JP2019218167A - 製本装置及び画像形成システム - Google Patents
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Abstract
【課題】背割れや中紙落丁の発生を抑制する。【解決手段】製本される1冊の成果物に含まれる複数のシートを分割した複数のシート束Sb1〜Sb3のそれぞれを綴じる綴じ動作を行う綴じ手段と、綴じ手段が1冊の成果物に含まれる複数のシート束Sb1〜Sb3に綴じ動作を行った後に、複数のシート束Sb1〜Sb3を部揃えしたシート束Sbの端部を一括して糊付けする糊付け動作を行う糊付け手段と、を備え、綴じ手段は、複数のシート束Sb1〜Sb3のそれぞれに対して、複数のシート束Sb1〜Sb3を部揃えした際に互いに重なる位置である綴じ位置P1〜P5に綴じ動作を行う。【選択図】図9
Description
シート束に糊付けして製本する製本装置及びこれを利用する画像形成システムに関する。
従来、後処理装置としては、画像形成装置などから給送されるシートを収納スタッカに収納し、シートを搬出する過程でパンチ穴を施してその後のファイリングに供するパンチ機構を内蔵した装置が知られている。また、製本装置としては、部揃えして集積したシート束の背部端面に接着剤を塗布、あるいは接着テープを添加して綴じ合わせる機構を内蔵した装置が知られている。
この種の製本装置として、画像形成装置などから給紙される給紙部と、ミーリング部と、糊付け部と、表紙供給装置と、ニッピング部と、を備えたものが知られている(特許文献1参照)。この製本装置では、搬送されたシート束をクランパで挟持して移動し、シート束の背面をミーリング部で揃え、揃えた背面に糊付け部で糊付けし、糊付けした背面に表紙供給装置から供給された表紙を貼り付けた後、ニッピング部で締め付けて製本する。また、この製本装置では、ミーリング部でのミーリング工程と糊付け部での糊付け工程との間に、シート束の背面の側部を加圧する背加圧機構による加圧工程を有している。この製本装置によれば、ミーリング工程後に、加圧工程において背面の側部を加圧することで、シート束の外側において、最外側のシートと、これに隣接するシートとの間に隙間が形成されやすくなるので、糊付け工程においてその隙間に糊が進入しやすくなる。
しかしながら、上述した特許文献1に記載の製本装置では、シート束の最外側のシートとこれに隣接するシートとの間では隙間が形成され易いものの、シート束の内側のシート同士の間には隙間が形成され難い。そのため、シート束の内側では引き抜き強度が向上せず、製本処理後に背割れや中紙落丁が発生する虞があった。
本発明は、背割れや中紙落丁の発生を抑制する製本装置及びこれを利用する画像形成システムを提供することを目的とする。
本発明の製本装置は、製本される1冊の成果物に含まれる複数のシートを分割した複数のシート束のそれぞれを綴じる綴じ動作を行う綴じ手段と、前記綴じ手段が前記1冊の成果物に含まれる複数の前記シート束に前記綴じ動作を行った後に、複数の前記シート束を部揃えして端部を一括して糊付けする糊付け動作を行う糊付け手段と、を備え、前記綴じ手段は、複数の前記シート束のそれぞれに対して、複数の前記シート束を部揃えした際に互いに重なる位置に前記綴じ動作を行うことを特徴とする。
また、本発明の画像形成システムは、シートに画像を形成する画像形成部を有する画像形成装置と、前記画像形成装置から搬送されたシート束を製本する上記の製本装置と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、背割れや中紙落丁の発生を抑制することができる。
実施の形態について、図1〜図9(c)を用いて説明する。まず、本実施の形態の画像形成システム1000の概略構成について、図1を用いて説明する。画像形成システム1000は、画像形成装置100と、製本装置200と、シート処理装置300とで構成される。本実施の形態では、電子写真方式、静電記録方式などの画像形成装置100に対して着脱自在な製本装置200が、画像形成装置100に取り付けられることで画像形成システム1000としている。具体的には、画像形成装置100が、順次シート上に画像(トナー像)を形成する。そして、この画像形成装置100の排出口14に連接された製本装置200が、画像形成されたシートを束状に部揃えして綴じ動作を行った後、表紙をシート束に接着して製本する。また、本実施の形態の場合、図1に示すように、製本装置200のシート搬送方向下流側にシート処理装置300が備えられているが、シート処理装置300は、省略しても良い。なお、シートは、例えば、薄紙、普通紙、厚紙、表面をコーティングした紙などの用紙などである。以下、それぞれの構成について説明する。
[画像形成装置]
画像形成装置100は、電子写真方式の画像形成装置であり、図1に示すように、ケーシング1内に給送部2と、シートに画像を形成する画像形成部3と、排出部4と、制御部110とが内蔵されている。給送部2は、シートサイズに応じた複数のカセット5を有する。複数のカセット5には、それぞれシートが収容されており、制御部110から指示されたサイズのシートを収容したカセット5からシートが搬送経路6に給送される。この搬送経路6には、レジストレーションローラ7が設けられ、シートを先端揃えした後、所定のタイミングで下流側の画像形成部3に搬送する。
画像形成装置100は、電子写真方式の画像形成装置であり、図1に示すように、ケーシング1内に給送部2と、シートに画像を形成する画像形成部3と、排出部4と、制御部110とが内蔵されている。給送部2は、シートサイズに応じた複数のカセット5を有する。複数のカセット5には、それぞれシートが収容されており、制御部110から指示されたサイズのシートを収容したカセット5からシートが搬送経路6に給送される。この搬送経路6には、レジストレーションローラ7が設けられ、シートを先端揃えした後、所定のタイミングで下流側の画像形成部3に搬送する。
画像形成部3は、円筒状の感光体である感光ドラム10を有し、感光ドラム10の周囲には、露光装置9、現像器11、転写チャージャ12などが配置されている。露光装置9は、例えばレーザ発光器などで構成され、感光ドラム10上に静電潜像を形成する。現像器11は、この静電潜像にトナーを付着させることで、感光ドラム10上にトナー像を形成する。感光ドラム10上のトナー像は、転写チャージャ12でシートに転写される。
トナー像が転写されたシートは、定着器13に搬送され、定着器13で加熱及び加圧されることでトナー像がシートに定着される。トナー像が定着されたシートは、排出経路17に搬送される。排出部4は、ケーシング1に形成した排出口14と排出ローラ15を有する。排出経路17に搬送されたシートは、排出ローラ15により排出口14から排出され、製本装置200に送り込まれる。
なお、シートの両面に画像を形成する場合、定着器13によって片面に画像が定着されたシートは、定着器13の下流側に設けた両面パス16を通って、スイッチバック式に表裏反転される。そして、シートは、再度、レジストレーションローラ7に搬送され、片面の場合と同様に、画像形成部3で裏面にもトナー像が形成される。そして、シートは、定着器13でトナー像を定着され、排出ローラ15によって製本装置200に送り込まれる。
画像形成部3の上方には、スキャナユニット20が設けられている。スキャナユニット20は、原稿の画像を光学的に読み取る。このためにスキャナユニット20は、原稿を載置するプラテン23と、このプラテン23に沿って原稿の画像をスキャンするキャリッジ21と、このキャリッジ21からの光学像を光電変換する光学読取手段(例えばCCDディバイス)22とから構成されている。なお、図示の例では、原稿を自動的にプラテン23に給送する原稿送り装置(ADF)25が、プラテン23上に配置されている。
[製本装置]
製本装置200は、図1及び図2に示すように、集積手段としての集積部40、綴じ手段としての圧着綴じユニット70、糊付け手段としての接着剤塗布ユニット55、表紙成型手段としての表紙綴じユニット60などを備える。これらは、製本装置200のケーシング201内に配置されている。集積部40は、画像形成装置100でトナー像が形成されたシートを束状に集積して部揃えする。圧着綴じユニット70は、金属などの針を用いずに、集積部40で集積されたシート束を挟圧し、圧着綴じ処理(以下、単に綴じ処理とも表記する)、即ち綴じ動作を行う。接着剤塗布ユニット55は、圧着綴じユニット70によって綴じられたシート束の端部に接着剤(糊)を塗布する(糊付けする)糊付け動作を行う。表紙綴じユニット60は、接着剤が塗布されたシート束の端部に表紙を接着させて表紙を折り成型することで、シート束に表紙を綴じ合わせる。
製本装置200は、図1及び図2に示すように、集積手段としての集積部40、綴じ手段としての圧着綴じユニット70、糊付け手段としての接着剤塗布ユニット55、表紙成型手段としての表紙綴じユニット60などを備える。これらは、製本装置200のケーシング201内に配置されている。集積部40は、画像形成装置100でトナー像が形成されたシートを束状に集積して部揃えする。圧着綴じユニット70は、金属などの針を用いずに、集積部40で集積されたシート束を挟圧し、圧着綴じ処理(以下、単に綴じ処理とも表記する)、即ち綴じ動作を行う。接着剤塗布ユニット55は、圧着綴じユニット70によって綴じられたシート束の端部に接着剤(糊)を塗布する(糊付けする)糊付け動作を行う。表紙綴じユニット60は、接着剤が塗布されたシート束の端部に表紙を接着させて表紙を折り成型することで、シート束に表紙を綴じ合わせる。
このような製本装置200は、画像形成装置100の排出口14に接続される受入口31aから画像形成装置100で画像が形成されたシートを受け入れる。そして、集積部40で一連のシートを束状に集積して整合した後、圧着綴じユニット70でシート束に綴じ動作を行い、接着剤塗布ユニット55でこの束状のシートの端部(背部)に接着剤を塗布する。そして、製本装置200は、表紙綴じユニット60でシート束と表紙シートと一体に綴じ合わせて冊子状シートを形成し、その後、断裁部65でこの冊子状シートの周縁をカットして仕上げ、収納スタッカ67に収納することによって一連の製本処理を終了する。即ち、製本装置200は、画像形成装置100から搬送されたシートを製本する。
また、製本装置200は、受入口31aと連続するシート搬入経路31と、このシート搬入経路31から分岐する中紙搬送経路32と、表紙搬送経路34とを備えている。そして、シート搬入経路31に搬入されたシートは、経路切換部材36で中紙搬送経路32と表紙搬送経路34とに振り分けて搬送されるようになっている。また、中紙搬送経路32の下流側には集積部40を経て製本経路33が設けられている。この製本経路33は、表紙搬送経路34と互いに直交している。
なお、シート搬入経路31の上流には、画像形成装置100と選択的にシートを供給するインサータ装置26が設けられている。この装置は1段若しくは複数段のトレイ26aを有し、このトレイ26aにセットしたシート束を1枚ずつ分離して給送経路27からシート搬入経路31に表紙のシート又は中紙のシートを供給するように構成されている。
[集積部]
集積部40は、中紙搬送経路32の排出口32bに配置された集積トレイ41を備え、集積トレイ41は、排出口32bからのシートを束状に積載収納する。図2に示すように、集積トレイ41は略々水平姿勢に配置されたトレイ部材で構成され、その上方には正逆転ローラ42aと搬入ガイド42bが設けられている。そして、排出口32bから搬送されたシートを搬入ガイド42bで集積トレイ41上に案内し、正逆転ローラ42aで収納する。この正逆転ローラ42aは、正回転でシートを集積トレイ41の先端側に移送し、逆回転でトレイ後端(図2右端)に配置された不図示の規制部材にシート後端を突き当て規制する。また、集積トレイ41には、図示しないシートサイド整合部が設けられ、集積トレイ41に積載されたシートの両側縁を基準位置に幅寄せ整合する。このような構成で中紙搬送経路32からのシートは集積トレイ41上に順次積み上げられ、束状に部揃えされる。
集積部40は、中紙搬送経路32の排出口32bに配置された集積トレイ41を備え、集積トレイ41は、排出口32bからのシートを束状に積載収納する。図2に示すように、集積トレイ41は略々水平姿勢に配置されたトレイ部材で構成され、その上方には正逆転ローラ42aと搬入ガイド42bが設けられている。そして、排出口32bから搬送されたシートを搬入ガイド42bで集積トレイ41上に案内し、正逆転ローラ42aで収納する。この正逆転ローラ42aは、正回転でシートを集積トレイ41の先端側に移送し、逆回転でトレイ後端(図2右端)に配置された不図示の規制部材にシート後端を突き当て規制する。また、集積トレイ41には、図示しないシートサイド整合部が設けられ、集積トレイ41に積載されたシートの両側縁を基準位置に幅寄せ整合する。このような構成で中紙搬送経路32からのシートは集積トレイ41上に順次積み上げられ、束状に部揃えされる。
また、集積トレイ41には図示しない厚さ識別部が配置され、集積トレイ41上に集積されたシート束の厚さを検出する。厚さ識別部は、例えばトレイ上に最上シートと接する接触片を設け、この接触片の位置をセンサで検出することによってシート束の厚さを識別する。なお、厚さ識別部は、例えば、次のような構成としても良い。即ち、中紙搬送経路32の下流端に設けられ、シートを検知する排出センサSe3から集積トレイ41上に搬出されるシートを検出し、カウンタによりこの排出センサSe3からの信号をカウントする。そして、画像形成装置100からのジョブ終了信号でカウントしたシートの総枚数に平均的なシートの厚さを乗ずることによって、シート束の厚さを識別する。
集積トレイ41は、矢印a方向に昇降自在に不図示の装置フレームに取り付けられ、上方の集積位置40Aと下方の引き渡し位置40Bとの間で移動する。集積トレイ41は、集積位置40Aからこれと距離を隔てた引き渡し位置40Bに移動して、この引き渡し位置40Bでシート束を搬出するグリップ搬送部47により引き継ぎ搬送する。
[圧着綴じユニット]
圧着綴じユニット70は、図2及び図3に示すように、集積位置40Aに位置する集積トレイ41のトレイ後端(図2、3の右端)で、中紙搬送経路32の下方に配置されている。上述のように集積トレイ41上に集積されたシート束は、後端の一部が圧着綴じユニット70により圧着綴じされる。また、圧着綴じユニット70は、製本される1冊の成果物に含まれる複数のシートを分割した複数のシート束のそれぞれを綴じる綴じ動作を行う。
圧着綴じユニット70は、図2及び図3に示すように、集積位置40Aに位置する集積トレイ41のトレイ後端(図2、3の右端)で、中紙搬送経路32の下方に配置されている。上述のように集積トレイ41上に集積されたシート束は、後端の一部が圧着綴じユニット70により圧着綴じされる。また、圧着綴じユニット70は、製本される1冊の成果物に含まれる複数のシートを分割した複数のシート束のそれぞれを綴じる綴じ動作を行う。
図4を用いて、圧着綴じユニット70について説明する。圧着綴じユニット70は、束状に集積された複数のシートを互いに噛み合うように加圧変形させて綴じ合わせる。即ち、圧着綴じユニット70は、針を用いずに、シート束の一部に加圧力を加えてシートの繊維を絡ませることで、シート束を綴じる綴じ動作を行う。このため圧着綴じユニット70は、複数のシートをクランプして変形させるクランプ機構で構成される。具体的には、圧着綴じユニット70は、束状のシートを表裏方向から挟圧する一対の加圧部材71、72と、駆動モータDCと、ギア列からなる駆動機構PMとを有する。
一対の加圧部材71、72は、それぞれ互いに対向するように設けられた圧着歯部材73、74を有する。圧着歯部材73、74は、稜線方向に延びる複数の圧着歯が稜線方向と垂直な歯列方向に並んで形成されている。そして、圧着歯部材73、74は、二つの加圧面にそれぞれ形成された複数の圧着歯によって形成される凹凸が互いと噛合するように配置されている。
一対の加圧部材71、72は、互いに離間する方向に不図示のばねにより付勢されており、駆動モータDCの駆動が駆動機構PMを介して伝達されることで、それぞれに形成された圧着歯部材73、74が互いに近づく方向に移動する。具体的には、加圧部材72が加圧部材71に対して揺動することで、圧着歯部材73、74がばねの付勢力に抗して互いに近づく方向に移動する。
シート束に圧着綴じを行う場合には、圧着歯部材73、74の間にシート束の一部を侵入させ、駆動モータDCを駆動することで、圧着歯部材73、74を互いに近づく方向に移動させる。これにより、シート束の一部に加圧力が加えられ、シート束の一部が断面波形状に変形することでシートの繊維が絡まり、シート束が圧着綴じされる。このように圧着綴じユニット70は、集積トレイ41上に集積されたシート束を、金属針等を使用せずに挟圧し圧着綴じ処理を行う。このように挟圧により圧着綴じ処理された個所は厚さ方向に変形され、凹凸状の変形部80(図5参照)を形成する。
また、製本装置200には、圧着綴じユニット70をシート束の幅方向(正逆転ローラ42aのシート搬送方向に交差(本実施の形態では直交)する方向)に移動可能な移動部(移動手段)75が設けられている。なお、本実施の形態では、移動部75は圧着綴じユニット70を幅方向に移動させることで圧着綴じユニット70とシート束とを相対移動可能としているが、これには限られない。例えば、移動部75は、集積トレイ41上のシート束を幅方向に移動させるようにしても良い。
図5に示すように、シート束Sbの一部に圧着綴じする位置は、複数のシート束Sb1〜Sb3に対して互いに同じ位置とする。詳しくは後述するように、本実施の形態では、製本される1冊のシートの枚数を複数のシート束に分割して、それぞれのシート束毎に圧着綴じユニット70により綴じ動作を行わせる。そして、1冊のシートの枚数に対応する全てのシート束に綴じ動作を行った後に、接着剤塗布ユニット55により糊付け動作を行い、表紙綴じユニット60により表紙を接着させて製本する。
図5に示す例では、複数のシート束Sb1〜Sb3の綴じ位置P1〜P5が5箇所の場合を示している。圧着綴じユニット70は、例えば、1箇所のみ綴じ動作を行うことで1個の変形部80を形成することができるので、1つのシート束Sb1の5箇所の綴じ位置P1〜P5に5個の変形部80を形成するために、圧着綴じユニット70は幅方向に移動される。ここで、複数のシート束Sb1〜Sb3の綴じ位置P1〜P5は、これら複数のシート束Sb1〜Sb3を部揃えした際に互いに重なる位置としている。このため、綴じ処理後の複数のシート束Sb1〜Sb3を重ねると、複数のシート束Sb1〜Sb3の重なる位置の凹凸状の変形部80同士が干渉して、複数のシート束Sb1〜Sb3同士は密着できず、互いに間に隙間が形成される(図9(a)参照)。尚、綴じ位置は5箇所には限られず、少なくとも1箇所あればよい。
図2に示すように、集積トレイ41上で圧着綴じユニット70で綴じられたシート束は、圧着綴じユニット70で綴じられる毎に第2の集積トレイ43に搬送される。例えば、集積トレイ41上で圧着綴じユニット70により圧着綴じされたシート束を、正逆転ローラ42aにより僅かに搬送してシート束の一部を圧着綴じユニット70から抜き出した状態で、集積トレイ41を集積位置40Aの下方の引き渡し位置40Bに下降させる。そして、綴じ処理されたシート束を、引き渡し位置40Bから第2の集積トレイ43に搬送する。
一方、シート束を第2の集積トレイ43に引き渡した集積トレイ41は、再度、集積位置40Aに上昇し、集積トレイ41上にシート束が積載される。そして、集積されたシート束に、同様に、圧着綴じユニット70により綴じ動作を行って、集積トレイ41を引き渡し位置40Bに移動させ、綴じ処理されたシート束を第2の集積トレイ43に搬送する。このような動作を、製本される1冊の成果物のシートの枚数に対応する全てのシート束に行い、最終的に、第2の集積トレイ43に複数の綴じられたシート束が積載される。
[グリップ搬送部]
グリップ搬送部47は、製本経路33に配置され、第2の集積トレイ43からシート束を下流側の接着層形成位置Eに移送する。グリップ搬送部47は、第2の集積トレイ43に集積したシート束を厚さ方向に挟持して、略水平姿勢から鉛直姿勢に偏向し、このシート束を略々鉛直方向に配置された製本経路33に沿って接着層形成位置Eに搬送セットする。ここで、グリップ搬送部47は複数のシート束を厚さ方向に挟持するので、図9(b)に示すように、複数のシート束Sb1〜Sb3同士が押圧され、変形部80が押し潰され、互いの間の隙間が小さくなる。但し、グリップ搬送部47による挟持後であっても、複数のシート束Sb1〜Sb3同士は、変形部80の存在により完全には密着されず、各綴じ位置P1〜P5の間にシート束同士の隙間を有する隙間領域81を有するようになる。
グリップ搬送部47は、製本経路33に配置され、第2の集積トレイ43からシート束を下流側の接着層形成位置Eに移送する。グリップ搬送部47は、第2の集積トレイ43に集積したシート束を厚さ方向に挟持して、略水平姿勢から鉛直姿勢に偏向し、このシート束を略々鉛直方向に配置された製本経路33に沿って接着層形成位置Eに搬送セットする。ここで、グリップ搬送部47は複数のシート束を厚さ方向に挟持するので、図9(b)に示すように、複数のシート束Sb1〜Sb3同士が押圧され、変形部80が押し潰され、互いの間の隙間が小さくなる。但し、グリップ搬送部47による挟持後であっても、複数のシート束Sb1〜Sb3同士は、変形部80の存在により完全には密着されず、各綴じ位置P1〜P5の間にシート束同士の隙間を有する隙間領域81を有するようになる。
[接着剤塗布ユニット]
図2に示すように、接着剤塗布ユニット55は、製本経路33の接着層形成位置Eに配置されている。この接着剤塗布ユニット55は、図6(a)に示すように、熱溶融性の接着剤を収容する容器56と、塗布ロール57と、ロール回転モータMRとで構成されている。容器56は、液状の接着剤を収容する液剤収容室56aと、固形の接着剤を収容する固形剤収容室56bに区割され、液剤収容室56aには塗布ロール57が回転自在に組み込まれている。
図2に示すように、接着剤塗布ユニット55は、製本経路33の接着層形成位置Eに配置されている。この接着剤塗布ユニット55は、図6(a)に示すように、熱溶融性の接着剤を収容する容器56と、塗布ロール57と、ロール回転モータMRとで構成されている。容器56は、液状の接着剤を収容する液剤収容室56aと、固形の接着剤を収容する固形剤収容室56bに区割され、液剤収容室56aには塗布ロール57が回転自在に組み込まれている。
また、液剤収容室56aには接着剤の残量を検出する接着剤センサ56s(図2参照)が配置されている。接着剤センサ56sは、接着剤の温度センサを兼用し、液剤収容室56a内の液化した接着剤の温度を検出するのと同時に接着剤に浸された部位の温度差によって接着剤の残量を検出する。
また、容器56には、電熱ヒータなどの加熱部50が埋設してある。接着剤センサ56sと加熱部50とは、後述する制御部110に接続されている。そして、制御部110のCPU111(図7参照)は、接着剤センサ56sの検出結果に基づいて加熱部50を制御して、液剤収容室56a内の接着剤を所定の溶融温度に温度調整する。また、塗布ロール57は、耐熱性の多孔質材で構成され、接着剤を含侵してロール周囲に接着剤の層が盛り上がるように構成されている。
上述のように構成される容器56は、シート束の幅方向に沿って往復動する。図6(b)にその概略図を示す。容器56は、シート束の下端縁(製本時の背表紙部)Sdに対し短い長さ(寸法)に形成してあり、これに内蔵した塗布ロール57と共にシート束の下端縁Sdに沿って幅方向(図6(b)の左右方向)に移動するように装置フレームのガイドレール52に支持されている。容器56は、装置フレームに取り付けられたタイミングベルト53に連結され、このタイミングベルト53には駆動モータMSが連結してある。
この構成により、容器56は、ホームポジションHpと、シート束に沿って復動作を開始するリターン位置RPとの間で駆動モータMSによって往復動する。各位置は、図6(b)に示す位置関係に設定され、リターン位置RPはシート幅のサイズ情報によって設定される。また、容器56の位置は、装置電源投入時(イニシャル時)にはホームポジションHpに設定され、例えば先行するシートグリップ信号から所定時間後(シート束が接着層形成位置Eに到達する見込み時間)にホームポジションHpからリターン位置RPに向けて移動する。この移動と同時に、塗布ロール57はロール回転モータMRで回転を開始する。なお、シートグリップ信号は、グリップ搬送部47に設けたグリップセンサSg(図2)がシート束をグリップした場合に出される信号である。また、図6(b)のSpは、容器56のホームポジションセンサである。
このように構成される接着剤塗布ユニット55は、駆動モータMSの回転により容器56がガイドレール52に沿って図6(b)の左側から右側に移動を開始する。塗布ロール57は、グリップ搬送部47の送り量を図示しない昇降モータで調整される。そして、塗布ロール57は、この往路ではシート束に圧接してシート端部をバラけさせ、リターン位置RPからホームポジションHpに戻る復路では、シート端と所定のギャップを形成して接着剤を塗布する。
ここで、図9(b)に示すように、シート束Sbは、各綴じ位置P1〜P5の間にシート束Sb1〜Sb3同士の隙間を有する隙間領域81を有している。このため、図9(c)に示すように、接着剤塗布ユニット55により塗布された接着剤82(図中、黒太線で示す)は、隙間領域81に深く入り込む。これにより、シート束Sbの内側で中紙の引き抜き強度が向上するので、製本処理後における背割れや中紙落丁の発生を抑制することができる。
[表紙綴じユニット]
図2に示すように、表紙綴じユニット60は、製本経路33の接着層形成位置Eの下方の表紙綴じ位置Fに配置されている。表紙綴じユニット60は、背当プレート61と、背折プレート62と、折ロール63で構成される。表紙綴じ位置Fには、前述の表紙搬送経路34が配置され、画像形成装置100又はインサータ装置26から表紙のシートが表紙搬送経路34から搬送される。背当プレート61は、表紙搬送経路34から搬送された表紙のシートをバックアップする板状部材で構成され、製本経路33に進退自在に配置されている。
図2に示すように、表紙綴じユニット60は、製本経路33の接着層形成位置Eの下方の表紙綴じ位置Fに配置されている。表紙綴じユニット60は、背当プレート61と、背折プレート62と、折ロール63で構成される。表紙綴じ位置Fには、前述の表紙搬送経路34が配置され、画像形成装置100又はインサータ装置26から表紙のシートが表紙搬送経路34から搬送される。背当プレート61は、表紙搬送経路34から搬送された表紙のシートをバックアップする板状部材で構成され、製本経路33に進退自在に配置されている。
上述のように接着剤塗布ユニット55により接着剤が下端縁に塗布されたシート束(以下、中綴じシート束)は、背当プレート61に支持された表紙のシートに、逆T字状に接合される。背折プレート62は、左右一対のプレス部材で構成され、逆T字状に接合された表紙シートの背部を背折り成形する。このために、背折プレート62は、図示しない駆動装置で互いに接近及び離間するように構成されている。また、折ロール63は、このように背折り成型されたシート束を挟圧して、折り仕上げする一対のローラで構成されている。このように、表紙綴じユニット60は、接着剤塗布ユニット55により接着剤が塗布された(糊付けされた)シート束の端部(下端縁)に表紙を接着させて、表紙を折り成型(製本綴じ)する。
[束姿勢偏向部]
次に、上述のように製本綴じされたシート束の仕上げ処理について説明する。この仕上げ処理は、冊子状のシート束の背部を除く三方を断裁揃えする。このために、図1に示すように、製本経路33の折ロール63の下流側に位置する断裁位置Gには、シート束の天地方向を偏向する束姿勢偏向部64と、シート束の周縁を断裁する断裁部65が配置されている。
次に、上述のように製本綴じされたシート束の仕上げ処理について説明する。この仕上げ処理は、冊子状のシート束の背部を除く三方を断裁揃えする。このために、図1に示すように、製本経路33の折ロール63の下流側に位置する断裁位置Gには、シート束の天地方向を偏向する束姿勢偏向部64と、シート束の周縁を断裁する断裁部65が配置されている。
束姿勢偏向部64は、表紙綴じ位置Fから表装されたシート束を所定方向(姿勢)に偏向して下流側の断裁部65又は収納スタッカ67に給送する。断裁部65は、後述するように、シート束の周縁を切り揃える。このため、図2に示すように、束姿勢偏向部64は、折ロール63から送られたシート束を把持して回転する回転テーブル64a、64bを備える。
回転テーブル64a、64bは、装置フレームに昇降自在に取り付けられたユニットフレーム64xに設けられている。ユニットフレーム64xに製本経路33を挟んで一対の回転テーブル64a、64bが、それぞれ回転自在に軸受支持されている。一方の回転テーブル64bは、シート束厚さ方向(製本経路33に対して直交する方向)に移動自在に支持されている。そして、各回転テーブル64a、64bには、製本経路33内でシート束を姿勢偏向するように旋回モータ(図示せず)が設けられている。
[断裁部]
図1に示すように、断裁部65は、製本経路33の束姿勢偏向部64の下流側に配置されている。断裁部65は、シート束の断裁縁を刃受部材65aに押圧支持する断裁縁プレス部材65bと、断裁刃ユニット65cで構成されている。断裁縁プレス部材65bは、製本経路33に配置した刃受部材65aと対向する位置に配置され、図示しない駆動装置によってシート束と直交する方向に移動する加圧部材から構成されている。断裁刃ユニット65cは、平刃状の切断刃65xと、これを駆動するカッタモータMCとから構成されている。このような構成の断裁部65により、冊子状に製本処理されたシート束の背部を除く周縁(被断裁縁)を所定量裁断して切り揃える。即ち、断裁部65は、糊付け後のシート束の被断裁縁を断裁する。図5に、被断裁縁の一例として、例えば、シート束Sbの幅方向におけるカット線Lcを示す。幅方向のカット線Lc同士の間の領域は、断裁されない範囲A1となる。
図1に示すように、断裁部65は、製本経路33の束姿勢偏向部64の下流側に配置されている。断裁部65は、シート束の断裁縁を刃受部材65aに押圧支持する断裁縁プレス部材65bと、断裁刃ユニット65cで構成されている。断裁縁プレス部材65bは、製本経路33に配置した刃受部材65aと対向する位置に配置され、図示しない駆動装置によってシート束と直交する方向に移動する加圧部材から構成されている。断裁刃ユニット65cは、平刃状の切断刃65xと、これを駆動するカッタモータMCとから構成されている。このような構成の断裁部65により、冊子状に製本処理されたシート束の背部を除く周縁(被断裁縁)を所定量裁断して切り揃える。即ち、断裁部65は、糊付け後のシート束の被断裁縁を断裁する。図5に、被断裁縁の一例として、例えば、シート束Sbの幅方向におけるカット線Lcを示す。幅方向のカット線Lc同士の間の領域は、断裁されない範囲A1となる。
図1に示すように、断裁位置Gの下流側には、排出ローラ66と収納スタッカ67とが配置されている。収納スタッカ67は、シート束を立位姿勢で収納するようになっている。そして、収納スタッカ67は、ケーシング201に引き出し自在に配置され、装置フロント側(図1の紙面手前側)に引き出されるように構成されている。そして、収納スタッカ67は、装置フロント側に引き出した状態で上面方向からユーザが視認できるようになっている。
[シート処理装置]
シート処理装置300は、製本装置200のシート搬送方向下流側に接続されている。シート処理装置300は、製本装置200の表紙搬送経路34に接続された処理経路38が設けられ、この処理経路38にステープルユニット、スタンプユニットなどの処理機器が配置されている。そして、画像形成装置100からのシートを、表紙搬送経路34を介して受け取り、このシートにステープル処理、捺印処理などを施し、排出トレイ37に排出する。また、このような処理を施すことのないシートも、画像形成装置100から排出トレイ37に排出できるようになっている。
シート処理装置300は、製本装置200のシート搬送方向下流側に接続されている。シート処理装置300は、製本装置200の表紙搬送経路34に接続された処理経路38が設けられ、この処理経路38にステープルユニット、スタンプユニットなどの処理機器が配置されている。そして、画像形成装置100からのシートを、表紙搬送経路34を介して受け取り、このシートにステープル処理、捺印処理などを施し、排出トレイ37に排出する。また、このような処理を施すことのないシートも、画像形成装置100から排出トレイ37に排出できるようになっている。
[制御部]
図7に示すように、制御部110は、画像形成装置100、製本装置200、シート処理装置300から構成される画像形成システム1000を制御可能に設けられている。制御手段としての制御部110は、CPU111、RAM112、ROM113を有している。CPU111は、ROM113に格納された制御手順に対応するプログラムを読み出しながら各部の制御を行う。また、RAM112には、作業用データや入力データが格納されており、CPU111は、前述のプログラム等に基づいてRAM112に収納されたデータを参照して制御を行う。また、制御部110は、画像形成装置100に設けられた操作パネルなどの入力部120に接続されており、入力部120から入力された設定に基づいて、各種制御を実行可能である。更に、制御部110は、製本装置200に設けられた集積部40、圧着綴じユニット70、接着剤塗布ユニット55、表紙綴じユニット60、グリップ搬送部47、束姿勢偏向部64、断裁部65に接続されており、各部との間で情報を送受信可能である。
図7に示すように、制御部110は、画像形成装置100、製本装置200、シート処理装置300から構成される画像形成システム1000を制御可能に設けられている。制御手段としての制御部110は、CPU111、RAM112、ROM113を有している。CPU111は、ROM113に格納された制御手順に対応するプログラムを読み出しながら各部の制御を行う。また、RAM112には、作業用データや入力データが格納されており、CPU111は、前述のプログラム等に基づいてRAM112に収納されたデータを参照して制御を行う。また、制御部110は、画像形成装置100に設けられた操作パネルなどの入力部120に接続されており、入力部120から入力された設定に基づいて、各種制御を実行可能である。更に、制御部110は、製本装置200に設けられた集積部40、圧着綴じユニット70、接着剤塗布ユニット55、表紙綴じユニット60、グリップ搬送部47、束姿勢偏向部64、断裁部65に接続されており、各部との間で情報を送受信可能である。
次に、上述した画像形成装置100における圧着綴じユニット70による綴じ処理の実行手順について、図8に示すフローチャートに基づいて説明する。CPU111は、綴じ処理を行うシートの用紙情報を取得する(ステップS1)。CPU111は、用紙情報を、例えば、画像形成装置100の入力部120に入力された情報から取得する。CPU111は、製本処理するシートの坪量や1冊当たりのシートの枚数などのジョブ情報に基づいて、1部のシート束の枚数を設定し、それぞれのシート束に以下の綴じ処理を行う。
CPU111は、用紙情報を取得したシートが厚紙やコート紙などであるか否かを判断する(ステップS2)。ここでは、CPU111は、シートが、シートの坪量が所定値より大きいとして予め設定した厚紙やコート紙であるか否かを判断する。CPU111は、シートが厚紙やコート紙などでないと判断した場合は(ステップS2のNO)、シートの坪量が所定値以下であると判断して処理を終了し、シート束に綴じ動作を行うことなく第2の集積トレイ43(図2参照)に搬送し、製本される1冊の成果物のシートの枚数に対応する全てのシート束が搬送されてから、次の糊付け動作を行う。即ち、CPU111は、シートの坪量が所定値以下である場合には、圧着綴じユニット70により綴じ動作を行うことなく、接着剤塗布ユニット55により糊付け動作を行う。
CPU111は、シートが厚紙やコート紙などであると判断した場合は(ステップS2のYES)、シートの坪量が所定値より大きいと判断して、綴じ動作の準備に入る。CPU111は、圧着綴じユニット70によるシート束の綴じ位置が、綴じ動作後に断裁部65により断裁されない範囲A1内であるか否かを判断する(ステップS3)。CPU111は、シート束の綴じ位置が断裁されない範囲A1内ではない、即ち綴じ動作後に断裁部65により断裁される範囲内であると判断した場合は(ステップS3のNO)、移動部75により、圧着綴じユニット70が綴じ動作を行う位置を、綴じ動作後に断裁部65により断裁されない範囲A1内にするように、圧着綴じユニット70を移動させて位置決めする(ステップS4)。即ち、圧着綴じユニット70とシート束Sbとの相対位置を位置決めする。その後、CPU111は、圧着綴じユニット70により綴じ動作を開始する(ステップS5)。また、ステップS3において、CPU111は、シート束の綴じ位置が断裁されない範囲A1内であると判断した場合も(ステップS3のYES)、圧着綴じユニット70により綴じ動作を開始する(ステップS5)。綴じ動作が行われることにより、シート束Sbの綴じ位置P1〜P5には凹凸状の変形部80が形成される(図5参照)。CPU111は、圧着綴じユニット70による綴じ動作の終了後、処理を終了する。
図2に示すように、綴じ処理において圧着綴じユニット70で綴じられたシート束は、圧着綴じユニット70で綴じられる毎に第2の集積トレイ43に搬送される。圧着綴じユニット70は、製本される1冊の成果物に含まれる複数のシートを分割した複数のシート束のそれぞれを綴じる綴じ動作を行い、各シート束を順に第2の集積トレイ43に搬送して積載する。第2の集積トレイ43では、複数のシート束Sb1〜Sb3の対応する位置の凹凸状の変形部80同士が干渉して、複数のシート束Sb1〜Sb3同士は密着できず、互いに間に隙間が形成された状態で積載される(図9(a)参照)。
第2の集積トレイ43に搬送されて集積された複数のシート束は、グリップ搬送部47により挟持され、略水平姿勢から鉛直姿勢に偏向され、製本経路33に沿って接着層形成位置Eに搬送セットされる。グリップ搬送部47は複数のシート束を厚さ方向に挟持するので、複数のシート束Sb1〜Sb3同士が押圧され、変形部80が押し潰され、互いの間の隙間が小さくなる(図9(b)参照)。ここで、グリップ搬送部47による挟持後であっても、複数のシート束Sb1〜Sb3同士は、変形部80の存在により完全には密着されず、各綴じ位置P1〜P5の間にシート束同士の隙間を有する隙間領域81を有するようになる。その後、シート束Sbは、接着剤塗布ユニット55により糊付け処理される。即ち、CPU111は、シートの坪量が所定値より大きい場合には、圧着綴じユニット70により綴じ動作を行ってから、接着剤塗布ユニット55により糊付け動作を行う。
図6(b)に示すように、接着剤塗布ユニット55による糊付け処理では、塗布ロール57が、往路でシート束Sbに圧接してシート端部をバラけさせる。この時、シート束Sbの隙間領域81では、シート同士の間に大きな隙間が形成される。そして、塗布ロール57がリターン位置RPからホームポジションHpに戻る復路では、シート端と所定のギャップを形成して接着剤を塗布する。この時、図9(c)に示すように、塗布ロール57により塗布された接着剤82は、隙間領域81に深く入り込むので、シート束Sbの内側で中紙の引き抜き強度を向上するようにできる。
上述したように、本実施の形態の製本装置200では、接着剤塗布ユニット55は、圧着綴じユニット70が1冊の成果物に含まれる複数のシート束Sb1〜Sb3に綴じ動作を行った後に、複数のシート束Sb1〜Sb3を部揃えして端部を一括して糊付けする糊付け動作を行う。このとき、圧着綴じユニット70は、複数のシート束Sb1〜Sb3のそれぞれに対して、複数のシート束Sb1〜Sb3を部揃えした際に互いに重なる位置に綴じ動作を行う。これにより、シート束Sbの各綴じ位置P1〜P5の間に、隙間領域81を有するようになるので、塗布ロール57により塗布された接着剤82は、隙間領域81に深く入り込む。このため、シート束Sbの内側で中紙の引き抜き強度が向上するので、製本処理後における背割れや中紙落丁の発生を抑制することができる。
また、本実施の形態の製本装置200によれば、圧着綴じユニット70により針を用いずに綴じ動作を行っている。このため、針を用いた場合に比べて製本後に綴じた位置が目立ちにくくなり、成果物の品位を向上することができる。
また、本実施の形態の製本装置200によれば、シートの坪量が所定値より大きい場合に、圧着綴じユニット70による綴じ動作を行ってから接着剤塗布ユニット55による糊付け動作を行うようにし、シートの坪量が所定値以下である場合には、圧着綴じユニット70による綴じ動作を行うことなく接着剤塗布ユニット55による糊付け動作を行うようにしている。このため、綴じ動作を行わなくても背割れや中紙落丁の発生が比較的発生しにくい薄紙等において、綴じ動作を行わずに製本処理を実行できるので、背割れや中紙落丁の発生を招くことなく製本処理の簡略化を図ることができる。
また、本実施の形態の製本装置200によれば、移動部75は、圧着綴じユニット70が綴じ動作を行う位置を、綴じ動作後に断裁部65により断裁されない範囲A1内にするように、圧着綴じユニット70をシート束Sbに対して位置決めする。このため、綴じ動作を行った箇所が断裁されてしまうことがないので、無駄な綴じ動作の実行を抑制することができる。
<他の実施の形態>
なお、上述の実施の形態では、針を用いずにシート束を綴じるものとして、圧着綴じを用いた場合について説明したが、その他の構成、例えば、シートの一部に孔をあけて、その一部を折りこむことで綴じるものであっても良い。あるいは、綴じ手段としては、針を用いずにシート束を綴じるものには限られず、針を用いてシート束を綴じるものであってもよい。この場合も、シート毎に綴じ処理を行うことでシートとシートの間に隙間が形成されるので、上述の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
なお、上述の実施の形態では、針を用いずにシート束を綴じるものとして、圧着綴じを用いた場合について説明したが、その他の構成、例えば、シートの一部に孔をあけて、その一部を折りこむことで綴じるものであっても良い。あるいは、綴じ手段としては、針を用いずにシート束を綴じるものには限られず、針を用いてシート束を綴じるものであってもよい。この場合も、シート毎に綴じ処理を行うことでシートとシートの間に隙間が形成されるので、上述の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、上述の説明では、製本装置200は画像形成装置100と別体としたが、各種の画像形成装置100の筐体に内蔵してもよい。また、製本装置200の制御は、画像形成装置100の制御部110により行ったが、製本装置200に別途、制御部を設け、この制御部と画像形成装置100の制御部とが通信を行うことで上述のような制御を行うようにしても良い。
更に、画像形成装置100は、電子写真方式の画像形成装置に代えて、インクジェット方式、熱転写方式、各種印刷方式などであっても良い。また、画像形成装置は、各種印刷機、複写機、プリンタ、FAX、複合機等、種々の用途に合わせて各種装置を採用可能である。
3…画像形成部/55…接着剤塗布ユニット(糊付け手段)/65…断裁部(断裁手段)/70…圧着綴じユニット(綴じ手段)/75…移動部(移動手段)/100…画像形成装置/110…制御部(制御手段)/200…製本装置/1000…画像形成システム/A1…断裁されない範囲/Sb1〜Sb3…複数のシート束
Claims (5)
- 製本される1冊の成果物に含まれる複数のシートを分割した複数のシート束のそれぞれを綴じる綴じ動作を行う綴じ手段と、
前記綴じ手段が前記1冊の成果物に含まれる複数の前記シート束に前記綴じ動作を行った後に、複数の前記シート束を部揃えして端部を一括して糊付けする糊付け動作を行う糊付け手段と、を備え、
前記綴じ手段は、複数の前記シート束のそれぞれに対して、複数の前記シート束を部揃えした際に互いに重なる位置に前記綴じ動作を行う、
ことを特徴とする製本装置。 - 前記綴じ手段は、針を用いずに、前記シート束の一部に加圧力を加えてシートの繊維を絡ませることで、前記綴じ動作を行う、
ことを特徴とする請求項1に記載の製本装置。 - シートの坪量が所定値より大きい場合には、前記綴じ手段が前記綴じ動作を行ってから前記糊付け手段が前記糊付け動作を行い、シートの坪量が所定値以下である場合には、前記綴じ手段が前記綴じ動作を行うことなく前記糊付け手段が前記糊付け動作を行う、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の製本装置。 - 前記綴じ手段と前記綴じ動作を行うシート束とを相対移動可能な移動手段と、
糊付け後の前記シート束の被断裁縁を断裁する断裁手段と、を備え、
前記移動手段は、前記綴じ手段が前記綴じ動作を行う位置を、前記綴じ動作後に前記断裁手段により断裁されない範囲内にするように、前記綴じ手段と前記綴じ動作を行うシート束との相対位置を位置決めする、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の製本装置。 - シートに画像を形成する画像形成部を有する画像形成装置と、
前記画像形成装置から搬送されたシートを製本する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の製本装置と、を備える、
ことを特徴とする画像形成システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2018115605A JP2019218167A (ja) | 2018-06-18 | 2018-06-18 | 製本装置及び画像形成システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2019218167A true JP2019218167A (ja) | 2019-12-26 |
Family
ID=69095499
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2018115605A Pending JP2019218167A (ja) | 2018-06-18 | 2018-06-18 | 製本装置及び画像形成システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2019218167A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20210086861A (ko) * | 2019-12-31 | 2021-07-09 | 이명복 | 무선 제본방법 및 책 |
| JP7639041B2 (ja) | 2023-03-15 | 2025-03-04 | キヤノン株式会社 | シート処理装置 |
-
2018
- 2018-06-18 JP JP2018115605A patent/JP2019218167A/ja active Pending
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| KR102334219B1 (ko) * | 2019-12-31 | 2021-12-03 | 이명복 | 무선 제본방법 및 책 |
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