ブチオン酸(butionic)、コハク酸、グリコール酸、ステアリン酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、アスコルビン酸、パルミチン酸、マレイン酸、ヒドロキシマレイン酸、フェニル酢酸、グルタミン酸、安息香酸、サリチル酸、スルファニル酸、2−アセトキシ安息香酸、フマル酸、トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、エタンジスルホン酸、シュウ酸、イソチオン酸等から調製された塩が挙げられる。
他の場合において、本発明の化合物は、1以上の酸性官能基を含有してもよく、従って、薬学的に許容される塩基と薬学的に許容される塩を形成することができる。これらの例における「薬学的に許容される塩」という用語は、本発明の化合物の相対的非毒性の無機及び有機塩基付加塩を指す。これらの塩は、同様に、化合物の最終的な単離及び精製の間にインサイチュ(in situ)で、又はその遊離酸形態の精製化合物を、適切な塩基、例えば薬学的に許容される金属カチオンの水酸化物、炭酸塩、又は重炭酸塩と、アンモニアと、又は薬学的に許容される有機第一級、第二級、又は第三級アミンと別々に反応させることによって調製できる。代表的なアルカリ又はアルカリ土類の塩には、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、及びアルミニウム塩等が含まれる。塩基付加塩の形成に有用な代表的な有機アミンとしては、エチルアミン、ジエチルアミン、エチレンジアミン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、ピペラジン等が挙げられる(例えば、前出のBerge et al.を参照)。
ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、及びポリエチレンオキシド−ポリブチレンオキシドコポリマーのような湿潤剤、乳化剤、及び潤滑剤、並びに着色剤、離型剤、コーティング剤、甘味剤、香味剤及び芳香剤、防腐剤及び酸化防止剤も、組成物に存在できる。
本発明の製剤は、経口、経鼻、局所(頬及び舌下を含む)、直腸、膣内、及び/又は非経口投与に適したものを含む。製剤は、単位剤形で提供され得るのが好都合であり得、薬学の分野において周知の任意の方法によって調製され得る。単一剤形を製造するために担体材料と組み合わせることができる活性成分の量は、治療される宿主及び特定の投与様式に依存して変化する。単一剤形を製造するために担体材料と組み合わせることができる活性成分の量は、一般に、治療効果を生じる化合物の量である。一般に、100%のうち、この量は活性成分の約1%〜約99%、好ましくは約5%〜約70%、最も好ましくは約10%〜約30%の範囲である。
これらの製剤又は組成物を調製する方法は、本発明の化合物を担体及び場合により1以上の補助成分と合わせる工程を含む。一般に、製剤は、本発明の化合物を液体担体又は細かく分割された固体担体又はその両方と均一及び密接に合わせ、次いで必要ならば製品を成形することによって調製される。
経口投与に適した本発明の製剤は、カプセル、カシェ剤、ピル、錠剤、ロゼンジ(香味付けされた基剤、通常はスクロース及びアカシア又はトラガカントを使用する)、粉末、顆粒剤の形態であってもよく、又は水性若しくは非水性液体中の溶液若しくは懸濁液として、又は水中油型若しくは油中水型液体エマルジョンとして、又はエリキシル若しくはシロップとして、又はトローチ(ゼラチン及びグリセリン等の不活性基剤、又はスクロース及びアカシアを使用)及び/又は口腔洗浄剤等としてであってもよく、それぞれ所定量の本発明の化合物を活性成分として含有する。本発明の化合物はまた、ボーラス、舐剤、又はペーストとして投与されてもよい。
経口投与用の本発明の固体剤形(カプセル、錠剤、ピル、糖衣錠、粉末、顆粒剤等)において、活性成分は、クエン酸ナトリウム又はリン酸二カルシウムのような1以上の薬学的に許容される担体及び/又は以下のいずれかと混合される:充填剤又は増量剤、例えばデンプン、ラクトース、スクロース、グルコース、マンニトール、及び/又はケイ酸;結合剤、例えば、カルボキシメチルセルロース、アルギネート、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、スクロース、及び/又はアカシア;湿潤剤、例えばグリセロール;崩壊剤、例えば、寒天、炭酸カルシウム、ジャガイモ又はタピオカデンプン、アルギン酸、特定のケイ酸塩、炭酸ナトリウム及びデンプングリコール酸ナトリウム;溶液遅延剤、例えばパラフィン;吸収促進剤、例えば第四級アンモニウム化合物;湿潤剤、例えば、セチルアルコール、グリセロールモノステアレート、及びポリエチレンオキシド−ポリブチレンオキシドコポリマー;吸収剤、例えばカオリン及びベントナイト粘土;潤滑剤、例えばタルク、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、固体ポリエチレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウム、及びそれらの混合物;並びに着色剤。カプセル、錠剤、及びピルの場合、医薬組成物はまた緩衝剤を含んでいてもよい。同様のタイプの固体組成物はまた、ラクトース又は乳糖、並びに高分子量ポリエチレングリコール等の賦形剤を用いて、軟質及び硬質ゼラチンカプセル中の充填剤として使用されてもよい。
錠剤は、場合により1以上の補助成分と共に、圧縮又は成形によって製造されてもよい。圧縮錠剤は、結合剤(例えば、ゼラチン又はヒドロキシブチルメチルセルロース)、潤滑剤、不活性希釈剤、防腐剤、崩壊剤(例えば、デンプングリコール酸ナトリウム又は架橋カルボキシメチルセルロースナトリウム)、界面活性剤、又は分散剤を用いて調製されてもよい。成形錠剤は、不活性液体希釈剤で湿らせた粉末状化合物の混合物を適切な機械で成形することによって製造されてもよい。
本発明の医薬組成物の錠剤及び他の固体剤形、例えば、糖衣錠、カプセル剤、ピル、及び顆粒剤は、場合により、スコアをつけてもよく、又は腸溶性コーティング及び医薬製剤分野で周知されている他のコーティング等のコーティング及びシェルを用いて調製されてもよい。それらはまた、所望の放出プロファイルを提供するために様々な割合(butortions)で、例えば、ヒドロキシブチルメチルセルロース、他のポリマーマトリックス、リポソーム、及び/又はミクロスフェアを用いて、その中の活性成分の徐放又は制御放出を提供するように処方されてもよい。それらは、例えば細菌保持フィルタによる濾過によって、又は滅菌固体組成物の形態で滅菌剤を組み込むことによって滅菌され得、これは使用直前に滅菌水又は一部の他の滅菌注射用媒体に溶解され得る。これらの組成物はまた、場合により不透明化剤を含有してもよく、それらは胃腸管の特定の部分において、場合により遅延した様式で、活性成分を単独で又は優先的に放出する組成物であってもよい。使用できる埋め込み組成物の例は、ポリマー物質及びワックスを含む。活性成分はまた、適宜、上記の賦形剤の1以上とマイクロカプセル化された形態であることができる。
本発明の化合物の経口投与のための液体剤形としては、薬学的に許容されるエマルション、マイクロエマルション、溶液、懸濁液、シロップ、及びエリキシルが挙げられる。活性成分に加えて、液体剤形は、当該技術分野において一般に使用される不活性希釈剤、例えば水又は他の溶媒、可溶化剤及び乳化剤、例えばエチルアルコール、イソブチルアルコール、エチルカーボネート、酢酸エチル、ベンジルアルコール、ベンジルベンゾエート、ブチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、油(特に綿実油、落花生油、トウモロコシ油、胚芽油、オリーブ油、ヒマシ油、及びゴマ油)、グリセロール、テトラヒドロフリルアルコール、ポリエチレングリコール、及びソルビタンの脂肪酸エステル、並びにそれらの混合物を含有してもよい。更に、シクロデキストリン、例えばヒドロキシブチル−β−シクロデキストリンを用いて化合物を可溶化してもよい。
懸濁液は、活性化合物に加えて、懸濁剤、例えば、エトキシル化イソステアリルアルコール、ポリオキシエチレンソルビトール、及びソルビタンエステル、微晶質セルロース、メタ水酸化アルミニウム、ベントナイト、寒天及びトラガカント、並びにそれらの混合物を含有していてもよい。
直腸又は膣内投与のための本発明の医薬組成物の製剤は、坐剤として与えられてもよく、これは1以上の本発明の化合物を、例えば、カカオバター、ポリエチレングリコール、坐剤ワックス、又はサリチレートを含む1以上の適切な非刺激賦形剤又は担体と混合することによって調製されてもよく、これは室温で固体であるが、体温では液体であり、従って、直腸又は膣腔で融解し、本発明の活性医薬剤を放出する。
膣内投与に適した本発明の製剤はまた、当該技術分野において適切(apbutriate)であると知られているような担体を含有する、ペッサリー、タンポン、クリーム、ゲル、ペースト又はフォーム又はスプレー製剤を含む。
本発明の化合物の局所又は経皮投与のための剤形には、粉末、スプレー、軟膏剤、ペースト、クリーム、ローション、ゲル、溶液、パッチ、及び吸入剤が含まれる。活性化合物は、滅菌条件下で、薬学的に許容される担体、及び必要とされ得る任意の保存剤、緩衝剤又はブテラント(butellant)と混合され得る。
軟膏、ペースト、クリーム、及びゲルは、本発明の活性化合物に加えて、賦形剤、例えば、動物及び植物脂肪、油、ワックス、パラフィン、デンプン、トラガカント、セルロース誘導体、ポリエチレングリコール、シリコーン、ベントナイト、ケイ酸、タルク、並びに酸化亜鉛、又はそれらの混合物を含有してもよい。
粉末及びスプレーは、本発明の化合物に加えて、賦形剤、例えば、ラクトース、タルク、ケイ酸、水酸化アルミニウム、ケイ酸カルシウム、及びポリアミド粉末、又はこれらの物質の混合物を含有することができる。スプレーは更に、慣用のブテラント、例えば、クロロフルオロ炭化水素及び揮発性非置換炭化水素、例えばブタン及びブタンを更に含有することができる。
経皮パッチは、本発明の化合物の体内への制御された送達を提供するという追加の利点を有する。そのような剤形は、医薬剤を緩衝剤媒体に溶解又は分散させることによって作製することができる。吸収エンハンサーも、皮膚を通る本発明の医薬剤のフラックスを増加させるために使用できる。こうしたフラックスの速度は、速度制御膜を提供するか、又は化合物をポリマーマトリックス又はゲル中に分散させることによって制御することができる。
非経口投与に適した本発明の医薬組成物は、1以上の薬学的に許容される滅菌等張性水性又は非水性の溶液、分散液、懸濁液又はエマルション、又は滅菌粉末と組み合わせて本発明の1以上の化合物を含み、これらは、滅菌の注射可能な溶液又は分散液に使用直前に再構成されてもよく、酸化防止剤、緩衝剤、静菌剤、意図したレシピエントの血液と製剤を等張性にする溶質、又は懸濁剤若しくは増粘剤を含有していてもよい。
場合によっては、薬物の効果を持続させるために、皮下又は筋肉内注射からの薬物の吸収を遅らせることが望ましい。これは、水溶性の低い結晶質又は非晶質の液体懸濁液の使用によって達成されてもよい。この場合、薬物の吸収速度は、その溶解速度に依存し、その溶解速度は、結晶サイズ及び結晶形態に依存し得る。あるいは、非経口投与薬物形態の遅延吸収は、薬物を油性ビヒクルに溶解又は懸濁することによって達成される。デポ注射のための1つの戦略は、ビヒクルが室温で流体であり、体温で凝固するような、ポリエチレンオキシド−ポリブチレンオキシドコポリマーの使用を含む。
注射可能なデポ形態は、ポリラクチド−ポリグリコリドのような生分解性ポリマー中に主題化合物のマイクロカプセルマトリックスを形成することによって作製される。薬物対ポリマーの比、及び使用される特定のポリマーの性質に応じて、薬物放出速度を制御することができる。他の生分解性ポリマーの例には、ポリ(オルトエステル)及びポリ(無水物)が含まれる。注射可能なデポ製剤はまた、身体組織と適合するリポソーム又はマイクロエマルション中に薬剤をトラップすることによって調製される。
本発明の化合物が薬剤としてヒト及び動物に投与される場合、それ自体又は薬学的に許容される担体と組み合わせて、例えば0.1%〜99.5%(より好ましくは0.5%〜90%)の活性成分を含有する医薬組成物として投与することができる。
本発明の化合物及び医薬組成物は、併用療法で使用することができ、即ち、化合物及び医薬組成物は、1以上の他の所望の治療又は医療手順と同時に、その前又はその後に投与することができる。併用レジメンで使用する治療法(治療法又は手順)の特定の組み合わせは、所望の治療法及び/又は手順の適合性並びに達成されるべき所望の治療効果を考慮する。使用される治療法は、同じ障害に対して所望の効果を達成し得る(例えば、本発明の化合物を別の抗HCV剤と同時に投与してもよい)、又は異なる効果を達成し得る(例えば、副作用の制御)ことも理解される。
本発明の化合物は、静脈内、筋肉内、腹腔内、皮下、局所、経口、又は他の許容可能な手段によって投与されてもよい。化合物は、哺乳類(即ち、ヒト、家畜、及び飼育動物)、鳥類、トカゲ類、及びその化合物に耐え得る任意の他の生物における関節炎状態を治療するために使用されてもよい。
本発明はまた、本発明の医薬組成物の1以上の成分で満たされた1以上の容器を含む医薬パック又はキットを提供する。場合によりそのような容器に付随するのは、医薬品又は生物学的製品の製造、使用、又は販売を規制する政府機関によって定められた形態の注意書きであることができ、その注意書きは、ヒトの投与のための製造、使用、又は販売の機関による認可を反映する。
実施例1
[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリン
テトラヒドロフラン(15ml)中の[α−ヒドロキシメチル−Sar]−3−シクロスポリン(246mg、0.20mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(120mg、鉱油中60%、3mmol)、及びクロロリン酸ジエチル(412mg、2.40mmol)を添加した。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。出発材料が消失した後、メタノール(10ml)及びカリウムtert−ブトキシド(33mg、26.00mmol)を添加した。混合物を室温で3時間撹拌し、溶媒を減圧下で除去した。残渣をジクロロメタン(50ml)に溶解した。ジクロロメタン層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣を、溶離液としてジクロロメタン/メタノールを使用するフラッシュクロマトグラフィにより精製して、205mgの生成物を得た[分子式:C63H111N11O12;正確な質量:1213.84;MS(m/z):1214.59(M+1)+;HPLC RT:17.47分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸)、操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
実施例2
[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−メトキシカルボニルベンジル)−N−MeNle]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
窒素下、乾燥したフラスコに、シクロスポリン(12.00g、9.98mmol)、N,N−ジメチルアミノピリジン(0.12g、0.10mmol)、無水ピリジン(120ml)、及び無水酢酸(54ml、0.54mol)を添加した。室温で一晩撹拌した後、混合物を氷水(600ml)に注ぎ、氷が融解するまで撹拌した。酢酸エチル(100ml)を添加し、混合物を分離した。酢酸エチル層を1.0Nの塩酸溶液(100ml×2)、飽和重炭酸ナトリウム溶液(100ml)、ブライン(100ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ヘキサン/アセトン)で精製して、11.40gの純粋な[3−アセチル−MeBmt]−1−シクロスポリンを得た[分子式:C64H113N11O13;正確な質量:1243.85;MS(m/z):1244.53(M+1)+、1266.70(M+Na)+;HPLC RT:18.02分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[(3R,4R)−3−アセチルオキシ−4−メチル−6−オキソ−N−MeNle]−1−シクロスポリン
ジオキサン(200ml)中の[3−アセチル−MeBmt]−1−シクロスポリン(10.00g、8.04mmol)の溶液に、水(20ml)、酸化オスミウム(VIII)溶液(15.74mM、51ml、0.80mmol)、及びメタ過ヨウ素酸ナトリウム(6.88g、32.16mmol)を添加した。反応混合物を室温で5時間撹拌した。酢酸エチル(100ml)及びブライン(100ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を飽和重炭酸ナトリウム溶液、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ヘキサン/アセトン)で精製して、5.10gの純粋な[(3R,4R)−3−アセチルオキシ−4−メチル−6−オキソ−N−MeNle]−1−シクロスポリンを得た[分子式:C62H109N11O14;正確な質量:1231.82;MS(m/z):1232.75(M+1)+、1254.77(M+Na)+;HPLC RT:15.74分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[(3R,4R)−3−アセチルオキシ−4−メチル−6−(4−メトキシカルボニルフェニル)メチレン−N−MeNle]−1−シクロスポリン
窒素下、無水テトラヒドロフラン(120ml)中の(4−メトキシカルボニルベンジル)トリフェニルホスホニウムブロミド(4.00g、8.14mmol)の溶液に、ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド(THF中1.0M、10ml、10.00mmol)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、−40℃に冷却した。無水テトラヒドロフラン(25ml)中の[(3R,4R)−3−アセチルオキシ−4−メチル−6−オキソ−N−MeNle]−1−シクロスポリン(5.00g、4.05mmol)の溶液を添加した。混合物を−30℃で更に2時間撹拌し、飽和塩化アンモニウム溶液(20ml)を添加し、反応をクエンチした。大部分のテトラヒドロフランを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(150ml)及びブライン(50ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)で精製して、2.00gの純粋な[(3R,4R)−3−アセチルオキシ−4−メチル−6−(4−メトキシカルボニルフェニル)メチレン−N−MeNle]−1−シクロスポリンを得た[分子式:C71H117N11O15;正確な質量:1363.87;MS(m/z):1364.61(M+1)+、HPLC RT:17.89分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[(3R,4R)−3−アセチルオキシ−4−メチル−6−(4−メトキシカルボニルベンジル)−N−MeNle]−1−シクロスポリン
メタノール(50ml)中の[(3R,4R)−3−アセチルオキシ−4−メチル−6−(4−メトキシカルボニルフェニル)メチレン−N−MeNle]−1−シクロスポリン(2.00g、1.46mmol)の溶液に、パラジウム(炭素上10重量%、20mg)及び酢酸(5滴)を添加した。混合物を、水素下、室温で2時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を減圧下で蒸発させて粗[(3R,4R)−3−アセチルオキシ−4−メチル−6−(4−メトキシカルボニルベンジル)−N−MeNle]−1−シクロスポリンを得た[分子式:C71H119N11O15;正確な質量:1365.89;MS(m/z):1366.73(M+1)+;HPLC RT:18.02分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−カルボキシベンジル)−N−MeNle]−1−シクロスポリン
[(3R,4R)−3−アセチルオキシ−4−メチル−6−(4−メトキシカルボニルベンジル)−N−MeNle]−1−シクロスポリン(0.25g、0.18mmol)をメタノール(4ml)に溶解した。水(2ml)及び水酸化テトラメチルアンモニウム五水和物(70mg)を添加した。混合物を室温で一晩撹拌した。次いで、大部分のメタノールを蒸発させた。混合物のPHを酢酸で5に調整した。酢酸エチル(50ml)及びブライン(10ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させて、粗生成物[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−カルボキシベンジル)−N−MeNle]−1−シクロスポリンを得た[分子式:C68H115N11O14;正確な質量:1309.86;MS(m/z):1310.61(M+1)+;HPLC RT:14.36分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−カルボキシベンジル)−N−MeNle]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリン
窒素下、−78℃でテトラヒドロフラン(50ml)中のジイソプロピルアミン(2.05g、20.30mmol)の溶液に、n−ブチルリチウム(2.65M、7.7ml、20.41mmol)を添加した。反応混合物を1時間撹拌した後、テトラヒドロフラン(10ml)中の[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−カルボキシベンジル)−N−MeNle]−1−シクロスポリン(2.40g、1.20mmol)の溶液を添加した。混合物を−78℃で3時間撹拌した。反応混合物に二酸化炭素ガスを15分間吹き込んだ後、混合物を−78℃で更に1時間撹拌した。次いで冷却浴を除去し、反応混合物を室温まで加温して未反応の二酸化炭素を排出させた。混合物を再び−78℃に冷却し、クロロメチルクロロホルメート(3.00ml)を添加した。混合物を撹拌し、一晩室温まで加温した。ブライン(5ml)を添加して、反応をクエンチした。大部分のテトラヒドロフランを減圧下で除去した。酢酸エチル(80ml)及びブライン(50ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させて、1.50gの粗生成物[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−カルボキシベンジル)−N−MeNle]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C69H115N11O14;正確な質量:1321.86;MS(m/z):1322.55(M+1)+;HPLC RT:16.13分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−メトキシカルボニルベンジル)−N−MeNle]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリン
N,N−ジメチルホルムアミド(15ml)中の[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−カルボキシベンジル)−N−MeNle]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリン(1.32g、1.00mmol)の溶液に、炭酸カリウム(0.38g、2.75mmol)及びヨードメタン(0.50g、3.52mmol)を添加した。混合物を室温で3時間撹拌した。酢酸エチル(100ml)及び水(50ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)で精製して、1.60gの純粋な[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−メトキシカルボニルベンジル)−N−MeNle]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C70H117N11O14;正確な質量:1335.88;MS(m/z):1336.64(M+1)+;HPLC RT:18.03分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−メトキシカルボニルベンジル)−N−MeNle]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
メタノール(25ml)中の[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−メトキシカルボニルベンジル)−N−MeNle]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリン(0.60g、0.45mmol)の溶液に、4−メルカプト−1−ブタノール(0.45g、4.25mmol)及び水酸化リチウム(0.10g、4.25mmol)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。大部分のメタノールを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(60ml)及びブライン(30ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)で精製して、純粋な[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−メトキシカルボニルベンジル)−N−MeNle]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C74H127N11O15S;正確な質量:1441.92;MS(m/z):1422.65(M+1)+;HPLC RT:16.79分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
実施例3
[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−カルボキシベンジル)−N−MeNle]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
メタノール(5ml)中の[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−メトキシカルボニルベンジル)−N−MeNle]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン(85mg、0.06mmol)の溶液に、水(5ml)中の水酸化リチウム(15mg)の溶液を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。大部分のメタノールを減圧下で蒸発させた。1.0Nの塩酸で混合物のpHを6に調整した。酢酸エチル(60ml)及びブライン(10ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣を精製して純粋な[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−カルボキシベンジル)−N−MeNle]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C73H125N11O15S;正確な質量:1427.91;MS(m/z):1428.63(M+1)+;HPLC RT:14.37分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
実施例4
[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−アミノ)ベンジル−N−MeNle]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
(3−ニトロベンジル)トリフェニルホスホニウムブロミド
トルエン(60ml)に3−ニトロベンジルブロミド(5.00g、23.15mmol)及びトリフェニルホスフィン(6.06g、23.15mmol)を添加した。混合物を撹拌し、一晩還流加熱した。室温に冷却した後、沈殿物を濾別し、トルエン及びヘキサンで洗浄し、真空中で乾燥させて、10.50gの生成物を得た[分子式:C25H21BrNO2P;正確な質量:477.05;MS(m/z):398.45(M+1)+−Br]。
[(3R,4R)−3−アセチルオキシ−4−メチル−6−(3−ニトロ−フェニルメチレン)−N−MeNle]−1−シクロスポリン
窒素下、無水テトラヒドロフラン(90ml)中の(3−ニトロベンジル)トリフェニルホスホニウムブロミド(2.40g、5.03mmol)の溶液に、ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド(THF中1.0M、6ml、6.00mmol)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、−40℃に冷却した。無水テトラヒドロフラン(25ml)中の[(3R,4R)−3−アセチルオキシ−4−メチル−6−オキソ−N−MeNle]−1−シクロスポリン(3.69g、3.00mmol)の溶液を添加した。混合物を−30℃で更に2時間撹拌した。次いで飽和塩化アンモニウム溶液(20ml)を添加して、反応をクエンチした。大部分のテトラヒドロフランを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(150ml)及びブライン(50ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)により精製して、1.60gの純粋な[(3R,4R)−3−アセチルオキシ−4−メチル−6−(3−ニトロフェニルメチレン)−N−MeNle]−1−シクロスポリンを得た[分子式:C69H114N12O15;正確な質量:1350.85;MS(m/z):1351.52(M+1)+]。
[(3R,4R)−3−アセチルオキシ−4−メチル−6−(3−アミノ)ベンジル−N−メチルアミノ]−1−シクロスポリン
窒素下、メタノール(50ml)中の[(3R,4R)−3−アセチルオキシ−4−メチル−6−(3−ニトロフェニルメチレン)−N−MeNle]−1−シクロスポリン(3.00g、2.22mmol)の溶液に、塩化ニッケル(II)六水和物(0.19g、0.81mmol)を添加した。反応混合物を氷水浴に入れた。水素化ホウ素ナトリウム(1.80g、47.33mmol)を4バッチにて2時間で添加した。混合物を0℃で更に2時間撹拌した後、水(10ml)を添加した。大部分のメタノールを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(50ml)及び飽和重炭酸ナトリウム溶液(50ml)を添加し、混合物を分離した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をメタノール(30ml)に溶解した。パラジウム(炭素上10重量%、20mg)及び酢酸(5滴)を添加した。混合物を、水素下、室温で2時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を減圧下で蒸発させて、粗[(3R,4R)−3−アセチルオキシ−4−メチル−6−(3−アミノ)ベンジル−N−MeNle]−1−シクロスポリンを得た[分子式:C69H118 N12O13;正確な質量:1322.89;MS(m/z):1323.73(M+1)+]。
[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−アミノ)ベンジル−N−MeNle]−1−シクロスポリン
[(3R,4R)−3−アセチルオキシ−4−メチル−6−(3−アミノ)ベンジル−N−MeNle]−1−シクロスポリン(2.60g、1.56mmol)をメタノール(70ml)に溶解した。水(35ml)及び水酸化テトラメチルアンモニウム五水和物(2.00g、11.01mmol)を添加した。混合物を室温で8時間撹拌した。次いで、大部分のメタノールを蒸発させた。酢酸エチル(100ml)及びブライン(100ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)で精製して、1.90gの純粋な[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−アミノフェニル)メチル−N−MeNle]−1−シクロスポリンを得た[分子式:C67H116N12O12;正確な質量:1280.88;MS(m/z):1281.64(M+1)+]。
[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−(tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ベンジル−N−MeNle]−1−シクロスポリン
[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−アミノ)ベンジル−N−MeNle]−1−シクロスポリン(0.80g、0.62mmol)をテトラヒドロフラン(30ml)に溶解した。ジ−tert−ブチルジカーボネート(0.37g、1.70mmol)を添加した。混合物を室温で2日間撹拌した。大部分のテトラヒドロフランを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(30ml)及びブライン(30ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィにより精製して、750mの純粋な[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−(tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ベンジル−N−MeNle]−1−シクロスポリンを得た[分子式:C72H124N12O14;正確な質量:1380.94;MS(m/z):1381.65(M+1)+]。
[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−(tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ベンジル−N−MeNle]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリン
窒素下、−78℃で、テトラヒドロフラン(50ml)中のジイソプロピルアミン(0.71g、7.15mmol)の溶液に、n−ブチルリチウム(2.6.5M、2.70ml、7.16mmol)を添加した。反応混合物を1時間撹拌した後、テトラヒドロフラン(2ml)中の[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−(tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ベンジル−N−MeNle]−1−シクロスポリン(0.90g、0.65mmol)の溶液を添加した。混合物を−78℃で3時間撹拌した。反応混合物に二酸化炭素ガスを15分間吹き込んだ後、混合物を−78℃で更に1時間撹拌した。次いで冷却浴を除去し、反応混合物を室温まで加温して未反応の二酸化炭素を排出させた。混合物を−78℃に冷却し、クロロメチルクロロホルメート(1.20ml)を添加した。混合物を撹拌し、一晩室温まで加温した。ブライン(5ml)を添加して、反応をクエンチした。大部分のテトラヒドロフランを減圧下で除去した。酢酸エチル(50ml)及びブライン(50ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ヘキサン/アセトン)により精製して、0.45gの純粋な[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−(tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ベンジル−N−MeNle]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C73H124N12O14;正確な質量:1392.94;MS(m/z):1393.88(M+1)+]。
[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−アミノ)ベンジル−N−MeNle]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリン
[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−(tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ベンジル−N−MeNle]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリン(0.80g、0.57mmol)をジクロロメタン(15ml)に溶解し、氷水浴に入れた。トリフルオロ酢酸(7ml)を添加した。混合物を室温で1時間撹拌した。別のジクロロメタン(50ml)を添加した。混合物をブライン(30ml)及び飽和重炭酸ナトリウム溶液(30ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)により精製して、0.20gの純粋な[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−アミノ)ベンジル−N−MeNle]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C68H116N12O12;正確な質量:1292.88;MS(m/z):1293.68(M+1)+]。
[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−アミノ)ベンジル−N−MeNle]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−シクロスポリン
メタノール(10ml)中の[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−アミノ)ベンジル−N−MeNle]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリン(0.20g、0.15mmol)の溶液に、4−メルカプト−1−ブタノール(0.07g、0.66mmol)及び水酸化リチウム(19mg、0.79mmol)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。大部分のメタノールを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(30ml)及びブライン(30ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)により精製して、純粋な[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−アミノ)ベンジル−N−MeNle]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C72H126N12O13S;正確な質量:1398.93;MS(m/z):1399.62(M+1)+;HPLC RT:11.33分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
実施例5
[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−(N,N−ジイソプロピルアミノ)カルボニル)ベンジル−N−MeNle]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
(3−メトキシカルボニルベンジル)トリフェニルホスホニウムブロミド
トルエン(60ml)に、メチル(3−ブロモメチル)ベンゾエート(6.00g、26.20mmol)及びトリフェニルホスフィン(6.86g、26.18mmol)を添加した。混合物を撹拌し、一晩還流加熱した。室温に冷却した後、沈殿物を濾別し、トルエン及びヘキサンで洗浄し、真空中で乾燥させて、11.05gの生成物を得た[分子式:C27H24BrO2P;正確な質量:490.07;MS(m/z):411.25(M+1)+−Br]。
[(3R,4R)−3−アセチルオキシ−4−メチル−6−(3−メトキシカルボニルフェニル)メチレン−N−MeNle]−1−シクロスポリン
窒素下、無水テトラヒドロフラン(120ml)中の(3−メトキシカルボニルベンジル)トリフェニルホスホニウムブロミド(4.00g、8.14mmol)の混合物に、ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド(THF中1.0M、10ml、10.00mmol)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、−40℃に冷却した。無水テトラヒドロフラン(25ml)中の[(3R,4R)−3−アセチルオキシ−4−メチル−6−オキソ−N−MeNle]−1−シクロスポリン(5.00g、4.05mmol)の溶液を添加した。混合物を−30℃で更に2時間撹拌した。次いで飽和塩化アンモニウム溶液(20ml)を添加して、反応をクエンチした。大部分のテトラヒドロフランを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(150ml)及びブライン(50ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)で精製して、2.00gの純粋な[(3R,4R)−3−アセチルオキシ−4−メチル−6−(3−メトキシカルボニルフェニル)メチレン−N−MeNle]−1−シクロスポリンを得た[分子式:C71H117N11O15;正確な質量:1363.87;MS(m/z):1364.61(M+1)+]。
[(3R,4R)−3−アセチルオキシ−4−メチル−6−(3−メトキシカルボニル)ベンジル−N−MeNle]−1−シクロスポリン
メタノール(50ml)中の[(3R,4R)−3−アセチルオキシ−4−メチル−6−(3−メトキシカルボニルフェニル)メチレン−N−MeNle]−1−シクロスポリン(2.00g、1.46mmol)の溶液に、パラジウム(炭素上10重量%、20mg)及び酢酸(5滴)を添加した。混合物を、水素下、室温で2時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を減圧下で蒸発させて、粗[(3R,4R)−3−アセチルオキシ−4−メチル−6−(3−メトキシカルボニル)ベンジル−N−MeNle]−1−シクロスポリンを得た[分子式:C71H119N11O15;正確な質量:1365.89;MS(m/z):1366.73(M+1)+]。
[(3R.4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−カルボキシ)ベンジル−N−MeNle]−1−シクロスポリン
[(3R,4R)−3−アセチルオキシ−4−メチル−6−(3−メトキシカルボニル)ベンジル−N−MeNle]−1−シクロスポリン(0.25g、0.18mmol)をメタノール(4ml)に溶解した。水(2ml)及び水酸化テトラメチルアンモニウム五水和物(70mg)を添加した。混合物を室温で一晩撹拌した。次いで、大部分のメタノールを蒸発させた。混合物のPHを酢酸で6に調整した。酢酸エチル(50ml)及びブライン(10ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣を更に精製することなく次の工程に使用した。[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−カルボキシ)ベンジル−N−MeNle]−1−シクロスポリン[分子式:C68H115N11O14;正確な質量:1309.86;MS(m/z):1310.61(M+1)+]。
[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−メトキシカルボニル)ベンジル−N−MeNle]−1−シクロスポリン
N,N−ジメチルホルムアミド(25ml)中の[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−カルボキシ)ベンジル−N−MeNle]−1−シクロスポリン(1.80g、1.37mmol)の溶液に、炭酸カリウム(0.38g、2.75mmol)及びヨードメタン(0.50g、3.52mmol)を添加した。混合物を室温で3時間撹拌した。酢酸エチル(100ml)及び水(50ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)で精製して、1.60gの純粋な[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−メトキシカルボニル)ベンジル−N−MeNle]−1−シクロスポリンを得た[分子式:C69H117N11O14;正確な質量:1323.88;MS(m/z):1324.64(M+1)+]。
[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−((3−N,N−ジイソプロピルアミノカルボニル))ベンジル−N−MeNle]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリン
窒素下、−78℃でテトラヒドロフラン(50ml)中のジイソプロピルアミン(1.37g、13.30mmol)の溶液に、n−ブチルリチウム(2.65M、5ml、13.33mmol)を添加した。反応混合物を1時間撹拌した後、テトラヒドロフラン(5ml)中の[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−メトキシカルボニル)ベンジル−N−MeNle]−1−シクロスポリン(1.60g、1.20mmol)の溶液を添加した。混合物を−78℃で3時間撹拌した。反応混合物に二酸化炭素ガスを15分間吹き込んだ後、混合物を−78℃で更に1時間撹拌した。次いで冷却浴を除去し、反応混合物を室温まで加温して未反応の二酸化炭素を排出させた。混合物を−78℃に冷却し、クロロメチルクロロホルメート(2.00ml)を添加した。混合物を撹拌し、一晩室温まで加温した。ブライン(5ml)を添加して、反応をクエンチした。大部分のテトラヒドロフランを減圧下で除去した。酢酸エチル(50ml)及びブライン(50ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ヘキサン/アセトン)で精製して0.60gの純粋な[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−(N,N−ジイソプロピルアミノ)カルボニル)ベンジル−N−MeNle]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C75H128N12O13;正確な質量:1404.97;MS(m/z):1405.67(M+1)+]。
[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−(N,N−ジイソプロピルアミノ)カルボニル)ベンジル−N−MeNle]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
メタノール(25ml)中の[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−(N,N−ジイソプロピルアミノ(diisopropyamino))カルボニル)ベンジル−N−MeNle]−1−[α−メチレン−Sar]−の3−シクロスポリン(0.60g、0.43mmol)の溶液に、4−メルカプト−1−ブタノール(0.45g、4.25mmol)及び水酸化リチウム(0.10g、4.25mmol)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。大部分のメタノールを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(60ml)及びブライン(30ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)により精製して、純粋な[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−(N,N−ジイソプロピルアミノ(diisopropyamino))カルボニル)ベンジル−N−MeNle]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C79H138N12O14S;正確な質量:1511.02;MS(m/z):1511.70(M+1)+;HPLC RT:17.00分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
実施例6
[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−カルボキシ)ベンジル−N−MeNle]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−カルボキシ)ベンジル−N−MeNle]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリン
窒素下、−78℃でテトラヒドロフラン(50ml)中のジイソプロピルアミン(2.05g、20.30mmol)の溶液に、n−ブチルリチウム(2.65M、7.7ml、20.41mmol)を添加した。反応混合物を1時間撹拌した後、テトラヒドロフラン(10ml)中の[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−カルボキシ)ベンジル−N−MeNle]−1−シクロスポリン(2.40g、1.20mmol)の溶液を添加した。混合物を−78℃で3時間撹拌した。反応混合物に二酸化炭素ガスを15分間吹き込んだ後、混合物を−78℃で更に1時間撹拌した。次いで冷却浴を除去し、反応混合物を室温まで加温して未反応の二酸化炭素を排出させた。混合物を−78℃に冷却し、クロロメチルクロロホルメート(3.00ml)を添加した。混合物を撹拌し、一晩室温まで加温した。ブライン(5ml)を添加して、反応をクエンチした。大部分のテトラヒドロフランを減圧下で除去した。酢酸エチル(80ml)及びブライン(50ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させて、1.50gの粗生成物[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−カルボキシ)ベンジル−N−MeNle]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C69H115N11O14;正確な質量:1321.86;MS(m/z):1322.45(M+1)+]。
[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−メトキシカルボニル)ベンジル−N−MeNle]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリン
N,N−ジメチルホルムアミド(15ml)中の[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−カルボキシ)ベンジル−N−MeNle]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリン(1.32g、1.00mmol)の溶液に、炭酸カリウム(0.38g、2.75mmol)及びヨードメタン(0.50g、3.52mmol)を添加した。混合物を室温で3時間撹拌した。酢酸エチル(100ml)及び水(50ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)で精製して、1.60gの純粋な[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−メトキシカルボニルベンジル)−N−MeNle]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C70H117N11O14;正確な質量:1335.88;MS(m/z):1336.64(M+1)+]。
[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−メトキシカルボニル)ベンジル−N−MeNle]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
メタノール(25ml)中の[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−メトキシカルボニル)ベンジル−N−MeNle]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリン(0.60g、0.45mmol)の溶液に、4−メルカプト−1−ブタノール(0.45g、4.25mmol)及び水酸化リチウム(0.10g、4.25mmol)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。大部分のメタノールを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(60ml)及びブライン(30ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)で精製して、純粋な[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−メトキシカルボニル)ベンジル−N−MeNle]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C74H127N11O15S;正確な質量:1441.92;MS(m/z):1422.65(M+1)+]。
実施例7
[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−カルボキシ)ベンジル−N−MeNle]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
メタノール(5ml)中の[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−メトキシカルボニルベンジル)−N−MeNle]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン(85mg、0.06mmol)の溶液に、水(5ml)中の水酸化リチウム(15mg)の溶液を添加した。混合物を室温で一晩撹拌した。大部分のメタノールを減圧下で蒸発させた。1.0Nの塩酸で水性混合物のPHを6に調整した。酢酸エチル(60ml)及びブライン(10ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣を精製して純粋な[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−カルボキシ)ベンジル−N−MeNle]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C73H125N11O15S;正確な質量:1427.91;MS(m/z):1428.63(M+1)+;HPLC RT:14.37分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
実施例8
[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2−ヒドロキシエチル)−N−MeNle]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
[(3R,4R)−3−アセチルオキシ−4−メチル−(6−メトキシカルボニルメチレン)−N−MeNle]−1−シクロスポリン
窒素下、無水テトラヒドロフラン(100ml)中のメトキシカルボニルメチレントリフェニルホスホラン(6.20g、18.54mmol)の溶液に、[(3R,4R)−3−アセチルオキシ−4−メチル−6−オキソ−N−MeNle]−1−シクロスポリン(4.10g、3.33mmol)を添加した。混合物を撹拌し、6時間還流加熱した。次いで飽和塩化アンモニウム溶液(20ml)を添加して、反応をクエンチした。大部分のテトラヒドロフランを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(150ml)及びブライン(50ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)で精製して、3.60gの純粋な[(3R,4R)−3−アセチルオキシ−4−メチル−(6−メトキシカルボニルメチレン)−N−MeNle]−1−シクロスポリンを得た[分子式:C65H113N11O15;正確な質量:1287.84;MS(m/z):1288.61(M+1)+;HPLC RT:16.43分。(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[(3R,4R)−3−アセチルオキシ−4−メチル−6−(メトキシカルボニルメチル)−N−MeNle]−1−シクロスポリン
メタノール(100ml)中の[(3R,4R)−3−アセチルオキシ−4−メチル−6−(メトキシカルボニルメチレン)−N−MeNle]−1−シクロスポリン(3.80g、2.95mmol)の溶液に、パラジウム(炭素上に10重量%、250mg)及び酢酸(5滴)を添加した。混合物を室温で水素下、8時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を減圧下で蒸発させて粗[(3R,4R)−3−アセチルオキシ−4−メチル−6−(メトキシカルボニルメチル)−N−MeNle]−1−シクロスポリンを得た[分子式:C65H115N11O15;正確な質量:1289.86;MS(m/z):1290.59(M+1)+;HPLC RT:16.50分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2−ヒドロキシエチル)−N−MeNle]−1−シクロスポリン
メタノール(100ml)中の[(3R,4R)−3−アセチルオキシ−4−メチル−6−(メトキシカルボニルメチル)−N−MeNle]−1−シクロスポリン(3.50g、2.71mmol)の溶液に、塩化セシウム(5.00g、29.78mmol)を添加した。次いで、水素化ホウ素ナトリウム(10.00g、262.95mmol)を30分で少しずつ添加した。混合物を室温で更に8時間撹拌した後、大部分のメタノールを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(150ml)及び飽和重炭酸ナトリウム溶液(150ml)を添加し、混合物を分離した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)で精製し、2.85gの[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2−ヒドロキシエチル)−N−MeNle]−1−シクロスポリンを得た[分子式:C62H113N11O13;正確な質量:1219.85;MS(m/z):1220.68(M+1)+;HPLC RT:15.80分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2−ヒドロキシエチル)−N−MeNle]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリン
窒素下、−78℃でテトラヒドロフラン(80ml)中のジイソプロピルアミン(2.56g、25.30mmol)の溶液に、n−ブチルリチウム(2.65M、9.60ml、25.30mmol)を添加した。反応混合物を1時間撹拌した後、テトラヒドロフラン(15ml)中の[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2−ヒドロキシエチル)−N−MeNle]−1−シクロスポリン(2.85g、2.30mmol)の溶液を添加した。混合物を−78℃で3時間撹拌した。反応混合物に二酸化炭素ガスを15分間吹き込んだ後、混合物を−78℃で更に1時間撹拌した。次いで冷却浴を除去し、反応混合物を室温まで加温して未反応の二酸化炭素を排出させた。混合物を−78℃に冷却し、クロロメチルクロロホルメート(3.00ml)を添加した。混合物を撹拌し、一晩室温まで加温した。ブライン(5ml)を添加して、反応をクエンチした。大部分のテトラヒドロフランを減圧下で除去した。酢酸エチル(80ml)及びブライン(50ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)で精製し、1.0gの生成物[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2−ヒドロキシエチル)−N−MeNle]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C63H113N11O13;正確な質量:1231.85;MS(m/z):1232.55(M+1)+;HPLC RT:15.14分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2−ヒドロキシエチル)−N−MeNle]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
メタノール(50ml)中の[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2−ヒドロキシエチル)−N−MeNle]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリン(0.60g、0.45mmol)の溶液に、4−メルカプト−1−ブタノール(0.45g、4.25mmol)及び水酸化リチウム(0.10g、4.25mmol)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。大部分のメタノールを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(60ml)及びブライン(30ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)により精製して、純粋な[(3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2−ヒドロキシエチル)−N−MeNle]−1−[(S)−(4ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C67H123N11O14S;正確な質量:1337.90;MS(m/z):1338.74(M+1)+;HPLC RT:12.98分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
実施例9
[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−2−メトキシメチル−Sar]−3−シクロスポリン
(3−シアノプロピル)トリフェニルホスホニウムブロミド
トルエン(200ml)に、4−ブロモブチロニトリル(10ml、0.10mol)及びトリフェニルホスフィン(36.23g、0.10mol)を添加した。混合物を撹拌し、一晩還流加熱した。室温に冷却した後、沈殿物を濾別し、トルエン及びヘキサンで洗浄し、真空中で乾燥させて、26.60gの生成物を得た[分子式:C22H21NP+;正確な質量:330.14;MS(m/z):330.23(M)+]。
[8−シアノメチル−3−アセチル−MeBmt]−1−シクロスポリン
乾燥フラスコに、窒素下、(3−シアノプロピル)トリフェニルホスホニウムブロミド(7.98g、19.50mmol)及び無水テトラヒドロフラン(60ml)を添加した。反応混合物を氷水浴に入れ、ナトリウムtert−ブトキシド(2.19g、22.75mmol)を添加した。混合物を2時間撹拌した後、無水テトラヒドロフラン(20ml)中の[(3R,4R)−3−アセチルオキシ−4−メチル−6−オキソ−N−MeNle]−1−シクロスポリン(4.00g、3.25mmol)の溶液を添加した。混合物を0℃で更に5時間撹拌した。次いで飽和塩化アンモニウム溶液(20ml)を添加して、反応をクエンチした。大部分のテトラヒドロフランを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(100ml)及びブライン(100ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)により精製して、2.00gの純粋な[8−シアノメチル−3−アセチル−MeBmt]−1−シクロスポリンを得た[分子式:C66H114N12O13;正確な質量:1282.86;MS(m/z):1283.51(M+1)+、1305.73(M+Na)+;HPLC RT:16.50分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−シアノメチル−MeBmt]−1−シクロスポリン
[8−シアノメチル−3−アセチル−MeBmt]−1−シクロスポリン(2.00g、1.56mmol)をメタノール(20ml)に溶解した。水(10ml)及び水酸化テトラメチルアンモニウム五水和物(0.85g、4.68mmol)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、大部分のメタノールを蒸発させた。酢酸エチル(100ml)及びブライン(100ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)により精製して、1.70gの純粋な[8−シアノメチル−MeBmt]−1−シクロスポリンを得た[分子式:C64H112N12O12;正確な質量:1240.85;MS(m/z):1241.54(M+1)+、1263.73(M+Na)+;HPLC RT:14.80分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(2−アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリン
窒素下、メタノール(50ml)中の[8−シアノメチル−MeBmt]−1−シクロスポリン(2.00g、1.61mmol)の溶液に塩化ニッケル(II)六水和物(0.19g、0.81mmol)を添加した。反応混合物を氷水浴に入れた。水素化ホウ素ナトリウム(3.05g、80.50mmol)を4バッチにて2時間で添加した。混合物を0℃で更に2時間撹拌した後、水(10ml)を添加した。大部分のメタノールを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(50ml)及び飽和重炭酸ナトリウム溶液(50ml)を添加し、混合物を分離した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をメタノール(30ml)に溶解した。パラジウム(炭素上10重量%、20mg)及び酢酸(5滴)を添加した。混合物を、水素下、室温で2時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を減圧下で蒸発させて、粗[8−(2−アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリンを得た[分子式:C64H118N12O12;正確な質量:1246.90;MS(m/z):1247.69(M+1)+;HPLC RT:11.13分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリン
[8−(2−アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリン(粗製、1.61mmol)をテトラヒドロフラン(20ml)に溶解した。飽和重炭酸ナトリウム溶液(20ml)及びジ−tert−ブチルジカーボネート(0.39g、1.77mmol)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。大部分のテトラヒドロフランを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(30ml)及びブライン(30ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ヘキサン/アセトン)で精製して、2.00gの純粋な[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリンを得た[分子式:C69H126N12O14;正確な質量:1346.95;MS(m/z):1347.54(M+1)+、1369.78(M+Na)+;HPLC RT:17.08分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−2−メトキシカルボニル−Sar]−3−シクロスポリン
窒素下、−78℃でテトラヒドロフラン(20ml)中のジイソプロピルアミン(1.06ml、7.42mmol)の溶液に、n−ブチルリチウム(2.20M、3.38ml、7.42mmol)を添加した。反応混合物を1時間撹拌した後、テトラヒドロフラン(10mL)中の[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリン(1.00g、0.74mmol)の溶液を10分かけて添加した。混合物を−78℃で2時間撹拌した。反応混合物に二酸化炭素ガスを20分間吹き込んだ後、混合物を−78℃で更に1時間撹拌した。次いで冷却浴を除去し、反応混合物を0℃までゆっくりと加温した。大部分のテトラヒドロフランを真空下、室温で除去した。残渣を飽和クエン酸溶液の添加によりクエンチし、水層のpHを1Nの塩酸で3〜4に調整し、沈殿した油を酢酸エチル(100ml)で抽出した。水層を酢酸エチル(100ml×3)で抽出した。合わせた酢酸エチル層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させて、0.50gの[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−2−カルボキシ−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C70H126N12O16;正確な質量:1390.94;MS(m/z):1391.60(M+1)+;HPLC RT:15.57分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−2−カルボキシ−Sar]−3−シクロスポリン(0.50g、0.36mmol)をアセトン(10ml)に溶解した。ヨードメタン(0.03ml、0.54mmol)及び炭酸カリウム(0.08g、0.54mmol)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。大部分のアセトンを減圧下で蒸発させた。次いで酢酸エチル(40ml)及び水(40ml)を添加し、混合物を分離した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させて、0.51gの粗[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−2−メトキシカルボニル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C71H128N12O16;正確な質量:1404.96;MS(m/z):1405.64(M+1)+、1427.86(M+Na)+;HPLC RT:16.65分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−2−ヒドロキシメチル−Sar]−3−シクロスポリン
[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−2−メトキシカルボニル−Sar]−3−シクロスポリン(0.51g、0.36mmol)をテトラヒドロフラン(10ml)に溶解した。水素化ホウ素ナトリウム(0.68g、18.00mmol)及び塩化セシウム(0.49g、1.51mmol)を添加した。混合物を室温で撹拌し、メタノール(10ml)を1時間かけて滴下した。混合物を更に2時間撹拌した。大部分の溶媒を減圧下で蒸発させた。次いで酢酸エチル(40ml)及び水(40ml)を添加し、混合物を分離した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させて、0.50gの粗[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−2−ヒドロキシメチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C70H128N12O15;正確な質量:1376.96;MS(m/z):1377.71(M+1)+、1388.85(M+Na)+;HPLC RT:16.49分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−2−ヒドロキシメチル−Sar]−3−シクロスポリン
[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−2−ヒドロキシメチル−Sar]−3−シクロスポリン(0.50g、0.36mmol)をジクロロメタン(10ml)に溶解し、氷水浴に入れた。トリフルオロ酢酸(5ml)を添加した。混合物を室温で1時間撹拌した。別のジクロロメタン(20ml)を添加した。混合物をブライン(30ml)、飽和重炭酸ナトリウム溶液(30ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させて、粗[8−(2−アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]1−[(R)−2−ヒドロキシメチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C65H120N12O13;正確な質量:1276.91;MS(m/z):1277.75(M+1)+;HPLC RT:9.13分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。粗[8−(2−アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−2−ヒドロキシメチル−Sar]−3−シクロスポリンをジクロロメタン(10ml)に溶解した。酢酸(0.12ml、2.20mmol)、HBTU(0.41g、1.08mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.15g、1.08mmol)、及びピリジン(0.50ml)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、ジクロロメタン(30ml)及びブライン(50ml)を添加し、分離した。ジクロロメタン層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)により精製して、27mgの純粋な[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−2−ヒドロキシメチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C67H122N12O14;正確な質量:1318.92;MS(m/z):1319.72(M+1)+、1341.91(M+Na)+;HPLC RT:14.12分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−2−メトキシメチル−Sar]−3−シクロスポリン
[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−2−ヒドロキシメチル−Sar]−3−シクロスポリン(0.20g、0.15mmol)をベンゼン(10ml)に溶解した。ヨードメタン(0.21g、1.52mmol)、テトラ−n−ブチルアンモニウムブロミド(0.49g、1.52mmol)、水酸化ナトリウム(1.00g、2.50mmol)、及び水(2ml)を添加した。混合物を室温で一晩撹拌した。次いで酢酸エチル(50ml)及びブライン(50ml)を添加し、分離した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)により精製して、60mgの純粋な[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−2−メトキシメチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C68H124N12O14;正確な質量:1332.94;MS(m/z):1333.69(M+1)+、1355.86(M+Na)+;HPLC RT:16.18分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
実施例10
[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリン
窒素下、−78℃で、テトラヒドロフラン(40ml)中のジイソプロピルアミン(2.11ml、14.85mmol)の溶液にn−ブチルリチウム(2.20M、6.75ml、14.85mmol)を添加した。反応混合物を1時間撹拌した後、テトラヒドロフラン(15mL)中の[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリン(2.00g、1.48mmol)の溶液を10分かけて添加した。混合物を−78℃で2時間撹拌した。反応混合物に二酸化炭素ガスを30分間吹き込んだ後、混合物を−78℃で更に1時間撹拌した。次いで冷却浴を除去し、反応混合物を室温まで加温して未反応の二酸化炭素を排出させた。混合物を−78℃に冷却し、クロロメチルクロロホルメート(1.32ml、14.85mmol)を添加した。混合物を撹拌し、一晩室温まで加温した。ブライン(5ml)を添加して、反応をクエンチした。大部分のテトラヒドロフランを減圧下で除去した。酢酸エチル(50ml)及びブライン(50ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ヘキサン/アセトン)で精製して、0.60gの純粋な[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C70H126N12O14;正確な質量:1358.95;MS(m/z):1359.59(M+1)+、1381.81(M+Na)+;HPLC RT:18.44分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリン
[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリン(0.60g、0.44mmol)をジクロロメタン(10ml)に溶解し、氷水浴に入れた。トリフルオロ酢酸(5ml)を添加した。混合物を室温で1時間撹拌した。別のジクロロメタン(20ml)を添加した。混合物をブライン(30ml)、飽和重炭酸ナトリウム溶液(30ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させて、粗[8−(2−アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C65H118N12O12;正確な質量:1258.90;MS(m/z):1259.77(M+1)+、1281.84(M+Na)+;HPLC RT:13.00分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。粗[8−(2−アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリンをジクロロメタン(10ml)に溶解した。酢酸(0.12ml、2.20mmol)、HBTU(0.50g、1.32mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.18g、1.32mmol)、及びピリジン(1ml)を添加した。混合物を室温で1時間撹拌した。次いで、ジクロロメタン(30ml)及びブライン(50ml)を添加し、分離した。ジクロロメタン層を、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)で精製して、0.30gの純粋な[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C67H120N12O13;正確な質量:1300.91;MS(m/z):1301.66(M+1)+、1323.92(M+Na)+;HPLC RT:17.41分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
メタノール(10ml)中の[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリン(0.30g、0.23mmol)の溶液に、4−メルカプト−1−ブタノール(0.14ml、1.38mmol)及び水酸化リチウム(0.06g、2.31mmol)を添加した。反応混合物を室温で5時間撹拌した。大部分のメタノールを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(30ml)及びブライン(30ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ヘキサン/アセトン90/10から75/25)で精製して、14mgの純粋な[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C71H130N12O14S;正確な質量:1406.95;MS(m/z):1407.70(M+1)+、1429.89(M+Na)+;HPLC RT:15.02分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
実施例11
[8−(2−ヒドロキシエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
(4−エトキシ−4−オキソブチル)トリフェニルホスホニウムブロミド
トルエン(200ml)に4−ブロモ酪酸エチル(14.40ml、0.10mol)及びトリフェニルホスフィン(26.29g、0.10mol)を添加した。混合物を撹拌し、24時間還流加熱した。室温に冷却した後、混合物を室温で週末の間撹拌した。沈殿物を濾別し、トルエン及びヘキサンで洗浄し、真空中で乾燥させて、20.0gの生成物を得た[分子式:C24H26O2 +;正確な質量:377.17;MS(m/z):377.20(M)+]。
[8−(2−エトキシ−2−オキソエチル)−3−アセチル−MeBmt]−1−シクロスポリン
乾燥フラスコに、窒素下、(4−エトキシ−4−オキソブチル)トリフェニルホスホニウムブロミド(8.88g、19.48mmol)及び無水テトラヒドロフラン(60ml)を添加した。反応混合物を氷水浴に入れ、ナトリウムtert−ブトキシド(2.18g、22.74mmol)を添加した。混合物を2時間撹拌した後、無水テトラヒドロフラン溶液(20ml)中の[(3R,4R)−3−アセチルオキシ−4−メチル−6−オキソ−N−MeNle]−1−シクロスポリン(4.00g、3.25mmol)の溶液を添加した。混合物を0℃で更に5時間撹拌した。大部分のテトラヒドロフランを減圧下で蒸発させた。ジクロロメタン(100ml)及びブライン(100ml)を添加して、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)で精製し、2.82gの[8−(2−エトキシ−2−オキソエチル)−3−アセチル−MeBmt]−1−シクロスポリンを得た[分子式:C68H119N11O15;2.82g;正確な質量:1329.89;MS(m/z):1330.51(M+1)+、1352.69(M+Na)+;HPLC RT:17.72分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(2−ヒドロキシエチル)−MeBmt]−1−シクロスポリン
[8−(2−エトキシ−2−オキソエチル)−3−アセチル−MeBmt]−1−シクロスポリン(2.82g、2.12mmol)をテトラヒドロフラン(40ml)に溶解した。水素化ホウ素ナトリウム(8.02g、212.04mmol)及び塩化セシウム(3.56g、21.20mmol)を添加した。混合物を室温で撹拌し、メタノール(40ml)を2時間で滴下した。混合物を更に3時間撹拌した。大部分の溶媒を減圧下で蒸発させた。次いで酢酸エチル(100ml)及び水(100ml)を添加し、混合物を分離した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)で精製して、2.70gの[8−(2−ヒドロキシエチル)−MeBmt]−1−シクロスポリンを得た[分子式:C64H115N11O13;正確な質量:1245.87;MS(m/z):1246.56(M+1)+、1413.96(M+Na)+;HPLC RT:14.15分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(2−ヒドロキシエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリン
[8−(2−ヒドロキシエチル)−MeBmt]−1−シクロスポリン(2.70g、2.17mmol)をメタノール(50ml)に溶解した。パラジウム(炭素上10重量%、50mg)及び酢酸(6滴)を添加した。混合物を室温で水素下、一晩撹拌した。混合物を濾過し、濾液を減圧下で蒸発させて、1.50gの粗[8−(2−ヒドロキシエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリンを得た[分子式:C64H117N11O13;正確な質量:1247.88;MS(m/z):1248.66(M+1)+、1270.77(M+Na)+;HPLC RT:14.32分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(2−ヒドロキシエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリン
窒素下、−78℃で、テトラヒドロフラン(40ml)中のジイソプロピルアミン(1.87ml、13.23mmol)の溶液にn−ブチルリチウム(2.65M、5.00ml、13.23mmol)を添加した。反応混合物を1時間撹拌した後、テトラヒドロフラン(15ml)中の[8−(2−ヒドロキシエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリン(1.50g、1.20mmol)の溶液を10分かけて添加した。混合物を−78℃で2時間撹拌した。反応混合物に二酸化炭素ガスを30分間吹き込んだ後、混合物を−78℃で更に1時間撹拌した。次いで冷却浴を除去し、反応混合物を室温まで加温して未反応の二酸化炭素を排出させた。混合物を−78℃に冷却し、クロロメチルクロロホルメート(1.07ml、12.03mmol)を添加した。混合物を撹拌し、一晩室温まで加温した。ブライン(5ml)を添加して、反応をクエンチした。大部分のテトラヒドロフランを減圧下で除去した。酢酸エチル(50ml)及びブライン(50ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ヘキサン/アセトン)で精製して、0.50gの純粋な[8−(2−ヒドロキシエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C65H117N11O13;正確な質量:1259.88;MS(m/z):1260.61(M+1)+、1282.78(M+Na)+;HPLC RT:16.09分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(2−ヒドロキシエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
メタノール(10ml)中の[8−(2−ヒドロキシエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリン(0.50g、0.40mmol)の溶液に、4−メルカプト−1−ブタノール(0.25ml、2.38mmol)及び水酸化リチウム(0.10g、4.00mmol)を添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。大部分のメタノールを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(30ml)及びブライン(30ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ヘキサン/アセトン)により精製して、80mgの純粋な[8−(2−ヒドロキシエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C69H127N11O14S;正確な質量:1365.93;MS(m/z):1366.64(M+1)+、1388.84(M+Na)+:HPLC RT:13.94分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
実施例12
[8−(2−(2−エトキシ−2−オキソエチル)アミノ)エチル−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン(12a)及び[8−(2−ビス(2−エトキシ−2−オキソエチル)アミノ)エチル−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン(12b)
[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
メタノール(15ml)中の[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリン(0.25g、0.18mmol)の溶液に、4−メルカプト−1−ブタノール(0.12ml、1.10mmol)及び水酸化リチウム(0.04g、1.84mmol)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。大部分のメタノールを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(30ml)及びブライン(30ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ヘキサン/アセトン90/10から75/25)により精製して、100mgの純粋な[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C74H136N12O15S;正確な質量:1465.00;MS(m/z):1465.53(M+1)+、1487.84(M+Na)+:HPLC RT:16.77分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(2−アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン(0.10g、0.07mmol)をジクロロメタン(8ml)に溶解し、氷水浴に入れた。トリフルオロ酢酸(4ml)を添加した。混合物を0℃で2時間撹拌した。別のジクロロメタン(10ml)を添加した。混合物をブライン(30ml)、飽和重炭酸ナトリウム溶液(30ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させて、粗[8−(2−アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C69H128N12O13S;正確な質量:1364.94;MS(m/z):1365.75(M+1)+;HPLC RT:10.57分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(2−(2−エトキシ−2−オキソエチル)アミノ)エチル−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン(12a)及び[8−(2−ビス(2−エトキシ−2−オキソエチル)アミノ)エチル−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン(12b)
最終工程からの粗[8−(2−アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンをジクロロメタン(10ml)に溶解した。ブロモ酢酸エチル(48mg、0.34mmol)及びトリエチルアミン(0.50ml)を添加した。混合物を撹拌し、3時間還流加熱した。次いで、ジクロロメタン(30ml)及びブライン(50ml)を添加し、分離した。ジクロロメタン層を、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)で精製して、10mgの[8−(2−((2−エトキシ−2−オキソエチル)アミノ)エチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C73H134N12O15S;正確な質量:1450.98;MS(m/z):1451.70(M+1)+、1473.87(M+Na)+;HPLC RT:12.23分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]及び30mgの[8−(2−(ビス(2−エトキシ−2−オキソエチル)アミノ)エチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C77H140N12O17S;正確な質量:1537.02;MS(m/z):1337.70(M+1)+、1559.90(M+Na)+;HPLC RT:14.42分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
実施例13
[8−(2−(カルボキシメチル)アミノ)エチル−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
[8−(2−(2−エトキシ−2−オキソエチル)アミノ)エチル−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン(10mg、6.9×10−3mmol)をメタノール(3ml)に溶解した。水酸化リチウム(2mg、0.08mmol)及び水(3ml)を添加した。混合物を室温で1時間撹拌した。次いで、大部分のメタノールを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(10ml)及びブライン(10ml)を添加し、塩酸溶液(1.0N)を添加することによって水層のpHを3に調整した。分離後、酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィで精製し、[8−(2−((カルボキシメチル)アミノ)エチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C71H130N12O15S;正確な質量:1422.95;MS(m/z):1423.59(M+1)+、1445.84(M+Na)+;HPLC RT:10.41分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
実施例14
[8−(2−ビス(カルボキシメチル)アミノ)エチル−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
[8−(2−ビス(2−エトキシ−2−オキソエチル)アミノ)エチル−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン(30mg、0.02mmol)をメタノール(3ml)に溶解した。水酸化リチウム(6mg、0.23mmol)及び水(3ml)を添加した。混合物を室温で1時間撹拌した。次いで、大部分のメタノールを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(10ml)及びブライン(10ml)を添加し、塩酸溶液(1.0N)を添加することによって水層のpHを3に調整した。分離後、酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィで精製し、[8−(2−(ビス(カルボキシメチル)アミノ)エチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C73H132N12O17S;正確な質量:1480.96;MS(m/z):1481.70(M+1)+、1503.87(M+Na)+;HPLC RT:9.88分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
実施例15
[8−(2−(4−(メトキシカルボニル)ベンジル)アミノ]エチル−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
[8−(2−アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン(0.50g、0.37mmol)をジクロロメタン(50ml)に溶解した。4−メチル−4−ホルミルベンゾエート(0.08g、0.46mmol)、テトラメチルアンモニウムトリアセトキシボロヒドリド(0.12g、0.46mmol)、及び酢酸(5滴)を添加した。混合物を室温で1時間撹拌した。次いで、ジクロロメタン(30ml)及び飽和重炭酸ナトリウム溶液(50ml)を添加し、分離した。ジクロロメタン層を、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)により精製して、140mgの[8−(2−(4−(メトキシカルボニル)ベンジル)アミノ)エチル−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C78H136N12O15S;正確な質量:1513.00;MS(m/z):1513.77(M+1)+、1535.80(M+Na)+;HPLC RT:13.40分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
実施例16
[8−(2−(4−カルボキシベンジル)アミノ)エチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
[8−(2−(4−(メトキシカルボニル)ベンジル)アミノ)エチル−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン(0.14g、0.09mmol)をメタノール(5ml)に溶解した。水酸化リチウム(0.01g、0.40mmol)及び水(5ml)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、大部分のメタノールを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(10ml)及びブライン(10ml)を添加し、塩酸溶液(1.00N)を添加することによって水層のpHを3に調整した。分離後、酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィで精製し、[8−(2−(4−カルボキシベンジル)アミノ)エチル−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C77H134N12O15S;正確な質量:1498.98;MS(m/z):1499.62(M+1)+、1521.77(M+Na)+;HPLC RT:11.76分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
実施例17
[8−(2−(4−(ジメチルカルバモイル))ベンジル)アミノ]エチル−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
[8−(2−(4−カルボキシベンジル)アミノ)エチル−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン(0.13g、0.09mmol)をジクロロメタン(10ml)に溶解した。ジエチルアミン塩酸塩(0.04、0.45mmol)、HBTU(0.10g、0.27mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.04g、0.27mmol)、及びトリエチルアミン(0.5ml)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、ジクロロメタン(30ml)及びブライン(50ml)を添加し、分離した。ジクロロメタン層を、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィで精製し、[8−(2−(4−(ジメチルカルバモイル))ベンジル)アミノ]エチル−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C79H139N13O14S;正確な質量:1526.03;MS(m/z):1526.72(M+1)+、1548.84(M+Na)+:HPLC RT:11.90分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
実施例18
[8−(2−ビス(4−(メトキシカルボニル)ベンジル)アミノ))エチル−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
[8−(2−アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン(0.50g、0.37mmol)をジクロロメタン(50ml)に溶解した。4−メチル−4−ホルミルベンゾエート(0.30g、1.83mmol)、テトラメチルアンモニウムトリアセトキシボロヒドリド(0.48g、1.83mmol)及び酢酸(10滴)を添加した。混合物を室温で1時間撹拌した。次いで、ジクロロメタン(30ml)及び飽和重炭酸ナトリウム溶液(50ml)を添加し、分離した。ジクロロメタン層を、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)により精製して、174mgの[8−(2−ビス(4−(メトキシカルボニル)ベンジル)アミノ)エチル−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C87H144N12O17S;正確な質量:1661.05;MS(m/z):1661.66(M+1)+、1684.06(M+Na)+;HPLC RT:15.32分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
実施例19
[8−(2−(ビス(4−カルボキシベンジル)アミノ)エチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
[8−(2−ビス(4−(メトキシカルボニル)ベンジル)アミノ))エチル−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン(174mg、0.10mmol)をメタノール(5ml)に溶解した。水酸化リチウム(12mg、0.46mmol)及び水(5ml)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、大部分のメタノールを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(10ml)及びブライン(10ml)を添加し、塩酸溶液(1.00N)を添加することによって水層のpHを3に調整した。分離後、酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸発させて、100mgの[8−(2−(ビス(4−カルボキシベンジル)アミノ)エチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C85H140N12O17S;正確な質量:1633.02;MS(m/z):1633.56(M+1)+、1655.68(M+Na)+;HPLC RT:11.64分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
実施例20
[8−(2−ビス(4−(ジメチルカルバモイル))ベンジル)アミノ]エチル−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
[8−(2−(ビス(4−カルボキシベンジル)アミノ)エチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン(0.10g、0.06mmol)をジクロロメタン(10ml)に溶解した。ジメチルアミン塩酸塩(0.03,0.37mmol)、HBTU(0.12g、0.31mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.04g、0.31mmol)、及びトリエチルアミン(0.5ml)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、ジクロロメタン(30ml)及びブライン(50ml)を添加し、分離した。ジクロロメタン層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィで精製し、[8−(2−(ビス(4−(ジメチルカルバモイル))ベンジル)アミノ)エチル]−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C89H150N14O15S;正確な質量:1687.11;MS(m/z):1687.73(M+1)+、1709.88(M+Na)+;HPLC RT:12.44分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
実施例21
[8−(2−(3−カルボキシベンズアミド)エチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
[8−(2−アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン(0.19g、0.14mmol)をジクロロメタン(8ml)に溶解した。イソフタル酸(0.07g、0.41mmol)、HBTU(0.16g、0.41mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.06g、0.41mmol)、及びN−エチルジイソプロピルアミン(0.50ml)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、ジクロロメタン(50ml)及びブライン(50ml)を添加した。塩酸溶液(1.0N)を添加することによって水層のpHを4に調整した。混合物を分離した後、ジクロロメタン層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させて、粗[8−(2−(3−カルボキシベンズアミド)エチル]−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C77H132N12O16S;正確な質量:1512.96;MS(m/z):1513.66(M+1)+、1535.80(M+Na)+;HPLC RT:14.15分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
粗[8−(2−(3−カルボキシベンズアミド)エチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンをアセトン(10ml)に溶解した。ヨードメタン(0.06g、0.41mmol)及び炭酸カリウム(0.06g、0.41mmol)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。次いで大部分の溶媒を蒸発させた。酢酸エチル(50ml)及びブライン(50ml)を添加し、混合物を分離した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をカラム(ヘキサン/アセトン)で精製して、44mgの[8−(2−(3−(メトキシカルボニル)ベンズアミド)エチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C78H134N12O16S;正確な質量:1526.98;MS(m/z):1527.62(M+1)+、1549.81(M+Na)+;HPLC RT:16.08分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
実施例22
[8−(2−(3−カルボキシベンズアミド)エチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
[8−(2−(3−(メトキシカルボニル)ベンズアミド)エチル]−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン(44mg、0.03mmol)をメタノール(3ml)に溶解した。水酸化リチウム(20mg、0.83mmol)及び水(3ml)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、大部分のメタノールを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(10ml)及びブライン(10ml)を添加し、塩酸溶液(1.0N)を添加することによって水層のpHを4に調整した。混合物を分離後、酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(C8逆相カラム)により精製し、16mgの[8−(2−(3−カルボキシベンズアミド)エチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar−]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C77H132N12O16S;正確な質量:1512.96;MS(m/z):1513.66(M+1)+、1535.80(M+Na)+;HPLC RT:14.15分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
実施例23
[8−(2−(4−(メトキシカルボニル)ベンズアミド)エチル]−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
[8−(2−アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン(0.60g、0.44mmol)をジクロロメタン(30ml)に溶解した。メチル水素テレフタレート(0.24g、1.32mmol)、HBTU(0.52g、1.32mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.16g、1.32mmol)、及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(3.0ml)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。次いでジクロロメタン(100ml)及びブライン(100ml)を添加し、分離した。ジクロロメタン層を、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィで精製し、0.34gの[8−(2−(4−(メトキシカルボニル)ベンズアミド)エチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C78H134N12O16S;正確な質量:1526.98;MS(m/z):1527.69(M+1)+、1549.95(M+Na)+;HPLC RT:16.08分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
実施例24
[8−(2−(4−カルボキシベンズアミド)エチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
[8−(2−(4−(メトキシカルボニル)ベンズアミド)エチル]−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン(0.34mg、0.24mmol)をメタノール(5ml)に溶解した。水酸化リチウム(20mg、0.83mmol)及び水(5ml)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、大部分のメタノールを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(20ml)及びブライン(20ml)を添加し、塩酸溶液(1.00N)を添加することによって水層のpHを3に調整した。分離後、酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(C18逆相カラム)により精製して、0.22gの[8−(2−(4−カルボキシベンズアミド)エチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C77H132N12O16S;正確な質量:1512.96;MS(m/z):1513.66(M+1)+、1535.80(M+Na)+;HPLC RT:13.98分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
実施例25
[8−(2−(4−(ジメチルカルバモイル)ベンズアミド)エチル]−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
[8−(2−(4−カルボキシベンズアミド)エチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン(0.22g、0.15mmol)をジクロロメタン(5ml)に溶解した。ジメチルアミン塩酸塩(0.04、0.49mmol)、HBTU(0.17g、0.45mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.06g、0.45mmol)、及びピリジン(0.5ml)を添加した。混合物を室温で一晩撹拌した。次いで、ジクロロメタンを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(50ml)及びブライン(50ml)を添加し、分離した。ジクロロメタン層を、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィで精製し、[8−(2−(4−(ジメチルカルバモイル)ベンズアミド)エチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C79H137N13O15S;正確な質量:1540.01;MS(m/z):1540.89(M+1)+、1563.06(M+Na)+;HPLC RT:14.54分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
実施例26
[8−(2−(2−ヒドロキシアセトアミド)エチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
[8−(2−アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン(0.26g、0.19mmol)をジクロロメタン(20ml)に溶解した。グリコール酸(0.04g、0.53mmol)、HBTU(0.22g、0.58mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.08g、0.58mmol)、及びピリジン(1.00ml)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、ジクロロメタン(30ml)及びブライン(50ml)を添加し、分離した。ジクロロメタン層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)で精製して、純粋な[8−(2−(2−ヒドロキシアセトアミド)エチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C71H130N12O15S;正確な質量:1422.95;MS(m/z):1423.80(M+1)+、1445.95(M+Na)+;HPLC RT:12.73分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
実施例27
[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(4−アセトキシブトキシ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン(26a)
[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−ヒドロキシメチル−Sar]−3−シクロスポリン(0.14g、0.11mmol)をベンゼン(10ml)に溶解した。4−ブロモブチルアセテート(0.21g、1.06mmol)、テトラ−n−ブチルアンモニウムブロミド(0.34g、1.06mmol)、水酸化テトラメチルアンモニウム五水和物(0.19g、1.06mmol)、及び水酸化ナトリウム溶液(2.0ml、45%)を添加した。混合物を50℃で一晩撹拌した。次いで酢酸エチル(50ml)及びブライン(50ml)を添加し、分離した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)により精製して、50mgの純粋な[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(4−アセトキシブトキシ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C73H132N12O16;正確な質量:1432.99;MS(m/z):1433.73(M+1)+、1455.99(M+Na)+;HPLC RT:17.43分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
実施例28
[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(4−ヒドロキシブトキシ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(4−アセトキシブトキシ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン(50mg、0.03mmol)をメタノール(5ml)に溶解した。水酸化リチウム(20mg、0.83mmol)及び水(5ml)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、大部分のメタノールを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(20ml)及びブライン(30ml)を添加し、塩酸溶液(1.00N)を添加することによって水層のpHを3に調整した。分離後、酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をC18逆相クロマトグラフィにより精製し、15mgの[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(4−ヒドロキシブトキシ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C71H130N12O15;正確な質量:1390.98;MS(m/z):1391.80(M+1)+、1413.98(M+Na)+;HPLC RT:15.50分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
実施例29
[8−(3−アセトアミドプロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(3−(N−モルホリノ)プロピルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
(4−シアノブチル)トリフェニルホスホニウムブロミド
5−ブロモバレロニトリル(1.62g、10.00mmol)及びトリフェニルホスフィン(2.62g、10.00mmol)をトルエン(20ml)に添加した。混合物を撹拌し、一晩還流加熱した。室温に冷却した後、沈殿物を濾別し、トルエン及びヘキサンで洗浄し、真空中で乾燥させて3.00gの生成物を得た[分子式:C23H23BrNP;正確な質量:423.08;MS(m/z):344.28(M−Br)+]。
[8−(2−シアノエチル)−3−アセチル−MeBmt]−1−シクロスポリン
窒素下、無水テトラヒドロフラン(180ml)中の(4−シアノブチル)トリフェニルホスホニウムブロミド(6.40g、15.08mmol)の溶液にナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド(THF中2.0M、11.2ml、22.40mmol)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、−30℃に冷却した。無水テトラヒドロフラン(25ml)中の[(3R,4R)−3−アセチルオキシ−4−メチル−6−オキソ−N−MeNle]−1−シクロスポリン(8.20g、6.65mmol)の溶液を添加した。混合物を−30℃で更に2時間撹拌した。次いで飽和塩化アンモニウム溶液(20ml)を添加して、反応をクエンチした。大部分のテトラヒドロフランを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(250ml)及びブライン(100ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)で精製して、5.60gの純粋な[8−(2−シアノエチル)−3−アセチル−MeBmt]−1−シクロスポリンを得た[分子式:C67H116N12O13;正確な質量:1296.88;MS(m/z):1297.57(M+1)+]。
[8−(2−シアノエチル)−MeBmt]−1−シクロスポリン
[8−(2−シアノエチル)−3−アセチル−MeBmt]−1−シクロスポリン(5.00g、3.86mmol)をメタノール(100ml)に溶解した。水(50ml)及び水酸化テトラメチルアンモニウム五水和物(4.40g、24.22mmol)を添加した。混合物を室温で一晩撹拌した。次いで、大部分のメタノールを蒸発させた。酢酸エチル(250ml)及びブライン(100ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)で精製して、3.60gの純粋な[8−(2−シアノエチル)−MeBmt]−1−シクロスポリンを得た[分子式:C65H114N12O12;正確な質量:1254.87;MS(m/z):1255.51(M+1)+;HPLC RT:14.90分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(3−アミノプロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリン
窒素下、メタノール(120ml)中の[8−(2−シアノエチル)−MeBmt]−1−シクロスポリン(2.40g、1.91mmol)の溶液に塩化ニッケル(II)六水和物(0.38g、1.62mmol)を添加した。水素化ホウ素ナトリウム(2.00g、52.63mmol)を4バッチで30分添加した。混合物を更に1時間撹拌した後、大部分のメタノールを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(100ml)及び飽和重炭酸ナトリウム溶液(50ml)を添加し、混合物を分離した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をメタノール(30ml)に溶解した。パラジウム(炭素上10重量%、150mg)及び酢酸(5滴)を添加した。混合物を室温で水素下、4時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を減圧下で蒸発させて、粗[8−(3−アミノプロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリンを得た[分子式:C65H120N12O12;正確な質量:1260.90;MS(m/z):1261.69(M+1)+;HPLC RT:11.23分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(3−アセトアミドプロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリン
ジクロロメタン(100ml)中の[8−(3−アミノプロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリン(2.40g、1.90mmol)及び酢酸(240mg、60mmol)の溶液に、ジイソプロピルエチルアミン(386mg、1.99mmol)及びHATU(1.20g、3.15mmol)を添加した。室温で2時間撹拌後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)で精製して、2.00gの純粋な[8−(3−アセトアミドプロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリンを得た[分子式:C67H122N12O13;正確な質量:1302.93;MS(m/z):1303.63(M+1)+。HPLC RT:13.74分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(3−アセトアミドプロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリン
窒素下、−78℃でテトラヒドロフラン(100ml)中のジイソプロピルアミン(3.23g、32mmol)の溶液に、n−ブチルリチウム(2.65M、12ml、31.80mmol)を添加した。反応混合物を1時間撹拌した後、テトラヒドロフラン(15ml)中の[8−(3−アセトアミドプロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリン(3.80g、2.92mmol)の溶液を10分かけて添加した。混合物を−78℃で3時間撹拌した。反応混合物に二酸化炭素ガスを30分間吹き込んだ後、混合物を−78℃で更に1時間撹拌した。次いで冷却浴を除去し、反応混合物を室温まで加温して未反応の二酸化炭素を排出させた。混合物を−78℃に冷却し、クロロメチルクロロホルメート(3.70ml)を添加した。混合物を撹拌し、一晩室温まで加温した。ブライン(20ml)を添加し、反応をクエンチした。大部分のテトラヒドロフランを減圧下で除去した。酢酸エチル(50ml)及びブライン(50ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ヘキサン/アセトン)により精製して、1.20gの純粋な[8−(3−アセトアミドプロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C68H122N12O13;正確な質量:1314.93;MS(m/z):1315.61(M+1)+;HPLC RT:16.44分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(3−アセトアミドプロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(3−(N−モルホリノ)プロピルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
メタノール(60ml)中の[8−(3−アセトアミドプロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(α−メチレン−Sar)−3−シクロスポリン(0.50g、0.38mmol)の溶液に、3−モルホリノプロパンチオール(0.48g、3.00mmol)及び水酸化リチウム(92mg、3.83mmol)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。大部分のメタノールを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(80ml)及びブライン(30ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)により精製して、130mgの純粋な[8−(3−アセトアミドプロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(3−(N−モルホリノ)プロピルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C75H137N13O14S;正確な質量:1476.01;MS(m/z):1476.82(M+1)+;HPLC RT:12.61分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
実施例30
[8−(3−アセトアミドプロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
メタノール(60ml)中の[8−(3−アセトアミドプロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(α−メチレン−Sar)−3−シクロスポリン(0.50g、0.38mmol)の溶液に、4−メルカプト−1−ブタノール(0.28g、2.64mmol)及び水酸化リチウム(92mg、3.83mmol)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。大部分のメタノールを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(80ml)及びブライン(30ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)により精製して、115mgの純粋な[8−(3−アセトアミドプロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C72H132N12O14S;正確な質量:1420.97;MS(m/z):1421.80(M+1)+;HPLC RT:15.49分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
実施例31
[8−(3−(4−カルボキシベンズアミド)プロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
[8−(3−(4−メトキシカルボニルベンズアミド)プロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリン
ジクロロメタン(100ml)中の[8−(3−アミノプロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリン(4.00g、3.17mmol)及びメチル水素テレフタレート(0.85g、4.72mmol)の溶液に、ジイソプロピルエチルアミン(770mg、5.96mmol)及びHATU(2.40g、6.30mmol)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いで飽和重炭酸ナトリウム溶液、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)で精製して、2.00gの純粋な[8−(3−(4−メトキシカルボニルベンズアミド)プロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリンを得た[分子式:C74H126N12O15;正確な質量:1422.95;MS(m/z):1423.70(M+1)+。HPLC RT:16.74分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(3−(4−カルボキシベンズアミド)プロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリン
メタノール(80ml)及び水(20ml)中の[8−(3−(4−メトキシカルボニルベンズアミド)プロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリン(2.40g、1.68mmol)の溶液に、水酸化リチウム(0.28g、11.66mmol)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌し、減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(10ml)及びブライン(10ml)を添加し、塩酸溶液(1.00N)を添加することによって水層のpHを5に調整した。分離後、酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、蒸発させて、2.3gの[8−(3−(4−カルボキシベンズアミド)プロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリンを得た[分子式:C73H124N12O15;正確な質量:1408.93;MS(m/z):1409.70(M+1)+。HPLC RT:14.93分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(3−(4−カルボキシベンズアミド)プロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリン
窒素下、−78℃でテトラヒドロフラン(120ml)中のジイソプロピルアミン(2.02g、20.00mmol)の溶液に、n−ブチルリチウム(2.65M、7.6ml、20.14mmol)を添加した。反応混合物を1時間撹拌した後、テトラヒドロフラン(15mL)中の[8−(3−(4−カルボキシベンズアミド)プロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリン(2.10g、1.49mmol)の溶液を10分かけて添加した。混合物を−78℃で3時間撹拌した。反応混合物に二酸化炭素ガスを30分間吹き込んだ後、混合物を−78℃で更に1時間撹拌した。次いで冷却浴を除去し、反応混合物を室温まで加温して未反応の二酸化炭素を排出させた。混合物を−78℃に冷却し、クロロメチルクロロホルメート(2.20ml)を添加した。混合物を撹拌し、一晩室温まで加温した。ブライン(20ml)を添加し、反応をクエンチした。大部分のテトラヒドロフランを減圧下で除去した。酢酸エチル(50ml)及びブライン(50ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィで精製し、1.20gの純粋な[8−(3−(4−カルボキシベンズアミド)プロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C74H124N12O15;正確な質量:1420.93;MS(m/z):1421.61(M+1)+;HPLC RT:16.56分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(3−(4−カルボキシベンズアミド)プロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
メタノール(30ml)中の[8−(3−(4−カルボキシベンズアミド)プロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリン(0.50g、0.35mmol)の溶液に、4−メルカプト−1−ブタノール(0.28g、2.64mmol)及び水酸化リチウム(92mg、3.83mmol)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。大部分のメタノールを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(80ml)及びブライン(30ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)により精製して、115mgの純粋な[8−(3−(4−カルボキシベンズアミド)プロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−メチルブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C78H134N12O16S;正確な質量:1526.98;MS(m/z):1527.84(M+1)+;HPLC RT:14.80分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
実施例32
[8−(3−(4−(ジエチルカルバモイルベンズアミド)プロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
ジクロロメタン(10ml)中の[8−(3−(4−カルボキシベンズアミド)プロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン(0.10g、0.07mmol)及びジエチルアミン(15mg、0.21mmol)の溶液に、ジイソプロピルエチルアミン(25mg、0.19mmol)、HOBT(29mg、0.19mmol)、及びHBTU(73mg、0.19mmol)を添加した。室温で2時間撹拌した後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液及びブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)により精製して、42mgの純粋な[8−(3−(4−ジエチルカルバモイルベンズアミド)プロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C82H143N13O15S;正確な質量:1582.05;MS(m/z):1582.70(M+1)+。HPLC RT:16.08分。(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
実施例33
[8−(3−(3−メトキシカルボニルベンズアミド)プロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
[8−(3−(3−メトキシカルボニルベンズアミド)プロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリン
ジクロロメタン(100ml)中の[8−(3−アミノプロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリン(4.33g、3.43mmol)及びメチル水素イソフタレート(0.92g、5.11mmol)の溶液に、ジイソプロピルエチルアミン(770mg、5.96mmol)及びHATU(2.40g、6.30mmol)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いで飽和重炭酸ナトリウム溶液、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)で精製して、2.00gの純粋な[8−(3−(3−メトキシカルボニルベンズアミド)プロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリンを得た[分子式:C74H126N12O15;正確な質量:1422.95;MS(m/z):1423.70(M+1)+。HPLC RT:16.82分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(3−(3−カルボキシベンズアミド)プロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリン
メタノール(80ml)中の[8−(3−(3−メトキシカルボニルベンズアミド)プロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリン(2.50g、1.76mmol)の溶液に水(20ml)及び水酸化リチウム(0.28g、11.66mmol)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌し、減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(10ml)及びブライン(10ml)を添加し、塩酸溶液(1.00N)を添加することによって水層のpHを5に調整した。分離後、酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、蒸発させて、2.1gの[8−(3−(3−カルボキシベンズアミド)プロピル]−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリンを得た[分子式:C73H124N12O15;正確な質量:1408.93;MS(m/z):1409.70(M+1)+。HPLC RT:15.11分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(3−(3−メトキシカルボニルベンズアミド)プロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリン
−78℃の窒素下、テトラヒドロフラン(120ml)中のジイソプロピルアミン(2.12g、21.00mmol)の溶液にn−ブチルリチウム(2.65M、7.9ml、20.94mmol)を添加した。反応混合物を1時間撹拌した後、テトラヒドロフラン(15mL)中の[8−(3−(3−カルボキシベンズアミド)プロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリン(2.10g、1.49mmol)の溶液を10分かけて添加した。混合物を−78℃で3時間撹拌した。反応混合物に二酸化炭素ガスを30分間吹き込んだ後、混合物を−78℃で更に1時間撹拌した。次いで冷却浴を除去し、反応混合物を室温まで加温して未反応の二酸化炭素を排出させた。混合物を−78℃に冷却し、クロロメチルクロロホルメート(2.20ml)を添加した。混合物を撹拌し、一晩室温まで加温した。メタノール(20ml)を添加し、反応をクエンチした。大部分のテトラヒドロフランを減圧下で除去した。酢酸エチル(50ml)及びブライン(50ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ヘキサン/アセトン)により精製して、1.20gの純粋な[8−(3−(3−メトキシカルボニルベンズアミド)プロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C75H126N12O15;正確な質量:1434.95;MS(m/z):1435.61(M+1)+;HPLC RT:18.26分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(3−(3−メトキシカルボニルベンズアミド)プロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
メタノール(30ml)中の[8−(3−(3−メトキシカルボニルベンズアミド)プロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリン(0.62g、0.43mmol)の溶液に、4−メルカプト−1−ブタノール(0.28g、2.64mmol)及び水酸化リチウム(103mg、4.29mmol)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。大部分のメタノールを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(80ml)及びブライン(30ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)により精製して、115mgの純粋な[8−(3−(3−メトキシカルボニルベンズアミド)プロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar−]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C79H136N12O16S;正確な質量:1540.99;MS(m/z):1541.84(M+1)+;HPLC RT:16.83分。(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
実施例34
[8−(3−(3−カルボキシベンズアミド)プロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
メタノール(8ml)中の[8−(3−(3−メトキシカルボニルベンズアミド)プロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン(0.20g、0.13mmol)の溶液に、水(3ml)及び水酸化リチウム(15mg、0.63mmol)を添加した。反応混合物を室温で8時間撹拌し、減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(10ml)及びブライン(10ml)を添加し、塩酸溶液(1.00N)を添加することによって水層のpHを5に調整した。分離後、酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、蒸発させて、[8−(3−(3−カルボキシベンズアミド)プロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ))メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C78H134N12O16S;正確な質量:1526.98;MS(m/z):1527.84(M+1)+;HPLC RT:14.99分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
実施例35
[8−(4−アセトアミドブチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
(5−シアノペンチル)トリフェニルホスホニウムブロミド
6−ブロモヘキサンニトリル(10.00g、56.80mmol)及びトリフェニルホスフィン(14.90g、56.80mmol)をトルエン(100ml)に溶解した。混合物を撹拌し、3日間還流加熱した。室温に冷却した後、大部分のトルエンをデカントした。残渣を真空中で6時間乾燥させた。次いでヘキサン(160ml)を添加し、混合物を室温で週末の間撹拌した。沈殿物を濾別し、真空中で乾燥させて、21.0gの生成物を得た。[分子式:C24H25NP+;正確な質量:358.17;MS(m/z):358.20(M)+]。
[8−(3−シアノプロピル)−3−アセチル−MeBmt]−1−シクロスポリン
乾燥フラスコに、窒素下、(5−シアノペンチル)トリフェニルホスホニウムブロミド(14.00g、32.04mmol)及び無水テトラヒドロフラン(50ml)を添加した。反応混合物を氷水浴に入れ、ナトリウムtert−ブトキシド(4.30g、44.84mmol)を添加した。混合物を3時間撹拌した後、無水テトラヒドロフラン(20ml)中の[(3R,4R)−3−アセチルオキシ−4−メチル−6−オキソ−N−MeNle]−1−シクロスポリン(7.90g、6.40mmol)の溶液を添加した。混合物を0℃で更に3時間撹拌した。次いで飽和塩化アンモニウム溶液(20ml)を添加して、反応をクエンチした。大部分のテトラヒドロフランを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(100ml)及びブライン(100ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)で精製し、7.19gの[8−(3−シアノプロピル)−3−アセチル−MeBmt]−1−シクロスポリンを得た[分子式:C68H118N12O13;正確な質量:1310.89;MS(m/z):1311.58(M+1)+、1333.74(M+Na)+;HPLC RT:17.19分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(3−シアノプロピル)−MeBmt]−1−シクロスポリン
[8−(3−シアノプロピル)−3−アセチル−MeBmt]−1−シクロスポリン(7.19g、5.48mmol)をメタノール(40ml)に溶解した。水(20ml)及び水酸化テトラメチルアンモニウム五水和物(2.98g、16.45mmol)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、大部分のメタノールを蒸発させた。酢酸エチル(100ml)及びブライン(100ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)で精製して、4.50gの純粋な[8−(3−シアノプロピル)−MeBmt]−1−シクロスポリンを得た[分子式:C66H116N12O12;正確な質量:1268.88;MS(m/z):1269.62(M+1)+、1291.76(M+Na)+;HPLC RT:15.78分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(4−アミノブチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリン
窒素下、メタノール(60ml)中の[8−(3−シアノプロピル)−MeBmt]−1−シクロスポリン(4.50g、3.63mmol)の溶液に塩化ニッケル(II)六水和物(0.43g、1.81mmol)を添加した。反応混合物を氷水浴に入れた。水素化ホウ素ナトリウム(7.04g、181.33mmol)を4バッチで2時間添加した。混合物を0℃で更に2時間撹拌した後、水(10ml)を添加した。大部分のメタノールを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(120ml)及び飽和重炭酸ナトリウム溶液(120ml)を添加し、混合物を分離した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をメタノール(60ml)に溶解した。パラジウム(炭素上10重量%、50mg)及び酢酸(6滴)を添加した。混合物を室温で水素下、一晩撹拌した。混合物を濾過し、濾液を減圧下で蒸発させて、4.63gの8−(4−アミノブチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリンを得た[分子式:C66H122N12O12;正確な質量:1274.93;MS(m/z):1275.71(M+1)+;HPLC RT:11.95分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(4−(tert−ブトキシカルボニル)アミノブチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリン
[8−(4−アミノブチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリン(4.63g、3.63mmol)をテトラヒドロフラン(50ml)に溶解した。飽和重炭酸ナトリウム溶液(25ml)及びジ−tert−ブチルジカーボネート(0.87g、3.99mmol)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。大部分のテトラヒドロフランを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(30ml)及びブライン(30ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ヘキサン/アセトン)で精製して、3.00gの純粋な[8−(4−(tert−ブトキシカルボニル)アミノブチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリンを得た[分子式:C71H130N12O14;正確な質量:1374.98;MS(m/z):1375.64(M+1)+、1397.85(M+Na)+;HPLC RT:17.81分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(4−(tert−ブトキシカルボニル)アミノブチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリン
窒素下、−78℃でテトラヒドロフラン(60ml)中のジイソプロピルアミン(3.09ml、21.82mmol)の溶液に、n−ブチルリチウム(2.65M、8.23ml、21.82mmol)を添加した。反応混合物を1時間撹拌した後、テトラヒドロフラン(20mL)中の[8−(4−(tert−ブトキシカルボニル)アミノブチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリン(3.00g、2.18mmol)の溶液を10分かけて添加した。混合物を−78℃で2時間撹拌した。反応混合物に二酸化炭素ガスを30分間吹き込んだ後、混合物を−78℃で更に1時間撹拌した。次いで冷却浴を除去し、反応混合物を室温まで加温して未反応の二酸化炭素を排出させた。混合物を−78℃に冷却し、クロロメチルクロロホルメート(1.93ml、21.82mmol)を添加した。混合物を撹拌し、一晩室温まで加温した。ブライン(10ml)を添加し、反応をクエンチした。大部分のテトラヒドロフランを減圧下で除去した。酢酸エチル(50ml)及びブライン(50ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ヘキサン/アセトン)により精製して、0.40gの純粋な[8−(4−(tert−ブトキシカルボニル)アミノブチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C72H130N12O14;正確な質量:1386.98;MS(m/z):1387.61(M+1)+、1409.80(M+Na)+;HPLC RT:19.01分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(4−(tert−ブトキシカルボニル)アミノブチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
メタノール(15ml)中の[8−(4−(tert−ブトキシカルボニル)アミノブチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリン(0.40g、0.29mmol)の溶液に、4−メルカプト−1−ブタノール(0.18ml、1.73mmol)及び水酸化リチウム(0.07g、2.88mmol)を添加した。反応混合物を室温で7時間撹拌した。大部分のメタノールを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(50ml)及びブライン(50ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ヘキサン/アセトン90/10から75/25)により精製して、200mgの純粋な[8−(4−(tert−ブトキシカルボニル)アミノブチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C76H140N12O15S;正確な質量:1493.03;MS(m/z):1493.63(M+1)+、1515.88(M+Na)+;HPLC RT:17.65分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(4−アセトアミドブチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
[8−(4−(tert−ブトキシカルボニル)アミノブチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン(0.20g、0.16mmol)をジクロロメタン(15ml)に溶解し、氷水浴に入れた。トリフルオロ酢酸(5ml)を添加した。混合物を0℃で1時間撹拌した。別のジクロロメタン(20ml)を添加した。混合物をブライン(30ml)、飽和重炭酸ナトリウム溶液(30ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させて、粗[8−(4−アミノブチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C71H32N12O13S;正確な質量:1392.98。MS(m/z):1393.80(M+1)+;HPLC RT:11.38分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。粗[8−(4−アミノブチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンをジクロロメタン(15ml)に溶解した。酢酸(48mg、0.80mmol)、HBTU(0.18g、0.48mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.06g、0.48mmol)、及びピリジン0.50ml)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、ジクロロメタン(30ml)及びブライン(50ml)を添加し、分離した。ジクロロメタン層を、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)により精製して、27mgの[8−(4−アセトアミドブチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C73H134N12O14S;正確な質量:1434.99;MS(m/z):1435.69(M+1)+、1457.87(M+Na)+;HPLC RT:16.01分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
実施例36
[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−[(γ−ヒドロキシ)−N−MeLeu]−4−シクロスポリン
[3−クロロアセチル−MeBmt]−1−[(γ−ヒドロキシ)−N−MeLeu]−4−シクロスポリン
N,N−ジメチルホルムアミド(300ml)中の[(γ−ヒドロキシ)−N−MeLeu]−4−シクロスポリン(12.17g、1.00mmol)の溶液に、N,N−ジメチルアミノピリジン(0.12g、0.10mmol)、無水ピリジン(16.00g、0.20mol)、及びクロロ酢酸無水物(72.05g、0.54mol)を−35℃で添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を800mlの氷水に注ぎ、氷が融解するまで撹拌した。酢酸エチル(500ml)を添加し、混合物を分離した。酢酸エチル層を水(100ml)、飽和重炭酸ナトリウム溶液(100ml)、ブライン(100ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ヘキサン/アセトン)で精製して、9.40gの純粋な[3−クロロアセチル−MeBmt]−1−[(γ−ヒドロキシ)−N−MeLeu]−4−シクロスポリンを得た[分子式:C64H113ClN11O14;正確な質量:1294.82;MS(m/z):1295.50(M+1)+]。
Kuhnt M.et al.,1996,Microbial Biotransformation Products of Cyclosporin A,J.Antibiotics,49(8),781に記載される方法に従って、Sebekia benihana生体内変換によって[(γ−ヒドロキシ)−N−MeLeu]−4−シクロスポリンを調製した。
[(3R,4R)−3−クロロアセチルオキシ−4−メチル−6−オキソ−N−MeNle]−1−[(γ−ヒドロキシ)−N−MeLeu]−4−シクロスポリン
ジオキサン(125ml)中の[3−クロロアセチル−MeBmt]−1−[(γ−ヒドロキシ)−N−MeLeu]−4−シクロスポリン(9.50g、7.34mmol)の溶液に水(100ml)、酸化オスミウム(VIII)溶液(水中0.4%、35ml)、及びメタ過ヨウ素酸ナトリウム(6.60g、30.90mmol)を添加した。反応混合物を室温で5時間撹拌した。酢酸エチル(100ml)及びブライン(100ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を飽和重炭酸ナトリウム溶液、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ヘキサン/アセトン)で精製して、5.00gの純粋な[(3R,4R)−3−クロロアセチルオキシ−4−メチル−6−オキソ−N−MeNle]−1−[(γ−ヒドロキシ)−N−MeLeu]−4−シクロスポリンを得た[分子式:C62H109ClN11O15;正確な質量:1282.78;MS(m/z):1283.47(M+1)+;HPLC RT:14.74分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[3−クロロアセチル−8−シアノメチル−MeBmt]−1−[(γ−ヒドロキシ)−N−MeLeu]−4−シクロスポリン
窒素下、無水テトラヒドロフラン(120ml)中の(3−シアノプロピル)トリフェニルホスホニウムブロミド(3.07g、7.48mmol)の溶液に、ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド(テトラヒドロフラン中1.00M、14ml、14.00mmol)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、−30℃に冷却した。無水テトラヒドロフラン(15ml)中の[(3R,4R)−3−クロロセシルオキシ−4−メチル−6−オキソ−N−MeNle]−1−[(γ−ヒドロキシ)−N−MeLeu]−4−シクロスポリン(4.80g、3.74mmol)の溶液を添加した。混合物を−30℃で更に2時間撹拌した。次いで飽和塩化アンモニウム溶液(20ml)を添加して、反応をクエンチした。大部分のテトラヒドロフランを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(100ml)及びブライン(100ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)で精製して、2.00gの純粋な[3−クロロアセチル−8−シアノメチル−MeBmt]−1−[(γ−ヒドロキシ)−N−MeLeu]−4−シクロスポリンを得た[分子式:C66H114ClN12O14;正確な質量:1333.83;MS(m/z):1334.56(M+1)+]。
[3−アセチル−8−(2−アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(γ−ヒドロキシ)−N−MeLeu]−4−シクロスポリン
メタノール(100ml)中の[3−クロロアセチル−8−シアノメチル−MeBmt]−1−[(γ−ヒドロキシ)−N−MeLeu]−4−シクロスポリン(0.85g、0.63mmol)の溶液に、塩化ニッケル(II)六水和物(0.19g、0.81mmol)を添加した。次いで水素化ホウ素ナトリウム(0.38g、10.00mmol)を30分で少しずつ添加した。混合物を室温で更に1時間撹拌した後、大部分のメタノールを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(50ml)及び飽和重炭酸ナトリウム溶液(50ml)を添加し、混合物を分離した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)で精製して、0.61gの[3−アセチル−8−(2−アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(γ−ヒドロキシ)−N−MeLeu]−4−シクロスポリンを得た[分子式:C66H120N12O14;正確な質量:1304.90;MS(m/z):1305.68(M+1)+;HPLC RT:12.80分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(2−アセトアミドエチル)−3−アセチル−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(γ−ヒドロキシ)−N−MeLeu]−4−シクロスポリン
ジクロロメタン(60ml)中の[3−アセチル−8−(2−アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(γ−ヒドロキシ)−N−MeLeu]−4−シクロスポリン(0.80g、0.61mmol)及び酢酸(0.11g、1.83mmol)の溶液に、ジイソプロピルエチルアミン(0.25g、1.93mmol)及びHATU(0.70g、1.83mmol)を添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌し、次いで飽和重炭酸ナトリウム溶液、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)で精製して、0.55gの純粋な[8−(2−アセトアミドエチル)−3−アセチル−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(γ−ヒドロキシ)−N−MeLeu]−4−シクロスポリンを得た[分子式:C68H122N12O15;正確な質量:1346.92;MS(m/z):1347.63(M+1)+;HPLC RT:13.74分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(γ−ヒドロキシ)−N−MeLeu]−4−シクロスポリン
[8−(2−アセトアミドエチル)−3−アセチル−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(γ−ヒドロキシ)−N−MeLeu]−4−シクロスポリン(0.50g、0.37mmol)をメタノール(50ml)に溶解した。水酸化テトラメチルアンモニウム五水和物(0.22g、1.21mmol)を添加した。混合物を室温で2日間撹拌した。次いで、大部分のメタノールを蒸発させた。酢酸エチル(100ml)及びブライン(100ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)で精製して、0.22gの[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(γ−ヒドロキシ)−N−MeLeu]−4−シクロスポリンを得た[分子式:C66H120N12O14;正確な質量:1304.90;MS(m/z):1305.72(M+1)+;HPLC RT:12.80分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[α−メチレン−Sar]−3−[(γ−ヒドロキシ)−N−MeLeu]−4−シクロスポリン
窒素下、−78℃でテトラヒドロフラン(50ml)中のジイソプロピルアミン(2.11ml、14.85mmol)の溶液に、n−ブチルリチウム(2.65M、5.3ml、14.04mmol)を添加した。反応混合物を1時間撹拌した後、テトラヒドロフラン(6ml)中の[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(γ−ヒドロキシ)−N−MeLeu]−4−シクロスポリン(1.60g、1.23mmol)の溶液を10分かけて添加した。混合物を−78℃で3時間撹拌した。反応混合物に二酸化炭素ガスを30分間吹き込んだ後、混合物を−78℃で更に1時間撹拌した。次いで冷却浴を除去し、反応混合物を室温まで加温して未反応の二酸化炭素を排出させた。混合物を−78℃に冷却し、クロロメチルクロロホルメート(1.32ml、14.85mmol)を添加した。混合物を撹拌し、一晩室温まで加温した。ブライン(5ml)を添加して、反応をクエンチした。大部分のテトラヒドロフランを減圧下で除去した。酢酸エチル(50ml)及びブライン(50ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ヘキサン/アセトン)で精製して、0.50gの純粋な[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[α−メチレン−Sar]−3−[(γ−ヒドロキシ)−N−MeLeu]−4−シクロスポリンを得た[分子式:C67H120N12O14;正確な質量:1316.90;MS(m/z):1317.66(M+1)+;HPLC RT:14.32分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−[(γ−ヒドロキシ)−N−MeLeu]−4−シクロスポリン
メタノール(20ml)中の[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[α−メチレン−Sar]−3−[(γ−ヒドロキシ)−N−MeLeu]−4−シクロスポリン(0.30g、0.23mmol)の溶液に、4−メルカプト−1−ブタノール(0.14ml、1.38mmol)及び水酸化リチウム(54mg、2.31mmol)を添加した。反応混合物を室温で5時間撹拌した。大部分のメタノールを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(30ml)及びブライン(30ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)により精製して、120mgの純粋な[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシブチルチオ)メチル−Sar]−3−[(γ−ヒドロキシ)−N−MeLeu]−4−シクロスポリンを得た[分子式:C71H130N12O15S;正確な質量:1422.95;MS(m/z):1423.74(M+1)+;HPLC RT:11.98分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
実施例37
[8−(3−アセトアミドプロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(3−ヒドロキシプロピル)チオ−Sar]−3−シクロスポリン
p−トルエンスルホン酸カリウム塩(4.5g、19.91mmol)及び3−ブロモ−1−プロパノール(2.8g、20.29mmol)をエタノール(50ml)に添加した。反応混合物を撹拌し、4時間還流加熱した。大部分のエタノールを減圧下で蒸発させた。残渣を酢酸エチル(100ml)と混合した。酢酸エチル層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、蒸発させて、14.79gの粗S−(3−ヒドロキシプロピル)4−メチルベンゼンスルホノチオエートを得た。
S−(3−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)プロピル)4−メチルベンゼンスルホノチオエート
S−(3−ヒドロキシプロピル)4−メチルベンゼンスルホノチオエート(7.20g、29.26mmol)をジクロロメタン(100ml)に溶解した。3,4−ジヒドロ−2H−ピラン(3.00g、35.66mmol)及びp−トルエンスルホン酸一水和物(1.00g、5.26mmol)を添加した。混合物を室温で一晩撹拌した。ジクロロメタンを重炭酸ナトリウム溶液及びブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィで精製して、6.50gの純粋なS−(3−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)プロピル)4−メチルベンゼンスルホノチオエートを得た[分子式:C15H22O4S2;正確な質量:330.10;MS(m/z):330.95(M+1)+。
[8−(3−アミノプロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(3−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)プロピル)チオ−Sar]−3−シクロスポリン
窒素下、−78℃でテトラヒドロフラン(50ml)中のジイソプロピルアミン(2.32ml、16.33mmol)の溶液に、n−ブチルリチウム(2.60M、6.40ml、16.64mmol)を添加した。反応混合物を1時間撹拌した後、テトラヒドロフラン(15ml)中の[8−(3−(アミノプロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリン(1.50g、1.11mmol)の溶液を10分かけて添加した。混合物を−78℃で2時間撹拌した。テトラヒドロフラン(10ml)中のS−(3−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)プロピル)4−メチルベンゼンスルホノチオエート(2.70g、8.18mmol)を添加し、混合物を−78℃で更に2時間撹拌した。次いで、冷却浴を除去し、反応混合物を室温まで加温し、更に2時間撹拌した。飽和塩化アンモニウム溶液(20ml)を添加し、反応をクエンチした。大部分のテトラヒドロフランを減圧下で除去した。酢酸エチル(50ml)及びブライン(50ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)で精製して、0.38gの[8−(3−アミノプロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(3−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)プロピル)チオ−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C73H134N12O14S;正確な質量:1434.99;MS(m/z):1435.70(M+1)+;HPLC RT:14.93分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(3−アセトアミドプロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(3−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)プロピル)チオ−Sar]−3−シクロスポリン
ジクロロメタン(50ml)中の[8−(3−アミノプロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(3−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)プロピル)チオ−Sar]−3−シクロスポリン(0.50g、0.35mmol)及び酢酸(50mg、0.83mmol)の溶液に、ジイソプロピルエチルアミン(90mg、0.70mmol)、HOBT(85mg、0.56mmol)、及びHBTU(237mg、0.63mmol)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いで飽和重炭酸ナトリウム溶液、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)により精製して、142mgの純粋な[8−(3−アセトアミドプロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(3−((テトラヒドロ−2H)−ピラン−2−イル)オキシ)プロピル)チオ−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C75H135N12O15S;正確な質量:1477.00;MS(m/z):1477.65(M+1)+。HPLC RT:18.17分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(3−アセトアミドプロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(3−ヒドロキシプロピル)チオ−Sar]−3−シクロスポリン
メタノール(15ml)中の[8−(3−アセトアミドプロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(3−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)プロピル)チオ−Sar]−3−シクロスポリン(0.14g、0.09mmol)の溶液に、Dowex−50WX4(200mg)を添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌し、次いで濾過した。大部分のメタノールを減圧下で蒸発させ、残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)で精製して、48mgの純粋な[8−(3−アセトアミドプロピル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(3−ヒドロキシプロピル)チオ−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C70H128N12O14S;正確な質量:1392.94;MS(m/z):1393.66(M+1)+。HPLC RT:15.38分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
実施例36
[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(4−ヒドロキシブチル)チオ−Sar]−3−シクロスポリン
P−トルエンチオスルホン酸カリウム塩(20.00g、88.36mmol)及び4−クロロ−1−ブタノール(9.60g、88.36mmol)をエタノール(160ml)に添加した。反応混合物を撹拌し、4時間還流加熱した。大部分のエタノールを減圧下で蒸発させた。残渣を酢酸エチル(100ml)と混合した。酢酸エチル層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、蒸発させて、14.79gの粗S−(4−ヒドロキシブチル)4−メチルベンゼンスルホノチオエートを得た。
S−(4−ヒドロキシブチル)4−メチルベンゼンスルホノチオエート(14.79g、56.90mmol)をアセトン(60ml)に溶解した。無水安息香酸(25.74,113.80mmol)、4−(ジメチルアミノ)ピリジン(1.39g、11.38mmol)、及びピリジン(30ml)を添加した。混合物を室温で一晩撹拌した。大部分のアセトン及びピリジンを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(100ml)を添加した。酢酸エチル層を塩酸溶液(1.00N)、ブライン、飽和重炭酸ナトリウム溶液、及びブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ヘキサン/アセトン)で精製して、3.30gの純粋な4−(トシルチオ)ブチルベンゾエートを得た[分子式:C18H20O4S2;正確な質量:364.08;MS(m/z):364.57(M+1)+;HPLC RT:19.44分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(4−(ベンゾイルオキシ)ブチル)チオ−Sar]−3−シクロスポリン
窒素下、−78℃でテトラヒドロフラン(50ml)中のジイソプロピルアミン(2.32ml、16.33mmol)の溶液に、n−ブチルリチウム(2.60M、6.28ml、16.33mmol)を添加した。反応混合物を1時間撹拌した後、テトラヒドロフラン(15mL)中の[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリン(2.20g、1.63mmol)の溶液を10分かけて添加した。混合物を−78℃で2時間撹拌した。テトラヒドロフラン(10ml)中の4−(トシルチオ)ブチルベンゾエート(3.56g、9.78mmol)を添加し、混合物を−78℃で更に2時間撹拌した。次いで、冷却浴を除去し、反応混合物を室温まで加温し、更に2時間撹拌した。飽和塩化アンモニウム溶液(20ml)を添加し、反応をクエンチした。大部分のテトラヒドロフランを減圧下で除去した。酢酸エチル(50ml)及びブライン(50ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させて、0.38gの粗[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(4−(ベンゾイルオキシ)ブチル)チオ−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C80H138N12O16S;正確な質量:1555.01;MS(m/z):1555.72(M+1)+;HPLC RT:19.21分。(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(4−ヒドロキシブチル)チオ−Sar]−3−シクロスポリン
先行工程からの[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(4−(ベンゾイルオキシ)ブチル)チオ−Sar]−3−シクロスポリンを、メタノール(10ml)に溶解した。水酸化リチウム(2.00g、83.33mmol)及び水(10ml)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、大部分のメタノールを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(50ml)及びブライン(50ml)を添加し、分離した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ヘキサン/アセトン)で精製して、0.38gの純粋な[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(4−ヒドロキシブチル)チオ−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C73H134N12O15S;正確な質量:1450.98;MS(m/z):1451.68(M+1)+、1473.79(M+Na)+;HPLC RT:17.06分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(2−アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(4−ヒドロキシブチル)チオ−Sar]−3−シクロスポリン
[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt−1−[(R)−(4−ヒドロキシブチル)チオ−Sar]−3−シクロスポリン(0.38g、0.26mmol)をジクロロメタン(12ml)に溶解し、氷水浴に入れた。トリフルオロ酢酸(4ml)を添加した。混合物を0℃で3時間撹拌した。別のジクロロメタン(50ml)を添加した。混合物をブライン(50ml)、飽和重炭酸ナトリウム溶液(50ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で蒸発させて、粗[8−(2−アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]1−[(R)−(4−ヒドロキシブチル)チオ−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C68H126N12O13S;正確な質量:1350.93;MS(m/z):1351.67(M+1)+;HPLC RT:10.72分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(4−ヒドロキシブチル)チオ−Sar]−3−シクロスポリン
粗[8−(2−アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(4−ヒドロキシブチル)チオ−Sar]−3−シクロスポリンをジクロロメタン(15ml)に溶解した。酢酸(0.08g、1.33mmol)、HBTU(0.30g、0.79mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.11g、0.79mmol)、及びジイソプロピルエチルアミン(0.50ml)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。次いで大部分の溶媒を減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(50ml)及びブライン(50ml)を添加し、分離した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ヘキサン/アセトン)により精製して、25mgの純粋な[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(4−ヒドロキシブチル)チオ−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C70H129N12O14S;正確な質量:1392.94;MS(m/z):1393.98(M+1)+、1415.92(M+Na)+;HPLC RT:15.09分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
実施例39
[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(5−ヒドロキシペンチル)チオ−Sar]−3−シクロスポリン
エタノール(100ml)にp−トルエンチオスルホン酸カリウム塩(11.80g、47.71mmol)及び5−クロロ−1−ペンタノール(5.84g、47.71mmol)に添加した。反応混合物を撹拌し、一晩還流加熱した。大部分のエタノールを減圧下で蒸発させた。残渣を酢酸エチル(100ml)と混合した。酢酸エチル層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、蒸発させて、9.16gの粗S−(5−ヒドロキシペンチル)4−メチルベンゼンスルホノチオエートを得た。
S−(5−ヒドロキシペンチル)4−メチルベンゼンスルホノチオエート(9.16g、33.42mmol)をアセトン(60ml)に溶解した。無水安息香酸(15.12,66.83mmol)、4−(ジメチルアミノ)ピリジン(0.82g、6.71mmol)、及びピリジン(30ml)を添加した。混合物を室温で一晩撹拌した。大部分のアセトン及びピリジンを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(100ml)を添加した。酢酸エチル層を塩酸溶液(1.00N)、ブライン、飽和重炭酸ナトリウム溶液、及びブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ヘキサン/アセトン)で精製して、7.78gの純粋な5−(トシルチオ)ペンチルベンゾエートを得た[分子式:C19H22O4S2;正確な質量:378.10;MS(m/z):378.57(M+1)+;HPLC RT:20.24分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(5−(ベンゾイルオキシ)ペンチル)チオ−Sar]−3−シクロスポリン
窒素下、−78℃でテトラヒドロフラン(50ml)中のジイソプロピルアミン(2.32ml、16.33mmol)の溶液に、n−ブチルリチウム(2.65M、6.16ml、16.33mmol)を添加した。反応混合物を1時間撹拌した後、テトラヒドロフラン(15mL)中の[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリン(2.20g、1.63mmol)の溶液を10分かけて添加した。混合物を−78℃で2時間撹拌した。テトラヒドロフラン(10ml)中の5−(トシルチオ)ペンチルベンゾエート(3.71g、9.80mmol)を添加し、混合物を−78℃で更に2時間撹拌した。次いで、冷却浴を除去し、反応混合物を室温まで加温し、更に2時間撹拌した。飽和塩化アンモニウム溶液(20ml)を添加し、反応をクエンチした。大部分のテトラヒドロフランを減圧下で除去した。酢酸エチル(80ml)及びブライン(80ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させて、0.38gの粗[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(5−(ベンゾイルオキシ)ペンチル)チオ−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C81H140N12O16S;正確な質量:1569.02;MS(m/z):1569.73(M+1)+;HPLC RT:19.56分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(5−ヒドロキシペンチル)チオ−Sar]−3−シクロスポリン
先行工程からの[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(5−(ベンゾイルオキシ)ペンチル)チオ−Sar]−3−シクロスポリンを、メタノール(25ml)に溶解した。水酸化リチウム(1.25g、52.08mmol)及び水(25ml)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、大部分のメタノールを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(50ml)及びブライン(50ml)を添加し、分離した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ヘキサン/アセトン)で精製して、0.22gの純粋な[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(5−ヒドロキシペンチル)チオ−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C74H136N12O15S;正確な質量:1465.00;MS(m/z):1465.68(M+1)+、1487.79(M+Na)+;HPLC RT:17.44分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(2−アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(5−ヒドロキシペンチル)チオ−Sar]−3−シクロスポリン
[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(5−ヒドロキシペンチル)チオ−Sar]−3−シクロスポリン(0.22g、0.15mmol)をジクロロメタン(6ml)に溶解し、氷水浴に入れた。トリフルオロ酢酸(2ml)を添加した。混合物を0℃で3時間撹拌した。別のジクロロメタン(50ml)を添加した。ジクロロメタン層をブライン(50ml)、飽和重炭酸ナトリウム溶液(50ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させて、粗[8−(2−アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(5−ヒドロキシペンチル)チオ−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C69H128N12O13S;正確な質量:1364.94;MS(m/z):1365.67(M+1)+;HPLC RT:11.53分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(5−ヒドロキシペンチル)チオ−Sar]−3−シクロスポリン
粗[8−(2−アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(5−ヒドロキシペンチル)チオ−Sar]−3−シクロスポリンをジクロロメタン(15ml)に溶解した。酢酸(0.05g、0.83mmol)、HBTU(0.17g、0.45mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.06g、0.45mmol)、及びピリジン(0.50ml)を添加した。混合物を室温で3時間撹拌した。次いで大部分の溶媒を減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(50ml)及びブライン(50ml)を添加し、分離した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ヘキサン/アセトン)により精製して、12mgの純粋な[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(5−ヒドロキシペンチル)チオ−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C71H130N12O14S;正確な質量:1406.96;MS(m/z):1407.77(M+1)+、1429.96(M+Na)+;HPLC RT:15.72分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
実施例40
[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(6−ヒドロキシヘキシル)チオ−Sar]−3−シクロスポリン
p−トルエンチオスルホン酸カリウム塩(18.00g、79.52mmol)及び6−クロロ−1−ヘキサノール(10.86g、79.52mmol)を、エタノール(160ml)に添加した。反応混合物を撹拌し、5時間還流加熱した。大部分のエタノールを減圧下で蒸発させた。残渣を酢酸エチル(200ml)と混合した。酢酸エチル層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、蒸発させて、15.33gの粗S−(6−ヒドロキシヘキシル)4−メチルベンゼンスルホノチオエートを得た。
S−(6−ヒドロキシヘキシル)4−メチルベンゼンスルホノチオエート(15.33g、53.23mmol)をアセトン(60ml)に溶解した。無水安息香酸(24.08、106.46mmol)、4−(ジメチルアミノ)ピリジン(1.30g、10.65mmol)、及びピリジン(30ml)を添加した。混合物を室温で一晩撹拌した。大部分のアセトン及びピリジンを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(100ml)を添加した。酢酸エチル層を塩酸溶液(1.00N)、ブライン、飽和重炭酸ナトリウム溶液、及びブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ヘキサン/アセトン)で精製して、5.41gの純粋な6−(トシルチオ)ヘキシルベンゾエートを得た[分子式:C20H24O4S2;正確な質量:392.11;MS(m/z):392.57(M+1)+;HPLC RT:20.86分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(6−(ベンゾイルオキシ)ヘキシル)チオ−Sar]−3−シクロスポリン
窒素下、−78℃でテトラヒドロフラン(50ml)中のジイソプロピルアミン(2.32ml、16.33mmol)の溶液に、n−ブチルリチウム(2.60M、6.28ml、16.33mmol)を添加した。反応混合物を1時間撹拌した後、テトラヒドロフラン(15mL)中の[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリン(2.20g、1.63mmol)の溶液を10分かけて添加した。混合物を−78℃で2時間撹拌した。テトラヒドロフラン(10ml)中の6−(トシルチオ)ヘキシルベンゾエート(3.83g、9.78mmol)を添加し、混合物を−78℃で更に2時間撹拌した。次いで、冷却浴を除去し、反応混合物を室温まで加温し、更に2時間撹拌した。飽和塩化アンモニウム溶液(20ml)を添加し、反応をクエンチした。大部分のテトラヒドロフランを減圧下で除去した。酢酸エチル(50ml)及びブライン(50ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させて、粗[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(6−ベンゾイルオキシ)ヘキシル)チオ−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C82H142N12O16S;正確な質量:1583.04;MS(m/z):1583.75(M+1)+;HPLC RT:19.27分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(6−ヒドロキシヘキシル)チオ−Sar]−3−シクロスポリン
[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(6−(ベンゾイルオキシ)ヘキシル)チオ−Sar]−3−シクロスポリンをメタノール(10ml)に溶解した。水酸化リチウム(1.25g、52.08mmol)及び水(10ml)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、大部分のメタノールを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(50ml)及びブライン(50ml)を添加し、分離した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ヘキサン/アセトン)で精製して、0.34gの純粋な[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(6−ヒドロキシヘキシル)チオ−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C75H138N12O15S;正確な質量:1479.01;MS(m/z):1479.86(M+1)+、1501.80(M+Na)+;HPLC RT:17.86分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(2−アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(6−ヒドロキシヘキシル)チオ−Sar]−3−シクロスポリン
[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(6−ヒドロキシヘキシル)チオ−Sar]−3−シクロスポリン(0.34g、0.15mmol)を、ジクロロメタン(15ml)に溶解し、氷水浴に入れた。トリフルオロ酢酸(5ml)を添加した。混合物を0℃で3時間撹拌した。別のジクロロメタン(50ml)を添加した。ジクロロメタン層をブライン(50ml)、飽和重炭酸ナトリウム溶液(50ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させて、0.14gの粗[8−(2−アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(6−ヒドロキシヘキシル)チオ−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C70H130N12O13S;正確な質量:1378.96;MS(m/z):1379.67(M+1)+;HPLC RT:12.45分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(6−ヒドロキシヘキシル)チオ−Sar]−3−シクロスポリン
粗[8−(2−アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(6−ヒドロキシヘキシル)チオ−Sar]−3−シクロスポリンをジクロロメタン(15ml)に溶解した。酢酸(0.14g、2.43mmol)、HBTU(0.55g、1.46mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.20g、1.46mmol)、及びピリジン(1.0ml)を添加した。混合物を室温で一晩撹拌した。次いで大部分の溶媒を減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(50ml)及びブライン(50ml)を添加し、分離した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ヘキサン/アセトン)で精製して、14mgの純粋な[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−(6−ヒドロキシヘキシル)チオ−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C72H132N12O14S;正確な質量:1420.97;MS(m/z):1422.08(M+1)+、1443.93(M+Na)+;HPLC RT:16.23分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
実施例41
[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシ−2−メチルブタン−2−イル)チオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
3−ヒドロキシ−3−メチル酪酸(10.00g、84.65mmol)、塩酸(36%、30ml)、及びチオ尿素(7.08g、93.12mmol)を混合し、24時間還流加熱した。次いで、混合物を減圧下で蒸発させた。メタノール(10ml)及び水(10ml)中の水酸化リチウム(6.09g、253.95mmol)の溶液を添加した。混合物を撹拌し、一晩還流加熱した。室温に冷却した後、混合物を濾過した。濾液を減圧下で蒸発させて粗生成物を得た。
[8(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−((1−カルボキシ−2−メチルプロパン−2−イル)チオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
メタノール(10ml)中の[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリン(1.00g、0.74mmol)の溶液に、3−メチル−3−メルカプト酪酸(0.30g、2.20mmol)及び水酸化リチウム(0.18g、7.36mmol)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。大部分のメタノールを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(50ml)及びブライン(50ml)を添加し、塩酸溶液(1.0N)を添加することによって水層のpHを3に調整した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させて、粗[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−((1−カルボキシ−2−メチルプロパン−2−イル)チオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C75H136N12O16S;正確な質量:1492.99;MS(m/z):1493.63(M+1)+、1515.88(M+Na)+]。
[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−((4−メトキシ−2−メチル−4−オキソブタン−2−イル)チオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
粗[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−((1−カルボキシ−2−メチルプロパン−2−イル)チオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンをアセトン(10ml)に溶解した。ヨードメタン(0.14ml、2.22mmol)及び炭酸カリウム(0.31g、2.22mmol)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。大部分のアセトンを減圧下で蒸発させた。次いで酢酸エチル(50ml)及び水(50ml)を添加し、混合物を分離した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ヘキサン/アセトン)で精製して、0.16gの純粋な[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−((4−メトキシ−2−メチル−4−オキソブタン−2−イル)チオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C76H138N12O16S;正確な質量:1507.01;MS(m/z):1507.65(M+1)+、1529.95(M+Na)+;HPLC RT:18.34分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(2−アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−((4−メトキシ−2−メチル−4−オキソブタン−2−イル)チオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−メトキシ−2−メチル−4−オキソブタン−2−イルチオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン(0.16g、0.11mmol)をジクロロメタン(6ml)に溶解し、氷水浴に入れた。トリフルオロ酢酸(2ml)を添加した。混合物を0℃で3時間撹拌した。別のジクロロメタン(20ml)を添加した。混合物をブライン(30ml)、飽和重炭酸ナトリウム溶液(30ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させて、粗[8−(2−アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−((4−メトキシ−2−メチル−4−オキソブタン−2−イル)チオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た。分子式:C71H130N12O14S;正確な質量:1406.96;MS(m/z):1407.65(M+1)+;HPLC RT:13.66分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−((4−メトキシ−2−メチル−4−オキソブタン−2−イル)チオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
粗[8−(2−アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−((4−メトキシ−2−メチル−4−オキソブタン−2−イル)チオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンをジクロロメタン(10ml)に溶解した。酢酸(0.03ml、20.53mmol)、HBTU(0.12g、0.32mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.04g、0.32mmol)、及びピリジン(0.50ml)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、ジクロロメタン(30ml)及びブライン(50ml)を添加し、分離した。ジクロロメタン層を硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で蒸発させて、粗[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−((4−メトキシ−2−メチル−4−オキソブタン−2−イル)チオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C73H132N12O15S;正確な質量:1448.97;MS(m/z):1449.72(M+1)+、1471.91(M+Na)+;HPLC RT:17.19分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−(4−ヒドロキシ−2−メチルブタン−2−イル)チオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
粗[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−((4−メトキシ−2−メチル−4−オキソブタン−2−イル)チオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンをテトラヒドロフラン(10ml)に溶解した。水素化ホウ素ナトリウム(0.50g、12.88mmol)及び塩化セシウム(0.10g、0.59mmol)を添加した。混合物を室温で撹拌し、メタノール(10ml)を2時間かけて滴下した。次いで、混合物を一晩撹拌した。大部分の溶媒を減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(50ml)及びブライン(50ml)を添加し、混合物を分離した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)により精製して、34mgの純粋な[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−((4−ヒドロキシ−2−メチルブタン−2−イル)チオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C72H132N12O14S;正確な質量:1420.97;MS(m/z):1421.87(M+1)+、1444.00(M+Na)+;HPLC RT:15.67分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
実施例42
[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−((5−ヒドロキシ−2−メチルペンタン−2−イル)チオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
レブリン酸メチル(10.00g、76.84mmol)を窒素下で無水テトラヒドロフラン(50ml)に溶解した。混合物をドライアイス−アセトン浴に入れ、塩化メチルマグネシウム(3.00M、25.6ml、76.84mmol)をゆっくり添加した。混合物を−78℃で2時間撹拌し、一晩室温まで加温した。飽和塩化アンモニウム溶液(20ml)を添加し、反応をクエンチした。大部分のテトラヒドロフランを減圧下で除去した。酢酸エチル(50ml)及びブライン(50ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ヘキサン/アセトン)で精製して、8.13gの純粋なメチル4−ヒドロキシ−4−メチルペンタノエートを得た[分子式:C7H14O3;正確な質量:146.09;MS(m/z):146.64(M+1)+]。
メチル4−ヒドロキシ−4−メチルペンタノエート(8.13g、55.70mmol)、塩酸(36%、25ml)及びチオ尿素(4.66g、61.27mmol)を混合し、24時間還流加熱した。次いで、混合物を減圧下で蒸発させた。メタノール(10ml)と、水(10ml)中の水酸化リチウム(4.01g、167.09mmol)の溶液とを添加した。混合物を撹拌し、一晩還流加熱した。室温に冷却した後、混合物を濾過した。濾液を減圧下で蒸発させて粗生成物を得た。
[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−((4−カルボキシ−2−メチルブタン−2−イル)チオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
メタノール(20ml)中の[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリン(1.91g、1.41mmol)の溶液に、4−メルカプト−4−メチルペンタン酸(0.62g、4.22mmol)及び水酸化リチウム(0.20g、8.43mmol)を添加した。反応混合物を室温で2日間撹拌した。大部分のメタノールを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(100ml)及びブライン(100ml)を添加し、塩酸溶液(1.00N)を添加することによって水層のpHを3に調整した。分離後、酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させて、粗[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−((4−カルボキシ−2−メチルブタン−2−イル)チオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C76H138N12O16S;正確な質量:1507.01;MS(m/z):1507.65(M+1)+、1529.95(M+Na)+]。
[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−((5−メトキシ−2−メチル−5−オキソペンタン−2−イル)チオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
粗[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−((4−カルボキシ−2−メチルブタン−2−イル)チオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンをアセトン(20ml)に溶解した。ヨードメタン(0.56ml、8.88mmol)及び炭酸カリウム(1.24g、8.88mmol)を添加した。混合物を室温で週末の間撹拌した。大部分のアセトンを減圧下で蒸発させた。次いで酢酸エチル(50ml)及び水(50ml)を添加し、混合物を分離した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ヘキサン/アセトン)により精製して、0.45gの純粋な[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−((5−メトキシ−2−メチル−5−オキソペンタン−2−イル)チオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C77H140N12O16S;正確な質量:1521.02;MS(m/z):1521.61(M+1)+、1543.72(M+Na)+;HPLC RT:18.31分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(2−アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−((5−メトキシ−2−メチル−5−オキソペンタン−2−イル)チオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
[8−(2−(tert−ブトキシカルボニル)アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−((5−メトキシ−2−メチル−5−オキソペンタン−2−イル)チオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン(0.45g、0.30mmol)をジクロロメタン(15ml)に溶解し、氷水浴に入れた。トリフルオロ酢酸(5ml)を添加した。混合物を0℃で2時間撹拌した。別のジクロロメタン(50ml)を添加した。混合物をブライン(50ml)、飽和重炭酸ナトリウム溶液(50ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で蒸発させて、粗[8−(2−アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−((5−メトキシ−2−メチル−5−オキソペンタン−2−イル)チオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C72H132N12O14S;正確な質量:1420.97;MS(m/z):1421.67(M+1)+;HPLC RT:12.97分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−((5−メトキシ−2−メチル−5−オキソペンタン−2−イル)チオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
粗[8−(2−アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−((5−メトキシ−2−メチル−5−オキソペンタン−2−イル)チオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンをジクロロメタン(15ml)に溶解した。酢酸(0.09g、1.48mmol)、HBTU(0.34g、0.89mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.12g、0.89mmol)、及びトリエチルアミン(0.50ml)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、ジクロロメタン(50ml)及びブライン(50ml)を添加し、分離した。ジクロロメタン層を、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ヘキサン/アセトン)により精製して、0.20mgの純粋な[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−((5−メトキシ−2−(5−メチル−5−オキソペンタン−2−イル)チオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C74H134N12O15S;正確な質量:1462.98。MS(m/z):1463.74(M+1)+、1485.81(M+Na)+;HPLC RT:17.11分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−((5−ヒドロキシ−2−メチルペンタン−2−イル)チオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン
[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−((5−メトキシ−2−メチル−5−オキソペンタン−2−イル)チオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリン(0.20g、0.14mmol)をテトラヒドロフラン(10ml)に溶解した。水素化ホウ素ナトリウム(1.00g、64.40mmol)及び塩化セシウム(0.20g、0.59mmol)を添加した。混合物を室温で撹拌し、メタノール(10ml)を2時間かけて滴下した。次いで、混合物を一晩撹拌した。大部分の溶媒を減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(50ml)及びブライン(50ml)を添加し、混合物を分離した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)により精製して、34mgの純粋な[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(S)−((5−ヒドロキシ−2−メチルペンタン−2−イル)チオ)メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C73H134N12O14S;正確な質量:1434.99;MS(m/z):1435.86(M+1)+、1457.87(M+Na)+;HPLC RT:17.03分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
参考例1
[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−2−メチル−Sar]−3−シクロスポリン(CPI−431−32(CRV431))
[(R)−2−メチル−Sar]−3−シクロスポリン
窒素下、−78℃でテトラヒドロフラン(150ml)中のジイソプロピルアミン(23.60ml、166.39mmol)の溶液に、n−ブチルリチウム(2.20M、75.60ml、166.39mmol)を添加した。反応混合物を1時間撹拌した後、テトラヒドロフラン(50ml)中のシクロスポリン(20.00g、16.64mmol)の溶液を10分かけて添加した。混合物を−78℃で2時間撹拌した。ヨードメタン(10.36ml、166.39mmol)を添加した後、混合物を−78℃で更に2時間撹拌し、一晩室温まで加温した。ブライン(20ml)を添加し、反応をクエンチした。大部分のテトラヒドロフランを減圧下で除去した。酢酸エチル(100ml)及びブライン(100ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ヘキサン/アセトン)で精製し、5.49gの[(R)−2−メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C63H113N11O12;正確な質量:1215.86;MS(m/z):1216.63(M+1)+、1238.79(M+Na)+;HPLC RT:17.53分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[3−アセチル−MeBmt]−1−[(R)−2−メチル−Sar]−3−シクロスポリン
窒素下、乾燥フラスコに、[(R)−2−メチル−Sar]−3−シクロスポリン(5.49g、4.52mmol)、N,N−ジメチルアミノピリジン(0.06g、0.45mmol)、無水ピリジン(60ml)、及び無水酢酸(28.21ml、299.00mol)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を氷水(300ml)に注ぎ、氷が融解するまで撹拌した。酢酸エチル(100ml)を添加し、混合物を分離した。酢酸エチル層を1Nの塩酸溶液(50ml×2)、飽和重炭酸ナトリウム溶液(50ml)、ブライン(50ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ヘキサン/アセトン/メタノール)で精製し、4.67gの[3−アセチル−MeBmt]−1−[(R)−2−メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C65H115N11O13;4.67g;正確な質量:1257.87;MS(m/z):1258.54(M+1)+、1280.71(M+Na)+;HPLC RT:19.31分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[(3R,4R)−3−アセチルオキシ−4−メチル−6−オキソ−N−MeNle]−1−[(R)−2−メチル−Sar]−3−シクロスポリン
ジオキサン(100ml)中の[3−アセチル−MeBmt]−1−[(R)−2−メチル−Sar]−3−シクロスポリン(4.67g、3.71mmol)の溶液に、水(20ml)、酸化オスミウム(VIII)溶液(15.74mM、23.50ml、0.37mmol)、及びメタ過ヨウ素酸ナトリウム(3.18g、14.85mmol)を添加した。反応混合物を室温で5時間撹拌した。酢酸エチル(100ml)及びブライン(100ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を飽和重炭酸ナトリウム溶液、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ヘキサン/アセトン)により精製して、4.10gの[(3R,4R)−3−アセチルオキシ−4−メチル−6−オキソ−N−MeNle]−1−[(R)−2−メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C63H111N11O14;正確な質量:1245.83;MS(m/z):1246.54(M+1)+、1268.71(M+Na)+;HPLC RT:17.27分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−シアノメチル−3−アセチル−MeBmt]−1−[(R)−2−メチル−Sar]−3−シクロスポリン
乾燥フラスコに、窒素下、(3−シアノプロピル)トリフェニルホスホニウムブロミド(7.98g、19.50mmol)及び無水テトラヒドロフラン(60ml)を添加した。反応混合物を氷水浴に入れ、ナトリウムtert−ブトキシド(2.19g、22.75mmol)を添加した。混合物を2時間撹拌した後、無水テトラヒドロフラン(20ml)中の[(3R,4R)−3−アセチルオキシ−4−メチル−6−オキソ−N−MeNle]−1−[(R)−2−メチル−Sar]−3−シクロスポリン(4.10g、3.29mmol)の溶液を添加した。混合物を0℃で更に5時間撹拌した。次いで飽和塩化アンモニウム溶液(20ml)を添加して、反応をクエンチした。大部分のテトラヒドロフランを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(100ml)及びブライン(100ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)で精製して、2.00gの純粋な[8−シアノメチル−3−アセチル−MeBmt]−1−[(R)−2−メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C67H116N12O13;正確な質量:1296.88;MS(m/z):1297.55(M+1)+、1319.787(M+Na)+;HPLC RT:17.56分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(2−アミノエチル)−3−アセチル−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−2−メチル−Sar]−3−シクロスポリン
窒素下、メタノール(50ml)中の[8−シアノメチル−3−アセチル−MeBmt]−1−[(R)−2−メチル−Sar]−3−シクロスポリン(2.00g、1.54mmol)の溶液に、塩化ニッケル(II)六水和物(0.04g、0.15mmol)を添加した。反応混合物を氷水浴に入れた。水素化ホウ素ナトリウム(3.05g、80.50mmol)を4バッチにて2時間で添加した。混合物を0℃で更に2時間撹拌した後、水(10ml)を添加した。大部分のメタノールを減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(50ml)及び飽和重炭酸ナトリウム溶液(50ml)を添加し、混合物を分離した。有機層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をメタノール(30ml)に溶解した。パラジウム(炭素上10重量%、20mg)及び酢酸(5滴)を添加した。混合物を、水素下、室温で2時間撹拌した。次いで、混合物を濾過し、濾液を減圧下で蒸発させて、2.20gの粗[8−(2−アミノエチル)−3−アセチル−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−2−メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C67H122N12O13;正確な質量:1302.93;MS(m/z):1303.75(M+1)+;HPLC RT:14.72分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(2−アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−2−メチル−Sar]−3−シクロスポリン
[8−(2−アミノエチル)−3−アセチル−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−2−メチル−Sar]−3−シクロスポリン(1.60g、1.24mmol)をメタノール(20ml)に溶解した。水(10ml)及び水酸化テトラメチルアンモニウム五水和物(0.67g、3.72mmol)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、大部分のメタノールを蒸発させた。酢酸エチル(100ml)及びブライン(100ml)を添加し、混合物を分離した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)により精製して、1.20gの純粋な[8−(2−アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−2−メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C65H120N12O12;正確な質量:1260.91;MS(m/z):1261.72(M+1)+;HPLC RT:12.11分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−2−メチル−Sar]−3−シクロスポリン
[8−(2−アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−2−メチル−Sar]−3−シクロスポリン(0.60g、0.48mmol)をジクロロメタン(25ml)に溶解した。酢酸(0.14ml、2.38mmol)、HBTU(0.54g、1.43mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.19g、1.43mmol)、及びピリジン(1.00ml)を添加した。混合物を室温で3時間撹拌した。次いで、ジクロロメタン(30ml)及びブライン(50ml)を添加し、分離した。ジクロロメタン層を、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)により精製して、0.11gの純粋な[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−[(R)−2−メチル−Sar]−3−シクロスポリンを得た[分子式:C67H122N12O13;正確な質量:1302.93;MS(m/z):1303.66(M+1)+、1325.86(M+Na)+;HPLC RT:16.56分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。この生成物は、米国特許第9,200,038B2号明細書及び米国特許出願公開第2013/0190223A1号明細書(参照により本明細書に組み込まれる)に記載されている手順と類似の方法を用いて調製した。
参考例2
[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリン
[8−(2−アミノエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリン(0.50g、0.40mmol)をジクロロメタン(20ml)に溶解した。酢酸(0.11ml、2.00mmol)、HBTU(0.46g、1.20mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.16g、1.20mmol)、及びピリジン(0.50ml)を添加した。混合物を室温で1時間撹拌した。次いで、ジクロロメタン(30ml)及びブライン(50ml)を添加し、分離した。ジクロロメタン層を、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール)により精製して、0.20gの純粋な[8−(2−アセトアミドエチル)−6,7−ジヒドロ−MeBmt]−1−シクロスポリンを得た[分子式:C66H120N12O13;正確な質量:1288.91;MS(m/z):1289.96(M+1)+、1311.82(M+Na)+;HPLC RT:14.92分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
参考例3
[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリン
[α−メトキシカルボニル−Sar]−3−シクロスポリン
[α−カルボキシ−sar]−3−シクロスポリン(5.00g、4.01mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)に溶解した。ヨードメタン(2.85g、20.10mmol)及び炭酸カリウム(1.38g、10.00mmol)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。次いで酢酸エチル(60ml)及び水(60ml)を添加し、混合物を分離した。酢酸エチル層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させて5.32gの粗生成物を得、これを精製せずに次の工程に直接使用した(収率:約100%)[分子式:C64H113N11O14;正確な質量:1259.85;MS(m/z):1260.7(M+1)+、1282.7(M+Na)+]。
[(R)−α−ヒドロキシメチル−Sar]−3−シクロスポリン
[α−メトキシカルボニル−Sar]−3−シクロスポリン(2.00g、1.59mmol)をテトラヒドロフラン(30ml)に溶解した。塩化セシウム(1.33g、7.90mmol)及び水素化ホウ素ナトリウム(0.60g、15.89mmol)を添加した。次いでメタノール(30ml)を混合物に2時間かけて滴下した。添加後、混合物を室温で一晩撹拌した。次いで大部分の溶媒を減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(50ml)及び水(50ml)を添加した。酢酸エチル層を分離し、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で蒸発させて、1.99gの粗生成物を得、これをシリカゲルカラムでジクロロメタン/メタノール(100:0〜95:5)を用いて精製して、1.50gの純粋な生成物を得た(収率:76%)[分子式:C63H113N11O13;正確な質量:1231.85;MS(m/z):1232.7(M+1)+、1254.7(M+Na)+]。
[α−メチルメタンスルホネート−Sar]−3−シクロスポリン
0℃でジクロロメタン(2ml)中の[α−ヒドロキシメチル−Sar]−3−シクロスポリン(30mg、0.024mmol)の溶液に、トリエチルアミン(52.8μl、0.38mmol)及び塩化メタンスルホニル(23mg、0.20mmol)を添加した。室温で2時間撹拌した後、混合物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させて、33mgの粗生成物を得、これを更に精製することなく次の工程の反応に直接使用した[分子式:C64H115N11O15S;正確な質量:1309.83;MS(m/z):1310.7(M+1)+]。
0℃でジクロロメタン(2ml)中の[α−ヒドロキシメチル−Sar]−3−シクロスポリン(30mg、0.024mmol)の溶液に、トリエチルアミン(52.8μL、0.384mmol、16当量)及び塩化メタンスルホニル(23mg、0.20mmol)を添加した。室温で一晩撹拌した後、混合物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させて、30mgの粗生成物を得、これを更に精製することなく次の工程の反応に直接使用した[分子式:C63H112ClN11O12;正確な質量:1249.82;MS(m/z):1250.7(M+1)+、1272.9(M+Na)+]。
[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリン
方法1
テトラヒドロフラン(3ml)中の[α−メタンスルホネートメチル−Sar]−3−シクロスポリン(33mg、0.025mmol)又は[α−クロロメチル−Sar]−3−シクロスポリン(30mg、0.025mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(15.3mg、油中60%、0.38mmol、10当量)を0℃で添加した。混合物を0℃で1時間撹拌し、次いで30分間室温に加温した。溶媒を除去した後、残渣をジクロロメタン(20ml)に溶解した。ジクロロメタン層を1Nの塩酸、飽和重炭酸ナトリウム溶液、及びブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をジクロロメタン/メタノール(20/1)を用いたシリカゲル上のクロマトグラフィで精製し、16mgの生成物を得た(収率54%)[分子式:C63H111N11O12;正確な質量:1213.84;MS(m/z):1214.7(M+1)+、1236.7(M+Na)+;TLC Rf:0.55(酢酸エチル/メタノール=20/1);HPLC RT:7.0分(C8逆相カラム:150mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリン
方法2
[α−メチレン−Sar]−3−シクロスポリンはまた、国際公開第2012/051194A1号に記載されている手順と類似の方法を用いて調製することができる(これは参照により本明細書に組み込まれる)。
参考例4
[α−メチレン−Sar]−3−[(γ−ヒドロキシ)−NMeLeu]−4−シクロスポリン
[α−メトキシカルボニル−Sar]−3−[(γ−ヒドロキシ)−NMeLeu]−4−シクロスポリン
窒素下、−78℃でテトラヒドロフラン(80ml)中のLDA(テトラヒドロフラン中2.0M、23ml、46mmol)の溶液に、テトラヒドロフラン(15ml)中の[(γ−ヒドロキシ)−N−MeLeu]−4−シクロスポリン(4.40g、3.61mmol)を3分かけて添加した。混合物を−78℃で3時間撹拌した後、反応混合物に二酸化炭素ガスを1時間吹き込んだ。次いで、混合物を室温までゆっくりと加温し、3時間撹拌し続けた。大部分のテトラヒドロフランを蒸発させた。ジクロロメタン(100ml)及び水(50ml)を添加した。クエン酸水溶液を添加することによって混合物のpHを約5に調整した。混合物を分離し、有機層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させて、3.20gの粗生成物を酸として得、これを精製することなく次の工程に使用した[分子式:C63H111N11O15;正確な質量:1261.83;MS(m/z):1262.49(M+1)+]。N,N−ジメチルホルムアミド(20ml)中の[α−カルボキシ−Sar]−3−[(γ−ヒドロキシ)−N−MeLeu]−4−シクロスポリン(3.20g、2.53mmol)及び炭酸カリウム(1.30g、9.40mmol)の混合物に、ヨードメタン(1.80g、12.70mmol)を添加した。混合物を室温で一晩撹拌した。ジクロロメタン(80ml)及び水(50ml)を添加し、混合物を分離した。ジクロロメタン層を水(25ml)及びブライン(25ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させて、3.00gの粗生成物を得た[分子式:C64H113N11O15;正確な質量:1275.84;MS(m/z):1276.75(M+1)+]。
Kuhnt M.et al.,1996,Microbial Biotransformation Products of Cyclosporin A,J.Antibiotics,49(8),781に記載される方法に従って、Sebekia benihana生体内変換によって[(γ−ヒドロキシ)−N−MeLeu]−4−シクロスポリンを調製した。
[(R)−α−ヒドロキシメチル−Sar]−3−[(γ−ヒドロキシ)−N−MeLeu]−4−シクロスポリン
メタノール(100mL)中の[α−メトキシカルボニル−Sar]−3−[(γ−ヒドロキシ)−N−MeLeu]−4−シクロスポリン(3.00g、2.35mmol)及び塩化リチウム(1.50g、35.30mmol)の懸濁液に、水素化ホウ素ナトリウム(2.50g、66.10mmol)を少しずつ添加した。混合物を室温で一晩撹拌した。大部分の溶媒を減圧下で蒸発させた。ジクロロメタン(80ml)及び水(50ml)を添加し、混合物を分離した。ジクロロメタン層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール=96/4)により精製して、1.30gの生成物を得た[分子式:C63H113N11O14;正確な質量:1247.85;MS(m/z):1248.48(M+1)+;1H NMRスペクトル(600MHz,CDCl3,ppm単位のδ):0.68(d,J=5.4Hz,3H),0.80−1.00(m,30H),1.07(d,J=6.0Hz,3H),1.16−1.29(m,10H),1.32(d,J=7.2Hz,3H),1.39−1.46(m,2H),1.59−1.63(m,6H),1.68−1.83(m,7H),2.02−2.11(m,4H),2.31−2.33(m,1H),2.37−2.42(m,2H),2.67(s,6H),3.09(s,3H),3.19(s,3H),3.20(s,3H),3.22(s,3H),3.47(s,3H),3.72−3.75(m,1H),3.82(br,1H),3.97−3.99(m,1H),4.07−4.10(m,1H),4.50−4.52(m,1H),4.65−4.67(t,J=8.4 Hz,1H),4.79−4.81(m,1H),4.90−4.95(m,2H),5.00−5.05(m,2H),5.09(d,J=10.8Hz,1H),5.30−5.35(m,2H),5.46(d,J=6.0Hz,1H),5.52−5.53(m,1H),5.66−5.68(m,1H),7.12(d,J=7.8Hz,1H),7.47(d,J=8.4Hz,1H),7.60(d,J=7.2Hz,1H),7.87−7.89(d,J=9.6Hz,1H)]。
[α−メチレン−Sar]−3−[(γ−ヒドロキシ)−NMeLeu]−4−シクロスポリン
方法1
室温でジクロロメタン(10mL)中の[α−ヒドロキシメチル−Sar]−3−[(γ−ヒドロキシ)−N−MeLeu]−4−シクロスポリン(0.25g、0.20mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.33mL、d 0.726、2.40mmol)及びトリエチルアミン塩酸塩(95.6mg、1.00mmol)を添加し、続いてp−トルエンスルホニルクロリド(0.23g、1.20mmol)を撹拌しながら添加した。混合物を室温で一晩撹拌した。次いで、反応混合物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で蒸発させた。[α−クロロメチル−Sar]−3−[(γ−ヒドロキシ)−N−MeLeu]−4−シクロスポリン[分子式:C63H112ClN11O13;正確な質量:1265.81;MS(m/z):1266.32(M+1)+、1288.43(M+Na)+]及び[α−p−トルエンスルホニルメチル−Sar]−3−[(γ−ヒドロキシ)−NMeLeu]−4−シクロスポリン[分子式:C70H119N11O16S;正確な質量:1401.856;MS(m/z):1402.34(M+1)+、1424.62(M+Na)+]の反応混合物を更に精製することなく次の工程の反応に直接使用した。テトラヒドロフラン(20ml)中の上記混合物の溶液に、0℃で水素化ナトリウム(320mg、油中60%、8mmol)を添加した。混合物を0℃で1時間撹拌し、次いで30分間室温に加温した。反応を飽和塩化アンモニア溶液でクエンチした。テトラヒドロフランを除去した後、粗生成物を酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をシリカゲルでのクロマトグラフィ(酢酸エチル/メタノール(20/1)を用いて)により精製し、45mgの生成物を得た(収率:18%)[分子式:C63H111N11O13;正確な質量:1229.84;MS(m/z):1230.6(M+1)+、1252.82(M+Na)+;TLC Rf:0.50(酢酸エチル/メタノール=10/1);HPLC RT:15.38分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm);1H NMRスペクトル(600MHz、CDCl3、ppm単位のδ):0.72(d,J=5.4Hz,3H),0.84−1.00(m,30H),1.17−1.26(m,15H),1.34(d,J=6.0Hz,3H),1.44−1.47(m,2H),1.59−1.62(m,6H),1.69−1.76(m,4H),1.94−1.99(m,1H),2.09−2.13(m,3H),2.34−2.37(m,3H),2.65(s,3H),2.67(s,3H),3.09(s,3H)),3.10(s,3H),3.19(s,3H),3.44(s,3H),3.46(s,3H),3.80(m,1H),3.91(m,1H),4.47−4.50(m,1H),4.68−4.71(t,J=9.0Hz,1H),4.78−4.81(m,1H),4.98−5.02(m,2H),5.06−5.11(m,3H),5.24(s,1H),5.32(m,2H),5.41−5.43(m,2H),5.64−5.66(m,1H),7.11(d,J=7.2Hz,1H),7.49(d,J=7.2Hz,1H),7.74(d,J=8.4Hz,1H),7.84(d,J=9.6Hz,1H)]。
[α−メチレン−Sar]−3−[(γ−ヒドロキシ)−NMeLeu]−4−シクロスポリン
方法2
[(R)−α−ヒドロキシメチル−Sar]−3−[(γ−ヒドロキシ)−NMeLeu]−4−シクロスポリン(粗製、2.00g)、四臭化炭素(2.66g、8.02mmol)、及びトリフェニルホスフィン(2.11g、8.02mmol)をジクロロメタン(30ml)に溶解した。混合物を窒素下、室温で2時間撹拌した。次いで混合物を窒素下、0℃のテトラヒドロフラン(30ml)中の水素化ナトリウム(鉱油中60%分散液)(0.77g、19.25mmol)の懸濁液に添加した。混合物を0℃で1時間撹拌した。次いで大部分の溶媒を減圧下で蒸発させた。残渣を、水(10ml)を用いて0℃でゆっくりと処理した。酢酸エチル(30ml)及び水(30ml)を添加し、混合物を分離した。酢酸エチル層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィ(ヘキサン/アセトン90/10から70/30)により精製して、0.68gの生成物[α−メチレン−Sar]−3−[(γ−ヒドロキシ)−NMeLeu]−4−シクロスポリンを得た[分子式:C63H111N11O13;正確な質量:1229.84;MS(m/z):1230.50(M+1)+、1252.68(M+Na)+;TLC Rf:0.50(酢酸エチル/メタノール=10/1);HPLC RT:15.36分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[α−メチレン−Sar]−3−[(γ−ヒドロキシ)−NMeLeu]−4−シクロスポリン
方法3
塩化メチレン(10mL)中の[(R)−α−ヒドロキシメチル−Sar]−3−[(γ−ヒドロキシ)−NMeLeu]−4−シクロスポリン(0.25g、0.20mmol)の溶液に、窒素雰囲気下、0℃で、1−クロロ−N,N,2−トリメチル−1−プロペニルアミン(131μl、d 1.01、1.0mmol)を滴下した。0℃で30分間撹拌した後、混合物を室温に加温し、更に1時間撹拌した。反応混合物を重炭酸ナトリウム溶液、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。[α−クロロメチル−Sar]−3−[(γ−ヒドロキシ)−N−MeLeu]−4−シクロスポリン[分子式:C63H112ClN11O13;正確な質量:1265.81;MS(m/z):1266.32(M+1)+、1288.43(M+Na)+]を含有する粗生成物を、更に精製することなく次の工程の反応に使用した。テトラヒドロフラン(20ml)中の上記粗生成物の溶液に、0℃で水素化ナトリウム(320mg、油中60%、8mmol)を撹拌しながら添加した。混合物を0℃で1時間撹拌し、次いで更に30分間室温に加温した。次いで反応物を飽和塩化アンモニア溶液でクエンチした。テトラヒドロフランを除去した後、残渣を酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣を酢酸エチル/メタノール(20/1)を用いたシリカゲルでのクロマトグラフィで精製し、33mgの生成物を得た(収率13%)[分子式:C63H111N11O13;正確な質量:1229.84;MS(m/z):1230.45(M+1)+、1252.65(M+Na)+;TLC Rf:0.50(酢酸エチル/メタノール=10/1);HPLC RT:15.36分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。
[α−メチレン−Sar]−3−[(γ−ヒドロキシ)−NMeLeu]−4−シクロスポリン
方法4
窒素下、−78℃でテトラヒドロフラン(150ml)中のジイソプロピルアミン(15.39ml、108.46mmol)の溶液に、n−ブチルリチウム(2.2M、49.30ml、108.46mmol)を添加した。反応混合物を1時間撹拌した後、テトラヒドロフラン(30ml)中の[(γ−ヒドロキシ)−NMeLeu]−4−シクロスポリン(12.00g、9.86mmol)の溶液を10分かけて添加した。撹拌を−78℃で2時間続けた。反応混合物に二酸化炭素ガスを2時間吹き込み、混合物を−78℃で更に1時間撹拌した。次いで、冷却浴を除去し、反応混合物を、未反応の二酸化炭素を吹き出させながらゆっくりと室温まで温めた。混合物を氷浴で約0〜5℃に冷却し、クロロメチルクロロホルメート(13.98g、108.46mmol)を添加した。混合物を室温に加温し、一晩撹拌した。水(30ml)を添加して反応をクエンチした。次いで大部分の溶媒を減圧下で蒸発させた。酢酸エチル(100ml)及び水(80ml)を添加した。酢酸エチル層を分離し、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。残渣をヘキサン/アセトン(90:10〜70:30)を溶離液とするクロマトグラフィで精製し、4.74gの純粋な生成物[α−メチレン−Sar]−3−[(γ−ヒドロキシ)−NMeLeu]−4−シクロスポリンを得た*[分子式:C63H111N11O13;正確な質量:1229.84;MS(m/z):1230.39(M+1)+、152.59(M+Na)+;TLC Rf:0.50(酢酸エチル/メタノール=10/1);HPLC RT:15.38分(C8逆相カラム:250mm;アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸);操作温度:64℃;検出器:210nm)]。この[α−メチレン−Sar]−3−[(γ−ヒドロキシ)−N−MeLeu]−4−シクロスポリンは、国際公開第2012/051194A1号に記載されている手順と類似の方法を用いて調製した。
実施例43
シクロスポリン誘導体の抗HCV活性
シクロスポリン誘導体の抗HCV活性をHCVサブゲノムレプリコンアッセイで評価した。このアッセイは細胞株ET(luc−ubi−neo/ET)を使用するが、これは、HCVレプリコンを安定なルシフェラーゼ(Luc)レポータと共に有するHuh7ヒトヘパトーマ細胞株である。HCVレプリコン由来ルシフェラーゼ活性を定量化することによって、HCV RNA複製を評価した。シクロスポリンアナログの抗ウイルス活性を薬物治療後に評価して、ルシフェラーゼ終点を用いることによってEC50及びEC90値を求めた(Krieger,N.,et al.,2001,J.Virol.75,4614−4624;Pietschmann,T.,et al.,2002,J.Virol.76,4008−4021;これらの各々は参照により本明細書に組み込まれる)。細胞傷害性を並行して評価した。
実施例44
シクロフィリンA及びD(CyPA及びCyPD)PPIase阻害アッセイ
CyPAイソメラーゼ活性の阻害を、96ウェルプレート形式に適合させたα−キモトリプシン結合アッセイ(chymotrypsin−coupled assay)を用いて評価した。ヒト組換えCypA(Atgen)をイソメラーゼ緩衝液(50mM Hepes、100mM NaCl、1mg/mlウシ血清アルブミン、1mg/ml α−キモトリプシン;pH8)中10nMに溶解した。スクシニル−AAPF−pNAペプチド基質(Sigma)を、乾燥LiCl/トリフルオロエタノールに3.2mMで溶解した。各試験化合物をDMSO中10濃度で調製し、次いでCypA−イソメラーゼ緩衝液中に0.05〜1000nMに希釈した(反応混合物)。全ての溶液を平衡化し、反応を5℃で行った。反応は、95μLの反応混合物を96ウェルプレートの複数のウェルに予め充填した5μLのペプチドと混合し、BMG Polarstar Galaxyプレートリーダを用いて6秒間隔で6分間各ウェルにてOD405nmを測定することによって開始した。一次速度定数を得るためにGraphpad Prism 6.0をデータに適合させた。触媒されていない反応(CypAなし)から速度定数を差し引くことによって酵素触媒速度定数を計算し、IC50を得るために阻害剤濃度の関数として触媒速度定数をプロットした(Gallay et al.,2015,PLOS ONEを参照)。
表3.特定の代表的な化合物についてのシクロフィリンA(CyPA)のPPIase阻害に基づくEC
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表4.特定の代表的な化合物についてのシクロフィリンD(CyPD)のPPIase阻害に基づくEC
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