JP2019221079A - 整流回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】ブリッジレスコンバータにおいてダイオードの順方向電圧による電力損失を低減させる。【解決手段】フルブリッジ回路14を備えた整流回路1において、交流電源の交流電圧の極性を検出する極性検出部13と、交流電源の入力電流を検出する入力電流検出部5と、検出された交流電圧の極性、及び検出された入力電流が入力され、MOSFETをオンオフ制御する制御部20とを備える。そして制御部20は、入力電流が予め定めた電流閾値を超えている間、入力電流が流れる寄生ダイオードを有するMOSFETをオンにする。【選択図】図1
Description
本発明は、整流回路に係わり、より詳細には、整流による電力損失を低減させたブリッジレスコンバータに関する。
従来、ブリッジレスコンバータは図4に示す回路が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。このブリッジレスコンバータ100は、スイッチ素子111とスイッチ素子112がトーテムポール型に接続され、また、スイッチ素子117とスイッチ素子118がトーテムポール型に接続されており、これらはさらに並列に接続されてフルブリッジ回路101を形成している。なお、スイッチ素子117にはダイオード113が、また、スイッチ素子118にはダイオード114が、それぞれ並列に接続されている。
そして、スイッチ素子111とスイッチ素子112の接続点には交流電源の一方の電極が、スイッチ素子117とスイッチ素子118の接続点には交流電源の他方の電極が、それぞれ接続されている。さらに、スイッチ素子111とスイッチ素子117の接続点が平滑コンデンサ103の正極と電源出力端104の正極に、スイッチ素子112とスイッチ素子118の接続点が平滑コンデンサ103の負極と電源出力端105の負極にそれぞれ接続されている。
一方、ブリッジレスコンバータ100は、ブリッジレスコンバータ100に入力される交流電圧を検出する交流電圧検出部104と、この検出された交流電圧が入力され、また、スイッチ素子111、スイッチ素子112、スイッチ素子117、スイッチ素子118のオンオフをそれぞれ制御するS1、S2、S3、S4の各信号が出力されるコントローラ105を備えている。
図5はブリッジレスコンバータ100の動作を説明する説明図である。
図5の横軸は時間であり、図5の縦軸に関して、図5(1)は交流電圧を、図5(2)は入力電流を、図5(3)〜図5(6)はS1〜S4の各信号をそれぞれ示している。なお、t20〜t32は時刻である。
図5の横軸は時間であり、図5の縦軸に関して、図5(1)は交流電圧を、図5(2)は入力電流を、図5(3)〜図5(6)はS1〜S4の各信号をそれぞれ示している。なお、t20〜t32は時刻である。
図5(1)に示すようにt20〜t26は交流電圧の正の半周期であり、t26〜t32は交流電圧の負の半周期である。コントローラ105は、交流電圧検出部104を介して交流電圧の極性を監視しており、正の半周期で最大電圧となるt23を中心としたt22〜t24の固定期間において、S1信号とS4信号をハイレベルにしてスイッチ素子111とスイッチ素子118を共にオンとする。
このため、ダイオード114に流れるべき電流が、オン抵抗がほとんどないスイッチ素子118に流れるため、t22〜t24の期間で発生する電力損失を低減するようになっている。なお、同様に負の半周期で最低電圧となるt29を中心としたt28〜t30の固定期間において、S2信号とS3信号をハイレベルにしてスイッチ素子112とスイッチ素子117を共にオンとする。これにより、ダイオード113による電力損失を低減するようになっている。
しかしながら、t21〜t22とt24〜t25の期間は電流がダイオード114に流れるため、ダイオード114の順方向電圧による電力損失が発生していた。同様にt27〜t28とt30〜t31の期間は電流がダイオード113に流れるため、ダイオード113の順方向電圧による電力損失が発生していた。なお、t22〜t24やt28〜t30の期間を長くすると電力損失をさらに低減できるが、長くしすぎると平滑コンデンサ10の電圧よりも交流電圧が低い時にスイッチ素子をオンすることになり、平滑コンデンサ103から交流電源に向かって電流が逆流する場合があり、この期間を長くするには限度があった。
さらに、空気調和機など消費電力の変動が大きい機器にこのブリッジレスコンバータ100を用いた場合、負荷の変動に対応して入力電流が流れる期間が変動するため、固定の期間でスイッチ素子をオンする従来の技術ではダイオードの順方向電圧により発生する電力損失を十分に低減できない問題があった。
さらに、空気調和機など消費電力の変動が大きい機器にこのブリッジレスコンバータ100を用いた場合、負荷の変動に対応して入力電流が流れる期間が変動するため、固定の期間でスイッチ素子をオンする従来の技術ではダイオードの順方向電圧により発生する電力損失を十分に低減できない問題があった。
本発明は以上述べた問題点を解決し、ブリッジレスコンバータにおいてダイオードの順方向電圧による電力損失を低減させる。
本発明は上述の課題を解決するため、本発明の請求項1に記載の発明は、
入力される交流電源を整流して直流電圧を出力する整流回路であって、
前記整流回路は、
第1スイッチ素子から第4スイッチ素子の4つのスイッチ素子と、
各前記スイッチ素子にそれぞれ並列に接続されたダイオードと、
前記交流電源の交流電圧の極性を検出する極性検出手段と、
前記交流電源の入力電流における正方向電流と負方向電流とを検出する入力電流検出手段と、
検出された前記交流電圧の極性、及び検出された前記入力電流が入力され、前記スイッチ素子をオンオフ制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、
前記交流電圧の正の半周期の期間内に前記第1スイッチ素子及び前記第4スイッチ素子をオンして前記正方向電流を流し、
前記交流電圧の負の半周期の期間内に前記第2スイッチ素子及び前記第3スイッチ素子をオンして前記負方向電流を流し、
前記正方向電流が予め定めた正電流閾値を超えている間、前記第1スイッチ素子又は前記第4スイッチ素子をオンし、前記負方向電流が予め定めた負電流閾値を超えている間、前記第2スイッチ素子又は前記第3スイッチ素子をオンすることを特徴とする。
入力される交流電源を整流して直流電圧を出力する整流回路であって、
前記整流回路は、
第1スイッチ素子から第4スイッチ素子の4つのスイッチ素子と、
各前記スイッチ素子にそれぞれ並列に接続されたダイオードと、
前記交流電源の交流電圧の極性を検出する極性検出手段と、
前記交流電源の入力電流における正方向電流と負方向電流とを検出する入力電流検出手段と、
検出された前記交流電圧の極性、及び検出された前記入力電流が入力され、前記スイッチ素子をオンオフ制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、
前記交流電圧の正の半周期の期間内に前記第1スイッチ素子及び前記第4スイッチ素子をオンして前記正方向電流を流し、
前記交流電圧の負の半周期の期間内に前記第2スイッチ素子及び前記第3スイッチ素子をオンして前記負方向電流を流し、
前記正方向電流が予め定めた正電流閾値を超えている間、前記第1スイッチ素子又は前記第4スイッチ素子をオンし、前記負方向電流が予め定めた負電流閾値を超えている間、前記第2スイッチ素子又は前記第3スイッチ素子をオンすることを特徴とする。
以上の手段を用いることにより、本発明による整流回路によれば、ダイオードの順方向電圧による電力損失を低減させる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1は本発明による整流回路1の実施例を示すブロック図である。
この整流回路1は、図示しない交流電源が接続される入力端2と入力端3と、フルブリッジ回路14と、直流電圧が出力される正極出力端11及び負極出力端12と、正極出力端11と負極出力端12の間に接続され、印加される電圧を平滑する平滑コンデンサ10と、リアクタ4と、例えばカレントトランスである入力電流検出部(入力電流検出手段)5と、入力端2と入力端3との間に接続され、交流電圧の極性を検出する極性検出部(極性検出手段)13と、フルブリッジ回路14を制御する制御部20を備えている。
なお、極性検出部13は、例えばフォトカプラを用いており、この内部のフォトダイオードに電流が流れる時、つまり、交流電圧が正の半周期の時にハイレベルの極性信号を、また、負の半周期の時にはフォトダイオードに電流が流れないためローレベルの極性信号を、それぞれ出力する。
この整流回路1は、図示しない交流電源が接続される入力端2と入力端3と、フルブリッジ回路14と、直流電圧が出力される正極出力端11及び負極出力端12と、正極出力端11と負極出力端12の間に接続され、印加される電圧を平滑する平滑コンデンサ10と、リアクタ4と、例えばカレントトランスである入力電流検出部(入力電流検出手段)5と、入力端2と入力端3との間に接続され、交流電圧の極性を検出する極性検出部(極性検出手段)13と、フルブリッジ回路14を制御する制御部20を備えている。
なお、極性検出部13は、例えばフォトカプラを用いており、この内部のフォトダイオードに電流が流れる時、つまり、交流電圧が正の半周期の時にハイレベルの極性信号を、また、負の半周期の時にはフォトダイオードに電流が流れないためローレベルの極性信号を、それぞれ出力する。
フルブリッジ回路14は、スイッチ素子として例えばMOSFETを4個用いたものであり、この各MOSFETには並列にダイオードがそれぞれ接続されている。なお、MOSFETの代わりにIGBTやトランジスタを用いてもよい。MOSFETの場合には内部に寄生ダイオードを有しているため、ダイオードを追加する必要がない。
具体的に本実施例のフルブリッジ回路14は、寄生ダイオード6aを有する第1MOSFET(第1スイッチ素子)6と、寄生ダイオード7aを有する第2MOSFET(第2スイッチ素子)7と、寄生ダイオード8aを有する第3MOSFET(第3スイッチ素子)8と、寄生ダイオード9aを有する第4MOSFET(第4スイッチ素子)9を備え、これらでフルブリッジ回路14が構成されている。なお、各寄生ダイオード(ダイオード)は各MOSFETに並列に接続されている。
具体的に本実施例のフルブリッジ回路14は、寄生ダイオード6aを有する第1MOSFET(第1スイッチ素子)6と、寄生ダイオード7aを有する第2MOSFET(第2スイッチ素子)7と、寄生ダイオード8aを有する第3MOSFET(第3スイッチ素子)8と、寄生ダイオード9aを有する第4MOSFET(第4スイッチ素子)9を備え、これらでフルブリッジ回路14が構成されている。なお、各寄生ダイオード(ダイオード)は各MOSFETに並列に接続されている。
そして、フルブリッジ回路14は、第1MOSFET6のソース端子と第2MOSFET7のドレイン端子が接続され、第1MOSFET6のドレイン端子は正極出力端11に、第2MOSFET7のソース端子は負極出力端12に接続されている。同様に第3MOSFET8のソース端子と第4MOSFET9のドレイン端子が接続され、第3MOSFET8のドレイン端子は正極出力端11に、第4MOSFET9のソース端子は負極出力端12に接続されている。
なお、第1MOSFET6のソース端子はリアクタ4を介して入力端2に、また、第3MOSFET8のソース端子は入力電流検出部5を介して入力端3に、それぞれ接続されている。
なお、第1MOSFET6のソース端子はリアクタ4を介して入力端2に、また、第3MOSFET8のソース端子は入力電流検出部5を介して入力端3に、それぞれ接続されている。
一方、制御部20は、スイッチ制御部21と、負電流監視部22と、正電流監視部23と、第1アンド回路24と、第2アンド回路25が備えられている。
スイッチ制御部21はハイレベルで電源電圧の正の半周期を、ローレベルで負の半周期を示す極性信号が入力されており、この極性に従ってフルブリッジ回路内の各MOSFETをオンオフさせる各ゲートの信号、つまり、第1MOSFET6用のゲート1信号、第2MOSFET7用のゲート2信号、第3MOSFET8用のスイッチ3信号、第4MOSFET9用のスイッチ4信号をそれぞれ生成する。なお、スイッチ3信号とスイッチ4信号は後述する構成により、タイミングが修正されてゲート3信号とゲート4信号としてフルブリッジ回路14へ出力される。
スイッチ制御部21はハイレベルで電源電圧の正の半周期を、ローレベルで負の半周期を示す極性信号が入力されており、この極性に従ってフルブリッジ回路内の各MOSFETをオンオフさせる各ゲートの信号、つまり、第1MOSFET6用のゲート1信号、第2MOSFET7用のゲート2信号、第3MOSFET8用のスイッチ3信号、第4MOSFET9用のスイッチ4信号をそれぞれ生成する。なお、スイッチ3信号とスイッチ4信号は後述する構成により、タイミングが修正されてゲート3信号とゲート4信号としてフルブリッジ回路14へ出力される。
負電流監視部22と正電流監視部23には入力電流信号が入力されている。負電流監視部22は、入力電流が予め定めた負電流閾値(−0.5アンペア)を超えない時、つまり、入力電流が−0.5アンペアより大きい場合、負電流信号をローレベルにする。そして、負電流監視部22は、入力電流が負電流閾値なったか、負電流閾値を超えた時に負電流信号をローレベルからハイレベルにして第1アンド回路24へ出力する。一方、第1アンド回路24はスイッチ信号3が入力されており、この入力の論理積の結果をゲート3信号として第3MOSFET8のゲート端子へ出力する。
同様に正電流監視部23は、入力電流が予め定めた正電流閾値(+0.5アンペア)未満の時に正電流信号をローレベルにする。そして、正電流監視部23は、入力電流が正電流閾値以上になった時に正電流信号をローレベルからハイレベルにして第2アンド回路25へ出力する。一方、第2アンド回路25はスイッチ信号4が入力されており、この入力の論理積の結果をゲート4信号として第4MOSFET9のゲート端子へ出力する。
図2は本発明による整流回路に流れる電流を説明するブロック図であり、図1のブロック図を簡略化したものである。なお、入力端2からリアクタ4の方向に流れる電流を正方向電流(実線の矢印で図示)、また、これとは逆に入力端3から流れ込む電流を負方向電流(破線の矢印で図示)と呼称する。
正方向電流は、入力端2からリアクタ4、第1MOSFET6の寄生ダイオード6a、正極出力端11、さらに、図示しない負荷を経由して負極出力端12、第4MOSFET9の寄生ダイオード9a、入力端3の順に流れる。このため、正方向電流が流れた時には第1MOSFET6と第4MOSFET9をオンにすることにより、それぞれの寄生ダイオードの入出力間を短絡してこの寄生ダイオードの順方向電圧による電力損失を低減できる。
同様に、負方向電流は、入力端3から第3MOSFET8の寄生ダイオード8a、正極出力端11、さらに、図示しない負荷を経由して負極出力端12、第2MOSFET7の寄生ダイオード7a、リアクタ4、入力端2の順に流れる。このため、負方向電流が流れた時には第3MOSFET8と第2MOSFET7をオンにすることにより、それぞれの寄生ダイオードの入出力間を短絡してこの寄生ダイオードの順方向電圧による電力損失を低減できる。
従ってスイッチ制御部21は、極性信号がハイレベル、つまり、交流電圧が正の半周期の時に正方向電流が流れるため、ゲート1信号とスイッチ4信号をハイレベルにして出力する。また、スイッチ制御部21は、極性信号がローレベル、つまり、交流電圧が負の半周期の時に負方向電流が流れるため、ゲート2信号とスイッチ3信号をハイレベルにして出力する。ただし、交流電圧の極性だけで各MOSFETをオンにすると、平滑コンデンサ10の電圧によっては平滑コンデンサ10から交流電源に電流が逆流するため、本発明では、入力電流が流れている時、つまり、交流電圧が平滑コンデンサ10の電圧よりも高い時に、ゲート3信号とゲート4信号をハイレベルにする。この機能を各電流監視部と各アンド回路で実現している。
図3は本発明による整流回路の動作を説明する説明図である。
図3において横軸は時間であり、図3の縦軸に関して、図3(1)は交流電圧を、図3(2)は入力電流を、図3(3)〜図3(6)はゲート1〜ゲート4の各信号を、図3(7)は極性信号を、図3(8)はスイッチ3信号を、図3(9)はスイッチ4信号を、図3(10)は負電流信号を、図3(11)は正電流信号をそれぞれ示している。なお、t0〜t11は時刻である。
図3において横軸は時間であり、図3の縦軸に関して、図3(1)は交流電圧を、図3(2)は入力電流を、図3(3)〜図3(6)はゲート1〜ゲート4の各信号を、図3(7)は極性信号を、図3(8)はスイッチ3信号を、図3(9)はスイッチ4信号を、図3(10)は負電流信号を、図3(11)は正電流信号をそれぞれ示している。なお、t0〜t11は時刻である。
図3(1)は交流電圧を示しており、t1〜t6が正の半周期であり、t6〜t11が負の半周期である。従って図3(7)に示すように極性検出部13は、正の半周期でハイレベル、負の半周期でローレベルの極性信号を出力する。極性信号が入力されたスイッチ制御部21は、予め定められた、極性信号の状態とこれに対応して出力する信号の状態に従って、正の半周期でゲート1信号とスイッチ4信号をハイレベルにて出力し、負の半周期でゲート2信号とスイッチ3信号をハイレベルにて出力する。ただし、スイッチ制御部21はゲート1信号とスイッチ4信号とゲート2信号とスイッチ3信号において短絡電流が流れないように交流電圧のゼロクロス点付近、例えばt1〜t2、t5〜t6、t6〜t7、t10〜t11をローレベルにしている。
一方、正電流監視部23は入力電流検出部5を介して入力電流を監視しており、図3(2)に示すように正方向電流が流れはじめて、t3〜t4の間で正電流閾値を超えた場合、正電流信号をハイレベルにする。第2アンド回路25の一方の入力にはt3〜t4の間でハイレベルのスイッチ4信号が入力されているため、第2アンド回路25はt3〜t4の間でハイレベルのゲート4信号を出力する。
同様に、負電流監視部22は入力電流検出部5を介して入力電流を監視しており、図3(2)に示すように負方向電流が流れはじめて、t8〜t9の間で負電流閾値を超えた場合、負電流信号をハイレベルにする。第1アンド回路24の一方の入力にはt8〜t9の間でハイレベルのスイッチ3信号が入力されているため、第1アンド回路24はt8〜t9の間でハイレベルのゲート3信号を出力する。
このように入力電流が流れている時は交流電圧が平滑コンデンサ10の電圧よりも高い場合であるため、平滑コンデンサ10から交流電源へ電流が逆流することがない。
このように入力電流が流れている時は交流電圧が平滑コンデンサ10の電圧よりも高い場合であるため、平滑コンデンサ10から交流電源へ電流が逆流することがない。
正方向電流が+0.5アンペア未満の場合と負方向電流が−0.5アンペア未満の場合は寄生ダイオードにそれぞれの電流が流れて順方向電圧による電力損失が発生するが、電流自体がピーク電流に対して非常に小さく、また、この期間は入力電流が流れる期間に比較して非常に短期間であるため、電力損失も小さいのでほとんど無視できる。
以上説明したように、制御部20は入力電流が電流閾値を超えている間、対応するMOSFET(スイッチ素子)をオンにして入力電流を流す。このため、電流閾値をできるだけ0アンペアに近い値に設定することで、ほぼ入力電流の流れ始め直後、例えば図3のt3から流れ終わり直前、例えば図3のt4まで、入力電流が流れるタイミングに追従してMOSFETをオンオフ制御して、寄生ダイオードによる電力損失を低減できる。
なお、本実施例では、入力電流の検出をカレントトランスを用いて行っているが、これに限るものでなく、整流した直後の直流電流をシャント抵抗などで検出するようにしてもよい。また、本実施例では、制御部をハードウェアとして説明しているが、これに限るものでなく、同様の機能をソフトウェアで実現してもよい。
1 整流回路
2、3 入力端
4 リアクタ
5 入力電流検出部(入力電流検出手段)
6 第1MOSFET(第1スイッチ素子)
6a 寄生ダイオード(ダイオード)
7 第2MOSFET(第2スイッチ素子)
7a 寄生ダイオード(ダイオード)
8 第3MOSFET(第3スイッチ素子)
8a 寄生ダイオード(ダイオード)
9 第4MOSFET(第4スイッチ素子)
9a 寄生ダイオード(ダイオード)
10 平滑コンデンサ
11 正極出力端
12 負極出力端
13 極性検出部(極性検出手段)
14 フルブリッジ回路
20 制御部(制御手段)
21 スイッチ制御部
22 負電流監視部
23 正電流監視部
24 第1アンド回路
25 第2アンド回路
2、3 入力端
4 リアクタ
5 入力電流検出部(入力電流検出手段)
6 第1MOSFET(第1スイッチ素子)
6a 寄生ダイオード(ダイオード)
7 第2MOSFET(第2スイッチ素子)
7a 寄生ダイオード(ダイオード)
8 第3MOSFET(第3スイッチ素子)
8a 寄生ダイオード(ダイオード)
9 第4MOSFET(第4スイッチ素子)
9a 寄生ダイオード(ダイオード)
10 平滑コンデンサ
11 正極出力端
12 負極出力端
13 極性検出部(極性検出手段)
14 フルブリッジ回路
20 制御部(制御手段)
21 スイッチ制御部
22 負電流監視部
23 正電流監視部
24 第1アンド回路
25 第2アンド回路
Claims (1)
- 入力される交流電源を整流して直流電圧を出力する整流回路であって、
前記整流回路は、
第1スイッチ素子から第4スイッチ素子の4つのスイッチ素子と、
各前記スイッチ素子にそれぞれ並列に接続されたダイオードと、
前記交流電源の交流電圧の極性を検出する極性検出手段と、
前記交流電源の入力電流における正方向電流と負方向電流とを検出する入力電流検出手段と、
検出された前記交流電圧の極性、及び検出された前記入力電流が入力され、前記スイッチ素子をオンオフ制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、
前記交流電圧の正の半周期の期間内に前記第1スイッチ素子及び前記第4スイッチ素子をオンして前記正方向電流を流し、
前記交流電圧の負の半周期の期間内に前記第2スイッチ素子及び前記第3スイッチ素子をオンして前記負方向電流を流し、
前記正方向電流が予め定めた正電流閾値を超えている間、前記第1スイッチ素子又は前記第4スイッチ素子をオンし、前記負方向電流が予め定めた負電流閾値を超えている間、前記第2スイッチ素子又は前記第3スイッチ素子をオンすることを特徴とする整流回路。
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023114305A (ja) * | 2022-02-04 | 2023-08-17 | 新電元工業株式会社 | 系統連系装置、及びパワーコンディショナ |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018073875A1 (ja) * | 2016-10-17 | 2018-04-26 | 三菱電機株式会社 | 電力変換装置、モータ駆動装置および空気調和機 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018073875A1 (ja) * | 2016-10-17 | 2018-04-26 | 三菱電機株式会社 | 電力変換装置、モータ駆動装置および空気調和機 |
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